JP2000171464A - 屋内アレルゲン検査体 - Google Patents

屋内アレルゲン検査体

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JP2000171464A
JP2000171464A JP10345390A JP34539098A JP2000171464A JP 2000171464 A JP2000171464 A JP 2000171464A JP 10345390 A JP10345390 A JP 10345390A JP 34539098 A JP34539098 A JP 34539098A JP 2000171464 A JP2000171464 A JP 2000171464A
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indoor
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Yoshikazu Nakagawa
美和 中川
Motohiro Oka
素裕 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除機に装着してアレルギーの原因となって
いるハウスダスト中のアレルゲンを一般家庭でも簡単容
易に検出できる検査体を提供する。 【解決手段】 電気掃除機の集塵袋設置部に装着し、屋
内検査部所の集塵を行った後取り外して、そこに捕集さ
れたアレルゲンを免疫反応を用いて検出するための検査
体にして、少なくとも、掃除機により吸引されたアレル
ゲンを捕集するアレルゲン捕集部、アレルゲンの存在お
よびその量を呈色により目視判定しうるアレルゲン検出
部および掃除機集塵袋固定部への着脱可能な固定手段と
を組み込んでなり、アレルゲン捕集部にアレルゲンを捕
集したのち、抗原溶解液を接触させて捕集したアレルゲ
ンの検出を行う屋内アレルゲン検査体。掃除機集塵袋設
置部への脱着可能な固定手段が集塵袋固定部に設けられ
た切り込みに固定可能な切り込みを有する台紙を用いる
ものである屋内アレルゲン検査体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機の集塵部に
装着して屋内検査部所のダニ、スギ花粉等のアレルゲン
を簡単に検出測定することのできる屋内アレルゲン検査
体に関する。
【0002】
【従来の技術】スギやヒノキあるいはセイタカアワダチ
ソウなどの植物花粉による花粉症、屋内塵中に生息する
ダニ類が主要な原因となって引き起こされる小児喘息や
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患により苦痛を受
けている人が著しく増加している。アレルギー疾患の症
状改善には、患者をアレルギーから遠ざけることが最も
有効な手段であり、そのためにはアレルゲンの存在場所
と存在量を把握する必要がある。
【0003】このような目的で、最近、掃除機に取り付
けて屋内のハウスダストを採取するダニ捕集器と、ダニ
を捕集したフィルターからダニの抗原量を測定するシス
テムが発売されている。これらの装置は、まず掃除機で
検体を採取し、次いでダニを捕集したフィルターを抗原
溶解液に浸けて抗原を溶解し、最後にこの抗原を溶解し
た液をエンザイムイムノアッセイ(EIA)テストキッ
トまたはイムノクロマト方式テストストリップで検査す
るものである。
【0004】しかし、このシステムでは検体を捕集する
操作、抗原溶解液に捕集キットを浸漬して抗原を抽出す
る操作、抗原溶解液の一部を採取しEIAキットまたは
イムノクロマト方式テストストリップに適用する操作が
それぞれ面倒であること、また全面フィルタータイプの
捕集キットを掃除機にセットして捕集するため捕集部分
が大きいため、大量の抗原溶解液が必要であった。その
ためよりコンパクトで、家庭内でもより簡便にアレルゲ
ンの量を測定できる装置が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】家庭用掃除機に装着し
て、アレルギーの原因となっているハウスダスト中のダ
ニや植物花粉等のアレルゲンを一般家庭でも簡単容易に
検出できる検査体を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気掃除機の
集塵袋設置部に装着し、屋内検査部所の集塵を行った後
取り外して、そこに捕集されたアレルゲンを免疫反応を
用いて検出するための検査体にして、少なくとも、掃除
機により吸引されたアレルゲンを捕集するアレルゲン捕
集部、アレルゲンの存在およびその量を呈色により目視
判定しうるアレルゲン検出部および掃除機集塵袋固定部
への着脱可能な固定手段とを組み込んでなり、アレルゲ
ン捕集部にアレルゲンを捕集したのち、抗原溶解液を接
触させて捕集したアレルゲンの検出を行う屋内アレルゲ
ン検査体に関する。特に、本発明は、掃除機集塵袋設置
部への脱着可能な固定手段が集塵袋固定部に設けられた
切り込みに固定可能な切り込みを有する台紙を用いるも
のであり、アレルゲン捕集部およびアレルゲン検出部が
上記台紙上に一体化して組み上げられた上記の屋内アレ
ルゲン検査体に関する。本発明は、また、抗原溶解液を
含有する抗原溶解液供給部を更に組み込んだ上記の屋内
アレルゲン検査体に関する。本発明の抗原溶解液供給部
のひとつの態様は、小圧力の印加により容易に破壊して
抗原溶解液を放出することのできる口部を有する抗原溶
解液を内包する軟包装である。また本発明の抗原溶解液
供給部の他の態様は、抗原溶解液を含浸した多孔質材料
からなる抗原溶解液含浸体である。
【0007】本発明の屋内アレルゲン検査体の特徴のひ
とつは、掃除機の集塵袋設置部への着脱可能な固定手段
を備えていることである。これにより、本検査体は簡単
容易に集塵袋設置部に取り付けることができ、捕集後
は、掃除機から取り外してアレルゲンの検出に供するこ
とができる。したがって掃除機を運転することよって一
般家庭で容易に室内のアレルゲンを捕集することがで
き、その存在量を検出することができる。なお、本明細
書において、「組み込まれている」とは、ひとつの製品
として組み立てられていることを要せず、一時的には各
部分が分離して使用され得るひとつの使用セットとなっ
ていることを言い、各部分がひとつの製品として固定的
に組み上げられている「一体化されている」ものとは区
別される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のアレルゲン検査体の掃除
機集塵袋設置部への脱着可能な固定手段とは、該掃除機
用集塵袋と同じ機構で集塵袋設置部に装着できる手段で
あることが好ましく、即ち、集塵袋固定部に形成された
切り込みに挿し込んで固定可能な切り込みを有する台紙
を用いるものである。しかし、本発明の脱着可能な固定
手段としては、上記挿し込み方式だけでなく、マグネッ
トによる固定方式や粘着方式等の固定方法も含まれる。
【0009】抗原溶解液供給部は、アレルゲン捕集部に
捕集されたアレルゲンの抗原を溶解するとともに、溶解
した抗原をアレルゲン検出部へ送り込む機能を有する抗
原溶解液を保持する部分である。本発明では、抗原溶解
液供給部のひとつの形態は、その中に抗原溶解液を内包
し、小圧力を加えることにより生じる内圧によって破壊
する口部を備えた軟包袋である。ここで小圧力とは、人
の指による直接の圧力または台紙を折り返してその上か
ら手で押し付ける程度の圧力をいう。抗原溶解液供給部
のもうひとつの形態は、抗原溶解液を含浸した多孔質材
料からなる抗原溶解液含浸体である。好ましい多孔質材
料は弾力性を有するものであり、これを、アレルゲンを
捕集しているアレルゲン捕集部に当てて押し付けること
により、含浸された抗原溶解液が搾り出されて捕捉され
たアレルゲンの抗原を溶解することができるものであ
る。抗原溶解液供給部は、本発明のアレルゲン検査体を
構成する他の部分とともに組み込まれるが、それらと一
体化されてアレルゲン検査体を形成してもよいし、また
は他の部分とは一体化されずに、他の部分からなりアレ
ルゲンを捕集したのち掃除機から取り外されたアレルゲ
ン検査体に取り付けて使用する形態であってもよい。
【0010】本検査体を構成するアレルゲン捕集部は、
掃除機で吸引された室内空気中からアレルゲンを捕集す
るものであり、フィルターまたはスポンジを含んで構成
されている。フィルターの材質はセルロースなどの天然
繊維、レーヨン等の再生繊維、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、ナイロン等の合成繊維またはこれらの混合物か
らなる不織布、紙からなる。スポンジはポリエステル、
ポリウレタン、ポリプロピレン、ナイロン、再生セルロ
ース等が用いられる。
【0011】アレルゲン検出部は、アレルゲン捕集部に
よって捕集されたアレルゲンの有無および/または量を
検出するものであり、当業界で一般に使用される方法が
いずれも使用でき、例えば抗原抗体反応を利用すること
ができる。抗原抗体反応を用いる抗原の検出も通常使用
される方法のいずれも使用することができ、例えばエン
ザイムイムノアッセイ(EIA)を使用することができ
る。最も望ましい態様としてはOTC用の妊娠検査薬な
どに利用されているイムノクロマト方式があり、これは
標識抗アレルゲン抗体含浸部、抗アレルゲン抗体固定
部、標識抗アレルゲン抗体に対する抗体の固定部よりな
る。即ち、アレルゲンに対する2種類の抗体があって、
一方は検査基材に固定されており、他方は金コロイド、
着色ラテックス等で標識されており、且つ溶解可能な状
態で保持されている。また標識抗体に対する抗体が、抗
アレルゲン抗体の展開後方に固定されている。検体液が
供与され、検体液中にアレルゲンが存在する場合、標識
抗体と抗原が複合体を形成し且つ抗アレルゲン抗体固定
部でサンドイッチ複合体を形成し、肉眼で認識される。
更に、後方の標識抗体に対する抗体の固定部位で標識抗
体がトラップされるため反応終了が確認される。
【0012】次に本検査体の構成を操作方法を交え図面
を用いて説明する。本発明の検査体は掃除機の集塵袋設
置部に固定して使用される。一般に掃除機の集塵袋は、
掃除機の固定治具に合致するように切り込みを設けた紙
製の台紙で固定し、集塵袋の開口部と掃除機の集塵ホー
ス開口部が連結するよう構成されている。ホース開口部
と台紙の連結部位にはゴム製パッキングが取り付けら
れ、両者は密着して連結部位からのゴミのリークを防ぐ
ことができるようになっている。したがって、アレルゲ
ン検査体を集塵袋設置部位に固定する手段として、本発
明の検査体には集塵袋と同一形状またはそれに類似の形
状の台紙が取り付けられる。検体(アレルゲン)捕集部
1はフィルターまたはスポンジを含んで構成されている
ため、吸引空気流に乗って運ばれた来るアレルゲンはフ
ィルターの繊維やスポンジの孔に引っかかって捕捉され
る。
【0013】検体を採取した後、アレルゲンを捕集した
アレルゲン捕集部は抗原溶解液と接触され、アレルゲン
の抗原が抗原溶解液中に溶解される。アレルゲン捕集部
を抗原溶解液と接触させる方法として、本発明では、次
の2通りの方法のいずれかを用いることができる。 (1)抗原溶解液供給部として抗原溶解液を内包する軟
包袋を用いる方法(図1および図2):軟包袋3は内圧
により容易に破壊する放出口を有し、これを台紙5の折
り目11を付けた部所等に配置し、台紙ごと折り曲げ
る、あるいは軟包袋を叩く等の圧力を加えて抗原溶解液
を放出する方法である。軟包袋からなる抗原溶解液供給
部3はアレルゲン捕集部1およびアレルゲン検出部2と
ともにアレルゲン捕集部に隣接するように一体化してお
いてもよいし、アレルゲン捕集体およびアレルゲン検出
部からなる検査体を掃除機から取り外した時点でこれに
取り付けてもよい。こうして放出された抗原溶解液はア
レルゲン捕集部のフィルター、スポンジ等の細孔により
毛細管現象によって伝達される。
【0014】(2)抗原溶解液含浸体を接触させること
による方法(図3):抗原溶解液含浸体は、スポンジ等
の吸液性を有する多孔質材質に抗原溶解液を含浸させた
ものであり、加圧することにより抗原溶解液を放出する
ことができるものである(図3の13、13')。アレ
ルゲンを捕集したアレルゲン捕集部に抗原溶解液を含浸
した抗原溶解液含浸体13を接触させ押し付けることに
より、抗原溶解液をアレルゲン捕集部に放出させ、これ
によりアレルゲンを溶解することができる。具体例とし
ては、例えばゲルまたはスポンジが例示できる。抗原溶
解液含浸体の一形態としては、図3(c)および(d)に示
すように台紙の上に固定されており、且つ図3(e)に示
すようにアレルゲン捕集部の台紙の開口部(図3の6)
と同一形状を有し、抗原溶解液がアレルゲン捕集部に均
一に伝達可能なように設計されている。抗原溶解液含浸
体は、使用前は蓋材(離型材)により密封されており、
この蓋材は台紙に塗布された粘着剤に固定されている。
使用時には蓋材を剥がして露出したゲルまたはスポンジ
部分をアレルゲン捕集部に接触させる。(図3の(e))
【0015】上記いずれかの方法によってアレルゲン抗
原を溶解した抗原溶解液はアレルゲン検出部に送られ、
採取された抗原の存在および量を検出することができ
る。アレルゲン検出部2はニトロセルロースメンブレン
フィルター、ナイロンメンブレンフィルター、ガラスフ
ィルターまたはセルロース等の吸液性材料でできてお
り、その一部に、例えば抗原抗体反応の結果を表示する
判定窓が設けられている。アレルゲン抗原を溶解した抗
原溶解液は検出部を構成する吸液性材料および検出部の
下流に取り付けた吸液剤の毛細管現象を利用して検出部
へ引き込まれる。検出部における抗原の有無の判定は、
当業界で一般に使用される方法がいずれも使用でき、例
えば抗原抗体反応を利用することができる。
【0016】本発明のアレルゲン検査体のアレルゲン捕
集部フィルターとアレルゲン検出部との位置関係の詳細
を図4および図5に示す。検出反応を確実に行い、判定
結果をが視認可能であるようにするためには次の2点が
重要である。 1)アレルゲン捕集部フィルター1と検出部の検体供与
部21が確実に接触していること、 2)抗体固定部が判定窓25の判定部位22に配置され
ている。イムノクロマト検査紙を単独で使用する場合の
構成は、台紙の同一面の支持体27の上に検体供与部2
1、金コロイド含浸部24、抗体固定部22、吸水部2
6を構成する多孔質膜が貼り合わされ、抗体固定部の部
分が外部から見えるように透明なカバーフィルム28で
被覆されている。この構成の場合、検体を供与する側
と、判定結果を目視する側は同一方向となる。
【0017】しかし、図1または図2のような本発明の
検査体の場合、検出部の詳細を図4に示すように、目視
認識する方向は台紙の表側に設けられた表示窓25から
目視を行い、検体供与は台紙の裏側のフィルターを介し
て検体供与部21に供給されるため、目視部25と検体
供与部21は表裏別の面に現れることになる。このた
め、通常は不透明材料で作られた支持体27を透明材料
にすることにより、検体供与部と反対側にあっても、透
明支持体を通して目視可能としたものである。
【0018】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説
明する。実施例1 図1は、台紙5上にアレルゲン捕集部1、アレルゲン検
出体2および抗原溶解液が軟包袋に収納された抗原溶解
液供給部3が一体化された本発明の屋内アレルゲン検査
体のひとつの態様を示す。本検査体には集塵袋4も組み
込まれている。使用に当たっては台紙5を掃除機の集塵
袋設置部に挿し込み固定させる。台紙の中央に設けられ
た掃除機吸引ホース用穴6に吸引ホースが嵌めこまれる
ため、ホースにより吸引された空気中のアレルゲンおよ
び比較的大きいダストはアレルゲン捕集部1に、また更
に微細な塵埃は集塵袋4に捕捉される。アレルゲン捕集
後、本検査体を掃除機から取り外し、集塵袋を折り曲げ
部8のところから折り返して集塵袋の上から叩くなどし
て抗原溶解液供給部の軟包袋を圧縮して中の抗原溶解液
をアレルゲン捕集部1に流し出す。ここで抗原溶解液は
捕集されているアレルゲンと接触してその抗原を溶解し
た後、アレルゲン検出体2に達して、溶存しているアレ
ルゲンが検出される。
【0019】実施例2 図2は、実施例1と同様に、抗原溶解液を収納した軟包
袋を抗原溶解液供給部として内蔵するが、台紙1は、掃
除機集塵袋設置部への取り付け機能を有するとともに、
軟包袋の破壊に利用できるように折り目11の先に更に
延長部を有する。アレルゲンの捕集後、台紙をこの折り
目11から折り返して軟包袋の上に重ねて、その上から
力を加えることにより、軟包袋の破壊をより確実に行な
うことができる。
【0020】実施例3 図3は、アレルゲン捕集部1とアレルゲン検査体2が台
紙5上に一体化された部分(図3(a)、(b))と、抗原溶
解液供給部13を主要構成部材とする部分(図3(c)、
(d))とが分離されている態様を示す。抗原溶解液供給
部13は紙製の基材16上に取り付けられたポリエステ
ル製のスポンジに抗原溶解液を含浸した抗原溶解液含浸
体である。スポンジ13は、アレルゲン捕集部1の掃除
機ホース穴6の部分に嵌合するようにその大きさがホー
ス穴の寸法よりいくぶん小さめに形成されている。ま
た、使用前に抗原溶解液が蒸発するのを防ぐために、抗
原溶解液を含浸したスポンジは水蒸気非透過性の離型紙
14で被覆し、離型紙は粘着材15で固定されている。
水蒸気非透過性の離型紙が用いられる。掃除機に装着し
て、アレルゲン捕集部1にアレルゲンを捕集した後、抗
原溶解液供給部の離型紙を剥がしてスポンジ部分13を
図3の(e)に図示するようにアレルゲン捕集部1に押
し当てる。こうしてスポンジに含浸された抗原溶解液を
アレルゲン捕集部に流し出してアレルゲンの抗原を溶解
する。
【0021】
【発明の効果】本発明の屋内アレルゲンは家庭用掃除機
の集塵袋設置部に取り付けられるようになっており、し
たがって掃除機をかけるだけで室内に存在するアレルゲ
ンを簡単に捕集することができるとともに、アレルゲン
採取後これを掃除機から簡単に取り外すことができ、取
り外したアレルゲン検査体のアレルゲン捕集部に捕集さ
れたアレルゲンを、アレルゲン検査体に組み込まれた抗
原溶解液供給部からの抗原溶解液を用いて溶解し、この
溶液をアレルゲン検出部に送り込んで簡単にアレルゲン
の存在を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アレルゲン捕集部、アレルゲン検出体および
抗原溶解液供給部(抗原溶解液が軟包袋に収納された態
様)が台紙上に一体化された本発明の屋内アレルゲン検
査体のひとつの態様を示す模式図: (a)横断面図、 (b)裏面からの外観
図。
【図2】 アレルゲン捕集部、アレルゲン検出体および
抗原溶解液供給部(抗原溶解液が軟包袋に収納された態
様)が台紙上に一体化され、台紙が軟包袋上に折り曲げ
可能な形態である本発明の屋内アレルゲン検査体のもう
ひとつの態様を示す模式図: (a)横断面図、 (b)裏面からの外観
図。
【図3】 アレルゲン捕集部とアレルゲン検査体が台紙
上に一体化された部分と、抗原溶解液供給部を主要構成
部材とする部分とが分離されている本発明のアレルゲン
検査体のもうひとつの態様: (a)アレルゲン捕集部とアレルゲン検査体が台紙上に
一体化された部分の裏面からの外観図、(b)アレルゲ
ン捕集部とアレルゲン検査体が台紙上に一体化された部
分の横断面図、(c)抗原溶解液供給部を主要構成部材
とする部分の裏面からの外観図、(d)抗原溶解液供給
部を主要構成部材とする部分の横断面図、(e)抗原溶
解液供給部からアレルゲン捕集部へ抗原溶解液を供給す
る状況を示す模式図。
【図4】 実施例1または2のアレルゲン検査体詳細
図。
【図5】 実施例3のアレルゲン検査体詳細図。
【符号の説明】
1:アレルゲン捕集部、 2:アレルゲン検出部、 21:アレルゲン検出部の抗体供与部、 22:アレルゲン検出部の抗原判定部、 23:アレルゲン検出部の試験判定部、 24:金コロイド含浸部、 25:判定窓、 26:吸水部分、 27:裏打ちPETフィルム、 28:カバーフィルム、 3:抗原溶解液を収納した軟包袋(抗原溶解液供給
部)、 4:掃除機集塵袋、 5:台紙、 6:台紙に設けられた掃除機ホース挿入部、 7:ダニ用捕捉体、 8:集塵袋の折り目、 9:台紙に設けられた集塵袋設置部への挿し込み用切り
込み、 10:粘着材、 11:台紙の折り返し用ミシン目、 12:集塵袋、 13、13':抗原溶解液含浸体(抗原溶解液供給
部)、 14:透明離型紙、 15:粘着材、 16、16':抗原溶解液含浸体保持用台紙、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機の集塵袋設置部に装着し、屋
    内検査部所の集塵を行った後取り外して、そこに捕集さ
    れたアレルゲンを免疫反応を用いて検出するための検査
    体にして、少なくとも、掃除機により吸引されたアレル
    ゲンを捕集するアレルゲン捕集部、アレルゲンの存在お
    よびその量を呈色により目視判定しうるアレルゲン検出
    部および掃除機集塵袋固定部への着脱可能な固定手段と
    を組み込んでなり、アレルゲン捕集部にアレルゲンを捕
    集したのち、抗原溶解液を接触させて捕集したアレルゲ
    ンの検出を行う屋内アレルゲン検査体。
  2. 【請求項2】 掃除機集塵袋設置部への脱着可能な固定
    手段が集塵袋固定部に設けられた切り込みに固定可能な
    切り込みを有する台紙を用いるものである請求項1に記
    載の屋内アレルゲン検査体。
  3. 【請求項3】 アレルゲン捕集部およびアレルゲン検出
    部が上記台紙上に一体化して組み上げられた請求項2に
    記載の屋内アレルゲン検査体。
  4. 【請求項4】 抗原溶解液を含有する抗原溶解液供給部
    を更に組み込んだ請求項1〜3のいずれかに記載の屋内
    アレルゲン検査体。
  5. 【請求項5】 抗原溶解液供給部が小圧力の印加により
    容易に破壊して抗原溶解液を放出することのできる口部
    を有する抗原溶解液を内包する軟包装である請求項4に
    記載の屋内アレルゲン検査体。
  6. 【請求項6】 抗原溶解液供給部が抗原溶解液を含浸し
    た多孔質材料からなる抗原溶解液含浸体である請求項4
    に記載の屋内アレルゲン検査体。
  7. 【請求項7】 アレルゲン捕集部が、天然繊維、再生繊
    維または合成繊維またはこれらの混合物からなる不織布
    または紙からなるフィルターまたはポリエステル、ポリ
    ウレタン、ポリプロピレン、ナイロンまたは再生セルロ
    ースからなるスポンジである請求項1〜6のいずれかに
    記載の屋内アレルゲン検査体。
  8. 【請求項8】 アレルゲン検出部がイムノクロマト方式
    検査体であり、標識抗アレルゲン抗体含浸部、抗アレル
    ゲン抗体固定部、標識抗アレルゲン抗体固定部よりなる
    請求項1〜7のいずれかに記載の屋内アレルゲン検査
    体。
JP10345390A 1998-12-04 1998-12-04 屋内アレルゲン検査体 Withdrawn JP2000171464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198170A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Uni Charm Corp アレルゲンインジケーター付き清掃用具
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