JP2000173174A - オ―ディオシステム、再生装置及び記憶装置 - Google Patents

オ―ディオシステム、再生装置及び記憶装置

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JP2000173174A
JP2000173174A JP11091531A JP9153199A JP2000173174A JP 2000173174 A JP2000173174 A JP 2000173174A JP 11091531 A JP11091531 A JP 11091531A JP 9153199 A JP9153199 A JP 9153199A JP 2000173174 A JP2000173174 A JP 2000173174A
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Masahiro Uehara
雅弘 植原
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】再生装置と記憶装置間のデジタルオーディオイ
ンタフェースを利用して、読み出し元のMDのタイトル情
報を書き込み先のMDに書き込む。 【解決手段】MDプレーヤ100のシステムコントローラ
105は、再生用MD101のUTOCから読み出したタイト
ル情報を変調部104に送る動作を制御する。変調部1
04は、タイトル情報をデジタルオーディオインタフェ
ース上へサブコードQとして送信する。MDレコーダ20
0のシステムコントローラ205は、復調部202で、
デジタルオーディオインタフェース上のサブコードQか
らタイトル情報を復元し、記録用MD201のUTOCに書き
込む動作を制御する。MDプレーヤ100からMDレコーダ
200へ、オーディオデータはデジタルオーディオイン
タフェース上のオーディオサンプルとして伝送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶媒体から読み
出したオーディオデータを他の記憶媒体に記憶する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル形式の音声情報であ
るオーディオデータを記憶する記憶媒体として、CD(コ
ンパクトディスク)やMD(ミニディスク)などが知られ
ている。
【0003】ここで、これらの記憶媒体から再生した音
声情報の他の記憶媒体への記憶は、通常、再生装置にお
いてオーディオデータを記憶媒体から読み出し、再生装
置から読み出したオーディオデータを記憶装置に送り、
記憶装置において、受け取ったオーディオデータを他の
記憶媒体に記憶することにより行われる。そして、この
ような再生装置と記憶装置との間のオーディオデータの
送受のために用いることができる、オーディオ装置間の
インタフェース規格としては、デジタル・オーディオ・
インタフェース (EIAJ CP-1201) が知られている。
【0004】以下、このデジタル・オーディオ・インタ
フェースについて説明する。
【0005】図16(a)に示すように、デジタル・オー
ディオ・インタフェースでは、192のフレームから構
成されるブロックを順次伝送する。また、各フレーム
は、チャネル1とチャネル2の二つのサブフレームから
成る。
【0006】各サブフレームは、図16(b)に示すよう
に、32のタイムスロットからなり、タイムスロット0
〜3の同期プリアンブルは同期用のパターンを格納す
る。チャネル1の同期プリアンブルには、ブロックの先
頭のサブフレームにのみパターン「B」が格納され、他
のサブフレームではパターン「M」が格納される。ま
た、チャネル2の同期プリアンブルにはパターン「W」
が格納される。ここで、同期プリアンブルのパターン
「B」はブロックの同期に用いられ、同期プリアンブル
のパターン「B」「M」「W」は、フレーム、サブフレー
ムの同期に用いられる。また、各サブフレームのタイム
スロット4〜7のオーディオオキジャリには、補助情報
またはオーディオサンプルの拡張ワードが格納され、タ
イムスロット8〜27にはオーディオサンプルが格納さ
れる。そして、各サブフレームのタイムスロット28に
はバリディティフラグが格納され、タイムスロット29
には、そのサブフレームが属するチャネルに関するユー
ザデータの1ビットが格納され、タイムスロット30に
はそのサブフレームが属するチャネルに関するチャネル
ステータスの1ビットが格納され、タイムスロット31
にはパリティビットが格納される。
【0007】したがって、192のフレームから成るブ
ロックには、各チャネルについて192ビットのチャネ
ルステータスと、192ビットのユーザデータが格納さ
れる。
【0008】ここで、デジタルオーディオインタフェー
スへの出力機器が、民生用デジタルオーディオ機器の場
合のチャネルステータスの内容を図17に示す。
【0009】図示するように、この場合、1ブロックで
伝送される192ビットのチャネルステータスの0〜2
9ビットに各種データが格納され、30〜191ビット
には全て0が格納される。チャネルステータスの0ビッ
トの値0が民生用デジタルオーディオ機器であることを
表す。また、ビット6〜7のモードには標準で0が格納
され、ビット1〜5のコントロールには、そのチャネル
で伝送されるデータの形式が、ビット8〜15のカテゴ
リコードにはデジタルオーディオインタフェースへの出
力のソースの種類が格納される。たとえば、カテゴリコ
ードが1000000Lのときソースがコンパクトディ
スクであることを示し、カテゴリコードが100 10
01Lのときソースがミニディスクであることを示す。
また、この他、チャネルステータスには、ソース番号、
チャネル番号、標本化周波数、クロック精度などが格納
される。
【0010】次に、デジタルオーディオインタフェース
への出力のソースがコンパクトディスクである場合のユ
ーザデータについて説明する。
【0011】コンパクトディスクには、12のオーディ
オサンプルと1つのサブコーディングシンボルからなる
フレームが記憶されており、98フレームで1ブロック
を形成している。1ブロックのサブコーディングシンボ
ルでサブコードブロックを形成しており、1つのサブコ
ードブロックは、1つのサブコーディングシンボルが1
2ビット相当であるので、98×12=1176ビット
となる。
【0012】出力のソースがコンパクトディスクである
場合、デジタルオーディオインタフェースのユーザデー
タには、このサブコードブロックが格納される。
【0013】図18に、この場合のユーザデータの内容
を示す。図示するように、1176ビットのユーザデー
タで、一つのサブコードブロックを構成しており、サブ
コードブロックには、サブコードブロックの同期パター
ンの他、サブコードQ〜サブコードWの、各々96ビット
のデータが含まれる。
【0014】ここで、このサブコードQの内容を図19
に示す。
【0015】図示するように、サブコードQには、CONTR
OL, ADR, TNO, X, MIN, SEC, FRAME, AMIN, ASEC, AFRA
ME, などのデータが格納される。
【0016】CONTROLはそのチャネルを用いて伝送され
るデータのチャネル数などを表し、Xはインデックス番
号などを表す。MIN, SEC, FRAMEは、曲内の経過時間を
表し、AMIN, ASEC, AFRAMEはコンパクトディスク内の経
過時間を表す。ADRはサブコードQのデータフォーマット
を示し、ADRが0のとき、TNOはトラック番号を示す。
【0017】なお、トラック番号とはトラックの識別番
号であり、トラックは、記憶者が定義したあるオーディ
オデータのまとまり、たとえば、音楽の1曲を1トラッ
クとするというように使用される。
【0018】次に、デジタルオーディオインタフェース
への出力のソースがミニディスク再生装置である場合の
ユーザデータについて説明する。
【0019】ミニディスクの場合も、コンパクトディス
クと同様にサブコードブロックが定義されている。ミニ
ディスクにおいては、サブコードブロックは有効利用さ
れていないが、デジタルオーディオインタフェースのユ
ーザデータのフォーマットは、このサブコードブロック
を形成するように定義されており、ミニディスク再生装
置は、このサブコードブロックに所定のデータを格納
し、ユーザデータとして出力する。
【0020】図20に、ユーザデータが形成するサブコ
ードブロックのサブコードQの内容を示す。
【0021】図示するように、ミニディスクの場合、サ
ブコードQには、サブコードQの内容を表すADRと、トラ
ックの番号を表すTNOと、ミニディスク再生装置の動作
状態を表すINDEXが格納される。ミニディスクの場合、
標準でADRは0となる。
【0022】従来、このようなデジタルオーディオイン
タフェースを用いて、CDやMDから読み出したオーディオ
データを、記憶用のMDに記憶する場合、MD記憶装置の記
憶動作の制御に関し、ユーザデータはトラックの切り替
わりを認識するためにのみ使用されていた。すなわち、
MD記憶装置は、ユーザデータに含まれるサブコードQのT
NOを監視し、TNOが変化したときにトラックが変化した
と認識し、この認識に従って記憶用のMDに記憶するトラ
ックのトラック番号やトラックの管理情報を生成する動
作のみを、ユーザデータに応じて行っていた。
【0023】以上、デジタルオーディオインタフェース
について説明した。
【0024】さて、MDの規格によれば、利用者は、MDや
MDに記憶した各トラックのタイトルの文字列やトラック
を記憶した日時などを、MD自体に記憶することができ
る。
【0025】ここで、このようなMDにトラックのタイト
ルの文字列を記憶する技術として、特開平9-1066
61号公報記載の技術が知られている。
【0026】この技術では、内部に、CDのトラックのタ
イトルの文字列を設定することができるCD再生装置とMD
記憶装置を、オーディオデータを伝送するためのオーデ
ィオ信号線と、バス線で接続する。そして、CDから読み
出したオーディオデータをMDに記録する際に、CD再生装
置からMD記憶装置に、CDから読み出したオーディオデー
タのトラックをオーディオ信号線を用いて伝送すると共
に、CD再生装置内部に利用者によって設定されたCDのト
ラックのタイトルの文字列を、オーディオ信号線とは別
個のバス線を用いてCD再生装置からMD記憶装置に伝送す
る。MD記憶装置は、オーディオ信号線を用いて伝送され
たオーディオデータのトラックをMDに記憶し、バス線を
用いて伝送された文字列を、記憶したオーディオデータ
のトラックのタイトルの文字列としてMDに記憶する。
【0027】このような技術によれば、利用者は、CDプ
レーヤ内部に設定した読み出し元のCDのトラックのタイ
トルの文字列を、書き込み先のMDに対して再設定する必
要がなくなる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、MDな
どでは、利用者によって、トラックのタイトル文字列
や、特開平9-185863号公報に示されるようなト
ラックのジャンルを表す情報などの各種情報が、各トラ
ックの情報として記憶されることがある。しかし、これ
らの利用者が設定した情報は、デジタル・オーディオ・
インタフェースによっては伝送されないため、たとえ
ば、あるMDから読み出したオーディオデータのトラック
を他のMDに記憶した場合、利用者は、他のMDに、このト
ラックの情報を再度設定し直さなければなかった。
【0029】一方、前記特開平9-106661号公報
記載の技術によれば、トラックのタイトル文字列を再度
設定する手間を無くすことができるが、記憶媒体からト
ラックを読み出す再生装置と記憶媒体にトラックを書き
込む記憶装置とを、オーディオデータを伝送するオーデ
ィオ信号線とは別個のバス線で接続する必要がある。
【0030】そこで、本発明は、ある記憶媒体から読み
出したオーディオデータのトラックを他の記憶媒体に記
録する際に、オーディオデータを伝送する伝送線路と別
個の信号線を必要とすることなしに、読み出し元の記憶
媒体に利用者によって設定された、読み出し元の記憶媒
体や読み出し元の記憶媒体に記憶されたトラックの情報
を、利用者を煩わせることなく書き込み先の記憶媒体に
書き込むことを課題とする。
【0031】また、あわせて、読み出し元の記憶媒体や
当該記憶媒体に記憶されたトラックの情報を用いて、よ
り利用者にとって利便性ある記録動作を実現することを
課題とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、オーディオデータの1以上のトラック
と、前記トラックもしくは記憶媒体に対して設定された
属性情報とを記憶した記憶媒体から読み出したオーディ
オデータを、外部に出力する再生装置であって、記憶媒
体からオーディオデータと前記設定情報とを読み出す手
段と、読み出したオーディオデータと属性情報とを、相
互に異なる期間に同じ出力端子から外部に出力する手段
とを有し、前記属性情報は、文字列情報および/または
オーディオデータの内容の分類を表す分類情報であるこ
とを特徴とする再生装置を提供する。
【0033】また、記憶媒体にオーディオデータの1以
上のトラックと、前記トラックもしくは記憶媒体に対し
て設定する属性情報とを記憶する記憶装置であって、同
じ入力端子から異なる期間に入力するオーディオデータ
のトラックと前記属性情報とを分離する手段と、分離し
たオーディオデータのトラックを前記記憶媒体に記憶す
ると共に、分離した前記属性情報を、記憶したトラック
もしくは記憶媒体に対して設定する属性情報として、前
記記憶媒体に記憶する手段とを有し、前記属性情報は、
文字列情報および/またはオーディオデータの内容の分
類を表す分類情報であることを特徴とするを提供する。
【0034】このような再生装置と記憶装置によれば、
再生装置がオーディオデータを出力するものと同じ出力
端子から出力した、読み出し元の記憶媒体の属性情報
を、記憶装置がオーディオデータを入力するものと同じ
入力端子より受け取り、書き込み先の記憶媒体に書き込
む。
【0035】したがって、オーディオデータを伝送する
伝送線路と別個の信号線を必要とすることなしに、読み
出し元の記憶媒体や当該記憶媒体に記憶されたトラック
の、タイトルなどの文字列やオーディオデータの内容を
示す分類の情報を、利用者を煩わせることなく書き込み
先の記憶媒体に書き込むことができる。
【0036】また、本発明は、たとえば、再生装置と記
憶装置とを有し、前記再生装置は、オーディオデータの
1以上のトラックと前記トラックのオーディオデータの
内容の分類を表す分類情報であるトラックの属性情報と
を記憶した第1の記憶媒体から読み出したトラックを、
前記記憶装置に出力し、前記記憶装置は、前記再生装置
から入力したトラックを第2の記憶媒体に記憶するオー
ディオシステムであって、前記再生装置は、前記第1の
記憶媒体から、前記第1の記憶媒体に記録されたオーデ
ィオデータのトラックと当該トラックの属性情報を読み
出し、前記記憶装置に出力する手段を有し、前記記憶装
置は、前記第2の記憶媒体に記憶するオーディオデータ
の分類を記録対象分類として設定する分類設定手段と、
前記再生装置から入力したオーディオデータのトラック
のうち、入力した当該トラックの分類情報が前記記録対
象分類として設定された分類を表すトラックのみを選択
的に前記第2の記憶媒体に記憶する手段とを有すること
を特徴とするオーディオシステムを提供する。
【0037】このようなオーディオシステムによれば、
再生用の第1の記憶媒体に記録されたトラックのうち、
特定の分類のトラックのみを、自動的に選択し、記録用
の第2の記憶媒体に記憶することができる。したがっ
て、再生用の第1の記憶媒体に記憶されたトラックの分
類を表す情報を用いて、第1の記憶媒体に記録されたト
ラックのうちの特定の分類のトラックのみを自動的に第
2の記憶媒体に記憶するという、利用者にとって利便性
ある記録動作を実現することができるようになる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0039】まず、第1の実施形態について説明する。
【0040】図1に、本実施形態に係るオーディオシス
テムの構成を示す。
【0041】図示するように、本第1実施形態に係るオ
ーディオシステムは、MDプレーヤ100とMDレコーダ2
00を有する。MDプレーヤ100とMDレコーダ200
は、前述したデジタルオーディオインタフェースによっ
てオーディオデータを送受する。
【0042】MDプレーヤ100は、メカ制御部102、
信号処理部103、変調部104、記憶部106内蔵の
システムコントローラ105、表示部107、操作部1
08を有し、装着した再生用MD101の再生を行う。一
方、MDレコーダ200は、メカ制御部204、信号処理
部203、復調部202、記憶部206内蔵のシステム
コントローラ205、表示部207、操作部208を有
し、装着した記録用MD201への記録を行う。
【0043】ここで、MDプレーヤ100としても、MD
レコーダ200としても機能するMD記録再生装置によっ
て、MDプレーヤ100、MDレコーダ200の各部の詳細
について説明する。
【0044】図2に、この場合のMD記録再生装置の構成
を示す。
【0045】図示するように、この場合、メカ制御部1
02、204には、スピンドルモータ2、サーボ制御回
路3、スライドモータ4、光ピックアップ5、ヘッドア
ンプ6、磁気ヘッド駆動回路14、磁気ヘッド15など
が対応する。また、信号処理部103、203には、変
復調部7Aと圧縮/伸長部7B、メモリコントロール部
8、記憶回路9、D/Aコンバータ10、A/Dコンバータ1
3、アナログ入出力部18などが対応する。また、変調
部104と復調部202には、図中のデジタルオーディ
オインタフェース変調/復調回路11とデジタル入出力
部19が対応する。
【0046】図2のMD記憶再生装置が、MDプレーヤ10
0として機能するときの動作について説明する。
【0047】この場合、システムコントローラ12は、
操作部17から再生開始の指示を受けると、サーボ制御
回路3を起動し、ミニディスク1を、スピンドルモータ
2によって回転させる。光ピックアップ5は、ミニディ
スク1にレーザ光を照射し、その反射光を電気信号に変
換する。電気信号は、ヘッドアンプ6を介して、サーボ
制御回路3および変復調部7Aに入力される。
【0048】サーボ制御回路3では、入力する電気信号
などを用いて、スピンドルモータ2のディスク回転速度
の制御、スライドモータ4の光ピックアップ5位置の制
御、光ピックアップ5のフォーカス及びトラッキングな
どの制御を行う。
【0049】一方、変復調部7Aは、入力する電気信号
の、EFM (Eight to Fourteen Modulation )と、ACIRC
( Adaptive Cross Interleave Read-solomon Code )に
従った復調を行う。復調されたデータは圧縮された圧縮
データであり、この圧縮データはメモリコントロール部
8に入力される。
【0050】メモリコントロール部8は、入力された圧
縮データを記憶回路9に順次蓄積する。
【0051】記憶回路9に蓄積された圧縮データは、メ
モリコントロール部8を介し、圧縮/伸長部7Bに入力
され、ATRAC (Adaptive Transform Acoustic Coding )
によりオーディオデータに復調(伸長)される。
【0052】復調されたオーディオデータは、D/Aコン
バータ10と、デジタルオーディオインタフェース変調
/復調回路11へ入力される。D/Aコンバータ10で
は、入力するオーディオデータを、アナログ音声信号に
変換し、アナログ出力部18から出力する。
【0053】一方、デジタルオーディオインタフェース
変調/復調回路11では、入力するオーディオデータ
を、図16に示したデジタルオーディオインタフェース
のフォーマットのオーディオサンプルとして、デジタル
入出力部19から、光ケーブルや同軸ケーブルを介し出
力する。
【0054】ここで、システムコントローラ12は、以
上のようなオーディオデータの再生の制御の他、先に図
17に示したチャネルステータスデータに含める情報
を、デジタルオーディオインタフェース変調/復調回路
11に送り、デジタルオーディオインタフェース変調/
復調回路11によってデジタルオーディオインタフェー
スのチャネルステータスデータとして、デジタル入出力
部19から出力させる動作を行う。
【0055】また、システムコントローラ12は、サー
ボ制御回路3を制御し、光ピックアップ5からヘッドア
ンプ6を介して、ミニディスク1に記録されているUTOC
(User’s Table Of Contents)情報を読み出す動作を行
う。UTOCは、3つのエリアから構成され、UTOCエリア0
には、図3に示すようにMDに記録されている各トラック
の記録位置を表すスタートアドレスおよびエンドアドレ
スと、各トラックの記録モード(モノラルモードやステ
レオモード)を表すトラックモードが格納されており、
UTOCエリア1には図4に示すようにMDやMDに記録されて
いる各トラックのタイトルの文字列であるディスクネー
ムやトラックネームなどのタイトル情報が格納されてお
り、UTOCエリア2には図5に示すようにMDやMDに記録さ
れている各トラックが記録または更新された日時がディ
スク記録日時、トラック記録日時として格納されてい
る。
【0056】本実施形態では、システムコントローラ1
2はUTOCエリア1から、MDやMDに記録されている各トラ
ックのタイトル情報を読み出し、これをデジタルオーデ
ィオインタフェース変調/復調回路11に送る。
【0057】デジタルオーディオインタフェース変調/
復調回路11は、タイトル情報を、図6に示すフォーマ
ットの、ユーザデータが形成するサブコードブロックの
サブコードQデータとして、デジタルオーディオインタ
フェースのユーザデータに含め、デジタル入出力部19
を介して出力する。
【0058】図6において、ADRがxxxxのとき、サブコ
ードQがタイトル情報のデータであることを示し、CHAR
1〜6がタイトル情報の文字列を表し、TNOは、CHAR1
〜6の示す文字列が、MDのタイトル情報であるかどうか
や、MDのタイトル情報でない場合にはMDに記録されたど
のトラックのタイトル情報であるかを示す。CHARは、CH
AR1〜6が表す文字列が従う文字コードの種類、たとえ
ば、ASCIIなどを表す。また、OFFSETは、そのサブコー
ドQデータの先頭のCHAR1がタイトル情報の何番目の文
字であるかを示し、一つのサブコードQデータにタイト
ル情報が収まらない場合を想定して設けている。タイト
ル情報の終わりはCHAR1〜6を00hとして示す。
【0059】ここで、システムコントローラ12は、MD
1の再生を停止している期間には、MDについてのタイト
ル情報を格納した図6のサブコードQデータが繰り返し
送信されるよう制御する。一方、MD1の再生をしている
期間には、再生しているトラックのタイトル情報を格納
した図6のサブコードQデータが繰り返し、先に図20
に示した通常のサブコードQデータと切り替わりながら
出力されるように制御する。
【0060】次に、図2のMD記憶再生装置が、MDレコー
ダ200として機能するときの動作について説明する。
【0061】この場合、デジタルーオーディオインタフ
ェースのフォーマットでオーディオサンプルとしてデジ
タル入出力部19から入力したオーディオデータは、デ
ジタルオーディオインタフェース変調/復調回路11に
入力される。
【0062】デジタルオーディオインタフェース変調/
復調回路11は、デジタルオーディオデータを復調し、
圧縮伸長部7Bに入力し、入力したオーディオデータ
を、ATRACにより変調(圧縮)する。圧縮データは、メ
モリコントロール部8を介し、記憶回路9に蓄積され
る。記憶回路9の蓄積量が所定量に達すると、メモリコ
ントロール部8は、記憶回路9から圧縮データを読み出
し変復調部7Aへ出力する。
【0063】変復調部7Aでは、圧縮データのEFMとACIR
C変調を行い、その出力を磁気ヘッド駆動回路14へ出
力する。磁気ヘッド駆動回路14は、記録EFM信号に対
応したN, S 極の磁界を発生し、磁気ヘッド15を介
し、ミニディスク1に磁界を加える。一方、ミニディス
ク1に対して、磁気ヘッド15の反対側に配置された光
ピックアップ5から記憶レーザパワー(ハイパワー)が
ミニディスク1に照射される。磁気ヘッド15からの磁
界と、光ピックアップ5からの記憶レーザパワーによる
熱の2つの連動により、ミニディスク1に信号が記憶さ
れる。
【0064】ここで、システムコントローラ12は、以
上のようなオーディオデータの記録の制御の他、デジタ
ルオーディオインタフェースによってデジタル入出力部
10から入力したチャネルステータスデータやユーザデ
ータを処理する動作を行う。
【0065】システムコントローラ12が行うこの処理
の手順を図7に示す。
【0066】システムコントローラ12は、チャネルス
テータスデータやユーザデータが入力されると、常にこ
れをチェックする。
【0067】すなわち、まず、チャネルステータスデー
タのビット0をチェックし、デジタルオーディオインタ
フェースへの出力機器が、民生用デジタルオーディオ機
器かどうかを調べ(ステップST1)、次に、ビット6〜
7のモードが標準の0であるかどうかを調べ(ステップ
ST3)、ビット1〜5のコントロールが2チャンネルオ
ーディオかどうかを調べる(ステップST4)。
【0068】そして、民生用デジタルオーディオ機器で
ない場合やモードが0でない場合や2チャンネルオーデ
ィオでない場合には、記録動作を一時停止させる(ステ
ップST2)。
【0069】他の場合には、チャネルステータスデータ
のビット8〜15のカテゴリコードが、ソースがミニデ
ィスクまたはコンパクトディスクであることを示してい
るかどうかを調べ(ステップST5)、そうでなければ、
今回のチェックを終了する。
【0070】一方、ソースがミニディスクまたはコンパ
クトディスクである場合には、ユーザデータからサブコ
ードQのデータを取得し(ステップST6)、サブコードQ
のADRが0または1であるかどうかを調べる。サブコー
ドQのデータは、ADRが0の場合は、先に図20に示した
MDの従来のサブコードQのデータであり、ADRが1の場合
は先に図19に示したトラック番号や経過時間を格納し
たサブコードQのデータとなる。
【0071】そこで、ADRが0または1である場合に
は、サブコードQのデータ中でトラック番号を表してい
るTNOを調べ、これが前回調べたTNOの値と異なるかを調
べ(ステップST8)、異なる場合には、オーディオサン
プルとして入力するオーディオデータのトラックが切り
替わったことを意味するので、記録しているトラック番
号を更新する処理を行う(ステップST9)。具体的に
は、たとえば、オーディオデータのミニディスクへの記
録位置に応じて、トラックが切り替わる前に入力してい
たトラックの図3に示したUTOCエリア0のエンドアドレ
スと、トラックが切り替わった後に入力するトラックの
スタートアドレスのデータと、トラックを記録するMD上
のトラック番号を設定する。
【0072】一方、ADRが0または1でない場合には、
さらにADRがxxxxであるかどうかを調べる(ステップST
10)。そして、ADRがxxxxであれば、サブコードQのデ
ータは、図6に示したMDまたはトラックのタイトル情報
を格納したデータであるので、このタイトル情報をTNO
と共に取得する処理を行い(ステップST11)、処理を
終了する。ここで、取得したトラックのタイトル情報
は、最終的にタイトル情報と共に取得したTNO(再生用M
D上のトラック番号)のトラックを記録した際のトラッ
ク番号(記録用MD上のトラック番号)に対応付け、図4
に示したミニディスク1のUTOCエリア1にディスクネー
ム、トラックネームとして記録する。ただし、TNOがト
ラックのタイトル情報ではなくMDのタイトル情報である
ことを示しているときには、MDのタイトル情報として記
録する。
【0073】ここで図1に戻り、以上のようにオーディ
オデータに加えタイトル情報をデジタルオーディオイン
タフェースで出力する機能を備えたMDプレーヤ100
と、デジタルオーディオインタフェースで入力するタイ
トル情報をMDに記録する機能を備えたMDレコーダ200
による、再生用MD101から読み出したオーディオデー
タを、記録用MD201へ記録する際の全体的な動作のシ
ーケンスについて説明する。
【0074】まず、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、再生用MD101をメカ制御部102に
より回転させ、信号処理部103で処理を行い、記憶部
106にUTOCのデータを格納する。
【0075】データを格納した後、MDプレーヤ100の
システムコントローラ105は再生用MD101の回転を
停止し、停止状態とする。このとき、システムコントロ
ーラ105は、記憶部106に格納したUTOCエリア1の
ディスクネームを変調部104に送る。変調部104
は、このディスクネームをCHAR1〜6に格納しTNOを0
0hとした図6に示したフォーマットのサブコードQのデ
ータを、MDレコーダ200に出力する。また、MDプレー
ヤ100のシステムコントローラ105は、変調部10
4に対して停止状態を設定する。変調部104は、これ
に従い、INDEXをFFh(STOP状態を示す)とした図20に
示したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコー
ダ200に出力する。このディスクネームをタイトル情
報として格納したサブコードQのデータと、INDEXをFFh
としたサブコードQのデータとは、変調部104によっ
て、MDプレーヤ100の停止中、切り替わりながら繰り
返し出力される。
【0076】ここでMDレコーダ200を記録待機状態に
すると、MDレコーダ200のメカ制御部204は、記録
用MD201の追記可能領域の位置に対する記録待機状態
となる。MDレコーダ200のシステムコントローラ20
5は、記録待機状態となると、復調部202から送られ
たサブコードQのデータから読み出したディスクネーム
を、ディスクネームとして記憶部206に格納する。
【0077】次に、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、メカ制御部102を、再生用MDの1ト
ラック目を再生対象として一時停止状態となるように制
御する。そして、システムコントローラ105は、変調
部104に対して再生対象のトラック番号と、動作状態
を設定する。変調部104は、これに従い、TNOを01
h、INDEXを00h(PAUSE状態を示す)とした図20に示
したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコーダ
に出力する。また、システムコントローラ105は、変
調部104に、記憶部106に格納したUTOCエリア1の
トラック番号1のトラックネームを変調部104に送
る。変調部104は、このトラックネームをCHAR1〜6
に格納しTNOを01hとした図6に示したフォーマットの
サブコードQのデータを、MDレコーダ200に出力す
る。この1トラック目のトラックネームをタイトル情報
として格納したサブコードQのデータと、INDEXを00h
としたサブコードQのデータは、変調部104によっ
て、MDプレーヤ100の一時停止中、切り替えられなが
ら繰り返し出力される。
【0078】ここで、記録待機状態にあるMDレコーダ2
00のシステムコントローラ205は、復調部202か
ら送られた、サブコードQのデータから読み出した1ト
ラック目のトラックネームを、既に記録用MD201に記
録されているトラックの最終番号の次の番号のトラック
番号のトラックネームとして記憶部206に格納する。
【0079】次に、MDレコーダ200を記録状態にした
後、MDプレーヤ100を再生状態にすると、MDプレーヤ
100は、1トラック目の再生を開始し、1トラック目
のトラックのオーディオデータが変調部104からMDレ
コーダ200に出力される。一方、MDプレーヤ100の
システムコントローラ105は、変調部104に対して
再生対象のトラック番号と、動作状態を設定する。変調
部104は、これに従い、TNOを01h、INDEXを01h
(PLAY状態を示す)とした図20に示したフォーマット
のサブコードQのデータをMDレコーダ200に出力す
る。また、変調部104は、1トラック目のトラックネ
ームをタイトル情報として格納したサブコードQのデー
タと、INDEXを01hとしたサブコードQのデータとを、
1トラック目のトラックのオーディオデータの出力中、
切り替えながら繰り返し出力する。
【0080】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、INDEXを01h(PLAY状態を示す)とした図2
0に示したフォーマットのサブコードQのデータを認識
すると、MDプレーヤ100から送られたオーディオデー
タを、既に記録用MD201に記録されている最終トラッ
クの次のトラックとして記録用MD201に記録する。ま
た、MDレコーダ200のシステムコントローラ205は
復調部202から送られた、サブコードQのデータから
読み出した1トラック目のトラックネームを、記録中の
トラックの記録用MD201上のトラック番号のトラック
ネームとして記憶部206に格納する。
【0081】次に、MDプレーヤ100は、1トラック目
の再生が終了すると、続けて2トラック目のトラックの
再生を開始し、2トラック目のトラックのオーディオデ
ータが変調部104からMDレコーダ200に出力され
る。一方、MDプレーヤ100のシステムコントローラ1
05は、記憶部106に格納したUTOCエリア1のトラッ
ク番号2のトラックネームを変調部104に送る。変調
部104は、このトラックネームをCHAR1〜6に格納し
TNOを02hとした図6に示したフォーマットのサブコー
ドQのデータを、MDレコーダ200に出力する。また、
変調部104は、この2トラック目のトラックネームを
タイトル情報として格納したサブコードQのデータと、I
NDEXを01hとしたサブコードQのデータを、2トラック
目のトラックのオーディオデータの出力中、切り替えな
がら繰り返し出力する。
【0082】MDレコーダ200では、MDプレーヤ100
から送られた2トラック目のオーディオデータが、記録
用MD201に追記される。また、MDレコーダ200のシ
ステムコントローラ205は復調部202から送られ
た、サブコードQのデータから読み出した2トラック目
のトラックネームを、記録中のトラックの記録用MD20
1上のトラック番号のトラックネームとして記憶部20
6に格納する。
【0083】以下、2トラック目と同様に、引き続くト
ラックの再生と記録が行われる。
【0084】最終トラックの再生が終了すると、MDプレ
ーヤ100のシステムコントローラ105は、変調部1
04に対して停止状態を設定する。変調部104は、こ
れに従い、INDEXをFFh(STOP状態を示す)とした図20
に示したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコ
ーダ200に出力する。また、システムコントローラ1
05は、記憶部106に格納したUTOCエリア1のディス
クネームを変調部104に送る。変調部104は、この
ディスクネームをCHAR1〜6に格納しTNOを00hとした
図6に示したフォーマットのサブコードQのデータを、M
Dレコーダ200に出力する。このディスクネームをタ
イトル情報として格納したサブコードQのデータと、IND
EXをFFhとしたサブコードQのデータとは、変調部104
によって、切り替わりながら繰り返し出力される。
【0085】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、復調部202から送られた、サブコードQの
データからMDプレーヤ100のSTOP状態を認識すると、
記憶部206に格納したディスクネームや、各トラック
番号のトラックネームを、記録用MD201のUTOCエリア
1に記録する。また、この際、UTOCエリア0のスタート
アドレスやエンドアドレスを、行った記録内容に合わせ
て記憶する。
【0086】なお、以上の処理では、ディスクネームや
各トラックネームをサブコードQのデータとして繰り返
しMDプレーヤ100からMDレコーダ200に送った。こ
れは、サブコードQのデータの伝送誤りなどを考慮した
ものであり、MDレコーダ200では、ディスクネームや
各トラックネームの各々について、一度、正常に受信で
きたものを記憶部205に記憶する。もちろん、多数決
論理などによって、複数回の入力から真のディスクネー
ムや各トラックネームを推定し記憶部205に記憶する
ようにしてもよい。
【0087】以上、本発明の第1の実施形態について説
明した。
【0088】以上のように、本第1実施形態によれば、
オーディオデータを伝送するデジタルオーディオインタ
フェース上のユーザデータを用いてタイトル情報を伝送
することにより、オーディオデータを伝送する伝送線路
と別個の信号線を必要とすることなしに、読み出し元の
MDや当該MDに記憶されたトラックに設定された文字列
を、利用者を煩わせることなく書き込み先のMDに書き込
むことができる。
【0089】以下、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0090】図8に、本第2実施形態に係るオーディオ
システムの構成を示す。
【0091】図示するように、本第2実施形態に係るオ
ーディオシステムは、CDプレーヤ300とMDレコーダ2
00を有する。CDプレーヤ300とMDレコーダ200
は、前述したデジタルオーディオインタフェースによっ
てオーディオデータを送受する。
【0092】CDプレーヤ300は、メカ制御部302、
信号処理部303、変調部304、記憶部306内蔵の
システムコントローラ305、表示部307、操作部3
08を有し、装着した再生用CD301の再生を行う。一
方、MDレコーダ200は、メカ制御部204、信号処理
部203、復調部202、記憶部206内蔵のシステム
コントローラ205、表示部207、操作部208を有
し、装着した記録用MD201への記録を行う。
【0093】MDレコーダ200のより詳細な構成は、前
記第1実施形態と同様であり、CDプレーヤのより詳細な
構成は図2に示したMD記録再生装置から記録及び圧縮/
伸長に関わる箇所を省略したものと、ほぼ同様である。
【0094】以下、本第2実施形態に係るオーディオシ
ステムの動作について説明する。
【0095】まず、CDプレーヤ300のシステムコント
ローラ305は、再生用CD301をメカ制御部302に
より回転させ、再生用CD301より再生用CD301のリ
ードインエリアに記録されているTOC(Table Of Content
s)のデータを読み出し、信号処理部303で処理を行
い、記憶部306に格納する。そして、CDプレーヤ30
0のシステムコントローラ305は、再生用CD301の
回転を停止し、停止状態とする。
【0096】図9に、再生用CD301に記憶されている
TOCの内容を示す。
【0097】図示するように、TOCには、POINT, PMIN,
PSEC, PFRAMEのエントリが、一つの同じエントリにつき
3個格納される。
【0098】POINTが01〜99のとき、POINTはトラッ
ク番号を表し、PMIN, PSEC, PFRAMEは、そのトラックの
開始時間を表す。POINTがA0のときPMINが最初のトラッ
ク番号を表し、POINTがA1のときPMINが最後のトラック
番号を表し、POINTがA2のときPMIN, PSEC, PFRAMEはリ
ードアウトエリアの開始時間を表す。
【0099】さて、停止状態のCDプレーヤ300のシス
テムコントローラ305は、記憶部306に格納したTO
Cのデータから、再生用CD301から記録用MD201に
記録するトラックの再生時間の和を求め、これを変調部
304に送る。変調部304は、この再生時間の和を、
図10に示すリードインエリア用のフォーマットのサブ
コードQのデータに含め、デジタルオーディオインタフ
ェース用の信号線350を介してMDレコーダ200に出
力する。
【0100】図10に示すサブコードQのフォーマット
は、リードインエリア用のフォーマットであり、TNO=0
0hが、リードインエリアのサブコードQデータであるこ
とを表している。また、サブコードQデータのPOINT, PM
IN, PSEC, PFRAMEには、TOCに記憶されているのPOINT,
PMIN, PSEC, PFRAMEが格納される。
【0101】再生用CD301から記録用MD201に記録
するトラックの再生時間の和を、このリードインエリア
用のフォーマットを用いて送る場合には、POINTを特別
な値として記録を要求する再生時間の和のデータのサブ
コードQであることを示した上で、PMIN, PSEC, PFRAME
に再生時間の和を設定し、MIN,SECに収録トラック数、F
RAMEに再生時間の和のPMINのオーバーフローした時間を
設定すればよい。ここで、MDは、収録トラック数に最大
255トラック(曲)という制限があるので、収録トラ
ック数を監視して、この制限を越えないように制御す
る。また、再生時間の和をリードアウト開始時間として
格納することとして、POINTをA2としてリードアウト開
始時間のデータのサブコードQであることを示した上
で、PMIN, PSEC, PFRAMEに再生時間の和を設定するよう
にしてもよい。
【0102】ここで、MDレコーダ200を録音待機状態
とすると、MDレコーダ200のシステムコントローラ2
05は、復調部202から送られたサブコードQのデー
タから記録用MD201に記録するトラックの再生時間の
和を読み出し、これと、記録用MD201の前述したUTOC
エリア0のスタートアドレス、エンドアドレスのデータ
より求めた記録用MD201の残記録時間を比較し、記録
用MD201の残記録時間が記録用MD201に記録するト
ラックの再生時間の和以上あれば録音OK、未満であれば
録音NGと判定し、判定結果を表示部207に表示する。
【0103】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205が、録音OKと判定した場合には、使用者は表示部
207の表示を見て、MDレコーダ200を録音状態と
し、CDプレーヤ300の再生開始を操作する。
【0104】CDプレーヤ300は、再生用CD301か
ら、記録用MD201に記録するトラックを再生する。再
生されたトラックのオーディオデータは、デジタルオー
ディオインタフェースの信号線350を介して、MDレコ
ーダ200にオーディオサンプルとして送られ、記録用
MD201に記録される。オーディオデータの記録後、各
トラックの再生時間に関するデータであるPOINT, PMIN,
PSEC, PFRAMEは、MDのUTOCに記録される。
【0105】一方、録音NGの判定が表示部207に表示
された場合には、使用者は表示を見て、記録用MDを充分
な残記録時間のあるMDに交換するか、または、CDプレー
ヤの選曲の組み合わせを設定するなど、記録を行うこと
ができるように対処することができる。
【0106】以上、本発明の第2の実施形態について説
明した。
【0107】以上の処理により、本第2実施形態によれ
ば、利用者が記録することを望んだトラックを、記録用
MDに記録しきれない場合に、そのことを使用者が知るこ
とができ、記録用MDに収まるように、使用者が対処して
記録を行うことができるようになる。
【0108】以下、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0109】本実施形態にかかるオーディオシステムの
構成は、図1に示した第1実施形態に係るオーディオシ
ステムの構成と同様である。
【0110】以下、本第3実施形態に係るオーディオシ
ステムの動作について説明する。
【0111】まず、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、再生用MD101をメカ制御部102に
より回転させ、再生用MD101より再生用MD101のUT
OCエリア0とUTOCエリア2のデータを読み出し、信号処
理部103で処理を行い、記憶部106に格納する。そ
して、MDプレーヤ100のシステムコントローラ105
は、再生用MD101の回転を停止し、停止状態とする。
【0112】さて、停止状態のMDプレーヤ100のシス
テムコントローラ105は、記憶部106に格納したUT
OCエリア2の各トラックのトラック記録日時のうち、再
生用MD101から記録用MD201に記録する各トラック
のトラック記録日時を変調部104に送る。変調部10
4は、この各トラック記録日時を、図11に示したサブ
コードQデータのフォーマットで、デジタルオーディオ
インタフェース用の信号線350を介してMDレコーダ2
00に出力する。
【0113】図11に示すサブコードQのフォーマット
では、ADR YYYYによって、記録日時のサブコードQデー
タであることを示し、TNOによってトラック番号を示
し、YEAR, MONTH, DATE, HOUR, MINUTE, SECONDによっ
てトラック記録日時を示している。
【0114】また、停止状態のMDプレーヤ100のシス
テムコントローラ105は、記憶部106に格納したUT
OCエリア0のスタートアドレスとエンドアドレスのデー
タから再生用MD101から記録用MD201に記録する各
トラックの再生時間の和を求め、これを変調部104に
送る。変調部104は、この各トラックの再生時間を、
図12に示したサブコードQデータのフォーマットで、
デジタルオーディオインタフェース用の信号線350を
介してMDレコーダ200に出力する。
【0115】図12に示すサブコードQのフォーマット
では、ADR ZZZZによって、再生時間のサブコードQデー
タであることを示し、TNOによってトラック番号を示
し、RMIN, RSEC, RFRAMEによってトラックの再生時間を
示している。また、TNOが00hの場合は、RMIN, RSEC,
RFRAMEによって再生用MD101から記録用MD201に記
録する各トラックの再生時間の和を示す。
【0116】一方、MDレコーダ200のシステムコント
ローラ205は、記録用MD201のUTOCエリア0とUTOC
エリア2のデータを読み出し、信号処理部203で処理
を行い、記憶部206に格納しておく。また、MDレコー
ダ200のシステムコントローラ205の記憶部206
には、予め利用者によって設定された、「新しい記録を
優先」、「古い記録を優先」のいずれかの内容が記憶さ
れている。
【0117】ここで、MDレコーダ200を録音待機状態
とすると、MDレコーダ200のシステムコントローラ2
05は、復調部202から送られたサブコードQのデー
タから記録用MD201に記録する各トラックの再生時間
の和を読み出し、これと記録用MD201のUTOCエリア0
のスタートアドレス、エンドアドレスから求めた記録用
MD201の残記録時間を比較し、記録用MD201の残記
録時間が記録用MD201に記録するトラックの再生時間
の和以上ない場合、すなわち、残記録時間が不足する場
合、記憶部206に格納した、記録用MD201に記録さ
れた各トラックのトラック記録日時と、復調部202が
MDプレーヤ100から受け取ったサブコードQのデータ
から読み出した、再生用MD101から記録用MD201に
記録する各トラックのトラック記録日時とを比較する。
【0118】そして、MDレコーダ200のシステムコン
トローラ205は、記憶部206に「新しい記録を優
先」が設定されている場合には、記録用MD201に記録
された各トラックと再生用MD101から記録用MD201
に記録する各トラックのうち、最も記録日時が古いもの
を記録対象外トラックとし、残りを記録対象トラックと
する処理を、記録対象トラックの再生時間の和が、記録
用MD201の残記録時間以下となるまで繰り返す。ま
た、記憶部206に「古い記録を優先」が設定されてい
る場合には、記録用MD201に記録された各トラックと
再生用MD101から記録用MD201に記録する各トラッ
クのうち、最も記録日時が新しいものを記録対象外トラ
ックとし、残りを記録対象トラックとする処理を、記録
対象トラックの再生時間の和が、記録用MD201の残記
録時間以下となるまで繰り返す。
【0119】そして、記録対象トラックの再生時間の和
が、記録用MD201の残記録時間以下となったならば、
判定結果を記憶部306に記憶し、記録用MD201に既
に記録された各トラックのうち記録対象外トラックとな
ったものを記録用MD201から削除する。そして、記録
可能となったことを表示部207に表示する。使用者は
表示を見て、MDレコーダ200を録音状態にし、MDプレ
ーヤ100を操作して録音を開始させる。
【0120】MDプレーヤ100は、再生用MD 101か
らトラックを再生し、記録用MD201に記録する。再生
されたトラックのオーディオデータは、デジタルオーデ
ィオインタフェースの信号線350を介して、MDレコー
ダ200にオーディオサンプルとして送られ、記録用MD
201に記録される。ただし、MDレコーダ200のシス
テムコントローラ205は、記録対象外トラックとした
トラックは記録の対象から除外して、再生されても記録
を行わない。
【0121】すなわち、システムコントローラ205
が、記憶部206の判定結果を参照して、記録対象とし
たトラックのみを記録用MD201に記録する。または、
システムコントローラ205が判定した結果、記録対象
としたトラック番号を表示部207に表示する構成とし
てもよい。この場合、使用者は、表示を見て、記録対象
としたトラックのみを再生するようにMDプレーヤ100
の選曲プログラム再生の設定をし、記録対象の曲(トラ
ック)のみを再生するようにして記録を行うことができ
る。
【0122】なお、オーディオデータの記録後、記録時
間及び記録日時のデータは記録用MD201のUTOCに記録
される。
【0123】以上、本発明の第3の実施形態について説
明した。
【0124】以上の処理により、本第3実施形態によれ
ば、利用者が記録することを望んだトラックを、記録用
MDに記録しきれない場合に、記録用MDに収まるように記
録するトラックをMDレコーダが自動的に選択し、選択し
たトラックのみを記録するようにMDレコーダを制御する
ことができるようになる。また、この選択を、予め利用
者によって設定された優先度の基準に従って行うので、
利用者の意図に沿った選択を行うことができる。
【0125】以下、本発明の第4の実施形態について説
明する。
【0126】本第4実施形態に係るオーディオシステム
の構成は、図1に示した第1実施形態に係るオーディオ
システムと同様である。
【0127】以下、本第4実施形態に係るオーディオシ
ステムの動作について説明する。
【0128】まず、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、再生用MD101をメカ制御部102に
より回転させ、再生用MD101より再生用MD101のUT
OCエリア0のデータを読み出し、信号処理部103で処
理を行い、記憶部106に格納する。そして、MDプレー
ヤ100のシステムコントローラ105は、再生用MD1
01の回転を停止し、停止状態とする。
【0129】さて、停止状態のMDプレーヤ100のシス
テムコントローラ105は、記憶部106に格納したUT
OCエリア0のスタートアドレスとエンドアドレスのデー
タから、再生用MD101から記録用MD201に記録する
各トラックの再生時間の和を求め、これを変調部104
に送る。また、再生用MD101から記録用MD201に記
録する各トラックの記録モードをUTOCエリア0から抽出
し変調部104に送る。記録モードは、録音される音声
が左右2chのステレオであるか、モノラルであるかを示
す。変調部104は、この各トラックの再生時間を、先
に図12に示したサブコードQデータのフォーマット
で、デジタルオーディオインタフェース用の信号線35
0を介してMDレコーダ200に出力する。
【0130】ここで、図12のサブコードQのフォーマ
ットでは、RMODEは、TNOが示すトラック番号のトラック
の記録モードを示す。
【0131】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、復調部202から送られたサブコードQのデ
ータから記録用MD201に記録する各トラックの記録モ
ードをトラック番号と共に読み出し、記憶部206に格
納する。また、MDレコーダ200のシステムコントロー
ラ205は、復調部202から、送られたサブコードQ
のデータから記録用MD201に記録するトラックの再生
時間の和を読み出し、この再生時間の和と、UTOCエリア
0のスタートアドレス、エンドアドレスのデータより求
めた記録用MD201の残記録時間を比較する。
【0132】比較の結果、記録用MD201の残記録時間
が、記録しようとするトラックの再生時間の和以上あれ
ば、そのままで、録音OKであるので、その旨を表示部2
07に表示する。
【0133】比較の結果、記録用MD201の残記録時間
が、記録しようとするトラックの再生時間の和未満であ
れば、システムコントローラ205は、記憶部206に
記憶した各トラックの記録モードを参照し、記録モード
がステレオのトラックを順次モノラルに切り替えて記録
を行うよう記憶部206に設定しながら、再生時間の和
と残記録時間を比較し、比較の結果、記録用MD201の
残記録時間が、記録するトラックの再生時間の和以上に
なったところで、録音OKとし、記録モードをステレオか
らモノラルに切り替えて記録することとしたトラック番
号を表示部207に表示する。ただし、記録モードがモ
ノラルの記録時間は、記録モードをモノラルとして記録
する場合に使用する記録容量の、記録モードをステレオ
として記録する場合に使用する記録容量に対する比率
を、記録モードがステレオのトラックの再生時間に乗じ
たものとする。
【0134】そして、MDレコーダ200を録音待機状態
に遷移させ、表示部207に録音OKを表示する。
【0135】使用者は、録音OKの表示を確認した後、MD
レコーダ200の録音開始を操作し、MDプレーヤ100
を再生開始させて、再生用MD101から、記録用MD20
1に記録するトラックを再生する。再生されたトラック
のオーディオデータは、デジタルオーディオインタフェ
ースの信号線350を介して、MDレコーダ200にオー
ディオサンプルとして送られる。
【0136】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、オーディオサンプルとして送られた各トラッ
クを、先に記憶部206に設定した記録モードで、記録
用MD201に記録する。
【0137】すなわち、記録モードを変えずに、そのま
まで録音OKと確認した場合には、モノラルモードのトラ
ックについては記録モードをモノラルとして、ステレオ
モードのトラックについては記録モードをステレオとし
て、再生元の記録モードに合わせて記録用MD201に記
録する。この結果、モノラルモードで記録する方がステ
レオモードで記録する場合に比べ必要とする記憶容量が
少なくて済むので、モノラルモードのトラックをステレ
オで記録する場合に比べ、記録用MD201を有効に使用
することができることになる。
【0138】また、記録用MDの残記録時間が、記録しよ
うとするトラックの再生時間の和に対して不足する場合
に、記録モードをステレオからモノラルに切り替えるこ
とによって、限られたMDの記録領域に、より多くのトラ
ックを記録することができる。
【0139】なお、記録用MDへのオーディオデータの記
録の後、記録時間及び記録モードのデータは、記録用MD
のUTOCに記録される。
【0140】以下、本発明の第5の実施形態について説
明する。
【0141】本第5実施形態に係るオーディオシステム
の構成は、図1に示した第1実施形態に係るオーディオ
システムと同様である。
【0142】ただし、本第5実施形態では、MDのUTOCエ
リアにMDや各トラックのジャンルを表すジャンル情報を
記録する。
【0143】ジャンル情報は、MDや各トラックに記録し
たオーティオデータの分類を表すものであり、オーディ
オデータが楽曲を表すものであれば、たとえば、ポップ
ス、演歌、クラシックなどの楽曲の属する分類をオーテ
ィオデータの分類として用いることができる。ただし、
ジャンル情報として、どのような分類を用いるかは任意
でよく、たとえば、オーディオデータが楽曲を表す対
象、ニュースやインタビューや音楽などの分類をオーデ
ィオデータの分類として用いてもよい。
【0144】本実施形態では、複数の分類系列A,B,C,D
それぞれについての分類を、ジャンル情報としてMDおよ
び各トラックに与える。たとえば、分類系列Aはオーデ
ィオデータの属する音楽の種類を分類とする分類系列で
あり、系列Bは楽曲の演奏者の属する国を分類とする分
類系列であり、分類系列Cは楽曲の演奏者の性別を分類
とする分類系列であり、分類系列Dは楽曲の主たる演奏
楽器を分類とする分類系列とする。この場合は、英国の
女性サックス奏者によるジャズ曲を記録したトラックの
ジャンル情報は、分類系列Aのデータ=ジャズを表すデー
タ、分類系列Bのデータ=英国を表すデータ、分類系列C
のデータ=女性を表すデータ、分類系列Dのデータ=サッ
クスを表すデータとなる。
【0145】このようなジャンル情報を、UTOCエリアに
記録する方法としては、先に図4に示したUTOCエリア2
に記録するタイトル情報中に含める方法がある。たとえ
ば、あるトラックのタイトルの文字列がTTTであり、そ
のトラックのジャンル情報が分類系列AのデータAA,分類
系列BのデータBB,分類系列CのデータCC,分類系列Dのデ
ータDDであれば、適当な識別子たとえば””によってジ
ャンルとタイトルの文字列が分離可能なように、ジャン
ルとタイトルの文字列を連結した”AABBCCDD”AAAをタ
イトル情報として記録するようにすることができる。
【0146】また、ジャンル情報を、UTOCエリアに記録
する他の方法としては、UTOCエリアに図13に示すよう
にジャンル情報用のUTOCエリアGを設け、このUTOCエリ
アGに、MDやMDに記録されている各トラックのジャンル
情報を格納する方法がある。
【0147】以下では、UTOCエリアGにMDやMDに記録さ
れている各トラックのジャンル情報を格納する場合を例
にとり、本第5実施形態を説明する。
【0148】さて、本第5実施形態では、システムコン
トローラ12はUTOCエリアGから、MDやMDに記録されて
いる各トラックのジャンル情報を読み出し、これをデジ
タルオーディオインタフェース変調/復調回路11に送
る。
【0149】デジタルオーディオインタフェース変調/
復調回路11は、タイトル情報を、図14に示すフォー
マットの、ユーザデータが形成するサブコードブロック
のサブコードQデータとして、デジタルオーディオイン
タフェースのユーザデータに含め、デジタル入出力部1
9を介して出力する。
【0150】図14において、ADRがGGGGのとき、サブ
コードQがジャンル情報のデータであることを示し、GRO
UP1A〜GROUP2Dがジャンル情報のデータを表し、TNO
は、GROUP1A〜GROUP2Dの示す文字列が、MDのジャンル
情報であるかどうかや、MDのジャンル情報でない場合に
はMDに記録されたどのトラックのジャンル情報であるか
を示す。
【0151】ここで、図2のMD記録再生装置が、MDプレ
ーヤ100として機能する場合、システムコントローラ
12は、MD1の再生を停止している期間には、MDについ
てのジャンル情報を格納した図14のサブコードQデー
タが繰り返し送信されるよう制御する。一方、MD1の再
生をしている期間には、再生しているトラックのジャン
ル情報を格納した図14のサブコードQデータが繰り返
し、先に図20に示した通常のサブコードQデータと切
り替わりながら出力されるように制御する。
【0152】一方、図2のMD記憶再生装置が、MDレコー
ダ200として機能する場合、システムコントローラ1
2は、図15に示すように、デジタルオーディオインタ
フェースによってデジタル入出力部10から入力したチ
ャネルステータスデータやユーザデータを処理する動作
を行う。
【0153】すなわち、システムコントローラ12は、
チャネルステータスデータやユーザデータが入力される
と、常にこれをチェックする。
【0154】すなわち、まず、チャネルステータスデー
タのビット0をチェックし、デジタルオーディオインタ
フェースへの出力機器が、民生用デジタルオーディオ機
器かどうかを調べ(ステップST501)、次に、ビット
6〜7のモードが標準の0であるかどうかを調べ(ステ
ップST503)、ビット1〜5のコントロールが2チャ
ンネルオーディオかどうかを調べる(ステップST50
4)。
【0155】そして、民生用デジタルオーディオ機器で
ない場合やモードが0でない場合や2チャンネルオーデ
ィオでない場合には、記録動作を一時停止させる(ステ
ップST502)。
【0156】他の場合には、チャネルステータスデータ
のビット8〜15のカテゴリコードが、ソースがミニデ
ィスクまたはコンパクトディスクであることを示してい
るかどうかを調べ(ステップST505)、そうでなけれ
ば、今回のチェックを終了する。
【0157】一方、ソースがミニディスクまたはコンパ
クトディスクである場合には、ユーザデータからサブコ
ードQのデータを取得し(ステップST506)、サブコ
ードQのADRが0または1であるかどうかを調べる。(ス
テップST507)サブコードQのデータは、ADRが0の場
合は、先に図20に示したMDの従来のサブコードQのデ
ータであり、ADRが1の場合は先に図19に示したトラ
ック番号や経過時間を格納したサブコードQのデータと
なる。
【0158】そこで、ADRが0または1である場合に
は、サブコードQのデータ中でトラック番号を表してい
るTNOを調べ、これが前回調べたTNOの値と異なるかを調
べ(ステップST508)、異なる場合には、オーディオ
サンプルとして入力するオーディオデータのトラックが
切り替わったことを意味するので、記録しているトラッ
ク番号を更新する処理を行う(ステップST509)。具
体的には、たとえば、オーディオデータのミニディスク
への記録位置に応じて、トラックが切り替わる前に入力
していたトラックの図3に示したUTOCエリア0のエンド
アドレスと、トラックが切り替わった後に入力するトラ
ックのスタートアドレスのデータと、トラックを記録す
るMD上のトラック番号を設定する。
【0159】一方、ADRが0または1でない場合には、
さらにADRがGGGGであるかどうかを調べる(ステップST
510)。そして、ADRがGGGGであれば、サブコードQの
データは、図13に示したMDまたはトラックのジャンル
情報を格納したデータであるので、このジャンル情報を
TNOと共に取得する処理を行い(ステップST511)、
処理を終了する。ここで、取得したトラックのジャンル
情報は、最終的にジャンル情報と共に取得したTNO(再
生用MD上のトラック番号)のトラックを記録した際のト
ラック番号(記録用MD上のトラック番号)に対応付け、
図13に示したミニディスク1のUTOCエリアGにジャン
ル情報として記録する。ただし、TNOがトラックのジャ
ンル情報ではなくMDのジャンル情報であることを示して
いるときには、MDのジャンル情報として記録する。
【0160】ここで図1に戻り、以上のようにオーディ
オデータに加えジャンル情報をデジタルオーディオイン
タフェースで出力する機能を備えたMDプレーヤ100
と、デジタルオーディオインタフェースで入力するジャ
ンル情報をMDに記録する機能を備えたMDレコーダ200
による、再生用MD101から読み出したオーディオデー
タを、記録用MD201へ記録する際の全体的な動作のシ
ーケンスについて説明する。
【0161】まず、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、再生用MD101をメカ制御部102に
より回転させ、信号処理部103で処理を行い、記憶部
106にUTOCのデータを格納する。
【0162】データを格納した後、MDプレーヤ100の
システムコントローラ105は再生用MD101の回転を
停止し、停止状態とする。このとき、システムコントロ
ーラ105は、記憶部106に格納したUTOCエリアGの
ディスクのジャンル情報を変調部104に送る。変調部
104は、このディスクのジャンル情報をGROUP1A〜GR
OUP2Dに格納しTNOを00hとした図14に示したフォー
マットのサブコードQのデータを、MDレコーダ200に
出力する。また、MDプレーヤ100のシステムコントロ
ーラ105は、変調部104に対して停止状態を設定す
る。変調部104は、これに従い、INDEXをFFh(STOP状
態を示す)とした図20に示したフォーマットのサブコ
ードQのデータをMDレコーダ200に出力する。このデ
ィスクのジャンル情報を格納したサブコードQのデータ
と、INDEXをFFhとしたサブコードQのデータとは、変調
部104によって、MDプレーヤ100の停止中、切り替
わりながら繰り返し出力される。
【0163】ここでMDレコーダ200を記録待機状態に
すると、MDレコーダ200のメカ制御部204は、記録
用MD201の追記可能領域の位置に対する記録待機状態
となる。MDレコーダ200のシステムコントローラ20
5は、記録待機状態となると、復調部202から送られ
たサブコードQのデータから読み出したディスクのジャ
ンル情報を、ディスクのジャンル情報として記憶部20
6に格納する。
【0164】次に、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、メカ制御部102を、再生用MDの1ト
ラック目を再生対象として一時停止状態となるように制
御する。そして、システムコントローラ105は、変調
部104に対して再生対象のトラック番号と、動作状態
を設定する。変調部104は、これに従い、TNOを01
h、INDEXを00h(PAUSE状態を示す)とした図20に示
したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコーダ
に出力する。また、システムコントローラ105は、変
調部104に、記憶部106に格納したUTOCエリアGの
トラック番号1のトラックのジャンル情報を変調部10
4に送る。変調部104は、このジャンル情報をGROUP
1A〜GROUP2Dに格納しTNOを01hとした図14に示し
たフォーマットのサブコードQのデータを、MDレコーダ
200に出力する。この1トラック目のトラックのジャ
ンル情報を格納したサブコードQのデータと、INDEXを0
0hとしたサブコードQのデータは、変調部104によっ
て、MDプレーヤ100の一時停止中、切り替えられなが
ら繰り返し出力される。
【0165】ここで、記録待機状態にあるMDレコーダ2
00のシステムコントローラ205は、復調部202か
ら送られた、サブコードQのデータから読み出した1ト
ラック目のトラックのジャンル情報を、既に記録用MD2
01に記録されているトラックの最終番号の次の番号の
トラック番号のトラックのジャンル情報として記憶部2
06に格納する。
【0166】次に、MDレコーダ200を記録状態にした
後、MDプレーヤ100を再生状態にすると、MDプレーヤ
100は、1トラック目の再生を開始し、1トラック目
のトラックのオーディオデータが変調部104からMDレ
コーダ200に出力される。一方、MDプレーヤ100の
システムコントローラ105は、変調部104に対して
再生対象のトラック番号と、動作状態を設定する。変調
部104は、これに従い、TNOを01h、INDEXを01h
(PLAY状態を示す)とした図20に示したフォーマット
のサブコードQのデータをMDレコーダ200に出力す
る。また、変調部104は、1トラック目のトラックの
ジャンル情報を格納したサブコードQのデータと、INDEX
を01hとしたサブコードQのデータとを、1トラック目
のトラックのオーディオデータの出力中、切り替えなが
ら繰り返し出力する。
【0167】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、INDEXを01h(PLAY状態を示す)とした図2
0に示したフォーマットのサブコードQのデータを認識
すると、MDプレーヤ100から送られたオーディオデー
タを、既に記録用MD201に記録されている最終トラッ
クの次のトラックとして記録用MD201に記録する。ま
た、MDレコーダ200のシステムコントローラ205は
復調部202から送られた、サブコードQのデータから
読み出した1トラック目のトラックのジャンル情報を、
記録中のトラックの記録用MD201上のトラック番号の
トラックのジャンル情報として記憶部206に格納す
る。
【0168】次に、MDプレーヤ100は、1トラック目
の再生が終了すると、続けて2トラック目のトラックの
再生を開始し、2トラック目のトラックのオーディオデ
ータが変調部104からMDレコーダ200に出力され
る。一方、MDプレーヤ100のシステムコントローラ1
05は、記憶部106に格納したUTOCエリアGのトラッ
ク番号2のトラックのジャンル情報を変調部104に送
る。変調部104は、このジャンル情報をGROUP1A〜GR
OUP2Dに格納しTNOを02hとした図14に示したフォー
マットのサブコードQのデータを、MDレコーダ200に
出力する。また、変調部104は、この2トラック目の
トラックのジャンル情報を格納したサブコードQのデー
タと、INDEXを01hとしたサブコードQのデータを、2
トラック目のトラックのオーディオデータの出力中、切
り替えながら繰り返し出力する。
【0169】MDレコーダ200では、MDプレーヤ100
から送られた2トラック目のオーディオデータが、記録
用MD201に追記される。また、MDレコーダ200のシ
ステムコントローラ205は復調部202から送られ
た、サブコードQのデータから読み出した2トラック目
のトラックのジャンル情報を、記録中のトラックの記録
用MD201上のトラック番号のトラックのジャンル情報
として記憶部206に格納する。
【0170】以下、2トラック目と同様に、引き続くト
ラックの再生と記録が行われる。
【0171】最終トラックの再生が終了すると、MDプレ
ーヤ100のシステムコントローラ105は、変調部1
04に対して停止状態を設定する。変調部104は、こ
れに従い、INDEXをFFh(STOP状態を示す)とした図20
に示したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコ
ーダ200に出力する。また、システムコントローラ1
05は、記憶部106に格納したUTOCエリアGのディス
クのジャンル情報を変調部104に送る。変調部104
は、このジャンル情報をGROUP1A〜GROUP2Dに格納しTN
Oを00hとした図14に示したフォーマットのサブコー
ドQのデータを、MDレコーダ200に出力する。このデ
ィスクのジャンル情報を格納したサブコードQのデータ
と、INDEXをFFhとしたサブコードQのデータとは、変調
部104によって、切り替わりながら繰り返し出力され
る。
【0172】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、復調部202から送られた、サブコードQの
データからMDプレーヤ100のSTOP状態を認識すると、
記憶部206に格納したディスクのジャンル情報や、各
トラック番号のトラックのジャンル情報を、記録用MD2
01のUTOCエリアGに記録する。また、この際、UTOCエ
リア0のスタートアドレスやエンドアドレスを、行った
記録内容に合わせて記憶する。
【0173】なお、以上の処理では、ディスクや各トラ
ックのジャンル情報をサブコードQのデータとして繰り
返しMDプレーヤ100からMDレコーダ200に送った。
これは、サブコードQのデータの伝送誤りなどを考慮し
たものであり、MDレコーダ200では、ディスクや各ト
ラックのジャンル情報の各々について、一度、正常に受
信できたものを記憶部205に記憶する。もちろん、多
数決論理などによって、複数回の入力から真のディスク
や各トラックのジャンル情報を推定し記憶部205に記
憶するようにしてもよい。
【0174】以上、本発明の第5の実施形態について説
明した。
【0175】以上のように、本第5実施形態によれば、
オーディオデータを伝送するデジタルオーディオインタ
フェース上のユーザデータを用いてジャンル情報を伝送
することにより、オーディオデータを伝送する伝送線路
と別個の信号線を必要とすることなしに、読み出し元の
MDに設定された、読み出し元のMDや当該MDに記憶された
トラックに設定されたジャンル情報を、利用者を煩わせ
ることなく書き込み先のMDに書き込むことができる。
【0176】なお、前述したように、ジャンル情報をタ
イトル情報に含めてMDに記録する場合には、前記第1の
実施形態の動作によって、同様に、オーディオデータを
伝送する伝送線路と別個の信号線を必要とすることなし
に、読み出し元のMDに設定された、読み出し元のMDや読
み出し元のMDに記憶されたトラックに設定されたジャン
ル情報を、利用者を煩わせることなく書き込み先のMDに
書き込むことができる。
【0177】以下、本発明の第6の実施形態について説
明する。
【0178】第6実施形態に係るオーディオシステムの
構成は、図1に示した第1実施形態に係るオーディオシ
ステムと同様である。
【0179】また、本第6実施形態においても、前記第
5実施形態と同様にMDのUTOCエリアにMDや各トラックの
ジャンルを表すジャンル情報を記録する。
【0180】以下、本実施形態に係るオーディオシステ
ムのMDプレーヤ100と、MDレコーダ200による、再
生用MD101から読み出したオーディオデータを、記録
用MD201へ記録する際の全体的な動作のシーケンスに
ついて説明する。
【0181】図1において、MDレコーダ200のシステ
ムコントローラ205は、記録に先立ち操作部208を
介して利用者より、ジャンル指定録音を行うかどうか
と、どの分類系列の分類に従ったジャンル指定録音を行
うかの設定を受け付け、ジャンル指定録音を行う旨の設
定を受け付けた場合には、ジャンル指定録音が従う分類
系列を記録対象分類系列として記憶部206に記憶す
る。ここで、以下の説明では、分類系列Aに従ったジャ
ンル指定録音を行う旨の設定が利用者よりなされ、分類
系列Aが記録対象分類系列として記憶部206に記録さ
れたものとする。なお、以下に説明するように、特定の
分類系列に従ったジャンル指定録音を行う旨の設定が利
用者よりなされた場合、MDプレーヤ100が再生用MD1
01から読み出し、MDレコーダ200に送信したトラッ
クのうち、設定された分類系列のデータが特定の値を持
つジャンル情報に対応するトラックのみが記録用MD20
1へ記録されることになる。
【0182】さて、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、再生用MD101をメカ制御部102に
より回転させ、信号処理部103で処理を行い、記憶部
106にUTOCのデータを格納する。
【0183】データを格納した後、MDプレーヤ100の
システムコントローラ105は再生用MD101の回転を
停止し、停止状態とする。このとき、システムコントロ
ーラ105は、記憶部106に格納したUTOCエリアGの
ディスクおよび各トラックのジャンル情報を、順番に変
調部104に送る。変調部104は、このディスクおよ
び各トラックののジャンル情報をGROUP1A〜GROUP2Dに
格納し、格納したジャンル情報に対応するディスク、ト
ラックに応じてTNOを00h〜0nhとした図14に示した
フォーマットのサブコードQのデータを、MDレコーダ2
00に出力する。また、MDプレーヤ100のシステムコ
ントローラ105は、変調部104に対して停止状態を
設定する。変調部104は、これに従い、INDEXをFFh
(STOP状態を示す)とした図20に示したフォーマット
のサブコードQのデータをMDレコーダ200に出力す
る。このディスクのジャンル情報を格納したサブコード
Qのデータと、INDEXをFFhとしたサブコードQのデータと
は、変調部104によって、MDプレーヤ100の停止
中、切り替わりながら繰り返し出力される。
【0184】ここでMDレコーダ200を記録待機状態に
すると、記録用MD201をメカ制御部202により回転
させ、信号処理部203で処理を行い、記憶部206に
UTOCのデータを格納する。また、特に、UTOCエリアGに
格納されたディスクの、記憶部206に記憶されている
記録対象分類系列Aのデータを、記録対象分類データと
して記憶部206に記憶する。そして、MDレコーダ20
0のメカ制御部204は、記録用MD201の追記可能領
域の位置に対する記録待機状態となる。MDレコーダ20
0のシステムコントローラ205は、記録待機状態とな
ると、復調部202から送られたサブコードQのデータ
から読み出したディスクやトラックのジャンル情報を、
ディスクやトラックのジャンル情報として記憶部206
に格納する。
【0185】次に、MDプレーヤ100のシステムコント
ローラ105は、メカ制御部102を、再生用MDの1ト
ラック目を再生対象として一時停止状態となるように制
御する。そして、システムコントローラ105は、変調
部104に対して再生対象のトラック番号と、動作状態
を設定する。変調部104は、これに従い、TNOを01
h、INDEXを00h(PAUSE状態を示す)とした図20に示
したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコーダ
に出力する。また、システムコントローラ105は、変
調部104に、記憶部106に格納したUTOCエリアGの
トラック番号1のトラックのジャンル情報を変調部10
4に送る。変調部104は、このジャンル情報をGROUP
1A〜GROUP2Dに格納しTNOを01hとした図14に示し
たフォーマットのサブコードQのデータを、MDレコーダ
200に出力する。この1トラック目のトラックのジャ
ンル情報を格納したサブコードQのデータと、INDEXを0
0hとしたサブコードQのデータは、変調部104によっ
て、MDプレーヤ100の一時停止中、切り替えられなが
ら繰り返し出力される。
【0186】ここで、記録待機状態にあるMDレコーダ2
00のシステムコントローラ205は、復調部202か
ら送られた、サブコードQのデータから読み出した1ト
ラック目のトラックのジャンル情報を、既に記録用MD2
01に記録されているトラックの最終番号の次の番号の
トラック番号のトラックのジャンル情報として記憶部2
06に格納する。
【0187】次に、MDレコーダ200を記録状態にする
と、MD201に記録されているトラックの最終番号の次
の番号のトラック番号のトラックのジャンル情報として
記憶部206に記憶したジャンル情報の、記憶部206
に記憶されている記録対象分類系列Aのデータが、記憶
部206に記憶されている記録対象分類データと一致す
るかどうかを調べ、一致しない場合には、表示部207
に表示不可の旨を表示し、MDレコーダ200を記録一時
停止状態とし、一致している場合には、記録状態を維持
する。
【0188】一方、MDレコーダ200を記録状態にした
後、MDプレーヤ100を再生状態にすると、MDプレーヤ
100は、1トラック目の再生を開始し、1トラック目
のトラックのオーディオデータが変調部104からMDレ
コーダ200に出力される。一方、MDプレーヤ100の
システムコントローラ105は、変調部104に対して
再生対象のトラック番号と、動作状態を設定する。変調
部104は、これに従い、TNOを01h、INDEXを01h
(PLAY状態を示す)とした図20に示したフォーマット
のサブコードQのデータをMDレコーダ200に出力す
る。また、変調部104は、1トラック目のトラックの
ジャンル情報を格納したサブコードQのデータと、INDEX
を01hとしたサブコードQのデータとを、1トラック目
のトラックのオーディオデータの出力中、切り替えなが
ら繰り返し出力する。
【0189】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、記録状態にあるときに、INDEXを01h(PLAY
状態を示す)とした図20に示したフォーマットのサブ
コードQのデータを認識すると、MDプレーヤ100から
送られたオーディオデータを、既に記録用MD201に記
録されている最終トラックの次のトラックとして記録用
MD201に記録する。また、MDレコーダ200のシステ
ムコントローラ205は復調部202から送られた、サ
ブコードQのデータから読み出した1トラック目のトラ
ックのジャンル情報を、記録中のトラックの記録用MD2
01上のトラック番号のトラックのジャンル情報として
記憶部206に格納する。一方、記録一時停止状態にあ
るときには、MDプレーヤ100から送られた1トラック
目のオーディオデータの記録を行わない。結果、1トラ
ック目のジャンル情報の記録対象分類系列のデータが記
録対象分類データと一致した場合は、1トラック目のオ
ーディオデータが、記録用MD201に追記され、一致し
ない場合は、MDプレーヤ100から送られた1トラック
目のオーディオデータの記録は行われない。
【0190】次に、MDプレーヤ100は、1トラック目
の再生が終了すると、MDプレーヤ100のシステムコン
トローラ105は、記憶部106に格納したUTOCエリア
Gのトラック番号2のトラックのジャンル情報を変調部
104に送る。変調部104は、このジャンル情報をGR
OUP1A〜GROUP2Dに格納しTNOを02hとした図14に示
したフォーマットのサブコードQのデータを、MDレコー
ダ200に出力する。また、MDプレーヤ100は、2ト
ラック目のトラックの再生を開始し、2トラック目のト
ラックのオーディオデータが変調部104からMDレコー
ダ200に出力される。なお、変調部104は、この2
トラック目のトラックのジャンル情報を格納したサブコ
ードQのデータと、INDEXを01hとしたサブコードQのデ
ータを、トラックのオーディオデータの出力中、切り替
えながら繰り返し出力する。
【0191】一方、記録状態もしくは記録一時停止状態
にあるMDレコーダ200は、復調部202から送られ
た、サブコードQのデータから読み出した2トラック目
のトラックのジャンル情報を、既に記録用MD201に記
録されているトラックの最終番号の次の番号のトラック
番号のトラックのジャンル情報として記憶部206に格
納する。そして、MD201に記録されているトラックの
最終番号の次の番号のトラック番号のトラックのジャン
ル情報として記憶部206に記憶したジャンル情報の、
記憶部206に記憶されている記録対象分類系列Aのデ
ータが、記憶部206に記憶されている記録対象分類デ
ータと一致するかどうかを調べ、一致しない場合には、
表示部207に表示不可の旨を表示し、MDレコーダ20
0を記録一時停止状態とし、一致している場合には、MD
レコーダ200を記録状態とする。
【0192】結果、2トラック目の2トラック目のジャ
ンル情報の記録対象分類系列のデータが記録対象分類デ
ータと一致した場合は、MDレコーダ200が記録状態と
なり、MDプレーヤ100から送られた2トラック目のオ
ーディオデータが、記録用MD201に追記される。ま
た、MDレコーダ200のシステムコントローラ205は
復調部202から送られた、サブコードQのデータから
読み出した2トラック目のトラックのジャンル情報を、
記録中のトラックの記録用MD201上のトラック番号の
トラックのジャンル情報として記憶部206に格納す
る。一方、トラック目のジャンル情報の記録対象分類系
列のデータが記録対象分類データと一致しない場合は、
記録一時停止状態となり、MDプレーヤ100から送られ
た2トラック目のオーディオデータの記録は行われな
い。
【0193】以下、1、2トラック目と同様に、引き続
くトラックの再生と記録が行われる。
【0194】最終トラックの再生が終了すると、MDプレ
ーヤ100のシステムコントローラ105は、変調部1
04に対して停止状態を設定する。変調部104は、こ
れに従い、INDEXをFFh(STOP状態を示す)とした図20
に示したフォーマットのサブコードQのデータをMDレコ
ーダ200に出力する。また、システムコントローラ1
05は、記憶部106に格納したUTOCエリアGのディス
クのジャンル情報を変調部104に送る。変調部104
は、このジャンル情報をGROUP1A〜GROUP2Dに格納しTN
Oを00hとした図14に示したフォーマットのサブコー
ドQのデータを、MDレコーダ200に出力する。このデ
ィスクのジャンル情報を格納したサブコードQのデータ
と、INDEXをFFhとしたサブコードQのデータとは、変調
部104によって、切り替わりながら繰り返し出力され
る。
【0195】MDレコーダ200のシステムコントローラ
205は、復調部202から送られた、サブコードQの
データからMDプレーヤ100のSTOP状態を認識すると、
記憶部206に格納した各トラック番号のトラックのジ
ャンル情報を、記録用MD201のUTOCエリアGに記録す
る。また、この際、UTOCエリア0のスタートアドレスや
エンドアドレスを、行った記録内容に合わせて記憶す
る。なお、ここでは記憶部206に格納したディスクの
ジャンル情報については、記録用MD201のUTOCエリア
Gに記録しない。
【0196】なお、以上の処理では、各トラックのジャ
ンル情報をサブコードQのデータとして繰り返しMDプレ
ーヤ100からMDレコーダ200に送った。これは、サ
ブコードQのデータの伝送誤りなどを考慮したものであ
り、MDレコーダ200では、各トラックのジャンル情報
の各々について、一度、正常に受信できたものを記憶部
205に記憶する。もちろん、多数決論理などによっ
て、複数回の入力から真のトラックのジャンル情報を推
定し記憶部205に記憶するようにしてもよい。
【0197】以上、本発明の第6の実施形態について説
明した。
【0198】なお、以上の実施形態では、ジャンル情報
を複数の分類系列から構成したが、これは単一の分類系
列で構成するようにしてもよい。この場合は、利用者
は、記録対象分類系列を設定する必要はない。また、複
数の分類系列のうち、あらかじめ定めた特定の分類系列
を記録対象分類系列として使用するようにしてもよい。
この場合も、利用者は、記録対象分類系列を設定する必
要はない。
【0199】また、以上の実施形態では、記録対象分類
データを、記録用MDのジャンル情報の分類のデータとし
たが、利用者より記録対象分類データとするデータの設
定を受け付け、これを記録対象分類データとするように
してもよい。
【0200】以上、本第6実施形態によれば、再生用MD
に記録されたトラックのうち、特定のジャンル情報を持
つトラックのみを自動的に選択し、記録用MDに記録する
ことができる。
【0201】以上、本発明の実施形態について説明し
た。
【0202】なお、以上の各実施形態は、組み合わせて
実施するようにしてもよい。
【0203】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ある記
憶媒体から読み出したオーディオデータのトラックを他
の記憶媒体に記録する際に、オーディオデータを伝送す
る伝送線路と別個の信号線を必要とすることなしに、読
み出し元の記憶媒体に設定された、読み出し元の記憶媒
体や当該記憶媒体に記憶されたトラックに設定された文
字列を、利用者を煩わせることなく書き込み先の記憶媒
体に書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るオーディオシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る記録再生装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】MDのUTOCの内容を表す図である。
【図4】MDのUTOCの内容を表す図である。
【図5】MDのUTOCの内容を表す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るサブコードQの内
容を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るMDレコーダの行う
処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係るオーディオシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図9】CDのリードインエリアの内容を表す図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るサブコードQの
内容を示す図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係るサブコードQの
内容を示す図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係るサブコードQの
内容を示す図である。
【図13】本発明の第5実施形態において設けたMDのUT
OCエリアGの内容を表す図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係るサブコードQの
内容を示す図である。
【図15】本発明の第5実施形態に係るMDレコーダの行
う処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】デジタルオーディオインタフェースのフレー
ムフォーマットを示す図である。
【図17】デジタルオーディオインタフェースのチャネ
ルステータスデータフォーマットを示す図である。
【図18】デジタルオーディオインタフェースのCDのユ
ーザデータフォーマットを示す図である。
【図19】デジタルオーディオインタフェースのCDのサ
ブコードQのデータフォーマットを示す図である。
【図20】デジタルオーディオインタフェースのMDのサ
ブコードQのデータフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
100-MDプレーヤ、101-再生用MD、102-メカ制
御部、103-信号処理部、104-変調部、105-シ
ステムコントローラ、107-表示部、108-操作部、
200-MDレコーダ、201-記録用MD、202-復調
部、203-信号処理部、204-メカ制御部、205-
システムコントローラ、207-表示部、208-操作
部、300-CDプレーヤ、301-再生用CD、302-メ
カ制御部、303-信号処理部、304-変調部、305
-システムコントローラ、307-表示部、308-操作

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオデータの1以上のトラックと、
    前記トラックもしくは記憶媒体に対して設定された属性
    情報とを記憶した記憶媒体から読み出したオーディオデ
    ータを外部に出力する再生装置であって、 記憶媒体からオーディオデータと前記属性情報とを読み
    出す手段と、 読み出したオーディオデータと属性情報とを、相互に異
    なる期間に同じ出力端子から外部に出力する手段とを有
    し、 前記属性情報は、文字列情報および/またはオーディオ
    データの内容の分類を表す分類情報であることを特徴と
    する再生装置。
  2. 【請求項2】オーディオデータの1以上のトラックと、
    前記トラックもしくは記憶媒体に対して設定された属性
    情報とを記憶した記憶媒体から読み出したオーディオデ
    ータを、ユーザデータとオーディオサンプルとを時分割
    多重化して伝送するオーディオデジタルインタフェース
    に従って外部に出力する再生装置であって、 記憶媒体からオーディオデータと前記属性情報とを読み
    出す手段と、 記憶媒体から読み出したオーディオデータを、前記オー
    ディオサンプルとして外部に出力し、記憶媒体から読み
    出した前記属性情報を、前記ユーザデータに含めて外部
    に出力する手段とを有し、 前記属性情報は、文字列情報および/またはオーディオ
    データの内容の分類を表す分類情報であることを特徴と
    する再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の再生装置であっ
    て、 前記記憶媒体はミニディスク(MD)であり、前記属性情
    報はミニディスクに記憶されたUTOC(User’s Table Of
    Contents)に含まれていることを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の再生装置であっ
    て、 前記記憶媒体はコンパクトディスク(CD)であり、前記
    属性情報は前記トラックもしくは記憶媒体に対して設定
    された文字列情報であって、コンパクトディスクに記憶
    されたTOC(Table Of Contents)に含まれていることを特
    徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】記憶媒体にオーディオデータの1以上のト
    ラックと、前記トラックもしくは記憶媒体に対して設定
    する属性情報とを記憶する記憶装置であって、 同じ入力端子から異なる期間に入力するオーディオデー
    タのトラックと前記属性情報とを分離する手段と、 分離したオーディオデータのトラックを前記記憶媒体に
    記憶すると共に、分離した前記属性情報を、記憶したト
    ラックもしくは記憶媒体に対して設定する属性情報とし
    て、前記記憶媒体に記憶する手段とを有し、 前記属性情報は、文字列情報および/またはオーディオ
    データの内容の分類を表す分類情報であることを特徴と
    する記憶装置。
  6. 【請求項6】記憶媒体にオーディオデータの1以上のト
    ラックと、前記トラックもしくは記憶媒体に対して設定
    する属性情報とを記憶する記憶装置であって、 ユーザデータとオーディオサンプルとを時分割多重化し
    て伝送するオーディオデジタルインタフェースに従って
    入力した、オーディオデータのトラックを形成するオー
    ディオサンプルと、ユーザデータに含まれる属性情報と
    を分離する手段と、 分離したオーディオサンプルによって形成されるオーデ
    ィオデータのトラックを前記記憶媒体に記憶すると共
    に、分離した前記属性情報を、記憶したトラックもしく
    は記憶媒体に対して設定する文字列情報として、前記記
    憶媒体に記憶する手段とを有し、 前記属性情報は、文字列情報および/またはオーディオ
    データの内容の分類を表す分類情報であることを特徴と
    する記憶装置。
  7. 【請求項7】記憶媒体にオーディオデータの1以上のト
    ラックと、前記トラックに対して設定する属性情報とを
    記憶する記憶装置であって、 前記属性情報は、オーディオデータの内容の分類を表す
    分類情報であり、 前記記憶装置は、オーディオデータのトラックと当該ト
    ラックの前記分類情報とを入力する入力手段と、 記憶媒体に記憶するオーディオデータの分類を記録対象
    分類として設定する分類設定手段と、 入力したオーディオデータのトラックのうち、入力した
    当該トラックの分類情報が前記記録対象分類として設定
    された分類を表すトラックのみを選択的に前記記憶媒体
    に記憶する手段とを有することを特徴とする記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の記録装置であって、 前記分類設定手段は、前記記憶媒体に記憶されている、
    当該記憶媒体に属性情報として記録されているオーディ
    オデータの内容を表す分類情報が示す分類を、前記記録
    対象分類として設定することを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の記憶装置であっ
    て、 前記入力手段は、同じ入力端子から異なる期間にオーデ
    ィオデータのトラックと前記属性情報を入力する手段
    と、 入力したオーディオデータのトラックと前記属性情報と
    を分離する手段とを有することを特徴とする記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項7または8記載の記憶装置であっ
    て、 前記入力手段は、ユーザデータとオーディオサンプルと
    を時分割多重化して伝送するオーディオデジタルインタ
    フェースに従って、オーディオデータのトラックを形成
    するオーディオサンプルと、ユーザデータに含まれる属
    性情報とを入力する手段と、 入力したオーディオデータのトラックと前記属性情報と
    を分離する手段とを有することを特徴とする記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項5、6、7、8、9または10記
    載の記憶装置であって、 前記記憶媒体はミニディスク(MD)であり、前記属性情
    報はミニディスクに記憶するUTOC(User’s Table Of Co
    ntents)に含めて記憶することを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】オーディオデータの1以上のトラック
    と、前記トラックもしくは第1の記憶媒体に対して設定
    された属性情報とを記憶した第1の記憶媒体から読み出
    したオーディオデータを外部に出力する再生装置と、オ
    ーディオデータの1以上のトラックと、前記トラックも
    しくは第2の記憶媒体に対して設定する属性情報とを記
    憶する記憶装置とを有するオーディオシステムであっ
    て、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体からオーディオデ
    ータと前記属性情報とを読み出す手段と、読み出したオ
    ーディオデータと属性情報とを、相互に異なる期間に同
    じ出力端子から前記記憶装置に対して出力する手段とを
    有し、 前記記憶装置は、異なる期間に前記再生装置から同じ入
    力端子に入力するオーディオデータのトラックと前記属
    性情報とを分離する手段と、分離したオーディオデータ
    のトラックを前記第2の記憶媒体に記憶すると共に、分
    離した前記属性情報を、記憶したトラックもしくは前記
    第2の記憶媒体に対して設定する属性情報として、前記
    第2の記憶媒体に記憶する手段とを有し、 前記属性情報は、前記トラックもしくは記憶媒体に対し
    て設定された、文字列情報および/またはオーディオデ
    ータの内容の分類を表す分類情報であることを特徴とす
    るオーディオシステム。
  13. 【請求項13】再生装置と記憶装置とを有し、前記再生
    装置は、オーディオデータの1以上のトラックと前記ト
    ラックに関する情報であるトラックの属性情報とを記憶
    した第1の記憶媒体から読み出したトラックを、伝送線
    路を介して前記記憶装置に出力し、前記記憶装置は、前
    記再生装置から前記伝送線路を介して入力したトラック
    を第2の記憶媒体に記憶するオーディオシステムであっ
    て、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体から、前記記憶装
    置に記憶を要求するトラックの前記トラックの属性情報
    を読み出し、読み出したトラックの属性情報に従って定
    まる所定の情報を、前記トラックを伝送する伝送線路を
    介して、前記記憶装置に出力する手段を有し、 前記記憶装置は、前記再生装置から前記伝送線路を介し
    て入力する前記所定の情報に応じて、前記再生装置から
    前記伝送線路を介して入力するトラックを前記第2の記
    憶媒体へ記憶するために行う動作を制御する手段を有す
    ることを特徴とするオーディオシステム。
  14. 【請求項14】ユーザデータとオーディオサンプルとを
    時分割多重化して伝送するオーディオデジタルインタフ
    ェースを介して接続した再生装置と記憶装置とを有し、
    前記再生装置は、オーディオデータの1以上のトラック
    と前記トラックの再生時間を示す情報であるトラックの
    属性情報とを記憶した第1の記憶媒体から読み出したト
    ラックを、前記オーディオサンプルとして前記記憶装置
    に出力し、前記記憶装置は、前記再生装置からオーディ
    オサンプルとして入力したトラックを第2の記憶媒体に
    記憶するオーディオシステムであって、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体から、前記記憶装
    置に記憶を要求する1以上のトラックの前記トラックの
    属性情報を読み出し、前記トラックの属性情報が示す各
    トラックの再生時間の和を算出可能な情報を、前記ユー
    ザデータに含めて前記記憶装置に出力する手段を有し、 前記記憶装置は、前記再生装置から前記ユーザデータに
    含めて入力した情報より算出した再生時間の和と、前記
    第2の記憶媒体の記録可能時間とを比較し、前記再生装
    置から要求された記録の可否を判定する記録制御手段を
    有することを特徴とするオーディオシステム。
  15. 【請求項15】ユーザデータとオーディオサンプルとを
    時分割多重化して伝送するオーディオデジタルインタフ
    ェースを介して接続した再生装置と記憶装置とを有し、
    前記再生装置は、オーディオデータの1以上のトラック
    と前記トラックの再生時間を示す情報であるトラックの
    属性情報とを記憶した第1の記憶媒体から読み出したト
    ラックを、前記オーディオサンプルとして前記記憶装置
    に出力し、前記記憶装置は、前記再生装置からオーディ
    オサンプルとして入力したトラックを第2の記憶媒体に
    記憶するオーディオシステムであって、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体から、前記記憶装
    置に記憶を要求する1以上のトラックの前記トラックの
    属性情報を読み出し、前記ユーザデータに含めて前記記
    憶装置に出力する手段を有し、 前記記憶装置は、前記第2の記憶媒体の記録可能時間
    が、前記再生装置から記録を要求された複数のトラック
    の再生時間の和未満である場合に、前記ユーザデータに
    含めて入力した前記トラックの属性情報が示す記録時刻
    に従った優先順位に従って、前記再生装置から記録を要
    求された1以上のトラックの中から、選択したトラック
    の再生時間の和が前記第2の記憶媒体の記録可能時間以
    下となるように1または複数のトラックを選択して、前
    記第2の記憶媒体に記録する記録制御手段を有すること
    を特徴とするオーディオシステム。
  16. 【請求項16】請求項15記載のオーディオシステムで
    あって、 前記記録制御手段は、前記第2の記憶媒体の記録可能時
    間が、前記再生装置から記録を要求されたトラックの再
    生時間の和未満である場合に、既に前記第2の記憶媒体
    に記録されたトラックのうち、前記ユーザデータに含め
    て入力した前記トラックの属性情報が示す記録時刻に従
    った優先順位が、記録を要求されたトラックより低いト
    ラックを最も優先順位の低いものから順に、前記第2の
    記憶媒体の記録可能時間が前記再生装置から記録を要求
    されたトラックの再生時間分以上となるまで消去し、前
    記再生装置から記録を要求されたトラックを前記第2の
    記憶媒体に記録することを特徴とするオーディオシステ
    ム。
  17. 【請求項17】ユーザデータとオーディオサンプルとを
    時分割多重化して伝送するオーディオデジタルインタフ
    ェースを介して接続した再生装置と記憶装置とを有し、
    前記再生装置は、オーディオデータの1以上のトラック
    と前記トラックの再生時間を示す情報であるトラックの
    属性情報とを記憶した第1の記憶媒体から読み出したト
    ラックを、前記オーディオサンプルとして前記記憶装置
    に出力し、前記記憶装置は、前記再生装置からオーディ
    オサンプルとして入力したトラックを第2の記憶媒体に
    記憶するオーディオシステムであって、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体から、前記記憶装
    置に記憶を要求する1以上のトラックの前記トラックの
    属性情報を読み出し、前記ユーザデータに含めて前記記
    憶装置に出力する手段を有し、 前記記憶装置は、前記再生装置から記録を要求された複
    数のトラックの各々を、前記ユーザデータに含めて入力
    した当該トラックの属性情報がモノラルのオーディオト
    ラックであることを示す場合に、モノラルのオーディオ
    トラックとして前記第2の記憶媒体に記録し、前記ユー
    ザデータに含めて入力した当該トラックの属性情報がス
    テレオのオーディオトラックであることを示す場合に、
    ステレオのオーディオトラックとして前記第2の記憶媒
    体に記録する記録制御手段を有することを特徴とするオ
    ーディオシステム。
  18. 【請求項18】再生装置と記憶装置とを有し、前記再生
    装置は、オーディオデータの1以上のトラックと前記ト
    ラックのオーディオデータの内容の分類を表す分類情報
    であるトラックの属性情報とを記憶した第1の記憶媒体
    から読み出したトラックを、前記記憶装置に出力し、前
    記記憶装置は、前記再生装置から入力したトラックを第
    2の記憶媒体に記憶するオーディオシステムであって、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体から、前記第1の
    記憶媒体に記録されたオーディオデータのトラックと当
    該トラックの属性情報を読み出し、前記記憶装置に出力
    する手段を有し、 前記記憶装置は、前記第2の記憶媒体に記憶するオーデ
    ィオデータの分類を記録対象分類として設定する分類設
    定手段と、前記再生装置から入力したオーディオデータ
    のトラックのうち、入力した当該トラックの分類情報が
    前記記録対象分類として設定された分類を表すトラック
    のみを選択的に前記第2の記憶媒体に記憶する手段とを
    有することを特徴とするオーディオシステム。
  19. 【請求項19】ユーザデータとオーディオサンプルとを
    時分割多重化して伝送するオーディオデジタルインタフ
    ェースを介して接続した再生装置と記憶装置とを有し、
    前記再生装置は、オーディオデータの1以上のトラック
    と、前記トラックのオーディオデータの内容の分類を表
    す分類情報であるトラックの属性情報とを記憶した第1
    の記憶媒体から読み出したトラックを、前記オーディオ
    サンプルとして前記記憶装置に出力し、前記記憶装置
    は、前記再生装置からオーディオサンプルとして入力し
    たトラックを第2の記憶媒体に記憶するオーディオシス
    テムであって、 前記再生装置は、前記第1の記憶媒体から、前記オーデ
    ィオサンプルとして前記記憶装置に出力するトラックの
    属性情報を読み出し、前記ユーザデータに含めて前記記
    憶装置に出力する手段を有し、 前記記憶装置は、前記第2の記憶媒体に記憶するオーデ
    ィオデータの分類を記録対象分類として設定する分類設
    定手段と、入力したオーディオデータのトラックのう
    ち、入力した当該トラックの分類情報が前記記録対象分
    類として設定された分類を表すトラックのみを選択的に
    前記第2の記憶媒体に記憶する手段とを有することを特
    徴とするオーディオシステム。
  20. 【請求項20】請求項12、13、14、15、16、
    17、18または19記載のオーディオシステムであっ
    て、 前記第1の記憶媒体はミニディスク(MD)であり、前記
    トラックの属性情報はMDに記憶されたUTOC(User’s Tab
    le Of Contents)に含まれていることを特徴とするオー
    ディオシステム。
  21. 【請求項21】請求項12、13、14、15、16ま
    たは17記載のオーディオシステムであって、 前記第1の記憶媒体はコンパクトディスク(CD)であ
    り、前記トラックの属性情報はCDに記憶されたTOC(Tabl
    e Of Contents)に含まれていることを特徴とするオーデ
    ィオシステム。
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