JP2000176539A - 扁平管の製造方法 - Google Patents
扁平管の製造方法Info
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- JP2000176539A JP2000176539A JP10350818A JP35081898A JP2000176539A JP 2000176539 A JP2000176539 A JP 2000176539A JP 10350818 A JP10350818 A JP 10350818A JP 35081898 A JP35081898 A JP 35081898A JP 2000176539 A JP2000176539 A JP 2000176539A
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- JP
- Japan
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- tube
- rolling
- flat tube
- circular cross
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/02—Tubular elements of cross-section which is non-circular
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/40—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only inside the tubular element
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Geometry (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】押出し・引抜き加工によって製造された断面円
形の管材を圧延加工によって潰すだけで、形状に優れ、
且つ寸法精度の良い扁平管が効率良く得られる、扁平管
の製造方法を提供すること。 【解決手段】押出し・引抜き加工によって製造された断
面円形で、且つ内部に溝を持つ管材の内部に、圧媒とし
て水を注入して圧延成形したことにある。
形の管材を圧延加工によって潰すだけで、形状に優れ、
且つ寸法精度の良い扁平管が効率良く得られる、扁平管
の製造方法を提供すること。 【解決手段】押出し・引抜き加工によって製造された断
面円形で、且つ内部に溝を持つ管材の内部に、圧媒とし
て水を注入して圧延成形したことにある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートパイプや熱
交換器などに使用される扁平管の製造方法に関するもの
である。
交換器などに使用される扁平管の製造方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、ヒートパイプや熱交換器用伝熱管
には円管のものが多用されていたが、現在では、熱伝導
を高めるため及び熱交換器の組立性の有利性から断面形
状を扁平にした扁平管が使用されるようになっている。
この扁平管の内面には、さらに熱伝導を高めるため多数
の溝が管軸方向と角度を持って加工されたものもある。
には円管のものが多用されていたが、現在では、熱伝導
を高めるため及び熱交換器の組立性の有利性から断面形
状を扁平にした扁平管が使用されるようになっている。
この扁平管の内面には、さらに熱伝導を高めるため多数
の溝が管軸方向と角度を持って加工されたものもある。
【０００３】このような扁平管の製造方法としては、
１．押出し加工や押出しと引抜き加工を組み合わせて加
工する方法や、２．圧延によって製造した平板材を成型
し、溶接によって扁平管材にする方法などがある。ま
た、最も簡単な方法としては、３．押出し・引抜き加工
によって製造した断面円形の管材を、圧延加工などによ
って潰して扁平管とする方法がある。
１．押出し加工や押出しと引抜き加工を組み合わせて加
工する方法や、２．圧延によって製造した平板材を成型
し、溶接によって扁平管材にする方法などがある。ま
た、最も簡単な方法としては、３．押出し・引抜き加工
によって製造した断面円形の管材を、圧延加工などによ
って潰して扁平管とする方法がある。
【０００４】図３は、上記３．の押出し・引抜き加工に
よって製造した断面円形の管材を、圧延加工などによっ
て潰して扁平管とする方法に係わり、原管となる内面溝
付き伝熱管１１の断面図を示す。このような伝熱管は一
般的なものであり、押出し・引抜き加工によって容易に
製作され、管内面への溝加工についても断面が円形のた
め比較的容易に行なえる。この内面溝付き伝熱管１１を
原管として圧延加工により潰して扁平管を得ることがで
きる。
よって製造した断面円形の管材を、圧延加工などによっ
て潰して扁平管とする方法に係わり、原管となる内面溝
付き伝熱管１１の断面図を示す。このような伝熱管は一
般的なものであり、押出し・引抜き加工によって容易に
製作され、管内面への溝加工についても断面が円形のた
め比較的容易に行なえる。この内面溝付き伝熱管１１を
原管として圧延加工により潰して扁平管を得ることがで
きる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の扁平管の製造方
法には以下の問題点があった。
法には以下の問題点があった。
【０００６】上記１．の押出し加工や押出しと引抜き加
工を組み合わせて加工する方法では、肉厚が薄い場合や
扁平管の幅に対して厚みが小さい場合には成形が困難で
ある。また、扁平管内部に溝を設ける場合は管軸に対し
て角度を有する溝を成形することは困難である。
工を組み合わせて加工する方法では、肉厚が薄い場合や
扁平管の幅に対して厚みが小さい場合には成形が困難で
ある。また、扁平管内部に溝を設ける場合は管軸に対し
て角度を有する溝を成形することは困難である。
【０００７】上記２．の圧延によって製造した平板材を
成型し、溶接によって扁平管材にする方法では、成形す
るための多くのフォーミングロールが必要となり実際的
ではない。また、扁平管の外周の一部に溶接部が存在す
ることになり、信頼性の点で懸念が残る。
成型し、溶接によって扁平管材にする方法では、成形す
るための多くのフォーミングロールが必要となり実際的
ではない。また、扁平管の外周の一部に溶接部が存在す
ることになり、信頼性の点で懸念が残る。
【０００８】上記３．の最も簡単な方法である、押出し
・引抜き加工によって製造した断面円形の管材を、圧延
加工などによって潰して扁平管とする方法では、内面に
軸方向に対して角度を持った溝を加工するのも容易であ
り、簡便な製造方法ではあるが、単に圧延を行なうだけ
では良好な扁平管が得られない。
・引抜き加工によって製造した断面円形の管材を、圧延
加工などによって潰して扁平管とする方法では、内面に
軸方向に対して角度を持った溝を加工するのも容易であ
り、簡便な製造方法ではあるが、単に圧延を行なうだけ
では良好な扁平管が得られない。
【０００９】図４は、中央部が潰れた扁平管１２の断面
図である。すなわち、上記３．の方法にて単に圧延を行
なうと、図４に示したように中央部が潰れた扁平管１２
しか得られず、形状及び寸法精度が悪いという問題があ
った。従って、歩留まりが非常に悪く、製品の価格も高
くなっていた。
図である。すなわち、上記３．の方法にて単に圧延を行
なうと、図４に示したように中央部が潰れた扁平管１２
しか得られず、形状及び寸法精度が悪いという問題があ
った。従って、歩留まりが非常に悪く、製品の価格も高
くなっていた。
【００１０】従って、本発明の目的は、前記した従来技
術の欠点を解消し、押出し・引抜き加工によって製造さ
れた断面円形の管材を圧延加工によって潰すだけで、形
状に優れ、且つ寸法精度の良い扁平管が効率良く得られ
る、扁平管の製造方法を提供することにある。
術の欠点を解消し、押出し・引抜き加工によって製造さ
れた断面円形の管材を圧延加工によって潰すだけで、形
状に優れ、且つ寸法精度の良い扁平管が効率良く得られ
る、扁平管の製造方法を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、押出し・引抜き加工によって製造された断
面円形の管材の内部に圧媒を注入して圧延成形する方法
を用いた。
現するため、押出し・引抜き加工によって製造された断
面円形の管材の内部に圧媒を注入して圧延成形する方法
を用いた。
【００１２】前記断面円形の管材はその両端をシールし
て圧延成形した。
て圧延成形した。
【００１３】また、そのシールは圧延成形時に前記断面
円形の管材内部の圧力が一定に成るように後端側のシー
ルを弱くした。
円形の管材内部の圧力が一定に成るように後端側のシー
ルを弱くした。
【００１４】さらに、注入する圧媒はその容積が前記断
面円形管材の内容積の５％から１０％とした。
面円形管材の内容積の５％から１０％とした。
【００１５】なお、圧媒は水を用いても良い。
【００１６】そしてまた、前記断面円形の管材はその内
部に溝が付いているものを用いた。
部に溝が付いているものを用いた。
【００１７】
【発明の実施の形態】まず、押出し・引抜き加工によっ
て製造された断面円形の管材、例えば内面溝付き伝熱管
を用意する。この断面円形の伝熱管の片端をスェージン
グ加工などによりシールする。その後、管内に水などの
圧媒を所定の量注入後、もう一端を完全に密封しないよ
うにシールする。このように内部に圧媒を注入した原管
を圧延加工によって加工し扁平管を製作する。
て製造された断面円形の管材、例えば内面溝付き伝熱管
を用意する。この断面円形の伝熱管の片端をスェージン
グ加工などによりシールする。その後、管内に水などの
圧媒を所定の量注入後、もう一端を完全に密封しないよ
うにシールする。このように内部に圧媒を注入した原管
を圧延加工によって加工し扁平管を製作する。
【００１８】このような方法を採用することにより、圧
延加工時に管内部に均等に圧力がかかり、圧延時の材料
はロール表面に押しつけられる形となるため、中央部の
潰れが抑えられ、表面が平坦で形状の優れた、且つ寸法
精度の良い扁平管を製造することが可能となる。図１
は、以上の方法により得られた扁平管の断面図を示す。
延加工時に管内部に均等に圧力がかかり、圧延時の材料
はロール表面に押しつけられる形となるため、中央部の
潰れが抑えられ、表面が平坦で形状の優れた、且つ寸法
精度の良い扁平管を製造することが可能となる。図１
は、以上の方法により得られた扁平管の断面図を示す。
【００１９】なお、圧媒を注入した後にもう一端をシー
ルする際には、僅かに隙間が空くようにシールすること
が望ましく、完全に密封した状態で圧延を実施すると圧
延時に内圧が大きくなりすぎ、中央部が膨らんでしまう
ことがある。このシールを弱くした一端は、圧延加工時
に後端にくるように設定する。
ルする際には、僅かに隙間が空くようにシールすること
が望ましく、完全に密封した状態で圧延を実施すると圧
延時に内圧が大きくなりすぎ、中央部が膨らんでしまう
ことがある。このシールを弱くした一端は、圧延加工時
に後端にくるように設定する。
【００２０】また、注入する圧媒の量が多すぎても、断
面円形管内の圧力（内圧）が高くなって中央部が膨らん
だ形状になる。逆に圧媒の量が少ないと、内圧が足りず
に中央部に凹みが生じる。圧媒の注入量としては、端部
のシール状態にもよるが、原管内容積の５％から１０％
が適当である。
面円形管内の圧力（内圧）が高くなって中央部が膨らん
だ形状になる。逆に圧媒の量が少ないと、内圧が足りず
に中央部に凹みが生じる。圧媒の注入量としては、端部
のシール状態にもよるが、原管内容積の５％から１０％
が適当である。
【００２１】図２は、上記で説明したように圧媒の量が
不適切、あるいは、一端のシールの状態が不適切な場合
に得られる中央部が膨らんだ扁平管の断面図である。中
央部が異常に膨らんで製品不良になっている。
不適切、あるいは、一端のシールの状態が不適切な場合
に得られる中央部が膨らんだ扁平管の断面図である。中
央部が異常に膨らんで製品不良になっている。
【００２２】以上、図面にて詳細に説明したように、断
面円形の伝熱管の内部に圧媒を注入して圧延成形するこ
とで、形状に優れ、且つ寸法精度の良い扁平管を効率良
く製造することが可能となった。
面円形の伝熱管の内部に圧媒を注入して圧延成形するこ
とで、形状に優れ、且つ寸法精度の良い扁平管を効率良
く製造することが可能となった。
【００２３】
【発明の効果】本発明の扁平管の製造方法は、押出し・
引抜き加工によって製造された断面円形で、且つ内部に
溝を持つ管材の内部に、圧媒として水を注入して圧延成
形する方法を用いたことから、断面円形の管材を圧延加
工によって潰すだけで、形状に優れ、且つ寸法精度の良
い扁平管を効率良く製造できる。
引抜き加工によって製造された断面円形で、且つ内部に
溝を持つ管材の内部に、圧媒として水を注入して圧延成
形する方法を用いたことから、断面円形の管材を圧延加
工によって潰すだけで、形状に優れ、且つ寸法精度の良
い扁平管を効率良く製造できる。
【図１】本発明の扁平管の製造方法の一実施例を示した
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明の扁平管の製造方法の一実施例に係わ
り、中央部が膨らんだ扁平管の断面図である。
り、中央部が膨らんだ扁平管の断面図である。
【図３】従来の扁平管の製造方法に係わり、内面溝付き
の伝熱管の断面図である。
の伝熱管の断面図である。
【図４】従来の扁平管の製造方法に係わり、中央部が潰
れた扁平管の断面図である。
れた扁平管の断面図である。
１ 扁平管 ２ 内面溝 ３ 中央部が膨らんだ扁平管 １１ 内面溝付き伝熱管 １２ 中央部が潰れた扁平管
Claims (6)
- 【請求項１】押出し・引抜き加工によって製造された断
面円形の管材の内部に圧媒を注入して圧延成形すること
を特徴とする扁平管の製造方法。 - 【請求項２】断面円形の管材は、その両端をシールして
から圧延成形することを特徴とする請求項１記載の扁平
管の製造方法。 - 【請求項３】シールは、圧延成形時に前記断面円形の管
材内部の圧力が一定に成るように後端側のシールを弱く
してから圧延成形することを特徴とする請求項２記載の
扁平管の製造方法。 - 【請求項４】注入する圧媒は、その容積が前記断面円形
管材の内容積の５％から１０％として圧延成形すること
を特徴とする請求項１記載の扁平管の製造方法。 - 【請求項５】圧媒として水を用いることを特徴とする請
求項１及び４記載の扁平管の製造方法。 - 【請求項６】断面円形の管材は、その内部に溝が付いて
いることを特徴とする請求項１乃至４記載の扁平管の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10350818A JP2000176539A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 扁平管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10350818A JP2000176539A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 扁平管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000176539A true JP2000176539A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18413096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10350818A Pending JP2000176539A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 扁平管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000176539A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1460366A1 (en) * | 2003-03-19 | 2004-09-22 | Lg Electronics Inc. | Heat exchanger |
| KR101309656B1 (ko) * | 2013-02-02 | 2013-09-17 | 합자회사 소백산업 | 보일러용 열교환기의 평판형 열교환관 성형방법과 이를 구비한 보일러용 열교환기 |
| CN114769349A (zh) * | 2022-03-22 | 2022-07-22 | 曾辉 | 一种超宽幅大尺寸钛包铜复合型材的制备方法 |
-
1998
- 1998-12-10 JP JP10350818A patent/JP2000176539A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1460366A1 (en) * | 2003-03-19 | 2004-09-22 | Lg Electronics Inc. | Heat exchanger |
| US7059394B2 (en) | 2003-03-19 | 2006-06-13 | Lg Electronics Inc. | Heat exchanger |
| CN1314936C (zh) * | 2003-03-19 | 2007-05-09 | Lg电子株式会社 | 热交换器 |
| KR101309656B1 (ko) * | 2013-02-02 | 2013-09-17 | 합자회사 소백산업 | 보일러용 열교환기의 평판형 열교환관 성형방법과 이를 구비한 보일러용 열교환기 |
| CN114769349A (zh) * | 2022-03-22 | 2022-07-22 | 曾辉 | 一种超宽幅大尺寸钛包铜复合型材的制备方法 |
| CN114769349B (zh) * | 2022-03-22 | 2024-04-05 | 湖南天惠新材料科技有限公司 | 一种超宽幅大尺寸钛包铜复合型材的制备方法 |
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