JP2000173821A - 電磁式加振装置及び当該電磁式加振装置を用いた液体封入式防振装置 - Google Patents

電磁式加振装置及び当該電磁式加振装置を用いた液体封入式防振装置

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JP2000173821A
JP2000173821A JP34365998A JP34365998A JP2000173821A JP 2000173821 A JP2000173821 A JP 2000173821A JP 34365998 A JP34365998 A JP 34365998A JP 34365998 A JP34365998 A JP 34365998A JP 2000173821 A JP2000173821 A JP 2000173821A
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vibration
vibrating
liquid
chamber
diaphragm
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JP34365998A
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English (en)
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Atsushi Ando
厚志 安藤
Osamu Nakagaki
理 中垣
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
Norihiro Yamada
憲弘 山田
Tetsuo Asano
哲生 浅野
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動体からの振動遮断を図る防振機構部と、
防振機構部を形成する液室内の液体を加振するための脈
動波を生成する加振機構部とを分割し、連通路にて連結
する。 【解決手段】 加振機構部3は、加振コイル11、加振
コイル11を形成する二つのソレノイド111、11
1’に所定のタイミングで通電をさせる制御手段15等
からなる加振装置1と、加振装置1にて往復駆動される
加振ダイヤフラム33と、加振ダイヤフラム33の作動
にて脈動波の生成される空気室31等からなる。防振機
構部2は、インシュレータ25と、主室26、副室2
7、第一オリフィス245等からなる液室と、主室26
内の液体を加振するものであって脈動空気圧の導入され
る平衡室21、第二ダイヤフラム22、第三液室23、
第二オリフィス233等からなる増幅機構部と、からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式の加振装置
及び当該電磁式加振装置を用いた液体封入式防振装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁式加振装置は、一組のソレノ
イドコア並びにソレノイド(コイル)と、上記ソレノイ
ドコアの作動を自動復帰させるリターンスプリングと、
からなるものが一般的である。そして、このようなソレ
ノイド(コイル)へ所定のパルス波を入力させることに
よって上記ソレノイドコアを駆動するとともに、上記リ
ターンスプリングの作用により上記ソレノイドコアを往
復運動させ、このソレノイドコアの往復運動を基に、当
該ソレノイドコアに連結されるダイヤフラム等を作動さ
せるようにしているものである。なお、このような電磁
式の加振装置において、上記ソレノイド(コイル)を上
下に二個設けるとともに、これら二つのソレノイド(コ
イル)に交互に通電させることによって交互に磁力を発
生させ、これによって上記ソレノイドコアを往復運動さ
せるようにした、いわゆる復動式の電磁式加振装置が既
に開発されている。そして、このような電磁式加振装置
を有する防振装置が、特開平10−54439号公報等
により、既に公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な二つのソレノイド(コイル)を有する復動式の電磁式
加振装置においては、一つのソレノイド(コイル)に通
電をすることによりソレノイドコアを作動させるととも
に、当該ソレノイドコアが所定の運動をした後に、上記
一つのソレノイド(コイル)への通電(電流)を遮断
し、そして、次に、所定のタイミングを計って、他のソ
レノイド(コイル)に逆向きの磁界が生ずるように通電
をし、上記ソレノイドコアを反対方向に作動させるよう
にしているものである。このような一連の作動におい
て、上記各ソレノイド(コイル)への通電(電流)が遮
断されると、当該電流の遮断されたソレノイド(コイ
ル)には逆起電力が発生することとなる。この逆起電力
に基づくサージ電圧を逃がしてやるために、一般にはダ
イオード等の素子あるいは特別の回路等が設けられるよ
うになっている。また、この一つのソレノイド(コイ
ル)に生ずる磁界を除去した後に他のソレノイド(コイ
ル)に通電を開始しなければならないと言う都合上、当
該他のソレノイド(コイル)への通電タイミングが遅れ
ざるを得ないという問題点がある。このような問題点を
解決するために、上記通電遮断時に生ずる逆起電力を利
用して、上記ソレノイドコアに所定の逆向きの力を与
え、これによってソレノイドコアにおける往復運動力を
増加させるようにした電磁式加振装置並びに当該電磁式
加振装置を用いた液体封入式防振装置を提供しようとす
るのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、ソレノ
イドコア及び当該ソレノイドコアを駆動するものであっ
て、その極性が相反するように形成される二つのソレノ
イドを有する加振コイル等からなる振動子と、上記加振
コイルの二つのソレノイドに、それぞれ所定のタイミン
グで電流を通電させるように制御する制御手段と、から
なる電磁式加振装置に関して、上記制御手段を、上記各
ソレノイドにそれぞれ接続されるものであって、所定の
信号に応じて上記各ソレノイドへの通電を行なわせるス
イッチングトランジスタと、当該スイッチングトランジ
スタに並列に接続されるものであって、上記各ソレノイ
ドにおける逆起電力に基づくサージ電圧の値が所定値以
上となったときに、当該サージ電圧を逃がしてやるよう
に作動するツェナ・ダイオードと、からなるようにした
構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、相反する極性を有する二つのソレノイドに交
互に通電及び通電遮断を行なわせることによって、それ
ぞれのソレノイドに生ずる磁力による上記ソレノイドの
吸引(駆動)作動が行なわれるようにするとともに、更
に、各ソレノイドへの通電遮断によって生ずる逆起電力
に起因する逆方向の力(反発力)を付け加えることによ
って、上記ソレノイドコアの往復運動を、更に強力に行
なわせることができるようになる。その結果、ソレノイ
ドコアの作動力を増大化させるとともに、その作動を迅
速に行なわせることができるようになる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものは、防振機構部を形成する液室内の液体を
特定の周波数にて加振することによって、当該特定周波
数の振動入力に対して、本防振機構部の動バネ定数を低
減化させるようにした液体封入式防振装置に関して、そ
の加振機構部の駆動手段を上記請求項1記載の電磁式加
振装置からなるようにしたことである。すなわち、振動
体側に取付けられる一方の連結部材と、車体側のメンバ
等に取付けられる他方の連結部材と、これら両連結部材
間にあって、上記振動体からの振動を遮断するインシュ
レータと、非圧縮性流体(液体)の封入される主室及び
副室と、これら主室と副室との間を連結するオリフィス
と、上記主室側の液体を特定の周波数にて液体共振させ
るように加振するものであってダイヤフラムまたはピス
トン等の可動部材からなる防振機構部と、当該防振機構
部を形成する上記可動部材を特定の周波数にて加振する
加振装置等を有する加振機構部と、からなる液体封入式
防振装置において、上記加振機構部の加振装置を駆動す
る手段を、請求項1記載の電磁式加振装置からなるよう
にした構成を採ることとした。
【0007】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、ソレノイドへの電流遮断時における
逆起電力に基づく逆向きの磁力が利用されることとな
り、これによってソレノイドコアへの駆動力が増大化さ
れることとなる。その結果、ダイヤフラムあるいはピス
トン等からなる可動部材が強力に駆動されることとな
り、小さなソレノイドにて液室内の液体は強力に加振さ
れることとなる。すなわち、ソレノイドの小形化、延い
ては本ソレノイドを有する加振機構部の小形化及び軽量
化を図ることができるようになり、最終的には、本液体
封入式防振装置の小形化及び軽量化を図ることができる
ようになる。
【0008】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものは、空気圧の脈動波にて液室内の液体を共
振させ、これによって低動バネ定数化を図るようにした
液体封入式防振装置において、空気圧からなる脈動波を
生成する加振機構部の駆動手段を上記請求項1記載の電
磁式加振装置からなるようにしたことである。すなわ
ち、振動体側に取付けられる一方の連結部材と、車体側
のメンバ等に取付けられる他方の連結部材と、これら両
連結部材間にあって、上記振動体からの振動を遮断する
インシュレータと、非圧縮性流体(液体)の封入される
主室及び副室と、これら主室と副室との間を連結するオ
リフィスと、上記主室側の液体を特定の周波数にて液体
共振させるように加振するものであってダイヤフラム及
び平衡室等からなる防振機構部と、当該防振機構部の上
記平衡室に特定周波数の脈動波からなる空気圧を送り込
むよう作動するものであって加振ダイヤフラム及び当該
加振ダイヤフラムを駆動する加振装置等を有する加振機
構部と、からなる液体封入式防振装置において、上記加
振機構部を、上記防振機構部とは分離させた状態で設け
るとともに、上記防振機構部の平衡室と上記加振機構部
の加振ダイヤフラムの設けられる空気室との間を所定の
連通路にて連結するようにし、更に、上記加振機構部を
駆動する手段を、ソレノイドコア及び当該ソレノイドコ
アを駆動するものであって、その極性が相反するように
形成される二つのソレノイドを有する加振コイル等から
なる振動子と、当該振動子を形成する上記加振コイルの
二つのソレノイドに、それぞれ所定のタイミングで電流
を通電させるように制御する制御手段と、からなるよう
にするとともに、当該制御手段を、上記各ソレノイドに
それぞれ接続されるものであって、所定の信号に応じて
上記各ソレノイドへの通電を行なわせるスイッチングト
ランジスタと、当該スイッチングトランジスタに並列に
接続されるものであって、上記各ソレノイドにおける逆
起電力に基づくサージ電圧の値が所定値以上となったと
きに、当該サージ電圧を逃がしてやるように作動するツ
ェナ・ダイオードと、からなるようにした構成を採るこ
ととした。
【0009】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記請求項2記載のものに加えて、
更に次のような作用を呈することとなる。すなわち、本
液体封入式防振装置の作動時において、電磁誘導作用等
により発熱する加振機構部を、走行風の導入等により冷
却効率の高められる適宜場所に設置することができるよ
うになる。その結果、加振機構部からの発熱を低減化す
ることができるようになるとともに、加振機構部からの
熱を、直接防振機構部に伝播させないようにすることが
できる。従って、防振機構部におけるインシュレータの
熱劣化あるいは動バネ定数の上昇等に関する問題点の発
生を未然に防止することができるようになる。
【0010】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項2また
は請求項3記載のものと同じである。その特徴とすると
ころは、可動部材または振動子を駆動する加振装置の制
御手段のところに定電圧装置を設けるようにしたことで
ある。すなわち、本発明においては、加振機構部を形成
する電磁式加振装置の制御手段と、車載バッテリ等から
なる電源との間に、当該電源の電圧が変動したとして
も、上記電磁式加振装置への入力電圧が所定の一定値と
なるように作動する定電圧装置を設けるようにした構成
を採ることとした。このような構成を採ることにより、
本発明のものにおいては、加振コイルを形成する各ソレ
ノイドのところへは、常に安定した状態の電流及び電圧
が供給されることとなる。従って、上記各ソレノイドに
て形成される磁界の強さ、すなわち、磁力は、常に一定
の状態となる。その結果、ソレノイドコアは、常に一定
状態で駆動されることとなり、当該ソレノイドコアの作
動に連動して形成される脈動波等も規則正しい定常波と
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1なしい図3を基に説明する。本実施の形態にかかる電
磁式加振装置1は、図1に示す如く、振動子を形成する
ものであって、その中心部に可動シャフト16を有する
ソレノイドコア12と、当該ソレノイドコア12を駆動
するものであって、その極性が相反するように形成され
る二つのソレノイド111、111’からなる加振コイ
ル11と、当該加振コイル11の上記各ソレノイド11
1、111’に、所定のタイミングで電流を通電させる
ように作動する制御手段15と、からなることを基本と
するものである。
【0012】このような基本構成からなるものにおい
て、上記制御手段15は、図2に示す如く、それぞれの
ソレノイド111、111’に接続されるものであっ
て、これらそれぞれのソレノイド111、111’へ、
エンジンの回転速度に応じて所定のタイミングで所定の
電流を流す(通電させる)ように作動するスイッチング
トランジスタ機構部151、151’と、当該スイッチ
ングトランジスタ機構部151、151’に、並列に、
かつ、上記各ソレノイド111、111’に対しては直
列に接続されるものであって、これら各ソレノイド11
1、111’における電流遮断時の逆起電力に基づくサ
ージ電圧を、その値が所定値以上となったときに逃がし
てやるように作動する一組のツェナ・ダイオード15
5、155’と、からなるものである。なお、このよう
な構成からなるものにおいて、上記スイッチングトラン
ジスタ機構部151、151’は、エンジンの回転数に
応じて発せられるものであって、図1に示すエンジン制
御手段(ECU)5から発信されるパルス電圧をベース
電圧として受けることによってON作動するスイッチン
グトランジスタ151A、151’Aと、当該スイッチ
ングトランジスタ151A、151’Aの作動によって
通電するようになったコレクタ電流を増幅して上記各ソ
レノイド111、111’に供給する役目を果す増幅用
トランジスタ151B、151’Bとの組合せによって
形成されるようになっているものである。
【0013】そして、このようなスイッチングトランジ
スタ機構部151、151’に、並列にツェナ・ダイオ
ード155、155’が設けられるようになっており、
このツェナ・ダイオード155、155’が、上記各ソ
レノイド111、111’に生ずるものであって逆起電
力に基づいて発生するサージ電圧を処理するようになっ
ているものである。すなわち、上記スイッチングトラン
ジスタ機構部151、151’の作動により、上記ソレ
ノイド111、111’のうちのいずれか一方のもの
(例えば111側)への電流が遮断されると、当該ソレ
ノイド111には逆起電力が生じ、今までとは逆向きの
電流(電圧)が生ずることとなる。この逆向きの電流
(電圧)が所定値以下である状態においては、上記ツェ
ナ・ダイオード155は、その逆向きの電流(電圧)を
流し続け、上記ソレノイド111において逆向きの磁力
を生じさせ、上記ソレノイドコア12を逆方向に駆動す
る。そして、この逆起電力によるソレノイドコア12の
駆動と同時に、もう一方の(他方の)スイッチングトラ
ンジスタ機構部151’をON作動させて上記他方のソ
レノイド111’へ、所定の電流(電圧)を供給するよ
うにする。これによって、上記ソレノイドコア12は、
一方のソレノイド111における逆起電力に基づく駆動
力(反発力)と、他方のソレノイド111’における駆
動力との和によって強力に駆動されることとなる。な
お、このような一連の作動において、上記ツェナ・ダイ
オード155、155’は、上記逆起電力に基づくサー
ジ電圧が所定値を超えるようになったときには、そのサ
ージ電圧を、図2のグラウンド(GND)側へと逃がし
て、上記スイッチングトランジスタ機構部151、15
1’の保護を図ることとしている。
【0014】次に、上記構成からなる加振装置1にて加
振ダイヤフラム33等の駆動が行なわれる加振機構部3
を有する液体封入式防振装置について、図3を基に説明
する。このものの構成は、図3に示す如く、振動体側に
取付けられるものであって、主にエンジン等、振動体か
らの振動入力の遮断及び吸収を担う防振機構部2と、当
該防振機構部2を形成する液室内の液体を特定の周波数
にて液体共振させるよう作動する加振機構部3と、から
なることを基本とするものである。なお、本実施の形態
においては、図3に示すような分離型の加振機構部を有
するものを主に説明するが、このような分離型のものに
限定されるものでは無く、この外に、液室内の液体を直
接加振するタイプのものであっても良いことはもちろん
のことである。
【0015】このような構成からなるものにおいて、上
記加振機構部3は、図1に示す如く、上記防振機構部2
へ、連通路32を介して脈動波からなる空気圧を送り出
す空気室31と、当該空気室31の一部を形成するもの
であって当該空気室31内に特定周波数からなる脈動空
気圧を発生させる加振ダイヤフラム33と、当該加振ダ
イヤフラム33を特定周波数にて加振する加振装置1
と、からなることを基本とするものである。そして、こ
の加振装置1は、図1及び図2に示すものを基礎に形成
されるようになっているものである。具体的には、図1
に示す如く、ケース17内に設置されるものであって、
エンジン回転速度に応じて所定の信号を発信するエンジ
ン制御手段5からのパルス信号(デューティ信号)を受
けてスイッチング作動をする制御手段15と、当該制御
手段15の作動に基づき適宜励磁されるものであって相
反する極性を有するように形成された二つのソレノイド
111、111’からなる加振コイル(ソレノイド)1
1と、当該加振コイル11の内部に設けられるものであ
って上記ケース17内に設置されるリング状のソレノイ
ドコア12と、当該リング状のソレノイドコア12の、
その内径部側に、当該ソレノイドコア12と一体的に、
かつ、上記ケース17に対してベアリング19を介して
相対運動が可能なように設けられる可動シャフト16
と、当該可動シャフト16の上方部に当該可動シャフト
16と一体的に設けられる加振ダイヤフラム33と、上
記可動シャフト16の上端部に設けられるものであっ
て、上記ソレノイドコア12及び可動シャフト16を中
央の中立位置に復帰させる役目を果す中立復帰バネ18
と、からなるものである。
【0016】なお、このような構成からなるものにおい
て、上記空気室31及び当該空気室31を形成する加振
ダイヤフラム33のところには、図1に示す如く、静的
な空気圧の上昇を抑止するための細孔からなる微細空気
通路333が設けられるようになっている。この微細空
気通路333は、その直径が約1mmであって、長さが約
10cm程度のものである。そして、この微細空気通路3
33の作用により、上記加振ダイヤフラム33の中立位
置が常に確保されるようになっているものである。ま
た、本実施の形態のものにおいては、自動車用エンジン
マウント等として利用される場合を考慮して、上記制御
手段15と、車載バッテリ等からなる電源との間には、
図2に示すような定電圧装置7が設けられるようになっ
ている。一般に、自動車用車載バッテリにおいては、気
温差、あるいはエンジン補機類の使用状況等に応じて、
その電圧が大きく変動する。これに対処するために、本
実施の形態においては、3端子レギュレータ71及び可
変抵抗器77等からなる定電圧装置7が、上記制御手段
15の上流側に設けられるようになっている。このよう
な定電圧装置7の上記可変抵抗器77を作動させること
によって、制御手段15及び当該制御手段15を介して
供給される各ソレノイド111、111’への電圧及び
電流値が、所定の状態に調整されるようになっている。
【0017】次に、上記構成からなる加振機構部3から
の脈動空気圧を受けて作動する防振機構部2は、図3に
示す如く、エンジン等の振動体に連結される一方の連結
部材である連結金具291と、車体側のメンバ等に連結
される他方の連結部材であるホルダ299と、これら連
結金具291とホルダ299との間にあってゴム状の弾
性体からなるインシュレータ25と、当該インシュレー
タ25に対して直列に設けられ、かつ、非圧縮性流体の
封入される主室26及び副室27と、これら主室26と
副室27との間を連結する第一オリフィス245と、上
記主室26と副室27との間を仕切る仕切板24と、主
室26と副室27との間における液圧変動分を吸収する
ものであって大気との間を区画するダイヤフラム(第一
ダイヤフラム)278と、からなることを基本とするも
のである。
【0018】このような構成からなるものにおいて、仕
切板24上であって主室26との間には、上記加振機構
部3にて形成された脈動空気圧が連通路32を介して導
入されるとともに、最終的に上記主室26内の液体を特
定周波数にて加振する増幅機構が設けられるようになっ
ている。この増幅機構は、具体的には、上記仕切板24
上に形成されるものであって上記加振機構部3の空気室
31と連通路32を介して気密状に連結される平衡室2
1と、当該平衡室21の一部を形成するものであって、
次の第三液室23との間を区画する第二ダイヤフラム2
2と、当該第二ダイヤフラム22と上記主室26との間
に形成される第三液室23と、当該第三液室23と上記
主室26との間を連結するものであって上記主室26と
上記第三液室23との間を液体が流動するように連結す
る第二オリフィス233と、からなるものである。な
お、このような構成からなる上記主室26と第三液室2
3との間には剛体からなる隔壁231が設けられるよう
になっており、この隔壁231と一体的に、かつ、この
隔壁231の周辺部に円環状に上記第二オリフィス23
3が形成されるようになっているものである。そして、
このような構成からなる本第二オリフィス233は、所
定の容積を有するようになっており、この第二オリフィ
ス233内の液体が特定の周波数にて脈動振動する上記
第二ダイヤフラム22の振動と共振して、最終的に上記
主室26内の液体を加振するようになっているものであ
る。
【0019】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について、図1及び図
3を基に説明する。まず、アイドリング振動に対して
は、図1に示す如く、上記加振装置1を形成する制御手
段15のところに所定周波数のデューティ信号(パルス
信号)を入力させ、上記加振装置1を形成するソレノイ
ドコア12等を特定の周波数にて振動させる。これによ
って、当該ソレノイドコア12に一体的に設けられる可
動シャフト16及び当該可動シャフト16と一体的に作
動する加振ダイヤフラム33が作動し、加振機構部3を
形成する空気室31内に空気圧の脈動波を形成させる
(発生させる)。そして、図3に示す如く、上記脈動波
からなる空気圧が防振機構部2の平衡室21に連通路3
2を介して伝播され、第二ダイヤフラム22が加振され
る。そして、第三液室23内の液体が加振される。そし
て更に、この第三液室23内の液体の振動は、第二オリ
フィス233を介して上記主室26内の液体へと伝播さ
れる。このとき、本実施の形態のものにおいては、上記
第二オリフィス233内に存在する液体が上記第二ダイ
ヤフラム22の振動数、すなわち、アイドリング振動に
よって上記主室26内に入力される振動の、その振動数
(周波数)と共振するように、上記第二オリフィス23
3内の質量、具体的には容積が設定されるようになって
いる。従って、上記平衡室21内に導入される脈動波に
よって、上記第二オリフィス233内の液体が共振作用
をし、加振力が増幅され、かつ、正弦波の状態で上記主
室26内の液体へと伝播される。すなわち、平衡室21
及び第二ダイヤフラム22における発生力は小さな値の
ものであっても、主室26内の液体へ伝播される加振力
は大きな値となり、かつ、正弦波の状態となる。その結
果、主室26内に伝播されるアイドリング振動によって
もたらされる本主室26内の液圧変動は効率良く吸収さ
れ、本アイドリング振動に対する本防振機構部2全体の
動バネ定数が低く抑えられることとなる。この低動バネ
定数化によって、アイドリング振動の遮断が行なわれる
こととなる。
【0020】このようなアイドリング振動の遮断作用時
において、本実施の形態のものにおいては、更に次のよ
うな作用を呈することとなる。すなわち、本実施の形態
のものにおいては、上記加振機構部3を形成する加振ダ
イヤフラム33及び当該加振ダイヤフラム33と一体的
に作動するように設けられるソレノイドコア12を、よ
り強力に往復運動(作動)させることができる。その結
果、上記加振ダイヤフラム33にて、その一部が形成さ
れる空気室31内における脈動波は、より強力に形成さ
れることとなる。すなわち、上記加振機構部3を形成す
る各ソレノイド111、111’のところには、スイッ
チングトランジスタ機構部151、151’とともにツ
ェナ・ダイオード155、155’が設けられるように
なっている。このような構成からなるものにおいて、上
記スイッチングトランジスタ機構部151、151’の
作動により、エンジンの回転速度に応じて所定のタイミ
ングで上記各ソレノイド111、111’への通電が行
なわれるとともに、これによって上記ソレノイドコア1
2及び加振ダイヤフラム33の往復作動が成されること
となる。このような往復運動(作動)時において、上記
各ソレノイド111、111’への通電遮断が行なわれ
ると、上記各ソレノイド111、111’には通電遮断
時に逆起電力が生ずることとなる。この逆起電力を利用
することによって、本実施の形態のものにおいては上記
ソレノイドコア12及び加振ダイヤフラム33を強力に
駆動することとしている。具体的には、スイッチングト
ランジスタ機構部151、151’の作動により、上記
ソレノイド111、111’のうちのいずれか一方のも
の(例えば111側)への電流が遮断されると、当該ソ
レノイド111には逆起電力が生じ、今までとは逆向き
の電流(電圧)が生ずることとなる。この逆向きの電流
(電圧)が所定値以下である状態においては、上記ツェ
ナ・ダイオード155は、その逆向きの電流(電圧)を
流し続け、上記ソレノイド111における逆方向の磁力
を生じさせ、上記ソレノイドコア12及び加振ダイヤフ
ラム33を逆方向に駆動する。そして、この逆起電力に
よるソレノイドコア12の駆動と同時に、もう一方の
(他方の)スイッチングトランジスタ機構部151’を
ON作動させて、上記他方のソレノイド111’へ所定
の電流(電圧)を供給するようにする。これによって、
上記ソレノイドコア12は、一方のソレノイド111に
おける逆起電力に基づく駆動力(反発力)と、他方のソ
レノイド111’における駆動力との和によって、強力
に駆動されることとなる。このようにして、上記ソレノ
イドコア12及び加振ダイヤフラム33は強力に往復駆
動されることとなる。その結果、加振ダイヤフラム33
にて、その一部が形成される空気室31には、強力な脈
動波が形成されることとなる。従って、防振機構部2の
平衡室21には、常に強力な脈動波からなる空気圧が供
給されるようになる。これによって、第三液室23、第
二オリフィス233を介して主室26に伝播されるエネ
ルギーは十分に確保されることとなり、エンジンアイド
リング振動に対する防振機構部2全体の動バネ定数は十
分に低減化されることとなる。
【0021】次に、上記アイドリング振動よりも低周波
数の振動であるエンジンシェイクに対する振動遮断につ
いては、減衰係数を高くすることによって振動を抑え、
これによって振動遮断あるいは防振作用を行なわせるよ
うにする。そのためには、インシュレータ25を介して
上記主室26内へ入力されるエンジンシェイクに関する
振動に対して、当該主室26内の液圧が十分に高められ
るようにする必要がある。そこで、本実施の形態のもの
においては、図1に示す加振機構部3を形成する加振装
置1の加振コイル11のところに電流を流さないように
し、ソレノイドコア12及び加振ダイヤフラム33を作
動させないようにする。このような状態において、上記
エンジンシェイクに関する低周波数の振動が防振機構部
2を形成するインシュレータ25を介して主室26内に
伝播されて来たとしても、上記主室26内の下方部に
は、第三液室23との間を区画する剛体状の隔壁231
が設けられているので、上記エンジンシェイクの入力に
対して、直ちには、上記主室26内の容積変化は生じな
い。その結果、主室26内の液圧は上昇し、当該主室2
6内の液体は流動しやすい第一オリフィス245を経由
して副室27側へと流動して行く。これによって高減衰
特性(高減衰係数)が得られることとなり、エンジンシ
ェイク等の低周波数の振動は抑えられることとなる。す
なわち、エンジンシェイクの遮断が行なわれることとな
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ソレノイドコア及び当
該ソレノイドコアを駆動するものであって、その極性が
相反するように形成される二つのソレノイドを有する加
振コイル等からなる振動子と、上記加振コイルの二つの
ソレノイドに、それぞれ所定のタイミングで電流を通電
させるように制御する制御手段と、からなる電磁式加振
装置に関して、上記制御手段を、上記各ソレノイドにそ
れぞれ接続されるものであって、所定の信号に応じて上
記各ソレノイドへの通電を行なわせるスイッチングトラ
ンジスタと、当該スイッチングトランジスタに並列に接
続されるものであって、上記各ソレノイドにおける逆起
電力に基づくサージ電圧の値が所定値以上となったとき
に、当該サージ電圧を逃がしてやるように作動するツェ
ナ・ダイオードと、からなるようにした構成を採ること
としたので、ソレノイドへの通電遮断時に、当該ソレノ
イドに生ずる逆起電力に基づく逆向きの発生磁力を利用
して、上記ソレノイドコアを反対方向へ強力に駆動する
ことができるようになった。
【0023】すなわち、一つのソレノイドに通電してソ
レノイドコアを一方の方向に駆動した後に、当該一つの
ソレノイドへの通電を遮断すると、当該一つのソレノイ
ドには逆向きの起電力(逆起電力)が生じ、上記とは逆
の方向への磁界が生ずることとなるので、この逆起電力
に基づく逆向きの磁界による磁力を利用して、上記ソレ
ノイドコアを上記駆動方向とは逆の方向に作動させるよ
うにするとともに、一方、これと同時に、もう一つの他
のソレノイドにも通電させることによって、当該ソレノ
イドには、その磁界方向が上記一つのソレノイドとは逆
向きの状態となるように磁力を発生させ、これらによ
り、上記ソレノイドコアを上記一つのソレノイドの磁化
による駆動方向とは逆向きの方向に強力に駆動すること
ができるようになった。このように、上記一つのソレノ
イドへの通電を遮断することによって生じた逆起電力に
基づく逆磁界(逆磁力)の作用をも付け加えることによ
って、上記ソレノイドコアを大きな力で駆動することが
できるようになった。
【0024】また、上記構成からなる加振装置にて直接
液室内の液体が加振される液体封入式防振装置、あるい
は上記加振装置にて加振される加振ダイヤフラム等を有
する加振機構部並びに当該加振機構部とは別個に設けら
れるものであってゴム状インシュレータ、更には液室等
からなる防振機構部を有する液体封入式防振装置におい
ては、アイドリング振動を初めとした各種振動が、上記
加振装置の作動による上記防振機構部内の液体の共振作
用により、吸収あるいは減衰されるようになった。
【0025】特に、本発明のものにおいては、上記加振
装置が、相反する極性を有する二つのソレノイドと、当
該一組のソレノイドにて往復駆動されるソレノイドコア
とにて形成されるとともに、上記一組のソレノイドに生
ずる逆起電力に起因する逆向きの磁力にて上記ソレノイ
ドコアの駆動が補助されるようになっているので、上記
ソレノイドコア及び当該ソレノイドコアに連結される加
振ダイヤフラム等の可動部材は、強い力にて往復駆動さ
れるようになった。従って、例えば、脈動空気圧方式の
ものにおいては、上記加振ダイヤフラムのところに設け
られる空気室のところには、エネルギーの高い脈動波が
生成されることとなり、このようにして形成された高い
エネルギーを有する脈動空気圧は所定の連通路を介し
て、上記防振機構部の平衡室へと供給され、当該平衡室
のところに設けられたダイヤフラムを強い力にて加振す
ることができるようになった。その結果、当該ダイヤフ
ラムを介して設けられる液室内の液体は強力に加振さ
れ、防振機構部を形成する液室内(主室内)の液体は、
例えばアイドリング振動数等の特定の周波数にて液体共
振させられ、本防振機構部における低動バネ定数化を図
ることができるようになった。
【0026】このように、本発明のものにおいては、ソ
レノイドへの電流遮断時における逆起電力に基づく逆向
きの磁力を利用することによって、ソレノイドコアへの
駆動力を増大化せしめ、これによって加振ダイヤフラム
を強力に駆動するようにしたので、大きな脈動波を小さ
なソレノイドにて生成することができるようになった。
従って、ソレノイドの小形化、延いては本ソレノイドを
有する加振機構部の小形化及び軽量化を図ることができ
るようになり、最終的には、本液体封入式防振装置の小
形化及び軽量化を図ることができるようになった。
【0027】また、振動体側に取付けられる防振機構部
と、当該防振機構部側の液体を特定の周波数にて加振す
るための脈動空気圧を発生させる振動子等からなる加振
機構部とを、別体のものにて形成させるようにしたもの
においては、これらが分離されて、それぞれ別の場所に
設置されることとなるので、作動時に発熱する加振機構
部を、走行風の導入等により冷却効率の高められる適宜
場所に設置することができるようになった。その結果、
加振機構部からの発熱を低減化することができるととも
に、加振機構部からの熱を、直接防振機構部に伝播させ
ないようにすることができるようになった。従って、防
振機構部におけるインシュレータの熱劣化あるいは動バ
ネ定数の上昇等に関する問題点の発生を未然に防止する
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電磁式加振装置の全体構成を示
す断面図である。
【図2】本発明にかかる電磁式加振装置を形成する制御
手段の構成を示す回路図である。
【図3】本発明にかかる液体封入式防振装置の全体構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 加振装置 11 加振コイル 111 ソレノイド 111’ ソレノイド 12 ソレノイドコア 15 制御手段 151 スイッチングトランジスタ機構部 151A スイッチングトランジスタ 151B 増幅用トランジスタ 151’ スイッチングトランジスタ機構部 151’A スイッチングトランジスタ 151’B 増幅用トランジスタ 155 ツェナ・ダイオード 155’ ツェナ・ダイオード 16 可動シャフト 17 ケース 18 中立復帰バネ 19 ベアリング 2 防振機構部 21 平衡室 22 第二ダイヤフラム 23 第三液室 233 第二オリフィス 24 仕切板 245 オリフィス(第一オリフィス) 25 インシュレータ 26 主室 27 副室 278 ダイヤフラム(第一ダイヤフラム) 291 一方の連結部材(連結金具) 299 他方の連結部材(ホルダ) 3 加振機構部 31 空気室 32 連通路 33 加振ダイヤフラム 333 微細空気通路 5 エンジン制御手段 7 定電圧装置 71 3端子レギュレータ 77 可変抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 達雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式株式会社内 (72)発明者 山田 憲弘 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式株式会社内 (72)発明者 浅野 哲生 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式株式会社内 Fターム(参考) 3J047 AA03 CA02 CB10 DA02 FA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドコア及び当該ソレノイドコア
    を駆動するものであって、その極性が相反するように形
    成される二つのソレノイドを有する加振コイル等からな
    る振動子と、上記加振コイルの二つのソレノイドに、そ
    れぞれ所定のタイミングで電流を通電させるように制御
    する制御手段と、からなる電磁式加振装置において、上
    記制御手段を、上記各ソレノイドにそれぞれ接続される
    ものであって所定の信号に応じて上記各ソレノイドへの
    通電を行なわせるスイッチングトランジスタと、当該ス
    イッチングトランジスタに並列に接続されるものであっ
    て、上記各ソレノイドにおける逆起電力に基づくサージ
    電圧の値が所定値以上となったときに、当該サージ電圧
    を逃がしてやるように作動するツェナ・ダイオードと、
    からなるようにしたことを特徴とする電磁式加振装置。
  2. 【請求項2】 振動体側に取付けられる一方の連結部材
    と、車体側のメンバ等に取付けられる他方の連結部材
    と、これら両連結部材間にあって、上記振動体からの振
    動を遮断するインシュレータと、非圧縮性流体(液体)
    の封入される主室及び副室と、これら主室と副室との間
    を連結するオリフィスと、上記主室側の液体を特定の周
    波数にて液体共振させるように加振するものであってダ
    イヤフラムまたはピストン等の可動部材からなる防振機
    構部と、当該防振機構部を形成する上記可動部材を特定
    の周波数にて加振する加振装置等を有する加振機構部
    と、からなる液体封入式防振装置において、上記加振機
    構部の加振装置を駆動する手段を、請求項1記載の電磁
    式加振装置からなるようにしたことを特徴とする液体封
    入式防振装置。
  3. 【請求項3】 振動体側に取付けられる一方の連結部材
    と、車体側のメンバ等に取付けられる他方の連結部材
    と、これら両連結部材間にあって、上記振動体からの振
    動を遮断するインシュレータと、非圧縮性流体(液体)
    の封入される主室及び副室と、これら主室と副室との間
    を連結するオリフィスと、上記主室側の液体を特定の周
    波数にて液体共振させるように加振するものであってダ
    イヤフラム及び平衡室等からなる防振機構部と、当該防
    振機構部の上記平衡室に特定周波数の脈動波からなる空
    気圧を送り込むよう作動するものであって加振ダイヤフ
    ラム及び当該加振ダイヤフラムを駆動する加振装置等を
    有する加振機構部と、からなる液体封入式防振装置にお
    いて、上記加振機構部を、上記防振機構部とは分離させ
    た状態で設けるとともに、上記防振機構部の平衡室と上
    記加振機構部の加振ダイヤフラムの設けられる空気室と
    の間を所定の連通路にて連結するようにし、更に、上記
    加振機構部を駆動する手段を、請求項1記載の電磁式加
    振装置からなるようにしたことを特徴とする液体封入式
    防振装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の液体封入
    式防振装置において、加振機構部を形成する電磁式加振
    装置の制御手段と、車載バッテリ等からなる電源との間
    に、上記電磁式加振装置への入力電圧が所定の一定値と
    なるように作動する定電圧装置を設けるようにしたこと
    を特徴とする液体封入式防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1193715A1 (en) * 2000-09-20 2002-04-03 STMicroelectronics S.r.l. Nonvolatile memory device, having parts with different access time, reliability and capacity
JP2008298156A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置

Cited By (3)

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