JP2000177927A - 弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法 - Google Patents
弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法Info
- Publication number
- JP2000177927A JP2000177927A JP10375432A JP37543298A JP2000177927A JP 2000177927 A JP2000177927 A JP 2000177927A JP 10375432 A JP10375432 A JP 10375432A JP 37543298 A JP37543298 A JP 37543298A JP 2000177927 A JP2000177927 A JP 2000177927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- yarn
- winding
- elastic yarn
- empty
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
- B65H2701/319—Elastic threads
Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明によれば、糸の繊度にかかわらず、太い
弾性糸であっても安定して糸切替えが行え、連続操業性
に優れた弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法を提供す
ること。 【解決手段】ターレット板上に複数のボビンホルダーが
支持され、巻取位置のボビンホルダに装着されたボビン
に巻取る弾性糸の量が所定量になると、ターレット板の
回転によって弾性糸の巻かれていない空ボビンが装着さ
れたボビンホルダに切替える弾性糸の巻取装置におい
て、前記切替えの際に、巻量が所定量となった巻取りボ
ビンの回転速度を空ボビンの回転速度以上にする機構を
備えていることを特徴とする弾性糸巻取装置。
弾性糸であっても安定して糸切替えが行え、連続操業性
に優れた弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法を提供す
ること。 【解決手段】ターレット板上に複数のボビンホルダーが
支持され、巻取位置のボビンホルダに装着されたボビン
に巻取る弾性糸の量が所定量になると、ターレット板の
回転によって弾性糸の巻かれていない空ボビンが装着さ
れたボビンホルダに切替える弾性糸の巻取装置におい
て、前記切替えの際に、巻量が所定量となった巻取りボ
ビンの回転速度を空ボビンの回転速度以上にする機構を
備えていることを特徴とする弾性糸巻取装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン等の
弾性糸の巻取装置および巻取方法に関する。さらに詳細
には、糸巻量が所定量となった満ボビンから空ボビンへ
の切替を安定して行うことができ、連続した巻取が可能
な弾性糸の巻取装置および巻取方法に関するものであ
る。
弾性糸の巻取装置および巻取方法に関する。さらに詳細
には、糸巻量が所定量となった満ボビンから空ボビンへ
の切替を安定して行うことができ、連続した巻取が可能
な弾性糸の巻取装置および巻取方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転可能なターレット板に複数本のボビ
ンホルダーがそれぞれ回転可能に突設され、該各ボビン
ホルダーにはボビンが数個ずつそれぞれ挿着されてい
て、上記のボビンホルダーは一方を巻取位置に他方を待
機位置に配され、巻取位置に位置しているボビンに弾性
糸を巻取らせ、該ボビンが満巻になるごとにターレット
板を回転し、新たに巻取位置にきた空ボビンに弾性糸の
巻付けを開始する。このようにして、連続的に供給され
る弾性糸を複数本のボビンホルダーで交互に巻取ってい
くレボルビングタイプ(ターレット型)の紡糸巻取機
は、実公平8−3425号公報、特開平4−75975
号公報、特開平7−268722号公報などに開示され
ていた。
ンホルダーがそれぞれ回転可能に突設され、該各ボビン
ホルダーにはボビンが数個ずつそれぞれ挿着されてい
て、上記のボビンホルダーは一方を巻取位置に他方を待
機位置に配され、巻取位置に位置しているボビンに弾性
糸を巻取らせ、該ボビンが満巻になるごとにターレット
板を回転し、新たに巻取位置にきた空ボビンに弾性糸の
巻付けを開始する。このようにして、連続的に供給され
る弾性糸を複数本のボビンホルダーで交互に巻取ってい
くレボルビングタイプ(ターレット型)の紡糸巻取機
は、実公平8−3425号公報、特開平4−75975
号公報、特開平7−268722号公報などに開示され
ていた。
【0003】ところで、上記の紡糸巻取機において、満
ボビンから空ボビンへと弾性糸を移し替える際の弾性糸
の動作を簡単に説明すれば以下のようになる。つまり、
巻取位置のボビンが満巻となった時点でターレット板が
回転し、ボビンホルダーの位置を切替えて満ボビンは待
機位置に、空ボビンは巻取位置に新たに配置される。
ボビンから空ボビンへと弾性糸を移し替える際の弾性糸
の動作を簡単に説明すれば以下のようになる。つまり、
巻取位置のボビンが満巻となった時点でターレット板が
回転し、ボビンホルダーの位置を切替えて満ボビンは待
機位置に、空ボビンは巻取位置に新たに配置される。
【0004】しかし、各ボビンが新たな位置に配置され
た時点では、供給される弾性糸は依然として待機位置に
ある満ボビンに連なっており、空ボビンに走行する弾性
糸を巻付けた後、弾性糸を切断することによってはじめ
て、満ボビンから空ボビンへの弾性糸の移し替えは終了
し、満ボビンのボビンホルダーにブレーキをかけて停止
させる。
た時点では、供給される弾性糸は依然として待機位置に
ある満ボビンに連なっており、空ボビンに走行する弾性
糸を巻付けた後、弾性糸を切断することによってはじめ
て、満ボビンから空ボビンへの弾性糸の移し替えは終了
し、満ボビンのボビンホルダーにブレーキをかけて停止
させる。
【0005】かかる弾性糸の移し替え手段として、特開
平3−162370号公報などに開示されているよう
に、ターレット板の回転完了後、満ボビンのボビンホル
ダーにブレーキをかけて減速し、満ボビンと空ボビン間
の走行糸を弛ませて空ボビンに糸を巻付けて移し替える
方法等が採用されており、糸切替えの成功率を高めるた
めに、糸切替え時の空ボビンと走行糸との接触角度を拡
大したり、ボビン外筒にV字型等の溝が設けられた糸捕
捉用溝付ボビンの使用および該溝に走行糸を導く糸道規
制ガイドを設置して、走行糸の空ボビンへの巻付けが行
われていた。
平3−162370号公報などに開示されているよう
に、ターレット板の回転完了後、満ボビンのボビンホル
ダーにブレーキをかけて減速し、満ボビンと空ボビン間
の走行糸を弛ませて空ボビンに糸を巻付けて移し替える
方法等が採用されており、糸切替えの成功率を高めるた
めに、糸切替え時の空ボビンと走行糸との接触角度を拡
大したり、ボビン外筒にV字型等の溝が設けられた糸捕
捉用溝付ボビンの使用および該溝に走行糸を導く糸道規
制ガイドを設置して、走行糸の空ボビンへの巻付けが行
われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、繊度の大きな弾性糸を巻取る際、例えば、3
00デニール以上の弾性糸を巻き取る際、走行糸の接触
角度の拡大や糸捕捉用溝付ボビンの使用および糸道規制
ガイドの設置だけでは、糸が太いために走行糸が弛んだ
際に、空ボビンの糸捕捉用溝に走行糸が捕捉されにく
く、一度捕捉されても、弾性糸の張力が小さいため、溝
の奥まで走行糸がくい込まず、空ボビンに走行糸が巻付
かずに糸切替が失敗するという問題があった。
技術では、繊度の大きな弾性糸を巻取る際、例えば、3
00デニール以上の弾性糸を巻き取る際、走行糸の接触
角度の拡大や糸捕捉用溝付ボビンの使用および糸道規制
ガイドの設置だけでは、糸が太いために走行糸が弛んだ
際に、空ボビンの糸捕捉用溝に走行糸が捕捉されにく
く、一度捕捉されても、弾性糸の張力が小さいため、溝
の奥まで走行糸がくい込まず、空ボビンに走行糸が巻付
かずに糸切替が失敗するという問題があった。
【0007】糸捕捉用溝を、巻取る糸の太さによって変
更することも検討されたが、さまざまな溝を有したボビ
ンを準備することは、操業性や経済性が低下するという
問題があった。
更することも検討されたが、さまざまな溝を有したボビ
ンを準備することは、操業性や経済性が低下するという
問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、糸の
繊度にかかわらず、太い弾性糸であっても安定して糸切
替えが行え、連続操業性に優れた弾性糸巻取装置および
弾性糸巻取方法を提供することにある。
繊度にかかわらず、太い弾性糸であっても安定して糸切
替えが行え、連続操業性に優れた弾性糸巻取装置および
弾性糸巻取方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性糸巻取装置
は前記課題を解決するため、以下の構成を有する。
は前記課題を解決するため、以下の構成を有する。
【0010】すなわち、ターレット板上に複数のボビン
ホルダーが支持され、巻取位置のボビンホルダに装着さ
れたボビンに巻取る弾性糸の量が所定量になると、ター
レット板の回転によって弾性糸の巻かれていない空ボビ
ンが装着されたボビンホルダに切替える弾性糸の巻取装
置において、前記切替えの際に、巻量が所定量となった
巻取りボビンの回転速度を空ボビンの回転速度以上にす
る機構を備えていることを特徴とする弾性糸巻取装置で
ある。
ホルダーが支持され、巻取位置のボビンホルダに装着さ
れたボビンに巻取る弾性糸の量が所定量になると、ター
レット板の回転によって弾性糸の巻かれていない空ボビ
ンが装着されたボビンホルダに切替える弾性糸の巻取装
置において、前記切替えの際に、巻量が所定量となった
巻取りボビンの回転速度を空ボビンの回転速度以上にす
る機構を備えていることを特徴とする弾性糸巻取装置で
ある。
【0011】また、本発明の弾性糸巻取方法は前記課題
を解決するため、以下の構成を有する。
を解決するため、以下の構成を有する。
【0012】すなわち、巻取位置で巻取る弾性糸の巻量
が所定量になると、待機位置にある弾性糸の巻かれてい
ない空ボビンを巻取位置に移動させるようにした弾性糸
の巻取方法において、空ボビンを巻取り位置に移動させ
た際、巻量が所定量となった巻取りボビンの回転速度を
空ボビンの回転速度以上とすることを特徴とする弾性糸
巻取方法である。
が所定量になると、待機位置にある弾性糸の巻かれてい
ない空ボビンを巻取位置に移動させるようにした弾性糸
の巻取方法において、空ボビンを巻取り位置に移動させ
た際、巻量が所定量となった巻取りボビンの回転速度を
空ボビンの回転速度以上とすることを特徴とする弾性糸
巻取方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
する。
【0014】図1は本発明に係る弾性糸巻取装置の一例
をモデル的に示す概略斜視図である。
をモデル的に示す概略斜視図である。
【0015】図2は本発明に係る弾性糸巻取装置の一例
をモデル的に示す概略正面図である。
をモデル的に示す概略正面図である。
【0016】本発明に係る弾性糸巻取装置は、回転可能
なターレット板3に複数本のボビンホルダ4がそれぞれ
回転可能に突設支持され、各ボビンホルダ4にはボビン
1、2が数個ずつそれぞれ挿着されていて(図1では2
個)、前記複数本のボビンホルダ4には一方を巻取位置
に他方を待機位置に配置され、巻取位置に配されている
ボビンに弾性糸を巻取らせ、ボビン1が満巻になるごと
にターレット板3を回転し、新たな巻取位置にきた空ボ
ビン2に弾性糸の巻付けを開始させる。このようにし
て、連続的に供給される弾性糸を複数本のボビンホルダ
を用いて交互に巻取っていくことができる。
なターレット板3に複数本のボビンホルダ4がそれぞれ
回転可能に突設支持され、各ボビンホルダ4にはボビン
1、2が数個ずつそれぞれ挿着されていて(図1では2
個)、前記複数本のボビンホルダ4には一方を巻取位置
に他方を待機位置に配置され、巻取位置に配されている
ボビンに弾性糸を巻取らせ、ボビン1が満巻になるごと
にターレット板3を回転し、新たな巻取位置にきた空ボ
ビン2に弾性糸の巻付けを開始させる。このようにし
て、連続的に供給される弾性糸を複数本のボビンホルダ
を用いて交互に巻取っていくことができる。
【0017】前記の弾性糸巻取装置において、満ボビン
1から空ボビン2へと弾性糸を移し替える際の弾性糸の
挙動を簡単に説明すると以下のようになる。
1から空ボビン2へと弾性糸を移し替える際の弾性糸の
挙動を簡単に説明すると以下のようになる。
【0018】すなわち、巻取位置で巻取られていたボビ
ンは満巻になると同時に空ボビンの回転速度以上の回転
速度となるように増速され、ターレット板が回転して待
機位置に移り、逆に待機位置にあったボビンホルダは巻
取位置に移る。
ンは満巻になると同時に空ボビンの回転速度以上の回転
速度となるように増速され、ターレット板が回転して待
機位置に移り、逆に待機位置にあったボビンホルダは巻
取位置に移る。
【0019】しかし各ボビンが新たな位置に配置された
時点では、満ボビン1は走行糸6とつながったままであ
るが、走行糸の切断機構5によって切断位置7で切断さ
れる。ここではじめて満ボビン1から空ボビン2への弾
性糸の移し替えは完了する。この後、満ボビン1のボビ
ンホルダ4にブレーキがかかり停止する。
時点では、満ボビン1は走行糸6とつながったままであ
るが、走行糸の切断機構5によって切断位置7で切断さ
れる。ここではじめて満ボビン1から空ボビン2への弾
性糸の移し替えは完了する。この後、満ボビン1のボビ
ンホルダ4にブレーキがかかり停止する。
【0020】本発明においては、巻取位置で巻き取られ
ていたボビンが満巻になると同時に空ボビンの回転速度
以上となるように増速されるものである。
ていたボビンが満巻になると同時に空ボビンの回転速度
以上となるように増速されるものである。
【0021】本発明において糸切替えの際に巻取位置で
巻取られていたボビンが満巻になると同時に空ボビンの
回転速度以上の回転速度となるように増速するとは、巻
取速度である空ボビンの回転速度よりも満ボビンの回転
速度が大きくなるようにすることによっても、また、予
め、糸切替えの際の空ボビンの回転速度を満ボビンの回
転速度よりも小さくし、糸切替え完了後に空ボビンのス
ピードを巻取速度とすることによっても達成され得る。
巻取られていたボビンが満巻になると同時に空ボビンの
回転速度以上の回転速度となるように増速するとは、巻
取速度である空ボビンの回転速度よりも満ボビンの回転
速度が大きくなるようにすることによっても、また、予
め、糸切替えの際の空ボビンの回転速度を満ボビンの回
転速度よりも小さくし、糸切替え完了後に空ボビンのス
ピードを巻取速度とすることによっても達成され得る。
【0022】本発明においては、デニールが小さくなる
ことを防止する観点から、糸切替えの際には満ボビンの
回転速度を空ボビンの回転速度よりも0.1〜5%の範
囲で大きくすることが好ましく、より好ましくは0.3
〜1%の範囲で大きくすることである。
ことを防止する観点から、糸切替えの際には満ボビンの
回転速度を空ボビンの回転速度よりも0.1〜5%の範
囲で大きくすることが好ましく、より好ましくは0.3
〜1%の範囲で大きくすることである。
【0023】すなわち、糸切替えの際に満ボビンの回転
速度を空ボビンの回転速度よりも大きくすることによ
り、満ボビンと空ボビン間の走行糸の張力を大きくし、
糸捕捉用溝の深くまで走行糸をくい込ませることがで
き、満ボビンにブレーキをかけて弾性糸を弛ませ、空ボ
ビンに走行糸を巻付ける方法よりも糸捕捉用溝に走行糸
を確実に導けることによって糸切替えの成功率を高める
ことができる。
速度を空ボビンの回転速度よりも大きくすることによ
り、満ボビンと空ボビン間の走行糸の張力を大きくし、
糸捕捉用溝の深くまで走行糸をくい込ませることがで
き、満ボビンにブレーキをかけて弾性糸を弛ませ、空ボ
ビンに走行糸を巻付ける方法よりも糸捕捉用溝に走行糸
を確実に導けることによって糸切替えの成功率を高める
ことができる。
【0024】本発明においては、満ボビンと空ボビンの
回転速度の制御と糸切断は、満ボビンと空ボビンの回転
速度を所望の速度に設定入力し、記憶、比較演算、動作
指令等の動作を行うマイクロコンピューター等の制御装
置からボビンを回転させるモーターや糸切断を行う装置
の駆動部に信号が送られることによって行われるのが好
ましい。
回転速度の制御と糸切断は、満ボビンと空ボビンの回転
速度を所望の速度に設定入力し、記憶、比較演算、動作
指令等の動作を行うマイクロコンピューター等の制御装
置からボビンを回転させるモーターや糸切断を行う装置
の駆動部に信号が送られることによって行われるのが好
ましい。
【0025】本発明において糸切替えの際の満ボビンの
回転速度と空ボビンの回転速度の速度差は、[{(満ボ
ビンの回転速度)−(空ボビンの回転速度)}/(空ボ
ビンの回転速度)×100]によって示される。
回転速度と空ボビンの回転速度の速度差は、[{(満ボ
ビンの回転速度)−(空ボビンの回転速度)}/(空ボ
ビンの回転速度)×100]によって示される。
【0026】本発明における空ボビンの回転速度は巻取
速度とし、満巻となって糸切替えするまで一定とするの
が好ましい。糸切替えの際の満ボビンの回転速度は空ボ
ビンの回転速度よりも増速することで速度差を生み出す
ことができる。
速度とし、満巻となって糸切替えするまで一定とするの
が好ましい。糸切替えの際の満ボビンの回転速度は空ボ
ビンの回転速度よりも増速することで速度差を生み出す
ことができる。
【0027】また、糸切替え完了後の巻取速度を基準と
して、切替えの際に満ボビンと空ボビン各々の増速率を
マイクロコンピューター等によって設定することも好ま
しい。
して、切替えの際に満ボビンと空ボビン各々の増速率を
マイクロコンピューター等によって設定することも好ま
しい。
【0028】本発明においては、糸切替えを成功させる
ため、切断機構が用いられることも好ましい。
ため、切断機構が用いられることも好ましい。
【0029】切断機構とは、ターレット板の回転が完了
した後、満ボビンと空ボビンに連なっている走行糸を空
ボビンの糸捕捉用溝に導く可動式ガイドプレートと、走
行糸を切断する切断刃からなるものが一般的に用いられ
る。
した後、満ボビンと空ボビンに連なっている走行糸を空
ボビンの糸捕捉用溝に導く可動式ガイドプレートと、走
行糸を切断する切断刃からなるものが一般的に用いられ
る。
【0030】かかる切断機構による糸切断のメカニズム
を簡単に説明する。
を簡単に説明する。
【0031】例えば、上述の可動式ガイドプレートは各
ボビンの糸捕捉用溝位置に谷型の溝を有していて、ガイ
ドプレートが稼動することにより谷部に走行糸が導か
れ、糸捕捉用溝に走行糸が捕捉され、可動式ガイドプレ
ート谷部に付設された切断刃が作動して、走行糸を切断
する。
ボビンの糸捕捉用溝位置に谷型の溝を有していて、ガイ
ドプレートが稼動することにより谷部に走行糸が導か
れ、糸捕捉用溝に走行糸が捕捉され、可動式ガイドプレ
ート谷部に付設された切断刃が作動して、走行糸を切断
する。
【0032】さらに、本発明においては走行糸の張力を
拡大させる機構を付加したものであってもよい。すなわ
ち、糸切替えの際の満ボビンと空ボビン間の走行糸の張
力を大きくして、糸捕捉用溝に走行糸を確実に導き、切
断機構による糸切断の成功率を高めることができる。
拡大させる機構を付加したものであってもよい。すなわ
ち、糸切替えの際の満ボビンと空ボビン間の走行糸の張
力を大きくして、糸捕捉用溝に走行糸を確実に導き、切
断機構による糸切断の成功率を高めることができる。
【0033】また、細デニールの糸を巻取る場合、切断
機構を用いなくても、満ボビンと空ボビン間の張力を高
めることによって切断することができ、設備面からも好
ましい。
機構を用いなくても、満ボビンと空ボビン間の張力を高
めることによって切断することができ、設備面からも好
ましい。
【0034】
【実施例】[実施例1]図1に示した2本のボビンホル
ダーを有する弾性糸の紡糸巻取機を用い、糸切替えの
際、満ボビンの回転速度を空ボビンの回転速度よりも
0.5%大きくした。この際、空ボビンのスピードは巻
取速度と同様とした。
ダーを有する弾性糸の紡糸巻取機を用い、糸切替えの
際、満ボビンの回転速度を空ボビンの回転速度よりも
0.5%大きくした。この際、空ボビンのスピードは巻
取速度と同様とした。
【0035】この糸切替え方法を300デニール以上の
弾性糸で実施した結果、自動糸切替えの成功率を、本発
明の実施前の80%から95%に高めることができた。
弾性糸で実施した結果、自動糸切替えの成功率を、本発
明の実施前の80%から95%に高めることができた。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、糸の繊度にかかわら
ず、太い弾性糸であっても安定して糸切替えが行え、連
続操業性に優れた弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法
を提供することができる。
ず、太い弾性糸であっても安定して糸切替えが行え、連
続操業性に優れた弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法
を提供することができる。
【図1】本発明の一例を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の一例を示す概略正面図である。
1:満ボビン 2:空ボビン 3:ターレット板 4:ボビンホルダー 5:切断機構 6:走行糸 7:切断位置 8:ボビン回転方向
Claims (4)
- 【請求項1】ターレット板上に複数のボビンホルダーが
支持され、巻取位置のボビンホルダに装着されたボビン
に巻取る弾性糸の量が所定量になると、ターレット板の
回転によって弾性糸の巻かれていない空ボビンが装着さ
れたボビンホルダに切替える弾性糸の巻取装置におい
て、前記切替えの際に、巻量が所定量となった巻取りボ
ビンの回転速度を空ボビンの回転速度以上にする機構を
備えていることを特徴とする弾性糸巻取装置。 - 【請求項2】前記切替えの際の巻量が所定量となった巻
取りボビンおよび空ボビンの回転速度を設定する速度設
定装置を具備することを特徴とする請求項1に記載の弾
性糸巻取装置。 - 【請求項3】前記切替えの際の巻量が所定量となった巻
取りボビンから巻取り弾性糸を切断する切断装置を具備
することを特徴とする請求項1または2に記載の弾性糸
巻取装置。 - 【請求項4】巻取位置で巻取る弾性糸の巻量が所定量に
なると、待機位置にある弾性糸の巻かれていない空ボビ
ンを巻取位置に移動させるようにした弾性糸の巻取方法
において、空ボビンを巻取り位置に移動させた際、巻量
が所定量となった巻取りボビンの回転速度を空ボビンの
回転速度以上とすることを特徴とする弾性糸巻取方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375432A JP2000177927A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10375432A JP2000177927A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000177927A true JP2000177927A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18505514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10375432A Pending JP2000177927A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 弾性糸巻取装置および弾性糸巻取方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000177927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005005129B4 (de) * | 2004-02-11 | 2014-12-11 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Aufwickeln mehrerer Fadenscharen |
CN111776873A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-10-16 | 国网湖北省电力有限公司咸宁供电公司 | 一种便携式接地线收纳存储工具 |
-
1998
- 1998-12-14 JP JP10375432A patent/JP2000177927A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005005129B4 (de) * | 2004-02-11 | 2014-12-11 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Aufwickeln mehrerer Fadenscharen |
CN111776873A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-10-16 | 国网湖北省电力有限公司咸宁供电公司 | 一种便携式接地线收纳存储工具 |
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