JP2004148426A - 門形工作機械 - Google Patents

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Takahiro Kugimoto
孝浩 釘元
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

【課題】高剛性で、高度な機械座標軸精度を容易に確保でき、重・高速切削においてもワークを高い加工精度で加工できる門形工作機械を提供すること。
【解決手段】ベッド4上にテーブル12が該ベッドの長手方向に沿うX軸方向に移動可能に設けられ、ベッド4の両側に立てられた左右のコラム3a、3bの間にクロスレール7が水平に掛け渡され、クロスレール7にサドルが該クロスレールの長手方向に沿うY軸方向に移動可能に設けられている門形工作機械において、左右のコラム3a、3bは、上部と下部が上部水平梁5と、下部水平梁6とにより、それぞれ一体鋳造で互いに連結された□形のコラム構成体2により構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、門形工作機械に係り、特に中小サイズのワークの加工を行う門形工作機械の主要構造体の一部であるコラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
門形工作機械は、ベッド上にテーブルが該ベッドの長手方向に沿うX軸方向に移動可能に設けられ、前記ベッドの両側に立てられた左右のコラムの間に該コラムの上下方向に沿うZ軸方向に移動可能にクロスレールが水平に掛け渡され、前記クロスレールにサドルが該クロスレールの長手方向に沿うY軸方向に移動可能に設けられている。
【0003】
従来の門形工作機械は、工作機械の主要構造体の一部をなす左右のコラムと、左右のコラムを上部で連結する上部水平梁とが、各々個別の鋳造品により構成され、ボルト締結により門形に組み立てられ、左右のコラムは、ベッドの左右上面に設けられた取付面に設置され、ボルト締めされている。また、左右のコラムとクロスレールとが一体鋳造により構成されて、このクロスレールにY軸方向に移動可能にサドルが設けられ、このサドルにラムがZ軸方向に移動可能に設けられているものもある(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−286734号公報
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
左右のコラムと、左右のコラムの上部を連結する上部水平梁とが、ボルトにより締結されたものでは、コラムと上部水平梁間の剛性が低く、Y軸方向に振動が発生し易い。また、コラムと上部水平梁との接合面の加工精度が機械座標軸精度に直接影響を与えるため、機械座標軸精度の高精度化が難しい。
【0006】
また、左右のコラムとクロスレールとが一体鋳造により構成されたものでも、下部は一体鋳造で繋がっておらずボルトにより締結されているために、剛性が低く、Y軸方向に振動が発生し易い。
【0007】
特に、金型加工では、重切削が行われる上で、切削速度の高速化、加工精度の高精度化が要求されており、このような加工速度、加工精度を上述のような従来のコラム構造による門形工作機械において得ることは難しい。
【0008】
この発明の目的は、高剛性で、高度な機械座標軸精度を容易に確保でき、重・高速切削においてもワークを高い加工精度で加工できる門形工作機械を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1による門形工作機械は、ベッド上にテーブルが該ベッドの長手方向に沿うX軸方向に移動可能に設けられ、前記ベッドの両側に立てられた左右のコラムの間にクロスレールが水平に掛け渡され、前記クロスレールにサドルが該クロスレールの長手方向に沿うY軸方向に移動可能に設けられている門形工作機械において、前記左右のコラムは、両コラム上部を一体構造で互いに連結する上部水平梁と、両コラム下部を一体構造で互いに連結する下部水平梁とを有する。
【0010】
この発明による門形工作機械では、左右のコラムは、上部および下部に一体構造で互いに連結された上部水平梁および下部水平梁を有した一体箱形構造となるため、コラムの剛性が高くなる。
【0011】
請求項2によれば、上部水平梁は、前記クロスレールを兼ねる。
【0012】
請求項3によれば、前記コラムには、前記サドルを搭載したクロスレールが前記コラムの上下方向に沿うZ軸方向に移動可能に設けられる。
【0013】
この請求項3の発明による門形工作機械では、左右のコラムの上部および下部に一体構造で互いに連結された上部水平梁および下部水平梁を有した高い剛性のコラムに、クロスレールがZ軸方向に移動可能に設けられているため、高度な機械座標軸精度を確保でき、重・高速切削においてもワークを高い加工精度で加工できる。
【0014】
請求項4によれば、一体構造は、鋳物で構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1の実施の形態
図1は、本発明が適用される門形工作機械の一例の外形を示す図で、図2、図3は左右一体鋳造構造コラムとベッドの図である。図1において、参照符号2はコラム構成体を示し、4はベッドを示している。
【0016】
図2に示すように、コラム構成体2は、左右のコラム3a、3bの上部および下部が一体鋳造で互いに連結された上部水平梁5および下部水平梁6で繋がっており全体で一体構造の□形をなしている。また、左右のコラム3a、3bの互いに向き合うコラムの内側側面には、上部水平梁5と下部水平梁6を一体構造で連結する垂直部材24a、24bが設けられ剛性を高めている。
【0017】
ベッド4は、左右両側にコラム載置用の張り出し台部25、27を設けた一体鋳造であり、T字形状をなしている。張り出し台部25、27の上面およびT字形状の上部上面には上述の一体構造のコラム構成体2が載置され、ベッド4上に強固にボルト締結(図示省略)されている。
【0018】
ベッド4(図1では入子式のカバーで覆われている)上には、テーブル12が配置されている。このテーブル12は、パレット14を搭載してベッド4の長手方向に沿うX軸方向に移動することができる。
【0019】
コラム3a、3bには、クロスレール7(図1では蛇腹カバーで覆われている)が水平に掛け渡され、このクロスレール7は、コラム3a、3bの上下方向に沿うZ軸方向に昇降することができる。図1において、クロスレール7を上下方向に昇降させるZ軸の送り機構を駆動するZ軸サーボモータ15a、15bが、左右のコラム3a、3bの上部にそれぞれ配置されている。16a、16bはクロスレール7の移動を案内するガイドレールである。Z軸の送り機構は、この種の門形工作機械で周知のボールねじ機構が用いられているもので、図示は省略されている。
【0020】
クロスレール7には、サドル8がクロスレール7の長手方向に沿う水平なY軸方向左右に移動可能に設置されている。サドル8を左右方向に移動させるY軸の送り機構を駆動するY軸サーボモータ23がクロスレール7の端部に配置されている。サドル8の移動は図示しないガイドレールにより案内され、Y軸の送り機構は、この種の門形工作機械で周知のボールねじ機構が用いられているもので、図示は省略されている。
【0021】
サドル8には、X軸回りに旋回可能に設けられたA軸を備えた主軸頭10が設置されている。
【0022】
上述のような構成による門形工作機械では、左右のコラム3a、3bと上部水平梁5と下部水平梁6とが左右のコラム3a、3bの上部と下部で一体鋳造で繋がっていることから、コラム構成体2の剛性が組立式(上部水平梁をボルト締結)のものに比して閉じた一体鋳造箱形構造となるため格段に高くなり、特にY軸方向の振動の減衰性が向上し、ワークの加工精度の向上が図られる。
【0023】
また、コラム3a、3bとクロスレール7との相対的な位置精度は、コラム3a、3bと上部水平梁5と下部水平梁6との一体鋳造精度および加工精度によって決まり、機械座標軸精度の向上を容易に図ることができる。
【0024】
また、コラム3a、3b、上部水平梁5および下部水平梁6が一体鋳造により構成されていることによって、部品点数、加工面数が削減され、組立個所が減少することにより組立精度の向上を図ることができると共に加工工数および組立工数が削減されコストダウンを図ることができる。
【0025】
図2に示すように、左右のコラム3a、3b、上部水平梁5および下部水平梁6が各々箱形構造をなし、コラム3a、3bと上部水平梁5の内部に傾斜補強リブ21、22が一体鋳造されていることによっても、コラムの剛性が高くなり、ワークの加工精度の向上が図られる。
【0026】
また、コラム構成体2がベッド4と一体鋳造された張り出し台部25、27上に設置されていることにより、コラム構成体2とベッド4との相対的位置関係が高精度に決まり、両者間で相対的変位を発生することがないから、X軸、Y軸、Z軸の機械座標軸精度(相対精度)が容易に得られるようになる。
【0027】
これらのことにより、高剛性で高度な機械座標軸精度を容易に確保でき、特に金型加工のように重切削が行われる上で、切削速度の早い切削においても高い加工精度を得ることができるようになる。
【0028】
第2の実施の形態
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る門形工作機械の一例の外形を示す図である。なお、第1の実施の形態とはコラム、クロスレール、サドルおよび主軸頭部が変わるので、第1の実施の形態と同一部材は同一番号を付し、その説明を省き、変わる部材に新番号を付してその説明をする。
【0029】
図4に示すように、コラム構成体32は、左右のコラム33a、33bの上部が一体鋳造で互いに連結された上部水平梁を兼ねるクロスレール37で繋がっており、左右のコラム33a、33bの下部は一体鋳造で互いに連結された下部水平梁36で繋がっており全体で一体構造の□形(Д形)をなしている。
【0030】
クロスレール37には、サドル38がクロスレール37の長手方向に水平なY軸方向左右に移動可能に設置されている。サドル38には、上下方向のZ軸方向に昇降可能に設けられたラム31を備え、ラム31には、主軸頭30が取り付けられている。
【0031】
以上に於ては、この発明を特定の実施の形態である鋳物構造について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、左右のコラム、上部水平梁および下部水平梁は、鋳物によらず鋼板溶接構造でもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から本発明によれば、左右のコラムと上部水平梁および下部水平梁とが一体構造により構成されていることにより、コラムの剛性が高くなり、特にY軸方向の振動減衰性が向上し、ワークの加工精度の向上が図られると共に、部品点数、加工面数が削減され、組立精度の向上と共にコストダウンも図られる。また、左右のコラムとクロスレールとの相対的な位置精度は、左右のコラムと上部および下部水平梁の一体構造精度および加工精度によって決まるから、機械座標軸精度の向上が容易に図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による門形工作機械の一つの実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明による門形工作機械の左右のコラムと上部水平梁および下部水平梁一体鋳造構造体の一つの実施の形態を示す正面図である。
【図3】第2図のA−A断面図である。
【図4】本発明による門形工作機械の他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2、32 コラム構成体
3a、3b、33a、33b コラム
4 ベッド
5 上部水平梁
6、36 下部水平梁
7、37 クロスレール
8、38 サドル
10、30 主軸頭
12 テーブル
14 パレット
15a、15b Z軸サーボモータ
16a、16b ガイドレール
24a、24b 垂直部材
21、22 傾斜補強リブ
23 Y軸サーボモータ
25、27 張り出し台部
31 ラム

Claims (4)

  1. ベッド上にテーブルが該ベッドの長手方向に沿うX軸方向に移動可能に設けられ、前記ベッドの両側に立てられた左右のコラムの間にクロスレールが水平に掛け渡され、前記クロスレールにサドルが該クロスレールの長手方向に沿うY軸方向に移動可能に設けられている門形工作機械において、
    前記左右のコラムは、両コラム上部を一体構造で互いに連結する上部水平梁と、
    両コラム下部を一体構造で互いに連結する下部水平梁とを有することを特徴とする門形工作機械。
  2. 前記上部水平梁は、前記クロスレールを兼ねることを特徴とする請求項1に記載の門形工作機械。
  3. 前記コラムには、前記サドルを搭載したクロスレールが前記コラムの上下方向に沿うZ軸方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の門形工作機械。
  4. 請求項1に記載の一体構造は、鋳物で構成されることを特徴とする門形工作機械。
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