JP2000176907A - コラム形切削機械 - Google Patents
コラム形切削機械Info
- Publication number
- JP2000176907A JP2000176907A JP10357208A JP35720898A JP2000176907A JP 2000176907 A JP2000176907 A JP 2000176907A JP 10357208 A JP10357208 A JP 10357208A JP 35720898 A JP35720898 A JP 35720898A JP 2000176907 A JP2000176907 A JP 2000176907A
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- JP
- Japan
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- frame
- bed
- column
- floor
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- Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コラム形の切削機械において、ベッドとコラム
とを分離可能に構成するものにおいて、前記コラムに可
及的に高い剛性を与え、移動や輸送による精度の低下を
防止することゝ、再組立の容易を図ることにある。 【解決手段】床上に支持される水平方向の床フレーム
と、その床フレームの両端部から上方へ伸びる柱フレー
ムによって支持された主軸頭フレームを一体的に連結し
て構成した略額縁形の環状コラムを設けるとともに、前
記床フレームに対して着脱自在に構成されたベッドを設
けることにより、コラムの剛性が向上し、ベッドとの結
合が容易になる。
とを分離可能に構成するものにおいて、前記コラムに可
及的に高い剛性を与え、移動や輸送による精度の低下を
防止することゝ、再組立の容易を図ることにある。 【解決手段】床上に支持される水平方向の床フレーム
と、その床フレームの両端部から上方へ伸びる柱フレー
ムによって支持された主軸頭フレームを一体的に連結し
て構成した略額縁形の環状コラムを設けるとともに、前
記床フレームに対して着脱自在に構成されたベッドを設
けることにより、コラムの剛性が向上し、ベッドとの結
合が容易になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木工機械や工作機械
などの切削機械に関するもので、特に、木工ルータや竪
形フライス、あるいは治具ボーラのように、主軸頭を支
持する主軸フレームがベッドを跨いで設けられた、いわ
ゆるコラム形の切削機械に関する。
などの切削機械に関するもので、特に、木工ルータや竪
形フライス、あるいは治具ボーラのように、主軸頭を支
持する主軸フレームがベッドを跨いで設けられた、いわ
ゆるコラム形の切削機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、木工用ルータ90は、図7で示
すように、床F上へ設置されるベッド91の上方に、そ
のベッド91を跨ぐ形で下向きコ字形のコラム92が配
置されている。コ字形のコラム92は主軸頭を支持する
ための水平方向の主軸頭フレーム92aと、その両端か
ら下方へ伸びる左右の脚フレーム92bとを一体的に連
結して構成されている。両脚フレーム92b、92bの
下端部はベッド91の側面に突設した支持台91aの上
に支持され、ボルト93によって分離可能に連結されて
いる。そこで、木工用ルータ90は輸送に際し、運送上
の便宜のためボルト93を外してベッド91とコラム9
2とを分離し、設置されるべき工場において、再び、ボ
ルト93によって再結合することが行われていた。
すように、床F上へ設置されるベッド91の上方に、そ
のベッド91を跨ぐ形で下向きコ字形のコラム92が配
置されている。コ字形のコラム92は主軸頭を支持する
ための水平方向の主軸頭フレーム92aと、その両端か
ら下方へ伸びる左右の脚フレーム92bとを一体的に連
結して構成されている。両脚フレーム92b、92bの
下端部はベッド91の側面に突設した支持台91aの上
に支持され、ボルト93によって分離可能に連結されて
いる。そこで、木工用ルータ90は輸送に際し、運送上
の便宜のためボルト93を外してベッド91とコラム9
2とを分離し、設置されるべき工場において、再び、ボ
ルト93によって再結合することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ベッド91とコラム9
2とを再結合は、前記ベッド91の摺動面とコラム92
の摺動面とを平面視において正確に直交させるべく微調
整した上で固定する作業からなっている。従来、この微
調整の作業は、ベッド91の上にコ字形コラム92を仮
置きし、ボルト93で軽く止めた後、両者間の直角度を
計測しつゝ、前記脚フレーム92bを少しずつ移動させ
て行っている。
2とを再結合は、前記ベッド91の摺動面とコラム92
の摺動面とを平面視において正確に直交させるべく微調
整した上で固定する作業からなっている。従来、この微
調整の作業は、ベッド91の上にコ字形コラム92を仮
置きし、ボルト93で軽く止めた後、両者間の直角度を
計測しつゝ、前記脚フレーム92bを少しずつ移動させ
て行っている。
【0004】しかしながら、この作業では、コ字形コラ
ム92の移動が容易でなく、作業性がよくなかった。す
なわち、主軸頭フレーム92aや脚フレーム92bで構
成されたコ字形のコラム92は、高い剛性を要求される
ため重量が大きい上に、背が高く、大型の重機を必要と
するなど不便があった。また、重量物を移動させること
から、組み付け後の微調整にも高度の熟練を要した。
ム92の移動が容易でなく、作業性がよくなかった。す
なわち、主軸頭フレーム92aや脚フレーム92bで構
成されたコ字形のコラム92は、高い剛性を要求される
ため重量が大きい上に、背が高く、大型の重機を必要と
するなど不便があった。また、重量物を移動させること
から、組み付け後の微調整にも高度の熟練を要した。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、床上に支持
される水平方向の床フレームと、その床フレームの両端
部から上方へ伸びる柱フレームによって支持された主軸
頭フレームとを一体的に連結して構成した略額縁形の環
状コラムを設けるとともに、前記床フレームに対して着
脱自在に構成されたベッドを設けることによって解消さ
れる。そこでは、前記床フレームに側方へ突出させて連
結枠体を設け、前記ベッドと連結枠体とを着脱自在に連
結することが好ましい。また、前記ベッドはガイドレー
ルを設けた主体と、その主体を支える脚部材とによって
構成され、前記主体の一端を脚部材により、他端を前記
連結枠体により支承してなるさらに、前記連結枠体は上
面にベッドの主体を支持するための摺動面を設け、その
摺動面を挟んで対向して設けた角度調節手段の少なくと
も1対を設けると共に、両角度調節手段の間に前記ベッ
ドの主体を配することもある。そこでは、前記ベッドの
主体の側面と連結枠体の側面にはそれぞれ結合フランジ
が形成されており、結合ボルトによって緊締弛緩自在に
結合するのが好ましい。
される水平方向の床フレームと、その床フレームの両端
部から上方へ伸びる柱フレームによって支持された主軸
頭フレームとを一体的に連結して構成した略額縁形の環
状コラムを設けるとともに、前記床フレームに対して着
脱自在に構成されたベッドを設けることによって解消さ
れる。そこでは、前記床フレームに側方へ突出させて連
結枠体を設け、前記ベッドと連結枠体とを着脱自在に連
結することが好ましい。また、前記ベッドはガイドレー
ルを設けた主体と、その主体を支える脚部材とによって
構成され、前記主体の一端を脚部材により、他端を前記
連結枠体により支承してなるさらに、前記連結枠体は上
面にベッドの主体を支持するための摺動面を設け、その
摺動面を挟んで対向して設けた角度調節手段の少なくと
も1対を設けると共に、両角度調節手段の間に前記ベッ
ドの主体を配することもある。そこでは、前記ベッドの
主体の側面と連結枠体の側面にはそれぞれ結合フランジ
が形成されており、結合ボルトによって緊締弛緩自在に
結合するのが好ましい。
【0006】
【作用】コラムは平行に配置された床フレームと主軸頭
フレームとを、両端部で柱フレームで連結することによ
り、互いに分離不能の略額縁形の四角形の一体形に形成
される。往復台を支持するベッドは床フレームに連結さ
れ、そこから平面視で前記主軸頭フレームと直交する方
向へ展伸する。かくて、ベッドと床フレームとは分離可
能に構成される。ベッドは一端が脚部材によって支持さ
れ、他端が連結枠体によって支持される形でコラムと連
結され、一体化する。角度調節手段を作動させることに
より、それらの間に配されたベッドの主体が部分的に長
手方向と直角の方向に移動し、その結果、ベッドの主体
は全体としてコラムのスライド面に対する角度が変化す
る。ベッドの主体と連結枠体の間は結合フランジと結合
ボルトによって連結されており、角度の微調節を行う際
は結合ボルトを緩め、調節を終えた段階で再び強固に緊
締される。
フレームとを、両端部で柱フレームで連結することによ
り、互いに分離不能の略額縁形の四角形の一体形に形成
される。往復台を支持するベッドは床フレームに連結さ
れ、そこから平面視で前記主軸頭フレームと直交する方
向へ展伸する。かくて、ベッドと床フレームとは分離可
能に構成される。ベッドは一端が脚部材によって支持さ
れ、他端が連結枠体によって支持される形でコラムと連
結され、一体化する。角度調節手段を作動させることに
より、それらの間に配されたベッドの主体が部分的に長
手方向と直角の方向に移動し、その結果、ベッドの主体
は全体としてコラムのスライド面に対する角度が変化す
る。ベッドの主体と連結枠体の間は結合フランジと結合
ボルトによって連結されており、角度の微調節を行う際
は結合ボルトを緩め、調節を終えた段階で再び強固に緊
締される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を説
明する。図1において、10は本願発明に係るコラム形
切削機械、具体的には木工用ルータである。コラム形切
削機械10は床Fの上に、従来から慣用されている水平
出しブロックLを介して支持される。コラム形切削機械
10は主軸頭11を有する水平スライダ12を支持する
門型の環状コラム20と、この環状コラム20と平面視
で直角方向へ伸びるベッド30とを有する。40はワー
クWを支持してベッド30の上を往復する往復台であ
る。41は往復台を移動させるためのねじ軸、42はパ
ルス制御式の電動機であり、前記ねじ軸41を正逆両方
向に駆動する。
明する。図1において、10は本願発明に係るコラム形
切削機械、具体的には木工用ルータである。コラム形切
削機械10は床Fの上に、従来から慣用されている水平
出しブロックLを介して支持される。コラム形切削機械
10は主軸頭11を有する水平スライダ12を支持する
門型の環状コラム20と、この環状コラム20と平面視
で直角方向へ伸びるベッド30とを有する。40はワー
クWを支持してベッド30の上を往復する往復台であ
る。41は往復台を移動させるためのねじ軸、42はパ
ルス制御式の電動機であり、前記ねじ軸41を正逆両方
向に駆動する。
【0008】前記環状コラム20は日本工業規格の形鋼
を溶接組立てされており、その構成は床上に置かれ水平
方向へ伸びる床フレーム22と、床フレーム22の上面
から上方へ伸びる柱フレーム23の上端部によって支持
される主軸頭フレーム21とを溶接結合し、全体として
中抜きの長方形、いわゆる略額縁状に形成されている。
24は前記主軸頭フレーム21に設けられたガイド面で
あり、これには前記水平スライダ12を介して主軸頭1
1の4対が水平方向へ摺動可能に支持されている。26
は前記床フレーム22の両側面に冶金的に一体に形成さ
れた連結枠体であり、前記ベッド30は連結枠体26に
対して分離可能に連結されている。
を溶接組立てされており、その構成は床上に置かれ水平
方向へ伸びる床フレーム22と、床フレーム22の上面
から上方へ伸びる柱フレーム23の上端部によって支持
される主軸頭フレーム21とを溶接結合し、全体として
中抜きの長方形、いわゆる略額縁状に形成されている。
24は前記主軸頭フレーム21に設けられたガイド面で
あり、これには前記水平スライダ12を介して主軸頭1
1の4対が水平方向へ摺動可能に支持されている。26
は前記床フレーム22の両側面に冶金的に一体に形成さ
れた連結枠体であり、前記ベッド30は連結枠体26に
対して分離可能に連結されている。
【0009】前記ベッド30は前記環状コラム20と同
様に、日本工業規格の形鋼を溶接組立てして構成されて
いる。ベッド30は往復台40を支持するためのスライ
ドレール31を設けた主体30aと、その主体30aの
一端の下面に設けられた脚部材30bとからなってい
る。主体30aの他端には平滑な下面32が形成されて
おり、その下面32は前記連結枠体26の上面によって
支持される。また、下面32に連続する脚部材の一方の
側面30cは、下面32に対して直角に仕上げられてい
る。また、主体30aの両側面にはベッド側の結合フラ
ンジ33の4個が突設してあり、連結枠体26側にもそ
れらと対応させて4個の結合フランジ27が設けられて
いる。なお、脚部材30bを主体30aと一体に形成す
ることは、発明の構成上、必須の要件ではなく、別体に
製作しボルト、その他の手段で一体化してもよい。
様に、日本工業規格の形鋼を溶接組立てして構成されて
いる。ベッド30は往復台40を支持するためのスライ
ドレール31を設けた主体30aと、その主体30aの
一端の下面に設けられた脚部材30bとからなってい
る。主体30aの他端には平滑な下面32が形成されて
おり、その下面32は前記連結枠体26の上面によって
支持される。また、下面32に連続する脚部材の一方の
側面30cは、下面32に対して直角に仕上げられてい
る。また、主体30aの両側面にはベッド側の結合フラ
ンジ33の4個が突設してあり、連結枠体26側にもそ
れらと対応させて4個の結合フランジ27が設けられて
いる。なお、脚部材30bを主体30aと一体に形成す
ることは、発明の構成上、必須の要件ではなく、別体に
製作しボルト、その他の手段で一体化してもよい。
【0010】50はベッド30と前記ガイド面24との
平面視における直角度を補正するための角度調節手段で
ある。角度調節手段50は連結枠体26に設けたブラケ
ット51と、そのブラケット51へ螺合させたボルト5
2の先端を、前記ベッド側フランジ33の側面に突き当
てる構成となっており、この実施例では、4対のベッド
側フランジ33、33に対応させて4対が設けられてい
る。53はボルト52を調節位置に固定するためのロッ
クナットである。
平面視における直角度を補正するための角度調節手段で
ある。角度調節手段50は連結枠体26に設けたブラケ
ット51と、そのブラケット51へ螺合させたボルト5
2の先端を、前記ベッド側フランジ33の側面に突き当
てる構成となっており、この実施例では、4対のベッド
側フランジ33、33に対応させて4対が設けられてい
る。53はボルト52を調節位置に固定するためのロッ
クナットである。
【0011】環状コラム20に対するベッド30の取り
付けは、以下のように行われる。予め、水平出しブロッ
クLを介して床F上に環状コラム20を設置し、その連
結枠体26の上に主体30aの下面32を載せ、連結枠
体26の端面と脚部材の一方の側面30cとを当接させ
る。ついで、水平出しブロックLを調節してベッド30
の上面を水平に維持しつゝ、ボルト35によって両者3
0b、26を連結させる。
付けは、以下のように行われる。予め、水平出しブロッ
クLを介して床F上に環状コラム20を設置し、その連
結枠体26の上に主体30aの下面32を載せ、連結枠
体26の端面と脚部材の一方の側面30cとを当接させ
る。ついで、水平出しブロックLを調節してベッド30
の上面を水平に維持しつゝ、ボルト35によって両者3
0b、26を連結させる。
【0012】ついで、ベッド側の結合フランジ33と連
結枠体26側の結合フランジ27の間をボルト結合ボル
ト34、34によって互いに結合する。連結されたベッ
ド30の主体30aは、一側が連結枠体26の上に支持
され、他側の脚部材30bが前記水平出しブロックLに
支持されるから、水平出しブロックLの高さを調節する
ことにより、前記スライドレール31が水平に調節され
る。
結枠体26側の結合フランジ27の間をボルト結合ボル
ト34、34によって互いに結合する。連結されたベッ
ド30の主体30aは、一側が連結枠体26の上に支持
され、他側の脚部材30bが前記水平出しブロックLに
支持されるから、水平出しブロックLの高さを調節する
ことにより、前記スライドレール31が水平に調節され
る。
【0013】この状態から前記ガイド面24とベッドの
スライドレール31の直角度を微調整する。まず、ベッ
ド30と連結枠体26とを連結する結合ボルト34、3
4とボルト35、35とを緩める。ついで、角度調節手
段50をなす4か所のボルト52を操作して進退させる
ことにより、ベッドの主体30aを連結枠体26の上で
微小量だけ移動させる。これにより主体30aは脚部材
30bを軸として若干量だけ回動する。これによってガ
イド面24とスライドレール31の直角度が所定の誤差
範囲内に納まったとき、前記結合ボルト34、34とボ
ルト35とを緊締することによってコラム形切削機械1
0の据え付けを終える。
スライドレール31の直角度を微調整する。まず、ベッ
ド30と連結枠体26とを連結する結合ボルト34、3
4とボルト35、35とを緩める。ついで、角度調節手
段50をなす4か所のボルト52を操作して進退させる
ことにより、ベッドの主体30aを連結枠体26の上で
微小量だけ移動させる。これにより主体30aは脚部材
30bを軸として若干量だけ回動する。これによってガ
イド面24とスライドレール31の直角度が所定の誤差
範囲内に納まったとき、前記結合ボルト34、34とボ
ルト35とを緊締することによってコラム形切削機械1
0の据え付けを終える。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コラムとベッ
ドは従来と同様に別体に構成されており、輸送の際に車
両に対する搭載が容易である。また、ベッドとは別体に
作られるコラムは、床フレームと主軸頭フレームおよび
柱フレームとによって略額縁状の環状コラムとされ、高
い剛性を有するから、軽量化が可能となり、輸送の際に
精度が狂うおそれがないばかりか、工場における据え付
け作業や、微調整作業を容易に行い得る。請求項2の発
明によれば、ベッドの長手方向と環状コラムをなす床フ
レームの長手方向とは互いに直交するにも拘わらず、ベ
ッドは床フレームに設けられた連結枠体により、比較的
大きな面積で支承され、高い精度を長期に亘って保持で
きる。請求項3の発明によれば、主体の一端を脚部材に
よって支持することにより、連結枠体が短小であって
も、大型の主体を持つベッドと環状コラムとを高精度で
連結することができる。請求項4の発明によれば、重量
の大きいベッドの主体が連結枠体の上面に設けた摺動面
に支持されるので、前記主体の摺動面に沿った移動が容
易であり、角度調節手段によるベッドの直角度を調節す
る操作を軽快に行うことができる。請求項5の発明によ
れば、ベッドの主体と連結枠体とは鉛直方向の結合ボル
トを緩めることにより、直角度の微調整が可能となり、
調節終了と同時に結合ボルトを緊締することにより両者
の関係が固定される。などの効果がある。
ドは従来と同様に別体に構成されており、輸送の際に車
両に対する搭載が容易である。また、ベッドとは別体に
作られるコラムは、床フレームと主軸頭フレームおよび
柱フレームとによって略額縁状の環状コラムとされ、高
い剛性を有するから、軽量化が可能となり、輸送の際に
精度が狂うおそれがないばかりか、工場における据え付
け作業や、微調整作業を容易に行い得る。請求項2の発
明によれば、ベッドの長手方向と環状コラムをなす床フ
レームの長手方向とは互いに直交するにも拘わらず、ベ
ッドは床フレームに設けられた連結枠体により、比較的
大きな面積で支承され、高い精度を長期に亘って保持で
きる。請求項3の発明によれば、主体の一端を脚部材に
よって支持することにより、連結枠体が短小であって
も、大型の主体を持つベッドと環状コラムとを高精度で
連結することができる。請求項4の発明によれば、重量
の大きいベッドの主体が連結枠体の上面に設けた摺動面
に支持されるので、前記主体の摺動面に沿った移動が容
易であり、角度調節手段によるベッドの直角度を調節す
る操作を軽快に行うことができる。請求項5の発明によ
れば、ベッドの主体と連結枠体とは鉛直方向の結合ボル
トを緩めることにより、直角度の微調整が可能となり、
調節終了と同時に結合ボルトを緊締することにより両者
の関係が固定される。などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示す木工ルータの正面図
である。
である。
【図2】その側面図である。
【図3】ベッドとコラムとの関係を示す外観図である。
【図4】図2中のIV−IVの断面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の平面図である。
【図7】従来のベッドとコラムとの関係を示す図3相当
の外観図である。
の外観図である。
10・・・・コラム形切削機械(木工用ルータ) 11・・・・主軸頭 12・・・・水平スライダ 20・・・・門型の環状コラム 21・・・・主軸頭フレーム 22・・・・床フレーム 23・・・・柱フレーム 24・・・・ガイド面 26・・・・連結枠体 26a・・・端面 27・・・・連結枠体側の結合フランジ 30・・・・ベッド 30a・・・主体 30b・・・脚部材 30c・・・脚部材の一方の側面 31・・・・スライドレール 32・・・・下面 33・・・・ベッド側の結合フランジ 34・・・・結合ボルト 35・・・・ボルト 40・・・・往復台 41・・・・ねじ軸 42・・・・電動機 50・・・・角度調節手段 51・・・・ブラケット 52・・・・ボルト 53・・・・ロックナット F・・・・床 L・・・・水平出しブロック W・・・・被切削物(ワーク)
Claims (5)
- 【請求項1】床上に支持される水平方向の床フレーム
と、その床フレームの両端部から上方へ伸びる柱フレー
ムによって支持された主軸頭フレームを一体的に連結し
て構成した略額縁形の環状コラムを設けるとともに、前
記床フレームに対して着脱自在に構成されたベッドを設
けてなるコラム形切削機械。 - 【請求項2】請求項1において、前記床フレームから側
方へ突出する連結枠体を設け、前記ベッドと連結枠体と
を着脱自在に連結してなるコラム形切削機械。 - 【請求項3】請求項2において、前記ベッドはガイドレ
ールを設けた主体と、その主体を支える脚部材とによっ
て構成され、前記主体の一端を脚部材により、他端を前
記連結枠体により支承してなるコラム形切削機械。 - 【請求項4】請求項2において、前記連結枠体は上面に
ベッドの主体を支持するための摺動面を設け、その摺動
面を挟んで対向して設けた角度調節手段の少なくとも1
対を設けると共に、両角度調節手段の間に前記ベッドの
主体を配してなるコラム形切削機械。 - 【請求項5】請求項4において、前記ベッドの主体の側
面と連結枠体の側面にはそれぞれ結合フランジが形成さ
れており、結合ボルトによって緊締弛緩自在に結合され
ているコラム形切削機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10357208A JP2000176907A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | コラム形切削機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10357208A JP2000176907A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | コラム形切削機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000176907A true JP2000176907A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18452942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10357208A Withdrawn JP2000176907A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | コラム形切削機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000176907A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009097479A2 (en) * | 2008-01-30 | 2009-08-06 | Stepp Lewis E | Wood working machine |
CN111844253A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-30 | 广州思威耀家具有限公司 | 一种精确度高的桌腿切割加工装置 |
-
1998
- 1998-12-16 JP JP10357208A patent/JP2000176907A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009097479A2 (en) * | 2008-01-30 | 2009-08-06 | Stepp Lewis E | Wood working machine |
WO2009097479A3 (en) * | 2008-01-30 | 2009-11-05 | Stepp Lewis E | Wood working machine |
US7997308B2 (en) | 2008-01-30 | 2011-08-16 | Stepp Lewis E | Wood working machine |
US8156973B2 (en) | 2008-01-30 | 2012-04-17 | Stepp Lewis E | Wood working machine |
CN111844253A (zh) * | 2020-07-30 | 2020-10-30 | 广州思威耀家具有限公司 | 一种精确度高的桌腿切割加工装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |