JP2000180357A - 路面状態判別装置 - Google Patents

路面状態判別装置

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JP2000180357A
JP2000180357A JP10352597A JP35259798A JP2000180357A JP 2000180357 A JP2000180357 A JP 2000180357A JP 10352597 A JP10352597 A JP 10352597A JP 35259798 A JP35259798 A JP 35259798A JP 2000180357 A JP2000180357 A JP 2000180357A
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Junichi Takagi
潤一 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の連続的な路面状態を把握できる路面状
態判別装置において、路面状態の判別性能を損なうこと
なく、装置全体を一層安価なものにする。 【解決手段】 路面Fに対して光の投受光を行う投受光
部11を有し、この投受光部11は、路面Fに向けて非発
散の光を照射するためのスポット光源4と、このスポッ
ト光源4の光照射による路面Fからの反射光を結像して
スポット像として受光する画像センサ6とを含む一方、
この画像センサ6の検出出力に基づいて、結像されたス
ポット像の大きさを計測し、その計測値から路面状態を
識別する識別手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車な
どに搭載されて道路の路面状態を監視するために使用さ
れる路面状態判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】路面状態の把握は、安全な道路交通を確
保する上で重要である。すなわち、路面が乾燥、湿潤、
凍結しているか、あるいは積雪があるか否かなどを判別
し、その情報を道路管理センターを通じてドライバに確
実に伝えることができれば、予め注意を喚起することが
でき、事故発生を未然に防ぐことができて都合がよい。
【0003】そのため、従来技術では、路側に路面状態
を判別できるセンサを配置した路面状態判別装置が提供
されている。
【0004】しかしながら、このように路側にセンサを
配置した構成のものでは、道路の全長の内のわずかな箇
所の情報しか得られないため、道路全体の路面状態を把
握するのに不十分である。
【0005】そこで、本出願人は、道路パトロールカー
などに搭載して道路に沿って走行することで、連続的な
路面状態を把握できるようにした路面状態判別装置を提
供している(たとえば、OMRON TECHNICS
Vol.37 No.2(通巻122号) 1997参照)。
【0006】この路面状態判別装置は、LEDからの光
源からの光を路面に照射するとともに、その照射した光
の路面からの反射光を空間フィルタを通してフォトダイ
オードのような受光素子で受光し、受光した光を波形解
析装置を用いてPD発散反射成分と正反射成分とに分離
し、前者で対地速度を、後者で路面状態の判別を行うよ
うに構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、本出願人
が提供した路面状態判別装置は、道路パトロールカーな
どの自動車に搭載して連続的な路面状態を確実に判別す
ることが可能であるため、道路全体の路面状態を把握す
るのに極めて有効である。
【0008】しかし、本出願人らが提供した路面状態判
別装置は、空間フィルタや波形解析装置が必要であるた
め、装置全体が高価なものとなるという課題が残されて
いた。
【0009】そこで、本発明は、連続的な路面状態を把
握できる路面状態判別装置において、路面状態を確実に
判別できるという性能を損なうことなく、装置全体を一
層安価なものにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明に係る
路面状態判別装置は、次の構成を採用している。
【0011】すなわち、請求項1の発明では、路面に対
して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光部
は、路面に向けて非発散の光を照射するためのスポット
光源と、このスポット光源の光照射による路面からの反
射光を結像してスポット像として受光する画像センサと
を含む一方、前記画像センサの検出出力に基づいて、前
記結像されたスポット像の大きさを計測し、その計測値
から路面状態を識別する識別手段を備えることを特徴と
している。
【0012】請求項2記載の路面状態判別装置は、路面
に対して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光
部は、路面に向けて発散された光を照射するための発散
光源と、この発散光源の光照射による路面からの反射光
を結像して発散像として受光する画像センサとを含む一
方、前記画像センサの検出出力に基づいて、前記結像さ
れた発散像に含まれる輝点数を計測し、その計測値から
路面状態を識別する識別手段を備えることを特徴として
いる。
【0013】請求項3記載の路面状態判別装置は、路面
に対して光の投受光を行う投受光部を有し、この投受光
部は、路面に向けて非発散の光を照射するためのスポッ
ト光源と、路面に向けて発散された光を照射するための
発散光源と、前記スポット光源および発散光源の光照射
による路面からの反射光を共に結像してスポット像およ
び発散像として受光する画像センサとを含む一方、前記
スポット光源と発散光源を交互に点灯駆動する点灯駆動
手段と、前記画像センサの検出出力に基づいて、前記結
像されたスポット像の大きさ、および前記結像された発
散像に含まれる輝点数を共に計測し、それらの各計測値
から路面状態を識別する識別手段とを備えることを特徴
としている。
【0014】なお、請求項1または請求項3記載の路面
状態判別装置においては、スポット光源からの正反射光
が画像センサに直接入射しないように、請求項4記載の
ように、前記スポット光源の光軸と前記画像センサの光
軸とが路面の法線に対して互いに異なる角度となるよう
に配置されていることが望ましい。
【0015】また、請求項2または請求項3記載の路面
状態判別装置においては、路面状態の判別を一層確実な
ものとするために、請求項5記載のように、発散光源は
複数設けられていることが望ましい。
【0016】請求項6記載の発明では、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の路面状態判別装置におい
て、前記投受光部は、車両の車幅方向に沿って複数配置
されていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0018】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態1
に係る路面状態判別装置の投受光部の構成図である。
【0019】この実施形態1の路面状態判別装置におい
て、投受光部11は、道路パトロールカーなどの車両の
底部に取り付けられており、常に路面Fに対向するよう
になっている。
【0020】この投受光部11は、ハウジング2内に、
路面Fに光のスポットが形成されるように路面Fに向け
て非発散の光を照射するためのスポット光源4と、この
スポット光源4の光照射による路面Fからの反射光を結
像してスポット像として受光する画像センサ6とが設け
られている。
【0021】そして、上記のスポット光源4は、レーザ
ダイオード(以下、LDと表記する)10と、このLD1
0からのレーザ光を平行な光に変換するコリメートレン
ズ12とを備える。また、画像センサ6は、路面Fから
の反射光を集光、結像する結像レンズ12と、この結像
レンズ6で結像されて得られるスポット像を受光する固
体撮像素子(以下、CCDと表記する)14とを備える。
【0022】ここで、スポット光源4から照射される光
が路面Fで正反射して直接に結像レンズ12に入射した
場合には、CCD14が飽和してスポット像を検出でき
なくなるので、それを防ぐために、この実施形態1で
は、スポット光源4の光軸と画像センサ6を構成する結
像レンズ12の光軸とが路面Fの法線に対して互いに異
なる角度となるように配置されている。すなわち、この
実施形態1では、スポット光源4の光軸は路面Fの法線
に一致するように垂直に配置されているのに対して、結
像レンズ12の光軸は路面Fの法線から所定の角度θ
(たとえばθ≧20°)だけ傾斜して配置されている。
【0023】図2は本発明の路面状態判別装置におい
て、CCD8からの出力信号を処理する信号処理部18
1の構成図である。
【0024】同図において、20はCCD14で光電変
換して得られる検出出力を画像表示用の信号(ここでは
NTSC方式の画像信号)に変換する画像信号変換部、
22は画像信号変換部20の出力を増幅するアンプ回
路、24はアンプ回路22の出力信号に含まれる高周波
の雑音を除くためのローパスフィルタ、26はローパス
フィルタ24を通った画像信号をサンプル・ホールドす
るサンプル・ホールド回路、28はサンプル・ホールド
回路26の出力をデジタル化するA/Dコンバータ、3
0はデジタル化された画像信号データについて路面状態
を識別する識別手段としてのCPUである。
【0025】また、32は画像信号変換部20で得られ
る画像信号に含まれる水平、垂直の各同期信号を分離す
る同期分離回路、34は水平同期信号の周波数よりも十
分に高い一定周波数のクロックを発生するクロック発生
回路、36は上記クロックをカウントするとともに、同
期分離回路32から水平同期信号が入力されるたびにそ
のカウント値がリセットされるカウンタである。
【0026】38はアンプ回路22から出力される画像
信号を入力し、同期分離回路32で分離された水平、垂
直同期信号に基づいて1フィールド期間中に含まれる輝
度レベルの最大値を検出する最大値検出回路、40は最
大値検出回路38で輝度レベルの最大値が検出されたと
きのカウンタ36のカウント値に基づいて、その輝度レ
ベルの最大値が存在する水平走査ライン上の位置(つま
り、水平走査ラインの走査開始点から輝度レベルの最大
値が検出されるまでの時間)を設定する抽出位置設定回
路、42はカウンタ36でカウントされるカウント値
(これは水平走査ライン上の各位置を指定するのと等価)
が抽出位置設定回路40で先に設定された位置と一致し
た場合にサンプル・ホールド信号を出力する一致検出回
路である。
【0027】次に、上記構成を備えた路面状態判別装置
の路面状態の判別動作について説明する。
【0028】スポット光源4のLD8からのレーザ光
は、コリメートレンズ10で平行な光となり、この光が
路面Fに対して照射される。この場合、レーザ光の特性
上、光は殆ど発散されることなく、路面Fに向けて照射
されるために、路面Fには光のスポットが形成される。
そして、路面Fからの反射光は、画像センサ6の結像レ
ンズ12で集光されてCCD14上に円形のスポット像
として結像される。
【0029】ここで、CCD14に結像されるスポット
像は、路面Fの状態に応じて次のように変化する。
【0030】いま、路面Fが乾燥状態にある場合、光は
路面Fの内部では殆ど散乱されず吸収されるため、CC
D14上には表面反射による光のみが結像される。した
がって、そのスポット像の大きさは、図3(a)−1に示
すように、比較的小さくスポット光源4で発生される光
ビームの直径と略同じ直径のものとなる。よって、図3
(a)−1のA−A'線に沿う光強度分布は、図3(a)−2
に示すようになる。
【0031】また、路面Fに積雪がある場合、雪内部で
光が散乱されて吸収が少なくなるため、CCD14上に
は表面反射された光だけでなく、内部散乱された光も同
時に結像される。したがって、そのスポット像の大きさ
は、路面Fが乾燥している場合のスポット像の直径より
も大きな直径となる。特に、新雪の場合には雪の締まり
具合(雪の密度)が小さいために、図3(b)−1のよう
に、スポット像の大きさも大きい。また、圧雪の場合に
は、雪の締まり具合(雪の密度)が新雪よりも大きくなる
ために、図3(c)−1に示すように、スポット像の大き
さは新雪の場合よりも小さくなる。よって、図3(b)−
1のA−A'線に沿う光強度分布は、図3(b)−2に示す
ようになり、図3(c)−1のA−A'線に沿う光強度分布
は、図3(c)−2に示すようになる。しかも、積雪があ
るときには、その積雪量の大小によってスポット光源の
路面との距離が変化するため、三角測量の原理で、CC
Dに結像されるスポット像の位置が変化する。たとえ
ば、積雪状態ではスポット像の中心位置が乾燥状態でス
ポット像の中心位置よりも下方に移動する(たとえば、
図3(a)−1および図3(b)−1参照)。
【0032】さらに、路面Fが湿潤状態にある場合、水
分による光の吸収、および散乱反射成分が減少すること
により、CCD上に結像されるスポット像の大きさは、
図3(d)−1に示すように、路面が乾燥状態の場合と略
同じであっても、スポット像の光量が少ない暗い像とな
る。よって、図3(d)−1のA−A'線に沿う光強度分布
は、図3(d)−2に示すようになる。
【0033】このような現象を考慮して、CCD14上
に結像されたスポット像について、次のような処理が行
われる。
【0034】上記のようにして路面状態に応じた特性を
有するスポット像がCCD14に結像されると、CCD
14からは、そのスポット像を表す画像信号が出力さ
れ、この画像信号が図2に示す信号処理部181に取り
込まれる。
【0035】CCD14で光電変換して得られる出力
は、画像信号変換部20でNTSC方式の画像信号に変
換された後、アンプ回路22で増幅され、その出力がロ
ーパスフィルタ24で高周波雑音を除かれた後、サンプ
ル・ホールド回路26に与えられる。
【0036】一方、カウンタ36は、クロック発生回路
34からのクロックをカウントするとともに、同期分離
回路32から水平同期信号が入力されるたびにリセット
される。また、最大値検出回路38は、アンプ回路22
から出力される画像信号を入力し、同期分離回路32で
分離された水平、垂直同期信号に基づいて1フィールド
期間中に含まれる輝度レベルの最大値を検出する。
【0037】抽出位置設定回路40は、最大値検出回路
38で輝度レベルの最大値が検出されたときのカウンタ
36のカウント値に基づいて、その輝度レベルの最大値
が存在する水平走査ライン上の位置を設定する。つま
り、各水平走査ラインの走査開始点から輝度レベルの最
大値が検出されるまでの時間Trを設定する。たとえ
ば、図4には、路面Fに新雪がある場合にCCD14上
に結像されてたスポット像を示しているが、このとき、
図中の左右方向が水平走査ラインと一致していて、左端
を水平走査の始点として、Trの時間の所にスポット像
の輝度レベルの最大値が存在しているときには、そのT
rの時間が抽出位置設定回路40に設定されることにな
る。
【0038】一致検出回路42は、次の1フィールド期
間において、カウンタ36でカウントされるカウント値
が抽出位置設定回路40で先に設定された位置(時間T
r)と一致するごとに、サンプル・ホールド信号をサンプ
ル・ホールド回路26に対して出力する。
【0039】したがって、サンプル・ホールド回路26
の出力は、図5に示すように、図4のA−A'線に沿っ
て水平走査期間の周期でもってサンプリングして得られ
る輝度レベルの離散的な分布曲線となる。
【0040】このようにして、離散的な輝度レベルの分
布曲線を示す信号が時系列的にサンプル・ホールド回路
26から出力され、これがA/Dコンバータ28でデジ
タル化されてCPU30に取り込まれる。
【0041】そこで、CPU30は、離散的に得られる
輝度レベルの分布曲線(図5参照)を用いて、図6に示す
フローチャートに沿って路面状態を判別する。
【0042】まず、輝度レベルの最大値Ipを求め(ステ
ップ1)、その最大値Ipの位置Tpを決定する(ステップ
2)。そして、輝度レベルの最大値Ipを示す位置Tpか
ら、予め図示しないメモリに登録されているテーブルを
参照して、投受光部11と路面F間の距離を算出し(ステ
ップ3)、その距離データをメモリに記憶する(ステップ
4)。
【0043】CPU30は、上記の処理に並行して、輝
度レベルの分布曲線からその最小値Ibを求め(ステップ
5)、その最小値Ibから所定値だけ大きい値をしきい値
Ishとして設定する(ステップ6)。そして、そのしきい
値Ishにおける分布曲線の幅ΔTをその路面状態でのス
ポット像のビーム直径として算出する(ステップ7)。
【0044】次に、予め、路面Fが乾燥状態にある場合
に多点測定して得られるビーム直径の値を基準値とし
て、この基準値と先に算出されたビーム直径とを、たと
えば図7に示すようなテーブルを参照して比較する(ス
テップ8)。
【0045】この比較の結果、算出されたビーム直径が
基準値と略一致するときには、路面は乾燥状態にあると
判別する(ステップ9)。また、ビーム直径が基準値より
も十分に大きい場合には、新雪状態であると判別する
(ステップ10)。さらに、ビーム直径が基準値よりも大
きいが、新雪ほどではないときには、圧雪〜アイスバー
ンの状態にあると判別し(ステップ11)、図7のテーブ
ルを参照してそのビーム直径の広がりに応じて圧雪の程
度を分類する(ステップ12)。そして、各判別結果をメ
モリに記憶する。
【0046】CPU30は、投受光部11と路面F間の
距離データを参照して、ステップ9〜ステップ12で得
られた各判別結果の妥当性をさらに検討した上で、最終
的に判別された路面状態の情報を図外のセンタに送信す
る。
【0047】このように、この実施形態1では、CCD
14上に結像されるスポット像の大きさから路面状態を
判別するため、今までのような空間フィルタや波形解析
装置は必要でなく、装置全体が安価になる。
【0048】(実施形態2)図8は、本発明の実施形態2
に係る路面状態判別装置の投受光部の構成図であり、図
1に示した実施形態1と対応する部分には同一の符号を
付す。
【0049】この実施形態2の投受光部12の特徴は、
実施形態1に示したスポット光源4に加えて、このスポ
ット光源4の周辺に、路面Fに向けて発散された光を照
射するための発散光源として、複数(ここでは2個)の発
光ダイオード(以下、LEDと表記する)16a,16bが
配置されていることである。
【0050】そして、この実施形態2の場合も、スポッ
ト光源4からの光が路面Fで正反射して直接に結像レン
ズ12に入射しないように、スポット光源4の光軸と画
像センサ6を構成する結像レンズ12の光軸とが路面F
の法線に対して互いに異なる角度となるように配置され
ている。
【0051】その他の構成は、実施形態1の場合と同様
であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0052】図9は、本発明の実施形態2に係る路面状
態判別装置の信号処理部の構成図であり、図2に示した
実施形態1と対応する部分には同一の符号を付す。
【0053】この実施形態2の信号処理部182の特徴
は、LD8を点灯する発光回路44と、両LED16
a,16bを点灯する発光回路46とが設けられ、さら
に、同期分離回路32で得られる垂直同期信号に同期し
て(つまり1フィールドごとに)各発光回路44,46を
時分割で交互に起動するタイミングパルスを出力するタ
イミングパルス発生部48が設けられていることであ
る。そして、上記の発光回路44,46およびタイミン
グパルス発生部48によって特許請求の範囲における点
灯駆動手段43が構成されている。
【0054】その他の構成は、図2に示した実施形態1
の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明を省略す
る。
【0055】次に、上記構成を備えた路面状態判別装置
の路面状態の判別動作について説明する。
【0056】スポット光源4に基づいてCCD14上に
結像されるスポット像は、実施形態1で説明したのと同
様に、路面状態に応じて変化する。
【0057】一方、各LED16a,16bから発生され
る光は、LD8の場合と異なり、発散して路面Fに照射
される。そして、この発散光の路面Fからの反射光は、
画像センサ6の結像レンズ12で集光されてCCD14
上に発散像として結像される。
【0058】図10には、路面Fが乾燥状態にあるとき
のCCD14上に結像されるスポット像と発散像とを示
している。同図(e)−1はスポット像を、同図(e)−2は
同図(e)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。ま
た、同図(f)−1は発散像を、同図(f)−2は同図(f)−
1のB−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0059】路面Fが乾燥状態にあるとき、そのスポッ
ト像(同図(e)−1)とその光強度の分布(同図(e)−2)
は、先に図3(a)−1,図3(a)−2として示した場合と
同じである。また、LED16a,16bからの発散光
は、路面Fの内部で吸収され、また、反射光も路面Fの
凹凸に応じてあらゆる角度に散乱されるため、CCD1
4上にも同様に発散された反射光が結像される。したが
って、その発散像(図10(f)−1)は、スポット状にな
らず均等にぼやけ、かつ、光強度も比較的弱いものとな
る。よって、その光強度分布(図10(f)−2)は、極め
てなだらかな曲線となる。
【0060】図11には、路面Fに積雪(ここでは圧雪)
がある場合のCCD14上に結像されるスポット像と発
散像を示している。同図(g)−1はスポット像を、同図
(g)−2は同図(g)−1のA−A'線に沿う光強度分布を
示す。また、同図(h)−1は発散像を、同図(h)−2は同
図(h)−1のB−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0061】路面Fに圧雪がある場合、そのスポット像
(同図(g)−1)とその光強度の分布(同図(g)−2)は、先
に図3(c)−1,図3(c)−2として示した場合と同じで
ある。また、LED16a,16bからの発散光は、雪内
部で散乱されて吸収が少なくなり、また、あらゆる角度
に散乱されるため、CCD14上にも同様に発散された
反射光が結像される。したがって、その発散像(図11
(h)−1)は、スポット状にならず均等にぼやけ、かつ、
光強度は乾燥状態の場合よりも大きくなる。よって、そ
の光強度分布(図11(h)−2)は、山形の曲線となる。
【0062】図12には、路面Fが湿潤状態にあるとき
のCCD14上に結像されるスポット像と発散像を示し
ている。同図(i)−1はスポット像を、同図(i)−2は同
図(i)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。また、
同図(j)−1は発散像を、同図(j)−2は同図(j)−1の
B−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0063】路面Fが湿潤状態にあるとき、そのスポッ
ト像(同図(i)−1)とその光強度の分布(同図(i)−2)
は、先に図3(d)−1,図3(d)−2として示した場合と
同じである。また、この湿潤状態のときには、路面Fの
凹凸の上に水膜が形成されて凹凸に合わせて強くなる箇
所とそうでない箇所とができるため、CCD14上に結
像された発散像(図12(j)−1)は、多数の輝点が生じ
る。よって、その光強度分布(図12(j)−2)は、多数
のピークが存在する曲線となる。
【0064】図13には、路面Fが冠水状態にあるとき
のCCD14上に結像されるスポット像と発散像を示し
ている。同図(k)−1はスポット像を、同図(k)−2は同
図(k)−1のA−A'線に沿う光強度分布を示す。また、
同図(j)−1は発散像を、同図(j)−2は同図(j)−1の
B−B'線に沿う光強度分布を示す。
【0065】路面Fが冠水状態にあるとき、そのスポッ
ト像(同図(h)−1)とその光強度の分布(同図(h)−2)
は、図12(i)−1,(i)−2として示した場合と略同じ
である。しかし、この冠水状態のときには、路面Fが水
膜で完全に覆われて表面が平坦(つまり鏡面状態)になる
ため、CCD14上に結像された発散像(図13(l)−
1)は、各々のLED16a,16bの像がそのまま映る
ことになる。よって、その光強度分布(図13(l)−2)
は、LED16a,16bの数に対応した数(ここでは2
つ)のピークが存在する曲線となる。
【0066】このような現象を考慮して、この実施形態
2では、次のような判別処理が行われる。
【0067】まず、図9に示す信号処理部182におい
て、タイミングパルス発生部48は、同期分離回路32
で得られる垂直同期信号に同期して(つまり1フィール
ドごとに)、各発光回路44,46を交互に起動するタ
イミングパルスを出力する。このタイミングパルスが各
発光回路44,46に与えられることにより、図14
(a),(b)に示すように、各発光回路44,46がLD8
とLED16a,16bを交互に点灯する。
【0068】そして、LD8の点灯により路面状態に応
じた特性を有するスポット像が、また、LED16a,
16bの点灯により路面状態に応じた特性を有する発散
像がそれぞれ交互にCCD14に結像される。その結
果、画像信号変換部20からは、図14(c)に示すよう
に、そのスポット像と発散像を表す画像信号が時分割で
出力される。
【0069】これらの画像信号がサンプル・ホールド回
路26でサンプル・ホールドされるまでの動作は、実施
形態1の場合と基本的に同じである。したがって、サン
プル・ホールド回路26の出力は、スポット像に関して
は、たとえば、図10(e)−2,図11(g)−2,図12
(i)−2,図13(k)−2に示したような、水平走査期間
の周期でもってサンプリングして得られる輝度レベルの
離散的な分布曲線を示す信号となる。また、発散像に関
しては、たとえば、図10(f)−2,図11(h)−2,図
12(j)−2,図13(l)−2に示したような、水平走査
期間の周期でもってサンプリングして得られる輝度レベ
ルの離散的な分布曲線を示す信号となる。
【0070】このようにして、スポット像と発散像につ
いてそれぞれ離散的な輝度レベルの分布曲線を示す信号
が時分割で時系列的にサンプル・ホールド回路26から
出力され、これがA/Dコンバータ28でデジタル化さ
れてCPU30に取り込まれる。
【0071】そこで、CPU30は、このスポット像と
発散像に関する輝度レベルの分布曲線のデータを用い
て、図15に示すフローチャートに沿って路面状態を判
別する。
【0072】CPU30は、まず、データを取り込むと
(ステップ20)、そのデータがLD8の光照射に基づく
スポット像に関する輝度レベルの分布曲線のデータであ
るか否かを調べ(ステップ21)、それに該当するなら
ば、輝度レベルの最大値Ipを求めて、その最大値Ipの
位置Tpを決定する(ステップ22)。そして、輝度レベ
ルの最大値Ipを示す位置Tpから、予め図示しないメモ
リに登録されているテーブルを参照して、投受光部11
と路面F間の距離を算出し(ステップ23)、その距離デ
ータをメモリに記憶する(ステップ24)。
【0073】また、ステップ21において、LD8の光
照射に基づくスポット像に関する輝度レベルの分布曲線
のデータでないと判断されたときには、LED16a,
16bの光照射に基づく発散像に関する輝度レベルの分
布曲線のデータであるから、そのデータに基づいて路面
状態を判別する(ステップ25)。
【0074】このステップ25の処理内容について、図
16に示すフローチャートを参照してさらに詳しく説明
する。
【0075】まず、LED16a,16bの光照射に基づ
く発散像に関する輝度レベルの分布曲線のデータによっ
て、その分布曲線に含まれる各輝度レベルの極大値(以
下、輝点という)を検出する(ステップ30)。そして、
それらの輝点の数を計測し(ステップ31)、この輝点数
を予め設定された基準値と比較する(ステップ32)。
【0076】ここで、輝点の数が2つ以上あるときに
は、図12(j)−2に示したような分布曲線であり、し
たがって、路面は湿潤状態あるいは湿潤状態で凍結しい
ると考えられる(ステップ33)。そこで、次に、図示し
ない温度センサの検出出力を参照して、路面温度を計測
し(ステップ34)、零度以上ならば湿潤状態と判別し
(ステップ35)、また、零度以下ならば湿潤状態で凍結
していると判別する(ステップ36)。
【0077】また、輝点の数が2つだけあるときには、
図13(l)−2に示したような分布曲線であり、したが
って、路面は冠水状態あるいは冠水状態で凍結している
と考えられる(ステップ37)。そこで、次に、図示しな
い温度センサの検出出力を参照して、路面温度を計測
し、零度以上ならば冠水状態と判別し(ステップ39)、
零度以下ならば冠水状態で凍結していると判別する(ス
テップ36)。
【0078】さらに、輝点の数が1つのときには、図1
0(f)−2や図11(h)−2にに示したような分布曲線で
あり、したがって、路面は乾燥状態あるいは積雪状態
(新雪、圧雪)にあると考えられる(ステップ40)。しか
し、図16のフローチャートの処理だけでは路面状態を
確定することができない。
【0079】その場合には、図15のステップ26で路
面状態の判別ができないことになるので、引き続いて、
LD8からの光照射で得られるスポット像に関する輝度
レベルの分布曲線を用いて路面状態の判別処理を行う
(ステップ27)。
【0080】このステップ27における路面状態の判別
処理の内容は、図6に示したステップ1、ステップ5〜
ステップ12と全く同じである。したがって、ここでは
詳しい説明は省略する。
【0081】このように、この実施形態2では、路面の
乾燥状態、積雪状態のみならず、湿潤状態や冠水状態、
さらにその凍結の有無をも判別できる。つまり、実施形
態1の場合よりも、路面状態を一層細かく判別できるた
め、多様な路面状態を把握するのに極めて有効である。
【0082】さらに、次のような変形例も考えられる。
【0083】 実施形態1,2では、スポット像ある
いは発散像の1ライン上の輝度レベルの分布曲線のデー
タだけで路面状態を判別するようにしているが、これに
限定されるものではなく、スポット像あるいは発散像に
ついて、複数のライン上の輝度レベルの分布曲線を求め
て判別するようにすることもできる。このようにすれ
ば、判別結果の信頼性が一層高まることになる。
【0084】 実施形態2では、冠水状態を含めた様
々な路面状態を確実に判別できるように、スポット光源
4に対して複数の発散光源16a,16bを設けている
が、単一の発散光源を設けた構成とすることも可能であ
る。さらに、スポット光源4を省略し、複数の発散光源
16a,16bのみで発散像の輝点数を検出して路面状態
を判別する構成とすることも可能である。
【0085】 実施形態1,2の路面状態判別装置に
おいては、道路パトロールカーなどの車両の底部に単一
の投受光部11または12を取り付けた場合について説明
したが、図17に示すように、複数(この例では3個)の
投受光部1i,1j,1kを車両の底部の車幅方向に沿っ
て配置してもよい。そして、各投受光部1i,1j,1k
の画像センサで得られる信号を同期信号発生部50から
の同期信号(たとえばNTSC方式の同期信号)に同期
して時分割で信号処理回路18に取り込み、それぞれの
投受光部1a,1b,1cで得られるスポット像や発散像
のデータに基づいて路面状態を判別する。
【0086】たとえば、図18に示すように、3個の投
受光部1i,1j,1kは、車両走行に伴って路面Fに対
してLi,Lj,Lkの3つのライン上に沿って走査され
るので、このときA地点,B地点,C地点,…というよ
うに順次路面状態が判別される。
【0087】そして、各々の投受光部1i,1j,1kに
基づいて判別された結果を、図19あるいは図20に示
すようにメモリに記憶する。その際、路面Fが乾燥状態
にあるときの投受光部1i,1j,1kと路面Fとの距離
を基準値0として、路面Fとの距離の変位量も路面状態
の判別結果に対応付けて記憶する。なお、距離の変位量
は、図6のステップ2〜ステップ4、あるいは図15の
ステップ22〜24の処理結果に基づいて算出される。
【0088】このようにすれば、道路の走行方向の路面
状態のみならず、道路の幅方向に沿った路面状態も分か
るようになるため、図19に示す例では、除雪や融雪剤
の散布のための定量的なデータとして活用することがで
きる。また、図20に示す例では、道路に積雪がなくて
も道路のわだちや陥没などの凹凸の有無を調べることが
できるため、道路の補修のための定量的なデータとして
活用することができる。 さらに、図17に示すよう
に、路面状態の判別の際に、車輪回転速度センサ52の
検出出力に基づく走行速度情報や、GPS54に基づく
走行位置情報も同時に信号処理回路18に取り込むよう
にしてもよい。そして、これらの情報から現在の車両走
行位置を求めて路面状態の判別結果と併せて道路管理セ
ンターに情報を送信することにより、道路管理センタで
は、図21に示すような道路の路面状態を示す道路管理
マップを作成することができる。
【0089】そして、この道路管理マップによって、局
所的な路面状態を把握できるので、凍結防止剤の散布指
令、除雪作業指令といったように、的確な道路対策を指
示することができる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0091】(1) 請求項1ないし請求項3記載の発明
では、画像センサ上に結像されるスポット像や発散像の
大きさから路面状態を判別するため、今までのような空
間フィルタや波形解析装置は必要でなく、簡単な構成で
路面状態の判別を行うことができ、安価な装置を提供す
ることができる。
【0092】(2) 特に、請求項2あるいは請求項3記
載の発明では、路面の湿潤状態の判別を行うことができ
る。
【0093】(3) 特に、請求項3記載の発明では、請
求項1および請求項2の各発明の利点を合わせ持ってい
るため、一層多様な路面状態の把握を行うことができ
る。
【0094】(4) 請求項4記載の発明では、請求項1
あるいは請求項3記載の発明の効果に加えて、画像セン
サの検出出力が飽和して必要な情報が得られないといっ
た不都合を回避することができる。
【0095】(5) 請求項5記載の発明では、請求項2
あるいは請求項3記載の発明の効果に加えて、路面の冠
水状態の判別を行うことができる。
【0096】(6) 請求項6記載の発明では、請求項1
ないし請求項5記載の効果に加えて、道路の走行方向に
沿う路面状態のみならず、道路の幅方向に沿った路面状
態(たとえば、道路の凹凸など)の判別もできるため、さ
らに一層多様な路面状態の把握が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における路面状態判別装置
の投受光部の構成図
【図2】本発明の実施形態1における路面状態判別装置
の信号処理部の構成図
【図3】本発明の実施形態1において画像センサ上に結
像されるスポット像の路面状態に応じた特性を示す説明
【図4】本発明の実施形態1において画像センサ上に結
像されるスポット像の画像信号に対する処理内容の説明
【図5】図4のA−A'に沿った輝度レベルの分布を示
す図
【図6】図2の信号処理部のCPUの路面状態判別動作
を説明するためのフローチャート
【図7】本発明の実施形態1において路面状態判別のた
めに用いるテーブルの説明図
【図8】本発明の実施形態2における路面状態判別装置
の投受光部の構成図
【図9】本発明の実施形態2における路面状態判別装置
の信号処理部の構成図
【図10】本発明の実施形態2において路面が乾燥状態
にあるときに画像センサ上に結像される発散像の特性を
示す説明図
【図11】本発明の実施形態2において路面に積雪(圧
雪)がある場合の画像センサ上に結像される発散像の特
性を示す説明図
【図12】本発明の実施形態2において路面が湿潤状態
にあるときに画像センサ上に結像される発散像の特性を
示す説明図
【図13】本発明の実施形態2において路面が冠水状態
にあるときに画像センサ上に結像される発散像の特性を
示す説明図
【図14】本発明の実施形態2における発散光源の駆動
タイミング、およびこれによって画像センサで得られる
画像信号を示すタイミングチャート
【図15】図9の信号処理部のCPUの路面状態判別動
作を説明するためのフローチャート
【図16】図15のCPUの動作の内、特に発散像に基
づく路面状態判別の動作説明の詳細を示すフローチャー
【図17】車両の底部の車幅方向に沿って複数の投受光
部を配置して路面状態判別装置を構成した場合の構成図
【図18】図17の構成の路面状態判別装置によって路
面状態を判別する状況を示す説明図
【図19】図17の構成の路面状態判別装置によって路
面の積雪状態を判別した結果を示す説明図
【図20】図17の構成の路面状態判別装置によって路
面乾燥状態を判別した結果を示す説明図
【図21】図17の構成の路面状態判別装置から送信さ
れる情報に基づいて道路管理センターで作成される道路
管理マップの一例を示す図
【符号の説明】
1,12…投受光部、4…スポット光源、6…画像セン
サ、8…LD(スポット光源)、14…CCD、16a,
16b…LED(発散光源)、181,182…信号処理
部、30…CPU(識別手段)、43…点灯駆動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA58 CC40 FF04 FF09 GG06 GG07 HH02 HH04 HH12 HH14 JJ03 JJ05 JJ26 NN02 QQ03 QQ08 QQ24 QQ25 QQ31 QQ34 QQ51 2G059 AA05 BB20 EE02 FF01 GG01 GG02 GG03 JJ11 KK04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面に対して光の投受光を行う投受光部
    を有し、この投受光部は、路面に向けて非発散の光を照
    射するためのスポット光源と、このスポット光源の光照
    射による路面からの反射光を結像してスポット像として
    受光する画像センサとを含む一方、 前記画像センサの検出出力に基づいて、前記結像された
    スポット像の大きさを計測し、その計測値から路面状態
    を識別する識別手段を備えることを特徴とする路面状態
    判別装置。
  2. 【請求項2】 路面に対して光の投受光を行う投受光部
    を有し、この投受光部は、路面に向けて発散された光を
    照射するための発散光源と、この発散光源の光照射によ
    る路面からの反射光を結像して発散像として受光する画
    像センサとを含む一方、 前記画像センサの検出出力に基づいて、前記結像された
    発散像に含まれる輝点数を計測し、その計測値から路面
    状態を識別する識別手段を備えることを特徴とする路面
    状態判別装置。
  3. 【請求項3】 路面に対して光の投受光を行う投受光部
    を有し、この投受光部は、路面に向けて非発散の光を照
    射するためのスポット光源と、路面に向けて発散された
    光を照射するための発散光源と、前記スポット光源およ
    び発散光源の光照射による路面からの反射光を共に結像
    してスポット像および発散像として受光する画像センサ
    とを含む一方、 前記スポット光源と発散光源を交互に点灯駆動する点灯
    駆動手段と、前記画像センサの検出出力に基づいて、前
    記結像されたスポット像の大きさ、および前記結像され
    た発散像に含まれる輝点数を共に計測し、それらの各計
    測値から路面状態を識別する識別手段とを備えることを
    特徴とする路面状態判別装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3記載の路面状態
    判別装置において、 前記スポット光源の光軸と前記画像センサの光軸とが路
    面の法線に対して互いに異なる角度となるように配置さ
    れていることを特徴とする路面状態判別装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3記載の路面状態
    判別装置において、 前記発散光源は複数設けられていることを特徴とする路
    面状態判別装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の路面状態判別装置において、 前記投受光部は、車両の車幅方向に沿って複数配置され
    ていることを特徴とする路面状態判別装置。
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