JP2011027965A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】防滴構造と内部の電気配線とを有するカメラとして、スペースやコストの削減を図るとともに、組み立て作業性を向上させたカメラを提供する。
【解決手段】本発明に係わるカメラ(1)は、第1の筐体(3)と、前記第1の筐体に接合する第2の筐体(4)と、前記第1の筐体または第2の筐体に配置される複数の電子部品(45、46)と、導電材(6)を内蔵した弾性部材(5)と、を備え、前記弾性部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合面(33、43)に沿って取り付けられ、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合により、前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記接合面が前記弾性部材で密閉され、且つ複数の前記電子部品が前記弾性部材の前記導電材と接触して電気的に接続されることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係わるカメラ(1)は、第1の筐体(3)と、前記第1の筐体に接合する第2の筐体(4)と、前記第1の筐体または第2の筐体に配置される複数の電子部品(45、46)と、導電材(6)を内蔵した弾性部材(5)と、を備え、前記弾性部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合面(33、43)に沿って取り付けられ、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合により、前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記接合面が前記弾性部材で密閉され、且つ複数の前記電子部品が前記弾性部材の前記導電材と接触して電気的に接続されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、防滴機能を備えたカメラに関するものである。
近年、デジタルカメラにおいては、小型軽量であることに加えて、日常生活での防滴機能を備えたものが市場から要求されている。防滴機能を備えたデジタルカメラでは、前後のカバーの合わせ目部分にゴム製のシール部材を配置することにより、水などがカメラ内部に侵入するのを防ぐようにしたものが知られている。その一例として、ゴム部材の内部にリード線を設け、板バネなどで電気的に接続したものが提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、上記のような従来の防滴構造では、リード線を板バネなどの金属部材やビスなどでネジ止めしたり、半田付けしたりする必要がある。このため、スペースやコストの削減が困難であった。
また、デジタルカメラでは、部品配置の都合上、回路基板などの電子部品がボディの両端に離れて配置されることが多い。しかし、小型化された近年のデジタルカメラでは、リード線を収納するためのスペースを確保することが難しい。また、リード線が規定の位置を外れて実装されると、前後カバーを組み付ける際に引っ掛かりが生じるため、組み立て作業性が低下する。この場合、リード線をカメラ本体に設けたリブなどに挟み込むなどの対策が必要となり、コストの削減が困難であった。
さらに、前後カバーにそれぞれ分かれて実装された回路基板同士を接続する場合は、組み立て状態以上の長さのリード線を用い、このリード線をそれぞれの回路基板に半田付けした後、規定の位置で撓ませてカバーを接合する必要がある。しかし、撓ませたリード線を収納するためのスペースを確保することが難しい。また、前後のカバーを組み付ける際に、撓ませたリード線がカバーに挟まれるなどして組み立て作業性が低下する。
本発明の課題は、防滴構造と内部の電気配線とを有するカメラとして、スペースやコストの削減を図るとともに、組み立て作業性を向上させたカメラを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、第1の筐体(3)と、前記第1の筐体に接合する第2の筐体(4)と、前記第1の筐体または第2の筐体に配置される複数の電子部品(45、46)と、導電材(6)を内蔵した弾性部材(5)と、を備え、前記弾性部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合面(33、43)に沿って取り付けられ、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合により、前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記接合面が前記弾性部材で密閉され、且つ複数の前記電子部品が前記弾性部材の前記導電材と接触して電気的に接続されることを特徴とするカメラ(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(1)であって、前記電子部品(45、46)は、前記弾性部材(5)の前記導電材(6)と接触する導電部(45a、46a)を有し、前記弾性部材の導電材は、前記電子部品の前記導電部に対し略垂直に接触することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(1)であって、前記第1の筐体(3)および前記第2の筐体(4)の少なくとも一方は、相手側筐体との接合面(33、43)に沿って前記弾性部材(5)を収納する溝部(48)を有することを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
請求項1に記載の発明は、第1の筐体(3)と、前記第1の筐体に接合する第2の筐体(4)と、前記第1の筐体または第2の筐体に配置される複数の電子部品(45、46)と、導電材(6)を内蔵した弾性部材(5)と、を備え、前記弾性部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合面(33、43)に沿って取り付けられ、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合により、前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記接合面が前記弾性部材で密閉され、且つ複数の前記電子部品が前記弾性部材の前記導電材と接触して電気的に接続されることを特徴とするカメラ(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(1)であって、前記電子部品(45、46)は、前記弾性部材(5)の前記導電材(6)と接触する導電部(45a、46a)を有し、前記弾性部材の導電材は、前記電子部品の前記導電部に対し略垂直に接触することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(1)であって、前記第1の筐体(3)および前記第2の筐体(4)の少なくとも一方は、相手側筐体との接合面(33、43)に沿って前記弾性部材(5)を収納する溝部(48)を有することを特徴とする。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、防滴構造と内部の電気配線とを有するカメラとして、スペースやコストの削減を図るとともに、組み立て作業性を向上させたカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係わるカメラの実施形態について説明する。なお、図1および図4には、説明と理解とを容易にするために、XYZの直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZ方向とする。
図1は、本実施形態に係わるカメラ1の分解斜視図である。カメラ1は、デジタルカメラであり、図1に示すように、カメラ本体2と、カメラ本体2を収容する前カバー3および後カバー4とを備えている。
カメラ本体2は、撮像ユニット21と、撮像ユニット21の前側(Zプラス側)に位置するレンズ鏡筒22と、撮像ユニット21の後側(Zマイナス側)に位置する表示装置23とを備えている。
撮像ユニット21は、不図示の撮像素子、撮像素子が実装された基板、モアレ防止のためのローパスフィルタ等を備えている。撮像素子は、レンズ鏡筒22内の光学系により結像した被写体像を電気信号に変換する部分である。そして、撮像素子で光電変換された撮像データは、不図示の画像処理部により各種の信号処理が施されて画像データに変換される。さらに、画像データは表示装置23に送られるとともに、不図示の記録装置に送られる。
レンズ鏡筒22は、不図示の撮影レンズが内部に配置されており、被写体からの光を撮像ユニット21の受光面に結像して被写体像とする。
表示装置23は、撮像素子によって撮像されたスルー画像や再生画像などを表示する不図示の液晶パネルを後側(Zマイナス側)に備えている。また、表示装置23は、被写体像の表示に加えて、カメラ1における各機能の設定を行うための機能設定メニューや、シャッター速度、絞りおよび露光補正情報などの撮影者が入力した設定情報のほか、撮像ユニット21によって測定された測光情報、その他の情報などを表示する。
前カバー3は第1の筐体を構成し、後カバー4は第2の筐体を構成する。前カバー3および後カバー4を接合することにより、カメラ本体2を収容するためのカメラ筐体(符号を省略する)が形成される。本実施形態において、後述するように前カバー3および後カバー4を接合した状態では、弾性部材5によってカメラ筐体の内部に水滴が漏入することのない防滴構造とすることができる。
前カバー3および後カバー4は、それぞれ箱枠状に形成されている。前カバー3は、矩形板状の前壁部31と、前壁部31の後側で前壁部31を囲む枠壁部32とが一体に形成されており、後面が開放されている。前カバー3の前壁部31の中央部分には、レンズ鏡筒22が嵌め込まれるレンズ用孔38が設けられている。前カバー3の前壁部31の右上隅部には、フラッシュ光を透過するための窓37が設けられている。窓37の後側には、フラッシュ撮影時に発光する不図示の発光装置が配置される。
後カバー4は、矩形板状の後壁部41と、後壁部41の前側で後壁部41を囲む枠壁部42とが一体に形成されており、前面が開放されている。後カバー4の後壁部41には、表示装置23が嵌め込まれる表示用窓47が形成されている。その他、撮影時に押圧操作されるレリーズボタン、各種の機能設定を行う操作ボタン、その他のボタンやスイッチ等は、後カバー4または前カバー3の適宜位置に設けられる(いずれも図示を省略する)。
本実施形態において、後カバー4の内部には、不図示の発光装置へ電力を供給するコンデンサ44が配置されている。コンデンサ44は、後カバー4の内部における一方の側(図1におけるXマイナス側)に配置されている。コンデンサ44には、発光制御を行うための発光制御基板45が半田付け等によって接続されている。また、後カバー4の内部における他方の側(図1におけるXプラス側)には、発光制御基板45と電気的に接続される回路基板46が配置されている。発光制御基板45および回路基板46は、不図示のビス等によって後カバー4に固定されている。これら発光制御基板45および回路基板46は、電子部品を構成し、それぞれのパターンには大電流や高電圧が流れる。
前カバー3および後カバー4の接合は、これらの枠壁部32,42の対向している端面を相互に突き合わせることにより行われる。枠壁部32,42における対向している端面が相互に突き合わせられる接合面33,43となる。本実施形態において、前カバー3と後カバー4とを接合する際に弾性部材5が用いられる。以下、前カバー3および後カバー4の接合および弾性部材5の構成を、図2および図3により説明する。
図2は、弾性部材5を取り付ける前の後カバー4の斜視図、図3は、弾性部材5を取り付けた後の後カバー4の斜視図である。前カバー3と後カバー4とを接合する際に、弾性部材5が後カバー4に取り付けられる。
弾性部材5は、図2の部分拡大図に示すように、外皮7の内部に導電材6が設けられた構造となっている。外皮7は、絶縁性ゴム、絶縁性樹脂等の材料によって形成されており、絶縁性と弾力性とを備えている。本実施形態において、外皮7の内部には1本の導電材6が設けられている。導電材6としては、銅、アルミニウム等の導体が使用されており、低抵抗で電流を流すことができる。
本実施形態における弾性部材5は、略コ字状に形成されている。弾性部材5の長さは、前カバー3および後カバー4の接合の際のシール材として機能し、且つ発光制御基板45、回路基板46との電気的な接続線(電線)として機能する長さに設定される。本実施形態における弾性部材5は、図2に示すように、後カバー4の接合面43における上側部分に沿って取り付けられる第1部材5aと、接合面43における下側部分に沿って取り付けられる第2部材5bとから構成されている。
第1部材5aおよび第2部材5bにおける長さ方向の両端部は、図2の部分拡大図に示すように、外皮7から導電材6が露出した状態となっている。このように、外皮7から露出した部分の導電材6が電気的な接続を行うための接点となる。
図2に示すように、後カバー4における接合面43には、溝部48が形成されている。溝部48は、接合面43に沿ってほぼ全域に形成されている。ここでは、接合面43の上側部分に対応した溝部を第1溝部48aといい、接合面43の下側部分に対応した溝部を第2溝部48bという。溝部48(48a、48b)の溝幅は、弾性部材5を取り付けたときに容易に外れないように、弾性部材5の外径よりも若干小さくなるように設定されている。なお、前カバー3における接合面33(図1参照)には溝部は形成されておらず、平坦面となっている。
図3の部分拡大図(図中上部)に示すように、発光制御基板45には、金や銅などの導体メッキからなる電極パターン45aが上下面に形成されている。電極パターン45aは、発光制御基板45に形成されたパターンと接続されている。上下の電極パターン45aには、弾性部材5(第1部材5aおよび第2部材5b)から露出する導電材6が接触して電気的な接続が行われる。電極パターン45aは、導電材6と接触する導電部として機能する。
また、図3の部分拡大図(図中下部)に示すように、回路基板46には、導体メッキからなる電極パターン46aが形成されている。電極パターン46aは、並列に2つ形成されており、それぞれが回路基板46に形成されたパターンと接続されている。2つの電極パターン46aには、弾性部材5(第1部材5aおよび第2部材5b)から露出する導電材6が接触して電気的な接続が行われる。電極パターン46aは、導電材6と接触する導電部として機能する。
次に、カメラ筐体の組み立てについて説明する。まず、図2に示すように、後カバー4の接合面43に形成されている溝部48に弾性部材5を取り付ける。すなわち、第1部材5aを上側部分の第1溝部48aに嵌め込むとともに、第2部材5bを下側部分の第2溝部48bに嵌め込む。このとき、第1部材5aおよび第2部材5bの両端部から露出している導電材6の露出部分を、対応する発光制御基板45の電極パターン45aおよび回路基板46の電極パターン46aと接触させる。
本実施形態において、発光制御基板45および回路基板46の基板面は、第1部材5aおよび第2部材5bに対して略垂直となるように配置されており、導電材6の露出部分はこれら基板面に対し略垂直に接触する。具体的には、図3の各部分拡大図に示すように、第1部材5aにおける左側端部の導電材6の露出部分は、発光制御基板45における上面の電極パターン45aに対し略垂直に接触する。同じ第1部材5aにおける右側端部の露出部分は、回路基板46における上側の電極パターン46aに対し90°折り曲げられた状態で略垂直に接触する。また、第2部材5bにおける左側端部の導電材6の露出部分は、発光制御基板45における下面の電極パターン45aに対し略垂直に接触する。同じ第2部材5bにおける右側端部の露出部分は、回路基板46における下側の電極パターン46aに対し90°折り曲げられた状態で略垂直に接触する。
図3に示すように、後カバー4に弾性部材5を取り付けた状態で、後カバー4に前カバー3を接合する。すなわち、後カバー4の接合面43に対して前カバー3の接合面33を突き合わせて、不図示のビス等により前カバー3および後カバー4を締結する。この締結により、第1部材5aおよび第2部材5bは、溝部48aおよび48bに押し込まれ、圧縮状態となって固定される。このため、第1部材5aおよび第2部材5bを、接着剤等を用いることなしに前後カバーに固定することができる。また、弾性部材5(第1部材5aおよび第2部材5b)が圧縮状態となって前カバー3および後カバー4の間に固定されるため、カバー3、4の隙間からの水の侵入を防ぐ防滴構造とすることができる。なお、図3の部分拡大図(図中下部)において、接合面43aの部分には、不図示の防滴部材が取り付けられる。
さらに、圧縮による弾性部材5(第1部材5aおよび第2部材5b)の固定により、弾性部材5における導電材6の露出部分と、発光制御基板45の電極パターン45aおよび回路基板46の電極パターン46aとが互いに押圧された状態で接触する。これにより、弾性部材5(第1部材5aおよび第2部材5b)を介して回路基板46と発光制御基板45とが電気的に接続されることになる。
上述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)前カバー3と後カバー4とを接合することにより、弾性部材5が圧縮されてカバー3,4間がシールされ、カメラ筐体を防滴構造とすることができる。また同時に、リード線等を用いることなしに、後カバー4内に配置されている回路基板46と発光制御基板45とを電気的に接続することができる。このように、前カバー3と後カバー4とを接合するだけで、弾性部材5によるカバー3,4間のシール、および弾性部材5による回路基板46と発光制御基板45との接続が可能となるうえ、組み立て時にリード線がカバー3,4に引っ掛かる心配がないため、組み立て作業性を向上させることができる。
(2)リード線を配線するためのスペースが不要となるため、カメラ1を小型化することができる。
(3)リード線のほか、リード線を固定するための金属部材やビス、或いはリブ等も不要となるため、部品点数を削減することができる。また、リード線と基板とを接続するための半田付けも不要となる。このように、部品点数や作業工数を減らすことができるため、コストの削減を図ることができる。
(1)前カバー3と後カバー4とを接合することにより、弾性部材5が圧縮されてカバー3,4間がシールされ、カメラ筐体を防滴構造とすることができる。また同時に、リード線等を用いることなしに、後カバー4内に配置されている回路基板46と発光制御基板45とを電気的に接続することができる。このように、前カバー3と後カバー4とを接合するだけで、弾性部材5によるカバー3,4間のシール、および弾性部材5による回路基板46と発光制御基板45との接続が可能となるうえ、組み立て時にリード線がカバー3,4に引っ掛かる心配がないため、組み立て作業性を向上させることができる。
(2)リード線を配線するためのスペースが不要となるため、カメラ1を小型化することができる。
(3)リード線のほか、リード線を固定するための金属部材やビス、或いはリブ等も不要となるため、部品点数を削減することができる。また、リード線と基板とを接続するための半田付けも不要となる。このように、部品点数や作業工数を減らすことができるため、コストの削減を図ることができる。
図4は、他の実施形態を示す斜視図である。図4では、図1〜図3に示す同等部分に同一符号を付している。
図4に示す実施形態では、回路基板46がカメラ本体2に取り付けられている。すなわち、回路基板46はカメラ本体2における撮像ユニット21の右側面(Xプラス側の側面)に固定されている。また、回路基板46の表面には、電極パターン46aが形成されている。一方、後カバー4の接合面43に形成された溝部48には、弾性部材5が取り付けられている。すなわち、第1部材5aは、接合面43の第1溝部48aに嵌め込まれ、回路基板46と対向する位置において、回路基板46の上側の電極パターン46aと略垂直に接触するように90°折り曲げられた状態で固定されている。また、第2部材5bは、接合面43の第2溝部48bに嵌め込まれ、回路基板46と対向する位置において、回路基板46の下側の電極パターン46aと略垂直に接触するように90°折り曲げられた状態で固定されている。第1部材5aおよび第2部材5bの右側の端部には、外皮7から導電材6が露出している。なお、発光制御基板45と弾性部材5との接続は、先に説明した実施形態と同じであるため説明を省略する(図3参照)。
図4において、後カバー4をカメラ本体2に被せると、弾性部材5(第1部材5aおよび第2部材5b)から露出している導電材6が、回路基板46の電極パターン46aに対して略垂直に接触する。その後、不図示の前カバー3を後カバー4に突き合わせて接合すると、弾性部材5が圧縮されてカバー3、4間がシールされる。また同時に、弾性部材5の圧縮により導電材6の露出部分と電極パターン46aとが互いに押圧された状態で接触し、回路基板46と弾性部材5とが電気的に接続されることになる。
本実施形態のように、弾性部材5と接続する回路基板46がカメラ本体2側に取り付けられている場合でも、後カバー4をカメラ本体2に被せることにより、弾性部材5によるカバー3,4間のシール、および弾性部材5による回路基板46と発光制御基板45との接続が可能となる。したがって、本実施形態においても、先に説明した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形形態)
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明は以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態の弾性部材5では、外皮7の内部に1本の導電材6を設けているが、これに限らず、外皮7の内部に2本以上の導電材6を設けた構造としてもよい。これにより、2本以上のリード線に対応することができる。
(2)本実施形態では、電子部品としての回路基板46および発光制御基板45を後カバー4に配置しているが、これに限らず、前カバー3に配置しても良い。また、接続する電子部品としては、発光装置のための回路基板46、発光制御基板45に限らず、他の電子部品のための基板や素子などであってもよい。
(3)本実施形態では、溝部48を後カバー4に形成しているが、これに限らず、前カバー3に形成してもよい。また、前カバー3および後カバー4の双方に形成してもよい。
(4)本実施形態では、弾性部材5の導電材6が回路基板46および発光制御基板45の電極パターン446a、45aに略垂直に接触しているが、これに限らず、斜め方向から接触させてもよい。
(1)本実施形態の弾性部材5では、外皮7の内部に1本の導電材6を設けているが、これに限らず、外皮7の内部に2本以上の導電材6を設けた構造としてもよい。これにより、2本以上のリード線に対応することができる。
(2)本実施形態では、電子部品としての回路基板46および発光制御基板45を後カバー4に配置しているが、これに限らず、前カバー3に配置しても良い。また、接続する電子部品としては、発光装置のための回路基板46、発光制御基板45に限らず、他の電子部品のための基板や素子などであってもよい。
(3)本実施形態では、溝部48を後カバー4に形成しているが、これに限らず、前カバー3に形成してもよい。また、前カバー3および後カバー4の双方に形成してもよい。
(4)本実施形態では、弾性部材5の導電材6が回路基板46および発光制御基板45の電極パターン446a、45aに略垂直に接触しているが、これに限らず、斜め方向から接触させてもよい。
1:カメラ、3:前カバー、4:後カバー、5:弾性部材(5a:第1部材,5b:第2部材)、6:導電材、7:外皮、33,34:接合面、45:発光制御基板、45a:電極パターン、46:制御基板、46a:電極パターン、48:溝部
Claims (3)
- 第1の筐体と、
前記第1の筐体に接合する第2の筐体と、
前記第1の筐体または第2の筐体に配置される複数の電子部品と、
導電材を内蔵した弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合面に沿って取り付けられ、前記第1の筐体と前記第2の筐体との接合により、前記第1の筐体と前記第2の筐体との前記接合面が前記弾性部材で密閉され、且つ複数の前記電子部品が前記弾性部材の前記導電材と接触して電気的に接続されることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラであって、
前記電子部品は、前記弾性部材の前記導電材と接触する導電部を有し、前記弾性部材の導電材は、前記電子部品の前記導電部に対し略垂直に接触することを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラであって、
前記第1の筐体および前記第2の筐体の少なくとも一方は、相手側筐体との接合面に沿って前記弾性部材を収納する溝部を有することを特徴とするカメラ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012108252A1 (en) | 2011-02-11 | 2012-08-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Capacitive electromechanical transducer |
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2009
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WO2012108252A1 (en) | 2011-02-11 | 2012-08-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Capacitive electromechanical transducer |
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