JP2000182699A - プレスフィットコネクタおよびプレスフィットコネクタ用コンタクト - Google Patents

プレスフィットコネクタおよびプレスフィットコネクタ用コンタクト

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JP2000182699A
JP2000182699A JP10355060A JP35506098A JP2000182699A JP 2000182699 A JP2000182699 A JP 2000182699A JP 10355060 A JP10355060 A JP 10355060A JP 35506098 A JP35506098 A JP 35506098A JP 2000182699 A JP2000182699 A JP 2000182699A
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press
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fit
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Takeshi Okuyama
毅 奥山
Akira Okada
彰 岡田
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングが挫屈等の変形、破壊を生じるこ
とがないため、不良のコンタクトのみを容易に交換する
ことができるプレスフィットコネクタを提供する。 【解決手段】 コンタクト16のバルジ部24がプレス
フィット部22から延出して形成され、バルジ部24の
ピッチ方向に離間してバルジ肩26a、26bが延出し
て形成される。接触部20は、バルジ肩26a、26b
の間に延出して形成される。コンタクト16は、ハウジ
ング12のコンタクト取り付け部13の貫通孔部14に
挿入されて、バルジ肩26a、26bの頂部と貫通孔部
14の開口面とがほぼ面一に取り付けられる。プレスフ
ィットコネクタ10を基板に取り付けるには、バルジ肩
26a、26bの頂部を冶具を用いて矢印方向に押圧し
て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種コンピュー
タ、ワークステーション等の電子機器に使用されるプレ
スフィットコネクタおよびプレスフィットコネクタ用コ
ンタクトに関する。
【0002】
【従来の技術】各種コンピュータ、ワークステーション
や交換機のバックパネル等にコネクタが使用されてい
る。このコネクタに用いられるコンタクトは、はんだフ
リーおよび作業の効率化の観点から、最近では、プレス
フィット部が形成されたタイプのものが多い。
【0003】このようなプレスフィット部8が形成され
たコネクタ1は、例えば、図9(a)〜(d)に示すよ
うに、絶縁性の樹脂等を材料として用いて成形されたハ
ウジング2のコンタクト取り付け部6に形成される多数
の貫通孔部3にコンタクト4が取り付けられている。コ
ンタクト4のリード部5はコンタクト取り付け部6の一
端面6aに千鳥状に4列配設され、一方、接触部7はハ
ウジング2のコンタクト取り付け部6の他端面6bに2
列配設されている。
【0004】このように、リード部5と接触部7のピッ
チを変え(以下、ピッチ変換という。)、リード部5の
ピッチP1を接触部7のピッチP2の倍の大きさとする
ことにより、コンタクト4を圧入してコネクタ1が取り
付けられる図示しない基板の孔部の間隙を大きくするこ
とができ、その間隙の基板表面にパターンを確実に形成
することができる。特に、プレスフィット部8を有する
コンタクト4を用いる場合、そのプレスフィット部8が
広幅となるため、リード部5のピッチP1を大きくとる
ことのできるピッチ変換の意義は大きい。
【0005】このようなプレスフィット部8を有しかつ
ピッチ変換されたコンタクト4を用いたコネクタ1は、
例えば、図10のように、リード部5とプレスフィット
部8とバルジ部9と接触部7とから構成される。プレス
フィット部8は、コンタクト4のピッチ方向(図10
中、矢印方向)に2本に分岐して拡大した後再び一体化
されるようにリード部5から延出して形成される。バル
ジ部9は、プレスフィット部8から延出して形成され、
コンタクト4のピッチ方向に離間して1組の頂部9a、
9bが形成されている。接触部7は、バルジ部9の側壁
からコンタクト4のピッチ方向とほぼ直交する方向に屈
曲して突出した後さらに屈曲してバルジ部9と平行にバ
ルジ部9の頂部9a、9bより先方(図10中、上方)
に延出して形成される。
【0006】このコンタクト4は、図11に示すよう
に、ハウジング2のコンタクト取り付け部6に形成され
た断差部を有して狭まる貫通孔部3にコンタクト4の接
触部7側を図9中下方より挿入して、ハウジング2に取
り付けられる。上記のように構成される従来のコネクタ
1を電子機器の基板に取り付けるには、接触部7近傍の
コンタクト取り付け部6の部位(図9および図11中a
部)を冶具を用いて図9中矢印で示す方向に押圧し、基
板に形成された孔部にコネクタ1のコンタクト4を圧入
ことによって行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プレスフィットコネクタ1では、プレスフィットコネク
タ1を基板に取り付ける際に、冶具によって押圧された
コンタクト取り付け部6の部位(a部)が起点となって
ハウジング2の挫屈等の変形、破壊を生じるため、コン
タクト4の不良が発生した場合にその不良のコンタクト
4のみを交換することが困難であった。
【0008】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、接触部の間隙のハウジング部位が挫屈等
の変形、破壊を生じることがなく、したがって、不良の
コンタクトのみを容易に交換することができるプレスフ
ィットコネクタおよび該プレスフィットコネクタ用コン
タクトを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプレスフィ
ットコネクタは、絶縁体よりなるハウジングのコンタク
ト取り付け部にプレスフィット部を有するコンタクトが
取り付けられ、該コンタクトのリードのピッチが接触部
のピッチよりも大きくなるように配設されたプレスフィ
ットコネクタにおいて、該ハウジングのコンタクト取り
付け部には第1の貫通孔部が設けられ、該コンタクト
は、該リード部と該プレスフィット部とバルジ部とバル
ジ肩と該接触部とから構成され、該バルジ部は、該プレ
スフィット部より幅広の直方体状であり、該プレスフィ
ット部から延出して形成され、該バルジ肩は、該バルジ
部の該コンタクトのピッチ方向に離間して該バルジ部か
ら延出する1組の直方体状に形成され、該接触部は、該
バルジ部の側壁から該コンタクトのピッチ方向とほぼ直
交する方向に屈曲して突出した後さらに屈曲して該バル
ジ部と平行に該バルジ部の頂部より先方に延出して形成
され、該コンタクトが該コンタクト取り付け部の該第1
の貫通孔部に挿入されて、該バルジ肩の頂部が該第1の
貫通孔部の開口端を臨むように、または該バルジ肩の頂
部が第1の貫通孔部の開口端を突出するように取り付け
られていることを特徴とする。ここで、該バルジ肩の頂
部は第1の貫通孔部の開口端を臨むようにされている限
り、第1の貫通孔部の開口端から後退していてもよく、
また、開口端と面一であってもよい。また、バルジ肩を
第1の貫通孔部の開口端から貫通して設ける場合のバル
ジ肩の突出する高さは、完成品のプレスフィットコネク
タに、例えば、信号伝達用のコネクタを接続する際に邪
魔にならない程度をいう。以下の発明においても同様で
ある(請求項1に係る発明)。
【0010】これにより、プレスフィットコネクタを基
板に取り付ける際に、バルジ肩の頂部が例えば第1の貫
通孔部の開口端から開口内に後退して設けられている場
合であっても、基板からの反力によってバルジ肩の頂部
が開口端から突出されるために冶具によってバルジ肩の
頂部が直接押圧され、基板の孔部へのコンタクトの圧入
は主としてこのバルジ肩への押圧力によって行われるた
め、コンタクト取り付け部には無理な力がかからない。
また、従来のように冶具とバルジ肩の頂部との間に変形
しやすいハウジング部位(コンタクト取り付け部位)が
本発明のコンタクト取り付け部には存在しない。したが
って、ハウジングが挫屈等の変形、破壊を生じることが
なく、また、コンタクトの不良が発生した場合に不良の
コンタクトのみを容易に交換することができる。
【0011】また、本発明に係るプレスフィットコネク
タは、前記ハウジングのコンタクト取り付け部には、前
記コンタクトのピッチ方向と直角の方向から見て断面形
状がT字状の第1の孔部と該第1の孔部に連通する横一
の字状の第2の孔部とから形成される第2の貫通孔部が
設けられ、該コンタクトが前記リード部側を該コンタク
ト取り付け部の該第1の孔部の形成された側に向けて挿
入されて、該リード部が該第2の貫通孔部を貫通すると
ともに、該バルジ肩の頂部が該第1の孔部の開口端を臨
むように、または該バルジ肩の頂部が該第1の孔部の開
口端を突出するように取り付けられていることを特徴と
する(請求項2に係る発明)。
【0012】また、また、本発明に係るプレスフィット
コネクタは、前記ハウジングのコンタクト取り付け部に
は、前記コンタクトのピッチ方向と直角の方向から見て
断面形状がT字状の第3の孔部と該第3の孔部のT字の
各岐路に連通する横一の字状の3つの第4の孔部とから
形成される第3の貫通孔部が設けられ、該コンタクトが
該接触部側を該コンタクト取り付け部の該第3の孔部の
形成された側に向けて挿入されて、該接触部が該第3の
貫通孔部を貫通するとともに、該バルジ肩の頂部が該第
4の孔部の開口端とほぼ面一に、または該バルジ肩の頂
部が該第4の孔部の開口端から突出するように取り付け
られていることを特徴とする(請求項3に係る発明)。
【0013】これにより、コンタクトをハウジングに容
易かつ確実に取り付けることができ、本発明の効果を好
適に奏することができる。このような、本発明に係るプ
レスフィットコネクタに用いられるコンタクトとして、
該コンタクトは、リード部とプレスフィット部とバルジ
部とバルジ肩と接触部とから構成され、該プレスフィッ
ト部は、コンタクトのピッチ方向に2本に分岐して拡大
した後再び一体化されるように該リード部から延出して
形成され、該バルジ部は、該プレスフィット部より幅広
の直方体状であり、該プレスフィット部から延出して形
成され、該バルジ肩は、該バルジ部の該コンタクトのピ
ッチ方向に離間して該バルジ部から延出する1組の直方
体状に形成され、該接触部は、該バルジ肩の間に該コン
タクトのピッチ方向とほぼ直交する方向に屈曲した後さ
らに屈曲して該バルジ肩と平行に該バルジ肩の頂部より
先方に該バルジ部から延出して形成されるものを用いる
と、本発明の効果を好適に奏することができる(請求項
4に係る発明)。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るプレスフィットコネ
クタおよびプレスフィットコネクタ用コンタクトの好適
な実施の形態例(以下、本実施の形態例という。)につ
いて、図を参照して、以下に説明する。まず、図1
(a)〜(d)に示す本実施の形態の第1の例に係るプ
レスフィットコネクタ10は、絶縁性の樹脂等を材料と
して用いて成形されたハウジング12とハウジング12
のコンタクト取り付け部13に形成される貫通孔部(第
1の貫通孔部、第2の貫通孔部)14に嵌合して取り付
けられるコンタクト16とから構成される。ピッチ変換
により、コンタクト16のリード部18はコンタクト取
り付け部13の一端面13aに千鳥状に所定のピッチ
(P5)で4列配設され、一方、接触部20はコンタク
ト取り付け部13の他端面13bに所定のピッチ(P
6)で2列配設されている。
【0015】図2に示すように、コンタクト16は、リ
ード部18とプレスフィット部22とバルジ部24とバ
ルジ肩26a、26bと接触部20とから構成される。
プレスフィット部22は、コンタクト16のピッチ方向
(図2中、矢印方向)に2本に分岐して拡大した後再び
一体化されるようにリード部18から延出して形成され
ている。バルジ部24は、プレスフィット部22より幅
広の直方体状であり、プレスフィット部22から延出し
て形成されている。さらに、バルジ部24のピッチ方向
に離間して直方体状の1組のバルジ肩26a、26bが
バルジ部24から延出して形成されている。接触部20
は、バルジ肩26a、26bの間にコンタクト16のピ
ッチ方向とほぼ直交する方向に屈曲して突出した後さら
に屈曲してバルジ肩26a、26bと平行にバルジ肩2
6a、26bの頂部より先方に(図2中上方に)バルジ
部24から延出して形成されている。
【0016】このコンタクト16が、図3(a)、
(b)に示すように、コンタクト取り付け部13の貫通
孔部14に図3中上方より挿入されて、バルジ肩26
a、26bの頂部と貫通孔部14の開口されたコンタク
ト取り付け部13の他端面(言い換えれば貫通孔部14
の開口端)13bとがほぼ面一に取り付けられている。
バルジ肩26a、26bは貫通孔部14の開口端を臨む
限り開口端より後退して貫通孔部14内に位置してもよ
く、また、貫通孔部14から上方に突出するように取り
付けてもよい。貫通孔部14は配設するコンタクト16
の数と同数あるいはそれ以上の数設けられている。
【0017】ここで、コンタクト取り付け部13の貫通
孔部14の形状について、図4の貫通孔部14を取り出
して示した概念図により詳細に説明する。コンタクト取
り付け部13には、コンタクトのピッチ方向(図4中矢
印方向)と直角の方向から見て断面形状がT字状の孔部
(第1の孔部)14aが形成され、さらに、その孔部1
4aに連通して、下方に、横一の字状の孔部(第2の孔
部)14bが形成されて貫通孔部14とされている。
【0018】上記のように構成される本実施の形態の第
1の例に係るプレスフィットコネクタ10の作用につい
て、以下に説明する。予めコンタクト16の取り付けら
れたプレスフィットコネクタ10を図示しない電子機器
の基板に取り付けるには、図示しない冶具を用いてハウ
ジング12のコンタクト取り付け部13を図3の矢印方
向に押圧する。このとき、基板からの反力によってバル
ジ肩26a、26bの頂部が第1の孔部14aから上方
に突出されるため、コンタクト16は主として冶具がバ
ルジ肩26a、26bの頂部を押圧する力によって、基
板に形成された孔部に圧入される。したがって、ハウジ
ング12のコンタクト取り付け部13にはほとんど押圧
力がかからない。また、この場合、冶具とバルジ肩26
a、26bの間で押圧されるハウジング12のコンタク
ト取り付け部13の部位が存在しない。このため、コン
タクト取り付け部13の押圧部位を起点としてハウジン
グが挫屈等の変形、破壊を生じることがない。また、こ
れにより、プレスフィットコネクタ10を基板に取り付
けた状態のままで使用中に発生した不良のコンタクト1
6のみを上方に引き抜くことにより、容易に交換するこ
とができる。
【0019】つぎに、図5(a)〜(d)に示す本実施
の形態の第2の例に係るプレスフィットコネクタ110
は、絶縁性の樹脂等を材料として用いて成形されたハウ
ジング112とハウジング112のコンタクト取り付け
部113に形成される貫通孔部(第3の貫通孔部)11
4に嵌合して取り付けられるコンタクト116とから構
成される。ピッチ変換により、コンタクト116のリー
ド部118はコンタクト取り付け部113の一端面11
3aに千鳥状に所定のピッチ(P3)で4列配設され、
一方、接触部120はコンタクト取り付け部113の他
端面113bに所定のピッチ(P4)で2列配設されて
いる。
【0020】図6に示すように、コンタクト116は、
本実施の形態の第1の例と同様のリード部118とプレ
スフィット部122とバルジ部124とバルジ肩126
a、126bと接触部120とから構成される。プレス
フィット部122は、コンタクト116のピッチ方向
(図6中、矢印方向)に2本に分岐して拡大した後再び
一体化されるようにリード部118から延出して形成さ
れている。バルジ部124は、プレスフィット部122
より幅広の直方体状であり、プレスフィット部122か
ら延出して形成されている。さらに、バルジ部124の
ピッチ方向に離間して直方体状の1組のバルジ肩126
a、126bがバルジ部124から延出して形成されて
いる。接触部120は、バルジ肩126a、126bの
間にコンタクト116のピッチ方向とほぼ直交する方向
に屈曲して突出した後さらに屈曲してバルジ肩126
a、126bと平行にバルジ肩126a、126bの頂
部より先方に(図6中上方に)バルジ部124から延出
して形成されている。
【0021】このコンタクト116が、図7(a)、
(b)に示すように、コンタクト取り付け部113の貫
通孔部114に下方から挿入されて、バルジ肩126
a、126bの頂部と貫通孔部114の開口されたコン
タクト取り付け部113の他端面113bとがほぼ面一
に取り付けられている。バルジ肩126a、126bは
貫通孔部114を突出するように取り付けてもよい。
【0022】ここで、コンタクト取り付け部113の貫
通孔部14の形状について、図8の貫通孔部114を取
り出して示した概念図により詳細に説明する。コンタク
ト取り付け部113には、コンタクトのピッチ方向(図
8中矢印方向)と直角の方向から見て断面形状がT字状
の孔部(第3の孔部)114aが形成され、さらに、そ
の孔部のT字の各岐路に連通して、上方に、横一の字状
の3つの孔部(第4の孔部)114bが形成されて貫通
孔部(第3の貫通孔部)114とされている。したがっ
て、孔部114aの各岐路の接続部(図8中ハッチング
したA部)の図8中上方、すなわち、バルジ肩126
a、126bの間隙に相当する箇所(図8中B部)には
コンタクト取り付け部113の部位が開口されることな
くそのまま残存している。
【0023】上記のように構成される本実施の形態例に
係るプレスフィットコネクタ110の作用について、以
下に説明する。予めコンタクト16の取り付けられたプ
レスフィットコネクタ110を図示しない電子機器の基
板に取り付けるには、図示しない冶具を用いてハウジン
グ112のコンタクト取り付け部113を図7の矢印方
向に押圧する。このとき、プレスフィットコネクタ11
0のバルジ肩126a、126bの頂部がコンタクト取
り付け部113とほぼ面一に設けられているため、主と
してバルジ肩126a、126bの頂部が冶具により押
圧されて、基板に形成された孔部にコンタクト116が
圧入される。したがって、ハウジング112のコンタク
ト取り付け部113の部位が冶具によって直接押圧され
ないために、従来のプレスフィットコネクタと異なりコ
ンタクト取り付け部の押圧部位を起点としてハウジング
が挫屈等の変形、破壊を生じることがない。また、T字
状の孔部114aの各岐路の接続部の上方、すなわち、
バルジ肩126a、126bの間隙に相当する箇所(B
部)にはコンタクト取り付け部113の部位が開口され
ることなくそのまま残存しているため、ハウジング11
2の耐変形性、耐破壊性が向上している。したがって、
使用中に発生した不良のコンタクト116のみを容易に
交換することができる。また、コンタクト116が3つ
の第2の孔部114bと嵌合されていることから、単一
の貫通孔部のみと嵌合されているものより確実に、コン
タクト116がハウジング112に取り付けられてい
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1に係る本発明のプレスフィット
コネクタによれば、挫屈等の変形、破壊を生じやすいハ
ウジング部位が形成されておらず、また、コンタクトの
取り付けられたプレスフィットコネクタを電子機器の基
板に取り付ける際に、コンタクトのバルジ肩のみが押圧
され、ハウジングのコンタクト取り付け部の部位が冶具
によって直接押圧されないため、ハウジングが挫屈等の
変形、破壊を生じることがなく、したがって、不良のコ
ンタクトのみを容易に交換することができるという効果
を得ることができる。
【0025】また、請求項2および請求項3に係る本発
明のプレスフィットコネクタによれば、コンタクト取り
付け部にコンタクトを確実に取り付けることができ、本
発明の効果を得ることができる。また、請求項4にかか
る本発明のプレスフィットコネクタ用コンタクトによれ
ば、本発明のプレスフィットコネクタの効果を好適に奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の第1の例に係るプレスフィット
コネクタを示す図であり、(a)はプレスフィットコネ
クタの概略正面図であり、(b)はプレスフィットコネ
クタの概略平面図であり、(c)はプレスフィットコネ
クタの概略右側面図であり、(d)はプレスフィットコ
ネクタの概略底面図である。
【図2】本実施の形態の第1の例に係るプレスフィット
コネクタに使用するコンタクトの斜視図である。
【図3】本実施の形態の第1の例に係るプレスフィット
コネクタの概略断面図であり、(a)は、図1中X2−
X2線上断面図であり、(b)は図1中Y2−Y2線上
断面図である。
【図4】本実施の形態の第1の例に係るプレスフィット
コネクタのコンタクト取り付け部に形成された貫通孔部
の形状を説明するための貫通孔部の概念図である。
【図5】本実施の形態の第2の例に係るプレスフィット
コネクタを示す図であり、(a)はプレスフィットコネ
クタの概略正面図であり、(b)はプレスフィットコネ
クタの概略平面図であり、(c)はプレスフィットコネ
クタの概略右側面図であり、(d)はプレスフィットコ
ネクタの概略底面図である。
【図6】本実施の形態の第2の例に係るプレスフィット
コネクタに使用するコンタクトの斜視図である。
【図7】本実施の形態の第2の例に係るプレスフィット
コネクタの概略断面図であり、(a)は、図5中X1−
X1線上断面図であり、(b)は図1中Y1−Y1線上
断面図である。
【図8】本実施の形態の第2の例に係るプレスフィット
コネクタのコンタクト取り付け部に形成された貫通孔部
の形状を説明するための貫通孔部の概念図である。
【図9】従来のプレスフィットコネクタを示す図であ
り、(a)はプレスフィットコネクタの概略正面図であ
り、(b)はプレスフィットコネクタの概略平面図であ
り、(c)はプレスフィットコネクタの概略右側面図で
あり、(d)はプレスフィットコネクタの概略底面図で
ある。
【図10】従来のプレスフィットコネクタに使用するコ
ンタクトの斜視図である。
【図11】従来のプレスフィットコネクタの概略断面図
であり、(a)は、図7中x−x線上断面図であり、
(b)は図1中y−y線上断面図である。
【符号の説明】
10、110 プレスフィットコネクタ 12、112 ハウジング 13、113 コンタクト取り付け部 14、114 貫通孔部 14a、14b、114a、114b 孔部 16、116 コンタクト 18、118 リード部 20、120 接触部 22、122 プレスフィット部 24、124 バルジ部 26、126 バルジ肩
フロントページの続き Fターム(参考) 5E077 BB23 BB31 DD12 EE03 FF11 GG08 GG10 JJ10 JJ30 5E087 EE15 FF16 GG16 GG32 MM02 RR06 RR49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体よりなるハウジングのコンタクト
    取り付け部にプレスフィット部を有するコンタクトが取
    り付けられ、該コンタクトのリードのピッチが接触部の
    ピッチよりも大きくなるように配設されたプレスフィッ
    トコネクタにおいて、 該ハウジングのコンタクト取り付け部には第1の貫通孔
    部が設けられ、 該コンタクトは、該リード部と該プレスフィット部とバ
    ルジ部とバルジ肩と該接触部とから構成され、 該バルジ部は、該プレスフィット部より幅広の直方体状
    であり、該プレスフィット部から延出して形成され、 該バルジ肩は、該バルジ部の該コンタクトのピッチ方向
    に離間して該バルジ部から延出する1組の直方体状に形
    成され、 該接触部は、該バルジ部の側壁から該コンタクトのピッ
    チ方向とほぼ直交する方向に屈曲して突出した後さらに
    屈曲して該バルジ部と平行に該バルジ部の頂部より先方
    に延出して形成され、 該コンタクトが該コンタクト取り付け部の該第1の貫通
    孔部に挿入されて、該バルジ肩の頂部が該第1の貫通孔
    部の開口端を臨むように、または該バルジ肩の頂部が第
    1の貫通孔部の開口端から突出するように取り付けられ
    ていることを特徴とするプレスフィットコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレスフィットコネクタ
    において、 前記ハウジングのコンタクト取り付け部には、前記コン
    タクトのピッチ方向と直角の方向から見て断面形状がT
    字状の第1の孔部と該第1の孔部に連通する横一の字状
    の第2の孔部とから形成される第2の貫通孔部が設けら
    れ、 該コンタクトが前記リード部側を該コンタクト取り付け
    部の該第1の孔部の形成された側に向けて挿入されて、
    該リード部が該第2の貫通孔部を貫通するとともに、該
    バルジ肩の頂部が該第1の孔部の開口端を臨むように、
    または該バルジ肩の頂部が該第1の孔部の開口端から突
    出するように取り付けられていることを特徴とするプレ
    スフィット部コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプレスフィットコネクタ
    において、 前記ハウジングのコンタクト取り付け部には、前記コン
    タクトのピッチ方向と直角の方向から見て断面形状がT
    字状の第3の孔部と該第3の孔部のT字の各岐路に連通
    する横一の字状の3つの第4の孔部とから形成される第
    3の貫通孔部が設けられ、 該コンタクトが該接触部側を該コンタクト取り付け部の
    該第3の孔部の形成された側に向けて挿入されて、該接
    触部が該第3の貫通孔部を貫通するとともに、該バルジ
    肩の頂部が該第4の孔部の開口端とほぼ面一に、または
    該バルジ肩の頂部が該第4の孔部の開口端から突出する
    ように取り付けられていることを特徴とするプレスフィ
    ット部コネクタ。
  4. 【請求項4】 プレスフィットコネクタに用いられるコ
    ンタクトであって、 該コンタクトは、リード部とプレスフィット部とバルジ
    部とバルジ肩と接触部とから構成され、 該プレスフィット部は、コンタクトのピッチ方向に2本
    に分岐して拡大した後再び一体化されるように該リード
    部から延出して形成され、 該バルジ部は、該プレスフィット部より幅広の直方体状
    であり、該プレスフィット部から延出して形成され、 該バルジ肩は、該バルジ部の該コンタクトのピッチ方向
    に離間して該バルジ部から延出する1組の直方体状に形
    成され、 該接触部は、該バルジ肩の間に該コンタクトのピッチ方
    向とほぼ直交する方向に屈曲した後さらに屈曲して該バ
    ルジ肩と平行に該バルジ肩の頂部より先方に該バルジ部
    から延出して形成されていることを特徴とするプレスフ
    ィットコネクタ用コンタクト。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004095651A1 (ja) * 2003-04-24 2004-11-04 Honda Tsushin Kogyo Co., Ltd. 電気コネクタとペアコンタクト
JP2009021154A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Hosiden Corp コンタクト及びこれを用いた電気コネクタ
JP2010080161A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Jst Mfg Co Ltd 雄端子の製造方法及びコネクタの製造方法
JP2010080160A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Jst Mfg Co Ltd コネクタ

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