JP2000177915A - シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置

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JP2000177915A
JP2000177915A JP10353413A JP35341398A JP2000177915A JP 2000177915 A JP2000177915 A JP 2000177915A JP 10353413 A JP10353413 A JP 10353413A JP 35341398 A JP35341398 A JP 35341398A JP 2000177915 A JP2000177915 A JP 2000177915A
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sheet
pair
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discharged
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Yutaka Suzuki
裕 鈴木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/60Other elements in face contact with handled material
    • B65H2404/63Oscillating, pivoting around an axis parallel to face of material, e.g. diverting means
    • B65H2404/631Juxtaposed diverting means with each an independant actuator

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  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート処理装置において、処理トレイにシー
トを確実に排出できるようにする。 【解決手段】 シート処理装置90は、ほぼ上下方向を
向いて互いに対向する間にシートが送り込まれる1対の
シート保持体351,352と、シート保持体の下方に
配設されて前記1対のシート間に位置するシートの下端
を受け止めるシート受け止め体20と、1対のシート保
持体の少なくとも一方のシート保持体が、1対のシート
保持体間に送り込まれるシートを受け入れるべく他方の
シート保持体に対して離間し、且つ、送り込まれたシー
トを他方のシート保持体側に寄せるべく他方の保持体に
対して接近するように前記シート保持体を作動させる作
動手段353,354と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が形成された
シート束を揃えて綴じるシート処理装置と、このシート
処理装置を有するレーザービームプリンタ、複写機等の
画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートに画像を形成する画像形成
装置本体には、画像を形成したシートを第1頁から排出
するタイプのものと、最後の頁から排出するタイプのも
のとがある。また、画像形成装置本体には、画像形成装
置本体から排出されたシートを縦にして頁順に受け取っ
て、綴じるシート処理装置が接続されていることがあ
る。
【0003】このシート処理装置は、上記何れのタイプ
の画像形成装置本体であっても、第1頁を上にして頁順
に受け取り、綴じるようになっている。
【0004】なお、シートには、普通紙、普通紙の代用
品である厚みの薄い樹脂製のシート、葉書、ボール紙、
封書、プラスチック製の薄板等がある。
【0005】先ず、第1頁から排出されたシートを綴じ
る(以下、「先頭頁処理」と称する)シート処理装置の
動作を図18に基づいて説明する。
【0006】不図示の画像形成装置本体から、第1頁か
ら順に排出されたシートSは、画像形成面を上向きにし
て、図18の搬送ローラ対203によって、シート処置
装置201内に送り込まれ、実線の位置に傾いているフ
ラッパ204,216の案内により、ローラ対215,
222によって搬送パス207,208へ送られる。
【0007】その後、シートSは、先頭頁処理用排出ロ
ーラ217,218により、縦向きの処理トレイ225
内に排出される。そして、そのシートSの後端が、排出
整合ベルト219,219aの矢印方向への回転により
巻き込まれて突き当て板220に受け止められる。次
に、ファン226の矢印方向からの風圧により、シート
Sは片側に押し付けられ、次に送られてくるシートSを
受け入れる排出空間225aを形成させられる。その
後、同様にして、ユーザが設定した枚数分のシートが処
理トレイ225に積載されて、シート束として整合させ
られる。
【0008】シート束は、ステープラ210の矢印方向
からの針打ち動作で針綴じされ、排出ローラ対224,
233によって搬送され、画像形成面を上向きにした状
態で排出トレイ223上に排出される。
【0009】次に、最後の頁から排出されたシートを綴
じる(以下、「ラスト頁処理」と称する)シート処理装
置の動作を図19に基づいて説明する。
【0010】不図示の画像形成装置本体から、第1頁か
ら順に排出されたシートSは、画像形成面を上向きにし
て、搬送ローラ対203によって、シート処置装置20
1内に送り込まれ、実線の位置に傾いているフラッパ2
04,216の案内により、ローラ対215によって搬
送パス207,209へ送られる。
【0011】その後、シートSは、先頭頁処理用排出ロ
ーラ217a,218aにより、縦向きの処理トレイ2
25内に排出される。そして、そのシートSの後端が、
排出整合ベルト219,219aの矢印方向への回転に
より巻き込まれて突き当て板220に受け止められる。
次に、ファン226aの矢印方向からの風圧により、シ
ートSは片側に押し付けられ、次に送られてくるシート
Sを受け入れる排出空間225aを形成させられる。そ
の後、同様にして、ユーザが設定した枚数分のシートが
処理トレイ225bに積載されて、シート束として整合
させられる。
【0012】シート束は、ステープラ210の矢印方向
からの針打ち動作で針綴じされ、排出ローラ対224,
233によって搬送され、画像形成面を上向きにした状
態で排出トレイ223上に排出される。
【0013】この様に、シート処理装置201は、先頭
頁処理とラスト頁処理との2つのタイプの画像形成装置
本体に対応するため、それぞれ専用のシートパスを有
し、縦向きの処理トレイ225に排出する事で頁順を揃
えて針綴じ作業を行っていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
処理装置は、縦向きの処理トレイに積載されているシー
トの枚数が増えて処理トレイ内の空間が狭くなったとき
や、積載されているシートが座折したときなど、次に、
処理トレイに排出されるシートの先端の受ける抵抗が大
きくなり、排出シートの蹴り出し量が不足し、シートの
後端を排出整合ベルトに乗り上げさせて、上記のように
巻き込むことができない恐れがある。
【0015】また、縦向きの処理トレイのシート積載状
態に関係なく排出されるシートが大きく湾曲してシート
のカール量が大きと、同様に、そのシートを、排出整合
ベルトのニップに案内することができず、排出整合ベル
トに乗り上げさせた状態で、次に処理トレイに排出され
てくるシートの排出口を塞いでシート詰まりを起こさせ
ることがあった。
【0016】さらに、このようなシート処理装置を有す
る画像形成装置は、シート処理装置において、シート詰
まりが生じ、画像を形成したシートを確実に送り出すこ
とができず、画像を形成したシートに皺を生じさせる恐
れがあった。
【0017】(目的)本発明は、シートを確実に処理ト
レイに排出させることのできるシート処理装置と、この
シート処理装置を有する画像形成装置とを提供すること
を目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のシート処理装置
は、ほぼ上下方向を向いて互いに対向する間にシートが
送り込まれる1対のシート保持体と、前記シート保持体
の下方に配設されて前記1対のシート間に位置するシー
トの下端を受け止めるシート受け止め体と、前記1対の
シート保持体の少なくとも一方のシート保持体が、前記
1対のシート保持体間に送り込まれるシートを受け入れ
るべく他方のシート保持体に対して離間し、且つ、前記
送り込まれたシートを前記他方のシート保持体側に寄せ
るべく前記他方の保持体に対して接近するように前記シ
ート保持体を作動させる作動手段と、を備えている。
【0019】上記シート処理装置において、作動手段の
作動力によって、一方のシート保持体は、1対のシート
保持体間にシートが送り込まれてくるとき他方のシート
保持体から離れて1対のシート保持体間にそのシートを
受け入れ、そして、そのシートを押圧して他方のシート
保持体側に寄せる。シート受け止め体は、他方のシート
保持体に寄せられたシートの下端を受け止める。
【0020】以下同様にして、シート処理装置は、1対
のシート保持体間に送り込まれたシートを、他方のシー
ト保持体側に寄せて、シート受け止め体でシート束とし
て受け止め、シートの下端の整合を行なう。
【0021】このようにして、シート処理装置は、シー
トを他方のシート保持体に寄せることによって、シート
の姿勢を安定させて、次に送り込まれてくるシートの受
け入れ空間を確保し、次のシートの先端が受ける抵抗が
少なくして、次のシートが円滑に1対のシート保持体間
に進入するようにする。また、シートのカール量が大き
くても、一方の保持板の回動によりシートを真直ぐに矯
正して、次のシートの進入の邪魔にならないようにし
て、シートをシート受け止め体で確実に受け止める。
【0022】1対のシート保持体が、互いに接近離間可
能である場合、一方のシート保持体が作動するとき、他
方のシート保持体がシート受け止め体の上方で停止して
いるのが好ましい。
【0023】上記作動手段はソレノイドであり、シート
保持体がソレノイドによって下端側が傾動するようにな
っていてもよい。
【0024】1対のシート保持体とシート受け止め体と
の間に、1対のシート保持体に送り込まれたシートの下
端を一旦受け止めてシート受け止め体に案内するシート
案内手段を備えていると、シート受け止め体はシートを
確実に受け止めることができる。
【0025】シート受け止め体の下方に、シート処理手
段を備えていると、シートの下端を整合状態のままでシ
ートの後処理を行なえる。
【0026】上記シート処理手段が、ステープラである
と、シートの下端を整合状態のままでステープル処理を
行なえる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0028】なお、図2乃至図9において、符号25で
示す処理トレイは、本発明のシート処理装置の処理トレ
イを考え出す元となった処理トレイであって、本発明の
シート処理装置における処理トレイは、図1、図10、
図11において符号325で示してある。
【0029】また、本発明のシート処理装置を説明する
前に、本発明のシート処理装置と、本発明のシート処理
装置が組み込まれる画像形成装置本体の1例である複写
機本体との関係を理解するため、図1に基づいて、複写
機本体を説明する。
【0030】図1は、画像形成装置本体の1例である複
写機本体100にシート処理装置90が組み込まれた複
写機(画像形成装置)91の概略正面断面図である。
【0031】本発明の実施の形態のシート処理装置90
は、複写機の本体のみならず、プリンタ、ファクシミ
リ、及びこれらの複合機の各本体に組み込むこともでき
る。従って、画像形成装置は、複写機のみに限定される
ものではない。
【0032】図1において、符号90はシート処理装置
を示し、符号100は複写機本体を示す。符号150は
サイズの異なる複数のシートを積載するカセットを示
す。符号300は原稿の自動給送を行う原稿給送装置
(以下「RDF」と略称する)を示す。
【0033】RDF300は、最上の原稿から給送を行
う先頭頁処理機構と、最下位の原稿から給送を行うラス
ト頁処理機構とがある。
【0034】RDF300のラスト頁処理機構は、給送
される原稿に基づいて複写を行う場合に用いられ、コピ
ー用のシートは、ラスト頁から順に複写機本体100か
ら排出される。また、RDF300の先頭頁処理機構
は、原稿を先頭頁から順に読み取って、遠隔の受信機に
画像情報を送るファクシミリとして用いられる。そし
て、複写機本体100をファクシミリとして使用して受
信した画像情報に基づいて画像形成をした場合には、画
像形成されたシートは、先頭頁順に複写機本体100か
ら排出される。
【0035】まず、複写機本体100において、符号1
01は原稿を積載する原稿台ガラスを示す。符号10
3,104はそれぞれ原稿の反射光の光路を変更する走
査用反射ミラー(走査ミラー)を示す。符号105は合
焦及び変倍機能を有するレンズを示す。符号106はR
DF300より送られた原稿を読み取るための照明ラン
プ及びミラーを持つ第1走査ミラーを示す。
【0036】また、符号107はレジストローラを示
す。符号108は感光ドラム(画像形成手段)を示す。
符号110は加圧ローラを示す。符号111は画像記録
された記録紙としてのシートSを定着側へ搬送する搬送
ベルトを示す。符号112は搬送されてきたシートSを
熱圧着させる定着器を示す。符号113,117はシー
トSを搬送する搬送ローラを示す。符号114は搬送さ
れてきたシートSの搬送方向を切り換えるためのフラッ
パを示す。符号115はシートSをシート処理装置90
の方へ搬送する搬送ローラ(排出手段)を示す。符号1
16はシートSの表裏を反転する反転パスを示す。符号
118はカセット150からシートを感光ドラムユニッ
ト部109へ搬送する搬送ローラを示す。符号119は
手差しユニットからシートを搬送するローラ示す。符号
120は手差しトレイを示す。符号121は分離パット
を示す。符号122はレーザー光を発生するレーザユニ
ットを示す。符号123はポリゴンミラーを示す。符号
125は光路を変更するミラーを示す。符号124はポ
リゴンミラー123を駆動するためのモータを示す。
【0037】また、カセット150において、符号15
1はカセット150からシートを引き出す搬送ローラを
示す。符号152はカセット150から引き出されたシ
ートを上方へ受け渡す中間ローラを示す。
【0038】そして、カセット150もしくは手差しト
レイ120にセットされたシートSは、給送ローラ15
1または119により送られ、レジストローラ107に
より、正確なタイミングをもって感光ドラム108の方
向へ送られ、潜像先端とシートSの先端とが一致され
る。その後、感光ドラム108と加圧ローラ110との
間をシートSが通過することにより、ドラム108上の
トナー像がシートS上へ転写される。
【0039】なお、この後、シートSはドラム108よ
り分離され、搬送ベルト111により定着器112へ導
かれ、トナー像が加圧及び過熱により定着される。そし
て、画像が形成されたシートSは、通常は、画像面(印
字面)を上にした状態で排出ローラ(排出手段)115
によりシート処理装置90に排出される。
【0040】なお、画像形成したシートSを反転させる
場合には、シートSがフラッパ114により分岐されて
パス116内に入り、シートSの後端がフラッパ114
を抜けた時点で搬送ローラ117が図示する矢印の逆の
方向へ回転する。そこで、シートSは、パス116を逆
方向(図1において左方)へ進行し、その先端はフラッ
パ114により排出ローラ115の方向へ進行させら
れ、印字面を下向きにしてシート処理装置本体1へ排出
される。いわゆる、シートSはスイッチバック搬送させ
られて裏返しになる。
【0041】ところで、シート処理装置90の上部に
は、ストッパ部材2が設けられており、複写機本体10
0に接続する際は、このストッパ部材2を介して複写機
本体100の側面に結合されたホールド部133に位置
決めされて、取り付けされるようになっている。また、
シート処理装置90の下部には、シート処理装置90を
支える取付台70が配置され、これには移動可能なよう
にキャスタ80が取り付けられている。
【0042】これにより、複写機本体100の排紙部付
近でのジャム処理や、シート処理装置90と複写機本体
100の受け渡し部でのジャム処理は、まず、ストッパ
部材2を解除し、次に、シート処理装置90を水平移動
して複写機本体100と離間させることで容易に行う事
ができる。
【0043】次に、図2乃至図9に基づいて、本発明の
シート処理装置90の元となったシート処理装置1を説
明する。
【0044】シート処理装置1に画像面を上にして搬入
されたシートSは、搬入ローラ3により搬送される。こ
の搬入ローラ3の下流側に配設されたフラッパ(分岐手
段)4は、シートSに処理(例えば、シートの頁順整
理、綴じ作業)を施さない副搬送経路6と、シートSに
上記処理を施す主搬送経路7とに分岐するようになって
いる。
【0045】搬送されるシートを一時的に収納するため
の処理トレイ25は、縦方向に配置された1対の保持板
25c、25d及び揺動可能な1対の揺動保持板51,
52により構成されている。この処理トレイ25の上端
部は、上記副搬送経路6の下流端部と合流しており、こ
の合流部近傍には、シート(シート束)Sを装置本体外
に排出するためのシート排出ローラ対32,33が配設
されている。シート排出ローラ32はシートSを排出す
る向きに回転するようになっている。移動排出ローラ3
3は、後述するように、シート排出ローラ32に接離可
能になっており、当接時には移動排出ローラ33に従動
回転して、シートSを排出トレイ23に排出する。上記
ソート排出ローラ32及び移動排出ローラ33により、
処理トレイ25内に収納されたシート束を排出トレイ2
3に排出するシート束排出手段が構成されている。
【0046】排出トレイ23を保持した状態で上下方向
に移動するトレイユニット34は、トレイユニット34
の下部に内蔵された図示しない駆動装置により上下方向
に移動するようになっている。
【0047】上記主搬送経路7の下流端部には、シート
Sの経路を第1の搬送経路8と第2の搬送経路9とに分
岐するフラッパ16が設けられている。両搬送経路8,
9の下流端部は、処理トレイ25の下部の開口部にそれ
ぞれ対向している。
【0048】第1の搬送経路8の下流端部である排出口
には、第1の排出ローラ17、これに圧接している第1
の押えコロ18及び収納されるシートSの下端部を処理
トレイ25の整合部に導く第1の排出整合ベルト19が
それぞれ配設されている。
【0049】上記第1の排出ローラ17、第1の押えコ
ロ18、第1の排出整合ベルト19等により、先頭頁順
に搬送されるシートSを処理トレイ25に排出する第1
の排出手段が構成されている。
【0050】同様に、第2の搬送経路9の開口部には、
第2の排出ローラ17a、第2の押えコロ18a及び第
2の排出整合ベルト19aがそれぞれ配設されている。
【0051】第2の排出ローラ17a、第2の押えコロ
18a及び第2の排出整合ベルト19a等により、ラス
ト頁順に搬送されるシートSを処理トレイ25に排出す
る第2の排出手段が構成されている。
【0052】なお、第1、第2の排出整合ベルト19,
19aは、ベルト外れ防止策としてベルト内側の中央部
付近に図示しないエンドレスのリブが設けられている。
【0053】次に、複写機本体100の排出部である排
出ローラ115から排出されたシートSは、シート処理
装置1内でステープル処理されない場合(ステープルモ
ードデータでない場合)には、図2において搬入ローラ
3を通り、破線の位置に傾いているフラッパ4に案内さ
れ、搬送ローラ対5により副搬送経路6内を搬送され、
排出ローラ対32,33により排出トレイ23に排出及
び積載される。
【0054】なお、搬送されるシートSが、ステープル
モードの場合は、フラッパ4が実線位置に回動して、シ
ートSは、ローラ対15によって主搬送経路7へ送られ
る。
【0055】なお、図2において、シート検知センサ1
0,11,12,13,14は、通過するシートSの検
知及び滞留するシートSの検知等を行うようになってい
る。
【0056】また、後述するステープル時、排出整合ベ
ルト19,19aで巻き込まれたシートの後端を受け止
めて縦方向の整合を行う突き当て板20は、シートの後
端を順次整合するホームポジション(実線の位置)と、
ステープラ400の移動を妨げない退避位置(破線位
置)とに変位することができるようになっている。突き
当て板20の上方にはシート案内する1対のガイド板3
0が配設され、下方には頁順に揃えられて整合されたシ
ート束の端部を綴じるステープラ(綴じ手段)400が
設けられている。上記突き当て板20は、ステープラ4
00が移動するとき、退避位置へ回転してステープラ4
00の移動を妨げないようにしている。
【0057】一方、シートSの幅方向の整合は、図3、
図4における幅寄せガイド21と、シート端面が突き当
てられる基準板29とによって行われる。シートSが処
理トレイ25に排出されて、突き当て板20に突き当た
るまでの所定の時間内で幅寄せガイド21が動作を開始
し、シートSの幅寸法よりも所定の寸法だけ本体奥側の
位置から手前側へ動作することにより、シートSは手前
方向に整合される。
【0058】以下、2枚目以降のシートSについては、
ユーザが設定した枚数が処理トレイ25に全て積載され
るまで、上記動作が繰り返される。そして、ユーザが設
定した枚数が処理トレイ25で整合されると、次にステ
ープラ400が作動して、ユーザの設定した位置にステ
ープルするようになっている。
【0059】図2に戻って、中間排出ローラ24に接離
する向きに出没可能な中間排出ローラ24aは、図7に
示すように揺動軸35aを支点にして揺動するリンク部
材35の一端に回転可能に保持されている。また、この
リンク部材35の下端部には、移動手段であるソレノイ
ド36のプランジャ36aが連結されている。シートS
を処理トレイ25に積載するときは、ソレノイド36が
ONになってプランジャ36aを引き込み、これに伴っ
てリンク部材35を揺動軸35aを支点として、保持板
25cとリンク部材35とに張設されたコイルぱね38
に抗して張りながら、時計回りの方向に揺動させる。こ
れにより、出没中間排出ローラ24aが中間排出ローラ
24から離れて、図2に示す排出ローラ17,17aに
よって処理トレイ25に排出されるシートSのシートパ
スを確保することができる。
【0060】また、揺動軸35aと、同軸上の位置に配
置された破線で示す搬送モータ35Mと、タイミングベ
ルト37,37aとの回転により、中間排出ローラ24
と、出没中間排出ローラ24aは同図の矢印方向に回転
する。ソレノイド36が、OFFとなった時に、出没中
間排出ローラ24aは、中間排出ローラ24にコイルぱ
ね38に牽引されて圧接され、処理トレイ25内のステ
ープルされたシート束を搬送することができるようにな
る。
【0061】また、図2において、回転ガイド31は、
シート束排出手段としてのシート排出ローラ対32,3
3を構成する移動排紙ローラ33を回転自在に備えてい
る。この回転ガイド31は、シートSの排出時には、図
5に示す円板39のピン39bが、排紙モータ35Mに
よって同図の反矢印方向に回転することにより、ピン3
9bにより支持されている回転ガイド31のアーム31
bが下降し、図6に示すように、回転ガイド31が回転
軸31aを支点として下方に回動し、移動排出ローラ3
3を一方のローラである排出ローラ32に圧接させる。
円盤39は軸39aを中心にして回転するようになって
いる。
【0062】なお、この回転ガイド31は、後述するス
テープルモードでシートSが主搬送経路7に送られたと
き、図2に示すように移動排紙ローラ33を排紙ローラ
32から離間させるように、上方へ回動してシート排出
可能な状態からシート排紙不能状態とし、処理トレイ1
25で積載、整合されたシート束Sの搬送パス(排出口
50)を確保する。
【0063】また、中間排出ローラ24,24aで搬送
されたシート束Sの先端が、排紙ローラ32よりも下流
の位置にきたとき、移動排出ローラ33を下方に移動さ
せ、シート束をはさみ込んでシート排出ローラ32の回
転により、シート束を排出トレイ23に排出する。排出
トレイ23を保持した状態で上下方向に移動するトレイ
ユニット34は、トレイユニット34の下部に内蔵され
た図示しない駆動装置により上下方向に移動するように
なっている。
【0064】ここで、図8に基づいて先頭頁処理された
シートSを針打ちするステープルモードを説明する。
【0065】主搬送経路7へ送られた先頭頁順のシート
Sは、実線の位置にあるフラッパ16により第1の搬送
経路8に導入され、ローラ対22を通して第1の搬送経
路8へ送られる。さらに、シートSは、下流の第1の排
出ローラ17と、第1の押えコロ18とにより腰付けさ
れ、縦向きの処理トレイ25に印字面(画像面)を図8
において右向きにして排出される。排出されたシートS
は、自重落下し、排出ローラ17,17aと同期して矢
印方向へ回転する排出整合ベルト19,19aに巻き込
まれ、シートSの後端Sbを突き当て板20に突き当て
させられて、縦方向の整合を受ける。
【0066】この時、処理トレイ25に排出された先行
のシートSが、シートS自身のカールまたは腰くだけに
より、次に、排出されるシートSの排出口25aを塞ぐ
ことを防止するため、送風ファン(送風手段)26の回
転による矢印方向への風圧で、シートSは、処理トレイ
25の右側の保持板25dに押し付けられる。
【0067】これにより、次に排出されるシートSの排
出口25aを確保していたが、処理トレイ25で積載さ
れているシート束が腰くだけした場合などは、送風ファ
ン26の風圧を上げる必要がある。しかし、この風圧
が、次に、処理トレイ25に排出されてくるシートの先
端の抵抗になり、シートの後端Sbの蹴り出し量が不足
することで排出整合ベルト19,19aに巻き込まれ
ず、その結果、次のシートはジャム状態になる恐れがあ
る。
【0068】次に、ラスト頁処理されたシートSを針打
ちするステープルモードの場合を図9に示す。この場合
も、上記のようにジャム状態になる恐れがある。
【0069】すなわち、主搬送経路7へ送られたシート
Sは、実線の位置にあるフラッパ16に案内されて第2
の搬送経路9に導入されて搬送される。さらにシートS
は、下流の第1の排出ローラ17aと押えコロ18aに
より腰付けされ、処理トレイ25に画像面を図中右向き
(保持板25d側向き)にして排出される。排出された
シートSは、自重落下し、排出ローラ17,17aと同
期して矢印方向へ回転する排出整合ベルト19,19a
により巻き込まれ、シートSの後端Sbを突き当て板2
0に突き当てさせられて、縦方向の整合を受ける。
【0070】この時、処理トレイ25に排出された先行
のシートSが、シートS自身のカールまたは腰くだけに
より、次に、排出されるシートSの排出口25bを塞ぐ
ことを防止するため、送風ファン(送風手段)26aの
回転による矢印方向への風圧で、シートSは、処理トレ
イ25の左側の保持板25c側に押し付けられる。
【0071】これにより、次に排出されるシートSの排
出口25bを確保していたが、処理トレイ25で積載さ
れているシート束が腰くだけした場合などは、送風ファ
ン26aの風圧を上げる必要がある。しかし、この風圧
が、次に、処理トレイ25に排出されてくるシートの先
端の抵抗になり、シートの後端Sbの蹴り出し量が不足
することで排出整合ベルト19,19aに巻き込まれ
ず、その結果、次のシートはジャム状態になる恐れがあ
る。
【0072】そこで、これらのことを防止するため、考
えられた構成が、図10、図11に示す構成である。
【0073】先ず、図10に基づいて、先頭頁処理を行
なう場合を説明する。
【0074】なお、図2乃至図9に示す部分と同一部分
については同一符号を付してその説明は省略する。
【0075】第1の搬送経路8にシートSが送られたタ
イミングでソレノイド354がONになってプランジャ
354aを引き込み、これに伴って、揺動保持板(シー
ト保持体)352はコイルばね356に抗してガイド軸
352aを中心に仮想線で示す位置から実線で示す位置
へと揺動する。そのとき、もう一方の揺動保持板(シー
ト保持体)351は、ソレノイド353がOFFの状態
のままでコイルばね355に引っ張られたままで実線の
位置に待機している。
【0076】そして、処理トレイ325に排出されるシ
ートSの後端(下端)Sbが、排出ローラ17と押さえ
コロ18を抜けたタイミングでソレノイド(作動手段)
353がONになってプランジャ353aを引き込み、
これに伴って、揺動保持板351はコイルばね355に
抗してガイド軸351aを中心に実線で示す位置から仮
想線で示す位置へと揺動する。
【0077】このことにより、処理トレイ325に排出
されたシートが自重で落下し、シートSの後端Sbはパ
スを拘束され、排出整合ベルト19,19aのニップ部
19bに案内される。また、シートのカール量が大き
く、シートの後端が排出整合ベルト19に乗り上げてし
まった場合でも、揺動保持板351の実線で示す位置か
ら仮想線で示す位置への揺動により、シートSの後端は
押し出され排出整合ベルトのニップ19bへ案内され
る。
【0078】仮想線で示す位置に揺動した揺動保持板3
51は、案内されたシートSが幅寄せガイド21(図
3、図4参照)に整合されるまでシートSの面を拘束
し、その後、ソレノイド353がOFFとなりコイルば
ね355に引っ張られて実線で示す所定の位置へ戻り、
次のシートSが排出されるまでの間、待機し、ユーザが
設定した所定の枚数のシートが排出されるまで上記動作
を繰り返す。この間、一方の揺動保持板352が実線で
示す位置でシートの面を常に受け止めているため、順次
積載されるシートSは、処理トレイ325内のシート束
Sの姿勢で積載される。
【0079】このことにより、シート束を腰付けし、シ
ート束の座折が防止される。これらのことにより、次に
排出されるシートSの排出口325aは確保されること
になり、送風ファン26(図8参照)を使用しなくても
シートを積載することができる。また、補助手段とし
て、送風ファン26を使用したとしても最小限の風圧で
対応することができる。
【0080】このように、先頭頁処理されたシートS
は、画像面を右向き(保持板325d側向き)にして排
出される。また、順次排出されるシートSは、先頭頁の
シートSの左側(非画像面側)に積載されることによ
り、シートSの頁順を揃えて処理トレイ325に収納さ
れる。この収納されたシート束を、ステープラ400に
よりステープル処理して、中間排出ローラ24及び排出
ローラ対32,33により排出トレイ23に排出する
と、先頭頁の画像面を上面(上向き)にして排出するこ
とができる。
【0081】次に、図11に基づいて、ラスト頁処理を
行なう場合を説明する。
【0082】ラスト頁処理と認識し、第2の搬送経路9
にシートSが送られたタイミングでソレノイド353が
ONになってプランジャ353aを引き込み、これに伴
って、揺動保持板351はコイルばね355に抗してガ
イド軸351aを中心に仮想線で示す位置から実線で示
す位置へと揺動する。そのとき、もう一方の揺動保持板
352は、ソレノイド54がOFFの状態のままでコイ
ルばね356に引っ張られたままで実線の位置に待機し
ている。
【0083】そして、処理トレイ325に排出されるシ
ートSの後端(下端)Sbが、排出ローラ17aと押さ
えコロ18aを抜けたタイミングでソレノイド354が
ONになってプランジャ354aを引き込み、これに伴
って、揺動保持板352はコイルばね356に抗してガ
イド軸352aを中心に実線で示す位置から仮想線で示
す位置へと揺動する。
【0084】このことにより、処理トレイ325に排出
され自重で落下し、シートSの後端はパスを拘束され、
排出整合ベルト19,19aのニップ部19bに案内さ
れるる。また、シートのカール量が大きく、シートの後
端が排出整合ベルト19aに乗り上げた場合でも、揺動
保持板352の実線で示す位置から仮想線で示す位置へ
の揺動により、シートSの後端は押し出され、排出整合
ベルトのニップ19bへ案内される。
【0085】仮想線で示す位置に揺動した揺動保持板3
52は、案内されたシートSが幅寄せガイド21(図
3、図4参照)に整合されるまでシートSの面を拘束
し、その後、ソレノイド354がOFFとなりコイルば
ね356に引っ張られて実線で示す所定の位置に戻り、
次のシートSが排出されるまでの間、待機し、ユーザが
設定した所定の枚数のシートが排出されるまで上記動作
を繰り返す。この間、一方の揺動保持板351が実線で
示す位置でシートの面を常に受け止めているため、順次
積載されるシートSは、図11の処理トレイ325内の
シート束Sの姿勢で積載される。
【0086】このことにより、シート束を腰付けし、シ
ート束の座折が防止される。これらのことにより、次に
排出されるシートSの排出口325bは確保されること
になり、送風ファン26a(図9参照)を使用しなくて
もシートを積載することができる。また、補助手段とし
て、送風ファン26aを使用したとしても最小限の風圧
で対応することができる。
【0087】このように、順次排出されたシートSは、
先行頁のシートSの右側(画像面側)に順次積載される
ことにより、シートSの頁順を揃えて処理トレイ325
に収納される。この収納されたシート束を、ステープラ
400によりステープル処理して、中間排出ローラ24
及び排出ローラ対23,33により排出トレイ23に排
出すると、先頭頁の画像面を上面(上向き)にして排出
することができる。
【0088】ここで、ステープラ400のステープル動
作を説明する。
【0089】図12において、符号400Aは、シート
束のステープル時、処理トレイ325に積載されたシー
ト束に対して綴じ動作を行うステープラ400を備えた
ステープルユニットを示す。このステープルユニット4
00Aは、後述するパルスモータにより図13に示すよ
うに矢印Y方向に移動し、処理トレイ325に積載され
たシートSに対する手前側1箇所綴じ(綴じ止め位置H
1)、2箇所綴じ(綴じ止め位置H2,H3)、奥側1
箇所綴じ(綴じ止め位置H4)を行うようになってい
る。なお、図13において、綴じ止めるシートSのサイ
ズを、A4及びB5としているが、本発明の主旨は特定
の紙サイズに限定されるものではない。
【0090】一方、このような綴じ動作を行う場合、シ
ートSの後端に当接してシート束を整える規制部材が必
要である。このため、図12に示すように処理トレイ3
25の後端には、前述した突き当て板(シート受け止め
体)20が設けられている。
【0091】ここで、この突き当て板20は、処理トレ
イ325に固設された軸部材457に回転可能に保持さ
れていると共に、軸部材457に巻装されているばね4
48により反時計回転方向に付勢されている。そして、
この状態になっているとき、処理トレイ325にシート
Sが積載されると、シートSの後端が突き当て板20に
当接し、シート束Saの後端が整えられるようになって
いる。
【0092】ところで、この突き当て板20と、ステー
プラ400とは、オーバーラップする位置関係にあるた
め、ステープラユニット400Aが移動する場合や、針
綴じ動作を行う場合には、この突き当て板20が邪魔に
なる。このため、突き当て板20には、ステープラユニ
ット400Aが移動する際、この突き当て板20をステ
ープラユニット400Aの移動を妨げない位置に退避さ
せる退避手段449が設けられている。
【0093】この退避手段449は、突き当て板20に
固設されていると共に、軸部材457に取り付けられて
いる歯車部450と、下端部が軸支されて突き当て板2
0の歯車部450と噛合する回動可能な扇形歯車451
と、移動台433に固設され、ステープラユニット40
0Aが移動する際、扇形歯車451に当接して扇形歯車
451を軸部456を支点として回動させるストッパ規
制部材438と等で構成されている。
【0094】なお、この扇形歯車451には、当接部4
51aが設けられており、ステープラユニット400A
が移動する際には、この当接部451aにストッパ規制
部材438が当接するようになっている。そして、この
ようにストッパ規制部材438が当接すると、扇形歯車
451がステープラユニット400Aの移動方向と直交
する方向に押されて、同図に示す仮想線で示す位置まで
回動するようになっている。
【0095】ここで、このように扇形歯車451が回動
すると、扇形歯車451に噛合している歯車部450が
回転し、これに伴って突き当て板20が、ぱね448を
縮めながら、処理トレイ325の下方のステープラユニ
ット400Aの移動を妨げない退避位置まで、軸部材4
57を支点として下方回動するようになっている。
【0096】なお、ステープラユニット400Aがさら
に移動すると、ストッパ規制部材438が、扇形歯車4
51の当接部451aから外れるようになるので、突き
当て板20は、扇形歯車451と共にばね部材448の
復帰力により同図に示すシート束Saの後端を規制する
位置に復帰回動するようになっている。
【0097】ところで、この突き当て板20は、図14
に示すようにシートSの幅方向に複数設けられている。
これら各突き当て板20a,20b,20c,20d,
20eには、それぞれに退避手段449が設けられてお
り、これにより各突き当て板20a,20b,20c・
20d,20eはそれぞれ独立に回動可能に構成されて
いる。
【0098】なお、図14においては、ステープラユニ
ット400Aの位置に応じて、3つの突き当て板20
a。20b,20cがシート束の後端を整える位置にあ
り、他の2つの突き当て板20d,20eが、ステープ
ラユニット400Aの移動を妨げない位置にある状態を
示している。
【0099】次に、ステープラ400の具体的な構成及
び基本的な動作について説明する。ステープラ400
は、図15に示すように、ワニ口形状を有すると共に、
右側のフォーミシグ部401、及び左側のステープルテ
ーブル402とからなる針打ち部400aを備えてい
る。そして、このフォーミング部401には、針カート
リッジ403が着脱自在に取り付けられており、この針
カートリッジ403内には、板状に連結された針Hが約
5000本装填されている。
【0100】ここで、この針カートリッジ403に装填
された板状針Hは、針カートリッジ403の最上側に設
けられたばね404によって左方に付勢されており、送
りローラ405に搬送力を付与するようになっている。
【0101】そして、送りローラ405により送り出さ
れた針Hは、フォーミング部401を揺動させることに
より、1本ずつコ字状に成形されるようになっている。
【0102】また、このフオーミング部401は、ステ
ープルモータ406が起動すると、歯車列407を介し
て偏心カム歯車408が回転することによって、偏心カ
ム歯車408と一体に取付けられている偏心カムの作用
により、矢印で示すようにステープルテーブル402側
へ揺動して、クリンチ動作(針綴じ動作)を行うように
なっている。なお、針カートリッジ403に装填された
針Hの針無し状態は、針カートリッジ403の出口端部
に設けられた反射型センサ409によって検知されるよ
うになっている。
【0103】ところで、本実施形態において、図1に示
す複写機本体100は、デジタル方式のものであり、こ
の方式の複写機本体100は、原稿の画像を読みとるス
キャナ部と、画像を再現するプリンタ部とで構成されて
おり、各々独自に動作することも可能である。
【0104】すなわち、スキャナ部では、原稿をランプ
で照射し、その反射光を受光素子で小さな点(画素)に
分解すると同時に、原稿の濃淡に応じた電気信号に変換
(光電変換)しており、プリンタ部では、スキャナ部よ
り送られてきた電気信号をもとに、レーザー光でドラム
を照射し、ドラム上に静電潜像を作り、現像、転写、定
着を経てコピー画像を形成している。
【0105】よって、デジタル複写機本体に、図1に示
すように、インターフェイス500を接続することによ
り、スキャナ部で読み取った原稿の信号を他のファクシ
ミリ501に転送したり、逆に他のファクシミリ501
から受けた電気信号を、インターフェイス500を通し
てプリンタ部へ送り、画像をシートS1に写し出すこと
も可能である。また、同様に、パソコンのようなコンピ
ュータ機器502から受けた画像信号を、インターフェ
イス500を通してプリンタ部へ送り、シートSへコピ
ーしたり、スキャナ部で読み取った画像を、インターフ
ェイス500を通じてパソコンヘ取り込んだりすること
ができるようになっている。
【0106】上記したように、現在のデジタル複写機で
は、RDF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
0上へ裁置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。このように装置が使用
された場合は、先頭頁処理でシートSが排出されるた
め、シートSの処理装置90でステープルする時は、第
1の搬送経路8を通って処理トレイ325に収納後ステ
ープラ400によりステープル処理されることになる。
【0107】なお、これまでの説明においては、処理ト
レイ325の保持板は、シートの後端部(揺動保持板3
51,352)のみが作動するタイプとして述べてきた
が、本発明はこれに限らず例えば図10、図11で示す
処理トレイ325の保持板325c,325dと揺動保
持板351,352とを図16、図17に示すように一
体に揺動保持板651,652として形成し、この揺動
保持板651,652をガイド軸651a,652aを
中心に回動させ、処理トレイ625の先端部を拡開し
て、シートSの排出空間625a,625bを確保する
ことによって、処理トレイ625に収納されるシートS
を所定の側への傾倒、すなわち頁順の保持をさらに確実
にすることが出来る。
【0108】なお、前述した実施の形態では処理トレイ
325,625内のシート束はステープラ400により
綴じられている例を示したが、不図示のパンチ孔空け装
置によってシートにパンチ孔を空けてもよいし、シート
束を綴じる必要ことなく、処理トレイ25内で頁順に揃
えられたシート束を未綴じの状態で処理トレイ325,
625から排出トレイ23へ搬送して排出させてもよい
のは勿論である。
【0109】また、図16、図17に示す処理装置にお
いても、前述した送風ファン16,16aやシート束を
綴じる綴じ手段としてのステープラ400を設けてもよ
いのは勿論である。
【0110】なお、シート処理装置が、先頭頁処理とラ
スト頁処理の一方の処理だけ行なう装置の場合、片方の
揺動保持板のみ揺動するようになっていればよい。
【0111】
【発明の効果】本発明のシート処理装置は、シートを縦
向きに収納する処理トレイにおいてシートの面をガイド
する1対の保持板の少なくとも一方を回動自在にして、
他方の保持板に接近、離間させることによって、シート
が大きくカールしているとき、そのカールを真直ぐに矯
正することと、縦向きの処理トレイに積載されているシ
ート束の姿勢を安定させることと、シートの座折を防止
し、次に排出されるシートの排出空間を確実に確保する
こととが可能となり、処理トレイ内でのシートのジャム
の発生を防止して、安定した集積作業を行なうことがで
きる。
【0112】また、1対の保持板の両方が、相手の保持
板に接近、離間するようになっていると、シートの頁処
理タイプに応じて一方の保持板を固定し、他方の保持板
を一方の保持板に接近、離間させて、上記と同様に、カ
ールの矯正、シート束の姿勢の安定化、シートの排出空
間の確保等が可能になり、処理トレイ内でのシートのジ
ャムの発生を防止して、安定した集積作業を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート処理装置と、このシ
ート処理装置が設けられた画像形成装置本体との概略正
面断面図である。
【図2】本発明の実施形態のシート処理装置の基となっ
たシート処理装置の主要部の概略正面断面図である。
【図3】図2において、処理トレイの部分を右側から見
た図である。
【図4】図3中、4−4矢視断面図である。
【図5】図2のシート処理装置において、シートを排出
トレイに排出する部分の機構の斜視図である。
【図6】図2のシート処理装置において、シートを排出
トレイに排出する部分の機構の動作説明用の図である。
【図7】図2のシート処理装置において、処理トレイの
中間排出ローラ部の動作説明用の図である。
【図8】図2のシート処理装置において、シートを先頭
頁処理する場合の動作説明用の図である。
【図9】図2のシート処理装置において、シートをラス
ト頁処理する場合の動作説明用の図である。
【図10】本発明の実施形態のシート処理装置の要部正
面断面図であり、シートを先頭頁処理する場合の動作説
明用の図である。
【図11】図10において、シートをラスト頁処理する
場合の動作説明用の図である。
【図12】図1のステープラユニットの正面図である。
【図13】図12のステープラユニットによって、シー
ト束の綴じる位置を示す図である。
【図14】図12のステープラユニットを右側から見た
図である。
【図15】図12において、ステープルが収納されてい
る部分の正面断面図である。
【図16】他の実施形態のシート処理装置の要部概略正
面断面図であり、シートを先頭頁処理する場合の動作説
明図である。
【図17】図16において、シートをラスト頁処理する
場合の動作説明図である。
【図18】従来のシート処理装置の概略正面断面図であ
り、シートを先頭頁処理する場合の動作説明図である。
【図19】図18のシート処理装置において、シートを
ラスト頁処理する場合の動作説明図である。
【符号の説明】
S シート Sa シート束 Sb シートの後端(シートの下端) H 針 20 突き当て板(シート受け止め体) 90 シート処理装置 91 複写機(画像形成装置) 100 複写機本体 108 感光ドラム(画像形成手段) 351 揺動保持板(シート保持体) 352 揺動保持板(シート保持体) 353 ソレノイド(作動手段) 354 ソレノイド(作動手段) 651 揺動保持板(シート保持体) 652 揺動保持板(シート保持体)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ上下方向を向いて互いに対向する間
    にシートが送り込まれる1対のシート保持体と、 前記シート保持体の下方に配設されて前記1対のシート
    間に位置するシートの下端を受け止めるシート受け止め
    体と、 前記1対のシート保持体の少なくとも一方のシート保持
    体が、前記1対のシート保持体間に送り込まれるシート
    を受け入れるべく他方のシート保持体に対して離間し、
    且つ、前記送り込まれたシートを前記他方のシート保持
    体側に寄せるべく前記他方の保持体に対して接近するよ
    うに前記シート保持体を作動させる作動手段と、 を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記1対のシート保持体が、互いに接近
    離間可能であり、一方のシート保持体が作動するとき、
    他方のシート保持体が前記シート受け止め体の上方で停
    止していることを特徴とする請求項1に記載のシート処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記前記作動手段がソレノイドであり、
    前記シート保持体が前記ソレノイドによって下端側が傾
    動することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記1対のシート保持体と前記シート受
    け止め体との間に、前記1対のシート保持体に送り込ま
    れたシートの下端を一旦受け止めて前記シート受け止め
    体に案内するシート案内手段を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載のシート処理装置。
  5. 【請求項5】 前記シート受け止め体の下方に、シート
    処理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    のシート処理装置。
  6. 【請求項6】 前記シート処理手段が、ステープラであ
    ることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  7. 【請求項7】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートの処
    理を行なうシート処理装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008222442A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Xerox Corp 垂直方向のシート統合装置および垂直方向にシートを統合する方法

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