JP2000171865A - レンズ付きフィルムユニットのストロボ装置及び該ストロボ装置の製造方法 - Google Patents

レンズ付きフィルムユニットのストロボ装置及び該ストロボ装置の製造方法

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JP2000171865A
JP2000171865A JP10356911A JP35691198A JP2000171865A JP 2000171865 A JP2000171865 A JP 2000171865A JP 10356911 A JP10356911 A JP 10356911A JP 35691198 A JP35691198 A JP 35691198A JP 2000171865 A JP2000171865 A JP 2000171865A
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strobe
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストであり、かつ、小型化を図ることが
できるストロボ装置を提供する。 【解決手段】 ワイヤ部材からなる接続導体44の位置
決め部44bが、ストロボ発光管41の一方側の端面4
1aに当接し、ストロボ発光管41の長手方向の位置決
めを行う。この位置決めされた状態で、ストロボ発光管
41が透過窓部46の保持部462,462によって固
定され、接続導体44が電極棒411aに半田付けで接
続される。また、同じくワイヤ部材からなるトリガ用の
接続導体45は、先端部が発光管本体の外周面の所定の
部位に圧接状態で接触している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムが予
め装填されたレンズ付きフィルムユニットのストロボ装
置及び該ストロボ装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のレンズ付きフィルムユ
ニットに組み込まれるストロボ装置における発光部ユニ
ットのストロボ発光管の取付構造を説明するための説明
図であって、同図(a)は同発光部ユニットのストロボ
発光管を中心とした同ストロボ発光管の取付け部周辺の
平面図、同図(b)は同ストロボ発光管の左側の部分拡
大図、同図(c)は同図(b)のS−S矢視図である。
【0003】図14において、101はキセノン放電管
からなるストロボ発光管102を受け面103,104
により受けて保持し、ストロボ発光管102を位置決め
面105,106により受けて位置決めをする面を有す
る発光部ユニット107に設けられた放電管受けであ
る。
【0004】そして、ストロボ発光管102は受け面1
03,104を圧し広げるように、反射傘108によっ
て放電管受け101方向に押圧されている。したがっ
て、ストロボ発光管102と反射傘108とは図14に
示すように、R面で密着している。
【0005】また、発光部ユニット107には、ストロ
ボ発光管102の放電管端子109,110と導通する
帯状の接片111,112が設けられていて、半田付け
部113のように両者は半田付けされる構成となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たストロボ装置においては、発光部ユニット107の長
手方向の寸法を決めるストロボ発光管102の取付け部
を含めた長手方向寸法は、位置決め面105,106と
放電管受け101の端面との間の厚さt1 と、放電管受
け101の端面と接片111,112との間の間隙t2
とを加えた寸法余裕(t1 +t2 )はどうしても必要で
ある。
【0007】すなわち、放電管受け101は通常樹脂に
よる成形部材であり、放電管受け101の一部である厚
さt1 は強度上所定の寸法が必要であり、また、間隙t
2 は半田付けによる熱で、放電管受け101の端部が溶
けないようにするために、所定の寸法が必要である。
【0008】発光部ユニット107の小型化のために
は、発光部ユニット107の長手方向の寸法を少しでも
短くすることが重要であるにもかかわらず、放電管受け
101の配設に伴う上記寸法余裕が小型化の妨げになる
という問題があった。
【0009】また、接片111,112は帯状部材であ
って、このためスペースを必要とするのみならず、材料
費等もかさみ、さらに小型化及び低コスト化の妨げとな
るという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、低コストで容易に小型
化が可能なストロボ装置及び該ストロボ装置の製造方法
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、予め未露光のフィルムが収
納されたレンズ付きフィルムユニットに組み込まれるス
トロボ装置であって、両端に電極用端子を有する発光管
と、前記発光管が発したストロボ光を被写体側に反射さ
せる反射傘と、前記反射傘の前面側を覆うと共にストロ
ボ光を透過する透過窓と、前記発光管の両端の電極用端
子のうちの少なくとも一方の電極用端子と接続したワイ
ヤ部材よりなる接続導体とを備えたフラッシュ発光器を
有することを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、請求項1記載のレンズ付きフィルムユニット
のストロボ装置であって、前記ワイヤ部材よりなる接続
導体は、予め所定の形状に加工されていることを特徴と
する。
【0013】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、請求項1又は2記載のレンズ付きフィルムユ
ニットのストロボ装置であって、前記反射傘の背面側を
覆う反射傘被覆部材を設けると共に、前記反射傘被覆部
材の前面側から前記ワイヤ部材よりなる接続導体を組み
込むことにより、前記ワイヤ部材よりなる接続導体を補
強保持することを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するために、請求項4記載
の発明は、請求項3記載のレンズ付きフィルムユニット
のストロボ装置であって、前記ワイヤ部材よりなる接続
導体は、前記発光管の電極用端子との接続側端部と中間
部とが、それぞれ前記反射傘被覆部材に設けた穴と溝と
に挿入され、かつ前記反射傘被覆部材に設けた抜止め部
により前面側に抜けることが防止されていることを特徴
とする。
【0015】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットのストロボ装置であっ
て、前記ワイヤ部材よりなる接続導体は、前記フラッシ
ュ発光器の発光管組込時における発光管組込方向の位置
決め作用を有することを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するために、請求項6記載
の発明は、予め未露光のフィルムが収納されたレンズ付
きフィルムユニットに組み込まれるストロボ装置であっ
て、両端に電極用端子を有する発光管と、前記発光管が
発したストロボ光を被写体側に反射させる反射傘と、前
記反射傘の前面側を覆うと共にストロボ光を透過する透
過窓と、前記反射傘の背面側を覆う反射傘被覆部材と、
前記発光管に発光のためのトリガ信号を与えるワイヤ部
材よりなるトリガ接続導体とを備え、前記トリガ接続導
体を、前記発光管と前記反射傘被覆部材とで保持するこ
とにより前記発光管に弾性接触させたことを特徴とす
る。
【0017】上記課題を解決するために、請求項7記載
の発明は、両端に電極用端子を有する発光管と、前記発
光管が発したストロボ光を被写体側に反射させる反射傘
と、前記反射傘の前面側を覆うと共にストロボ光を透過
する透過窓と、前記反射傘の背面側を覆う反射傘被覆部
材と、前記発光管の両端の電極用端子のうち少なくとも
一方の電極用端子と接続した接続導体と、前記発光管に
発光のためのトリガ信号を与えるトリガ接続導体とを備
えたフラッシュ発光器を有するレンズ付きフィルムユニ
ットに組み込まれるストロボ装置の製造方法であって、
前記反射傘被覆部材に、前方より前記接続導体と前記反
射傘とを組み込み、次いで側方より前記発光管を組み込
み、更に前方より前記透過窓を組み込むことにより前記
発光管を前記反射傘に弾性的に押しつけ前記発光管の前
後方向の位置決めを行い、その後に後方より前記トリガ
接続導体を組み込むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0019】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1に係るレンズ付きフィルムユニットの構成を示す分解
斜視図、図2は本実施の形態1によるストロボ装置を構
成する発光部ユニットを正面側から見た斜視図、図3は
同発光部ユニットを背面側から見た斜視図、図4は同発
光部ユニットを分解して正面側から見た分解斜視図、図
5は同発光部ユニットを分解して背面側から見た分解斜
視図、図6は同発光部ユニットを透過窓部を除いた状態
で示す斜視図、図7は同発光部ユニットを構成するスト
ロボ発光管が反射傘によって保持され、かつ、トリガ電
極用の接続導体が接続された状態を示す斜視図、図8は
同トリガ電極用の接続導体の取付方法を説明するための
説明図、図9及び図10は同ストロボ装置の構成を示す
同発光部ユニットの正面側から見た斜視図、また、図1
1、図12及び図13は同ストロボ装置の構成を示す同
発光部ユニットの背面側から見た斜視図である。
【0020】この実施の形態1に係るレンズ付きフィル
ムユニット1は、予め写真フィルムが装填された状態で
市販に供される簡易なカメラであり、写真フィルムがカ
メラの組立工程で装填され、ユーザの写真フィルムの装
填や巻戻し等の操作が不要になり、ユーザは直ちに撮影
操作を実行できるように構成されている。
【0021】このレンズ付きフィルムユニット1は、図
1に示すように、前カバー2と後カバー3とを組み付け
る構成であり、前カバー2の前側中央には撮影レンズ孔
4aが設けられ、この撮影レンズ孔4aの上方位置には
ファインダ枠5a、対物レンズ5b、接視レンズ5cか
らなるファインダ5が設けられ、ファインダ5の近傍に
はストロボ発光窓枠6が設けられている。
【0022】ストロボ発光窓枠6の下方には、切換レバ
ーであるストロボレバースイッチ7が設けられ、このス
トロボレバースイッチ7は後述するストロボ装置30を
使用状態と未使用状態とに切り換えるようになってい
る。
【0023】レンズ付きフィルムユニット1の右側部に
は、グリップ部8が設けられ、グリップ部8の上部には
レリーズボタン9が設けられている。
【0024】このレンズ付きフィルムユニット1の前カ
バー2と後カバー3とに挟まれた内部には、図1に示す
ように、本体10が設けられている。
【0025】本体10の中央には、撮影枠10aが設け
られ、この撮影枠10aを挟んで一方にフィルム収納室
10bが、他方に巻上室10cが設けられている。
【0026】本体10の上部にはボス10dが設けら
れ、このボス10dにはセクタ11を駆動するセクタレ
バー12が回動可能に取り付けられている。このセクタ
レバー12の係止部12aと、本体10の係突起10e
との間にバネ13が設けられ、このバネ13によりセク
タレバー12は常に閉じる方向に付勢されている。
【0027】セクタレバー12のボス12bはセクタ1
1のU字溝11aに係合し、セクタレバー12の動きを
セクタ11に伝達している。
【0028】セクタレバー12は、本体10に組み付け
られたレリーズ機構14によって回動し、このレリーズ
機構14は、レリーズボタン9によって作動するように
なっている。
【0029】本体10の撮影枠10aの前側には、スペ
ーサ15が設けられ、このスペーサ15の前側にはレン
ズ受け16が爪部16aをスペーサ15の凹部15aに
係合して設けられている。スペーサ15には露光窓15
bが形成され、このスペーサ15とレンズ受け16との
間にセクタ11が配置されている。
【0030】セクタ11は、その孔11bをスペーサ1
5のボス15cに挿通し、セクタレバー12により作動
し、露光窓15bを解放可能になっている。
【0031】上記レンズ受け16において、レンズ取付
部16bには撮影レンズ4が組み付けられ、この撮影レ
ンズ4に対応する位置に露光孔16cが形成されてい
る。
【0032】レンズ受け16には、絞り板17がセット
されている。絞り板17には絞り孔17aが形成され、
この絞り板17に形成された取付孔17bをスペーサ1
5に設けたボスに嵌合することによって、このスペーサ
15により、絞り板17を回動可能に支持している。
【0033】絞り板17には、長孔17cが形成され、
この長孔17cにはスライドレバー18の凸部18aが
係合され、さらに、スライドレバー18にはストッパ部
18bが形成されている。
【0034】また、スライドレバー18には、ストロボ
スイッチレバー7が係合している。
【0035】なお、図1中、4bはレンズ押えである。
【0036】ストロボ装置30は、図1に示すように、
発光部ユニット(フラッシュ発光器)40がストロボ基
板50に取り付けられてなり、この状態で本体10と前
カバー2とに挟まれて組み込まれている。
【0037】発光部ユニット40は、図2乃至図13に
示すように、ストロボ発光管(発光管)41と、ストロ
ボ収納部42と、反射傘43と、ストロボ発光管41の
一方の電極棒(電極用端子)に導通する接続導体44
と、トリガ電極用の接続導体45と、ストロボ光を透過
する透過窓部46とを備えている。
【0038】ストロボ発光管41は、例えば、直管状に
形成されたキセノンランプからなり、発光管本体411
の両端部には、電極棒411a,411bが取り付けら
れている。
【0039】ストロボ収納部42は、前面側に開口部を
有する略箱型状に構成され、内部にストロボ発光管41
や反射傘43が収納され、両側の側壁部には、ストロボ
発光管41が挿通される挿通孔42a,42bが形成さ
れ、また、裏面側には、接続導体45の先端部を挿通す
る挿通孔42cと、その中央部側の直線部を案内し埋め
込む溝部42dとが形成され、かつ、挿通孔42a近傍
には接続導体44の先端部が嵌合孔421aに嵌め込ま
れることによって接続導体44を保持し固定する導体保
持部421が設けられ、また、接続導体44の中間部を
保持し補強する導体保持部422,423,424を備
え、さらに、発光部ユニット40をストロボ基板50に
取り付けるための位置決めピン425や係止爪426を
有している。
【0040】ここで、導体保持部422は、溝部に接続
導体44を挟み込むことによって、接続導体44を上下
方向に位置決めすると共に固定する。
【0041】また、導体保持部423は抜止め用の爪部
を有し、接続導体44を係止して前後方向に位置決めす
ると共に固定する。
【0042】また、導体保持部424は、溝部に接続導
体44を挟み込むことによって、接続導体44を左右方
向に位置決めすると共に固定する。
【0043】反射傘43は、ストロボ光を前方に向けて
反射する放物反射面を内面に形成した反射部43aを有
し、両側壁部には、ストロボ収納部42に取り付けるた
めの突片431,431,432,432と、ストロボ
発光管41が挿通される挿通部43b,43cとが設け
られている。
【0044】接続導体44,45は、共に所定の剛性を
有する例えば燐青銅製のワイヤ部材が所定の形状に屈曲
成形されてなり、それぞれ例えば略0.6mm〜1.0m
m、略0.3mm〜0.5mmの径を有している。
【0045】接続導体44は、先端部44aが嵌合孔4
21aに嵌め込まれて保持され、また、先端部近傍にお
いて、ストロボ発光管41の一方側の端面41aに当接
してストロボ発光管41の長手方向の位置決めをするた
めの部位と、電極棒411aに発光部ユニット40の裏
面側から接触して電気的に接続するための部位とを有す
る位置決め部44bを備えている。
【0046】接続導体45は、図7及び図8に示すよう
に、先端部45aにおいて、発光管本体411の外周面
の所定の部位に圧接状態で接触している。また、屈曲部
45bの角部近傍は挿通孔42cの側壁面に、屈曲部4
5bの中央部側の直線部45cは溝部42dの壁面に、
それぞれ、押し当てられている。
【0047】なお、図8において、接続導体45がスト
ロボ収納部42の裏面の壁部に埋め込まれた領域につい
ては、接続導体45の配設経路に沿って切断した状態で
図示している。
【0048】ここで、取付完了時に、接続導体45の屈
曲部45bの角部近傍が挿通孔42cの側壁面に押し当
てられることによって、先端部45aが発光管本体41
1外周面の所定の部位に強く圧接されるように部材の寸
法形状が設定されている。
【0049】透過窓部46は、透過板461と、この透
過板461の両側端部から裏面側に配設された櫛状の保
持部462,462とを備え、各保持部462は、スト
ロボ発光管41を反射傘43の反射部43aの底面との
間でストロボ発光管41を挟んで弾性的に押さえること
によって、ストロボ発光管41を保持し前後方向に位置
決めして固定する挟持受部462aと、ストロボ収納部
42の両側部に設けられた凸部426a,426bに係
止されることによって透過窓部46をストロボ収納部4
2に取り付けるための係止爪部462bとを有してい
る。
【0050】ストロボ基板50は、コンデンサ51、発
振トランス52、トリガコイル53等の回路部品が回路
パターンに接続され搭載されている。また、ストロボ基
板50の所定の箇所には、ストロボ発光管41の電極棒
411bを受けて保持すると共に接触して電気的に接続
するための接続片54と、位置決めピン425が嵌め込
まれる嵌合孔50aと、接続導体44の後端部を挿入す
るための挿入孔50bとが設けられている。
【0051】発光部ユニット40を組み立てるには、図
4及び図5に示すように、まず、反射傘43の各突片4
31,432を対応するストロボ収納部42の各切欠部
42e,42fに嵌め込むようにして、ストロボ収納部
42内に反射傘43を収納する。
【0052】次に、接続導体44の先端部44aを導体
保持部421の嵌合孔421aに嵌め込み、かつ、中間
部を導体保持部422,423,424によって保持さ
せて、接続導体44を固定する。
【0053】ここで、接続導体44は、先端部におい
て、導体保持部421によって固定され、また、中間部
においては、導体保持部422,423,424によっ
て、それぞれ、上下方向、前後方向、左右方向に位置決
めされ固定される。
【0054】次に、ストロボ発光管41を、挿通孔42
b側から挿通してストロボ収納部42内に収納する。す
なわち、挿通孔42b、挿通部43c、挿通部43b、
挿通孔42aと順に通していき、端面41aに、予め配
設されている接続導体44の位置決め部44bを当接さ
せてストロボ発光管41の長手方向の位置決めをする。
この端面41aに接続導体44が当接した状態で、電極
棒411aは接続導体44に接触する。
【0055】次に、透過窓部46をストロボ収納部42
に取り付け、挟持受部462a,462aを拡開させな
がら挟み付けるようにして発光管本体411の両端部を
押し付け、さらに反射傘43の反射部43aの底面との
間でストロボ発光管41を挟んで弾性的に押しつける。
これにより、ストロボ発光管41は前後方向に位置決め
され、固定されることとなる。
【0056】ここで、透過窓部46は係止爪部462
b,462bが凸部426a,426bに、係止爪部4
62cが凸部426cに、それぞれ係止されることによ
って固定される。
【0057】次に、接続導体45の取付けは、先端部4
5aを挿通孔42cから挿通し、直線部45cを溝部4
2dに埋め込むようにして、ストロボ収納部42に裏面
側から取り付ける。この際、屈曲部45bの角部近傍は
挿通孔42cの側壁面に、屈曲部45bの中央部側の直
線部45cは溝部42dの壁面に、それぞれ、押し当て
た状態で、先端部45aを発光管本体411外周面の所
定の部位に接触させるようにする。
【0058】これにより接続導体45が固定されると共
に、屈曲部45bの角部近傍が挿通孔42cの側壁面に
押し当てられることによって、先端部45aが発光管本
体411外周面の所定の部位に弾性的に圧接される。
【0059】そして、電極棒411aに接続導体44を
上記位置決め部44bの所定の部位において半田付けし
電気的に接続する。
【0060】この後、こうして作成された発光部ユニッ
ト40をストロボ基板50に取り付ける。まず、位置決
めピン425をストロボ基板50の嵌合孔50aに嵌め
込むと共に、係止爪426によって係止することで、発
光部ユニット40をストロボ基板50に固定する。
【0061】そして、接続導体44の後端部をストロボ
基板50の挿入孔50bに差し込んだ後、裏面の配線パ
ターンに半田付けして、電気的に接続する。また、電極
棒411bは接続片54によって保持させた上で半田付
けして、直接ストロボ基板50に電気的に接続する。さ
らに、接続導体45の後端部をトリガコイル53の端子
53aに半田付けして電気的に接続する。
【0062】これにより組立てが完了したストロボ装置
30は、図1に示すように組み込まれる。
【0063】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、従来の位置決め用の樹脂製の放電管受けを廃し、
接続導体44に、位置決めの機能を兼ねさせたので、部
品数の削減によりコストを低減することができ、かつ、
発光部ユニットの長手方向の寸法を短くできるのでスト
ロボ装置の小型化を図ることができる。
【0064】また、ストロボ収納部42に設けられた導
体保持部421によって、接続導体44の先端部を確実
に保持固定し、導体保持部422,423,424によ
って、接続導体44の中間部を、それぞれ、上下方向、
前後方向、左右方向に位置決めし、確実に保持固定して
いるので、ワイヤ部材からなる接続導体44は、予め設
定された位置で確実にかつ強度が保たれた状態で固定さ
れる。
【0065】この状態で、接続導体44の位置決め部4
4bが、ストロボ発光管41の一方側の端面41aに当
接することにより、ストロボ発光管41の長手方向の位
置決めを正確かつ確実に行うことができる。このように
長手方向に位置決めされた状態で、ストロボ発光管41
は透過窓部46の保持部462,462によって、前後
方向にも位置決めされ強固に固定される。
【0066】また、端面41aに接続導体44が当接し
た状態で、電極棒411aは接続導体44に接触するよ
うになっているので、半田付けにより確実に接続するこ
とができ、かつ、ストロボ発光管41は保持部462,
462によって強固に固定され、接続導体44も確実に
強く固定されるので、堅固な接続状態が保たれる。
【0067】また、接続導体45が取り付けられた状態
では、先端部45aは発光管本体411外周面の所定の
部位に、屈曲部45bの角部近傍は挿通孔42cの側壁
面に、屈曲部45bの中央部側の直線部45cは溝部4
2dの壁面に、それぞれ、押し当てられているので、接
続導体45は、どの方向から外力が加えられても動揺す
ることなく確実に固定される。
【0068】また、接続導体45は、屈曲部45bの角
部近傍が挿通孔42cの側壁面に押し当てられることに
よって、先端部45aが発光管本体411外周面の所定
の部位に弾性的に圧接されるので、確実にトリガをかけ
ることができる。
【0069】しかも、接続導体44,45は共にワイヤ
部材からなっているので、材料費及び加工費を抑えるこ
とができ、かつ、配設の際にわずかなスペースしか要し
ないので、一段とストロボ装置の小型化を図ることがで
きる。
【0070】また、位置決め用の樹脂製の放電管受けを
廃し、半田付けの際に樹脂製の部材に熱が加えられ難い
構造としたので、半田付けの際の作業ミスによる部品溶
解等の損傷の発生を未然に防止することができる。
【0071】以上、本発明の実施の形態を詳述してきた
が、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものでは
ない。
【0072】例えば、上述した実施の形態1では、スト
ロボ発光管41の一方の電極棒411aのみにワイヤ部
材からなる接続導体44を接続して、この接続導体44
でストロボ発光管41の長手方向の位置決めを行うよう
に構成する場合について述べたが、両方の電極棒411
a,411bにワイヤ部材からなる接続導体を接続する
ようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電極用端子と接続した接続導体はワイヤ部材よ
りなっているので、低コストであり、かつ、小型化を図
ることができるストロボ装置を提供することができる。
【0074】また、請求項2の発明によれば、接続導体
は予め所定の形状に加工されているので、例えばフラッ
シュ発光器の所定の箇所で保持することにより、容易に
位置決めされ固定される。
【0075】また、請求項3の発明によれば、接続導体
を反射傘被覆部材に確実に固定することができる。
【0076】また、請求項4の発明によれば、接続導体
の位置決めを確実に行うことができると共に、接続導体
を反射傘被覆部材に強度が保たれた状態で一段と確実に
固定することができる。
【0077】また、請求項5の発明によれば、接続導体
は、発光管の位置決めの機能を兼ねているので、例えば
発光管の組込方向の位置決め専用の部材が不要であり、
コストを低減することができ、かつ、フラッシュ発光器
の発光管組込方向の寸法を短くできるのでストロボ装置
の小型化を図ることができる。
【0078】また、請求項6の発明によれば、トリガ接
続導体を確実に固定できると共に、トリガ接続導体はワ
イヤ部材よりなっているので、一段と低コストであり、
かつ、小型化を図ることができるストロボ装置を提供す
ることができる。
【0079】また、請求項7の発明によれば、最小限度
の部材により発光管を確実に位置決めし、強固に固定す
ることができるストロボ装置の製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るレンズ付きフィル
ムユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本実施の形態1によるストロボ装置を構成する
発光部ユニットを正面側から見た斜視図である。
【図3】同発光部ユニットを背面側から見た斜視図であ
る。
【図4】同発光部ユニットを分解して正面側から見た分
解斜視図である。
【図5】同発光部ユニットを分解して背面側から見た分
解斜視図である。
【図6】同発光部ユニットを透過窓部を除いた状態で示
す斜視図である。
【図7】同発光部ユニットを構成するストロボ発光管が
反射傘によって保持され、かつ、トリガ電極用の接続導
体が接続された状態を示す斜視図である。
【図8】同トリガ電極用の接続導体の取付方法を説明す
るための説明図である。
【図9】同ストロボ装置の構成を示す同発光部ユニット
の正面側から見た斜視図である。
【図10】同ストロボ装置の構成を示す同発光部ユニッ
トの正面側から見た斜視図である。
【図11】同ストロボ装置の構成を示す同発光部ユニッ
トの背面側から見た斜視図である。
【図12】同ストロボ装置の構成を示す同発光部ユニッ
トの背面側から見た斜視図である。
【図13】同ストロボ装置の構成を示す同発光部ユニッ
トの背面側から見た斜視図である。
【図14】従来のレンズ付きフィルムユニットに組み込
まれるストロボ装置における発光部ユニットのストロボ
発光管の取付構造を説明するための説明図であって、同
図(a)は同発光部ユニットのストロボ発光管を中心と
した同ストロボ発光管の取付け部周辺の正面図、同図
(b)は同ストロボ発光管の左側の部分拡大図、同図
(c)は同図(b)のS−S矢視図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフィルムユニット 30 ストロボ装置 40 発光部ユニット(フラッシュ発光器) 41 ストロボ発光管(発光管) 411a,411b 電極棒(電極用端子) 42 ストロボ収納部(反射傘被覆部材) 421 導体保持部(穴) 422 導体保持部(溝) 423 導体保持部(抜止め部) 424 導体保持部(溝) 43 反射傘 44 接続導体 45 接続導体(トリガ接続導体) 46 透過窓部(透過窓)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め未露光のフィルムが収納されたレン
    ズ付きフィルムユニットに組み込まれるストロボ装置で
    あって、 両端に電極用端子を有する発光管と、前記発光管が発し
    たストロボ光を被写体側に反射させる反射傘と、前記反
    射傘の前面側を覆うと共にストロボ光を透過する透過窓
    と、前記発光管の両端の電極用端子のうちの少なくとも
    一方の電極用端子と接続したワイヤ部材よりなる接続導
    体とを備えたフラッシュ発光器を有することを特徴とす
    るレンズ付きフィルムユニットのストロボ装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤ部材よりなる接続導体は、予
    め所定の形状に加工されていることを特徴とする請求項
    1記載のレンズ付きフィルムユニットのストロボ装置。
  3. 【請求項3】 前記反射傘の背面側を覆う反射傘被覆部
    材を設けると共に、前記反射傘被覆部材の前面側から前
    記ワイヤ部材よりなる接続導体を組み込むことにより、
    前記ワイヤ部材よりなる接続導体を補強保持することを
    特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフィルムユ
    ニットのストロボ装置。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤ部材よりなる接続導体は、前
    記発光管の電極用端子との接続側端部と中間部とが、そ
    れぞれ前記反射傘被覆部材に設けた穴と溝とに挿入さ
    れ、かつ前記反射傘被覆部材に設けた抜止め部により前
    面側に抜けることが防止されていることを特徴とする請
    求項3記載のレンズ付きフィルムユニットのストロボ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤ部材よりなる接続導体は、前
    記フラッシュ発光器の発光管組込時における発光管組込
    方向の位置決め作用を有することを特徴とする請求項1
    から4のうちのいずれか1項に記載のレンズ付きフィル
    ムユニットのストロボ装置。
  6. 【請求項6】 予め未露光のフィルムが収納されたレン
    ズ付きフィルムユニットに組み込まれるストロボ装置で
    あって、 両端に電極用端子を有する発光管と、前記発光管が発し
    たストロボ光を被写体側に反射させる反射傘と、前記反
    射傘の前面側を覆うと共にストロボ光を透過する透過窓
    と、前記反射傘の背面側を覆う反射傘被覆部材と、前記
    発光管に発光のためのトリガ信号を与えるワイヤ部材よ
    りなるトリガ接続導体とを備え、 前記トリガ接続導体を、前記発光管と前記反射傘被覆部
    材とで保持することにより前記発光管に弾性接触させた
    ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットのストロ
    ボ装置。
  7. 【請求項7】 両端に電極用端子を有する発光管と、前
    記発光管が発したストロボ光を被写体側に反射させる反
    射傘と、前記反射傘の前面側を覆うと共にストロボ光を
    透過する透過窓と、前記反射傘の背面側を覆う反射傘被
    覆部材と、前記発光管の両端の電極用端子のうち少なく
    とも一方の電極用端子と接続した接続導体と、前記発光
    管に発光のためのトリガ信号を与えるトリガ接続導体と
    を備えたフラッシュ発光器を有するレンズ付きフィルム
    ユニットに組み込まれるストロボ装置の製造方法であっ
    て、 前記反射傘被覆部材に、前方より前記接続導体と前記反
    射傘とを組み込み、次いで側方より前記発光管を組み込
    み、更に前方より前記透過窓を組み込むことにより前記
    発光管を前記反射傘に弾性的に押しつけ前記発光管の前
    後方向の位置決めを行い、その後に後方より前記トリガ
    接続導体を組み込むことを特徴とするレンズ付きフィル
    ムユニットのストロボ装置の製造方法。
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CN102203667A (zh) * 2008-10-23 2011-09-28 意力速电子工业株式会社 闪光装置

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