JP2000177771A - レトルト用包装材 - Google Patents

レトルト用包装材

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JP2000177771A
JP2000177771A JP10357199A JP35719998A JP2000177771A JP 2000177771 A JP2000177771 A JP 2000177771A JP 10357199 A JP10357199 A JP 10357199A JP 35719998 A JP35719998 A JP 35719998A JP 2000177771 A JP2000177771 A JP 2000177771A
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JP
Japan
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film
retort
thin film
inorganic oxide
packaging material
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JP10357199A
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English (en)
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Hideaki Takahashi
秀明 高橋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3446Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素ガスあるいは水蒸気等に対するハイバリ
ア性を有し、かつ、透明性に優れ、更に、ラミネ−ト強
度に優れ、例えば、飲食品、医薬品、化粧品、化学品、
その他等の種々の物品をボイルないしレトルト充填包装
するに有用なレトルト用積層材を提供することである。 【解決手段】 2軸延伸ナイロンフィルムの一方の面
に、無機酸化物の薄膜を設け、更に、該無機酸化物の薄
膜の上に、シランカップリング剤を含むプライマ−組成
物によるコ−ティング薄膜を設け、更にまた、該コ−テ
ィング薄膜の上に、ヒ−トシ−ル性樹脂層を設けたこと
を特徴とするレトルト用透明包装材に関するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レトルト用包装材
に関し、更に詳しくは、透明性、酸素ガスおよび水蒸気
等に対するバリア性等に優れ、更に、ラミネ−ト強度に
優れ、例えば、飲食品、医薬品、化粧品、化学品、その
他等の種々の物品を充填包装し、ボイルないしレトルト
処理包装に有用なレトルト用包装材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、飲食品、医薬品、化粧品、その他
等の種々の物品をボイルないしレトルト充填包装するた
めに、種々の包装用素材が開発され、提案されている。
それらの中で、近年、酸素ガスあるいは水蒸気等に対す
るバリア性素材として、ポリエステル系樹脂フィルムあ
るいはポリアミド系樹脂フィルム等のプラスチック基材
の表面に、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシ
ウム、その他等の無機酸化物を使用し、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレ−ティング法等の物理気相
成長法(PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長
法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相
成長法(CVD法)等を利用して、その無機酸化物の蒸
着膜を形成してなる透明ガスバリア性フィルムが注目さ
れている。而して、上記の透明ガスバリア性フィルム
は、従来のアルミニウム箔あるいはポリ塩化ビニリデン
系樹脂コ−ト膜等によるバリア性素材と比較して、焼却
廃棄処理適正等に優れ、環境対応に適う素材として、今
後、その需要が大いに期待されているものである。上記
の透明ガスバリア性フィルムにおいては、更に、その酸
素ガスあるいは水蒸気等に対するガスバリア性を向上さ
せるために、例えば、プラスチック基材の表面に、予
め、コロナ放電処理、グロ−放電処理等の前処理を施す
ことにより表面を粗面化したり、あるいは、予め、ウレ
タン系、エステル系等の蒸着用アンカ−コ−ト剤をコ−
ティングしてアンカ−コ−ト剤層を形成して、プラスチ
ック基材と蒸着膜との密着性を改善することによりガス
バリア性を向上させる方法等も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の透明
ガスバリア性フィルムに他の樹脂フィルム等を積層して
積層材を製造し、これを使用して包装用袋等を製造し、
更に、該包装用袋内に内容物を充填包装し、しかる後、
包装体にボイルないしレトルト処理等を施して殺菌処理
済の包装製品を製造しても、包装用袋を構成するレトル
ト用積層材のラミネ−ト強度が得られず、例えば、破袋
等の現象を生じ、また、酸素ガスあるいは水蒸気等に対
するガスバリア性も低下し、十分に満足し得るレトルト
包装製品を製造することが困難であるという問題点があ
る。特に、基材フィルムとして、ポリアミド系樹脂フィ
ルムを使用した透明ガスバリア性フィルムにおいては、
基材フィルムとして、ポリエステル系樹脂フィルム等を
使用した透明ガスバリア性フィルムと比較して、該ポリ
アミド系樹脂フィルムが吸水性が高いことから、ボイル
あるいはレトルト処理時に、該ポリアミド系樹脂フィル
ムが、水を吸収ないし吸着し、膨潤するという現象を起
こし、而して、そのようなポリアミド系樹脂フィルムの
膨潤に対し無機酸化物の蒸着膜が追従性に欠けることか
ら、該無機酸化物の蒸着膜にクラック等が発生し、ガス
バリア性等を著しく低下させるという問題点がある。更
に、場合によっては、基材フィルムとしてのポリアミド
系樹脂フィルムが、ボイルあるいはレトルト処理時の高
温、高圧、熱水等の作用により、収縮等を起こし、これ
により、無機酸化物の蒸着膜が剥離し、もはや、その用
をなさないという問題点もある。このため、前述のよう
に、上記の透明ガスバリア性フィルムにおいては、その
密着性、ガスバリア性等を向上させるために、プラスチ
ック基材の表面に、予め、前処理を行う方法、あるい
は、上記のプラスチック基材の表面に、予め、アンカ−
コ−ト剤層を形成する方法等も提案されているが、それ
による効果は、それなりに期待し得るものであるが、未
だ、ボイルあるいはレトルト処理適正を有し、十分に満
足し得るハイバリア性を有するレトルト用積層材を製造
することは困難であるというのが実状であり、更に、付
言すれば、そのような操作を行うこと自体、その製造工
程が増えることからその製造コストを高めるという問題
点がある。例えば、ポリウレタン系の有機系アンカ−コ
−ト剤を使用し、予め、これをポリアミド系樹脂フィル
ム等のプラスチック基材の表面にコ−ティングしてアン
カ−コ−ト剤層を形成し、次いで、該アンカ−コ−ト剤
層を介して、無機酸化物の蒸着膜を形成すると、ア−カ
−コ−ト剤層中に含まれる残留溶剤等のために、蒸着中
の真空度が低下し、更には、アンカ−コ−ト剤層自体が
柔らかいために、アンカ−コ−ト剤層表面において、蒸
着膜がうまく成長せず、所望どおりの蒸着膜を形成する
ことが極めて困難であり、その結果、酸素ガスあるいは
水蒸気等に対するガスバリア性に優れたレトルト用積層
材を製造し得ないというのが実状である。そこで本発明
は、酸素ガスあるいは水蒸気等に対するハイバリア性を
有し、かつ、透明性に優れ、更に、ラミネ−ト強度に優
れ、例えば、飲食品、医薬品、化粧品、化学品、その他
等の種々の物品をボイルないしレトルト充填包装するに
有用なレトルト用積層材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究の結果、基材として、耐
衝撃性、耐突き刺し性等に優れた強靱性に富む2軸延伸
ナイロンフィルム、更に、有機性と無機性とを有するシ
ランカップリング剤に着目し、まず、2軸延伸ナイロン
フィルムの一方の面に、無機酸化物の薄膜を設け、更
に、該無機酸化物の薄膜の上に、シランカップリング剤
を含むプライマ−組成物によるコ−ティング薄膜を設
け、更に、該コ−ティング薄膜の上に、ヒ−トシ−ル性
樹脂層を設けてレトルト用包装材を製造し、而して、該
レトルト用包装材を使用して製袋または製函して包装用
容器を製造し、該包装用容器内に、その開口部から内容
物を充填包装し、しかる後、該開口部をヒ−トシ−ルし
て包装体を製造し、次に、該包装体にボイルあるいはレ
トルト処理を施して殺菌処理して包装製品を製造したと
ころ、酸素ガスあるいは水蒸気等に対する極めて高いバ
リア性を有し、かつ、透明性に優れ、更に、ラミネ−ト
強度等にも優れて層間の剥離現象は認められず、例え
ば、飲食品、医薬品、化粧品、化学品、その他等の種々
の物品をボイルあるいはレトルト充填包装するに有用な
透明包装材を製造し得ることを見出して本発明を完成し
たものである。
【0005】すなわち、本発明は、2軸延伸ナイロンフ
ィルムの一方の面に、無機酸化物の薄膜を設け、更に、
該無機酸化物の薄膜の上に、シランカップリング剤を含
むプライマ−組成物によるコ−ティング薄膜を設け、更
にまた、該コ−ティング薄膜の上に、ヒ−トシ−ル性樹
脂層を設けたことを特徴とするレトルト用包装材に関す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、本発明にかかるレトルト用包装
材の構成についてその二三例を例示して図面を用いて説
明すると、図1、図2、および、図3は、本発明にかか
るレトルト用包装材についてその二三例の層構成を示す
概略的断面図であり、図4、および、図5は、上記の図
1に示す本発明にかかるレトルト用包装材を使用し、製
袋して包装用容器を製造し、これに内容物を充填包装
し、更に、ボイルないしレトルト処理してなる包装製品
の一例を示す概略的斜視図である。
【0007】まず、本発明にかかるレトルト用包装材1
は、図1に示すように、2軸延伸ナイロンフィルム2の
一方の面に、無機酸化物の薄膜3を設け、更に、該無機
酸化物の薄膜3の上に、シランカップリング剤を含むプ
ライマ−組成物によるコ−ティング薄膜4を設け、更に
また、該コ−ティング薄膜4の上に、ヒ−トシ−ル性樹
脂層5を設けた構成を基本構造とするものである。更
に、本発明において、別の形態からなるレトルト用包装
材について例示すると、かかるレトルト用包装材1aと
しては、図2に示すように、上記の図1に示す本発明に
かかるレトルト用包装材1において、コ−ティング薄膜
4とヒ−トシ−ル性樹脂層5との間に、ラミネ−ト用接
着剤によるラミネ−ト用接着剤層6を設けた構成からな
るものを挙げることができる。また、本発明にかかる更
に別の形態からなるレトルト用包装材1bとしては、図
3に示すように、上記の図1に示す本発明にかかるレト
ルト用包装材1において、2軸延伸ナイロンフィルム2
の他方の面に、更に、基材フィルム7を積層した構成か
らなるものを挙げることができる。而して、上記の例示
は、本発明にかかるレトルト用包装材を構成する二三の
例示であり、これによって限定されるものではなく、例
えば、本発明においては、図示しないが、その使用目
的、充填包装する内容物、流通経路、販売形態、用途等
によって、更に他の基材を任意に積層して、種々の形態
のレトルト用包装材を設計して製造することができるも
のである。また、本発明において、各層の積層位置は、
その使用目的、用途等によって、任意に積層して、種々
の形態のレトルト用包装材を設計して製造することがで
きるものである。なお、本発明において、無機酸化物の
薄膜3と、シランカップリング剤を含むプライマ−組成
物によるコ−ティング薄膜4と、ラミネ−ト用接着剤に
よる接着剤層6とは、この順序で相互に隣接して積層し
ていることが重要であるが、その他の各基材は、その使
用目的、用途等によって、任意に積層して、種々の形態
の積層材を設計して製造することができるものである。
【0008】次に、本発明において、上記のようなレト
ルト用包装材を使用して製袋ないし製函して包装用容器
を製造し、該包装用容器内に内容物を充填包装し、更
に、ボイルないしレトルト処理してなる包装製品につい
てその一例を例示すると、図4および図5に示すよう
に、例えば、上記の図1に示す本発明にかかるレトルト
用包装材1を使用し、該レトルト用包装材1、1の2枚
を用意し、その最内層に位置するヒ−トシ−ル性樹脂層
5、5の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その外
周周辺の端部の三方をヒ−トシ−ルしてシ−ル部8、
8、8を形成して三方シ−ル型の軟包装用容器9を製造
し(図4)、しかる後、該三方シ−ル型の軟包装用容器
9内に、その開口部10から内容物11を充填包装し、
しかる後、該開口部10をヒ−トシ−ルしてシ−ル部1
2を形成して包装体13を製造し、次いで、該包装体1
3を、例えば、レトルト釜に入れ、温度120℃、圧力
2.1kg/cm2 、時間30分間位等の加熱加圧条件
でレトルト処理して、レトルト処理した(殺菌処理し
た)包装製品14を製造することができるものである
(図5)。上記において、図中、15は、開封用ノッチ
を表す。また、本発明においては、図示しないが、本発
明にかかるレトルト用包装材を使用し、上記と同様に、
製袋して包装用容器を製造し、該包装用容器内に、上記
と同様に内容物を充填包装して包装体を製造し、更に、
該包装体を、例えば、90℃の熱水で30分間の条件で
ボイル処理して、熱殺菌処理した包装製品を製造するこ
とができるものである。上記の例示は、その一例であ
り、本発明はこれにより限定されるものではないもので
ある。
【0009】次に、本発明において、上記のような本発
明にかかるレトルト用包装材およびこれを使用した包装
用容器等を構成する材料、その製造法等について説明す
ると、かかる材料、製造法等としては、種々のものを採
用することができる。まず、本発明において、本発明に
かかるレトルト用包装材を構成する2軸延伸ナイロンフ
ィルムとしては、無機酸化物の非結晶性の薄膜を保持し
得るフィルムないしシ−トであればいずれのものでも使
用することができ、例えば、ナイロン46フィルム、ナ
イロン6フィルム、ナイロン66フィルム、ナイロン6
10フィルム、ナイロン612フィルム、ナイロン11
フィルム、ナイロン12フィルム、その他等の各種のポ
リアミド系樹脂のフィルムないしシ−トを使用すること
ができる。これらのポリアミド系樹脂のフィルムないし
シ−トは、テンタ−方式、あるいは、チュ−ブラ−方式
等の通常の2軸延伸方法で2軸方向に延伸されているも
のを使用することができ、また、その厚さとしては、1
0〜200μm位、好ましくは、10〜100μm位が
望ましい。また、上記のフィルムないしシ−トとして
は、必要ならば、その表面にコロナ放電処理、プラズマ
放電処理、オゾン処理等の公知の前処理を施すことがで
き、また、アンカ−コ−ト剤等をコ−ティングして表面
平滑化処理等を施すこともできる。本発明においては、
上記のような2軸延伸ナイロンフィルムを基材として使
用することにより、それが有する強度、耐衝撃性、耐突
き刺し性等の強靱性を利用して、それらの特性を有する
レトルト用透明包装材を製造するものである。
【0010】次にまた、本発明において、2軸延伸ナイ
ロンフィルムの一方の面に設ける無機酸化物の薄膜とし
ては、基本的に金属の酸化物をアモルファス(非晶質)
化した薄膜であれば使用可能であり、例えば、ケイ素
(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(M
g)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(S
n)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(T
i)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウ
ム(Y)等の金属の酸化物をアモルファス(非晶質)化
した薄膜を使用することができる。而して、包装用材料
等に適するものとしては、ケイ素(Si)、アルミニウ
ム(Al)等の金属の酸化物をアモルファス(非晶質)
化した薄膜を挙げることができる。而して、上記の金属
の酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜は、ケイ
素酸化物、アルミニウム酸化物、マグネシウム酸化物等
のように金属酸化物として呼ぶことができ、その表記
は、例えば、SiOX 、AlOX 、MgOX 等のように
MOX (ただし、式中、Mは、金属元素を表し、Xの値
は、金属元素によってそれぞれ範囲がことなる。)で表
される。また、上記のXの値の範囲としては、ケイ素
(Si)は、0〜2、アルミニウム(Al)は、0〜
1.5、マグネシウム(Mg)は、0〜1、カルシウム
(Ca)は、0〜1、カリウム(K)は、0〜0.5、
スズ(Sn)は、0〜2、ナトリウム(Na)は、0〜
0.5、ホウ素(B)は、0〜1、5、チタン(Ti)
は、0〜2、鉛(Pb)は、0〜1、ジルコニウム(Z
r)は0〜2、イットリウム(Y)は、0〜1.5の範
囲の値をとることができる。上記において、X=0の場
合、完全な金属であり、透明ではなく全く使用すること
ができない、また、Xの範囲の上限は、完全に酸化した
値である。本発明において、包装用材料としては、一般
的に、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)以外は、
使用される例に乏しく、ケイ素(Si)は、1.0〜
2.0、アルミニウム(Al)は、0.5〜1.5の範
囲の値のものを使用することができる。本発明におい
て、上記のような無機酸化物の薄膜の膜厚としては、使
用する金属、または金属の酸化物の種類等によって異な
るが、例えば、50〜3000Å位、好ましくは、10
0〜2000Å位の範囲内で任意に選択して形成するこ
とが望ましい。また、本発明においては、無機酸化物の
薄膜としては、無機酸化物の薄膜の1層だけではなく、
2層あるいはそれ以上を積層した積層体の状態でもよ
く、また、使用する金属、または金属の酸化物として
は、1種または2種以上の混合物で使用し、異種の材質
で混合した無機酸化物の薄膜を構成することもできる。
【0011】次に、本発明において、2軸延伸ナイロン
フィルムの上に、無機酸化物の薄膜を形成する方法につ
いて説明すると、かかる方法としては、例えば、真空蒸
着法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法等の
物理気相成長法(Physical Vapor De
position法、PVD法)、あるいは、プラズマ
化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法
等の化学気相成長法(Chemical Vapor
Deposition法、CVD法)等を挙げることが
できる。本発明において、無機酸化物の薄膜の形成法に
ついて具体的に説明すると、上記のような金属の酸化物
を原料とし、これを加熱して2軸延伸ナイロンフィルム
の上に蒸着する真空蒸着法、または、原料に金属または
金属の酸化物を使用し、酸素を導入して酸化させて2軸
延伸ナイロンフィルムの上に蒸着する酸化反応蒸着法、
更に酸化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式の酸
化反応蒸着法等を用いて蒸着膜を形成することができ
る。また、本発明においては、酸化ケイ素の蒸着膜を形
成する場合、オルガノシロキサンを原料とするプラズマ
化学気相成長法を用いて蒸着膜を形成することができ
る。
【0012】本発明において、無機酸化物の薄膜の形成
法について、その具体例を挙げると、図6は、巻き取り
式蒸着機の一例を示す概略的構成図である。図6に示す
ように、巻き取り式蒸着機111の真空チャンバ−11
2の中で、巻き出しロ−ル113から繰り出す2軸延伸
ナイロンフィルム114は、コ−ティングドラム115
を通り、蒸着チャンバ−116の中に入り、ここで、る
つぼ117で熱せられた蒸着源を蒸発させ、更に、必要
ならば、酸素吹き出し口118より酸素等を噴出させな
がら、上記の冷却したコ−ティングドラム115上の2
軸延伸ナイロンフィルム114の上に、マスク119、
119を介して無機酸化物の蒸着膜を成膜化し、次いで
蒸着膜を形成した2軸延伸ナイロンフィルム114を真
空チャンバ−111内に送り出し、次いで、巻き取りロ
−ル120に巻き取ることによって、本発明にかかる無
機酸化物の薄膜を形成した2軸延伸ナイロンフィルム1
14を製造することができる。
【0013】また、本発明において、上記のプラズマ化
学気相成長法によって無機酸化物の薄膜を形成する具体
例を例示すると、図7は、プラズマ化学蒸着装置の一例
を例示する概略的構成図である。図7に示すように、プ
ラズマ化学蒸着装置211の真空チャンバ−212内に
配置された巻き出しロ−ル213から2軸延伸ナイロン
フィルム214を繰り出し、更に、補助ロ−ル215を
介して一定の速度で搬送され、次いで、冷却・電極ドラ
ム216周面上において、原料揮発供給装置217、2
18、219から供給される、例えば、蒸着モノマ−と
しての有機珪素化合物、酸素ガス、不活性ガス等からな
る混合ガスを原料供給ノズル220を通して導入し、グ
ロ−放電プラズマ221によって、2軸延伸ナイロンフ
ィルム214の一方の面に、例えば、酸化ケイ素の蒸着
膜等の無機酸化物の薄膜を形成し製膜化し、而して、冷
却・電極ドラム216は、真空チャンバ−212外に配
置されている電源222から所定の電圧が印加されてお
り、また、冷却・電極ドラム216の近傍には、マグネ
ット223を配置してプラズマの発生を促進し、次に、
上記で酸化ケイ素の蒸着膜等の無機酸化物の薄膜を形成
した2軸延伸ナイロンフィルム214は、補助ロ−ル2
15を介して巻き取りロ−ル224に巻き取って、本発
明にかかる無機酸化物の薄膜を形成した2軸延伸ナイロ
ンフィルム214を製造することができる。なお、図
中、225は、真空ポンプを表す。
【0014】上記において、無機酸化物の薄膜としての
酸化ケイ素の蒸着膜を主体とする薄膜は、少なくとも珪
素と酸素とを構成元素として有する珪素化合物からな
り、更に、微量構成元素として、炭素または水素の一種
以上の元素を含み、また、その膜厚が、100〜500
Åの範囲内であることが好ましいものである。而して、
本発明において、上記のような酸化ケイ素の薄膜として
は、有機珪素化合物を原料とし、低温プラズマ発生装置
等を利用するプラズマ化学気相成長法を用いて形成した
蒸着膜を使用することができる。上記において、有機珪
素化合物としては、例えば、1.1.3.3−テトラメ
チルジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、ビニル
トリメチルシラン、メチルトリメチルシラン、ヘキサメ
チルジシラン、メチルシラン、ジメチルシラン、トリメ
チルシラン、ジエチルシラン、プロピルシラン、フェニ
ルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、その
他等を使用することができる。本発明において、上記の
ような有機珪素化合物の中でも、1.1.3.3−テト
ラメチルジシロキサン、または、ヘキサメチルジシロキ
サンを原料として使用することが、その取り扱い性、形
成された蒸着膜の特性等から、特に、好ましい原料であ
る。また、上記において、低温プラズマ発生装置として
は、例えば、高周波プラズマ、パルス波プラズマ、マイ
クロ波プラズマ等の発生装置を使用することがてき、而
して、本発明においては、高活性の安定したプラズマを
得るためには、高周波プラズマ方式による発生装置を使
用することが望ましい。
【0015】次にまた、本発明において、レトルト用包
装材を構成するシランカップリング剤を含むプライマ−
組成物によるコ−ティング薄膜について説明すると、ま
ず、シランカ−プリング剤を含むプライマ−組成物とし
ては、具体的には、シランカップリング剤と充填剤とを
含むポリウレタン系樹脂組成物、あるいは、シランカッ
プリング剤を含む水・アルコ−ル系組成物等を使用する
ことができる。
【0016】上記シランカップリング剤と充填剤とを含
むポリウレタン系樹脂組成物、あるいは、シランカップ
リング剤を含む水・アルコ−ル系組成物等において、シ
ランカップリング剤としては、二元反応性を有する有機
官能性シランモノマ−類を使用することができ、例え
ば、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルト
リクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−
トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3、4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリアセトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−ウレ
イドプロピルトリエトキシシラン、ビス(β−ヒドロキ
シエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−アミノプロピルシリコ−ンの水溶液等の1種ないし
それ以上を使用することができる。上記のようなシラン
カップリング剤は、その分子の一端にある官能基、通
常、クロロ、アルコキシ、または、アセトキシ基等が加
水分解し、シラノ−ル基(SiOH)を形成し、これ
が、無機酸化物の薄膜を構成する金属、あるいは無機酸
化物の薄膜表面上の活性な基、例えば、水酸基等の官能
基と何らかの作用により、例えば、脱水縮合反応等の反
応を起こして、無機酸化物の薄膜表面上にシランカップ
リング剤が共有結合等で修飾され、更に、シラノ−ル基
自体の無機酸化物の薄膜表面に吸着や水素結合等により
強固な結合を形成する。他方、シランカップリング剤の
他端にあるビニル、メタクリロキシ、アミノ、エポキ
シ、あるいは、メルカプト等の有機官能基が、そのシラ
ンカップリング剤を含むプライマ−組成物によるコ−テ
ィング膜の上に形成される、例えば、ラミネ−ト用接着
剤層、アンカ−コ−ト剤層、その他の層等を構成する物
質と反応して強固な結合を形成する。而して、本発明に
おいては、上記のような化学結合等により、ラミネ−ト
用接着剤層、アンカ−コ−ト剤層等を介して、無機酸化
物の薄膜とヒ−トシ−ル性樹脂層とが強固に密接着し
て、そのラミネ−ト強度を高め、ラミネ−ト強度の高い
強固な積層構造を形成可能とするものである。本発明に
おいては、シランカップリング剤が有する無機性と有機
性とを利用し、無機酸化物の薄膜と、ラミネ−ト用接着
剤層あるいはアンカ−コ−ト剤層を介して、ヒ−トシ−
ル性樹脂層との密接着性を向上させ、これにより、その
ラミネ−ト強度等を高めるものである。
【0017】また、上記において、シランカップリング
剤と充填剤とを含むポリウレタン系樹脂組成物にかかる
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、アルミナホワイト、シリカ、タルク、ガラスフリッ
ト、樹脂粉末、その他等のものを使用することができ
る。これは、ポリウレタン系樹脂組成物について、その
粘度等を調整し、そのコ−ティング適性等を高めるもの
である。
【0018】次にまた、上記のシランカップリング剤と
充填剤とを含むポリウレタン系樹脂組成物にかかるポリ
ウレタン系樹脂としては、具体的には、例えば、多官能
イソシアネ−トとヒドロキシル基含有化合物との反応に
より得られるポリマ−、具体的には、例えば、トリレン
ジイソシアナ−ト、ジフェニルメタンジイソシアナ−
ト、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアナ−ト等
の芳香族ポリイソシアナ−ト、あるいは、ヘキサメチレ
ンジイソシアナ−ト、キシリレンジイソシアナ−ト等の
脂肪族ポリイソシアナ−ト等の多官能イソシアネ−ト
と、ポリエ−テル系ポリオ−ル、ポリエステル系ポリオ
−ル、ポリアクリレ−トポリオ−ル等のヒドロキシル基
含有化合物との反応により得られる一液ないし二液型ポ
リウレタン系樹脂を使用することができる。而して、本
発明において、上記のようなポリウレタン系樹脂を使用
することにより、コ−ティング薄膜の伸長度を向上さ
せ、例えば、ラミネ−ト加工、あるいは、製袋加工等の
後加工適性を向上させ、後加工時における無機酸化物の
薄膜のクラック等の発生を防止するものである。
【0019】而して、本発明において、上記のシランカ
ップリング剤と充填剤とを含むポリウレタン系樹脂組成
物としては、ポリウレタン系樹脂、1〜30重量%に対
し、シランカップリング剤、0.05〜10重量%位、
好ましくは、0.1重量%〜5重量%位、充填剤0.1
〜20重量%位、好ましくは、1〜10重量%位の割合
で添加し、更に、必要ならば、安定剤、硬化剤、架橋
剤、滑剤、紫外線吸収剤、その他等の添加剤を任意に添
加し、溶媒、希釈剤等を加えて充分に混合してポリウレ
タン系樹脂組成物を調整する。而して、本発明において
は、上記のようなポリウレタン系樹脂組成物を、例え
ば、ロ−ルコ−ト、グラビアコ−ト、ナイフコ−ト、デ
ップコ−ト、スプレイコ−ト、その他のコ−ティング法
で無機酸化物の薄膜の上にコ−ティングし、しかる後コ
−ティング膜を乾燥させて溶媒、希釈剤等を除去して、
本発明にかかるコ−ティング薄膜を形成することができ
る。なお、本発明において、ポリウレタン系樹脂組成物
によるコ−ティング薄膜の膜厚としては、例えば、0.
01〜50μm位、好ましくは、0.1〜5μm位が望
ましい。なお、本発明においては、上記のようなポリウ
レタン系樹脂組成物には、更に、必要な場合には、例え
ば、ニトロセルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、その他の
結合剤等を任意に添加することができるものである。
【0020】次にまた、上記のシランカップリング剤を
含む水・アルコ−ル系組成物としては、前述のようなシ
ランカップリング剤の1種ないしそれ以上に、溶媒、希
釈剤として、水(100%)もしくは、少なくとも水を
含む、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ル(IP
A)、あるいは、酢酸エチル等の単体あるいは混合体か
らなる溶媒、希釈剤等を加えて充分に溶解ないし混合し
てシランカップリング剤を含む水・アルコ−ル系組成物
を製造することができる。而して、本発明においては、
上記で製造した水・アルコ−ル系組成物を、例えば、ロ
−ルコ−ト、グラビアコ−ト、ナイフコ−ト、デップコ
−ト、スプレイコ−ト、その他のコ−ティング法で無機
酸化物の薄膜の上にコ−ティングし、しかる後、該コ−
ティング膜を乾燥させて溶媒、希釈剤等を除去して、本
発明にかかるシランカップリング剤を含むプライマ−組
成物によるコ−ティング薄膜を形成することができる。
上記において、シランカップリング剤を含む水・アルコ
−ル系組成物の調整に際しては、必要ならば、樹脂等の
結合剤、安定剤、充填剤、滑剤、紫外線吸収剤、その他
等の添加剤を任意に添加することができる。上記におい
て、シランカップリング剤の含有量としては、0.05
重量%〜10重量%位、好ましくは、0.1重量%〜5
重量%位が望ましく、また、水の含有量としては、1.
0重量%〜100重量%位、好ましくは、5.0重量%
〜75重量%位が望ましく、また、アルコ−ルの含有量
としては、0.5重量%〜75重量%位、好ましくは、
1.0重量%〜50重量%位が望ましい。なお、本発明
において、シランカップリング剤を含む水・アルコ−ル
系組成物中に水を含有させることにより、シランカップ
リング剤中のアルコキシ、クロロ等の官能基が加水分解
を起こし、シラノ−ル基(Si−OH)が形成され、而
して、このシラノ−ル基と無機酸化物の蒸着膜表面に存
在する水酸基等の官能基との間で脱水縮合反応が起こっ
て、無機酸化物の蒸着膜面上にシランカップリング剤が
共有結合で修飾される。更に、シラノ−ル基自体の無機
酸化物の蒸着膜への吸着あるいは水素結合による結合等
も起こる。他方、シランカップリング剤の他端にあるビ
ニル、メタクリロキシ、アミノ、エポキシ、あるいは、
メルカプト等の有機官能基を有し、これらの有機官能基
と、積層する際に使用するラミネ−ト用接着剤、アンカ
−コ−ト剤、その他の層を構成する物質と反応して強固
に結合を形成する。以上のような結果、無機酸化物の薄
膜とヒ−トシ−ル性樹脂層等の積層素材との層間におい
て、その両者がシランカップリング剤を介して非常に強
固に接着し、ラミネ−ト強度に優れた望ましい積層材、
包装用容器等を製造することが可能となるものである。
また、上記のコ−ティング薄膜の膜厚としては、例え
ば、シランカップリング剤による単分子膜の状態でコ−
ティング薄膜が形成さていることが最も望ましいもので
あり、従って、数十Å〜数千Å位の膜厚、具体的には、
50Å〜1000Å位の膜厚で形成されていることが好
ましい。
【0021】次に、本発明において、レトルト用包装材
の最内層を形成するヒ−トシ−ル性樹脂層を構成するヒ
−トシ−ル性樹脂としては、熱によって溶融し相互に融
着し得る樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが
でき、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)
低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、
エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、
メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエ
チレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂
をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で
変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用す
ることができる。而して、上記のフィルムないしシ−ト
は、その樹脂を含む組成物によるコ−ティング膜の状態
で使用することができる。その膜もしくはフィルムない
しシ−トの厚さとしては、5μmないし300μm位が
好ましくは、更には、10μmないし100μm位が望
ましい。なお、本発明において、最内層を構成するヒ−
トシ−ル性樹脂層を形成するヒ−トシ−ル性樹脂として
は、特に、無延伸ポリプロピレンフィルムを使用するこ
とが好ましいものである。
【0022】次に、本発明において、レトルト用包装材
を構成するラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接着
剤層を形成するラミネ−ト用接着剤としては、例えば、
ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、エポ
キシ系、ポリ(メタ)アクリル系、ポリ酢酸ビニル系、
ポリオレフィン系ないし変性ポリオレフィン系、カゼイ
ン、ワックス、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合
体、ポリブタジエン系、その他等をビヒクルの主成分と
する溶剤型、水性型、無溶剤型、あるいは、熱溶融型等
の各種のラミネ−ト用接着剤を使用することができる。
而して、本発明において、ラミネ−ト用接着剤として
は、ポリエステルポリオ−ルまたはポリエ−テルポリオ
−ルとイソシアネ−トとの硬化反応により皮膜形成され
るポリウレタン系樹脂をビヒクルの主成分とする接着剤
を使用することが好ましいものである。具体的には、前
述の多官能イソシアネ−トとヒドロキシル基含有化合物
との反応により得られるポリマ−、例えば、トリレンジ
イソシアナ−ト、ジフェニルメタンジイソシアナ−ト、
ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアナ−ト等の芳
香族ポリイソシアナ−ト、あるいは、ヘキサメチレンジ
イソシアナ−ト、キシリレンジイソシアナ−ト等の脂肪
族ポリイソシアナ−ト等の多官能イソシアネ−トと、ポ
リエ−テルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−ル、ポリ
アクリレ−トポリオ−ル等のヒドロキシル基含有化合物
との反応により得られる一液ないし二液型ポリウレタン
系樹脂をビヒクルの主成分とする接着剤組成物を使用
し、これを、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアコ−ト、
ナイフコ−ト、デップコ−ト、スプレイコ−ト、その他
のコ−ティング法でコ−ティングし、溶剤、希釈剤等を
乾燥して、本発明にかかるラミネ−ト用接着剤層を形成
することができる。上記のおいて、ラミネ−ト用接着剤
層の膜厚としては、0.1〜6g/m2 (乾燥状態)位
が望ましい。而して、本発明において、上記のようなポ
リウレタン系樹脂を使用することにより、上記と同様
に、接着剤層を構成する薄膜の伸長度を向上させ、例え
ば、ラミネ−ト加工、あるいは、製袋加工等の後加工適
性を向上させ、後加工時における無機酸化物の薄膜のク
ラック等の発生を防止するものである。
【0023】すなわち、本発明において、上記のポリエ
ステルポリオ−ルまたはポリエ−テルポリオ−ルとイソ
シアネ−トとの硬化反応により皮膜形成されるラミネ−
ト用接着剤層としては、JIS K6301に準じた4
号ダンベルにて23℃、50%RHの環境下で300m
m/min.の速度条件で測定して、300%〜550
%の引っ張り伸度を有するものであることが望ましいも
のである。本発明において、上記の接着剤層の引っ張り
伸度は、前述のコ−ティング薄膜等と相乗し、積層材を
構成する無機酸化物の薄膜、コ−ティング薄膜、接着剤
層、ヒ−トシ−ル性樹脂層等との密接着性を向上させ、
これにより、無機酸化物の薄膜のクラック等の発生を防
止するものである。上記において、引っ張り伸度が、3
00%未満であると、柔軟性に欠け、ラミネ−トあるい
は製袋または製函等の後加工において、無機酸化物の薄
膜にクラック等が発生して好ましくなく、また、引っ張
り伸度が、550%を越えると、柔軟性が過剰になり、
引き裂き性に劣り、例えば、包装用容器の開封性に劣る
ので好ましいないものである。なお、本発明において
は、上記のようなポリウレタン系樹脂組成物には、更
に、必要な場合には、例えば、ニトロセルロ−ス等のセ
ルロ−ス誘導体、その他の結合剤等を任意に添加するこ
とができるものである。本発明においては、上記のよう
なラミネ−ト用接着剤により、上記と同様に、無機酸化
物の薄膜とヒ−トシ−ル性樹脂層とのラミネ−ト強度等
を向上させるものである。
【0024】次に、本発明において、レトルト用包装材
を構成する基材フィルムとしては、例えば、樹脂をビヒ
クルの主成分とする樹脂組成物によるコ−ティング膜、
あるいは、樹脂のフィルムないしシ−トを積層してなる
樹脂のフィルムないしシ−ト膜等を使用することがてき
る。而して、上記のコ−ティング膜、あるいは、樹脂の
フィルムないしシ−ト膜は、本発明にかかるレトルト用
包装材を構成する2軸延伸ナイロンフィルムの他方の面
に設け、該2軸延伸ナイロンフィルムの耐水性層、更に
は、包装用容器を構成する強度層、その他等としての作
用を奏するものである。
【0025】上記の樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂
組成物によるコ−ティング膜について説明すると、ま
ず、ビヒクルの主成分となる樹脂としては、例えば、ポ
リエチレン系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂等のポ
リオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン系樹脂、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、フッ化ビニリデン系樹脂、ポ
リビニルアルコ−ル系樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹
脂、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、ポリブタジエン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アルキッ
ド系樹脂、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹
脂、熱硬化型ポリ(メタ)アクリル系樹脂、メラミン系
樹脂、尿素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノ−ル系
樹脂、キシレン系樹脂、マレイン酸樹脂、ニトロセルロ
−ス、エチルセルロ−ス、アセチルブチルセルロ−ス、
エチルオキシエチルセルロ−ス等の繊維素系樹脂、塩化
ゴム、環化ゴム等のゴム系樹脂、石油系樹脂、ロジン、
カゼイン等の天然樹脂、その他等の樹脂の1種ないし2
種以上の混合物を使用することができる。而して、本発
明において、樹脂組成物としては、上記のような樹脂の
1種ないし2種以上をビヒクルの主成分とし、これに、
例えば、充填剤、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤等の光安定剤、分散剤、増粘剤、乾燥剤、着色
剤、滑剤、帯電防止剤、架橋剤、その他等の添加剤を任
意に添加し、溶剤、希釈剤等で充分に混練してなる樹脂
組成物を使用することがてきる。次に、本発明におい
て、コ−ティング膜としては、上記のような樹脂組成物
を、例えば、スプレイコ−ト、ディップコ−ト、キスロ
−ルコ−ト、リバ−スロ−ルコ−ト、カ−テンフロ−コ
−ト、スクイ−ズロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−
ト、スピンナ−コ−ト、その他等の公知のコ−ティング
法を用いてコ−ティングし、次いで、乾燥してコ−ティ
ング膜を形成することができる。上記において、コ−テ
ィング膜の膜厚としては、乾燥状態において、0.5μ
m〜300μm位、好ましくは、5μm〜50μm位が
望ましい。
【0026】また、上記の樹脂のフィルムないしシ−ト
を積層してなる樹脂のフィルムないしシ−ト膜について
説明すると、まず、樹脂のフィルムないしシ−トとして
は、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、
ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレ
ン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹
脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、
ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセ
ルロ−ス等の繊維素系樹脂、、その他等の各種の樹脂の
フィルムないしシ−トから任意に選択して使用すること
ができる。本発明において、上記のフィルムないしシ−
トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等
のいずれのものでも使用することができる。また、その
厚さは、任意であるが、数3μm〜300μm位、好ま
しくは、5μm〜100μm位のの範囲から選択して使
用することができる。次に、本発明において上記のよう
な樹脂のフィルムないしシ−トを積層する方法として
は、通常の包装材料をラミネ−トする方法、例えば、ウ
エットラミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無
溶剤型ドライラミネ−ション法、押し出しラミネ−ショ
ン法、Tダイ押し出しラミネ−ション法、共押し出しラ
ミネ−ション法、その他の積層法を用いて積層すること
ができる。而して、本発明においては、上記の積層を行
う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処
理、フレ−ム処理、その他等の公知の前処理を任意に施
すことができ、また、例えば、ポリエステル系、イソシ
アネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポ
リブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティン
グ剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリ
エステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−
ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等を任意に使用す
ることができる。
【0027】なお、通常、包装用容器は、物理的にも化
学的にも過酷な条件におかれることから、包装用容器を
構成する包装材料には、厳しい包装適性が要求され、変
形防止強度、落下衝撃強度、耐ピンホ−ル性、耐熱性、
密封性、品質保全性、作業性、衛生性、その他等の種々
の条件が要求され、このために、本発明においては、上
記のような諸条件を充足する材料を任意に選択して使用
することができ、具体的には、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状
低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、
エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メ
チルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ
(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン
共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェ
ン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、
ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリ
アセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ
−ス、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トか
ら任意に選択して使用することができる。その他、例え
ば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することが
できる。本発明において、上記のフィルムないしシ−ト
は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等の
いずれのものでも使用することができる。また、その厚
さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲か
ら選択して使用することができる。更に、本発明におい
ては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、
インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性
状の膜でもよい。
【0028】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用してレトルト用包装材を製造する方法につ
いて説明すると、かかる方法としては、通常の包装材料
をラミネ−トする方法、例えば、ウエットラミネ−ショ
ン法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ
−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ押し出
し成形法、共押し出しラミネ−ション法、インフレ−シ
ョン法、共押し出しインフレ−ション法、その他等で行
うことができる。而して、本発明においては、上記の積
層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾ
ン処理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、
例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレ
ンイミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアン
カ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリア
クリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニ
ル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等
の公知の前処理、アンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用す
ることができる。
【0029】次に、本発明において、レトルト用包装材
を使用して製袋ないし製函する方法について説明する
と、例えば、包装用容器がプラスチックフィルム等から
なる軟包装袋の場合、上記のような方法で製造したレト
ルト用包装材を使用し、その内層のヒ−トシ−ル性樹脂
層の面を対向させて、それを折り重ねるか、或いはその
二枚を重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルし
てシ−ル部を設けて袋体を構成することができる。而し
て、その製袋方法としては、上記の積層材を、その内層
の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重
ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ
−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、
封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル
型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、
その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、
本発明にかかる種々の形態の包装用容器を製造すること
ができる。その他、例えば、自立性包装袋(スタンディ
ングパウチ)等も製造することが可能であり、更に、本
発明においては、上記の積層材を使用してチュ−ブ容器
等も製造することができる。上記において、ヒ−トシ−
ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ
−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−
ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
なお、本発明においては、上記のような包装用容器に
は、例えば、ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、
その他等の注出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に
取り付けることができる。
【0030】本発明において、上記のようにして製造し
た包装用容器は、種々の飲食品、接着剤、粘着剤等の化
学品、化粧品、医薬品、その他等の種々の物品、特に、
液状ないし粘体状の飲食品を充填包装して包装体を製造
し、次いで、該包装体を、例えば、レトルト釜に入れ、
温度120℃、圧力2.1kg/cm2 で30分間レト
ルト処理して、レトルト処理した(殺菌処理した)包装
製品を製造することができるものである。また、本発明
においては、本発明にかかるレトルト用包装材を使用し
て製造した包装用容器内に、上記と同様に、内容物を充
填包装して包装体を製造し、更に、該包装体を、例え
ば、90℃の熱水で30分間の条件でボイル処理して、
熱殺菌処理した包装製品を製造することができるもので
ある。而して、本発明においては、本発明にかかる包装
用容器に内容物、特に、液状ないし粘体状の内容物を充
填包装する場合、内容物が、袋体内面に影響し、しばし
ば、層間剥離等の現象を発生し、その要なさないことが
あることから、袋体を構成する積層材において、該積層
材を構成する無機酸化物の薄膜とヒ−トシ−ル性樹脂層
との間の水中での剥離強度が、100g/15mm巾以
上であり、更に、25℃下での剥離強度が、300g/
15mm巾以上であることが望ましいものである。上記
において、水中での剥離強度が、100g/15mm巾
未満であると、レトル時に、無機酸化物の薄膜とヒ−ト
シ−ル性樹脂層との間が剥離する等の理由から好ましく
なく、また、25℃下での剥離強度が、300g/15
mm巾未満であると、内容物を充填包装した包装製品
が、貯蔵、流通、販売、消費等の過程において、破袋す
る等の理由から好ましくないものである。
【0031】
【実施例】上記の本発明について実施例を挙げて更に具
体的に説明する。 実施例1 厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムの片面に、プ
ラズマ化学気相成長法(CVD)を利用して、厚さ30
0Åの酸化珪素の蒸着膜を形成した。他方、シランカッ
プリング剤として、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシランを0.8重量%、シリカビ−ズ1.0重量
%、ポリウレタン系樹脂15重量%、および、ニトロセ
ルロ−ス4重量%をトルエン:メチルエチルケトン(M
EK):イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)=2:
2:1からなる溶媒系で調整してウレタン系樹脂組成物
を製造した。次に、上記のウレタン系樹脂組成物を使用
して、上記の酸化ケイ素の蒸着膜面に、グラビアロ−ル
コ−ト法を利用してコ−ティングし、次いで、120℃
で20秒間乾燥して、上記のウレタン系樹脂組成物によ
るコ−ティング薄膜(厚さ0.5g/m2 、乾燥状態)
を形成した。次に、上記で製造したコ−ティング薄膜面
上に、ポリエステルポリオ−ルとイソシアネ−トとから
なる2液硬化型ポリウレタン系樹脂からなるラミネ−ト
用接着剤を使用し、これを上記と同様にしてコ−ティン
グし、厚さ4.0g/m2 、乾燥状態)のラミネ−ト用
接着剤層を形成した。次いで、上記のラミネ−ト用接着
剤層の面に、厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィ
ルムを貼り合わせて、下記の層構成からなるレトルト用
透明包装材を製造した。厚さ15μmの二軸延伸ナイロ
ンフィルム・厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜/ポリ
ウレタン系樹脂組成物によるコ−ティング薄膜/ラミネ
−ト用接着剤層/厚さ60μmの未延伸ポリプロピレン
フィルム 上記で製造したレトルト用透明包装材を使用し、製袋機
により製袋して三方シ−ル型のプラスチック製袋を製造
した。次に、上記で製造したプラスチック製袋に液体調
味料を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルし
て包装体を製造し、更に、該包装体を120℃、圧力
2.1kg/cm2 で30分間レトルト処理(殺菌処
理)して包装製品を製造した。上記の包装製品は、酸素
ガスおよび水蒸気に対し高度なバリア性を有し、そのバ
リア性の劣化は、認められず、また、ラミネ−ト強度に
優れ、極めて良好な結果を得た。
【0032】実施例2 上記の実施例1と同様に、厚さ15μmの二軸延伸ナイ
ロンフィルムの片面に、プラズマ化学気相成長法(CV
D)を利用して、厚さ300Åの酸化珪素の蒸着膜を形
成した。まず、シランカップリング剤として、N−β
(アミノエチル)−γ−(アミノプロピルトリメトキシ
シラン)を使用し、該シランカップリング剤1.0重量
部を、水:イソプロピ−ルアルコ−ル(IPA)=1:
1からなる混合溶媒100重量部に溶解させて、濃度約
1.0%wtのシランカップリング剤を含む水・アルコ
−ル系組成物を調整した。次に、上記の水・アルコ−ル
系組成物を使用して、上記の酸化ケイ素の蒸着膜面に、
グラビアロ−ルコ−ト法を利用してコ−ティングし、次
いで、120℃で20秒間乾燥して、上記の水・アルコ
−ル系組成物によるコ−ティング薄膜(厚さ0.5g/
2 、乾燥状態)を形成した。次に、上記で製造したコ
−ティング薄膜面上に、上記の実施例1と同じ2液硬化
型ポリウレタン系樹脂からなるラミネ−ト用接着剤を使
用し、これを上記と同様にしてコ−ティングし、厚さ
4.0g/m2 、乾燥状態)のラミネ−ト用接着剤層を
形成した。次いで、上記のラミネ−ト用接着剤層の面
に、厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルムを貼
り合わせて、下記の層構成からなるレトルト用透明包装
材を製造した。厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィル
ム・厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜/水・アルコ−
ル系組成物によるコ−ティング薄膜/ラミネ−ト用接着
剤層/厚さ60μmの未延伸ポリプロピレンフィルム 上記で製造したレトルト用透明包装材を使用し、製袋機
により製袋して三方シ−ル型のプラスチック製袋を製造
した。次に、上記で製造したプラスチック製袋に液体調
味料を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルし
て包装体を製造し、更に、該包装体を120℃、圧力
2.1kg/cm2 で30分間位レトルト処理(殺菌処
理)して包装製品を製造した。上記の包装製品は、酸素
ガスおよび水蒸気に対し高度なバリア性を有し、そのバ
リア性の劣化は、認められず、また、ラミネ−ト強度に
優れ、極めて良好な結果を得た。
【0033】比較例1 厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2
液硬化型ポリウレタン系樹脂からなるラミネ−ト用接着
剤を使用し、グラビアロ−ルコ−ト法によりコ−ティン
グして、厚さ4.0g/m2 、乾燥状態)のラミネ−ト
用接着剤層を形成し、更に、該ラミネ−ト用接着剤層の
面に、厚さ15μmのポリ塩化ビニリデンフィルムを貼
り合わせ、次いで、該ポリ塩化ビニリデンフィルムの面
に、上記と同様にして、2液硬化型ポリウレタン系樹脂
からなるラミネ−ト用接着剤を使用し、グラビアロ−ル
コ−ト法によりコ−ティングして、厚さ4.0g/
2 、乾燥状態)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、更
に、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ60μmの未
延伸ポリプロピレンフィルムを貼り合わせて、下記の層
構成からなるレトルト用透明包装材を製造した。厚さ1
5μmの二軸延伸ナイロンフィルム/ラミネ−ト用接着
剤層/厚さ15μmのポリ塩化ビニリデンフィルム/ラ
ミネ−ト用接着剤層/厚さ60μmの未延伸ポリプロピ
レンフィルム 上記で製造したレトルト用透明包装材を使用し、製袋機
により製袋して三方シ−ル型のプラスチック製袋を製造
した。次に、上記で製造したプラスチック製袋に液体調
味料を充填し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルし
て包装体を製造し、更に、該包装体を120℃、圧力
2.1kg/cm2 で30分間レトルト処理(殺菌処
理)して包装製品を製造した。
【0034】比較例2 厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムの片面に、プ
ラズマ化学気相成長法(CVD)を利用して、厚さ30
0Åの酸化珪素の蒸着膜を形成した。次に、上記の酸化
ケイ素の蒸着膜面に、2液硬化型ポリウレタン系樹脂か
らなるラミネ−ト用接着剤を使用し、グラビアロ−ルコ
−ト法によりコ−ティングし、厚さ4.0g/m2 、乾
燥状態)のラミネ−ト用接着剤層を形成した。次いで、
上記のラミネ−ト用接着剤層の面に、厚さ60μmの未
延伸ポリプロピレンフィルムを貼り合わせて、下記の層
構成からなるレトルト用透明包装材を製造した。厚さ1
5μmの二軸延伸ナイロンフィルム・厚さ300Åの酸
化ケイ素の蒸着膜/ラミネ−ト用接着剤層/厚さ60μ
mの未延伸ポリプロピレンフィルム上記で製造したレト
ルト用透明包装材を使用し、製袋機により製袋して三方
シ−ル型のプラスチック製袋を製造した。次に、上記で
製造したプラスチック製袋に液体調味料を充填し、しか
る後、その開口部をヒ−トシ−ルして包装体を製造し、
更に、該包装体を120℃、圧力2.1kg/cm2
30分間レトルト処理(殺菌処理)して包装製品を製造
した。
【0035】実験例1 上記の実施例1〜2で製造した各レトルト用透明包装
材、および、上記の比較例1〜2で製造した各レトルト
用透明包装材について、酸素透過度、水蒸気透過度、お
よび、ラミネ−ト強度を測定した。 (1).酸素透過度の測定 これは、温度23℃、相対湿度90%RHの条件で、米
国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オク
ストラン(OXTRAN)〕にて測定した。 (2).水蒸気透過度の測定 これは、温度40℃、相対湿度90%RHの条件で、米
国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パ−
マトラン(PERMATRAN)〕にて測定した。 (3).ラミネ−ト強度の測定 これは、株式会社オリエンテック製のテンシロン万能試
験機を用いて、試料15mm巾、剥離角度90度、ロ−
ドセル5kgf、剥離速度50mm/min、支点間距
離50mm、剥離方法T字型剥離の条件で測定した。
【0036】実験例2 次に、上記の実施例1〜2で製造した各レトルト用透明
包装材、および、上記の比較例1〜2で製造した各レト
ルト用透明包装材を使用し、これから包装用容器を製造
し、次いで、該包装用容器内に内容物を充填包装し、更
に、レトルト処理を行ってレトルト処理した包装製品に
ついて、上記と同様にして、酸素透過度、水蒸気透過
度、および、ラミネ−ト強度を測定した。上記の実験例
1、2において測定した結果を下記の表1に示す。
【0037】
【表1】 上記の表1において、酸素透過度は、ml/m2 /da
y・23℃・90%RHの単位であり、また、水蒸気透
過度は、g/m2 /day・40℃・90%RHの単位
であり、更にまた、ラミネ−ト強度は、gf/15mm
巾である。
【0038】上記の表1に示すように、実施例1〜2の
ものは、比較例1〜2のものに対し、酸素透過度、水蒸
気透過度、および、ラミネ−ト強度等に優れていた。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、耐衝撃性、耐突き刺し性等に優れた強靱性に富む2
軸延伸ナイロンフィルム、更に、有機性と無機性とを有
するシランカップリング剤に着目し、まず、2軸延伸ナ
イロンフィルムの一方の面に、無機酸化物の薄膜を設
け、更に、該無機酸化物の薄膜の上に、シランカップリ
ング剤を含むプライマ−組成物によるコ−ティング薄膜
を設け、更に、該コ−ティング薄膜の上に、ヒ−トシ−
ル性樹脂層を設けてレトルト用包装材を製造し、而し
て、該レトルト用包装材を使用して製袋または製函して
包装用容器を製造し、該包装用容器内に、その開口部か
ら内容物充填包装し、しかる後、該開口部をヒ−トシ−
ルして包装体を製造し、更に、該包装体にボイルあるい
はレトルト処理を施して殺菌処理して包装製品を製造し
て、酸素ガスあるいは水蒸気等に対する極めて高いバリ
ア性を有し、かつ、透明性に優れ、更に、ラミネ−ト強
度等にも優れて層間の剥離現象は認められず、例えば、
飲食品、医薬品、化粧品、化学品、その他等の種々の物
品をボイルあるいはレトルト充填包装するに有用な透明
包装材を製造し得ることができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレトルト用透明包装材について
その一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図2】本発明にかかるレトルト用透明包装材について
別の一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図3】本発明にかかるレトルト用透明包装材について
更に別の一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図4】本発明にかかるレトルト用透明包装材を使用し
て製造したレトルト処理した包装製品についてその一例
を例示する概略的斜視図である。
【図5】本発明にかかるレトルト用透明包装材を使用し
て製造したレトルト処理した包装製品についてその一例
を例示する概略的斜視図である。
【図6】巻き取り式蒸着機の一例を示す概略的構成図で
ある。
【図7】プラズマ化学蒸着装置の一例を示す概略的構成
図である。
【符号の説明】
1 レトルト用透明包装材 1a レトルト用透明包装材 1b レトルト用透明包装材 2 2軸延伸ナイロンフィルム 3 無機酸化物の薄膜 4 コ−ティング薄膜 5 ヒ−トシ−ル性樹脂層 6 ラミネ−ト用接着剤層 7 基材フィルム 8 シ−ル部 9 包装用容器 10 開口部 11 内容物 12 シ−ル部 13 包装体 14 レトルト処理した包装製品 15 開封用ノッチ 111 巻き取り式真空蒸着装置 112 真空チャンバ− 113 巻き出しロ−ル 114 2軸延伸ナイロンフィルム 115 コ−ティングドラム 116 蒸着チャンバ− 117 るつぼ 118 酸素吹き出し口 119 マスク 120 巻き取りロ−ル 211 プラズマ化学蒸着装置 212 真空チャンバ− 213 巻き出しロ−ル 214 2軸延伸ナイロンフィルム 215 補助ロ−ル 216 冷却・電極ドラム 217、218、219 原料揮発供給装置 220 原料供給ノズル 221 グロ−放電プラズマ 222 電源 223 マグネット 224 巻き取りロ−ル 225 真空ポンプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/34 B65D 81/34 U C08J 7/04 CFG C08J 7/04 CFGR C23C 14/08 C23C 14/08 Z 14/58 14/58 B Fターム(参考) 3E086 AD01 BA04 BA15 BA33 BA40 BB02 BB05 BB22 BB41 BB51 CA03 CA28 4F006 AA38 AB02 AB03 AB05 AB12 AB13 AB14 AB15 AB16 AB18 AB19 AB20 AB23 AB24 AB32 AB33 AB34 AB35 AB36 AB37 AB38 AB56 AB67 AB73 AB74 AB76 BA04 BA05 BA13 CA07 DA01 DA03 DA04 EA05 4F100 AA01C AA17B AA19B AA20B AH02C AH06C AK01D AK07 AK48A AK51C AK51E AK51G AK54E AK54G AR00C AR00E AT00E BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D BA10E CA23C CB00 CB01 EH66B EJ38A EJ65C GB15 GB23 GB66 JK02E JK06D JL11E JL12D JM02B JM02C JN01 YY00D YY00E 4K029 AA11 AA25 BA44 BA46 BC00 BC08 BD00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2軸延伸ナイロンフィルムの一方の面
    に、無機酸化物の薄膜を設け、更に、該無機酸化物の薄
    膜の上に、シランカップリング剤を含むプライマ−組成
    物によるコ−ティング薄膜を設け、更にまた、該コ−テ
    ィング薄膜の上に、ヒ−トシ−ル性樹脂層を設けたこと
    を特徴とするレトルト用包装材。
  2. 【請求項2】 コ−ティング薄膜とヒ−トシ−ル性樹脂
    層との間に、ラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接
    着剤層を設けたことを特徴とする上記の請求項1に記載
    するレトルト用包装材。
  3. 【請求項3】 2軸延伸ナイロンフィルムの他方の面
    に、更に、基材フィルムを積層してなることを特徴とす
    る上記の請求項1〜2に記載するレトルト用包装材。
  4. 【請求項4】 無機酸化物の薄膜が、無機酸化物の蒸着
    膜からなることを特徴とする上記の請求項1〜3に記載
    するレトルト用包装材。
  5. 【請求項5】 無機酸化物の薄膜が、化学気相成長法に
    よる無機酸化物の蒸着膜からなることを特徴とする上記
    の請求項1〜4に記載するレトルト用包装材。
  6. 【請求項6】 無機酸化物の薄膜が、物理気相成長法に
    よる無機酸化物の蒸着膜からなることを特徴とする上記
    の請求項1〜4に記載するレトルト用包装材。
  7. 【請求項7】 無機酸化物の蒸着膜が、酸化ケイ素また
    は酸化アルミニウムの蒸着膜からなることを特徴とする
    上記の請求項1〜6に記載するレトルト用包装材。
  8. 【請求項8】 コ−ティング薄膜が、シランカップリン
    グ剤と充填剤とを含むポリウレタン系樹脂組成物による
    コ−ティング薄膜からなることを特徴とする上記の請求
    項1〜7に記載するレトルト用包装材。
  9. 【請求項9】 コ−ティング薄膜が、シランカップリン
    グ剤を含む水・アルコ−ル系組成物によるコ−ティング
    薄膜からなることを特徴とする上記の請求項1〜7に記
    載するレトルト用包装材。
  10. 【請求項10】 ラミネ−ト用接着剤層が、ポリエステ
    ルポリオ−ルまたはポリエ−テルポリオ−ルとイソシア
    ネ−トとの硬化反応により皮膜形成されるラミネ−ト用
    接着剤層であることを特徴とする上記の請求項1〜9に
    記載するレトルト用包装材。
  11. 【請求項11】 ラミネ−ト用接着剤層が、JIS K
    6301に準じた4号ダンベルにて23℃、50%RH
    の環境下で300mm/min.の速度条件で測定し
    て、300%〜550%の引っ張り伸度を有することを
    特徴とする上記の請求項1〜10に記載するレトルト用
    包装材。
  12. 【請求項12】 無機酸化物の薄膜とヒ−トシ−ル性樹
    脂層との間の水中での剥離強度が、100g/15mm
    巾以上であり、更に、25℃下での剥離強度が、300
    g/15mm巾以上であることを特徴とする上記の請求
    項1〜11に記載するレトルト用包装材。
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