JP2000174887A - 電話機および電話機の受話音声増幅方法 - Google Patents

電話機および電話機の受話音声増幅方法

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JP2000174887A
JP2000174887A JP34395398A JP34395398A JP2000174887A JP 2000174887 A JP2000174887 A JP 2000174887A JP 34395398 A JP34395398 A JP 34395398A JP 34395398 A JP34395398 A JP 34395398A JP 2000174887 A JP2000174887 A JP 2000174887A
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Japan
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received voice
telephone
volume
circuit
control
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JP34395398A
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English (en)
Inventor
Masaki Ouchi
正樹 大内
Koji Hamano
幸治 浜野
Seiji Matsunami
誠次 松波
Kazuo Kitamura
和夫 北村
Takashi Matsumoto
崇 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Taiko Electric Works Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Taiko Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウリングを回避しながら、老人などの簡易
難聴者に対して、効果的に音量を確保することができる
ようにした電話機を提供する。 【解決手段】 ユーザが受話音声の音量の調整操作をす
るための音量調整キー17を備える。制御回路6は、音
量調整キー17からの音量調整操作信号を受けて、受話
音声増幅回路4に供給する制御信号を生成し、受話音声
増幅回路4に供給する。受話音声増幅回路4は、これに
供給される制御信号に応じて受話音声信号の低周波帯域
を強調するように、受話音声信号を増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電話機および電
話機の受話音声増幅方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機には、従来から、例えば老人など
の簡易難聴者用に、受話音声の音量を増大させる受話音
量調整機能が付加されているものがある。図6は、従来
の電話機における受話音量調整機能部分の回路構成例で
ある。
【0003】図6において、100は受話音声増幅回路
で、入力端子101は、抵抗器102を通じてアンプ1
06の入力端に接続される。アンプ106からの出力音
声信号、つまり、受話音声増幅回路100の出力音声信
号は、受話器113に供給される。
【0004】そして、抵抗器102とアンプ106の入
力端との接続点は、スイッチSW1および抵抗器10
3、ステップSW2および抵抗器104、ステップSW
3および抵抗器105、をそれぞれ通じて接地されてい
る。
【0005】そして、スイッチSW1,SW2,SW3
の各々は、制御回路110からの切り換え制御信号S
1,S2,S3のそれぞれにより、オン・オフ制御され
る。制御回路110は、電話機に設けられる音量調整キ
ー111の調整操作に応じて発生する音量調整操作信号
に応じて、切り換え制御信号S1,S2,S3を制御す
る。
【0006】この図6の受話音声増幅回路100におい
ては、抵抗器103〜105は、アンプ106の増幅度
を制御するものであって、音量調整キー111がユーザ
により操作されると、スイッチSW1,SW2,SW3
は、ユーザが調整設定した音量に応じて、切り換え制御
信号S1,S2,S3によりオン・オフされ、設定され
た音量となるように、受話音声増幅回路100の増幅度
が制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして、従
来の電話機においては、図6の受話音声増幅回路100
により音量調整をするようにしているが、この図6の受
話音声増幅方式は、低周波数帯域から高周波数帯域ま
で、均等に増幅度を変化させるものである。
【0008】従来、この種の受話音声増幅方式におい
て、例えば老人などの簡易難聴者に十分な音量を確保す
べく、増幅度を上げたときには、音響的な回り込みによ
り、ハウリングが発生してしまい、簡易難聴者に対する
十分な音量の確保が困難であるという問題がある。
【0009】この発明は、ハウリングを回避しながら、
老人などの簡易難聴者に対して、効果的に音量を確保す
ることができるようにした電話機を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】通常、老人性の簡易難聴
者の耳の感度は、図2のオージオグラムに示すように、
低周波数帯域よりも、高域周波数での劣化が大きくなっ
ている。一方、ハウリングしやすい周波数は、ハンドセ
ットの受話口部と送話口部の寸法上、高域周波数となっ
ている。
【0011】この発明による電話機は、これらのことを
勘案したもので、ユーザが受話音声の音量の調整操作を
するための音量調整操作手段と、制御信号に応じて受話
音声信号の低周波帯域を強調するように前記受話音声信
号を増幅する受話音声増幅回路と、前記音量調整操作手
段からの音量調整操作信号を受けて、前記受話音声増幅
回路に供給する前記制御信号を生成する制御回路とを備
えることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成のこの発明による電話機によれば、
低周波数域を強調するように受話音声が増幅されること
により音量調整される。したがって、ハウリングが生じ
にくく、低周波数域の感度があまり劣化していない老人
などの簡易難聴者にとっては、効果的に音量増大が図ら
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明による電話機の実
施の形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明す
る実施の形態は、複数回線分の電話回線が収容可能なボ
タン電話システムのボタン電話機の場合である。
【0014】図3は、この実施の形態のボタン電話機1
0の外観を示すものである。このボタン電話機10は、
電話機本体11と、送受器(ハンドセット)12とから
なっている。
【0015】電話機本体11は、文字情報を表示するた
めの表示素子の例としての液晶ディスプレイ13と、テ
ンキー14と、回線ボタン15と、各種ファンクション
キー16と、音量調整キー17とを備えている。
【0016】回線ボタン15は、ボタン電話システムに
収容されている複数の電話回線のそれぞれの回線に対応
するボタンであり、この回線ボタンを押すことにより、
収容している電話回線のうちの対応する電話回線を、主
装置(図示せず)が捕捉するものである。この回線ボタ
ン15の内部には、LEDを備え、使用中、着信中、保
留中などを、そのLEDの点灯、点滅によりユーザに報
知するように構成されている。
【0017】ファンクションキー16は、短縮キー、リ
ダイヤルキー、保留キー、ファンクションメニューキー
などの複数個のボタンキーからなる。音量調整キー17
は、この例では、音量をアップ、ダウンするシーソーキ
ーの構成である。
【0018】図4は、このボタン電話機10の、この実
施の形態の場合の要部の構成を示すブロック図である。
【0019】図4において、1a,1bは、電話回線側
の端子であり、これらの端子1a,1bは、通話回路2
に接続されるとともに、着信検出回路5に接続される。
通話回路2には、ハンドセット12の送話器としてのマ
イクロホン12Mからの送話音声信号がアンプ3を介し
て供給される。また、通話回路2からの受話音声信号
は、受話音声増幅回路4を通じて、ハンドセット12の
受話器としてのスピーカ12SPに供給される。
【0020】着信検出回路5は、電話回線を通じて到来
する着信を検出し、その着信検出出力を、マイクロコン
ピュータからなる制御回路6に供給する。制御回路6
は、この着信検出出力を受けると、図示しないが、ユー
ザにベル鳴動などによって着信を報知する。この着信報
知にユーザがハンドセットを持ち上げるなどして応答す
ると、制御回路6は、通話回路2を制御して、相手方と
の通話可能状態にして、送話音声および受話音声のやり
取りをする。
【0021】キー入力部7は、テンキー14や、回線ボ
タン15、ファンクションキー16のユーザの操作に応
じたキー操作信号を制御回路6に供給する。制御回路6
は、このキー操作信号を受けて、ユーザがどのキーを操
作したかを判別し、そのキー操作信号に応じた制御を行
う。操作されたキーが、回線ボタン15やファンクショ
ンキー16のように、電話機10のモードに関与するキ
ーであるときには、操作されたキーに応じたモードにボ
タン電話機10を移行させる。
【0022】そして、ユーザがハンドセット12を持ち
上げてオフフックさせ、空きの回線ボタンのいずれかを
押し、ダイヤル発呼動作をし、相手が応答すると、通話
回路2を通じて相手方との通話が可能になり、送話音声
および受話音声のやり取りをする。
【0023】ユーザが音量調整キー17を操作すると、
そのアップ操作量あるいはダウン操作量に応じた音量調
整操作信号が、制御回路6に供給される。
【0024】制御回路6は、受話音声増幅回路4を音量
調整キー17の調整量に応じた音量調整操作信号に応じ
て、相手方からの受話音声信号の増幅度を制御する。こ
の場合に、受話音声増幅回路4は、低周波数帯域から高
周波数域にまで渡ってフラットに音声信号を増幅するも
のではなく、増幅度が高くなるにしたがって、低周波数
帯域成分を強調し、高周波数成分を押さえるような周波
数特性を備えるものである。
【0025】この実施の形態の受話音声増幅回路4の第
1の構成例を図1に示す。この図1の構成例は、図6に
示した従来例において、増幅度を決定する各抵抗器に並
列にコンデンサを接続したものに等しい。
【0026】すなわち、受話音声増幅回路4は、入力端
子41は、抵抗器42を通じてアンプ49の入力端に接
続される。アンプ49からの出力音声信号、つまり、受
話音声増幅回路4の出力音声信号は、受話器12SPに
供給される。
【0027】抵抗器42とアンプ49の入力端との接続
点は、スイッチSW1および抵抗器43、ステップSW
2および抵抗器44、ステップSW3および抵抗器4
5、をそれぞれ通じて接地されている。そして、抵抗器
43、44、45のそれぞれに並列にコンデンサ46、
47、48が接続されている。
【0028】そして、スイッチSW1,SW2,SW3
の各々は、制御回路6からの切り換え制御信号S1,S
2,S3のそれぞれにより、オン・オフ制御される。制
御回路6は、電話機10の音量調整キー17からの音量
調整操作信号に応じて、切り換え制御信号S1,S2,
S3を制御する。
【0029】以上のように、図1の例によれば、アンプ
49の増幅度を決定する抵抗器43、44、45のそれ
ぞれにコンデンサ46、47、48が並列に設けられる
ので、音量調整キー17の調整操作に従い、音量を上げ
るべく、増幅度が高くなると、受話器12SPに供給さ
れる音声信号成分としては、低周波数帯域が増強される
とともに、高周波数域の成分がそれに対して抑えられ
る。
【0030】このため、簡易難聴者の耳の感度が高い低
周波数域の成分が増強されるので、簡易難聴者に対して
十分な音量感を確保することができる。一方、高周波数
成分が抑えられることにより、ハウリングの発生が抑制
される。
【0031】受話音声増幅回路4の他の構成例を、図5
に示す。この構成例においては、各抵抗器43、44、
45のそれぞれに並列にコンデンサを接続する代わり
に、電圧制御型の可変容量ダイオード51を、抵抗器4
3、44、45に並列に設けるとともに、可変容量ダイ
オード51用の制御電圧発生回路50を設ける。
【0032】そして、制御回路6は、音量調整キー17
のユーザの調整量に応じた音量調整操作信号により決定
される、スイッチSW1,SW2,SW3の切り換え制
御信号S1,S2,S3を発生するとともに、制御電圧
発生回路50から出力する制御電圧を切り換える制御信
号を出力する。
【0033】制御電圧発生回路50は、この制御回路6
からの制御信号に応じた制御電圧を可変容量ダイオード
51に印加する。すると、可変容量ダイオード51の容
量が、印加電圧に応じて変化して、図1の構成例とほぼ
同様の増幅度制御を行うことができる。
【0034】この図5の構成例の場合には、コンデンサ
を複数個設ける必要が無いため、回路構成が簡単になる
ものである。
【0035】なお、以上の実施の形態では、ボタン電話
機の場合について説明したが、この発明による電話機
は、一般的な家庭用電話機にも適用できることはいうま
でもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ハウリングの発生を抑制しながら、老人などの簡易
難聴者に対して十分な音量感を確保することができる電
話機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電話機の実施の形態の要部の構
成例を示す図である。
【図2】老人性の簡易難聴者の耳の感度の周波数特性を
示す図である。
【図3】この発明による電話機の実施の形態の外観を示
す図である。
【図4】この発明による電話機の実施の形態の主要なブ
ロック図である。
【図5】この発明による電話機の実施の形態の要部の他
の構成例を示す図である。
【図6】従来の電話機の受話音声増幅回路の例を示す図
である。
【符号の説明】
2 通話回路 4 受話音声増幅回路 6 制御回路 11 電話機本体 12 送受器(ハンドセット) 17 音量調整キー 43、44、45 増幅度を決定するための抵抗器 46、47、48 コンデンサ 50 制御電圧発生回路 51 電圧制御型可変容量ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜野 幸治 東京都品川区中延六丁目10番13号 株式会 社大興電機製作所内 (72)発明者 松波 誠次 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 北村 和夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松本 崇 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA03 AA05 BB03 DD08 DD14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが受話音声の音量の調整操作をする
    ための音量調整操作手段と、 制御信号に応じて受話音声信号の低周波帯域を強調する
    ように前記受話音声信号を増幅する受話音声増幅回路
    と、 前記音量調整操作手段からの音量調整操作信号を受け
    て、前記受話音声増幅回路に供給する前記制御信号を生
    成する制御回路とを備えることを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】ユーザの音量増大操作に応じて、受話音声
    信号の低周波帯域を強調するように受話音声信号を増幅
    することを特徴とする電話機の音量調整方法。
JP34395398A 1998-12-03 1998-12-03 電話機および電話機の受話音声増幅方法 Pending JP2000174887A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 20040204

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