JP5676987B2 - 発光ユニット、ストロボユニット及び撮像装置 - Google Patents

発光ユニット、ストロボユニット及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光ユニットを有する撮像装置に関するものである。
従来、発光ユニットを有する撮像装置においては、撮像装置を小型化するために発光ユニットの小型化が求められている。発光ユニットを小型化するために、特許文献1では発光のトリガー信号を発生するトリガーコイルを、反射傘を収納するホルダの反射傘背面側に収納している。また、発光ユニットを小型化するためには発光管両極の端子におけるリード線配線を廃止し表面実装を行うことも有効である。特許文献2では、ホルダに発光管、反射傘を組み付け、ホルダから表面実装可能な端子を露出させた発光ユニットが開示されている。
特開2003−302675号公報 特開2003−344913号公報
しかしながら、発光管、反射傘、トリガーコイルをホルダに収納した発光ユニットを、1つの表面実装部品として扱う場合、各端子の高さのばらつきにより、表面実装された発光ユニットが基板に対して傾いてしまう。各端子の高さのばらつきが大きいほど、すなわち、傾きが大きいほど、傾きがない状態において撮像装置内で必要とされるスペースよりも、余分なスペースを撮像装置内に設けなければならないため、小型化を阻害する。特に、トリガーコイルを組み込んだ状態で1つの表面実装部品として扱う場合、トリガーコイルをホルダに組み込んだときの位置ばらつきがあるため、通常の表面実装部品よりも、各端子の高さのばらつきを抑制することが困難である。
また、発光管両極の端子と接続端子を半田で接合することで発光管の位置を固定するが、表面実装を行う際のリフロー工程において、高温環境下にさらされ、半田が融解し、固定されていた発光管の位置がずれる恐れがあった。そのため、半田融解時に発光管の位置がずれないように発光管を反射傘に付勢する必要がある。発光管を付勢するためには、反射傘の背面に、発光管を保持しつつ、反射傘方向に付勢する弾性変形可能な保持部材を設けることが一般的だが、反射傘背面に保持部材を設けるためのスペースが必要となり、撮像装置の小型化が阻害されてしまう。
そこで、本発明の目的は、表面実装される発光ユニットの基板に対する傾きを軽減するとともに、小型な構成で発光ユニットに含まれる発光管を反射傘に付勢することを可能にした発光ユニット、ストロボユニット及び撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本願発明に係る発光ユニットは、発光管と、前記発光管の端子に接続される接続端子と、前記発光管と当接する反射傘と、前記発光管を発光させるためのトリガー信号を出力するトリガーコイルと、前記発光管、反射傘及びトリガーコイルを収納するホルダと、を備えた発光ユニットであって、前記ホルダは、前記発光管を収納する側とは異なる側に前記トリガーコイルを収納し、前記発光管を収納する側から前記トリガーコイルの端子が基板に取り付けられる側に前記接続端子を挿通させるための挿通孔を有し、前記接続端子は、当該接続端子が前記挿通孔に挿通された状態において前記ホルダに収納された前記発光管の端子を前記反射傘の方向に付勢するバネ性部を一方の端部に有し、前記バネ性部と他方の端部との間に、前記挿通孔に挿通された前記接続端子を前記他方の端部の方向に移動させるときよりも前記バネ性部の方向に移動させるときの負荷を大きくする負荷部を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本願発明に係るストロボユニットは、発光ユニットと、前記発光ユニットを表面実装した基板と、前記発光ユニットからの光を透過させる光学部材と、前記発光ユニットを発光させるためのコンデンサと、を有するストロボユニットであって、前記発光ユニットは、発光管と、前記発光管の端子に接続される接続端子と、前記発光管と当接する反射傘と、前記発光管を発光させるためのトリガー信号を出力するトリガーコイルと、前記発光管、反射傘及びトリガーコイルを収納するホルダと、を備え、前記ホルダは、前記発光管を収納する側とは異なる側に前記トリガーコイルを収納し、前記発光管を収納する側から前記トリガーコイルの端子が前記基板に取り付けられる側に前記接続端子を挿通させるための挿通孔を有し、前記接続端子は、当該接続端子が前記挿通孔に挿通された状態において前記ホルダに収納された前記発光管の端子を前記反射傘の方向に付勢するバネ性部を一方の端部に有し、前記バネ性部と他方の端部との間に、前記挿通孔に挿通された前記接続端子を前記他方の端部の方向に移動させるときよりも前記バネ性部の方向に移動させるときの負荷を大きくする負荷部を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本願発明に係る撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像に伴って発光可能な発光ユニットと、前記発光ユニットを表面実装した基板と、前記発光ユニットからの光を透過させる光学部材と、前記発光ユニットを発光させるためのコンデンサと、を有する撮像装置であって、前記発光ユニットは、発光管と、前記発光管の端子に接続される接続端子と、前記発光管と当接する反射傘と、前記発光管を発光させるためのトリガー信号を出力するトリガーコイルと、前記発光管、反射傘及びトリガーコイルを収納するホルダと、を備え、前記ホルダは、前記発光管を収納する側とは異なる側に前記トリガーコイルを収納し、前記発光管を収納する側から前記トリガーコイルの端子が前記基板に取り付けられる側に前記接続端子を挿通させるための挿通孔を有し、前記接続端子は、当該接続端子が前記挿通孔に挿通された状態において前記ホルダに収納された前記発光管の端子を前記反射傘の方向に付勢するバネ性部を一方の端部に有し、前記バネ性部と他方の端部との間に、前記挿通孔に挿通された前記接続端子を前記他方の端部の方向に移動させるときよりも前記バネ性部の方向に移動させるときの負荷を大きくする負荷部を有することを特徴とする。
本発明によれば、接続端子の位置を調整することによって、発光ユニットの基板に対する傾きを軽減することができる。また、接続端子のバネ性部で発光管を付勢することによって、小型な構成で発光管を反射傘に付勢することができる。
撮像装置の斜視図 ストロボユニットの斜視図 発光ユニットの詳細図 接続端子の位置調整を示す図 発光ユニット端子側の斜視図 操作部位置を変更した接続端子の斜視図
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)は本発明に係る撮像装置であるデジタルカメラを前方向(被写体方向)から見た斜視図である。図1(b)は図1(a)に示したデジタルカメラの外装カバーを外した状態を前方向から見た斜視図であり、1はレンズ鏡筒、2はストロボユニット、3は前カバー、4は背面カバーであり、レンズ鏡筒1を介して入射した被写体像は不図示の撮像素子に結像される。また、ストロボユニット2は撮像に伴って発光可能である。
図2(a)はストロボユニット2を前方から見た斜視図であり、図2(b)はストロボユニット2の分解斜視図である。図2(b)において、ストロボユニット2は、プリズムパネル21、ストロボカバー22、ストロボホルダ23、発光ユニット5とメインコンデンサ24を実装したストロボ基板25とによって構成される。
発光ユニット5は、発光制御を行う回路素子とともに、ストロボ基板25に表面実装されている。ストロボ基板25にはメインコンデンサ24が半田付けされている。プリズムパネル21には爪21aが設けられており、爪21aを発光ユニット5に設けられた溝5aに係合して固定する。プリズムパネル21は光学部材であって発光ユニット5から照射される光を透過し所望の範囲に集光する。ストロボ基板25はフレキシブルプリント基板であり、ストロボホルダ23に設けられた発光ユニット5の取り付け部に発光ユニット5を挿入した状態で、ストロボホルダ23に撒きつけるように取り付けられている。メインコンデンサ24はストロボホルダ23の背面に両面テープなどで接着固定されている。
ストロボカバー22には爪22aと不図示の爪が設けられ、ストロボホルダ23には不図示の溝と溝23aが設けられている。ストロボカバー22は、発光ユニット5とプリズムパネル21を挟み込んだ状態で、爪22aと不図示の溝を、不図示の爪と溝23aをそれぞれ係合させ、ストロボホルダ23に固定されている。
図2(a)に示すように、発光ユニット5が面実装部品としてストロボ基板25に実装されていることにより、ストロボユニット2はリード線を配線するためのスペースが不要となり、リード線を配線する場合に比べて小型化できる。また、リード線をストロボホルダ23の形状に合わせて配線し、固定する工程も不要となるため、組立性も向上する。
図3は、発光ユニット5の詳細図であり、図3(a)は図2(b)と同じ方向から見た発光ユニット5を拡大した図、図3(b)は発光ユニット5の表面実装する側を上向きにした図である。図3(c)は図3(b)の向きの発光ユニット5の分解斜視図である。図3(d)は図3(c)の上方向から発光ユニット5を構成する部品を収納するホルダ56を見た図であり、図3(e)は図3(c)の下方向からホルダ56を見た図である。ホルダ56は絶縁かつ耐熱性を持つ材料、例えばナイロン、液晶ポリマーなどによって形成されている。
ホルダ56には、図3(d)で見える側に反射傘54を収納する反射傘収納部56aが設けられている。一方、ホルダ56の図3(d)で見える側には、キセノン管51にトリガー電圧を印加するトリガーコイル53を収納するトリガーコイル収納部56bが設けられている。トリガーコイル収納部56bの両側面には一対のリブ56b1が設けられている。また、接着剤塗布部56b2に接着剤を塗布してトリガーコイル収納部56bにトリガーコイル53が取り付けられる。トリガーコイル53は、トリガーコイル53をリブ56b1に当接させた状態で、接着剤塗布部56b2に塗布された接着剤により固定される。
図3(f)はトリガーコイル53の斜視図である。図3(f)に示すように、トリガーコイル53の入力端子53a及びコモン端子53bは、トリガーコイル収納部56bから露出する側に、それぞれ表面実装するための平面部53a1及び53b1を持つ。発光ユニット5をストロボ基板25に表面実装する工程において、平面部53a1、53b1がストロボ基板25に印刷されたクリーム半田と接する。トリガーコイル53がトリガーコイル収納部56bに収納された状態において、平面部53a1、53b1によって形成される平面を、以下、実装面と呼ぶ。
図3(d)及び(e)に示すように、反射傘収納部56a及びトリガーコイル収納部56bには貫通孔56b3が設けられている。図3(f)に示すように、トリガーコイル53には、実装面と略垂直方向に、金属帯状板から成る、バネ性を持つトリガー接片53cが設けられていて、このトリガー接片53cより、キセノン管51に印加する高電圧が出力される。トリガーコイル53がトリガーコイル収納部56bに収納された状態において、トリガー接片53cが貫通孔56b3を貫通し反射傘収納部56aに延出する。
トリガーコイル53をホルダ56に接着させた後、図3(c)に示すようにホルダ56の反射傘収納部56aに反射傘54を組み込む。反射傘54はキセノン管51で発光した光を反射し、プリズムパネル21へ集光させるものである。また、トリガー接片53cを介して伝達されたトリガーコイル53で発生させたトリガー電圧(以下、トリガー信号とも称す)をキセノン管51へと伝達する役割も果たす。そのため、反射傘54は表面反射率が高く、かつ、電気抵抗の低いアルミ板を加工して用いる。
図3(g)は反射傘54の上面図および側面図である。反射傘54には、エンボス54aが複数個所に設けられていて、後述するようにキセノン管51との接触部となる。図3(d)に示すように、反射傘収納部56aの四隅には係止片56a1が設けられている。係止片56a1と反射傘54の短手方向の端部54bとが係合することによって、反射傘54はホルダ56に固定される。このとき、反射傘収納部56aから延出したトリガー接片53cが反射傘背面部54cと圧接することで、トリガー接片53cと反射傘54の電気的接続がとられる。
図3(c)において、キセノン管51はガラス管にキセノンガスを封入した、軸方向の長さが径方向の長さよりも長い円筒形状の発光管である。キセノン管51は長手方向の両端に陽極と陰極の端子部51bを具備し、ガラス管中央部には導電性皮膜(ネサコート)を施されているネサコート部51aが設けられている。
ネサコート部51aと陽極と陰極の端子部51bは夫々絶縁されている。しかし、ネサコート部51aに数千ボルトのトリガー電圧を加えた時の絶縁を確実にするため、ネサコート部51aと各端子部51bまでの沿面距離を確保する目的で、ネサコート部51aと各端子部51bとの間に一対の絶縁ゴム55を設ける。
絶縁ゴム55はシリコンゴムでできており、キセノン管51の直径より小径な貫通穴が設けられている。ゴムの弾性を利用してキセノン管51を貫通穴に圧入することで、絶縁を確保している。
ホルダ56の反射傘収納部56aの長手方向の両端部には、一対の絶縁ゴム収納部56cが設けられている。キセノン管51が一対の絶縁ゴム55に圧入された状態で、絶縁ゴム55に設けられたリブ55aを絶縁ゴム収納部56cに合わせるようにしてホルダ56に押し込む。リブ55aが弾性変形して押し込まれることでキセノン管51と絶縁ゴム55はホルダ56に収納される。絶縁ゴム収納部56cが設けられていることにより絶縁ゴム55の位置が規定され組立性が向上する。その後一対の接続端子52をホルダ56に取り付ける。
図4(a)は接続端子52の斜視図であり、接続端子52は燐青銅板に半田メッキ、あるいはニッケルメッキした薄板で形成されている。接続端子52の一方の端部には、キセノン管51の各端子部51bを反射傘54の方向に付勢するバネ性を有するバネ性部52aが設けられている。また、他方の端部には、接続端子52が後述の挿通孔56dを移動する方向に略垂直な平面部52bが設けられている。また、平面部52bとバネ性部52aとの間である接続端子52の中間部には、負荷部52cと押し込み補助部52dが設けられている。
負荷部52cは、切り起こし片52c1と、平面部52bと略垂直の平面を持つ第2の平面部52c2からなっている。負荷部52cは挿通孔56dに係合し、挿通孔56dに挿通された接続端子52を平面部52bの方向に移動させるときよりもバネ性部52aの方向に移動させるときの負荷を大きくしている。押し込み補助部52dは、平面部52bと略平行な平面を持っている。なお、負荷部52cは、キセノン管51の長手方向においてバネ性部52aよりも中心側に設けられているので、負荷部52cを設けることによる発光ユニット5の大型化を抑制している。
平面部52bは、表面実装時にストロボ基板25に印刷されたクリーム半田と接する。バネ性部52aにおいて、キセノン管51の端子部51bと接続端子52が接続する。バネ性部52aは、キセノン管51の端子部51bを周回するような形状を持っている。このような形状により、端子部51bと接続端子52との半田付けを行う際の半田垂れを防止することができる。また、バネ性部52aのキセノン管の端子部51bと接触する部分にはスリット部52a1を設けている。そのため、バネ性部52aを端子部51bに接触させた状態においてバネ性部52aからキセノン管51の端子部51bが露出している面積が増加し、半田付けの信頼性を向上させることができる。なお、バネ性部52aにスリット部52a1ではなく、例えば開口部を設けることによっても半田付けの信頼性を向上させることができる。
図3(d)に示すように、ホルダ56の絶縁ゴム収納部56cの近傍には一対の挿通孔56dが設けられていて、接続端子52は挿通孔56dに絶縁ゴム収納部56cの方向から挿通される。なお、ホルダ56の長手方向における挿通孔56dの壁面は、ホルダ56の外側のほうが高さが低いので、接続端子52をキセノン管51の端子部51bを避けた斜め方向から容易に挿入することができる。
挿入後、後述する調整工程において、押し込み補助部52dを工具で押して、更に接続端子52を挿通孔56dに押し込むことでバネ性部52aがキセノン管51の端子部51bと接触し、バネ性部52aの弾性力によりキセノン管51の端子部51bを押圧する。バネ性部52aの弾性力によりキセノン管51が反射傘54の方向に付勢されることで、キセノン管51がホルダ56に対して保持される。
このときネサコート部51aと反射傘54のエンボス54aは圧接され、ネサコート部51aと反射傘54が導通する。反射傘54はトリガー接片53cに圧接され導通しているので、トリガー接片53cとネサコート部51aの電気的接続がとられる。
図4(b)は接続端子52の側面図、およびホルダ56にキセノン管51、トリガーコイル53が組み込まれた状態での上面図とA−Aで示す線による断面図である。図4(b)において、平面部52bからバネ性部52aのキセノン管の端子部51bとの接触部までの長さをL1とする。発光ユニット5の組立状態における、実装面からキセノン管51の端子部51bにおける接続端子52との接触部までの長さをM1とする。L1<M1とすることで、バネ性部52aは、接続端子52の位置が、平面部52bが実装面と略同一平面上にある状態に調整された状態で必ず撓むようになる。このとき、バネ性部52aは、キセノン管51の端子部51bと圧接し、キセノン管51を反射傘54方向に付勢する。この結果ネサコート部51aと反射傘54の電気的接続が安定的に確保される。
また、平面部52bから押し込み補助部52dの底面までの長さをL2とする。発光ユニット5の組立状態における、実装面から挿通孔56dの接続端子52を挿入する側の壁面の端部までの長さをM2とする。L2>M2とすることで、接続端子52の位置を、平面部52bが実装面と略同一平面状になるように調整する際に、押し込み補助部52dの底面がホルダ56に当接することがなくなる。
次に、第2の平面部52c2の挿通孔56dに接触する面から、切り起こし片52c1の端部までの長さをL3とする。挿通孔56dの短辺の長さをM3とする。L3>M3とすることで、接続端子52は、キセノン管51から実装面に向かう方向へは挿通可能であるが、実装面からキセノン管51に向かう方向への移動は、切り起こし片52c1が挿通孔56dに係合し防止される。すなわち、バネ性部52aが撓み、キセノン管51を反射傘54の方向に付勢している状態において、バネ性部52aの復元力によって、平面部52bが実装面からキセノン管51へ向かう方向へ移動することが防止される。
図4(c)及び図4(d)は接続端子52がホルダ56に設けられた挿通孔56dに挿通した状態で、接続端子52の位置調整の実行前後を示す図であり、図4(c)は調整前の状態、図4(d)は調整後の状態を示してある。
以下、接続端子52の調整方法について説明する。ホルダ56に組み込まれたトリガーコイル53の入力端子53a及びコモン端子53bのそれぞれの平面部53a1及び53b1を基準面に突き当てた状態で、一対の押し込み補助部52dを、工具によりキセノン管51側から基準面へ向かう方向へ押す。
押し込み補助部52dを押すことで平面部52bは基準面に突き当たる。基準面は、実装面に相当する工具上での平面である。平面部52bを基準面に突き当てる事で、接続端子52の位置が調整され、一対の平面部52bと平面部53a1及び53b1は基準面に位置することになる。また、接続端子52の位置を調整する際には、一対の平面部52bと平面部53a1及び53b1が基準面に位置するようにするだけでなく、発光ユニット5のストロボ基板25に対する傾きができるだけ生じないようにする。
このとき、負荷部52cの切り起こし片52c1が挿通孔56dの壁に係合し、接続端子52は基準面から離れる方向には動かない。したがってバネ性部52aはキセノン管51の端子部51bを押えた、バネがチャージされた状態で保持される。この状態で、バネ性部52aとキセノン管51の端子部51bを半田付けする。半田付けの作業性を良くするために、押し込み補助部52dは、平面部52bと略垂直な方向において、バネ性部52aよりも平面部52c側に設けることが好ましい。この順に構成することで、工具で押し込み補助部52dを押えて、バネ性部52aとキセノン管51の端子部51bを半田付けするとき、工具が半田付け作業を阻害しにくくなる。
以上に述べてきたように、バネ性部52a、負荷部52c、押し込み補助部52dを備えた接続端子52、及びホルダ56に設けられた挿通孔56dにより、接続端子52の平面部52bの位置が調整可能である。そのため、接続端子52の平面部52bの位置を調整することで、発光ユニット5において表面実装するための端子の高さのばらつきが軽減され、ストロボ基板25に対する発光ユニット5の傾きが軽減される。ストロボ基板25に対する発光ユニット5の傾きが軽減されることで、発光ユニット5を配置するための無駄なスペースを削減できる。
更に、キセノン管51を簡単かつ小型な構成で反射傘54の方向に付勢可能であり、キセノン管51を反射傘54の方向に付勢するためのスペースを削減することができる。そして、トリガーコイル収納部56bを反射傘54の背面に形成することによって、ストロボ基板25上にトリガーコイル53の実装に必要な面積を余分に取る必要がなくなる。
また、ホルダ56自体がトリガー接片53cを絶縁するカバーの役目を果たし、別途に絶縁カバーを設ける必要なく、デジタルカメラ内の他の電子部品への絶縁を確保することができる。
図5に各部品が組み込まれ、接続端子52の位置が調整された後の状態における、発光ユニット5の斜視図を示す。本実施例において、一対の接続端子52の平面部52bと、トリガーコイル53の入力端子53a及びコモン端子53bは発光ユニット5の長手方向に並んで配置されている。しかしながら、一対の接続端子52の平面部52bを結ぶ直線上にトリガーコイル53の入力端子53a及びコモン端子53bが配置されていない。そのため、発光ユニット5がストロボ基板25に配置されたときに各端子の高さのばらつきにより短手方向に傾きやすい。したがって、接続端子52の位置を調整し、発光ユニット5のストロボ基板25に対する傾きを軽減することがより効果的となる。
図6(a)、(b)に接続端子52の押し込み補助部52dの形状を変更した接続端子57及び接続端子58を示す。接続端子57の押し込み補助部57dにおいては、押し込み補助部57dであるところの孔に工具を通して接続端子57を押し込む。接続端子57では、押し込み補助部57dとバネ性部57aの距離が接続端子52の場合よりも離れているため、バネ性部57aの半田付け作業をより阻害しにくくなる。
接続端子58の押し込み補助部58dにおいては、押し込み補助部58dであるところの孔に工具を通して接続端子58を押し込む。接続端子58では、押し込み補助部58dとバネ性部58aの距離が接続端子52の場合よりも離れているため、バネ性部58aの半田付け作業をより阻害しにくくなる。また、押し込み補助部58dはバネ性部58aよりも発光管の長手方向に出ていないため、発光管の長手方向の小型化が図れる。
なお、上記の実施例では、キセノン管の両端部に接続端子を設けた場合を説明したが、接続端子を両端部に設ける必要はなく、いずれか一方のみに接続端子を設けた構成であってもよい。
また、上記の実施例のように入力端子とコモン端子とが離れた位置に設けられたトリガーコイルではなく、入力端子とコモン端子とが略同一とみなせるほど近接した位置に設けられたトリガーコイルを用いる場合であっても適用可能である。
また、本発明は、上記の実施例のように反射傘収納部の背面側にトリガーコイル収納部が設けられたホルダではなく、反射傘収納部の側面側にトリガーコイル収納部が設けられているホルダにおいても適用可能である。その場合、発光管を収納する側からトリガーコイルの端子が基板に取り付けられる側に接続端子を挿通させるための挿通孔が設けられていればよい。
また、接続端子の基板に表面実装される部分は平面部であることが好ましいが、表面実装可能な形状であれば平面部でなくても構わない。
また、上述した負荷部の構成は一例であって、挿通孔に挿通された接続端子をバネ性部ではない端部の方向に移動させるときよりもバネ性部の方向に移動させるときの負荷が大きくなる構成であればその他の構成であってもよい。
2 ストロボユニット
5 発光ユニット
51 キセノン管
52 接続端子
53 トリガーコイル
54 反射傘
56 ホルダ

Claims (10)

  1. 発光管と、
    前記発光管の端子に接続される接続端子と、
    前記発光管と当接する反射傘と、
    前記発光管を発光させるためのトリガー信号を出力するトリガーコイルと、
    前記発光管、反射傘及びトリガーコイルを収納するホルダと、を備えた発光ユニットであって、
    前記ホルダは、前記発光管を収納する側とは異なる側に前記トリガーコイルを収納し、
    前記発光管を収納する側から前記トリガーコイルの端子が基板に取り付けられる側に前記接続端子を挿通させるための挿通孔を有し、
    前記接続端子は、当該接続端子が前記挿通孔に挿通された状態において前記ホルダに収納された前記発光管の端子を前記反射傘の方向に付勢するバネ性部を一方の端部に有し、前記バネ性部と他方の端部との間に、前記挿通孔に挿通された前記接続端子を前記他方の端部の方向に移動させるときよりも前記バネ性部の方向に移動させるときの負荷を大きくする負荷部を有することを特徴とする発光ユニット。
  2. 前記接続端子は、前記挿通孔を移動する方向に略垂直な平面部を前記他方の端部に有することを特徴とする請求項1に記載の発光ユニット。
  3. 前記接続端子は、前記バネ性部と前記負荷部との間に、前記接続端子を前記挿通孔に押し込むための押し込み補助部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の発光ユニット。
  4. 前記接続端子は、前記発光管の端子と当接する部分に開口部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  5. 前記接続端子は、前記発光管の端子と当接する部分にスリット部を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  6. 前記バネ性部は、前記発光管の端子を周回する形状を持つことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  7. 前記負荷部は、前記発光管の長手方向において、前記バネ性部よりも前記発光管の中心側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  8. 前記ホルダは、貫通穴に前記発光管が圧入された絶縁ゴムを収納し、前記ホルダに対する前記発光管の位置を規定する絶縁ゴム収納部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  9. 発光ユニットと、
    前記発光ユニットを表面実装した基板と、
    前記発光ユニットからの光を透過させる光学部材と、
    前記発光ユニットを発光させるためのコンデンサと、を有するストロボユニットであって、
    前記発光ユニットは、
    円筒形状の発光管と、
    前記発光管の端子に接続される接続端子と、
    前記発光管と当接する反射傘と、
    前記発光管を発光させるためのトリガー信号を出力するトリガーコイルと、
    前記発光管、反射傘及びトリガーコイルを収納するホルダと、を備え、
    前記ホルダは、前記発光管を収納する側とは異なる側に前記トリガーコイルを収納し、
    前記発光管を収納する側から前記トリガーコイルの端子が前記基板に取り付けられる側に前記接続端子を挿通させるための挿通孔を有し、
    前記接続端子は、当該接続端子が前記挿通孔に挿通された状態において前記ホルダに収納された前記発光管の端子を前記反射傘の方向に付勢するバネ性部を一方の端部に有し、前記バネ性部と他方の端部との間に、前記挿通孔に挿通された前記接続端子を前記他方の端部の方向に移動させるときよりも前記バネ性部の方向に移動させるときの負荷を大きくする負荷部を有することを特徴とするストロボユニット。
  10. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像に伴って発光可能な発光ユニットと、
    前記発光ユニットを表面実装した基板と、
    前記発光ユニットからの光を透過させる光学部材と、
    前記発光ユニットを発光させるためのコンデンサと、を有する撮像装置であって、
    前記発光ユニットは、
    円筒形状の発光管と、
    前記発光管の端子に接続される接続端子と、
    前記発光管と当接する反射傘と、
    前記発光管を発光させるためのトリガー信号を出力するトリガーコイルと、
    前記発光管、反射傘及びトリガーコイルを収納するホルダと、を備え、
    前記ホルダは、前記発光管を収納する側とは異なる側に前記トリガーコイルを収納し、
    前記発光管を収納する側から前記トリガーコイルの端子が前記基板に取り付けられる側に前記接続端子を挿通させるための挿通孔を有し、
    前記接続端子は、当該接続端子が前記挿通孔に挿通された状態において前記ホルダに収納された前記発光管の端子を前記反射傘の方向に付勢するバネ性部を一方の端部に有し、前記バネ性部と他方の端部との間に、前記挿通孔に挿通された前記接続端子を前記他方の端部の方向に移動させるときよりも前記バネ性部の方向に移動させるときの負荷を大きくする負荷部を有することを特徴とする撮像装置。
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