JPH0574788U - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JPH0574788U
JPH0574788U JP1496192U JP1496192U JPH0574788U JP H0574788 U JPH0574788 U JP H0574788U JP 1496192 U JP1496192 U JP 1496192U JP 1496192 U JP1496192 U JP 1496192U JP H0574788 U JPH0574788 U JP H0574788U
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traveling
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JP1496192U
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Inventor
研二 田辺
敏 上原
Original Assignee
トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は加工、運搬、設置作業が容易に行え
る走行装置を提供することを目的とする。 【構成】 走行装置1は塗装用ロボット2が設置された
走行台車3を走行ベース6上でX方向に走行させる。走
行ベース6はガイドレール4,5を支持する第1のベー
ス15、第2のベース16とに分割でき、両ベース1
5,16との間にはY方向に摺動可能な第1,第2のブ
ラケット21,22が取付けられ、ガイドレール4,5
間の離間距離が調整可能に組み合わされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は走行装置に係り、特に走行台車が水平に移動できるようにベースを正 確に設置するよう構成した走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば塗装ラインにおいては、塗装用ロボットが走行装置の走行台車上に設置 され、ワーク搬送方向に走行できるように設けられている。そして、塗装用ロボ ットはワークが塗装ブースを通過する間に走行台車とともにワーク搬送方向に走 行しながら塗装作業を行なう。
【0003】 走行装置は、ロボット等の作業機が搭載された走行台車と、走行台車を摺動自 在にガイドする一対のガイドレールと、この一対のガイドレールを平行となるよ うに支持し床面に設置されるベースとよりなる。又、ガイドレール及びベースは ロボットの走行距離によって決まるが例えば5〜10m程度の長さを有する。そ のため、ベースの底面に凹凸があったり撓んでいるとロボットが水平に移動でき なくなるのでベースの底面の平面度を高精度に加工していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の走行装置は、短いベースを溶接により結合して長いベースを 製作し、その後ベース底面を平面に加工していたため製作工程に手間がかかるば かりか加工精度を高めることが難しく、さらには設置場所へ運搬するにもかなり の労力を要するといった課題がある。さらに、走行装置が設置される床面の平面 度も正確にする必要があった。又、塗装ラインのある工場内に走行装置を搬入す る際入口の幅寸法によって制限され、設置作業が難行することもある。
【0005】 さらに、走行装置の設置後、走行台に載置される塗装用ロボットのアームに色 替バルブユニットを設けたり、あるいは大型の塗装用ロボットと交換する際、走 行装置のガイドレール間の距離が狭くて安定性が低下するため走行装置も交換し なければならず、設備を更新するのにかなりの費用を要していた。 そこで、本考案は上記課題を解決した走行装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1の考案は、作業機が搭載された走行台車と、 該走行台車を摺動自在にガイドする一対のガイドレールと、 該一対のガイドレールの一方を支持し床面に設置される第1のベースと、 前記一対のガイドレールの他方を支持し該第1のベースと平行に該床面に設置 される第2のベースと、 前記第1,第2のベースの少なくともいずれか一方に取付けられ前記一対のガ イドレール間の距離を調整するように設けられた離間距離調整機構と、 よりなることを特徴とする。
【0007】 又、請求項2の考案は、作業機が搭載された走行台車と、 該走行台車を摺動自在にガイドする一対のガイドレールと、 該一対のガイドレールの一方を支持し床面に設置される第1のベースと、 前記一対のガイドレールの他方を支持し該第1のベースと平行に該床面に設置 される第2のベースと、 前記第1,第2のベースの少なくともいずれか一方に取付けられ前記一対のガ イドレール間の距離を調整するように設けられた離間距離調整機構と、 前記第1,第2のベースの少なくともいずれか一方に取付けられ前記ベースの 高さ位置を調整するように設けられた高さ調整機構と、 よりなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
ガイドレールを支持するベースが第1ベースと第2ベースとに分割できるので 、製造工程時に扱いやすく加工も容易となり、さらに運搬及び設置作業も容易と なる。しかも、設置場所で一対のガイドレール間の距離を調整することが可能と なるため、設置作業が容易となるだけでなく、設置後大型の作業機と交換する際 にもガイドレール間の距離を容易に拡げることが可能となる。
【0009】 又、第1,第2ベースと床面との間に高さ調整機構を設けることにより、第1 ,第2ベースの底面の加工精度及び床面の平面度の精度が悪くても走行台車が水 平移動できるように高さ調整することが可能となる。
【0010】
【実施例】
図1及び図2に本考案になる走行装置の第1実施例を示す。
【0011】 両図中、走行装置1は例えば塗装ライン(図示せず)に沿って延在するように 設置され、ワーク(図示せず)が運搬されると作業機としての塗装用ロボット2 をワーク搬送方向に走行させる。従って、塗装用ロボット2はワーク搬送に追従 しながら予めティーチングされた塗装作業を行う。
【0012】 走行装置1は大略塗装用ロボット2が載置される走行台車3と、走行台車3を ワーク搬送方向(X方向)に摺動自在にガイドする一対のガイドレール4,5と 、ガイドレール4,5を支持し床面に固定される走行ベース6とよりなる。
【0013】 又、塗装用ロボット2は多関節型のプレイバックロボットであり、走行台車3 上に固定された固定ベース7、基台8、旋回ベース9、第1アーム10、第2ア ーム11、手首部12等よりなり、手首部12に塗装ガン(図示せず)が装着さ れている。
【0014】 走行台車3は上記構成の塗装用ロボット2を支持するとともに、その上面には 駆動用のモータユニット13が取付けられている。そして、走行台車3の下面に はガイドレール4,5に嵌合してX方向へガイドされるリニアベアリング14が 設けられている。
【0015】 走行台車3はモータユニット13が走行ベース6に設けられたX方向に延在す るラック(図示せず)に噛合するピニオン(図示せず)を回転駆動することによ りX方向に移動する。
【0016】 又、ガイドレール4,5は走行ベース6上で平行に配され、且つベース6は後 述するようにガイドレール4,5間の幅方向(Y方向)の離間距離が調整できる ようになっている。
【0017】 即ち、走行ベース6は一方のガイドレール4を支持する第1のベース15と、 他方のガイドレール5を支持する第2のベース16とに分割されており、第1の ベース15と第2のベース16との間には両者間の離間距離Lを調整する離間距 離調整機構17が設けられている。
【0018】 第1のベース15及び第2のベース16はガイドレール4,5よりも短くガイ ドレール4,5の全長に合わせて長手方向に複数本繋がれる。尚、本実施例では 2本のベース151 ,152 ,161 ,162 が図示されている。
【0019】 第1のベース15(151 ,152 )は縦断面形状がコ字状に形成され横方向 に突出する上部15aと下部15bとの間を垂直方向に延在する支柱15cによ り接続され、支柱15cの上方の段部15dに第1のガイドレール4が固定され ている。
【0020】 又、第2のベース16(161 ,162 )は上記第1のベース15と左右対称 となるよう逆コ字状に形成され、上部16aと下部16bとの間を接続する支柱 16cの上方の段部16dに第2のガイドレール5が固定されている。
【0021】 第1のベース15の下部15b及び第2のベース16の下部16bの両端は平 板状の固定プレート18と平板状のスペーサ19とを介して床面上に固定される 。尚、第1のベース151 ,152 及び第2のベース161 ,162 の繋ぎ部分 には幅広の固定プレート20が取付けられ、プレート20の右半分にベース15 1 ,161 の端部が載置され、プレート20の左半分にベース152 ,162 の 端部が載置される。従って、床面に凹凸があるときはスペーサ19を厚さの異な るものと取り換えて高さを調整する。このように、走行ベース6は第1のベース 15と第2のベース16とに分割されるため、従来の溶接一体型ベースよりも加 工が容易となり運搬作業及び設置場所への搬入作業も容易に行える。さらに、第 1,第2のベース15,16はガイドレール4,5の全長に応じて複数のベース 151 〜15n ,161 〜16n に分割できるので、さらに有利である。
【0022】 図3乃至図6に示す如く、離間距離調整機構17は、第1のベース15に固定 される第1のブラケット21と第2のベース16に固定される第2のブラケット 22とよりなり、両ブラケット21,22とが走行ベース6の幅方向(Y方向) に摺動可能な構成となっている。
【0023】 第1のブラケット21は図5に示すように断面が四角形状で中空状の梁23と 、梁23の一端に溶接により固着されたフランジ24と、梁23の他端両側面に 設けられた調整用のメネジ部25とよりなる。尚、フランジ24には第1ベース 15の支柱15cに固定するためのボルト挿通孔24aが穿設されている。又、 梁23の先端の上,下面には連結用のネジ孔23a1 ,23a2 が2個ずつ設け られている。
【0024】 第2のブラケット22は図6に示すようにL字状に屈曲され、第2のベース1 6の支柱16cに固定される垂直部22aと、第1のブラケット21の梁23の 上面又は下面に固定される水平部22bとよりなる。尚、垂直部22aにはボル ト挿通孔22cが穿設され、水平部22bには梁23との連結位置を調整するた めの一対の長孔22dが平行に穿設されている。
【0025】 上記第1のブラケット21は梁23が第2のベース16側へ延在し第1,2の ベース15,16間に横架されるようにフランジ24がボルト26によりベース 15の支柱15cに固定される。一方、第2のブラケット22は水平部22bが 梁23の先端の上,下面に当接するように垂直部22aがボルト27によりベー ス16の支柱16cに固定される。
【0026】 これで、ブラケット22の水平部22bが梁23の上,下面を挟持する格好で ブラケット21,22が取付けられ、ブラケット22の長孔22dと梁23のネ ジ孔23a1 とが一致する。そして、図4に示す如く、梁23の先端両側に突出 する調整用メネジ部25に調整ボルト28を螺入させる。この調整ボルト28の 先端とベース16の支柱16cとの間には円板状のスペーサ29が介在している 。
【0027】 上記構成とされた離間距離調整機構17では、梁23の両側の調整ボルト28 を時計方向に回わすことによりメネジ部25がベース16に対して離間する。又 、ブラケット22の長孔22dも梁23のネジ孔23a1 ,23a2 に対して相 対的に変位する。
【0028】 このようにして、一対のガイドレール4,5間の距離Lが図7に示すように走 行台車3のリニアベアリング14の幅方向の距離に一致するL1 に拡げられたと き、ブラケット22の長孔22dより梁23のネジ孔23a1 又は23a2 に固 定ボルト30を螺入してブラケット21と22とを固定する。これで、一対のガ イドレール4,5間の離間距離が調整され、設置現場でも容易に調整することが できる。尚、離間距離調整機構17は各ベース151 ,152 ,161 ,162 の両端間に設けられており、一対のガイドレール4,5が平行となるように各離 間距離調整機構17により調整作業を上記と同様に行う。
【0029】 又、走行台車1を設置した後、例えば塗装用ロボット2のアーム11上に塗料 色替バルブユニットを装着することがある。その場合、塗装ロボット2のアーム 11の重量が増加し、塗装動作時走行台車3の安定性が損なわれるおそれがある 。
【0030】 従って、このような場合でも離間距離調整機構17により一対のガイドレール 4,5間の距離Lを拡げることにより走行台車3の安定性を高められる。又、走 行装置1の設置後に塗装用ロボット2を大型のロボットと交換する場合でも上記 のようにガイドレール4,5間の距離を拡げるように調整しなおせば良い。この ような場合、従来はロボットとともに走行装置1も交換していたが、走行装置1 はそのまま使用できるので交換作業が容易となり、且つ設備費も安価になる。
【0031】 尚、ガイドレール4,5間の距離が変更された場合、リニアベアリング14, 14の幅方向の距離が異なる走行台車3と交換すれば良い。
【0032】 又、上記とは逆にガイドレール4,5間の距離Lを小さくする際は、図8に示 す如く、調整ネジ28がベース16の支柱16の外側が挿通されてブラケット2 1のメネジ部25に螺入される。そして、固定ボルト30を外した状態で調整ネ ジ28が回わされると第1のブラケット21が第2のブラケット22側へ変位す る。その後、固定ボルト30を第2のブラケット22のボルト挿通孔22dから 第1のブラケット21のネジ孔23a1 又は23a2 に螺入して両ブラケット2 1,22を固定する。
【0033】 従って、走行装置1が設置された後でも、塗装用ロボット2の大きさ、重量等 に合わせてガイドレール4,5間を狭くすることも容易に行える。
【0034】 又、第2のブラケット22の代わりに、図9に示すブラケット31を使用して も良い。このブラケット31は長孔22dの代わりに水平部31bに複数のボル ト挿通孔31d1 〜31d3 が2列に設けられている。そのため、幅方向の調整 時は3個のボルト挿通孔31d1 〜31d3 のいずれか一つに固定ボルト30を 挿通する。
【0035】 図10乃至図13に本考案の第2実施例を示す。
【0036】 各図中、走行ベース6の第1,第2のベース15,16と床面との間には走行 ベース高さ調整機構32が設けられている。この走行ベース高さ調整機構32は 各ベース151 ,152 ,161 ,162 の両端部に位置するように設けられて おり、ガイドレール4,5が水平となるように床面の凹凸形状に合わせて各ベー ス151 ,152 ,161 ,162 の高さ位置を調整できるようになっている。 本実施例の走行ベース高さ調整機構32は逆T字状に形成された上部脚33と T字状に形成された下部脚34とよりなる。
【0037】 上部脚33はベース15,16に固定される水平部33aと水平部33aより 垂下方向に突出する垂直部33bとよりなり、水平部33aにはボルト挿通孔3 3cが穿設され、垂直部33bには縦方向に延在する4個の長孔33dが穿設さ れている。
【0038】 又、下部脚34は床面に固定される水平部34aと水平部34aより垂直方向 に突出する垂直部34bとよりなり、水平部34aにはボルト挿通孔34cが穿 設され、垂直部34bには横方向に延在する4個の長孔34dが穿設されている 。
【0039】 そして、上部脚33の垂直部33bと下部脚34の垂直部34bとは、当接部 分が水平部33a,34aの中間に位置するように設けられ、互いに対向するよ うに組み合わされる。その後、各長孔33d,34dに締結ボルト35が挿通さ れナット36の締め付けにより締結される。尚、上部脚33は固定ボルト37に よりベース15,16の下面に固定され、下部脚34は固定ボルト38により床 面に固定される。
【0040】 高さ調整を行う際は走行台車3を離れた位置に移動させて、順次各走行ベース 高さ調整機構32の調整作業が行なわれる。
【0041】 即ち、ガイドレール4,5の高さ位置を変更する際は、まず走行ベース高さ調 整機構32のナット36をゆるめて仮止め状態にした後、固定ボルト37,38 を締め付けて上部脚33の水平部33aをベース15,16に固定し、下部脚3 4の水平部34aを床面に固定する。これにより、上部脚33と下部脚34とが 床面の凹凸又はベース15,16の下面の凹凸に応じて相対変位する。そのため 、ボルト35が長孔33dに沿って移動し無段階に上下方向の相対位置が変更さ れる。
【0042】 そして、ガイドレール4,5の高さが所望の高さへ変位し、且つ水準器(図示 せず)によりガイドレール4,5が水平となったとき、上記ナット36を締付け て上部脚33と下部脚34とを締結する。
【0043】 又、ベース15,16の幅方向(Y方向)の位置を調整する際は、上記と同様 にナット36をゆるめて下部脚34の長孔34dがボルト35に対してY方向に 移動して床面に対するベース15,16のY方向の位置を調整できる。従って、 ベース15,16の底面の加工精度及び床面の平面度の精度が悪くても走行台車 3が水平移動できるように調整することができる。そのため、ベース15,16 の加工及び設置場所での基礎工事が容易となる。
【0044】 図14乃至図22に上記走行ベース高さ調整機構の変形例を示す。
【0045】 図14において、走行ベース調整機構40は、T字状に形成された上部脚41 と、床面に固定される逆T字状の下部脚42と上部脚41と下部脚42との間を 連結する中部脚43とよりなる。
【0046】 上部脚41は図15,図16に示す如く、ベース15,16に固定され水平部 41aに円弧状のボルト挿通孔41bが90度間隔で穿設され、水平部41aよ り垂下方向に突出しY方向に延在する垂直部41cに上下方向の長孔41dが穿 設されている。
【0047】 又、下部脚42は図17,図18に示す如く、床面に固定される水平部42a にY方向の長孔42bが穿設され、水平部42aより垂直方向に起立する垂直部 42cに円弧状のボルト挿通孔42dが90度間隔で穿設されている。又、中部 脚43は図19,図20に示す如く、垂直部41cと42cとの間を横架する水 平ベース43aと、水平ベース43a上に起立しY方向に延在する上部連結部4 3bと、水平ベース43aの下面より垂下方向に突出しX方向に延在する下部連 結部43cとよりなる。
【0048】 上部連結部43bは円弧状のボルト挿通孔43dが90度間隔で穿設され、下 部連結部43cにはX方向の長孔43eが穿設されている。尚、上部連結部43 bと下部連結部43cとは夫々直交するY方向とX方向に延在しており、垂直部 41c,42cとの当接部が水平ベース43aの中間位置となるようにずれた位 置に設けられている。
【0049】 上記上部脚41、下部脚42、中部脚43は夫々図21,図22に示す如く、 ボルト44,45が各ボルト挿通孔41d,43d,42d,43eに挿通され 、且つナット46,47の締め付けにより一体的に連結される。
【0050】 上部脚41の垂直部41cはZ方向の長孔41dを有し、下部脚42の水平部 42aはY方向の長孔42bを有し、中部脚43は下部連結部43cにX方向の 長孔43eを有するため、走行ベース調整機構40は高さ(Z方向)だけでなく X,Y方向の調整も容易に行なえる。
【0051】 しかも、上部脚41の水平部41aにはZ軸回りの円弧状のボルト挿通孔41 bが設けられ、下部脚42の垂直部42cにはY軸回りの円弧状のボルト挿通孔 42dが設けられ、中部脚の上部連結部43bにはX軸回りの円弧状のボルト挿 通孔43dが設けられているため、走行ベース調整機構40はX,Y,Z軸回わ りのXR ,YR ,ZR 方向の調整も容易に行なえる。
【0052】 従って、ベース15,16は上記走行ベース調整機構40によりどの方向にも 調整可能に支持され、床面の凹凸形状に拘らずガイドレール4,5の水平度及び 平行度を高精度に調整することができる。
【0053】 尚、上記実施例では塗装用ロボットを走行させるようにして説明したが、これ に限らず、これ以外のロボット例えば溶接ロボット、シーリングロボットを走行 させるのにも適用できるのは勿論である。
【0054】 又、走行台車上にはロボットだけでなく、例えばワークに対して何らかの作業 を行なう装置としての作業機が載置される構成にも適用できる。
【0055】 尚、上記実施例では離間距離調整機構17を第1のベース15と第2のベース 16との間に設けたが、いずれか一方に設けて一方のベースのみを移動させる構 成としても良い。
【0056】 又、走行ベース高さ調整機構は第1のベース15又は第2のベース16の一方 にのみ設けて、傾斜した床面上でガイドレール5,6が同一高さとなるように調 整することもできる。
【0057】
【考案の効果】
上述の如く、本考案になる走行装置は、ガイドレールを支持するベースが第1 のベースと第2のベースとに分割できるので、製造工程時に扱いやすく加工も容 易にできるので生産性を高めることができる。さらに工場内及び設置現場への運 搬が容易となり、狭い場所での設置作業も容易に行なえる。しかも、設置場所で ガイドレール間の距離を調整することが可能となるため、設置後に大型の作業機 と交換したりあるいは作業機に付属部品を組み付けて重量増加となってもガイド レール間の距離を拡げることにより走行時の安定性を確保でき、設置済みの走行 装置を交換せずに済むので設備費を安価にできる。
【0058】 又、第1,第2のベースと床面との間に高さ調整機構を設けることにより、第 1,第2のベース底面の加工精度及び床面の平面度の精度が悪くても走行台車が 水平移動できるように調整することができ、ベースの加工及び設置場所での基礎 工事が容易となる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる走行装置の第1実施例の斜視図で
ある。
【図2】走行ベースの斜視図である。
【図3】走行ベースの側面図である。
【図4】走行ベースの一部切截平面図である。
【図5】第1のブラケットの斜視図である。
【図6】第2のブラケットの斜視図である。
【図7】ガイドレール間距離の調整後の側面図である。
【図8】ガイドレール間の距離を狭くする場合の作業を
説明するための平面図である。
【図9】第2のブラケットの変形例の斜視図である。
【図10】本考案の第2実施例の斜視図である。
【図11】高さ調整機構の縦断面図である。
【図12】上部脚の側面図である。
【図13】下部脚の側面図である。
【図14】走行ベース調整機構の変形例の斜視図であ
る。
【図15】上部脚の平面図である。
【図16】上部脚の側面図である。
【図17】下部脚の側面図である。
【図18】下部脚の平面図である。
【図19】中部脚の上部の側面図である。
【図20】中部脚の下部の正面図である。
【図21】上部脚と中部脚との連結を示す正面図であ
る。
【図22】下部脚と中部脚との連結を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行装置 2 塗装用ロボット 3 走行台車 4,5 ガイドレール 6 走行ベース 14 リニアベアリング 15(151 ,152 )第1のベース 16(161 ,162 )第2のベース 17 離間距離調整機構 21 第1のブラケット 22 第2のブラケット 23 梁 24 ブラケット 28 調整ボルト 32 走行ベース高さ調整機構 33 上部脚 34 下部脚 40 走行ベース調整機構 41 上部脚 42 下部脚 43 中部脚

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機が搭載された走行台車と、 該走行台車を摺動自在にガイドする一対のガイドレール
    と、 該一対のガイドレールの一方を支持し床面に設置される
    第1のベースと、 前記一対のガイドレールの他方を支持し該第1のベース
    と平行に該床面に設置される第2のベースと、 前記第1,第2のベースの少なくともいずれか一方に取
    付けられ前記一対のガイドレール間の距離を調整するよ
    うに設けられた離間距離調整機構と、 よりなることを特徴とする走行装置。
  2. 【請求項2】 作業機が搭載された走行台車と、 該走行台車を摺動自在にガイドする一対のガイドレール
    と、 該一対のガイドレールの一方を支持し床面に設置される
    第1のベースと、 前記一対のガイドレールの他方を支持し該第1のベース
    と平行に該床面に設置される第2のベースと、 前記第1,第2のベースの少なくともいずれか一方に取
    付けられ前記一対のガイドレール間の距離を調整するよ
    うに設けられた離間距離調整機構と、 前記第1,第2のベースの少なくともいずれか一方に取
    付けられ前記ベースの高さ位置を調整するように設けら
    れた高さ調整機構と、 よりなることを特徴とする走行装置。
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