JP2000182330A - 情報再生方法及び情報再生装置 - Google Patents
情報再生方法及び情報再生装置Info
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- Signal Processing (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ容量を犠牲にすることなく、常に良好
な等化特性をもって適応等化処理を行うことのできる情
報再生方法及び情報再生装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク101から光ヘッド103に
よってデジタル信号を再生する情報再生装置を、再生信
号を波形等化する第1の波形等化器107と、第1の波
形等化器107の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習器108と、再生信号を記憶するメモ
リ109と、第1の波形等化器107に対する適応学習
動作終了後に、メモリ109から信号を読み出して波形
等化を行う第2の波形等化器110と、第2の波形等化
器110の出力を復調する復調器111とを備えた構成
とする。
な等化特性をもって適応等化処理を行うことのできる情
報再生方法及び情報再生装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク101から光ヘッド103に
よってデジタル信号を再生する情報再生装置を、再生信
号を波形等化する第1の波形等化器107と、第1の波
形等化器107の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習器108と、再生信号を記憶するメモ
リ109と、第1の波形等化器107に対する適応学習
動作終了後に、メモリ109から信号を読み出して波形
等化を行う第2の波形等化器110と、第2の波形等化
器110の出力を復調する復調器111とを備えた構成
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報再生方法及び
情報再生装置に関し、特に情報記録媒体から再生された
デジタル信号を情報記憶容量を犠牲にすることなく、常
に良好な等化特性をもって適応等化処理を行うことので
きる情報再生方法及び情報再生装置に関する。
情報再生装置に関し、特に情報記録媒体から再生された
デジタル信号を情報記憶容量を犠牲にすることなく、常
に良好な等化特性をもって適応等化処理を行うことので
きる情報再生方法及び情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の情報記録媒体からデジタ
ル信号を再生するとき、符号誤り率を悪化させる要因で
ある符号間干渉の抑圧や、逆に特定の符号間干渉を生じ
させることによって符号誤り率を向上させるパーシャル
レスポンス技術の実現を目的として波形等化処理が用い
られる。
ル信号を再生するとき、符号誤り率を悪化させる要因で
ある符号間干渉の抑圧や、逆に特定の符号間干渉を生じ
させることによって符号誤り率を向上させるパーシャル
レスポンス技術の実現を目的として波形等化処理が用い
られる。
【0003】また、情報記録媒体ごとの特性のばらつき
等による伝送路の特性変動が存在するため、伝送路特性
の変化に対して適応的に波形等化器の等化特性を更新す
る適応等化技術が用いられる。
等による伝送路の特性変動が存在するため、伝送路特性
の変化に対して適応的に波形等化器の等化特性を更新す
る適応等化技術が用いられる。
【0004】適応等化技術の例としては、特開平9−7
031号公報の従来の技術の項で説明されているよう
に、情報記録媒体上に特定の学習領域を設け、データ領
域の再生に先立って学習領域を再生し、得られた信号を
用いて再生クロックの生成や適応学習処理を行う手法が
挙げられる。
031号公報の従来の技術の項で説明されているよう
に、情報記録媒体上に特定の学習領域を設け、データ領
域の再生に先立って学習領域を再生し、得られた信号を
用いて再生クロックの生成や適応学習処理を行う手法が
挙げられる。
【0005】図12に、このような従来の適応等化技術
を採用した光ディスク再生装置を示す。また、図13
に、図12の光ディスクのセクタ構造を示す。図13に
示すセクタ1010は、情報記録媒体にディジタル情報
を記録しようとする場合の記録単位であり、1つのセク
タ1010は、アドレス部1001とデータ部1002
とからなる。
を採用した光ディスク再生装置を示す。また、図13
に、図12の光ディスクのセクタ構造を示す。図13に
示すセクタ1010は、情報記録媒体にディジタル情報
を記録しようとする場合の記録単位であり、1つのセク
タ1010は、アドレス部1001とデータ部1002
とからなる。
【0006】アドレス部1001は、セクタ1010の
物理的な番地を表わすものであり、光ディスクの製造時
に予め記録されている。データ部1002は、ユーザが
情報を記録する領域であり、VFO領域1003と適応
学習領域1004とデータ領域1005とからなる。
物理的な番地を表わすものであり、光ディスクの製造時
に予め記録されている。データ部1002は、ユーザが
情報を記録する領域であり、VFO領域1003と適応
学習領域1004とデータ領域1005とからなる。
【0007】VFO領域1003は、信号再生時に必要
な再生クロックを正確に生成するために設けられた連続
的なデータパターンであり、このパターンからの再生信
号を用いて図12中の再生クロック生成器130が再生
クロックを生成する。
な再生クロックを正確に生成するために設けられた連続
的なデータパターンであり、このパターンからの再生信
号を用いて図12中の再生クロック生成器130が再生
クロックを生成する。
【0008】図14は再生クロック生成器の構成を示す
図である。図14に示すように、コンパレータ131に
よって再生信号が所定のスライスレベルと比較され、そ
のゼロクロス点が検出される。VCO134は、入力電
圧に応じた周波数で発振し、再生クロック信号を出力す
る発振器である。位相比較器132は、再生信号のゼロ
クロスのタイミングとVCO134の出力する再生クロ
ック信号のエッジのタイミングとを比較し、それらの位
相誤差量に応じた幅のパルスを出力する。LPF133
は、位相比較器132の出力から低域成分のみを通過さ
せ、その出力はVCO134へと供給される。
図である。図14に示すように、コンパレータ131に
よって再生信号が所定のスライスレベルと比較され、そ
のゼロクロス点が検出される。VCO134は、入力電
圧に応じた周波数で発振し、再生クロック信号を出力す
る発振器である。位相比較器132は、再生信号のゼロ
クロスのタイミングとVCO134の出力する再生クロ
ック信号のエッジのタイミングとを比較し、それらの位
相誤差量に応じた幅のパルスを出力する。LPF133
は、位相比較器132の出力から低域成分のみを通過さ
せ、その出力はVCO134へと供給される。
【0009】本構成によれば、位相差によって位相比較
器132の出力電圧が変化したとしても、VCO134
は、その分だけ発振器の周波数を変化させるので、ディ
スクの回転数の変動に応じた再生クロックを生成するこ
とが可能となる。
器132の出力電圧が変化したとしても、VCO134
は、その分だけ発振器の周波数を変化させるので、ディ
スクの回転数の変動に応じた再生クロックを生成するこ
とが可能となる。
【0010】適応学習領域1004には、波形等化器1
07の等化特性を更新する適応学習処理を行うための既
知のビットパターンが記録されている。このビットパタ
ーンを再生して得られたデジタル再生信号と、ビットパ
ターンに対応して一意的に決まる等化目標値との差を求
めることにより、等化誤差が求まる。その等化誤差の値
が小さくなるような波形等化器107の等化特性値を適
応アルゴリズムによって求めることにより、適応学習処
理が行われる。
07の等化特性を更新する適応学習処理を行うための既
知のビットパターンが記録されている。このビットパタ
ーンを再生して得られたデジタル再生信号と、ビットパ
ターンに対応して一意的に決まる等化目標値との差を求
めることにより、等化誤差が求まる。その等化誤差の値
が小さくなるような波形等化器107の等化特性値を適
応アルゴリズムによって求めることにより、適応学習処
理が行われる。
【0011】このようなセクタ構造を持つ光ディスクに
対して、図12の光ディスク再生装置は、まず、アドレ
ス部1001に記録された情報に基づいて、再生しよう
としているセクタ1010へとアクセスする。
対して、図12の光ディスク再生装置は、まず、アドレ
ス部1001に記録された情報に基づいて、再生しよう
としているセクタ1010へとアクセスする。
【0012】目標のセクタ1010にアクセスできた
ら、VFO領域1003を光ヘッド103によって再生
し、その再生信号に基づいて再生クロック生成器130
が再生クロックを生成し、光ディスク再生装置の各部分
へと供給する。
ら、VFO領域1003を光ヘッド103によって再生
し、その再生信号に基づいて再生クロック生成器130
が再生クロックを生成し、光ディスク再生装置の各部分
へと供給する。
【0013】次に、適応学習領域1004を光ヘッド1
03によって再生し、その再生信号を再生クロックに同
期したタイミングでA/D変換して、デジタル再生信号
を得る。得られたデジタル再生信号は、波形等化器10
7と適応学習器108へと供給される。
03によって再生し、その再生信号を再生クロックに同
期したタイミングでA/D変換して、デジタル再生信号
を得る。得られたデジタル再生信号は、波形等化器10
7と適応学習器108へと供給される。
【0014】波形等化器107は波形等化を行い、適応
学習器108は適応学習処理を行って波形等化器107
へ適切な等化特性を設定する。適応学習処理の終了後、
データ領域1005が再生され、波形等化器107によ
って波形等化された後、復調器111によって復調され
る。
学習器108は適応学習処理を行って波形等化器107
へ適切な等化特性を設定する。適応学習処理の終了後、
データ領域1005が再生され、波形等化器107によ
って波形等化された後、復調器111によって復調され
る。
【0015】上記処理により、データ領域の再生時には
常に正確な再生クロックに同期し、かつ、伝送路の特性
に応じた等化特性をもって波形等化を行なうことが可能
となる。
常に正確な再生クロックに同期し、かつ、伝送路の特性
に応じた等化特性をもって波形等化を行なうことが可能
となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の情
報再生装置の適応等化処理においては、良好な再生特性
を得るために、VFO領域や適応学習領域等のユーザデ
ータを記録することができない領域を設ける必要があ
り、その結果、情報記録媒体の限られたデータ容量が犠
牲となっている。
報再生装置の適応等化処理においては、良好な再生特性
を得るために、VFO領域や適応学習領域等のユーザデ
ータを記録することができない領域を設ける必要があ
り、その結果、情報記録媒体の限られたデータ容量が犠
牲となっている。
【0017】データ容量を犠牲としないために、適応学
習領域を設けず、再生信号を所定の閾値を基準として仮
判定することによって予測等化誤差を求め、この予測等
化誤差が減少するように適応学習動作を行う方法も考え
られるが、そのような構成の場合、適応学習領域を設け
て既知のデータを再生し正確な等化誤差を求める場合に
比べて適応学習の性能が悪化してしまう。
習領域を設けず、再生信号を所定の閾値を基準として仮
判定することによって予測等化誤差を求め、この予測等
化誤差が減少するように適応学習動作を行う方法も考え
られるが、そのような構成の場合、適応学習領域を設け
て既知のデータを再生し正確な等化誤差を求める場合に
比べて適応学習の性能が悪化してしまう。
【0018】特に、適応学習の初期段階においては、回
路の伝送路に波形等化器の等化特性が適合しているとい
う保証はなく、そのような場合、予測等化誤差は誤った
ものとなり、その結果、適応学習の収束の速度が低下し
たり、最悪の場合には発散してしまう。
路の伝送路に波形等化器の等化特性が適合しているとい
う保証はなく、そのような場合、予測等化誤差は誤った
ものとなり、その結果、適応学習の収束の速度が低下し
たり、最悪の場合には発散してしまう。
【0019】また、光ディスク再生装置のような情報再
生装置の場合、デフォーカスやディスクの反射率の変
動、レーザのパワー変動等によって再生信号波形にレベ
ル変動が生じると、コンパレータ131が出力するゼロ
クロス点の位置が本来の位置からずれてしまい、VCO
134が正確な再生クロックを生成できなくなってしま
う。
生装置の場合、デフォーカスやディスクの反射率の変
動、レーザのパワー変動等によって再生信号波形にレベ
ル変動が生じると、コンパレータ131が出力するゼロ
クロス点の位置が本来の位置からずれてしまい、VCO
134が正確な再生クロックを生成できなくなってしま
う。
【0020】正確な再生クロックが供給されなければ、
図12のA/D変換器106で行われる再生信号のサン
プリングのタイミングがずれ、A/D変換器106の出
力として得られるデジタル再生信号の信号レベルも変動
してしまう。その結果、デジタル再生信号を用いて行わ
れる適応学習処理の特性も悪化し、適切な波形等化を行
うことが困難となる。
図12のA/D変換器106で行われる再生信号のサン
プリングのタイミングがずれ、A/D変換器106の出
力として得られるデジタル再生信号の信号レベルも変動
してしまう。その結果、デジタル再生信号を用いて行わ
れる適応学習処理の特性も悪化し、適切な波形等化を行
うことが困難となる。
【0021】また、従来の情報再生装置の適応等化処理
においては、適応学習領域からの再生信号はすべて適応
学習に利用されているが、その再生信号の信号レベルが
情報記録媒体面上に存在するディフェクト等によって等
化目標値から大きくずれてしまった場合には、得られた
等化誤差自体が誤ったものとなり、正しい等化特性値を
求めることができなくなってしまう。
においては、適応学習領域からの再生信号はすべて適応
学習に利用されているが、その再生信号の信号レベルが
情報記録媒体面上に存在するディフェクト等によって等
化目標値から大きくずれてしまった場合には、得られた
等化誤差自体が誤ったものとなり、正しい等化特性値を
求めることができなくなってしまう。
【0022】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、データ容量を犠牲に
することなく、常に良好な等化特性をもって適応等化処
理を行うことのできる情報再生方法及び情報再生装置を
提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、データ容量を犠牲に
することなく、常に良好な等化特性をもって適応等化処
理を行うことのできる情報再生方法及び情報再生装置を
提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の情報再生方法は、情報記録媒体から
再生ヘッドによってデジタル信号を再生する情報再生方
法であって、メモリに再生信号を記憶すると共に、第1
の波形等化器によって前記再生信号を波形等化し、適応
学習器によって前記第1の波形等化器の等化特性を適応
アルゴリズムを用いて更新する適応学習を行い、前記第
1の波形等化器の適応学習動作終了後、前記第1の波形
等化器の等化特性の値を第2の波形等化器の等化特性の
値として設定し、前記メモリから信号を読み出して前記
第2の波形等化器により波形等化を行い、復調器によっ
て前記第2の波形等化器の出力を復調することを特徴と
する。この第1の情報再生方法によれば、データ領域か
らの再生信号を用いて適応学習を行う間、デジタル再生
信号をメモリに一時的に保持しておき、適応学習によっ
て適切な等化特性値が求められた後、メモリに保持して
おいたデータを読み出してその波形等化行うようにした
ので、情報記録媒体に特別に学習領域を設けなくても、
常に良好な等化特性をもって再生信号の波形等化を行う
ことが可能となる。
め、本発明の第1の情報再生方法は、情報記録媒体から
再生ヘッドによってデジタル信号を再生する情報再生方
法であって、メモリに再生信号を記憶すると共に、第1
の波形等化器によって前記再生信号を波形等化し、適応
学習器によって前記第1の波形等化器の等化特性を適応
アルゴリズムを用いて更新する適応学習を行い、前記第
1の波形等化器の適応学習動作終了後、前記第1の波形
等化器の等化特性の値を第2の波形等化器の等化特性の
値として設定し、前記メモリから信号を読み出して前記
第2の波形等化器により波形等化を行い、復調器によっ
て前記第2の波形等化器の出力を復調することを特徴と
する。この第1の情報再生方法によれば、データ領域か
らの再生信号を用いて適応学習を行う間、デジタル再生
信号をメモリに一時的に保持しておき、適応学習によっ
て適切な等化特性値が求められた後、メモリに保持して
おいたデータを読み出してその波形等化行うようにした
ので、情報記録媒体に特別に学習領域を設けなくても、
常に良好な等化特性をもって再生信号の波形等化を行う
ことが可能となる。
【0024】また、前記本発明の第1の情報再生方法に
おいては、前記第2の波形等化器が、前記適応学習動作
の終了した前記第1の波形等化器であるのが好ましい。
この好ましい例によれば、複数の波形等化器を設けるこ
となく、情報記録媒体に特別に学習領域を設けなくて
も、常に良好な等化特性をもって再生信号の波形等化を
行うことが可能となる。
おいては、前記第2の波形等化器が、前記適応学習動作
の終了した前記第1の波形等化器であるのが好ましい。
この好ましい例によれば、複数の波形等化器を設けるこ
となく、情報記録媒体に特別に学習領域を設けなくて
も、常に良好な等化特性をもって再生信号の波形等化を
行うことが可能となる。
【0025】また、前記本発明の第1の情報再生方法に
おいては、前記メモリがFIFOメモリであるのが好ま
しい。この好ましい例によれば、簡単な構成で、一時的
に保持しておいたデジタル再生信号を正しい順序で読み
出すことが可能となる。
おいては、前記メモリがFIFOメモリであるのが好ま
しい。この好ましい例によれば、簡単な構成で、一時的
に保持しておいたデジタル再生信号を正しい順序で読み
出すことが可能となる。
【0026】また、前記本発明の第1の情報再生方法に
おいては、前記情報記録媒体がセクタ構造を持ち、前記
適応学習動作の開始時に、予め定められた等化特性を前
記第1の波形等化器に設定するのが好ましい。この好ま
しい例によれば、再生するセクタの位置に応じて適切な
初期状態から適応学習動作を開始することができ、再生
失敗の可能性を減少させることが可能となる。また、こ
の場合、前回の再生時に再生エラーが生じたセクタを再
生する場合には、前回設定された等化特性とは異なる等
化特性を前記第1の波形等化器に設定するのが好まし
い。この好ましい例によれば、再生失敗の可能性を減少
させることが可能となる。
おいては、前記情報記録媒体がセクタ構造を持ち、前記
適応学習動作の開始時に、予め定められた等化特性を前
記第1の波形等化器に設定するのが好ましい。この好ま
しい例によれば、再生するセクタの位置に応じて適切な
初期状態から適応学習動作を開始することができ、再生
失敗の可能性を減少させることが可能となる。また、こ
の場合、前回の再生時に再生エラーが生じたセクタを再
生する場合には、前回設定された等化特性とは異なる等
化特性を前記第1の波形等化器に設定するのが好まし
い。この好ましい例によれば、再生失敗の可能性を減少
させることが可能となる。
【0027】また、本発明の第2の情報再生方法は、予
め再生クロックを抽出するために用いられるクロックピ
ットが記録された情報記録媒体から再生ヘッドによって
デジタル信号を再生する情報再生方法であって、クロッ
クピット検出器によって再生信号から前記クロックピッ
トを検出してクロックピット検出信号を出力し、再生ク
ロック生成器によって前記クロックピット検出信号から
再生クロックを生成し、波形等化器によって前記再生信
号を波形等化し、適応学習器によって前記波形等化器の
等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する適応学習
動作を前記再生クロックに同期したタイミングで行い、
復調器によって前記波形等化器の出力を復調することを
特徴とする。この第2の情報再生方法によれば、再生信
号のレベル変動により再生クロックの正確性が損なわれ
るという問題を回避することが可能となる。また、VF
O領域が不要となり、ユーザデータ容量を増加させるこ
とができる。
め再生クロックを抽出するために用いられるクロックピ
ットが記録された情報記録媒体から再生ヘッドによって
デジタル信号を再生する情報再生方法であって、クロッ
クピット検出器によって再生信号から前記クロックピッ
トを検出してクロックピット検出信号を出力し、再生ク
ロック生成器によって前記クロックピット検出信号から
再生クロックを生成し、波形等化器によって前記再生信
号を波形等化し、適応学習器によって前記波形等化器の
等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する適応学習
動作を前記再生クロックに同期したタイミングで行い、
復調器によって前記波形等化器の出力を復調することを
特徴とする。この第2の情報再生方法によれば、再生信
号のレベル変動により再生クロックの正確性が損なわれ
るという問題を回避することが可能となる。また、VF
O領域が不要となり、ユーザデータ容量を増加させるこ
とができる。
【0028】また、本発明の第3の情報再生方法は、情
報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号を再生
する情報再生方法であって、波形等化器によって再生信
号を波形等化し、ディフェクト検出器によって前記再生
信号から前記情報記録媒体の面上のディフェクト部分を
再生した信号部分を検出してディフェクト検出信号を出
力し、適応学習器によって前記ディフェクト検出信号に
応じて前記等化特性の更新量を変化させながら前記波形
等化器の等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する
適応学習動作を行い、復調器によって前記波形等化器の
出力を復調することを特徴とする。この第3の情報再生
方法によれば、適応学習処理時に、ディフェクト領域か
らの再生信号等の不適切なデータが適応学習器に入力さ
れた場合でも、その信号による影響を無視あるいは小さ
くすることができるので、安定した適応学習動作を行う
ことが可能となる。
報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号を再生
する情報再生方法であって、波形等化器によって再生信
号を波形等化し、ディフェクト検出器によって前記再生
信号から前記情報記録媒体の面上のディフェクト部分を
再生した信号部分を検出してディフェクト検出信号を出
力し、適応学習器によって前記ディフェクト検出信号に
応じて前記等化特性の更新量を変化させながら前記波形
等化器の等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する
適応学習動作を行い、復調器によって前記波形等化器の
出力を復調することを特徴とする。この第3の情報再生
方法によれば、適応学習処理時に、ディフェクト領域か
らの再生信号等の不適切なデータが適応学習器に入力さ
れた場合でも、その信号による影響を無視あるいは小さ
くすることができるので、安定した適応学習動作を行う
ことが可能となる。
【0029】また、本発明の第4の情報再生方法は、情
報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号を再生
する情報再生方法であって、波形等化器によって再生信
号を波形等化し、適応学習器によって前記波形等化器の
等化特性を、前記波形等化器の入力信号の精度よりも高
い精度の適応アルゴリズムを用いて更新する適応学習動
作を行い、復調器によって前記波形等化器の出力を復調
することを特徴とする。この第4の情報再生方法によれ
ば、適応アルゴリズムの演算処理を行なう適応学習器の
内部のみで高精度の演算が行われるため、装置規模の大
型化を招くことなく、安定した適応学習動作を行うこと
が可能となる。
報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号を再生
する情報再生方法であって、波形等化器によって再生信
号を波形等化し、適応学習器によって前記波形等化器の
等化特性を、前記波形等化器の入力信号の精度よりも高
い精度の適応アルゴリズムを用いて更新する適応学習動
作を行い、復調器によって前記波形等化器の出力を復調
することを特徴とする。この第4の情報再生方法によれ
ば、適応アルゴリズムの演算処理を行なう適応学習器の
内部のみで高精度の演算が行われるため、装置規模の大
型化を招くことなく、安定した適応学習動作を行うこと
が可能となる。
【0030】また、本発明の情報再生装置の第1の構成
は、情報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号
を再生する情報再生装置であって、再生信号を記憶する
メモリと、前記再生信号を波形等化する第1の波形等化
器と、前記第1の波形等化器の等化特性を適応アルゴリ
ズムを用いて更新する適応学習動作を行う適応学習器
と、前記第1の波形等化器に対する適応学習動作が終了
後、その等化特性の値として前記第1の波形等化器の等
化特性の値が設定され、前記メモリから読み出された信
号を波形等化する第2の波形等化器と、前記第2の波形
等化器の出力を復調する復調器とを備えたことを特徴と
する。
は、情報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号
を再生する情報再生装置であって、再生信号を記憶する
メモリと、前記再生信号を波形等化する第1の波形等化
器と、前記第1の波形等化器の等化特性を適応アルゴリ
ズムを用いて更新する適応学習動作を行う適応学習器
と、前記第1の波形等化器に対する適応学習動作が終了
後、その等化特性の値として前記第1の波形等化器の等
化特性の値が設定され、前記メモリから読み出された信
号を波形等化する第2の波形等化器と、前記第2の波形
等化器の出力を復調する復調器とを備えたことを特徴と
する。
【0031】また、前記本発明の情報再生装置の第1の
構成においては、前記第2の波形等化器が、前記適応学
習動作の終了した前記第1の波形等化器であるのが好ま
しい。
構成においては、前記第2の波形等化器が、前記適応学
習動作の終了した前記第1の波形等化器であるのが好ま
しい。
【0032】また、前記本発明の情報再生装置の第1の
構成においては、前記メモリがFIFOメモリであるの
が好ましい。また、前記本発明の情報再生装置の第1の
構成においては、前記第1の波形等化器は、前記適応学
習動作の開始時に、予め定められた等化特性が設定され
るのが好ましい。また、この場合には、前記情報記録媒
体がセクタ構造を持ち、前回の再生時に再生エラーが生
じたセクタを再生する場合、前記第1の波形等化器は、
前回設定された等化特性とは異なる等化特性が設定され
るのが好ましい。
構成においては、前記メモリがFIFOメモリであるの
が好ましい。また、前記本発明の情報再生装置の第1の
構成においては、前記第1の波形等化器は、前記適応学
習動作の開始時に、予め定められた等化特性が設定され
るのが好ましい。また、この場合には、前記情報記録媒
体がセクタ構造を持ち、前回の再生時に再生エラーが生
じたセクタを再生する場合、前記第1の波形等化器は、
前回設定された等化特性とは異なる等化特性が設定され
るのが好ましい。
【0033】また、本発明の情報再生装置の第2の構成
は、予め再生クロックを抽出するために用いられるクロ
ックピットが記録された情報記録媒体から再生ヘッドに
よってデジタル信号を再生する情報再生装置であって、
再生信号から前記クロックピットを検出し、クロックピ
ット検出信号を出力するクロックピット検出器と、前記
クロックピット検出信号から再生クロックを生成する再
生クロック生成器と、前記再生信号を波形等化する波形
等化器と、前記再生クロックに同期して前記波形等化器
の等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する適応学
習動作を行う適応学習器と、前記波形等化器の出力を復
調する復調器とを備えたことを特徴とする。
は、予め再生クロックを抽出するために用いられるクロ
ックピットが記録された情報記録媒体から再生ヘッドに
よってデジタル信号を再生する情報再生装置であって、
再生信号から前記クロックピットを検出し、クロックピ
ット検出信号を出力するクロックピット検出器と、前記
クロックピット検出信号から再生クロックを生成する再
生クロック生成器と、前記再生信号を波形等化する波形
等化器と、前記再生クロックに同期して前記波形等化器
の等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する適応学
習動作を行う適応学習器と、前記波形等化器の出力を復
調する復調器とを備えたことを特徴とする。
【0034】また、本発明の情報再生装置の第3の構成
は、情報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号
を再生する情報再生装置であって、再生信号を波形等化
する波形等化器と、前記再生信号から前記情報記録媒体
の面上のディフェクト部分を再生した信号部分を検出
し、ディフェクト検出信号を出力するディフェクト検出
器と、前記波形等化器の等化特性を適応アルゴリズムを
用いて更新する適応学習動作を行い、前記ディフェクト
検出信号に応じて前記等化特性の更新量を変化させる適
応学習器と、前記波形等化器の出力を復調する復調器と
を備えたことを特徴とする。
は、情報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号
を再生する情報再生装置であって、再生信号を波形等化
する波形等化器と、前記再生信号から前記情報記録媒体
の面上のディフェクト部分を再生した信号部分を検出
し、ディフェクト検出信号を出力するディフェクト検出
器と、前記波形等化器の等化特性を適応アルゴリズムを
用いて更新する適応学習動作を行い、前記ディフェクト
検出信号に応じて前記等化特性の更新量を変化させる適
応学習器と、前記波形等化器の出力を復調する復調器と
を備えたことを特徴とする。
【0035】また、本発明の情報再生装置の第4の構成
は、情報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号
を再生する情報再生装置であって、前記再生信号を波形
等化する波形等化器と、前記波形等化器の等化特性を適
応アルゴリズムを用いて更新する適応学習動作を行う
際、前記波形等化器の入力信号の精度よりも高い精度で
前記適応アルゴリズムの演算処理を行なう適応学習器
と、前記波形等化器の出力を復調する復調器とを備えた
ことを特徴とする。
は、情報記録媒体から再生ヘッドによってデジタル信号
を再生する情報再生装置であって、前記再生信号を波形
等化する波形等化器と、前記波形等化器の等化特性を適
応アルゴリズムを用いて更新する適応学習動作を行う
際、前記波形等化器の入力信号の精度よりも高い精度で
前記適応アルゴリズムの演算処理を行なう適応学習器
と、前記波形等化器の出力を復調する復調器とを備えた
ことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1の実施の形態
における情報再生装置の構成を示すブロック図である。
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1の実施の形態
における情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0037】図1に示すように、本実施の形態の情報再
生装置は、図2のセクタ構造を持つ情報記録媒体である
光ディスク101と、光ディスク101を回転させるス
ピンドルモータ102と、レーザ及び収束レンズ等の光
学的照射手段やフォーカス及びトラッキング等のための
駆動手段を含み、光ディスク101から情報を再生する
光ヘッド103と、光ヘッド103から得られる信号か
らRF再生信号やフォーカス及びトラッキング誤差信号
などを生成するプリアンプ104と、再生RF信号を用
いて再生クロックを生成する再生クロック生成器130
と、再生RF信号をA/D変換するA/D変換器106
と、A/D変換器106の出力を波形等化するFIR型
のトランスバーサルフィルタである波形等化器107
と、波形等化器107の等化特性を適応等化アルゴリズ
ムを用いて更新する適応学習器108と、A/D変換器
106の出力を記憶するFIFOメモリ109と、FI
FOメモリ109の出力を波形等化するFIR型のトラ
ンスバーサルフィルタである波形等化器110と、波形
等化器110の出力を復調する復調器111とを備えて
いる。尚、図1中、120は波形等化器107と適応学
習器108とを含む適応等化器である。
生装置は、図2のセクタ構造を持つ情報記録媒体である
光ディスク101と、光ディスク101を回転させるス
ピンドルモータ102と、レーザ及び収束レンズ等の光
学的照射手段やフォーカス及びトラッキング等のための
駆動手段を含み、光ディスク101から情報を再生する
光ヘッド103と、光ヘッド103から得られる信号か
らRF再生信号やフォーカス及びトラッキング誤差信号
などを生成するプリアンプ104と、再生RF信号を用
いて再生クロックを生成する再生クロック生成器130
と、再生RF信号をA/D変換するA/D変換器106
と、A/D変換器106の出力を波形等化するFIR型
のトランスバーサルフィルタである波形等化器107
と、波形等化器107の等化特性を適応等化アルゴリズ
ムを用いて更新する適応学習器108と、A/D変換器
106の出力を記憶するFIFOメモリ109と、FI
FOメモリ109の出力を波形等化するFIR型のトラ
ンスバーサルフィルタである波形等化器110と、波形
等化器110の出力を復調する復調器111とを備えて
いる。尚、図1中、120は波形等化器107と適応学
習器108とを含む適応等化器である。
【0038】図2は図1の光ディスクのセクタ構造を示
す図である。図2に示すように、セクタ210は、アド
レス部201とデータ部202とを備えている。また、
データ部202は、VFO領域203とデータ領域20
4とにより構成されている。
す図である。図2に示すように、セクタ210は、アド
レス部201とデータ部202とを備えている。また、
データ部202は、VFO領域203とデータ領域20
4とにより構成されている。
【0039】図3は図1の適応等化器を示すブロック図
である。図3に示すように、適応等化器120は波形等
化器107と適応学習器108とにより構成されてい
る。FIR型のトランスバーサルフィルタである波形等
化器107は、遅延回路301、302と、可変なタッ
プ係数値a0、a1、a2を遅延回路301、302の
入出力に乗算するタップ係数回路303、304、30
5と、タップ係数回路303、304、305の出力を
加算する加算回路306とにより構成されており、供給
されるデジタル再生信号を波形等化して出力する。
である。図3に示すように、適応等化器120は波形等
化器107と適応学習器108とにより構成されてい
る。FIR型のトランスバーサルフィルタである波形等
化器107は、遅延回路301、302と、可変なタッ
プ係数値a0、a1、a2を遅延回路301、302の
入出力に乗算するタップ係数回路303、304、30
5と、タップ係数回路303、304、305の出力を
加算する加算回路306とにより構成されており、供給
されるデジタル再生信号を波形等化して出力する。
【0040】適応学習器108は、波形等化器107か
ら供給された信号に基づいて等化目標値信号を生成する
等化目標値演算器路307と、波形等化器107から供
給された信号を、等化目標値演算器307における処理
時間に対応する時間だけ遅延する遅延回路308と、遅
延回路308から供給された信号と等化目標値演算器3
07から供給された等化目標値信号との減算を行い、等
化誤差信号を生成する減算器309と、減算器309の
出力である等化誤差信号とデジタル再生信号とにより、
適応アルゴリズムを用いて新たなタップ係数を求め、波
形等化器107のタップ係数を更新する係数演算器31
0とにより構成されており、供給された信号を用いて波
形等化器107の等化特性を更新する適応学習処理を行
なう。
ら供給された信号に基づいて等化目標値信号を生成する
等化目標値演算器路307と、波形等化器107から供
給された信号を、等化目標値演算器307における処理
時間に対応する時間だけ遅延する遅延回路308と、遅
延回路308から供給された信号と等化目標値演算器3
07から供給された等化目標値信号との減算を行い、等
化誤差信号を生成する減算器309と、減算器309の
出力である等化誤差信号とデジタル再生信号とにより、
適応アルゴリズムを用いて新たなタップ係数を求め、波
形等化器107のタップ係数を更新する係数演算器31
0とにより構成されており、供給された信号を用いて波
形等化器107の等化特性を更新する適応学習処理を行
なう。
【0041】本構成において、光ディスク101から情
報を再生する際には、光ヘッド103によってVFO領
域203が再生され、その再生信号から再生クロック生
成器130によって再生クロックが生成される。次い
で、光ヘッド103によってデータ領域204が再生さ
れ、得られたRF再生信号をA/D変換器106が再生
クロックに同期したタイミングでサンプリングすること
により、デジタル再生信号が得られる。デジタル再生信
号は、波形等化器107及び適応学習器108へ供給さ
れると共に、FIFOメモリ109に供給され、保持さ
れる。波形等化器107は、デジタル再生信号を波形等
化し、その出力は適応学習器108へ供給される。適応
学習器108は、供給される信号を用いて、適応アルゴ
リズムにより波形等化器107の新しい等化特性を求
め、波形等化器107のタップ係数値a0、a1、a2
を更新する。この適応学習処理は、FIFOメモリ10
9の容量の範囲内で所定の回数だけ行われ、所定の回数
の更新処理が行われた後、波形等化器107のタップ係
数値と同じタップ係数値が波形等化器110へ設定され
る。そして、FIFOメモリ109からデータが読み出
され、波形等化器110によってその波形等化が行なわ
れる。波形等化器110の出力信号は、復調器111に
よって復調され、復調データが得られる。
報を再生する際には、光ヘッド103によってVFO領
域203が再生され、その再生信号から再生クロック生
成器130によって再生クロックが生成される。次い
で、光ヘッド103によってデータ領域204が再生さ
れ、得られたRF再生信号をA/D変換器106が再生
クロックに同期したタイミングでサンプリングすること
により、デジタル再生信号が得られる。デジタル再生信
号は、波形等化器107及び適応学習器108へ供給さ
れると共に、FIFOメモリ109に供給され、保持さ
れる。波形等化器107は、デジタル再生信号を波形等
化し、その出力は適応学習器108へ供給される。適応
学習器108は、供給される信号を用いて、適応アルゴ
リズムにより波形等化器107の新しい等化特性を求
め、波形等化器107のタップ係数値a0、a1、a2
を更新する。この適応学習処理は、FIFOメモリ10
9の容量の範囲内で所定の回数だけ行われ、所定の回数
の更新処理が行われた後、波形等化器107のタップ係
数値と同じタップ係数値が波形等化器110へ設定され
る。そして、FIFOメモリ109からデータが読み出
され、波形等化器110によってその波形等化が行なわ
れる。波形等化器110の出力信号は、復調器111に
よって復調され、復調データが得られる。
【0042】以上のように、本実施の形態によれば、デ
ータ領域からの再生信号を用いて適応学習を行う間、デ
ジタル再生信号をFIFOメモリ109に一時的に保持
しておき、適応学習によって適切な等化特性値が求めら
れた後、FIFOメモリ109に保持しておいたデータ
を読み出してその波形等化行うようにしたので、情報記
録媒体に特別に学習領域を設けなくても、常に良好な等
化特性をもって再生信号の波形等化を行うことが可能と
なる。
ータ領域からの再生信号を用いて適応学習を行う間、デ
ジタル再生信号をFIFOメモリ109に一時的に保持
しておき、適応学習によって適切な等化特性値が求めら
れた後、FIFOメモリ109に保持しておいたデータ
を読み出してその波形等化行うようにしたので、情報記
録媒体に特別に学習領域を設けなくても、常に良好な等
化特性をもって再生信号の波形等化を行うことが可能と
なる。
【0043】尚、波形等化器107及び適応学習器10
8の構成としては図3に示した構成に限定されるもので
はなく、他の方法で実現する構成であってもよい。ま
た、デジタル再生信号を一時的に保持するのにFIFO
メモリ109を用いているが、必ずしもFIFOメモリ
109に限定されるものではなく、他の方法で実現する
構成であってもよい。
8の構成としては図3に示した構成に限定されるもので
はなく、他の方法で実現する構成であってもよい。ま
た、デジタル再生信号を一時的に保持するのにFIFO
メモリ109を用いているが、必ずしもFIFOメモリ
109に限定されるものではなく、他の方法で実現する
構成であってもよい。
【0044】また、波形等化器107のタップ係数値の
更新を所定の回数だけ行った後に、FIFOメモリ10
9からの信号の波形等化を開始するようにしているが、
予め回数を決めずに、例えば等化誤差の値が所定の値よ
りも小さくなった等の特定の条件が満たされる場合にF
IFOメモリ109からの信号の波形等化を開始するよ
うにしてもよい。
更新を所定の回数だけ行った後に、FIFOメモリ10
9からの信号の波形等化を開始するようにしているが、
予め回数を決めずに、例えば等化誤差の値が所定の値よ
りも小さくなった等の特定の条件が満たされる場合にF
IFOメモリ109からの信号の波形等化を開始するよ
うにしてもよい。
【0045】また、波形等化器107のタップ係数を波
形等化器110へ設定する処理を、FIFOメモリ10
9からの信号の波形等化を開始する直前に行っている
が、波形等化器107及び波形等化器110のタップ係
数の値を常に一致させるような構成であってもよい。
形等化器110へ設定する処理を、FIFOメモリ10
9からの信号の波形等化を開始する直前に行っている
が、波形等化器107及び波形等化器110のタップ係
数の値を常に一致させるような構成であってもよい。
【0046】〈第2の実施の形態〉図4は本発明の第2
の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。尚、上記第1の実施の形態において用いた
図1中と同一の機能を有するものについては、同一の符
号を付し、その説明を省略する。
の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。尚、上記第1の実施の形態において用いた
図1中と同一の機能を有するものについては、同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0047】図4に示すように、本実施の形態の情報再
生装置は、光ディスク101と、スピンドルモータ10
2と、光ヘッド103と、プリアンプ104と、再生ク
ロック生成器130と、A/D変換器106と、FIF
Oメモリ109と、A/D変換器106の出力とFIF
Oメモリ109の出力とを選択して出力するセレクタ4
01と、セレクタ401の出力を波形等化する波形等化
器107と、適応学習器108と、波形等化器107の
出力を復調する復調器110とを備えている。
生装置は、光ディスク101と、スピンドルモータ10
2と、光ヘッド103と、プリアンプ104と、再生ク
ロック生成器130と、A/D変換器106と、FIF
Oメモリ109と、A/D変換器106の出力とFIF
Oメモリ109の出力とを選択して出力するセレクタ4
01と、セレクタ401の出力を波形等化する波形等化
器107と、適応学習器108と、波形等化器107の
出力を復調する復調器110とを備えている。
【0048】本構成において、VFO領域の再生よる再
生クロックの生成と、A/D変換器106によるデジタ
ル再生信号の生成とは、上記第1の実施の形態と同様に
行われ、A/D変換器106の出力はFIFOメモリ1
09及びセレクタ401へ供給される。
生クロックの生成と、A/D変換器106によるデジタ
ル再生信号の生成とは、上記第1の実施の形態と同様に
行われ、A/D変換器106の出力はFIFOメモリ1
09及びセレクタ401へ供給される。
【0049】データ領域の再生を行う際、セレクタ40
1は、まず、A/D変換器106の出力を波形等化器1
07へ供給する。そして、上記第1の実施の形態と同様
に、FIFOメモリ109の容量の範囲内で所定の回数
だけ、適応学習器108が波形等化器107の等化特性
を更新する適応学習処理を行う。
1は、まず、A/D変換器106の出力を波形等化器1
07へ供給する。そして、上記第1の実施の形態と同様
に、FIFOメモリ109の容量の範囲内で所定の回数
だけ、適応学習器108が波形等化器107の等化特性
を更新する適応学習処理を行う。
【0050】適応学習処理の終了後、セレクタ401
は、その出力をFIFOメモリ109からの読み出し信
号へと切り替えて、波形等化器107による波形等化を
行い、その出力を復調器111によって復調する。
は、その出力をFIFOメモリ109からの読み出し信
号へと切り替えて、波形等化器107による波形等化を
行い、その出力を復調器111によって復調する。
【0051】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器106の出力とFIFOメモリ109の出力
とを選択して出力するセレクタ401が備わっているた
め、複数の波形等化器を設けることなく、上記第1の実
施の形態と同様に、情報記録媒体に特別に学習領域を設
けなくても、常に良好な等化特性をもって再生信号の波
形等化を行うことが可能となる。
/D変換器106の出力とFIFOメモリ109の出力
とを選択して出力するセレクタ401が備わっているた
め、複数の波形等化器を設けることなく、上記第1の実
施の形態と同様に、情報記録媒体に特別に学習領域を設
けなくても、常に良好な等化特性をもって再生信号の波
形等化を行うことが可能となる。
【0052】〈第3の実施の形態〉図5は本発明の第3
の実施の形態における情報再生装置の動作を示すフロー
チャートである。本実施の形態における情報再生装置の
構成は、上記第1又は第2の実施の形態と同様のもので
ある。
の実施の形態における情報再生装置の動作を示すフロー
チャートである。本実施の形態における情報再生装置の
構成は、上記第1又は第2の実施の形態と同様のもので
ある。
【0053】本構成において、再生セクタへアクセス
し、適応学習動作を開始する際、波形等化器107のタ
ップ係数としては、予め定められた初期タップ係数が設
定される(S1)。
し、適応学習動作を開始する際、波形等化器107のタ
ップ係数としては、予め定められた初期タップ係数が設
定される(S1)。
【0054】この状態を初期状態として上記第1又は第
2の実施の形態で説明したような適応学習が行われ(S
2)、再生信号が波形等化され、復調が行われる(S
3)。次いで、再生リトライを行う必要があるか否かが
判断され(S4)、復調された信号にエラー等が無く、
再生リトライの必要がない場合には、再生処理は終了す
る。一方、復調された再生信号の誤り率が所定の基準を
満たさない場合など、再生リトライを行う必要がある場
合には、再度適応学習動作が行われる。このとき、波形
等化器107に設定されるタップ係数としては、上記初
期タップ係数と異なるリトライ時初期タップ係数が設定
され(S5)、再度適応学習及びFIFOメモリ109
に保持されたデータの波形等化等が行なわれる。
2の実施の形態で説明したような適応学習が行われ(S
2)、再生信号が波形等化され、復調が行われる(S
3)。次いで、再生リトライを行う必要があるか否かが
判断され(S4)、復調された信号にエラー等が無く、
再生リトライの必要がない場合には、再生処理は終了す
る。一方、復調された再生信号の誤り率が所定の基準を
満たさない場合など、再生リトライを行う必要がある場
合には、再度適応学習動作が行われる。このとき、波形
等化器107に設定されるタップ係数としては、上記初
期タップ係数と異なるリトライ時初期タップ係数が設定
され(S5)、再度適応学習及びFIFOメモリ109
に保持されたデータの波形等化等が行なわれる。
【0055】以上のように、本実施の形態によれば、再
生リトライ時には、前回と異なる初期タップ係数から適
応学習を開始するようにすることにより、再生失敗の可
能性を減少させることが可能となる。
生リトライ時には、前回と異なる初期タップ係数から適
応学習を開始するようにすることにより、再生失敗の可
能性を減少させることが可能となる。
【0056】尚、複数組のリトライ時初期タップ係数を
予め定めておき、リトライを行うたびに異なるリトライ
時初期タップ係数を設定するようにしてもよい。また、
リトライは予め決められた回数以上は行わないことと
し、それ以上は再生エラーとして処理を打ち切るように
してもよい。
予め定めておき、リトライを行うたびに異なるリトライ
時初期タップ係数を設定するようにしてもよい。また、
リトライは予め決められた回数以上は行わないことと
し、それ以上は再生エラーとして処理を打ち切るように
してもよい。
【0057】〈第4の実施の形態〉図6は本発明の第4
の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。尚、上記第1の実施の形態において用いた
図1中と同一の機能を有するものについては、同一の符
号を付し、その説明を省略する。
の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。尚、上記第1の実施の形態において用いた
図1中と同一の機能を有するものについては、同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0058】図6に示すように、本実施の形態の情報再
生装置は、図7のセクタ構造を持つ情報記録媒体である
光ディスク601と、スピンドルモータ102と、光ヘ
ッド103と、プリアンプ104と、再生RF信号から
クロックピットを検出し、クロックピット検出信号を出
力するクロックピット検出器610と、クロックピット
検出信号に基づいて再生クロックを生成する再生クロッ
ク生成器620と、A/D変換器106と、A/D変換
器106の出力を波形等化する波形等化器107と、波
形等化器107の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習器108と、波形等化器107の出力
を復調する復調器111とを備えている。
生装置は、図7のセクタ構造を持つ情報記録媒体である
光ディスク601と、スピンドルモータ102と、光ヘ
ッド103と、プリアンプ104と、再生RF信号から
クロックピットを検出し、クロックピット検出信号を出
力するクロックピット検出器610と、クロックピット
検出信号に基づいて再生クロックを生成する再生クロッ
ク生成器620と、A/D変換器106と、A/D変換
器106の出力を波形等化する波形等化器107と、波
形等化器107の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習器108と、波形等化器107の出力
を復調する復調器111とを備えている。
【0059】図7は図6の光ディスクのセクタ構造を示
す図である。図7(a)に示すように、セクタ710
は、複数のセグメントからなり、各セグメント720は
サーボ領域721とデータ領域722とにより構成され
ている。図7(a)、(b)に示すように、サーボ領域
721には6個のプリピットがあり、前半の3個がシー
ク動作時にトラック横断信号を得るためのアクセスマー
ク、後半の3個がサーボ用のピットである。このうち、
トラック中心に対してオフセットして配置されているの
がウォブルピットであり、このウォブルピットはトラッ
キングに用いられる。また、中央に配置されているのが
再生クロック生成の基準となるクロックピットである。
この他、サーボ領域の最後にはピットが何も記録されて
いないミラー部が設定されており、このミラー部と後述
するセクタマークの組み合わせによってサーボ領域を検
出するための特異パターンが構成されている。また、先
頭のセグメント0はセクタの先頭を示すセクタマークを
含むアドレス部701、次のセクタ1は適応学習に用い
られる既知のデータが記録された適応学習部702であ
り、それ以外のセグメント2、・・・・はデータ部70
3である。
す図である。図7(a)に示すように、セクタ710
は、複数のセグメントからなり、各セグメント720は
サーボ領域721とデータ領域722とにより構成され
ている。図7(a)、(b)に示すように、サーボ領域
721には6個のプリピットがあり、前半の3個がシー
ク動作時にトラック横断信号を得るためのアクセスマー
ク、後半の3個がサーボ用のピットである。このうち、
トラック中心に対してオフセットして配置されているの
がウォブルピットであり、このウォブルピットはトラッ
キングに用いられる。また、中央に配置されているのが
再生クロック生成の基準となるクロックピットである。
この他、サーボ領域の最後にはピットが何も記録されて
いないミラー部が設定されており、このミラー部と後述
するセクタマークの組み合わせによってサーボ領域を検
出するための特異パターンが構成されている。また、先
頭のセグメント0はセクタの先頭を示すセクタマークを
含むアドレス部701、次のセクタ1は適応学習に用い
られる既知のデータが記録された適応学習部702であ
り、それ以外のセグメント2、・・・・はデータ部70
3である。
【0060】図8は図6のクロックピット検出器の構成
を示す図である。図8に示すように、クロックピット検
出器610は、再生信号の振幅のピークを検出するピー
ク検出器611と、前記特異パターンを検出する特異パ
ターン検出器612と、特異パターン検出器612によ
ってサーボ信号が検出されたときから一定時間検出窓を
出力する検出窓生成器613と、ゲート回路614とに
より構成されている。
を示す図である。図8に示すように、クロックピット検
出器610は、再生信号の振幅のピークを検出するピー
ク検出器611と、前記特異パターンを検出する特異パ
ターン検出器612と、特異パターン検出器612によ
ってサーボ信号が検出されたときから一定時間検出窓を
出力する検出窓生成器613と、ゲート回路614とに
より構成されている。
【0061】本構成において、光ディスク601から情
報を再生する際には、光ヘッド103によってセクタが
セグメント0から順に再生される。クロックピット検出
器610は、再生信号に対してクロックピット検出を以
下のようにして行う。すなわち、クロックピット検出器
610は、ピーク検出器611によって再生信号のピー
ク位置を検出し、ピーク検出信号を出力する。特異パタ
ーン検出器612は、ピーク検出信号から通常の再生信
号には存在しない特異パターンを検出する。検出窓生成
器613は、特異パターンが検出されて特定時間が経過
した後、検出窓を生成する。そして、ピーク検出信号と
検出窓とを供給されたゲート回路614が、クロックピ
ット検出信号を出力する。
報を再生する際には、光ヘッド103によってセクタが
セグメント0から順に再生される。クロックピット検出
器610は、再生信号に対してクロックピット検出を以
下のようにして行う。すなわち、クロックピット検出器
610は、ピーク検出器611によって再生信号のピー
ク位置を検出し、ピーク検出信号を出力する。特異パタ
ーン検出器612は、ピーク検出信号から通常の再生信
号には存在しない特異パターンを検出する。検出窓生成
器613は、特異パターンが検出されて特定時間が経過
した後、検出窓を生成する。そして、ピーク検出信号と
検出窓とを供給されたゲート回路614が、クロックピ
ット検出信号を出力する。
【0062】再生クロック生成器620は、供給された
クロックピット検出信号に基づいて再生クロックを生成
する。データ部703の再生に先立って、適応学習部7
02を再生し、得られた再生信号を再生クロックに同期
してA/D変換器106がサンプリングし、デジタル再
生信号を得る。
クロックピット検出信号に基づいて再生クロックを生成
する。データ部703の再生に先立って、適応学習部7
02を再生し、得られた再生信号を再生クロックに同期
してA/D変換器106がサンプリングし、デジタル再
生信号を得る。
【0063】デジタル再生信号は適応等化器120へ供
給され、適応学習処理が行われる。適応学習処理後、デ
ータ部703が再生され、適応等化器120によって波
形等化され、その出力が復調器111によって復調され
る。
給され、適応学習処理が行われる。適応学習処理後、デ
ータ部703が再生され、適応等化器120によって波
形等化され、その出力が復調器111によって復調され
る。
【0064】以上のように、本実施の形態においては、
情報記録媒体上に予め記録されたクロックピットをピー
ク検出して再生クロックが生成される。ピーク検出の場
合、再生信号のレベル変動があっても再生信号のピーク
位置は変化しないので、本実施の形態によれば、従来技
術のようなレベル変動によって再生クロックの正確性が
損なわれるという問題がなくなり、正確なタイミングで
A/D変換を行うことができ、良好な適応学習結果を得
ることが可能となる。
情報記録媒体上に予め記録されたクロックピットをピー
ク検出して再生クロックが生成される。ピーク検出の場
合、再生信号のレベル変動があっても再生信号のピーク
位置は変化しないので、本実施の形態によれば、従来技
術のようなレベル変動によって再生クロックの正確性が
損なわれるという問題がなくなり、正確なタイミングで
A/D変換を行うことができ、良好な適応学習結果を得
ることが可能となる。
【0065】適応学習領域での波形等化器107の等化
特性の更新回数と、その時点での等化誤差量との関係を
示すと、図9のようになる。同じ長さの適応学習領域を
再生し終わった時点での等化誤差量を比べると、従来技
術よりも本実施の形態の方が等化誤差の少ない状態とな
り、より良好な等化特性を持ってデータ領域の再生を始
めることができる。
特性の更新回数と、その時点での等化誤差量との関係を
示すと、図9のようになる。同じ長さの適応学習領域を
再生し終わった時点での等化誤差量を比べると、従来技
術よりも本実施の形態の方が等化誤差の少ない状態とな
り、より良好な等化特性を持ってデータ領域の再生を始
めることができる。
【0066】また、クロックピットから再生クロックが
得られるので、従来再生クロックを生成するのに必要で
あったVFO領域が不要になり、ユーザデータの容量を
増加させることが可能となる。
得られるので、従来再生クロックを生成するのに必要で
あったVFO領域が不要になり、ユーザデータの容量を
増加させることが可能となる。
【0067】尚、光ディスク601のセクタ構成として
は図7に示す構成に限定されるものではなく、クロック
ピットによる再生クロックを生成することができれば他
の方法によって実現する構成であってもよい。
は図7に示す構成に限定されるものではなく、クロック
ピットによる再生クロックを生成することができれば他
の方法によって実現する構成であってもよい。
【0068】〈第5の実施の形態〉図10は本発明の第
5の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロ
ック図である。尚、上記第1の実施の形態において用い
た図1中と同一の機能を有するものについては、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
5の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロ
ック図である。尚、上記第1の実施の形態において用い
た図1中と同一の機能を有するものについては、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0069】図10に示すように、本実施の形態の情報
再生装置は、光ディスク101と、スピンドルモータ1
02と、光ヘッド103と、プリアンプ104と、再生
クロック生成器130と、A/D変換器106と、A/
D変換器の出力からディフェクトを検出し、ディフェク
ト検出信号を出力するディフェクト検出器801と、A
/D変換器の出力を波形等化する波形等化器107と、
波形等化器107の等化特性を適応等化アルゴリズムを
用いて更新する適応学習器108と、波形等化器107
の出力を復調する復調器111とを備えている。
再生装置は、光ディスク101と、スピンドルモータ1
02と、光ヘッド103と、プリアンプ104と、再生
クロック生成器130と、A/D変換器106と、A/
D変換器の出力からディフェクトを検出し、ディフェク
ト検出信号を出力するディフェクト検出器801と、A
/D変換器の出力を波形等化する波形等化器107と、
波形等化器107の等化特性を適応等化アルゴリズムを
用いて更新する適応学習器108と、波形等化器107
の出力を復調する復調器111とを備えている。
【0070】本構成において、VFO領域の再生よる再
生クロックの生成と、A/D変換器106によるデジタ
ル再生信号の生成とは、上記第1の実施の形態と同様に
行われる。
生クロックの生成と、A/D変換器106によるデジタ
ル再生信号の生成とは、上記第1の実施の形態と同様に
行われる。
【0071】A/D変換器106の出力は、ディフェク
ト検出器801、波形等化器107及び適応学習器10
8へ供給される。波形等化器107は、デジタル再生信
号を波形等化し、その出力は復調器111へ供給されて
復調されると共に、適応学習器108へ供給される。
ト検出器801、波形等化器107及び適応学習器10
8へ供給される。波形等化器107は、デジタル再生信
号を波形等化し、その出力は復調器111へ供給されて
復調されると共に、適応学習器108へ供給される。
【0072】ディフェクト検出器801は、供給された
デジタル再生信号から光ディスク101上のディフェク
ト部分を再生して得られた信号の検出を行い、ディフェ
クト部が検出されたら、ディフェクト検出信号を出力
し、適応学習器108へ供給する。
デジタル再生信号から光ディスク101上のディフェク
ト部分を再生して得られた信号の検出を行い、ディフェ
クト部が検出されたら、ディフェクト検出信号を出力
し、適応学習器108へ供給する。
【0073】適応学習器108は、供給された信号に基
づいて、波形等化器107の等化特性を再生クロックに
同期して更新する適応学習処理を行うが、ディフェクト
検出信号が供給された場合には、波形等化器107の等
化特性を更新しない。
づいて、波形等化器107の等化特性を再生クロックに
同期して更新する適応学習処理を行うが、ディフェクト
検出信号が供給された場合には、波形等化器107の等
化特性を更新しない。
【0074】以上のように、本実施の形態によれば、適
応学習処理時に、ディフェクト領域からの再生信号等の
不適切なデータが適応学習器108に入力された場合で
も、その信号による影響を無視あるいは小さくすること
ができるので、安定した適応学習動作を行うことが可能
となる。
応学習処理時に、ディフェクト領域からの再生信号等の
不適切なデータが適応学習器108に入力された場合で
も、その信号による影響を無視あるいは小さくすること
ができるので、安定した適応学習動作を行うことが可能
となる。
【0075】尚、ディフェクト検出信号が供給された場
合、適応学習器108は波形等化器107の等化特性を
更新しないようにされているが、適応学習器108によ
って新たに求めた等化特性に対して予め定められた量を
減ずる等の操作を行ってから等化特性の更新を実行する
ようにしてもよい。
合、適応学習器108は波形等化器107の等化特性を
更新しないようにされているが、適応学習器108によ
って新たに求めた等化特性に対して予め定められた量を
減ずる等の操作を行ってから等化特性の更新を実行する
ようにしてもよい。
【0076】〈第6の実施の形態〉最小2乗誤差アルゴ
リズム(以下「LMSアルゴリズム」という。)等の適
応アルゴリズムにおいては、タップ係数の更新量を求め
るとき、等化誤差量にステップサイズと言われる定数を
乗じる演算が行われる。実用的な適応学習特性を得るた
めには、このステップサイズを入力信号の振幅値に対し
て十分小さい値に設定する必要がある。よって、固定精
度の演算でタップ係数を計算する場合、ステップサイズ
を乗じた時点で桁落ちが発生し、求まる新しいタップ係
数の値に誤差が生じてしまう。
リズム(以下「LMSアルゴリズム」という。)等の適
応アルゴリズムにおいては、タップ係数の更新量を求め
るとき、等化誤差量にステップサイズと言われる定数を
乗じる演算が行われる。実用的な適応学習特性を得るた
めには、このステップサイズを入力信号の振幅値に対し
て十分小さい値に設定する必要がある。よって、固定精
度の演算でタップ係数を計算する場合、ステップサイズ
を乗じた時点で桁落ちが発生し、求まる新しいタップ係
数の値に誤差が生じてしまう。
【0077】適応学習時の演算ビット数に対する、適応
学習動作終了時に残存する等化誤差(等化残差)は、図
11に示すような関係になる。固定精度の演算精度であ
るため、A/D変換時のビット数よりも少ないビット数
で適応学習演算を行った場合には、適切なタップ係数が
求まらないために大きな等化残差が残ってしまうが、演
算ビット数を増やすことにより、等化残差を減らすこと
が可能となる。
学習動作終了時に残存する等化誤差(等化残差)は、図
11に示すような関係になる。固定精度の演算精度であ
るため、A/D変換時のビット数よりも少ないビット数
で適応学習演算を行った場合には、適切なタップ係数が
求まらないために大きな等化残差が残ってしまうが、演
算ビット数を増やすことにより、等化残差を減らすこと
が可能となる。
【0078】そこで、本実施の形態では、上記第1の実
施の形態で用いた図3において、波形等化器107の入
出力信号のビット数がA/D変換器106の出力ビット
数で決まる固定値となるように構成した。例えば、A/
D変換が8ビットで行われる場合には、波形等化器10
7の入出力信号も8ビットで表される値となる。
施の形態で用いた図3において、波形等化器107の入
出力信号のビット数がA/D変換器106の出力ビット
数で決まる固定値となるように構成した。例えば、A/
D変換が8ビットで行われる場合には、波形等化器10
7の入出力信号も8ビットで表される値となる。
【0079】一方、適応学習器108の入出力信号も8
ビットのデータとなるが、その内部での演算処理におい
ては、入力信号に予め定められた値を乗算してから係数
演算が行われる。その結果として得られるタップ係数の
値は、波形等化器107のタップ係数回路303、30
4及び305のビット数よりも大きくなるので、予め定
められた値によって除算された後、波形等化器107へ
設定される。
ビットのデータとなるが、その内部での演算処理におい
ては、入力信号に予め定められた値を乗算してから係数
演算が行われる。その結果として得られるタップ係数の
値は、波形等化器107のタップ係数回路303、30
4及び305のビット数よりも大きくなるので、予め定
められた値によって除算された後、波形等化器107へ
設定される。
【0080】例えば、8ビットの入力信号を256倍し
てからタップ係数演算を行い、得られた結果が8ビット
に収まるように除算してからタップ係数回路303、3
04および305への設定を行う。この場合、係数演算
器310の内部演算は、16ビットのデータに対する固
定精度演算によって行われる。
てからタップ係数演算を行い、得られた結果が8ビット
に収まるように除算してからタップ係数回路303、3
04および305への設定を行う。この場合、係数演算
器310の内部演算は、16ビットのデータに対する固
定精度演算によって行われる。
【0081】以上のように、本実施の形態によれば、適
応アルゴリズムの演算処理を行なう適応学習器の内部の
みで高精度の演算が行われるため、装置規模の大型化を
招くことなく、安定した適応学習動作を行うことが可能
となる。
応アルゴリズムの演算処理を行なう適応学習器の内部の
みで高精度の演算が行われるため、装置規模の大型化を
招くことなく、安定した適応学習動作を行うことが可能
となる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ領域からの再生信号を用いて適応学習を行う間、
デジタル再生信号をメモリに一時的に保持しておき、適
応学習によって適切な等化特性値が求められた後、メモ
リに保持しておいたデータを読み出してその波形等化を
行うようにしたので、情報記録媒体に特別に学習領域を
設けなくても、常に良好な等化特性をもって再生信号の
波形等化を行うことが可能となる。
データ領域からの再生信号を用いて適応学習を行う間、
デジタル再生信号をメモリに一時的に保持しておき、適
応学習によって適切な等化特性値が求められた後、メモ
リに保持しておいたデータを読み出してその波形等化を
行うようにしたので、情報記録媒体に特別に学習領域を
設けなくても、常に良好な等化特性をもって再生信号の
波形等化を行うことが可能となる。
【0083】また、情報記録媒体上のクロックピットか
ら再生クロックを生成することにより、VFO領域を設
けなくても、常に良好な等化特性をもって再生信号の波
形等化を行うことが可能となる。
ら再生クロックを生成することにより、VFO領域を設
けなくても、常に良好な等化特性をもって再生信号の波
形等化を行うことが可能となる。
【0084】また、情報記録媒体上にディフェクト等が
存在しても、その部分に対して、波形等化器の等化特性
の更新量を減少させることにより、ディフェクトによる
影響を回避することができるので、安定に適応等化処理
が可能となる。
存在しても、その部分に対して、波形等化器の等化特性
の更新量を減少させることにより、ディフェクトによる
影響を回避することができるので、安定に適応等化処理
が可能となる。
【0085】また、適応アルゴリズムの演算処理を行な
う適応学習器の内部のみで高精度の演算を行うことによ
り、装置規模を大型化させることなく、安定した適応学
習動作を行うことが可能となる。
う適応学習器の内部のみで高精度の演算を行うことによ
り、装置規模を大型化させることなく、安定した適応学
習動作を行うことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における情報再生装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図2】図1の光ディスクのセクタ構造を示す図
【図3】図1の適応等化器を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施の形態における情報再生装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態における情報再生装
置の動作を示すフローチャート
置の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第4の実施の形態における情報再生装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図7】図6の光ディスクのセクタ構造を示す図
【図8】図6のクロックピット検出器の構成を示す図
【図9】本発明の第4の実施の形態における適応学習時
の更新回数に対する等化誤差を示す図
の更新回数に対する等化誤差を示す図
【図10】本発明の第5の実施の形態における情報再生
装置の構成を示すブロック図
装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第6の実施の形態における適応学習
演算の精度に対する等化残差を示す図
演算の精度に対する等化残差を示す図
【図12】従来の適応等化技術を採用した光ディスク再
生装置の構成を示すブロック図
生装置の構成を示すブロック図
【図13】図12に示す光ディスクのセクタ構造を示す
図
図
【図14】図12に示す再生クロック生成器のセクタ構
造を示す図
造を示す図
101 光ディスク 102 スピンドルモータ 103 光ヘッド 104 プリアンプ 106 A/D変換器 107 波形等化器 108 適応学習器 109 FIFOメモリ 110 波形等化器 111 復調器 120 適応等化器 130 再生クロック生成器 301〜302 遅延回路 303〜305 タップ係数回路 306 加算器 307 等化目標値演算器 308 遅延回路 309 減算器 310 係数演算器 401 セレクタ 601 光ディスク 610 クロックピット検出器 620 再生クロック生成器 801 ディフェクト検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮武 範夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC02 CC04 FG02 GL02 GM11 HH05 5D090 AA01 BB02 BB04 CC04 DD03 EE13 FF07
Claims (16)
- 【請求項1】 情報記録媒体から再生ヘッドによってデ
ジタル信号を再生する情報再生方法であって、メモリに
再生信号を記憶すると共に、第1の波形等化器によって
前記再生信号を波形等化し、適応学習器によって前記第
1の波形等化器の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習を行い、前記第1の波形等化器の適応
学習動作終了後、前記第1の波形等化器の等化特性の値
を第2の波形等化器の等化特性の値として設定し、前記
メモリから信号を読み出して前記第2の波形等化器によ
り波形等化を行い、復調器によって前記第2の波形等化
器の出力を復調することを特徴とする情報再生方法。 - 【請求項2】 前記第2の波形等化器が、前記適応学習
動作の終了した前記第1の波形等化器である請求項1に
記載の情報再生方法。 - 【請求項3】 前記メモリがFIFOメモリである請求
項1又は2に記載の情報再生方法。 - 【請求項4】 前記情報記録媒体がセクタ構造を持ち、
前記適応学習動作の開始時に、予め定められた等化特性
を前記第1の波形等化器に設定する請求項1、2又は3
のいずれかに記載の情報再生方法。 - 【請求項5】 前回の再生時に再生エラーが生じたセク
タを再生する場合には、前回設定された等化特性とは異
なる等化特性を前記第1の波形等化器に設定する請求項
4に記載の情報再生方法。 - 【請求項6】 予め再生クロックを抽出するために用い
られるクロックピットが記録された情報記録媒体から再
生ヘッドによってデジタル信号を再生する情報再生方法
であって、クロックピット検出器によって再生信号から
前記クロックピットを検出してクロックピット検出信号
を出力し、再生クロック生成器によって前記クロックピ
ット検出信号から再生クロックを生成し、波形等化器に
よって前記再生信号を波形等化し、適応学習器によって
前記波形等化器の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習動作を前記再生クロックに同期したタ
イミングで行い、復調器によって前記波形等化器の出力
を復調することを特徴とする情報再生方法。 - 【請求項7】 情報記録媒体から再生ヘッドによってデ
ジタル信号を再生する情報再生方法であって、波形等化
器によって再生信号を波形等化し、ディフェクト検出器
によって前記再生信号から前記情報記録媒体の面上のデ
ィフェクト部分を再生した信号部分を検出してディフェ
クト検出信号を出力し、適応学習器によって前記ディフ
ェクト検出信号に応じて前記等化特性の更新量を変化さ
せながら前記波形等化器の等化特性を適応アルゴリズム
を用いて更新する適応学習動作を行い、復調器によって
前記波形等化器の出力を復調することを特徴とする情報
再生方法。 - 【請求項8】 情報記録媒体から再生ヘッドによってデ
ジタル信号を再生する情報再生方法であって、波形等化
器によって再生信号を波形等化し、適応学習器によって
前記波形等化器の等化特性を、前記波形等化器の入力信
号の精度よりも高い精度の適応アルゴリズムを用いて更
新する適応学習動作を行い、復調器によって前記波形等
化器の出力を復調することを特徴とする情報再生方法。 - 【請求項9】 情報記録媒体から再生ヘッドによってデ
ジタル信号を再生する情報再生装置であって、再生信号
を記憶するメモリと、前記再生信号を波形等化する第1
の波形等化器と、前記第1の波形等化器の等化特性を適
応アルゴリズムを用いて更新する適応学習動作を行う適
応学習器と、前記第1の波形等化器に対する適応学習動
作が終了後、その等化特性の値として前記第1の波形等
化器の等化特性の値が設定され、前記メモリから読み出
された信号を波形等化する第2の波形等化器と、前記第
2の波形等化器の出力を復調する復調器とを備えたこと
を特徴とする情報再生装置。 - 【請求項10】 前記第2の波形等化器が、前記適応学
習動作の終了した前記第1の波形等化器である請求項9
に記載の情報再生装置。 - 【請求項11】 前記メモリがFIFOメモリである請
求項9又は10に記載の情報再生装置。 - 【請求項12】 前記第1の波形等化器は、前記適応学
習動作の開始時に、予め定められた等化特性が設定され
る請求項9、10又は11のいずれかに記載の情報再生
装置。 - 【請求項13】 前記情報記録媒体がセクタ構造を持
ち、前回の再生時に再生エラーが生じたセクタを再生す
る場合、前記第1の波形等化器は、前回設定された等化
特性とは異なる等化特性が設定される請求項12に記載
の情報再生装置。 - 【請求項14】 予め再生クロックを抽出するために用
いられるクロックピットが記録された情報記録媒体から
再生ヘッドによってデジタル信号を再生する情報再生装
置であって、再生信号から前記クロックピットを検出
し、クロックピット検出信号を出力するクロックピット
検出器と、前記クロックピット検出信号から再生クロッ
クを生成する再生クロック生成器と、前記再生信号を波
形等化する波形等化器と、前記再生クロックに同期して
前記波形等化器の等化特性を適応アルゴリズムを用いて
更新する適応学習動作を行う適応学習器と、前記波形等
化器の出力を復調する復調器とを備えたことを特徴とす
る情報再生装置。 - 【請求項15】 情報記録媒体から再生ヘッドによって
デジタル信号を再生する情報再生装置であって、再生信
号を波形等化する波形等化器と、前記再生信号から前記
情報記録媒体の面上のディフェクト部分を再生した信号
部分を検出し、ディフェクト検出信号を出力するディフ
ェクト検出器と、前記波形等化器の等化特性を適応アル
ゴリズムを用いて更新する適応学習動作を行い、前記デ
ィフェクト検出信号に応じて前記等化特性の更新量を変
化させる適応学習器と、前記波形等化器の出力を復調す
る復調器とを備えたことを特徴とする情報再生装置。 - 【請求項16】 情報記録媒体から再生ヘッドによって
デジタル信号を再生する情報再生装置であって、前記再
生信号を波形等化する波形等化器と、前記波形等化器の
等化特性を適応アルゴリズムを用いて更新する適応学習
動作を行う際、前記波形等化器の入力信号の精度よりも
高い精度で前記適応アルゴリズムの演算処理を行なう適
応学習器と、前記波形等化器の出力を復調する復調器と
を備えたことを特徴とする情報再生装置。
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