JPH10206314A - 路面状況の測定方法およびその装置 - Google Patents

路面状況の測定方法およびその装置

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JPH10206314A
JPH10206314A JP1283797A JP1283797A JPH10206314A JP H10206314 A JPH10206314 A JP H10206314A JP 1283797 A JP1283797 A JP 1283797A JP 1283797 A JP1283797 A JP 1283797A JP H10206314 A JPH10206314 A JP H10206314A
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road surface
wave
light
road
surface condition
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JP1283797A
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Masahito Okuda
政仁 奥田
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Takuwa Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
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    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
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    • G01N21/3554Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light for determining moisture content
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    • G01N21/35Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
    • G01N21/359Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light using near infrared light

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路の任意の場所における路面状況を連続測
定できるようにすると共に、広い範囲にわたる路面の濡
れ、乾き、凍結等の路面状態を従来よりも線的に効率よ
く正確かつ確実にしかもリアルタイムに把握できるよう
にした路面状況の測定方法およびその装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 車1の前側に設けられた路面検出器3の
投光部7から偏光特性を有する近赤外のレーザ光線を道
路Rの路面に照射し、その散乱光あるいは反射光を前記
路面検出器3の受光部9で直交した2つの偏光成分であ
るP波とS波として独立に受光し、この受光されたP波
値、S波値および演算されたP/S比と、予め設定した
P波設定値、S波設定値およびP/S設定比とそれぞれ
比較判断し、路面の濡れ、乾き、凍結の状態を測定する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路の路面特に
高速道路のほか一般(自動車)道の路面状況(滑り易い
氷膜面を含む)を確認する路面状況の測定方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の路面特に高速道路のほか一般(自
動車)道の路面状況の確認は、交通安全の確保に重要な
事項である。特に冬期における結氷等の発生や雨による
路面の濡れは勿論、霧や湿度の変化(増加)による路面
変化の状態を定常的に監視し、危険な場合に即時運転者
に注意を促すことが肝要である。
【0003】従来の路面状況の測定装置は、定置式であ
り、一般的な光波式の投光部から光波を道路の路面に向
けて照射し、路面で反射された反射光を受光部で受光
し、この反射光を解析して路面状況を判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の路面状況の測定装置では、局部的な測定は可能であ
るが、あくまでも1点での計測であり、路線の線的な路
面の状態すなわち路面の濡れ、乾き、凍結等を効率よく
判断することが期待できなかった。
【0005】上記の問題を解決するものとして、すでに
本出願人らが考え出し特開平8−29343号公報とし
て知られているが、この公報では特に投光器と受光器を
それぞれ道路の両側に設けると共に受光されたP波値、
S波値を基にして演算処理されたP/S比と予め設定さ
れたP/S設定比とが比較判断されて道路の路面状況を
把握している。
【0006】したがって、投光器と受光器が道路の両側
に固定されているため、その設置場所の道路の局部的な
路面状況しか把握できず、線的な広範囲の任意の場所の
道路の路面状況を把握することができなかった。また、
受光されたP波、S波に基づくP/S比と予め設定され
たP/S設定比との比較判断であるから、広範囲にわた
る路面の濡れ、乾き、凍結等の状態を正確かつ確実に、
しかもリアルタイムで測定することが難しかった。
【0007】この発明の目的は、道路の任意の場所にお
ける路面状況を連続測定できるようにすると共に、広い
範囲にわたる路面の濡れ、乾き、凍結等を従来よりも線
的に効率よく正確かつ確実にしかもリアルタイムに把握
できるようにした路面状況の測定方法およびその装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の路面状況の測定方法は、車
の前側に設けられた路面状況検出器の投光部から偏光特
性を有する近赤外のレーザ光線を道路の路面に照射し、
その散乱光あるいは反射光を前記路面検出器の受光部で
直交した2つの偏光成分であるP波とS波として独立に
受光し、この受光されたP波値、S波値およびP/S比
を、予め設定したP波設定値、S波設定値およびP/S
設定比とそれぞれ比較判断し、路面の濡れ、乾き、凍結
等の路面の状態を測定することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2によるこの発明の路面状況
の測定装置は、車の前側に着脱可能に設けられると共に
左右の一方側に偏光特性を有する近赤外のレーザ光線を
道路の路面に照射する投光部を、左右の他方側に前記道
路の路面で反射された散乱光あるいは反射光を受光する
受光部を備えた路面状況検出器と、前記車に設けられ前
記受光部で受光された散乱光あるいは反射光を処理する
処理部とからなり、前記投光部が、レーザ光線を発光す
る発光素子とレーザ光線を通過せしめる光学レンズで構
成され、前記受光部が散乱光あるいは反射光を集光せし
める集光レンズとこの集光レンズで集光された散乱光あ
るいは反射光をP波とS波の2つの偏光成分に偏光する
偏光ビームスプリッタで構成され、前記処理部がP波と
S波を基にP/S比に演算するP/S比演算手段と、予
め設定したP波設定値、S波設定値、P/S比設定値を
記憶せしめておく設定値・メモリと、この設定値・メモ
リに記憶されたP波設定値、S波設定値、P/S比設定
値と実際に検出されたP波値、S波値、P/S比とを比
較し、濡れ、乾き、凍結等の路面状態を判断する比較判
断手段で構成されていることを特徴とするものである。
【0010】したがって、車の前側に投光部と受光部を
備えた路面状況検出器が設けられていると共に車に処理
部が設けられているから、車を走行せしめて投光部から
偏光特性を有する近赤外レーザ光線が道路の路面に照射
される。この道路の路面で反射された散乱光あるいは反
射光は受光部でP波、S波に独立して偏光し受光され
る。而して、道路の必要な場所の路面状況を測定したい
ときに車を走行させると共に投光部からレーザ光線を照
射し、受光部で受光することによってリアルタイムに測
定される。
【0011】独立して偏光されたP波、S波はP/S比
演算手段に取り込まれて実際のP/S比が求められる。
この求められたP/S比は、検出されたP波値、S波値
と共に比較判断手段に取り込まれる。この比較判断手段
にはすでにP波設定値、S波設定値およびP/S比設定
値が取り込まれているので、検出されたP波値とP波設
定値および演算処理されたP/S比とP波設定値、S波
設定値、P/S設定比とがそれぞれ比較判断されて路面
の状態すなわち濡れ、乾き、凍結等の路面状態が従来よ
りもより一層細かにかつ確実に測定される。
【0012】請求項3によるこの発明の路面状況の測定
装置は、請求項2の路面状況の測定装置において、前記
路面状況検出器における投光部と受光部との間隔をほぼ
1mとすると共に、それぞれの高さを道路の路面より4
0〜50cm高くしても測定可能であることを特徴とす
るものである。
【0013】したがって、路面状況検出器における投光
部と受光部との間隔をほぼ1mとすると共に、それぞれ
の高さを路面より40〜50cm高くすることにより受
光部で検出されるP波、S波がより正確かつ確実に測定
される。
【0014】請求項4によるこの発明の路面状況の測定
装置は、請求項2の路面状況の測定装置において、前記
車の前側に道路における路面の温度を検出する温度セン
サを設けてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、比較判断された湿潤状態にお
いて、温度センサで検出された水分温度を加味すること
により、湿潤状態の内容を更に細かく、塩分が含まれて
いる結果の湿潤かどうかが容易に判断される。
【0016】請求項5によるこの発明の路面状況の測定
装置は、請求項2,3,4の路面状況の測定装置におい
て、前記路面検出器における投光部と受光部との間のほ
ぼ中間部に距離センサを設けてなることを特徴とするも
のである。
【0017】したがって、距離センサによって路面まで
の高さが常時検出され、この検出された高さ検出値が比
較判別手段に取り込まれて、高さ検出値が46cm以下
又は51cm以上のときには補正値をP波値,S波値お
よびP/S比値に加えて補正されて比較判断されて正確
な路面状況が測定される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基いて詳細に説明する。
【0019】図1を参照するに、例えば高速道路などの
道路R上を車としての例えばパトロール車1が路面状況
を把握したい場合に走行される。このパトロール車1の
前側であるバンパー3の下方には路面状況検出器5が着
脱可能に取り付けられている。この路面検出器5内の例
えば左側には投光部7が備えられていると共に右側には
受光部9が備えられていると共に、投光部7と受光部9
との間のほぼ中間部には距離センサ11が設けられてい
る。また、パトロール車1の後部には処理部13が備え
られている。前記投光部7,受光部9および距離センサ
11は処理部13に接続されている。また、バンパー3
の上部には路面の温度を検出する赤外線温度センサなど
の温度センサ15が取付けられている。
【0020】上記構成により、投光部7から偏光特性を
有する近赤外のレーザ光線を道路Rのレーザ照射エリア
内に照射し、その散乱光あるいは反射光が前記受光部9
でとらえる。この受光部9は図2に示されているよう
に、詳細を後述するが直交した2つの偏光成分であるP
波とS波を独立に受光し、そのP波値、S波値を基にし
て処理部13で処理し道路Rにおける路面の濡れ、乾
き、凍結等の路面状態が測定されることになる。
【0021】前記投光部7には、図3に示されているよ
うに、偏光特性を有する近赤外のレーザ光線を発光素子
としての好ましい高出力で波長860nmのパルスレー
ザダイオード(PLD)17が備えられている。このP
LD17にはPLD17を発光するためのPLD駆動回
路19が接続されている。またPLD15のパワーをコ
ントロールせしめるオートパワーコントロール回路21
が前記PLD17、PLD駆動回路19に接続されてい
る。前記PLD17の前方(図3において左方)には光
学レンズとしての複数の凸レンズ23が設けられてい
る。
【0022】上記構成により、PLD駆動回路19を駆
動せしめるとPLD17が発光し、オートパワーコント
ロール回路21を駆動せしめてPLD17のパワーをコ
ントロールしてPLD17からパルスレーザ光線が発光
され複数の凸レンズ23を経て道路Rの路面に照射され
ることになる。
【0023】前記受光部9には、図4に示されているよ
うに、偏光ビームスプリッタ27を備えており、この偏
光ビームスプリッタ27にはハーフミラー27Mが45
度に傾斜して内蔵されている。この偏光ビームスプリッ
タ27の前方(図4において左方)には集光レンズ2
9、凹レンズ31が設けられている。
【0024】前記偏光ビームスプリッタ27の後方(図
4において右方)には凸レンズ33、偏光板35、およ
びバンドパスフィルタ37およびアバランシェホトダイ
オード(APD)39がセットして設けられている。こ
のバンドフィルタ37の後方には増巾装置41が設けら
れていると共にこの増巾装置41には高圧電源43が接
続されている。
【0025】前記偏光ビームスプリッタ27の図4にお
いて下方には凸レンズ45、偏光板47、およびバンド
パスフィルタ49がセットして設けられている。このバ
ンドフィルタ49の下方には増巾装置53が設けられて
いると共にこの増巾装置53には高圧電源55が接続さ
れている。
【0026】上記構成により、高圧電源43,55をO
Nせしめて増巾装置41,53が作動する状態にしてお
く。そして、道路Rの路面で反射された散乱光あるいは
反射光は集光レンズ29で集光されて凹レンズ31を経
て偏光ビームスプリッタ27に取り込まれる。
【0027】この偏光ビームスプリッタ27ではレーザ
光線のP波がハーフミラー27Mで反射されて凸レンズ
45、偏光板47、バンドパスフィルタ49を通過して
P波が検出され、さらに増巾装置53で増巾されて前記
処理部13に取り込まれることになる。
【0028】また、偏光ビームスプリッタ27ではレー
ザ光線のS波がハーフミラー27Mを透過して凸レンズ
33、偏光板35、バンドパスフィルタ37を通過して
S波が検出され、さらに増巾装置41で増巾されて前記
処理部13に取り込まれることになる。
【0029】前記処理部13には、図5に示されている
ように、CPU63を備えており、このCPU63には
前記PLD駆動回路19が接続されている。また、CP
U63には種々のデータを入力せしめるキーボードなど
の入力手段65および種々のデータを出力せしめるCR
Tなどの出力手段67が接続されている。
【0030】前記CPU63にはP波設定値、S波設定
値およびP/S比設定値を記憶せしめておく設定値・メ
モリ69が接続されている。この設定値・メモリ69に
は入力手段65より予め設定されたP波設定値、S波設
定値およびP/S比設定値が記憶されている。また、前
記CPU63にはP/S比演算手段71、比較判別手段
73が接続されている。
【0031】前記受光部9で検出されたP波はアンプ7
5、サンプル/ホールド回路77およびA/Dコンバー
タ79を経て前記P/S比演算手段71に取り込まれ
る。同様に受光部9で検出されたS波はアンプ81、サ
ンプル/ホールド回路83およびA/Dコンバータ85
を経て前記P/S比演算手段71に取り込まれる。
【0032】前記P/S比演算手段71では、取り込ま
れたP波、S波を基にして実際のP/S比が演算され
る。このP/S比演算手段71で演算された実際のP/
S比並びに実際に検出されたP波値、S波値が前記比較
判断手段73に取り込まれる。前記CPU63には前記
距離センサ11および温度センサ15が接続されてい
る。
【0033】前記比較判断手段73には前記設定値・メ
モリ69に記憶されているP波設定値、S波設定値およ
びP/S比設定値が予めすでに取り込まれている。この
P波設定値、S波値およびP/S比設定値は、道路Rに
おける路面の種類によって異なるもので、図6に示した
一例は、コルタールが新しい状態のアスファルト時にお
ける設定値である。そしてこの設定値においては、J
O:グレーゾーン,J−1:氷板,J−2:圧雪,J−
3:氷膜,J−4:湿潤3(氷膜に近い状態),J−
5:湿潤2(湿っている状態),J−6:湿潤1(濡れ
ている状態)およびJ−7:乾燥の8種類が判別され
る。このうち、JOは異常値であり、路面の状態には使
用されず除外されるものである。
【0034】したがって、実際に測定されたP波、S波
およびP/S比が比較判断手段73にすでに取り込まれ
ている図6に示したようなP波設定値、S波設定値およ
びP/S比設定値と比較判断されることにより、J−1
〜J−7の7つのうちのどれかに該当し、路面状態を従
来よりも一層正確かつ確実に、しかもリアルタイムに測
定することができる。
【0035】上記の測定結果を、即時運転者に知らせる
ことにより、注意を促すことができる。ひいては事故の
防止を抑制することができる。
【0036】前記路面検出器3は道路Rの路面より40
〜50cm高い位置に取り付けるのがよく、40〜50
cmより未満か、越えた場合には、投光部7からのレー
ザ光線を効率よく、正確かつ確実に受光部9で受光する
ことが劣るものである。また、投光部7と受光部9の間
隔もほぼ1m程度がよく、それ以外であると、投光部7
からのレーザ光線を受光部9で受光するのが難しい。す
なわち、投光部7と受光部9の間の中央の直下における
路面にレーザ光線が照射し、受光されるように設定され
ているものである。
【0037】前記J−6:湿潤1(濡れている状態)で
は、塩分が含まれているかどうかまで把握することはで
きない。塩分が含まれているどうかまで把握する際に
は、温度センサ12で検出された実際の温度を加味する
ことにより可能である。すなわち、検出された実際の温
度が−2℃以上である例えば−1,0℃であれば塩分が
含まれていないと判別でき、実際の温度が−2℃以下で
ある例えば−3℃〜−5℃であれば塩分が含まれている
と判別することができる。
【0038】前記比較判別手段73には距離センサ11
で検出された高さ検出値が取り込まれ、高さ検出値が4
7〜50cmの場合には、図6に示したデータでそのま
ま比較され、高さ検出値が46cm以下又は51cm以
上の場合には、図6に示したデータとなるように補正値
を加えて補正して比較判別してやることにより、より正
確な路面状況を測定することができる。
【0039】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより
その他の態様で実施し得るものである。
【0040】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例より理解さ
れるように、請求項1,2の発明によれば、車の前側に
投光部と受光部を備えた路面状況検出器が設けられてい
ると共に車の内部に処理部が設けられているから、車を
走行せしめて投光部から偏光特性を有する近赤外レーザ
光線が道路の路面に照射される。この道路の路面で反射
された散乱光あるいは反射光は受光部でP波、S波に独
立して偏光し受光される。而して、道路の必要な場所の
路面状況を測定したいときに車を走行させると共に投光
部からレーザ光線を照射し、受光部で受光することによ
って広い範囲にわたってリアルタイムに連続測定するこ
とができる。
【0041】独立して偏光されたP波、S波はP/S比
演算手段に取り込まれて実際のP/S比が求められる。
この求められたP/S比は、検出されたP波値、S波値
と共に比較判断手段に取り込まれる。この比較判断手段
にはすでにP波設定値、S波設定値およびP/S設定比
が取り込まれているので、検出されたP波値とP波設定
値、演算処理されたP/S比と、P波設定値、S波設定
値P/S設定比とが比較判断されて路面の状態すなわち
濡れ、乾き、凍結等の路面状態を従来よりも先的に効率
よく、より一層細かにかつ確実に測定することができ
る。
【0042】請求項3の発明によれば、路面検出器にお
ける投光部と受光部との間隔をほぼ1mとすると共に、
それぞれの高さを路面より45〜50cm高くすること
により受光部で検出されるP波、S波をより正確かつ確
実に測定することができる。請求項4の発明によれば、
路面が濡れている状態に、温度センサで検出された実際
の温度を加味することにより、塩分が含まれている結果
の湿潤かどうかを容易に判別することができる。
【0043】請求項5によれば、距離センサによって路
面まだの高さが常時検出され、この検出された高さ検出
値が比較判別手段に取り込まれて、高さ検出値が46c
m以下又は51cm以上のときには補正値をP波値,S
波値およびP/S比値に加えて補正されて比較判断され
て正確な路面状況を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の路面状況の測定装置を搭載した車の
斜視図である。
【図2】レーザ光線で道路の路面状態を測定する測定原
理の説明図である。
【図3】投光部の構成を説明する説明図である。
【図4】受光部の構成を説明する説明図である。
【図5】この発明の路面状況の測定装置を構成する処理
部の構成ブロック図である。
【図6】設定値・メモリに記憶されている予め設定した
S波設定値、P波設定値、P/S設定比の一例を示した
説明図である。
【符号の説明】
1 パトロール車(車) 3 バンパー 5 路面状況検出器 7 投光部 9 受光部 11 処理部 12 温度センサ 13 パルスレーザダイオード(PLD) 21 LED 27 偏光ビームスプリッタ 29 集光レンズ 69 設定値・メモリ 71 P/S比演算手段 73 比較判別手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車の前側に設けられた路面検出器の投光
    部から偏光特性を有する近赤外のレーザ光線を道路の路
    面に照射し、その散乱光あるいは反射光を前記路面状況
    検出器の受光部で直交した2つの偏光成分であるP波と
    S波として独立に受光し、この受光されたP波値、S波
    値およびP/S比を、予め設定したP波設定値、S波設
    定値およびP/S設定比とそれぞれ比較判断し、路面の
    濡れ、乾き、凍結等の路面状態を測定することを特徴と
    する路面状況の測定方法。
  2. 【請求項2】 車の前側に着脱可能に設けられると共に
    左右の一方側に偏光特性を有する近赤外のレーザ光線を
    道路の路面に照射する投光部を、左右の他方側に前記道
    路の路面で反射された散乱光あるいは反射光を受光する
    受光部を備えた路面状況検出器と、前記車に設けられ前
    記受光部で受光された散乱光あるいは反射光を処理する
    処理部とからなり、前記投光部が、レーザ光線を発光す
    る発光素子とレーザ光線を通過せしめる光学レンズで構
    成され、前記受光部が散乱光あるいは反射光を集光せし
    める集光レンズとこの集光レンズで集光された散乱光あ
    るいは反射光をP波とS波の2つの偏光成分に偏光する
    偏光ビームスプリッタで構成され、前記処理部がP波と
    S波を基にP/S比に演算するP/S比演算手段と、予
    め設定したP波設定値、S波設定値、P/S比設定値を
    記憶せしめておく設定値・メモリと、この設定値・メモ
    リに記憶されたP波設定値、S波設定値、P/S比設定
    値と実際に検出されたP波値、S波値、P/S比とを比
    較し、濡れ、乾き、凍結等の路面状態を判断する比較判
    断手段で構成されていることを特徴とする路面状況の測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記路面状況検出器における投光部と受
    光部との間隔をほぼ1mとすると共に、それぞれの高さ
    を道路の路面より40〜50cm高くしてあることを特
    徴とする請求項2記載の路面状況の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記車の前側に道路における路面の温度
    を検出する温度センサを設けてなることを特徴とする請
    求項2記載の路面状況の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記路面状況検出器における投光部と受
    光部との間のほぼ中間部に距離センサを設けてなること
    を特徴とする請求項2,3,4記載の路面状況の測定装
    置。
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