JP2000182464A - ステアリングスイッチ装置 - Google Patents
ステアリングスイッチ装置Info
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Abstract
接点型のシーソースイッチを使用しているため長期間使
用すると接点の劣化が起こるという課題があった。また
圧電素子をステアリングホイール周囲に多数配設する必
要があり、構成が複雑でコスト高であるといった課題が
あった。 【解決手段】 ステアリング1に配設された圧電ケーブ
ル6と、前記圧電ケーブル6の出力信号に基づき車載機
器を制御するための制御信号を出力する制御手段とを備
え、圧電ケーブル6を用いているので従来のような接点
の劣化が起こらず信頼性を向上することができる。ま
た、従来のように圧電素子を多数配設する必要がなく、
構成が簡単で低コストでステアリングスイッチ装置を実
現できる。
Description
ングに配設されるステアリングスイッチ装置に関するも
のである。
置は、例えば、特開平10−106401号公報(以
下、引例1とする)に開示された技術がある。これは図
21に示すようなステアリング1のスポーク部1aと1
b間、1cと1d間に配設された接点型のシーソースイ
ッチ2を有したものである。また、特開平6−1561
14号公報(以下、引例2とする)に開示された技術
は、図22に示すようにステアリングホイール3の周囲
に沿って複数の圧電素子4、5を配設したもので、圧電
素子4、5によりステアリングホイール3を握る手の指
の本数を検出し、握っている指の本数が少なくなると警
報を発生する。
のステアリングスイッチ装置では、接点型のシーソース
イッチを使用しているため長期間使用すると接点の劣化
が起こるという課題がある。また引例2のステアリング
スイッチ装置では、圧電素子をステアリングホイール周
囲に多数配設する必要があり、構成が複雑でコスト高で
あるといった課題がある。
するために、ステアリングに配設された圧電ケーブル
と、前記圧電ケーブルの出力信号に基づき車載機器を制
御するための制御信号を出力する制御手段とを備えたも
のである。
いるので従来のような接点の劣化が起こらず信頼性を向
上することができる。また、従来のように圧電素子を多
数配設する必要がなく、構成が簡単で低コストでステア
リングスイッチ装置を実現できる。
リングスイッチ装置は、ステアリングに配設された圧電
ケーブルと、前記圧電ケーブルの出力信号に基づき車載
機器を制御するための制御信号を出力する制御手段とを
備えたものである。
グに配設された圧電ケーブルから出力信号が発生し、こ
の出力信号に基づき車載機器を制御するための制御信号
が出力される。圧電ケーブルを用いているので従来のよ
うな接点の劣化が起こらず信頼性を向上することができ
る。また、従来のように圧電素子を多数配設する必要が
なく、構成が簡単で低コストでステアリングスイッチ装
置を実現できる。
イッチ装置は、圧電ケーブルがステアリングホイールの
周囲に沿って配設されたものである。
ールの周囲に沿って配設されているので、ステアリング
ホイールを握る位置によらず制御信号を出力することが
でき、使い勝手がよい。
イッチ装置は、ステアリングに圧電ケーブルを配設する
ための溝部を設けたものである。
設するための溝部を設けたので、圧電ケーブルを配設す
る際に位置決めがし易い。
イッチ装置は、溝部に弾性部材を配設し、その上に圧電
センサを配設したものである。
に圧電ケーブルを配設したので、圧電ケーブルに圧力が
印加された際に弾性部材が圧電ケーブルとともに撓み、
圧電ケーブルが変形し易くなり、感度を向上することが
できる。
イッチ装置は、中心電極と、セラミックス粉体とゴム系
有機物とを混合した圧電材と、外側電極とを同軸状に成
形したものである。
ているので耐熱性を向上することができる。
イッチ装置は、出力信号を導出する端部にインピーダン
ス変換部を有したものである。
ダンス変換部により低インピーダンスに変換して出力す
るので、電気的なノイズの影響を受けにくく、信頼性を
向上することができる。
イッチ装置は、制御手段が、圧電ケーブルの信号導出用
電極の導通を検出して圧電ケーブルの異常を判定する異
常判定部を備えたものである。
信号導出用電極の導通を検出して圧電ケーブルの異常を
判定するので、圧電ケーブルの信頼性を向上することが
できる。
イッチ装置は、制御手段が、圧電ケーブルの出力信号が
ある特定の信号パターンである時のみ制御信号を出力す
るものである。
定の信号パターンである時のみ制御信号を出力するの
で、運転中に普通にステアリングを操作を行っても誤動
作せず信頼性を向上することができる。
イッチ装置は、制御手段が、各車載機器を判別するため
の信号パターンを記憶した記憶部と、圧電ケーブルの出
力信号と前記記憶部に記憶された信号パターンとを比較
して制御信号を出力する比較部とを備えたものである。
機器毎に設定された信号パターンとを比較して制御信号
を出力するので、一つの圧電ケーブルで複数の車載機器
を制御でき、使い勝手がよい。
スイッチ装置は、圧電振動子と圧電センサとが積層され
た検出手段と、前記圧電振動子に駆動信号を供給する発
振子と、前記圧電センサの出力信号に基づき前記検出手
段に印加される圧力を演算する圧力演算手段と、前記圧
力演算手段の出力信号に基づき車載機器を制御するため
の制御信号を出力する制御手段とを備え、前記検出手段
はステアリングに配設されたものである。
動特性を圧電センサにより検出し、圧力印加により変化
する前記振動特性に基づき圧力を演算し、演算した圧力
値に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力す
るので、例えば車載機器のリニア制御等きめの細かい制
御が可能となり、使い勝手を向上することができる。
スイッチ装置は、圧電振動子と圧電センサとが同一基板
上に配設された検出手段と、前記圧電振動子に駆動信号
を供給する発振子と、前記圧電センサの出力信号に基づ
き前記検出手段に印加される圧力を演算する圧力演算手
段と、前記圧力演算手段の出力信号に基づき車載機器を
制御するための制御信号を出力する制御手段とを備え、
前記検出手段はステアリングに配設されたものである。
動特性を圧電センサにより検出し、圧力印加により変化
する前記振動特性に基づき圧力を演算し、演算した圧力
値に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力す
るので、例えば車載機器のリニア制御等きめの細かい制
御が可能となり、使い勝手を向上することができる。
スイッチ装置は、圧電振動子と圧電センサとを積層し同
軸状に成型した検出手段と、前記圧電振動子に駆動信号
を供給する発振子と、前記圧電センサの出力信号に基づ
き前記検出手段に印加される圧力を演算する圧力演算手
段と、前記圧力演算手段の出力信号に基づき車載機器を
制御するための制御信号を出力する制御手段とを備え、
前記検出手段はステアリングに配設されたものである。
動特性を圧電センサにより検出し、圧力印加により変化
する前記振動特性に基づき圧力を演算し、演算した圧力
値に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力す
るので、例えば車載機器のリニア制御等きめの細かい制
御が可能となり、使い勝手を向上することができる。
スイッチ装置は、制御手段が、圧電ケーブルの出力信号
から運転者の脈拍を検出する脈拍検出部を備えたもので
ある。
者の脈拍を検出するので、運転中の健康管理や居眠り防
止に活用することができる。
スイッチ装置は、圧電センサからの出力信号のうち発振
子の発振周波数以外の周波数領域を濾波する濾波部を有
し、前記濾波部と圧力演算手段との出力信号に基づき車
載機器を制御するための制御信号を出力するものであ
る。
発振子の発振周波数以外の周波数領域を濾波し、濾波信
号と圧力演算値とに基づき車載機器を制御するための制
御信号を出力するので、例えば検出手段を指で押圧して
圧力演算値に基づき車載機器を制御し、同時に指の脈圧
による振動を圧電センサで検出して脈拍を検出するとい
ったように、さらにきめの細かい制御が可能となり、使
い勝手を向上することができる。
スイッチ装置は、制御手段が、圧電ケーブルの出力信号
レベルに応じてクラクションの発生を制御するものであ
る。
応じてクラクションの発生を制御するので、従来の接点
型のスイッチより押圧のフィーリング通りのクラクショ
ン発生が可能となり、使い勝手を向上することができ
る。
スイッチ装置は、制御手段が、圧力演算手段の出力信号
レベルに応じてクラクションやカーオーディオの音量を
制御するものである。
ツチを閉じる保持時間に応じてクラクションの発生時間
やオーディオの音量を制御していたが、本発明では圧力
演算手段の出力信号レベルに応じてクラクションやカー
オーディオの音量を制御するので、押圧のフィーリング
通りのクラクション発生やカーオーディオの音量制御が
可能となり、使い勝手を向上することができる。
スイッチ装置は、制御手段が、圧力演算手段の出力信号
レベルに応じて走行速度を制御するものである。
ツチを閉じる保持時間に応じて走行速度を制御していた
が、本発明では圧力演算手段の出力信号レベルに応じて
走行速度を制御するので、足でアクセルを押圧するのと
同様なフィーリングで指で走行速度を制御でき、使い勝
手を向上することができる。
スイッチ装置は、圧電ケーブルが最内層または最外層に
ヒータ部を有し、制御手段が前記圧電ケーブルの出力信
号に基づき前記ヒータ部への通電を制御するものであ
る。
が圧電ケーブルと一体に配設してあり、圧電ケーブルの
出力信号に基づきヒータ部への通電を制御するので、ス
テアリングを握れば自動的にヒータ部への通電を行なう
ことができ、使い勝手を向上することができる。
て説明する。
テアリングスイッチ装置の外観図である。図1におい
て、6は圧電ケーブルでステアリング1のステアリング
ホイール3の周囲に沿って配設されている。図2は圧電
ケーブル6の断面図である。図2において、7は中心電
極、8は圧電材、9は外側電極、10は被覆層である。
圧電材8はセラミックスの粉体とゴム系有機物とを混合
したものである。図3は圧電ケーブル6の外観図であ
る。図3において、圧電ケーブル6は出力信号を導出す
る端部にインピーダンス変換部11を有している。ま
た、もう一方の端部12は中心電極7と外側電極9の絶
縁処理がなされている。インピーダンス変換部11はF
ETやCMOSオペアンプで構成すればよい。
4において、13は制御手段で、圧電ケーブル6の出力
信号からある特定の周波数成分を濾波し増幅する濾波部
14と、濾波部14の出力信号と予め設定された設定値
とを比較して制御信号を出力する比較部15と、圧電ケ
ーブル6の信号導出用電極7又は9の導通を検出して圧
電ケーブル6の異常を判定する異常判定部16とを有し
ている。17は車載機器で、ここではクラクションであ
るとする。尚、制御手段13はステアリングに内蔵して
もよいが、例えばスパイラルケーブルを介してステアリ
ング以外の場所に設置してもよい。
る。図5において、18はステアリングホイール3の芯
材、19は芯材をカバーするステアリングカバー、20
は圧電ケーブル6を配設するための溝部、21は弾性部
材である。弾性部材21はゴムやウレタン等を使用すれ
ばよいが、クッション性のある部材であれば他の部材で
も構わない。溝部20に弾性部材21を配設した上に圧
電ケーブル6が配設される。
異常を判定する際の回路構成を示したものである。図6
において、Vdはこの回路の電源、R1は導通判定用の
抵抗である。圧電ケーブルの外側電極9の一端を接地
し、もう一端を抵抗R1に接続する。異常判定部16は
電圧出力V1を検出して導通異常の有無を判定する。
に作用する。圧電ケーブル6からの出力信号はインピー
ダンス変換部11で低インピーダンスに変換され、濾波
部14により特定周波数成分のみが濾波され増幅され
る。図7に濾波部14の出力信号を示す。図7におい
て、ステアリングホイール3を握りステアリング動作を
行うことにより設定値Vo未満ではあるが変化する出力
がある。ここで時刻t1で例えばクラクション17を鳴
らすために握る圧力を一時的に増加させたり、圧電ケー
ブル6上を押圧すると、圧力に応じて圧電ケーブルが変
形して一時的にVo 以上の出力信号が生じる。比較部
15では濾波部14の出力VがVo以上ならば制御信号
をHiとし、VがVo未満ならば制御信号をLoとす
る。クラクション17は制御信号がHiならば警報を発
生する。
よりV1はゼロであるが、圧電ケーブル6が断線した場
合はV1はVdに等しくなる。このことに基づいて異常
判定部16はV1の値に基づいて圧電ケーブル6の異常
の有無を判定する。
いるので従来のような接点の劣化が起こらず信頼性を向
上することができる。また、従来のように圧電素子を多
数配設する必要がなく、構成が簡単で低コストでステア
リングスイッチ装置を実現できる。
ール3の周囲に沿って配設されているので、ステアリン
グホイール3を握る位置によらず制御信号を出力するこ
とができ、使い勝手がよい。
配設するための溝部20を設けたので、圧電ケーブル6
を配設する際に位置決めがし易い。
その上に圧電ケーブル6を配設したので、圧電ケーブル
6に圧力が印加された際に弾性部材21が圧電ケーブル
6とともに撓み、圧電ケーブル6が変形し易くなり、感
度を向上することができる。
ているので耐熱性を向上することができる。
ンス変換部11により低インピーダンスに変換して出力
するので、電気的なノイズの影響を受けにくく、信頼性
を向上することができる。
の信号導出用電極の導通を検出して圧電ケーブル6の異
常を判定するので、圧電ケーブル6の信頼性を向上する
ことができる。
信号をHiとしたが、このように圧電ケーブル6の出力
信号がある特定の信号パターンである時のみ制御信号を
出力するので、運転中に普通にステアリングを操作を行
っても誤動作せず信頼性を向上することができる。
応じてクラクション17の発生を制御するので、従来の
接点型のスイッチより押圧のフィーリング通りのクラク
ション発生が可能となり、使い勝手を向上することがで
きる。
する点は、図8に示したように、制御手段13が各車載
機器17a〜17nを判別するための信号パターンを記
憶した記憶部22と、圧電ケーブル6の出力信号と記憶
部22に記憶された信号パターンとを比較して制御信号
を出力する比較部23とを備えた点にある。
こでは、例えば車載機器としてワイパーを制御すること
を想定し、記憶部22では濾波部14の出力信号Vが予
め設定した設定時間to内に2回Voより大きくなると
それはワイパーの制御に対する操作である、というよう
な判別条件を記憶しているものとする。この場合、図9
に示すように、Vがto内に2回Voより大きくなると
制御信号をHiとしてワイパーを作動させ、次にVがt
o内に2回Voより大きくなるまで、Hi状態を保持す
る。図9の場合、ワイパーは時刻t2から時刻t3の間
に作動する。このような判別条件に基づく制御を他の車
載機器についても別途設定する。
号と各車載機器毎に設定された信号パターンとを比較し
て制御信号を出力するので、一つの圧電ケーブル6で複
数の車載機器を制御でき、使い勝手がよい。
施例2と相違する点は、図10に示すように、圧電振動
子25と圧電センサ26とが積層された検出手段24
と、圧電振動子25に駆動信号を供給する発振子27
と、圧電センサ26の出力信号に基づき検出手段24に
印加される圧力を演算する圧力演算手段28と、圧電セ
ンサ26からの出力信号のうち発振子27の発振周波数
以外の周波数領域を濾波する濾波部29、前記濾波部2
9と圧力演算手段28との出力信号に基づき車載機器を
制御するための制御信号を出力する制御部30を有する
制御手段13とを備え、検出手段24はステアリングに
配設された点にある。圧力演算手段28は圧電センサ2
6の出力信号から発振子27の発振周波数の波形成分を
濾波する濾波手段を内臓している。なお、ここでは濾波
部29で濾波する信号の中心周波数f1は発振子27の
発振周波数f2よりも小さいものとする。また、車載機
器17としてクラクションやカーオーディオを想定す
る。
しており、ステアリングホイール3の一部に配設されて
いる。圧電振動子25は電極25a、25cと圧電材2
5bからなり、圧電センサ26は電極26a、26cと
圧電材26bからなる。圧電材25b、26bはPVD
Fのような高分子圧電材やセラミックスを使用すればよ
い。なお、検出手段24の形状は円形に限るものではな
く、配設場所や感度に応じて最適な形状を選べばよい。
なわち、圧電振動子25から伝播する振動の振動特性を
圧電センサ26により検出し、圧力印加により変化する
前記振動特性に基づき圧力演算手段28で圧力を演算す
る。この演算方法を添付図面に基づいて説明する。図1
2は発振子27の出力信号Va、圧電センサ26の出力
信号Vb、濾波部29の出力信号Vcを示したものであ
る。図12において、圧電センサ26は圧電振動子25
から伝播する周波数f2の振動を検出するので、Vbも
f2で振動する。そして、時刻t4で検出手段24に圧
力が印加されると、圧電振動子25から伝播する振動の
振動特性が変化し、例えばVbの振幅はD0からD2へ
と変化する。図13に振幅Dと印加圧力Pとの関係を示
す。図13より、Dが小さくなる程、Pは大きくなる。
圧力演算手段28では図13の関係に基づき圧力Pを演
算する。制御部30では、演算されたPの値に基づき制
御信号を出力する。図14はクラクションやカーオーデ
ィオの音量Vmと印加圧力Pとの関係を示したものであ
る。制御部30では、図14に基づきPからVmを演算
して出力する。
からf1の周波数成分を濾波する。例えばf1として1
0Hz以下を選択すると、ステアリング1を操作する運
転者の脈圧による振動成分を検出して脈拍を検出するこ
とができる。脈拍検出の具体的構成については、例えば
濾波部29に濾波した信号の自己相関係数を演算して脈
拍を演算する演算部を付加すればよい。
する振動の振動特性を圧電センサ26により検出し、圧
力印加により変化する前記振動特性に基づき圧力を演算
し、演算した圧力値に基づき車載機器を制御するための
制御信号を出力するので、例えば車載機器のリニア制御
等きめの細かい制御が可能となり、使い勝手を向上する
ことができる。
チを閉じている時間に応じてクラクションの発生時間や
オーディオの音量を制御していたが、本実施例3では圧
力演算手段30の出力信号レベルに応じてクラクション
やカーオーディオの音量を制御するので、押圧のフィー
リング通りのクラクション発生やカーオーディオの音量
制御が可能となり、使い勝手を向上することができる。
ち発振子27の発振周波数以外の周波数領域を濾波し、
濾波信号と圧力演算値とに基づき車載機器を制御するた
めの制御信号を出力するので、例えば検出手段24を指
で押圧して圧力演算値に基づき車載機器を制御し、同時
に指の脈圧による振動を圧電センサで検出して脈拍を検
出するといったように、さらにきめの細かい制御が可能
となり、使い勝手を向上することができる。
電センサ26とを積層して検出手段24を構成したが、
図15に示すように、圧電振動子25と圧電センサ26
とを同一基板31上に配設して検出手段24を構成して
もよい。この場合、基板31はPVDFのような高分子
圧電材や圧電セラミックスを用い、一方の面には図15
に示すような電極を形成し、他方の面(図15では基板
31の裏側)を共通電極として圧電振動子25と圧電セ
ンサ26とを形成している。この構成によれば、検出手
段24に積層型を用いる場合よりも厚みを薄くできる利
点がある。
サ26とを積層し同軸状に成型して検出手段24を構成
した場合の検出手段24の断面と動作ブロックを示した
ものである。図16において、31と33は電極、32
は圧電材、34は被覆層である。この構成によれば、検
出手段24をケーブル状にできるので、上記のような積
層型や平面型を用いる場合よりも配設の自由度が向上す
るという利点がある。
力信号レベルに応じてクラクションやカーオーディオの
音量を制御する構成であったが、制御手段13が、圧力
演算手段30の出力信号レベルに応じて走行速度を制御
する構成としてもよく、従来の接点型のスイッチではス
イツチを閉じている時間に応じて走行速度を制御してい
たが、この構成では圧力演算手段30の出力信号レベル
に応じて走行速度を制御するので、足でアクセルを押圧
するのと同様なフィーリングで指で走行速度を制御で
き、使い勝手を向上することができる。
相違する点は、図17の圧電ケーブル6の断面図に示す
ように、圧電ケーブル6が最内層または最外層にヒータ
部35を有し、制御手段13が圧電ケーブル6の出力信
号に基づきヒータ部35への通電を制御する点である。
ここで、図17ではヒータ部35は被覆層36とともに
圧電ケーブル6の最外層に配設されている。
を加熱するヒータ部35が圧電ケーブル6と一体に配設
してあり、圧電ケーブル6の出力信号に基づきヒータ部
35への通電を制御するので、ステアリング1を握れば
自動的にヒータ部35への通電を行なうことができ、使
い勝手を向上することができる。
から脈拍を検出する構成について述べたが、実施例1、
実施例2並びに実施例4の圧電ケーブル6の出力信号か
ら運転者の脈拍を検出する脈拍検出部を制御手段13に
設けてもよく、圧電ケーブル6の出力信号から運転者の
脈拍を検出するので、運転中の健康管理や居眠り防止に
活用することができる。この場合、脈拍検出部による脈
拍検出の具体的構成については実施例3と同様な構成を
とればよい。
ル6及び検出手段24をステアリングホイールに配設し
た構成であったが、配設場所はステアリングホイールに
限定するものではなく、ステアリングの中央部や芯材内
部、スポーク部、そして引例1のようにスポーク部間に
配設する構成としてもよい。
して、クラクション、カーオーディオ、ワイパー、走行
速度制御機を使用したが、例えば各種照明灯や方向指示
器、シフト変換機等、他の車載機器を適用してもよい。
型のセンサを使用した構成であるが、例えば光ファイバ
ーケーブルによる振動センサ等、振動や圧力を検出する
他のケーブル状のセンサを使用してもよい。
テアリングホイールに巻き付ける等、フィルム状の振動
センサをステアリングに配設する構成としてもよい。
カーと連動するようステアリングホイールの左右を手前
に引いたり向こう側に押したり(図中、M1)、曲がる
方向にステアリングホイールの外周を左右に回してなで
たり(図中、M2)した際の圧力を圧電ケーブルで検出す
るようにしてもよい。この際、圧力を検出するセンサは
圧電型以外のセンサでもよい。
ライトのハイビーム・ロービームと連動するようステア
リングを上下するよう力をかけた際(図中、M3)の圧
力を圧電ケーブルで検出するようにしてもよい。この
際、圧力を検出するセンサは圧電型以外のセンサでもよ
い。
ィオの音量の大小と連動するようステアリングホイール
を拡げたり狭めたりするよう(図中、M4)力をかけた
際の圧力を圧電ケーブルで検出したり、ステアリングの
中央部を右左にこすって回すようにした際(図中、M
5)の圧力を圧電ケーブルで検出するようにしてもよ
い。この際、圧力を検出するセンサは圧電型以外のセン
サでもよい。
に圧力を印加させるのと連動して一時的にワイパーを作
動させるよう印加した圧力を圧電ケーブルで検出するよ
うにしてもよい。この際、圧力を検出するセンサは圧電
型以外のセンサでもよい。
かかるステアリングスイッチ装置は、ステアリングを握
るとステアリングに配設された圧電ケーブルから出力信
号が発生し、この出力信号に基づき車載機器を制御する
ための制御信号が出力される。そして、圧電ケーブルを
用いているので従来のような接点の劣化が起こらず信頼
性を向上することができるといった効果がある。また、
従来のように圧電素子を多数配設する必要がなく、構成
が簡単で低コストでステアリングスイッチ装置を実現で
きるといった効果がある。
グスイッチ装置は、圧電ケーブルがステアリングホイー
ルの周囲に沿って配設されているので、ステアリングホ
イールを握る位置によらず制御信号を出力することがで
き、使い勝手がよいといった効果がある。
グスイッチ装置は、ステアリングに圧電ケーブルを配設
するための溝部を設けたので、圧電ケーブルを配設する
際に位置決めがし易いといった効果がある。
グスイッチ装置は、溝部に弾性部材を配設し、その上に
圧電ケーブルを配設したので、圧電ケーブルに圧力が印
加された際に弾性部材が圧電ケーブルとともに撓み、圧
電ケーブルが変形し易くなり、感度を向上することがで
きるといった効果がある。
グスイッチ装置は、圧電材にセラミックス粉体を用いて
いるので耐熱性を向上することができるといった効果が
ある。
グスイッチ装置は、出力信号を導出する際にインピーダ
ンス変換部により低インピーダンスに変換して出力する
ので、電気的なノイズの影響を受けにくく、信頼性を向
上することができるといった効果がある。
グスイッチ装置は、異常判定部により圧電ケーブルの信
号導出用電極の導通を検出して圧電ケーブルの異常を判
定するので、圧電ケーブルの信頼性を向上することがで
きるといった効果がある。
グスイッチ装置は、圧電ケーブルの出力信号がある特定
の信号パターンである時のみ制御信号を出力するので、
運転中に普通にステアリングを操作を行っても誤動作せ
ず信頼性を向上することができるといった効果がある。
グスイッチ装置は、圧電ケーブルの出力信号と各車載機
器毎に設定された信号パターンとを比較して制御信号を
出力するので、一つの圧電ケーブルで複数の車載機器を
制御でき、使い勝手がよいといった効果がある。
ングスイッチ装置は、圧電振動子から伝播する振動の振
動特性を圧電センサにより検出し、圧力印加により変化
する前記振動特性に基づき圧力を演算し、演算した圧力
値に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力す
るので、例えば車載機器のリニア制御等きめの細かい制
御が可能となり、使い勝手を向上することができるとい
った効果がある。
ングスイッチ装置は、圧電振動子から伝播する振動の振
動特性を圧電センサにより検出し、圧力印加により変化
する前記振動特性に基づき圧力を演算し、演算した圧力
値に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力す
るので、例えば車載機器のリニア制御等きめの細かい制
御が可能となり、使い勝手を向上することができるとい
った効果がある。
ングスイッチ装置は、圧電振動子から伝播する振動の振
動特性を圧電センサにより検出し、圧力印加により変化
する前記振動特性に基づき圧力を演算し、演算した圧力
値に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力す
るので、例えば車載機器のリニア制御等きめの細かい制
御が可能となり、使い勝手を向上することができるとい
った効果がある。
ングスイッチ装置は、圧電ケーブルの出力信号から運転
者の脈拍を検出するので、運転中の健康管理や居眠り防
止に活用することができるといった効果がある。
ングスイッチ装置は、圧電センサからの出力信号のうち
発振子の発振周波数以外の周波数領域を濾波し、濾波信
号と圧力演算値とに基づき車載機器を制御するための制
御信号を出力するので、例えば検出手段を指で押圧して
圧力演算値に基づき車載機器を制御し、同時に指の脈圧
による振動を圧電センサで検出して脈拍を検出するとい
ったように、さらにきめの細かい制御が可能となり、使
い勝手を向上することができるといった効果がある。
ングスイッチ装置は、圧電ケーブルの出力信号レベルに
応じてクラクションの発生を制御するので、従来の接点
型のスイッチより押圧のフィーリング通りのクラクショ
ン発生が可能となり、使い勝手を向上することができる
といった効果がある。
ングスイッチ装置は、従来の接点型のスイッチではスイ
ツチを閉じる保持時間に応じてクラクションの発生時間
やオーディオの音量を制御していたが、本発明では圧力
演算手段の出力信号レベルに応じてクラクションやカー
オーディオの音量を制御するので、押圧のフィーリング
通りのクラクション発生やカーオーディオの音量制御が
可能となり、使い勝手を向上することができるといった
効果がある。
ングスイッチ装置は、従来の接点型のスイッチではスイ
ツチを閉じる保持時間に応じて走行速度を制御していた
が、本発明では圧力演算手段の出力信号レベルに応じて
走行速度を制御するので、足でアクセルを押圧するのと
同様なフィーリングで指で走行速度を制御でき、使い勝
手を向上することができるといった効果がある。
ングスイッチ装置は、ステアリングを加熱するヒータ部
が圧電ケーブルと一体に配設してあり、圧電ケーブルの
出力信号に基づきヒータ部への通電を制御するので、ス
テアリングを握れば自動的にヒータ部への通電を行なう
ことができ、使い勝手を向上することができるといった
効果がある。
チ装置の外観図
号を示す特性図
チ装置のブロック図
号を示す特性図
ッチ装置のブロック図
力信号と濾波部の出力信号を示す特性図
力演算手段で演算された圧力Pとの関係を示す特性図
クラクションやカーオーディオの音量Vmとの関係を示
す特性図
ロック図
ロック図
ッチ装置の圧電ケーブルの断面図
の力の印加方法を示す図
の力の印加方法を示す図
の力の印加方法を示す図
の外観図
の外観図
Claims (18)
- 【請求項1】ステアリングに配設された圧電ケーブル
と、前記圧電ケーブルの出力信号に基づき車載機器を制
御するための制御信号を出力する制御手段とを備えたス
テアリングスイッチ装置。 - 【請求項2】圧電ケーブルはステアリングホイールの周
囲に沿って配設された請求項1記載のステアリングスイ
ッチ装置。 - 【請求項3】ステアリングに圧電ケーブルを配設するた
めの溝部を設けた請求項1または2記載のステアリング
スイッチ装置。 - 【請求項4】溝部に弾性部材を配設し、その上に圧電セ
ンサを配設した請求項3記載のステアリングスイッチ装
置。 - 【請求項5】圧電ケーブルは、中心電極と、セラミック
ス粉体とゴム系有機物とを混合した圧電材と、外側電極
とを同軸状に成形した請求項1乃至4の少なくとも1項
記載のステアリングスイッチ装置。 - 【請求項6】圧電ケーブルは出力信号を導出する端部に
インピーダンス変換部を有した請求項1乃至5の少なく
とも1項記載のステアリングスイッチ装置。 - 【請求項7】制御手段は、圧電ケーブルの信号導出用電
極の導通を検出して圧電ケーブルの異常を判定する異常
判定部を備えた請求項1乃至5の少なくとも1項記載の
ステアリングスイッチ装置。 - 【請求項8】制御手段は、圧電ケーブルの出力信号があ
る特定の信号パターンである時のみ制御信号を出力する
請求項1乃至7の少なくとも1項記載のステアリングス
イッチ装置。 - 【請求項9】制御手段は、各車載機器を判別するための
信号パターンを記憶した記憶部と、圧電ケーブルの出力
信号と前記記憶部に記憶された信号パターンとを比較し
て制御信号を出力する比較部とを備えた請求項1乃至7
の少なくとも1項記載のステアリングスイッチ装置。 - 【請求項10】圧電振動子と圧電センサとが積層された
検出手段と、前記圧電振動子に駆動信号を供給する発振
子と、前記圧電センサの出力信号に基づき前記検出手段
に印加される圧力を演算する圧力演算手段と、前記圧力
演算手段の出力信号に基づき車載機器を制御するための
制御信号を出力する制御手段とを備え、前記検出手段は
ステアリングに配設されたステアリングスイッチ装置。 - 【請求項11】圧電振動子と圧電センサとが同一基板上
に配設された検出手段と、前記圧電振動子に駆動信号を
供給する発振子と、前記圧電センサの出力信号に基づき
前記検出手段に印加される圧力を演算する圧力演算手段
と、前記圧力演算手段の出力信号に基づき車載機器を制
御するための制御信号を出力する制御手段とを備え、前
記検出手段はステアリングに配設されたステアリングス
イッチ装置。 - 【請求項12】圧電振動子と圧電センサとを積層し同軸
状に成型した検出手段と、前記圧電振動子に駆動信号を
供給する発振子と、前記圧電センサの出力信号に基づき
前記検出手段に印加される圧力を演算する圧力演算手段
と、前記圧力演算手段の出力信号に基づき車載機器を制
御するための制御信号を出力する制御手段とを備え、前
記検出手段はステアリングに配設されたステアリングス
イッチ装置。 - 【請求項13】制御手段は、圧電ケーブル又は圧電セン
サの出力信号から運転者の脈拍を検出する脈拍検出部を
備えた請求項1乃至12の少なくとも1項記載のステア
リングスイッチ装置。 - 【請求項14】制御手段は、圧電センサからの出力信号
のうち発振子の発振周波数以外の周波数領域を濾波する
濾波部を有し、前記濾波部と圧力演算手段との出力信号
に基づき車載機器を制御するための制御信号を出力する
請求項10乃至12の少なくとも1項記載のステアリン
グスイッチ装置。 - 【請求項15】制御手段は、圧電ケーブルの出力信号レ
ベルに応じてクラクションの発生を制御する請求項1乃
至7の少なくとも1項記載のステアリングスイッチ装
置。 - 【請求項16】制御手段は、圧力演算手段の出力信号レ
ベルに応じてクラクションやカーオーディオの音量を制
御する請求項10乃至12の少なくとも1項記載のステ
アリングスイッチ装置。 - 【請求項17】制御手段は、圧力演算手段の出力信号レ
ベルに応じて走行速度を制御する請求項10乃至12の
少なくとも1項記載のステアリングスイッチ装置。 - 【請求項18】圧電ケーブルは最内層または最外層にヒ
ータ部を有し、制御手段は前記圧電ケーブルの出力信号
に基づき前記ヒータ部への通電を制御する請求項1乃7
の少なくとも1項記載のステアリングスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352743A JP2000182464A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | ステアリングスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352743A JP2000182464A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | ステアリングスイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000182464A true JP2000182464A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18426143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10352743A Pending JP2000182464A (ja) | 1998-12-11 | 1998-12-11 | ステアリングスイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000182464A (ja) |
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- 1998-12-11 JP JP10352743A patent/JP2000182464A/ja active Pending
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