JP2000175925A - 内視鏡用バスケット型回収具 - Google Patents
内視鏡用バスケット型回収具Info
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Abstract
された異物が外れないようにして、複数の異物を順に捕
獲、回収することができ、さらに、バスケットに収容さ
れた異物にバスケットから過度な力が加わらない内視鏡
用バスケット型回収具を提供すること。 【解決手段】操作ワイヤ2に対して牽引力を付与する付
勢手段15を操作部10に設け、操作部10に操作力が
加えられていない状態のときに、バスケット3がシース
1内に引き込まれる方向に操作ワイヤ2が牽引されるよ
うにした。
Description
挿通チャンネルに挿脱されて体腔内から異物等を回収す
るために用いられる内視鏡用バスケット型回収具に関す
る。
内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱されるシース内に
軸線方向に進退自在に操作ワイヤが挿通配置され、弾性
ワイヤによってかご状に形成されたバスケットが操作ワ
イヤの先端に連結されている。
において操作ワイヤを軸線方向に進退操作することによ
りバスケットがシースの先端内に出入りして、バスケッ
トがシース外では自己の弾性によってかご状に膨らみ、
シース内に引き込まれることによって窄まるようになっ
ている。
する際には、一個だけでなく複数の異物を回収しなけれ
ばならない場合が少なくない。例えば、多発性のポリー
プの場合には、まず高周波スネアで順にポリープを切除
した後、腸内に落ちている複数のポリープを回収するこ
とになる。
収具が用いられることになるが、異物を一個ずつ回収し
ていたのでは相当の手間と時間がかかることになるの
で、バスケットに異物を何個かまとめて捕獲、回収する
のが望ましい。
ら、次の異物を内視鏡視野の中央に捕らえるためには、
内視鏡の押し引きや湾曲操作等を行わなければならない
ので、その間は回収具を操作することができず、操作ワ
イヤの牽引状態が緩んでバスケットから異物が外れて落
下してしまう場合が少なくなかった。
等を回収する際に、バスケットを引き込む操作ワイヤの
牽引力が大きすぎると、回収した組織がちぎれてしまう
場合があった。
はバスケット内に収容された異物が外れないようにし
て、複数の異物を順に捕獲、回収することができ、さら
に、バスケットに収容された異物にバスケットから過度
な力が加わらない内視鏡用バスケット型回収具を提供す
ることを目的とする。
め、本発明の内視鏡用バスケット型回収具は、内視鏡の
処置具挿通チャンネルに挿脱されるシース内に軸線方向
に進退自在に操作ワイヤを挿通配置して、弾性ワイヤに
よってかご状に形成されたバスケットを上記操作ワイヤ
の先端に連結し、上記シースの基端に連結された操作部
において上記操作ワイヤを軸線方向に進退操作すること
により上記バスケットが上記シースの先端内に出入りし
て、上記バスケットが上記シース外では自己の弾性によ
ってかご状に膨らみ、上記シース内に引き込まれること
によって窄まるようにした内視鏡用バスケット型回収具
において、上記操作ワイヤに対して牽引力を付与する付
勢手段を上記操作部に設け、上記操作部に操作力が加え
られていない状態のときに、上記バスケットが上記シー
ス内に引き込まれる方向に上記操作ワイヤが牽引される
ようにしたことを特徴とする。
ース内に引き込まれる位置まで、上記付勢手段から上記
操作ワイヤに対して牽引力が付与されるようにしてもよ
く、或いは、上記バスケットが完全に上記シース内に引
き込まれる位置まで、上記付勢手段から上記操作ワイヤ
に対して牽引力が付与されるようにしてもよい。
ングであってもよく、上記操作部が、上記操作ワイヤ及
び上記バスケットと共に上記シースに対して着脱自在で
あってもよい。
態の内視鏡用バスケット型回収具を示しており、内視鏡
の処置具挿通チャンネルに挿脱される可撓性のシース1
は、四フッ化エチレン樹脂チューブ等によって形成され
ている。
作ワイヤ2が挿通配置されていて、例えば4本の弾性ワ
イヤによってかご状に形成されたバスケット3が、操作
ワイヤ2の先端に連結されている。4はその連結パイ
プ、5は、バスケット3の先端を結束する先端チップで
ある。
方向に進退操作することによりバスケット3がシース1
の先端内に出入りして、バスケット3がシース1外では
自己の弾性によってかご状に膨らみ、シース1内に引き
込まれることによって窄まる。
を進退操作するための操作部10が連結されている。1
1は、筒状に形成された操作部本体であり、シース1の
基端が接合固着されている。
ド12は操作部本体11から手元側に突出しており、そ
の手元側端部には押しボタン13が取り付けられてい
る。また、駆動ロッド12が貫通するように配置された
円盤状の指当て14が、螺旋結合によって操作部本体1
1の基端部に着脱自在に係合している。
圧縮コイルスプリング15(付勢手段)が圧縮された状
態で挟着されていて、駆動ロッド12を操作部本体11
内から引き出す方向に付勢している。
ド12の途中に形成された段部16が指当て14に当接
すると、それがストッパになって駆動ロッド12はそれ
以上引き出されない。そのときバスケット3は、シース
1内に完全に収納された状態になる。
型回収具は、図2に示されるように、圧縮コイルスプリ
ング15の付勢力に抗して押しボタン13を押し込むこ
とにより、バスケット3がシース1の先端から押し出さ
れて膨らんで、ポリープ等の異物を捕獲する状態にな
り、シース1を押し込む操作を止めれば、圧縮コイルス
プリング15の付勢力によって、バスケット3がシース
1内に収納される位置まで操作ワイヤ2が牽引される。
異物を捕獲する準備中の間は、図3に示されるように、
内視鏡50の処置具挿通チャンネル51にシース1を通
したまま、バスケット3内に異物100を捕獲した状態
で内視鏡50の誘導操作が行われる。
ら行われない状態になるが、駆動ロッド12によって操
作ワイヤ2が手元側へ引っ張れた状態になっているの
で、内部に異物100を捕獲したバスケット3が閉じ方
向に締め付けられている。
れている間にバスケット3から異物100が脱落せず、
複数の異物100をバスケット3内に次々に捕獲するこ
とができる。
14との係合を解くことにより、操作ワイヤ2とバスケ
ット3をシース1内から引き出して、各々を洗浄消毒す
ることができる。操作部本体11の基端口元は、洗浄液
等を入れた注射筒を接続するのに都合のよいテーパ状に
形成されている。
態の内視鏡用バスケット型回収具を示しており、図4
は、バスケット3が膨らんだ状態を示し、図5は、バス
ケット3がシース1内に収納されて窄まった状態を示し
ている。なお、図5においては先端部分だけを拡大して
示してある。
の先端を結束する先端チップ5がシース1内に引き込ま
れない太さに形成されている。したがって、何らの操作
力が加えられない状態のときは、図5に示されるよう
に、先端チップ5の後端がシース1の先端に当接した状
態になる。
た操作部本体21の手元側端部に環状の第1の指掛けが
形成され、操作部本体21に形成されたスリ割り23内
でスライドするワイヤ駆動片24の両端に、一対の環状
部からなる第2の指掛け25が形成されている。
連結されており、スリ割り23内に配置された圧縮コイ
ルスプリング26によって常に手元側に向けて付勢され
ている。このように、本発明において操作部は各種の形
状をとることができる。
態の内視鏡用バスケット型回収具を示しており、図6
は、バスケット3内に異物100が収容された状態で外
力が加えられていない状態を示し、図7は、操作者が操
作力を加えて操作ワイヤ2を牽引し、バスケット3がシ
ース1内に完全に収納された状態を示している。
るように、バスケット3の中間部分がシース1内に収容
される位置までしか圧縮コイルスプリング26から操作
ワイヤ2に対して牽引力が作用しない。
異物100に対してバスケット3から過度な締め付け力
が加わらず、異物100が柔らかいものであってもちぎ
れるのを防止することができる。
引力を付与する付勢手段を操作部に設け、操作部に操作
力が加えられていない状態のときに、バスケットがシー
ス内に引き込まれる方向に操作ワイヤが牽引されるよう
にしたことにより、何の操作もしていない状態では、バ
スケットが閉じ方向に締め付けられるので、バスケット
内に収容された異物を落とすことなく、複数の異物を順
に捕獲、回収することができる。
バスケットの中間部分がシース内に引き込まれる位置ま
で牽引力が付与されるようにすれば、バスケット内に収
容された異物に対してバスケットから過度な力が加わら
ず、柔らかい異物等がちぎれるのを防止することができ
る。
ト型回収具の操作ワイヤが牽引された状態の側面断面図
である。
ト型回収具の操作ワイヤが押し出された状態を一部断面
で示す側面図である。
ト型回収具の使用状態を一部断面で示す側面図である。
ト型回収具の操作ワイヤが押し出された状態を一部断面
で示す側面図である。
ト型回収具の操作ワイヤが牽引された状態の側面断面図
である。
ト型回収具の操作ワイヤが中間まで牽引された状態を一
部断面で示す側面図である。
ト型回収具の操作ワイヤが完全に牽引された状態を一部
断面で示す側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱され
るシース内に軸線方向に進退自在に操作ワイヤを挿通配
置して、弾性ワイヤによってかご状に形成されたバスケ
ットを上記操作ワイヤの先端に連結し、上記シースの基
端に連結された操作部において上記操作ワイヤを軸線方
向に進退操作することにより上記バスケットが上記シー
スの先端内に出入りして、上記バスケットが上記シース
外では自己の弾性によってかご状に膨らみ、上記シース
内に引き込まれることによって窄まるようにした内視鏡
用バスケット型回収具において、 上記操作ワイヤに対して牽引力を付与する付勢手段を上
記操作部に設け、上記操作部に操作力が加えられていな
い状態のときに、上記バスケットが上記シース内に引き
込まれる方向に上記操作ワイヤが牽引されるようにした
ことを特徴とする内視鏡用バスケット型回収具。 - 【請求項2】上記バスケットの中間部分が上記シース内
に引き込まれる位置まで、上記付勢手段から上記操作ワ
イヤに対して牽引力が付与される請求項1記載の内視鏡
用バスケット型回収具。 - 【請求項3】上記バスケットが完全に上記シース内に引
き込まれる位置まで、上記付勢手段から上記操作ワイヤ
に対して牽引力が付与される請求項1記載の内視鏡用バ
スケット型回収具。 - 【請求項4】上記付勢手段が圧縮コイルスプリングであ
る請求項1、2又は3記載の内視鏡用バスケット型回収
具。 - 【請求項5】上記操作部が、上記操作ワイヤ及び上記バ
スケットと共に上記シースに対して着脱自在である請求
項1、2、3又は4記載の内視鏡用バスケット型回収
具。
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---|---|---|---|
JP36172798A JP4105313B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 内視鏡用バスケット型回収具 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4105313B2 JP4105313B2 (ja) | 2008-06-25 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36172798A Expired - Fee Related JP4105313B2 (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 内視鏡用バスケット型回収具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4105313B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247387A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-21 | Tyco Healthcare Group Lp | 標本回収装置および使用の方法 |
US8172859B2 (en) | 2001-02-06 | 2012-05-08 | Olympus Corporation | Clipping device |
JP2016523138A (ja) * | 2013-06-06 | 2016-08-08 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. | エネルギーを送達するための装置および関連する使用方法 |
-
1998
- 1998-12-21 JP JP36172798A patent/JP4105313B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8308743B2 (en) | 2001-02-06 | 2012-11-13 | Olympus Corporation | Clipping device |
DE10262203B4 (de) * | 2001-02-06 | 2013-02-28 | Olympus Corporation | Klemmvorrichtung und Verwendung einer Klemmvorrichtung mit einem Endoskop |
JP2006247387A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-21 | Tyco Healthcare Group Lp | 標本回収装置および使用の方法 |
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---|---|
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