JP2000177433A - 車体パネルの取付構造 - Google Patents

車体パネルの取付構造

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JP2000177433A
JP2000177433A JP10360312A JP36031298A JP2000177433A JP 2000177433 A JP2000177433 A JP 2000177433A JP 10360312 A JP10360312 A JP 10360312A JP 36031298 A JP36031298 A JP 36031298A JP 2000177433 A JP2000177433 A JP 2000177433A
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JP
Japan
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panel
screw
flange
tray
vehicle body
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JP10360312A
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English (en)
Inventor
Katsumi Ezaki
勝己 江崎
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピードナットを用いてパネルを取付ける場
合に、スクリューの先端部を車室側に露出させないよう
にすること。 【解決手段】 インストルメントパネルの下部に設けて
いるトレイ補助板5には、下方に向けてフランジ7が設
けられている。フランジ7には取付溝9が形成され、取
付溝9にはスピードナット8を挟持させている。トレイ
補助板5の底面からは、フランジ7とほぼ平行に突出片
11を垂下させている。この突出片11は、アンダーカ
バー3と一体成形により形成されたものであり、アンダ
ートレイ6が固定された状態では、スクリュー12の先
端部にその壁面が面するようにしている。突出片11の
下方向の長さは、スクリュー12の先端部に対応する位
置よりも下方、すなわち先端部が突出片11により隠れ
る長さにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に配設され
ているパネルを取付ける場合に、スピードナットを用い
てパネルを固定させる車体パネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、自動車の運転席の前
部に配設されているインストルメントパネル(以下、イ
ンパネとする)31の下部を示す。インパネ31の下部
には、アンダートレイを取付けるためのトレイ補助板3
2が水平方向に設けられ、その車体(矢印Fの先端部の
方向が車両の前側である)に対する後方側端部から下方
に向けてフランジ33が形成されている。フランジ33
の側端部には、スピードナット34の取付溝35が形成
され、取付溝35にはねじ挿通孔36が穿設されてい
る。インパネ31のトレイ補助板32に取付けられるア
ンダートレイ38には、トレイ面の車体に対する前方側
に下向きのフランジ39が形成され、フランジ39には
上記ねじ挿通孔36に対応する位置にねじ挿入孔40が
穿設されている。図10に示すように、アンダートレイ
38はスクリュー41のねじ山がスピードナット34の
雌ねじ42に螺着することにより、そのフランジ39が
トレイ補助板32のフランジ33に固定されて、トレイ
補助板32に取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、インパ
ネ31のトレイ補助板32にアンダートレイ38を固定
するときには、スクリュー41をスピードナット34に
螺着させることによって取付けている。図10に示すよ
うに、スピードナット34の雌ねじ42からはスクリュ
ー41の先端部が突出すると、作業者が気付かないでス
クリュー41に触れるおそれがある。そのため、スクリ
ュー41の先端部にキャップ43を被せている。このよ
うに、スクリュー41の先端部にキャップ43を被せる
と、部品点数が増加し、また、その箇所が見えにくく作
業の手間もかかる。本発明は上記課題に鑑みてなされた
もので、スクリューがスピードナットに螺着、貫通して
いるときに、作業者がスクリューの先端部に指などを引
っかけるおそれのない車体パネルの取付構造を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を効果的に達成
するために本発明のパネルの取付構造は、メインパネル
と、該メインパネルに取付けられるサブパネルとを備
え、上記メインパネルのフランジ部に穿設した取付孔の
周縁部に、U字形に折り畳まれた板状ナットを挟持させ
るとともに、上記サブパネルのフランジ部に上記取付孔
に対応させて貫通孔を穿設し、スクリューを上記板状ナ
ットに螺入させて、上記メインパネルのフランジ部に上
記サブパネルのフランジ部を固定する車体パネルの取付
構造において、上記メインパネルに突出部をフランジ部
と平行に設け、該突出部を上記ねじの先端部に対向配置
させている。なお、本明細書において、パネルとは、イ
ンストルメントパネルのようにパネルと呼ばれているも
のの他、アンダートレイ、ボードやメンバーなどパネル
と呼ばれていないものも、パネルの意味として含ませて
いる。また、上記メインパネルのフランジ部に穿設した
取付孔とは、実質的に孔状のものを意味し、切欠き状の
ものの周縁部に板状ナットを挟持させるものも含んだ意
味とする。また、上記発明は、上記メインパネルの板状
の突出部の先端に、上記メインパネルのフランジ部に延
出させた延在部を設けたことを特徴とする車体パネルの
取付構造。さらに、上記発明は、メインパネルはインス
トルメントパネルであり、上記サブパネルはインストル
メントパネルの下端部に取付けられるアンダートレイと
して用いることができる。なお、本明細書において、イ
ンパネに取付けているステアリングアンダーカバーはイ
ンパネの一部に含まれているものとして説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
車体パネルの取付構造について、図面を参照しながら説
明する。図1は、自動車のインパネ1を示し、インパネ
1の運転席側下部には、図示されていないステアリング
シャフトを挿通する開口2を形成したステアリングコラ
ムアンダーカバー3を設けている。図2は、該アンダー
カバー3部の断面図であり、図に示すように、アンダー
カバー3の下部には、水平方向に車体の後方側に延在す
るトレイ補助板5を設け、トレイ補助板5には、アンダ
ートレイ6が取付けられている。以下、これらのトレイ
補助板5とアンダートレイ6の取付部について詳細に説
明する。
【0006】図3は、アンダーカバー3のトレイ補助板
5の端部を示し、その車体に対する後方側から下方に向
けてフランジ7が設けられている。フランジ7の側端部
には、金属製のスピードナット8の板厚にほぼ等しい取
付溝9が形成され、取付溝9にはフランジ7を貫通する
U字形のねじ挿通孔10が形成されている。図4に示す
ようにトレイ補助板5の底面からは、フランジ7とほぼ
平行に突出片(突出壁)11を垂下させている。この突
出片11は、アンダーカバー3と一体成形により形成さ
れたものであり、アンダートレイ6が固定された状態で
スクリュー12の先端部にその壁面を面するようにする
とともに、該壁面に対して僅かに隙間を開けている。突
出片11の下方向の長さは、スクリュー12の先端部に
対応する位置よりも下方、すなわち先端部が突出片11
により隠れる長さにする。アンダーカバー3のトレイ補
助板5に取付けられるアンダートレイ6には、トレイ面
の車体に対する前方側に下向きのフランジ14が形成さ
れ、フランジ14には上記ねじ挿通孔10に対応する位
置にねじ挿入孔15が形成されている。
【0007】取付溝9を挟持するスピードナット8は金
属製で、一端側のほぼ半分が取付溝9内に埋め込まれる
ように嵌合し、トレイ補助板5のねじ挿通孔10に対応
する位置にスクリュー12の螺着する雌ねじ16を形成
している。また、スピードナット8は、断面がU字形で
あり、弾性を有するので取付溝9部を挟持することがで
き、トレイ補助板5のフランジ7の側方から取付溝9に
挿入するようにして該取付溝9部に挟持させる。なお、
スピードナット8の他端側は、取付溝9に挿入しやすい
ように、その先端を外側に開いている。図4に示すよう
に、トレイ補助板5にアンダートレイ6を固定した状態
では、スクリュー12のねじ山がスピードナット8の車
体前方側の雌ねじ16に螺着することにより、アンダー
トレイ6のフランジ14がトレイ補助板5のフランジ7
に固定される。
【0008】本実施の形態の車体パネルの取付構造は、
アンダートレイ6がトレイ補助板5に固定されたとき
に、スクリュー12がフランジ7,14を貫通して、そ
の先端部が剥き出しになる。しかし、スクリュー12の
先端部の前方に突出片11を設けていることから、作業
者等がスクリュー12に手などを伸ばしても、スクリュ
ー12の先端部に触れることがない。また、突出片11
は、アンダーカバー3と一体成形であるので、従来使用
していた、キャップなどの別部品を必要とせず、その取
付作業を省くことができる。
【0009】次に、本発明の実施の形態の変形例につい
て説明する。なお、上記実施の形態と同一名称部分は、
同一の符号を付して説明する。図5及び図6は、トレイ
補助板5の端部を示す。本変形例が上記実施の形態と異
なる部分は、トレイ補助板5の突出片11の下端からフ
ランジ7までを連結する延在部17を一体成形により形
成したことである。すなわち、取付溝9a,9bを分断
するねじ挿通孔10を設け、スピードナット8が取付溝
9a,9bを挟持することにより、スクリュー12によ
りアンダートレイ6を取付けることができる。このよう
に構成しても上記実施の形態と同様の効果を奏し、さら
に延在部17を設けたので強度が強くなる。
【0010】図7、図8は他の変形例である。トレイ補
助板5の端部には、該端部側に開口20を設け、該開口
20以外の壁面は全て閉塞され、また、フランジ7に形
成された取付溝9に円形のねじ挿通孔10を形成してい
る。このねじ挿通孔10は、スピードナット8を取付溝
9へ挟持させた際に、スピードナット8の雌ねじ16の
位置に対応するようにしている。このように構成しても
上記実施の形態と同様の効果を奏し、さらに箱形にした
ので強度が強くなる。
【0011】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形及び変更が可能であ
る。例えば上記実施の形態では、スピードナット8をト
レイ補助板5のフランジ7の側部から挿入するようにし
たが、フランジ7の先端部、すなわち下部から挿入する
ようにしてもよい。トレイ補助板5のフランジ7に形成
したねじ挿通孔10の形状については、通常の円形のね
じ孔、開口状のもの、さらには切欠き状であってもよ
い。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車体パネル
の取付構造によればメインパネルと、該メインパネルに
取付けられるサブパネルとを備え、上記メインパネルの
フランジ部に穿設した取付孔の周縁部に、U字形に折り
畳まれた板状ナットを挟持させるとともに、上記サブパ
ネルのフランジ部に上記取付孔に対応させて貫通孔を穿
設し、スクリューを上記板状ナットに螺入させて、上記
メインパネルのフランジ部に上記サブパネルのフランジ
部を固定する車体パネルの取付構造において、上記メイ
ンパネルに突出部をフランジ部と平行に設け、該突出部
を上記ねじの先端部に対向配置させているので、スクリ
ューの先端部がパネルから突出していても、作業者がス
クリューの先端部に触れることがない。また、突出片
は、パネルと一体成形であるので、従来使用していた、
キャップなどの別部品を必要とせず、その取付作業を省
くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による車体パネルの取付構
造において、アンダーカバーの配設される位置を示すイ
ンパネの斜視図である。
【図2】図1のX−X線方向の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態による車体パネルの取付構
造のトレイ補助板等に形成したフランジの分解斜視図で
ある。
【図4】図3のY−Y線方向の断面図である。
【図5】本発明の変形例による車体パネルの取付構造の
トレイ補助板等に形成したフランジの分解斜視図であ
る。
【図6】図5のZ−Z線方向の断面図である。
【図7】本発明の他の変形例による車体パネルの取付構
造のトレイ補助板等に形成したフランジの分解斜視図で
ある。
【図8】図7のW−W線方向の断面図である。
【図9】従来の車体パネルの取付構造におけるアンダー
トレイの取付方法を説明するための分解斜視図である。
【図10】従来の車体パネルの取付構造におけるアンダ
ートレイが取付けられている状態を示す断面図であり、
図2に対応する図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(インパネ) 2 開口 3 アンダーカバー 5 トレイ補助板 6 アンダートレイ 7,14 フランジ 8 スピードナット 9 取付溝 10 ねじ挿通孔 11 突出片 12 スクリュー 15 ねじ挿入孔 16 雌ねじ 17 延在部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインパネルと、該メインパネルに取付
    けられるサブパネルとを備え、上記メインパネルのフラ
    ンジ部に穿設した取付孔の周縁部に、U字形に折り畳ま
    れた板状ナットを挟持させるとともに、上記サブパネル
    のフランジ部に上記取付孔に対応させて貫通孔を穿設
    し、スクリューを上記板状ナットに螺入させて、上記メ
    インパネルのフランジ部に上記サブパネルのフランジ部
    を固定する車体パネルの取付構造において、上記メイン
    パネルに突出部をフランジ部と平行に設け、該突出部を
    上記ねじの先端部に対向配置させたことを特徴とする車
    体パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記メインパネルの板状の突出部の先端
    に、上記メインパネルのフランジ部に延出させた延在部
    を設けたことを特徴とする車体パネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記メインパネルはインストルメントパ
    ネルであり、上記サブパネルはインストルメントパネル
    の下端部に取付けられるアンダートレイであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の車体パネルの取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108253001A (zh) * 2017-12-28 2018-07-06 北京天恒长鹰科技股份有限公司 固定连接装置及浮空器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108253001A (zh) * 2017-12-28 2018-07-06 北京天恒长鹰科技股份有限公司 固定连接装置及浮空器
CN108253001B (zh) * 2017-12-28 2020-08-18 北京天恒长鹰科技股份有限公司 固定连接装置及浮空器

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