JP2000178912A - 仮設敷鉄板の固定金具 - Google Patents

仮設敷鉄板の固定金具

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JP2000178912A JP10361397A JP36139798A JP2000178912A JP 2000178912 A JP2000178912 A JP 2000178912A JP 10361397 A JP10361397 A JP 10361397A JP 36139798 A JP36139798 A JP 36139798A JP 2000178912 A JP2000178912 A JP 2000178912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け作業が簡単で、かつ、一旦固定した仮
設敷鉄板の脱落を防止でき、さらに単一の種類の金具
(治具)によって仮設敷鉄板を固定できる仮設敷鉄板の
固定金具を提供する。 【解決手段】 隣り合って敷設された二枚の仮設敷鉄板
3,4の互いに対向する縁部を上下両側から外挟可能に
構成された一対の細長形状の橋絡部2a,2bと、橋絡
部2a,2bを一体に連結する連結部2cとを有する本
体2と、本体2の少なくとも一方の橋絡部の両端部に設
けられた仮設敷鉄板を咬止的に締め付ける締付要素5〜
8と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場等におい
て、建機等の通過を容易にし、あるいは仮置き資材、設
備等の汚れを防止し、あるいは施工済の床面の養生等の
ために、仮設道路、仮設資材置場、施工済の床等の地盤
表面に敷く仮設敷鉄板の固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設現場の仮設道路、仮設資材
置場、施工済の床等の表面には、これら地盤を養生する
ために仮設敷鉄板を敷設することが広く行われている。
【0003】これらの仮設敷鉄板は、一枚一枚が一定の
長さと幅を有し、これを養生しようとする地盤の表面に
敷き詰めるようにするのが通常である。
【0004】ところが、養生しようとする地盤は、表面
が均一でないことが多いため、隣り合う仮設敷鉄板の縁
部が段差になっていて作業員の通行の障害になり、ある
いは建機の通過により仮設敷鉄板がずれ、あるいは縁部
が跳ね上がるなど、種々の問題があった。
【0005】従前においては、上記仮設敷鉄板の縁部が
跳ね上がることや位置がずれることを防止するために、
仮設敷鉄板を敷き詰めた後に、これらの縁部を仮溶接す
ることが広く行われていた。
【0006】しかし、仮設敷鉄板を溶接することは、敷
設時の溶接作業が大変なばかりでなく、仮設敷鉄板を撤
去する際には、溶接よりさらに作業量が多い切断作業を
行わなければならなかった。また、繰り返し溶接と切断
をすることにより、仮設敷鉄板自体が損傷することがあ
った。
【0007】これに対して、本願出願人は、仮設敷鉄板
の敷設や撤去が容易な「建設現場の仮設敷鉄板路及び接
合治具」を考案し、実用新案登録出願をした(実願平6
−15863号)。
【0008】図8に本願出願人が先に出願した仮設敷鉄
板の接合治具を示した。
【0009】図8に示すように、本願出願人が先に出願
した仮設敷鉄板の接合治具40は、アッパー部材41と
アンダー部材42とからなる。
【0010】アンダー部材42は、縦断面が逆T字形形
状を有しており、中央部に上側凸部42aを有してお
り、アッパー部材41はボルト43により前記アンダー
部材42の上側凸部42a上に固定されている。
【0011】アッパー部材41とアンダー部材42の間
の距離、すなわち上側凸部42aの高さは、隣り合って
敷設される仮設敷鉄板44,45の厚さよりわずかに少
ないように設定されている。
【0012】養生しようとする地盤に仮設敷鉄板を敷設
し、これらの仮設敷鉄板を接合するには、予めアンダー
部材42を配置し、その略逆T字板形の上側凸部42a
の隅部に正しく仮設敷鉄板44,45の縁が乗るように
敷設し、しかる後にアッパー部材41を当ててボルト4
3によってアッパー部材41を固定する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記本
願出願人が先に出願した仮設敷鉄板の接合治具では、作
業の容易性に改良の余地があった。また、この接合治具
によると、接合、固定した仮設敷鉄板が脱落することが
あった。また、接合治具にインサイド治具とアウトサイ
ド治具の二種類があり、さらに治具の種類の簡素化が求
められていた。以下に、上記諸課題を項分けして説明す
る。 1. 作業の容易性における課題 本願出願人が先に出願したインサイド接合治具は、上述
したように、仮設敷鉄板を敷設するときに、予めアンダ
ー部材42を配置し、その略逆T字板形の上側凸部42
aの隅部に正しく仮設敷鉄板の縁が乗るように敷設しな
ければならなかった。
【0014】しかし、仮設敷鉄板のような重量物を敷設
する作業において、正しい位置に予めアンダー部材42
を配置すること、および、仮設敷鉄板の縁がその上側凸
部42aの隅部に正しく乗るように仮設敷鉄板を敷設す
ることは、作業の慎重を要し、時間と手間がかかってい
た。
【0015】また、敷設した後に、アッパー部材41を
当てて、ボルト43を締め込むことも、ねじ山がなかな
か噛み合わないなど、多大な作業量となっていた。 2. 固定した仮設敷鉄板の脱落防止という課題 本願出願人が先に出願した接合治具は、隣り合う仮設敷
鉄板の両縁部を上下から挟持する作用においては効果的
であった。
【0016】しかし、固定した仮設敷鉄板に、何らかの
原因で横方向の力が働いたとき、すなわち、隣り合う仮
設敷鉄板が互いに分離する方向に引っ張られたときに
は、これを阻止する力として、アッパー部材41とアン
ダー部材42の挟持圧力による摩擦力が働くのみであっ
た。
【0017】しかも、アッパー部材41とアンダー部材
42の挟持圧力は、接合治具の形状からボルト43を締
め込むと仮設敷鉄板の縁の角部にのみ圧力がかかり、一
旦滑り出すとそれ以上仮設敷鉄板の脱落を防止すること
ができなかった。 3. 仮設敷鉄板の接合治具の種類が多いという課題 本願出願人が先に出願した仮設敷鉄板の接合治具は、イ
ンサイド接合治具とアウトサイド接合治具という二種類
のみがあったので、種類の数としては少なかったと言え
る。
【0018】しかし、接合治具の種類の数としては、可
能な限り少ないことが建設現場の資材管理上好ましく、
できれば一種類の接合治具によって、すべての仮設敷鉄
板を固定できることが望ましい。
【0019】以上の従来の仮設敷鉄板の接合治具の課題
に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、取付け作業
が簡単で、かつ、一旦固定した仮設敷鉄板の脱落を防止
でき、さらに単一の種類の金具(治具)によって仮設敷
鉄板を固定できる仮設敷鉄板の固定金具を提供すること
にある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る仮設
敷鉄板の固定金具は、隣り合って敷設された二枚の仮設
敷鉄板の互いに対向する縁部を上下両側から外挟可能に
構成された一対の細長形状の橋絡部と、前記橋絡部を一
体に連結する連結部とを有する本体と、前記本体の少な
くとも一方の橋絡部の両端部に設けられた仮設敷鉄板を
咬止的に締め付ける締付要素と、を有していることを特
徴とするものである。
【0021】仮設敷鉄板の隙間に橋絡部の幅部分を合わ
せて挿入し、回転させることにより固定金具を装着で
き、さらに締付要素を締め付けることによって仮設敷鉄
板の固定金具の取付け作業を完了させることができる。
【0022】本願請求項2に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、請求項1の固定金具において、前記締付要素は、少
なくとも一方の橋絡部に貫通して螺入されたボルトから
なり、前記ボルトはその仮設敷鉄板側先端に咬止突起を
有していることを特徴とするものである。
【0023】ボルトが橋絡部を貫通して螺入され、その
先端の咬止突起が仮設敷鉄板に固く当接することによ
り、仮設敷鉄板を咬止することができる。
【0024】本願請求項3に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、仮設敷鉄板の縁部に嵌着可能にほぼ平行に延在する
一対の細長形状の腕部と、前記腕部をそれらの基端部に
おいて一体に連結する連結部と、を有する嵌着部材と、
一対の前記嵌着部材を背中合わせに連結部において連結
し、前記嵌着部材をそれぞれの両腕部を含む面内で回動
可能に連結するヒンジ構造と、前記各嵌着部材の少なく
とも一方の腕部の端部に設けられた仮設敷鉄板を咬止的
に締め付ける締付要素と、を有していることを特徴とす
るものである。
【0025】ヒンジ構造が、一対の嵌着部材を背中合わ
せに連結部において連結し、前記嵌着部材をそれぞれの
両腕部を含む面内で回動可能に連結するので、固定金具
全体の回転を可能にし、かつ、嵌着部材の回動により、
角度をなして隣接する仮設敷鉄板に嵌着して固定するこ
とができる。
【0026】本願請求項4に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、請求項3の固定金具において、前記締付要素は、前
記嵌着部材の少なくとも一方の腕部に貫通して螺入され
たボルトからなり、前記ボルトはその仮設敷鉄板側先端
に咬止突起を有していることを特徴とするものである。
【0027】ボルトが橋絡部を貫通して螺入され、その
先端の咬止突起が仮設敷鉄板に固く当接することによ
り、仮設敷鉄板を咬止することができる。
【0028】本願請求項5に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、隣り合って敷設された二枚の仮設敷鉄板の互いに対
向する縁部を上下両側から外挟可能に構成された細長形
状の第一橋絡部材と、第二橋絡部材と、前記第一橋絡部
材と前記第二橋絡部材とを連結する締結要素と、前記第
一橋絡部材と第二橋絡部材の少なくとも一方の両端部に
設けられた仮設敷鉄板を咬止的に締め付ける締付要素
と、を有し、前記第一橋絡部材と前記第二橋絡部材は、
それらの連結部に、挟持すべき仮設敷鉄板の面と平行な
面内における第一橋絡部と第二橋絡部の相対的な回転を
制限する噛合構造を有することを特徴とするものであ
る。
【0029】噛合構造は、第一橋絡部材と第二橋絡部材
の間の距離を可変とし、かつ、第一橋絡部材と第二橋絡
部材の相対的な回転を防止する。これにより、仮設敷鉄
板の縁部の厚さの変化を許容し、かつ、仮設敷鉄板の隙
間に挿入、回転することにより簡単に固定金具を取付け
ることができる。
【0030】本願請求項6に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、請求項5の固定金具において、前記噛合構造は、中
心に前記締結要素を貫通させて入子状に嵌合する二重の
筒状部を有し、前記筒状部の互いに接合する内外周面に
スプラインを設けたものであることを特徴とするもので
ある。
【0031】二重の筒状部が入子状に伸縮することによ
り、橋絡部材間の距離が可変となり、スプラインが橋絡
部材の相対的な回転を防止する。
【0032】本願請求項7に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、請求項5の固定金具において、前記噛合構造は、中
心に前記締結要素を貫通させて端部を突き合わせる筒状
部を有し、前記筒状部の端面に互いに噛合する凹凸設け
たものであることを特徴とするものである。
【0033】筒状部の端面の凹凸が互いに噛合すること
により、橋絡部材の相対的な回転が防止される。
【0034】本願請求項8に係る仮設敷鉄板の固定金具
は、請求項5の固定金具において、前記締付要素は、前
記第一橋絡部材と前記第二橋絡部材の少なくとも一方を
貫通して螺入されたボルトからなり、前記ボルトはその
仮設敷鉄板側先端に咬止突起を有していることを特徴と
するものである。
【0035】ボルトが橋絡部を貫通して螺入され、その
先端の咬止突起が仮設敷鉄板に固く当接することによ
り、仮設敷鉄板を咬止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明による「仮設敷鉄板
の固定金具」の実施の形態について願書に添付した図面
を用いて以下に説明する。 1. 第一の実施形態による仮設敷鉄板の固定金具 本発明の第一実施形態による仮設敷鉄板の固定金具は、
一体構造の固定金具であって、その一例を図1〜図4に
示す。
【0037】1.1. 第一実施形態による仮設敷鉄板
の固定金具の構成 図1に本発明の第一実施形態による仮設敷鉄板の固定金
具と、それを仮設敷鉄板に取付けた状態を示す。
【0038】図1に示すように、本実施形態による仮設
敷鉄板の固定金具1は、縦断面が概略H字形を横にした
ような形状を有する本体2と、仮設敷鉄板3,4を咬止
するための締付要素5,6,7,8とからなる。
【0039】本体2は、隣り合って敷設された二枚の仮
設敷鉄板3,4の互いに対向する縁部を、上下両側から
挟む構成の一対の細長形状の橋絡部2a,2bと、橋絡
部2a,2bを一体に連結する連結部2cとを有する。
【0040】橋絡部2a,2bは、後述する理由によ
り、好ましくは図に示すようにすべての角部が緩やかな
円弧をなしている。
【0041】また、連結部2cは、後述する理由によ
り、好ましくは図に示すように横断面がほぼ円形をなし
ている。
【0042】本体2は、たとえば鋳鋼により全体として
一体成形されている。
【0043】一方、締付要素5,6,7,8は、本実施
形態では、橋絡部2a,2bのそれぞれの両端部に貫通
して螺入されたボルトからなる。
【0044】ここで、図2を参照してさらにこの仮設敷
鉄板の固定金具1について説明する。
【0045】図2は、図1の矢印A−A’方向に見た仮
設敷鉄板の固定金具1の縦断面である。
【0046】図2に示すように、仮設敷鉄板の固定金具
1を仮設敷鉄板3,4に取り付けた状態では、橋絡部2
aと橋絡部2bはそれぞれ仮設敷鉄板3,4の相対する
縁部を上下両側から挟み、連結部2cは仮設敷鉄板3,
4の隙間を通って上下の橋絡部2a,2bを一体に連結
している。
【0047】この状態で、上側の締付要素5,6は、橋
絡部2aを貫通して螺入され、それらの下端は仮設敷鉄
板3,4の上面に固く締め込まれている。
【0048】締付要素5,6の上端には、締付要素5,
6を締め込むための六角レンチ用の孔5a,6aがそれ
ぞれ設けられている。これにより、締付要素5,6は、
締め込んだ状態で橋絡部2aに螺入され、その上端部は
橋絡部2aの上面から突出することがない。
【0049】また、締付要素5,6の下端には、仮設敷
鉄板3,4の上面にある程度食い込んでその滑りを防止
する咬止突起5b,6bがそれぞれ設けられている。
【0050】なお、図2の例では、締付要素5,6と橋
絡部2aの雌ねじの間には、ねじ山の製作精度を調整
し、力を均等に担うねじブッシュ9が挿入されている。
ねじブッシュ9は締付要素7,8にも設けられている。
【0051】同様に、仮設敷鉄板3,4の下側には、締
付要素7,8が、橋絡部2bを貫通して螺入され、それ
らの上端は仮設敷鉄板3,4の下面に固く締め込まれて
いる。
【0052】締付要素7,8の上下の両端には、締付要
素5,6と同様な咬止突起7b,8bと六角レンチ用の
孔7a,8aとがそれぞれ設けられている。
【0053】締付要素7,8は、それぞれ締付要素5,
6と同一軸線上に配置され、締め込んだ力が同一線上の
反対方向に作用するようになっている。
【0054】また、下側の咬止突起7b,8bは上側の
咬止突起5b,6bより小径に設けられ、これにより、
締付要素5,6,7,8を締め込んだときに、仮設敷鉄
板3,4が局部的に湾曲し、さらに仮設敷鉄板3,4の
横滑りをさらに困難にする効果を奏することができる。
【0055】図2から明らかなように、仮設敷鉄板の固
定金具1は、仮設敷鉄板3,4の縁部に装着した状態で
は、橋絡部2a,2bが仮設敷鉄板3,4の縁部を上下
から抑えて、仮設敷鉄板3,4間に段差が生じることを
防止することができる。
【0056】また、仮設敷鉄板の固定金具1は、締付要
素5,6,7,8が仮設敷鉄板3,4を固く咬止し、仮
設敷鉄板3,4にこれらを分離させる方向の引張力が働
いたときには、締付要素5,6,7,8の働きと橋絡部
2a,2bとによって、それらの分離、すなわち仮設敷
鉄板3,4の脱落を「継続的」に防止することができる
のである。
【0057】1.2. 第一実施形態による仮設敷鉄板
の固定金具の取付け方法 ここで、本発明の第一実施形態による仮設敷鉄板の固定
金具1の取付け方法について、図3と図4とを用いて説
明する。
【0058】図3は、仮設敷鉄板を敷いて仮設敷鉄板の
固定金具1を複数個取り付けた状態、すなわち、仮設地
盤等の養生が完成した状態を示す。
【0059】図3に示すように、仮設敷鉄板の固定金具
1を使用するには、仮設敷鉄板pを所定範囲内の間隔を
開けて敷設し、隣り合う仮設敷鉄板pの縁部の適当な場
所に、仮設敷鉄板の固定金具1を装着するようにする。
【0060】仮設敷鉄板の一つ一つの固定金具1は、図
1と図2の説明からすでに明らかなように、仮設敷鉄板
pに装着した状態で、仮設敷鉄板pの縁部の段差をなく
し、かつ、仮設敷鉄板pの脱落を防止する。
【0061】したがって、図3のように養生地盤の表面
に仮設敷鉄板pを敷設し、固定金具1を複数個取り付け
た状態では、段差がなく、かつ、仮設敷鉄板pが脱落す
ることがない安定した地盤を得ることができるのであ
る。
【0062】また、本発明の仮設敷鉄板の固定金具は、
隣り合う仮設敷鉄板であれば、その対向する縁部のいず
れの場所にも取付けることができるので、仮設敷鉄板の
四隅近傍と、四辺の適当な場所に取付けることにより、
一種類の固定金具によって上記好ましい状態の仮設地盤
を得ることができるのである。
【0063】次に、一つ一つの仮設敷鉄板の固定金具1
の取付け方法について図4を用いて説明する。
【0064】図4に仮設敷鉄板の固定金具1の取付け方
法を示す。
【0065】仮設敷鉄板の固定金具1を取付けるには、
最初に、図4に仮想線で示すように、橋絡部2a,2b
の長さ方向が仮設敷鉄板3,4の対向する縁部と平行に
なるように固定金具1を保持し、下方の橋絡部2b部分
が仮設敷鉄板3,4の下側に出るように固定金具1を仮
設敷鉄板3,4の隙間に挿入する。
【0066】次に、固定金具1を図4に示すZ軸まわり
に、R方向に90°回転させれば、固定金具1を図4の
実線で示した取付け状態、すなわち、図1にも示した取
付け状態に取付けることができる。
【0067】最後に、締付要素5,6を締めつけて固定
金具1の取付けを完了する。
【0068】この場合、下側の締付要素7,8は、後に
締めこむことが困難であるので、予めその先端が下側の
橋絡部2bの上面から所定の長さ突出するようにしてお
く。下側の締付要素7,8の上端部が橋絡部2bの上面
から所定の長さ突出していても、橋絡部2aと橋絡部2
bの間隔は仮設敷鉄板3,4の厚さより十分大きくして
おくために、上述取付け作業の障害とはならない。
【0069】なお、仮設地盤は通常は表面が均一ではな
いので、適当な凹部を見つけることにより、上述したよ
うに簡単に固定金具1を取付けることができる。
【0070】表面が均一な施工済みの床に仮設敷鉄板を
敷設する場合は、予め枕木等を配置しておいたり、バー
ル等の工具を使用することにより、上記同様に容易に固
定金具1を取付けることができる。
【0071】また、上述した取付け方法の説明から推察
されるように、仮設敷鉄板間に固定金具1を挿入して回
転させる抵抗を軽減するために、前述したように橋絡部
2a,2bの角部は緩やかな円弧をなしており、連結部
2cは横断面がほぼ円形をなしているのが好ましいので
ある。
【0072】本発明の仮設敷鉄板の固定金具1によれ
ば、仮設敷鉄板を敷設するときは、予め固定金具1を配
置する必要がなく、所定の間隔範囲内で仮設敷鉄板を敷
設することができる。
【0073】ここで、「所定の間隔範囲内」とは、固定金
具1の橋絡部2bや連結部2cを挿入することができる
最小距離以上であって、締付要素5,6,7,8が仮設
敷鉄板を咬止できる最大距離以下の間隔範囲内のことで
ある。
【0074】この間隔範囲はかなりの幅があるために、
従来は精密に仮設敷鉄板を敷設しなければならなかった
のに対し、本発明の固定金具1によれば、迅速に仮設敷
鉄板を敷設することができる。
【0075】また、従来は、仮設敷鉄板の起重機の作業
員と接合治具を配置する作業員とが協働しなければなら
なかったのに対し、本発明の固定金具1によれば、仮設
敷鉄板の敷設のみを先行して迅速に行い、その後で固定
金具1の取付け作業員が固定金具1を取付けることがで
き、安全に作業を行えることができ、かつ、全体の作業
の効率を著しく向上させることができるのである。
【0076】さらに、個々の固定金具1の取付作業にお
いても、固定金具1を挿入して回転させれば、後は締付
要素5,6を締め付ければ完了となるので、取付作業が
簡単である。上記締付要素5,6の締付作業も、従来は
ボルトのねじ山がなかなか噛み合わないのに対し、本願
発明の固定金具1によれば、最初から締付要素5,6が
螺入されているために、作業が簡単なのである。
【0077】1.3. 第一実施形態による仮設敷鉄板
の固定金具の変形例 以上は本発明第一実施形態による仮設敷鉄板の固定金具
1の具体的な構成についての説明であったが、この第一
実施形態の技術思想の範囲内で各構成要素には以下の変
形が含まれる。
【0078】橋絡部は、図1〜図4の形状に限られな
い。橋絡部は、細長形状であって、その幅が隣り合う仮
設敷鉄板の隙間より狭く、長さが締付要素が仮設敷鉄板
を咬止するのに十分な長さがあればよい。したがって、
上記条件の範囲内で任意の形状とすることができる。
【0079】締付要素は、仮設敷鉄板を咬止できるなら
ば、すなわち、先端が尖鋭な部材を仮設敷鉄板の表面に
圧着できれば、任意の公知のものを用いることができ
る。
【0080】たとえば、外周の一部に尖鋭な突起を有す
るカム状の回転要素を橋絡部の先端に設け、咬止すると
きは、上記回転要素を回転させて、上記尖鋭な突起を仮
設敷鉄板の上面に圧着して咬止させてもよい。
【0081】なお、締付要素は、十分仮設敷鉄板を咬止
できるならば、その数を減少させてもよい。図1〜図4
に例示した固定金具1は、一個の固定金具1について四
個の締付要素5,6,7,8を設けていたが、橋絡部2
a側に二個の締付要素のみを設けてもよい。その場合、
橋絡部2bの該当する上面部分に突起を設けるようにし
てもよい。
【0082】また、図1〜図4に例示した締付要素の咬
止突起は、円状に突起を設けているが、咬止突起は任意
の形状とすることができる。たとえば、尖鋭な突起を締
付要素の端面に単数または複数設けるようにしてもよ
い。 2. 第二の実施形態による仮設敷鉄板の固定金具 次に、本発明の第二実施形態による仮設敷鉄板の固定金
具について、図5を用いて以下に説明する。
【0083】図5は、本発明の第二実施形態による仮設
敷鉄板の固定金具を示している。
【0084】この第二実施形態による仮設敷鉄板の固定
金具10は、背中合わせに連結された一対の嵌着部材1
1,12からなる。
【0085】嵌着部材11は、仮設敷鉄板(図示せず)
の縁部に嵌着可能にほぼ平行に延在する一対の細長形状
の腕部11a,11bと、前記腕部11a,11bをそ
れらの基端部において一体に連結する連結部11cとか
らなる。
【0086】同様に、嵌着部材12は、平行に延在する
一対の細長形状の腕部12a,12bとそれらを連結す
る連結部12cとからなる。上記嵌着部材11,12の
連結部11c,12cは、嵌着部材11,12をそれぞ
れ腕部11a,11bと腕部12a,12bを含む面
内、すなわち、固定金具10を装着状態で垂直な面内で
回動可能に連結するヒンジ構造13となっている。
【0087】ヒンジ構造13は、好ましくは水平方向の
横断面がほぼ円形、あるいは角部が円弧状になってい
る。
【0088】嵌着部材11,12の腕部11a,11b
と腕部12a,12bの先端には、それぞれ締付要素1
4,15,16,17が設けられている。
【0089】締付要素14,15,16,17は、それ
ぞれ六角レンチ用の孔と咬止突起を有し、第一実施形態
の締付要素5,6,7,8と同様のものであるので、こ
こでの重複する説明を省略する。
【0090】以上の構造により、固定金具10は、第一
実施形態の固定金具1と同様に仮設敷鉄板に簡単に取付
けることができる。
【0091】すなわち、最初に所定範囲内の間隔をおい
て仮設敷鉄板を敷設し、隣り合う仮設敷鉄板の縁部と腕
部11a,11b,12a,12bとが平行になるよう
に固定金具10を保持し、その状態で下方の腕部11
b,12b部分が仮設敷鉄板の下側に出るように固定金
具10を隣り合う仮設敷鉄板の隙間に挿入する。
【0092】次に、固定金具10を水平面内で90°回
転させ、腕部11a,11b,12a,12bをそれぞ
れ隣り合う仮設敷鉄板の縁部に嵌着させる。
【0093】最後に、締付要素14,15を締め付けて
仮設敷鉄板を咬止し、固定金具10の取付けを完了す
る。
【0094】本実施形態の固定金具10によれば、第一
実施形態の固定金具1と同様に、仮設敷鉄板の敷設と固
定金具の取付けが簡単であり、かつ、単一の種類の固定
金具によって好ましい仮設地盤を得ることができるとい
う、効果を得ることができる。
【0095】さらに、本実施形態によれば、水平の仮設
敷鉄板と傾斜した仮設敷鉄板とを接合して固定すること
ができる利点を有する。
【0096】すなわち、ヒンジ構造13は、嵌着部材1
1,12を図5に示した垂直面内で回動させ、水平面内
では相対的な回転を許さないので、上記取付時において
は固定金具10を水平面内で一体に回転させることがで
きる一方、仮設敷鉄板が傾斜している場合に、仮設敷鉄
板のなす角度に応じて嵌着部材11,12を回動させる
ことができる。これにより、互いに角度をなして隣り合
う仮設敷鉄板を連結でき、かつ、第一実施形態で説明し
たように、固定した仮設敷鉄板の継目の段差を無くし、
また、仮設敷鉄板の脱落を防止することができる。
【0097】なお、ヒンジ構造13は、図5に例示した
ものに限られず、嵌着部材11,12をそれぞれの両腕
部11a,11bと12a,12bを含む面内で回動可
能に連結するものならば、任意の公知のものとすること
ができる。
【0098】また、第一実施形態の変形例において説明
した細長形状、締付要素については本実施形態にも当て
はまるが、ここでの重複する説明は省略する。 3. 第三の実施形態による仮設敷鉄板の固定金具 次に、本発明の第三の実施形態による仮設敷鉄板の固定
金具について、図6と図7を用いて以下に説明する。
【0099】本発明の第三実施形態による仮設敷鉄板の
固定金具は、上下二つに分離した橋絡部材を有し、これ
らの二つの橋絡部材の間の距離を変化可能にし、かつ、
後述する噛合構造を有して橋絡部材の相対的な回転を不
可にしたものである。
【0100】二つの橋絡部材の間の距離を変化可能にし
たのは、仮設敷鉄板の縁部の厚さの変化をある程度許容
できるようにするためである。また、橋絡部材の相対的
な回転を不可にしたのは、上述した第一・第二実施形態
の固定金具と同様に隣り合って敷設された二枚の仮設敷
鉄板の隙間に挿入・回転させることのみによって装着可
能とするためである。
【0101】図6に本発明の第三実施形態の一例による
仮設敷鉄板の固定金具20を示す。図6に示すように、
本実施形態の固定金具20は、隣り合って敷設された二
枚の仮設敷鉄板(図示せず)の互いに対向する縁部を上
下両側から挟むことができる細長形状の第一橋絡部材2
1と第二橋絡部材22と、第一橋絡部材21と第二橋絡
部材22とを連結する締結要素23と、第一橋絡部材2
1と第二橋絡部材22の端部に設けられた締付要素2
4,25,26,27と、からなる。
【0102】第一橋絡部材21と第二橋絡部材22は、
それらの連結部に、噛合構造28を有している。
【0103】この実施形態における噛合構造28は、中
心に締結要素23を貫通させて入子状に嵌合する第一橋
絡部材21と第二橋絡部材22の筒状部21a,22a
とからなり、筒状部21a,22aの互いに接合する内
外周面にスプラインを設けたものである。
【0104】なお、締付要素23,24,25,26
は、それぞれ六角レンチ用の孔と咬止突起を有し、第一
実施形態の締付要素5,6,7,8や第二実施形態の締
付要素14,15,16,17と同様のものであるの
で、ここでの重複する説明を省略する。
【0105】以上の構成により、固定金具20は、第一
実施形態の固定金具1や第二実施形態の固定金具10と
同様に仮設敷鉄板に簡単に取付けることができる。
【0106】すなわち、最初に所定範囲内の間隔をおい
て仮設敷鉄板を敷設し、締結要素23を緩くした状態
で、隣り合う仮設敷鉄板の縁部に対して橋絡部材21,
22が平行になるように固定金具20を保持し、その状
態で下方の第二橋絡部材22部分が仮設敷鉄板の下側に
出るように固定金具20を隣り合う仮設敷鉄板の隙間に
挿入する。
【0107】次に、固定金具20を水平面内で90°回
転させ、第一橋絡部材21と第二橋絡部材22がそれぞ
れ隣り合う仮設敷鉄板の縁部に橋絡するようにする。こ
の固定金具20の回転の時には、噛合構造28が第一橋
絡部材21と第二橋絡部材22の相対的な回転を防止す
る。
【0108】第一橋絡部材21と第二橋絡部材22が隣
り合う仮設敷鉄板にまたがる位置になった後は、締結要
素23を締め付ける。
【0109】最後に、締付要素24,25を締め付けて
仮設敷鉄板を咬止し、固定金具20の取付けを完了す
る。
【0110】上記説明から明らかなように、本実施形態
の固定金具20によれば、第一実施形態の固定金具1や
第二実施形態の固定金具20と同様に、仮設敷鉄板の敷
設と固定金具の取付けが簡単であり、かつ、単一の種類
の固定金具によって好ましい仮設地盤を得ることができ
るという、効果を得ることができる。
【0111】さらに、本実施形態によれば、仮設敷鉄板
の縁部の厚さ変化をある程度許容できるという利点を有
する。
【0112】仮設敷鉄板は、長期間の使用により縁部が
変形し、あるいは、溶接や切断作業によって縁部に溶融
した部分が残ることがある。このような場合に、本実施
形態の固定金具20によれば、締結要素23を調節する
ことにより第一橋絡部材21と第二橋絡部材22の距離
を変化させ、厚さが増大した仮設敷鉄板の縁部にも容易
に装着することができるのである。
【0113】第一実施形態の変形例において説明した細
長形状、締付要素の変形例については本実施形態にも当
てはまるが、ここでの重複する説明は省略する。
【0114】噛合構造28は、第一橋絡部材21と第二
橋絡部材22の距離の多少の変化を許容し、かつ、第一
橋絡部材21と第二橋絡部材22の相対的な回転を防止
することができるものであれば、任意のものとすること
ができる。このため、上記スプライン以外にも、噛合構
造は種々あり得、ここでは、もう一つの噛合構造につい
て図7を用いて説明する。
【0115】図7に、他の構成の噛合構造を有する本発
明の第三実施形態による仮設敷鉄板の固定金具30を示
す。なお、図7において、噛合構造以外の部分は図6の
固定金具20と同様であるので、同一部分には同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
【0116】図7において、固定金具30は、隣り合っ
て敷設された二枚の仮設敷鉄板(図示せず)の互いに対
向する縁部を上下両側から挟むことができる細長形状の
第一橋絡部材31と第二橋絡部材32とを有している。
【0117】第一橋絡部材21と第二橋絡部材22は、
締結要素23によって互いに連結され、それらの連結部
に噛合構造33を有している。
【0118】この実施形態における噛合構造33は、中
心に締結要素23を貫通させて端部を突き合わせた第一
橋絡部材31の筒状部31aと、第二橋絡部材32の筒
状部32aとを有している。
【0119】上記筒状部31aと筒状部32aは、端面
31a’,32a’が互いに整合する傾斜面で互いに突
き合わせるように形成されており、その突合端面31
a’,32a’に互いに噛合する凹凸が設けられてい
る。
【0120】この実施形態における噛合構造33の作用
は、図6において説明した固定金具20の噛合構造28
と全く同様である。
【0121】したがって、本実施形態による固定金具3
0の作用・効果は既に説明した固定金具20と全く同様
である。
【0122】なお、突合端面31a’,32a’を傾斜
させて噛合する凹凸を設ける代わりに、締結要素23の
軸線に対して垂直な突合端面とし、それらの垂直突合端
面に深く噛合する凹凸を設けてもよい。また、図6と図
7の噛合構造を組み合わせて、一部スプライン構造を有
し、一部噛合する突合端面構造としても無論よい。
【0123】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願発
明による仮設敷鉄板の固定金具は、全体として細長形状
を有し、両端部に隣り合って敷設された仮設敷鉄板の縁
部に嵌着する部分を有し、さらに嵌着した仮設敷鉄板縁
部を咬止する締付要素を備えている。
【0124】これにより、仮設敷鉄板の敷設と、固定金
具の取付けを含めた地盤の養生作業が極めて容易とする
ことができる。
【0125】すなわち、仮設敷鉄板の敷設作業は、特に
精密な位置決めをする必要がなく、固定金具の取付けに
先行して安全かつ迅速に行うことができる。
【0126】また、このように敷設した仮設敷鉄板に対
して、本発明の固定金具によれば、仮設敷鉄板の隙間に
挿入して回転させれば装着でき、締付要素を締め付けれ
ば取付作業を完了させることができる。締付要素を締め
付ける際にも、ねじ山が噛み合わないことがなく、容易
に締め付けることができる。
【0127】したがって、全体として仮設敷鉄板の敷
設、固定作業の労力、時間を大幅に軽減することができ
る。
【0128】また、本発明の固定金具によって固定され
た仮設敷鉄板は、締付要素が仮設敷鉄板を固く咬止し、
建機等の重量物が通過した場合でも、仮設敷鉄板を確実
に繋ぎ止め、安全かつ工事に好適な仮設地盤を提供する
ことができる。
【0129】さらに、本発明の仮設敷鉄板の固定金具に
よれば、単一の種類構成の固定金具によって、仮設敷鉄
板の四辺の任意の場所で仮設敷鉄板を互いに連結できる
ので、建設資材の種類を単純化し、建設現場での資材管
理の労力の軽減に寄与することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による仮設敷鉄板の固定
金具を示した斜視図。
【図2】図1の矢印A−A’方向に見た本発明の第一実
施形態による仮設敷鉄板の固定金具の縦断面図。
【図3】本発明の第一実施形態による固定金具を取り付
けた状態の仮設敷鉄板を示した図。
【図4】本発明の第一実施形態による固定金具の個々の
取付け方法を説明した図。
【図5】本発明の第二実施形態による仮設敷鉄板の固定
金具を示した斜視図。
【図6】本発明の第三実施形態による仮設敷鉄板の固定
金具を示した斜視図。
【図7】他の噛合構造を有する本発明の第三実施形態に
よる仮設敷鉄板の固定金具を示した斜視図。
【図8】本願出願人が先に出願した仮設敷鉄板の接合治
具を示した斜視図。
【符号の説明】
1 仮設敷鉄板の固定金具 2 本体 2a 橋絡部 2b 橋絡部 2c 連結部 3 仮設敷鉄板 4 仮設敷鉄板 5 締付要素 5a 六角レンチ用の孔 5b 咬止突起 6 締付要素 6a 六角レンチ用の孔 6b 咬止突起 7 締付要素 7a 六角レンチ用の孔 7b 咬止突起 8 締付要素 8a 六角レンチ用の孔 8b 咬止突起 9 ねじブッシュ 10 固定金具 11 嵌着部材 11a 腕部 11b 腕部 11c 連結部 12 嵌着部材 12a 腕部 12b 腕部 12c 連結部 13 ヒンジ構造 14 締付要素 15 締付要素 16 締付要素 17 締付要素 20 固定金具 21 第一橋絡部材 21a 筒状部 22 第二橋絡部材 22a 筒状部 23 締結要素 24 締付要素 25 締付要素 26 締付要素 27 締付要素 28 噛合構造 30 固定金具 31 第一橋絡部材 31a 筒状部 31a’ 突合端面 32 第二橋絡部材 32a 筒状部 32a’ 突合端面 33 噛合構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八十川 昭 東京都港区芝浦三丁目12番8号 安藤建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AF12 DA12 DB16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣り合って敷設された二枚の仮設敷鉄板の
    互いに対向する縁部を上下両側から外挟可能に構成され
    た一対の細長形状の橋絡部と、前記橋絡部を一体に連結
    する連結部とを有する本体と、前記本体の少なくとも一
    方の橋絡部の両端部に設けられた仮設敷鉄板を咬止的 に締め付ける締付要素と、を有していることを特徴とす
    る仮設敷鉄板の固定金具。
  2. 【請求項2】前記締付要素は、少なくとも一方の橋絡部
    に貫通して螺入されたボルトからなり、前記ボルトはそ
    の仮設敷鉄板側先端に咬止突起を有していることを特徴
    とする請求項1記載の仮設敷鉄板の固定金具。
  3. 【請求項3】仮設敷鉄板の縁部に嵌着可能にほぼ平行に
    延在する一対の細長形状の腕部と、前記腕部をそれらの
    基端部において一体に連結する連結部と、を有する嵌着
    部材と、 一対の前記嵌着部材を背中合わせに連結部において連結
    し、前記嵌着部材をそれぞれの両腕部を含む面内で回動
    可能に連結するヒンジ構造と、 前記各嵌着部材の少なくとも一方の腕部の端部に設けら
    れた仮設敷鉄板を咬止的に締め付ける締付要素と、を有
    していることを特徴とする仮設敷鉄板の固定金具。
  4. 【請求項4】前記締付要素は、前記嵌着部材の少なくと
    も一方の腕部に貫通して螺入されたボルトからなり、前
    記ボルトはその仮設敷鉄板側先端に咬止突起を有してい
    ることを特徴とする請求項3記載の仮設敷鉄板の固定金
    具。
  5. 【請求項5】隣り合って敷設された二枚の仮設敷鉄板の
    互いに対向する縁部を上下両側から外挟可能に構成され
    た細長形状の第一橋絡部材と、第二橋絡部材と、 前記第一橋絡部材と前記第二橋絡部材とを連結する締結
    要素と、 前記第一橋絡部材と第二橋絡部材の少なくとも一方の両
    端部に設けられた仮設敷鉄板を咬止的に締め付ける締付
    要素と、を有し、 前記第一橋絡部材と前記第二橋絡部材は、それらの連結
    部に、挟持すべき仮設敷鉄板の面と平行な面内における
    第一橋絡部と第二橋絡部の相対的な回転を制限する噛合
    構造を有することを特徴とする仮設敷鉄板の固定金具。
  6. 【請求項6】前記噛合構造は、中心に前記締結要素を貫
    通させて入子状に嵌合する二重の筒状部を有し、前記筒
    状部の互いに接合する内外周面にスプラインを設けたも
    のであることを特徴とする請求項5記載の仮設敷鉄板の
    固定金具。
  7. 【請求項7】前記噛合構造は、中心に前記締結要素を貫
    通させて端部を突き合わせる筒状部を有し、前記筒状部
    の端面に互いに噛合する凹凸設けたものであることを特
    徴とする請求項5記載の仮設敷鉄板の固定金具。
  8. 【請求項8】前記締付要素は、前記第一橋絡部材と前記
    第二橋絡部材の少なくとも一方を貫通して螺入されたボ
    ルトからなり、前記ボルトはその仮設敷鉄板側先端に咬
    止突起を有していることを特徴とする請求項5ないし7
    のいずれかに記載の仮設敷鉄板の固定金具。
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