JP2000175810A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2000175810A JP10357278A JP35727898A JP2000175810A JP 2000175810 A JP2000175810 A JP 2000175810A JP 10357278 A JP10357278 A JP 10357278A JP 35727898 A JP35727898 A JP 35727898A JP 2000175810 A JP2000175810 A JP 2000175810A
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利充 片岡
Tsutomu Shibata
勉 柴田
Ryuzo Uda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯中に蒸気を排出せず、風味に優れた美味
なご飯を速やかに炊き上げることができ、かつ、消費電
力を節約可能な炊飯器を提供する 【解決手段】 炊飯器は、内鍋3と、内鍋3を収容する
本体1と、内鍋3を閉塞する蓋体2と、内鍋を加熱する
加熱手段6を備える。蓋体2は、内蓋11と、内蓋11
に対して間隔をあけて設けた放熱板12とを備え、内蓋
11と放熱板12の間に隙間13を形成した二重構造で
ある。内鍋3で発生した蒸気は、内蓋蒸気口12aから
隙間13に導入され、隙間13内で結露する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯中であっても
器外に蒸気を排出することのない炊飯器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、炊飯器は炊飯中に蒸気を外部に
排出するため、設置場所等に制約があるだけでなく、消
費電力が大きい等の問題がある。これに対して、従来よ
り、蒸気排出を抑制するための種々の試みがなされてい
る。例えば、特開平4−371113号公報には、内鍋
内を沸騰直前の温度に維持して炊飯を行うことにより、
蒸気の発生を抑制する炊飯器が記載されている。また、
炊飯中の内鍋の内圧を調節する内部圧力調節機構を備
え、内圧を比較的高圧で維持することにより、排出され
る蒸気量を低減する炊飯器が知られている。さらに、特
開平9−238830号公報には、内鍋の内圧を加熱制
御することにより蒸気の発生を防止する炊飯器が記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平4
−371113号公報に記載の炊飯器のように、沸騰直
前の温度を維持して炊飯を行うと、米が加熱不足となる
ため、必ずしも好ましい風味に炊き上がらないという問
題がある。また、内鍋の内圧を高圧で維持しても、蒸気
排出を完全に抑制することはできず、消費電力を低減す
ることもできない。さらに、上記特開平9−23883
0号公報に記載の炊飯器では、炊飯開始当初から内鍋内
が密閉されるため、炊飯開始後早期に内圧が上昇し、加
熱手段への通電と非通電を繰り返して内圧を所定範囲に
維持する工程(圧力維持工程)に移行する。そのため、
加熱手段への通電率が悪く、水温や飯温が速やかに上昇
せず、炊飯時間が長くなる問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の炊飯器における問題
を解決するためになされたものであり、炊飯中に蒸気を
排出せず、風味に優れた美味なご飯を速やかに炊き上げ
ることができ、かつ、消費電力を節約可能な炊飯器を提
供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の本発明は、少なくとも所要量の米と水が収容さ
れる内鍋と、該内鍋を収容する本体と、上記内鍋を閉塞
する蓋体と、上記内鍋を加熱する加熱手段とを備える炊
飯器において、上記蓋体は、内蓋と、内蓋に対して間隔
をあけて設けた放熱板とを備え、内蓋と放熱板の間に隙
間を形成した二重構造であり、上記内蓋に上記内鍋の内
部と上記隙間とを連通する内蓋蒸気口を設けると共に、
上記放熱板に上記隙間と大気とを連通する放熱板通気口
を設け、内鍋で発生した蒸気を上記内蓋蒸気口から上記
隙間に導入し、該隙間内で結露させることを特徴とする
炊飯器を提供するものである。
【0006】第1の発明の炊飯器では、炊飯開始後飯温
が約70℃程度まで上昇すると発生し始める蒸気を、上
記内蓋と放熱板との間に形成した隙間で結露させること
ができるため、放熱板通気口からは空気のみが排出さ
れ、器外に蒸気が排出されない。
【0007】開弁すると上記内蓋蒸気口を開放し、閉弁
すると上記内蓋蒸気口を閉鎖して上記内鍋内を密閉する
調圧弁と、飯温と相関関係を有する温度を検出する温度
検出手段と、少なくとも上記温度検出手段の検出信号に
基づいて、少なくとも上記調圧弁を制御する制御手段と
を備え、該制御手段は、炊飯開始時は上記調圧弁を開弁
し、炊飯開始後上記温度検出手段の検出信号から飯温が
100℃に達したことを検出すると、上記調圧弁を閉弁
することが好ましい。
【0008】また、上記内鍋の内圧を検出する内圧検出
手段を備え、上記制御手段は、上記調圧弁の閉弁後は、
上記内圧検出手段により検出される内鍋の内圧が所定範
囲内に維持されるように、上記加熱手段を制御すること
が好ましい。
【0009】かかる構成とすれば、炊飯開始後飯温が1
00℃に達するまでは、器外へ蒸気を排出させることな
く大気圧下で米を加熱することができるため、加熱手段
に対する通電率が良好であり、水温や飯温が速やかに上
昇し、炊飯開始当初より内鍋内を密閉する場合と比較し
て炊飯時間が短くなる。また、調圧弁の閉弁後は100
℃以上に飯温を上昇させることができるため、風味に優
れた美味なご飯を炊き上げることができる。
【0010】上記隙間内で結露した水分を、炊飯時の廃
熱により蒸発させることが好ましい。
【0011】かかる構成とすれば、隙間内の湿度が飽和
するのを防止することができるため、隙間内に導入され
た蒸気を確実に結露させることができる。
【0012】上記放熱板に蓄熱材を取り付けてもよい。
【0013】この場合、放熱板の熱容量が大きくなるた
め内蓋蒸気口から隙間に導入された蒸気をより確実に結
露させることができる。
【0014】上記放熱板を冷却する冷却手段を設けても
よい。
【0015】この場合も、放熱板の熱容量が大きくなる
ため内蓋蒸気口から隙間に導入された蒸気をより確実に
結露させることができる。
【0016】上記冷却手段は、上記放熱板通気口と対向
して設けた冷却ファンからなることが好ましい。
【0017】この場合、上記隙間内で水分が十分に結露
し切らなかったために、放熱板通気口から蒸気が排出さ
れてしまった場合でも、冷却ファンから送風される空気
により直ちに蒸気が拡散するため、器外への蒸気の排出
を確実に防止することができる。
【0018】空気を透過し、蒸気を捕捉するフィルタ
を、上記放熱板通気口を閉鎖するように上記放熱板に取
り付けることが好ましい。
【0019】この場合、上記隙間内で蒸気が十分に結露
し切らなかった場合でも、放熱板通気口を通過する際
に、蒸気はフィルタにより捕捉されるため、器外への蒸
気の排出をより確実に防止することができる。
【0020】上記放熱板通気口を閉鎖するように、放熱
板に吸湿材を取り付けてもよい。
【0021】この場合、上記隙間内で蒸気が十分に結露
し切らなかった場合でも、放熱板通気口を通過する際
に、吸湿材により蒸気を吸着、捕集することができるた
め、蒸気の器外への排出をより確実に防止することがで
きる。
【0022】第2の発明は、少なくとも所要量の米と水
が収容される内鍋と、該内鍋を収容する本体と、上記内
鍋を閉塞する蓋体と、上記内鍋を加熱する加熱手段とを
備える炊飯器において、開弁すると上記内鍋内を大気と
連通させ、閉弁すると上記内鍋内を密閉する調圧弁と、
上記内鍋内における蒸気の発生を検出する蒸気検出手段
と、炊飯開始時は上記調圧弁を開弁し、炊飯開始後上記
蒸気検出手段が蒸気発生を検出すると、上記調圧弁を閉
弁して内鍋内を密閉する制御手段とを備えることを特徴
とする炊飯器を提供するものである。
【0023】第2の発明の炊飯器では、蒸気発生が検出
されると内鍋内が密閉されるため、器外への蒸気の発生
が防止される。また、炊飯開始後蒸気が発生するまで
は、開放状態で米を加熱することができるため、加熱手
段の通電率が良好であり、水温や飯温が速やかに上昇
し、炊飯開始当初より内鍋内を密閉する場合と比較して
炊飯時間が短くなる。
【0024】上記内鍋の内圧を検出する内圧検出手段を
備え、上記制御手段は、上記調圧弁閉弁後は、上記内圧
検出手段により検出される内鍋の内圧が所定範囲内に維
持されるように、上記加熱手段を制御することが好まし
い。
【0025】具体的には、上記蒸気検出手段は、温度セ
ンサ、湿度センサ又は風速センサを備え、その検出信号
に基づいて蒸気発生を検出するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】 以下、図面に示す本発明の実施
形態を説明する。 (第1実施形態) 図1は、本発明の第1実施形態に係
る炊飯器の概略構成図である。この炊飯器は、蓋体2を
回転自在に取り付けた炊飯器本体1の内部に、内鍋3を
取出し自在に配設したものである。
【0027】炊飯器本体1には、上記内鍋3が収容され
る内鍋収容部4が形成され、その底面には内鍋3を加熱
する加熱板5が配設されている。加熱板5の内部には通
電時に抵抗熱を発生するヒータ6が設けられ、直接内鍋
3を加熱するようになっている。なお、電磁誘導加熱等
の他の方式で内鍋3を加熱してもよい。上記内鍋収容部
4の下方側側面には、内鍋3の温度を直接検出する内鍋
温度センサ7が当接している。
【0028】蓋体2は、ヒンジ8により炊飯器本体1に
回転自在に取り付けられた蓋本体10内に、内蓋11
と、この内蓋11に対して間隔をあけて設けた放熱板1
2とを備えており、内蓋11と放熱板12との間に隙間
13が形成される二重構造を呈している。
【0029】蓋本体10には、その内部空間と大気とを
連通させる蓋本体通気口10aが設けられている。
【0030】上記内蓋11及び放熱板12の外周には、
それぞれパッキン15,16が取り付けられている。図
1に示すように蓋体2を閉じた状態では、パッキン1
5,16が内鍋3の上端部に密着し、下記の内蓋蒸気口
11a及び放熱板通気口12a以外の部分では、上記内
蓋11と放熱板12の間の隙間13が密閉されるように
なっている。
【0031】上記内蓋11には、内鍋3の内部と上記隙
間13とを連通する内蓋蒸気口11aが設けられてい
る。
【0032】放熱板12には、上記隙間13と大気とを
連通する放熱板通気口12aが設けられている。また、
放熱板12上には、蓋体2の温度を検出する蓋体温度セ
ンサ18が取り付けられている。さらに、放熱板12に
は、上記内蓋蒸気口11aを開閉する調圧弁19が取り
付けられている。すなわち、この調圧弁19が図1にお
いて実線で示す開弁位置にあるときには、内蓋蒸気口1
1aが開放され、内鍋3内と隙間13が連通する。一
方、調圧弁19が図1において二点鎖線で示す閉弁位置
にあるときには、内蓋蒸気口11aが閉鎖され、内鍋3
内が密閉される。図1では概略的に示しているが、この
調圧弁19は、上記内蓋蒸気口11aを開閉する弁体
と、この弁体を駆動して上記閉弁位置と開弁位置とに移
動させるソレノイドとを備えている。さらにまた、放熱
板12には、内鍋3の内圧を検出する圧力センサ17が
取り付けられている。
【0033】なお、内鍋温度センサ7及び蓋体温度セン
サ18としては、サーミスタ等の従来からある温度セン
サが使用可能である。また、圧力センサ17としては、
ピエゾ効果を利用したもののほか、圧力を機械的にとら
えてリミットスイッチ等で検出するようにしたものが使
用可能である。
【0034】炊飯器本体1の底部に収容された制御装置
20には、内鍋温度センサ7、蓋体温度センサ18及び
圧力センサ17の検出信号が入力される。制御装置20
は、これらの検出信号に基づいて、ヒータ6に対する通
電及び上記調圧弁19の開閉を制御する。
【0035】次に、上記炊飯器による炊飯処理について
説明する。
【0036】まず、炊飯処理の前に、内鍋3内に所要量
の米及びこの米が吸水するのに適した量の水を収容す
る。
【0037】炊飯開始時の調圧弁19の初期位置は、図
1において実線で示す開弁位置である。調圧弁19が開
弁位置にあれば、内鍋3の内部は、内蓋蒸気口11a、
隙間13及び放熱板通気口12aを介して大気と連通し
ており、内蓋11内の圧力は大気圧に維持される。
【0038】図示しないスタートスイッチが押される
と、図2のフローチャートにおいて、ステップS1の予
熱制御が実行される。この予熱制御では、米に吸水させ
るために、一定時間(例えば12分間)、所定の通電率
(例えば20%)でヒータ6に通電する。
【0039】上記予熱制御終了後、ステップS2でヒー
タ6の通電率を100%とする。
【0040】ステップS3で蓋体温度センサ18の検出
温度T1が、100℃の飯温に対応する所定温度T1
constに達したことが検出されると、ステップS4で調
圧弁19が閉弁され、ステップS5でヒータ6への通電
がオフされる。
【0041】このように、第1実施形態では、飯温が1
00℃に達するまでは、内鍋3を大気に開放した状態で
加熱するため、内鍋3の内圧は大気圧に維持され、過度
に上昇することがない。よって、ヒータ6に対して10
0%の通電率で連続して通電を行うことができ、通電効
率が良好である。そのため、炊飯開始当初から内鍋内を
密閉した場合と比較して、飯温が100℃に達するまで
の時間が短い。
【0042】炊飯開始後、飯温が約70℃程度まで上昇
すると、内鍋3内で蒸気の発生が始まる。この約70℃
から100℃に達するまでの間に発生する蒸気の量は、
飯温が100℃に達した後に発生する蒸気の量と比較す
れば少量である。発生した少量の蒸気は、内蓋蒸気口1
1aから隙間13に導入される。この隙間13を介して
内蓋11と対向するように放熱板12を設けているた
め、隙間13内の温度は内鍋3内より低温である。その
ため、導入された蒸気は、隙間13内で結露する。この
結露は主として放熱板12上で生じるが、内蓋11上で
も生じる。このように隙間13で蒸気が結露するため、
放熱板通気口12a及び蓋本体通気口10aから器外に
排出されるのは空気のみであり、蒸気は排出されない。
【0043】結露した水分は、内蓋11から放熱される
炊飯時の廃熱により蒸発する。よって、隙間13内の湿
度が飽和することがなく、内鍋3から連続的に隙間13
に導入される蒸気は、隙間13内で確実に結露する。
【0044】上記のようにステップS4,S5で調圧弁
を閉弁し、ヒータ6への通電をオフした後は、ステップ
S6からステップS9の圧力維持制御を行う。
【0045】まず、ステップS6で圧力センサ17が検
出した内鍋3の内圧(検出内圧)Pが第1の所定値P
min以下であれば、ステップS7でヒータ6への通電を
オンする。ヒータ6への通電はステップS8で上記検出
内圧Pが、上記第1の所定値P minよりも大きい第2の
所定値Pmax以上であることが検出されるまで継続す
る。ステップS8で検出内圧Pが第2の所定値Pmax
上であれば、ステップS9に移行する。ステップS9に
おいて内鍋温度センサ7の検出温度T2が内鍋3内の水
分がなくなったことを示す所定値T2const未満であれ
ば、上記ステップS5からステップS8の処理を繰り返
し、内鍋3の内圧を上記第1及び第2の所定値Pmin
maxの間に維持する。
【0046】一方、ステップS9で蓋体温度センサ18
の検出温度T2が所定値T2const以上であれば、ステ
ップS10でヒータ6への通電をオフして圧力維持制御
を終了する。その後、内鍋3が自然冷却されることによ
り内圧が低下し、ステップS11で検出内圧Pが大気圧
air以下であることが検出されると、ステップS12
で調圧弁19を開弁して炊飯を終了する。
【0047】上記ステップS5からステップS9の圧力
維持制御では、内鍋3内の飯温及び水温は沸騰温度(1
00℃)以上に上昇するが、調圧弁19は閉弁位置にあ
り、内鍋3内は密閉されるため、蒸気が器外に排出され
ることはない。
【0048】このように第1実施形態の炊飯器では、炊
飯開始から炊飯終了まで器外に蒸気が排出されない。ま
た、飯温が100℃に達するまでは、開放状態で加熱す
るため、ヒータ6への通電率が良好であり、炊飯当初か
ら内鍋を密閉する場合と比較して水温及び飯温が速やか
に上昇し、ヒータ6の消費電力を節約することができ
る。さらに、圧力維持制御中は飯温は100℃以上に上
昇するため、十分に加熱された風味に優れた美味なご飯
を炊き上げることができる。
【0049】(第2実施形態)図3に示す本発明の第2
実施形態では、放熱板12の上部にアルミブロックから
なる蓄熱材22を取り付けている。放熱板12の熱容量
は、この蓄熱材22を取り付けることにより、第1実施
形態のように蓄熱材を取り付けない場合よりも大きくな
る。よって、上記内蓋蒸気口11aから隙間13に導入
された蒸気の水分は、より確実に隙間13内で結露し、
器外への蒸気の排出がより確実に防止される。
【0050】なお、蓄熱材22はアルミブロックに限定
されるものではなく、放熱板12の熱容量を高めること
ができるものであれば、その材質、形状等は限定されな
い。第2実施形態のその他の構成及び動作は上記した第
1実施形態と同様である。
【0051】(第3実施形態)図4に示す本発明の第3
実施形態では、蓋体2の放熱板12上に冷却ファン23
が取り付けられている。この冷却ファン23は、放熱板
12の図において左端部に、図において矢印Aで示すよ
うに放熱板12の表面に対して平行な方向に送風するよ
うに設けられている。また、冷却ファン23の作動は、
制御装置20により制御される。
【0052】一方、蓋体本体10には、冷却ファン23
の作動時に外気を吸入するための吸入口10bと、同じ
く冷却ファン23の作動時に内部の空気を排出するため
の排気口10cとが設けられている。
【0053】この第3実施形態の炊飯器では、図5に示
すように、ステップS1の予熱制御終了後、ステップS
2でヒータ6への通電率を100%としたときに、ステ
ップS21で冷却ファン23をオンして送風を開始す
る。そして、ステップS5からステップS9の圧力維持
制御終了後、ステップS11で検出内圧Pが大気圧Pai
r以下に低下すると、ステップS111で冷却ファン2
3をオフして送風を終了する。
【0054】このように冷却ファン23により放熱板1
2を冷却すれば、上記第2実施形態のように蓄熱材22
を取り付けた場合と同様に、放熱板12の熱容量が大き
くなる。そのため、内鍋3内で発生した蒸気は、隙間1
3での確実に結露し、炊飯開始から調圧弁19を閉弁す
るまでの器外への蒸気の排出がより確実に防止される。
【0055】また、圧力維持制御終了後は、冷却ファン
23からの送風により、放熱板12を介して内鍋3内の
熱が除去されるため、内鍋3内の温度が低下して内圧が
大気圧まで低下するのに要する時間を、冷却ファンがな
い場合と比較して短縮することができる。
【0056】(第4実施形態)図6に示す本発明の第4
実施形態の炊飯器では、冷却ファン23を放熱板通気口
12aと対向するように設け、矢印Aで示すように冷却
ファン23からの風が放熱板通気口12aに吹き付けら
れるようにしている。
【0057】この場合、炊飯開始後調圧弁19を閉弁す
るまでの間に内鍋3で発生した蒸気が仮に隙間13内で
十分に結露しなかった場合でも、放熱板通気口12aを
通過する際に冷却ファン23から送風される空気により
蒸気が拡散し、器外に排出されるのを防止することがで
きる。また、第3実施形態と同様に、放熱板12が冷却
されるため、その熱容量が大きくなると共に、圧力維持
制御終了後は内鍋3の内圧が速やかに低下する。
【0058】第4実施形態のその他の構成及び動作も上
記第3実施形態と同様である。
【0059】(第5実施形態)図7に示す本発明の第5
実施形態では、制御装置20が備える制御回路基盤(図
示せず。)を冷却するための冷却ファン23により、蓋
体2の放熱板12を冷却するようにしている。すなわ
ち、炊飯器本体1の底部に配置された冷却ファン23か
ら、炊飯器本体1及びヒンジ8を介して蓋体2まで延び
る送風ダクト25を設け、この送風ダクト25の先端開
口25aを放熱板通気口12aに対向させている。ま
た、炊飯器本体1に冷却ファン23が吸気するための吸
気口1aが設けられている。
【0060】放熱板通気口12aを通過しようとする蒸
気は、冷却ファン23から送られる空気流により拡散さ
れるため、器外への蒸気の排出をより確実防止すること
ができる。また、放熱板12の熱容量が大きくなると共
に、圧力維持制御終了後は内鍋3の内圧が速やかに低下
する。
【0061】(第6実施形態)図8に示す本発明の第6
実施形態では、放熱板通気口12aを閉鎖するようにフ
ィルタ27を放熱板12に取り付けている。
【0062】このフィルタ27は、樹脂等からなる多孔
質フィルタであり、その平均孔径は、空気は透過するが
蒸気を捕捉するような値(例えば0.2μm)に設定さ
れている。この種の多孔質フィルタとしては、例えば、
住友電工(株)製のポアフロンがある。
【0063】このようなフィルタ27を設ければ、隙間
13内で蒸気が十分に結露しなかった場合でも、この放
熱板通気口12aを通過する際に、水分がフィルタ27
により捕捉されるため、器外へ蒸気が排出されるのをよ
り確実に防止することができる。
【0064】なお、このフィルタ27を設ける場合に
は、通気流量を確保するために、放熱板通気口12aの
直径を少なくとも約15mm程度に設定することが好ま
しい。
【0065】第6実施形態のその他の構成及び動作は上
記第1実施形態と同様である。
【0066】(第7実施形態)図9に示す本発明の第7
実施形態の炊飯器は、炊飯終了後の内鍋3内の米飯を保
温するための保温用蓋ヒータ29を放熱板12上に備え
ている。この保温用蓋ヒータ29は、放熱板通気口12
aを取り囲むように設けられた筒状部29aを備えてい
る。この筒状部29a内には、シリカゲルからなる吸湿
材30が充填されており、放熱板通気口12aは吸湿材
30により閉鎖されている。
【0067】隙間13内で水分が十分に結露しなかった
場合でも、放熱板通気口12aを通過する際に水分が吸
湿材30により吸着、捕捉され、空気のみが器外へ排出
される。よって、蒸気の器外への排出をより確実に防止
することができる。
【0068】吸湿材30は、炊飯時の廃熱と炊飯終了後
保温時に保温ヒータ6から供給される熱により乾燥され
るため、吸湿力が維持される。
【0069】第7実施形態のその他の構成及び作用は、
第1実施形態と同様である。
【0070】(第8実施例)図10に示す本発明の第8
実施例の炊飯器では、上記隙間13内に温度センサ35
が取り付けられている。この温度センサ35は、隙間1
3内の空気温度を検出するものであり、その検出信号は
制御装置20に入力される。第8実施形態のその他の構
造は、第1実施形態と同様である。
【0071】図11に示すように、ステップS1の予熱
制御が終了した後、ステップS2でヒータ6の通電率が
100%に設定され、ステップS3で蒸気発生が検出さ
れるまでこの状態が継続する。
【0072】上記ステップS3では、制御装置20が温
度センサ35の検出する空気温度の時間勾配を監視す
る。図12は空気温度の時間勾配と炊飯開始からの経過
時間(炊飯時間)との関係を示している。本実施形態で
は、空気温度の時間勾配が2.0℃/secとなったと
きに、蒸気が発生したと判断し、調圧弁19を閉弁す
る。
【0073】ステップS3で蒸気発生と判断すると、ス
テップS5からステップS9で圧力維持制御を行った
後、ステップS10でヒータ6への通電をオフし、ステ
ップS12で内鍋3の検出内圧Pが大気圧Pairまで降
下すると調圧弁19が開弁されて炊飯が終了する。
【0074】この第8実施形態では、上記のように隙間
13の空気温度の時間勾配から蒸気発生を検出し、蒸気
が発生すると調圧弁19を閉弁して圧力維持制御に移行
するようにしているため、器外への蒸気の排出を確実に
防止することができる。また、蒸気発生の寸前までヒー
タ6の通電率を100%に設定できるため、炊飯時間の
短縮及び炊きむらの防止を図ることができる。
【0075】また、蓋体2は、内蓋11と放熱板12と
からなる二重構造であり、その間に隙間13が形成され
ているため、仮に空気温度の時間勾配による蒸気発生の
検出に誤差が生じた場合でも内鍋3で発生した蒸気は隙
間13内で結露し、外部に排出されてしまうことがな
い。
【0076】なお、空気温度の絶対値が所定値に達した
ときに、蒸気が発生したと判断してもよい。
【0077】(第9実施形態)図13に示す本発明の第
9実施形態の炊飯器では、上記第8実施形態の温度セン
サ35に代えて、放熱板通気口12aと対向して湿度セ
ンサ37を取り付けている。この湿度センサ37は、隙
間13から大気中に排出される空気の湿度を検出するも
のであり、その検出信号は制御装置20に入力される。
【0078】第9実施形態の炊飯器の動作は、上記図1
2のステップS3における蒸気発生の検出方法のみが、
第9実施形態と異なる。すなわち、制御装置20は湿度
センサ37が検出する放熱板通気口12aから排出され
る空気の湿度の時間勾配を監視する。図14は、湿度セ
ンサ37の出力の時間勾配の時間変化を一例を示してい
る。本実施形態では、制御装置20は、湿度センサ37
の出力の時間勾配が0.80V/secとなったとき
に、蒸気が発生したと判断する。
【0079】この第10実施形態の炊飯器も、蒸気が発
生すると調圧弁19を閉弁して圧力維持制御に移行する
ようにしているため、器外への蒸気の排出を確実に防止
することができる。また、蒸気発生の寸前までヒータ6
の通電率を100%に設定できるため、炊飯時間の短縮
及び炊きむらの防止を図ることができる。
【0080】なお、内鍋3から排出される空気の湿度の
絶対値が、所定値に達したときに、蒸気が発生したと判
断してもよい。
【0081】(第10実施形態)図15に示す本発明の
第10実施形態の炊飯器は、蓋体2は内蓋11を備えて
いるが放熱板は備えていない。内蓋11には内蓋蒸気口
11aと下端側が連通する両端開口の筒状部39が設け
られている。この筒状部39内に形成された流路には、
風速センサ40が取り付けられている。この風速センサ
40は内鍋3から筒状部を介して排出される空気の流速
(風速)を計測する。
【0082】第10実施形態の炊飯器の動作は、上記図
11のステップS3における蒸気発生の検出方法のみ
が、第8実施形態と異なる。すなわち、制御装置20は
風速センサ40が検出する風速を監視する。図16は、
風速センサ40が計測する風速の時間変化の一例を示し
ている。本実施形態では、制御装置20は、風速が0.
47m/secに達したときに、蒸気が発生したと判断
する。
【0083】この第10実施形態の炊飯器も蒸気が発生
すると調圧弁19を閉弁して圧力維持制御に移行するよ
うにしているため、器外への蒸気の排出を確実に防止す
ることができる。また、蒸気発生の寸前までヒータ6の
通電率を100%に設定できるため、炊飯時間の短縮及
び炊きむらの防止を図ることができる。
【0084】図17に示す炊飯器は、上記図9に示す第
7実施形態と同様に吸湿材30を備えている。
【0085】内蓋11には内鍋3の内部と連通する内蓋
蒸気排出口11aが設けてあり、この内蓋蒸気口11a
には調圧弁19が設けられている。また、この内蓋蒸気
口11aには冷却ダクト31の一端が連結されている。
内蓋11の上には、吸湿材用ヒータ32が取り付けられ
ており、その上に取り付けられた容器33内には所要量
の吸湿材30が収容されている。
【0086】上記冷却ダクト31は、上記内蓋11から
上方に延びる第1部分31a、この第1部分31aから
水平方向に延びる第2部分31b、及び第2部分31b
の先端から下方に延びる第3部分31cとを備えてい
る。第3部分31cの先端は、上記吸湿材30が収容さ
れた容器31と対向して開口している。
【0087】また、内蓋11には圧力センサ17及び蓋
体温度センサ18が取り付けられている。
【0088】炊飯開始後飯温が100℃に達するまでの
間に内鍋3内に発生した蒸気は、上記内蓋蒸気排出口1
1aから上記冷却ダクト31内に導入され、冷却ダクト
31内で凝縮し、冷却ダクト31の先端から水滴として
吸湿材30に落下する。滴下した水滴は、吸湿材30に
より吸着、捕集される。吸湿材30は吸湿材用ヒータ3
2により乾燥されているため、吸湿能力が維持される。
【0089】なお、炊飯器本体1に吸湿材を収容しても
よい。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明の炊飯器では、内鍋で発生した蒸気を内蓋と放熱板
の間に形成される隙間で結露させるようにしているた
め、内鍋を密閉しなくても約70℃で発生する蒸気が器
外に排出されるのを防止することができる。よって、炊
飯開始後飯温が100℃に達するまでは、大気圧下で米
を加熱することができるため、加熱手段に対する通電率
が良好であり、水温や飯温が速やかに上昇し、炊飯開始
当初より内鍋を密閉する場合と比較して炊飯時間を短縮
することができる。
【0091】第2の発明の炊飯器では、蒸気検出手段が
蒸気発生を検出すると、調圧弁を閉弁して内鍋内を密閉
するため、器外への蒸気の排出を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図2】 第1実施形態の炊飯器の炊飯制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図5】 第3実施形態の炊飯器の炊飯制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】 本発明の第4実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図7】 本発明の第5実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図8】 本発明の第6実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図9】 本発明の第7実施形態に係る炊飯器を示す概
略構成図である。
【図10】 本発明の第8実施形態に係る炊飯器を示す
概略構成図である。
【図11】 本発明の第8実施形態に係る炊飯器の炊飯
制御を説明するためのフローチャートである。
【図12】 温度勾配と炊飯時間の関係を示す線図であ
る。
【図13】 本発明の第9実施形態に係る炊飯器を示す
概略構成図である。
【図14】 湿度センサの出力の時間勾配と炊飯時間の
関係を示す線図である。
【図15】 本発明の第10実施形態に係る炊飯器を示
す概略構成図である。
【図16】 風速と炊飯時間の関係を示す線図である。
【図17】 吸湿材を備える炊飯器の一例を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 蓋体 3 内鍋 6 ヒータ 7 内鍋温度センサ 8 ヒンジ 11 内蓋 11a 内蓋蒸気口 12 放熱板 12a 放熱板通気口 17 圧力センサ 18 蓋体温度センサ 19 調圧弁 20 制御装置 22 蓄熱材 23 冷却ファン 25 送風ダクト 27 フィルタ 29 保温用蓋ヒータ 30 吸湿材 31 冷却ダクト 32 吸湿材用ヒータ 35 温度センサ 37 湿度センサ 40 風速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 右田 隆三 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 3K058 AA02 AA87 BA09 CA04 CA12 CA13 CA14 CA22 CA31 CA44 CA62 CB13 CB23 CB27 GA04 GA05 4B055 AA02 BA22 BA25 BA54 CA01 CA09 CA22 CA24 CA71 CA73 CA81 CB08 CB13 CC03 CC29 CC45 CC46 CC66 CD01 CD02 CD08 CD10 CD56 CD60 DA02 DB02 FA09 FA14 FB02 FB12 FB33 FC13 FC20 FD10 GA04 GB03 GB10 GB25 GB35 GC33 GC40 GD02 GD04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも所要量の米と水が収容される
    内鍋と、該内鍋を収容する本体と、上記内鍋を閉塞する
    蓋体と、上記内鍋を加熱する加熱手段とを備える炊飯器
    において、 上記蓋体は、内蓋と、内蓋に対して間隔をあけて設けた
    放熱板とを備え、内蓋と放熱板の間に隙間を形成した二
    重構造であり、 上記内蓋に上記内鍋の内部と上記隙間とを連通する内蓋
    蒸気口を設けると共に、上記放熱板に上記隙間と大気と
    を連通する放熱板通気口を設け、 内鍋で発生した蒸気を上記内蓋蒸気口から上記隙間に導
    入し、該隙間内で結露させることを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 開弁すると上記内蓋蒸気口を開放し、閉
    弁すると上記内蓋蒸気口を閉鎖して上記内鍋内を密閉す
    る調圧弁と、 飯温と相関関係を有する温度を検出する温度検出手段
    と、 少なくとも上記温度検出手段の検出信号に基づいて、少
    なくとも上記調圧弁を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、炊飯開始時は上記調圧弁を開弁し、炊飯
    開始後上記温度検出手段の検出信号から飯温が100℃
    に達したことを検出すると、上記調圧弁を閉弁すること
    を特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 上記内鍋の内圧を検出する内圧検出手段
    を備え、 上記制御手段は、上記調圧弁の閉弁後は、上記内圧検出
    手段により検出される内鍋の内圧が所定範囲内に維持さ
    れるように、上記加熱手段を制御することを特徴とする
    請求項2に記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 上記隙間内で結露した水分を、炊飯時の
    廃熱により蒸発させている請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 上記放熱板に蓄熱材を取り付けたことを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載
    の炊飯器。
  6. 【請求項6】 上記放熱板を冷却する冷却手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項
    に記載の炊飯器。
  7. 【請求項7】 上記冷却手段は、上記放熱板通気口と対
    向して設けた冷却ファンからなることを特徴とする請求
    項6に記載の炊飯器。
  8. 【請求項8】 空気を透過し、蒸気を捕捉するフィルタ
    を、上記放熱板通気口を閉鎖するように上記放熱板に取
    り付けたことを特徴とする請求項1から請求項7のいず
    れか1項に記載の炊飯器。
  9. 【請求項9】 上記放熱板通気口を閉鎖するように、放
    熱板に吸湿材を取り付けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項7のいずれか1項に記載の炊飯器。
  10. 【請求項10】 少なくとも所要量の米と該米の吸水に
    必要な水が収容される内鍋と、該内鍋を収容する本体
    と、上記内鍋を閉塞する蓋体と、上記内鍋を加熱する加
    熱手段とを備える炊飯器において、 開弁すると上記内鍋内を大気と連通させ、閉弁すると上
    記内鍋内を密閉する調圧弁と、 上記内鍋内における蒸気の発生を検出する蒸気検出手段
    と、 炊飯開始時は上記調圧弁を開弁し、炊飯開始後上記蒸気
    検出手段が蒸気発生を検出すると、上記調圧弁を閉弁し
    て内鍋内を密閉する制御手段とを備えることを特徴とす
    る炊飯器。
  11. 【請求項11】 上記内鍋の内圧を検出する内圧検出手
    段を備え、 上記制御手段は、上記調圧弁閉弁後は、上記内圧検出手
    段により検出される内鍋の内圧が所定範囲内に維持され
    るように、上記加熱手段を制御するものである請求項1
    0に記載の炊飯器。
  12. 【請求項12】 上記蒸気検出手段は、温度センサ、湿
    度センサ又は風速センサを備え、その検出信号に基づい
    て蒸気発生を検出するものである請求項10又は請求項
    11に記載の炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7115866B2 (ja) 2018-02-19 2022-08-09 ホシザキ株式会社 洗浄機

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