JP2000172524A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000172524A
JP2000172524A JP10349203A JP34920398A JP2000172524A JP 2000172524 A JP2000172524 A JP 2000172524A JP 10349203 A JP10349203 A JP 10349203A JP 34920398 A JP34920398 A JP 34920398A JP 2000172524 A JP2000172524 A JP 2000172524A
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mpu
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    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/10Aspects relating to interfaces of memory device to external buses
    • G11C2207/104Embedded memory devices, e.g. memories with a processing device on the same die or ASIC memory designs

Abstract

(57)【要約】 【課題】MPUと2次キャッシュ用DRAMとを1チッ
プ化した半導体記憶装置において、DRAM部単体評価
のためのテスト用データバスに基づくデータ転送速度の
低下を防止し、DRAM部単体テスト用のパッド数の増
加を抑制する。 【解決手段】開示される半導体記憶装置は、MPU1と
2次キャッシュ2,TAGメモリ3とを搭載したチップ
21上において、MPU1と2次キャッシュ2,TAG
メモリ3間の複数本のデータバスにそれぞれ並列に接続
した複数本のテスト用のデータバスにレジスタ5〜5
を挿入し、スイッチ6,6によって、レジスタ5
〜5とMPU1の複数本のデータバスとを切り換え
て、MPU1の外部端子の一部をなすボンディングパッ
ド7に接続することによって、ボンディングパッド7か
らDRAM部単体テストのためのテスタ22に接続でき
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に係り、特に、MPU(Micro Processor Unit)と2次
キャッシュ用DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)とを混載したチップにおいて、DRAM部単体のテ
スト用配線等に基づく、通常動作時のデータ転送におけ
る遅延の増加を防止した半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MPUと2次キャッシュ用DRAMとを
1チップ上に搭載したチップにおいて、DRAM部単体
に対する評価のためのテストを行おうとする場合、これ
をMPUの機能を利用して、MPUを介して実行するこ
とは一般に困難である。そのため、MPU−DRAM間
のデータバスのデータを、すべてテスト用パッドを介し
て外部に引き出して、メモリテスタ等を使用してテスト
を行うようにすることが必要になる。
【0003】図7は、MPUと2次キャッシュ用DRA
Mとを混載したチップにおける、従来のDRAM部単体
のテスト方法を説明するものである。MPU101とD
RAM部102との間は、出力/入力用バッファ(OU
T/IN)103を介在して、データバス104によっ
て接続されている。この場合のデータバス104の本数
は、例えば2次キャッシュに対して138本、2次キャ
ッシュ内の格納データを示すタグを収容するためのTA
Gメモリに対して33本とすると、合計では171本と
なる。DRAM部単体のテストを可能にするためには、
DRAM部に接続されているデータバスを、すべて並列
にテスト用配線105を介してテスト用ボンディングパ
ッド106に接続しておき、これから図示されないメモ
リテスタに接続してテストを行えるように、予め構成し
ておかなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MPU
と2次キャッシュ用DRAMとを混載したチップにおい
て、図7に示すように、MPUとDRAM部間のデータ
バスをすべてパッドに引き出すようにした場合、テスト
用配線等に基づいて、MPUとDRAM部間のデータバ
スに大きな寄生容量が付加されるため、MPU−DRA
M間のデータ転送における遅延が増加するという問題が
ある。また、MPU単体のチップの場合と比較して、パ
ッド数の増加に応じて、チップ上のパッドの占有面積が
拡大するという問題がある。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
ものであって、MPUと2次キャッシュ用DRAMとを
1チップ上に混載した半導体記憶装置において、DRA
M部単体のテスト用配線等に基づく、通常動作時におけ
るデータ転送遅延の増加を防止することができるととも
に、テスト用パッド数を削減することが可能なようにす
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、半導体記憶装置に係り、処
理装置と2次キャッシュ用記憶手段とを1チップ上に搭
載し、該処理装置と2次キャッシュ用記憶手段間を複数
本のデータバスで接続した半導体記憶装置において、該
複数本のデータバスにそれぞれ並列に接続した複数本の
テスト用のデータバスをデータを一時保持するためのレ
ジスタ手段を介してテスト用外部端子に接続したことを
特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体記憶装置に係り、上記テスト用外部端子が上記処理
装置の外部端子の一部からなるとともに、該テスト用外
部端子を上記レジスタ手段と上記処理装置の複数本のデ
ータバスとに切り換えて接続するスイッチ手段を備えた
ことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置に係り、上記レジスタ手段が、試験
装置からの上記2次キャッシュ用記憶手段に対するデー
タの書き込み又は読み出しに応じてデータ転送方向を切
り換えられるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の発明は、半導体記憶装置に
係り、処理装置と2次キャッシュ用記憶手段とを1チッ
プ上に搭載し、該処理装置と2次キャッシュ用記憶手段
間を複数本のデータバスで接続した半導体記憶装置にお
いて、上記処理装置と2次キャッシュ用記憶手段間のデ
ータバスを複数群のデータバスに分割するとともに、該
複数群のデータバスにそれぞれ並列に接続した複数群の
テスト用のデータバスから1群のデータバスを選択する
ための該複数群のテスト用のデータバスに対応して設け
られたセレクタ手段と、該選択された1群のデータバス
における複数本のデータバスとテスト用外部端子間に介
在して該複数本のデータバスのデータを一時保持するマ
ルチプレクサ手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の半
導体記憶装置に係り、上記テスト用外部端子が前記処理
装置の外部端子の一部からなるとともに、該テスト用外
部端子を上記マルチプレクサ手段と上記処理装置の複数
本のデータバスとに切り換えて接続するスイッチ手段を
備えたことを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項4又
は5記載の半導体記憶装置に係り、上記セレクタ手段が
複数段からなり、上記複数群のテスト用のデータバスを
段階的に集約して1群のデータバスを選択するように構
成されていることを特徴としている。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項4乃至6記
載の半導体記憶装置に係り、上記セレクタ手段が、試験
装置からの上記2次キャッシュ用記憶手段に対するデー
タの書き込み又は読み出しに応じてデータ転送方向を切
り換えられるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項4乃至7記
載の半導体記憶装置に係り、上記マルチプレクサ手段
が、試験装置からの上記2次キャッシュ用記憶手段に対
するデータの書き込み又は読み出しに応じて保持するデ
ータの転送方向を切り換えられるように構成されている
ことを特徴としている。
【0014】
【作用】この発明の構成では、処理装置と2次キャッシ
ュ用記憶手段とを1チップ上に搭載し、処理装置と2次
キャッシュ用記憶手段間を複数本のデータバスで接続し
た半導体記憶装置において、この複数本のデータバスに
それぞれ並列に接続した複数本のテスト用のデータバス
をデータを一時保持するためのレジスタ手段を介してテ
スト用外部端子に接続するようにしたので、処理装置と
2次キャッシュ用記憶手段間のデータバスに対する付加
容量が小さくなり、通常動作時の処理装置と2次キャッ
シュ用記憶手段間のデータ転送遅延の増加を防止できる
とともに、2次キャッシュ用記憶手段単体に対して、実
際の動作時と同じクロック周波数での評価テストを行う
ことができるようになる。また、この際、テスト用外部
端子を上記処理装置の外部端子の一部から構成し、この
テスト用外部端子をスイッチ手段によって上記レジスタ
手段と処理装置の複数本のデータバスとに切り換えて接
続して共用することによって、2次キャッシュ用記憶手
段単体のテストを行うために必要となる、パッド数の増
加を抑えることができる。
【0015】この発明の別の構成では、処理装置と2次
キャッシュ用記憶手段とを1チップ上に搭載し、処理装
置と2次キャッシュ用記憶手段間を複数本のデータバス
で接続した半導体記憶装置において、処理装置と2次キ
ャッシュ用記憶手段間のデータバスを複数群のデータバ
スに分割するとともに、この複数群のデータバスにそれ
ぞれ並列に接続した複数群のテスト用のデータバスか
ら、セレクタ手段によって1群のデータバスを選択し
て、マルチプレクサ手段を介してテスト用外部端子間に
接続するようにしたので、処理装置と2次キャッシュ用
記憶手段間のデータバスに対する付加容量が小さくな
り、通常動作時の処理装置と2次キャッシュ用記憶手段
間のデータ転送遅延の増加を防止できるとともに、2次
キャッシュ用記憶手段単体に対して、実際の動作時と同
じクロック周波数での評価テストを行うことができるよ
うになり、さらに、2次キャッシュ用記憶手段単体のテ
ストを行うために必要となる、パッド数の増加を抑える
とができる。また、この際、テスト用外部端子を上記処
理装置の外部端子の一部から構成し、このテスト用外部
端子をスイッチ手段によって上記マルチプレクサ手段と
処理装置の複数本のデータバスとに切り換えて接続して
共用することによって、2次キャッシュ用記憶手段単体
のテストを行うために必要となる、パッド数の増加をさ
らに少なくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である半導体記憶装置の
構成を示すブロック図、図2は、同半導体記憶装置の動
作を説明するためのタイミングチャート、図3は、同半
導体記憶装置におけるテスト手順を示すフローチャー
ト、また、図4は、同半導体記憶装置における制御用信
号の配分方法を示すブロック図である。この例の半導体
記憶装置は、図1に示すように、MPU1と、2次キャ
ッシュ2と、タグ(TAG)メモリ3と、出力/入力用
バッファ(OUT/IN)4,4,4,4,4
と、レジスタ(REG)5,5,5,5と、
スイッチ6,6と、ボンディングパッド7と、バッ
ファ8,8,8とから概略構成されており、これ
らは、チップ21上に搭載されている。また、符号22
は、テスタを示している。
【0017】MPU1は、1次キャッシュを内蔵するも
のであり、2次キャッシュ2に対するそれぞれ46本か
らなる3群のデータバスと、TAGメモリ3に対する3
3本のデータバスとを有する。2次キャッシュ2は、1
次キャッシュの記憶容量(例えば64KB)を補助する
ものであって、それぞれ46本からなるデータバスを介
して接続される46ビット幅の3個の2次キャッシュ用
アレイから構成され、従って全体では138個のDRA
Mからなり、例えば512KB〜16MBの容量を有し
ている。TAGメモリ3は、2次キャッシュ2に格納さ
れたそれぞれのデータのタグを収容するものであって、
33本からなるデータバスを介して接続される33ビッ
ト幅のアレイを構成するDRAMからなっている。OU
T/IN4,4,4は、制御信号DWRに応じ
て、MPU1と2次キャッシュ2間の3群のそれぞれ4
6本のデータバスにおけるデータ転送方向を切り換え
る。OUT/IN4は、制御信号DWRに応じて、M
PU1とTAGメモリ3間の33本のデータバスにおけ
るデータ転送方向を切り換える。REG5,5,5
は、制御信号φTESTに応じて動作状態になり、制
御信号DWRに応じてMPU1と2次キャッシュ2間の
3群のそれぞれ46本のデータバスの読み出し又は書き
込みデータを一時保持する。REG5は、制御信号φ
TESTに応じて動作状態になり、制御信号DWRに応
じてMPU1とTAGメモリ3間の33本のデータバス
の読み出し又は書き込みデータを一時保持する。OUT
/IN4は、REG5,5,5,5とスイッ
チ6間の171本のデータバスにおける、データ転送
方向を切り換える。
【0018】スイッチ6は、制御信号φTESTに応
じてOUT/IN4とボンディングパッド7間の17
1本のデータバスを接続し又は遮断する。スイッチ6
は、制御信号φTESTに応じてMPU1とボンディン
グパッド7間の171本のデータバスを遮断し又は接続
する。ボンディングパッド7は、MPU1の外部接続用
パッドの一部であって、スイッチ6,6の選択
に応じて、MPU1の動作時の外部接続用と、2次キャ
ッシュ2の単体テスト時のテスタ22との接続用とに共
用され、データバスTDQ0−170を接続する。バッ
ファ8は、2次キャッシュ2を動作状態にするための
制御信号DCSを、内部制御信号ICSとしてOUT/
IN4,4,4,4,4,REG5
,5,5その他に供給する。バッファ8は、
MPU1から2次キャッシュに対するデータのライト/
リードを制御するための制御信号DWRを、内部制御信
号IWRとしてOUT/IN4,4,4,4
とREG5,5,5,5に供給する。バッ
ファ8は、チップ21を2次キャッシュ2単体のテス
ト状態にするための制御信号φTESTを、内部制御信
号ITESTとしてREG5,5,5,5とO
UT/IN4とスイッチ6,6に供給する。テ
スタ22は、制御信号DCS,制御信号DWR,制御信
号φTESTを出力し、2次キャッシュ2,TAGメモ
リ3の単体テスト時のデータバスTDQ0−170を接
続されて、所要のメモリテスト等を行う。
【0019】次に、図1,図2を参照して、この例の半
導体記憶装置の動作を説明する。通常動作時において
は、制御信号DCS,DWR,φTESTは、MPU1
からチップ21に与えられる。この際、制御信号φTE
STはロウレベルであって、REG5,5,5
は不動作状態に保たれているとともに、スイッチ6
が接続状態になって、MPU1の171本のデータ
バスは、ボンディングパッド7を経て所要の箇所に接続
された状態になっている。MPU1が2次キャッシュ2
からデータの読み出しを行うときは、制御信号DWRは
ハイレベルであって、OUT/IN4,4,4
は、2次キャッシュ2,TAGメモリ3からMPU
1にデータを転送する状態になっている。この状態で制
御信号DCSを与えることによって、2次キャッシュ
2,TAGメモリ3からのデータの読出動作が開始され
るが、この場合にMPU1と2次キャッシュ2,TAG
メモリ3間のデータバスにデータDQが出力されるまで
の時間遅れ(レイテンシ)は、図2に示されるように例
えば3クロック時間である。また、MPU1が2次キャ
ッシュ2,TAGメモリ3に対するデータの書き込みを
行うときは、制御信号DWRはロウレベルであって、O
UT/IN4,4 ,4,4は、MPU1から2
次キャッシュ2,TAGメモリ3にデータを転送する状
態になっている。この状態で制御信号DCSを与えるこ
とによって、2次キャッシュ2,TAGメモリ3へのデ
ータの書込動作が開始される。
【0020】次に、2次キャッシュ2,TAGメモリ3
の単体テスト動作時には、制御信号DCS,DWR,φ
TESTは、テスタ22からチップ21に与えられる。
また、ボンディングパッド7からの171本のデータバ
スは、テスタ22に接続された状態となる。この際、制
御信号φTESTはハイレベルであって、スイッチ6
が遮断状態となり、スイッチ6が接続状態となって、
OUT/IN4のデータバスがスイッチ6及びボン
ディングパッド7を経てテスタ22に接続された状態に
なるとともに、REG5,5,5,5及びOU
T/IN4が動作状態となる。2次キャッシュ2,T
AGメモリ3からデータの読み出しを行うときは、制御
信号DWRはハイレベルであって、OUT/IN4
,4,4,4は、2次キャッシュ2,TAG
メモリ3からREG5,5,5,5にデータを
転送する状態になっている。この状態で制御信号DCS
を与えることによって、2次キャッシュ2,TAGメモ
リ3からのデータの読出動作が開始されるが、この場合
に2次キャッシュ2,TAGメモリ3とテスタ22間の
データバスにデータDQ(TEST)が出力されるまで
の時間遅れ(レイテンシ)は、図2に示されるように例
えば4クロック時間に設定される。これは、REG
,5,5,5,OUT/IN4及びスイッ
チ6等におけるデータ転送の時間遅れを考慮したもの
である。
【0021】また、テスタ22から2次キャッシュ2,
TAGメモリ3に対するデータの書き込みを行うとき
は、制御信号DWRはロウレベルであって、OUT/I
N4,4,4,4は、テスタ22から2次キャ
ッシュ2,TAGメモリ3にデータを転送する状態にな
っている。この状態で制御信号DCSを与えることによ
って、2次キャッシュ2,TAGメモリ3へのデータの
書込動作が開始されるが、この場合の制御信号DCSの
タイミングは、REG5,5,5,5,OUT
/IN4及びスイッチ6等におけるデータ転送の時
間遅れを考慮して、図2に示すようにMPU1からのデ
ータ書き込みの場合よりも1クロック時間早くなるよう
に設定される。
【0022】次に、図3を参照して、この例の半導体記
憶装置におけるDRAM部のテスト手順を説明する。最
初、制御信号φTEST=‘H’として、テスタ22に
含まれているメモリテスタによるDRAM部のテストを
行う(ステップS1)。まず、制御信号DWR=‘L’
として、2次キャッシュ2,TAGメモリ3におけるX
アドレス,Yアドレスを順次変化させて、すべてのメモ
リセルに‘L’データを書き込む。その際、Xアドレス
を変化させる(ワード線を切り換える)ときは、制御信
号DCSを図2に示されたタイミングで発生させる。次
に、制御信号DWR=‘H’として、2次キャッシュ
2,TAGメモリ3におけるXアドレス,Yアドレスを
順次変化させて、すべてのメモリセルからデータを読み
出し、メモリテスタで読み出されたデータを評価する。
この場合も、Xアドレスを変化させるときには、制御信
号DCSを図2に示されたタイミングで発生させる。こ
の場合は、2次キャッシュ2,TAGメモリ3から読み
出されるデータは、正常時はすべて‘L’データとなる
はずであるが、もしも‘H’データが読み出されたとき
は、2次キャッシュ2,TAGメモリ3からなるDRA
M部が不良であると判断する(ステップS2)。
【0023】次に、制御信号DWR=‘L’として、2
次キャッシュ2,TAGメモリ3におけるXアドレス,
Yアドレスを順次変化させて、すべてのメモリセルに
‘H’データを書き込む。その際、Xアドレスを変化さ
せる(ワード線を切り換える)ときは、制御信号DCS
を図2に示されたタイミングで発生させる。次に、制御
信号DWR=‘H’として、2次キャッシュ2,TAG
メモリ3におけるXアドレス,Yアドレスを順次変化さ
せて、すべてのメモリセルからデータを読み出し、メモ
リテスタで読み出されたデータを評価する。この場合
も、Xアドレスを変化させるときには、制御信号DCS
を図2に示されたタイミングで発生させる。この場合
は、2次キャッシュ2,TAGメモリ3から読み出され
るデータは、正常時はすべて‘H’データとなるはずで
あるが、もしも‘L’データが読み出されたときは、2
次キャッシュ2,TAGメモリ3からなるDRAM部が
不良であると判断する(ステップS2)。
【0024】以上のテスト手順では、すべてのメモリセ
ルへの‘L’データの書き込み→すべてのメモリセルか
らの‘L’データの読み出し→メモリテスタでの評価→
すべてのメモリセルへの‘H’データの書き込み→すべ
てのメモリセルからの‘H’データの読み出し→メモリ
テスタでの評価という順序でテストを行う方法(スキャ
ンW/Rテストパターン)によっているが、これ以外に
も、各種のテストパターンがある。例えば、Xアドレ
ス,Yアドレスを順次変化させながら、1ビットごとに
書き込み,読み出しを行って評価する方法(1ビットW
/Rパターン)でもよい。
【0025】次に、制御信号φTEST=‘L’とし
て、テスタ22に含まれているロジックテスタによるM
PU部のテストを行い(ステップS3)、所望の評価結
果が得られなかったときは、MPU部が不良であると判
断する(ステップS4)。次に、制御信号φTEST=
‘L’として、テスタ22に含まれているロジックテス
タによるDRAM−MPUインタフェース部のテストを
行い(ステップS5)、所望の評価結果が得られなかっ
たときは、DRAM−MPUインタフェース部が不良で
あると判断する(ステップS6)。不良品であると判定
されたDRAM部は、通常はリダンダンシ(冗長回路)
によってある程度までは救済されるが、限度を越えた場
合は廃棄される。
【0026】次に、図4を使用して、この発明における
制御信号DCS,DWRの分配方法について説明する。
図4において、OUT/IN(411,412),(4
21,422),(4 31,432),(441,4
42)は、図1に示されたOUT/IN4,4 ,4
,4を、それぞれ23本のデータバスごとに分割し
たものであり、B ,B,B,B,B,B
は、制御信号DWRを各OUT/INに配分するた
めのツリー状に配置されたバッファである。このように
することによって、各OUT/INに対して、等しい伝
達遅延時間をもって制御信号DWRを配分できるので、
アクセスを高速化することができる。制御信号DCSに
ついても同様である。なお、図1に示されたように各O
UT/INを分割しない場合も同様である。
【0027】このように、この例の半導体記憶装置で
は、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータバス
に並列に接続したテスト用データバスにレジスタを挿入
したので、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデー
タバスに対する付加容量が小さくなり、従って、通常動
作時のMPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータ転
送遅延の増加を防止できるとともに、DRAM部単体で
のテスト時には、通常動作の場合と読み出し及び書き込
みのレイテンシを変化させることによって、通常動作時
と同等の高速動作での評価テストを行うことができる。
また、テスト用パッドをMPUのパッドの一部と共用す
るようにしたので、DRAM部単体でのテストを行える
ようにするために必要となる、パッド数の増加を抑える
ことができる。
【0028】◇第2実施例 図5は、この発明の第2実施例である半導体記憶装置の
構成を示すブロック図である。この例の半導体記憶装置
は、図5に示すように、MPU1と、2次キャッシュ2
と、タグ(TAG)メモリ3と、出力/入力用バッファ
(OUT/IN)4,4,4,4,4と、ス
イッチ6,6と、ボンディングパッド7Aと、バッ
ファ8,8,8,8,8と、セレクタ(TI
OSEL)9,9,9,9と、マルチプレクサ
(TIOMUX)10とから概略構成されており、これ
らは、チップ21A上に搭載されている。また、符号2
2Aはテスタを示している。
【0029】この例において、MPU1,2次キャッシ
ュ2,TAGメモリ3,OUT/IN4,4
,4と、バッファ8,8,8は図1に示さ
れた第1実施例の場合と同様である。TIOSEL
,9,9,9は、バッファ8を経て制御
信号φTESTを与えられたとき、アドレスY6,Y7
に応じていずれかが動作状態になって、MPU1から2
次キャッシュ2に対するそれぞれ46本からなる3群の
データバスと、TAGメモリ3に対する33本のデータ
バスとからいずれか一つを選択して、TIOMUX10
に接続するとともに、制御信号DWRに応じて、データ
転送方向を切り換えられる。TIOMUX10は、レジ
スタからなり、制御信号φTESTに応じて動作状態に
なって、制御信号DWRに応じて、TIOSEL9
,9,9によって選択されたデータバスとOU
T/IN4間の、2次キャッシュ2,TAGメモリ
3の読み出し又は書き込みデータを一時保持する。OU
T/IN4は、制御信号φTESTに応じて動作状態
になって、制御信号DWRに応じてTIOMUX10と
スイッチ6間のデータバスのデータ転送方向を切り換
える。
【0030】スイッチ6は、制御信号φTESTに応
じて、OUT/IN4とボンディングパッド7A間の
データバスを接続し又は遮断する。スイッチ6は、制
御信号φTESTに応じて、MPU1とボンディングパ
ッド7A間のデータバスを遮断し又は接続する。ボンデ
ィングパッド7Aは、MPU1の外部接続用パッドの一
部であって、スイッチ6,6の選択に応じて、MP
U1の動作時のデータ入出力用と、2次キャッシュ2の
単体テスト時のテスタ22Aとの接続用に共用され、デ
ータバスTDQ0−45を接続する。バッファ8,8
は、2次キャッシュ2を構成する3個の2次キャッシ
ュアレイと、TAGメモリ3とのいずれか一つをを選択
するアドレスY6,Y7を、TIOSEL9,9
,9 に供給する。テスタ22Aは、制御信号DC
S,制御信号DWR,制御信号φTESTと、アドレス
Y6,Y7を出力し、2次キャッシュ2,TAGメモリ
3の単体テスト時のデータバスTDQ0−45を接続さ
れて、所要のメモリテスト等を行う。
【0031】次に、図5を参照して、この例の半導体記
憶装置の動作を説明する。この例においては、図1に示
された第1実施例の場合と比較して、REG5
,5 ,5に代えてTIOSEL9,9,9
,9を有し、アドレスY6,Y7によっていずれか
一つののTIOSELを選択することによって、分割さ
れたデータバスごとに、TIOMUX10を経てテスタ
22Aに接続して、DRAM部のテストを行うようにし
た点が大きく異なっている。通常動作時においては、制
御信号DCS,DWR,φTESTは、MPU1からチ
ップ21Aに与えられる。この際、制御信号φTEST
はロウレベルであって、TIOSEL9,9
,9,TIOMUX10は不動作状態に保たれて
いるとともに、スイッチ6が接続状態になって、M
PU1の46本のデータバスは、ボンディングパッド7
Aを経て所要の箇所に接続された状態になっている。こ
の場合における、MPU1の2次キャッシュ2,TAG
メモリ3に対するデータの読み出し,書き込みの動作
は、46本のデータバスのデータ転送がボンディングパ
ッド7Aを介して行われる以外は、図1に示された第1
実施例の場合と同様であって、図2に示されたタイミン
グチャートに従って行われる。
【0032】次に、2次キャッシュ2,TAGメモリ3
の単体テスト動作時には、制御信号DCS,DWR,φ
TESTは、テスタ22Aからチップ21Aに与えられ
る。また、ボンディングパッド7Aからの46本のデー
タバスは、テスタ22Aに接続された状態となる。この
際、制御信号φTESTはハイレベルであって、スイッ
チ6が遮断状態となり、スイッチ6が接続状態とな
って、OUT/IN4 のデータバスがスイッチ6
及びボンディングパッド7Aを経てテスタ22Aに接続
された状態になるとともに、TIOSEL9,9
,9,TIOMUX10及びOUT/IN4
動作状態となる。2次キャッシュ2,TAGメモリ3か
らデータの読み出しを行うときは、制御信号DWRはハ
イレベルであって、OUT/IN4,4,4,4
は、2次キャッシュ2,TAGメモリ3からTIOS
EL9,9,9,9にデータを転送する状態に
なっている。この状態で制御信号DCSを与えることに
よって、2次キャッシュ2,TAGメモリ3からのデー
タの読出動作が開始されるが、この場合に2次キャッシ
ュ2,TAGメモリ3とテスタ22A間のデータバスに
データDQ(TEST)が出力されるまでの時間遅れ
(レイテンシ)は、図2に示されるように例えば4クロ
ック時間に設定される。これは、TIOSEL9,9
,9,9,TIOMUX10,OUT/IN4
及びスイッチ6 等におけるデータ転送の時間遅れを考
慮したものである。
【0033】また、テスタ22Aから2次キャッシュ
2,TAGメモリ3に対するデータの書き込みを行うと
きは、制御信号DWRはロウレベルであって、OUT/
IN4 ,4,4,4は、テスタ22Aから2次
キャッシュ2,TAGメモリ3にデータを転送する状態
になっている。この状態で制御信号DCSを与えること
によって、2次キャッシュ2,TAGメモリ3へのデー
タの書込動作が開始されるが、この場合の制御信号DC
Sのタイミングは、TIOSEL9,9,9 ,9
,TIOMUX10,OUT/IN4及びスイッチ
等におけるデータ転送の時間遅れを考慮して、MP
U1からのデータ書き込みの場合より1クロック時間早
くなるように設定される。
【0034】次に、図2を参照して、この例の半導体記
憶装置におけるDRAM部のテスト手順を説明する。
最初、制御信号φTEST=‘H’とし、アドレス(Y
6,Y7)=(0,0)として、テスタ22Aに含まれ
ているメモリテスタによる、最初の46本のデータバス
についての、DRAM部のテストを行う(ステップS
1)。まず、制御信号DWR=‘L’として、2次キャ
ッシュ2,TAGメモリ3における、Xアドレスと、Y
6,Y7以外のYアドレスを順次変化させて、すべての
メモリセルに‘L’データを書き込む。その際、Xアド
レスを変化させる(ワード線を切り換える)ときは、制
御信号DCSを図2に示されたタイミングで発生させ
る。次に、制御信号DWR=‘H’として、2次キャッ
シュ2,TAGメモリ3におけるXアドレスと、Y6,
Y7以外のYアドレスを順次変化させて、すべてのメモ
リセルからデータを読み出し、メモリテスタで読み出さ
れたデータを評価する。この場合も、Xアドレスを変化
させるときには、制御信号DCSを図2に示されたタイ
ミングで発生させる。この場合は、2次キャッシュ2,
TAGメモリ3から読み出されるデータは、正常時はす
べて‘L’データとなるはずであるが、もしも‘H’デ
ータが読み出されたときは、2次キャッシュ2,TAG
メモリ3からなるDRAM部が不良であると判断する
(ステップS2)。
【0035】次に、制御信号DWR=‘L’として、2
次キャッシュ2,TAGメモリ3におけるXアドレス
と、Y6,Y7以外のYアドレスを順次変化させて、す
べてのメモリセルに‘H’データを書き込む。その際、
Xアドレスを変化させる(ワード線を切り換える)とき
は、制御信号DCSを図2に示されたタイミングで発生
させる。次に、制御信号DWR=‘H’として、2次キ
ャッシュ2,TAGメモリ3におけるXアドレスと、Y
6,Y7以外のYアドレスを順次変化させて、すべての
メモリセルからデータを読み出し、メモリテスタで読み
出されたデータを評価する。この場合も、Xアドレスを
変化させるときには、制御信号DCSを図2に示された
タイミングで発生させる。この場合は、2次キャッシュ
2,TAGメモリ3から読み出されるデータは、正常時
はすべて‘H’データとなるはずであるが、もしも
‘L’データが読み出されたときは、2次キャッシュ
2,TAGメモリ3からなるDRAM部が不良であると
判断する(ステップS2)。
【0036】次に、制御信号φTEST=‘H’とし、
アドレス(Y6,Y7)=(0,1)として、テスタ2
2Aに含まれているメモリテスタによる、次の46本の
データバスについての、DRAM部のテストを行う(ス
テップS1)。次に、制御信号φTEST=‘H’と
し、アドレス(Y6,Y7)=(1,0)として、テス
タ22Aに含まれているメモリテスタによる、次の46
本のデータバスについての、DRAM部のテストを行う
(ステップS1)。最後に、制御信号φTEST=
‘H’とし、アドレス(Y6,Y7)=(1,1)とし
て、テスタ22Aに含まれているメモリテスタによる、
次の33本のデータバスについての、TAGメモリのテ
ストを行う(ステップS1)。
【0037】以上の手順によって、すべてのメモリセル
対する‘L’データと‘H’データの書き込み,読み出
しの、メモリテスタによる評価が終了する。なお、1ビ
ットW/Rパターンによる評価も行えることは、第1実
施例の場合と同様である。
【0038】次に、テスタ22Aに含まれているロジッ
クテスタによるMPU部のテストと、DRAM−MPU
インタフェース部のテストも同様に行うことができる。
【0039】なお、図4に示された制御信号DCS,D
WRのツリー状分配方法も、同様に適用することができ
る。
【0040】このように、この例の半導体記憶装置で
は、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータバス
に並列に接続したテスト用データバスにセレクタを挿入
したので、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデー
タバスに対する付加容量が小さくなり、従って、通常動
作時のMPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータ転
送遅延の増加を防止できるとともに、DRAM部単体で
のテスト時には、通常動作の場合と読み出し及び書き込
みのレイテンシを変化させることによって、通常動作時
と同等の高速動作での評価テストを行うことができる。
さらに、DRAM部を任意数に分割して、分割したDR
AMブロックごとにテストを行えるようにして、分割し
たDRAMブロックに対応するデータバスの本数分のテ
スト用パッドをMPUのパッドの一部と共用するように
したので、DRAM部単体でのテストを行えるようにす
るために必要となる、パッド数の増加を最小限にするこ
とができる。
【0041】◇第3実施例 図6は、この発明の第3実施例である半導体記憶装置の
構成を示すブロック図である。この例の半導体記憶装置
は、図6に示すように、MPU1と、2次キャッシュ2
と、タグ(TAG)メモリ3と、出力/入力用バッファ
(OUT/IN)4,4,4,4,4と、ボ
ンディングパッド7Bと、バッファ8,8,8
,8と、セレクタ(TIOSEL)9,9
,9と、マルチプレクサ(TIOMUX)10と
から概略構成されており、これらは、チップ21B上に
搭載されている。また、符号22Aはテスタを示してい
る。
【0042】この例において、MPU1,2次キャッシ
ュ2,TAGメモリ3,OUT/IN4,4
,4,バッファ8,8,8,TIOSEL
,9 ,9,9,TIOMUX10は、図5に
示された第2実施例と同様である。OUT/IN4
は、制御信号φTESTに応じて動作状態になって、
制御信号DWRに応じてTIOMUX10とボンディン
グパッド7B間のデータバスのデータ転送方向を切り換
える。ボンディングパッド7Bは、MPU1の外部接続
用パッドと共用されず、単独に設けられている。
【0043】次に、図6を参照して、この例の半導体記
憶装置の動作を説明する。この例においては、図5に示
された第2実施例の場合と比較して、スイッチ6,6
を欠き、OUT/IN4をテスト専用のボンディン
グパッド7Bを経て、直接、テスタ22Aに接続して、
DRAM部のテストを行うようにした点が大きく異なっ
ている。通常動作時においては、制御信号DCS,DW
R,φTESTは、MPU1からチップ21に与えられ
る。この際、制御信号φTESTはロウレベルであっ
て、TIOSEL9,9,9,9,TIOMU
X10は不動作状態に保たれている。この場合におけ
る、MPU1の2次キャッシュ2,TAGメモリ3に対
するデータの読み出し,書き込み動作は、テスト用回路
部分と無関係に、図2に示されたタイミングチャートに
従って行われる。
【0044】次に、2次キャッシュ2,TAGメモリ3
の単体テスト動作時には、制御信号DCS,DWR,φ
TESTは、テスタ22Aからチップ21Bに与えられ
る。また、ボンディングパッド7Bからの46本のデー
タバスは、テスタ22Aに接続された状態となる。この
際、制御信号φTESTはハイレベルであって、OUT
/IN4のデータバスがボンディングパッド7Bを経
てテスタ22Bに接続された状態になるとともに、TI
OSEL9,9,9,9,TIOMUX10及
びOUT/IN4が動作状態となる。2次キャッシュ
2,TAGメモリ3からデータの読み出しを行うとき
は、制御信号DWRはハイレベルであって、OUT/I
N4,4,4,4は、2次キャッシュ2,TA
Gメモリ3からTIOSEL9,9,9,9
データを転送する状態になっている。この状態で制御信
号DCSを与えることによって、2次キャッシュ2,T
AGメモリ3からのデータの読出動作が開始されるが、
この場合に2次キャッシュ2,TAGメモリ3とテスタ
22B間のデータバスにデータDQ(TEST)が出力
されるまでの時間遅れ(レイテンシ)は、図2に示され
るように例えば4クロック時間に設定される。これは、
TIOSEL9,9,9,9,TIOMUX1
0及びOUT/IN4等におけるデータ転送の時間遅
れを考慮したものである。
【0045】また、テスタ22Aから2次キャッシュ
2,TAGメモリ3に対するデータの書き込みを行うと
きは、制御信号DWRはロウレベルであって、OUT/
IN4 ,4,4,4は、テスタ22Aから2次
キャッシュ2,TAGメモリ3にデータを転送する状態
になっている。この状態で制御信号DCSを与えること
によって、2次キャッシュ2,TAGメモリ3へのデー
タの書込動作が開始されるが、この場合の制御信号DC
Sのタイミングは、TIOSEL9,9,9 ,9
,TIOMUX10及びOUT/IN4等における
データ転送の時間遅れを考慮して、MPU1からのデー
タ書き込みの場合より1クロック時間早くなるように設
定される。
【0046】この例の半導体記憶装置におけるDRAM
部のテスト手順は、図3のフローチャートに従って、図
5に示された第2実施例の場合と同様にして行うことが
でき、これによって、すべてのメモリセルに対する
‘L’データと‘H’データの書き込み、読み出しのメ
モリテスタによる評価を行うことができる。なお、1ビ
ットW/Rパターンによる評価も行えることも、第2実
施例の場合と同様である。さらに、テスタ22Aに含ま
れているロジックテスタによるMPU部のテストと、D
RAM−MPUインタフェース部のテストも同様に行う
ことができる。また、図4に示された制御信号DCS,
DWRのツリー状分配方法も、同様に適用することがで
きる。
【0047】このように、この例の半導体記憶装置で
は、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータバス
に並列に接続したテスト用データバスにセレクタを挿入
したので、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデー
タバスに対する付加容量が小さくなり、従って、通常動
作時のMPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータ転
送遅延の増加を防止できるとともに、DRAM部単体で
のテスト時には、通常動作の場合と読み出し及び書き込
みのレイテンシを変化させることによって、通常動作時
と同等の高速動作での評価テストを行うことができる。
さらに、DRAM部を任意数に分割して、分割したDR
AMブロックごとにテストを行えるようにして、分割し
たDRAMブロックに対応するデータバスの本数分のテ
スト用パッドを設けるようにしたので、DRAM部単体
でのテストを行えるようにするために必要となる、パッ
ド数の増加を抑えることができる。
【0048】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても、この発明に含まれる。例えば、第1実
施例の場合に、第3実施例と同様に、ボンディングパッ
ド7をテスト専用として、MPU1の外部接続用パッド
と共用しないようにしてもよい。またセレクタ(TIO
SEL)の数が多いときは、これを複数段に構成して、
データバス群を段階的に集約して分割された1群のデー
タバスを選択するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、MPUと2次キャッシュ用DRAMとを1チップ上
に混載した半導体記憶装置において、MPUと2次キャ
ッシュ用DRAM間のデータバスに並列に接続したテス
ト用データバスにレジスタ又はセレクタを挿入したの
で、MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータバス
に対する付加容量が小さくなり、従って、通常動作時の
MPUと2次キャッシュ用DRAM間のデータ転送遅延
の増加を防止でき、従ってレイテンシを変える等の処置
が必要でないとともに、DRAM部単体でのテスト時に
は、通常動作の場合と読み出し及び書き込みのレイテン
シを変化させることによって、通常動作時と同等の高速
動作での評価テストを行うことができるようになる。ま
た、テスト用パッドをMPUのパッドの一部と共用する
ことによって、DRAM部単体でのテストを行えるよう
にするために必要となる、パッド数の増加を抑えること
ができるとともに、DRAM部を任意数に分割して、分
割したDRAMブロックごとにテストを行えるようにす
ることによって、テスト用パッド数をさらに少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である半導体記憶装置の
電気的略構成を示すブロック図である。
【図2】同半導体記憶装置の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】同半導体記憶装置におけるテスト手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】同半導体記憶装置における制御用信号の配分方
法を示すブロック図である。
【図5】この発明の第2実施例である半導体記憶装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第3実施例である半導体記憶装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図7】MPUと2次キャッシュ用DRAMとを混載し
たチップにおける、従来のDRAM部単体のテスト方法
を説明する図である。
【符号の説明】
1 MPU(処理装置) 2 2次キャッシュ(2次キャッシュ用記憶手段) 3 タグ(TAG)メモリ(2次キャッシュ用記憶
手段) 4,4,4,4,4,4,4 出力
/入力用バッファ(OUT/IN) 5,5,5,5 レジスタ(REG)(レ
ジスタ手段) 6,6,6,6 スイッチ(スイッチ手
段) 7,7A,7B ボンディングパッド(テスト用外
部端子) 8,8,8,8,8 バッファ 9,9,9,9 セレクタ(TIOSE
L)(セレクタ手段) 10 マルチプレクサ(TIOMUX)(マルチプ
レクサ手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置と2次キャッシュ用記憶手段と
    を1チップ上に搭載し、該処理装置と2次キャッシュ用
    記憶手段間を複数本のデータバスで接続した半導体記憶
    装置において、 該複数本のデータバスにそれぞれ並列に接続した複数本
    のテスト用のデータバスをデータを一時保持するための
    レジスタ手段を介してテスト用外部端子に接続したこと
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記テスト用外部端子が前記処理装置の
    外部端子の一部からなるとともに、該テスト用外部端子
    を前記レジスタ手段と前記処理装置の複数本のデータバ
    スとに切り換えて接続するスイッチ手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記レジスタ手段が、試験装置からの前
    記2次キャッシュ用記憶手段に対するデータの書き込み
    又は読み出しに応じてデータ転送方向を切り換えられる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 処理装置と2次キャッシュ用記憶手段と
    を1チップ上に搭載し、該処理装置と2次キャッシュ用
    記憶手段間を複数本のデータバスで接続した半導体記憶
    装置において、 前記処理装置と2次キャッシュ用記憶手段間のデータバ
    スを複数群のデータバスに分割するとともに、 該複数群のデータバスにそれぞれ並列に接続した複数群
    のテスト用のデータバスから1群のデータバスを選択す
    るための該複数群のテスト用のデータバスに対応して設
    けられたセレクタ手段と、 該選択された1群のデータバスにおける複数本のデータ
    バスとテスト用外部端子間に介在して該複数本のデータ
    バスのデータを一時保持するマルチプレクサ手段とを備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記テスト用外部端子が前記処理装置の
    外部端子の一部からなるとともに、該テスト用外部端子
    を前記マルチプレクサ手段と前記処理装置の複数本のデ
    ータバスとに切り換えて接続するスイッチ手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記セレクタ手段が複数段からなり、前
    記複数群のテスト用のデータバスを段階的に集約して1
    群のデータバスを選択するように構成されていることを
    特徴とする請求項4又は5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記セレクタ手段が、試験装置からの前
    記2次キャッシュ用記憶手段に対するデータの書き込み
    又は読み出しに応じてデータ転送方向を切り換えられる
    ように構成されていることを特徴とする請求項4乃至6
    記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記マルチプレクサ手段が、試験装置か
    らの前記2次キャッシュ用記憶手段に対するデータの書
    き込み又は読み出しに応じて保持するデータの転送方向
    を切り換えられるように構成されていることを特徴とす
    る請求項4乃至7記載の半導体記憶装置。
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