JP2000175801A - 吊下具および被吊下部材 - Google Patents

吊下具および被吊下部材

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JP2000175801A
JP2000175801A JP10359515A JP35951598A JP2000175801A JP 2000175801 A JP2000175801 A JP 2000175801A JP 10359515 A JP10359515 A JP 10359515A JP 35951598 A JP35951598 A JP 35951598A JP 2000175801 A JP2000175801 A JP 2000175801A
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sheet
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JP10359515A
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Michiharu Suzuki
道春 鈴木
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Ogawa Tent Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D90/00Component parts, details or accessories for large containers
    • B65D90/02Wall construction
    • B65D90/04Linings
    • B65D90/046Flexible liners, e.g. loosely positioned in the container

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)
  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ内壁に対するインナーシートの取り
付けおよび取り外し作業が簡単で、その労力を軽減し、
しかも、その作業時間を短縮すること。 【解決手段】 吊下具10は、インナーシート30を保
持する保持本体12と、保持本体と一体的に設けられて
いてコンテナ内壁40と結合される結合部14とを具え
る。保持本体は、管軸16に沿って一直線状に設けられ
た間隙18が設けられた管状体である。インナーシート
は、直線状の突出部32を具える。突出部の横断面の形
状および大きさは、この突出部の延在方向において、実
質的に一様である。また、突出部は、吊下具が該突出部
に沿って摺動可能な状態で、管状体の管内に嵌合してい

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吊下げ固定箇所
に被吊下部材を吊下げるための吊下具、特にコンテナ内
にインナーシートを吊り下げるために使用されたり、或
いは、落下物を受け止める必要のある場所において構造
物に吊下げて落下物を受け止める落下防止ネットを吊下
げるために使用される吊下具に関する。
【0002】さらに、この発明は、この吊下具で吊り下
げられるのに好適な被吊下部材、特にシート或いはネッ
トに関する。
【0003】
【従来の技術】車両、航空機および船舶での貨物運搬用
に、コンテナが用いられている。コンテナ輸送中は、コ
ンテナ内の臭気その他の汚染対策、或いは、湿気対策の
ためコンテナ内袋(インナーバックと称する。)が使用
さている。湿気があると、コンテナ内壁やインナーバッ
ク表面に結露を生じる。或いは、水分がインナーバック
の本体の上面部に水たまり状或いは水滴状に付着する。
或いはまた、コンテナ内の底面に水が溜ったりする。そ
の結果、これら水分により、積み荷が汚損される虞があ
る。
【0004】コンテナ内部の湿気から荷物を保護するた
めに、或いは、荷物が原因でコンテナ内が汚染するのを
防止するため、インナーバックの外表面に吸水性部材或
いは水濡れ防止部材を設けたインナーバックが提案され
ている(例えば、実開平3−87696号および実公平
3−12711号)。
【0005】また、コンテナ内の湿気から荷物を保護す
る別の手法として、インナーバックとは異なる、濡損防
止シートと称するインナーシートがある。この濡損防止
シートは、コンテナの天井壁に対向配設させて使用する
部材である。この濡損防止シートは、そのコンテナの天
井壁側の所要箇所に、帯状に貼りつけられた吸水部材を
具えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この水濡れ防止を施し
たインナーシートのコンテナ内の天井壁への取り付け
は、次の様にして行っている。ここでは、インナーシー
トを例に挙げて説明する。インナシートの天井壁側の面
に両面接着テープの一方の接着面を貼りつける。その
後、両面接着テープの他方の接着面をコンテナの天井壁
に、人力により一方の端から他方の端へと押えつけなが
ら貼りつけて、インナーシートを天井壁に固定してい
る。
【0007】しかし、この人力による貼りつけ作業は、
力を要すると共に、作業時間が長くなる。また、貼り付
け作業中はもとより、貼り付け後に両面接着テープが剥
れる場合もある。しかも、両面接着テ−プで貼りつけた
インナーシートをコンテナの天井壁から剥した後、天井
壁に付着している残存接着剤を除去する必要がある。そ
のため、余計な接着剤除去作業の労力と作業時間が掛か
る。
【0008】また、コンテナ内壁に設けられた吊下具の
取付部は、コンテナにより異なった位置に設けられてい
る。従って、通常、インナーシートの吊り部分がインナ
ーシートに位置固定されているので、コンテナ内壁の取
付部の位置に対応してインナーシートの吊り部分の位置
を調整出来ない。従って、吊り部分を取付部に係合する
作業が困難となる。或いは、係合できないインナーシー
ト部分が垂れ下がり、この垂れ下がり部分が荷物の出し
入れ作業の妨げとなっていた。
【0009】また、安全ネット等の落下物防止ネット
は、これが必要となる場所の構造物は、このネットの固
定箇所に制限がある場合が多い。従って、安全ネットを
張る箇所の位置調整が出来ず、作業時間が係ったり、最
悪の場合には、ネットを張れないということもある。
【0010】そこで、この出願の発明者は、種々の研究
を行ったところ、インナーシートとコンテナの内壁とを
結合する結合の手法を改良すれば、両面接着テープを使
用せずに、インナシートの取り付け作業労力を軽減し、
取り付け後の離脱を防止でき、しかも、取り付け作業時
間を短縮できるという発想に達した。
【0011】また、この結合手段を故障の生じにくい摺
動式の結合手段とすれば、取付部と吊り部分との結合位
置を調整できて両者間の結合作業が一層容易となり、し
かも、長期間にわたり繰り返し利用出来るという発想に
到った。
【0012】また、このような結合手段は、インナーシ
ートのみならず、広くシートやネット等といった被吊下
部材に適用できることが分かった。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の目的
は、被吊下部材の吊り下げおよび取り外し作業の労力を
軽減し、取り付け後に離脱せず、しかも、取り付けおよ
び取り外し作業時間の短縮が図れる、吊下具を提供する
ことにある。
【0014】この発明の第2の目的は、この吊下具と結
合させて使用して好適な被吊下部材を提供することにあ
る。
【0015】この発明の第3の目的は、この吊下具を具
えた被吊下部材を提供することにある。
【0016】この第1の目的の達成を図るため、この発
明の、被吊下部材を吊り下げるための吊下具は、被吊下
部材を保持する保持本体と、この保持本体と一体的に設
けられていて吊下げ固定箇所と結合される結合部とを具
えている。この保持本体は、管軸に沿って一直線状に間
隙が設けられた管状体である。
【0017】このような構造の吊下具への被吊下部材の
取り付けは、下記のようにして行う。まず、被吊下部材
をシートとする場合、保持本体である管状体の内径より
細いが間隙の幅より太いロープ状体または棒状体等の芯
体にシートを一重に巻つける。巻つけたシートの出合い
面同士を芯体に沿って縫いつける。このようにして、シ
ートに直線状の突出部を形成する。この突出部を、吊下
具の管状体に、突出部の端部側から管状体をスライドさ
せながら嵌め込む。その結果、シートを吊下具の管状体
で保持できる。また、被吊下部材をネットとする場合に
は、この突出部をネットに結合させたロープとするか、
或いは、ネット周縁に結合させた縁取りシートを設け、
この縁取りシートに上述したシートと同様にして突出部
をもうけても良い。
【0018】この吊下具は、突出部に沿って自由にスラ
イド可能であり、しかも、1個に限らず、所望の個数だ
け突出部に取り付けることが可能である。コンテナ内壁
に設けられている取付部は、位置的に固定されている
が、この吊下具をスライドさせて、吊下具の結合部を介
して、所望の取付部と結合させることができる。
【0019】この吊下具を一個ずつ取付部へ取り付ける
ことができるので、作業が簡単かつ容易となり、従っ
て、取り付け作業の労力が軽減し、しかも、取り付け作
業時間が短縮する。
【0020】この発明の実施にあたり、結合部は、管状
体の管軸を挟んで、間隙と対向する位置に設けられてい
るのが好ましい。このように構成すれば、吊下具の結合
部を吊下げ固定箇所に結合させるとき、被吊下部材が結
合部とは反対側に位置するので、被吊下部材が取り付け
作業の邪魔にならず、よって、作業能率が向上する。こ
の発明の実施にあたり、好ましくは、管状体の横断面
は、C字形状とか三角形状とするのがよい。このように
構成すれば、吊下具は、その横断面形状が環状でその一
部分に隙間がある構造となるので、被吊下部材を吊下具
にスライド方式で取り付けることが可能となる。
【0021】また、この発明の好適な実施の形態では、
製造コストや吊り下げ作業の容易性から、結合部は、貫
通孔が形成されている板状体とか、環状体とか、或い
は、フック状体とか設計に応じた形態とするのが良い。
【0022】この発明の第2の目的の達成を図るため、
被吊下部材は、管状体の内側に嵌り込む突出部を延在さ
せて具えるのが好適である。この突出部があると、上述
の吊下具の管状体で被吊下部材を脱落させずに保持する
ことができる。
【0023】この発明の好適実施例によれば、この突出
部は、被吊下部材をシートとする場合、直線状芯体にシ
ートの部分を一重巻きに被せ、該被せられて出合ったシ
ートの出合い面同士を縫合して形成してあるのが良い。
このようにすれば、横断面形状および径が一様な直線状
の突出部を、簡単容易に、形成でき、しかも、この突出
部に管状体をスライド可能に嵌合させることができる。
また、被吊下部材をネットとする場合には、この突出部
をネットに結合させたロープとするか、或いは、ネット
周縁に結合させた縁取りシートを設け、この縁取りシー
トに上述したシートと同様にして突出部をもうけても良
い。
【0024】また、この吊下具は、金属、合成樹脂また
はセラミックスで形成するのが好ましい。このような材
質で吊下具を形成すると、軽量に形成できるので、取り
扱いが容易となりおよび作業性が向上する。
【0025】この吊下具を吊下げ固定箇所の取付部に取
り付けするために、この結合部には、好ましくは、柔軟
性の紐状体を取り付けてあるのが良い。このように構成
しておくと、結合部が固体で堅くても、これに取り付け
た紐状体がフレキシブルなので、この紐状体を吊下げ固
定箇所の取付部に個別に容易に取り付けることができ、
取り付け作業が容易となる。
【0026】また、この結合部には、吊下げ固定箇所へ
の結合のための伸縮自在の紐状体を取り付けてあるのが
好適である。このような伸縮自在の紐状体を結合部に取
り付けてあると、結合部と吊下げ固定箇所の取付部との
間が少し離れていても、紐状体を伸ばしてこれを取付具
に取り付けることが可能となる。従って、取り付け作業
の能率が向上する。
【0027】この発明の、吊下げ固定箇所に吊下具を用
いてい吊り下げられる被吊下部材は、直線状に延在して
設けられていて吊下具に結合される突出部を具えてい
る。この突出部の横断面の形状および大きさは、この突
出部の延在方向において、実質的に一様である。このよ
うな突出部の横断面の形状および大きさを、この突出部
が上述した吊下具の保持本体(管状体)に嵌合しかつ保
持本体が突出部に沿ってスライド自在となるように、保
持本体の内壁面の横断面形状および大きさに合わせて形
成することができる。従って、吊下具を被吊下部材に、
摺動自在に、取り付けることができ、しかも、吊下具
は、これを吊下げ固定箇所の取付部に取り付ける作業時
およびその使用時に、被吊下部材が脱落しないように、
しっかりと保持できる。
【0028】この突出部は、既に説明した通りに形成し
てあるのが好適である。このようにすると、横断面形状
および径がロープに沿って一様な直線状の突出部を、簡
単容易に、形成でき、しかも、この突出部に管状体をス
ライド可能に嵌合させることができる。従って、吊下具
との突出部との係合性および吊下具の摺動性が損なわれ
ることがない。
【0029】好ましくは、上述した芯体をロープとし、
このロープをビニロン製または麻製とするのが良い。ビ
ニロンまたは麻で形成したロープは、柔軟性がありおよ
び強度も強いので、例えばシートやネット等の被吊下部
材を折り畳んで収納したり或いはまるめて収納したりす
ることが可能となり、しかも、繰り返し使用に充分耐え
られるという利点がある。
【0030】また、この発明の第3の目的の達成を図る
ため、この発明の吊下具付き被吊下部材によれば、上述
した吊下具と、上述した被吊下部材とを具えている。そ
して、この突出部は、吊下具がこの突出部に沿って摺動
自在となるように、吊下具の管状体の管内に嵌合してい
る。
【0031】このような構成となっているので、既に説
明した吊下具および被吊下部材のそれぞれの作用効果を
有するので、被吊下部材の吊下げ固定箇所への取り付け
作業が簡単容易となるため、作業労力が軽減し、取り付
け作業時間も短縮でき、しかも、一旦、吊下げ固定箇所
へ取り付けた後に吊下具および被吊下部材の脱離は生じ
ない。
【0032】上述した被吊下部材を、コンテナ用のイン
ナーシートとするのが好適である。その場合、吊下げ固
定箇所を好ましくはコンテナ内壁とするのが良い。ま
た、この被吊下部材を安全ネットすなわち落下防止ネッ
トとするのが好適である。その場合、吊下げ固定箇所
は、物の落下を防止する空間内またはその空間の周辺に
ある任意の構造物とするのが良い。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する、なお、参照する図は、この
発明の構成が理解できる程度に、各構成成分の形状、大
きさ、および配置関係を概略的に示してあるに過ぎな
い。また、以下説明する構成例は、この発明の好適例で
あるが、この発明は、これらの構成例のみに何ら限定さ
れるものではないこと明らかである。
【0034】以下の説明では、被吊下部材として、コン
テナ用インナーシートおよび落下防止ネットを例に挙げ
て、説明する。
【0035】図1は、この発明の吊下具の一構成例を説
明するための図で、図1(A)は、吊下具の正面図であ
り、図1(B)は、図1(A)のI−I線に沿って切っ
て示した断面図である。
【0036】この発明の吊下具10は、保持本体12と
結合部14とを具えている。吊下具10は、吊下げ固定
箇所としてのコンテナ内壁に、被吊下部材としてのイン
ナーシートを吊り下げるために用いられる。保持本体1
2は、インナーシートを保持する構造となっている。結
合部14は、この保持本体12と一体的に設けられてい
る。また、この結合部14は、コンテナ内壁例えばコン
テナの天井壁等に設けられている取付部と結合されて、
吊下具10をこの取付部に吊り下げる。
【0037】この保持本体12は、管状体である。この
管状体は、その管軸16に沿って一直線状に設けられた
間隙18が設けられている。吊り下げ保持すべきインナ
ーシートは、その一部分を管状体12の管内に保持し、
その他のシート部分を間隙から管外へ展張させる。従っ
て、この間隙18の間隙幅は、吊下具の使用時に、後述
する説明から明らかなように、この保持されたシート部
分が管外へ抜け落ちない幅とするのが良い。
【0038】図1(A)および(B)に示す吊下具10
の構成例では、管状体12の横断面は、円形状のC字形
状である。また、結合部14は、貫通孔20が形成され
た板状体である。この板状体の結合部14は、管状体1
2の外表面にこの管軸16に沿って管状体の全長にわた
り設けられているが、管状体12の一部分にわたり設け
られていても良い。また貫通孔20は、板状体の任意好
適な箇所に設けられていればよいが、この構成例では、
管状体の長さ方向の中間位置に設けてある。
【0039】また、この結合部14は、管状体12の管
軸16を挟んで、間隙18と対向する位置に設けられて
いる。このように構成すれば、吊下具10の結合部14
をコンテナ内壁に結合させるとき、インナーシートが結
合部14とは反対側に位置する。このため、インナーシ
ートが取り付け作業の邪魔にならず、よって、作業能率
が向上する。
【0040】上述した管状体12の横断面は、円形状の
C字形状以外に四角状のC字形状であっても三角形状で
あってもよい。この管状体の四角状のC字の横断面形状
を図2(A)に示す。また、この管状体の三角状の横断
面形状を図2(B)に示す。このように、管状体12
を、その横断面形状をリング状の構成とすれば、吊下具
は、その横断面形状が環状でその一部分に隙間がある構
造となるので、インナーシートを吊下具にスライド方式
で取り付けることが可能となる。
【0041】また、製造コストの低減および吊り下げ作
業を容易にする観点から、結合部14は、上述した貫通
孔20が形成されている板状体にするか、或いは、その
代わりに、環状体とか、フック状体とか、設計に応じた
形態とするのが良い。結合部を環状体22とした構成例
を図3(A)に正面図として示す。また、結合部をフッ
ク状体24とした構成例を図3(B)に正面図として示
す。
【0042】図3(C)に示す構成は、結合部を管状体
12の外周面に管軸と直交する向きに設けた例である。
この結合部の形状は、設計に応じた任意好適な形状とす
れば良いが、図示例では、中央に貫通孔26が形成され
た耳状片28として示してある。
【0043】上述した吊下具の管状体12の管径や長
さ、および結合部14の大きさや形状は、取り扱い易さ
等の観点から、設計に応じて任意に定めることができ
る。
【0044】また、この吊下具10は、金属、合成樹脂
またはセラミックスで形成するのが好ましい。このよう
な材質で吊下具を形成すると、軽量に形成できるので、
取り扱いが容易となりおよび作業性が向上する。例え
ば、この吊下具10を、好ましくは、アルミニウムで形
成するのが良い。
【0045】次に、この発明の吊下具に結合して使用さ
れる被吊下部材例えばインナーシートにつき説明する。
図4(A)は、インナーシートの説明に供する部分的斜
視図であり、および図4(B)は、図4(A)のII−
II線に沿って切って示した断面図である。この図4
(A)および図4(B)に示すインナーシート30は、
シート端縁付近を示している。このインナーシート30
は、その一部分に突出部32を具えている。この突出部
32は、直線状に延在して設けられていて、上述した管
状体12の内側に嵌り込む形状を有している。
【0046】このため、この突出部32は、直線状芯体
34を具えている。この芯体34にインナーシート30
の一部分を一重巻きに被せてある。このシートの巻き付
き部分を30cで示してある。また、この巻き付き部分
30cの両側のシート部分を30aおよび30bでそれ
ぞれ示してある。そして、この被せられて出合ったイン
ナーシート部分30aおよび30bの出合い面同士を、
芯体34に沿って、縫合してある。この縫合部分を図4
(B)に36で示し、その縫い目を図4(A)に38で
示してある。横断面形状および径が一様な長尺の芯体3
4を用いて、この芯体34にインナーシート30の一部
分を巻き付けて縫合することにより、直線状の突出部3
2を、簡単容易に形成できる。
【0047】インナーシートを折り畳んで収納したり或
いはまるめて収納したりするので、上述した芯体は、好
ましくは、柔軟性がありおよび強度も強い材料で形成す
るのが良い。例えば、この芯体をロープとし、このロー
プをビニロン製または麻製とするのが良い。ビニロンま
たは麻で形成したロープは、柔軟性がありおよび強度も
強いので、インナーシートを折り畳んで収納したり或い
はまるめて収納したりすることが可能となり、しかも、
繰り返し使用に充分耐えられるという利点がある。
【0048】図5は、インナーシート30の突出部32
に吊下具10を取り付けた状態を説明する斜視図であ
る。上述のようにして形成した突出部32を、その端部
側から、上述した吊下具10の管状体12の管内に差し
込む。その場合、管状体12の間隙18にはシート縫合
部分36が嵌るようにする。このようにして、インナー
シート30に取り付けた吊下具を突出部32を案内とし
て適当箇所までスライド移動(図5中、矢印Aで示
す。)させる。このように、この吊下具10は、この突
出部32があるため、吊下具の使用時に、上述の吊下具
10の管状体12でインナーシート30を脱落させずに
保持することができる。なお、この吊下具10は、一つ
の突出部32に一個のみならず、設計に応じて任意好適
な個数だけ設けている。
【0049】また、突出部32に吊下具10を取り付け
た後、芯体34の端部34aを結んだり或いは他の適当
な手法で膨大化させておいて、吊下具10が突出部32
の端部から抜け落ちないようにしておくのが良い。
【0050】次に、図6および図7を参照して、この吊
下具10をコンテナ内壁に取り付ける方法につき説明す
る。コンテナ内壁の取付部は、種々のタイプの形状のも
のがある。従って、この取付部に、吊下具10を直接結
合させても良い。しかし、通常は、図6および図7に示
すように、コンテナ内壁40から突出させて設けられて
いて、U字状の形をしている。
【0051】このため、吊下具10をコンテナ内壁40
例えば天井壁の取付部42に取り付けるために、図6に
示す構成例のように、この吊下具10の結合部14に
は、例えば、金属、合成樹脂或いはセラミックス製のC
リング44を取り付ける。このCリング44は、結合部
14に設けた貫通孔20に通して設けておく。このCリ
ング44にいわゆるS字状環体(単に、S環体と称す
る。)46の一方の掛け部を掛け、一方、このS環体4
6の他方の掛け部を取付部42に引っかければ良い。こ
のようにすれば、Cリング44およびS環体46がフレ
キシブルな状態となるので、吊下具10の向きと取付部
42の向きとが、一致していなくても、取りつけ易い向
きにS環体46を向けて取付部42にS環体46を取り
付けることができる。
【0052】或いは、図7に示す構成例のように、好ま
しくは、柔軟性の紐状体或いは伸縮自在の紐状体を取り
付けてあるのが良い。この紐状体48として、例えばゴ
ム紐を用いるのが良い。このよう場合には、ゴム紐48
を吊下具10の結合部14に設けた貫通孔20に通して
リング状に構成する。このゴム紐48のリングに上述し
たS環体46の一方の掛け部を掛け、他方の掛け部を取
付部42に取り付ければ良い。このように、吊下具10
自体が固体で堅く形成されていても、これに取り付けた
紐状体48がフレキシブルなので、この紐状体48をコ
ンテナの取付部42に個別に容易に取り付けることがで
き、取り付け作業が容易となる。
【0053】上述した柔軟性の紐状体48の場合には、
自在にS環体46の向きを変えることができるので、S
環体46の取付部42への取り付け作業が簡単となる。
また、伸縮自在の紐状体48の場合には、S環体46と
取付部42との間の距離が多少離れていても、紐状体4
8を伸ばしてS環体46を取付部42に引っかけること
ができる。従って、この場合にも、吊下具10を取付部
42へ容易に取り付けることができる。
【0054】また、柔軟性および伸縮性のいずれか一方
の性質を有する紐状体のみならず双方の性質を有する紐
状体を使用しても良い。柔軟性および/または伸縮性の
紐状体48を使用すると、インナーシートの張り具合を
調整することができると共に、取り付け作業の能率の向
上も図ることができる。
【0055】図8は、吊下具を複数個取り付けたインナ
ーシートの一構成例を示す斜視図である。このインナー
シート50は長方形の形をしている。縦方向に沿ってシ
ート中央に水濡れ防止材52を取り付けてある。水濡れ
防止材52の両側に、直線状に突出部54および56を
並設させてある。各突出部54および56には、複数個
の吊下具64a〜64eおよび66a〜66eを、それ
ぞれ嵌め込んである。
【0056】また、長手方向に対向する両端縁には、従
来の取付具が設けられている。インナーシート50の一
端縁側の2つのコーナーには、例えば、カラビナ状の取
付リング70aおよび70bを設けてある。対向する他
方の端縁の2つのコーナーには、例えば、バックル式帯
状締具72aおよび72bを設けてある。
【0057】このような吊下具付きインナーシート50
をコンテナ内壁例えば天井壁に取り付けるには、まず、
天井壁の一方の隅にある取付部にインナーシートの一端
縁側の取付リング70aおよび70bをそれぞれ引っか
けて結合する。次に、この最初に結合させた側の吊下具
から順に、天井壁の取付部へ結合させていく。最後にイ
ンナーシートの他端縁側の帯状締具72aおよび72b
を天井壁の他方の隅にある取付部に結合させて、バック
ルを利用してインナーシートの展張具合を調整する。こ
のようにして、インナーシートをコンテナ内壁に吊り下
げることができる。
【0058】図4−図8を参照して説明したインナーシ
ートは、突出部を被吊下部材すなわちインナーシートの
周縁から内側のシート領域に設けた構成となっている。
しかし、この発明の他の好適な実施の形態では、この突
出部を被吊下部材すなわちインナーシートの周縁に設け
ても良い。
【0059】図9は、この突出部を被吊下部材すなわち
インナーシートの周縁に設けた構成例を示す、図6と同
様な斜視図である。このシート30の構成例では、シー
トの端縁に突出部32を設けてある。この突出部32
は、図4(A)および(B)を参照して既に説明したと
同様にして、シート30の端縁に設けることが出来る。
このようにしてシート端縁に設けた突出部32を、その
端部から吊下具10の管状体12に嵌め込んでスライド
させて、仮位置決めしておけば良い。
【0060】図10は、インナーシートの周縁の一部
分、すなわちこの構成例では、両端縁に沿って、突出部
をそれぞれ設けて、それぞれの突出部に複数個の吊下具
を取り付けた例を示す斜視図である。インナーシート1
50には、図8を参照して説明したと同様に、水漏れ防
止材152、取付リング170aおよび170b、バッ
クル式帯状締具172aおよび172bが、設けられて
いる。そして、図8に示したシートの構成例とは異な
り、図10で示すシートの構成例では、突出部154お
よび156がインナーシート150の両端縁にこの端縁
に沿って設けられている。吊下具164a,164b,
164c,164dおよび164eが一方の突出部15
4に取り付けてあり、また、吊下具166a,166
b,166c,166dおよび166eが一方の突出部
156に取り付けてある。この図10に示す構成例であ
ると、インナーシート150を吊り下げたとき、インナ
ーシートの端縁側の部分が垂れ下がる虞がないというメ
リットがある。
【0061】次に、従来の両面接着テープを用いたイン
ナーシートと、この発明の吊下具を用いたインナーシー
トとの比較実験を行った結果を説明する。
【0062】使用したインナーシートは、双方とも、4
0フィートタイプのシートで、図8に示すようにシート
の中心を貫いて、40リットルの吸水能力を有する水濡
れ防止材が設けられている。従来シートは、水濡れ防止
材の両側に両面接着テープを張りつけてある。一方、こ
の発明のシートは、図8に示すように、水濡れ防止材の
両側に、一列ずつ、複数個の吊下具を配列して設けてあ
る。
【0063】このようなインナーシートを実際に同一の
コンテナの天井壁に取り付けを行ったところ、この発明
のシートの場合には、取り付けおよび取り外しが簡単
で、作業の労力も少なくて済み、ほぼ10分間でそれぞ
れの作業が完了した。一方、従来シートでは、取り付け
および取り外しに多大の労力を要し、しかも、作業時間
もかかり、それぞれの作業の完了までほぼ倍の20分間
をを要した。
【0064】また、この発明のシートであると、吊下具
をコンテナ天井壁の取付部へ単に結合させるだけである
ので、取り付けおよび取り外しに失敗はない。これに対
し、従来シートの場合には、取り付けは、両面接着テー
プの一方の接着面を押し付けながら接着するので、作業
中に接着テープが剥れてしまった。そのため、再度の押
し付けが必要であった。また、作業中はもとより、使用
中にも剥れてシート自体が脱落する虞がある。
【0065】さらに、この発明のシートの場合には、こ
のシートの使用により、コンテナ内が汚れなかった。こ
れに対し、従来のシートの場合には、そのシートの使用
後に、接着剤が内壁面に付着して汚れてしまった。その
ため、この汚れを落とす余分な作業が必要であった。
【0066】さらに、この発明のシートの場合には、水
濡れ防止材を交換すれば、再利用が可能な状態であっ
た。これに対し、従来のシートは、シート面に接着剤が
付着しているため、シートの再利用は不可能な状態であ
った。
【0067】また、総合的なコストは、この発明のシー
トの方が従来のシートよりも低いことが分かった。
【0068】上述した実施の形態の説明では、インナー
シートを例に挙げて、説明したが、被吊下部材が、ネッ
ト、例えば安全または落下防止ネットであっても良い。
図11および図12は、被吊下部材をネットとした構成
例を概略的に示す斜視図である。図11に示すネットの
構成例では、ネット200の端縁にネットの縁取りシー
ト210を設けてある。この縁取りシート210に、既
に説明したインナーシートの場合と同様にして、突出部
232を設けてある。すなわち、この突出部232は、
直線状芯体234を具えている。この芯体234に縁取
りシート210の一部分を一重巻きに被せてある。この
縁取りシート210の巻き付き部分を210cで示して
ある。また、この巻き付き部分210cの両側のシート
部分を210aおよび210bでそれぞれ示してある。
そして、この被せられて出合ったインナーシート部分2
10aおよび210bの出合い面同士を、芯体234に
沿って、縫合してある。この縫合部分を236で示して
ある。この縫合のとき、或いは、縫合とは別個に、この
縁取りシート210をネットに結合させる。そして、こ
の突出部232に、上述した吊下具10を結合させる。
このような構成にすれば、既に説明したシートを吊下げ
た場合と同様な作業により、ネットを適当な固定箇所に
吊り下げることが出来る。
【0069】図12は、四角いネットの4つの辺(周
縁)にそれぞれ突出部240,250,260および2
70を設けたネットの構成例である。この構成例では、
各突出部に複数個例えばそれぞれ4個の吊下具を摺動自
在に結合させて設けてある。図中、各突出部に設けてあ
る吊下具を代表して245,255,265および27
5で、それぞれ示してある。この吊下具を利用すれば、
既に説明したシートの場合と同様にして、落下防止ネッ
ト200を、例えば、物の落下を途中で受け止める空間
に吊り下げて張ることが可能である。この発明のネット
は、エレベータ脇の隙間、階段脇の隙間、工事現場、そ
の他の作業現場等に使用して特に好適である。
【0070】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の吊下具および被吊下部材によれば、下記のよう
な利点を奏することができる。
【0071】被吊下部材に設けた突出部へ吊下具を嵌合
させることにより、吊下具を突出部にスライド自在に取
り付けてある。従って、吊下具を、一個ずつ、所定の取
付部に取り付け易い位置まで、移動させることにより吊
下具の位置調整を行って、吊下具を対応する取付部へ取
り付けることができる。よって、取り付けおよび取り外
し作業が簡単かつ容易となり、従って、取り付けおよび
取り外し作業の労力が軽減し、しかも、取り付けおよび
取り外し作業時間が短縮する。
【0072】さらに、この発明の被吊下部材には、何ら
接着テープを使用しないで、吊下げ固定箇所へ取り付け
できるので、吊下げ固定箇所が汚れることがない。
【0073】さらに、この発明の吊下具および被吊下部
材は、構造が簡単であるので、製造コストが安価で済
み、再使用も可能であり、作業労力も軽減しおよび作業
時間も短縮するので、総合的に従来の被吊下部材例えば
コンテナ用インナーシートや落下防止ネットよりもコス
ト安となる。
【0074】この発明の吊下具および被吊下部材はコン
テナ用インナーシート或いは落下防止ネットに適用して
特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、この発明の吊下具の正面図であ
り、および図1(B)は、図1(A)のI−I線に沿っ
て切って示した断面図である。
【図2】図2(A)は、この発明の吊下具の管状体の横
断面形状の一例を示す横断面図、および図2(B)は、
この管状体の横断面形状の他の例を示す横断面図であ
る。
【図3】図3(A)は、この発明の吊下具の結合部の構
成例を示す正面図、図3(B)は、この発明の結合部の
他の構成例を示す正面図、および図3(C)は、この発
明の結合部を管状体の外周面に管軸と直交する向きに設
けた例を示す側面図である。
【図4】図4(A)は、この発明の被吊下部材の一例と
してのインナーシートの説明に供する部分的斜視図であ
り、および図4(B)は、図4(A)のII−II線に
沿って切って示した断面図である。
【図5】この発明の被吊下部材の一例としての吊下具を
取り付けた状態を説明する斜視図である。
【図6】この発明の吊下具を用いてこの発明の被吊下部
材の一例としてのインナーシートをコンテナ天井壁に取
り付ける方法および取り付け状態の一例を説明するため
の説明図である。
【図7】この発明の吊下具を用いてこの発明の被吊下部
材の一例としてのインナーシートをコンテナ天井壁に取
り付ける方法および取り付け状態の他の例を説明するた
めの説明図である。
【図8】この発明の吊下具を設けた被吊下部材の一例と
してのインナーシートの一構成例の説明に供する説明図
である。
【図9】この発明の被吊下部材の一例としてのインナー
シートの他の構成例の説明に供する説明図である。
【図10】図9に示したインナーシートの構成例の説明
に供する説明図である。
【図11】この発明の被吊下部材の一例としてのネット
の構成例の説明に供する説明図である。
【図12】図11に示したネットを落下防止ネットとし
ての構成例の説明に供する説明図である。
【符号の説明】
10,64a〜64e,66a〜66e,164a〜1
64e,166a〜166e,232,245,25
5,265,275:吊下具 12:保持本体 14:結合部 16:管軸 18:間隙 20,26:貫通孔 22:環状体, 24:フック状体 28:耳状片 30(30a,30b,30c),50,150:イン
ナーシート 30c:(インナーシートの)巻き付き部分 32,54,56,154,156,232,240,
250,260,270:突出部 34,234:芯体 36,236:縫合部分 38:縫い目 40:コンテナ内壁 42:取付部 44:Cリング 46:S環体 48:紐状体 52,152:水濡れ防止材 70a,70b,170a,170b:取付リング 72a,72b,172a,172b:バックル式帯状
締具 200:ネット 210(210a,210b,210c):縁取りシー
ト 210c:(縁取りシートの)巻き付き部分

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下げ固定箇所に被吊下部材を吊り下げ
    るための吊下具において、 被吊下部材を保持する保持本体と、該保持本体と一体的
    に設けられていて吊下げ固定箇所と結合される結合部と
    を具え、 該保持本体は、管軸に沿って一直線状に間隙が設けられ
    た管状体であることを特徴とする吊下具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    結合部は、前記管状体の、管軸を挟んで、前記間隙と対
    向する位置に設けられていることを特徴とする吊下具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    管状体の横断面は、C字形状であることを特徴とする吊
    下具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    管状体の横断面は、三角形状であることを特徴とする吊
    下具。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    結合部は、貫通孔が形成されている板状体であることを
    特徴とする吊下具。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    結合部は、環状体であることを特徴とする吊下具。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    結合部は、フック状体であることを特徴とする吊下具。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の吊下具において、前記
    被吊下部材は、前記管状体の内側に嵌り込む突出部を延
    在させて具えていることを特徴とする吊下具。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の吊下具において、該吊
    下具を金属製、合成樹脂製またはセラミックス製とした
    ことを特徴とする吊下具。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の吊下具において、前
    記結合部には、前記吊下げ固定箇所への結合のための柔
    軟性の紐状体を取り付けてあることを特徴とする吊下
    具。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の吊下具において、前
    記結合部には、前記吊下げ固定箇所への結合のための伸
    縮自在の紐状体を取り付けてあることを特徴とする吊下
    具。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の吊下具において、前
    記被吊下部材をシートとすることを特徴とする吊下具。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の吊下具において、
    前記シートをコンテナ用インナーシートとすることを特
    徴とする吊下具。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の吊下具において、前
    記被吊下部材をネットとすることを特徴とする吊下具。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の吊下具において、
    前記ネットを落下防止ネットとすることを特徴とする吊
    下具。
  16. 【請求項16】 請求項8に記載の吊下具において、前
    記被吊下部材をシートとし、および前記突出部は、直線
    状芯体と、該芯体に一重巻きに被せられていてかつ該被
    せられて出合ったシートの出合い面同士が縫合されてい
    る当該シート部分とを有することを特徴とする吊下具。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の吊下具において、
    前記芯体をロープとしたことを特徴とする吊下具。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の吊下具において、
    前記ロープは、ビニロン製または麻製としたことを特徴
    とする吊下具。
  19. 【請求項19】 請求項8に記載の吊下具において、前
    記被吊下部材をネットとし、および前記突出部は、前記
    ネットに絡ませたロープとしたことを特徴とする吊下
    具。
  20. 【請求項20】 請求項8に記載の吊下具において、前
    記被吊下部材をネットとし、前記突出部は、直線状芯体
    と、該芯体に一重巻きに被せられていてかつ該被せられ
    て出合った縁取りシートの出合い面同士が縫合されてい
    る当該縁取りシートとを有し、および該縁取りシート
    の、前記芯体に沿う端縁は前記ネットの周縁領域に結合
    されていることを特徴とする吊下具。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の吊下具において、前
    記吊下げ固定箇所をコンテナ内壁とすることを特徴とす
    る吊下具。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の吊下具において、前
    記吊下げ固定箇所を構造物とすることを特徴とする吊下
    具。
  23. 【請求項23】 吊下げ固定箇所に吊下具を用いてい吊
    り下げられる被吊下部材において、延在して設けられて
    いて吊下具に結合される突出部を具え、該突出部の横断
    面の形状および大きさは、該突出部の延在方向におい
    て、実質的に一様であることを特徴とする被吊下部材。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の被吊下部材におい
    て、該被吊下部材をシートとし、前記突出部は、直線状
    ロープに該シートの部分を一重巻きに被せ、該被せられ
    て出合ったシートの出合い面同士を縫合して形成してあ
    る、ことを特徴とする被吊下部材。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の被吊下部材におい
    て、該被吊下部材をネットとし、および前記突出部は、
    前記ネットに結合させたロープとしたことを特徴とする
    被吊下部材。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の被吊下部材におい
    て、前記被吊下部材をネットとし、前記突出部は、直線
    状芯体と、該芯体に一重巻きに被せられていてかつ該被
    せられて出合った縁取りシートの出合い面同士が縫合さ
    れている当該縁取りシートとを有し、および該縁取りシ
    ートの、前記芯体に沿う端縁は前記ネットの周縁領域に
    結合されていることを特徴とする被吊下部材。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の被吊下部材におい
    て、前記芯体をロープとすることを特徴とする被吊下部
    材。
  28. 【請求項28】 請求項23に記載の被吊下部材におい
    て、前記吊下げ固定箇所をコンテナ内壁とし、および前
    記シートをコンテナ用インナーシートとすることを特徴
    とする被吊下部材。
  29. 【請求項29】 請求項23に記載の被吊下部材におい
    て、前記吊下げ固定箇所を構造物とし、および前記被吊
    下部材を落下防止ネットとすることを特徴とする被吊下
    部材。
  30. 【請求項30】 請求項24,25および27のいずれ
    か一項に記載の被吊下部材において、前記ロープをビニ
    ロン製または麻製としたことを特徴とする被吊下部材。
  31. 【請求項31】 吊下げ固定箇所に吊り下げて使用され
    る、吊下具を具えた被吊下部材において、 該吊下具は、前記被吊下部材を保持する保持本体と、該
    保持本体と一体的に設けられていて吊下げ固定箇所に結
    合される結合部とを具え、 該保持本体は、管軸に沿って一直線状に間隙が設けられ
    ている管状体とし、 該被吊下部材は、直線状の突出部を具え、 前記突出部の横断面の形状および大きさは、該突出部の
    延在方向において、実質的に一様であり、および前記突
    出部は、前記吊下具が該突出部に沿って摺動可能な状態
    で、前記管状体の管内に嵌合していることを特徴とする
    吊下具を具えた被吊下部材。
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