JPH11304800A - アレルゲン捕集および検定キット - Google Patents
アレルゲン捕集および検定キットInfo
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- JPH11304800A JPH11304800A JP10944198A JP10944198A JPH11304800A JP H11304800 A JPH11304800 A JP H11304800A JP 10944198 A JP10944198 A JP 10944198A JP 10944198 A JP10944198 A JP 10944198A JP H11304800 A JPH11304800 A JP H11304800A
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- Japan
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- allergen
- antigen
- antigen solution
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多量の検体を容易に捕集し検定することので
きる構成の簡単なアレルゲン捕集および検査キットを提
供する。 【解決手段】 検体を含有する空気を抗原溶解液に接触
もしくは通過させることにより、空気中に存在する検体
を抗原溶解液中に捕集し、検体を上記抗原溶解液中に溶
解するアレルゲン捕集キット。上記アレルゲン捕集キッ
トと捕集キット中の抗原溶解液に溶解したアレルゲンを
検出する検査体とを組み込んだアレルゲン捕集および検
定キット。アレルゲン捕集キットは少なくとも抗原溶解
液収納容器、容器中に収納された抗原溶解液、検体含有
空気を抗原溶解液に導く空気導入手段および空気排出手
段とを備える。
きる構成の簡単なアレルゲン捕集および検査キットを提
供する。 【解決手段】 検体を含有する空気を抗原溶解液に接触
もしくは通過させることにより、空気中に存在する検体
を抗原溶解液中に捕集し、検体を上記抗原溶解液中に溶
解するアレルゲン捕集キット。上記アレルゲン捕集キッ
トと捕集キット中の抗原溶解液に溶解したアレルゲンを
検出する検査体とを組み込んだアレルゲン捕集および検
定キット。アレルゲン捕集キットは少なくとも抗原溶解
液収納容器、容器中に収納された抗原溶解液、検体含有
空気を抗原溶解液に導く空気導入手段および空気排出手
段とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はダニ、スギ花粉等の
アレルゲンを簡単に検出測定することのできる一体的に
組み込まれた検査キットに関する。
アレルゲンを簡単に検出測定することのできる一体的に
組み込まれた検査キットに関する。
【０００２】
【従来の技術】スギやヒノキあるいはセイタカアワダチ
ソウなどの植物花粉による花粉症、屋内塵中に生息する
ダニ類が主要な原因となって引き起こされる小児喘息や
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患により苦痛を受
けている人が著しく増加している。アレルギー疾患の症
状改善には、患者をアレルギーから遠ざけることが最も
有効な手段であり、そのためにはアレルゲンの存在場所
と存在量を把握する必要がある。
ソウなどの植物花粉による花粉症、屋内塵中に生息する
ダニ類が主要な原因となって引き起こされる小児喘息や
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患により苦痛を受
けている人が著しく増加している。アレルギー疾患の症
状改善には、患者をアレルギーから遠ざけることが最も
有効な手段であり、そのためにはアレルゲンの存在場所
と存在量を把握する必要がある。
【０００３】このような目的で、最近、掃除機に取り付
けて屋内のハウスダストを採取するダニ捕集器と、ダニ
を捕集したフィルターからダニの抗原量を測定するシス
テムが発売されている。これらの装置は、まず掃除機で
検体を採取し、次いでダニを捕集したフィルターを抗原
溶解液に浸けて抗原を溶解し、最後にこの抗原を溶解し
た液をエンザイムイムノアッセイ（ＥＩＡ）テストキッ
トまたはイムノクロマト方式テストストリップで検査す
るものである。即ち、アレルゲンに対する２種類の抗体
があって、一方は検査基材に固定されており、他方は金
コロイド、着色ラテックス等で標識されており、且つ溶
解可能な状態で保持されている。また標識抗体に対する
抗体が、抗アレルゲン抗体の展開後方に固定されてい
る。検体液が供与され、検体液中にアレルゲンが存在す
る場合、標識抗体と抗原が複合体を形成し且つ抗アレル
ゲン抗体固定部でサンドイッチ複合体を形成し、肉眼で
認識される。更に、後方の標識抗体に対する抗体の固定
部位で標識抗体がトラップされるため反応終了が確認さ
れる。
けて屋内のハウスダストを採取するダニ捕集器と、ダニ
を捕集したフィルターからダニの抗原量を測定するシス
テムが発売されている。これらの装置は、まず掃除機で
検体を採取し、次いでダニを捕集したフィルターを抗原
溶解液に浸けて抗原を溶解し、最後にこの抗原を溶解し
た液をエンザイムイムノアッセイ（ＥＩＡ）テストキッ
トまたはイムノクロマト方式テストストリップで検査す
るものである。即ち、アレルゲンに対する２種類の抗体
があって、一方は検査基材に固定されており、他方は金
コロイド、着色ラテックス等で標識されており、且つ溶
解可能な状態で保持されている。また標識抗体に対する
抗体が、抗アレルゲン抗体の展開後方に固定されてい
る。検体液が供与され、検体液中にアレルゲンが存在す
る場合、標識抗体と抗原が複合体を形成し且つ抗アレル
ゲン抗体固定部でサンドイッチ複合体を形成し、肉眼で
認識される。更に、後方の標識抗体に対する抗体の固定
部位で標識抗体がトラップされるため反応終了が確認さ
れる。
【０００４】しかし、このシステムでは検体を捕集する
操作、抗原溶解液に捕集キットを浸漬して抗原を抽出す
る操作、抗原溶解液の一部を採取しＥＩＡキットまたは
イムノクロマト方式テストストリップに適用する操作が
それぞれ面倒であること、また全面フィルタータイプの
捕集キットを掃除機にセットして捕集するため捕集部分
が大きいため、大量の抗原溶解液が必要であった。その
ためよりコンパクトで、家庭内でもより簡便にアレルゲ
ンの量を測定できる装置が望まれていた。また、上記の
従来の装置では、回収した検体を散逸、あるいは暴露す
る可能性があり、アレルゲンの扱いとしては不適切であ
ることから、より安全、確実にアレルゲンを取り扱いで
きる装置が望まれていた。
操作、抗原溶解液に捕集キットを浸漬して抗原を抽出す
る操作、抗原溶解液の一部を採取しＥＩＡキットまたは
イムノクロマト方式テストストリップに適用する操作が
それぞれ面倒であること、また全面フィルタータイプの
捕集キットを掃除機にセットして捕集するため捕集部分
が大きいため、大量の抗原溶解液が必要であった。その
ためよりコンパクトで、家庭内でもより簡便にアレルゲ
ンの量を測定できる装置が望まれていた。また、上記の
従来の装置では、回収した検体を散逸、あるいは暴露す
る可能性があり、アレルゲンの扱いとしては不適切であ
ることから、より安全、確実にアレルゲンを取り扱いで
きる装置が望まれていた。
【０００５】上記の期待に応えるものとして、特願平１
０−５４９２４号には、検体採取部分、検体中の抗原を
溶解する抗原溶解液供給部分および抗原を検出する検査
部分とを含んで一体的に組み込まれたアレルゲン検査キ
ットが開示されている。このアレルゲン検査キットはコ
ンパクトで、しかもカートリッジ式に掃除機等に取り付
けて家庭でも簡単且つ確実にアレルゲンを検出できる点
で従来の要求によく応えるものである。しかし、このキ
ットは検体採取部分としてフィルターを使用しているた
め、フィルターに捕捉したアレルゲンを次に抗原溶解液
に溶解するための工程を要する。またフィルターの場合
はこれを通り抜けるアレルゲンの割合も低くなく、フィ
ルター上に多量の検体を捕捉するにはかなりの捕捉時間
を要する。更に室内を清浄にする装置として、掃除機、
空気清浄機、有害なアレルゲンであるダニを死滅させる
器具として布団乾燥機、アレルゲンの集積しやすい機具
としてエアコンディショナーがあるが、これらの機具が
適切な状態で作動しているかどうかを直接的に判断する
機具は存在しなかった。
０−５４９２４号には、検体採取部分、検体中の抗原を
溶解する抗原溶解液供給部分および抗原を検出する検査
部分とを含んで一体的に組み込まれたアレルゲン検査キ
ットが開示されている。このアレルゲン検査キットはコ
ンパクトで、しかもカートリッジ式に掃除機等に取り付
けて家庭でも簡単且つ確実にアレルゲンを検出できる点
で従来の要求によく応えるものである。しかし、このキ
ットは検体採取部分としてフィルターを使用しているた
め、フィルターに捕捉したアレルゲンを次に抗原溶解液
に溶解するための工程を要する。またフィルターの場合
はこれを通り抜けるアレルゲンの割合も低くなく、フィ
ルター上に多量の検体を捕捉するにはかなりの捕捉時間
を要する。更に室内を清浄にする装置として、掃除機、
空気清浄機、有害なアレルゲンであるダニを死滅させる
器具として布団乾燥機、アレルゲンの集積しやすい機具
としてエアコンディショナーがあるが、これらの機具が
適切な状態で作動しているかどうかを直接的に判断する
機具は存在しなかった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を解決し、より確実に且つ多量の検体を捕集し検
定することのできる更に構成の簡単なアレルゲン捕集お
よび検査キットを提供することである。
の問題を解決し、より確実に且つ多量の検体を捕集し検
定することのできる更に構成の簡単なアレルゲン捕集お
よび検査キットを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、検体を含有す
る空気を抗原溶解液に接触もしくは通過させることによ
り、空気中に存在する検体を抗原溶解液中に捕集し、検
体を上記抗原溶解液中に溶解するアレルゲン捕集キット
に関する。詳しくは、本発明は、抗原溶解液収納容器、
上記容器中に収納された抗原溶解液、検体含有空気を抗
原溶解液に導く空気導入手段および抗原溶解液に接触さ
せた後の空気を排出する空気排出手段、または更に検査
体を挿入する検査体挿入口とを少なくとも備えた上記ア
レルゲン捕集キットに関する。また、本発明は上記アレ
ルゲン捕集キットと捕集キット中の抗原溶解液に溶解し
たアレルゲンを検出する検査体とを組み込んだアレルゲ
ン捕集および検定キットに関する。更に、本発明は検査
体の吸収部のみが抗原溶解液に浸るように上記検査体に
ストッパーを取り付けた、または上記捕集キットに検査
体保持部を取り付けた上記アレルゲン捕集および検定キ
ットに関する。更にまた、本発明は検査体が抗原溶解液
に溶解したアレルゲンを抗原抗体反応により検出する上
記アレルゲン捕集および検定キットに関する。特に、本
発明は、空気流を発生する機具に組み込んで空気中のア
レルゲンを捕集する上記アレルゲン捕集キットに関す
る。
る空気を抗原溶解液に接触もしくは通過させることによ
り、空気中に存在する検体を抗原溶解液中に捕集し、検
体を上記抗原溶解液中に溶解するアレルゲン捕集キット
に関する。詳しくは、本発明は、抗原溶解液収納容器、
上記容器中に収納された抗原溶解液、検体含有空気を抗
原溶解液に導く空気導入手段および抗原溶解液に接触さ
せた後の空気を排出する空気排出手段、または更に検査
体を挿入する検査体挿入口とを少なくとも備えた上記ア
レルゲン捕集キットに関する。また、本発明は上記アレ
ルゲン捕集キットと捕集キット中の抗原溶解液に溶解し
たアレルゲンを検出する検査体とを組み込んだアレルゲ
ン捕集および検定キットに関する。更に、本発明は検査
体の吸収部のみが抗原溶解液に浸るように上記検査体に
ストッパーを取り付けた、または上記捕集キットに検査
体保持部を取り付けた上記アレルゲン捕集および検定キ
ットに関する。更にまた、本発明は検査体が抗原溶解液
に溶解したアレルゲンを抗原抗体反応により検出する上
記アレルゲン捕集および検定キットに関する。特に、本
発明は、空気流を発生する機具に組み込んで空気中のア
レルゲンを捕集する上記アレルゲン捕集キットに関す
る。
【０００８】本発明のアレルゲン捕集および検査キット
は、検体捕集部と検査部とが一体化され、家庭でも簡単
正確に取り扱うことができるとともに、特に検体を直接
抗原溶解液に多量に捕集できるため、高感度でアレルゲ
ンの存在を判定することができる。
は、検体捕集部と検査部とが一体化され、家庭でも簡単
正確に取り扱うことができるとともに、特に検体を直接
抗原溶解液に多量に捕集できるため、高感度でアレルゲ
ンの存在を判定することができる。
【０００９】本発明では、空気流を発生させる機具に液
体を利用したアレルゲン捕集装置を組み込み安全且つ簡
便にアレルゲンの有無、汚染の程度を検定するキットを
提供する。本キットは単独でも作動しうるが、アレルゲ
ンによる被害を防ぐためにも室内を清浄化する機具と併
せて使用することがより望ましい。具体的には、掃除
機、布団乾燥機、空気清浄機、エアーコンディショナー
に取り付け、あるいは組み込むことで室内を清浄化しつ
つ清浄度を検定、更にはこれらの機具のメンテナンスが
不適切であるときはメンテナンスを促す指標を提供する
ことができる。
体を利用したアレルゲン捕集装置を組み込み安全且つ簡
便にアレルゲンの有無、汚染の程度を検定するキットを
提供する。本キットは単独でも作動しうるが、アレルゲ
ンによる被害を防ぐためにも室内を清浄化する機具と併
せて使用することがより望ましい。具体的には、掃除
機、布団乾燥機、空気清浄機、エアーコンディショナー
に取り付け、あるいは組み込むことで室内を清浄化しつ
つ清浄度を検定、更にはこれらの機具のメンテナンスが
不適切であるときはメンテナンスを促す指標を提供する
ことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明のアレルゲン捕集および検
定キットは、検体を含有する空気を導入する部位、空気
を抗原溶液に溶解する部位、および溶解した検体中のア
レルゲンの有無を抗原抗体反応によって検出する部位を
含んでなる。抗原溶解液収納容器は、特に限定しない
が、使い捨てとして使用する場合は、例えばポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリスチレンのような合成樹脂製
容器、または、紙に高分子材料、アルミ箔等の防湿性材
料を１種、または２種以上を組み合わせて貼り合わせま
たは塗布して積層した紙製液体容器を用いることができ
る。また、容器が転倒した際の液漏れを防ぐため、抗原
溶解液収納容器内に、スポンジ、綿、海面等の保水性材
料を配置して抗原溶解液体を保持することも可能であ
る。
定キットは、検体を含有する空気を導入する部位、空気
を抗原溶液に溶解する部位、および溶解した検体中のア
レルゲンの有無を抗原抗体反応によって検出する部位を
含んでなる。抗原溶解液収納容器は、特に限定しない
が、使い捨てとして使用する場合は、例えばポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリスチレンのような合成樹脂製
容器、または、紙に高分子材料、アルミ箔等の防湿性材
料を１種、または２種以上を組み合わせて貼り合わせま
たは塗布して積層した紙製液体容器を用いることができ
る。また、容器が転倒した際の液漏れを防ぐため、抗原
溶解液収納容器内に、スポンジ、綿、海面等の保水性材
料を配置して抗原溶解液体を保持することも可能であ
る。
【００１１】検体含有空気導入部分は、対象とする領域
の空気を導入することのできるものであればその形態を
問わず、空気流を発生する機具、例えば掃除機等の中に
組み込んでもよいし、ポンプを用いて空気を引き込んで
もよい。空気導入部には、アレルゲンをカットせず、綿
くずや毛髪等のアレルゲン以外の大きなゴミを取り除く
ために、あまり目の細かくないフィルターを取り付けて
もよい。空気導入手段のひとつの形態は空気導入管であ
り、また空気導入手段として空気導入用のポンプを組み
込んでもよい。
の空気を導入することのできるものであればその形態を
問わず、空気流を発生する機具、例えば掃除機等の中に
組み込んでもよいし、ポンプを用いて空気を引き込んで
もよい。空気導入部には、アレルゲンをカットせず、綿
くずや毛髪等のアレルゲン以外の大きなゴミを取り除く
ために、あまり目の細かくないフィルターを取り付けて
もよい。空気導入手段のひとつの形態は空気導入管であ
り、また空気導入手段として空気導入用のポンプを組み
込んでもよい。
【００１２】検体捕集部は、抗原溶解液を収納する抗原
溶解液収納容器とその中に収容されている抗原溶解液を
含む。空気導入手段から導入された検体を含有する空気
は抗原溶解液中に導かれてバブリングされるか、抗原溶
解液の表面に吹き付けられ、アレルゲンが抗原溶解液中
に捕集される。検体を抗原溶解液中に捕集する効率とい
う点ではバブリングが好ましいが、抗原溶解液の飛散を
防止するという点ではバブリングよりも液面への吹き付
けが好ましい。検体中にアレルゲンが存在した場合、捕
集されたアレルゲンは抗原溶解液中に溶解される。
溶解液収納容器とその中に収容されている抗原溶解液を
含む。空気導入手段から導入された検体を含有する空気
は抗原溶解液中に導かれてバブリングされるか、抗原溶
解液の表面に吹き付けられ、アレルゲンが抗原溶解液中
に捕集される。検体を抗原溶解液中に捕集する効率とい
う点ではバブリングが好ましいが、抗原溶解液の飛散を
防止するという点ではバブリングよりも液面への吹き付
けが好ましい。検体中にアレルゲンが存在した場合、捕
集されたアレルゲンは抗原溶解液中に溶解される。
【００１３】抗原溶解液としては、対象とするアレルゲ
ンに応じて種々のものを用いることができるが、ダニや
花粉等を対象とする場合は、リン酸緩衝液を主成分とす
るものが好適であり、詳しくは緩衝成分、界面活性剤を
含有し、Ｃａ、Ｍｇ等の塩を含まないものを利用する。
生理食塩水やリン酸緩衝液（ｐＨ５〜９）、例えば「ダ
ルベッコリン酸緩衝塩類溶液」（メディアテック社製）
等の溶液およびこれらにＴｗｅｅｎ２０、Ｔｒｉｔｏｎ
-Ｘ１００、デオキシコール酸ナトリウム等の界面活性
剤を０.００５〜０.２重量％含有したものが好適であ
り、より好適には「ダルベッコリン酸緩衝液塩類溶液
（Ｃａ、Ｍｇ含まず）」にＴｗｅｅｎ２０を０.０５％
（Ｗ／Ｖ）となるように添加した溶液が用いられる。
ンに応じて種々のものを用いることができるが、ダニや
花粉等を対象とする場合は、リン酸緩衝液を主成分とす
るものが好適であり、詳しくは緩衝成分、界面活性剤を
含有し、Ｃａ、Ｍｇ等の塩を含まないものを利用する。
生理食塩水やリン酸緩衝液（ｐＨ５〜９）、例えば「ダ
ルベッコリン酸緩衝塩類溶液」（メディアテック社製）
等の溶液およびこれらにＴｗｅｅｎ２０、Ｔｒｉｔｏｎ
-Ｘ１００、デオキシコール酸ナトリウム等の界面活性
剤を０.００５〜０.２重量％含有したものが好適であ
り、より好適には「ダルベッコリン酸緩衝液塩類溶液
（Ｃａ、Ｍｇ含まず）」にＴｗｅｅｎ２０を０.０５％
（Ｗ／Ｖ）となるように添加した溶液が用いられる。
【００１４】本発明のアレルゲン捕集キットには、また
抗原溶解液と接触した後の空気を排出するための空気排
出手段も含まれる。空気排出手段のひとつの形態は空気
排出管である。抗原溶解液収納容器には、空気導入管お
よび空気排出管を挿入する穴または穴形成部が設けられ
る。後述する検査体は空気導入管、空気排出管またはこ
れらを挿入する穴を利用して上記容器に挿入してもよい
し、または容器に検査体挿入用の穴を設けてもよい。ま
た検査体にストッパーが取り付けられていない場合は、
この容器の方に検査体がその吸収部だけが抗原溶解液に
浸るように検査体を保持する検査体保持部が取り付けら
れる。
抗原溶解液と接触した後の空気を排出するための空気排
出手段も含まれる。空気排出手段のひとつの形態は空気
排出管である。抗原溶解液収納容器には、空気導入管お
よび空気排出管を挿入する穴または穴形成部が設けられ
る。後述する検査体は空気導入管、空気排出管またはこ
れらを挿入する穴を利用して上記容器に挿入してもよい
し、または容器に検査体挿入用の穴を設けてもよい。ま
た検査体にストッパーが取り付けられていない場合は、
この容器の方に検査体がその吸収部だけが抗原溶解液に
浸るように検査体を保持する検査体保持部が取り付けら
れる。
【００１５】本発明のアレルゲン捕集キットは、使い捨
て型として設計されてもよいし、再使用型として設計さ
れてもよい。再使用型の場合は、抗原溶解液収納容器の
側面または底部に抗原溶解液を排液するための排液手段
を設けるのが好ましい。
て型として設計されてもよいし、再使用型として設計さ
れてもよい。再使用型の場合は、抗原溶解液収納容器の
側面または底部に抗原溶解液を排液するための排液手段
を設けるのが好ましい。
【００１６】その抗原が抗原溶解液に溶解したアレルゲ
ンを検出するために、アレルゲン捕集キットとともに検
査体が組み込まれ、両者を組み込んだものとして本発明
のアレルゲン捕集および検定キットが形成される。抗原
溶解液中の抗原の有無の測定は、当業界で一般に使用さ
れる方法がいずれも使用でき、例えば抗原抗体反応を利
用することができる。抗原抗体反応を用いる抗原の検出
も通常使用される方法のいずれも使用することができ、
例えばエンザイムイムノアッセイ（ＥＩＡ）を使用する
ことができる。最も望ましい態様としてはＯＴＣ用の妊
娠検査薬等に利用されているイムノクロマト方式があ
る。即ち、アレルゲンに対する２種類の抗体があって、
一方は検査基材に固定されており、他方は金コロイド、
着色ラテックス等で標識されており、且つ溶解可能な状
態で保持されている。また標識抗体に対する抗体が、抗
アレルゲン抗体の展開後方に固定されている。検体液が
供与され、検体液中にアレルゲンが存在する場合、標識
抗体と抗原が複合体を形成し且つ抗アレルゲン抗体固定
部でサンドイッチ複合体を形成し、肉眼で認識される。
更に、後方の標識抗体に対する抗体の固定部位で標識抗
体がトラップされるため反応終了が確認される。また、
検査体の吸収部だけが抗原溶解液に浸るように抗原溶解
液収納容器に検査体保持部を設ける代わりに、検査体自
体にストッパーを取り付けてもよい。いずれかの機能を
導入することにより検査体の散逸を防ぐとともに、検査
体が抗原溶解液に接する量を等しくし、検査の再現性を
確保するために有効である。
ンを検出するために、アレルゲン捕集キットとともに検
査体が組み込まれ、両者を組み込んだものとして本発明
のアレルゲン捕集および検定キットが形成される。抗原
溶解液中の抗原の有無の測定は、当業界で一般に使用さ
れる方法がいずれも使用でき、例えば抗原抗体反応を利
用することができる。抗原抗体反応を用いる抗原の検出
も通常使用される方法のいずれも使用することができ、
例えばエンザイムイムノアッセイ（ＥＩＡ）を使用する
ことができる。最も望ましい態様としてはＯＴＣ用の妊
娠検査薬等に利用されているイムノクロマト方式があ
る。即ち、アレルゲンに対する２種類の抗体があって、
一方は検査基材に固定されており、他方は金コロイド、
着色ラテックス等で標識されており、且つ溶解可能な状
態で保持されている。また標識抗体に対する抗体が、抗
アレルゲン抗体の展開後方に固定されている。検体液が
供与され、検体液中にアレルゲンが存在する場合、標識
抗体と抗原が複合体を形成し且つ抗アレルゲン抗体固定
部でサンドイッチ複合体を形成し、肉眼で認識される。
更に、後方の標識抗体に対する抗体の固定部位で標識抗
体がトラップされるため反応終了が確認される。また、
検査体の吸収部だけが抗原溶解液に浸るように抗原溶解
液収納容器に検査体保持部を設ける代わりに、検査体自
体にストッパーを取り付けてもよい。いずれかの機能を
導入することにより検査体の散逸を防ぐとともに、検査
体が抗原溶解液に接する量を等しくし、検査の再現性を
確保するために有効である。
【００１７】次に図を用いて本発明を更に説明する。図
１は、本発明のアレルゲン捕集および検定キットの代表
的な形態である。図１（ａ）はアレルゲン捕集キット
１、図１（ｂ）は検査体２を示す模式図である。アレル
ゲン捕集キット１は、抗原溶解液４を収納する抗原溶解
液収納容器３、空気導入管５および空気排出管６を含ん
でいる。容器３には、空気導入管５および空気排出管６
を挿入する穴８および９、および検査体挿入口１０がそ
れぞれ設けられている。検査体の挿入は空気導入または
排出用の穴を利用して行うこともでき、検査体挿入口を
必ずしも専用に設ける必要はない。図１（ａ）では、空
気導入管５は抗原溶解液４の液中に浸漬されており、空
気１１は抗原溶解液中にバブリングされている。図１
（ｂ）の検査体は、抗原溶解液から液を吸い上げる吸収
部１２、吸液部１３、検出部１４および吸液部１５から
なり、検出部１４は抗原判定部１６および確認部１７か
らなる。また必須のものでないが、この図には代表的な
形態として、検査体にストッパー１８が取り付けられて
いる。
１は、本発明のアレルゲン捕集および検定キットの代表
的な形態である。図１（ａ）はアレルゲン捕集キット
１、図１（ｂ）は検査体２を示す模式図である。アレル
ゲン捕集キット１は、抗原溶解液４を収納する抗原溶解
液収納容器３、空気導入管５および空気排出管６を含ん
でいる。容器３には、空気導入管５および空気排出管６
を挿入する穴８および９、および検査体挿入口１０がそ
れぞれ設けられている。検査体の挿入は空気導入または
排出用の穴を利用して行うこともでき、検査体挿入口を
必ずしも専用に設ける必要はない。図１（ａ）では、空
気導入管５は抗原溶解液４の液中に浸漬されており、空
気１１は抗原溶解液中にバブリングされている。図１
（ｂ）の検査体は、抗原溶解液から液を吸い上げる吸収
部１２、吸液部１３、検出部１４および吸液部１５から
なり、検出部１４は抗原判定部１６および確認部１７か
らなる。また必須のものでないが、この図には代表的な
形態として、検査体にストッパー１８が取り付けられて
いる。
【００１８】図２は、検査体がアレルゲン捕集キットに
挿入された状態を示す（空気導入管および空気排出管は
図示されず省略されている）。検査体２はその吸収部１
２のみが抗原溶解液４に浸される必要があるが、この場
合は検査体に取り付けられたストッパー１８によりそれ
が可能となっている。
挿入された状態を示す（空気導入管および空気排出管は
図示されず省略されている）。検査体２はその吸収部１
２のみが抗原溶解液４に浸される必要があるが、この場
合は検査体に取り付けられたストッパー１８によりそれ
が可能となっている。
【００１９】図３は、検査体２が抗原溶解液中に保持さ
れる別の態様を示しており、検査体は容器３に設けられ
た検査体保持手段１９によって、検査体の吸収部のみが
抗原溶解液中に浸るように保持されている。
れる別の態様を示しており、検査体は容器３に設けられ
た検査体保持手段１９によって、検査体の吸収部のみが
抗原溶解液中に浸るように保持されている。
【００２０】図４は、室内に固定して使用するタイプの
アレルゲン捕集キットを示す。このタイプは空気清浄
器、布団乾燥機またはエアコンディショナーの取り付け
られた部屋に設置され、これらの装置により室内の清浄
度を評価することができる。本態様の捕集キットには、
空気排出管６に空気導入用ポンプ２０、および抗原溶解
液収納容器３に抗原溶解液を抜き出すための排液管２１
が取り付けられている。空気導入用ポンプ６の作用によ
り、アレルゲンを含んだ測定しようとする場所の空気を
空気導入管から抗原溶解液収納容器３へ吸入する。
アレルゲン捕集キットを示す。このタイプは空気清浄
器、布団乾燥機またはエアコンディショナーの取り付け
られた部屋に設置され、これらの装置により室内の清浄
度を評価することができる。本態様の捕集キットには、
空気排出管６に空気導入用ポンプ２０、および抗原溶解
液収納容器３に抗原溶解液を抜き出すための排液管２１
が取り付けられている。空気導入用ポンプ６の作用によ
り、アレルゲンを含んだ測定しようとする場所の空気を
空気導入管から抗原溶解液収納容器３へ吸入する。
【００２１】図５は、掃除機のノズルジョイントに取り
付けることのできる、本発明の更に別のタイプのアレル
ゲン捕集キットを示している。本捕集キットは、空気排
気側フィルタ２３が掃除機本体側になるように掃除機の
ノズルジョイントに取り付けて使用される。室内から吸
い込まれた空気は本捕集キットの空気導入口２４から捕
集キット内に入り、抗原溶解液と接することにより空気
中の検体が十分に抗原溶解液中に捕集される。導入され
た空気は抗原溶解液と接しつつ少しずつ排気側フィルタ
２３から排出される。抗原を溶解した溶解液４に検査体
２を浸して検査を行う。
付けることのできる、本発明の更に別のタイプのアレル
ゲン捕集キットを示している。本捕集キットは、空気排
気側フィルタ２３が掃除機本体側になるように掃除機の
ノズルジョイントに取り付けて使用される。室内から吸
い込まれた空気は本捕集キットの空気導入口２４から捕
集キット内に入り、抗原溶解液と接することにより空気
中の検体が十分に抗原溶解液中に捕集される。導入され
た空気は抗原溶解液と接しつつ少しずつ排気側フィルタ
２３から排出される。抗原を溶解した溶解液４に検査体
２を浸して検査を行う。
【００２２】
【発明の効果】本発明のアレルゲン捕集および検定キッ
トを利用することにより、簡単且つ迅速にアレルギーの
原因となるアレルゲンの存在およびその分布状態を測定
することができる。このため一般家庭内等においても容
易にアレルギー対策を立てることができる。特に検体を
多量に捕集することができるため、検出感度を高めるこ
とができる。
トを利用することにより、簡単且つ迅速にアレルギーの
原因となるアレルゲンの存在およびその分布状態を測定
することができる。このため一般家庭内等においても容
易にアレルギー対策を立てることができる。特に検体を
多量に捕集することができるため、検出感度を高めるこ
とができる。
【図１】 本発明のアレルゲン捕集および検定キットの
模式図。（ａ）アレルゲン捕集キット、（ｂ）検査体。
模式図。（ａ）アレルゲン捕集キット、（ｂ）検査体。
【図２】 アレルゲン捕集キットへの検査体の取り付け
方法を示す模式図。
方法を示す模式図。
【図３】 アレルゲン捕集キットへの検査体の別の取り
付け方法を示す模式図。
付け方法を示す模式図。
【図４】 室内設置型のアレルゲン捕集および検定キッ
トの１例を示す斜視図。
トの１例を示す斜視図。
【図５】 掃除機ノズルジョイントに取り付けて使用す
るタイプのアレルゲン捕集キットの１例を示す断面図。
るタイプのアレルゲン捕集キットの１例を示す断面図。
１：アレルゲン捕集キット、 ２：検査体、３：抗
原溶解液収納容器、 ４：抗原溶解液、５：空気
導入管、 ６：空気排出管、８：空気導
入管挿入用穴、 ９：空気排出管挿入用穴、１
０：検査体挿入口、 １１：導入空気、１
２：検査体の吸収部、 １３：検査体の吸液
材、１４：検査体の検出部、 １５：検査体の
吸液材、１６：検査体の抗原判定部、 １７：検査
体の確認部、１８：ストッパー、 １９：
検査体保持手段、２０：空気導入用ポンプ、 ２
１：排液管、２２：バルブ、 ２３：
空気排気側フィルタ、２４：空気導入口。
原溶解液収納容器、 ４：抗原溶解液、５：空気
導入管、 ６：空気排出管、８：空気導
入管挿入用穴、 ９：空気排出管挿入用穴、１
０：検査体挿入口、 １１：導入空気、１
２：検査体の吸収部、 １３：検査体の吸液
材、１４：検査体の検出部、 １５：検査体の
吸液材、１６：検査体の抗原判定部、 １７：検査
体の確認部、１８：ストッパー、 １９：
検査体保持手段、２０：空気導入用ポンプ、 ２
１：排液管、２２：バルブ、 ２３：
空気排気側フィルタ、２４：空気導入口。
Claims (16)
- 【請求項１】 検体を含有する空気を抗原溶解液に接触
もしくは通過させることにより、空気中に存在する検体
を抗原溶解液中に捕集し、検体を上記抗原溶解液中に溶
解するアレルゲン捕集キット。 - 【請求項２】 抗原溶解液収納容器、この容器中に収納
された抗原溶解液、検体含有空気を抗原溶解液に導く空
気導入手段および抗原溶解液に接触もしくは通過させた
後の空気を排出する空気排出手段を含む請求項１記載の
アレルゲン捕集キット。 - 【請求項３】 前記抗原溶解液収納容器に、検査体を挿
入する検査体挿入口を設けた請求項２記載のアレルゲン
捕集キット。 - 【請求項４】 空気導入手段および空気排出手段がそれ
ぞれ空気導入管および空気排出管によって形成され、抗
原溶解液収納容器に空気導入管および空気排出管を通す
穴または穴形成部を有する請求項２または３記載のアレ
ルゲン捕集キット。 - 【請求項５】 空気導入手段として空気導入用ポンプを
備えた請求項２、３または４のいずれかに記載のアレル
ゲン捕集キット。 - 【請求項６】 空気流を発生する機具に組み込んで空気
中のアレルゲンを捕集する請求項１〜４のいずれかに記
載のアレルゲン捕集キット。 - 【請求項７】 空気流を発生する機具が掃除機、エアコ
ンディショナー、空気清浄器または布団乾燥機である請
求項６記載のアレルゲン捕集キット。 - 【請求項８】 アレルゲンを含有する空気の抗原溶解液
への接触もしくは通過を、抗原溶解液への空気のバブリ
ングまたは抗原溶解液表面への空気の吹きつけによって
行う請求項１〜７のいずれかに記載のアレルゲン捕集キ
ット。 - 【請求項９】 抗原溶解液収納容器が合成樹脂製容器ま
たは紙製容器である請求項２記載のアレルゲン捕集キッ
ト。 - 【請求項１０】 抗原溶解液収納容器内に保水性材料を
収納して抗原溶解液を保持する請求項２記載のアレルゲ
ン捕集キット。 - 【請求項１１】 保水性材料がスポンジ、綿、海綿であ
る請求項１０記載のアレルゲン捕集キット。 - 【請求項１２】 請求項１〜１１のいずれかに記載のア
レルゲン捕集キットと上記捕集キット中の抗原溶解液に
溶解したアレルゲン抗原を検出する検査体とを組み込ん
だアレルゲン捕集および検定キット。 - 【請求項１３】 検査体の吸収部のみが抗原溶解液に浸
るように検査体にストッパーを取り付けた請求項１２記
載のアレルゲン捕集および検定キット。 - 【請求項１４】 検査体の吸収部のみが抗原溶解液に浸
るように捕集キットに検査体保持部を取り付けた請求項
１２記載のアレルゲン捕集および検定キット。 - 【請求項１５】 検査体が抗原溶解液に溶解したアレル
ゲン抗原を抗原抗体反応により検出する請求項１２、１
３または１４のいずれかに記載のアレルゲン捕集および
検定キット。 - 【請求項１６】 使い捨て型または再使用型である請求
項１２〜１５のいずれかに記載のアレルゲン捕集および
検定キット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10944198A JPH11304800A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | アレルゲン捕集および検定キット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10944198A JPH11304800A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | アレルゲン捕集および検定キット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11304800A true JPH11304800A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14510333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10944198A Pending JPH11304800A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | アレルゲン捕集および検定キット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11304800A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001269518A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 抗アレルゲンフィルター及びその製造方法 |
| WO2008014709A1 (fr) * | 2006-07-26 | 2008-02-07 | Abon Biopharm (Hangzhou) Co., Ltd. | Dispositif d'analyse d'un échantillon biologique |
| US8871155B2 (en) | 2005-11-30 | 2014-10-28 | Alere Switzerland Gmbh | Devices for detecting analytes in fluid sample |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10944198A patent/JPH11304800A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001269518A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 抗アレルゲンフィルター及びその製造方法 |
| US8871155B2 (en) | 2005-11-30 | 2014-10-28 | Alere Switzerland Gmbh | Devices for detecting analytes in fluid sample |
| WO2008014709A1 (fr) * | 2006-07-26 | 2008-02-07 | Abon Biopharm (Hangzhou) Co., Ltd. | Dispositif d'analyse d'un échantillon biologique |
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