JPH05264185A - ヒ−トパイプコンテナ - Google Patents
ヒ−トパイプコンテナInfo
- Publication number
- JPH05264185A JPH05264185A JP4093293A JP9329392A JPH05264185A JP H05264185 A JPH05264185 A JP H05264185A JP 4093293 A JP4093293 A JP 4093293A JP 9329392 A JP9329392 A JP 9329392A JP H05264185 A JPH05264185 A JP H05264185A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat pipe
- container
- sealed
- sealing
- pipe container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0283—Means for filling or sealing heat pipes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波溶接などによるヒートパイプコンテナ
の封止時に、封止部が薄肉で脆弱になるのを防止するこ
とにより、外力に対して封止部が丈夫であり、耐久性及
び信頼性の高いヒ−トパイプを製造することができるコ
ンテナを提供すること。 【構成】 コンテナの封止予定部分の肉厚を、他の部分
の肉厚よりも大きく形成したことを特徴とする。
の封止時に、封止部が薄肉で脆弱になるのを防止するこ
とにより、外力に対して封止部が丈夫であり、耐久性及
び信頼性の高いヒ−トパイプを製造することができるコ
ンテナを提供すること。 【構成】 コンテナの封止予定部分の肉厚を、他の部分
の肉厚よりも大きく形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的にはLSIや
ICその他の電子素子あるいはこれらを用いた電子機器
部品など、小型で熱密度の高い発熱体を冷却するため
の、外径が6mm以下のような細径のヒートパイプのコン
テナに関するものであり、さらに特別には、超音波溶接
によって封止予定部分を封止するのに適するヒートパイ
プコンテナに関するものである。
ICその他の電子素子あるいはこれらを用いた電子機器
部品など、小型で熱密度の高い発熱体を冷却するため
の、外径が6mm以下のような細径のヒートパイプのコン
テナに関するものであり、さらに特別には、超音波溶接
によって封止予定部分を封止するのに適するヒートパイ
プコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常ヒートパイプは、ヒ−トパイプコン
テナの封止すべき部分(通常は端部)に小径な注入ノズ
ルを形成し、ヒートパイプコンテナ内より非凝縮性ガス
を排気した後、前記注入ノズルから水やアンモニアなど
の凝縮性流体を作動媒体として注入し、その注入ノズル
を封止するという工程で製造される。そしてヒートパイ
プコンテナは、コンテナ外部からの流体の流入や作動媒
体すなわち作動液の漏洩などがないように密封しておく
必要があり、特に封止部の密封は重要である。従来のヒ
ートパイプコンテナの封止方法としては、プレス機など
による加圧でコンテナの封止予定部分を圧着した後、当
該部分を溶接やろう付けなどにより封止する方法や、例
えば図9及び図10のように、コンテナ1の封止予定部
分(この場合は端部)2をプレスダイス3,3により加
圧圧接し、一方のプレスダイス3によって超音波振動を
加える、いわゆる超音波溶接で封止する方法があるが、
外径6mm以下のような細径のヒ−トパイプには超音波溶
接によって封止する方法が用いられている。
テナの封止すべき部分(通常は端部)に小径な注入ノズ
ルを形成し、ヒートパイプコンテナ内より非凝縮性ガス
を排気した後、前記注入ノズルから水やアンモニアなど
の凝縮性流体を作動媒体として注入し、その注入ノズル
を封止するという工程で製造される。そしてヒートパイ
プコンテナは、コンテナ外部からの流体の流入や作動媒
体すなわち作動液の漏洩などがないように密封しておく
必要があり、特に封止部の密封は重要である。従来のヒ
ートパイプコンテナの封止方法としては、プレス機など
による加圧でコンテナの封止予定部分を圧着した後、当
該部分を溶接やろう付けなどにより封止する方法や、例
えば図9及び図10のように、コンテナ1の封止予定部
分(この場合は端部)2をプレスダイス3,3により加
圧圧接し、一方のプレスダイス3によって超音波振動を
加える、いわゆる超音波溶接で封止する方法があるが、
外径6mm以下のような細径のヒ−トパイプには超音波溶
接によって封止する方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10のように超音波
溶接で封止されたヒートパイプコンテナ1の封止部4
は、その塑性変形量が大きいため、同図に見られるよう
に封止部4の肉厚が局部的に薄くなり、外力に対する強
度が低下するとともに、ヒートパイプの長期使用におい
て耐久性,信頼性が劣るという問題があった。特に前記
のような細径のヒートパイプの場合、コンテナを構成す
るパイプの肉厚はもともと均一で薄いため、超音波溶接
によってさらに薄肉となる封止部の強度低下はより一層
深刻なものとなる。すなわち、例えば外径3.0mm ,肉厚
0.3mm の銅製のヒートパイプコンテナの端部を超音波溶
接により封止する場合、封止部の肉厚が0.5mm 以上では
気密な状態を保つことができず、ヒートパイプとしての
機能が果たせない。他方、気密に封止するために前記封
止部の肉厚を0.2mm 以下にすると、封止部とコンテナ本
体との境界部分が局部的に薄肉となるため強度が不足
し、経時的に耐久性,信頼性を著しく損なうことにな
る。この発明の目的は、超音波溶接によって封止した場
合に、封止部が極端に薄肉になるのを防止し、強度を保
った封止部を形成することができ、併せてヒートパイプ
の長期使用時における耐久性や信頼性をより高めること
ができるヒ−トパイプコンテナを提供することにある。
溶接で封止されたヒートパイプコンテナ1の封止部4
は、その塑性変形量が大きいため、同図に見られるよう
に封止部4の肉厚が局部的に薄くなり、外力に対する強
度が低下するとともに、ヒートパイプの長期使用におい
て耐久性,信頼性が劣るという問題があった。特に前記
のような細径のヒートパイプの場合、コンテナを構成す
るパイプの肉厚はもともと均一で薄いため、超音波溶接
によってさらに薄肉となる封止部の強度低下はより一層
深刻なものとなる。すなわち、例えば外径3.0mm ,肉厚
0.3mm の銅製のヒートパイプコンテナの端部を超音波溶
接により封止する場合、封止部の肉厚が0.5mm 以上では
気密な状態を保つことができず、ヒートパイプとしての
機能が果たせない。他方、気密に封止するために前記封
止部の肉厚を0.2mm 以下にすると、封止部とコンテナ本
体との境界部分が局部的に薄肉となるため強度が不足
し、経時的に耐久性,信頼性を著しく損なうことにな
る。この発明の目的は、超音波溶接によって封止した場
合に、封止部が極端に薄肉になるのを防止し、強度を保
った封止部を形成することができ、併せてヒートパイプ
の長期使用時における耐久性や信頼性をより高めること
ができるヒ−トパイプコンテナを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によるヒートパ
イプコンテナは、前述の目的を達成するため、ヒートパ
イプコンテナの封止予定部分の肉厚を他の部分の肉厚よ
りも大きく形成したものである。
イプコンテナは、前述の目的を達成するため、ヒートパ
イプコンテナの封止予定部分の肉厚を他の部分の肉厚よ
りも大きく形成したものである。
【0005】封止予定部分の肉厚が他の部分よりも肉厚
の大きいヒ−トパイプコンテナであれば、例えば封止予
定部分がコンテナの端部である場合において、当該コン
テナを構成するパイプの端部に、当該パイプよりも厚肉
で短いパイプを溶接したものでもよいし、厚肉な封止予
定部分と他の薄肉な部分が一体に形成されているもので
もよい。前述のような本発明によるヒ−トパイプコンテ
ナは、厚肉な封止予定部分の外径が他の薄肉な部分の外
径より小さくても、あるいは逆に大きくても実施するこ
とができる。
の大きいヒ−トパイプコンテナであれば、例えば封止予
定部分がコンテナの端部である場合において、当該コン
テナを構成するパイプの端部に、当該パイプよりも厚肉
で短いパイプを溶接したものでもよいし、厚肉な封止予
定部分と他の薄肉な部分が一体に形成されているもので
もよい。前述のような本発明によるヒ−トパイプコンテ
ナは、厚肉な封止予定部分の外径が他の薄肉な部分の外
径より小さくても、あるいは逆に大きくても実施するこ
とができる。
【0006】
【作用】この発明によるヒートパイプコンテナは、超音
波溶接によってヒートパイプコンテナの封止予定部分を
封止したとき、当該部分は予め他の部分よりも肉厚が大
きくなっているため、超音波溶接に起因する塑性変形量
が大きくても封止部が他の部分と比較して極端に薄肉に
はならず、封止部は相当な強度を保って高い耐久性や信
頼性を実現できる肉厚を確保しつつ、コンテナ内部を気
密な状態に保つことができるヒ−トパイプを製造するこ
とができる。
波溶接によってヒートパイプコンテナの封止予定部分を
封止したとき、当該部分は予め他の部分よりも肉厚が大
きくなっているため、超音波溶接に起因する塑性変形量
が大きくても封止部が他の部分と比較して極端に薄肉に
はならず、封止部は相当な強度を保って高い耐久性や信
頼性を実現できる肉厚を確保しつつ、コンテナ内部を気
密な状態に保つことができるヒ−トパイプを製造するこ
とができる。
【0007】
【実施例】図1〜図8を参照しながら、本発明によるヒ
ートパイプコンテナの好ましい実施例を説明する。
ートパイプコンテナの好ましい実施例を説明する。
【0008】図1及び図2は本発明に係るヒートパイプ
コンテナの第一実施例を示す図で、図1は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図2は図1の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、外径3mm, 肉厚0.3mmの銅又はその合金製の
パイプからなるコンテナ1の端部に、外径3mm, 肉厚
0.5mmの短いパイプからなる封止予定部分2を溶接す
ることにより、当該部分2の肉厚を他の部分の肉厚より
も大きく形成したものである。両者1,2の溶接の方法
は特に問わない。
コンテナの第一実施例を示す図で、図1は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図2は図1の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、外径3mm, 肉厚0.3mmの銅又はその合金製の
パイプからなるコンテナ1の端部に、外径3mm, 肉厚
0.5mmの短いパイプからなる封止予定部分2を溶接す
ることにより、当該部分2の肉厚を他の部分の肉厚より
も大きく形成したものである。両者1,2の溶接の方法
は特に問わない。
【0009】図1のヒ−トパイプコンテナの封止予定部
分2を、同図で示すプレスダイス3,3により圧着した
後、この圧着状態で一方のプレスダイス3を超音波振動
させて図2のように封止した場合、前記封止予定部分2
は予め肉厚が大きくしてあるので、超音波溶接による当
該部分2の塑性変形量は大きくても、当該封止部4は強
度上なお十分な肉厚を保っており、この封止部4に外力
が加わっても破損し難く機密性も十分に確保されるた
め、長期間の使用に耐えうる耐久性と信頼性の高いヒ−
トパイプを製造することができる。
分2を、同図で示すプレスダイス3,3により圧着した
後、この圧着状態で一方のプレスダイス3を超音波振動
させて図2のように封止した場合、前記封止予定部分2
は予め肉厚が大きくしてあるので、超音波溶接による当
該部分2の塑性変形量は大きくても、当該封止部4は強
度上なお十分な肉厚を保っており、この封止部4に外力
が加わっても破損し難く機密性も十分に確保されるた
め、長期間の使用に耐えうる耐久性と信頼性の高いヒ−
トパイプを製造することができる。
【0010】図3及び図4は本発明に係るヒートパイプ
コンテナの第二実施例を示す図で、図3は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図4は図3の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、パイプを引き抜くときに途中まで引き抜いて中
止し、これを厚肉部において切断することにより、外径
3mm, 肉厚0.3mmの銅製のコンテナ1の端部に、外径
3mmで肉厚0.5mmの封止予定部分2を一体に形成した
ものである。この実施例のヒ−トパイプコンテナの封止
予定部分2を、第一実施例のものと同様に超音波溶接す
ると、図4のように強度上十分な肉厚を保った封止部4
を有するヒ−トパイプを製造することができる。この実
施例におけるその他の構成や作用は第一実施例の場合と
同様であるのでそれらの説明は省略する。
コンテナの第二実施例を示す図で、図3は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図4は図3の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、パイプを引き抜くときに途中まで引き抜いて中
止し、これを厚肉部において切断することにより、外径
3mm, 肉厚0.3mmの銅製のコンテナ1の端部に、外径
3mmで肉厚0.5mmの封止予定部分2を一体に形成した
ものである。この実施例のヒ−トパイプコンテナの封止
予定部分2を、第一実施例のものと同様に超音波溶接す
ると、図4のように強度上十分な肉厚を保った封止部4
を有するヒ−トパイプを製造することができる。この実
施例におけるその他の構成や作用は第一実施例の場合と
同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0011】図5及び図6は本発明に係るヒートパイプ
コンテナの第三実施例を示す図で、図5は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図6は図5の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、コンテナ1を構成するパイプを部分的にスエ−
ジング加工することにより、薄肉なコンテナ1の端部に
他の部分より厚肉でかつ他の部分より小径な封止予定部
分を一体に形成したものである。この実施例のヒ−トパ
イプコンテナの封止予定部分2を、第一実施例のものと
同様に超音波溶接すると、図6のように強度上十分な肉
厚を保った封止部4を有するヒ−トパイプを製造するこ
とができる。
コンテナの第三実施例を示す図で、図5は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図6は図5の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、コンテナ1を構成するパイプを部分的にスエ−
ジング加工することにより、薄肉なコンテナ1の端部に
他の部分より厚肉でかつ他の部分より小径な封止予定部
分を一体に形成したものである。この実施例のヒ−トパ
イプコンテナの封止予定部分2を、第一実施例のものと
同様に超音波溶接すると、図6のように強度上十分な肉
厚を保った封止部4を有するヒ−トパイプを製造するこ
とができる。
【0012】図5及び図6の実施例のコンテナは、図5
の封止予定部分2を他の部分よりも予め肉厚でかつ小さ
な外径にしておくことにより、封止部4の幅をコンテナ
1の本体の外径以下にすることができ、したがって、放
熱又は吸熱のための図示しないプレ−トフィンを取り付
けるときに、当該フィンを両端から挿入できる利点があ
る。また、長尺のコンテナの途中を所定間隔ごとに部分
的にスエ−ジング加工することにより、前述のようなヒ
−トパイプを連続的に製造するのに適するヒ−トパイプ
コンテナを製造することができる。この場合は、片端を
封止した長尺のコンテナ内に作動液を注入し、この作動
液を加熱蒸発させて不凝縮ガスをコンテナ内から排出
し、封止予定部分をコンテナの一端から順に超音波溶接
によって封止し、この封止部分を切断することによって
連続的にヒ−トパイプを製造する。この実施例のその他
の作用は第一実施例で述べたことと同様であるので、そ
れらの説明は省略する。
の封止予定部分2を他の部分よりも予め肉厚でかつ小さ
な外径にしておくことにより、封止部4の幅をコンテナ
1の本体の外径以下にすることができ、したがって、放
熱又は吸熱のための図示しないプレ−トフィンを取り付
けるときに、当該フィンを両端から挿入できる利点があ
る。また、長尺のコンテナの途中を所定間隔ごとに部分
的にスエ−ジング加工することにより、前述のようなヒ
−トパイプを連続的に製造するのに適するヒ−トパイプ
コンテナを製造することができる。この場合は、片端を
封止した長尺のコンテナ内に作動液を注入し、この作動
液を加熱蒸発させて不凝縮ガスをコンテナ内から排出
し、封止予定部分をコンテナの一端から順に超音波溶接
によって封止し、この封止部分を切断することによって
連続的にヒ−トパイプを製造する。この実施例のその他
の作用は第一実施例で述べたことと同様であるので、そ
れらの説明は省略する。
【0013】図7及び図8は本発明に係るヒートパイプ
コンテナの第四実施例を示す図で、図7は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図8は図7の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、パイプを引き抜くときに途中まで引き抜いて中
止し、これを厚肉部において切断することにより、外径
3mm, 肉厚0.3mmの銅製のコンテナ1の端部に、外径
3.6mmで肉厚0.6mmの封止予定部分2を一体に形成
したものである。この実施例のヒ−トパイプコンテナの
封止予定部分2を、第一実施例のものと同様に超音波溶
接すると、図8のように強度上十分な肉厚を保った封止
部4を有するヒ−トパイプを製造することができる。こ
の実施例におけるその他の構成や作用は第一実施例の場
合とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
コンテナの第四実施例を示す図で、図7は封止する前の
ヒ−トパイプコンテナの部分拡大断面図、図8は図7の
コンテナの封止予定部分を超音波溶接で封止した状態の
部分拡大断面図である。この実施例のヒ−トパイプコン
テナは、パイプを引き抜くときに途中まで引き抜いて中
止し、これを厚肉部において切断することにより、外径
3mm, 肉厚0.3mmの銅製のコンテナ1の端部に、外径
3.6mmで肉厚0.6mmの封止予定部分2を一体に形成
したものである。この実施例のヒ−トパイプコンテナの
封止予定部分2を、第一実施例のものと同様に超音波溶
接すると、図8のように強度上十分な肉厚を保った封止
部4を有するヒ−トパイプを製造することができる。こ
の実施例におけるその他の構成や作用は第一実施例の場
合とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0014】前述の実施例によるヒートパイプコンテナ
においては、コンテナの材質は、通常ヒートパイプコン
テナに用いられるような銅又は銅合金のほか、アルミニ
ウム又はその合金等、熱伝導性に優れた加工性のよい金
属とするのが望ましい。またコンテナ1の封止予定部分
2の肉厚は、他の部分の肉厚よりも30〜100%程度
大きく設定するのが望ましい。
においては、コンテナの材質は、通常ヒートパイプコン
テナに用いられるような銅又は銅合金のほか、アルミニ
ウム又はその合金等、熱伝導性に優れた加工性のよい金
属とするのが望ましい。またコンテナ1の封止予定部分
2の肉厚は、他の部分の肉厚よりも30〜100%程度
大きく設定するのが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明によるヒートパイプコンテナは、
その封止予定部分を予め他の部分よりも肉厚を大きくし
ているので、超音波溶接のみでなく他の手段によって封
止した場合、当該封止部分における薄肉で脆弱な部分の
発生を防止することができ、その結果、長期の使用に耐
え得る耐久性や信頼性の高いヒ−トパイプを製造するこ
とができる。
その封止予定部分を予め他の部分よりも肉厚を大きくし
ているので、超音波溶接のみでなく他の手段によって封
止した場合、当該封止部分における薄肉で脆弱な部分の
発生を防止することができ、その結果、長期の使用に耐
え得る耐久性や信頼性の高いヒ−トパイプを製造するこ
とができる。
【図1】本発明に係るヒートパイプコンテナの第一実施
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
【図2】図1のヒ−トパイプコンテナを封止した状態の
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図3】本発明に係るヒートパイプコンテナの第二実施
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
【図4】図3のヒ−トパイプコンテナを封止した状態の
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図5】本発明に係るヒートパイプコンテナの第三実施
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
【図6】図5のヒ−トパイプコンテナを封止した状態の
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図7】本発明に係るヒートパイプコンテナの第四実施
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
例を示す図で、封止予定部分を封止する前のコンテナの
部分拡大断面図である。
【図8】図7のヒ−トパイプコンテナを封止した状態の
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
【図9】従来のヒートパイプコンテナの部分拡大断面図
である。
である。
【図10】従来のヒートパイプコンテナを封止した状態
の部分拡大断面図である。
の部分拡大断面図である。
1 コンテナ 2 封止予定部分 3 超音波溶接のプレスダイス 4 封止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 実 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 諏佐 由美子 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 難波 研一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 松岡 健次 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも封止予定部分の肉厚を他の部
分の肉厚よりも大きくしたことを特徴とする、ヒートパ
イプコンテナ。 - 【請求項2】 前記封止予定部分がコンテナの端部に位
置する場合において、当該コンテナを構成するパイプの
端部に当該パイプよりも厚肉で短いパイプを溶接した、
請求項1に記載のヒートパイプコンテナ。 - 【請求項3】 前記封止予定部分である厚肉な部分と他
の薄肉な部分とが一体である、請求項1に記載のヒート
パイプコンテナ。 - 【請求項4】 前記封止予定部分である厚肉な部分の外
径が他の部分の外径とは異なる、請求項2又は3に記載
のヒートパイプコンテナの端末構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4093293A JPH05264185A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | ヒ−トパイプコンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4093293A JPH05264185A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | ヒ−トパイプコンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264185A true JPH05264185A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14078338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4093293A Pending JPH05264185A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | ヒ−トパイプコンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05264185A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0753713A3 (en) * | 1995-07-14 | 1997-11-26 | Actronics Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing tunnel-plate type heat pipes |
GB2427582A (en) * | 2005-06-28 | 2007-01-03 | Asia Vital Components Co Ltd | Manufacture of a heat pipe using ultrasonic welding |
US7961467B2 (en) | 2009-03-30 | 2011-06-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus |
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