JP2000173949A - 半導体装置及びその製造方法並びにめっき方法及び装置 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法並びにめっき方法及び装置

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JP2000173949A
JP2000173949A JP10350018A JP35001898A JP2000173949A JP 2000173949 A JP2000173949 A JP 2000173949A JP 10350018 A JP10350018 A JP 10350018A JP 35001898 A JP35001898 A JP 35001898A JP 2000173949 A JP2000173949 A JP 2000173949A
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plating
plating method
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semiconductor device
plating layer
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Hideki Kitada
秀樹 北田
Noriyoshi Shimizu
紀嘉 清水
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトホールや配線を微細化した場合で
あってもボイドを生じることなく良質な導体プラグや配
線を形成することができる半導体装置及びその製造方
法、並びに良質なめっき層を形成することができるめっ
き方法及びめっき装置を提供する。 【解決手段】 下地基板10上に形成された開口部22
を有する絶縁層20と、開口部内に形成された導電層3
2とを有する半導体装置であって、導電層は、第1のめ
っき法により形成された第1のめっき層28と、第1の
めっき法と電流・電圧供給方法が異なる第2のめっき法
により形成された第2のめっき層30とを有し、第1の
めっき法は、直流めっき法、定電流パルスめっき法、周
期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流めっき法の
いずれかであり、第2のめっき法は、直流めっき法、定
電流パルスめっき法、周期的逆電流パルスめっき法、又
は非対称交流めっき法のいずれかである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法並びにめっき方法及び装置に係り、特にめっ
き法により形成された配線等を有する半導体装置及びそ
の製造方法、並びに所望の膜質のめっき層を形成しうる
めっき方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI等の半導体装置の配線材料
として、電気抵抗が低く、エレクトロマイグレーション
に対する耐性が強いことから、導体プラグや配線として
Cu層を用いることが提案されている。しかし、Cuの
塩素化物より成る反応生成物は容易に脱離しにくいた
め、従来のアルミニウム配線のようにドライエッチング
によりパターニングするのは困難である。
【0003】そこで、層間絶縁膜に導体プラグや配線を
埋め込むためのコンタクトホールや溝を形成し、この
後、全面にCu層を形成した後に、CMP(Chemical M
echanical Polishing、化学的機械的研磨)法により層
間絶縁膜の表面が露出するまで研磨し、コンタクトホー
ル内や溝内に導体プラグや配線を形成するダマシン法と
呼ばれる技術が提案されている。
【0004】かかるCu層を形成する場合には、CVD
法、スパッタリフロー法、めっき法等が考えられるが、
コストが低く、スループットが高く、溝内やコンタクト
ホール内への埋め込み特性が良好であることから、めっ
き法が注目されている。めっき法を用いて導体プラグを
形成する半導体装置の製造方法を図19を用いて説明す
る。図は、提案されている半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【0005】まず、シリコン基板10に、素子領域を画
定する素子分離膜212を形成する。次に、画定された
素子領域に、側面にサイドウォール絶縁膜214が形成
されたゲート電極216とソース/ドレイン拡散層21
8a、218bとを有するトランジスタを形成する。
【0006】次に、全面に層間絶縁膜220を形成す
る。次に、層間絶縁膜220に、ソース/ドレイン拡散
層218bに達するコンタクトホール222を形成す
る。次に、全面に、バリア層224を形成する。次に、
全面に、Cu層より成るシード層226を形成する。
【0007】次に、電気めっき法により、Cu層よりな
るめっき層228を形成する。電気めっき法とは、めっ
き液に浸されたアノード−カソード間に電流を流すこと
によりシード層上にめっき層を形成する方法である。次
に、CMP法により、層間絶縁膜220の表面が露出す
るまでめっき層228を研磨し、これにより、コンタク
トホール222内にCu層228より成る導体プラグ2
32を形成する。
【0008】こうして、提案されている半導体装置を製
造することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンタ
クトホール222や配線溝を微細化した場合には、コン
タクトホール222の上部の角で電界が集中し、めっき
液の流動性がコンタクトホール底部よりもコンタクトホ
ール222の上部の方が速いため、コンタクトホール2
22の上部においてコンタクトホール222の底部より
速い成膜レートでめっき層228が成膜されてしまい、
図19に示すように、導体プラグ232内にボイド22
9が生じてしまうことがあった。ボイド229内にはめ
っき液が閉じこめられてしまうため、導体プラグ232
がめっき液により腐食してしまうことがあった。
【0010】本発明の目的は、コンタクトホールや配線
を微細化した場合であってもボイドを生じることなく良
質な導体プラグや配線を形成することができる半導体装
置及びその製造方法、並びに良質なめっき層を形成する
ことができるめっき方法及びめっき装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、コンタ
クトホールや配線溝を微細化した場合であってもボイド
を生じることなく、良質な導体プラグや配線を形成すべ
く、様々なめっき法について検討した。各めっき法で形
成された膜質について、表1を用いて説明する。表1
は、本願発明者らが各めっき法について検討した結果を
示す表である。
【0012】
【表1】 表1に示すように、本願発明者らは、DC(Direct Cur
rent、直流)めっき法、PC(Pulse Current、定電流
パルス)めっき法、PR(Pulse Reverse、周期的逆電
流パルス)めっき法、AC(Alternating Current、非
対称交流めっき)めっき法のそれぞれについて、膜質を
検討した。DCめっき法とは、めっき液に浸されたアノ
ード−カソード間に直流電流を流すことによりめっき層
を形成する方法であり、PCめっき法とは、一定時間電
流を通電(Ton)した後、一定時間電流を中断
(Toff)することによりめっき層を形成する方法であ
る。また、PRめっき法とは、一定時間正電流を通電
(Ton)した後、一定時間逆電流を通電(Toff)する
ことによりめっき層を形成する方法であり、ACめっき
法とは、直流バイアスを印加しながら正弦波を印加する
ことによりめっき層を形成する方法である。
【0013】各めっき法を用いた場合のアノード−カソ
ード間の電流波形を図6及び図7に示す。図6(a)は
直流めっき法による電流波形、図6(b)はPCめっき
法による電流波形、図6(c)はPRめっき法による電
流波形、図7はACめっき法による電流波形である。な
お、図6及び図7において、Icはアノード−カソード
間に流す電流の電流密度を示しており、Ipは電流密度
のピーク値を示している。
【0014】表1において、Aとは当該パラメータが主
としてめっき層の内部で有効な物性であることを示し、
Bとは当該パラメータが主としてめっき層の界面で有効
な物性であることを示し、ABとは当該パラメータが主
としてめっき層内部とめっき層の界面の両方で有効な物
性であることを示している。また、表1において◎は顕
著であることを示しており、○は比較的顕著であること
を示しており、△は顕著でないことを示している。?は
成膜条件等により異なる場合などを示している。一般
に、目標条件と同様の物性となることが望ましい。
【0015】検討の結果、DCめっき法では、粒径が
2.8μm以上と大きい点、シード層がエッチングされ
にくい点、密着強度が900kgf/cm2以上と大き
い点等の利点があることがわかった。一方、DCめっき
法以外のめっき法、即ちPCめっき法、PRめっき法、
ACめっき法では、DCめっき法でめっき層を形成した
場合と比べて、成膜速度が速い点、粒径が小さい点、ピ
ンホールを低減しうる点、純度が高い点、合金めっきの
組成を制御しやすい点、表面の平滑性が良好である点、
埋め込み特性が良好な点等の利点があることがわかっ
た。
【0016】そして更に、PCめっき法では、特に、成
膜速度が速い点、膜中のボイドが少ない点、膜の伸び率
が高い点、めっき層の純度が高い点、粒径が0.6μm
以下と小さい点等で優れていることがわかった。また、
PRめっき法では、特に、膜が硬い点、表面の平滑性が
良好である点、埋め込み特性が良好である点、合金めっ
きが可能である点等で優れていることがわかった。
【0017】また、ACめっき法では、特に、膜が硬い
点、引っ張り強い点、表面の平滑性が良好である点等で
優れていることがわかった。このように各めっき法によ
るめっき層の膜質の特徴を検討した結果、本願発明者ら
は、2種類のめっき法を適宜組み合わせることにより、
各めっき法の長所を生かした2層構造のめっき層を形成
することに想到した。そして、このような2層構造のめ
っき層を半導体装置に適用すれば、良質な導体プラグや
配線等を有する半導体装置を提供することができること
に想到した。
【0018】即ち、上記目的は、下地基板上に形成され
た開口部を有する絶縁層と、前記開口部内に形成された
導電層とを有する半導体装置であって、前記導電層は、
第1のめっき法により形成された第1のめっき層と、前
記第1のめっき法と電流・電圧供給方法が異なる第2の
めっき法により形成された第2のめっき層とを有し、前
記第1のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめっ
き法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流め
っき法のいずれかであり、前記第2のめっき法は、直流
めっき法、定電流パルスめっき法、周期的逆電流パルス
めっき法、又は非対称交流めっき法のいずれかであるこ
とを特徴とする半導体装置により達成される。これによ
り、コンタクトホールや配線を微細化した場合であって
も、ボイドを生じることなく良質な導体プラグや配線を
有する半導体装置を提供することができる。
【0019】また、上記目的は、下地基板上に形成され
た第1の開口部を有する第1の絶縁層と、前記第1の絶
縁層上に形成され、前記第1の開口部に達する第2の開
口部を有する第2の絶縁層と、前記第1の開口部及び前
記第2の開口部内に一体に形成された導電層とを有する
半導体装置であって、前記導電層は、前記第1の開口部
内のほぼ全体を埋めるように第1のめっき法により形成
された第1のめっき層と、前記第1のめっき法と電流・
電圧供給方法が異なる第2のめっき法により前記第1の
めっき層上に形成された第2のめっき層とを有すること
を特徴とする半導体装置により達成される。これによ
り、コンタクトホールや配線を微細化した場合であって
も、ボイドを生じることなく良質な導体プラグや配線を
有するデュアルダマシン構造の半導体装置を提供するこ
とができる。
【0020】また、上記の半導体装置において、前記第
1のめっき法は、定電流パルスめっき法、周期的逆電流
パルスめっき法、又は非対称交流めっき法であり、前記
第2のめっき法は、直流めっき法であることが望まし
い。これにより、コンタクトホールや配線を微細化した
場合であっても、ボイドを生じることなく良質な導体プ
ラグや配線を有するデュアルダマシン構造の半導体装置
を提供することができる。
【0021】また、上記の半導体装置において、前記第
1のめっき層及び/又は前記第2のめっき層は、Cu
層、Cuを含む合金層、Ag層、Agを含む合金層、A
l層、又はAlを含む合金層であることが望ましい。ま
た、上記目的は、開口部を有する絶縁膜が形成された下
地基板上に、第1のめっき法により第1のめっき層を形
成する工程と、前記第1のめっき層上に、前記第1のめ
っき法と電流・電圧供給方法が異なる第2のめっき法に
より第2のめっき層を形成する工程と、前記第1のめっ
き層及び前記第2のめっき層を前記絶縁膜の表面が露出
するまで研磨し、前記開口部内に前記第1のめっき層及
び前記第2のめっき層より成る導電層を形成する工程と
を有し、前記第1のめっき法は、直流めっき法、定電流
パルスめっき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非
対称交流めっき法のいずれかであり、前記第2のめっき
法は、直流めっき法、定電流パルスめっき法、周期的逆
電流パルスめっき法、又は非対称交流めっき法のいずれ
かであることを特徴とする半導体装置の製造方法により
達成される。これにより、コンタクトホールや配線を微
細化した場合であっても、ボイドを生じることなく良質
な導体プラグや配線を有する半導体装置を製造すること
ができる。
【0022】また、上記目的は、第1の開口部と前記第
1の開口部に達する第2の開口部とを有する絶縁膜が形
成された下地基板上に、前記第1の開口部内のほぼ全体
を埋めるように第1のめっき法により第1のめっき層を
形成する工程と、前記第1のめっき法と電流・電圧供給
方法が異なる第2のめっき法により前記第1のめっき層
上に第2のめっき層を形成する工程と、前記第1のめっ
き層及び前記第2のめっき層を前記絶縁膜の表面が露出
するまで研磨し、前記第1の開口部内及び前記第2の開
口部内に前記第1のめっき層及び前記第2のめっき層よ
り成る導電層を形成する工程とを有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法により達成される。これによ
り、コンタクトホールや配線を微細化した場合であって
も、ボイドを生じることなく良質な導体プラグや配線を
有するデュアルダマシン構造の半導体装置を製造するこ
とができる。
【0023】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記第1のめっき法は、定電流パルスめっき法、周
期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流めっき法で
あり、前記第2のめっき法は、直流めっき法であること
が望ましい。また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記第1のめっき層及び/又は前記第2のめっき層
は、Cu層、Cuを含む合金層、Ag層、Agを含む合
金層、Al層、又はAlを含む合金層であることが望ま
しい。
【0024】また、上記目的は、第1のめっき法により
第1のめっき層を形成する工程と、前記第1のめっき層
上に、前記第1のめっき法と電流・電圧供給方法が異な
る第2のめっき法により第2のめっき層を形成する工程
とを有し、前記第1のめっき法は、直流めっき法、定電
流パルスめっき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は
非対称交流めっき法のいずれかであり、前記第2のめっ
き法は、直流めっき法、定電流パルスめっき法、周期的
逆電流パルスめっき法、又は非対称交流めっき法のいず
れかであることを特徴とするめっき方法により達成され
る。これにより、所望の膜質を有するめっき層を形成す
ることができる。
【0025】また、上記目的は、めっき槽と、前記めっ
き槽内に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に対
向する第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極
との間に所定の電圧を印加し、第1のめっき法により下
地基板上に第1のめっき層を形成した後、前記第1のめ
っき法と電流・電圧供給方法が異なる第2のめっき法に
より前記第1のめっき層上に第2のめっき層を形成する
電圧印加手段とを有し、前記第1のめっき法は、直流め
っき法、定電流パルスめっき法、周期的逆電流パルスめ
っき法、又は非対称交流めっき法のいずれかであり、前
記第2のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめっ
き法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流め
っき法のいずれかであることを特徴とするめっき装置に
より達成される。これにより、異なるめっき法を組み合
わせて、多層構造のめっき層を容易に形成することがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法を図1乃至図
4を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体
装置を示す断面図である。図2乃至図4は本実施形態に
よる半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0027】本発明によるめっき方法はあらゆる対象に
適用しうる技術であるが、本実施形態では、半導体装置
の導体プラグを形成する際に本発明によるめっき方法及
び装置を適用する場合を例に説明する。 (半導体装置)まず、本実施形態による半導体装置を図
1を用いて説明する。
【0028】図1に示すように、シリコン基板10に
は、素子領域を画定する素子分離膜12が形成されてい
る。素子分離膜12により画定された素子領域には、サ
イドウォール絶縁膜14が側面に形成されたゲート電極
16とソース/ドレイン拡散層18a、18bとを有す
るトランジスタが形成されている。トランジスタが形成
されたシリコン基板10上には、全面に、シリコン酸化
膜より成る層間絶縁膜20が形成されている。
【0029】層間絶縁膜20には、ソース/ドレイン拡
散層18bに達するコンタクトホール22が形成されて
いる。コンタクトホール22内には、TiN膜より成る
バリア層24が形成されており、バリア層24の表面に
はCu層より成るシード層26が形成されている。バリ
ア層24及びシード層26が形成されたコンタクトホー
ル22内には、第1のめっき層28及び第2のめっき層
30より成る導体プラグ32が形成されている。
【0030】本実施形態による半導体装置は、第1のめ
っき層28がDCめっき法により形成されており、第2
のめっき層がPRめっき法30により形成されているこ
とに主な特徴がある。第1のめっき層28は、DCめっ
き法により形成されているので、粒径が大きく、下地に
対する密着強度が高い。第2のめっき層30は、PRめ
っき法により形成されているので、コンタクトホール2
2内への埋め込み特性が良好であり、ボイドを生ずるこ
となく形成されている。
【0031】このように本実施形態によれば、密着性の
優れためっき層を形成することができるDCめっき法に
より第1のめっき層が形成されており、良好な埋め込み
特性でコンタクトホール内にめっき層を形成することが
できるPRめっき法により第2のめっき層が形成されて
いる。そして、このようにして形成された第1のめっき
層及び第2のめっき層により導体プラグが構成されてい
るので、下地との密着性が高く、ボイドを生ずることの
ない導体プラグを有する半導体装置を提供することがで
きる。
【0032】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図2乃至図4を用いて
説明する。まず、図2(a)に示すように、シリコン基
板10に、素子領域を画定する素子分離膜12を形成す
る。
【0033】次に、素子分離膜12により画定された素
子領域に、側面にサイドウォール絶縁膜14が形成され
たゲート電極16とソース/ドレイン拡散層18a、1
8bとを有するトランジスタを形成する。次に、全面
に、プラズマCVD(Plasma-enhanced Chemical Vapor
Deposition)法により、膜厚1μmのシリコン酸化膜
より成る層間絶縁膜20を形成する(図2(a)参
照)。
【0034】次に、フォトリソグラフィ技術を用い、層
間絶縁膜20に、ソース/ドレイン拡散層18bに達す
る例えば直径250nmのコンタクトホールを形成する
(図2(b)参照)。次に、全面に、CVD法により、
膜厚30nmのTiN膜より成るバリア層24を形成す
る(図2(c)参照)。
【0035】次に、全面に、CVD法により、膜厚30
nmのCu層より成るシード層26を形成する(図3
(a)参照)。次に、全面に、DCめっき法により、例
えば膜厚40nmのCu層より成る第1のめっき層28
を形成する。成膜条件は、例えば、電流密度を1A/d
2とすることができる(図6(a)参照)。めっき液
の温度は、例えば室温とすることができる。DCめっき
法を用いて第1のめっき層28を形成するので、電解液
によりシード層が溶解してしまうことなく第1のめっき
層28を形成することができ、下地に対する密着性の高
い第1のめっき層28を形成することができる。
【0036】次に、全面に、PRめっき法により、Cu
層より成る第2のめっき層30を形成する。成膜条件
は、例えば、順側のTon時における電流密度を1A/d
2とし、逆側のTon時における電流密度を0.5A/
dm2とすることができる(図6(c)参照)。また、
パルス波形は、順側のTonの時間を100ms、逆側の
onの時間を50msとすることができる。めっき液の
温度は、例えば室温とすることができる。PRめっき法
を用いて第2のめっき層30を形成するので、コンタク
トホール22内に良好な埋め込み特性で第2のめっき層
30を形成することができ、これにより導体プラグ32
にボイドが生じてしまうのを抑制することができる。ま
た、PRめっき法を用いるので、成膜速度を速くするこ
とができ、結晶粒径を容易に制御することができる。ま
た、PRめっき法を用いるので、リベリングを向上する
ことができ、ピンホールを低減することができる。
【0037】こうして、第1のめっき層及び第2のめっ
き層より成る膜厚500nmのCu層34が形成され
る。第1のめっき層28及び第2のめっき層30より成
るCu層34は、図5に示すようなめっき装置を用いて
簡便に形成することができる。図5は、本発明による噴
流式のめっき装置を示す構成図である。
【0038】図5に示すように、めっき槽100には基
板ホルダ102が設けられており、基板は基板ホルダ1
02により支持される。基板ホルダ102側にはカソー
ド電極104が設けられており、めっき槽100側には
アノード電極106が設けられている。なお、本実施形
態による半導体装置の製造方法では、シード層26がカ
ソード電極104に該当する。
【0039】本実施形態によるめっき装置は、DCめっ
き法、PCめっき法、PRめっき法、ACめっき法等の
うち、どのようなめっき法の組み合わせでどのような順
序でめっきを行うかについて、制御部108に予め設定
できるようになっている。また、それぞれのめっき法に
ついて電圧、電流、バイアス、周波数、波形等を適宜設
定できるようになっている。制御部108は、予め設定
された内容に基づいてパルス発生器110と電源112
とを制御し、これによりアノード−カソード間の電圧・
電流等が制御される。
【0040】めっき槽100の中心部の下方からは、め
っき液116が上方に向かって噴流される。即ち、めっ
き液溜槽114に溜められているめっき液116は、フ
ィルタ118を介して循環ポンプ120により汲み上げ
られ、基板に向かって噴流される。めっき槽100から
あふれ出しためっき液116はめっき液溜槽122に溜
められ、めっき液溜槽122の排水口124を介してめ
っき液溜槽114に戻される。
【0041】めっき液溜槽114には、めっき液116
を所定の温度にするためのヒータコントローラ126と
めっき液116を撹拌するためのチラー128とが設け
られている。これにより、めっき液溜槽114内のめっ
き液116は一定の温度に保たれる。このように、本実
施形態によるめっき装置を用いれば、電流・電圧供給方
法が異なるめっき法を組み合わせて、予め設定された電
圧・電流等により、容易に多層構造のめっき層を形成す
ることができる。
【0042】次に、図4に示すように、CMP法によ
り、層間絶縁膜20の表面が露出するまで研磨し、コン
タクトホール22内に、第1のめっき層28及び第2の
めっき層30より成る導体プラグ32を形成する。こう
して本実施形態による半導体装置が製造される。 (評価結果)次に、上記のようにして製造された本実施
形態による半導体装置の評価結果について説明する。
【0043】まず、導体プラグの膜質について、導体プ
ラグの断面をSEM(Scanning Electron Microscope、
走査型電子顕微鏡)法により観察した。この結果、導体
プラグにはボイドは生じていず、埋め込み特性が良好で
あった。また、導体プラグの下地に対する密着性につい
て測定を行った。この結果、導体プラグの密着強度は9
00kgf/cm2以上であり、スパッタ法で導体プラ
グを形成した場合とほぼ同等の強い密着強度を得ること
ができた。
【0044】このように、本実施形態によれば、密着性
の優れた膜を形成することができるDCめっき法により
第1のめっき層を形成し、埋め込み特性が良好なPRめ
っき法により第2のめっき層を形成するので、下地との
密着性が高く、埋め込み特性の良好な導体プラグを有す
る半導体装置を製造することができる。 [第2実施形態]本発明の第2実施形態による半導体装
置及びその製造方法を図8及び図9を用いて説明する。
図8は、本実施形態による半導体装置を示す断面図であ
る。図9は、本実施形態による半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。図1乃至図7に示す第1実施形
態による半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素
には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にす
る。
【0045】(半導体装置)本実施形態による半導体装
置は、第2のめっき層30aがPCめっき法により形成
されている他は第1実施形態による半導体装置と同様で
ある。即ち、第1のめっき層28がDCめっき法により
形成されており、第2のめっき層30aがPCめっき法
により形成されている。第1のめっき層28がDCめっ
き法により形成されているので、下地との密着性を高く
することができる。第2のめっき層30aがPCめっき
法により形成されているので、良好な埋め込み特性でコ
ンタクトホール内に第2のめっき層30aを形成するこ
とができ、ボイドが生じるのを防止することができる。
【0046】このように本実施形態によれば、密着性の
優れためっき層を形成することができるDCめっき法に
より第1のめっき層が形成されており、良好な埋め込み
特性でコンタクトホール内にめっき層を形成することが
できるPCめっき法により第2のめっき層が形成されて
いる。そして、このようにして形成された第1のめっき
層及び第2のめっき層により導体プラグが構成されてい
るので、下地との密着性が高く、ボイドを生ずることの
ない導体プラグを有する半導体装置を提供することがで
きる。
【0047】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図9を用いて説明す
る。第1のめっき層28を形成する工程までは、図2
(a)乃至図3(b)に示す第1実施形態による半導体
装置の製造方法と同様であるので説明を省略する。次
に、図9(a)に示すように、PCめっき法(図6
(b)参照)により、Cu層より成る第2のめっき層2
8を形成する。成膜条件は、例えば、順側のTon時にお
ける電流密度を1A/dm2とすることができる。ま
た、パルス波形はTo nの時間を100ms、Toffの時
間を50msとすることができる。
【0048】こうして、第1のめっき層28及び第2の
めっき層30aより成る、例えば膜厚500nmのCu
層34aが形成される。次に、図4に示す第1実施形態
による半導体装置の製造方法と同様にして、CMP法に
より、層間絶縁膜20の表面が露出するまで研磨し、第
1のめっき層28及び第2のめっき層30aより成る導
体プラグ32aを形成する(図9(b)参照)。
【0049】こうして本実施形態による半導体装置が製
造される。 (評価結果)次に、上記のようにして製造された本実施
形態による半導体装置の評価結果について説明する。ま
ず、導体プラグの膜質について、導体プラグの断面をS
EM法により観察した。この結果、導体プラグにはボイ
ドは生じていず、埋め込み特性が良好であった。
【0050】また、導体プラグの下地に対する密着性に
ついて評価を行った。この結果、導体プラグの密着強度
は900kgf/cm2以上であり、スパッタ法で導体
プラグを形成した場合とほぼ同等の強い密着強度を得る
ことができた。このように、本実施形態によれば、密着
性の優れた膜を形成することができるDCめっき法によ
り第1のめっき層が形成されており、埋め込み特性が良
好なPCめっき法により第2のめっき層が形成されてい
るので、下地との密着性が高く、埋め込み特性の良好な
導体プラグを有する半導体装置を製造することができ
る。
【0051】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図10及び図11を
用いて説明する。図10は、本実施形態による半導体装
置を示す断面図である。図11は、本実施形態による半
導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1乃至
図10に示す第1及び第2実施形態による半導体装置及
びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付
して説明を省略または簡潔にする。
【0052】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図10を用いて説明する。本実施形態による
半導体装置は、第1のめっき層28aがPCめっき法に
より形成され、第2のめっき層30bがPRめっき法に
より形成されている他は第1実施形態による半導体装置
と同様である。
【0053】第1のめっき層28aを形成する際にPC
めっき法が用いられているので、速い成膜レートで、下
地に対する密着性の高い第1のめっき層28aを形成す
ることができる。また、第2のめっき層30bを形成す
る際にPRめっき法が用いられているので、良好な埋め
込み特性で第2のめっき層30bを形成することがで
き、ボイドが生じるのを防止することができる。また、
PRめっき法を用いているので、膜質が硬く、平坦な第
2のめっき層30bを形成することができる。
【0054】このように本実施形態によれば、成膜レー
トが速く、下地に対する密着性の高いめっき層を形成す
ることができるPCめっき法により第1のめっき層が形
成されている。また、埋め込み特性が良好で、ボイドが
生じるのを防止することができ、膜質が硬く、平坦なめ
っき層を形成することができるPRめっき法により第2
のめっき層が形成されている。このようにして形成され
た第1のめっき層及び第2のめっき層により導体プラグ
が構成されているので、下地との密着性が高く、ボイド
を生ずることのない導体プラグを有する半導体装置を提
供することができる。
【0055】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図11を用いて説明す
る。シード層26を形成する工程までは、図2(a)乃
至図3(a)に示す第1実施形態による半導体装置の製
造方法と同様であるので説明を省略する。次に、PCめ
っき法(図6(b)参照)により、Cu層より成る第1
のめっき層28aを形成する。第1のめっき層28aの
膜厚は、平坦部において例えば100nmとなるように
する。成膜条件は、例えば、順側のTon時における電流
密度を1A/dm2とすることができる。また、パルス
波形はTonの時間を100ms、Toffの時間を50m
sとすることができる。PCめっき法を用いて第1のめ
っき層28aを形成するので、速い成膜レートで、下地
に対する密着性の高い第1のめっき層28aを形成する
ことができる(図11(a)参照)。
【0056】次に、PRめっき法により、Cu層より成
る第2のめっき層30bを形成する。成膜条件は、例え
ば、順側のTon時における電流密度を1A/dm2とす
ることができる。また、パルス波形はTonの時間を10
0ms、Toffの時間を50msとすることができる。
PRめっき法を用いて第2のめっき層30bを形成する
ので、良好な埋め込み特性で第2のめっき層30bを形
成することができ、ボイドが生じるのを防止することが
できる。また、PRめっき法を用いているので、膜質が
硬く、平坦な第2のめっき層30bを形成することがで
きる。
【0057】こうして、第1のめっき層28a及び第2
のめっき層30bより成る例えば膜厚500nmのCu
層34bが形成される(図11(b)参照)。次に、図
4に示す第1実施形態による半導体装置の製造方法と同
様にして、CMP法により、層間絶縁膜20の表面が露
出するまで研磨し、第1のめっき層28a及び第2のめ
っき層30bより成る導体プラグ32bを形成する(図
11(c)参照)。
【0058】こうして本実施形態による半導体装置が製
造される。 (評価結果)次に、上記のようにして製造された本実施
形態による半導体装置の評価結果について説明する。ま
ず、導体プラグの膜質について、導体プラグの断面をS
EM法により観察した。この結果、埋め込み特性は良好
であり、導体プラグにはボイドは生じていなかった。
【0059】また、導体プラグの下地に対する密着性に
ついて測定を行った。この結果、導体プラグの密着強度
は900kgf/cm2以上であり、スパッタ法で導体
プラグを形成した場合とほぼ同等の強い密着強度を得る
ことができた。また、TDS(Thermal Desorption Spe
ctroscopy、昇温脱離ガス分析)法により導体プラグ中
の不純物を評価した。この結果、第1実施形態による半
導体装置の導体プラグより水素成分、炭素成分が少なく
なっており、高純度であった。
【0060】また、導体プラグの硬度を測定したとこ
ろ、第1実施形態による半導体装置の導体プラグより硬
度が高かった。また、表面モホロジーをSEM法により
観察したところ、第1実施形態による半導体装置の導体
プラグよりラフネスが低減されていた。このように本実
施形態によれば、成膜レートが速く、下地に対する密着
性の高いめっき層を形成することができるPC法により
第1のめっき層を形成し、埋め込み特性が良好で、ボイ
ドが生じるのを防止することができ、膜質が硬く、平坦
なめっき層を形成することができるPRめっき法により
第2のめっき層を形成する。これにより、下地との密着
性が高く、ボイドを生ずることのない導体プラグを有す
る半導体装置を提供することができる。
【0061】[第4実施形態]本発明の第4実施形態に
よる半導体装置の製造方法を図12乃至図15を用いて
説明する。図12は、本実施形態による半導体装置を示
す断面図である。図13乃至図15は、本実施形態によ
る半導体装置の製造方法を示す断面図である。図1乃至
図11に示す第1乃至第3実施形態による半導体装置及
びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付
して説明を省略または簡潔にする。
【0062】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図12を用いて説明する。本実施形態による
半導体装置は、導体プラグと配線とが一体に形成され
た、いわゆるデュアルダマシン構造の導体プラグ及び配
線を形成する際に、本発明によるめっき方法が用いられ
ていることに主な特徴がある。
【0063】図12に示すように、シリコン基板10に
は、側面にサイドウォール絶縁膜14が形成されたゲー
ト電極16とソース/ドレイン拡散層18a、18bと
を有するトランジスタが形成されている。シリコン基板
10上の全面には、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜
20が形成されている。層間絶縁膜20上には、SiN
膜より成るストッパ膜36が形成されている。ストッパ
膜36上には、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜38
が形成されている。層間絶縁膜38には、層間絶縁膜2
0に達する溝40が形成されており、層間絶縁膜20に
はソース/ドレイン拡散層18bに達するコンタクトホ
ール22aが形成されている。
【0064】コンタクトホール22a内及び溝40内に
は、TiN膜より成るバリア層24が形成されており、
バリア層24の表面にはCu層より成るシード層26が
形成されている。更に、コンタクトホール22a内及び
溝40内には、コンタクトホール22a内を埋め込むよ
うに第1のめっき層28bが形成されている。第1のめ
っき層28bはPRめっき法により形成されたものであ
る。第1のめっき層28bは、PRめっき法により形成
されているので埋め込み特性が良好であり、ボイドを生
じることなくコンタクトホール22a内に埋め込まれて
いる。
【0065】そして更に、溝40内の第1のめっき層2
8b上には、DCめっき法により形成された第2のめっ
き層30cが形成されている。第2のめっき層30cは
DC法により形成されているので、粒径が大きい。こう
してコンタクトホール22a内には、第1のめっき層2
8bより成る導体プラグ32cが形成されており、溝4
0内には第1のめっき層28b及び第2のめっき層30
cより成る配線42が形成されている。
【0066】このように、本実施形態によれば、埋め込
み特性が良好なPRめっき法によりコンタクトホール内
を埋め込むように第1のめっき層が形成されており、粒
径の大きいめっき層を形成することができるDCめっき
法により第2のめっき層が形成されているので、微細な
コンタクトホール内に良質な導体プラグを形成すること
ができ、また、粒径が大きい良質な配線を形成すること
ができる。従って、デュアルダマシン法により、良質な
導体プラグと配線とを一体に形成することができる。
【0067】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図13乃至図15を用
いて説明する。まず、図13に示すように、シリコン基
板10に、側面にサイドウォール絶縁膜14が形成され
たゲート電極16とソース/ドレイン拡散層18a、1
8bとを有するトランジスタを形成する。
【0068】次に、全面に、プラズマCVD法により、
膜厚500nmのシリコン酸化膜より成る層間絶縁膜2
0を形成する(図13(a)参照)。次に、全面に、C
VD法により、膜厚80nmのSiN膜より成るストッ
パ膜36を形成する。次に、全面に、膜厚500nmの
シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜38を形成する(図
13(b)参照)。
【0069】次に、フォトリソグラフィ技術を用い、ス
トッパ膜36をエッチングストッパとして層間絶縁膜3
8をパターニングし、これにより、配線42を埋め込む
ための溝40を形成する。溝40の幅は、例えば幅40
0nmとすることができる。次に、ストッパ膜36をエ
ッチングする。次に、フォトリソグラフィ技術を用い、
ソース/ドレイン拡散層18bに達する直径250nm
のコンタクトホール22aを形成する(図13(c)参
照)。
【0070】次に、全面に、CVD法により、膜厚30
nmのTiN膜より成るバリア層24を形成する(図1
4(a)参照)。次に、全面に、CVD法により、膜厚
50nmのCu層より成るシード層26を形成する。次
に、全面に、PRめっき法により、コンタクトホール2
2a内を完全に埋め込むように、Cu層より成る第1の
めっき層28bを形成する(図6(c)参照)。成膜条
件は、例えば、順側のTon時における電流密度を1A/
dm2とし、逆側のTon時における電流密度を0.5A
/dm2とすることができる。また、パルス波形は、順
側のTonの時間を100ms、逆側のTonの時間を50
msとすることができる。
【0071】次に、全面に、DCめっき法により、Cu
層より成る第2のめっき層30cを形成する(図6
(a)参照)。成膜条件は、例えば、電流密度を1A/
dm2とすることができる。こうして、第1のめっき層
28b及び第2のめっき層30cより成る膜厚500n
m程度のCu層34cが形成される。
【0072】次に、CMP法により、層間絶縁膜20の
表面が露出するまで研磨し、コンタクトホール22a内
及び溝40内に、Cu層34cより成る導体プラグ32
c及び配線42を形成する。こうして本実施形態による
半導体装置が製造される。 (評価結果)次に、上記のようにして形成された本実施
形態による半導体装置の評価結果について説明する。
【0073】まず、導体プラグ及び配線の膜質につい
て、導体プラグ及び配線の断面をSEM法により観察し
た。この結果、導体プラグ及び配線にはボイドは生じて
いず、埋め込み特性が良好であった。また、導体プラグ
と配線の粒径をTEM(Transmission Electron Micros
cope、透過型トンネル顕微鏡)法により観察した。この
結果、導体プラグの粒径の平均は200nm程度であ
り、配線の粒径の平均は400nmであった。即ち、粒
径の大きい配線を得られることがわかった。
【0074】このように、本実施形態によれば、埋め込
み特性が良好なPRめっき法によりコンタクトホール内
を埋め込むように第1のめっき層を形成し、粒径の大き
い膜を形成することができるDCめっき法により第2の
めっき層を形成するので、微細なコンタクトホール内に
良質な導体プラグを形成することができ、粒径が大きい
良質な配線を形成することができる。従って、デュアル
ダマシン法により、良質な導体プラグと配線とを有する
半導体装置を製造することができる。
【0075】[第5実施形態]本発明の第5実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図16乃至図18を
用いて説明する。図16は、本実施形態による半導体装
置を示す断面図である。図17及び図18は、本実施形
態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。図1乃至図15に示す第1乃至第4実施形態による
半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同
一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0076】(半導体装置)まず、本実施形態による半
導体装置を図16を用いて説明する。図16は、本実施
形態にによる半導体装置の電極パッド部の近傍を示した
断面図である。本実施形態による半導体装置は、電極パ
ッドを形成する際に、本発明によるめっき方法が用いら
れている。
【0077】図16に示すように、トランジスタ等(図
示せず)が形成されたシリコン基板10上の全面に、層
間絶縁膜20が形成されている。層間絶縁膜20上に
は、SiN膜より成るストッパ膜36が形成されてお
り、ストッパ膜36上には、シリコン酸化膜39が形成
されている。シリコン酸化膜39には、SiN膜に達す
る開口部44が形成されている。
【0078】開口部44内には、TiN膜より成るバリ
ア層24が形成されており、バリア層24の表面にはシ
ード層26が形成されている。更に、開口部44内に
は、DCめっき法により形成されたCu層より成る第1
のめっき層28cが形成されている。第1のめっき層2
8cはDC法により形成されているので、粒径が大き
く、密着性が良好である。
【0079】更に、開口部44内の第1のめっき層28
c上には、AC法により形成されたCu層より成る第2
のめっき層30dが形成されている。第2のめっき層3
0dはAC法により形成されているので膜質が硬く、平
滑性がある。こうして、開口部44内には、第1のめっ
き層28cと第2のめっき層30dより成る電極パッド
46が形成されている。
【0080】このように、本実施形態によれば、密着特
性が良好なめっき層を形成することができるDCめっき
法により第1のめっき層が形成されており、膜質が硬
く、平滑なめっき層を形成することができるAC法によ
り第2のめっき層が形成されているので、電極パッドは
密着性が良好で、平滑であり、膜質が硬い。従って、ボ
ンディングを行っても剥がれにくい良好な電極パッドを
有する半導体装置を提供することができる。
【0081】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図17及び図18を用
いて説明する。まず、図17(a)に示すように、シリ
コン基板10に、トランジスタ等(図示せず)を形成す
る。次に、全面に層間絶縁膜20を形成し、第1実施形
態と同様にして導体プラグ等を形成する。
【0082】次に、全面に、CVD法により、膜厚80
nmのSiN膜より成るストッパ膜36を形成する。次
に、全面に、膜厚1μmのシリコン酸化膜より成るシリ
コン酸化膜39を形成する。次に、フォトリソグラフィ
技術を用い、ストッパ膜36をエッチングストッパとし
てシリコン酸化膜39をパターニングし、これにより電
極パッド46を埋め込むための開口部44を形成する。
開口部44の形状は、例えば150μm×150μmと
することができる。
【0083】次に、全面に、CVD法により、膜厚30
nmのTiN膜より成るバリア層24を形成する。次
に、全面に、CVD法により、膜厚50nmのCu層よ
り成るシード層26を形成する。次に、全面に、DCめ
っき法により、例えば膜厚700nmのCu層より成る
第1のめっき層28cを形成する。成膜条件は、例え
ば、電流密度を1A/dm 2とすることができる。
【0084】次に、全面に、ACめっき法により、例え
ば膜厚500nmのCu層より成る第2のめっき層28
cを形成する。成膜条件は、例えば、順側のTon時にお
ける電流密度を1A/dm2とし、逆側のTon時におけ
る電流密度を0.3A/dm2とすることができる。ま
た、波形は正弦波とすることができ、周期は200ms
とすることができる。また、直流バイアスは、例えば
0.6Vとすることができる。
【0085】こうして、第1のめっき層28c及び第2
のめっき層30dより成る膜厚1.2μm程度のCu層
34dが形成される。次に、CMP法により、層間絶縁
膜20の表面が露出するまで研磨し、開口部44内に第
1のめっき層28c及び第2のめっき層30dより成る
電極パッド46を形成する。
【0086】こうして本実施形態による半導体装置が製
造される。 (評価結果)次に、上記のようにして形成された本実施
形態による半導体装置の評価結果について説明する。ま
ず、電極パッドの表面の膜質についてSEM法により観
察した。この結果、電極パッドの平滑性Raは12nm
程度であり、平坦であった。
【0087】また、電極パッドの密着強度を確認した。
電極パッドの密着強度はシード層の密着性と同様に高
く、良好な密着性が確認された。このように、本実施形
態によれば、密着性の良好なめっき層を形成することが
できるDC法により第1のめっき層を形成し、表面の平
滑性が良好で、硬い膜を形成することができるAC法に
より第2のめっき層を形成するので、平滑性が良好で、
硬く、密着性の良好な電極パッドを有する半導体装置を
製造することができる。
【0088】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。例えば、第1実施形態
では、第1のめっき層をDCめっき法により形成した
が、DCめっき法に限定されるものではなく、密着性の
高いめっき層を形成することができるめっき方法であれ
ば、例えばPCめっき法の他のめっき法を用いてもよ
い。PCめっき法はDCめっき法と同様に密着性が高い
ので、密着性の高い導体プラグを形成することができ
る。
【0089】また、第2実施形態では、第2のめっき層
をPCめっき法により形成したが、PCめっき法に限定
されるものではなく、例えばACめっき法やPRめっき
法等を用いてもよい。また、第3実施形態では、第2の
めっき層をPRめっき法により形成したが、PRめっき
法に限定されるものではなく、例えばACめっき法を用
いてもよい。これにより、密着性を高くすることがで
き、成膜レートを速くすることができ、ボイドを生ずる
ことを防止することができる。また、めっき層の純度を
高くすることができ、埋め込み特性を良好にすることが
でき、平坦なめっき層を形成することができる。
【0090】また、第1のめっき層をPRめっき法によ
り形成し、第2のめっき層をAC法により形成してもよ
い。これにより、良好な埋め込み特性で、引っ張り強度
の高いめっき層を形成することができる。また、上記実
施形態では、Cu層より成るめっき層を形成する場合を
例に説明したが、Cu合金層、Al層、Alを含む合金
層、Ag層、Agを含む合金層等あらゆるめっき層を形
成する場合に適用することができる。
【0091】また、上記実施形態では、シード層として
Cu層を形成したが、Cu層のみならず、例えばCu合
金層等を形成してもよい。また、上記実施形態では、バ
リア層としてTiN膜を用いたが、TiN膜のみ成ら
ず、例えばTa膜、TaN膜、WN膜等を用いてもよ
い。また、本発明によるめっき方法は上記に限定される
ものではなく、あらゆるめっき方法を適宜組み合わせて
もよい。
【0092】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、密着性の
優れた膜を形成することができるDCめっき法やPCめ
っき法等により第1のめっき層を形成し、埋め込み特性
が良好なPRめっき法等により第2のめっき層を形成す
るので、下地との密着性が高く、埋め込み特性の良好な
導体プラグを有する半導体装置を提供することができ
る。
【0093】また、本発明によれば、成膜レートが速
く、下地に対する密着性の高いめっき層を形成すること
ができるPC法等により第1のめっき層を形成し、埋め
込み特性が良好で、ボイドが生じるのを防止することが
でき、膜質が硬く、平坦なめっき層を形成することがで
きるPRめっき法等により第2のめっき層を形成する。
これにより、下地との密着性が高く、ボイドを生ずるこ
とのない導体プラグを有する半導体装置を提供すること
ができる。
【0094】また、本発明によれば、埋め込み特性が良
好なPRめっき法等によりコンタクトホール内を埋め込
むように第1のめっき層を形成し、粒径の大きい膜を形
成することができるDCめっき法等により第2のめっき
層を形成するので、微細なコンタクトホール内に良質な
導体プラグを形成することができ、粒径が大きい良質な
配線を形成することができる。従って、デュアルダマシ
ン法により、良質な導体プラグと配線とを有する半導体
装置を提供することができる。
【0095】また、本発明によれば、密着性の良好なめ
っき層を形成することができるDC法等により第1のめ
っき層を形成し、表面の平滑性が良好で、硬い膜を形成
することができるAC法等により第2のめっき層を形成
するので、平滑性が良好で、硬く、密着性の良好な電極
パッドを有する半導体装置を提供することができる。ま
た、本発明によれば、第1のめっき法により第1のめっ
き層を形成し、第1のめっき法と電流・電圧供給方法が
異なる第2のめっき法により第2のめっき層を形成する
ので、所望の膜質を有する2層構造のめっき層を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置の断面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その3)である。
【図5】本発明による噴流式のめっき装置を示す構成図
である。
【図6】アノード−カソード間の電流波形を示すタイム
チャート(その1)である。
【図7】アノード−カソード間の電流波形を示すタイム
チャート(その2)である。
【図8】本発明の第2実施形態による半導体装置の断面
図である。
【図9】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態による半導体装置の断
面図である。
【図11】本発明の第3実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態による半導体装置の断
面図である。
【図13】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図14】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図15】本発明の第4実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図16】本発明の第5実施形態による半導体装置の断
面図である。
【図17】本発明の第5実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図18】本発明の第5実施形態による半導体装置の製
造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図19】従来の半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…層間絶縁膜 14…サイドウォール絶縁膜 16…ゲート電極 18a、18b…ソース/ドレイン拡散層 20…層間絶縁膜 22…コンタクトホール 22a…コンタクトホール 24…バリア層 26…シード層 28…第1のめっき層 28a…第1のめっき層 28b…第1のめっき層 28c…第1のめっき層 30…第2のめっき層 30a…第2のめっき層 30b…第2のめっき層 30c…第2のめっき層 30d…第2のめっき層 32…導体プラグ 32a…導体プラグ 32b…導体プラグ 32c…導体プラグ 34…Cu層 34a…Cu層 34b…Cu層 34c…Cu層 34d…Cu層 36…ストッパ膜 38…層間絶縁膜 39…シリコン酸化膜 40…溝 42…配線 44…開口部 46…電極パッド 100…めっき槽 102…基板ホルダ 104…カソード電極 106…アノード電極 108…制御部 110…パルス発生器 112…電源 114…めっき液溜槽 116…めっき液 118…フィルタ 120…循環ポンプ 122…めっき液溜槽 124…排水口 126…ヒータコントローラ 128…チラー 210…シリコン基板 212…素子分離膜 214…サイドウォール絶縁膜 216…ゲート電極 218a、218b…ソース/ドレイン拡散層 220…層間絶縁膜 222…コンタクトホール 224…バリア層 226…シード層 228…めっき層 229…ボイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA01 AA09 AA10 AA14 AB02 AB15 BA11 BB12 CA07 CA08 CB13 DB07 GA01 GA16 4M104 AA01 BB17 BB30 BB32 BB33 DD16 DD17 DD28 DD52 FF18 HH08 HH13 5F033 HH08 HH11 HH14 HH21 HH32 HH33 JJ08 JJ11 JJ14 JJ21 JJ32 JJ33 KK01 MM08 MM12 MM13 NN06 NN07 PP27 QQ09 QQ10 QQ25 QQ48 RR04 RR06 XX02 XX13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地基板上に形成された開口部を有する
    絶縁層と、前記開口部内に形成された導電層とを有する
    半導体装置であって、 前記導電層は、第1のめっき法により形成された第1の
    めっき層と、前記第1のめっき法と電流・電圧供給方法
    が異なる第2のめっき法により形成された第2のめっき
    層とを有し、 前記第1のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであり、 前記第2のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 下地基板上に形成された第1の開口部を
    有する第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に形成さ
    れ、前記第1の開口部に達する第2の開口部を有する第
    2の絶縁層と、前記第1の開口部及び前記第2の開口部
    内に一体に形成された導電層とを有する半導体装置であ
    って、 前記導電層は、前記第1の開口部内のほぼ全体を埋める
    ように第1のめっき法により形成された第1のめっき層
    と、前記第1のめっき法と電流・電圧供給方法が異なる
    第2のめっき法により前記第1のめっき層上に形成され
    た第2のめっき層とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 前記第1のめっき法は、定電流パルスめっき法、周期的
    逆電流パルスめっき法、又は非対称交流めっき法であ
    り、 前記第2のめっき法は、直流めっき法であることを特徴
    とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体装置において、 前記第1のめっき層及び/又は前記第2のめっき層は、
    Cu層、Cuを含む合金層、Ag層、Agを含む合金
    層、Al層、又はAlを含む合金層であることを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】 開口部を有する絶縁膜が形成された下地
    基板上に、第1のめっき法により第1のめっき層を形成
    する工程と、 前記第1のめっき層上に、前記第1のめっき法と電流・
    電圧供給方法が異なる第2のめっき法により第2のめっ
    き層を形成する工程と、 前記第1のめっき層及び前記第2のめっき層を前記絶縁
    膜の表面が露出するまで研磨し、前記開口部内に前記第
    1のめっき層及び前記第2のめっき層より成る導電層を
    形成する工程とを有し、 前記第1のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであり、 前記第2のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1の開口部と前記第1の開口部に達す
    る第2の開口部とを有する絶縁膜が形成された下地基板
    上に、前記第1の開口部内のほぼ全体を埋めるように第
    1のめっき法により第1のめっき層を形成する工程と、 前記第1のめっき法と電流・電圧供給方法が異なる第2
    のめっき法により前記第1のめっき層上に第2のめっき
    層を形成する工程と、 前記第1のめっき層及び前記第2のめっき層を前記絶縁
    膜の表面が露出するまで研磨し、前記第1の開口部内及
    び前記第2の開口部内に前記第1のめっき層及び前記第
    2のめっき層より成る導電層を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1のめっき法は、定電流パルスめっき法、周期的
    逆電流パルスめっき法、又は非対称交流めっき法であ
    り、 前記第2のめっき法は、直流めっき法であることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法において、 前記第1のめっき層及び/又は前記第2のめっき層は、
    Cu層、Cuを含む合金層、Ag層、Agを含む合金
    層、Al層、又はAlを含む合金層であることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1のめっき法により第1のめっき層を
    形成する工程と、 前記第1のめっき層上に、前記第1のめっき法と電流・
    電圧供給方法が異なる第2のめっき法により第2のめっ
    き層を形成する工程とを有し、 前記第1のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであり、 前記第2のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであることを特徴とするめっき方
    法。
  10. 【請求項10】 めっき槽と、 前記めっき槽内に設けられた第1の電極と、 前記第1の電極に対向する第2の電極と、 前記第1の電極と前記第2の電極との間に所定の電圧を
    印加し、第1のめっき法により下地基板上に第1のめっ
    き層を形成した後、前記第1のめっき法と電流・電圧供
    給方法が異なる第2のめっき法により前記第1のめっき
    層上に第2のめっき層を形成する電圧印加手段とを有
    し、 前記第1のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであり、 前記第2のめっき法は、直流めっき法、定電流パルスめ
    っき法、周期的逆電流パルスめっき法、又は非対称交流
    めっき法のいずれかであることを特徴とするめっき装
    置。
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