JP2007164909A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリチップに対するテストと、メモリチップとシステムチップの間の配線に対するテストを簡易に行なうことができる半導体装置を提供する。
【解決手段】メモリチップ103は、BIST回路132によりメモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データを生成してシステムチップ104へ出力する一方、システムチップ104は、メモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データを出力し、メモリセルの欠陥の有無をテストする場合に入力されたテスト用データをメモリセルに記憶させるデータとしてメモリチップ103へ出力し、一致不一致回路136又は一致不一致回路142により、メモリアレイ130から読み出したテスト用データに基づいてメモリセルの欠陥の有無を判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置に係り、特に、データを記憶するメモリセルを有するメモリチップ、及びメモリセルにデータの書き込み、また、メモリセルからデータを読み込みを行う所定の論理回路を有するシステムチップが配線チップに実装された半導体装置に関する。
従来、半導体装置は、ムーアの法則に従い、高集積化による低コスト化・高速化・低消費電力化・高信頼性化の恩恵を享受してきた。そして、半導体技術の進歩により配線の設計ルールが180nm(ナノメーター)よりさらに微細になると1チップに集積可能なシステムの規模が大きくなるため、SOC(システム・オン・チップ)と呼ばれる技術を用いてDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)やフラッシュ・メモリ等の大規模メモリー回路や高速アナログ回路を1チップ化する場合があった。
しかしながら、これらを1チップ化するためにはウェハー製造プロセスが非常に複雑になり、搭載されるロジックセル、メモリーセル、アナログ回路等の各機能に対して製造プロセスを最適化することが困難となる結果、リークの増加・基盤ノイズの発生等の問題が発生する。
また、メモリーセル、ロジックセル等は微細化による恩恵を得るが、インターフェス回路・アナログ回路・高耐圧回路等は微細化する事が難しいため、これらを1チップ化した場合にチップ内に占有面積の不均衡が生ずる。さらに、マスク代を含めた開発費用ならびに開発期間が著しく増大する。これは最終製品の市場における製品寿命の短命化から考えても致命的である。
このように考えていくと、特に、設計ルールが、90ナノメーター以降のウェハー製造プロセスで、SOC化するシステムは、非常に高い性能を追求するとともに、大量生産が可能であるシステムに限られていく。このような問題を回避するために、複数の半導体チップを1つのパッケージに収納することで、上記の問題を回避したSIP(システム・イン・パッケージ)という手法が広まりつつある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。この手法により、他社で製造された半導体チップや、異種の半導体チップを混載することにより半導体装置を多機能化することも可能となる。
ところで、メモリチップには、内部のメモリセルのテストを実施するメモリテスト回路を備えているものがある(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。このメモリテスト回路を備えたメモリチップでは、一般的に、メモリテスト回路へクロック信号を入力するのみでメモリセルのテストを実施することができる。
特開2004−134715号公報 特開2003−7960号公報 特開2005−158252号公報 特開2004−220640号公報
しかしながら、SIPの手法を用いてメモリテスト回路を備えたメモリチップとシステムチップをパッケージ化した場合、メモリテスト回路によるメモリチップへのテストとは別にメモリチップとシステムチップの間の配線についてもテストを行なう必要があり、テストが煩雑である、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、メモリチップに対するテストと、メモリチップとシステムチップの間の配線に対するテストを簡易に行なうことができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の半導体装置は、データを記憶するメモリセルを有する記憶手段、前記メモリセルに記憶させるデータが入力される記憶データ入力端子、前記メモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データを生成するテストデータ生成手段、及び前記テストデータ生成手段により生成された前記テスト用データが出力されるテストデータ出力端子を有するメモリチップと、前記テストデータ出力端子と第1配線により電気的に接続されて前記テスト用データが入力されるテストデータ入力端子、及び前記記憶データ入力端子と第2配線により電気的に接続されて前記メモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データが出力され、前記メモリセルの欠陥の有無をテストする場合に前記テストデータ入力端子より入力された前記テスト用データが前記メモリセルに記憶させるデータとして出力される記憶データ出力端子を有するシステムチップと、前記テストデータ生成手段により生成されて前記1配線及び前記第2配線を介して前記メモリセルに記憶された前記テスト用データに基づいて前記メモリセルの欠陥の有無を判定する判定手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、メモリチップは、データを記憶するメモリセルを有する記憶手段を有しており、メモリセルに記憶させるデータが記憶データ入力端子より入力される。また、テストデータ生成手段により、メモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データが生成され、生成されたテスト用データがテストデータ出力端子より出力される。
一方、システムチップは、テストデータ出力端子と第1配線により電気的に接続されたテストデータ入力端子にテスト用データが入力され、記憶データ入力端子と第2配線により電気的に接続された記憶データ出力端子よりメモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データが出力され、メモリセルの欠陥の有無をテストする場合にテストデータ入力端子より入力されたテスト用データが記憶データ出力端子よりメモリセルに記憶させるデータとして出力される。
そして、本発明によれば、判定手段により、テストデータ生成手段により生成されて1配線及び第2配線を介してメモリセルに記憶されたテスト用データに基づいてメモリセルの欠陥の有無が判定される。
このように、請求項1記載の発明によれば、メモリチップは、メモリセルに記憶させるデータが入力される記憶データ入力端子を有しており、メモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データを生成してテストデータ出力端子より出力する一方、システムチップは、テストデータ出力端子と第1配線により電気的に接続されたテストデータ入力端子にテスト用データが入力し、記憶データ入力端子と第2配線により電気的に接続された記憶データ出力端子よりメモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データが出力され、メモリセルの欠陥の有無をテストする場合にテストデータ入力端子より入力されたテスト用データがメモリセルに記憶させるデータとして記憶データ出力端子より出力され、この1配線及び第2配線を介してメモリセルに記憶されたテスト用データに基づいてメモリセルの欠陥の有無を判定しているので、メモリセルの欠陥の有無のテスト及びメモリチップとシステムチップの間の配線のテストを共に実施することができる。よって、メモリチップに対するテストと、メモリチップとシステムチップの間の配線に対するテストを簡易に行なうことができる。
なお、請求項1記載の発明は、請求項2記載の発明のように、前記判定手段が前記メモリチップに設けられたものとしてもよい。
また、請求項1記載の発明は、請求項3記載の発明のように、前記判定手段が前記システムチップに設けられ、前記メモリチップは、前記メモリセルから読み出されたデータが出力される読出データ出力端子をさらに有し、前記システムチップは、前記読出データ出力端子と第3配線により電気的に接続されて前記読出データが入力される読出データ入力端子をさらに有し、前記判定手段は、前記メモリセルから読み出されて前記3配線を介して前記読出データ入力端子に入力された前記テスト用データに基づいて前記メモリセルの欠陥の有無を判定するものとしてもよい。
また、本発明は、請求項4記載の発明のように、前記メモリチップは、前記テストデータ生成手段により生成された前記テスト用データを前記メモリセルに記憶させる制御を行う記憶制御手段をさらに備えてもよい。
さらに、本発明は、請求項5記載の発明のように、前記メモリチップは、データを前記メモリセルに記憶させるために前記記憶手段の記憶動作を制御する制御信号が入力される制御信号入力端子、前記テスト用データを前記メモリセルに記憶させるためのテスト用の制御信号を生成するテスト用制御信号生成手段、及び前記テスト用制御信号生成手段により生成されたテスト用の制御信号が出力されるテスト用制御信号出力端子をさらに有し、前記システムチップは、前記テスト用制御信号出力端子と第4配線により電気的に接続されて前記テスト用の制御信号が入力されるテスト用制御信号入力端子、及び前記制御信号入力端子と第5配線により電気的に接続されて前記メモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データを前記メモリセルに記憶させるための前記制御信号が出力され、前記メモリセルの欠陥の有無をテストする場合に前記テスト用制御信号入力端子より入力された前記テスト用の制御信号が出力される制御信号出力端子をさらに有するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、メモリチップは、メモリセルに記憶させるデータが入力される記憶データ入力端子を有しており、メモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データを生成してテストデータ出力端子より出力する一方、システムチップは、テストデータ出力端子と第1配線により電気的に接続されたテストデータ入力端子にテスト用データが入力し、記憶データ入力端子と第2配線により電気的に接続された記憶データ出力端子よりメモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データが出力され、メモリセルの欠陥の有無をテストする場合にテストデータ入力端子より入力されたテスト用データがメモリセルに記憶させるデータとして記憶データ出力端子より出力され、この1配線及び第2配線を介してメモリセルに記憶されたテスト用データに基づいてメモリセルの欠陥の有無を判定しているので、メモリチップに対するテストと、メモリチップとシステムチップの間の配線に対するテストを簡易に行なうことができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、本実施の形態に係る半導体装置100の概略構成が示されている。
本実施形態に係る半導体装置100は、図1(a)及び図1(b)に示すように、配線チップ102の同一主表面上に、メモリチップ103と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途用理論回路チップ)104とがフィリップチップ実装されている。なお、以下、メモリチップ103とASIC104との対向する一辺に沿った方向をY方向、このY方向に対する直交方向をX方向として説明する。
配線チップ102は、シリコン基板の一主表面上に複数の金属配線(例えばアルミ線や銅線など)120が並列に配されて形成されている(図2参照)。そして、各々の金属配線120の一端側及び他端側に、メモリチップ103実装用の接続パッド106と、ASIC104実装用の接続パッド108と、が各々接続され群を成している。これら接続パッド106、108は、メモリチップ103の実装領域とASIC104の実装領域との対向する一辺に沿って配置されている。
配線チップ102の接続パッド106、108は、図2に示すように、各々Y方向に等間隔で配され、これがX方向に複数列(例えば4列)有するように群をなしており、その隣合う列同士のパッドがY方向に1/2ピッチずつずれて千鳥状に配列されている。なお、パッドのY方向の一列に注目すると、接続パッド106、108の一つが、正三角形の頂点に配列されている。そして、その正三角形の残りの2つの頂点が、Y方向の注目している一列の隣の列に並ぶパッドで構成されている。したがって、配線チップ102のY方向の配列ピッチは、正三角形の垂線の長さに相当する。
具体的には、例えば、配線チップ102の接続パッド106、108は、図2に示すように、それぞれ配線チップ102のX方向に、ほぼaμmの配列ピッチで複数列(本実施形態では例えば4列)で配列されている。本実施形態では、この配列ピッチを例えば20μmとしている。
一方、配線チップ102のX方向の配列ピッチをaμmとすると、配線チップ102のY方向の配列ピッチbは、b=((a×√3)/2)μmとなる。従って、例えばa=20μmとすると、配線チップ102のY方向の配列ピッチbは、b=((20×√3)/2)=17.3μmである。
なお、これら配線チップ102の接続パッド106、108の配線ピッチは、実装するチップに応じて、適宜設定される。例えば、本実施形態では、メモリチップ103とASIC104との間のバンド幅が512ビットとした場合、これを実装するためには接続パッド106、108のX方向の配列ピッチaを20μm必要となる。なお、これに限られず、例えば、20μm〜60μmの範囲で適宜設定することができる。
また、配線チップ102の接続パッド106、108の数も、実装するチップに応じて、適宜設定される。例えば、本実施形態では、メモリチップ103として512Mビットのメモリを1個とASIC104とを搭載するため、約2000個設けている。なお、これに限られず、実装する半導体チップに応じて例えば2000個〜5000個の範囲で適宜設定することができる。
メモリチップ103は、シリコン基板上に半導体プロセスにより形成されたものであり、本実施形態では、多数のメモリセルが形成されたメモリアレイ130(図3参照)を搭載している。また、メモリチップ103は、各種信号の入力端子及び出力端子としての多数の接続パッド110(図1(b)参照)を備えている。
接続パッド110は、配線チップ102上に実装された際のASIC104との対向するチップの一辺に沿って配置されており、配線チップ102の接続パッド106と同様に千鳥配列されて群を成している。
メモリチップ103は、配線チップ102とそのパッド開口部どうしが向き合うように配置され、接続パッド110と接続パッド106とがバンプ114で物理的に接続され、かつ、電気的に接続されて、配線チップ102上にフィリップチップ実装されている。
一方、ASIC104は、シリコン基板上に半導体プロセスにより形成されたものであり、例えば、汎用のCPUを含む論理回路が採用されている。また、ASIC104は、各種信号の入力端子及び出力端子としての多数の接続パッド116を備えている。
接続パッド116は、配線チップ102上に実装された際にメモリチップ103との対向するチップの一辺に沿って配置されており、配線チップ102の接続パッド108と同様に千鳥配列されて群を成している。
ASIC104は、配線チップ102とそのパッド開口部どうしが向き合うように配置され、接続パッド116と接続パッド108とがバンプ114で物理的に接続され、かつ、電気的に接続されて、配線チップ102上にフィリップチップ実装されている。
即ち、本実施形態に係る半導体装置100は、メモリチップ103の接続パッド110が設けられた一辺と、ASIC104の接続パッド116が設けられた一辺とが対向するように、メモリチップ103とASIC104とが配線チップ102上に実装されており、ASIC104とメモリチップ103とが配線チップ102の金属配線120を介して電気的に接続されている。
図3には、メモリチップ103及びASIC104の詳細な構成が示されている。
メモリチップ103は、データを一時的に記憶する多数のメモリセルが形成されたメモリアレイ130と、メモリアレイ130に形成されたメモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用書込データTDIN及び期待値データCTDを生成するBIST(Built In Safe Test)回路132と、テスト用書込データTDINを所定のビット数のデータに展開する展開回路134と、メモリアレイ130から読み出された読出データDOUTと期待値データCTDとの比較してメモリセルの欠陥の有無を判定する一致不一致回路136と、を備えている。
一方、ASIC104は、メモリチップ103の動作を制御するための各種信号を生成する図示しないロジック回路と、展開回路134と同様な構成の展開回路140と、一致不一致回路136と同様な構成の一致不一致回路142と、を備えている。
なお、本実施の形態に係るメモリアレイ130は、記憶容量が例えば512MビットのDRAMとされており、書込データDIN及び読出データDOUTのバンド幅がそれぞれ512ビットとされている。なお、このメモリアレイ130は、スタテック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)やフラッシュ・メモリ等の他の半導体記憶装置であってもよい。
ASIC104は、メモリアレイ130のデータの記憶動作を制御する制御信号用の3本の配線が接続されており、展開回路134及び一致不一致回路136とそれぞれデータ入力用及びデータ出力用の512本の配線が接続されている。ASIC104は、データの記憶動作を制御する制御信号として、対象とするメモリセルのアドレスを指定するアドレス信号、データの書込動作及び読出動作を指示する書込/読出信号、及びメモリセルのリフレッシュ動作を指示するリフレッシュ信号をそれぞれ制御信号用の3本の配線に出力する。また、ASIC104は、メモリアレイ130に記憶させるデータとして512ビットの書込データDINをデータ入力用の512本の配線に出力し、メモリアレイ130から読み出された読出データDOUTがデータ入力用の512本の配線を介して入力される。
また、ASIC104は、BIST回路132とメモリセルのテスト動作を制御する制御信号用の2本の配線が接続されており、また、メモリチップ103に設けられたAND回路137の一方の入力端子とテスト動作を制御する制御信号用の1本の配線が接続されている。
ASIC104は、テスト動作を制御する制御信号として、メモリアレイのテスト動作を指示するBIST信号、及びテスト動作の動作クロックとなるクロック信号をBIST回路132と接続された2本の配線に出力する。また、ASIC104は、テストモードの切替を指示するWFT信号をAND回路137と接続された1本の配線に出力する。このBIST信号が伝送される配線は分岐してAND回路137の他方の入力端子と接続されており、AND回路137の出力端子は、展開回路134及び選択回路139とそれぞれ接続されている。
BIST回路132は、展開回路134、展開回路140、一致不一致回路136、及び一致不一致回路142との間にそれぞれ8本の配線が接続されている。BIST回路132は、入力されるBIST信号がハイレベルになると、テスト用のデータとして8ビットのテスト用書込データTDIN及び8ビットの期待値データCTDを生成し、テスト用書込データTDINを展開回路134及び展開回路140へ出力し、期待値データCTDを一致不一致回路136及び一致不一致回路142へ出力する。
また、BIST回路132は、クロック信号が入力されると、クロック信号に同期して、テスト対象とするメモリセルのアドレスを示すテスト用アドレス信号、テスト用書込データTDINの書込動作又は読出動作を指示するテスト用書込/読出信号、及びテスト対象とするメモリセルのリフレッシュ動作を指示するテスト用リフレッシュ信号を生成して出力する。
テスト用アドレス信号、テスト用書込/読出信号、及びテスト用リフレッシュ信号がそれぞれ伝送される配線は、分岐されて、分岐した一方がメモリチップ103内のアドレス信号、書込/読出信号、及びリフレッシュ信号がそれぞれ伝送される配線上に設けられた選択回路139に接続されており、分岐した他方が、ASIC104内のアドレス信号、書込/読出信号、及びリフレッシュ信号がそれぞれ伝送される配線上に設けられた選択回路144に接続されている。また、選択回路139はAND回路137の出力端子と接続されており、選択回路144はBIST信号が伝送される配線が分岐して接続されている。よって、選択回路139及び選択回路144には、BIST回路132より出力されたテスト用アドレス信号、テスト用書込/読出信号、及びテスト用リフレッシュ信号がそれぞれ入力される。また、選択回路139には信号Sが入力され、選択回路144にはBIST信号が入力される。
展開回路134は、ASIC104から512ビットの書込データDINが入力され、BIST回路132から8ビットのテスト用書込データTDINが入力され、AND回路137から信号Sが入力される。
展開回路134は、入力した8ビットのテスト用書込データTDINを512ビットのデータに展開し、信号Sの信号レベルに応じて、展開したテスト用書込データTDIN又は書込データDINを選択的にメモリアレイ130へ出力する。
展開回路140は、上述した展開回路134と同様の構成とされており、信号Sに代えてBIST信号が入力されている。展開回路140は、8ビットのテスト用書込データTDINを512ビットに展開し、BIST信号の信号レベルに応じて、展開したテスト用書込データTDIN又はASIC104内で生成された512ビットの書込データDINを選択的に展開回路134へ出力する。
メモリアレイ130は、入力される書込/読出信号がローレベルの場合、アドレス信号により示されるアドレスに対して展開回路134より入力された512ビットのデータを書き込む。また、メモリアレイ130は、入力される書込/読出信号がハイレベルの場合、アドレス信号により示されるアドレスから512ビットのデータを読み出して読出データDOUTとしてASIC104及び一致不一致回路136へ出力する。さらに、メモリアレイ130は、入力されるリフレッシュ信号がハイレベルの場合、メモリセルのリフレッシュ動作を実行する。
一致不一致回路136は、BIST回路132から8ビットの期待値データCTDが入力され、メモリアレイ130から512ビットの読出データDOUTが入力される。
一致不一致回路136は、8ビットの期待値データCTDを展開回路134による展開と同じ展開方式で512ビットのデータに展開し、展開した512ビットの期待値データCTDと512ビットのデータ出力信号DOUTと比較してメモリセルの欠陥の有無を判定する。判定結果は判定結果信号としてメモリチップ103外部へ出力される。
一方、ASIC104の一致不一致回路142は、上述した一致不一致回路136と同様の構成とされている。一致不一致回路142は、8ビットの期待値データCTDを展開回路134による展開と同じ展開方式で512ビットのデータに展開し、展開した512ビットの期待値データCTDとメモリチップ103から入力された512ビットのデータ出力信号DOUTと比較することにより、メモリセルの欠陥の有無を判定し、判定結果を示す判定結果信号をASIC104外部へ出力される。
図4には、本実施の形態に係るASIC104とメモリチップ103との間でアドレス信号、書込/読出信号、及びリフレッシュ信号がそれぞれ伝送される配線の詳細な回路構成が示されている。
選択回路139は、2入力1出力の3個のマルチプレクサ139A、139B、139Cを備えており、また、選択回路144は、2入力1出力の3個のマルチプレクサ144A、144B、144Cを備えている。
マルチプレクサ144Aの一方の入力端子にはアドレス信号が伝送される配線が接続されており、他方の入力端子にはテスト用アドレス信号が伝送される配線が接続されている。また、マルチプレクサ144Bの一方の入力端子には書込/読出信号が伝送される配線が接続されており、他方の入力端子にはテスト用書込/読出信号が伝送される配線が接続されている。さらに、マルチプレクサ144Cの一方の入力端子にはリフレッシュ信号が伝送される配線が接続されており、他方の入力端子にはテスト用リフレッシュ信号が伝送される配線が接続されている。
また、マルチプレクサ144Aの出力端子は配線チップ102の金属配線120を介して選択回路139のマルチプレクサ139Aの一方の入力端子と接続されており、マルチプレクサ139Aの他方の入力端子にはテスト用アドレス信号が伝送される配線が接続されている。マルチプレクサ144Bの出力端子はマルチプレクサ139Bの一方の入力端子と接続されており、マルチプレクサ1392Bの他方の入力端子にはテスト用書込/読出信号が伝送される配線が接続されている。マルチプレクサ144Cの出力端子はマルチプレクサ139Cの一方の入力端子と接続されており、マルチプレクサ139Cの他方の入力端子にはテスト用リフレッシュ信号が伝送される配線が接続されている。
また、マルチプレクサ144A、144B、144Cのセレクト端子にはBIST信号が入力されており、マルチプレクサ139A、139B、139Cのセレクト端子にはAND回路137から出力された信号Sが入力される。
マルチプレクサ139A、139B、139C及びマルチプレクサ144A、144B、144Cは、セレクト端子にローレベルの信号が入力されると、一方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力し、セレクト端子にハイレベルの信号が入力されると、他方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力する。
よって、BIST信号がローレベルの場合、マルチプレクサ139A、139B、139C及びマルチプレクサ144A、144B、144Cは共に一方の入力端子から入力した信号を出力端子から出力するため、ASIC104により生成されたアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号がそれぞれメモリアレイ130へ出力される。
また、BIST信号がハイレベルかつWFT信号がハイレベルの場合、マルチプレクサ139A、139B、139Cは他方の入力端子から入力した信号を出力端子から出力するため、BIST回路により生成されて選択回路139を経由したテスト用アドレス信号、テスト用書込/読出信号、テスト用リフレッシュ信号がそれぞれメモリアレイ130へ出力される。
さらに、BIST信号がハイレベルかつWFT信号がローレベルの場合、マルチプレクサ144A、144B、144Cは他方の入力端子から入力した信号を出力端子から出力し、マルチプレクサ139A、139B、139Cは一方の入力端子から入力した信号を出力端子から出力するため、BIST回路により生成されて一旦ASIC104側へ出力されて選択回路144を経由したテスト用書込/読出信号、テスト用リフレッシュ信号が配線チップ102の金属配線120を介してそれぞれメモリアレイ130へ出力される。
図5には、本実施の形態に係る展開回路134の詳細な回路構成が示されている。なお、展開回路140は、上述したように、信号Sに代えてBIST信号が入力されている以外、展開回路134と同様の構成とであるため、ここでの説明を省略する。
展開回路134は、512個の2入力1出力のマルチプレクサ150(i)(i=0〜511)を備えている。なお、図5では、2個のマルチプレクサ150(1)及びマルチプレクサ150(2)のみを図示して他を省略している。
展開回路134は、ASIC104から512ビットの書込データDINi(i=0〜511)が512本の書込データ線により入力されており、BIST回路132から8ビットのテスト用書込データTDINj(j=0〜7)が8本のテスト用書込データ線により入力されている。
マルチプレクサ150(i)の一方の入力端子には書込データDINiが伝送される書込データ線と接続されている。また、テスト用書込データTDINj(j=0〜7)を伝送するテスト用書込データ線はそれぞれ64本の信号線に分岐され、それぞれの信号線がマルチプレクサ150(i)(i=(64×j)〜(64×j+63))の他方の入力端子と接続されている。さらに、512個のマルチプレクサ150のセレクト端子には信号Sが入力される。
マルチプレクサ150は、セレクト端子にローレベルの信号が入力されると、一方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力し、セレクト端子にハイレベルの信号が入力されると、他方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力する。よって、展開回路134は、信号Sがローレベルの場合、書込データDINを出力し、BST信号がハイレベルの場合、テスト用書込データTDINjを出力する。
図6には、本実施の形態に係る一致不一致回路136の詳細な回路構成が示されている。なお、一致不一致回路142は、上述したように、一致不一致回路136と同様の構成とであるため、ここでの説明を省略する。
一致不一致回路136は、512個のXOR(排他的論理和)回路160(i)(i=0〜511)と、複数の4入力1出力のOR回路162と、備えている。なお、図6は、4個のXOR回路160(1)〜160(4)と2個のOR回路162のみを図示して他を省略している。
一致不一致回路136は、メモリアレイ130から512ビットの読出データDOUTi(i=0〜511)が512本の読出データ線により入力されており、BIST回路132から8ビットの期待値データ信号CTDj(j=0〜7)が8本の期待値データ線により入力されている。
期待値データ信号CTDj(j=0〜7)を伝送する期待値データ線はそれぞれ64本の信号線に分岐され、それぞれの信号線がXOR回路160(i)(i=(64×j)〜(64×j+63))の一方の入力端子と接続されている。また、XOR回路160(i)の他方の入力端子はメモリアレイ130から読み出された読出データDOUTiが伝送される読出データ線と接続されている。
また、本実施の形態に係る一致不一致回路136は、512個のXOR回路160の出力端子に複数段のOR回路162を接続して、512個のXOR回路160の出力端子から出力される信号の論理和を出力信号としている。すなわち、本実施の形態では、512個のXOR回路160の出力端子を4個ずつ1段目のOR回路162の入力端子と接続し、その1段目のOR回路162の出力端子を4個ずつ2段目のOR回路162の入力端子と接続し、さらに、2段目のOR回路162の出力端子を4個ずつ3段目のOR回路162の入力端子と接続し、・・・と全てのXOR回路160の論理和を取るまで複数段のOR回路162を接続する。本実施の形態に係る一致不一致回路136では、512個のXOR回路160の論理和を取るため、OR回路162は5段設けられている。なお、図6は、OR回路162を2段目まで接続した回路を図示しており、その3段目以降については図示を省略している。
XOR回路160は、入力された読出データDOUTと期待値データ線CTDとが一致する場合、ローレベルの信号を出力し、不一致の場合、ハイレベルの信号を出力する。よって、読み出された512ビットのデータが展開された期待値データCTDと全て一致する場合のみ、512個のXOR回路160の論理和がローレベルになり、何れかが異なる場合ハイレベルになる。
一致不一致回路136は、この512個のXOR回路160から出力された信号の論理和となる信号を判定結果信号として出力する。
次に、本の実施の形態に係る半導体装置100の作用を説明する。
最初に、ASIC104からメモリチップ103のメモリアレイ130にデータを記憶させる際の動作の流れを簡単に説明する。
ASIC104は、ローレベルのBIST信号、データを記憶させるメモリセルのアドレスを指定するアドレス信号、書込動作を指示する書込/読出信号、及びメモリアレイ130に記憶させる書込データDINを出力する。
BIST信号は、分岐されて選択回路144及び展開回路140へ入力すると共に、配線チップ102の金属配線120を介してメモリチップ103へ伝送されてBIST回路132及びAND回路137へそれぞれ入力する。
選択回路144では、BIST信号線がローレベルの場合、マルチプレクサ144A、144B、144Cは、一方の入力端子から入力されるアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号をそれぞれ出力端子から出力する。
BIST回路132は、入力されるBIST信号がローレベルの場合、非動作状態となる。
AND回路137は、他方の入力端子に入力されるBIST信号がローレベルの場合、
一方の入力端子のレベルに関わらずローレベルの信号Sを出力する。出力された信号Sは、展開回路134、及び選択回路139にそれぞれ入力される。
選択回路139のマルチプレクサ139A、139B、139Cは、信号Sがローレベルの場合、一方の入力端子から入力されるアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号をそれぞれ出力端子から出力する。このため、メモリアレイ130には、ASIC104により生成されたアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号が入力される。
一方、展開回路134の512個のマルチプレクサ150は、信号Sがローレベルの場合、一方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力する。このため、メモリアレイ130には、ASIC104により出力された書込データDINが入力される。
メモリアレイ130は、入力されたアドレス信号により示されるアドレスのメモリセルに書込データDINの書き込み処理を行って、データを記憶させる。
次に、メモリチップ103単体でのメモリアレイ130に備えられたメモリセルのテストを実施する際の動作の流れを説明する。
ASIC104は、ハイレベルのBIST信号、ハイレベルのWFT信号、テスト動作の動作クロックとなるクロック信号を出力する。
AND回路137は、入力されるBIST信号及びWFT信号がハイレベルのため、ハイレベルの信号Sを出力する。
選択回路139のマルチプレクサ139A、139B、139Cは、信号Sがハイレベルの場合、他方の入力端子から入力されるアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号をそれぞれ出力端子から出力する。
このため、メモリアレイ130には、BIST回路132により生成されたアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号が入力される。
BIST回路132は、入力されるBIST信号がハイレベルの場合、動作状態となって、テスト用のデータとして8ビットのテスト用書込データTDINを生成して展開回路134及び展開回路140へ出力し、また、テスト用書込データTDINと同じ8ビットの期待値データCTDを生成して一致不一致回路136及び一致不一致回路142へ出力する。
展開回路134のマルチプレクサ150は、信号Sがハイレベルの場合、他方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力する。これにより、メモリアレイ130には、BIST回路132により生成された8ビットのテスト用書込データTDINが512ビットに展開されて出力される。
BIST回路132は、クロック信号が入力されると、入力されるクロック信号に同期して、メモリセルのアドレス番号の順にテスト対象とするメモリセルを定め、最初に、当該テスト対象とするメモリセルのアドレス番号を示すアドレス信号、及び書込動作を指示する書込/読出信号を出力し、次に、当該テスト対象とするメモリセルのアドレス番号を示すアドレス信号、及び読出動作を指示する書込/読出信号を出力することを繰り返して、メモリアレイ130のすべてのメモセルのテストを行なうテスト用の制御信号を生成する。
メモリアレイ130は、BIST回路132により生成されたアドレス信号及び書込/読出信号に従って、テスト対象とするアドレス番号のメモリセルに512ビットに展開されたテスト用書込データTDINを書き込み、当該書き込んだテスト用書込データTDINを読み出してASIC104及び一致不一致回路136へ出力する。
一致不一致回路136は、BIST回路132により生成された8ビットの期待値データの各ビットを64ビットに展開して512ビットとし、512ビットの読出データと一致するか否かを判定し、判定結果信号をメモリチップ103外部へ出力する。
この出力された判定結果信号のレベルを判別することにより、メモリチップ103のメモリセルに欠陥があるか否かを判別することができる。
また、BIST回路132では、メモリセルのアドレス番号の順にテスト対象とするアドレスを定めているため、クロック信号のクロックをカウントすることにより、欠陥があるメモリセルのアドレスを特定することができる。
なお、本実施の形態では、メモリチップ103に対してASIC104よりBIST信号、WFT信号、クロック信号を入力させてメモリセル単独でのメモリセルのテストを実施する場合について説明したが、例えば、配線チップ102に実装される前に段階でメモリチップ103に対してBIST信号、WFT信号、クロック信号を入力させることにより、メモリチップ103単体でのメモリセルのテストを実施することもできる。
次に、メモリチップ103のメモリセルのテストと共に、メモリチップ103とASIC104との間の配線のテストを実施する際の動作の流れを説明する。
ASIC104は、ハイレベルのBIST信号、ローレベルのWFT信号、クロック信号を出力する。
AND回路137は、入力されるWFT信号がローレベルのため、ローレベルの信号Sを出力する。
選択回路139のマルチプレクサ139A、139B、139Cは、信号Sがローレベルの場合、一方の入力端子から入力されるアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号をそれぞれ出力端子から出力する。
選択回路144のマルチプレクサ144A、144B、144Cは、BIST信号がハイレベルの場合、他方の入力端子から入力されるテスト用アドレス信号、テスト用書込/読出信号、テスト用リフレッシュ信号をそれぞれ出力端子から出力する。
これにより、メモリアレイ130には、BIST回路132により生成されたテスト用アドレス信号、テスト用書込/読出信号、テスト用リフレッシュ信号が、選択回路144を経由してASIC104により生成されたアドレス信号、書込/読出信号、リフレッシュ信号が伝送される同じ配線を経由して入力される。
BIST回路132は、入力されるBIST信号がハイレベルの場合、8ビットのテスト用書込データTDINを生成して展開回路134及び展開回路140へ出力し、また、8ビットの期待値データCTDを生成して一致不一致回路136及び一致不一致回路142へ出力する。
展開回路140のマルチプレクサ150は、BIST信号がハイレベルの場合、他方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力する。
展開回路134のマルチプレクサ150は、信号Sがローレベルの場合、一方の入力端子から入力した信号を選択的に出力端子から出力する。
これにより、メモリアレイ130には、BIST回路132により生成され、展開回路140により512ビットに展開されたテスト用書込データTDINが、書込データDINが伝送される配線を経由して入力される。
BIST回路132は、上述したメモリチップ103単体でのメモリセルのテストと同様に、クロック信号が入力されると、入力されるクロック信号に同期して、アドレス信号及び書込/読出信号を出力する。
メモリアレイ130は、上述したメモリチップ103単体でのメモリセルのテストと同様に、BIST回路132により生成されたアドレス信号及び書込/読出信号に従って、テスト対象とするアドレス番号にテスト用書込データTDINを書き込み、当該書き込んだテスト用書込データTDINを読み出してASIC104及び一致不一致回路136へ出力する。
ASIC104に出力された読出データDOUTは一致不一致回路142へ入力する。
一致不一致回路142は、BIST回路132により生成された8ビットの期待値データの各ビットを64ビットに展開して512ビットとし、512ビットの読出データDOUTと一致するか否かを判定し、判定結果信号を出力する。
この出力された判定結果信号のレベルを判別することにより、メモリチップ103のメモリセルに欠陥があるか否かを判別することができる。また、メモリセルのテストと共にASIC104とメモリチップ103との間の配線のテストを行なうことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、メモリチップ(ここでは、メモリチップ103)は、データを記憶するメモリセルを有する記憶手段(ここではメモリアレイ130)を有しており、メモリセルに記憶させるデータが記憶データ入力端子(ここでは、接続パッド110)より入力される。また、テストデータ生成手段(ここでは、BIST回路132)により、メモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データを生成し、生成したテスト用データをテストデータ出力端子(ここでは、接続パッド110)より出力する。
一方、システムチップ(ここではASIC104)は、テストデータ出力端子と第1配線により電気的に接続されたテストデータ入力端子(ここでは、接続パッド116)よりテスト用データが入力されており、記憶データ入力端子と第2配線により電気的に接続された記憶データ出力端子(ここでは、接続パッド116)よりメモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データを出力し、メモリセルの欠陥の有無をテストする場合にテストデータ入力端子より入力されたテスト用データをメモリセルに記憶させるデータとして出力する。
そして、本発明によれば、判定手段(ここでは、一致不一致回路136又は、一致不一致回路142)により、1配線及び第2配線を介してメモリセルに記憶されたテスト用データに基づいてメモリセルの欠陥の有無を判定しているので、メモリセルの欠陥の有無のテスト及びメモリチップとシステムチップの間の配線のテストを共に実施することができる。よって、メモリチップに対するテストと共にメモリチップとシステムチップの間の配線に対するテストを簡易に行なうことができる。
また、本実施の形態によれば、判定手段がメモリチップに設けられているので、メモリセルの欠陥の有無のテストと共にシステムチップからメモリチップに対してデータが出力される第2配線をテストすることができる。
また、本実施の形態によれば、判定手段(ここでは、一致不一致回路142)がシステムチップに設けられ、メモリチップは、メモリセルから読み出されたデータが出力される読出データ出力端子(ここでは、接続パッド110)をさらに有し、システムチップは、読出データ出力端子と第3配線により電気的に接続されて読出データが入力される読出データ入力端子(ここでは、接続パッド116)をさらに有し、判定手段は、メモリセルから読み出されて3配線を介して読出データ入力端子に入力されたテスト用データに基づいてメモリセルの欠陥の有無を判定しているので、メモリセルの欠陥の有無のテストと共に、システムチップからメモリチップへデータが伝送される第2配線及び、メモリチップからシステムチップへデータが伝送される第3配線を共にテストすることができる。
また、本実施の形態によれば、メモリチップは、テストデータ生成手段により生成されたテスト用データをメモリセルに記憶させる制御を行う記憶制御手段(ここでは、BIST回路132)をさらに備えているので、メモリチップとシステムチップとの間の配線のテストとは別に、メモリセルの欠陥の有無のテストを実施することができる。
さらに、本実施の形態によれば、メモリチップは、データをメモリセルに記憶させるために記憶手段の記憶動作を制御する制御信号が入力される制御信号入力端子(ここでは、接続パッド110)、テスト用データをメモリセルに記憶させるために記憶手段の記憶動作を制御するテスト用の制御信号を生成するテスト用制御信号生成手段(ここでは、BIST回路132)、及びテスト用制御信号生成手段により生成されたテスト用の制御信号が出力されるテスト用制御信号出力端子(ここでは、接続パッド110)をさらに有し、システムチップは、テスト用制御信号出力端子と第4配線により電気的に接続されてテスト用の制御信号が入力されるテスト用制御信号入力端子(ここでは、接続パッド116)、及び制御信号入力端子と第5配線により電気的に接続されてメモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データをメモリセルに記憶させるための制御信号が出力され、メモリセルの欠陥の有無をテストする場合にテスト用制御信号入力端子より入力されたテスト用の制御信号が出力される制御信号出力端子(ここでは、接続パッド116)をさらに有するので、メモリチップとシステムチップとの間の制御信号が伝送される第5配線を共にテストすることができる。
なお、本実施の形態では、BIST回路132において、テスト用書込データTDIN及び期待値データCTDを生成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、展開回路134におけるテスト用書込データTDINの展開パターンと、一致不一致回路136における期待値データCTDの展開パターンが同じであれば、一方のデータを用いるものとしてもよい。また、テスト用書込データTDINのパターンが定められている場合、一致不一致回路136に予め当該パターンのデータを記憶させておいてもよい。
また、本実施の形態で説明した半導体装置100の構成(図1〜図4参照。)は、一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
さらに、本実施の形態で説明した展開回路134、一致不一致回路136(図5、図6参照。)は、一例であり、展開するデータのパターンにより適宜回路構成が変更可能であることは言うまでもない。
(A)半導体装置の全体構成を示す平面図であり、(B)半導体装置のA−A線断面図である。 配線チップの配線構造を示す平面図である。 メモリチップ及びASICの機能構成を示すブロック図である。 アドレス信号、書込/読出信号、及びリフレッシュ信号が伝送される配線の回路図である。 展開回路の詳細な構成を示す回路図である。 一致不一致回路の詳細な構成を示す回路図である。
符号の説明
100 半導体装置
103 メモリチップ
102 配線チップ
104 ASIC
110 接続パッド
116 接続パッド
120 金属配線
132 BIST回路
136、142 一致不一致回路

Claims (5)

  1. データを記憶するメモリセルを有する記憶手段、前記メモリセルに記憶させるデータが入力される記憶データ入力端子、前記メモリセルの欠陥の有無をテストするためのテスト用データを生成するテストデータ生成手段、及び前記テストデータ生成手段により生成された前記テスト用データが出力されるテストデータ出力端子を有するメモリチップと、
    前記テストデータ出力端子と第1配線により電気的に接続されて前記テスト用データが入力されるテストデータ入力端子、及び前記記憶データ入力端子と第2配線により電気的に接続されて前記メモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データが出力され、前記メモリセルの欠陥の有無をテストする場合に前記テストデータ入力端子より入力された前記テスト用データが前記メモリセルに記憶させるデータとして出力される記憶データ出力端子を有するシステムチップと、
    前記テストデータ生成手段により生成されて前記1配線及び前記第2配線を介して前記メモリセルに記憶された前記テスト用データに基づいて前記メモリセルの欠陥の有無を判定する判定手段と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記判定手段が前記メモリチップに設けられた請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記判定手段が前記システムチップに設けられ、
    前記メモリチップは、前記メモリセルから読み出されたデータが出力される読出データ出力端子をさらに有し、
    前記システムチップは、前記読出データ出力端子と第3配線により電気的に接続されて前記読出データが入力される読出データ入力端子をさらに有し、
    前記判定手段は、前記メモリセルから読み出されて前記3配線を介して前記読出データ入力端子に入力された前記テスト用データに基づいて前記メモリセルの欠陥の有無を判定する
    請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記メモリチップは、前記テストデータ生成手段により生成された前記テスト用データを前記メモリセルに記憶させる制御を行う記憶制御手段をさらに備えた請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の半導体装置。
  5. 前記メモリチップは、データを前記メモリセルに記憶させるために前記記憶手段の記憶動作を制御する制御信号が入力される制御信号入力端子、前記テスト用データを前記メモリセルに記憶させるためのテスト用の制御信号を生成するテスト用制御信号生成手段、及び前記テスト用制御信号生成手段により生成されたテスト用の制御信号が出力されるテスト用制御信号出力端子をさらに有し、
    前記システムチップは、前記テスト用制御信号出力端子と第4配線により電気的に接続されて前記テスト用の制御信号が入力されるテスト用制御信号入力端子、及び前記制御信号入力端子と第5配線により電気的に接続されて前記メモリセルをデータの記憶用として利用する場合に当該データを前記メモリセルに記憶させるための前記制御信号が出力され、前記メモリセルの欠陥の有無をテストする場合に前記テスト用制御信号入力端子より入力された前記テスト用の制御信号が出力される制御信号出力端子をさらに有する
    請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の半導体装置。
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