JP2000177100A - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

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JP2000177100A
JP2000177100A JP10359044A JP35904498A JP2000177100A JP 2000177100 A JP2000177100 A JP 2000177100A JP 10359044 A JP10359044 A JP 10359044A JP 35904498 A JP35904498 A JP 35904498A JP 2000177100 A JP2000177100 A JP 2000177100A
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screen
ball
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receiving surface
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JP10359044A
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English (en)
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Takeyoshi Isogai
武義 磯貝
Jun Adachi
純 安達
Harumitsu Tokura
春光 戸倉
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Fuji Corp
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F15/00Screen printers
    • B41F15/14Details
    • B41F15/34Screens, Frames; Holders therefor
    • B41F15/36Screens, Frames; Holders therefor flat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F15/00Screen printers
    • B41F15/08Machines
    • B41F15/10Machines for multicolour printing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
    • H05K3/1225Screens or stencils; Holders therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン版の軽快な位置調節を精度良く、
安価に行い得るスクリーン装置を提供する。 【解決手段】 ボール156,ボールケース158,圧
縮コイルスプリング160をユニットケース154に組
み付け、ユニット保持穴152に嵌合する。ボールケー
ス158はボール156を回転可能に保持し、スプリン
グ160はボールケース158を介してボール156を
枠受面190から突出する突出位置へ付勢する。固定装
置によるスクリーン版80の枠受台90への固定を解除
した状態ではボール156が突出位置にあり、スクリー
ン枠84はボール156上に載り、枠受面190から離
間し、枠受台90に対して軽快に移動して位置が調節さ
れる。スクリーン版80の枠受台90への固定時にはボ
ール156はスプリング160の付勢力に抗して引っ込
み、スクリーン枠84は枠受面190に押し付けられ、
枠受台90に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン印刷機の
スクリーン装置に関するものであり、特に、スクリーン
版のスクリーンに平行な方向の位置の調節に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷に用いられるスクリーン
版は、一般に、スクリーンの周縁部がスクリーン枠に固
定されて成る。スクリーン版は、スクリーン印刷時に
は、枠受台に、スクリーンに平行な方向の位置を調節さ
れて固定される。枠受台はスクリーン印刷機に設けら
れ、プリント基板等、印刷対象材に対する位置は調節さ
れないが、スクリーン版の枠受台に対する位置を調節す
ることにより、印刷対象材に対する位置が調節されるの
である。
【0003】そのため、例えば、特公平3−33109
号公報に記載のスクリーン装置においては、スクリーン
版は保持枠に着脱可能に固定され、保持枠が枠受台に着
脱可能に固定されるとともに、保持枠の枠受台に対する
位置が調節されることにより、スクリーン版の位置が調
節されるようになっている。枠受台は、保持枠が載置さ
れる載置部と、固定用シリンダを設けるための設置部と
を備えている。保持枠は、載置部に載せられた状態で、
設置部に設けられた固定用シリンダにより、載置部に押
し付けられ、枠受台に固定される。このスクリーン装置
においては、位置調節時に保持枠の枠受台に対する移動
を軽快に行うために、浮揚手段が設けられている。スク
リーン枠は、スクリーンをたるみなく張り、かつ必要な
張力を付与した状態に保つために、大きく、剛性の高い
ものとされる。そのスクリーン枠を備えたスクリーン版
が保持枠に保持されて成る組立体は重く、保持枠と枠受
台との間の摩擦力が大きいため、移動させ難く、特に、
微小な位置ずれの修正が困難である。そのため、浮揚手
段を設け、位置調節時には保持枠を載置部から離間させ
て摩擦力を軽減するようにされているのである。浮揚手
段の1つは、枠受台と保持枠との間に配設されて保持枠
を弾性力により吊り上げる複数の引張コイルスプリング
により構成されている。別の1つは、枠受台の載置部と
保持枠との間に加圧空気を供給して保持枠を載置部から
浮かす空気圧式浮揚装置により構成されている。しかし
ながら、引張コイルスプリングによる場合には、保持枠
と枠受台との間の摩擦抵抗を0にすることが困難であ
る。摩擦抵抗を0にするためには、保持枠が枠受台の載
置部にも設置部にも接触しないようにすることが必要な
のであるが、引張コイルスプリングの弾性力はばらつき
が大きく、また、経時変化するため、保持枠を枠受台を
載置部から確実に浮かそうとすれば上方の設置部に接触
してしまい、設置部に接触させまいとすれば載置部から
完全に離間させることができないのである。したがっ
て、保持枠と枠受台との間に摩擦抵抗が残り、保持枠の
枠受台に対する軽快な移動が妨げられる。また、空気圧
式浮揚装置を設ける場合には装置が大がかりとなり、ス
クリーン装置のコストが高くなることを避け得ない。こ
の問題は、保持枠を使用せず、枠受台に直接スクリーン
版を受けさせ、スクリーン版の枠受台に対する位置を調
節する際にも同様に生ずる。なお、スクリーン枠をアル
ミニウム材により構成すれば、スクリーン版を軽くする
ことができそうであるが、剛性が不足し勝ちであり、ス
クリーンに必要な張力を付与することが困難である上、
位置調節時にスクリーン版に力を加えれば、歪が生ずる
恐れがある。そのため、結局、断面二次モーメントの大
きなものとしなければならず、大形かつ重量の大きいも
のとなってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、スクリーン版の
軽快な位置調節を精度良く行うことができ、かつ、安価
なスクリーン装置を提供することを課題として為された
ものであり、本発明によって、下記各態様のスクリーン
装置が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分
し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引
用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理
解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特
徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに
限定されると解釈されるべきではない。 (1)スクリーンの周縁部がスクリーン枠に固定されて
成るスクリーン版と、そのスクリーン版のスクリーン枠
を枠受面により受ける枠受台と、その枠受台に設けら
れ、スクリーン版の枠受台に対するスクリーンに平行な
方向の相対位置を調節する位置調節装置と、その位置調
節装置による位置調節時には、スクリーン版の枠受台に
対する相対移動を許容するが、位置調節後、スクリーン
枠を枠受面に押し付けることにより固定する固定装置と
を含むスクリーン装置であって、前記スクリーン枠と前
記枠受台との少なくとも一方に、突出位置と引込位置と
の間で移動可能に設けられたボールと、そのボールを回
転可能に支持するとともに、前記突出位置に向かって付
勢する付勢装置と、ボールの前記突出位置を、前記スク
リーン枠を前記枠受面から予め定められた距離離間させ
る位置に規定する突出位置規定装置とを含むスクリーン
装置(請求項1)。位置調節装置は、スクリーン版の枠
受台に対する相対位置を調節可能に決める装置であれば
よく、位置を自動で調節する装置でもよく、手動で調節
する装置でもよい。前者は、例えば、駆動源と、駆動源
の駆動力により移動させられる位置決め部材とを含み、
位置決め部材がスクリーン版を位置決めする位置へ自動
的に移動させられるように構成される。後者は、例え
ば、枠受台にアジャストねじを設け、そのアジャストね
じを作業者が回転操作するように構成される。また、ス
クリーン版を位置調節装置により決められる位置に位置
させることは、作業者が行ってもよく、あるいは、位置
調節装置を押圧装置付位置調節装置とし、自動制御の押
圧装置によりスクリーン版を押して位置調節装置に当接
させてもよい。ボール,付勢装置および突出位置規定装
置は、スクリーン枠のみに設けてもよく、枠受台のみに
設けてもよく、両者に設けてもよい。両者に設ける場
合、スクリーン枠と枠受台との互いに異なる位置に設け
る。スクリーン枠の下面がスクリーンにより覆われてい
る場合には、スクリーン枠はスクリーンを介して間接的
に枠受面により受けられ、スクリーン枠の下面がスクリ
ーンにより覆われていない場合には、スクリーン枠は枠
受面により直接受けられる。位置調節時には、固定装置
によるスクリーン版の枠受台への固定は解除されてお
り、位置調節装置においてスクリーン版の枠受台に対す
る位置が調節される。スクリーン版は、位置調節装置に
より調節された位置に位置させられるのであるが、ボー
ルが突出位置にあって、枠受台がボールおよび付勢装置
を介してスクリーン枠を受けており、スクリーン枠はボ
ールの回転により枠受台に対して軽快に相対移動し得
る。そして、固定装置がスクリーン枠を枠受台に押し付
けるとき、ボールは付勢装置の付勢力に抗して引込位置
へ移動し、スクリーン枠自体が直接にまたはスクリーン
を介して間接に枠受台の枠受面に接触することを許容す
る。本態様のスクリーン装置によれば、位置調節時に
は、突出位置にあるボールにより、スクリーン枠が確実
に枠受面から離間させられ、ボールは回転可能であるた
め、位置調節を軽快に行うことができ、微小な位置調節
も確実に行うことができる。また、スクリーン版を移動
させるための力が小さくて済み、位置調節装置を押圧装
置付位置調節装置とする場合、押圧装置を小形かつ安価
に構成し得る。さらに、スクリーン枠と枠受台との少な
くとも一方に、ボール,付勢装置および突出位置規定装
置を設ければよく、スクリーン枠および枠受台を有する
スクリーン装置の機械的な構成を大きく変えることな
く、位置調節を軽快に行うことができるスクリーン装置
が得られる。既設のスクリーン印刷機を簡単に本発明に
係るスクリーン印刷機に改造することも可能であり、そ
の場合、位置調節作業は従来通りでよい。 (2)前記付勢装置が、前記ボールを回転可能に受ける
ボールリテーナと、そのボールリテーナと、前記スクリ
ーン枠と枠受台との少なくとも一方との間に配設され、
ボールリテーナを前記スクリーン枠と枠受台との他方に
向かって付勢する弾性部材とを含む (1)項に記載のスク
リーン装置(請求項2)。弾性部材は、例えば、 (7)項
に記載されている圧縮コイルスプリング等のばね部材で
もよく、あるいはゴム部材でもよい。ボールがボールリ
テーナにより受けられていれば、ボールが弾性部材に対
してずれることがなく、弾性部材の付勢により確実に突
出位置に保たれる。 (3)前記突出位置規定装置が、前記スクリーン枠と枠
受台との少なくとも一方に設けられて前記ボールを収容
する凹部の開口を覆うとともに、前記ボールの一部が外
部に突出することを許容するカバーを含む (1)項または
(2)項に記載のスクリーン装置(請求項3)。カバーに
よって凹部の開口が覆われることにより、凹部内へのご
みや埃等の侵入が防止される。また、本態様によれば、
突出位置規定装置を簡易にかつ安価に構成することがで
きる。スクリーン版がボールおよび付勢装置を介して枠
受台に受けられた状態においても、ボールはカバーに接
触した状態に保たれる。したがって、カバーのボールと
の接触面は低摩擦係数の材料で形成されることが望まし
い。 (4)前記ボールを収容する凹部が、前記枠受台に設け
られ、その枠受台の前記枠受面に形成された座ぐり部
に、前記カバーが枠受面より引っ込んだ状態で固定され
た (3)項に記載のスクリーン装置。本態様によれば、枠
受台にボールが設けられるため、スクリーン枠に設ける
場合に比較して装置コストが少なくて済む。スクリーン
枠に設ける場合には、複数種類のスクリーン枠の各々に
設けなければならないのに対し、枠受台に設ければ、ボ
ール等を複数のスクリーン版に対して共用できるからで
ある。また、カバーを座ぐり部に、枠受面より引っ込ん
だ状態で設ければ、スクリーン枠の下面にカバーを収容
する凹部を形成しなくても、カバーがスクリーン枠の枠
受面への接触を妨げることがなくなる。 (5)前記ボールリテーナが、前記凹部にその凹部の深
さ方向に移動可能に嵌合され、中央部に前記ボールの一
部が嵌合することを許容する嵌合凹部を備えたものであ
る (2)項ないし (4)項のいずれか1つに記載のスクリー
ン装置。嵌合凹部は、有底の凹部でもよく、あるいは、
(6)項に記載されているように貫通孔により構成され、
底のない凹部でもよい。 (6)前記ボールリテーナが、中央部を厚さ方向に貫通
する中央孔を備えた有孔円板状部材である (5)項に記載
のスクリーン装置。中央孔の内周面は凹球面の一部とさ
れ、ボールに面接触するようにされることが望ましい。 (7)前記弾性部材が圧縮コイルスプリングである (2)
項ないし (6)項のいずれか1つに記載のスクリーン装
置。圧縮コイルスプリングは、ボールが突出位置にある
状態でも圧縮された状態にあるようにされ、この状態に
おけるセット荷重がスクリーン枠からボールに加えられ
る荷重よりやや大きくされる。 (8)前記ボールリテーナと前記弾性部材とが一体に構
成された (2)項ないし (7)項のいずれか1つに記載のス
クリーン装置。本態様によれば、部品点数が減少し、ま
た、組立作業が容易になる。 (9)前記ボール,付勢装置および突出位置規定装置が
ユニットとして構成されたボールユニットが、前記スク
リーン枠と枠受台との少なくとも一方に設けられたユニ
ット保持穴に保持された (1)項に記載のスクリーン装
置。ボール,付勢装置および突出位置規定装置は、ユニ
ット保持穴から外された状態では互いにばらばらになる
ようにユニット化されてもよいが、ユニット保持穴から
外された状態でもばらばらにならないようにユニット化
されることが望ましい。後者の場合、ボール,付勢装置
および突出位置規定装置を、サブアッセンブリとして予
め組み立てておくことができ、部品管理や組立作業が容
易になる利点がある。(2)項ないし (8)項に記載の特徴
は本項のボールユニットにも適用可能である。 (10)前記ボールがボールケースに回転可能にかつ一
部がボールケース外に突出しているが離脱は不能な状態
で保持されており、そのボールケースが弾性部材により
付勢されていて、ボールケースおよび弾性部材が前記付
勢装置を構成している (9)項に記載のスクリーン装置。
ボールをボールケースに収容すれば、ボールとボールケ
ースとの隙間に異物が侵入することを防止することが容
易になり、ボールの軽快な回転を長く保証することがで
きる。 (11)前記ボールケースが、底部に半球状のボール受
面を備え、そのボール受面が前記ボールより小径の複数
の小ボールを介して前記ボールを回転可能に支持してい
る(10)項に記載のスクリーン装置。ボールは、小ボール
を介して回転可能に支持され、ボール受面により直接支
持される場合に比較して、より軽快に回転する。ボール
が小ボールを介して回転可能に支持される場合にはほぼ
転がり摩擦となり、通常、すべり摩擦よりころがり摩擦
の方が著しく小さいからである。したがって、スクリー
ン版の枠受台に対する移動がより軽快になる。 (12)前記ボールケースがユニットケース内に摺動可
能に収容され、それらユニットケースとボールケースと
の間に前記弾性部材が配設され、かつ、ユニットケース
にボールケースの弾性部材の付勢力に基づく移動の限度
を規定するストッパが設けられ、そのストッパが前記突
出位置規定装置を構成している(10)項または(11)項に記
載のスクリーン装置。本態様のスクリーン装置において
は、ボール,ボールケースおよび弾性部材がユニットケ
ースに組み付けられ、枠受台から外された状態でもばら
ばらにならないボールユニットを構成している。 (13)スクリーンの周縁部がスクリーン枠に固定され
て成るスクリーン版と、そのスクリーン版を着脱可能に
保持する保持枠と、その保持枠を枠受面により受ける枠
受台と、その枠受台に設けられ、スクリーン版の枠受台
に対するスクリーンに平行な方向の相対位置を調節する
位置調節装置と、その位置調節装置による位置調節時に
は、前記保持枠の前記枠受台に対する相対移動を許容す
るが、位置調節後、保持枠を枠受面に押し付けることに
より固定する固定装置とを含むスクリーン装置であっ
て、前記保持枠と前記枠受台との少なくとも一方に、突
出位置と引込位置との間で移動可能に設けられたボール
と、そのボールを回転可能に支持するとともに、前記突
出位置に向かって付勢する付勢装置と、ボールの前記突
出位置を、前記保持枠を前記枠受面から予め定められた
距離離間させる位置に規定する突出位置規定装置とを含
むスクリーン装置。スクリーン版を保持した保持枠は、
(1)項に記載のスクリーン版と同様にして枠受台に対し
て位置を調節されるとともに、固定される。本態様によ
れば、 (1)項に関して記載した作用,効果が得られる。
(2)項ないし(12)項に記載の特徴は本項のスクリーン装
置にも適用可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1には、本発明の一実施形
態であるスクリーン装置を備えたスクリーン印刷機が概
略的に図示されている。スクリーン印刷機には、図示し
ない基板搬送装置により印刷対象材たるプリント基板1
4が搬入される。プリント基板14は、基板位置決め支
持装置16により位置決めされるとともに支持され、そ
の状態で基板昇降装置18により昇降させられ、後述す
るスクリーン版のスクリーンに接触,離間させられる。
プリント基板昇降装置18は、プリント基板14をスク
リーンに接触,離間させる接触・離間装置である。
【0006】スクリーン印刷機のベッド32に設けられ
たフレーム34には、スクリーン装置42およびスキー
ジ装置44が設けられている。スキージ装置44は、ス
キージ46を備えている。スキージ46は、スキージ移
動装置50により、プリント基板14および後述するス
クリーン版に対して移動させられる。スキージ移動装置
50は移動部材52および移動部材駆動装置54を含ん
でいる。移動部材駆動装置54は、駆動源たる電動モー
タの一種であるサーボモータ56と、送りねじ58およ
びナット60を備え、サーボモータ56の回転を直線運
動に変換する運動変換装置62とを含み、移動部材52
は、移動部材駆動装置54により、案内部材たるガイド
ロッド64に案内されつつ移動させられる。
【0007】移動部材52には昇降部材70が昇降可能
に設けられており、移動部材52に設けられた昇降装置
72により昇降させられる。昇降部材70にはスキージ
保持具74が着脱可能に固定され、スキージ46を保持
しており、スキージ46は、昇降部材70の昇降により
昇降させられてスクリーンに接触,離間させられ、移動
部材52の移動によりスクリーンに沿って移動させられ
る。昇降部材70および昇降装置72は、スキージ46
をスクリーンに接触,離間させる接触・離間装置であ
る。
【0008】スクリーン装置42は、スクリーン版80
を含んでいる。スクリーン版80は、図1および図2に
示すように、スクリーン82の周縁部がスクリーン枠8
4に固定されて成る。スクリーン82には、図示は省略
するが、プリント基板14の塗布剤たるクリーム状半田
が塗布される複数の印刷スポットにそれぞれ対応する位
置に、厚さ方向に貫通する印刷孔が形成されている。ス
クリーン82は、スクリーン枠84に、たるみなく張
り、かつ必要な張力を付与された状態で固定され、スク
リーン枠84の下面を覆っている。
【0009】スクリーン版80は、前記フレーム34に
支持された枠受台90により、スクリーン枠84におい
て受けられ、着脱可能に固定されている。枠受台90は
矩形の枠体を成し、図2に示すように、押圧装置付位置
調節装置92および固定装置94が設けられている。押
圧装置付位置調節装置92は、スクリーン版80の枠受
台90に対するX軸方向(前記プリント基板14の搬送
方向と平行な方向)の位置を調節するX軸方向用押圧装
置付位置調節装置96と、水平面内においてX軸方向と
直角なY軸方向の位置を調節するY軸方向用押圧装置付
位置調節装置98とを含む。
【0010】X軸方向用押圧装置付位置調節装置96
は、X軸方向位置調節装置100およびX軸方向押圧装
置102を含む。X軸方向位置調節装置100は、電動
シリンダにより構成された位置調節用シリンダ104を
含む。位置調節用シリンダ104は、ハウジング内に回
転可能かつ軸方向に移動不能に設けられたナット(図示
省略)と、そのナットに螺合され、軸方向に移動可能か
つ相対回転不能に設けられたボールねじ106と、ナッ
トを回転させる駆動源たる電動モータの一種であるサー
ボモータとを含み、ナットが回転させられることによ
り、ボールねじ106がX軸方向と平行な方向に進退さ
せられる。サーボモータは、回転角度および回転速度の
精度の良い制御が可能なモータである。
【0011】ボールねじ106のハウジングからの突出
端部には、頭部108が設けられており、頭部108に
は、ローラ110が垂直軸線(枠受台90の板面に直角
な軸線)まわりに回転可能に設けられるとともに、ロー
ラ110の外周部の一部が頭部108から外へ突出させ
られている。スクリーン版80は、枠受台90に固定さ
れるとき、スクリーン枠84において頭部108(ロー
ラ110)に当接させられ、位置決めされる。頭部10
8は、ボールねじ106を進退させることにより、スク
リーン版80を位置決めする位置へ自動的に移動させら
れ、スクリーン版80の枠受台90に対する位置が調節
される。
【0012】X軸方向押圧装置102は、X軸方向にお
いてX軸方向位置調節装置100と対向して設けられ、
流体圧シリンダの一種であるエアシリンダにより構成さ
れた押圧用シリンダ112を備えている。押圧用シリン
ダ112のピストンロッド114の先端部に頭部116
が設けられており、頭部116には、ローラ118が垂
直軸線まわりに回転可能に設けられるとともに、ローラ
118の外周部の一部が頭部116から外へ突出させら
れている。
【0013】Y軸方向用押圧装置付位置調節装置98
は、Y軸方向位置調節装置120およびY軸方向押圧装
置122を2組、含んでいる。Y軸方向位置調節装置1
20およびY軸方向押圧装置122はそれぞれ、X軸方
向位置調節装置100およびX軸方向押圧装置102と
同様に構成されており、対応する部分には、同一の符号
を付して説明を省略する。2組のY軸方向位置調節装置
120およびY軸方向押圧装置122は、枠受台90の
X軸方向において隔たった2箇所にそれぞれ設けられ、
各組のY軸方向位置調節装置120とY軸方向押圧装置
122とは、Y軸方向において互いに対向して設けられ
ている。
【0014】固定装置94は4組のクランプユニット1
30を備えており、これらクランプユニット130は、
枠受台90のスクリーン枠84の4隅にほぼ対応する位
置に設けられている。4組のクランプユニット130は
同様に構成されており、そのうちの1組を代表的に説明
する。クランプユニット130は、垂直方向(枠受台9
0の板面に直角な方向)に設けられた流体圧シリンダた
るエアシリンダにより構成されたクランプ用シリンダ1
32を備えている。図3に示すように、クランプ用シリ
ンダ132のピストンロッドにアーム軸134が取り付
けられており、アーム軸134の先端部には、クランプ
アーム136が、アーム軸134から直角に延び出す向
きに設けられている。
【0015】アーム軸134はピストンロッドと共に伸
縮可能かつ回転可能に設けられており、伸長行程および
収縮行程の各一部において回転するように構成されてい
る。アーム軸134の外周面には、その軸線と平行に延
びる軸方向溝部と、軸方向に対して傾斜した状態で延び
る傾斜溝部とを含むカム溝が形成されるとともに、アー
ム軸134の軸方向の移動および回転を案内するガイド
部材に半径方向に設けられたカムフォロワたるピンが嵌
合されている。そのため、ピストンロッドの伸縮に伴っ
てアーム軸134が伸縮させられるとき、ピンがカム溝
内を相対移動し、軸方向溝部を移動するときには、アー
ム軸134は軸方向のみに移動し、傾斜溝部を移動する
ときにはアーム軸134は軸方向に移動しつつ回転す
る。アーム軸134は伸縮により、図5(a)に示す伸
長端位置と図5(b)に示す収縮端位置とに移動させら
れ、回転により第1回転位置と第2回転位置とに回転さ
せられる。そして、アーム軸134の伸縮,回転によ
り、クランプアーム136が、アーム軸134の軸線に
平行な方向に移動させられるとともに、アーム軸134
の軸線まわりに回動させられる。クランプアーム136
は、図5(a)に示すように、アーム軸134の軸線と
平行な方向であって、スクリーン枠84の厚さ方向と平
行な方向においてスクリーン枠84から離れ、スクリー
ン版80の枠受台90に対する相対移動を許容する許容
位置と、図5(b)に示すように、スクリーン枠84を
枠受台90に押し付け、固定する固定位置とに移動させ
られるとともに、アーム軸134の軸線まわりにおい
て、スクリーン枠84上に位置する作用位置と、スクリ
ーン枠84から外れた退避位置とに回動させられる。
【0016】アーム軸134は伸長端位置に位置する状
態では第1回転位置に位置し、その際、クランプアーム
136は、許容位置に位置するとともに退避位置に位置
する。また、アーム軸134は収縮端位置に位置する状
態では第2回転位置に位置し、その際、クランプアーム
136は、固定位置に位置するとともに作用位置に位置
する。アーム軸134に形成されたカム溝は、アーム軸
134が伸長端位置に位置する状態から収縮させられる
とき、収縮開始当初は収縮しつつ回転し、それによりク
ランプアーム136が、許容位置から固定位置に向かっ
て移動させられつつ、退避位置から作用位置に向かって
回動させられ、クランプアーム136がスクリーン枠8
4に接触する前に作用位置に到達し、回動を停止した状
態でスクリーン枠84に接触し、その状態から更にクラ
ンプアーム136が枠受台90に接近するように構成さ
れている。そのため、アーム軸134が収縮させられた
状態から伸長端位置に向かって移動させられるとき、移
動開始当初は、クランプアーム136は回動せず、固定
位置から許容位置に向かって移動させられてスクリーン
枠84から離れ、その後、スクリーン枠84から離間さ
せられつつ作用位置から退避位置に向かって回動させら
れることとなる。上記位置調節用シリンダ104,押圧
用シリンダ112,クランプ用シリンダ132は、前記
プリント基板昇降装置18等と共に図示しない制御装置
により自動制御される。
【0017】枠受台90には、図2に示すように、スク
リーン枠84の4隅に対応する位置にそれぞれ、ボール
ユニット150が設けられている。本実施形態において
は、ボールユニット150が4組設けられているのであ
る。これらボールユニット150の構成は同じであり、
1組を代表的に説明する。
【0018】枠受台90には、スクリーン枠84の4隅
に対応する位置にそれぞれ、図3に示すように、円形断
面のユニット保持穴152が枠受台90を厚さ方向に貫
通して形成されており(図3にはユニット保持穴152
が2個のみ図示されている)、これらユニット保持穴1
52内にそれぞれボールユニット150が嵌合されて保
持されている。ボールユニット150は、図4および図
5に示すように、円筒状のユニットケース154内にボ
ール156,ボールケース158および弾性部材たる圧
縮コイルスプリング160が組み付けられて構成されて
いる。ユニット保持穴152は段付状を成し、ユニット
ケース154は、ユニット保持穴152の小径穴部16
2に嵌合されるとともに、軸方向の中間部よりやや一方
の端部側から半径方向外向きに延び出させられたフラン
ジ164が、ユニット保持穴152の大径穴部166の
底面168上に載置されている。ユニットケース154
のユニット保持穴152からの抜出しは、フランジ16
4が、底面168と、枠受台90に螺合されたねじ部材
170の頭部172とに挟まれることにより防止されて
いる。底面168,ねじ部材170が抜出防止手段を構
成している。
【0019】上記ボールケース158は、製作の都合
上、第1部材176および第2部材178が一体的に組
み付られて成る。第1部材176および第2部材178
は、組付後は、一体のボールケース158として機能す
る。ボールケース158は、図4に示すように断面形状
が円形を成し、ユニットケース154内に摺動可能に収
容されている。ボールケース158は、底部に半球状の
ボール受面180を備え、そのボール受面180が前記
ボール156より小径の複数の小ボール182を介して
ボール156を回転可能に支持している。ボールケース
158には、図4および図5に示すように、開口184
が設けられている。開口184を確定する面は凹球面の
一部を成し、ボール156はボールケース158によ
り、一部がボールケース158外に突出しているが、離
脱は不能な状態で保持されており、ボール156は開口
184の周縁部に回転可能な状態で接触している。ボー
ルケース158は、ユニットケース154内において摺
動可能であり、ボール156は、後述する突出位置と引
込位置との間で移動可能に設けられている。
【0020】前記圧縮コイルスプリング160は、ボー
ルケース158とユニットケース154との間に配設さ
れ、ボールケース158をスクリーン枠84に向かって
付勢し、ボールケース158を介して、ボール156を
突出位置に向かって付勢している。ボールケース158
および圧縮コイルスプリング160が付勢装置192を
構成している。圧縮コイルスプリング160の付勢力に
基づくボールケース158の移動限度は、ボールケース
158が、ユニットケース154のスクリーン枠84側
の端部に設けられた半径方向内向きのフランジ194に
当接することにより規定され、それによりボール156
の突出位置が、ボール156の上端が、枠受台90のス
クリーン枠84がスクリーン82を介して接触する面で
あって、一平面状を成し、スクリーン枠84をスクリー
ン82を介して間接的に受ける枠受面190より突出し
た位置であって、スクリーン枠84を枠受面190から
予め定められた距離離間させる位置に規定されている。
フランジ194がストッパを構成し、突出位置規定装置
を構成しているのである。圧縮コイルスプリング160
は、ボールケース158のフランジ164がユニットケ
ース154のフランジ194に当接し、ボール156が
突出位置にある状態でも圧縮された状態にあるようにさ
れ、この状態におけるセット荷重がスクリーン枠84か
らボール156に加えられる荷重よりやや大きくされて
いる。ボール156の上端が枠受面190と同一平面上
に位置し、スクリーン枠84がスクリーン82を介して
枠受面190に間接に接触することを許容する位置が引
込位置である。
【0021】スクリーン版80は、プリント基板14へ
のクリーム状半田の塗布の開始に先立って枠受台90に
固定される。スクリーン版80の枠受台90への固定時
には、スクリーン版80の枠受台90に対するスクリー
ン82に平行な方向の相対位置が調節され、それによっ
てスクリーン版80のプリント基板14に対する位置が
調節される。この調節は、本実施形態においては、プリ
ント基板14およびスクリーン版80にそれぞれ設けら
れた基準マークを撮像装置により撮像し、スクリーン版
80のプリント基板14に対する位置ずれ量を算出し、
その位置ずれを解消すべく、スクリーン版80を枠受台
90に対してスクリーン82に平行な方向に移動させる
ことにより行われる。本実施形態においては、スクリー
ン版80の位置調節は、1つのスクリーン版80につい
て1回行われ、1つのスクリーン版80を用いて行われ
る複数枚のプリント基板14へのクリーム状半田の塗布
のうち、1枚目のプリント基板14に対して行われるこ
ととする。プリント基板14は、クリーム状半田の塗布
時には、基板位置決め支持装置16により位置決めされ
て支持されるため、1枚目のプリント基板14に対して
スクリーン版80の位置を調節すれば、2枚目以降のプ
リント基板14に対しても位置が調節されたに等しいか
らである。
【0022】位置調節時には、プリント基板14が基板
位置決め支持装置16により位置決めされ、支持される
とともに、スクリーン版80から離れた離間位置に位置
させられる。また、作業者は、スクリーン印刷に使用す
るスクリーン版80を枠受台90上に載せる。この際、
X軸方向押圧装置102および2つのY軸方向押圧装置
122は、スクリーン版80の押圧を解除した状態にあ
り、また、固定装置94によるスクリーン版80の枠受
台90への固定は解除されていて、4組のクランプユニ
ット130の各クランプアーム136は許容位置に位置
させられるとともに退避位置に位置させられており、固
定装置94はスクリーン版80の枠受台90に対する相
対移動を許容する状態にある。そのため、ボールユニッ
ト150においては、図5(a)に示すように、ボール
ケース158が圧縮コイルスプリング160の付勢によ
りフランジ194に当接し、ボール156は突出位置に
位置させられており、作業者は、クランプアーム136
に妨げられることなく、スクリーン版80を枠受台90
に、すなわちスクリーン枠84をボール156上に載せ
ることができる。枠受台90がボール156および圧縮
コイルスプリング160を介してスクリーン枠84を受
けるのである。圧縮コイルスプリング160は、ボール
156が突出位置にある状態でも圧縮された状態にある
ようにされ、この状態におけるセット荷重がスクリーン
枠84からボール156に加えられる荷重よりやや大き
くされているため、ボールケース158のフランジ16
4は、ユニットケース154のフランジ194に当接し
た状態に保たれ、スクリーン枠84は、突出位置に位置
するボール156によって枠受面190から正確に離間
させられる。
【0023】作業者がスクリーン版80を枠受台90
(ボール156)上に載せた後、X軸方向押圧装置10
2および2つのY軸方向押圧装置122の各押圧用シリ
ンダ112が作動させられ、スクリーン枠84が、X軸
方向位置調節装置100および2つのY軸方向位置調節
装置120の各ボールねじ106に設けられた頭部10
8にローラ110を介して押し付けられる。
【0024】この状態で、プリント基板14とスクリー
ン版80との間へ撮像装置(図示省略)が進入させら
れ、プリント基板14に設けられた基準マークとスクリ
ーン82に設けられた基準マークとをそれぞれ撮像す
る。なお、基準マークは少なくとも、プリント基板14
およびスクリーン82のそれぞれ、対角線方向に隔たっ
た2箇所に設けられる。そして、撮像データに基づいて
スクリーン版80のプリント基板14に対する位置ずれ
量が算出されるとともに、スクリーン版80をプリント
基板14に対して位置ずれなく、枠受台90に固定する
ための位置、すなわちX軸方向位置調節装置100およ
び2つのY軸方向位置調節装置120によるスクリーン
版80の位置決め位置が算出される。
【0025】そして、X軸方向押圧装置102および2
つのY軸方向押圧装置122によるスクリーン版80の
押圧が解除され、その後、X軸方向位置調節装置100
および2組のY軸方向位置調節装置120において位置
調節用シリンダ104が作動させられ、頭部108が、
スクリーン版80をプリント基板14に対してずれなく
位置決めする位置へ移動させられる。移動後、X軸方向
押圧装置102および2組のY軸方向押圧装置122の
押圧用シリンダ112が作動させられ、スクリーン枠8
4を押してスクリーン版80を枠受台90に対してスク
リーン82に平行な方向に移動させ、ローラ110を介
して頭部108に押し付ける。スクリーン版80は、X
軸方向位置調節装置100およびY軸方向位置調節装置
120によって決められた位置に位置させられるのであ
り、スクリーン版80の枠受台90に対する相対位置が
調節される。プリント基板14および枠受台90は、互
いに固定的に設けられたベッド32およびフレーム34
に設けられており、スクリーン版80の枠受台90に対
する位置を調節することにより、プリント基板14に対
する位置ずれが修正される。
【0026】このようにスクリーン版80の枠受台90
に対する位置が調節されるとき、固定装置94は、スク
リーン版80の枠受台90に対する相対移動を許容する
状態にあり、ボール156は突出位置にあってスクリー
ン枠84はボール156上に載せられて枠受面190か
ら離間している。そのため、押圧用シリンダ112がス
クリーン枠84を押し、スクリーン版80を移動させる
とき、ボール156の回転により、スクリーン枠84が
枠受台90に対して軽快に移動させられる。特に、ボー
ル156は小ボール182を介してボールケース158
により回転可能に支持されているため、より軽快に回転
し、スクリーン版80は枠受台90に対してより軽快に
移動させられる。また、スクリーン版80を押す押圧力
が小さくて済み、押圧用シリンダ112を小形かつ安価
に構成することができる。さらに、位置調節用シリンダ
104,押圧用シリンダ112の各頭部108,116
は、ローラ110,118を介してスクリーン枠84に
当接させられるため、ローラ110,118が回転しつ
つスクリーン枠84の移動を許容し、摩擦抵抗が少なく
て済む。ボール156により得られるスクリーン版80
の軽快な移動,ローラ110,118により得られる摩
擦抵抗の軽減効果等は、撮像装置による基準マークの撮
像に先立って、スクリーン版80をX軸方向押圧装置1
02,Y軸方向押圧装置122により押してX軸方向位
置調節装置100,Y軸方向位置調節装置120により
決められた位置に位置させる場合にも同様に得られる。
【0027】スクリーン版80の枠受台90に対する位
置が調節されたならば、4組のクランプユニット130
の各クランプ用シリンダ132が作動させられ、アーム
軸134が収縮させられる。それにより、クランプアー
ム136が作用位置へ回動させられるとともに固定位置
へ移動させられ、スクリーン枠84に接触させられる。
この状態からアーム軸134は更に収縮させられ、図5
(b)に示すように、クランプアーム136はスクリー
ン枠84を枠受面190に押し付け、スクリーン版80
を枠受台90に固定する。この際、ボール156はスク
リーン枠84に押され、ボールケース158が圧縮コイ
ルスプリング160の付勢力に抗して移動させられ、ボ
ール156は引込位置へ移動させられる。ボール156
の上端が、枠受面190と同一平面上に位置させられ、
ボール156は枠受台90内に収納され、スクリーン枠
84の枠受面190への接触を許容するのである。な
お、スクリーン版80の位置調節を1回行った後、スク
リーン版80を枠受台90に固定する前に、再度、プリ
ント基板14およびスクリーン版80に設けられた基準
マークを撮像装置により撮像し、位置ずれがあれば、位
置調節を行ってもよい。
【0028】また、ボールユニット150においては、
ボールケース158がボール156を保持してボール1
56と共に移動し、図5(a),(b)に示すように、
ボール156は突出位置に位置する状態でも引込位置に
位置する状態でも、ボールスケース158の開口184
の開口周縁部にボール156が接触した状態に保たれる
ため、ボール156とボールケース158との間にゴミ
や埃等が侵入することが防止され、ボール156の軽快
な回転が長く保証される。
【0029】このようにスクリーン版80が枠受台90
に対して位置を調節され、固定されたならば、プリント
基板14が上昇させられてスクリーン82に接触させら
れた後、スキージ46が移動させられ、スクリーン82
上に載せられた塗布剤たるクリーム状半田を移動させ、
スクリーン82に設けられた印刷孔に押し込み、プリン
ト基板14の印刷スポットに塗布する。スクリーン版8
0の枠受台90に対する位置が調節され、プリント基板
14に対する位置ずれが修正されているため、印刷スポ
ットに精度良くクリーム状半田が塗布される。
【0030】本発明の別の実施形態を図6に基づいて説
明する。本実施形態のスクリーン装置198において
は、枠受台200に、枠受台200のスクリーン枠84
が接触する面であり、スクリーン枠84を受ける枠受面
202に開口する円形断面の凹部204が形成されてい
る。凹部204内には、ボールリテーナ206が凹部2
04の深さ方向に移動可能に嵌合されている。ボールリ
テーナ206は、中央部を厚さ方向に貫通する中央孔2
08を備えた有孔円板状部材であり、中央孔208にボ
ール210の一部が回転可能に嵌合されている。中央孔
208は、ボール210の一部が嵌合することを許容す
る嵌合凹部の一種であり、中央孔208の内周面は凹球
面の一部とされ、ボール210が面接触するようにされ
ている。ボール210は、ボールリテーナ206に受け
られて、凹部204内に、突出位置と引込位置との間で
移動可能に収容されているのである。ボールリテーナ2
06は、ボールリテーナ206と凹部204の底面との
間に配設された弾性部材たる圧縮コイルスプリング21
2によりスクリーン枠84に向かって付勢されており、
それによりボール210が突出位置に向かって付勢され
ている。これら圧縮コイルスプリング212およびボー
ルリテーナ206が付勢装置214を構成している。
【0031】凹部204の開口部には、座ぐり部220
が形成され、座ぐり部220に、カバー222が固定さ
れている。カバー222は断面形状が矩形の板状を成
し、座ぐり部220に嵌合され、固定手段の一種である
図示しないねじにより、座ぐり部220に枠受面202
より引っ込んだ状態で固定され、凹部204の開口を覆
っている。カバー222の内周部は、低摩擦係数の材料
の一種である軸受材料により形成された摺動部224と
されている。摺動部224には円形断面の開口226が
形成されており、ボール210の一部が外部に突出する
ことを許容する。開口226の内周面は凹球面の一部を
成し、ボール210が面接触するようにされており、カ
バー222は、ボール210の突出位置を、ボール21
0の上端が枠受面202より突出し、スクリーン枠84
を枠受面202から予め定められた距離離間させる位置
に規定している。カバー222が突出位置規定装置を構
成しているのであり、圧縮コイルスプリング212は、
ボール210が突出位置にある状態でも圧縮された状態
にあるようにされ、この状態におけるセット荷重がスク
リーン枠84からボール210に加えられる荷重よりや
や大きくされている。なお、図示は省略するが、枠受台
200には、前記実施形態と同様の位置調節装置および
固定装置が設けられている。
【0032】スクリーン版80の枠受台200に対する
位置調節は、前記実施形態と同様に行われる。固定装置
によるスクリーン版80の枠受台200への固定が解除
され、スクリーン版80の受枠台200に対する相対移
動が許容された状態では、図6(a)に示すように、ボ
ール210は突出位置にあって、枠受面202から突出
するとともに、カバー222の摺動部224の開口22
6の開口周縁部に回転可能に接触しており、枠受台20
0がボール210および圧縮コイルスプリング212を
介してスクリーン枠84を受けている。この状態におい
ても、上記のような圧縮コイルスプリング212のセッ
ト荷重の設定により、ボール210はカバー222に接
触した状態に保たれ、そのため、スクリーン版80はボ
ール210上に載せられて枠受面202から正確に離間
させられ、ボール210の回転により、枠受台200に
対して軽快に移動させられる。摺動部224は軸受材料
により構成されているため、ボール210は開口226
に接触した状態で回転するが、軽快に回転することがで
きる。X軸方向押圧装置およびY軸方向押圧装置によっ
てスクリーン枠84を押して、スクリーン版80をX軸
方向位置調節装置およびY軸方向位置調節装置により決
められた位置へ移動させた後、スクリーン枠84は固定
装置により枠受面202に押し付けられ、スクリーン版
80が枠受台200に固定される。この際、ボール21
0はスクリーン枠84により押され、図6(b)に示す
ように、圧縮コイルスプリング212の付勢力に抗し
て、ボール210の上端が枠受面202と同一平面上に
位置する引込位置へ移動させられ、スクリーン枠84が
スクリーン82を介して枠受面202に間接的に接触す
ることを許容し、カバー222の摺動部224に設けら
れた開口226から離れる。
【0033】突出位置においては、ボール210はカバ
ー222の摺動部224の開口226の周縁部に係合し
ているが、引込位置においては離れ、ボール210とカ
バー222との間に隙間が生ずるが、凹部204内には
板状のボールリテーナ206および圧縮コイルスプリン
グ212が配設されているのみであって隙間が多く、ボ
ール210と開口226の開口周縁部との間の隙間から
ゴミや埃等が侵入しても、ボール210の周囲に集まり
難く、ボール210の軽快な回転が妨げられ難い。
【0034】なお、ボールリテーナと弾性部材とは一体
に構成してもよい。例えば、図7に示すスクリーン装置
230においては、弾性部材たる板ばねによりボールリ
テーナ232が作られている。ボールリテーナ232
は、断面形状がそれぞれ円形を成すボール支持部234
および基部236と、それらボール支持部234と基部
236とをつなぐばね部238とを含む。ばね部238
は、ボール支持部234の直径より小さい幅を有する。
ボール支持部234には、半球状の嵌合凹部242が設
けられ、ボール244の一部を回転可能に保持してい
る。ボールリテーナ232は、枠受台246に設けられ
た円形断面の凹部248に嵌合されており、ボール支持
部234は、ばね部238の弾性変形により凹部248
の深さ方向に移動可能である。ボールリテーナ232
は、ボール244を回転可能に保持するとともに、突出
位置に向かって付勢している。ボール244の突出位置
は、枠受面250に形成された座ぐり部252に固定の
カバー254により規定されている。ボール244の突
出位置は、その上端が枠受面250より突出した位置で
あり、ボールリテーナ232は、ボール244が突出位
置にある状態でも弾性変形した状態にあるようにされ、
この状態におけるセット荷重がスクリーン枠84からボ
ール244に加えられる荷重よりやや大きくされてい
る。カバー254は、図6に示す実施形態のカバー22
2と同様に構成されており、同じ作用を成す部分には同
一の符号を付して説明を省略する。また、図示は省略す
るが、枠受台246には、前記実施形態と同様の位置調
節装置および固定装置が設けられている。
【0035】スクリーン版80が枠受台246に固定さ
れていない状態では、図7に示すように、ボール244
が突出位置にあり、ボール244の上端が枠受面250
から突出し、スクリーン枠84はボール244上に載せ
られ、ボール244,ボールリテーナ232を介して枠
受台246により受けられる。この状態においても、ボ
ールリテーナ232を構成する板ばねのセット荷重の設
定により、ボール244はカバー252に接触した状態
に保たれ、スクリーン枠84は枠受面250から予め定
められた距離、正確に離間させられる。そのため、スク
リーン版80の枠受台246に対する位置調節時には、
スクリーン版80を枠受台246に対して軽快に移動さ
せることができる。位置調節後、スクリーン版80を枠
受台246に固定する際には、ボール244がスクリー
ン枠84により押され、ボールリテーナ232のばね部
238が弾性変形させられ、ボール244が、その上端
が枠受面250と同一平面上に位置する引込位置へ移動
し、スクリーン枠84が枠受面250にスクリーン82
を介して間接に接触することを許容し、スクリーン枠8
4が枠受面250に押し付けられてスクリーン版80が
枠受台246に固定される。
【0036】上記各実施形態において、スクリーン版8
0は、枠受台90,200,246に対して直接、位置
を調節され、固定されるようになっていたが、スクリー
ン版を保持枠に保持させ、保持枠を介して枠受台に対す
る位置を調節し、固定するようにしてもよい。その例を
図8に示す。スクリーン装置268は、保持枠270を
備えている。保持枠270は矩形の枠体を成し、その4
隅にほぼ対応する位置にはそれぞれ、厚さ方向に隔たっ
た一方の部分に載置部272が設けられ、他方の部分に
取付部材274が着脱可能に固定されている。スクリー
ン版280は、取付部材274が保持枠270から外さ
れた状態で、スクリーン枠282において載置部272
上に載せられる。そして、取付部材274が保持枠27
0に固定され、取付部材274に螺合された固定装置た
るねじ部材284がスクリーン枠282に係合させら
れ、スクリーン枠282が載置部272に押し付けられ
て保持枠270に固定される。スクリーン版280は保
持枠270に着脱可能に固定されているのであり、これ
らスクリーン版280および保持枠270は組立体を構
成している。なお、符号286はスクリーンである。こ
のようにスクリーン版280を保持した保持枠270
は、前記各実施形態におけるスクリーン版80と同様
に、ボール,付勢装置,突出位置規定装置の設けられた
枠受台に対して位置を調節されるとともに固定される。
枠受台は、前記各実施形態の枠受台90,200,24
6のいずれの態様でもよい。
【0037】なお、図1ないし図5に示す実施形態にお
いて、ボールケース158を構成する第2部材178を
ユニットケース154に固定し、第1部材176を第2
部材178に対して摺動可能とすれば、第2部材178
が突出位置規定装置を構成するカバーとして機能し、こ
の態様は〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段
および効果〕の項に記載の前記 (3)項の実施態様とな
る。また、この場合、ユニットケース154が収容され
ているユニット保持穴152の大径穴部166を座ぐり
部と見なせば、この態様は上記項に記載の前記 (4)項の
実施態様でもあることとなる。
【0038】また、図6に示す実施形態において、ボー
ル210,ボールリテーナ206,圧縮コイルスプリン
グ212およびカバー222をユニットケース内に組み
付けてボールユニットとし、枠受台に設けたユニット保
持穴に嵌合し、保持させてもよい。
【0039】さらに、ボール,付勢装置および突出位置
規定装置は、少なくとも3組設ければよく、4組以上設
けることが望ましく、その場合、枠受台のスクリーン枠
の4隅に対応する位置に設けることが望ましい。
【0040】また、上記各実施形態において、枠受台9
0,200,246の枠受面190,202,250お
よびスクリーン枠84の枠受面190,202,250
に押し付けられる面はいずれも一平面とされていたが、
一平面であることは不可欠ではなく、少なくとも一方を
段差のある面としてもよい。ボールの突出位置が、ボー
ルの上端が枠受面より突出した位置であり、引込位置
が、ボールの上端が枠受面と同一平面上に位置する位置
であることは不可欠ではなく、突出位置は、スクリーン
枠を枠受面から予め定められた距離離間させる位置であ
ればよく、引込位置は、スクリーン枠自体が直接に、あ
るいはスクリーンを介して間接に枠受面に接触すること
を許容する位置であればよいのである。例えば、枠受台
のスクリーン枠が押し付けられる枠受面と、ボールが設
けられる部分の面とに段差を設け、スクリーン枠の枠受
台に押し付けられる面と、ボールに接触させられる面と
に段差を設け、枠受台にボールを設ける場合、スクリー
ン枠のボールに接触する面が、枠受面に押し付けられる
面より突出しているか、引っ込んでいるかによって、ボ
ールの引込位置が、ボールの上端が枠受面より引っ込ん
だ位置となり、あるいは枠受面より突出した位置とな
る。
【0041】さらに、上記各実施形態において、スクリ
ーン版の枠受台に対する位置調節は、1つのスクリーン
版について1回行われ、1つのスクリーン版を用いてク
リーム状半田が塗布される複数枚のプリント基板のう
ち、1枚目のプリント基板についてスクリーン版の位置
が調節されていたが、プリント基板、1枚毎にあるいは
複数枚(1つのスクリーン版を用いてクリーム状半田が
塗布される全部のプリント基板より少ない数)毎にスク
リーン版のプリント基板に対する位置ずれを検出し、ず
れがあれば、スクリーン版の枠受台に対する位置を調節
してもよい。
【0042】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるスクリーン装置を備え
たスクリーン印刷機を概略的に示す正面図である。
【図2】上記スクリーン装置を示す平面図である。
【図3】上記スクリーン装置のボールユニットが設けら
れた部分を断面にして示す正面図である。
【図4】上記ボールユニットを示す平面図である。
【図5】上記ボールユニットを示す正面断面図である。
【図6】本発明の別の実施形態であるスクリーン装置の
ボール等が設けられた部分を断面にして示す正面断面図
である。
【図7】本発明の更に別の実施形態であるスクリーン装
置のボール等が設けられた部分を断面にして示す正面断
面図である。
【図8】本発明の更に別の実施形態であるスクリーン装
置のスクリーン版および保持枠を示す正面図(一部断
面)である。
【符号の説明】
42:スクリーン装置 80:スクリーン版 8
2:スクリーン 84:スクリーン枠 90:枠受
台 92:押圧装置付位置調節装置 94:固定装
置 150:ボールユニット 152:ユニット保
持穴 154:ユニットケース 156:ボール
158:ボールケース 160:圧縮コイルスプリ
ング 180:ボール受面 182:小ボール
190:枠受面 192:付勢装置 194:フラ
ンジ 198:スクリーン装置 200:枠受台 202:枠受面 204:凹部
206:ボールリテーナ 210:ボール 21
2:圧縮コイルスプリング 214:付勢装置 2
22:カバー 230:スクリーン装置 232:
ボールリテーナ 244:ボール 246:枠受台 250:枠受面
254:カバー 268:スクリーン装置 270:保持枠 28
0:スクリーン版 282:スクリーン枠 286:スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸倉 春光 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FB39 FC07 FD05 FD15 FE01 FF18 5E319 BB05 CD04 CD29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンの周縁部がスクリーン枠に固
    定されて成るスクリーン版と、 そのスクリーン版のスクリーン枠を枠受面により受ける
    枠受台と、 その枠受台に設けられ、スクリーン版の枠受台に対する
    スクリーンに平行な方向の相対位置を調節する位置調節
    装置と、 その位置調節装置による位置調節時には、前記スクリー
    ン版の前記枠受台に対する相対移動を許容するが、位置
    調節後、スクリーン枠を前記枠受面に押し付けることに
    より固定する固定装置とを含むスクリーン装置であっ
    て、 前記スクリーン枠と前記枠受台との少なくとも一方に、
    突出位置と引込位置との間で移動可能に設けられたボー
    ルと、 そのボールを回転可能に支持するとともに、前記突出位
    置に向かって付勢する付勢装置と、 ボールの前記突出位置を、前記スクリーン枠を前記枠受
    面から予め定められた距離離間させる位置に規定する突
    出位置規定装置とを含むことを特徴とするスクリーン装
    置。
  2. 【請求項2】 前記付勢装置が、 前記ボールを回転可能に受けるボールリテーナと、 そのボールリテーナと、前記スクリーン枠と枠受台との
    少なくとも一方との間に配設され、ボールリテーナを前
    記スクリーン枠と枠受台との他方に向かって付勢する弾
    性部材とを含むことを特徴とする請求項1に記載のスク
    リーン装置。
  3. 【請求項3】 前記突出位置規定装置が、前記スクリー
    ン枠と枠受台との少なくとも一方に設けられて前記ボー
    ルを収容する凹部の開口を覆うと共に、前記ボールの一
    部が外部に突出することを許容するカバーを含むことを
    特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン装置。
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