JP2000228126A5 - - Google Patents

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JP2000228126A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 ステアリング入力装置
【特許請求の範囲】
【請求項】 荷重を検出するためステアリングに配設されたケーブル状またはフィルム状の圧電センサからなる荷重検出手段と、前記圧電センサの出力に基づき制御対象を制御する制御手段とを備え、ステアリングへの荷重のかけ方により、制御対象を任意に制御可能な構成としたステアリング入力装置。
【請求項】 ステアリングにかかる荷重の方向により、制御対象を制御する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 ステアリングにかかる荷重の位置により、制御対象を制御する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 ステアリングに複数の荷重がかかる順序により、制御対象を制御する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 ステアリングに荷重がかかる時間により、制御対象を制御する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 ステアリングに荷重がかかる回数により、制御対象を制御する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 ステアリングに荷重がかかる周期により、制御対象を制御する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 制御手段は、ステアリングが転回中は、制御対象を制御しない構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【請求項】 制御対象を制御するためのステアリングへの荷重のかけ方を設定できる荷重設定手段を有する構成とした請求項記載のステアリング入力装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリングへの荷重のかけ方により、車載機器を制御する入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のステアリング入力装置は、例えば、特開平10−106401号公報(以下、引例1とする)に開示された技術がある。これは図32に示すようなステアリング
1のスポーク部1aと1b間、1cと1d間に配設された接点型のシーソースイッチ2を有したものである。また、特開平6−156114号公報(以下、引例2とする)に開示された技術は、図33に示すようにステアリングホイール3の周囲に沿って複数の圧電素子4、5を配設したもので、圧電素子4、5によりステアリングホイール3を握る手の指の本数を検出し、握っている指の本数が少なくなると警報を発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、引例1のステアリング入力装置では、接点型のシーソースイッチを使用しているため長期間使用すると接点の劣化が起こるという課題がある。また基本的にON/OFFスイッチであり、確実に切り替えなければ入力されないという課題がある。またシーソースイッチにより車載機器を制御する場合、制御したい内容の数だけ接点が必要で、きめ細やかな制御(多段、あるいは連続性のある制御)をさせたい場合は、接点数が多くなるため構成が複雑になったり、操作の回数が増えてしまう課題がある。また、指で小さなスイッチを切り替えるという操作はあまり操作性が良くないものであり、確実な操作のためには熟練を要するという課題が有る。
【0004】
また引例2のステアリング入力装置では、ステアリングを握る指の本数(たかだか10本)を知るためだけに、ステアリングホイール周囲に圧電素子を多数配設する必要があり、効果の割に構成が複雑でコスト高であるといった課題がある。また、走行中の手の位置がステアリング上にあるにもかかわらず、現在市販されている自動車の大半において、各種車載機器(ウインカー、ライト、ワイパー、曇りどめヒータ、シガーライター、映像・音響機器、空調機器、通信機器など)の入力スイッチを入り切りするのに手を離さざるを得ない。
【0005】
中でも映像・音響機器、空調機器、通信機器などにおいては、チューニング、ボリューム調整、温度調整、風量調整など時間を要する調整項目があり、場合によっては手だけでなく、目も離してしまう恐れがある。停車中に操作すれば問題は無いが、いつ操作するかの判断は運転手任せになっており、間違って走行中に操作すれば安全上の問題を引き起こす可能性がある。
【0006】
また、クラクションに関しては、危険の報知を意味したり、あいさつ程度の意味であったりと使用目的がいろいろとあるにも関わらず、あいさつ程度に鳴らそうとしても大きな音となってしまったり、押し方が弱いがために危険な場面で鳴らなかったりするということで、運転手の意志を反映できていないという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のステアリング入力装置は、ステアリングへの荷重のかけ方により、制御対象を任意に制御可能としている。
【0008】
上記発明によれば、ステアリングへの荷重のかけ方により制御対象を任意に制御できるので、運転手は常にステアリング上に手を維持することができ安全である上、接点型のスイッチでは出来ないきめ細かな制御が可能となる。また、例えばステアリングを握る際の荷重(圧力)を変えるだけで制御対象を任意に制御できるので、操作に熟練が不要となり、使い勝手がよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1のステアリング入力装置は、荷重を検出するためステアリングに配設されたケーブル状またはフィルム状の圧電センサからなる荷重検出手段と、前記圧電センサの出力に基づき制御対象を制御する制御手段とを備え、ステアリングへの荷重のかけ方により、制御対象を任意に制御可能なものである。そして、ステアリングへの荷重のかけ
方により制御対象を任意に制御するので、運転手は常にステアリング上に手を維持することができ安全である上、接点型のスイッチでは出来ないきめ細かな制御が可能となる。また、例えばステアリングを握る際の荷重(圧力)を変えるだけで制御対象を任意に制御できるので、操作に熟練が不要となり、使い勝手がよい。また、ステアリングへの荷重のかけ方をステアリングに配設されたケーブル状またはフィルム状の圧電センサで検出するので、接点型のスイッチのような接点の劣化がなく耐久性がよい。
【0010】
本発明の請求項のステアリング入力装置は、ステアリングにかかる荷重の方向により、制御対象を制御する構成である。そして、運転手がステアリングにかける荷重の方向を任意に選ぶことにより、制御対象を任意に制御するので、きめ細かな制御が可能となる。
【0011】
本発明の請求項3のステアリング入力装置は、ステアリングにかかる荷重の位置により、制御対象を制御する構成である。そして、運転手がステアリングにかける荷重の位置を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、必要な時のみ制御対象を制御できる。
【0012】
本発明の請求項のステアリング入力装置は、ステアリングに複数の荷重がかかる順序により、制御対象を制御する構成である。そして、運転手がステアリングに複数の荷重をかける順序を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、間違って荷重をかけたがために希望していない制御が為されるということが起こりにくく操作ミスを防止できる上、荷重を検出する手段の場所の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。
【0013】
本発明の請求項5のステアリング入力装置は、ステアリングに荷重がかかる時間により制御対象を制御する構成である。そして、ステアリングに荷重がかかる時間により制御対象を制御するので、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。
【0014】
本発明の請求項のステアリング入力装置は、ステアリングに荷重がかかる回数により、制御対象を制御する構成である。そして、ステアリングに荷重がかかる回数により制御対象を制御するので、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。
【0015】
本発明の請求項7のステアリング入力装置は、ステアリングに荷重がかかる周期により、制御対象を制御する構成である。
【0016】
本発明の請求項8のステアリング入力装置は、制御手段は、ステアリングが転回中は、制御対象を制御しない構成である。そして、運転手がステアリングの転回のために手や指の位置を変えることでステアリングへの荷重のかけ方が変わっても、制御対象を制御しないので、意図せずに生じた荷重による不要な制御を行なわないようにでき、誤動作を防止できる。
【0017】
本発明の請求項9のステアリング入力装置は、制御対象を制御するためのステアリングへの荷重のかけ方を設定できる荷重設定手段を有する構成である。そして、制御対象を制御するためのステアリングへの荷重のかけ方を任意に設定できるので、運転手の希望に応じて自由に入力方法を決めることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。ただし同一の番号のものは同一の機能を有するものとする。
【0019】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1を示すステアリング入力装置を正面から見た時の構成図である。ステアリング1において、6は圧電センサからなる荷重検出手段で、ステアリングホイール3に内蔵され、ステアリング1への荷重のかけ方を検出する。圧電センサ6はケーブル状で、ステアリングホイール3の周囲に沿って配設されている。
【0020】
図2は図1のAA′面における断面図である。図2において、7はステアリングホイール3の芯材、8は芯材7をカバーするステアリングカバー、9は圧電センサ7を配設するための溝部、10は弾性部材である。弾性部材10はゴムやウレタン等を使用すればよいが、クッション性のある部材であれば他の部材でも構わない。溝部9に弾性部材10を配設した上に圧電センサ6が配設される。尚、圧電センサ6は芯材7に内蔵したり、ステアリングカバー8に配設してもよい。また、ステアリング1の構成は上記に限るものではなく、樹脂成形品や木材加工品等他の構成としてもよい。この場合、圧電センサ6の配設位置は荷重検出できるよう最適化すればよい。
【0021】
図3は圧電センサ6の断面図である。図3において、11は中心電極、12は圧電材、13は外側電極、14は被覆層である。圧電材12はセラミックスの粉体とゴム系有機物とを混合したものである。
【0022】
図4は圧電センサ6の構成図である。図4において、圧電センサ6は出力信号を導出する端部にインピーダンス変換部15を有している。また、もう一方の端部16は中心電極11と外側電極13の絶縁処理がなされている。インピーダンス変換部15はFETやCMOSオペアンプで構成すればよい。
【0023】
図5は本実施例のブロック図である。図5において、17は制御手段で、圧電センサ6の出力信号からある特定の周波数成分を濾波し増幅する濾波部18と、濾波部18の出力信号と予め設定された設定値とを比較して制御信号を出力する比較部19と、圧電センサ6の信号導出用電極11又は13の導通を検出して圧電センサ6の異常を判定する異常判定部20とを有している。そして、制御対象21として、ここではクラクションを考える。尚、制御手段17はステアリング1に内蔵してもよいが、例えばスパイラルケーブルを介してステアリング以外の場所に設置してもよい。上記構成により、本実施例は以下のように作用する。
【0024】
図6はステアリング1を横から見た時の外観図である。図6において、ステアリング1のステアリングホイール3に運転手の手Hdを介して荷重がかけられる。荷重により圧電センサ6からは圧電効果により荷重に応じた電圧信号が出力される。圧電センサ6からの出力信号はインピーダンス変換部15で低インピーダンスに変換され、濾波部18により特定周波数成分のみが濾波され増幅される。図7に濾波部18の出力信号Vと比較部18から出力される制御信号Ctとの特性図を示す。図7において、ステアリングホイール3を握りステアリング動作を行うことにより設定値Vo未満ではあるが変化する出力がある。ここで時刻t1で例えばクラクション21を鳴らすために握る圧力を一時的に増加させたり、圧電センサ6上を押圧すると、圧力に応じて圧電センサ3が変形して一時的に高い出力信号が生じる。そして、ある基準の出力Vo以上の出力信号が生じた時、比較部19では濾波部18の出力VがVo以上ならば制御信号をHiとし、VがVo未満ならば制御信号をLoとする。クラクション21は制御信号がHiならば警報を発生する。ステアリングホイール3を握る圧力変化が大きいほど、出力Vの振幅は大きくなり、制御信号がHiとなる継続時間も増える。したがって、ステアリングへの荷重のかけ方、すなわちステアリングホイール3を握る圧力変化により、制御対象となるクラクション21の警報発生時間を任意に制御することができる。
【0025】
上記作用により、ステアリングへの荷重のかけ方により制御対象を任意に制御できるので、運転手は常にステアリング上に手を維持することができ安全である上、接点型のスイッチでは出来ないきめ細かな制御が可能となる。また、例えばステアリングを握る際の荷重(圧力)を変えるだけで制御対象を任意に制御できるので、操作に熟練が不要となり、使い勝手がよい。
【0026】
また、ステアリングへの荷重のかけ方をステアリングに配設された圧電センサで検出しているので、接点型のスイッチのような接点の劣化がなく耐久性がよい。また、ケーブル状の圧電センサをステアリングホイールの周囲に配設しているので、多数のセンサをステアリングに配設する必要がなく、配設の自由度が向上する上、効率的に荷重を検出できる。また、簡単な構成で、たった一つしか用いなくとも広範囲に配設できるため、低コストで実現できる。
【0027】
(実施例2)
本発明の実施例2を示すステアリング入力装置を以下に説明する。実施例2が実施例1と異なる点は、制御手段17が基準出力を複数設けて、それらの範囲に応じて制御対象を多段に制御する点にある。
【0028】
この構成による作用を図8を用いて示す。図8は濾波部18の出力Vとクラクションの音量Vkとの関係を示す特性図で、横軸が出力V、縦軸がクラクションの音量Vkである。図8に示すとおり、出力Vを何段階かに分割(Vo1、Vo2、Vo3)して、Vo1未満なら音が出ない、Vo1以上Vo2未満なら小さい音が出る、Vo2以上Vo3未満なら中程度の音が出る、Vo3以上なら大きい音が出るというように多段に制御する。
【0029】
上記作用により、運転手がステアリングにかける荷重の大きさを任意に調整することにより、制御対象を多段に制御するので、接点型のスイッチでは出来ないきめ細かな制御が可能となる。
【0030】
また、クラクションの目的による使い分けとして、危険の予知を目的とする場合は大き目の荷重をかけて大きな音を出し、あいさつ程度の場合は小さ目の荷重をかけて小さな音を出すというように、運転手がステアリングにかける荷重を大きくしたり小さくしたりすることで、クラクションの音を任意に大きくしたり小さくしたりするので、きめ細かな制御が可能となる。
【0031】
尚、制御手段17が荷重の大きさに対して制御対象を連続的(リニア)に制御する構成としてもよい。図9はその構成における荷重とクラクションの音の高さとの関係を示す特性図で、横軸がステアリングへの荷重の大きさWで、縦軸がクラクションの音の高さVtを示している。荷重Wが大きくなるにつれて音の高さVtは連続的に変化して高くなる。この構成によれば、荷重の大きさに対して制御対象を連続的(リニア)に制御するので、ステアリング上に手を維持したままで運転手の動作に最も対応したきめ細やかな制御ができる。
【0032】
尚、荷重の大きさの変化によって制御対象を制御する構成としてもよく、たとえば荷重が大から小に変わった時の変化量でクラクションを制御してもよい。同様の効果が期待できる。
【0033】
(実施例3)
図10は本発明の実施例3を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例3が上記実施例と異なる点は、芯材7とステアリングカバー8の間に荷重検出手段としての圧電
センサ6a、6b、6c、6dを配置し、制御手段17が制御対象21としてのウインカーに対して、運転手から見て荷重が右向きの場合は右折の合図を出し、荷重が左向きの場合は左折の合図を出すよう制御する点にある。圧電センサ6a、6b、6c、6dは、通常走行時に指で握る位置に配設してある。
【0034】
上記構成により、運転手がステアリング1に向かって右への荷重をかける場合は、圧電センサ6aに左手の人差し指から小指までの荷重がかかるか、圧電センサ6cに右手の親指の荷重がかかる。逆に運転手がステアリング1に向かって左への荷重をかける場合は、圧電センサ6bに左手の親指の荷重がかかり、圧電センサ6dに右手の人差し指から小指までの荷重がかかる。荷重のかかった圧電センサからは図7に示したような出力Vが出力され、制御手段17では圧電センサ6aと6cの少なくとも1つに対応する比較部19の判定出力がHiであれば右折の指示を出し、圧電センサ6bと6dの少なくとも1つに対応する比較部19の判定出力がHiであれば左折の指示を出す。
【0035】
上記作用によれば、運転手がステアリングにかける荷重の方向を任意に選ぶことにより、制御対象を任意に制御するので、きめ細かな制御が可能となる。
【0036】
また、運転手がステアリングに右向きの荷重をかければ任意にウインカーで右折の合図を出し、左向きの荷重をかければ任意にウインカーで左折の合図を出すというように、荷重の方向と運転手が制御したい方向との対応がとれているので、操作性を向上できる。また、ステアリングを両手で握ったままでもウインカーを制御できるという安全面に優れた効果がある。
【0037】
尚、圧電センサ6aと6c(または6bと6d)のいずれか一方に荷重がかかった時にウインカーを出す方法と、両方同時に荷重がかかった時にウインカーを出す方法とが考えられる。前者では操作が容易となる効果があり、後者では誤操作が起こりにくい効果がある。
【0038】
(実施例4)
図11は本発明の実施例4を示すステアリング入力装置を上から見た構成図である。実施例4が上記実施例と異なる点は、芯材7とステアリングカバー8の間に荷重検出手段としての圧電センサ6e、6f、6g、6hを配置し、制御手段17が制御対象21としてのウインカーに対して、運転手が右手を引いて左手を押せば圧電センサ6g、6fに荷重がかかり、それによりウインカーで右折指示し、逆に左手を引いて右手を押せば圧電センサ6e、6hに荷重がかかり、それによりウインカーで左折指示するよう制御する点にある。圧電センサ6e、6f、6g、6hは通常走行時に指で握る位置に配設してある。
【0039】
上記構成により、運転手が右手を引いて左手を押せば圧電センサ6g、6fに荷重がかかり、逆に左手を引いて右手を押せば圧電センサ6e、6hに荷重がかかる。荷重のかかった圧電センサからは図7に示したような出力Vが出力され、制御手段17では圧電センサ6gと6fの少なくとも1つに対応する比較部19の判定出力がHiであれば右折の指示を出し、圧電センサ6eと6hの少なくとも1つに対応する比較部19の判定出力がHiであれば左折の指示を出す。
【0040】
上記作用により、実施例3と同様の効果がある上、本実施例においては、右折時には体も右を向くような動きとなり、左折時には体も左を向くような動きとなるので、運転手にとって荷重の方向と制御の方向との対応がとれており、直感的に結び付けることができて、操作ミスを起こしにくくする効果がある。
【0041】
尚、ステアリングに対する荷重方向を検出する構成としては、上記実施例3及び実施例
4に限定するものではなく、例えばステアリングの回転軸に荷重検出手段を配設したり、回転軸の軸受けに荷重検出手段を配設して、回転軸に対する荷重方向を検出する構成としてもよい。
【0042】
(実施例5)
図12は本発明の実施例5を示すステアリング入力装置を正面から見た構成図である。実施例5が上記実施例と異なる点は、ステアリング1を両手で時計の4時と8時の方向に握る時の位置において、ステアリングホイール3の内側寄りに圧電センサ6i、6jを内蔵して配設し、、ステアリングホイール3の外側寄りに圧電センサ6k、6lを内蔵して配置し、制御対象21はライトの照射方向とし、制御手段17は圧電センサ6i、6j、6k、6lの出力に基づき運転手から見て荷重が上向きの場合はハイビームとし、荷重が下向きの場合はロービームとする構成とした点である。
【0043】
上記構成により、運転手がステアリング1に向かって下への荷重をかける場合は、圧電センサ6i、6jに手掌から荷重がかかり、上への荷重をかける場合は、圧電センサ6k、6lに手指から荷重がかかる。制御手段17は圧電センサ6i、6jに荷重がかかればライト21をロービームとし、圧電センサ6k、6lに荷重がかかればライト21をロハイビームとする。
【0044】
上記作用により、運転手がステアリングに上向きの荷重をかけることで任意にライトの照射方向をハイビームし、ステアリングに下向きの荷重をかけることで任意にライトの照射方向をロービームするというように、荷重の方向と運転手が制御したい方向との対応がとれているので、操作性を向上できる。
【0045】
尚、実施例5では荷重の方向によって制御する例を示したが、荷重の方向の変化によって制御する構成としてもよく、運転手がステアリングにかける荷重の方向を右から左、上から下などと任意に変化させることにより制御対象を任意に制御するというように、荷重の方向の変化と運転手が制御したい方向との対応がとれているので、操作性を向上できる。
【0046】
なお、本実施例の応用例として、図11の圧電センサの配設位置を右回りまたは左回りに90度ずらしてステアリングホイールの上部と下部に圧電センサを設置し、運転手がステアリングの上側を手前に引くか下側を向こうに押すこと、またはステアリングの下側を手前に引くか上側を向こうに押すことを圧電センサにより検出し、制御手段により運転手がステアリングの上側を手前に引くか下側を向こうに押すことで任意にライトの照射方向をハイビームにして、ステアリングの下側を手前に引くか上側を向こうに押すことで任意にライトの照射方向をロービームにする構成としてもよい。この構成により、実施例5と同様の効果があるのに加えて、さらに、ハイビーム時には体も上を向くような動きとなり、ロービーム時には体も下を向くような動きとなるので、運転手にとって荷重の方向と制御したい方向との対応がとれており、直感的に結び付けることができて、操作ミスを起こしにくくする効果がある。
【0047】
(実施例6)
図13は本発明の実施例6を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例6が上記実施例と異なる点は、ステアリング1の上部に圧電センサ6m、下部に圧電センサ6nを配置し、制御対象(図示せず)をカーステレオとして、制御手段により運転手が圧電センサ6mを押すとカーステレオがONし、圧電センサ6nを押すとカーステレオがOFFする構成とした点にある。通常走行時の手の位置(左右両側)とは異なる位置で、かつ広範囲の位置にわたって荷重による入力を可能とするために、ステアリング1の上部と下部に細長いケーブル状の圧電センサを配置している。
【0048】
上記構成により、運転手がステアリングにかける荷重の位置を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、必要な時のみ制御対象を制御できる。
【0049】
また、荷重がステアリングの上部または下部の少なくとも一方にかかった時に、制御対象を制御するので、走行中のステアリングへの荷重(左右両側)と上部または下部への荷重とを区別しやすく、操作ミスが起こりにくい。
【0050】
尚、本実施例では圧電センサをケーブル状に構成するとしたが、薄い板やフィルム状あるいはテープ状に構成すれば、内蔵しなくても表面に貼り付けることもできる。この場合はより実装の構成が容易で多くの機種に展開可能である。
【0051】
(実施例7)
図14は本発明の実施例7を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例6が上記実施例と異なる点は、ステアリング1の上部の圧電センサ6o、6p、6q、6r、6sが配設され、制御対象をカーステレオのチューナー、ボリューム、エアコンの設定温度、風量やワイパーの間欠周期などの調整項目とし、制御手段は圧電センサ6o、6p、6q、6r、6sにより検出された荷重の位置が右に行くほど調整量が増加するかまたは減少する構成とした点である。上記構成により、例えば、カーステレオのボリュームを調整する場合、荷重の位置が右に行くにつれて(6oから6sまで)5段階に音量を増加するので、運転手が容易に音量を調整できる。
【0052】
上記作用により、一方向に調整量が増加あるいは減少すれば、運転手は手を滑らせながら操作することができるので、操作が極めて容易になる効果がある。
【0053】
(実施例8)
図15は本発明の実施例8におけるステアリング入力装置の構成図である。実施例8が上記実施例と異なる点は、3つのケーブル状の圧電センサ6t、6u、6vを使って5段階に調整できる構成とした点にある。
【0054】
上記構成により、圧電センサ6t、6u、6vは各々重なっているところと、そうでないところがあり、6tだけが出力を発生すれば荷重がかかったのは領域B、6tと6uが出力を発生すれば荷重がかかったのは領域C、6tと6uと6vが出力を発生すれば荷重がかかったのは領域D、6uと6vが出力を発生すれば荷重がかかったのは領域E、6vだけが出力を発生すれば荷重がかかったのは領域Fとなる。
【0055】
上記作用により、圧電センサの数が少なくても実施例7と同様の効果が得られる。なお、実施例7及び実施例8では荷重の位置によって調整量を制御する例を示したが、荷重の位置の変化によって制御する構成としてもよく、運転手がステアリングにかける荷重の位置を任意に変化させることで、制御対象を任意に制御するので、運転手が容易に調整できる。
【0056】
(実施例9)
図16は本発明の実施例9を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例9が上記実施例と異なる点は、ステアリング1に圧電センサ6w、6x、6yを配設し、制御手段は圧電センサ6w、6x、6yの出力信号に基づき印加される複数の荷重の位置によって制御対象を切り替える構成とした点である。
【0057】
上記構成により、例えば圧電センサ6wを押すとライトがON、6xだとワイパーがON、6yだとラジオがON、しかし6wと6xを同時に押すとエアコンがON、また6w
と6yを同時に押すと曇りどめヒータがON、さらに6wと6xと6yを同時に押すとシガーライターがONする。
【0058】
上記作用により、運転手がステアリングにかける複数の荷重の位置を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、間違って荷重をかけたがために希望していない制御が為されるということが起こりにくく操作ミスを防止できる上、きめ細やかな制御ができる。
【0059】
また荷重を検出するセンサの数が少なくて済む効果がある。
【0060】
(実施例10)
図17は本発明の実施例10を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例10が上記実施例と異なる点は、ステアリング1に圧電センサ6A、6B、6C、6Dが配設され、制御手段は圧電センサ6A、6B、6C、6Dの出力信号に基づき同時に荷重がかけられる複数の荷重の位置によって調整量を切り替える構成とした点にある。
【0061】
上記構成により、例えば制御対象がラジオで、チューニングする場合、圧電センサ6Aは1kHz毎、6Bは5kHz毎、それに対して6Cは10倍する機能、6Dは100倍する機能であったとする。6Aと6Bを同時に押すと現在の周波数に6kHz加算され、6Aと6Cを同時に押すと現在の周波数に10kHz、6Aと6Dならば100kHzそれぞれ加算される。
【0062】
上記作用により、1つのセンサに単独の機能だけというものに比べてはるかにバリエーションが増える。センサの少ない構成で多機能化がはかれる効果がある。なお、本実施例では複数の荷重の位置によって調整量を制御する例を示したが、複数の荷重の位置の変化によって制御対象や調整量を制御することも考えられる。たとえば複数の荷重の位置が同時に変わった時のみ、以降の入力を受け付けるように制御してもよい。運転手がステアリングにかける複数の荷重の位置を任意に変化させることで、制御対象を任意に制御するので、間違って荷重をかけたがために希望していない制御が為されるということが起こりにくく操作ミスを防止できる上、きめ細やかな制御ができる。
【0063】
(実施例11)
図18は本発明の実施例11を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例11が上記実施例と異なる点は、ステアリングにかかる複数の荷重の相対位置により、制御対象を制御する構成とした点にある。
【0064】
上記構成により、例えば制御対象としてエアコンを取り上げ、温度設定を行う場合について説明する。図18では領域がGからNまで8等分されているが、圧力か荷重を判別できる手段(図示せず)によりどの領域に荷重がかかったかを判別可能であるとする。そして、GとKやHとLのように180度ずれた位置に同時に荷重がかかったときには設定温度を上げるものとし、GとIやHとJのように90度ずれた位置に同時に荷重がかかったときには設定温度を下げるものである。
【0065】
上記作用により、運転手がステアリングにかける複数の荷重の相対位置を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、間違って荷重をかけたがために希望していない制御が為されるということが起こりにくく操作ミスを防止できる上、きめ細やかな制御ができる。
【0066】
また、複数の荷重の相対位置で制御するので、ステアリングが転回中においても常に制御できる効果がある。
【0067】
なお、同様の方法を制御対象の切り替えに使用してもよく、同様の効果が得られる。なお、本実施例では複数の荷重の相対位置によって制御対象や調整量を制御する例を示したが、複数の荷重の相対位置の変化によって制御することも考えられる。
【0068】
(実施例12)
図19は本発明の実施例12を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例12が上記実施例と異なる点は、ステアリング1に複数の荷重がかかる順序により、制御対象を制御する構成とした点にある。
【0069】
上記構成により、例えば制御対象としてエアコンを取り上げ、風量調節を行う場合について説明する。図19の領域O、Pにおいて、Oの後にPという順序で荷重がかかったときは風量を上げ、Pの後にOという順序で荷重がかかったときは風量を下げるものである。
【0070】
上記作用により、間違って荷重をかけたがために希望していない制御が為されるということが起こりにくく操作ミスを防止できる。
【0071】
尚、実施例12において荷重を検出する場所を3つ以上にした構成としてもよく、例えば3つにした場合、順番に荷重をかけるには6通りの組み合わせがあり、6通りの制御内訳を設定できる。このように、荷重を検出する手段の場所の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。
尚、調整量が増加する方向か減少する方向か、あるいは制御対象として何が選ばれたかについて、表示したり報知する構成を設けてもよく、より運転手にとってわかりやすくなる。
【0072】
(実施例13)
図20は本発明の実施例12を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例13が上記実施例と異なる点は、ステアリングに荷重がかかる時間により制御対象を制御する構成とした点である。ここでは制御対象をくもりどめヒータとし、ステアリング1の上部の領域QとRに、それぞれくもりどめヒータのフロントウィンドウ用、リアウィンドウ用の表示がしてあり、荷重をうける時間に基づき制御手段がそれぞれのヒータをON/OFFする。
【0073】
上記構成により、例えば領域Qに荷重がかかる時間が連続2秒未満ならヒータをONし、領域Qに荷重がかかる時間が連続2秒以上ならヒータをOFFとする。上記作用により、ステアリングに荷重がかかる時間により制御対象を制御するので、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。
【0074】
(実施例14)
図21は本発明の実施例14を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例14が上記実施例と異なる点は、制御対象はチューナーやボリュームや設定温度や風量や間欠周期などの調整項目とし、荷重がかかる時間が短いほど調整量の変化が少なく、荷重がかかる時間が長いほど調整量の変化が大きくなる構成とした点である。ここでは、ステアリング1にラジオのチューニングのために荷重を受ける圧電センサ6E、6Fを配設してある。6Eは周波数を下げるため、6Fは周波数を上げるためのものである。制御手段は6E、6Fに荷重をかける時間が短いほどチューニングの調整量(減少量、増加量)の変化を少なく制御し、6E、6Fに荷重をかける時間が長いほどチューニングの調整量の変化を多いように制御する。
【0075】
上記構成により、例えば現在の周波数より所望の周波数が高い場合、はじめは6Fに長時間荷重をかけ続けてダイナミックに周波数を上げていき、ある程度近づいたら手を離し、今度は少し短い時間(ピッチ)の荷重を与えて周波数を下げる、さらに近づいたらもっと短時間の荷重に変えて周波数を微調整する、そしてもし行き過ぎたら6Eに短時間の荷重をかけて微調整するなどしながら所望の周波数に到達できるのである。
【0076】
上記作用により、運転手がステアリングに荷重をかける時間を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、きめ細かい制御ができ、使い勝手を向上することができる。また、上記のような調整作業が、ステアリング上に手を添えたまま容易に短時間でできる。
【0077】
(実施例15)
本発明の実施例15は、図示しないが、上記実施例と異なる点は、ステアリングに荷重がかかる回数により、制御対象を制御する構成とした点にある。
【0078】
上記構成により、例えば1回の荷重でラジオがON、2回連続の荷重でラジオがOFF、3回連続の荷重でライトがON、4回連続の荷重でライトがOFFとなるよう制御される。
【0079】
上記作用により、ステアリングに荷重がかかる回数により制御対象を制御するので、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。また、センサの数が同じなら制御する内訳を増やせる効果がある。
【0080】
(実施例16)
図22は本発明の実施例16を示す特性図で、横軸は荷重がかかる回数n、縦軸はエアコン風量Qaを示している。荷重がかかる回数nが多いほどエアコンの風量Qaを増やすこととしている。即ち本実施例は、荷重がかかる回数により制御対象を調整する例である。
【0081】
本実施例では、回数と風量に比例関係があり、運転手の直感と合うので操作しやすい効果がある。
【0082】
(実施例17)
図23は本発明の実施例17を示す特性図で、横軸は荷重がかかる回数n、縦軸はワイパーの間欠周期Tiを示している。荷重がかかる回数nが多いほど間欠周期Tiが短くなって高速になっていくこととしている。本実施例では、回数と間欠周期が反比例関係にあり、やはり運転手の直感と合うので操作しやすい効果がある。
【0083】
なお、荷重がかかる回数が少ないほど調整量の変化を少なくし、回数が多いほど調整量の変化を大きくするという方法もあるが、この場合もやはり運転手の直感と合うので操作しやすい効果がある。
【0084】
(実施例18)
図24は本発明の実施例18を示す特性図で、横軸は荷重がかかる周期Tw、縦軸はワイパーの間欠周期Tiを示している。荷重がかかる周期Twが長いほど間欠周期Tiも長くなって低速になっていくこととしている。
【0085】
本実施例では、荷重がかかる周期と間欠周期が比例関係にあり、やはり運転手の直感と合うので操作しやすい効果がある。
【0086】
なお、荷重がかかる周期が長いほど調整量の変化を少なくし、周期が短いほど調整量の変化を大きくするという方法もあるが、この場合も運転手の直感と合うので操作しやすい効果がある。
【0087】
尚、運転手がステアリングに荷重をかける時間や回数や周期を選ぶことで制御対象を制御できるものは、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やせる効果がある。また逆に制御する内訳を同じくする場合、荷重を検出する手段を減らすこともできる。
【0088】
(実施例19)
図25は本発明の実施例19を示すステアリング入力装置の制御手段の構成を示すブロック図である。実施例19が上記実施例と異なる点は、制御手段17が通常走行時のステアリング1への荷重を記憶している記憶部22と、リアルタイムのステアリングへの荷重と記憶部22からの荷重とを比較して制御対象21を制御するかどうかを判定する判定部23と、判定部23の出力により制御対象を制御する対象制御部24とを備えた点にある。
【0089】
上記構成により、記憶部22は、通常走行時のステアリング1への荷重による圧電センサ6の出力を記憶している。判定部23は、リアルタイムのステアリング1への荷重を受けて圧電センサ6が発生する出力と、記憶部22が記憶している出力とを比較して、制御対象21を制御するかどうかを判定する。そして対象制御部24は、判定部23の出力により、制御対象21を制御するために駆動信号を与える。
【0090】
上記作用により、通常走行時のステアリングへの荷重とリアルタイムのステアリングへの荷重とを比較し、制御対象を制御するかどうかを判断するので、不要な制御を行なわないようにでき、誤動作を防止できる。
【0091】
なお、記憶部22を書き換え可能とし、通常走行時にステアリングへの荷重による圧電センサの出力を学習させたり、定期的に更新する構成としてもよく、判定の精度を上げることができる。
【0092】
(実施例20)
実施例20が上記実施例と異なる点は、制御手段がステアリングが転回中は制御対象を制御しない構成とした点にある。図26は本発明の実施例20を示す特性図で、横軸は直進状態のステアリングの角度を0度とした時のステアリングの変位角度θで、縦軸は制御対象を制御してもよいかどうかの制御信号Ct(Hiなら制御する、Loなら制御しない)を示している。ステアリングが転回中は、通常走行にも関わらず、運転手の手や指の位置が変わり、ステアリングへの荷重のかけ方が変わってしまう。そこで本実施例では、転回中には制御対象を制御しないように制御信号をマスクしているのである。図26中の−ΔθからΔθの範囲では制御信号を出し(HI)、それ以外の角度では制御信号を出さない(マスクする)ようにしている(LO)。Δθ、−Δθは、転回にまでは至らないゆるやかなカーブや、ステアリング自体の遊び、走行速度などを考慮して決定すべきであるが、例えば45度前後になると考えられる。またステアリングの角度の検出方法についてはいろいろな方法があるが、他のセンサを使ってもよいし、本発明のような荷重または圧力を判別するセンサを用いて、転回時に回転方向にかかる荷重の積算値等を求めて判定してもよい。
【0093】
上記構成及び作用により、運転手がステアリングの転回のために手や指の位置を変えることでステアリングへの荷重のかけ方が変わっても、制御対象を制御しないので、意図せずに生じた荷重による不要な制御を行なわないようにでき、誤動作を防止できる。
【0094】
(実施例21)
図27は本発明の実施例21を示すステアリング入力装置の構成図である。実施例21が上記実施例と異なる点は、制御対象を制御するかどうかを選択できる制御選択手段としてスイッチ25a、25bを有する構成とした点にある。
【0095】
上記構成により、運転手がスイッチ25a、25bを押すことにより、制御対象を制御するかどうかを自分で選択できるので、希望に合わせた使い方ができる効果がある。例えば、ステアリング入力装置を使いたい場合は25aを押し、使いたくない場合は25bを押せばよい。
【0096】
ここでスイッチ25a、25bの構成についてはいろいろな方法があるが、圧力や荷重を判別できるセンサを使ってもよいし、ON/OFFスイッチや他のセンサを使っても良い。
【0097】
(実施例22)
図28は本発明の実施例22を示すステアリング入力装置である。実施例22が上記実施例と異なる点は、制御対象や荷重のかけ方を自分で設定できるように、荷重設定手段としてスイッチ26a、26b、26cを有している点にある。上記構成により、例えば、圧電センサ6Gに荷重がかかった時に、制御対象であるウインカー21の右折の合図をさせるように設定する場合の具体的な手順を説明する。まずウインカー21で右折合図をし、スイッチ26aにより選択する。続いて圧電センサ6Gを軽くたたき、次いでスイッチ26bで決定する。これにより、以降は圧電センサ6Gを軽くたたくだけでウインカー21を操作するのと同様の右折合図が出る。左折の場合は、同様にウインカー21で左折合図をし、スイッチ26aにより選択する。続いて圧電センサ6Hを軽くたたき、次いでスイッチ26bで決定する。設定を解除するときは、スイッチ26cで解除可能である。
【0098】
上記作用により、制御対象を制御するためのステアリングへの荷重のかけ方を任意に設定できるので、運転手の希望に応じて自由に入力方法を決めることができる。
【0099】
尚、スイッチ26a、26b、26cの構成についてはいろいろな方法があるが、圧力や荷重を判別できるセンサを使ってもよいし、ON/OFFスイッチや他のセンサを使っても良い。
【0100】
(実施例23)
図29は本発明の実施例23を示すステアリング入力装置である。実施例23が上記実施例と異なる点は、荷重を検出する手段とは別に、数多い車載機器の中から好きなものを選択して制御対象に設定できる制御対象選択手段27を有する点である。制御対象選択手段27は、各々の車載機器に対応した機器別スイッチ28a〜28hと、選択決定スイッチ29を有している。機器別スイッチ28a〜28hは例えば順にワイパー、曇りどめヒータ、オーディオ、エアコン、ライト、シガーライター、ウインカー、クラクションに対応している。30a、30bは選択された制御対象を調整できる制御対象調整手段としての調整用スイッチである。
【0101】
上記構成により、所望の機器の機器別スイッチ28a〜28hを押し、次に選択決定スイッチ29を押すと、所望の機器が制御対象として設定される。すなわち、運転手の希望に応じて自由に制御対象を決めることができる。
【0102】
特に、ワイパー、曇りどめヒータ、映像・音響機器、空調機器、ライト、シガーライター、ウインカー、クラクション、通信機器等の汎用的な機器から選択できるようにしてい
るので、多くの車種に搭載可能となる。
【0103】
また、本実施例では、選択された制御対象を調整できる制御対象調整手段として調整用スイッチ30a、30bを有するので、運転手が制御対象を任意に選択するだけでなく、任意に調整できる。例えば制御対象としてエアコンを選んだ時に調整用スイッチ30aで風量が強まり、調整用スイッチ30bで風量が弱まるという具合である。
【0104】
上記作用により、制御対象を複数の車載機器から選択できるので、使い勝手を向上することができる。
また、ワイパー、曇りどめヒータ、映像・音響機器、空調機器、ライト、シガーライター、ウインカー、クラクション、通信機器等のうち少なくとも2つを任意に選択できるので、運転手の希望の車載機器で使うことができる。
【0105】
さらに、運転手が制御対象を任意に選択するだけでなく、任意に調整できるので、運転手の希望の車載機器を希望の状態に調整することができる。
【0106】
尚、ケーブルタイプの圧電センサを使えば図29のように制御対象が多くても、図15の考え方を生かせるので、センサの数を少なくすることができる。また機器別スイッチ28a〜28h、選択決定スイッチ29、調整用スイッチ30a、30bの構成についてはいろいろな方法があるが、圧力や荷重を判別できるセンサを使ってもよいし、ON/OFFスイッチや他のセンサを使っても良い。
【0107】
(実施例24)
図30は本発明の実施例24のステアリング入力装置である。実施例24が上記実施例と異なる点は、ケーブル状の圧電センサ6I、6Jを芯材7に巻き付けた構成とした点にある。
【0108】
上記構成によれば、芯材7を取り巻くようにして芯材7とステアリングカバー8の間をケーブル状の圧電センサ6I、6Jで埋めることができるので、センサの数が少なくともあらゆる方向からの荷重を検出できる。
【0109】
尚、実施例15では荷重をかける回数で制御対象を選択していたが、例えば圧電センサ6の出力信号の大きさに対応して数段階の閾値を設け、それぞれの閾値に応じて制御すべき制御対象を切り替える構成としてもよい。例えば最小閾値の荷重でラジオがON、次の閾値の荷重でラジオがOFF、次の閾値の荷重でライトがON、最大閾値の荷重でライトがOFFとなるよう制御する。これにより、荷重を検出する手段の数が少なくても制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができる。
【0110】
(実施例25)
図31は本発明の実施例25のステアリング入力装置である。実施例25が上記実施例と異なる点は、複数の圧電センサ6K〜6Qをステアリング1に配設し、制御手段17が運転手のステアリングへの接触方法(手の動き)を判別する接触方法判別手段31と、制御対象切換手段32と、制御方法設定手段33と、制御対象21a〜21dとを備えた点にある。
【0111】
上記構成により、接触方法判別手段31は各圧電センサ6K〜6Qの出力から運転手のステアリングへの接触方法(手の動き)を判別する。例えば、接触方法判別手段31は、押す、引く、叩く、握る、なでる、こする、ゆする、滑らせる、もむ、つねる、持ち上げる、引き下げる、ぐいちに押し引きする等の接触方法を判別し、制御対象と制御方法を決定する。制御対象切換手段32は、制御対象21a〜21dの中から1つのみを動作させ
て、制御方法設定手段33は選ばれた制御対象を所望の状態に制御する。たとえば、制御対象としてラジオを選択し、AM/FMを切り替えたり、チューニングやボリューム調整を行なったりするものである。
【0112】
上記作用により、いろいろな手の動きを正確に検出することで、ステアリング上に手を維持したままできめ細やかな制御ができる効果がある。
【0113】
尚、以上の実施例では、荷重検出手段として、ケーブル状の圧電センサを中心に説明してきたが、圧電材12は図3で説明したようなセラミックスの粉体とゴム系有機物とを混合したものだけに限定するものではなく、PVDFのような高分子圧電材やセラミックスを使用することもできる。たとえばセラミックスの両面に電極を施した構成は、圧電ブザーなどで多く使われており、きわめて低価格で実現できる効果がある。
【0114】
また、装着する場所に応じてケーブル状の圧電センサ以外に、フィルム状や他の形状の圧電センサを用いてもよい。
【0115】
さらに、荷重を検出するセンサとしては、圧電センサに限定するものではなく、静電容量方式やひずみ抵抗方式、光ファイバー方式、感圧導電体等、他の荷重センサを用いてもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に係るステアリング入力装置は、ステアリングへの荷重のかけ方をステアリングに配設されたケーブル状またはフィルム状の圧電センサで検出し、ステアリングへの荷重のかけ方により制御対象を任意に制御するので、運転手は常にステアリング上に手を維持することができ安全である上、接点型のスイッチでは出来ないきめ細かな制御が可能となる。また、例えばステアリングを握る際の荷重(圧力)を変えるだけで制御対象を任意に制御できるので、操作に熟練が不要となり、使い勝手がよいといった効果がある。また、ケーブル状またはフィルム状の圧電センサを用いているので接点型のスイッチのような接点の劣化がなく耐久性がよいといった効果がある。
【0117】
本発明の請求項2に係るステアリング入力装置は、ステアリングにかかる荷重の方向により、制御対象を制御するので、運転手がステアリングにかける荷重の方向を任意に選ぶことにより、制御対象を任意に制御するので、きめ細かな制御が可能となる。

【0118】
本発明の請求項に係るステアリング入力装置は、運転手がステアリングにかける荷重の位置を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、必要な時のみ制御対象を制御できるといった効果がある。
【0119】
本発明の請求項4に係るステアリング入力装置は、運転手がステアリングに複数の荷重をかける順序を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、間違って荷重をかけたがために希望していない制御が為されるということが起こりにくく操作ミスを防止できる上、荷重を検出する手段の場所の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができるといった効果があるといった効果がある。
【0120】
本発明の請求項5に係るステアリング入力装置は、ステアリングに荷重がかかる時間により制御対象を制御するので、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができるといった効果がある。
【0121】
本発明の請求項6に係るステアリング入力装置は、運転手がステアリングに荷重をかけ
る回数を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、きめ細かい制御ができ、使い勝手を向上することができるといった効果がある。
【0122】
本発明の請求項に係るステアリング入力装置は、運転手がステアリングに荷重をかける周期を任意に選ぶことで、制御対象を任意に制御するので、荷重を検出する手段の数が同じでも制御する内訳を増やすことができるので使い勝手を向上することができるといった効果がある。
【0123】
本発明の請求項8に係るステアリング入力装置は、運転手がステアリングの転回のために手や指の位置を変えることでステアリングへの荷重のかけ方が変わっても、制御対象を制御しないので、意図せずに生じた荷重による不要な制御を行なわないようにでき、誤動作を防止できるといった効果がある。
【0124】
本発明の請求項9に係るステアリング入力装置は、制御対象を制御するためのステアリングへの荷重のかけ方を任意に設定できるので、運転手の希望に応じて自由に入力方法を決めることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施例1におけるステアリング入力装置の構成図
【図2】
同装置のステアリングホイールの断面図
【図3】
同装置の圧電センサの断面図
【図4】
同装置の圧電センサの構成図
【図5】
同装置のブロック図
【図6】
同装置のステアリングの外観図
【図7】
同装置の濾波部の出力信号と比較部による制御信号を示す特性図
【図8】
本発明の実施例2におけるステアリング入力装置の濾波部の出力信号に対するクラクションの音の大きさを示す特性図
【図9】
同装置のステアリングへの荷重の大きさに対するクラクションの音の高さを示す特性図
【図10】
本発明の実施例3におけるステアリング入力装置の構成図
【図11】
本発明の実施例4におけるステアリング入力装置の構成図
【図12】
本発明の実施例5におけるステアリング入力装置の構成図
【図13】
本発明の実施例6におけるステアリング入力装置の構成図
【図14】
本発明の実施例7におけるステアリング入力装置の構成図
【図15】
本発明の実施例8におけるステアリング入力装置の構成図
【図16】
本発明の実施例9におけるステアリング入力装置の構成図
【図17】
本発明の実施例10におけるステアリング入力装置の構成図
【図18】
本発明の実施例11におけるステアリング入力装置の構成図
【図19】
本発明の実施例12におけるステアリング入力装置の構成図
【図20】
本発明の実施例13におけるステアリング入力装置の構成図
【図21】
本発明の実施例14におけるステアリング入力装置の構成図
【図22】
本発明の実施例16におけるステアリング入力装置の荷重がかかる回数に対するエアコンの風量を示す特性図
【図23】
本発明の実施例17におけるステアリング入力装置の荷重がかかる回数に対するワイパーの間欠周期を示す特性図
【図24】
本発明の実施例18におけるステアリング入力装置の荷重がかかる周期に対するワイパーの間欠周期を示す特性図
【図25】
本発明の実施例19におけるステアリング入力装置のブロック図
【図26】
同装置のステアリングの変位角度に対する制御信号を示す特性図
【図27】
本発明の実施例21におけるステアリング入力装置の構成図
【図28】
本発明の実施例22におけるステアリング入力装置の構成図
【図29】
本発明の実施例23におけるステアリング入力装置の構成図
【図30】
本発明の実施例24におけるステアリング入力装置の構成図
【図31】
本発明の実施例25におけるステアリング入力装置のブロック図
【図32】
従来のステアリング入力装置(引例1)の構成図
【図33】
従来のステアリング入力装置(引例2)の構成図
【符号の説明】
1 ステアリング
6、6a〜6y、6A〜6Q 圧電センサ(荷重検出手段)
17 制御手段
21、21a〜21d 制御対象
22 記憶部
23 判定部
24 対象制御部
25a、25b スイッチ(制御選択手段)
26a〜26c スイッチ(荷重設定手段)
27 制御対象選択手段
28a〜28h 機器別スイッチ(制御対象選択手段)
29 選択決定スイッチ(制御対象選択手段)
30a、30b 調整用スイッチ(制御対象調整手段)
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