JP2000176408A - 生ゴミ乾燥処理装置 - Google Patents

生ゴミ乾燥処理装置

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JP2000176408A
JP2000176408A JP10361365A JP36136598A JP2000176408A JP 2000176408 A JP2000176408 A JP 2000176408A JP 10361365 A JP10361365 A JP 10361365A JP 36136598 A JP36136598 A JP 36136598A JP 2000176408 A JP2000176408 A JP 2000176408A
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Japan
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air
processing tank
exhaust
fan
garbage
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JP10361365A
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Kaname Saotome
要 五月女
Isamu Kobayashi
勇 小林
Tomoyuki Miyazawa
智幸 宮澤
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Hitachi Information Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低廉化,乾燥処理の迅速化でき、匂いのある
空気の漏れを防ぐこと。 【解決手段】 攪拌軸2の上先端部に取付けられたファ
ン25により、ファン25の大きさに対応してそのまま
下方に流れる空気流が矢印の如く発生し、その空気流が
処理槽2内の空気をほぼ全体に亘って攪拌しながら処理
物10に効率的に当たるので処理物10の乾燥を迅速に
でき、またファンの駆動源と攪拌軸21の駆動源とが同
一となり、製造コスト,ランニングコストも下がる。処
理槽2には圧送しないので投入口扉2a及び前面扉1a
から空気が漏れるおそれがなく、周囲への環境劣化を招
くことがなく、装置を精密な気密構造に製作する必要も
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等の有機廃
棄物からなる処理物を破砕しかつ乾燥させる生ゴミ乾燥
処理装置に係り、特に一般家庭でも使用可能な小型の生
ゴミ乾燥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に多量に排出されている今日で
は、ゴミの処理方法が問題となっている。このようなこ
とは工場,ホテル等のような大量に生ゴミが出る箇所は
勿論のこと、一般家庭においても同様である。
【0003】一般に、生ゴミ乾燥処理装置にあっては、
生ゴミを細かく破砕し、また破砕した水分を除去させる
ために乾燥させる構成であり、例えば図9に示す従来技
術がある。即ち、図9に示す従来技術は、槽a内に横設
された攪拌軸bに攪拌羽根cが複数設けられ、これが回
転することにより、槽内の処理物が破砕され、また熱風
装置から熱風dが槽a内に供給され、槽天板に設置され
た攪拌ファンeが回転することにより、槽内の空気を攪
拌するようにしている。
【0004】また、特開平9−318252号公報に示
される他の従来技術は、処理槽23内に対しブロワーか
らなる押し込み手段31によって新気を圧送する一方、
処理槽内の蒸気Bを取り込み、これをコンデンサー32
により凝縮水Wと気体Gとに気水分離し、分離した凝縮
水Wをタンク37に溜めると共に、分離した気体Gを消
臭ヒータ33を通すことにより消臭するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
従来技術は、攪拌軸bがそのモータfによって駆動され
る一方、攪拌ファンeにより、槽a内に供給された熱風
が攪拌されるので、それら攪拌軸b及びファンeを駆動
するための駆動源が二種類必要となり、それだけコスト
の高騰を招いてしまい、コストの低廉化を図り難い問題
がある。また、攪拌軸bが横設されているので、槽自体
が大型になりやすく、そのため、上方に配置された攪拌
ファンeによって空気流を発生させても、熱風が処理物
に効率的に当たりにくくなってしまい、乾燥の迅速化を
図りにくい問題がある。
【0006】他の従来技術は、処理槽23内の蒸気Bを
取り込んでコンデンサー32側に流通させているもの
の、処理槽23内に対し押し込み手段31によって新気
を積極的に送り込んでいるので(圧送)、運転中に処理
槽の内圧が上昇してしまい、投入口25aや取出口36
のすき間から高温かつ匂いのある空気が外部に漏れ、装
置を設置している周辺の環境劣化をもたらすおそれがあ
るばかりでなく、処理槽内の空気温度が上昇し過ぎて制
御部等に悪影響を与える問題がある。また他の従来技術
において、回転軸54にほぼ平板状に形成された攪拌羽
根(ブレード)55が取付けられているが、この攪拌羽
根55では単に先端によって生ゴミを破砕するだけであ
り、破砕をより促進させることについて配慮されていな
い問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記事情に鑑み、特に一
般家庭用を対象として簡単な構成で、かつ一つの駆動源
で済ませることにより低廉化を図り、しかも熱風を処理
物に対し効率的に当てて乾燥の迅速化を図ると共に、処
理槽内の匂いが外部に漏れることのない生ゴミ処理機を
提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、制御盤等に対し温
度による悪影響を抑制することもできる生ゴミ乾燥処理
装置を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の目的は、攪拌羽根による
生ゴミの破砕効率を高め、以て全体処理の時間的短縮化
をも図り得る生ゴミ乾燥処理装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、処理槽内に
投入された生ゴミ等の処理物を攪拌しながら破砕し、か
つ加熱するようにした生ゴミ乾燥処理装置において、処
理槽の内部に攪拌羽根を回転させる攪拌軸を鉛直方向に
配置すると共に、その攪拌軸の上先端部に空気攪拌用の
ファンを取付けたことを特徴とする。
【0011】また本発明では、前記処理槽及び制御盤を
それぞれ内蔵した外部筐体と、一端が処理槽の上部に連
結されると共に他端が外部筐体を挿通する排気筒,及び
該排気筒の外部筐体を挿通した途中位置に設置された排
気ファンをそれぞれ有する排気装置とを備えていること
を特徴とする。
【0012】さらに本発明では、攪拌羽根の表面に、生
ゴミを破砕し得る補助破砕具を形成したことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図8により説明する。図1は本発明の生ゴミ乾燥処理装
置の第一の実施例を示す。実施例の生ゴミ乾燥処理装置
は、図1に示すように、外部筐体1の内部に配置される
処理槽2と、処理槽2内の熱を排気する排気装置3とを
備えて構成されている。
【0014】処理槽2は例えば円筒状に形成され、その
内部中心部には攪拌軸21が鉛直方向に立設されると共
に、その攪拌軸21に生ゴミ等からなる処理物10を破
砕したり攪拌したりするために攪拌羽根22が取付けら
れている。図1では攪拌羽根22は詳細に図示していな
いが、攪拌軸21の下部に装着されたアーム26の両端
部にそれぞれ設けられ、しかもそれぞれがアーム26の
軸方向の周囲に対し等間隔で複数枚配置されている。な
お、この攪拌羽根22は、アーム26の軸方向の途中位
置に設けてもよく、また、それより上の位置にも取付け
ることによって数を増加させてもよい。攪拌軸21の下
部は処理槽2の外側に設置されたモータ23の出力軸に
装着されている。
【0015】従って、この処理装置は、モータ23によ
って攪拌軸21が駆動され、攪拌羽根22が軸周りに回
転することにより、処理槽2内に投入されている処理物
10を破砕しかつ攪拌する。また、処理槽2の外壁には
その底部及び周壁を覆うようにヒータ24が取付けら
れ、該ヒータ24により、処理槽2に投入された処理物
10を加熱しかつ乾燥させるようにしている。
【0016】そして、処理槽2内において、攪拌軸2の
上先端部にファン25が取付けられ、攪拌軸21が駆動
されたとき、それに伴って回転することにより、処理槽
2内の空気を攪拌するようにしている。この場合のファ
ン25は、本例では処理槽2の内部とほぼ同程度の口径
からなるものを用いているが、処理槽2よりやや小さい
口径のものでよい。
【0017】一方、排気装置3は、処理槽2の上部に一
端が連結され、かつ他端が外部筐体1を通過して外部で
直角に折り曲げられた空気排気筒31と、この空気排気
筒31の外部筐体1を挿通した部分(折り曲げられた部
分)に設置された排気ファン32と、排気ファン32の
モータ33とからなっている。空気排気筒31は、一端
が前述の如く処理槽2の上部に連結されると共に、他端
が外部に引き出されている。排気ファン32は、処理槽
2内の蒸気を含んだ空気を吸引して排気させる。
【0018】さらに、前記処理槽2を内蔵した外部筐体
1の底部には前述した攪拌モータ23のみならず制御盤
4,収納容器5が設置されている。制御盤4は処理装置
の運転時、予め定められた所定のプログラムに従い攪拌
モータ23,排気ファン32のモータ33,ヒータ24
を動作させることにより所定順で処理物を処理させる。
そして、制御盤4は装置の運転時、攪拌羽根22,ヒー
タ24,ファン25,及び排気装置3は何れも、利用者
の安全性を考慮し、外部筐体1の前面部に設けられた前
面扉1a、或いは処理槽2の投入口扉2aが開けられた
とき、攪拌羽根22,ヒータ24,ファン25及び排気
装置3の何れも作動しないようになっている。収納容器
5は、処理の終了後、処理槽2の底部にこれに設けた処
理物排出口2bを塞ぐ排出シャッター7が開けられたと
き、その処理の完了した処理物10を入れるためのもの
である。なお図示していないが、外部筐体1には操作釦
が設けられている。前面扉1aが外部筐体1の前面部の
上側に、投入口扉2aが処理槽2の前面部の上側にそれ
ぞれ開閉可能に取付けられ、何れも排気装置3の排気筒
31寄りに配置されている。
【0019】上記の如き構成の生ゴミ乾燥処理装置は、
操作者が外部筐体1の前面扉1aを開け、かつ処理槽2
の投入口扉2aを開けて生ゴミのような処理物10を処
理槽2内に入れ、図示しない操作部を操作することによ
り、装置を動作させる。
【0020】即ち、モータ23により攪拌軸2が駆動さ
れると、それに伴い攪拌羽根22が回転することにより
処理槽2内の処理物10を攪拌しながら破砕して徐々に
小さくする一方、ヒータ24に電流が印加されることに
よって処理槽2が次第に加熱され、かくして所定時間動
作することにより、処理物10を所定の粒状の大きさで
かつ乾燥した状態とすることができる。
【0021】上記動作時、処理槽2内において攪拌軸2
の上先端部にファン25が取付けられているので、ファ
ン25の回転によって該ファン25の大きさに対応して
そのまま下方に流れる空気流が矢印の如く発生し、その
空気流が処理物10に対しほぼ全体に亘って効率的に当
たるので、処理物10の乾燥を迅速に行うことができ、
効率的な乾燥を実現することができる。
【0022】また、前述の如く、ファン25が攪拌軸2
1に取付けられているので、ファンの駆動源と攪拌軸2
1の駆動源とが同一となり、従来技術のようにいちいち
別個の駆動源を設けることが不要になり、それだけ製作
コストを安価にできるばかりでなく、ランニングコスト
も下げることができる結果、低廉化を確実に図ることが
できる。
【0023】さらに、他の従来技術のように押し込み手
段を設けるものに比較し、処理槽2には圧送していない
ので、処理槽2の投入口扉2a及び外部筐体1の前面扉
1aから空気が漏れるおそれがなく、周囲への環境劣化
を招くことがないばかりでなく、装置を精密な気密構造
に製作する必要もない。しかも、処理槽2には排気ファ
ン32を有する排気装置3が接続されているので、排気
ファン32により、処理槽2内で上記を含んだ空気が排
気され、処理槽2における乾燥処理時間のいっそうの短
縮化を図ることができる。
【0024】図2は本発明の生ゴミ乾燥処理装置の第二
の実施例を示している。この実施例において前記第一の
実施例と異なるのは、処理槽2の天板に空気導入口27
が設けられた点にある。即ち、空気導入口27は、処理
槽2及び外部筐体1間の空気を処理槽2内に取り込むた
めのものであり、処理槽2の天板において排気筒31と
の連結部寄りの位置に穿設され、その大きさは適宜に選
定される。
【0025】この実施例によれば、生ゴミ乾燥処理装置
の運転時、排気ファン32によって処理槽2内の上部が
負圧となり、またファン25の上方も負圧となっている
ので、処理槽2内の蒸気を含んだ高温空気が吸い込ま
れ、かつ外部に排気される。その際、処理槽2及び外部
筐体1間の空気が処理槽2内に矢印の如く吸い込まれる
こととなり、そのため、処理槽2及び外部筐体1間で空
気流が起こるので、その間でこもっている高温空気を低
下させることができ、外部筐体1内に設置されている制
御盤4等が熱で悪影響を受けるのを抑制することができ
る。
【0026】さらに、上述の如く、処理槽2及び外部筐
体1間にこもった高温空気が空気導入口27より処理槽
2内に吸い込まれるので、処理槽2の加熱効果上、熱を
利用することとなり、それだけ省エネ効果を果たすこと
ができる。このような作用効果を生じる空気導入口27
の大きさ及び形状は適宜選定されるものである。
【0027】なお、本例では、空気導入口27は、処理
槽2の天板において排気筒31寄りの位置に設けられて
いるが、排気筒31及びファン25に近い位置であって
もよいのは勿論である。
【0028】図3は本発明の第三の実施例を示してい
る。この実施例では、排気装置3の排気筒31に空気導
入口34が設けられている。即ち、この空気導入口34
は、図3に示すように、排気筒31において排気ファン
32の上流側でかつ外部と連絡する位置に穿設されてい
る。
【0029】これは、排気装置3の駆動時、排気ファン
32により処理槽2内の高温空気が吸い込まれると、排
気ファン32が次第に温度上昇し、故障等を招くおそれ
がある。しかしながら、排気筒31に上述の如き位置に
空気導入穴34が設けられると、排気ファン32が処理
槽2内の高温空気と共に、処理装置の設置室内である程
度温度の低い空気を直に吸い込むので、排気ファン32
に吸引される空気温度を下げることができ、それだけ排
気ファン32の温度上昇を抑制することができ、故障等
を防ぎ、信頼性を高めることができる。
【0030】図4及び図5は本発明の第四の実施例を示
している。この実施例は、排気筒31における処理槽2
と外部筐体1間の位置に空気導入口35が設けられると
共に、その空気導入口35の開度を調節する開度調節機
構6を有したものである。
【0031】開度調節機構6は、図5に拡大して示すよ
うに、外部筐体1内に設置されたステップモータ61
と、このモータ61の出力軸に装着された円板62と、
円板62に一端部が枢止されたリンク部材63と、リン
ク部材63の他端に一端部が枢止され、かつ他端部が排
気筒31における空気導入口35寄りの外周部に枢止さ
れ、空気導入口35を開閉する調節板64とを有してい
る。また開度調節機構6は、排気筒31内において排気
ファン32の吸込側に配置された温度センサ65と、該
センサ65の検出温度に基づきステップモータ61を駆
動するコントローラ66とをも有している。
【0032】即ち、運転時、通常では調節板64が空気
導入口35を閉塞しており、温度センサ65の検出温度
が高い場合、コントローラ66によってステップモータ
61が駆動され、円板62が反時計方向に回転するに伴
いリンク部材63が応動することにより、調節板64が
空気導入口35から離れる如く回動し、これによって空
気導入口35の開度が大きくなるので、処理槽2及び外
部筐体1間の比較的温度の低い空気が排気筒31内に直
に吸い込まれることにより、排気ファン31の温度上昇
を抑制すると共に、処理槽2及び外部筐体1間で空気流
が発生することにより、制御盤4等の温度上昇を抑制す
るようにしている。この場合、調節板64の回動角度
は、コントローラ66が温度センサ65の検出温度に基
づき予め設定されている。コントローラ66としては制
御盤4に組み込まれたCPUがその機能を果たしている
が、勿論別に設けてもよい。
【0033】従って、この実施例によれば、排気筒31
を流通する空気温度が高いと、その高さに応じ空気導入
口35に対する調節板64の開度を大きく、処理槽2及
び外部筐体1間から排気筒31内に流入する空気量を増
大させることにより、排気ファン31を高熱から保護
し、しかも自動的に行うようにしているので、排気装置
3の信頼性をより高めることができる。
【0034】図6は本発明の第五の実施例を示してい
る。この場合は、図2に示す実施例と同様の構成に加
え、人手により外部筐体1の前面扉1a,処理槽2の投
入口扉2aが開けられた場合、処理槽2内の匂いが外部
に漏れるおそれがあることから、処理装置の運転中、前
面扉1aと投入口扉2aとの何れか一方を開けたとき、
モータ23の運転を停止し、処理槽2の処理を停止させ
る一方、排気装置3の駆動をそのまま継続させるように
したものである。
【0035】具体的に述べると、処理装置の運転中、前
面扉1aが開けられるとマイクロスイッチ41がオン
し、あるいは投入口扉2aが開けられるとそのマイクロ
スイッチ42がオンし、その何れかの出力信号が制御盤
4に入力されると、該制御盤4は、処理槽2のモータ2
3を停止させる一方、排気装置3の排気ファン32の駆
動をそのまま継続させる。そのため、制御盤4は、マイ
クロスイッチ41とマイクロスイッチ42との何れか一
方がオンするとモータ23を停止させるようにしている
が、前面扉1aと共に投入口扉2aとの双方が開けられ
たときにモータ停止させるようにしてもよいのは勿論で
ある。
【0036】このように、排気ファン3の駆動を継続さ
せると共に、モータ23の駆動を停止させると、排気フ
ァン3により処理槽2内が負圧となっており、処理槽2
内の匂いを吸い込むことができるので、運転中に前面扉
1aや投入口扉2aが開けられても、匂いが外部に漏れ
るのを防ぐことができる。
【0037】なお本例では、制御盤4が処理槽2のモー
タ23のみ停止させる例を示したが、ヒータ24に対す
る電流印加を解除するようにしてもよい。また本例で
は、図2に示す第二の実施例と同様の空気導入口27を
設けているが、空気導入口として図3,図4に示す実施
例と同様の構成にしてもよいのは勿論である。
【0038】図7及び図8は本発明の他の実施例を示し
ている。
【0039】この場合は、攪拌羽根22による破砕処理
のより迅速化を目的としたものであって、例えばその攪
拌羽根22の面に第一突起22a、あるいは第二突起2
2b、さらには第三突起22cの何れかからなる破砕促
進具を形成したものである。
【0040】即ち、破砕促進具としての第一突起22a
は、図8(a)に示すように、金属製からなる攪拌羽根
22の一部をその羽根22の面に対し直角に切り起こし
て形成され、第二突起22bは同図(b)に示すよう
に、攪拌羽根22の一部を傾斜角度をもって切り起こし
て形成され、第三突起22cは球状に突出して形成され
ている。これら各突起は何れにしろ、攪拌羽根22が回
転することによって処理物10の破砕を的確に行える形
状が望ましく、また攪拌羽根22に対し同一種類のもの
が一個だけでなく必要個数設けられたり、また異なる種
類のものを設けてもよい。
【0041】このように前述した突起を有する攪拌羽根
22を用いて処理物10を破砕すると、処理物10が攪
拌羽根22の先端部で破砕されるばかりでなく、さらに
攪拌羽根表面に接触したときに突起に当たっても破砕さ
れるので、処理物10の破砕を促進させることができ
る。そして、処理物10の破砕処理が促進されると、処
理槽2が加熱されていることから、処理物中に含まれて
いる水分の蒸発速度が助長される結果、処理全体の時間
的短縮化を図ることができる。
【0042】なお、これまでの図示実施例では何れも、
外部筐体1に前面扉1aが、処理槽2に投入口扉2aが
それぞれ設けられた例を示したが、これら双方の扉1
a,2aを一体化させてもよい。また、排気装置3とし
て、排気筒31,排気ファン32,そのモータ33だけ
で構成した例を示したが、例えば排気筒31の途中位置
に脱臭機能をもつ脱臭剤を設けておくと、排気装置3よ
り吸い込んだ空気から消臭することができ、周囲環境に
対して影響を取り除くこともできるものである。さら
に、家庭で使用可能な小型のタイプに適用したので、大
型タイプのように発酵を促進させる発酵剤を用いてない
が、そのようなタイプのものにも適用することができる
のは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、処
理槽の内部に攪拌羽根を回転させる攪拌軸を鉛直方向に
配置すると共に、その攪拌軸の上先端部に空気攪拌用の
ファンを取付けて構成したので、ファンの回転によって
空気流が処理槽内の空気をほぼ全体に亘って攪拌しなが
ら処理物に効率的に当たり、処理物の乾燥を迅速に行う
ことができる効果があり、また従来技術のようにいちい
ち別個の駆動源を設けることが不要になり、それだけ製
作コストを安価にできるばかりでなく、ランニングコス
トも下げることができる結果、低廉化を確実に図ること
ができる効果がある。
【0044】また、本発明によれば、排気ファンによっ
て処理槽内の蒸気を含んだ空気を外部に排気し、処理槽
内の蒸発を促進することにより、乾燥処理時間の短縮化
を図ることができる効果があり、さらに本発明によれ
ば、攪拌羽根の表面に、処理物を破砕し得る補助破砕具
を形成したことにより、処理物の破砕の迅速化を図り、
乾燥処理の時間的短縮化をも図り得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ゴミ乾燥処理装置の第一実施例を示
す説明図。
【図2】同じく本発明の第二実施例を示す説明図。
【図3】同じく本発明の第三実施例の要部を示す説明
図。
【図4】同じく本発明の第四実施例を示す説明図。
【図5】図4における開度調節機構の要部を示す拡大
図。
【図6】同じく本発明の第五実施例を示す説明図。
【図7】同じく本発明の他の実施例を示す攪拌羽根の説
明図。
【図8】攪拌羽根に設けた突起をそれぞれ示す拡大図。
【図9】従来技術の一構成例を示す説明用正面図(a)
及び説明用側面図(b)。
【符号の説明】
1…外部筐体、2…処理槽、21…攪拌軸、22…攪拌
羽根、22a〜22c…突起、25…空気攪拌用のファ
ン、27,34,35…空気導入口、3…排気装置、3
1…排気筒、32…排気ファン、33…排気ファンのモ
ータ、10…処理物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮澤 智幸 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町393番地 日 立湘南電子株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AC45 AC46 AC50 AC53 AC54 AC57 AC58 AC59 AC63 AC67 AC72 AC75 AC79 BA01 CA06 CA08 CB05 CB23 CB24 CB28 CB29 CB34 DA02 DA06 DA10 DA20 DA21 DA26 4D004 AA03 CA04 CA15 CA42 CB04 CB13 CB27 CB32 CB43 CB44 DA01 DA02 DA06 DA13 DA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に投入された生ゴミ等の処理物
    を攪拌しながら破砕し、かつ加熱するようにした生ゴミ
    乾燥処理装置において、処理槽の内部に攪拌羽根を回転
    させる攪拌軸を鉛直方向に配置すると共に、その攪拌軸
    の上先端部に空気攪拌用のファンを取付けたことを特徴
    とする生ゴミ乾燥処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記処理槽及び制御
    盤をそれぞれ内蔵した外部筐体と、一端が処理槽の上部
    に連結されると共に他端が外部筐体を挿通する排気筒,
    及び該排気筒の外部筐体を挿通した途中位置に設置され
    た排気ファンをそれぞれ有する排気装置とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の生ゴミ乾燥処理装置。
  3. 【請求項3】 処理槽の天板に空気導入口を設けた空気
    導入手段と、前記排気装置の排気筒における排気ファン
    及び外部筐体間に空気導入口を設け、かつ外部筐体の外
    部空気を排気筒に取り込む空気導入手段と、排気筒の処
    理槽及び外部筐体間に設けられた空気導入口,及び排気
    ファンに吸い込まれる空気温度の大きさに基づき空気導
    入口の開度を調節する開度調節機構からなる空気導入手
    段との何れかを備えたことを特徴とする請求項2記載の
    生ゴミ乾燥処理装置。
  4. 【請求項4】 攪拌羽根の表面に、処理物を破砕し得る
    補助破砕具を形成したことを特徴とする請求項1〜3の
    何れか一項に記載の生ゴミ乾燥処理装置。
JP10361365A 1998-12-18 1998-12-18 生ゴミ乾燥処理装置 Pending JP2000176408A (ja)

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