JP2000172251A - 楽器の駆動制御装置及び駆動制御方法 - Google Patents

楽器の駆動制御装置及び駆動制御方法

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JP2000172251A JP11013466A JP1346699A JP2000172251A JP 2000172251 A JP2000172251 A JP 2000172251A JP 11013466 A JP11013466 A JP 11013466A JP 1346699 A JP1346699 A JP 1346699A JP 2000172251 A JP2000172251 A JP 2000172251A
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祐二 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成を簡略化でき、鍵またはペダルを安
定して保持する。 【解決手段】 鍵の駆動をサーボ制御するに際し、少な
くとも鍵を保持する場合には、定常偏差が発生するよう
に速度指示値Vrを与えるので、電源変動等の場合でも
保持力を確保し、維持することができ、確実に鍵を保持
することが可能となる。さらにコイル発熱によるソレノ
イド5の出力低下が発生しても、保持力のマージンが確
保されているので、鍵が戻ろうとするのを抑制すること
ができる。同様にして保持力のマージンが確保されてい
るので、強打後の跳ね返り等の負荷変動などの場合にも
鍵1の浮きを抑制することもできる。この場合には、出
力電流は上昇することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽器の駆動制御装
置及び駆動制御方法に係り、特に自動演奏時に自動ピア
ノの鍵あるいはペダルを安定に保持するための技術に関
する。
【従来の技術】ピアノの演奏においては、演奏者が鍵を
押下すると、これに連動してダンパが弦から離れるとと
もにハンマが回転し、打弦が行われる。また、離鍵が行
われるとダンパが弦に接して消音が行われる。このよう
に楽音は、押鍵→打弦→離鍵→消音という一連の動作に
よって発生されるのが通常である。
【0002】このため、自動演奏を行う自動ピアノにお
いては、上記一連の動作に基づいて演奏情報を生成して
記録し、再生時には読み出された演奏情報に基づいて鍵
あるいはペダルの動作を制御することが行われる。この
場合の鍵あるいはペダルの制御においては、演奏情報に
基づいて、一方においてアクチュエータであるソレノイ
ドを励磁して鍵を駆動し、これに応じてハンマが回転し
て打弦を行ない、他方においてソレノイドを励磁してペ
ダルを駆動し、伸音(サスティニング)、弱音(ソフテ
ヌート)あるいは消音(ミューティング)が行われるこ
ととなる。なお、以下の説明においては、説明の簡略化
のため、鍵の駆動を中心として説明する。
【0003】ところで、電子楽器の分野においては、演
奏情報をデジタル信号として伝達するためのインターフ
ェースとしてMIDI(Musial Instrument Digital In
terface)が知られている。MIDIメッセージは、8
ビットを1バイト単位とするシリアルデータで表され、
メッセージの種類を指示するステータスとデータから構
成される。このステータスには、鍵盤を押すことを示す
ノートオンと鍵盤を離すことを示すノートオフがある。
上述した自動ピアノの演奏情報は、このMIDI規格に
準拠するものが多い。この場合、ピアノのある動作はイ
ベントと称される1つのMIDIメッセージで表され、
複数のイベントによって演奏情報が構成される。そし
て、押鍵→打弦→離鍵→消音という一連の動作は、ハン
マーが弦を打つことを指示する打弦イベント(ノートオ
ンに対応)と、ダンパーが弦に接することを指示する離
鍵イベント(ノートオフに対応)とによって表されるこ
とが多かった。
【0004】[1] 第1従来例 上記自動ピアノの鍵の駆動制御方式としては、オープン
ループ制御方式が知られている。このオープンループ制
御方式によれば、ノートオン入力時には、ソレノイドに
打弦速度に対応する駆動電流を流して、アクションメカ
ニズムを介してハンマーを駆動して打弦を行い、ノート
オフ入力時には、ソレノイドに離鍵速度に対応する駆動
電流を流して、アクションメカニズムを介してハンマー
を駆動して離鍵を行うように構成されていた。
【0005】[2] 第2従来例 第2従来例のサーボ制御系は、通常駆動時は、フィード
バック制御系を構成しているが、鍵保持時には、フィー
ドバック制御系の一部を用いて、オープンループ制御方
式を行う構成となっていた。図5に第2従来例の鍵保持
時のサーボ制御系のブロック図を示す。第2従来例のサ
ーボ制御系は、入力電流iy’及びアクチュエータゲイ
ンG2’に基づいてアクションメカニズム53を駆動す
るための出力力fy’を生成するソレノイド51と、出
力力fy’及びアクションメカニズムゲインG3’に対
応する出力速度Vy’でハンマ52を駆動するアクショ
ンメカニズム53と、を備えて構成されている。
【0006】[2.1] 鍵保持動作の原理 ここで、鍵を保持する際の動作原理について説明する。
鍵の保持の際には、出力電流iy’を一定値とし、この
出力電流iy’及びアクチュエータゲインG2’により
得られる出力力fy’を一定値とする。この結果、鍵が
所定位置に保持され、その出力速度Vy’=0となる
と、鍵は、出力力fy’=一定値の状態で保持されるこ
ととなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記第1従来例及び第
2従来例においては、鍵を保持している状態では、オー
プンループ制御となるので、電源電圧変動、駆動用コイ
ルの発熱、負荷変動(特に強打後の跳ね返り)によっ
て、鍵あるいはペダルを安定に保持できなくなってしま
う場合が生じるという不具合があった。これを解決すべ
く、動作マージンを確保するために、出力を上げた場合
には、通常駆動時の発熱が増大するという新たな問題点
が生じる。また、電流フィードバックを構成する場合に
は、装置構成が複雑となり、装置が高価になってしまう
という新たな問題点が生じる。
【0008】さらに上記第2従来例において、ストロー
ク終端(ストロークエンド)において一定の力に切り換
えるのではなく、サーボをかけたままにした場合を想定
すると、フィードバック信号のノイズなどにより振動し
てしまう可能性がある。また、サーボをかけたままに
し、かつ、ゲインを落としたとすると、鍵の保持力を確
保することができない可能性がある。そこで、本発明の
目的は、装置構成を簡略化でき、鍵またはペダルを安定
して保持することが可能な楽器の駆動制御装置及び楽器
の駆動制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成は、
楽器の鍵あるいはペダルの駆動制御を行う楽器の駆動制
御装置において、駆動制御信号に基づいて前記鍵あるい
は前記ペダルを駆動する駆動手段と、検出された前記鍵
あるいは前記ペダルの駆動速度及び入力された駆動速度
設定信号に基づいて、前記駆動制御信号を生成し、出力
するサーボ手段と、前記駆動速度設定信号を生成し、出
力する制御手段と、を備え、前記制御手段は、少なくと
も前記鍵あるいはペダルを予め定めた所定位置に保持す
る際に、前記鍵あるいは前記ペダルの駆動目標速度に予
め定めた所定の定常偏差速度を加えた設定駆動速度に基
づいて前記駆動速度設定信号を生成する、ことを特徴と
している。
【0010】請求項2記載の構成は、請求項1記載の楽
器の駆動制御装置において、前記駆動手段は、前記鍵あ
るいは前記ペダルを駆動するための駆動力を与えるアク
チュエータ手段と、前記駆動力を前記鍵あるいは前記ペ
ダルに伝導するアクションメカニズム手段と、を備え、
前記駆動速度設定信号をVr(Vr≠0)とし、前記サー
ボ手段のサーボゲインをG1とし、前記アクチュエータ
手段の駆動電流をiy0とし、速度指示補正値をαとし
た場合に、前記駆動速度設定信号は、次式を満たすこと
を特徴としている。 Vr=iy0/G1+α
【0011】請求項3記載の構成は、楽器の鍵あるいは
ペダルの駆動制御を行う楽器の駆動制御装置において、
駆動制御信号に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
動する駆動手段と、検出された前記鍵あるいは前記ペダ
ルを到達させるべき駆動位置及び入力された駆動位置設
定信号に基づいて、前記駆動制御信号を生成し、出力す
るサーボ手段と、前記駆動位置設定信号を生成し、出力
する制御手段と、を備え、前記制御手段は、少なくとも
前記鍵あるいはペダルを予め定めた所定位置に保持する
際に、前記鍵あるいは前記ペダルの目標駆動位置に予め
定めた所定の定常偏差位置を加えた設定駆動位置に基づ
いて前記駆動位置設定信号を生成する、ことを特徴とし
ている。
【0012】請求項4記載の構成は、請求項3記載の楽
器の駆動制御装置において、前記駆動手段は、前記鍵あ
るいは前記ペダルを駆動するための駆動力を与えるアク
チュエータ手段と、前記駆動力を前記鍵あるいは前記ペ
ダルに伝導するアクションメカニズム手段と、を備え、
前記駆動位置設定信号をPr(Pr≠0)とし、前記サー
ボ手段のサーボゲインをG1とし、前記アクチュエータ
手段の駆動電流をiy0とし、位置指示補正値をβとし
た場合に、前記駆動位置設定信号は、次式を満たすこと
を特徴としている。 Pr=iy0/G1+β
【0013】請求項5記載の構成は、楽器の鍵あるいは
ペダルの駆動制御を行う楽器の駆動制御方法において、
駆動制御指示に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
動する駆動工程と、検出された前記鍵あるいは前記ペダ
ルの駆動速度及び入力された駆動速度設定指示に基づい
て、前記駆動制御指示を行うサーボ工程と、前記駆動速
度設定指示を行う制御工程と、を備え、前記制御工程
は、少なくとも前記鍵あるいはペダルを予め定めた所定
位置に保持する際に、前記鍵あるいは前記ペダルの駆動
目標速度に予め定めた所定の定常偏差速度を加えた設定
駆動速度に基づいて前記駆動速度設定指示を行う、こと
を特徴としている。
【0014】請求項6記載の構成は、楽器の鍵あるいは
ペダルの駆動制御を行う楽器の駆動制御方法において、
駆動制御指示に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
動する駆動工程と、検出された前記鍵あるいは前記ペダ
ルを到達させるべき駆動位置及び入力された駆動位置設
定指示に基づいて、前記駆動制御指示を行うサーボ工程
と、前記駆動位置設定指示を行う制御工程と、を備え、
前記制御工程は、少なくとも前記鍵あるいはペダルを予
め定めた所定位置に保持する際に、前記鍵あるいは前記
ペダルの目標駆動位置に予め定めた所定の定常偏差位置
を加えた設定駆動位置に基づいて前記駆動位置設定指示
を行う、ことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】[1] 実施形態 以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について
説明する。 [1.1] 実施形態の全体構成 まず、実施形態の構成について説明する。図1に実施形
態の自動ピアノの再生駆動系の概要構成図を示す。自動
ピアノは、鍵1の運動をハンマ2に伝達するアクション
メカニズム3と、ハンマ2によって打弦される弦4と、
鍵1を駆動するソレノイド5と、弦4の振動を止めるた
めのダンパ6と、を備えて構成されている。さらに自動
ピアノは、記録メディアあるいはリアルタイム通信装置
から供給される演奏データに基づいて、鍵の軌道データ
を生成するとともに軌道データを用いて鍵の原速度指示
値(t,Vr)を生成する再生前処理部10と、供給さ
れた原速度指示値(t,Vr)に基づいて、各時刻にお
ける鍵1の位置に対応した速度指示値Vrを生成し出力
するモーションコントローラ11と、速度指示値Vrに
応じた励磁電流をソレノイド5に供給するとともに、ソ
レノイド5から供給されるフィードバック信号としての
出力速度Vyと速度指示値Vrを比較し、両者が一致す
るようにサーボ制御を行うサーボコントローラ12と、
を備えて構成されている。
【0016】[1.2] サーボ制御の詳細 図2に実施形態のサーボ制御系のブロック図を示す。実
施形態のサーボ制御系は、モーションコントローラ11
から入力されるサーボ速度指示値Vr及び実際の鍵1の
速度である出力速度Vyの差である速度偏差Veを生成
し、速度偏差Ve及びサーボゲインG1に対応してアク
チュエータであるソレノイド5に対する出力電流iyを
生成するサーボコントローラ12と、出力電流iy及び
アクチュエータゲインG2に対応してアクションメカニ
ズム3を駆動するための出力力fyを生成するソレノイ
ド5と、出力力fy及びアクションメカニズムゲインG
3に対応する出力速度Vyで鍵1を駆動するアクション
メカニズム3と、を備えて構成されている。サーボコン
トローラ12は、サーボ速度指示値Vr及び実際の鍵1
の速度である出力速度Vyの差である速度偏差Veを生
成する差動ユニット12Aと、速度偏差Veに基づいて
出力電流iyを生成するサーボアンプユニット12B
と、を備えて構成されている。
【0017】[1.2.1] 鍵保持動作の原理 ここで、鍵1を保持する際の動作原理について説明す
る。鍵1のストロークエンド位置での保持の際には、モ
ーションコントローラ11は、以下の速度指示値Vrを
与える。 Vr=iy0/G1+α (ただし、Vr>0) ……(1) この場合において、鍵1の保持状態においては、鍵1の
速度である出力速度Vyは、 Vy=0 となる。この結果、速度偏差Veは、 Ve=Vr−Vy =Vr となり、この速度偏差Veは定常偏差となる。
【0018】この結果、出力電流iyは、(1)式よ
り、 iy=Vr×G1 =iy0+α×G1 となる。従って、 α>−iy0/G1 とすれば、保持力を維持することができ、確実に鍵1を
保持することが可能となる。さらにコイル発熱によるソ
レノイド5(=アクチュエータ)の出力低下が発生して
も、鍵1が戻ろうとするのを抑制することができる。さ
らに強打後の跳ね返りによる鍵1の浮きを抑制すること
ができる。
【0019】[1.3] 実施形態の動作 [1.3.1] 実施形態の概要動作 次に自動ピアノの演奏再生時の概要動作について説明す
る。再生前処理部10は、記録メディアあるいはリアル
タイム通信装置から供給される演奏データに基づいて、
鍵の軌道データを生成するとともに軌道データを用いて
鍵1の原速度指示値(t,Vr)を作成し、再生前処理
部10で生成された原速度指示値(t,Vr)は、モー
ションコントローラ11に供給される。モーションコン
トローラ11は、供給された原速度指示値(t,Vr)
に基づいて、各時刻における鍵1の位置に対応した速度
指示値Vrを作成し、サーボコントローラ12に供給す
る。サーボコントローラ12は、速度指示値Vrに応じ
た励磁電流をソレノイド5に供給するとともに、ソレノ
イド5から供給されるフィードバック信号である出力速
度Vyと速度指示値Vrを比較し、両者が一致するよう
にサーボ制御を行うこととなる。サーボ制御コントロー
ラ12の制御下で、ソレノイド5のプランジャが突出す
ると、鍵1がバランスピンPを中心に回動し、演奏者側
に下がり(以下、この状態を押鍵状態という)、また、
これに連動してアクションメカニズム3が作動し、ダン
パー6が弦4から離れるとともに、ハンマ2が回動して
打弦し、演奏再生がなされることとなる。この場合にお
いて、鍵1を所定位置(例えば、エンド位置あるいはレ
スト位置)に保持する場合には、速度指示値Vrをサー
ボコントローラ12において、保持状態で定常偏差が発
生するような値とする。これにより、保持状態において
は常にサーボが働いて確実に鍵1を保持することとな
る。
【0020】[1.3.2] 実施形態の詳細動作 次に自動ピアノの演奏再生時の詳細動作について説明す
る。図3に本実施形態の自動ピアノの再生動作を示すフ
ローチャートを示す。再生前処理部10は、記録媒体か
ら演奏情報を読み出すか、あるいは、外部から供給され
る演奏情報を受信する(ステップS1)。次に、演奏情
報のステータスを検知する(ステップS2)。具体的に
は、予めステータスのデータ値をテーブルに格納してお
き、演奏情報が供給されると、テーブルからデータ値を
読み出して演奏情報のデータ値と比較を行い、一致する
ものを検索する。例えば、演奏情報が「B0 51 v
v」であれば、ステータスは押鍵イベントを指示すると
検知される。この後、再生前処理部10は、ステータス
に続くデータを解釈する(ステップS3)。上記した例
では、ステータス「B0 51」に続く第3バイトの
「vv」が押鍵速度であると解釈される。なお、押鍵イ
ベントフレームにあっては、押鍵イベントの直前にノー
ト番号指定子が設けられるので、これにより押鍵イベン
トのノート番号が検知される。
【0021】次に、押鍵軌道の軌道データを作成する
(ステップS4)。押鍵軌道は、図4に示すように、レ
スト位置X0からエンド位置Xeに至る軌道であり、レス
ト位置X0から等速運動をしてエンド位置Xeに至ってい
る。ここで、鍵1の初速度をV0、鍵1の位置をX、鍵
1の駆動開始時点からの経過時間をtとすれば、鍵1の
打鍵軌道は、 X=V0・t+X0 と表され、軌道データは、押鍵イベント中の押鍵時刻デ
ータおよび押鍵速度データ並びに打弦イベント中の打弦
時刻データおよび打弦速度データに基づいて作成され
る。続いて、鍵1が押鍵状態でエンド位置Xeに保持さ
れているか否かを判別する(ステップS5)。ステップ
S5の判別において、鍵1が押鍵状態でエンド位置Xe
に保持されている場合には(ステップS5;Yes)、
保持軌道の軌道データを作成する(ステップS6)。鍵
1の保持軌道は、図4に示すように、鍵1の位置をXK
とすれば、 XK=Xe と表され、軌道データは、押鍵イベント中の押鍵時刻デ
ータおよび打弦イベント中の打弦時刻データに基づいて
作成される。ステップS5の判別において、鍵1が押鍵
状態でエンド位置Xeに保持されていない場合には(ス
テップS5;No)、離鍵軌道の軌道データを作成する
(ステップS7)。
【0022】離鍵軌道は、図4に示すように、鍵1の位
置をXN、離鍵初速度をV0N(<0)、離鍵開始時点
からの経過時間をtNとすれば、鍵1の離鍵軌道は、 XN=V0N・tN+Xe と表され、軌道データは、離鍵イベント中の離鍵時刻デ
ータおよび離鍵速度データに基づいて作成される。続い
て、モーションコントローラ11に供給する原速度指示
値(t,Vr)を作成する。この原速度指示値(t,V
r)は、時刻tと、時刻tに対応する鍵の速度Vrからな
る。ここで、時刻tは、押鍵開始時刻t0から離鍵が終
了する時刻t4までを一定のピッチで刻んだ時刻であ
る。また、鍵1の速度指示値Vrは、前述の方法によっ
て求めた各軌道データに各時刻tを代入して求める。そ
して、作成した原速度指示値(t,Vr)を、再生前処
理部10に設けたメモリの所定のアドレスから時刻tの
順番に格納する。このようにしてメモリの所定のアドレ
スから時刻tの順番に原速度指示値(t,Vr)を格納
することにより、押鍵開始から離鍵終了までの鍵1の速
度Vrを時刻t毎に求めたシーケンシャルデータ列を作
成する(ステップS8)。ところで、楽曲の演奏データ
は、上述したように打弦,押鍵,離鍵の各イベントフレ
ーム間に、各イベントフレーム間の発生時間差を示すイ
ンターバルデータが介挿されて記録媒体に記憶される。
そして、楽曲を再生する場合には、イベントフレームと
次のインターバルデータをセットで読み出し、読み出し
たインターバルデータが示す時間が経過すると、次のイ
ベントフレームとインターバルデータをセットで読み出
し、以下この処理を繰り返すこととなる。
【0023】より詳細には、再生前処理部10のメモリ
から出力されるシーケンシャルデータ列に基づいて、モ
ーションコントローラ11は、速度指示値Vrをサーボ
コントローラ12に出力する。サーボコントローラ12
は、入力されたサーボ速度指示値Vr及び実際のハンマ
2の速度である出力速度Vyの差である速度偏差Veを
生成し、速度偏差Ve及びサーボゲインG1に対応して
出力電流iyを生成し、アクチュエータであるソレノイ
ド5に対して出力する。これによりソレノイド5は、出
力電流iy及びアクチュエータゲインG2に対応してア
クションメカニズム3を駆動するための出力力fyを生
成する。この結果、アクションメカニズム3は、出力力
fy及びアクションメカニズムゲインG3に対応する出
力速度Vyで鍵1を駆動し、ハンマ2が打弦することと
なる。この場合において、入力されたシーケンシャルデ
ータが保持軌道の軌道データである場合には、鍵1の保
持の際には、モーションコントローラ11は、 α>−iy0/G1 を満たす所定の補正値αを用いて以下の速度指示値Vr
を与える。 Vr=iy0/G1+α (ただし、Vr>0) ……(1) この場合において、鍵1の保持状態においては、鍵1の
速度、ひいては、ハンマ2の速度である出力速度Vy
は、 Vy=0 となり、速度偏差Veは、 Ve=Vr−Vy =Vr となり、この速度偏差Veは定常偏差となる。
【0024】この結果、出力電流iyは、(1)式よ
り、 iy=Vr×G1 =iy0+α×G1 となる。従って、保持力を維持することができ、確実に
鍵1を保持することが可能となる。さらにコイル発熱に
よるソレノイド5(=アクチュエータ)の出力低下が発
生しても鍵1が戻ろうとするのを抑制することができ
る。同様にして強打後の跳ね返りによる鍵1の浮きを抑
制することもできることとなる。上述の場合において、
自動ピアノでは、ソレノイド5に給電を開始してから実
際にハンマが打弦して発音されるまでに時間がかかる。
そのため、打弦イベントフレームが記録媒体から読み出
されたタイミングに対して実際の発音が遅れることにな
る。また、ソレノイドに給電を開始してから実際にハン
マが打弦して発音されるまでの時間は指示される打弦速
度によって異なるため、打弦イベントフレームが記録媒
体から読み出された時点にソレノイドの給電を開始する
と、打弦イベントの発生時間の間隔が各打弦イベントの
指示する打弦速度に応じて変化してしまう。また、離鍵
に関しても同様の問題がある。
【0025】そこで、自動ピアノの再生時には、各イベ
ントフレームが読み出されたタイミングから所定時間
(例えば、500msec)後に各イベントフレームで
指示された動作(打弦,離鍵)が行われるように、各イ
ベントを一律に遅延させる。具体的には、打弦,離鍵イ
ベントフレームが読み出された時点で、前述した軌道計
算を行い、打弦タイミング,離鍵タイミング(打弦,離
鍵イベントフレームが読み出された時点から500ms
ec後のタイミング)のどれだけ前から鍵を動かし始め
れば良いかを求め、このタイミングで鍵を動かし始める
ようにすることで、打弦(離鍵)イベントの発生時間の
間隔を各打弦(離鍵)イベントの指示する打弦速度に拘
わらず一定とすることができる。
【0026】[1.4] 実施形態の効果 以上の説明のように、本実施形態によれば、鍵1の駆動
をサーボ制御するに際し、少なくとも鍵1を保持する場
合には、定常偏差が発生するように速度指示値を与える
ので、電源変動等の場合でも保持力を確保し、維持する
ことができ、確実に鍵1を保持することが可能となる。
さらにコイル発熱によるソレノイド5の出力低下が発生
しても、鍵1が戻ろうとするのを抑制することができ
る。同様にして、強打後の跳ね返り等の負荷変動などの
場合にも鍵1の浮きを抑制することもできる。この場合
には、出力電流は上昇することがない。また、通常の鍵
1の駆動に用いるサーボ制御系を用いて制御を行ってい
るので、新たにコストが増えることもなく、第2従来例
の場合と異なり、制御を切り換える必要もないので、サ
ーボ回路をの構成を簡略化することができる。
【0027】[2] 実施形態の変形例 [2.1] 第1変形例 上記実施形態の説明においては、鍵1をストロークエン
ド位置に保持する際には、モーションコントローラ11
は、 α>−iy0/G1 を満たす所定の補正値αを用いて速度指示値Vrを与え
ていたが、次式を満たす補正値αを用いるように構成し
ても速度指示値Vr>0とすることができ、ストローク
エンド位置に鍵1を保持するに際し、同様の効果を得る
ことができる。 |α|<iy0/G1 この場合において、出力低下、通常駆動時の発熱、電源
変動及び鍵1の振動を防止するためには、補正値αは、
α>0、α=0あるいはα<0のいずれの場合であって
も構わないが、強打時の跳ね返りの抑制あるいはコイル
発熱の抑制のいずれか一方を重視する場合には、強打時
の跳ね返りの抑制には、α>0とするのが好ましく、コ
イル発熱の抑制には、α<0とするのが望ましい。
【0028】[2.2] 第2変形例 上記実施形態の説明においては、鍵1の速度制御を行う
ことにより、鍵1を保持する際の保持力を確保していた
が、鍵1の位置制御を行うことにより同様にして保持力
を確保することが可能である。この場合において、速度
指示値Vrに代えて位置指示値Pr(Pr≠0)を用い、
補正値αに代えて、 β>−iy0/G1 を満たす値βを用い、位置指示値PrをサーボゲインG
1、駆動電流をiy0により次式で算出すればよい。 Pr=iy0/G1+β この場合においても、第1変形例と同様に、次式を満た
す補正値βを用いるように構成しても位置指示値Pr>
0とすることができ、ストロークエンド位置に鍵1を保
持するに際し、同様の効果を得ることができる。 |β|<iy0/G1 この場合においても、出力低下、通常駆動時の発熱、電
源変動及び鍵1の振動を防止するためには、補正値β
は、β>0、β=0あるいはβ<0のいずれの場合であ
っても構わないが、強打時の跳ね返りの抑制あるいはコ
イル発熱の抑制のいずれか一方を重視する場合には、強
打時の跳ね返りの抑制には、β>0とするのが好まし
く、コイル発熱の抑制には、β<0とするのが望まし
い。
【0029】[2.3] 第3変形例 上記説明においては、ストロークエンド位置にのみ鍵を
保持する場合について述べたが、レスト位置に鍵を保持
する場合についても適用が可能である。この場合におい
ては、速度指示時Vr<0あるいは速度指示時Vr<0と
するように各種値を設定すればよい。
【0030】[2.4] 第4変形例 上記説明においては、定常偏差を発生させるのを鍵を保
持している状態でのみ説明したが、常にあるいは鍵を保
持している状態の前後の所定時間において定常偏差を発
生させておいても同様の効果を得ることができる。
【0031】[2.5] 第5変形例 上記説明においては、鍵の保持を行う場合について説明
したが、ペダルの保持を行う場合にも実施形態と同様に
適用が可能である。
【0032】[2.6] 第6変形例 上記説明は、自動ピアノに対しての制御を行う場合につ
いて説明したが、電子楽器や鍵盤楽器以外の楽器などの
各種楽器に適用が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回路の複雑化や、コストの上昇を招くことなく、電源変
動、コイル発熱、あるいは負荷変動の影響を低減して、
鍵あるいはペダルを安定に所定位置に保持することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の自動ピアノの駆動制御系のブロッ
ク図である。
【図2】 実施形態のサーボ制御系の概要構成ブロック
図である。
【図3】 実施形態の再生処理フローチャートである。
【図4】 軌道データ生成の説明図である。
【図5】 第2従来例の鍵保持時の制御系のブロック図
である。
【符号の説明】
1…鍵、2…ハンマ、3…アクションメカニズム(ハン
マアクション)、4…弦、6…ダンパー(止音機構)、
10…再生前処理部、11…モーションコントローラ、
12…サーボコントローラ、12A…差動ユニット、1
2B…サーボアンプユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器の鍵あるいはペダルの駆動制御を行
    う楽器の駆動制御装置において、 駆動制御信号に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
    動する駆動手段と、 検出された前記鍵あるいは前記ペダルの駆動速度及び入
    力された駆動速度設定信号に基づいて、前記駆動制御信
    号を生成し、出力するサーボ手段と、 前記駆動速度設定信号を生成し、出力する制御手段と、
    を備え、 前記制御手段は、少なくとも前記鍵あるいはペダルを予
    め定めた所定位置に保持する際に、前記鍵あるいは前記
    ペダルの駆動目標速度に予め定めた所定の定常偏差速度
    を加えた設定駆動速度に基づいて前記駆動速度設定信号
    を生成する、 ことを特徴とする楽器の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の楽器の駆動制御装置にお
    いて、 前記駆動手段は、前記鍵あるいは前記ペダルを駆動する
    ための駆動力を与えるアクチュエータ手段と、 前記駆動力を前記鍵あるいは前記ペダルに伝導するアク
    ションメカニズム手段と、 を備え、前記駆動速度設定信号をVr(Vr≠0)とし、
    前記サーボ手段のサーボゲインをG1とし、前記アクチ
    ュエータ手段の駆動電流をiy0とし、速度指示補正値
    をαとした場合に、前記駆動速度設定信号は、次式を満
    たすことを特徴とする楽器の駆動制御装置。 Vr=iy0/G1+α
  3. 【請求項3】 楽器の鍵あるいはペダルの駆動制御を行
    う楽器の駆動制御装置において、 駆動制御信号に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
    動する駆動手段と、 検出された前記鍵あるいは前記ペダルを到達させるべき
    駆動位置及び入力された駆動位置設定信号に基づいて、
    前記駆動制御信号を生成し、出力するサーボ手段と、 前記駆動位置設定信号を生成し、出力する制御手段と、
    を備え、 前記制御手段は、少なくとも前記鍵あるいはペダルを予
    め定めた所定位置に保持する際に、前記鍵あるいは前記
    ペダルの目標駆動位置に予め定めた所定の定常偏差位置
    を加えた設定駆動位置に基づいて前記駆動位置設定信号
    を生成する、 ことを特徴とする楽器の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の楽器の駆動制御装置にお
    いて、 前記駆動手段は、前記鍵あるいは前記ペダルを駆動する
    ための駆動力を与えるアクチュエータ手段と、 前記駆動力を前記鍵あるいは前記ペダルに伝導するアク
    ションメカニズム手段と、 を備え、前記駆動位置設定信号をPr(Pr≠0)とし、
    前記サーボ手段のサーボゲインをG1とし、前記アクチ
    ュエータ手段の駆動電流をiy0とし、位置指示補正値
    をβとした場合に、前記駆動位置設定信号は、次式を満
    たすことを特徴とする楽器の駆動制御装置。 Pr=iy0/G1+β
  5. 【請求項5】 楽器の鍵あるいはペダルの駆動制御を行
    う楽器の駆動制御方法において、 駆動制御指示に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
    動する駆動工程と、 検出された前記鍵あるいは前記ペダルの駆動速度及び入
    力された駆動速度設定指示に基づいて、前記駆動制御指
    示を行うサーボ工程と、 前記駆動速度設定指示を行う制御工程と、を備え、 前記制御工程は、少なくとも前記鍵あるいはペダルを予
    め定めた所定位置に保持する際に、前記鍵あるいは前記
    ペダルの駆動目標速度に予め定めた所定の定常偏差速度
    を加えた設定駆動速度に基づいて前記駆動速度設定指示
    を行う、 ことを特徴とする楽器の駆動制御方法。
  6. 【請求項6】 楽器の鍵あるいはペダルの駆動制御を行
    う楽器の駆動制御方法において、 駆動制御指示に基づいて前記鍵あるいは前記ペダルを駆
    動する駆動工程と、 検出された前記鍵あるいは前記ペダルを到達させるべき
    駆動位置及び入力された駆動位置設定指示に基づいて、
    前記駆動制御指示を行うサーボ工程と、 前記駆動位置設定指示を行う制御工程と、を備え、 前記制御工程は、少なくとも前記鍵あるいはペダルを予
    め定めた所定位置に保持する際に、前記鍵あるいは前記
    ペダルの目標駆動位置に予め定めた所定の定常偏差位置
    を加えた設定駆動位置に基づいて前記駆動位置設定指示
    を行う、 ことを特徴とする楽器の駆動制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009244511A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 自動演奏装置用のアクチュエータ駆動制御装置、自動演奏装置

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