JP2000179934A - 空気調和機とその据付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面のコーナが直角に形成されていない場合
であっても、隙間なく正確に据付設置できるようにした
壁面のコーナに据付設置する空気調和機とその据付装置
を提供する。 【解決手段】 本体５を、二方向が鋭角状または鈍角状
に形成された壁面のコーナに据え付ける際、据付板１
を、両固着面２の取付角度を調節して壁面のコーナに固
着する一方、同両固着面に対応して可動スペーサ10によ
り略扇形台状の角度を調節し、係止片３に第一係止部10
a および第二係止部7aを係止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、壁面のコーナに据
付設置する空気調和機とその据付装置に係わり、より詳
細には、壁面のコーナが直角に形成されていない場合で
あっても、隙間なく正確に据付設置できるようにした構
造に関する。

【０００２】

【従来の技術】居室内の壁面のコーナに据付設置するタ
イプの従来の空気調和機としては、例えば特開平９ー１
６６３５３号公報で開示されているような事例があっ
た。即ち、図４で示すように、下部の化粧カバー3'に吸
込グリル4'を有し、且つ円弧の部分に吹出グリル2'を有
する４分の１円弧の扇形台状に形成した空気調和機本体
1'を、居室内の天井面および、または二方向の壁面Ａの
コーナに夫々密接させて据付設置することにより、居室
内のインテリア性を向上させるとともに、居室内の温度
分布をよくし快適性を向上させる効果を奏していた。

【０００３】しかしながら、前記本体1'を少なくとも二
方向の壁面Ａのコーナに据付設置する際、該二方向の壁
面Ａが直角に形成されていない場合は、少なくとも一方
の壁面Ａに前記本体1'の側面を密接させることができ
ず、居室内のインテリア性を損ねてしまうという問題を
有していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、壁面のコーナが直角に形成されてい
ない場合であっても、隙間なく正確に据付設置できるよ
うにした壁面のコーナに据付設置する空気調和機とその
据付装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、居室内の二方向の壁面のコーナに固着され
る固着面と、同両固着面の上部に連続形成された係止片
と、同両固着面の後部を、二方向の壁面に対する取付角
度を調節可能に接続する接続部とからなる据付板と、略
４分の１円弧の略扇形台状に形成され、一側に前記一方
の固着面に形成された係止片に対応する第一係止部を備
えて略扇形台状の角度を調節する可動スペーサが出没可
能に設けられ、他側に前記他方の固着面に形成された係
止片に対応する第二係止部を備えた空気調和機本体とで
構成されてなり、前記本体を、二方向が鋭角状または鈍
角状に形成された壁面のコーナに据え付ける際、前記据
付板を、前記両固着面の取付角度を調節して壁面のコー
ナに固着する一方、同両固着面に対応して前記可動スペ
ーサにより略扇形台状の角度を調節し、前記係止片に前
記第一係止部および前記第二係止部を係止するようにし
た構成となっている。

【０００６】また、前記接続部が、前記両固着面を互い
に接離自在に回動できる蝶番からなる構成となってい
る。

【０００７】また、前記可動スペーサが、鋭角状でなる
略扇形台状に形成される一方、前記本体の一側に、前記
可動スペーサを出没可能に収容する収容部が設けられ、
前記可動スペーサの基端部とこれに対応する前記収容部
の後部とに支軸部を設け、同支軸部により前記可動スペ
ーサを回動させて前記収容部から出没させるようにした
構成となっている。

【０００８】また、前記支軸部が、前記可動スペーサの
基端部上面に形成された段部に立設された第一支軸と、
基端部下面に設けられた第一支軸孔と、前記第一支軸を
軸支する第二支軸孔を備え、前記収容部の上面に固定さ
れて前記段部に収容される固定具と、前記第一支軸孔に
対応して前記収容部の下面に立設された第二支軸とで構
成されてなる構成となっている。

【０００９】また、前記固定具は、側部に前記第一支軸
を前記第二支軸孔に導入する導入溝を、上部に固定用の
第一ねじ孔を夫々設ける一方、前記収容部の上面に前記
第一ねじ孔に対応する第一挿通孔を設け、前記可動スペ
ーサの基端部を前記支軸部で軸支する際、前記第一挿通
孔を挿通したねじを前記第一ねじ孔に螺着し、前記第二
支軸により前記第一支軸孔を軸支し、前記第一支軸を前
記導入溝から前記第二支軸孔に導入して軸支するととも
に、前記導入溝が前記本体の他側面に近接または当接す
るように回動して固定されてなる構成となっている。

【００１０】また、前記導入溝は、前記第二支軸孔の内
径寸法に対して少許狭い幅寸法で形成した構成となって
いる。

【００１１】また、前記第一支軸孔を、前記第二支軸に
対応して袋状に形成した構成となっている。

【００１２】また、前記固定具のコーナを、前記本体の
他側面に沿って回動するように曲面状に形成した構成と
なっている。

【００１３】また、前記可動スペーサを内側を開口した
箱状に形成し、その前部に左右に延びる長孔を設ける一
方、前記収容部の前面に前記長孔に対応する第二挿通孔
を設けるとともに、同第二挿通孔に対応する第二ねじ孔
を備え、前記収容部の前面との間に前記可動スペーサの
前部をスライド可能に収容し固定する固定金具を設け、
前記第二挿通孔および前記長孔を挿通したねじを前記第
二ねじ孔に螺着して前記可動スペーサを固定するように
した構成となっている。

【００１４】また、前記固定金具に、その先端部が後方
に傾斜する傾斜面を連続形成した構成となっている。

【００１５】また、前記固定金具は、前記可動スペーサ
の前部を収容した際、該箇所を上下にガタつかせない大
きさに形成した構成となっている。

【００１６】更に、前記長孔と、前記第二挿通孔と、前
記第二ねじ孔とを、上下に夫々複数設けた構成となって
いる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として説明する。なお、本実施
例における居室内の二方向の壁面は、図４に基づいて上
記に説明した従来技術における居室内の二方向の壁面Ａ
と同じ符号を付けて説明する。図１（Ａ）および図１
（Ｂ）と、図２（Ａ）乃至図２（Ｄ）と、図３（Ａ）お
よび図３（Ｂ）とにおいて、１は居室内の二方向の壁面
Ａに固着される固着面２と、同両固着面２の上部に連続
形成された係止片３と、同両固着面２の後部を、二方向
の壁面Ａに対する取付角度を調節可能に接続する接続部
４とからなる据付板、５は略４分の１円弧の略扇形台状
に形成され、一側６に前記一方の固着面２に形成された
係止片３に対応する第一係止部10a を備えて略扇形台状
の角度を調節する可動スペーサ10が出没可能に設けら
れ、他側７に前記他方の固着面２に形成された係止片３
に対応する第二係止部7aを備えて、前記据付板１により
居室内の二方向の壁面Ａのコーナに据付設置される空気
調和機本体である。

【００１８】前記本体５を、例えば二方向が鋭角状また
は鈍角状に形成された壁面Ａのコーナに据え付ける際、
前記据付板１を、前記両固着面２の取付角度を前記接続
部４により調節して壁面Ａに固着する一方、同両固着面
２に対応して前記可動スペーサ10により略扇形台状の角
度を調節し、前記係止片３に前記第一係止部10a および
前記第二係止部7aを係止するようにした構成となってお
り、これによって、居室内の二方向の壁面Ａのコーナが
直角に形成されていない場合であっても、壁面Ａとの間
に隙間を生じさせないようにして、前記本体５を居室内
のインテリア性を損ねないように正確に据付設置できる
ようにした構造となる。

【００１９】また、前記接続部４が、図１（Ａ）および
図１（Ｂ）で示すように、前記両固着面２を互いに接離
自在に回動できる蝶番からなる構成となっており、これ
によって、前記壁面Ａのコーナの角度に応じて、前記据
付板１の両固着面２の取付角度を任意に調節できるよう
になるとともに、前記据付板１を折り畳んだ状態で持ち
運びできるようになり、また、コンパクトな荷姿で梱包
できるようにした便利な構造となる。

【００２０】また、前記可動スペーサ10が、図３（Ａ）
および図３（Ｂ）で示すように、鋭角状でなる略扇形台
状に形成される一方、前記本体５の一側６に、前記可動
スペーサ10を出没可能に収容する収容部９が設けられ、
前記可動スペーサ10の基端部とこれに対応する前記収容
部９の後部とに後述する支軸部を設け、同支軸部により
前記可動スペーサ10を回動させて前記収容部９から出没
させるようにした構成となっており、これによって、壁
面Ａに固着された前記両固着面２の取付角度に応じて、
前記可動スペーサ10を、図１（Ａ）で示す矢印のように
前記収容部９から出没させるという簡便な操作により、
壁面Ａとの間に隙間を生じさせることなく前記本体５を
正確に据付設置できるようにした構造となる。

【００２１】また、前記可動スペーサ10の基端部を回動
自在に軸支する支軸部が、図３（Ａ）および図３（Ｂ）
で示すように、同可動スペーサ10の基端部上面に形成さ
れた段部10a に立設された第一支軸10b と、基端部下面
に設けられた第一支軸孔10cと、図２（Ａ）乃至図２
（Ｄ）で示すように、前記第一支軸10b を軸支する第二
支軸孔11a を備え、前記収容部９の上面に固定されて前
記段部10a に収容される固定具11と、前記第一支軸孔10
c に対応して前記収容部９の下面に立設された第二支軸
12とで構成されてなる構成となっており、これによっ
て、前記第二支軸12により前記第一支軸孔10c を軸支す
るとともに、前記第二支軸孔11a により前記第一支軸10
b を軸支して前記固定具11を前記収容部９の上面に固定
することにより、前記可動スペーサ10の基端部を簡便
に、且つ正確に軸支できるようにした構造となる。

【００２２】また、前記固定具11は、側部に前記第一支
軸10b を前記第二支軸孔11a に導入する導入溝11b を、
上部に固定用の第一ねじ孔11c を夫々設ける一方、前記
収容部９の上面に前記第一ねじ孔11c に対応する第一挿
通孔9aを設け、前記可動スペーサ10の基端部を前記支軸
部で軸支する際、前記第一挿通孔9aを挿通したねじを前
記第一ねじ孔11c に螺着し、前記第二支軸12により前記
第一支軸孔10c を軸支し、前記第一支軸10b を前記導入
溝11b から前記第二支軸孔11a に導入して軸支するとと
もに、前記導入溝11b が前記本体５の他側面７に近接ま
たは当接するように回動して固定されてなる構成となっ
ており、これによって、前記可動スペーサ10の基端部を
軸支する際、前記導入溝11b を外側に向けた状態にし
て、前記第一挿通孔9aを挿通したねじを前記第一ねじ孔
11c したのちに、前記第二支軸12により前記第一支軸孔
10c を軸支し、前記第一支軸10b を前記導入溝11b から
前記第二支軸孔11a に導入して軸支するとともに、前記
導入溝11b を前記本体５の他側面７に向け回動して前記
ねじを強固にねじ締めすればよい構造となり、換言すれ
ば、前記固定具11を前記収容部９の上面に取り付けたの
ちに前記可動スペーサ10の基端部を軸支できるようにな
るので、同可動スペーサ10の基端部を更に簡便に、且つ
正確に軸支できるようにした構造となる。

【００２３】また、前記導入溝11b は、前記第二支軸孔
11a の内径寸法に対して少許狭い幅寸法で形成したこと
により、同第二支軸孔11a により前記第一支軸10b を軸
支した際、同第一支軸10b が前記導入溝11b に戻ること
なく正確に軸支されるようにした構成となっている。

【００２４】また、前記第一支軸孔10c を、前記第二支
軸12に対応して袋状に形成したことにより、同第二支軸
12をその長手方向にわたって正確に軸支できるようにし
た構成となっている。

【００２５】また、前記固定具11のコーナｂを、前記本
体５の他側面７に沿って回動するように曲面状に形成し
たことにより、上記に説明したとおり、前記固定具11を
前記収容部９の上面に取り付けたのちに前記可動スペー
サ10の基端部を軸支する際、前記導入溝11b から導入し
た前記第一支軸10b を、前記第二支軸孔11a により軸支
した状態で前記固定具11を円滑に回動できるようにし
て、前記導入溝11b に戻って離脱しないようにした構造
となる。

【００２６】また、前記可動スペーサ10を内側を開口し
た箱状に形成し、その前部に左右に延びる長孔10d を設
ける一方、前記本体５の前面８に連続形成した前記収容
部９の前面に前記長孔10d に対応する第二挿通孔9bを設
けるとともに、同第二挿通孔9bに対応する第二ねじ孔13
a を備え、前記収容部９の前面との間に前記可動スペー
サ10の前部をスライド可能に収容し固定する固定金具13
を設け、前記第二挿通孔9bおよび前記長孔10d を挿通し
たねじを前記第二ねじ孔13a に螺着して前記可動スペー
サ10を固定するようにした構成となっており、これによ
って、前記可動スペーサ10の前部を前記本体５の一側６
前部に固定することにより、これら本体５の前部および
可動スペーサ10の前部を互いに強固に固定した状態にし
て、前記据付板１により、二方向の壁面Ａのコーナに正
確に据付設置据付設置できるようにした構造となる。

【００２７】また、前記固定金具13に、その先端部が後
方に傾斜する傾斜面13b を連続形成したことにより、同
固定金具13と前記収容部９の前面との間に、前記可動ス
ペーサ10の前部を円滑に導けるようにした構成となって
いる。

【００２８】また、前記固定金具13は、前記可動スペー
サ10の前部を収容した際、該箇所を上下にガタつかせな
い大きさに形成したことにより、前記収容部９に対する
前記可動スペーサ10の上下方向の遊び（ガタ）を効果的
に吸収した上で、上記説明のとおり正確に固定できるよ
うにした構成となっている。

【００２９】更に、前記長孔10d と、前記第二挿通孔9b
と、前記第二ねじ孔13a とを、上下に夫々複数設けたこ
とにより、前記収容部９および前記可動スペーサ10を互
いに、更に強固に固定できるようにした構成となってい
る。

【００３０】以上の構成により、図１（Ａ）および図１
（Ｂ）と、図２（Ａ）乃至図２（Ｄ）と、図３（Ａ）お
よび図３（Ｂ）とで示すように、前記本体５を、例えば
二方向が鋭角状または鈍角状に形成された壁面Ａのコー
ナに据え付ける際、前記据付板１を、前記両固着面２の
取付角度を前記接続部４により調節して壁面Ａに固着す
る一方、同両固着面２に対応して前記可動スペーサ10に
より略扇形台状の角度を調節し、前記係止片３に前記第
一係止部10a および前記第二係止部7aを係止するように
したので、居室内の二方向の壁面Ａのコーナが直角に形
成されていない場合であっても、壁面Ａとの間に隙間を
生じさせないようにして、前記本体５を居室内のインテ
リア性を損ねないように正確に据付設置できるようにし
た空気調和機とその据付装置になる。

【００３１】

【発明の効果】以上のように本発明によると、壁面のコ
ーナが直角に形成されていない場合であっても、隙間な
く正確に据付設置できるようにした壁面のコーナに据付
設置する空気調和機とその据付装置になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による空気調和機とその据付装置の説明
図で、（Ａ）は分解斜視図であり、（Ｂ）は要部斜視図
である。

【図２】本発明による空気調和機とその据付装置の要部
説明図で、（Ａ）は本体一側の収容部を示す斜視図であ
り、（Ｂ）は収容部の前部を示す斜視図であり、（Ｃ）
は固定具の斜視図であり、（Ｄ）は（Ｃ）で示すＢ矢視
図である。

【図３】本発明に使用される可動スペーサの説明図で、
（Ａ）は内側からみた斜視図であり、（Ｂ）は外側から
みた斜視図である。

【図４】従来例による空気調和機とその据付状態を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１ 据付板 ２ 固着面 ３ 係止片 ４ 接続部 ５ 空気調和機本体 ６ 空気調和機本体の一側 ７ 空気調和機本体の他側 7a 第二係止部 ８ 空気調和機本体の前面 ９ 収容部 9a 第一挿通孔 9b 第二挿通孔 10 可動スペーサ 10a 第一係止部 10b 第一支軸 10c 第一支軸孔 10d 長孔 11 固定具 11a 第二支軸孔 11b 導入溝 11c 第一ねじ孔 12 第二支軸 13 固定金具 13a 第二ねじ孔 13b 傾斜面

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 居室内の二方向の壁面のコーナに固着さ
   れる固着面と、同両固着面の上部に連続形成された係止
   片と、同両固着面の後部を、二方向の壁面に対する取付
   角度を調節可能に接続する接続部とからなる据付板と、
   略４分の１円弧の略扇形台状に形成され、一側に前記一
   方の固着面に形成された係止片に対応する第一係止部を
   備えて略扇形台状の角度を調節する可動スペーサが出没
   可能に設けられ、他側に前記他方の固着面に形成された
   係止片に対応する第二係止部を備えた空気調和機本体と
   で構成されてなり、 前記本体を、二方向が鋭角状または鈍角状に形成された
   壁面のコーナに据え付ける際、前記据付板を、前記両固
   着面の取付角度を調節して壁面のコーナに固着する一
   方、同両固着面に対応して前記可動スペーサにより略扇
   形台状の角度を調節し、前記係止片に前記第一係止部お
   よび前記第二係止部を係止するようにしたことを特徴と
   する空気調和機とその据付装置。
2. 【請求項２】 前記接続部が、前記両固着面を互いに接
   離自在に回動できる蝶番からなることを特徴とする請求
   項１に記載の空気調和機とその据付装置。
3. 【請求項３】 前記可動スペーサが、鋭角状でなる略扇
   形台状に形成される一方、前記本体の一側に、前記可動
   スペーサを出没可能に収容する収容部が設けられ、前記
   可動スペーサの基端部とこれに対応する前記収容部の後
   部とに支軸部を設け、同支軸部により前記可動スペーサ
   を回動させて前記収容部から出没させるようにしたこと
   を特徴とする請求項１に記載の空気調和機とその据付装
   置。
4. 【請求項４】 前記支軸部が、前記可動スペーサの基端
   部上面に形成された段部に立設された第一支軸と、基端
   部下面に設けられた第一支軸孔と、前記第一支軸を軸支
   する第二支軸孔を備え、前記収容部の上面に固定されて
   前記段部に収容される固定具と、前記第一支軸孔に対応
   して前記収容部の下面に立設された第二支軸とで構成さ
   れてなることを特徴とする請求項３に記載の空気調和機
   とその据付装置。
5. 【請求項５】 前記固定具は、側部に前記第一支軸を前
   記第二支軸孔に導入する導入溝を、上部に固定用の第一
   ねじ孔を夫々設ける一方、前記収容部の上面に前記第一
   ねじ孔に対応する第一挿通孔を設け、前記可動スペーサ
   の基端部を前記支軸部で軸支する際、前記第一挿通孔を
   挿通したねじを前記第一ねじ孔に螺着し、前記第二支軸
   により前記第一支軸孔を軸支し、前記第一支軸を前記導
   入溝から前記第二支軸孔に導入して軸支するとともに、
   前記導入溝が前記本体の他側面に近接または当接するよ
   うに回動して固定されてなることを特徴とする請求項４
   に記載の空気調和機とその据付装置。
6. 【請求項６】 前記導入溝は、前記第二支軸孔の内径寸
   法に対して少許狭い幅寸法で形成したことを特徴とする
   請求項５に記載の空気調和機とその据付装置。
7. 【請求項７】 前記第一支軸孔を、前記第二支軸に対応
   して袋状に形成したことを特徴とする請求項５に記載の
   空気調和機とその据付装置。
8. 【請求項８】 前記固定具のコーナを、前記本体の他側
   面に沿って回動するように曲面状に形成したことを特徴
   とする請求項５に記載の空気調和機とその据付装置。
9. 【請求項９】 前記可動スペーサを内側を開口した箱状
   に形成し、その前部に左右に延びる長孔を設ける一方、
   前記収容部の前面に前記長孔に対応する第二挿通孔を設
   けるとともに、同第二挿通孔に対応する第二ねじ孔を備
   え、前記収容部の前面との間に前記可動スペーサの前部
   をスライド可能に収容し固定する固定金具を設け、前記
   第二挿通孔および前記長孔を挿通したねじを前記第二ね
   じ孔に螺着して前記可動スペーサを固定するようにした
   ことを特徴とする請求項１、請求項３、請求項４または
   請求項５に記載の空気調和機とその据付装置。
10. 【請求項１０】 前記固定金具に、その先端部が後方に
    傾斜する傾斜面を連続形成したことを特徴とする請求項
    ９に記載の空気調和機とその据付装置。
11. 【請求項１１】 前記固定金具は、前記可動スペーサの
    前部を収容した際、該箇所を上下にガタつかせない大き
    さに形成したことを特徴とする請求項９または請求項１
    ０に記載の空気調和機とその据付装置。
12. 【請求項１２】 前記長孔と、前記第二挿通孔と、前記
    第二ねじ孔とを、上下に夫々複数設けたことを特徴とす
    る請求項９に記載の空気調和機とその据付装置。