JP2000175814A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000175814A
JP2000175814A JP35427398A JP35427398A JP2000175814A JP 2000175814 A JP2000175814 A JP 2000175814A JP 35427398 A JP35427398 A JP 35427398A JP 35427398 A JP35427398 A JP 35427398A JP 2000175814 A JP2000175814 A JP 2000175814A
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JP
Japan
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heating
input
automatic
reheating
pattern
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Pending
Application number
JP35427398A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Ogasawara
史太佳 小笠原
Shuji Sato
周史 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP35427398A priority Critical patent/JP2000175814A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加熱調理器の自動加熱制御におい
て、加熱中の調理物の増減や環境の変化にも対応し、適
切な加熱調理を行うことと、自動加熱制御後の調理物に
対し適切な再加熱を行うことを目的とする。 【解決手段】 加熱開始手段14に信号が入力されると
制御手段13により、制御記憶手段15に記憶された加
熱パターンに従った自動加熱を行う。加熱中の調理物の
増減等により、自動加熱では加熱しすぎるときに、工程
移行入力手段16により、工程を先に進ませることによ
り、加熱しすぎることなく適切な調理を行うことができ
る。また、再加熱入力手段20に信号が入力されると制
御手段13により、最終加熱パターン記憶手段21に記
憶された、最後に行われた加熱調理に対応した再加熱を
行うことにより、調理物に適切な再加熱調理を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、加熱調理器は高度化し、調理物に
応じた自動加熱制御パターンを有する加熱調理器が増加
している。
【0003】以下、図10を参照しながら従来の加熱調
理器を例に説明する。図10に示すように、調理物1を
加熱する加熱手段2、加熱手段2を制御する制御手段
3、加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力
手段4、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記
憶する制御記憶手段5で構成されている。
【0004】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
4に信号が入力されると、制御記憶手段5に記憶されて
いる加熱パターンに従って、制御手段3にて加熱手段2
を制御し、加熱手段2により調理物1の自動加熱を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、制御記憶手段に記憶された自動加熱パター
ンに従ってしか自動加熱調理を行えなず、そのため自動
加熱中の調理物の増減や、加熱中の外気温等の環境変化
に対応できず、加熱しすぎてしまう場合があるという課
題があった。
【0006】また、自動加熱調理中に自動加熱パターン
の工程を手動で移行させる手段を設けるためには、入力
手段を新しく設けなければならないという課題があっ
た。
【0007】また、自動加熱調理中の調理物の増減や、
加熱中の外気温等の環境変化に対応できず、加熱が不十
分であるのに、加熱パターンが最後まで進んでしまう場
合があるという課題があった。
【0008】また、自動加熱調理中に、現在の工程が自
動加熱パターンのどの工程なのか分からず、自動加熱調
理が進んでいるのか分からないという課題があった。
【0009】また、自動加熱調理中に自動加熱パターン
の工程を手動で移行させる手段を設けることにより、所
定の工程を移行して次の工程に進んでしまい、適切な加
熱調理が行えない場合があるという課題があった。
【0010】また、自動加熱調理中に自動加熱パターン
の工程を手動で移行させる手段を設け、かつ所定の工程
については工程移行の入力がされても次の工程へ移行し
ないという構成にすると、工程移行の命令を送る入力を
行っても、工程を移行しないため、機器の故障であると
誤って判断されるという課題があった。
【0011】また、複数の自動加熱パターンを有する機
器では、自動加熱調理後に再加熱を行う場合に、加熱し
すぎたり、加熱が弱すぎて、適切な再加熱が行えない場
合があるという課題があった。
【0012】また、自動加熱調理終了から、ある所定以
上の時間が経過することにより、再加熱を行えない状態
になっても、再加熱の命令を送る信号が入力されると再
加熱を行ってしまい、調理物の仕上がりを損なうという
課題があった。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、自動
加熱中においても、自動加熱パターンの工程を手動で移
行させることができ、従来では不可能であった調理物の
変化に応じて自動加熱パターンを移行させることを可能
とする加熱調理器を提供することを目的としている。
【0014】また、新しく入力手段を設けることなく、
自動加熱パターンの工程を手動で移行させる手段を設け
ることを可能とする加熱調理器を提供することを目的と
している。
【0015】また、自動加熱中においても、自動加熱パ
ターンの工程を手動で逆行させることができ、従来では
不可能であった調理物の変化に応じて自動加熱パターン
を逆行させることを可能とする加熱調理器を提供するこ
とを目的としている。
【0016】また、自動加熱中に、自動加熱パターンの
どの工程なのかを表示することを可能とする加熱調理器
を提供することを目的としている。
【0017】また、自動加熱中に、自動加熱パターンの
所定の工程にて加熱を行っている場合には、工程の移行
を行わないことを可能とする加熱調理器を提供すること
を目的としている。
【0018】また、自動加熱中に、自動加熱パターンの
所定の工程にて加熱を行っている場合には、機器の故障
であると誤って判断されるという事なく、工程の移行を
行わないことを可能とする加熱調理器を提供することを
目的としている。
【0019】また、複数の自動加熱パターンを有する自
動加熱調理後に適切な再加熱を行うことを可能とする加
熱調理器を提供することを目的としている。
【0020】また、自動加熱調理終了から、ある所定以
上の時間が経過した場合には、再加熱を行わないことを
可能とする加熱調理器を提供することを目的としてい
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、工程移行入力手段を設けることによって、
自動加熱調理中に工程移行入力手段に信号を入力するこ
とにより、自動加熱パターンの工程を移行することが可
能となる加熱調理器を提供する。
【0022】また、工程移行入力手段と加熱開始入力手
段を共通にし、非加熱時に、加熱開始入力手段に信号が
入力された場合には、加熱を開始し、自動加熱中に加熱
開始入力手段に信号が入力された場合には、自動加熱パ
ターンの工程を移行する構成とすることにより、新たに
工程移行入力手段を設けることなく、自動加熱調理時に
自動加熱パターンの工程を移行することが出来る。
【0023】また、工程移行入力手段と工程逆行入力手
段を設けることによって、自動加熱調理中に工程移行入
力手段に信号を入力することにより、自動加熱パターン
の工程を移行することができるだけでなく、工程逆行入
力手段に信号を入力することにより、自動加熱パターン
の工程を逆行することが可能となる。
【0024】また、表示手段を設けることによって、自
動加熱調理中に自動加熱パターンのどの工程の加熱を行
っているのか、判別することが可能となる。
【0025】また、自動加熱調理パターンの中の複数の
工程のうちの所定の工程中には、工程入力手段に信号が
入力されても、工程を移行しないように設定することに
より、適切な自動加熱調理を行うことが可能となる。
【0026】また、報知手段を設け、自動加熱調理パタ
ーンの中の複数の工程のうちの所定の工程の加熱時に、
工程入力手段に信号が入力されても工程を移行しない場
合に、工程を移行できないことを報知することにより、
信号が入力されても工程移行しない機器故障であると誤
認されることを防止することが可能となる。
【0027】また、自動加熱パターン選択手段と最終加
熱パターン記憶手段と再加熱入力手段を設け、再加熱入
力手段に信号が入力されると、最終加熱パターン記憶手
段に記憶された加熱パターンに対応した再加熱を行うこ
とにより、適切な再加熱が可能となる。また加熱終了後
からの時間経過を計測する時間経過計測手段と再加熱入
力手段を設けることにより、再加熱入力手段に信号が入
力された場合、時間経過計測手段で計測された経過時間
に対応した再加熱を行う構成とすることにより、適切な
再加熱が可能となる。
【0028】また、加熱終了後からの時間を計測する時
間経過計測手段を設け、加熱終了後から、ある所定の時
間以上が経過した場合には、再加熱入力手段に信号が入
力されても、再加熱を行わないようにすることにより、
再加熱により調理物の仕上がりが損なわれることを防止
することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、調理物を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御する
制御手段と、加熱を開始するための命令を入力する加熱
開始入力手段と、2つ以上の工程からなる自動加熱パタ
ーンを記憶する制御記憶手段と、前記制御記憶手段に従
って前記加熱手段により前記調理物を自動加熱している
際に、前記制御記憶手段の工程を移行する命令を入力す
る工程移行入力手段を備えてなる加熱調理器であり、自
動加熱調理時に、調理物が増減したり、外気温等の環境
が変化し、加熱しすぎてしまう場合においても自動加熱
パターンの工程を移行することにより、適切な加熱調理
を行うことができるという作用を有する。
【0030】請求項2に記載した発明は、工程移行入力
手段を加熱開始入力手段と共通にし、加熱開始前に前記
加熱開始入力手段に信号が入力された場合には、制御手
段に加熱開始の命令を送り、加熱中に前記加熱開始入力
手段に信号が入力された場合には、制御記憶手段に工程
移行の命令を送る構成とした請求項1記載の加熱調理器
であり、新たに工程移行のための入力手段を設けること
なく、自動加熱調理時に自動加熱パターンの工程を移行
することができ、簡単な構成で、調理物が増減したり外
気温等の環境が変化した場合においても適切な加熱調理
を行うことができるという作用を有する。
【0031】請求項3に記載した発明は、工程逆行入力
手段を有し、前記工程逆行入力手段に信号が入力される
と、制御記憶手段に工程を逆戻りする命令を送る構成と
した請求項1記載の加熱調理器であり、自動加熱調理時
に、自動加熱パターンの工程を逆行することでき、調理
物が増減したり、外気温等の環境が変化し、加熱が足り
ない場合においても適切な加熱調理を行うことができる
という作用を有する。
【0032】請求項4に記載した発明は、表示手段を有
し、自動加熱中に現在の工程を表示する構成とした請求
項1記載の加熱調理器であり、自動加熱調理中において
も使用者が容易に自動加熱パターンのどの工程の加熱を
行っているのか判別・確認することができ、調理物の状
態と加熱パターンの工程が一致していない場合には、工
程を移行することにより適切な加熱調理を行うことがで
きるという作用を有する。
【0033】請求項5に記載した発明は、制御記憶手段
に記憶された自動加熱パターンの複数の工程のうちの所
定の工程では、工程移行入力手段に信号が入力されて
も、工程を移行しない構成とした請求項1記載の加熱調
理器であり、使用者が誤って所定の工程を通過させてし
まうことによる不適切な加熱調理を防ぐことができると
いう作用を有する。
【0034】請求項6に記載した発明は、報知手段によ
り、工程の移行を行えないことを報知する工程を有する
請求項5記載の加熱調理器であり、使用者が誤って所定
の工程を通過させてしまうことによる不適切な加熱調理
を防ぐことができるだけでなく、使用者が、入力を受け
付けないことを、機器の故障であると誤認することを防
ぐという作用を有する。
【0035】請求項7に記載した発明は、調理物を加熱
する加熱手段と、加熱手段を制御する制御手段と、加熱
を開始するための命令を入力する加熱開始入力手段と、
2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記憶する制
御記憶手段と、前記制御記憶手段に記憶された2個以上
の自動加熱パターンから1つを選択する自動加熱パター
ン選択手段と、最後に行われた自動加熱パターンを記憶
する最終加熱パターン記憶手段と、自動加熱終了後に、
再加熱の命令を入力する再加熱入力手段を有し、前記再
加熱入力手段に信号が入力された場合、前記記憶手段に
記憶された自動加熱パターンに対応した再加熱を行う構
成とした加熱調理器であり、調理物に適切な再加熱を行
うことができるという作用を有する。
【0036】請求項8に記載した発明は、調理物を加熱
する加熱手段と、加熱手段を制御する制御手段と、加熱
を開始するための命令を入力する加熱開始入力手段と、
2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記憶する制
御記憶手段と、加熱終了後からの時間経過を計測する時
間経過計測手段を有し、再加熱入力手段に信号が入力さ
れた場合、時間経過計測手段によって計測された時間に
対応した再加熱を行う構成とした加熱調理器であり、調
理物に適切な再加熱を行うことができるという作用を有
する。
【0037】請求項9に記載した発明は、加熱終了後か
らの時間経過を計測する時間経過計測手段を有し、加熱
終了後からの時間経過が、ある所定の時間を越えると、
再加熱入力手段に信号が入力されても、再加熱を行わな
い構成とした請求項7,8記載の加熱調理器であり、調
理物に適切な再加熱を行うことができるだけでなく、加
熱終了からの過度の時間経過により、調理物の状態が変
化しているにもかかわらず、再加熱を行い、調理物の状
態を損ねてしまうことを防ぐという作用を有する。
【0038】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1につい
て説明する。図1に示すように、調理物11を加熱する
加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段13、
加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力手段
14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記憶
する制御記憶手段15、自動加熱パターンの工程を移行
させる命令を入力する工程移行入力手段16で構成され
ている。
【0039】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱中に工程移行入力手段16に信
号が入力されると、加熱中の工程を次の工程に移行し加
熱調理を行う。
【0040】以上のように本実施例によれば、工程移行
入力手段16を設けることにより、自動加熱調理時に、
調理物が増減したり、外気温等の環境が変化し、自動加
熱パターンでは加熱しすぎることがあるときでも、自動
加熱パターンの工程を移行することにより、適切な加熱
調理を行うことが可能となる。
【0041】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて説明する。図2に示すように、調理物11を加熱す
る加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段1
3、非加熱時には加熱を開始するための命令を入力し加
熱時には加熱中の工程を次の工程に移行する命令を入力
する加熱開始入力手段14、2つ以上の工程からなる自
動加熱パターンを記憶する制御記憶手段15で構成され
ている。
【0042】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱中に加熱開始入力手段14に信
号が入力されると、加熱中の工程を次の工程に移行し加
熱調理を行う。
【0043】以上のように本実施例によれば、以上のよ
うに本実施例によれば、新たに入力手段を設けることな
く、自動加熱調理時に、調理物が増減したり、外気温等
の環境が変化した際に自動加熱パターンの工程を移行す
ることができ、適切な加熱調理を行うことが可能とな
る。
【0044】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて説明する。図3に示すように、調理物11を加熱す
る加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段1
3、加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力
手段14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを
記憶する制御記憶手段15、自動加熱パターンの工程を
移行させる命令を入力する工程移行入力手段16、自動
加熱パターンの工程を逆行させる命令を入力する工程逆
行入力手段17で構成されている。
【0045】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱中に工程移行入力手段16に信
号が入力されると、加熱中の工程を次の工程に移行し加
熱調理を行い、自動加熱中に工程逆行入力手段17に信
号が入力されると、加熱中の工程を前の工程に逆行し加
熱調理を行う。
【0046】以上のように本実施例によれば、工程逆行
入力手段17を設けることにより、自動加熱調理時に、
調理物が増減したり、外気温等の環境が変化した際に自
動加熱パターンでは加熱が不足する場合でも自動加熱パ
ターンの工程を逆行することにより、適切な加熱調理を
行うことが可能となる。
【0047】(実施例4)以下、本発明の実施例4につ
いて説明する。図4に示すように、調理物11を加熱す
る加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段1
3、加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力
手段14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを
記憶する制御記憶手段15、自動加熱パターンの工程を
移行させる命令を入力する工程移行入力手段16、自動
加熱パターンの工程を表示する表示手段18で構成され
ている。
【0048】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱中に、表示手段18により加熱
中の工程を表示するとともに、工程移行入力手段16に
信号が入力されると、加熱中の工程を次の工程に移行し
加熱調理を行う。
【0049】以上のように本実施例によれば、工程移行
入力手段16と表示手段18を設けることにより、自動
加熱調理中においても使用者が容易に自動加熱パターン
のどの工程の加熱を行っているのか判別・確認すること
ができ、調理物の状態と加熱パターンの工程が一致して
いない場合には、工程を移行することにより適切な加熱
調理を行うことが可能となる。
【0050】(実施例5)以下、本発明の実施例5につ
いて説明する。図1、5に示すように、調理物11を加
熱する加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段
13、加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入
力手段14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターン
を記憶する制御記憶手段15、自動加熱パターンの工程
を移行させる命令を入力する工程移行入力手段16で構
成されている。
【0051】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱中に加熱開始入力手段14に信
号が入力されると、加熱中の工程を次の工程に移行し加
熱調理を行う。しかし、制御記憶手段に記憶された自動
加熱パターンの中に必要不可欠な工程が存在する場合、
工程移行入力手段に信号が入力されても、工程を移行し
ない。
【0052】以上のように本実施例によれば、自動加熱
パターンの中に必要不可欠な工程が存在し、その不可欠
な工程にて加熱している場合には、たとえ工程移行入力
手段に信号が入力されても工程を移行しない構成にする
ことにより、使用者が誤って必要不可欠な工程を通過さ
せてしまうことによる不適切な加熱調理を防ぐことが可
能である。
【0053】(実施例6)以下本発明の実施例6につい
て説明する。図6に示すように、調理物11を加熱する
加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段13、
加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力手段
14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記憶
する制御記憶手段15、自動加熱パターンの工程を移行
させる命令を入力する工程移行入力手段16、加熱中に
工程移行入力手段16に信号が入力されても工程移行を
行えない場合に、工程を移行できないことを報知する報
知手段19で構成されている。
【0054】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱中に加熱開始入力手段14に信
号が入力されると、加熱中の工程を次の工程に移行し加
熱調理を行う。しかし、制御記憶手段に記憶された自動
加熱パターンの中に必要不可欠な工程が存在する場合、
工程移行入力手段に信号が入力されても、工程を移行せ
ず、かわりに、工程を移行できないことを報知する。
【0055】以上のように本実施例によれば、自動調理
において工程を移行できないときに、工程の移行を行え
ないことを報知することにより、工程移行の入力を行っ
たにもかかわらず反応しない場合に機器の故障であると
使用者が誤認してしまうことを防止することが可能とな
る。
【0056】(実施例7)以下本発明の実施例7につい
て説明する。図7に示すように、調理物11を加熱する
加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段13、
加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力手段
14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記憶
する制御記憶手段15、再加熱を行う命令を入力する再
加熱入力手段20、最後に行われた自動加熱パターンを
記憶する最終加熱パターン記憶手段21で構成されてい
る。
【0057】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱終了後、再加熱入力手段20に
信号が入力されると、最終加熱パターン記憶手段21に
記憶された加熱パターンに対応した再加熱を行う。
【0058】以上のように本実施例によれば、再加熱入
力手段20、最終加熱パターン記憶手段21を設け、再
加熱のパターンを最後に行われた加熱パターンに対応さ
せることにより、調理物に適切な再加熱を行うことが可
能である。
【0059】(実施例8)以下本発明の実施例8につい
て説明する。図8に示すように、調理物11を加熱する
加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段13、
加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力手段
14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを記憶
する制御記憶手段15、再加熱を行う命令を入力する再
加熱入力手段20、加熱終了後からの時間を計測する時
間経過計測手段22で構成されている。
【0060】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱終了後、再加熱入力手段20に
信号が入力されると、時間経過計測手段22で計測され
た時間に対応した再加熱を行う。
【0061】以上のように本実施例によれば、再加熱入
力手段20、時間経過計測手段22を設け、再加熱のパ
ターンを加熱終了後からの経過時間に対応させることに
より、調理物に適切な再加熱を行うことが可能である。
【0062】(実施例9)以下本発明の実施例9につい
て説明する。図8、9に示すように、調理物11を加熱
する加熱手段12、加熱手段12を制御する制御手段1
3、加熱を開始するための命令を入力する加熱開始入力
手段14、2つ以上の工程からなる自動加熱パターンを
記憶する制御記憶手段15、再加熱を行う命令を入力す
る再加熱入力手段20、加熱終了後からの時間を計測す
る時間経過計測手段22で構成されている。
【0063】以上のように構成された加熱調理器につい
て、以下その動作について説明する。加熱開始入力手段
14に信号が入力されると、制御記憶手段15に記憶さ
れている加熱パターンに従って、制御手段13にて加熱
手段12を制御し、加熱手段12により調理物11の自
動加熱を行う。自動加熱終了後、再加熱入力手段20に
信号が入力されると、時間経過計測手段22で計測され
た時間に対応した再加熱を行う。しかし、自動加熱終了
後から、ある所定の時間以上経過した場合には、再加熱
を受け付けない。
【0064】以上のように本実施例によれば、調理物に
適切な再加熱を行うことができるだけでなく、加熱終了
からの過度の時間経過により、調理物の状態が変化して
いるにもかかわらず、再加熱を行い、調理物の状態を損
ねてしまうことを防ぐことが可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自動加熱
調理中においても、加熱中の工程を移行することがで
き、自動加熱調理時に、調理物が増減したり、外気温等
の環境が変化して、自動加熱パターンの調理では加熱し
すぎる場合においても、自動加熱パターンの工程を移行
することにより、適切な加熱調理を行うことができると
いう効果が得られる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、新たに入力
手段を設けることなく自動加熱調理時に、調理物が増減
したり、外気温等の環境が変化した場合においても自動
加熱パターンの工程を移行することにより、適切な加熱
調理を行うことができるという効果が得られる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、自動加熱調
理中においても、加熱中の工程を移行および逆行するこ
とができ、自動加熱調理時に、調理物が増減したり、外
気温等の環境が変化して、自動加熱パターンの調理では
加熱しすぎたり、加熱不足になる場合においても自動加
熱パターンの工程を移行するだけでなく逆行することに
より、より適切な加熱調理を行うことができるという効
果が得られる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、自動加熱調
理中においても使用者が容易に自動加熱パターンのどの
工程の加熱を行っているのか判別・確認することがで
き、調理物の状態と加熱パターンの工程が一致していな
い場合には、工程を移行することにより適切な加熱調理
を行うことができるという効果が得られる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、使用者が誤
って必要不可欠な工程を通過させてしまうことによる不
適切な加熱調理を防ぐことができるという効果が得られ
る。
【0070】請求項6記載の発明によれば、使用者が誤
って必要不可欠な工程を通過させてしまうことによる不
適切な加熱調理を防ぐことができるだけでなく、使用者
が、入力を受け付けないことを、機器の故障であると誤
認することを防ぐという効果が得られる。
【0071】請求項7記載の発明によれば、最後に行わ
れた加熱パターンに対応した再加熱を行うことができ、
調理物に合った、適切な再加熱を行うことができるとい
う効果が得られる。
【0072】請求項8記載の発明によれば、加熱終了時
から経過した時間に対応した再加熱を行うことができ、
調理物に合った、適切な再加熱を行うことができるとい
う効果が得られる。
【0073】請求項9記載の発明によれば、加熱終了か
らの過度の時間経過により、調理物の状態が変化してい
るにもかかわらず、再加熱を行い、調理物の状態を損ね
てしまうことを防ぐことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図5】本発明の第5の実施例における加熱調理器のフ
ローチャート
【図6】本発明の第6の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図7】本発明の第7の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図8】本発明の第8の実施例における加熱調理器の回
路ブロック図
【図9】本発明の第9の実施例における加熱調理器のフ
ローチャート
【図10】従来の加熱調理器の回路ブロック図
【符号の説明】
1、11 調理物 2、12 加熱手段 3、13 制御手段 4、14 加熱開始入力手段 5、15 制御記憶手段 16 工程移行入力手段 17 工程逆行入力手段 18 表示手段 19 報知手段 20 再加熱入力手段 21 最終加熱パターン記憶手段 22 時間経過計測手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L086 AA01 AA11 AA12 AA13 AA14 AA20 CB01 CB15 CC02 CC07 CC14 CC16 CC30 DA06 DA14 DA21 DA25 DA28 DA29 3L087 AA01 AA02 AA03 AA04 AA06 AA07 AA08 AA20 AB10 BA09 BA10 BB05 BB20 BC02 BC03 BC06 BC09 BC10 4B055 BA10 BA66 CA71 CB27 CC18 CD22 CD31 CD45 CD57 GA01 GA04 GB12 GB43 GB45 GC12 GC25 GC38 GC40 GD01 GD02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を加熱する加熱手段と、加熱手段
    を制御する制御手段と、加熱を開始するための命令を入
    力する加熱開始入力手段と、2つ以上の工程からなる自
    動加熱パターンを記憶する制御記憶手段と、前記制御記
    憶手段に従って前記加熱手段により調理物を加熱してい
    る際に、前記制御記憶手段の工程を移行する命令を入力
    する工程移行入力手段を備えてなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 工程移行入力手段を加熱開始入力手段と
    共通とし、加熱開始前に前記加熱開始入力手段に信号が
    入力された場合には、制御手段に加熱開始の命令を送
    り、加熱中に前記加熱開始入力手段に信号が入力された
    場合には、制御記憶手段に工程移行の命令を送る構成と
    した請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 工程逆行入力手段を有し、前記工程逆行
    入力手段に信号が入力されると、制御記憶手段に工程を
    逆戻りする命令を送る構成とした請求項1記載の加熱調
    理器。
  4. 【請求項4】 表示手段を有し、自動加熱中に現在の工
    程を表示する構成とした請求項1記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 制御記憶手段に記憶された自動加熱パタ
    ーンの中の複数の工程のうち、工程移行入力手段に信号
    が入力されても、所定の工程中には工程を移行しない工
    程を有する請求項1記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 報知手段により、工程の移行を行えない
    ことを報知する請求項5記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 調理物を加熱する加熱手段と、加熱手段
    を制御する制御手段と、加熱を開始するための命令を入
    力する加熱開始入力手段と、2つ以上の工程からなる自
    動加熱パターンを記憶する制御記憶手段と、前記制御記
    憶手段に記憶された2個以上の自動加熱パターンから1
    つを選択する自動加熱パターン選択手段と、最後に行わ
    れた自動加熱パターンを記憶する最終加熱パターン記憶
    手段と、自動加熱終了後に、再加熱の命令を入力する再
    加熱入力手段を有し、前記再加熱入力手段に信号が入力
    された場合、前記記憶手段に記憶された自動加熱パター
    ンに対応した再加熱を行う構成とした加熱調理器。
  8. 【請求項8】 調理物を加熱する加熱手段と、加熱手段
    を制御する制御手段と、加熱を開始するための命令を入
    力する加熱開始入力手段と、2つ以上の工程からなる自
    動加熱パターンを記憶する制御記憶手段と、加熱終了後
    からの時間経過を計測する時間経過計測手段を有し、再
    加熱入力手段に信号が入力された場合、時間経過計測手
    段によって計測された時間に対応した再加熱を行う構成
    とした加熱調理器。
  9. 【請求項9】 加熱終了後からの時間経過を計測する時
    間経過計測手段を有し、加熱終了後からの時間経過が所
    定の時間を越えると、再加熱入力手段に信号が入力され
    ても再加熱を行わない構成とした請求項7または8記載
    の加熱調理器。
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