JP2009238415A - 深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ - Google Patents

深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2009238415A
JP2009238415A JP2008079820A JP2008079820A JP2009238415A JP 2009238415 A JP2009238415 A JP 2009238415A JP 2008079820 A JP2008079820 A JP 2008079820A JP 2008079820 A JP2008079820 A JP 2008079820A JP 2009238415 A JP2009238415 A JP 2009238415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
ultraviolet fluorescent
fluorescent thin
layer
gadolinium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008079820A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kita
隆 喜多
Yoshitaka Chigi
慶▲隆▼ 千木
Yoshihiro Kasai
義弘 笠井
Mikihiro Kobayashi
幹弘 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe University NUC
Yumex Inc
Original Assignee
Kobe University NUC
Yumex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe University NUC, Yumex Inc filed Critical Kobe University NUC
Priority to JP2008079820A priority Critical patent/JP2009238415A/ja
Publication of JP2009238415A publication Critical patent/JP2009238415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 高輝度の紫外蛍光薄膜を提供する。
【解決手段】 石英のガラス基板3の上に、紫外蛍光薄膜4が形成されている。紫外蛍光薄膜4は、AlNのバッファ層5、GdN層6、AlNの保護層7を有している。AlNは、GdNと結晶構造が似ており、かつ、バンドギャップがGdNの発光エネルギーよりも大きい。したがって、バッファ層5または保護層7のいずれの方向にもUV光を取り出すことができる。紫外蛍光薄膜4は、真空中で冷陰極電子放出源から電界放出させた電子を高速で衝突させることにより、電子により励起されUV光を放出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、UV発光をする紫外蛍光薄膜に関し、特に、発光強度の向上に関する。
特許文献1には、発光層をアルミニウムとガドリニウムとを含有する窒化物で構成した無機EL素子が開示されている。この無機EL素子によりUV光を得ることができる。
特開2008−16265号公報
しかし、特許文献1のEL素子では、十分な輝度のUV光を得ることができない。発明者は、添加するガドリニウムの濃度を高くすることにより輝度を高くすることができるのでないかと考え、実験を行ったところ、添加するガドリニウムの添加濃度が約3%を超えると、発光強度が低下することが分かった。
この発明は、上記問題を解決するとともに、高輝度の紫外蛍光薄膜を提供することを目的とする。さらに、上記高輝度の紫外蛍光薄膜を用いたランプを提供することを目的とする。
1)本発明にかかる紫外蛍光薄膜は、薄膜形成物の上に形成される窒化ガドリニウム層、前記窒化ガドリニウム層の上に形成される保護層を備えている。かかる窒化ガドリニウム層により、高輝度の紫外蛍光体素子を得ることができる。
2)本発明にかかる紫外蛍光薄膜においては、前記薄膜形成部と前記窒化ガドリニウム層との間に、前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ているバッファ層を有する。したがって、前記薄膜形成物の上に窒化ガドリニウム層を安定的に形成できる。
3)本発明にかかる紫外蛍光薄膜においては、前記保護層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する酸化防止膜である。したがって、前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する。
4)本発明にかかる紫外蛍光薄膜においては、前記バッファ層または前記保護層は、バンドギャップが窒化ガドリニウムの発光エネルギーよりも大きな材質である。したがって、UV光を取り出す方向に応じて、その層を上記材質とすることにより、UV光を減衰なしで外部に放出させることができる。
5)本発明にかかる紫外蛍光薄膜においては、前記バッファ層または前記保護層を窒化アルミニウムで構成した。したがって、UV光を取り出す方向に応じて、その層を窒化アルミニウムで構成することにより、UV光を減衰なしで外部に放出させることができる。
6)本発明にかかる紫外蛍光薄膜は、A)窒化ガドリニウム層をバッファ層および保護層で挟み込んだ紫外蛍光薄膜であって、B)前記バッファ層は、前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ており、C)前記保護層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する酸化防止膜である。窒化ガドリニウム層により高輝度の紫外蛍光体素子を得ることができる。また、前記バッファ層は前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ており、前記保護層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する。したがって、薄膜対象物の表面結晶構造等に関わらず形成対象物の上に窒化ガドリニウム層を安定的に形成でき、かつ、その酸化も防止できる。
7)本発明にかかる紫外蛍光薄膜の形成方法は、A)薄膜形成物の上に、第1の層を形成し、B)前記第1の層の上に窒化ガドリニウム層を形成し、C)前記窒化ガドリニウム層の上に第2の層を形成する紫外蛍光薄膜の形成方法であって、D)前記第1の層は前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ており、E)前記第2の層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する酸化防止膜である。前記窒化ガドリニウム層により、高輝度の紫外蛍光体素子を得ることができる。また、前記第1の層は前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ており、前記第2の層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する。したがって、前記基板の上に窒化ガドリニウム層を安定的に形成でき、かつ、その酸化も防止できる。
8)本発明にかかる放電ランプは上記いずれかの紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いている。したがって、高輝度のUV光を放出する放電ランプを提供することができる。
9)本発明にかかる直流ショートアーク型放電ランプは、A)不活性ガスが封入された封体、B) 前記封体内に設けられた陰極、C)前記陰極に対向して設けられた陽極を備え、D)前記陽極の陰極対向面には、前記紫外蛍光薄膜が付着されている。したがって、高輝度のUV光を放出する直流ショートアーク型放電ランプを提供することができる。
10)本発明にかかる交流ロングアーク型放電ランプは、A)不活性ガスが封入された封体、B)前記封体内に設けられた第1の電極、C)前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極を備え、D)前記封体の内側面には前記紫外蛍光薄膜が付着されている。高輝度のUV光を放出する交流ロングアーク型放電ランプを提供することができる。
11)本発明にかかるランプは前記紫外蛍光薄膜に電子線を照射して、発光させる。したがって、高輝度のUV光を放出するランプを提供することができる。
12)本発明にかかる電界励起型発光デバイスは、前記紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いている。したがって、高輝度のUV光を放出する電界励起型発光デバイスを提供することができる。
13)本発明にかかる電界励起型発光デバイスは、前記紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いた電界励起型発光デバイスにおいて、前記紫外蛍光薄膜は、凹型基板に形成されており、凹型面にUV光を取り出して、集光する。したがって、高輝度のUV光を放出する電界励起型発光デバイスを提供することができる。
14)本発明にかかる電界励起型発光デバイスは、前記半球面の任意の位置に電子を照射する電子銃を有する。したがって、任意の位置にてUV光の発光が可能となる。
15)本発明にかかる電界励起型発光デバイスは、前記紫外蛍光薄膜に対向して、複数の陰極が設けられており、各陰極について電圧を印加するか否かを決定する制御部を有する。したがって、発光を希望する陰極に電圧を印加することにより、任意の位置にてUV光の発光が可能となる。
16)本発明にかかる放電ランプは、窒化アルミニウムをホスト材料としてガドリニウムを添加した紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いている。したがって、高輝度のUV光を放出する放電ランプを提供することができる。
17)本発明にかかる直流ショートアークランプ型放電ランプは、窒化アルミニウムをホスト材料としてガドリニウムを添加した紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いたランプであって、A)希ガスが封入された封体、B)前記封体内に設けられた陰極、C)前記陰極に対向して設けられた陽極を備え、D)前記陽極の陰極対向面には、前記紫外蛍光薄膜が付着されている。したがって、高輝度のUV光を放出する直流ショートアークランプ型放電ランプを提供することができる。
18)本発明にかかる交流ロングアーク型放電ランプは、窒化アルミニウムをホスト材料としてガドリニウムを添加した紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いたランプであって、A)希ガスが封入された封体、B)前記封体内に設けられた第1の電極、C)前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極を備え、D)前記封体の内側面には前記紫外蛍光薄膜が付着されている。したがって、高輝度のUV光を放出する交流ロングアーク型放電ランプを提供することができる。
19)本発明にかかる無機EL素子は、前記紫外蛍光薄膜を挟み込む1組の電極を有する。したがって、無機EL素子を構成することができる。
なお、請求項における「第1の層」は実施形態では、バッファ層5が該当し、「第2の層」は保護層7が該当する。
図1に、本発明にかかる紫外蛍光薄膜4の構造模式断面図を示す。紫外蛍光薄膜4は石英のガラス基板3の上に形成されている。紫外蛍光薄膜4は、窒化アルミニウム(AlN)のバッファ層5、ガドリニウムナイトライド(GdN)層6、窒化アルミニウム(AlN)の保護層7を有している。
本実施形態においては、バッファ層5を設けている。これにより、結晶構造が異なるガラス基板3の上にガドリニウムナイトライド層6を容易に形成することができる。なぜなら、ガドリニウムナイトライド層6を構成するガドリニウムの結晶構造は六方晶構造(六方最密充填構造)であり,窒化アルミニウムも六方晶構造(ウルツ鉱構造)である。したがって、このような結晶構造のバッファ層を設けることにより、ガドリニウムナイトライド層6を安定的に積層できるからである。なお、バッファ層5の材質については、結晶構造が似ている材質であればこれに限定されない。また、バッファ層5を設けなくてもよい。
保護層7は、ガドリニウムナイトライド層6の表面を保護する。その1つの機能として、ガドリニウムナイトライド層6の酸化を防止する。
また、バッファ層5または保護層7については、放出される深紫外線がGdNが放出した光を減衰なしで外部に放出させるためには、バンドギャップがGdNの発光エネルギーよりも大きな材質であることが好ましい。AlNは、GdNと結晶構造が似ており、かつ、バンドギャップがGdNの発光エネルギーよりも大きい。本実施形態においては、バッファ層5と保護層7をともにAlNで構成した。これにより、ガドリニウムナイトライド層6の成膜および保護ができるとともに、バッファ層5または保護層7のいずれの方向にもUV光を取り出すことができる。
なお、バンドギャップがGdNの発光エネルギーよりも大きな材質として、窒化アルミニウム以外に、SiO2、Si3N4、AL2O3 、La2O3 、HfO3 、ZrO3 など各種の薄膜が採用できる。
例えば、取り出す方向が、基板側であれば、バッファ層は結晶構造が似ており、バンドギャップ性質がGdNの発光エネルギーよりも大きいほうが好ましい。この場合、保護膜は酸化防止できればよい。また、取り出す方向が保護膜側であれば、保護膜は酸化防止ができ、かつバンドギャップがGdNの発光エネルギーよりも大きいほうが好ましい。
紫外蛍光薄膜4は、冷陰極電界放出型の発光装置として構成される。冷陰極電界放出型の発光装置の発光メカニズムは、真空中で冷陰極電子放出源から電界放出させた電子を高速で紫外蛍光薄膜4に衝突させると、紫外蛍光薄膜4が電子により励起し発光するというものである。
図2に紫外蛍光薄膜4を用いた深紫外光源デバイスの具体的な構成を示す。Si基板11及びSi基板上に低温成長させたSiドープAlN薄膜12をカソード10(陰極)とし、基板上に形成された紫外蛍光薄膜4をアノード14(陽極)として、スペーサ8を介して対向させる。カソード10とアノード14間の空隙を真空雰囲気に保持する。カソード10はフィールドエミッターとして機能し、電子を放出する。かかる電子は、カソード10に対して正の電位を与えたグリッド9によって引き出され、さらに正の高電圧を与えたアノード14上の紫外蛍光薄膜4に衝突し、UV光が放出される。
図3に、紫外蛍光薄膜4の発光スペクトルを示す。スパッタリングの基板温度によって半値幅は多少変わるものの、いずれも波長317nmの急峻な発光ピークが得られた。
紫外蛍光薄膜4の製造方法について説明する。本実施形態においては、下記の条件下で、反応性RFマグネトロンスパッタリング装置を用いて製造した。
〔バッファ層5〕
ターゲット:Al円板(直径60mm)
基板:石英ガラス
基板温度:300度(摂氏)
高周波電力:250 W
反応性ガス:N2
ガス圧:5.0 Pa (Ar:N2 = 1:1)
成長時間:30分
〔ガドリニウムナイトライド層6〕
ターゲット:Gd円板(直径60mm)
基板:石英ガラス
基板温度:500度(摂氏)
高周波電力:250 W
反応性ガス:N2
ガス圧:5.0 Pa (Ar:N2 = 1:1)
基板・ターゲット間:6.0cm
背圧:< 2.0x10-5 Pa
成長時間:60分
〔保護層7〕
ターゲット:Al円板(直径60mm)
基板:石英ガラス
基板温度:300度(摂氏)
高周波電力:250 W
反応性ガス:N2
ガス圧:5.0 Pa (Ar:N2 = 1:1)
成長時間:30分
上記条件下で、順次スパッタリングを行うことで、ガドリニウムナイトライド層6を、AlN のバッファ層5および保護層7で挟み込んだ紫外蛍光薄膜がガラス基板3上に形成される。
この実施形態においては、成長時間としてバッファ層5および保護層7を30分とし、ガリウムナイトライド層6を60分としたが、これに限定されるものではない。
以下、図4〜図7を用いて紫外蛍光薄膜4を適用したランプを説明する。図4はショートアークランプに適用した例である。この実施形態では、陽極25の先端に紫外蛍光薄膜27が形成されている。バルブ21内には希ガス(キセノン、アルゴンなど)が封入されている。陰極23から放出された電子が紫外蛍光薄膜27に衝突し、UV光が放出される。なお、電極先端の形状をこの実施形態では球面としているが、これに限定されず、たとえば、円錐の先端をカットした形状としてもよい。かかるショートアークランプについての発光メカニズムについては明らかではないが、発明者は、陰極23から放出された電子が陽極25に直接または、バルブ21内の希ガスイオンに衝突した電子が陽極25に到達し、UV光が放出されるのではないかと考えた。また、電子がバルブ21内の希ガスイオンに衝突した時に、希ガス原子から紫外線が発生し、かかる紫外線が陽極25の先端の紫外蛍光薄膜27に衝突し、UV光が放出される(紫外線励起)。これにより、水銀を用いないUVランプを実現することができる。
なお、この実施形態では、紫外蛍光薄膜27を陽極表面に形成しているが、ガラス基板に代えて陽極の上に上記反応性RFマグネトロンスパッタリング装置にて薄膜を形成すればよい。
図5は交流制御のロングアークランプに適用した例である。バルブ31内には希ガス(キセノン、アルゴンなど)が封入されている。電極33、35から放出された電子はバルブ31内の希ガスイオンに衝突した時に、希ガス原子から紫外線が発生し、かかる紫外線がバルブ31の内壁に形成された紫外蛍光薄膜37に衝突し、UV光が放出される(紫外線励起)。
なお、紫外蛍光薄膜を内壁に形成するには、短冊状のガラス基板の上に形成した薄膜を内壁に貼り付けるなど、各種の手法を採用することができる。
図6は電子線照射するランプである。フィラメント41で加熱された電子がグリッド43で加速されて、紫外蛍光薄膜37に衝突して、UV光が放出される。
図7に半球面上に紫外蛍光薄膜53を形成したランプを示す。電子銃51から照射された電子が紫外蛍光薄膜53に衝突して、UV光が放出される。電子銃51はスキャンしながら電子を照射するので、時系列で順次UV光が放出される。放出されたUV光は集光部55で集光される。
また、この例では1の電子銃で走査する場合について説明したが、電界をかけて電子の照射位置を変更するようにしてもよい。また、複数の電子銃を設けておき、照射範囲を分担するようにしてもよい。
さらに、電子銃ではなく、多数の陰極を対向させて配置し、各陰極について電圧を印加するか否かを決定する制御部を設けるようにしてもよい。陰極を透過性の電極を用いればよい。
なお、図7においては、凹面側に陰極を設け、凹面側にUV光を取り出す場合について説明したが、凸面側に陰極または電子銃を設け、凹面側にUV光を取り出すようにしてもよい。
また、図4〜図7のランプについては、上記紫外蛍光薄膜以外の紫外蛍光薄膜を採用することもできる。たとえば、AlNをホスト材料としてGdを添加したAlN−Gd薄膜を採用してもよい。AlN−Gd薄膜は、窒素雰囲気下でALおよびGdをスパッタリングすればよい。
また、本実施形態においては、紫外蛍光薄膜形成材料の上に、AlNのバッファ層、ガドリニウムナイトライド層、AlNの保護層の3層を形成し、これにより、ガドリニウムナイトライド層を2つのAlN層で挟み込む様にした。かかるAlNは透明であるので、バッファ層側、保護層側のいずれにもUV光を取り出すことができる。しかし、UV光を取り出す方向以外の層については、バンドギャップがGdNの発光エネルギーよりも大きい必要はない。
また、バッファ層、および保護層については、2以上の材質で構成されていてもよく、さらにそれぞれ複数の層で構成するようにしてもよい。
また、本発明にかかる紫外蛍光薄膜4を1組の電極(陽極および陰極)で挟み込むことにより、無機EL素子として構成することもできる。
本発明にかかる紫外蛍光薄膜1の構造模式図である。 紫外蛍光薄膜を用いた深紫外光源デバイスの構成を示す図である。 紫外蛍光薄膜の発光スペクトルを示す図である。 本発明にかかる紫外蛍光薄膜を用いた放電ランプを示す図である。 本発明にかかる紫外蛍光薄膜を用いた放電ランプを示す図である。 本発明にかかる紫外蛍光薄膜を用いた電子線照射型のランプを示す図である。 本発明にかかる紫外蛍光薄膜を用いた深紫外光源デバイスの構成を示す図である。
符号の説明
3・・・・・ガラス基板
4・・・・・紫外蛍光薄膜
5・・・・・バッファ層
6・・・・・ガドリニウムナイトライド(GdN)層
7・・・・・保護層
10・・・・・カソード(陰極)
14・・・・・アノード(陽極)

Claims (19)

  1. 薄膜形成物の上に形成される窒化ガドリニウム層、
    前記窒化ガドリニウム層の上に形成される保護層、
    を備えた紫外蛍光薄膜。
  2. 請求項1の紫外蛍光薄膜において、
    前記薄膜形成部と前記窒化ガドリニウム層との間に、前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ているバッファ層を有すること、
    を特徴とする紫外蛍光薄膜。
  3. 請求項1または請求項2の紫外蛍光薄膜において、
    前記保護層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する酸化防止膜であること、
    を特徴とする紫外蛍光薄膜。
  4. 請求項2または請求項3の紫外蛍光薄膜において、
    前記バッファ層または前記保護層は、バンドギャップが窒化ガドリニウムの発光エネルギーよりも大きな材質であること、
    を特徴とする紫外蛍光薄膜。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかの紫外蛍光薄膜において、
    前記バッファ層または前記保護層を窒化アルミニウムで構成したこと
    を特徴とする紫外蛍光薄膜。
  6. 窒化ガドリニウム層をバッファ層および保護層で挟み込んだ紫外蛍光薄膜であって、
    前記バッファ層は、前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ており、
    前記保護層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する酸化防止膜であること、
    を特徴とする紫外蛍光薄膜。
  7. 薄膜形成物の上に、第1の層を形成し、
    前記第1の層の上に窒化ガドリニウム層を形成し、
    前記窒化ガドリニウム層の上に第2の層を形成する紫外蛍光薄膜の形成方法であって、
    前記第1の層は前記窒化ガドリニウムと結晶構造が似ており、
    前記第2の層は前記窒化ガドリニウム層の酸化を防止する酸化防止膜であること、
    を特徴とする紫外蛍光薄膜の形成方法。
  8. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いた放電ランプ。
  9. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いたランプであって、
    不活性ガスが封入された封体、
    前記封体内に設けられた陰極、
    前記陰極に対向して設けられた陽極、
    を備え、
    前記陽極の陰極対向面には、前記紫外蛍光薄膜が付着されていること、
    を特徴とする直流ショートアーク型放電ランプ。
  10. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いたランプであって、
    不活性ガスが封入された封体、
    前記封体内に設けられた第1の電極、
    前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極、
    を備え、
    前記封体の内側面には前記紫外蛍光薄膜が付着されていること、
    を特徴とする交流ロングアーク型放電ランプ。
  11. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜に電子線を照射して、発光させるランプ。
  12. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いた電界励起型発光デバイス。
  13. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いた電界励起型発光デバイスにおいて、
    前記紫外蛍光薄膜は、凹型基板に形成されており、凹型面にUV光を取り出して、集光すること、
    を特徴とする電界励起型発光デバイス。
  14. 請求項13の電界励起型発光デバイスにおいて、
    前記半球面の任意の位置に電子を照射する電子銃を有すること、
    を特徴とする電界励起型発光デバイス。
  15. 請求項13の電界励起型発光デバイスにおいて、
    前記紫外蛍光薄膜に対向して、複数の陰極が設けられており、
    各陰極について電圧を印加するか否かを決定する制御部を有すること、
    を特徴とする電界励起型発光デバイス。
  16. 窒化アルミニウムをホスト材料としてガドリニウムを添加した紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いた放電ランプ。
  17. 窒化アルミニウムをホスト材料としてガドリニウムを添加した紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いたランプであって、
    希ガスが封入された封体、
    前記封体内に設けられた陰極、
    前記陰極に対向して設けられた陽極、
    を備え、
    前記陽極の陰極対向面には、前記紫外蛍光薄膜が付着されていること、
    を特徴とする直流ショートアークランプ型放電ランプ。
  18. 窒化アルミニウムをホスト材料としてガドリニウムを添加した紫外蛍光薄膜を紫外蛍光発光体として用いたランプであって、
    希ガスが封入された封体、
    前記封体内に設けられた第1の電極、
    前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極、
    を備え、
    前記封体の内側面には前記紫外蛍光薄膜が付着されていること、
    を特徴とする交流ロングアーク型放電ランプ。
  19. 請求項1〜6のいずれかの紫外蛍光薄膜、
    前記紫外蛍光薄膜を挟むこむ1組の電極、
    を備えた無機EL素子。
JP2008079820A 2008-03-26 2008-03-26 深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ Pending JP2009238415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008079820A JP2009238415A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008079820A JP2009238415A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009238415A true JP2009238415A (ja) 2009-10-15

Family

ID=41252126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008079820A Pending JP2009238415A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009238415A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012147743A1 (ja) * 2011-04-25 2012-11-01 浜松ホトニクス株式会社 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
WO2012147744A1 (ja) * 2011-04-25 2012-11-01 浜松ホトニクス株式会社 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
JP2016072549A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 株式会社アルバック 機能性素子、二酸化バナジウム薄膜製造方法
CN110073477A (zh) * 2016-12-07 2019-07-30 维多利亚联科有限公司 用于除去钝化盖帽层的稀土氮化物结构、器件和方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625596A (ja) * 1985-06-28 1987-01-12 シャープ株式会社 薄膜発光素子
JP2000173775A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Sony Corp 紫外発光エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
JP2003045900A (ja) * 2001-05-25 2003-02-14 Sharp Corp 窒化物系iii−v族化合物半導体装置
WO2009031584A1 (ja) * 2007-09-03 2009-03-12 National University Corporation Kobe University 深紫外半導体光デバイス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625596A (ja) * 1985-06-28 1987-01-12 シャープ株式会社 薄膜発光素子
JP2000173775A (ja) * 1998-12-03 2000-06-23 Sony Corp 紫外発光エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法
JP2003045900A (ja) * 2001-05-25 2003-02-14 Sharp Corp 窒化物系iii−v族化合物半導体装置
WO2009031584A1 (ja) * 2007-09-03 2009-03-12 National University Corporation Kobe University 深紫外半導体光デバイス

Non-Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNC201008051513; 岸本 篤典 A. Kishimoto: 'フィールドエミッション深紫外発光デバイスの試作 Development of Deep Ultraviolet Field Emission' 第68回応用物理学会学術講演会講演予稿集 Vol.3 , 20070904 *
CSNC201008081581; 岸本 篤典 A. Kishimoto: '希土類添加窒化アルミニウムを用いたフィールドエミッション深紫外発光源の開発 Development ofthe fiel' 第55回応用物理学関係連合講演会講演予稿集 Vol.3 , 20080327 *
JPN6012031514; 岸本 篤典 A. Kishimoto: 'フィールドエミッション深紫外発光デバイスの試作 Development of Deep Ultraviolet Field Emission' 第68回応用物理学会学術講演会講演予稿集 Vol.3 , 20070904 *
JPN6012031515; 岸本 篤典 A. Kishimoto: '希土類添加窒化アルミニウムを用いたフィールドエミッション深紫外発光源の開発 Development ofthe fiel' 第55回応用物理学関係連合講演会講演予稿集 Vol.3 , 20080327 *
JPN7012002325; Takashi Kita et al.: '"Narrow-band deep-ultraviolet light emitting device using Al1-xGdxN"' Applied Physics Letters Vol. 93, 20081124, 211901, The American Institute of Physics *

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012147743A1 (ja) * 2011-04-25 2012-11-01 浜松ホトニクス株式会社 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
WO2012147744A1 (ja) * 2011-04-25 2012-11-01 浜松ホトニクス株式会社 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
JP2012229306A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Hamamatsu Photonics Kk 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
JP5580932B2 (ja) * 2011-04-25 2014-08-27 浜松ホトニクス株式会社 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
US8895947B2 (en) 2011-04-25 2014-11-25 Hamamatsu Photonics K.K. Ultraviolet light generating target, electron-beam-excited ultraviolet light source, and method for producing ultraviolet light generating target
US9318312B2 (en) 2011-04-25 2016-04-19 Hamamatsu Photonics K.K. Ultraviolet light generating target, electron-beam-excited ultraviolet light source, and method for producing ultraviolet light generating target
JP2016072549A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 株式会社アルバック 機能性素子、二酸化バナジウム薄膜製造方法
CN110073477A (zh) * 2016-12-07 2019-07-30 维多利亚联科有限公司 用于除去钝化盖帽层的稀土氮化物结构、器件和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8120238B2 (en) Deep ultraviolet semiconductor optical device
JP5580866B2 (ja) 紫外光発生用ターゲット、電子線励起紫外光源、及び紫外光発生用ターゲットの製造方法
JP5569987B2 (ja) 紫外線発光材料及び紫外線光源
WO2011027881A1 (ja) 真空紫外発光デバイス
JP2009238415A (ja) 深紫外蛍光薄膜および深紫外蛍光薄膜を用いたランプ
TWI390586B (zh) 發光裝置
KR101997296B1 (ko) 자외광 생성용 타겟, 전자선 여기 자외광원 및 자외광 생성용 타겟의 제조 방법
Cao et al. A field emission light source using a reticulated vitreous carbon (RVC) cathode and cathodoluminescent phosphors
JP2006294494A (ja) 蛍光ランプ
JP2003518705A (ja) 光線を発生させる方法及びその装置
JP6622009B2 (ja) 紫外光発生用ターゲット及びその製造方法
JP2008308725A (ja) 蛍光体の成膜方法
JP2012142109A (ja) 電界放出型光源
JP2011165679A (ja) 両面が発光する面光源装置
JP2003020476A (ja) 蛍光体薄膜、薄膜エレクトロルミネッセンス表示装置および電界放出型表示装置ならびに蛍光体薄膜形成方法
JP2006287028A (ja) レーザー発光構造体
Muratov et al. Wide-aperture cathodoluminescent light source based on an open discharge
CN112687520B (zh) 一种空间电子激发的反射式深紫外光源
JP4890343B2 (ja) 光源装置
JP2007109489A (ja) 陽極、その製造方法及び蛍光ランプ
WO2005059949A1 (ja) フィールドエミッション点光源ランプ
US20150262779A1 (en) Cathodoluminescent UV Panel
JPWO2005048294A1 (ja) フィールドエミッション紫外線ランプ
WO2012086330A1 (ja) 電界放出型光源の製造方法及び電界放出型光源
JP5346310B2 (ja) 発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121015