JP2000175135A - マルチ画面プリンタ - Google Patents

マルチ画面プリンタ

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JP2000175135A
JP2000175135A JP10347311A JP34731198A JP2000175135A JP 2000175135 A JP2000175135 A JP 2000175135A JP 10347311 A JP10347311 A JP 10347311A JP 34731198 A JP34731198 A JP 34731198A JP 2000175135 A JP2000175135 A JP 2000175135A
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JP
Japan
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image
address
screen
memory
printing
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JP10347311A
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Junichi Shoji
順一 庄司
Yoshikatsu Horikane
吉勝 堀金
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の欠落を生じることなく、且つ画質の低
下が最小限に抑えられるようにしたマルチ画面プリンタ
を提供すること。 【解決手段】 画像メモリ3に記憶した図3(a)に示す
画面1枚分の画像データから、同図(c)に示すように、
4枚の縮小画面を印刷する場合、a=画面数の平方根、
すなわち、この場合、a=2(=√4)とし、画像メモリ
3の水平方向(主走査方向)の0番地からN番地の画素デ
ータを、同図(b)に示すように、1/a倍に間引いた上
でa回繰返してラインメモリ25に記憶し、この間引い
て記憶した画素データを、同図(d)に示すように、プリ
ント用紙22をサーマルヘッド7に対して用紙搬送方向
Yに搬送し、副走査して印刷する際、1ライン当りの搬
送距離も1/a倍にし、これを副走査方向にa回繰返す
ことにより、同図(c)に示すように、1枚のプリント用
紙に、4(a×a)枚の縮小画面が得られるようにしたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号により
与えられる画像を記憶し、用紙に印刷するビデオプリン
タに係り、特にビデオ信号による1画面分の原画像を同
一の紙面に並べて配列した画面、いわゆるマルチ画面を
作成するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】マルチ画面を作成するプリンタは、一般
にはマルチ画面プリンタと呼ばれ、例えば製品名“プリ
ント倶楽部”などにおけるプリンタとして、従来から広
く用いられている。そして、このマルチ画面プリンタで
は、原画を縮小し、この縮小した画面を1枚の用紙に複
数枚、並べて印刷(プリント)するのが通例である。
【0003】ところで、このとき、マルチ画面プリント
時の各画面の縮小によって生じる不鮮明さを解消するた
め、従来技術では、例えば特開平05−022692号
公報に記載のように、画面を記憶するとき、ビデオ画像
の有効画面の中央部だけを所定の縮小率に基づくレート
でサンプリングし、記録するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、原画
像をそのまま縮小して印刷する点について配慮がされて
おらず、画面の中央部など特定の部分しか記録できない
という問題があった。また、原画像を縮小し、同一の縮
小画像を1枚の記録紙に複数の画面として印刷する際で
の画質の保持について配慮がされているとは言えず、画
質低下の点に問題があった。
【0005】本発明の目的は、画像の欠落を生じること
なく、且つ画質の低下が最小限に抑えられるようにした
マルチ画面プリンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、一方の走査
方向と他方の走査方向に夫々複数の画素データを持つ1
画面分の画像データから、該画面の縮小画を複数枚配列
して印刷する方式のマルチ画面プリンタにおいて、前記
縮小画を得るための処理が、前記一方の走査方向では、
前記画像データからの印刷用画素データ取込み時での前
記画素データの間引き処理により与えられ、前記他方の
走査方向では、印刷時での画素間隔の短縮処理により与
えられるようにして達成される。
【0007】実施形態に則して、より具体的に言えば、
本発明は、画面1枚分の画像データを記憶した画像メモ
リの主走査方向0番地からN番地の画素データの読出し
を1/a倍に間引いた上でa回繰返して記憶し、この間
引いて記憶した画素データの副走査方向の読み出しをa
倍の画素密度でプリントする動作をa回くり返しすこと
により、1枚の用紙に(a×a)枚の縮小画面をプリント
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるマルチ画面プ
リンタについて、図示の実施形態により詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施形態で、この図において、
1はビデオ入力部で、このビデオ入力部1は、コンポジ
ットビデオ信号入力、Sビデオ信号入力、RGBビデオ
信号入力など、実用化されている任意の方式のビデオ信
号の入力に対応できるように構成してある。
【0009】これらの信号入力の中から選択されたビデ
オ信号は、まずビデオ信号処理回路2でRGB信号、Y
色差信号などのビデオ信号に変換され、同時に同期信号
が分離される。このとき、どのような形式のビデオ信号
に変換するかは、ここで使用するメモリの構成によって
決まるので、任意に設定できるが、ここでは、RGB信
号に変換するようにした場合について説明する。
【0010】ビデオ信号処理回路2で変換されたRGB
信号は、次いでA/D変換器12によりディジタル信号
に変換され、画像メモリ3に供給される。また、A/D
変換器12の出力信号はD/A変換器13にも供給さ
れ、出力信号処理回路4でビデオ信号に戻され、ビデオ
出力5から図示してない画像モニタ(テレビモニタ)に供
給され、これにより、入力ビデオ信号の確認が行えるよ
うになっている。
【0011】このときも、出力信号処理回路4から出力
される信号の形式としては、必要に応じて、コンポジッ
トビデオ信号、Sビデオ信号、RGBビデオ信号など任
意の形式の信号が選択できるように構成してあり、必要
なモニタが行なえるようにすれば良い。
【0012】一方、ビデオ信号処理回路2で、入力され
たビデオ信号から分離された同期信号はメモリ制御回路
9に供給され、これにより、ビデオ同期アドレス発生回
路9−4から画像メモリ記憶用のアドレスが発生される
ようにする。
【0013】メモリ制御回路9には、メインCPU10
の制御で動作するスイッチ形式のプリントアドレス選択
回路9−3が設けてあり、これにより、待期状態(プリ
ントしていないとき)ではビデオ同期アドレス発生回路
9−4の出力が選択され、これが画像メモリ3に供給さ
れるようになっている。
【0014】この結果、待期状態のときは、ビデオ同期
アドレス発生回路9−4から画像メモリ3にアドレスが
供給され、これにより、入力されてくるビデオ信号が順
次画像メモリ3に記憶されていることになり、同時に、
それらの画像が画像モニタに表示され、使用者により視
認ができるようにされている。
【0015】操作部11は使用者とのマンマシーン・イ
ンターフェース用で、これから使用者により種々の命令
が入力されるようになっている。そして、いま、メモリ
命令が入力されたとすると、メインCPU10からメモ
リ制御回路9にメモリ指令がなされ、その時点で書込ま
れていた1画面が画像メモリ3に保存される。
【0016】次いで、メインCPU10により、この画
像メモリ3に保存された画像データがビデオ同期で読出
され、D/A変換器13でアナログ信号に変換されて出
力信号処理回路4に入力され、ビデオ信号に変換されて
ビデオ出力5から画像モニタに供給されるようになる。
【0017】この結果、この画像モニタには、いま選択
し、記憶した画面が、静止画像として表示され、この結
果、所望の画像が選択できたか否かが、使用者により確
認できることになる。
【0018】次に、再び操作部11が操作され、1画面
プリントモード、又はマルチ画面プリントモードの何れ
かが選択された上でプリント命令が入力されると、メイ
ンCPU10によりプリント機構部8が制御され、サー
マルヘッド7に対するプリント用紙及び熱転写用インク
シートの相対的な搬送を含む印刷に必要な各種の動作を
開始させる。
【0019】また、これにより、メモリ制御回路9は画
像メモリ3からの画像データの読出しを開始し、このと
きのプリント用紙の搬送に同期した状態で、選択された
アドレスに従って画像メモリ3から画像データを読出
し、それをプリント制御回路6に転送し、これによりサ
ーマルヘッド7に発熱信号が供給され、画像の印刷(プ
リントアウト)が開始されるようにする。
【0020】このとき、メインCPU10は、使用者が
1画面プリントモードを指令したときは、1画面プリン
トアドレス発生回路9−2を選択し、マルチ画面プリン
トモードを指令したときは、縮小プリントアドレス発生
回路9−1を選択するように構成されている。
【0021】次に、この実施形態の動作について説明す
る。まず図2により、1画面プリントモードが選択され
たときの動作について説明する。なお、以下の説明で
は、“印刷”という用語と、“プリント”という用語に
ついては、特に区別することなく使用することにする。
この図2において、同図(d)は、サーマルヘッド7とプ
リント用紙22の位置関係を示したもので、ここで、サ
ーマルヘッド7には、複数個、例えば1024個の微細
な発熱抵抗体素子を主走査(線走査)方向に1列に配置し
たラインヘッドが用いられている。
【0022】そして、このとき、このサーマルヘッド7
は、図示のように、プリント用紙22に対して垂直方向
に配置してあり、従って、このときは、垂直方向が主走
査方向になり、水平方向が副走査(面走査)方向になる。
サーマルヘッド7とプリント用紙22の間には、図示し
てないが、昇華性染料が塗布されたインクシートが設け
てあり、サーマルヘッド7は、このインクシートを挟ん
でプリント用紙22に圧着されている。従って、ここで
サーマルヘッド7の各発熱抵抗体素子に個別に通電する
ことにより、1ラインの画像の熱転写による印刷が得ら
れることになる。なお、インクシートの代りにインクリ
ボンを用いる場合もある。
【0023】プリント用紙22は、サーマルヘッド7に
対して、矢印Yで示す用紙搬送方向に逐次搬送されるよ
うに構成してあり、これにより、画像1ラインの印刷を
終わる毎に次のラインに搬送され、次のラインの印刷に
移行するという動作を最終ラインまで繰り返すことによ
り面走査を行ない、1画面の印刷処理を終了する。
【0024】また、ここでカラー画像の場合は、上記の
1画面分の印刷動作を、イエロー、マゼンタ、シアンの
3色、場合によっては更にクロ(黒色)を加え4色につい
て順次実行し、複数種の色の重ね合わせ印刷によりカラ
ー印刷された画面を得るのである。従って、これによ
り、画像メモリ3に記憶してあった画像がプリント用紙
23上に印刷されることになる。
【0025】次に、このときの画像データの読出方法に
ついて説明する。まず、図2(a)は、画像メモリ3のメ
モリ領域におけるアドレスを示したもので、この実施形
態では、上記したように、ビデオ画像の垂直方向が印刷
時での主走査方向に対応し、水平方向が副走査方向に対
応するようにしてあり、従って、ここでも、それに対応
して画像メモリ3のアドレス(番地)が定められている。
なお、この関係は逆でもよい。
【0026】そして、このアドレスは、垂直方向に0番
地からM番地まで設けてあり、水平方向には、0番地か
らN番地まで設けてある。従って、上記したように、サ
ーマルヘッド7の発熱抵抗体素子が、例えば1024個
の場合には、Mの値は1023となり、Nの値は、例え
ば画像の縦横比を3対4とすると、1364(={10
24×4/3}−1)となる。
【0027】次に、サーマルヘッド7に対する通電制御
について説明する。ここで、図1には示してないが、メ
モリ制御回路9には、図2(b)に示すように、ヘッド制
御回路24とラインメモリ25が設けてある。なお、こ
の図2(b)のラインメモリ25において、内部に示され
ているのが画像メモリ3に格納されていたときのデータ
の垂直番地で、外部の左側に示されているのが、ライン
メモリ25自体のメモリ領域(メモリ空間)の番地であ
る。
【0028】そして、メインCPU10は、このヘッド
制御回路24を制御し、画像メモリ3から、上記した印
刷動作に同期して画像データを読出し、ラインメモリ2
5に書込み、次いで、ラインメモリ25から読出し、読
出した画像データのレベル値に対応してサーマルヘッド
7の通電を制御するのである。
【0029】まず、メモリ制御回路9は、画像メモリ3
の水平0番地の画像データを、垂直0番地からM番地ま
で順に読出し、これをラインメモリ25に1時記憶す
る。次いで、ヘッド制御回路24により、ラインメモリ
25に記憶されたデータを読出してプリント制御回路6
に供給し、読出したデータによりサーマルヘッド7の通
電を制御する。
【0030】このときのサーマルヘッド7の通電制御
は、サーマルヘッド7の各発熱抵抗体素子に対する通電
時間の個別制御により行なわれ、このため、プリント制
御回路6はラインメモリ25の各番地から読出した画像
データの各画素に応じてサーマルヘッド7の各発熱抵抗
体素子の通電時間を制御する。
【0031】この結果、サーマルヘッド7の各発熱抵抗
体素子による発熱量は、画像データの各画素毎に応じて
制御されることになり、中間調も含めた濃度で発色し、
階調をもった1ライン分の画像が印刷されることにな
る。
【0032】こうして、水平0番地の垂直0番地からM
番地までのラインについての印刷が完了したら、メイン
CPU10は、プリント用紙22をY方向、すなわち用
紙搬送方向に1ライン分搬送する。ついで、今度は画像
メモリ3の水平1番地のアドレスに移り、水平1番地の
垂直方向0番地からM番地までの画像データを読出さ
せ、ラインメモリ25に1時記憶する。
【0033】その後、このラインメモリ25に1時記憶
した画像データを読出してサーマルヘッド7に供給し、
今度は水平1番地のラインの印刷を行なわせる。そし
て、以下、同様に、水平2番地のライン、水平3番地の
ラインと順に、最終の水平N番地まで1ラインずつ印刷
を行なわせ、これにより、1画面の印刷が完了し、1画
面プリントが得られるようにする。
【0034】従って、このときのプリント画は、図2
(c)の1画面プリント画26に示すようになり、画像メ
モリ3に記憶された原画一枚分の画像が、そのまま有効
プリント範囲内一杯に広がって印刷されている1画面プ
リント画となる。
【0035】次に、使用者によりマルチ画面プリントモ
ードが選択されたときの動作について、図3により説明
する。ここで、上記したように、マルチ画面プリントと
は、1枚のプリント用紙に、同一の原画を縮小して複数
枚並べて印刷したプリント画のことである。従って、1
画面に印刷できる画面の枚数は、上限はあるにしろ、一
応、任意の枚数にできるが、ここでは、一例として、1
画面に4枚の画面を印刷するようにした場合について説
明する。従って、出来上がった4画面のマルチ画面プリ
ント画のイメージは、図3(c)にマルチ画面プリント画
27として示すようになる。
【0036】次に、図3(d)は、このときのサーマルヘ
ッド7とプリント用紙22の位置関係を示したものであ
る。なお、これは、図2(d)に示した1画面プリントモ
ード時と同じである。そして、ここでも、サーマルヘッ
ド7による1ライン分の印刷が終える毎にプリント用紙
22をY方向に搬送させる点は、1画面プリントモード
時と同じである。
【0037】しかし、このときは4画面のマルチ画面プ
リントモード時なので、1ライン毎のプリント用紙22
の搬送量については、1画面プリントモード時の搬送量
よりも少なくし、しかも上記したように、4画面のマル
チ画面プリントなので、この搬送量については、1画面
プリントモード時の搬送量をyとしたとき、y/2にな
るようにしてある点で、まず1画面プリントモード時と
は異なっている。
【0038】なお、このためには、プリント用紙22の
搬送速度を半分にしても良いし、搬送速度は変えない
で、1ラインのプリント時間間隔を半分にしても良い。
しかし、前者の方法ではプリント時間が長くなるので、
この実施形態では、後者の方法を採用しており、従っ
て、この実施形態では、副走査方向、つまり水平方向の
プリント密度は2倍になる。
【0039】次に、画像メモリ3からの画像データの読
出しについて説明する。マルチ画面プリントモードが選
択されると、まず、メインCPU10は、プリントアド
レス選択回路9−3により縮小プリントアドレス発生回
路9−1を選択させる。従って、今度は、以下に説明す
るようにして、画像メモリ3からの画像データの読出し
が行なわれる。
【0040】まず、画像メモリ3の水平0番地から水平
N番地まで、夫々画像データを垂直方向に読出し、その
都度、ラインメモリ25に1時記憶するのであるが、こ
のときの垂直方向での読出しアドレスは1番地おきにす
る。なお、1番地おきにするのは、マルチ画面数が4枚
の場合だからである。このとき、奇数と偶数の何れでも
取り得るが、ここては、一例として、0を含む偶数の場
合につて説明する。
【0041】従って、図3(b)に示すように、まず、画
像メモリ3の水平0番地で垂直0番地に格納されている
データを読出し、ラインメモリ25の0番地に書込んだ
後、次は画像メモリ3の水平0番地の垂直1番地は飛ば
して、垂直2番地に格納されているデータを読出し、ラ
インメモリ25の1番地に書込むのである。なお、この
図3(b)においても、ラインメモリ25の内部に示され
ているのが画像メモリ3に格納されていたときのデータ
の垂直番地で、外部の左側が、ラインメモリ25自体の
メモリ領域(メモリ空間)の番地である。
【0042】これを順に、画像メモリ3の水平0番地で
垂直M−1番地に記憶されているデータを読出し、ライ
ンメモリ25のM/2番地に書込まれるまで繰返えす。
次いで、この後、再び同じく画像メモリ3の水平0番地
で垂直0番地に記憶されているデータを読出すのである
が、今度は、このデータをラインメモリ25のM/2+
1番地に書込む。
【0043】次に、同じく画像メモリ3の水平0番地で
垂直2番地に記憶されているデータは、ラインメモリ2
5のM/2+2番地に書込むのである。そして、この手
順を、画像メモリ3の水平0番地において、次ぎ次ぎに
実行してゆき、垂直M−1番地に記憶されているデータ
を読出してラインメモリ25のM番地に書込むまで繰り
返えす。
【0044】以上の結果、図3(b)に示すように、ライ
ンメモリ25の各アドレスには、画像メモリ3の水平0
番地の縦1ラインの画像データが、ラインの縦方向では
1画素毎に間引かれて1/2の個数に縮小され、且つ、
ライン方向に2回、同じ画素データが、最初からと中間
から繰返された形で格納されることになる。
【0045】そこで、この後、プリント制御回路6は、
図2で説明した1画像プリントモード時と同じく、ライ
ンメモリ25の各番地から読出した画像データに応じて
サーマルヘッド7の各発熱抵抗体素子の通電時間を個別
に制御し、これにより、中間調も含めた濃度での発色が
得られ、階調をもった1ライン分の画像が印刷されるよ
うにする。
【0046】そして、この結果、画像メモリ3の水平0
番地での垂直1ライン分の画像が1/2のサイズに縮小
された状態で、繰返し上下に2回、並んで1画面プリン
ト画26の水平0番地の垂直1ラインに印刷されること
になる。
【0047】次に、第2ラインの印刷時には、画像メモ
リ3の水平1番地の垂直1ライン分の画像データが、水
平0番地のときと同じ手順で1番地おきに読出され、同
じくラインメモリ25の前後(上下)1/2の各アドレス
に繰返し2回記憶する。
【0048】そして、プリント用紙22を1ライン分搬
送した後、同じようにして、1ライン分の印刷が行なわ
れるが、しかし、このときは、上記したように、プリン
ト用紙22の1ライン分の搬送量は、図2で説明した1
画像プリントモード時のときの1ライン分の搬送距離を
yとしたとき、その半分搬送距離(y/2)になってい
る。
【0049】従って、これを水平N番地まで繰り返す
と、副走査方向、すなわち水平方向の画素密度は2倍
(ライン間隔は1/2)になるので、印刷される画像は水
平方向にも1/2に縮小され、且つ、垂直方向にも1/
2に縮小された上下2枚の画面がマルチ画面プリント画
27の左半分に印刷されることになる。
【0050】次に、以上のようにしてマルチ画面プリン
ト画27の左半分の印刷が完了したら、再び画像メモリ
3からのデータの読出を開始し、水平0番地からN番地
まで1番地おきに、同じく垂直0番地からM番地までく
り返しデータを読出してラインメモリ25に1時記憶
し、印刷すると、これにより、今度はマルチ画面プリン
ト画27の右半分の印刷が行なわれ、図3(c)に示すよ
うに、1画面全体の印刷が終了する。
【0051】従って、この実施形態によれば、4画面の
マルチ画像プリント時には、水平方向の画素密度が1画
面プリントモード時の2倍になるので、縮小画面の画質
が1画面プリントモード時よりも劣化する虞れはなく、
マルチ画像プリント時の水平方向の画質は従来技術より
も大きく改善される。
【0052】一方、この実施形態でも、垂直方向では、
画素密度は1画面プリント時と変わらないので、画質の
改善は得られないものの、マルチ画面プリント時でも従
来技術と同じ垂直方向画質を保つことができ、しかも原
画面全体をそのまま縮小したマルチ画面を得ることがで
きる。
【0053】ところで、以上の実施形態では、4画面の
マルチ画面プリント動作について説明したが、マルチ画
面数を縦横同数aの(a×a)枚としたとき、水平方向の
画素密度をa倍、つまりプリント用紙の1ライン当りの
搬送距離を1画面プリント時の(1/a)にし、画像メモ
リの垂直番地の読出しは1/aに間引いた上で、a回繰
り返すことにより、任意の数aについて、(a×a)画面
のマルチ画面プリントを得ることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、縮小プリント時の横方
向の画素密度を縮小率に応じて倍増できるので、縮小同
一画面複数プリント時の画質を改善できる。また、本発
明によれば、一般的なテレビ信号の走査線数に合致した
画素数のメモリサイズのメモリと、サーマルヘッドのま
まで、縮小画面についてもプリント画質を改善できるの
で、マルチ画面対応のビデオプリンタを安価に供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチ画面プリンタの一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による1画面プリントモー
ド時での動作説明図である。
【図3】本発明の一実施形態によるマルチ画面プリント
モード時での動作説明図である。
【符号の説明】
1 ビデオ入力部 2 ビデオ信号処理回路 3 画像メモリ 4 出力信号処理回路 5 ビデオ出力部 6 プリント制御回路 7 サーマルヘッド 8 プリント機構部 9 メモリ制御回路 9−1 縮小プリントアドレス発生回路 9−2 1画面プリントアドレス発生回路 9−3 プリントアドレス選択回路 9−4 ビデオ同期アドレス発生回路 10 メインCPU 11 操作部 12 A/D変換器 13 D/A変換器 22 プリント用紙 24 ヘッド制御回路 25 ラインメモリ 26 1画面プリント画 27 マルチ画面プリント画 Y 用紙搬送方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA11 AA17 AB04 DD02 FA01 FA03 FA04 FA05 FB01 FC08 FD07 FD08 FD14 FE04 FE08 5C053 FA04 FA07 FA27 JA27 JA28 KA02 KA03 KA08 KA19 KA24 KA25 LA01 LA03 LA06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の走査方向と他方の走査方向に夫々
    複数の画素データを持つ1画面分の画像データから、該
    画面の縮小画を複数枚配列して印刷する方式のマルチ画
    面プリンタにおいて、 前記縮小画を得るための処理が、 前記一方の走査方向では、前記画像データからの印刷用
    画素データ取込み時での前記画素データの間引き処理に
    より与えられ、前記他方の走査方向では、印刷時での画
    素間隔の短縮処理により与えられるように構成したこと
    を特徴とするマルチ画面プリンタ。
JP10347311A 1998-12-07 1998-12-07 マルチ画面プリンタ Pending JP2000175135A (ja)

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