JP2000173775A - 紫外発光エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法 - Google Patents

紫外発光エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法

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JP2000173775A
JP2000173775A JP10344358A JP34435898A JP2000173775A JP 2000173775 A JP2000173775 A JP 2000173775A JP 10344358 A JP10344358 A JP 10344358A JP 34435898 A JP34435898 A JP 34435898A JP 2000173775 A JP2000173775 A JP 2000173775A
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light emitting
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ultraviolet
emitting film
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Satoshi Mitamura
聡 三田村
Hirotaka Akao
裕隆 赤尾
Sakuya Tamada
作哉 玉田
Shunichi Hashimoto
俊一 橋本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長400nm以下の電磁波を長期的に安定
した輝度で放射する。 【解決手段】 3B族元素の窒化物によって形成された
紫外発光膜4と、この紫外発光膜4を挟んで両面に形成
された一対の導電膜3,5とを備える。一対の導電膜
3,5に電界を印加することによって、紫外発光膜4が
波長400nm以下の電磁波を放射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外波長域で発光
する紫外発光エレクトロルミネッセンス素子に関する。
また、本発明は、紫外波長域で発光する紫外発光エレク
トロルミネッセンス素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロルミネッセンス素子(以下、
EL素子と称する。)は、物質に電界を印加することに
よって生じる発光現象を利用した発光素子である。EL
素子は、高輝度であり、薄型軽量であることから、例え
ばフラットパネルディスプレイの発光部材としての利用
が注目されている。
【0003】EL素子を画素として利用した薄膜ELデ
ィスプレイは、高輝度且つ高速応答であり、視野角依存
性がなく、コントラスト比も高いために、優れた表示品
質を示す。さらに、薄膜ELディスプレイは、高解像度
化・大画面化が容易であるために、次世代のフラットパ
ネルディスプレイとして有望視されている。
【0004】そのため、この薄膜ELディスプレイは、
フルカラーディスプレイとしての実用化に向けて、多色
化に関する様々な研究が行われており、青色発光色の色
純度を除けば、ほぼ実用レベルの特性が得られている。
【0005】EL素子は、その母体材料として、一般
に、硫化物、特に硫化亜鉛が用いられる。EL素子は、
この硫化亜鉛に代表される硫化物を母体材料に用いた場
合に、空気中での電界印加時において酸化が進行して変
質してしまい、輝度の経時変化が生じてしまう。また、
EL素子は、紫外光を照射した場合においても同様に、
輝度の経時変化が生じてしまう。
【0006】そこで、EL素子においては、この輝度の
経時変化を防止するために、母体材料である硫化物を含
む発光膜を2層の誘電体絶縁膜によって挟持し、空気中
から隔離するという提案が1974年になされた(T.In
oguchi et al., Digest of 1974 SID International Sy
mposium, p84 (1974).)。
【0007】斯かるEL素子は、発光膜を2層の誘電体
絶縁膜で挟持する二重絶縁構造とされることによって、
安定して発光するように構成される。具体的には、ガラ
ス等の透明基板上に、In23,SnO2,酸化インジ
ウム錫(ITO)等により形成した透明導電膜と、Si
2,Si34,SiON,Al23,Ta25,Ti
2,Y23等により形成した下部絶縁膜と、ZnS,
SrS,CaS等の母体材料中に発光中心元素を添加し
た発光膜と、下部絶縁膜と同様に形成された上部絶縁膜
と、Al,Mo等の金属からなる背面導電膜とを順次積
層した構造とされる。
【0008】この場合に、発光中心元素としては、遷移
金属であるMnのイオン(Mn2+)や希土類元素のイオ
ン等が用いられている。Mn2+は、(3d)5禁制遷移
による黄橙色の発光を示す。また、希土類元素のイオン
は、4f禁制遷移による発光、又は4f−5d許容遷移
による発光を示す。4f禁制遷移による発光中心元素と
しては、Tm3+(青色),Tb3+(緑色),Sm3+(赤
色)等がある。許容遷移による発光中心元素としては、
Ce3+,Eu2+等がある。
【0009】EL素子においては、さらに長期的に安定
して発光させるために、上述した2層の誘電体絶縁膜と
してSi34,AlN,BN等のような窒化物を用いた
素子構造が、特開昭62−5596公報に記載されてい
る。
【0010】一方、EL素子においては、可視光波長域
での発光現象だけでなく、紫外・近紫外波長域での発光
現象も古くから知られている。この紫外・近紫外波長域
での発光現象は、発光膜の母体材料又は発光中心元素の
禁制遷移に起因している(N.Miura et al., Jpn. J. Ap
pl. Phys.,30,L1815 (1991).)。そして、EL素子にお
いては、紫外・近紫外波長域での発光を蛍光体の励起エ
ネルギーとして利用することによって、可視光領域へ波
長変換する試みもなされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、EL
素子においては、様々な試みがなされているものの、薄
型のディスプレイとして実用的に十分な性能を備えるも
のは未だ実現されていない。
【0012】上述した二重絶縁膜構造とされたEL素子
は、発光膜の母体材料がSrSやCaSである場合にお
いて、十分に実用的な輝度寿命が得られないといった問
題がある。このことは、SrSやCaSが大気中の水分
や二酸化炭素等と反応してしまい、部分的に酸化物ある
いは炭酸塩を生じて経時変化してしまうためである。し
たがって、従来のEL素子は、上述したように薄膜EL
ディスプレイの画素として利用して実用化されることが
未だ困難である。
【0013】また、EL素子は、上述したように、紫外
・近紫外発光させて用いる場合に、紫外・近紫外波長域
での発光現象とともに、母体材料の許容遷移に起因する
可視光領域での発光現象も同時に観測されてしまう。こ
の場合に、紫外・近紫外波長域での発光は、可視光波長
域での発光と比較して輝度が極めて低いために、蛍光体
の励起エネルギーとして実用的に利用するには十分でな
い。また、従来のEL素子は、自身の発光する紫外光に
よって母体材料が変質してしまうことがある。したがっ
て、EL素子は、紫外・近紫外波長域での発光現象を実
際の製品に応用して、キーデバイスとして利用すること
は困難である。
【0014】そこで、本発明は、波長400nm以下の
電磁波を放射し、且つ、長期的に安定した輝度を維持す
ることができる母体材料によって構成された紫外発光エ
レクトロルミネッセンス素子及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る紫外発光エレクトロルミネッセン
ス素子は、3B族元素の窒化物によって形成された紫外
発光膜と、上記紫外発光膜を挟んで両面に形成された一
対の導電膜とを備え、上記一対の導電膜のうち少なくと
も一方は透光性を有し、上記紫外発光膜は、波長400
nm以下の電磁波を放射してなる。
【0016】以上のように構成された紫外発光エレクト
ロルミネッセンス素子は、3B族元素の窒化物が化学的
に安定した化合物であるために、強電界下や紫外光暴露
下においても、大気中の水分や二酸化炭素等で変質して
しまうことがなく、輝度が長期的に安定する。
【0017】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る紫外エレクトロルミネッセンス素子の製造方
法は、基板上に第1の導電膜を形成する第1の導電膜形
成工程と、上記第1の導電膜上に、波長400nm以下
の電磁波を放射する紫外発光膜を、3B族元素の窒化物
によって形成する紫外発光膜形成工程と、上記紫外発光
膜上に第2の導電膜を形成する第2の導電膜形成工程と
を有し、上記紫外発光膜形成工程においては、PVD法
を用いてなる。
【0018】したがって、斯かる紫外エレクトロルミネ
ッセンス素子の製造方法によれば、大面積に対して均一
且つ低コストで紫外発光膜を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明に
おいては、図1に示すような紫外発光EL素子1につい
て説明することとする。なお、以下の説明においては、
紫外発光EL素子1を構成する各部材並びにその材料、
大きさ、膜厚及び成膜方法等について具体的な例を挙げ
るが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
【0020】紫外発光EL素子1は、基板2上に、第1
の導電膜3と、紫外発光膜4と、第2の導電膜5とがこ
の順に形成されており、積層構造を呈している。
【0021】基板2は、硬質材料によって略平板状に形
成されている。また、基板2は、非導電性を有する材料
によって形成されることが望ましい。これにより、第1
の導電膜3に印加される電圧が短絡してしまうことがな
い。基板2は、大きさ、厚み、形状等を限定されるもの
ではなく、目的に応じた所定の強度を備える厚みに形成
されていればよい。
【0022】また、基板2は、例えば合成石英ガラスや
透明プラスチック等の透光性を有する非導電性硬質材料
によって形成されてもよい。これにより、紫外発光EL
素子1は、紫外発光膜4により発光された紫外光、又は
この紫外光が波長変換された可視光が基板2を透過する
構成とすることができる。
【0023】第1の導電膜3は、導電性を有する材料に
よって、略平板状に形成されている。第1の導電膜3
は、例えば、Mo,Al,Ta,W,Au,Ag,P
t,Cu,Ni等の材料によって形成されている。ま
た、第1の導電膜3は、In23,SnO2,ZnO,
酸化インジウム錫(ITO)等の導電性を有し、且つ透
光性を有する材料によって形成されてもよい。これによ
り、紫外発光EL素子1は、紫外発光膜4により発光さ
れた紫外光、又はこの紫外光が波長変換された可視光が
第1の導電膜3を透過する構成とすることができる。
【0024】第2の導電膜5は、第1の導電膜3と同様
に、導電性を有する材料によって、略平板状に形成され
ており、第1の導電膜3とほぼ同じ大きさに形成されて
いる。また、第2の導電膜5は、第1の導電膜3と同様
に、導電性を有し、且つ透光性を有する材料によって形
成されてもよい。これにより、紫外発光EL素子1は、
紫外発光膜4により発光された紫外光、又はこの紫外光
が波長変換された可視光が第2の導電膜5を透過する構
成とすることができる。
【0025】紫外発光EL素子1において、第1の導電
膜3と第2の導電膜5とのうち少なくとも一方は、上述
したように透光性を有する。これにより、紫外発光EL
素子1は、紫外発光膜4が紫外光を放射した際に、この
紫外光を第1の導電膜3と第2の導電膜5とのうち少な
くとも一方から透過させることができる。
【0026】紫外発光膜4は、3B族元素の窒化物によ
って略平板状に形成されており、第1の導電膜3とほぼ
同じ大きさに形成されている。また、紫外発光膜4は、
第1の導電膜3と第2の導電膜5との間に挟まれて形成
されており、これら第1の導電膜3と第2の導電膜5と
の間に電界を印加されることによって紫外光を放射す
る。なお、紫外光とは、波長400nm以下の電磁波の
ことをいう。
【0027】紫外発光膜4は、3B族元素が化学的に安
定した化合物であるために、強電界下や紫外発光下にお
いても、大気中の水分や二酸化炭素等によって酸化して
しまうことがなく、輝度が長期的に安定する。したがっ
て、例えば、紫外発光EL素子1を蛍光体の励起光源と
して利用して、高輝度且つ輝度寿命が長いフラットパネ
ルディスプレイを具現化することができる。また、この
場合に、従来からCRT(Cathode Ray Tube)で用いら
れているような色再現性に優れた蛍光体を利用すること
によって、色再現性に優れたフラットパネルディスプレ
イを具現化することが容易にできる。
【0028】また、紫外発光膜4は、3B族元素の窒化
物として、BN,AlN,GaN,InN,In−Ga
−Al−N等の、B,Al,Ga,Inから選ばれる少
なくとも1種の元素の窒化物によって形成されることが
望ましい。これにより、紫外発光膜4は、電界を印加さ
れることによって紫外光を放射する。
【0029】紫外発光膜4は、その紫外発光メカニズム
として、いわゆる電圧励起型である第1のメカニズム
と、いわゆる電流注入型である第2のメカニズムとのい
ずれの構成としてもよい。
【0030】第1のメカニズムは、母体材料中に添加さ
れた発光中心元素によるホットエレクトロンの衝突励起
発光によって、紫外発光膜4が紫外光を放射するもので
ある。この場合、紫外発光膜4は、3B族元素の窒化物
を母体材料とし、希土類元素を発光中心元素とすること
が望ましい。すなわち、紫外発光膜4は、発光中心元素
として、例えばGd,Ce,Tm等に代表される希土類
元素を含有することが望ましい。これにより、紫外発光
EL素子1は、この第1のメカニズムによって紫外光を
放射する構成となる。
【0031】発光中心元素としての希土類元素は、特に
Gdであることが望ましい。Gdは、ランタニド系列の
希土類元素の中でも4f最低励起エネルギー準位(6
7/2)が高く、このエネルギー準位から基底状態の準位
87/2)までのエネルギーを波長換算すると、約31
5nmとなる。すなわち、発光中心元素としてGdを用
いることによって、紫外発光が期待される。
【0032】また、上述した希土類元素は、母体材料中
において、単体で存在してもよいし、例えばハロゲン化
物等の化合物であってもよい。具体的には、例えばGd
元素を母体材料中に含有する場合に、単体Gd金属,フ
ッ化ガドリニウム,塩化ガドリニウム,臭化ガドリニウ
ム,ヨウ化ガドリニウム,酸化ガドリニウム,窒化ガド
リニウム等を含有してもよい。
【0033】第2のメカニズムは、母体材料によって多
層構造とされて、PN型半導体接合界面の形成に基づく
D−A再結合発光によって、紫外発光膜4が紫外光を放
射するものである。この場合、紫外発光膜4は、量子井
戸層と、この量子井戸層と比較して禁制帯幅エネルギー
が大きいバリア層とを少なくとも1周期以上積層した構
造とされる。そして、紫外発光膜4は、量子井戸層にド
ナー不純物が添加され、バリア層にドナー不純物又はア
クセプター不純物が添加されることが望ましい。これに
より、紫外発光EL素子1は、この第2のメカニズムに
よって紫外光を放射する構成となる。
【0034】また、上述した量子井戸層とバリア層と
は、半導体形成の目的で添加される不純物元素を特に限
定されるものではなく、一般的にPN型半導体の形成に
用いられる不純物元素を添加されればよい。
【0035】以上のように構成された紫外発光EL素子
1は、第1の導電膜3と第2の導電膜5とを介して、紫
外発光膜4に所定の電界を印加される。これにより、紫
外発光EL素子1においては、紫外発光膜4が波長40
0nm以下の電磁波である紫外光を放射してなる。
【0036】なお、紫外発光EL素子1は、第1の導電
膜3と第2の導電膜5との間に、必要に応じて誘電体膜
を1層以上設けた構成としてもよい。紫外発光EL素子
1は、紫外発光膜4を紫外発光させるために第1の導電
膜3と第2の導電膜5とに電界が印加されるに際して、
誘電体膜を備えることによって、この電界の強度を増大
させることができる。また、紫外発光EL素子1は、誘
電体膜を備えることによって、紫外発光膜4に過大な電
圧を印加した際に微細欠陥が形成されることによる電気
的短絡(ブレイクダウンモード)を防止することができ
る。
【0037】誘電体膜は、例えば、SiO2,Si
34,SiON,Al23,SiAlON,BaTiO
3,SrTiO3,Ta25,Sm23,BaTa26
TiO2,Y23等の大きな誘電率を有する材料によっ
て薄膜状に形成されてなる。
【0038】紫外発光EL素子1は、例えば蛍光体の励
起エネルギー源として使用される場合に、第1の導電膜
3及び/又は第2の導電膜5の周囲に蛍光体を配設され
る。そして、紫外発光膜4から放射される紫外光は、蛍
光体に入射することによって波長変換されて可視光とな
る。
【0039】紫外発光EL素子1は、その利用形態、利
用目的に応じて、紫外光及び/又はこの紫外光が波長変
換された可視光の放射方向を適宜定められればよい。し
たがって、紫外発光EL素子1においては、基板2、第
1の導電膜3及び第2の導電膜4のうち、必要とされる
部材が透光性を備えればよい。
【0040】次に、本発明に係る紫外発光エレクトロル
ミネッセンス素子の製造方法について説明する。なお、
以下では、上述した紫外発光EL素子1を製造する方法
について説明することとする。
【0041】先ず、石英ガラス等の硬質材料によって略
平板状に形成された基板2上に、第1の導電膜3を形成
する。第1の導電膜3は、例えば、Mo,Al,Ta,
W,Au,Ag,Pt,Cu,Ni,In23,SnO
2,ZnO,酸化インジウム錫(ITO)等を用いて、
例えば、真空蒸着法、電子線蒸着法、スパッタ法、イオ
ンプレーティング法、分子線エキタピシー法に代表され
る各種のPVD法によって形成する。
【0042】第1の導電膜3は、薄膜状に形成し、その
膜厚を0.02μm〜0.5μmとすることが望まし
く、0.05μm〜0.2μmとすることがさらに望ま
しい。これにより、第1の導電膜3の形成時に導電パタ
ーンが分断されてしまうことを防止することができると
ともに、紫外発光EL素子1を薄く形成することができ
る。また、紫外発光EL素子1において、紫外発光膜4
から放射される紫外光及び/又はこの紫外光を波長変換
した可視光を基板2側に透過させる構成とする際に、第
1の導電膜3は、0.5μm以下の厚みで形成されるこ
とによって、これら紫外光及び/又は可視光を吸収して
しまうことを防止することができる。
【0043】次に、第1の導電膜3上に、紫外発光膜4
を形成する。紫外発光膜4は、3B族元素又はその窒化
物を用いて、例えば、真空蒸着法、電子線蒸着法、スパ
ッタ法、反応性スパッタ法、電子サイクロトロン共鳴プ
ラズマスパッタ法、イオンプレーティング法、分子線エ
ピタキシー法に代表される各種のPVD法によって略平
板状に形成する。
【0044】この紫外発光膜形成工程においては、紫外
発光膜4を形成する際にPVD法を用いることによっ
て、均一な膜を大面積に対しても短時間で形成すること
ができる。これにより、例えば、紫外発光EL素子1を
基板2上に同時に多数形成することによって生産効率の
向上を図る場合においても、均一な膜を短時間で形成す
ることができるために、高品質な紫外発光EL素子1を
低コストで製造することができる。
【0045】紫外発光膜4は、薄膜状に形成し、その膜
厚を0.02μm〜1.0μmとすることが望ましく、
0.05〜0.2μmとすることがさらに望ましい。紫
外発光膜4は、その膜厚が0.02μm未満である場合
に、例えば、蛍光体の励起エネルギー源として十分に利
用可能な量の紫外光を放射することが困難となる。ま
た、紫外発光膜4は、その膜厚が1.0μmを超える場
合に、効率よく紫外光を発生させること、又はその紫外
光を効果的に外部に放射することが困難となる。
【0046】また、紫外発光膜4は、第1の導電膜3側
の全面及び第2の導電膜5側の全面で、これら第1の導
電膜3と第2の導電膜5と接するように形成されること
が望ましい。これにより、紫外発光膜4は、電界を印加
される面積が増加し、膜全体で効率よく紫外光を発光す
ることができる。
【0047】紫外発光膜4は、上述した第1のメカニズ
ムによって発光する構成とする場合に、3B族元素の窒
化物によって形成する母体材料中に、発光中心元素とし
て、例えばGd,Ce,Tm等に代表される希土類元素
を添加して形成する。
【0048】また、紫外発光膜4は、上述した第2のメ
カニズムによって発光する構成とする場合に、3B族元
素の窒化物によって形成する母体材料を、量子井戸層
と、この量子井戸層と比較して禁制帯幅エネルギーが大
きいバリア層とを少なくとも1周期以上積層した多層構
造に形成してもよい。そして、紫外発光膜4は、量子井
戸層にドナー添加物を添加し、バリア層にドナー不純物
又はアクセプター不純物を添加して形成する。
【0049】また、この紫外発光膜形成工程において
は、電子サイクロトロン共鳴プラズマスパッタ法(以
下、ECRプラズマスパッタ法と称する。)を用いて紫
外発光膜4を形成することが望ましい。ECRプラズマ
スパッタ法は、ECRプラズマによって生成される高密
度な窒素分子ラジカル及び窒素原子ラジカルが窒化反応
を促進する。したがって、ECRプラズマスパッタ法に
よれば、化学量論的組成に近い高品質な紫外発光膜4を
形成することができる。また、ECRプラズマスパッタ
法によれば、分子線エピタキシー法やMOCVD法等と
比較して、低温で紫外発光膜4を形成することができ、
大面積に対して紫外発光膜4を形成することができる。
【0050】さらに、この紫外発光膜形成工程において
は、ECRプラズマスパッタ法を用いた場合に、基板2
とターゲットとの間に配設されたグリッド、又は基板2
を保持する基板ホルダに対して正バイアス電圧を印加す
ることが望ましい。これにより、ECRプラズマによっ
て生成された運動エネルギーの高いイオンが基板2に衝
突することを防止することができる。したがって、イオ
ンが衝突することによる紫外発光膜4の劣化を防止する
ことができ、膜表面モフォロジー、電気特性及び光学的
特性の優れた高品質な紫外発光膜4を形成することがで
きる。
【0051】さらにまた、この紫外発光膜形成工程にお
いては、基板2と上記ターゲットとの間に配設されたド
ーピング元素ターゲットに対して、直流バイアス電圧を
印加することによってスパッタドーピングを行うことが
望ましい。これにより、紫外発光膜4を多層構造とする
場合に、母体材料中に添加するドナー不純物及びアクセ
プター不純物となるドーピング元素の添加量を自由に調
整することができる。
【0052】ドナー不純物及びアクセプター不純物は、
例えば、母体材料の焼結体ターゲットに予め混合してお
き、この焼結体ターゲットを用いることによって母体材
料中に添加してもよいが、この場合は、各不純物の材料
や添加量を調整するためには焼結体ターゲット全体を交
換する必要が生じてしまう。ところが、直流バイアス電
圧を印加することによってスパッタドーピングを行う場
合は、この直流バイアス電圧の電圧値を変えるだけで各
不純物の添加量を調整することができる。
【0053】次に、紫外発光膜4上に、第2の導電膜5
を形成する。第2の導電膜5は、例えば、Mo,Al,
Ta,W,Au,Ag,Pt,Cu,Ni,In23
SnO2,ZnO,酸化インジウム錫(ITO)等を用
いて、例えば、真空蒸着法、電子線蒸着法、スパッタ
法、イオンプレーティング法、分子線エキタピシー法に
代表される各種のPVD法によって形成する。
【0054】第2の導電膜5は、薄膜上に形成し、その
膜厚を0.02μm〜0.3μmとすることが望まし
く、0.05μm〜0.15μmとすることがさらに望
ましい。これにより、第2の導電膜5の形成時に導電パ
ターンが分断されてしまうことを防止することができる
とともに、紫外発光EL素子1を薄く形成することがで
きる。また、紫外発光EL素子1において、紫外発光膜
4から放射される紫外光及び/又はこの紫外光を波長変
換した可視光を第2の導電膜5側に透過させる構成とす
る際に、第2の導電膜5は、0.3μm以下の厚みで形
成されることによって、これら紫外光及び/又は可視光
を吸収してしまうことを防止することができる。
【0055】以上説明したように、本発明に係る紫外発
光エレクトロルミネッセンス素子の製造方法によれば、
紫外発光膜4を大面積に対して均一且つ低コストで形成
することができる。
【0056】なお、紫外発光EL素子1を、上述したよ
うに誘電体膜を備えて製造する際には、第1の導電膜3
及び/又は紫外発光膜4の形成後に、誘電体膜の形成工
程を設けてもよい。
【0057】誘電体膜は、第1の導電膜3及び/又は紫
外発光膜4の上に形成し、その膜厚を例えば、0.02
μm〜0.5μm、好ましくは0.05μm〜0.3μ
mとする。誘電体膜は、例えば、SiO2,Si34
SiON,Al23,SiAlON,BaTiO3,S
rTiO3,Ta25,Sm23,BaTa26,Ti
2,Y23等の大きな誘電率を有する材料を用いて、
例えば、電子線蒸着法、スパッタ法、反応性スパッタ法
に代表される各種のPVD法によって薄膜状に形成す
る。
【0058】以下では、本発明に係る紫外発光エレクト
ロルミネッセンス素子の製造方法に基づいて、第1の紫
外発光EL素子と第2の紫外発光EL素子とを作製した
場合について説明する。
【0059】先ず、第1の紫外発光EL素子を作製する
に際しては、縦5mm、横5mm、高さ1mmの寸法を
有する合成石英製の基板を用意し、この基板に対して中
性洗剤及び有機溶剤等で超音波洗浄を施した。
【0060】次に、第1の導電膜として、基板上に、M
o金属薄膜を以下の条件の下で0.4μmの厚みで形成
した。
【0061】 Mo金属薄膜の形成条件 薄膜形成方法 : RFスパッタ法 ターゲット : 円板形状Mo金属(直径4inch,厚さ5mm) 到達圧力 : 1.5×10-6Torr 基板温度 : 30℃ 放電ガス流量 : Arガス30sccm 放電ガス圧 : 5mTorr 基板−ターゲット間距離: 75mm RF投入電力 : 100W スパッタ時間 : 15min 次に、誘電体として、Mo金属薄膜上に、Ta25薄膜
を以下の条件の下で0.25μmの厚みで形成した。
【0062】 Ta25薄膜の形成条件 薄膜形成方法 : DCスパッタ法 ターゲット : 円板形状Ta金属(直径3inch,厚さ5mm) 到達圧力 : 4.5×10-7Torr(常温時) 基板温度 : 500℃ 放電ガス流量 : Arガス15sccm,O2ガス15sccm 放電ガス圧 : 3mTorr 基板−ターゲット間距離: 44mm RF投入電力 : 50W スパッタ時間 : 30min 次に、紫外発光膜として、Ta25薄膜上に、Gdを添
加したAlN薄膜を以下の条件の下で0.4μmの厚み
で形成した。
【0063】 Gdを添加したAlN薄膜の形成条件 薄膜形成方法 : 電子サイクロトロン共鳴型RFスパッタ法 ターゲット : Gdチップ+円筒形状Al金属(直径5inch,厚さ5mm) 到達圧力 : 1.0×10-7Torr(550℃) 基板温度 : 550℃ 放電ガス流量 : Arガス20sccm,N2ガス20sccm 放電ガス圧 : 1.2mTorr 基板−ターゲット間距離: 100mm ECR投入電力 : 300W RF投入電力 : 300W スパッタ時間 : 65min 次に、第2の導電膜として、Gdを添加したAlN薄膜
上に、ITO酸化物薄膜を以下の条件の下で0.1μm
の厚みで形成した。なお、このITO酸化物薄膜の比抵
抗は、4.0×10-4Ω・cmとなった。
【0064】 ITO酸化物薄膜の形成条件 薄膜形成方法 : RFスパッタ法 ターゲット : 円板形状ITO酸化物(直径4inch,厚さ5mm) (Sn含有量 5重量%) 到達圧力 : 2.0×10-6Torr(250℃) 基板温度 : 250℃ 放電ガス流量 : Arガス80sccm 放電ガス圧 : 40mTorr 基板−ターゲット間距離: 100mm RF投入電力 : 40W スパッタ時間 : 16min 以上のように作製した第1の紫外発光EL素子に対し
て、駆動波形が鋸形で駆動周波数が1kHzの交流パル
ス電圧を、第1の導電膜と第2の導電膜とに印加し、そ
のEL発光スペクトルを測定した。その結果、350V
の印加電圧の下では、図2に示すように、波長317n
mで強い発光ピークが確認された。
【0065】この第1の紫外発光EL素子の発光メカニ
ズムは、次のように説明される。先ず、第1の導電膜と
AlN薄膜との界面近傍におけるエレクトロンが強電場
により加速されて高いエネルギーを持つようになる。こ
のように高いエネルギーを持ったエレクトロンをホット
エレクトロンと称する。そして、このホットエレクトロ
ンは、AlN膜中でGdの4f電子と衝突し、このGd
の4f電子を励起する。この時、Gdの励起された内殻
電子は、基底状態に戻る際に、そのエネルギーギャップ
に相当する波長のEL発光(禁制遷移発光)を行う。
【0066】なお、第1の紫外発光EL素子は、室温2
3℃、相対湿度60%RHのクリーンルーム内で10時
間連続点灯させたところ、輝度に変化はみられなかっ
た。
【0067】以上のように、第1の紫外発光EL素子の
EL発光スペクトルの測定結果から、母体材料をAlN
とした紫外発光EL素子は、波長317nmの紫外領域
でEL発光を実現することがわかった。
【0068】次に、第2の紫外発光EL素子を作製した
場合について説明する。第2の紫外発光EL素子は、上
述した第1の紫外発光EL素子との相違点が、紫外発光
膜の構成のみである。したがって、以下の説明において
は、紫外発光膜の形成工程についてのみ説明することと
する。
【0069】第2の紫外発光EL素子を作製するに際し
ては、紫外発光膜として、基板上に形成されたMo金属
薄膜上に、誘電体膜を介して、Gdを添加したInN薄
膜を以下の条件の下で0.35μmの厚みで形成した。
【0070】 Gdを添加したInN薄膜の形成条件 薄膜形成方法 : 電子サイクロトロン共鳴型RFスパッタ法 ターゲット : Gdチップ+円筒形状In金属(直径5inch,厚さ5mm) 到達圧力 : 6.0×10-8Torr(200℃) 基板温度 : 200℃ 放電ガス流量 : Arガス10sccm,N2ガス40sccm 放電ガス圧 : 0.8mTorr 基板−ターゲット間距離: 100mm ECR投入電力 : 300W RF投入電力 : 350W スパッタ時間 : 80min 次に、第2の導電膜として、Gdを添加したInN薄膜
上に、第1の紫外発光EL素子と同様に、ITO酸化物
薄膜を形成した。
【0071】以上のように作製した第2の紫外発光EL
素子に対して、駆動波形が鋸形で駆動周波数が1kHz
の交流パルス電圧を、第1の導電膜と第2の導電膜とに
印加し、そのEL発光スペクトルを測定した。その結
果、300Vの印加電圧の下では、波長317nmで発
光ピークが確認された。
【0072】ただし、第2の紫外発光EL素子は、第1
の紫外発光EL素子と比較して、発光ピークの強度が小
さかった。この理由としては、InNの禁制遷移エネル
ギーが理論上1.95eVであるため、Gdからの紫外
発光が吸収されてしまったことによると考えられる。ま
た、第2の紫外発光EL素子は、発光ピークの半値幅が
小さくシャープである点から、第1の紫外発光EL素子
と同様に、禁制遷移発光によって紫外発光したと考えら
れる。
【0073】なお、第2の紫外発光EL素子は、室温2
3℃、相対湿度60%RHのクリーンルーム内で10時
間点灯させたところ、輝度に変化はみられなかった。
【0074】以上のように、第2の紫外発光EL素子の
EL発光スペクトルの測定結果から、母体材料をInN
とした紫外発光EL素子は、波長317nmの紫外領域
でEL発光を実現することがわかった。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る紫外
発光エレクトロルミネッセンス素子は、紫外発光膜に母
体材料として用いる3B族元素の窒化物が化学的に安定
した化合物であるために、強電界下や紫外光暴露下にお
いても、大気中の水分、二酸化炭素等によって劣化する
ことがなく、長期的に安定した輝度を維持することがで
きる。したがって、斯かる紫外発光エレクトロルミネッ
センス素子は、例えば蛍光体の励起エネルギー源として
利用する場合に、十分に実用的な輝度寿命を得ることが
できる。
【0076】また、本発明に係る紫外発光エレクトロル
ミネッセンス素子の製造方法によれば、紫外発光膜をP
VD法を用いて形成することによって、均一な膜を大面
積に対しても短時間で形成することができる。したがっ
て、斯かる製造方法によれば、例えば、紫外発光エレク
トロルミネッセンス素子を基板上に同時に多数形成する
ことによって生産効率の向上を図る場合においても、均
一な膜を短時間で形成することができる。そのため、斯
かる製造方法によれば、高品質な紫外発光エレクトロル
ミネッセンス素子を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紫外発光EL素子を示す概略断面
図である。
【図2】本発明に基づいて作製した第1の紫外発光EL
素子の発光スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
1 紫外発光EL素子、2 基板、3 第1の導電膜、
4 紫外発光膜、5第2の導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉田 作哉 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 橋本 俊一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB02 CA01 CA02 CA05 CB01 DA02 DB00 DC02 DC04 EC01 EC02 EC03 EC04 FA01 FA03 4H001 XA05 XA07 XA13 XA31 XA49 YA64

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3B族元素の窒化物によって形成された
    紫外発光膜と、 上記紫外発光膜を挟んで両面に形成された一対の導電膜
    とを備え、 上記一対の導電膜のうち少なくとも一方は透光性を有
    し、 上記紫外発光膜は、波長400nm以下の電磁波を放射
    することを特徴とする紫外発光エレクトロルミネッセン
    ス素子。
  2. 【請求項2】 上記紫外発光膜は、B,Al,Ga,I
    nから選ばれる少なくとも1種の元素の窒化物によって
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の紫外発光エ
    レクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 上記紫外発光膜は、希土類元素を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の紫外発光エレクトロ
    ルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】 上記希土類元素は、Gdであることを特
    徴とする請求項3記載の紫外発光エレクトロルミネッセ
    ンス素子。
  5. 【請求項5】 上記紫外発光膜は、量子井戸層と、この
    量子井戸層と比較して禁制帯幅エネルギーが大きいバリ
    ア層とを少なくとも1周期以上積層した構造とされ、 上記量子井戸層には、ドナー不純物が添加され、 上記バリア層には、ドナー不純物又はアクセプター不純
    物が添加されたことを特徴とする請求項1記載の紫外発
    光エレクトロルミネッセンス素子。
  6. 【請求項6】 基板上に第1の導電膜を形成する第1の
    導電膜形成工程と、 上記第1の導電膜上に、波長400nm以下の電磁波を
    放射する紫外発光膜を、3B族元素の窒化物によって形
    成する紫外発光膜形成工程と、 上記紫外発光膜上に第2の導電膜を形成する第2の導電
    膜形成工程とを有し、 上記紫外発光膜形成工程においては、PVD法を用いる
    ことを特徴とする紫外発光エレクトロルミネッセンス素
    子の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記紫外発光膜形成工程においては、電
    子サイクロトロン共鳴プラズマスパッタ法を用いること
    を特徴とする請求項6記載の紫外発光エレクトロルミネ
    ッセンス素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記紫外発光膜形成工程においては、上
    記基板とターゲットとの間に配設されたグリッドに対し
    て正バイアス電圧を印加することを特徴とする請求項7
    記載の紫外発光エレクトロルミネッセンス素子の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 上記紫外発光膜形成工程においては、上
    記基板を保持する基板ホルダに対して正バイアス電圧を
    印加することを特徴とする請求項7記載の紫外発光エレ
    クトロルミネッセンス素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記紫外発光膜形成工程においては、
    上記基板とターゲットとの間に配設されたドーピング元
    素ターゲットに対して直流バイアス電圧を印加すること
    によってスパッタドーピングを行うことを特徴とする請
    求項7記載の紫外発光エレクトロルミネッセンス素子の
    製造方法。
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