JP2000174293A - ショットキーバリア半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

ショットキーバリア半導体装置及びその製造方法

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JP2000174293A
JP2000174293A JP34471498A JP34471498A JP2000174293A JP 2000174293 A JP2000174293 A JP 2000174293A JP 34471498 A JP34471498 A JP 34471498A JP 34471498 A JP34471498 A JP 34471498A JP 2000174293 A JP2000174293 A JP 2000174293A
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schottky barrier
layer
semiconductor device
titanium
silicon
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Nobuo Inami
信夫 稲見
Yutaka Saito
豊 斉藤
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Global Alliance Inc Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来実現されたショットキーダイオードとは
特性が全く異なる、自己損失の少ないショットキーバリ
ア半導体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン半導体層11の表面に当該半導
体層と接触してショットキーバリアを形成するショット
キーバリア層が設けられているショットキーバリア半導
体装置において、前記ショットキーバリア層が、少なく
とも前記半導体層との接触面がチタンシリサイド14a
からなるチタン層14であり、当該ショットキーバリア
層上に窒化チタン層15が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なショットキ
ーバリア半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコン半導体層の表面に当
該半導体層と接触してショットキーバリアを形成する金
属層を有するショットキーバリアダイオードが知られて
いる。このようなショットキーバリアダイオードとして
は、半導体集積回路(IC)の配線にアルミニウムが使
用されるので、シリコン半導体基板上にアルミニウムを
蒸着又はスパッタし、熱処理して合金化したショットキ
ーバリアダイオードが多く使用されている。しかしなが
ら、信頼性の面で難点があり、Pt(白金)シリサイド
をショットキーメタルとするものが一般的になってきて
いる。
【0003】このようなショットキーバリアダイオード
を有する半導体装置の一例を図7に示す。この半導体装
置は、p-基板101にn+埋め込み層102を形成し、
-エピタキシャル層103を形成した後、p-基板10
1に届く分離p形領域104を形成してpn接合分離を
行った基板に、コレクタ電極取出部の直下にディーブコ
レクタと呼ばれるn+領域105を形成し、ベース形成
をエミッタ形成領域まで行うことによりp領域106を
形成し、エミッタ形成により形成されたn+領域107
を形成したものである。さらに、コンタクトホトエッチ
ングにより各電極取出し部分の酸化膜を開孔する際にベ
ースコンタクト孔をコレクタ領域まで開孔し、数百Åの
Pt薄膜を蒸着して500℃前後の熱処理することによ
り形成された、Ptシリサイド層108を形成したもの
である。そして、Ptシリサイド層108と、コレクタ
電極取出部の直下にディーブコレクタと呼ばれるn+
域105及びエミッタとなるn+領域107との間では
それぞれオーミックコンタクトが形成され、また、ベー
ス及びコレクタの両方に跨って開孔された部分では、ベ
ース上でオーミックコンタクト、コレクタ側、すなわ
ち、n形エピタキシャル層103側には、金属側がアノ
ード、Si側がカソードとなるショットキーバリアダイ
オード109が形成される。なお、このような半導体装
置は、Ptシリサイド108上にW(タングステン)又
はTiW(チタンタングステン)合金などのバリア層1
10を介してAl配線パターン111が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のショットキーバリアダイオードは、通常のpn
接合ダイオードより立ち上がり電圧は低いが、小数キャ
リアの注入を避けるためには、分離p形領域104の濃
度を高めるなどの工夫が必要であった。
【0005】また、その立ち上がり電流は、0.5V程
度であるので、整流時の効率に問題があった。したがっ
て、効率完全のために同期整流等の工夫が必要であり、
このため、コントロールICが必要であり、しかも、高
価なMOS FETが必要であるという問題がある。
【0006】さらに、従来より、チタン(Ti)ショッ
トキーダイオードは立ち上がり電極が非常に低いものと
なることが考えられているが、現実的には、実際に使用
された実績はない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、従来実現
されたショットキーダイオードとは特性が全く異なる、
自己損失の少ないショットキーバリア半導体装置及びそ
の製造方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、シリコン半導体層の表面に当該半導
体層と接触してショットキーバリアを形成するショット
キーバリア層が設けられているショットキーバリア半導
体装置において、前記ショットキーバリア層が、少なく
とも前記半導体層との接触面がチタンシリサイドからな
るチタン層であり、当該ショットキーバリア層上に窒化
チタン層が形成されたことを特徴とするショットキーバ
リア半導体装置にある。
【0009】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記シリコン半導体層と前記ショットキーバリア層
との接触部は、前記シリコン半導体層上に形成された酸
化膜に形成された開口部内に設けられていることを特徴
とするショットキーバリア半導体装置にある。
【0010】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記シリコン半導体層の前記ショットキーバ
リア層との接触部の少なくとも中央部が、n形シリコン
基板又はp形シリコン基板に形成されたn形ウェルから
なるn形拡散部であることを特徴とするショットキーバ
リア半導体装置にある。
【0011】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記チタンシリサイドの厚みが、10
0〜500Åであることを特徴とするショットキーバリ
ア半導体装置にある。
【0012】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記窒化チタンの厚さが100Å以上
であることを特徴とするショットキーバリア半導体装
置。
【0013】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様において、前記チタン層が、ベースプレッシャー
を1×10-8より高い真空度として形成されたものであ
ることを特徴とするショットキーバリア半導体装置にあ
る。
【0014】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記チタン層は、スパッタリングによ
り形成されたものであることを特徴とするショットキー
バリア半導体装置にある。
【0015】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記チタン層は、スパッタリングの前にスパッタエ
ッチングすることなく形成されたものであることを特徴
とするショットキーバリア半導体装置にある。
【0016】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記チタンシリサイドは、短時間熱処
理技術により形成されたものであることを特徴とするシ
ョットキーバリア半導体装置にある。
【0017】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様において、前記チタンシリサイドは、前記シリ
コン半導体層上に設けられたチタン層を650℃近傍で
30秒程度加熱処理することにより形成されたことを特
徴とするショットキーバリア半導体装置にある。
【0018】本発明の第11の態様は、第3〜10の何
れかの態様において、前記n形拡散部の表面濃度が、1
×1015cm-3以上であることを特徴とするショットキ
ーバリア半導体装置にある。
【0019】本発明の第12の態様は、第3〜11の何
れかの態様において、前記n形拡散部の周囲にはp形拡
散部が設けられ、前記シリコン半導体層と接触する前記
ショットキーバリア層の周囲部分は、前記p形拡散部と
接触していることを特徴とするショットキーバリア半導
体装置にある。
【0020】本発明の第13の態様は、第12の態様に
おいて、前記p形拡散部と前記ショットキーバリア層と
の接触部分の幅が、0.2μm〜1μmであることを特
徴とするショットキーバリア半導体装置にある。
【0021】本発明の第14の態様は、第12又は13
の態様において、前記p形拡散部の表面濃度が、1×1
18cm-3以下であることを特徴とするショットキーバ
リア半導体装置にある。
【0022】本発明の第15の態様は、第3〜14の何
れかの態様において、前記チタンシリサイドの厚みが1
50Å〜1500Åであり、前記窒化チタンの厚みが1
00Å〜2000Åであることを特徴とするショットキ
ーバリア半導体装置にある。
【0023】本発明の第16の態様は、シリコン半導体
層の表面に当該半導体層と接触してショットキーバリア
を形成するショットキーバリア層が設けられているショ
ットキーバリア半導体装置の製造方法において、前記シ
リコン半導体層上に酸化膜を形成してその一部に開口部
を形成するステップと、少なくとも前記開口部及びその
周囲の前記酸化膜を覆うように前記ショットキーバリア
層としてチタン層を形成するステップと、このチタン層
の上に窒化チタン層を形成するステップと、前記開口部
を介して前記シリコン半導体基板に接触した前記チタン
層をシリサイド化するステップとを具備することを特徴
とするショットキーバリア半導体装置の製造方法にあ
る。
【0024】本発明の第17の態様は、第16の態様に
おいて、前記シリコン半導体層の前記ショットキーバリ
ア層との接触部の少なくとも中央部が、n形シリコン基
板又はp形シリコン基板に形成されたn形ウェルからな
るn形拡散部であることを特徴とするショットキーバリ
ア半導体装置の製造方法にある。
【0025】本発明の第18の態様は、第16又は17
の態様において、前記チタンシリサイドの厚みが、10
0〜500Åであることを特徴とするショットキーバリ
ア半導体装置の製造方法にある。
【0026】本発明の第19の態様は、第16〜18の
何れかの態様において、前記窒化チタンの厚さが100
Å以上であることを特徴とするショットキーバリア半導
体装置の製造方法にある。
【0027】本発明の第20の態様は、第16〜19の
何れかの態様において、前記チタン層を、ベースプレッ
シャーを1×10-8より高い真空度として形成すること
を特徴とするショットキーバリア半導体装置の製造方法
にある。
【0028】本発明の第21の態様は、第16〜20の
何れかの態様において、前記チタンシリサイドは、短時
間熱処理技術により形成することを特徴とするショット
キーバリア半導体装置の製造方法にある。
【0029】本発明の第22の態様は、第16〜21の
何れかの態様において、前記チタンシリサイドは、前記
シリコン半導体層上に設けられたチタン層を650℃近
傍で30秒程度加熱処理することにより形成することを
特徴とするショットキーバリア半導体装置の製造方法に
ある。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0031】図1には、本発明のショットキーバリア半
導体装置の基本構成を示す。図1に示すように、n形S
i基板11上の酸化膜12に形成された開口部13内
に、Si基板11との接触面側がシリサイド化されてT
iシリサイド14aとなったTi層14を、さらに、こ
の上にTiN(窒化チタン)層15を具備する。
【0032】ここで、このような半導体装置の製造方法
を説明する。
【0033】まず、酸化膜12に開口部13を開孔した
後には、必要に応じて、開口部13内をリフローにより
平坦化し、0.1NのHF(フッ酸)で開口部13内の
酸化膜を軽く除去する。
【0034】次に、真空中でTi層14を常温で、20
0Åの厚さでスパッタリングし、さらに、TiN層15
を1000Åの厚さでスパッタリングする。かかるスパ
ッタリングに際しては、スパッタ装置のベースプレッシ
ャーを1×10-8Torrより高い真空度とし、Tiス
パッタリングの前にスパッタエッチングを行わないこと
が重要となる。また、Ti層14を形成した後、Ti層
14を空気中に出すことなくTiN層15の形成を連続
的行うことも重要である。
【0035】続いて、このように形成したTi層14を
を短時間熱処理技術(RTA)、例えば、ランプアニー
ラにより、窒素又はアルゴンなどの不活性ガス雰囲気中
で650℃で30秒間処理してシリサイド化し、Tiシ
リサイド14aを形成する。このように、RTAにより
Tiシリサイド14aを形成することが重要である。
【0036】ここで、n形Si基板11の表面濃度は、
1×1015cm-3以上とする。また、Ti層14の厚さ
は、150〜1500Åの範囲になるようにするのが好
ましい。なお、図示したTiシリサイド14aは、Ti
層14の一部であるが、Ti層14の厚さの大部分をT
iシリサイド14aとするようにしてもよい。また、T
iN層15の厚さは、100〜2000Åの範囲にする
のが好ましい。
【0037】なお、図示は省略しているが、その後、例
えば、Al又はAlSi等をスパッタで形成し、常法に
より配線を形成する。
【0038】このようなショットキーバリアダイオード
は、立ち上がり電圧が0.1V程度と非常に低いもので
ある。
【0039】図2には、n形Si基板11の代わりに、
p形半導体基板21Aに形成したn形ウェル21B上に
同様なショットキーバリアダイオードを形成した例を示
す。この場合は、n形Si基板11がn形ウェル21B
となった以外は基本的には上述した例と同様であるの
で、同一作用を示す領域に同一符号を付して重複する説
明は省略する。
【0040】図3には、図1の例にガードリングを設け
た例を示す。すなわち、この場合には、n形Si基板1
1上にp形領域11aがリング状に形成され、酸化膜1
2に形成する開口部13の外縁部がp形領域11aに重
なるように形成されている。これ以外の基本的な構成は
上述した例と同様であるので、同一作用を示す領域に同
一符号を付して重複する説明は省略する。
【0041】従って、かかる構成では、Tiシリサイド
14aの外縁部がp形領域11aとオーバーラップし、
これにより、接合容量が増大する。
【0042】ここで、p形領域11aの表面濃度は、1
×1018cm-3以下であるのが好ましい。p形領域11
aの幅D1は、0.5〜1.5μmとするのが好まし
く、オーバーラップ領域の幅D2は、0.2〜1μmと
するのが好ましい。
【0043】なお、このような半導体装置に素子分離の
ためのフィールド酸化膜を形成する場合には、p形領域
11aから離して設ける。すなわち、図4に示すよう
に、p形領域11aとフィールド酸化膜16とは、互い
に離して形成する。
【0044】図5には、上述した図1に示す基本構成の
ショットキーバリアダイオード(Ti−SBD)の立ち
上がり電圧(VF)を、アノード面積の異なるものにつ
いて測定した結果を示す。また、比較のため、従来のア
ルミニウムショットキーバリアダイオード(Al−SB
D)について、同様に測定した結果を示す。この結果、
本発明方法により製造されたショットキーバリアダイオ
ード(Ti−SBD)は、理論的に予想されるとおりで
あり、従来のAl−SBDと比較して立ち上がり電圧が
非常に低いことが認められた。
【0045】また、図6には、本発明方法により製造さ
れたTiショットキーバリアダイオードでショットキー
部の面積が2000μm2のTi−SBDについての電
圧−電流特性を示す。このグラフから明らかなように、
本発明のTi−SBDは、0.1Vと非常に低い電圧か
ら電流が流れ出すことが認められ、0.1mAの電流の
ときに0.19Vとほぼ理論通りの性能が得られたこと
が認められた。
【0046】従って、本発明方法により製造されたショ
ットキーバリア半導体装置は、種々の用途に使用するこ
とができ、例えば、スイッチレギュレータの整流器とし
て使用して好適である。また、その使用形態も特に制限
されず、スイッチレギュレータなどの半導体装置内に一
緒に形成しても、個別素子としてスイッチレギュレータ
などに外付けで接続してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
立ち上がり電圧の非常に低いショットキーダイオードを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるショットキーバリ
ア半導体装置の断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態にかかるショットキーバ
リア半導体装置の断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態にかかるショットキーバ
リア半導体装置の断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態にかかるショットキーバ
リア半導体装置の断面図である。
【図5】ショットキーバリアダイオードの立ち上がり電
圧を比較するグラフである。
【図6】本発明のショットキーバリアダイオードの電圧
−電流特性を示すグラフである。
【図7】従来技術に係るショットキーバリアダイオード
を示す断面図である。
【符号の説明】
11 n形Si基板 12 酸化膜 13 開口部 14 Ti層 14a Tiシリサイド 15 TiN層

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン半導体層の表面に当該半導体層
    と接触してショットキーバリアを形成するショットキー
    バリア層が設けられているショットキーバリア半導体装
    置において、前記ショットキーバリア層が、少なくとも
    前記半導体層との接触面がチタンシリサイドからなるチ
    タン層であり、当該ショットキーバリア層上に窒化チタ
    ン層が形成されたことを特徴とするショットキーバリア
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シリコン半導体
    層と前記ショットキーバリア層との接触部は、前記シリ
    コン半導体層上に形成された酸化膜に形成された開口部
    内に設けられていることを特徴とするショットキーバリ
    ア半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記シリコン
    半導体層の前記ショットキーバリア層との接触部の少な
    くとも中央部が、n形シリコン基板又はp形シリコン基
    板に形成されたn形ウェルからなるn形拡散部であるこ
    とを特徴とするショットキーバリア半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記チ
    タンシリサイドの厚みが、100〜500Åであること
    を特徴とするショットキーバリア半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記窒
    化チタンの厚さが100Å以上であることを特徴とする
    ショットキーバリア半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記チ
    タン層が、ベースプレッシャーを1×10-8より高い真
    空度として形成されたものであることを特徴とするショ
    ットキーバリア半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記チ
    タン層は、スパッタリングにより形成されたものである
    ことを特徴とするショットキーバリア半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記チタン層は、ス
    パッタリングの前にスパッタエッチングすることなく形
    成されたものであることを特徴とするショットキーバリ
    ア半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記チ
    タンシリサイドは、短時間熱処理技術により形成された
    ものであることを特徴とするショットキーバリア半導体
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    チタンシリサイドは、前記シリコン半導体層上に設けら
    れたチタン層を650℃近傍で30秒程度加熱処理する
    ことにより形成されたことを特徴とするショットキーバ
    リア半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項3〜10の何れかにおいて、前
    記n形拡散部の表面濃度が、1×1015cm-3以上であ
    ることを特徴とするショットキーバリア半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項3〜11の何れかにおいて、前
    記n形拡散部の周囲にはp形拡散部が設けられ、前記シ
    リコン半導体層と接触する前記ショットキーバリア層の
    周囲部分は、前記p形拡散部と接触していることを特徴
    とするショットキーバリア半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記p形拡散部
    と前記ショットキーバリア層との接触部分の幅が、0.
    2μm〜1μmであることを特徴とするショットキーバ
    リア半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13において、前記p
    形拡散部の表面濃度が、1×1018cm-3以下であるこ
    とを特徴とするショットキーバリア半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項3〜14の何れかにおいて、前
    記チタンシリサイドの厚みが150Å〜1500Åであ
    り、前記窒化チタンの厚みが100Å〜2000Åであ
    ることを特徴とするショットキーバリア半導体装置。
  16. 【請求項16】 シリコン半導体層の表面に当該半導体
    層と接触してショットキーバリアを形成するショットキ
    ーバリア層が設けられているショットキーバリア半導体
    装置の製造方法において、前記シリコン半導体層上に酸
    化膜を形成してその一部に開口部を形成するステップ
    と、少なくとも前記開口部及びその周囲の前記酸化膜を
    覆うように前記ショットキーバリア層としてチタン層を
    形成するステップと、このチタン層の上に窒化チタン層
    を形成するステップと、前記開口部を介して前記シリコ
    ン半導体基板に接触した前記チタン層をシリサイド化す
    るステップとを具備することを特徴とするショットキー
    バリア半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記シリコン半
    導体層の前記ショットキーバリア層との接触部の少なく
    とも中央部が、n形シリコン基板又はp形シリコン基板
    に形成されたn形ウェルからなるn形拡散部であること
    を特徴とするショットキーバリア半導体装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17において、前記チ
    タンシリサイドの厚みが、100〜500Åであること
    を特徴とするショットキーバリア半導体装置の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項16〜18の何れかにおいて、
    前記窒化チタンの厚さが100Å以上であることを特徴
    とするショットキーバリア半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項16〜19の何れかにおいて、
    前記チタン層を、ベースプレッシャーを1×10-8より
    高い真空度として形成することを特徴とするショットキ
    ーバリア半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項16〜20の何れかにおいて、
    前記チタンシリサイドは、短時間熱処理技術により形成
    することを特徴とするショットキーバリア半導体装置の
    製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項16〜21の何れかにおいて、
    前記チタンシリサイドは、前記シリコン半導体層上に設
    けられたチタン層を650℃近傍で30秒程度加熱処理
    することにより形成することを特徴とするショットキー
    バリア半導体装置の製造方法。
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