JP2009032424A - 放電ランプおよびプロジェクタ - Google Patents

放電ランプおよびプロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2009032424A
JP2009032424A JP2007192741A JP2007192741A JP2009032424A JP 2009032424 A JP2009032424 A JP 2009032424A JP 2007192741 A JP2007192741 A JP 2007192741A JP 2007192741 A JP2007192741 A JP 2007192741A JP 2009032424 A JP2009032424 A JP 2009032424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
conductive wire
light
arc tube
discharge lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007192741A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Zaitsu
修 財津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2007192741A priority Critical patent/JP2009032424A/ja
Publication of JP2009032424A publication Critical patent/JP2009032424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】発光管の破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が反射部による光の反射方向に移動された場合に、導電線または線材が金属製の部材に当接することによってショートするのを抑制することが可能な放電ランプを提供する。
【解決手段】この放電ランプ(超高圧水銀ランプ12)は、導電線126を支持するバルブ121と、バルブ121の発光部121aから出射された光を反射するためのリフレクタ122と、バルブ121に支持された導電線126と端子部128とを電気的に接続するとともに、リフレクタ122により光が反射される矢印B方向に移動された際に、矢印B方向とは反対側の矢印A方向に移動するように付勢されるねじりバネ127とを備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、放電ランプに関し、特に、導電線を支持する発光管と、導電線と端子とを電気的に接続する線材とを備えた放電ランプに関する。
従来、導電線を支持する発光管と、導電線と端子とを電気的に接続する線材とを備えた放電ランプが知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1に記載の反射形ランプは、リード線(導電線)を支持する内部取付けジャケットアセンブリ(発光管)と、リード線と端子部とを電気的に接続する取付けロッド(線材)と、内部取付けジャケットアセンブリの発光部から出射された光を反射するための反射器(反射部)とを備えている。
上記特許文献2に記載の反射鏡付放電ランプは、導電線を支持する発光管と、導電線と端子部とを電気的に接続する導入線(線材)と、発光管から出射された光を反射するための反射鏡(反射部)と、反射鏡の外側に設けられた反射鏡のカバーとを備えている。
上記特許文献3に記載の光源装置(放電ランプ)は、導電線を支持する発光管と、導電線と端子部とを電気的に接続する線材と、発光管から出射された光を反射するためのリフレクタ(反射部)とを備えている。
特開平11−25736号公報 特開2002−319313号公報 特開2005−251711号公報
しかしながら、上記特許文献1の反射形ランプでは、内部取付けジャケットアセンブリが破裂した場合に、内部取付けジャケットアセンブリに支持されていたリード線が支持を失うとともに、破裂時の衝撃により取付けロッドおよび取付けロッドに接続されたリード線が反射器による光の反射方向に移動され、その結果、取付けロッドまたはリード線が反射器の光の反射方向の外側に設けられた部材に当接する可能性がある。したがって、特許文献1による反射形ランプでは、反射器の外側に設けられた部材が金属製である場合には、取付けロッドまたはリード線が金属製の部材に当接することによって、ショートする可能性があるという問題点がある。
また、上記特許文献2の反射鏡付放電ランプでは、発光管が破裂した場合に、発光管に支持されていた導電線が支持を失うとともに、破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された導入線が反射鏡による光の反射方向に移動され、その結果、導電線または導入線が反射鏡の光の反射方向の外側に設けられた反射鏡のカバーに当接する可能性がある。したがって、特許文献2による反射鏡付放電ランプでは、反射鏡のカバーが金属製である場合には、導電線または導入線がカバーに当接することによって、ショートする可能性があるという問題点がある。
また、上記特許文献3の光源装置では、発光管が破裂した場合に、発光管に支持されていた導電線が支持を失うとともに、破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材がリフレクタによる光の反射方向に移動され、その結果、導電線または線材がリフレクタの光の反射方向の外側に設けられた部材に当接する可能性がある。したがって、特許文献3による光源装置では、リフレクタの外側に設けられた部材が金属製である場合には、導電線または線材が金属製の部材に当接することによって、ショートする可能性があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、発光管の破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が反射部による光の反射方向に移動された場合に、導電線または線材が金属製の部材に当接することによってショートするのを抑制することが可能な放電ランプを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による放電ランプは、導電線を支持する発光管と、発光管の発光部から出射された光を反射するための反射部と、発光管に支持された導電線と端子部とを電気的に接続するとともに、反射部により光が反射される第1の方向に移動された際に、第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように付勢される線材とを備えている。
この第1の局面による放電ランプでは、上記のように、導電線を支持する発光管と、発光管の発光部から出射された光を反射するための反射部と、発光管に支持された導電線と端子部とを電気的に接続するとともに、反射部により光が反射される第1の方向に移動された際に、第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように付勢される線材とを設けることによって、発光管が破裂した場合に、発光管に支持されていた導電線が支持を失うとともに、破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が反射部により光が反射される第1の方向に移動された場合にも、導電線および線材は付勢力により第1方向とは反対側の第2の方向へ移動される(戻される)。これにより、反射部により光が反射される第1の方向側に金属製の部材が配置されている場合において、導電線および線材が第1の方向に移動されたとしても、導電線および線材が金属製の部材から離間する方向に付勢力により移動される(戻される)ので、導電線および線材が金属製の部材に当接するのを抑制することができる。したがって、この放電ランプでは、反射部により光が反射される第1の方向側に金属製の部材が配置されている場合において、発光管の破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が第1の方向に移動された場合にも、導電線または線材が金属製の部材に当接することによってショートするのを抑制することができる。
上記第1の局面による放電ランプにおいて、好ましくは、線材は、バネ性を有しており、反射部により光が反射される第1の方向に移動された際の撓み変形による付勢力によって、第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように構成されている。このように構成すれば、線材が光が反射される第1の方向に移動された際に、線材自体による付勢力によって、第1方向とは反対側の第2の方向に移動される(戻される)ので、線材を第2の方向に移動するように付勢するために他の部材を設ける必要がない。
この場合、好ましくは、線材は、第1の方向に移動される際の移動量が大きくなるにしたがって、線材の撓み変形量が大きくなることにより、第2の方向への付勢力が大きくなるように構成されている。このように構成すれば、反射部により光が反射される第1の方向側に金属製の部材が配置されている場合において、線材が金属製の部材へ近づく第1の方向に移動されればされるほど、大きな付勢力により部材から離間する第2の方向へ移動される(戻される)ので、導電線および線材が金属製の部材に当接するのをより抑制することができる。
上記第1の局面による放電ランプにおいて、好ましくは、線材は、第2の方向に移動するように付勢された状態で導電線と端子部とを電気的に接続するように取り付けられている。このように構成すれば、発光管の破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が反射部により光が反射される第1の方向に移動される場合に、導電線および線材を第1の方向により移動しにくくすることができるので、導電線および線材が金属製の部材に当接するのをより抑制することができる。
上記第1の局面による放電ランプにおいて、好ましくは、線材の導電線に接続される一方端部は、発光管の発光部の第1方向側に配置され、線材の端子部に接続される他方端部は、発光部の第1方向側で、かつ、反射部の第1方向側の端部近傍に配置されている。このように構成すれば、線材全体を発光部の第1方向側に配置することができるとともに、発光部から線材までの距離を大きくすることができるので、発光部から出射された光が線材によって遮光されるのを極力抑制することができる。
この場合、好ましくは、反射部の第1方向側の端部近傍には、線材を挿入するための開口部が形成され、線材は、他方端部側が反射部の開口部に挿入されることによって、反射部の外側で他方端部が端子部に接続されるように構成されている。このように構成すれば、端子部を反射部の内側に配置しないので、発光部から出射された光が端子部によって遮光されるのを抑制することができる。
この発明の第2の局面によるプロジェクタは、導電線を支持する発光管と、発光管の発光部から出射された光を反射するための反射部と、発光管に支持された導電線および端子部を電気的に接続する線材とを含む放電ランプを備え、線材は、反射部により光が反射される第1の方向に移動された際に、第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように付勢されるように構成されている。
この第2の局面によるプロジェクタでは、上記のように、導電線を支持する発光管と、発光管の発光部から出射された光を反射するための反射部と、発光管に支持された導電線および端子部を電気的に接続する線材とを含む放電ランプを設け、線材を、反射部により光が反射される第1の方向に移動された際に、第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように付勢されるように構成することによって、発光管が破裂した場合に、発光管に支持されていた導電線が支持を失うとともに、破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が反射部により光が反射される第1の方向に移動された場合にも、導電線および線材は付勢力により第1方向とは反対側の第2の方向へ移動される(戻される)。これにより、反射部により光が反射される第1の方向側に金属製の部材が配置されている場合において、導電線および線材が第1の方向に移動されたとしても、導電線および線材が金属製の部材から離間する方向に付勢力により移動される(戻される)ので、導電線および線材が金属製の部材に当接するのを抑制することができる。したがって、このプロジェクタでは、反射部により光が反射される第1の方向側に金属製の部材が配置されている場合において、発光管が破裂し、破裂時の衝撃により導電線および導電線に接続された線材が第1の方向に移動された場合にも、導電線または線材が金属製の部材に当接することによってショートするのを抑制することができる放電ランプを備えているので、ユーザが感電するなどの可能性を小さくすることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプを備えたプロジェクタの構成を説明するための斜視図である。また、図2〜図5は、図1に示した本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプを備えたプロジェクタの詳細な構成を説明するための図である。まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプを備えたプロジェクタの構成について説明する。なお、本実施形態では、プロジェクタ1に設けられる超高圧水銀ランプ12に本発明を適用した場合について説明する。
本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプ12を備えたプロジェクタ1のフレームは、図1に示すように、前部フレーム2、後部フレーム3、上部フレーム4および下部フレーム5によって構成されている。前部フレーム2には、映像を投影するための投影レンズ9が挿入される図示しないレンズ挿入部および内部の気温が上昇するのを抑制するための空気の排気口(図示せず)が形成されている。また、下部フレーム5の一方側面にも、空気の排気口5aが形成されている。また、後部フレーム3および下部フレーム5の他方側面には、それぞれ、内部の気温が上昇するのを抑制するために外部から冷却用の空気を取り入れるための吸入口3aおよび5bが形成されている。
また、下部フレーム5には、図1に示すように、光学部品が保持される金属製のキャスティング6が取り付けられている。このキャスティング6は、上部キャスティング7と、下部キャスティング8とから構成されている。また、上部キャスティング7には、投影レンズ9が装着されるレンズ装着部(図示せず)が形成されている。
また、プロジェクタ1は、光源としての超高圧水銀ランプ12を冷却するための冷却ファン10と、超高圧水銀ランプ12全体を取り囲むように設けられたランプケース11とを備えている。
また、ランプケース11は、ランプケース本体11aと、超高圧水銀ランプ12の光を出射する方向側を塞ぐように配置されたランプケース前部11bとによって構成されている。ランプケース前部11bは、超高圧水銀ランプ12が発光することによって、高温にさらされるので、高温に耐えることが可能なように金属により製造されている。また、図2および図3に示すように、ランプケース前部11bには、超高圧水銀ランプ12から出射された光を通過させるための開口部11cが形成されている。また、ランプケース前部11bの超高圧水銀ランプ12側には、超高圧水銀ランプ12を所定の位置に配置することが可能なように取付部11d(図3参照)が形成されている。
ここで、本実施形態では、図2および図3に示すように、超高圧水銀ランプ12は、発光部121a(図3参照)を有するガラス製のバルブ121と、発光部121aから出射された光を反射するためのリフレクタ122と、発光部121aを発光させる電力を供給するための陽極側の配線部材123および陰極側の配線部材124とを含んでいる。なお、バルブ121は、本発明の「発光管」の一例であり、リフレクタ122は、本発明の「反射部」の一例である。
バルブ121は、図3に示すように、発光部121aの矢印A方向側の内部に、端部にアノード(陽極)125aを有する導電線125を保持している。また、バルブ121は、発光部121aの矢印B方向側の内部に、端部にカソード(陰極)126aを有する導電線126を保持している。
リフレクタ122は、ランプケース前部11bの開口部11cに反射光を通過させるために反射光を集光するように椀形状に形成されている。具体的には、リフレクタ122は、発光部121aを取り囲むように配置されるとともに、発光部121aから到達する光を反射する方向(矢印B方向)に向かって徐々に椀形状の直径が大きくなるように形成されている。また、リフレクタ122の矢印B方向側の端部近傍には、後述するねじりバネ127を挿入するための開口部122aが形成されている。なお、ねじりバネ127は、本発明の「線材」の一例である。
また、カソード126a側の導電線126の、カソード126aが取り付けられた矢印A方向側の端部とは反対側の矢印B方向側の端部には、接続部材126bによってねじりバネ127の一方端部127aが接続されている。具体的には、接続部材126bの表面において、導電線126とねじりバネ127の一方端部127aとは半田によって接続するように構成されている。
また、本実施形態では、図2〜図4に示すように、線材のねじりバネ127は、一方端部127aとは反対側の他方端部127bの近傍にねじり部127cを有している。また、ねじりバネ127は、バネ性を有しており、弾性的に撓み変形が可能なように構成されている。これにより、ねじりバネ127は、後述するように、矢印B方向に移動されて撓み変形された際に、撓み変形による付勢力によって、矢印A方向に移動される。
また、ねじりバネ127は、弾性的に撓み変形するので、矢印A方向への移動量が大きくなるにしたがって、撓み変形量が大きくなることにより矢印B方向への付勢力が大きくなる。また、ねじりバネ127の他方端部127bは、端子部128を介して陰極側の配線部材124に接続されている。具体的には、図1〜図3に示すように、端子部128は、板状の金属片128aと、陰極側の配線部材124を接続するためのネジ128bおよびネジ止め部材128cとを有している。また、ねじりバネ127は、リフレクタ122の開口部122aおよび金属片128aに設けられた穴部128dに挿入され、他方端部127bおよびねじり部127cが、椀形状のリフレクタ122の外側に配置されるように構成されている。したがって、ねじりバネ127の一方端部127aは、発光部121aの矢印B方向側に配置されるとともに、他方端部127bは、発光部121aの矢印B方向側で、かつ、リフレクタ122の矢印B方向側の端部近傍に配置される。これにより、発光部121aからねじりバネ127までの距離を大きくすることができるので、発光部121aから出射された光が、ねじりバネ127によって遮光されるのを極力抑制することが可能である。また、線材のねじりバネ127を用いていることにより、光が遮光されるのをより抑制することが可能である。
また、ねじりバネ127の他方端部127bは、金属片128aに溶接128eにより接続されている。また、ねじりバネ127の一方端部127aが接続部材126bにより導電線126に接続されるとともに、他方端部127bが端子部128の金属片128aに接続された状態において、ねじりバネ127は、矢印A方向に移動するように付勢するように撓み変形された状態で取り付けられている。また、ねじりバネ127は、導電性を有しているため、陽極側の配線部材123から陰極側の配線部材124へ電流を通電することが可能である。
また、図5に示すように、バルブ121が劣化などにより破裂した場合に、バネ性を有したねじりバネ127を上記のように取り付けることによって、ねじりバネ127は、当初取り付けられていた元の位置よりもランプケース前部11bから離間する方向(矢印A方向)に移動するように構成されている。具体的には、バルブ121が破裂した場合に、破裂時の衝撃によってバルブ121に保持されていた導電線126および導電線126に接続されたねじりバネ127が、ランプケース前部11bに近づく方向(矢印B方向)に一旦移動されたとしても、移動により生じた撓み変形による付勢力によってランプケース前部11bから離間する方向(矢印A方向)に移動される。また、ねじりバネ127は、当初矢印A方向に付勢するように撓み変形された状態で取り付けられているので、その撓み変形がなくなる位置までランプケース前部11bから離間する方向(矢印A方向)に移動される。これにより、ねじりバネ127は、当初取り付けられていた元の位置よりもランプケース前部11bから離間する方向(矢印A方向)に移動される。
本実施形態では、上記のように、導電線126を支持するバルブ121と、バルブ121の発光部121aから出射された光を反射するためのリフレクタ122と、バルブ121に支持された導電線126および端子部128を接続するねじりバネ127とを含む超高圧水銀ランプ12を設け、ねじりバネ127を、リフレクタ122により光が反射される矢印B方向に移動された際に、矢印B方向とは反対側の矢印A方向に移動するように付勢されるように構成することによって、バルブ121が破裂した場合に、バルブ121に支持されていた導電線126が支持を失うとともに、破裂時の衝撃により導電線126および導電線126に接続されたねじりバネ127がリフレクタ122により光が反射される矢印B方向に移動された場合にも、導電線126およびねじりバネ127は付勢力により第1方向とは反対側の矢印A方向へ移動される(戻される)。これにより、導電線126およびねじりバネ127が矢印B方向に移動されたとしても、導電線126およびねじりバネ127がランプケース前部11bから離間する方向に付勢力により移動される(戻される)ので、導電線126およびねじりバネ127がランプケース前部11bに当接するのを抑制することができる。したがって、このプロジェクタ1では、バルブ121が破裂し、破裂時の衝撃により導電線126および導電線126に接続されたねじりバネ127が矢印B方向に移動された場合にも、導電線126またはねじりバネ127が金属製のランプケース前部11bに当接することによってショートするのを抑制することができる超高圧水銀ランプ12を備えているので、ユーザが感電するなどの可能性を小さくすることができる。
また、本実施形態では、ねじりバネ127を、バネ性を設け、リフレクタ122により光が反射される矢印B方向に移動された際の撓み変形による付勢力によって、矢印B方向とは反対側の矢印A方向に移動するように構成することによって、ねじりバネ127が光が反射される矢印B方向に移動された際に、ねじりバネ127自体による付勢力によって、第1方向とは反対側の矢印A方向に移動される(戻される)ので、ねじりバネ127を矢印A方向に移動するように付勢するために他の部材を設ける必要がない。
また、図6は、図1に示した一実施形態による超高圧水銀ランプに付勢されない線材を設けた比較例を示した図である。次に、図6を参照して、本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプ12に付勢されないワイヤー129を設けた場合(比較例)について説明する。
図6に示すように、バルブ121が破裂した場合に、破裂時の衝撃によってバルブ121に保持されていた導電線126および導電線126に接続されたワイヤー129が、ランプケース前部11bに近づく方向(矢印B方向)に移動されると、導電線126およびワイヤー129は、付勢力を有さないので、そのままランプケース前部11bに当接される可能性がある。この場合にも、陽極側の配線部材123からの電力の供給は継続されているので、導電線126またはワイヤー129が金属製のランプケース前部11bに当接されることによって、ショートする可能性があるという不都合がある。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、放電ランプの一例としての超高圧水銀ランプに本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、線材を用いて電気的に接続する放電ランプであれば、超高圧水銀ランプ以外の他の放電ランプにも適用可能である。
また、上記実施形態では、線材の一例としてねじりバネを示したが、本発明はこれに限らず、図7に示す変形例のように、バネ性を有し、矢印B方向に移動された際に、撓み変形による付勢力(復元力)によって、矢印A方向に移動することが可能な部材であれば、ねじりバネ以外の他の線材130を用いてもよい。
また、上記実施形態では、線材の一例としてバネ性を有するねじりバネを示したが、本発明はこれに限らず、反射部により光が反射される第1の方向(矢印B方向)に移動された際に、第1の方向とは反対側の第2の方向(矢印A方向)に移動するように付勢される構成であれば、線材自体が付勢力を有さない構成であってもよい。すなわち、線材を付勢するための部材を別途設けてもよい。
本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプを備えたプロジェクタの構成を説明するための斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプの構成を示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプの構成を示した断面図である。 図1に示した本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプのねじりバネを示した斜視図である。 図1に示した本発明の一実施形態による超高圧水銀ランプの構成を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による超高圧水銀ランプに付勢されない線材を設けた比較例を示した図である。 図1に示した一実施形態による超高圧水銀ランプにねじりバネ以外のバネ性を有した線材を設けた変形例を示した図である。
符号の説明
1 プロジェクタ
12 超高圧水銀ランプ(放電ランプ)
121 バルブ(発光管)
121a 発光部
122 リフレクタ(反射部)
122a 開口部
126 導電線
127 ねじりバネ(線材)
127a 一方端部
127b 他方端部
128 端子部

Claims (7)

  1. 導電線を支持する発光管と、
    前記発光管の発光部から出射された光を反射するための反射部と、
    前記発光管に支持された前記導電線と端子部とを電気的に接続するとともに、前記反射部により光が反射される第1の方向に移動された際に、前記第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように付勢される線材とを備えた、放電ランプ。
  2. 前記線材は、バネ性を有しており、前記反射部により光が反射される前記第1の方向に移動された際の撓み変形による付勢力によって、前記第1の方向とは反対側の前記第2の方向に移動するように構成されている、請求項1に記載の放電ランプ。
  3. 前記線材は、前記第1の方向に移動される際の移動量が大きくなるにしたがって、前記線材の撓み変形量が大きくなることにより、前記第2の方向への付勢力が大きくなるように構成されている、請求項2に記載の放電ランプ。
  4. 前記線材は、前記第2の方向に移動するように付勢された状態で前記導電線と前記端子部とを電気的に接続するように取り付けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の放電ランプ。
  5. 前記線材の前記導電線に接続される一方端部は、前記発光管の前記発光部の前記第1方向側に配置され、
    前記線材の前記端子部に接続される他方端部は、前記発光部の前記第1方向側で、かつ、前記反射部の前記第1方向側の端部近傍に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の放電ランプ。
  6. 前記反射部の前記第1方向側の端部近傍には、前記線材を挿入するための開口部が形成され、
    前記線材は、前記他方端部側が前記反射部の前記開口部に挿入されることによって、前記反射部の外側で前記他方端部が前記端子部に接続されるように構成されている、請求項5に記載の放電ランプ。
  7. 導電線を支持する発光管と、前記発光管の発光部から出射された光を反射するための反射部と、前記発光管に支持された前記導電線および端子部を電気的に接続する線材とを含む放電ランプを備え、
    前記線材は、前記反射部により光が反射される第1の方向に移動された際に、前記第1の方向とは反対側の第2の方向に移動するように付勢されるように構成されている、プロジェクタ。
JP2007192741A 2007-07-25 2007-07-25 放電ランプおよびプロジェクタ Pending JP2009032424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007192741A JP2009032424A (ja) 2007-07-25 2007-07-25 放電ランプおよびプロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007192741A JP2009032424A (ja) 2007-07-25 2007-07-25 放電ランプおよびプロジェクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009032424A true JP2009032424A (ja) 2009-02-12

Family

ID=40402761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007192741A Pending JP2009032424A (ja) 2007-07-25 2007-07-25 放電ランプおよびプロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009032424A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108657A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 株式会社リコー 画像投射装置および放電ランプ
JP2016031913A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 ウシオ電機株式会社 光源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108657A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 株式会社リコー 画像投射装置および放電ランプ
JP2016031913A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 ウシオ電機株式会社 光源装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4350617B2 (ja) 灯具
JP2012022789A (ja) 車両用灯具
US20190271457A1 (en) Vehicle lamp
JP6712172B2 (ja) 光源モジュール
JP2009032424A (ja) 放電ランプおよびプロジェクタ
JP5919461B2 (ja) ストロボ装置
JP6169455B2 (ja) 光源モジュールを用いた車両用灯具
US8926106B2 (en) Strobe device
JP4163577B2 (ja) 凹面反射鏡及び凹面反射鏡付きの光源装置
EP2077575A2 (en) Discharge lamp
JP2002319313A (ja) 反射鏡付放電ランプ
EP2246872B1 (en) Vehicle headlamp
JP2007018885A (ja) 反射鏡付ランプの製造方法及びそのランプ
JP2020145134A (ja) 照明器具
JP4261654B2 (ja) 光源ユニット
US20120235563A1 (en) Discharge lamp bulb
JP2013037168A (ja) ストロボ装置
US20070115669A1 (en) Projector lamp unit
JP5992316B2 (ja) ハロゲン電球
JP4662160B2 (ja) 白熱電球および照明器具
JP2020184447A (ja) 灯具ユニット
JP2003315881A (ja) 閃光発光装置およびカメラ
JP3168417U (ja) 光源装置
JP2018206724A (ja) 光源モジュール
JP5676987B2 (ja) 発光ユニット、ストロボユニット及び撮像装置