JP2000182067A - 中間画素演算装置 - Google Patents

中間画素演算装置

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JP2000182067A
JP2000182067A JP10357798A JP35779898A JP2000182067A JP 2000182067 A JP2000182067 A JP 2000182067A JP 10357798 A JP10357798 A JP 10357798A JP 35779898 A JP35779898 A JP 35779898A JP 2000182067 A JP2000182067 A JP 2000182067A
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Shiyunichi Kuroumaru
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栄治 米澤
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靖雄 孝橋
Katsuyoshi Higashijima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの中間画素値を生成する際に、中
間画素演算に必要なデータを予め他の記憶装置上にデー
タの並び替えや分割を行い格納することなしに、DMA
転送中に中間画素値を生成することを目的とする。 【解決手段】 画像データを入力するデータ入力部10
8と、この入力データを順次格納するためのレジスタを
備えたレジスタ部109と、この格納してあるデータを
モード設定信号により選択出力するデータ選択部110
と、この選択出力に対し中間画素演算を行う中間画素値
演算部111と、この演算結果を出力するデータ出力部
112から構成され、画像データとデータイネーブル信
号を順次入力し、生成した中間画素データに合わせてデ
ータイネーブル信号を出力することで、DMA転送中に
中間画素値の生成を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像処
理における画素間の中間画素値を生成する中間画素演算
装置の改良を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像処理におけるデータ圧縮
処理では、効率的なデータ圧縮を行うために画素間の中
間に配置すべき画素の中間画素値を求め、これを圧縮処
理に用いる場合がある。図7は、本来の画素と中間画素
との関係を示したもので、中間画素には水平方向、垂直
方向、斜め方向の3通りのものがある。この図7では本
来の画素を“○”印で、水平方向の中間画素を“■”印
で、垂直方向の中間画素を“●”印で、斜め方向の中間
画素を“▲”印で、それぞれ示している。
【0003】そして、水平方向の中間画素値を算出する
には、水平方向で隣り合う2つの画素のデータをそれぞ
れa1,a2とすれば、これを(a1+a2)/2 で求めることがで
きる。また、垂直方向の中間画素値を算出するには、垂
直方向で隣り合う2つの画素のデータをそれぞれa1,b1
とすれば、これを(a1+b1)/2 で求めることができる。さ
らに斜め方向の中間画素値を算出するには、水平方向で
隣り合う2つの画素のデータをそれぞれa1,a2とし、か
つこれらと1ライン分ずれて配置され、かつ水平方向で
隣り合う2つの画素のデータをそれぞれb1,b2とすれ
ば、この中間画素を(a1+a2+b1+b2)/4 で求めることがで
きる。
【0004】従来、中間画素値を求める中間画素演算装
置は、例えば、特開平9−311934号公報に示され
ているように、中間画素値を求めるために予め画像デー
タを並び替え、もしくは分割する手段と、並び替え、も
しくは分割した画像データを格納する記憶装置と、中間
画素値を求めるための中間画素(ハーフペル)演算回路
とを備え、前記記憶装置から決められた手順で格納され
ている画像データを読み出し、前記中間画素演算回路に
入力することにより中間画素値を求めていた。
【0005】図8は、上記従来の中間画素演算装置の構
成を示すブロック図である。図において、801はAメ
モリとBメモリのアドレスを生成するアドレス生成回
路、800はデータ入力端子、801aはAメモリとB
メモリの書き込みを制御する書き込み制御部、801b
はAメモリとBメモリの読み出しを制御する読み出し制
御部、802および803は中間画素値を求めるために
予め分割された画像データを格納するためのAメモリと
Bメモリ、804はAメモリ802とBメモリ803に
格納された画像データを用いて中間画素値を求める中間
画素演算回路、805および806はトライステートバ
ッファ、810はデータ出力端子である。
【0006】次に、上記従来の中間画素演算装置におい
て中間画素値を生成する動作について説明する。最初
に、アドレス生成回路801は、データ入力端子800
より入力されてくる画像データに対し、書き込み制御部
801aによってトライステートバッファ805,80
6を制御し、これらを1画素幅で水平方向の二つの画素
列に分割するとともに、書き込み信号を出力してAメモ
リ802とBメモリ803にそれぞれ書き込む。
【0007】次いで、読み出し制御部801bより読み
出し信号を出力して、Aメモリ802とBメモリ803
に格納した画像データを同時に読み出し、中間画素演算
回路804の入力とする。中間画素演算回路804で
は、Aメモリ802とBメモリ803からそれぞれ読み
出された画像データを用いて、上述のような中間画素演
算を行うことにより、中間画素値を生成し、データ出力
端子810よりこれを出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の中間画素演算装
置は上記のように構成されており、データ圧縮を行うた
めなどに用いる画素間の中間画素値を生成することがで
きる。しかしながら、上記のような中間画素演算を行う
画像処理装置では、中間画素演算を行うために、予め画
像データを並び替え、もしくは分割する必要があり、そ
のための制御手段と、並び替え、もしくは分割された画
像データを格納するための記憶装置が必要であった。ま
た、このように記憶装置を用いてデータの並び替え、分
割を行うために、DMA転送中には中間画素演算を行う
ことができなかった。
【0009】本発明は、上記のような従来のものの問題
点を解決するためになされたもので、中間画素演算を行
う際に、予めデータの並び替えや分割等を行って記憶装
置に格納することなく、中間画素値を生成することが可
能な中間画素演算装置を提供することを目的とする。ま
た、DMA転送に特別な制御を加えることなしに、生成
した中間画素値を転送先に出力することで、DMA転送
中に中間画素値を生成することが可能な中間画素演算装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本願の請求項1の発明に係る中間画素演算装置は、
画像データを順次格納するためのレジスタを必要数備え
たレジスタ部と、前記レジスタに格納してあるデータ
を、中間画素を生成する方向を設定する設定信号に応じ
て適宜選択し出力するデータ選択部と、前記データ選択
部からの出力を入力とし、画像データを構成する画素デ
ータに対しその中間画素を生成する中間画素演算を行う
中間画素値演算部と、前記中間画素値演算部における演
算結果を必要に応じて加工出力するデータ出力部とを備
え、画像データのDMA(Direct Memory Access)転送時
にデータイネーブル信号を転送し、かつ前記画像データ
の中間画素値演算をDMA転送中に行うようにしたもの
である。
【0011】また、本願の請求項2の発明に係る中間画
素演算装置は、請求項1記載の中間画素演算装置におい
て、前記画像データは複数の画素データが一緒にされた
パッキングデータとして入力されるものであり、前記中
間画素値演算部は前記パッキングデータを構成する画素
データに対し並列に中間画素演算を行うものとしたもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図6を用いて説明する。 (実施の形態1)この実施の形態1は、画素間の中間画
素値の生成において、2次元的に配列された画像データ
を順次入力して中間画素値を生成することにより、中間
画素演算のために予めデータの並び替えや格納をするこ
となしに、DMA転送されてきたデータを順次入力して
中間画素演算を行うようにしたものである。
【0013】図1は本発明の実施の形態1による中間画
素演算装置のブロック図を示し、図1において、101
はDMA転送中に中間画素値を生成出力することが可能
な,本実施の形態1による中間画素演算装置、117は
外部メモリ、118は内部メモリであり、この図1に示
した例では、外部メモリ117から内部メモリ118へ
画像データをDMA転送するとともに、転送する画像デ
ータに合わせてデータイネーブル信号も転送している。
また、106は中間画素演算装置101で行う中間画素
演算のモードを設定するためのモード設定信号、107
は外部メモリ117からDMA転送されてきたデータ
を、そのまま出力するか、あるいは転送されてきた画像
データに対し中間画素値を生成して出力するかの切り替
えを行うための演算ON/OFF信号である。
【0014】また、中間画素演算装置101のブロック
の内部において、108は外部メモリ117からDMA
転送されてくる画像データとデータイネーブル信号を入
力とするデータ入力部、109はデータ入力部108か
らのデータを順次格納していくレジスタ部、110はレ
ジスタ部109に格納してあるデータのなかからモード
設定信号106に応じて中間画素演算に必要なデータを
選択しこれを出力するデータ選択部、111はデータ選
択部110からの出力を入力とし、モード設定信号10
6によって設定された中間画素値演算により中間画素値
の生成を行う中間画素値演算部、112は必要に応じて
中間画素値演算部111からの演算結果出力を、データ
入力部108に入力されるデータと同じ形式に加工して
出力するデータ出力部、115は演算ON/OFF信号107
により、外部メモリ117からのDMA転送データと、
本中間画素演算装置101により生成された中間画素値
のいずれかを選択し出力するセレクタ、116は演算ON
/OFF信号107により、外部メモリ117からのデータ
イネーブル信号と、本中間画素演算装置101により生
成されたデータイネーブル信号のいずれかを選択し出力
するセレクタである。
【0015】以上のように構成された中間画素演算装置
について、以下、その動作を述べる。図1のデータ入力
部108は、外部メモリ117から転送される入力画像
データ102とともに、画像データに合わせて転送され
る入力データイネーブル信号103を入力とする。レジ
スタ部109は、データ入力部108から入力される画
像データを順次格納していく。モード設定信号106に
より、データ選択部110はレジスタ部109に格納さ
れている画像データの中から必要なものを選択し、その
データに対し中間画素値演算部111はモード設定信号
106により設定された,水平または垂直あるいは斜め
方向の中間画素値を生成する。データ出力部112で
は、中間画素値演算部111からの出力をデータ入力部
108に入力される入力画像データ102と同じ形式で
出力するとともに、データ出力部112から出力される
中間画素データ113に合わせて、データイネーブル信
号114を出力する。セレクタ115と116は、演算
ON/OFF信号107により、DMA転送のみのときは、外
部メモリ117からの入力画像データ102と入力デー
タイネーブル信号103を選択してこれらを出力し、中
間画素値を生成する場合は、データ出力部112からの
中間画素データ113と中間画素データイネーブル信号
114を選択しこれらを出力する。
【0016】ところで、外部メモリ117からの入力画
像データ102と中間画素演算装置101で生成した中
間画素データ113の間には、中間画素の演算上、デー
タの個数に違いが発生する。また、中間画素データが出
力されるまでに遅延も生じてしまう。
【0017】しかるに、本実施の形態1の中間画素演算
装置101では、生成される中間画素データに合わせて
データ出力部112がデータイネーブル信号も加工し出
力するため、DMA転送制御に特別な制御手段や回路を
必要としない。従って、DMA転送中に中間画素値の生
成が可能である。
【0018】このように、本実施の形態1によれば、デ
ータ入力部108により、外部の装置から入力画像デー
タ102とともに入力データイネーブル信号103を入
力し、これをレジスタ部109によりその内部で順次シ
フトしてゆき、その際、データ選択部110で適宜中間
画素値の演算に必要な画素データを取得するようにレジ
スタ部109の出力を選択し、中間画素値演算部111
はその選択した画素データに基づき中間画素値を生成す
る演算を行い、データ出力部112により、その演算結
果を必要に応じて加工し出力するようにしたので、中間
画素演算を行うために予めデータの並び替えや格納を要
することなく、DMA転送されてきたデータを順次入力
して中間画素演算を行うことができる。
【0019】(実施の形態2)この実施の形態2は、D
MA転送される画像データを順次入力し、中間画素値を
生成するとともに、DMA転送に特別な制御を加えるこ
となしに、生成した中間画素値を並列に演算し入力され
てきたデータと同じパッキング形式で出力することによ
り、DMA転送中に、中間画素値を少ない遅延で生成す
ることを可能としたものである。
【0020】図2は本発明の実施の形態2による中間画
素演算装置におけるレジスタ部109の構成の一例を示
したものである。図2で示したレジスタ部は、4画素、
8画素、16画素数の水平方向の中間画素、垂直方向の
中間画素、斜め方向の中間画素を、同一のレジスタ部か
らのデータで生成することが可能なようにこれを構成し
たものである。
【0021】図2において、109aないし109uは
それぞれ画像データを一時記憶するレジスタAないしレ
ジスタUであり、レジスタA109a,レジスタC10
9c,レジスタE109e,レジスタG109g,レジ
スタI109i,レジスタK109k,レジスタM10
9m,レジスタO109o,レジスタQ109q,レジ
スタS109sはデータ入力部108が出力する入力画
像データ102の上位8ビットを入力しこれらをこの順
で順次パラレルに転送してゆくものである。また、レジ
スタB109b,レジスタD109d,レジスタF10
9f,レジスタH109h,レジスタJ109j,レジ
スタL109l,レジスタN109n,レジスタP10
9p,レジスタR109r,レジスタT109t,レジ
スタU109uはデータ入力部108が出力する入力画
像データ102の下位8ビットを入力しこれらをこの順
で順次パラレルに転送してゆくものである。
【0022】また、これらのレジスタのなかで、レジス
タA109a,レジスタB109b,レジスタD109
d,レジスタE109e,レジスタF109f,レジス
タG109g,レジスタH109h,レジスタI109
i,レジスタJ109j,レジスタK109k,レジス
タL109l,レジスタN109n,レジスタQ109
q,レジスタR109r,レジスタS109s,レジス
タT109t,レジスタU109uの出力はそれぞれデ
ータ選択部110に入力されている。
【0023】以下、8×8画素数の中間画素値を生成す
る場合の本実施の形態2による中間画素演算装置の動作
について述べる。図3は、2次元的に配列されている画
像データを表している。a1、a2、a3、…、j9、j10 、j1
1 、…は個々の画素のデータである。外部メモリ117
には、画像データが2画素分を一緒にしたパッキングデ
ータとして、例えばデータa1とa2、データa3とa4をそれ
ぞれ一緒にして16ビットで格納されている場合を例と
して述べる。
【0024】表1,表2,表3はそれぞれ水平方向,垂
直方向,斜め方向に対し、8画素分の中間画素演算を行
う場合の、図2のレジスタ部のレジスタのサイクル毎の
値の変化と中間画素演算値との関係を示したものであ
り、各表の枠の最上行における数字“0”ないし“1
2”はサイクルの値を示している。また、各表中で黒で
表示したレジスタは、中間値演算を行うにあたってその
出力が選択されるレジスタを示している。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】図1の外部メモリ117からは画像データ
として2画素分づつが16ビットで転送されてくる。中
間画素値を生成するために、データ入力部108はレジ
スタ部109に転送されてくるデータを順次格納してい
く。図2および表1に示すように、サイクル0において
データ入力部108から出力されたデータa1、a2はサイ
クル1において、レジスタAにデータa1が、レジスタB
にデータa2がそれぞれ格納され、次のサイクルではレジ
スタAにデータa3が、レジスタBにデータa4が格納され
るというように、データ入力部108からのデータを順
次格納していく。水平方向の中間画素値を生成する際
は、レジスタAとB、レジスタDとレジスタAに格納し
てあるデータを用いて並列に中間画素値演算が行われる
ように、モード設定信号106により、データ選択部1
10がデータを選択しこれが中間画素値演算部111に
出力される。中間画素値演算部111では、並列に水平
方向の中間画素演算を行い、2つの中間画素値を同時に
生成する。これにより、例えば1サイクル目でレジスタ
AとBに格納されるデータa1とa2を用いてその水平方向
の中間画素値(a1+a2)/2 が演算される。また2サイクル
目ではレジスタDに格納されるデータa2とレジスタAに
格納されるデータa3を用いてその水平方向の中間画素値
(a2+a3)/2 が演算されるとともに、レジスタAに格納さ
れるデータa3とレジスタBに格納されるデータa4を用い
てその水平方向の中間画素値(a3+a4)/2がこれと並列に
演算される。
【0029】中間画素値演算部111で生成された中間
画素値は、データ出力部112によって、データ入力部
108に入力されるデータと同じように2つの中間画素
値を一緒にして16ビットのデータとして出力される。
同時にデータ出力部112からは、出力される中間画素
値に合わせてデータイネーブル信号を出力する。水平方
向の中間画素値を生成する場合の、画像データとデータ
イネーブル信号との関係を示したのが図4である。この
とき、水平方向に8画素分の中間画素値を生成するに
は、9画素分の画像データの入力が必要になるため、入
力画像データ102と生成した中間画素値である出力画
像データ104との間には、データの個数に差ができる
が、出力画像データイネーブル信号105は、データ出
力部112からの出力画像データ104に合わせて、中
間画素値が出力されない期間は一旦ロウレベルとなり、
再び中間画素値が出力される期間はハイレベルとなるよ
うにデータイネーブル信号が出力されるため、この出力
画像データイネーブル信号105により、DMA転送は
特別な制御をする必要がない。
【0030】次に、垂直方向の中間画素値を生成する場
合について、その動作を述べる。外部メモリ117から
DMA転送されてくる画像データをデータ入力部108
を介し、レジスタ部109に順次格納していくのはモー
ドの設定にかかわらず同じである。すなわち、図2およ
び表2に示すように、サイクル0においてデータ入力部
108から出力されたデータa1、a2はサイクル1におい
て、レジスタAにデータa1が、レジスタBにデータa2が
それぞれ格納され、次のサイクルではレジスタAにデー
タa3が、レジスタBにデータa4が格納されるというよう
に、データ入力部108からのデータを順次格納してい
く。8×8の中間画素値を生成する際の垂直方向の中間
画素値の生成は、図2のレジスタ部109におけるレジ
スタIとレジスタA、レジスタJとレジスタBに格納し
てあるデータを用いて並列に中間画素値演算が行われる
ように、モード設定信号106により、データ選択部1
10から中間画素値演算部111にデータが選択出力さ
れることで行われる。中間画素値演算部111では並列
に垂直方向の中間画素演算を行い、2つの中間画素値を
同時に生成する。
【0031】これにより、例えば5サイクル目でレジス
タIに格納されるデータa1とレジスタAに格納されるデ
ータb1を用いてその垂直方向の中間画素値(a1+b1)/2 が
演算されるとともに、5サイクル目でレジスタJに格納
されるデータa2とレジスタBに格納されるデータb2を用
いてその垂直方向の中間画素値(a2+b2)/2 がこれと並列
に演算される。
【0032】中間画素値演算部111で生成された中間
画素値は、データ出力部112によって、データ入力部
108に入力されるデータと同じように2つの中間画素
値を一緒にして16ビットのデータとして出力される。
このとき、垂直方向に8画素分の中間画素値を生成する
には、9ライン分の画像データの入力が必要になるた
め、入力画像データ102と生成した中間画素値である
出力画像データ104との間には、データの個数に差が
できる。また、データの出力には少なくとも1ライン分
のデータ入力のための遅延が発生するが、データ出力部
112からの出力データに合わせてデータイネーブル信
号が出力されるため、出力画像データイネーブル信号1
05により、DMA転送は特別な制御をする必要がな
い。垂直方向の中間画素値を生成する場合の、データと
データイネーブルとの関係を示したのが図5である。
【0033】さらに、斜め方向の中間画素値を生成する
場合について、その動作を述べる。外部メモリ117か
らDMA転送されてくる画像データをデータ入力部10
8を介し、レジスタ部109に順次格納していくのはモ
ードの設定にかかわらず同じである。図2および表3に
示すように、サイクル0においてデータ入力部108か
ら出力されたデータa1、a2はサイクル1において、レジ
スタAにデータa1が、レジスタBにデータa2がそれぞれ
格納され、次のサイクルではレジスタAにデータa3が、
レジスタBにデータa4が格納されるというように、デー
タ入力部108からのデータを順次格納していく。8×
8の中間画素値を生成する際の斜め方向の中間画素値の
生成は、図2のレジスタ部109におけるレジスタKと
レジスタLとレジスタAとレジスタB、レジスタNとレ
ジスタKとレジスタDとレジスタAに格納してあるデー
タを用いて並列に中間画素値演算が行われるように、モ
ード設定信号106により、データ選択部110から中
間画素値演算部111にデータが選択出力されることで
行われる。中間画素値演算部111では、並列に斜め方
向の中間画素演算を行い、2つの中間画素値を同時に生
成する。
【0034】これにより、例えば6サイクル目でレジス
タK,レジスタLとレジスタA,レジスタBにそれぞれ
格納されるデータa1,a2 とb1,b2 を用いてその斜め方向
の中間画素値(a1+a2+b1+b2)/4 が演算され、7サイクル
目でレジスタNに格納されるデータa2とレジスタKに格
納されるデータa3とレジスタDに格納されるデータb2と
レジスタAに格納されるデータb3を用いてその斜め方向
の中間画素値(a2+a3+b2+b3)/4 が演算されるとともに、
レジスタKに格納されるデータa3とレジスタLに格納さ
れるデータa4とレジスタAに格納されるデータb3とレジ
スタBに格納されるデータb4を用いてその斜め方向の中
間画素値(a3+a4+b3+b4)/4 が並列に演算される。
【0035】中間画素値演算部111で生成された中間
画素値は、データ出力部112によって、データ入力部
108に入力されるデータと同じように2つの中間画素
値を一緒にして16ビットのデータとして出力される。
このとき、斜め方向に8×8画素分の中間画素値を生成
するには、水平方向に1ライン9画素分、垂直方向に9
ライン分の画像データの入力が必要になるため、入力画
像データ102と生成した中間画素値である出力画像デ
ータ104との間には、データの個数に違いが生じる。
また、中間画素値の出力までに遅延が発生するが、デー
タ出力部112からの出力データに合わせてデータイネ
ーブル信号が出力されるため、出力画像データイネーブ
ル信号105により、DMA転送は特別な制御をする必
要がない。斜め方向の中間画素値を生成する場合の、デ
ータとデータイネーブルとの関係を示したのが図6であ
る。
【0036】なお、以上の説明は8画素の場合に関する
ものであるが、水平,垂直,斜め方向の中間画素値を4
画素分演算する場合や、16画素分演算する場合におい
ても同様の処理により中間画素値を演算することができ
る。4画素の場合のレジスタのサイクル毎の値の変化と
中間画素演算値との関係を表4ないし表6に、16画素
の場合のレジスタのサイクル毎の値の変化と中間画素演
算値との関係を表7ないし表9に、それぞれ示してい
る。
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】
【0042】
【表9】
【0043】次にこのようなDMA転送の際に特別な制
御を必要としないように、出力データに合わせて出力さ
れるデータイネーブル信号の生成について説明する。図
9は本発明の実施の形態2による中間画素演算装置にお
けるレジスタ部109の構成の一例を示したものであ
る。図9で示したレジスタ部は、図2で示したレジスタ
部とともに設けられ、図2で示したレジスタ部が4画
素、8画素、16画素数の水平方向の中間画素、垂直方
向の中間画素、斜め方向の中間画素を同一のレジスタ部
からのデータで生成することが可能なように構成してい
るのに対し、これらの中間画素を生成する際のデータイ
ネーブル信号を、同一のレジスタ部からのデータで生成
することが可能なようにこれを構成したものである。
【0044】図9において、1091ないし10910
はそれぞれデータイネーブル信号を一時記憶するレジス
タ1ないしレジスタ10であり、レジスタ1 109
1,レジスタ2 1092,レジスタ3 1093,レ
ジスタ4 1094,レジスタ5 1095,レジスタ
6 1096,レジスタ7 1097,レジスタ8 1
098,レジスタ9 1099,レジスタ10 109
10は、データ入力部108が出力する入力データイネ
ーブル信号901を入力しこれをこの順で順次転送して
ゆくものである。
【0045】また、これらのレジスタのなかで、レジス
タ1 1091の出力902はデータ出力部112に入
力されており、レジスタ3 1093,レジスタ4 1
094,レジスタ5 1095,レジスタ6 109
6,レジスタ9 1099,レジスタ10 10910
の出力はそれぞれデータ選択部110に入力されてい
る。
【0046】また、図10は本発明の実施の形態2によ
る中間画素演算装置におけるデータ出力部112の構成
の一例を示したものである。図10において、1007
は図9のレジスタ部109のレジスタ1 1091から
のデータイネーブル信号902およびデータ選択部11
0からの出力信号903を入力とするAND 回路、100
5はAND 回路1007の出力1004およびデータイネ
ーブル信号902を入力とするセレクタ、1002はセ
レクタ1005の出力1001をカウントするカウンタ
部、1006はカウンタ部1002の出力1003およ
びAND 回路1007の出力1004を入力とするセレク
タ、114はこのセレクタ1006の出力信号である中
間画素データイネーブル信号である。
【0047】また、1008および1009は中間画素
値演算部111が演算し並列に出力する演算結果、10
10はこの演算結果1008を入力とするレジスタ、1
012はこのレジスタ1010の出力1011および演
算結果1008を入力とするセレクタ、113はこのセ
レクタ1012の出力と中間画素値演算部111の演算
結果1009がパッキングされた中間画素値生成データ
113である。
【0048】また、図11は水平方向に中間画素値を4
画素生成する場合のデータイネーブル信号生成部内の信
号を示すものである。また、図12は垂直方向に中間画
素値を4画素生成する場合のデータイネーブル信号生成
部内の信号を示すものである。さらに、図13は斜め方
向に中間画素値を4画素生成する場合のデータイネーブ
ル信号生成部内の信号を示すものである。
【0049】次に、データイネーブル信号を生成する場
合について、その動作を述べる。図1の外部メモリ11
7からの入力データイネーブル信号103は、図9に示
すように、データ入力部108により入力され、このデ
ータ入力部108からのデータイネーブル信号901は
レジスタ部109のレジスタ1 1091に格納され
る。このレジスタ1 1091の出力902はモード設
定信号106によるモード設定にかかわらず、常にデー
タ出力部112に出力される。また、データイネーブル
信号901はレジスタ部109のレジスタ1 1091
からレジスタ2 1092,レジスタ3 1093,
…,レジスタ9 1099,レジスタ10 10910
に順次格納され、データ選択部110はモード設定信号
106に応じて、垂直方向に中間画素を4画素生成する
場合はレジスタ3 1093の出力を、斜め方向に中間
画素を4画素生成する場合はレジスタ4 1094の出
力を、垂直方向に中間画素を8画素生成する場合はレジ
スタ5 1095の出力を、斜め方向に中間画素を8画
素生成する場合はレジスタ6 1096の出力を、垂直
方向に中間画素を16画素生成する場合はレジスタ9
1099の出力を、斜め方向に中間画素を16画素生成
する場合はレジスタ10 10910の出力を、それぞ
れ選択し、選択データ903として出力する。また、水
平方向の中間画素値を生成する場合は、生成画素数にか
かわらず、レジスタ1 1091の出力902のみをデ
ータイネーブル信号生成に用いるものであり、データ選
択部110で選択、出力された出力903はこれを必要
としない。
【0050】次に、図10において、データ出力部11
2に入力された,図9のレジスタ11091の出力90
2およびデータ選択部110の出力903はAND 回路1
007によって論理積がとられ、その出力1004とレ
ジスタ1 1091の出力902がモード設定信号10
6に応じてセレクタ1005によって選択され、カウン
タ部1002はこのセレクタ1005の出力1001を
カウント信号として、この信号1001が“H”の期間
モード設定信号により設定された値までカウントを行
う。中間画素値を4画素数生成する場合は、“0”,
“1”,“2”,“0”,“1”,“2”,…のカウン
トを繰り返す。同様に、中間画素値を8画素数生成する
場合は、“0”,“1”,“2”,“3”,“4”,
“0”,“1”,“2”,“3”,“4”,…のカウン
トを繰り返す。さらに、中間画素値を16画素数生成す
る場合は、“0”,“1”,“2”,“3”,“4”,
“5”,“6”,“7”,“8”,“0”,“1”,
“2”,“3”,“4”,“5”,“6”,“7”,
“8”,…のカウントを繰り返す。そして、カウント値
が“0”の場合はカウンタ部1002の出力1003と
して、“0”を出力し、他の場合は“1”を出力する。
【0051】データイネーブル信号の生成は、水平方向
の中間画素値演算の場合はレジスタ部109からの出力
902をカウント信号セレクタ1005で選択し、カウ
ンタ部1002のカウント信号1001とする。そして
このカウンタ部1002からの出力1003をデータイ
ネーブル出力セレクタ1006で選択し、中間画素デー
タイネーブル信号114とする。 即ち、図11に示す
ように、水平方向に4画素分の中間画素を生成する場
合、レジスタ部109からの入力902が“H”の期
間、カウンタ部1002のカウンタは“0”,“1”,
“2”,“0”,“1”,“2”,…のカウントを繰り
返し、カウンタ部1002はカウント値が“0”の場合
は出力1003として、“0”を出力し、他の場合は
“1”を出力する。このため、図11(a) に示すように
入力902が与えられると、カウンタ部1002からの
出力は図11(b) に示すようになり、これがセレクタ1
006で選択されて中間画素データイネーブル信号11
4となる。従って、o1=(a1+a2)/2, o2 =(a2+a3)/2, o
3 =(a3+a4)/2, o4 =(a4+a5)/2 の4つの中間画素が演
算され、これらが、o1, o2とo3, o4をそれぞれ1組とし
て、2タイミングを要して出力すべき時に出力データイ
ネーブル信号は“1”,“1”、即ち“H”,“H”と
なるように生成されており、次のタイミングで、入力画
像データはa5,a6 が入力されるが、このa6は中間画素演
算に用いないものであり、かつこの時カウンタ部100
2のカウント値が“0”となっているため、出力データ
イネーブル信号は“0”、即ち“L”となるように生成
される。そしてその次のタイミングで、入力画像データ
はb1,b2 が入力され、さらにその次のタイミングで、入
力画像データはb3,b4 が入力されるが、これらはともに
中間画素演算に用いるものであり、かつこの時カウンタ
部1002のカウント値がそれぞれ“1”,“2”とな
っているため、出力データイネーブル信号は“1”,
“1”、即ち“H”,“H”となるように生成される。
【0052】これに対し、垂直方向の中間画素値演算の
場合は、AND 回路1007の出力1004をデータイネ
ーブル出力セレクタ1006で選択し、これを中間画素
データイネーブル信号114とする。即ち、図12に示
すように、垂直方向に4画素分の中間画素を生成する場
合、レジスタ部109からの入力902とデータ選択部
110からの入力903としてのレジスタ3 1093
の出力の論理積をAND回路1007でとり、これをセレ
クタ1006で選択し、中間画素データイネーブル信号
114とする。このため、図12(a) に示すように入力
902が与えられ、これよりレジスタ2 1092,レ
ジスタ3 1093を通過する分遅れて図12(b) に示
すように入力903が与えられると、AND 回路1007
の出力1004は図12(c) に示すようになり、これが
セレクタ1006で選択されて中間画素データイネーブ
ル信号114となる。従って、o1=(a1+b1)/2, o2 =(a
2+b2)/2, o3 =(b1+b2)/2, o4 =(b3+b4)/2 の4つの中
間画素が演算され、これらが、o1, o2とo3, o4をそれぞ
れ1組として出力される際に、a1, a2, …よりそれぞれ
2タイミング遅れて入力されるb1,b2,…の入力タイミン
グに合わせて出力データイネーブル信号が“H”にな
り、かつこの垂直方向に4画素分の中間画素を演算する
場合、水平方向に4画素分の中間画素を演算する場合の
ように、中間画素演算に用いない画素は水平方向には存
在しないので、生成される出力データイネーブル信号
は、水平方向の時のように一旦“L”になることはな
く、最初に遅延が発生するのみである。
【0053】さらに、斜め方向の中間画素値演算の場合
はAND 回路1007の出力1004をカウント信号セレ
クタ1005で選択してこれをカウンタ部1002のカ
ウント信号1001とし、カウンタ部1002の出力1
003をデータイネーブル出力セレクタ1006で選択
し、これを中間画素データイネーブル信号114とす
る。即ち、図13に示すように、斜め方向に4画素分の
中間画素を生成する場合、レジスタ部109からの入力
902とデータ選択部110からの入力903としての
レジスタ3 1093の出力の論理積をAND 回路100
7でとり、これをセレクタ1005で選択してカウンタ
部1002への入力1001とし、このカウント部10
02の出力1003をセレクタ1006で選択し、これ
を中間画素データイネーブル信号114とする。このた
め、図13(a) に示すように入力902が与えられ、こ
れよりレジスタ2 1092,レジスタ3 1093を
通過する分遅れて図13(b) に示すように入力903が
与えられると、AND 回路1007の出力1004は図1
3(c) に示すようになり、このAND 回路1007の出力
1004が“H”の期間、カウンタ部1002のカウン
タは“0”,“1”,“2”,“0”,“1”,
“2”,…のカウントを繰り返し、カウンタ部1002
はカウント値が“0”の場合は出力1003として、
“0”を出力し、他の場合は“1”を出力する。これに
より、カウンタ部1002の出力は図13(d) に示すよ
うになり、これがセレクタ1006で選択されて中間画
素データイネーブル信号114となる。従って、o1=(a
1+a2+b1+b2)/4, o2 =(a2+a3+b2+b3)/4, o3 =(a3+a4+b
3+b4)/4, o4 =(a4+a5+b4+b5)/4 の4つの中間画素が演
算される際、a1, a2, …よりそれぞれ2タイミング遅れ
て入力されるb1,b2,…の入力タイミングに合わせて出力
データイネーブル信号が“H”になり、かつその後a5,a
6 が入力されるが、このa6は水平方向に4画素分の中間
画素を演算する場合と同様に画素演算に用いないもので
あり、従って、これ以降は、水平方向に4画素分の中間
画素を演算する場合と同様に、出力データイネーブル信
号は“0”,“1”,“1”、即ち“L”,“H”,
“H”を繰り返すように生成される。
【0054】一方、画像データについては、中間画素値
が中間画素値演算部111で並列に演算され、出力され
る中間画素値演算結果1008,1009をデータ出力
部112の入力とし、水平方向および斜め方向の中間画
素値演算の場合は一方の演算結果1008をレジスタ1
010に格納し、その出力1011をセレクタ1012
で選択出力し、他方の演算結果1009と一緒にして中
間画素値生成データ113とする。これに対し、垂直方
向の中間画素値演算の場合は、セレクタ1012で中間
画素値演算部111からの一方の入力1008を選択
し、これを中間画素値演算部111からの他方の入力1
009と一緒にして中間画素値生成データ113とす
る。
【0055】即ち、水平方向および斜め方向に4画素分
の中間画素を演算する場合、o1, o2,o3, o4,…が出力
されるが、これらのなかで、o2,o4,…はo1, o3, …に
対し、それぞれ1タイミング遅れて出力されるため、こ
れを補償すべく、o1, o3, …を一旦レジスタ1010に
格納している。これに対し、垂直方向に4画素分の中間
画素を演算する場合、o1, o2,o3, o4,…が出力される
が、o2,o4,…はo1,o3, …と同じタイミングでそれぞ
れ出力されるため、o1, o3, …をレジスタ1010に格
納することなくそれぞれo2,o4,…と一緒にして出力す
るようにしている。
【0056】なお、以上の説明は4画素の場合に関する
ものであるが、水平,垂直,斜め方向の中間画素値を8
画素分演算する場合や、水平,垂直,斜め方向の中間画
素値を16画素分演算する場合においても同様の処理に
より出力データイネーブル信号を生成することができ
る。
【0057】このように、この実施の形態2によれば、
8ビットの画素データが2画素分ずつ入力される際に、
これらに対し並列に中間画素値演算を行うようにしたの
で、DMA転送されてくる画像データを順次入力するこ
とにより、水平、垂直、斜め方向の中間画素値を生成す
ることが可能であり、中間画素演算を行うために予めデ
ータの並び替えやデータの分割を行って複数のメモリに
格納する必要がなく、生成した中間画素値を入力される
画像データと同じ形式で出力し、その出力データに合わ
せてイネーブル信号を出力することで、DMA転送に対
し、特別な制御をする必要もない。また、複数の画像デ
ータを一緒に入力する場合、並列に中間画素演算を行う
ことで、生成した中間画素値を出力するまでの遅延を小
さくすることができる。
【0058】なお、上記実施の形態2では、最初から中
間画素演算に必要な2画素が一緒にパッキングされて入
力されるものとしたが、最初に1画素が入力され、その
後2画素ずつ入力される等の場合は、データ入力部10
8で最初から2画素が一緒になるようにパッキングしな
おして中間画素値を求めるようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1の発明に
係る中間画素演算装置によれば、画像データを順次格納
するためのレジスタを必要数備えたレジスタ部と、前記
レジスタに格納してあるデータを、中間画素を生成する
方向を設定する設定信号に応じて適宜選択し出力するデ
ータ選択部と、前記データ選択部からの出力を入力と
し、画像データを構成する画素データに対しその中間画
素を生成する中間画素演算を行う中間画素値演算部と、
前記中間画素値演算部における演算結果を必要に応じて
加工出力するデータ出力部とを備え、画像データのDM
A(Direct Memory Access)転送時にデータイネーブル信
号を転送し、かつ前記画像データの中間画素値演算をD
MA転送中に行うようにしたので、中間画素値の生成に
おいて、演算のためのデータを予め用意するための制御
や記憶装置が不要となり、また、画像データのDMA転
送中に、中間画素値の生成を行うことができるという効
果が得られる。
【0060】また、本願の請求項2の発明に係る中間画
素演算装置によれば、請求項1記載の中間画素演算装置
において、前記画像データは複数の画素データが一緒に
されたパッキングデータとして入力されるものであり、
前記中間画素値演算部は前記パッキングデータを構成す
る画素データに対し並列に中間画素演算を行うものとし
たので、中間画素値の生成において、演算のためのデー
タを予め用意するための制御や記憶装置が不要となり、
画像データのDMA転送中に、中間画素値の生成を行う
ことができ、しかも、一緒に入力した複数の画像データ
に対し、並列に中間画素演算を行うことで、生成した中
間画素値を出力するまでの遅延を小さくすることができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による中間画素演算装置
を示すブロック図。
【図2】本発明の実施の形態2によるレジスタ部の構成
例を示す構成図。
【図3】2次元的に配列された画像データの概念図。
【図4】本発明の実施の形態2による水平方向の中間画
素値生成の説明図。
【図5】本発明の実施の形態2による垂直方向の中間画
素値生成の説明図。
【図6】本発明の実施の形態2による斜め方向の中間画
素値生成の説明図。
【図7】中間画素の説明図。
【図8】従来のアドレス生成回路を示す一構成図。
【図9】本発明の実施の形態2によるレジスタ部の構成
例を示すブロック図。
【図10】本発明の実施の形態2によるデータ出力部の
構成例を示すブロック図。
【図11】本発明の実施の形態2によるデータイネーブ
ル信号の生成過程の一例を示す信号波形図。
【図12】本発明の実施の形態2によるデータイネーブ
ル信号の生成過程の他の例を示す信号波形図。
【図13】本発明の実施の形態2によるデータイネーブ
ル信号の生成過程のさらに他の例を示す信号波形図。
【符号の説明】
101 中間画素演算装置 102 入力画像データ 103 入力データイネーブル 104 出力画像データ 105 出力データイネーブル 106 モード設定信号 107 演算ON/OFF信号 108 データ入力部 109 レジスタ部 109a レジスタA 109b レジスタB 109c レジスタC 109d レジスタD 109e レジスタE 109f レジスタF 109g レジスタG 109h レジスタH 109i レジスタI 109j レジスタJ 109k レジスタK 109l レジスタL 109m レジスタM 109n レジスタN 109o レジスタO 109p レジスタP 109q レジスタQ 109r レジスタR 109s レジスタS 109t レジスタT 109u レジスタU 110 データ選択部 111 中間画素値演算部 112 データ出力部 113 中間画素値生成データ 114 中間画素データイネーブル信号 115 画像データ用セレクタ 116 データイネーブル信号用セレクタ 117 外部メモリ 118 内部メモリ 901 データイネーブル信号 902 レジスタ1 1091の出力 903 データ選択部110の出力 1001 セレクタ1005の出力 1002 カウンタ部 1003 カウンタ部1002の出力 1004 AND 回路1007の出力 1005 セレクタ 1006 セレクタ 1007 AND 回路 1008 中間画素値演算結果 1009 中間画素値演算結果 1010 レジスタ 1011 レジスタ1010の出力 1012 セレクタ 1091 レジスタ1 1092 レジスタ2 1093 レジスタ3 1094 レジスタ4 1095 レジスタ5 1096 レジスタ6 1097 レジスタ7 1098 レジスタ8 1099 レジスタ9 10910 レジスタ10
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米澤 栄治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 孝橋 靖雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東島 勝義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD06 CH14 5C078 AA04 CA27 DA22 DB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを順次格納するためのレジス
    タを必要数備えたレジスタ部と、 前記レジスタに格納してあるデータを、中間画素を生成
    する方向を設定する設定信号に応じて適宜選択し出力す
    るデータ選択部と、 前記データ選択部からの出力を入力とし、画像データを
    構成する画素データに対しその中間画素を生成する中間
    画素演算を行う中間画素値演算部と、 前記中間画素値演算部における演算結果を必要に応じて
    加工出力するデータ出力部とを備え、 画像データのDMA(Direct Memory Access)転送時にデ
    ータイネーブル信号を転送し、かつ前記画像データの中
    間画素値演算をDMA転送中に行うことを特徴とする中
    間画素演算装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の中間画素演算装置におい
    て、 前記画像データは複数の画素データが一緒にされたパッ
    キングデータとして入力されるものであり、前記中間画
    素値演算部は前記パッキングデータを構成する画素デー
    タに対し並列に中間画素演算を行うものであることを特
    徴とする中間画素演算装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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