JP2000170850A - 調和減速歯車とこれを用いた安全ベルト装置 - Google Patents

調和減速歯車とこれを用いた安全ベルト装置

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JP2000170850A JP11305384A JP30538499A JP2000170850A JP 2000170850 A JP2000170850 A JP 2000170850A JP 11305384 A JP11305384 A JP 11305384A JP 30538499 A JP30538499 A JP 30538499A JP 2000170850 A JP2000170850 A JP 2000170850A
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reduction gear
eccentric body
teeth
harmonic reduction
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Robert Kopetzky
コペツキー ロバート
Thomas Kempfle
ケンプフル トーマス
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Takata Europe Vehicle Safety Technology GmbH
Takata Europe GmbH
Takata Corp
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Takata Europe Vehicle Safety Technology GmbH
Takata Europe GmbH
Takata Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H49/00Other gearings
    • F16H49/001Wave gearings, e.g. harmonic drive transmissions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/415Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means allowing a permanent locking of the retractor during the wearing of the belt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/04Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying rotary motion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造の減速歯車とすることにより、安
全ベルト装置におけるベルト巻取器を安価で軽量なもの
とする。 【解決手段】 外歯部材(14)の補完する開口(1
3)内に噛み合う駆動側の偏心体(12)と、ハウジン
グ側に固定され外歯部材(14)の周囲に配置され、外
歯部材(14)が、偏心体(12)が回転する際に、そ
の歯面上に沿って偏心体(12)の回転方向と反対方向
に転動する内歯リング(15)とからなる調和減速歯車
において、外歯部材(14)を2本のほぼ直径方向に反
対側に位置する歯(16,17)を有する構造とした。
これにより偏心体(12)の回転時の各状態において一
方の歯(16)が内歯リング(15)の歯谷部(18)
内へ押し入れられるとともに、他方の歯(17)が前記
内歯リング(15)からはずれ、前記偏心体(12)の
回転方向と反対向きに転動し、前記偏心体(12)の更
なる回転により前記他方の歯(17)が歯谷部に押し入
れられ、前記一方の歯(16)が歯谷部からはずれると
いう動作を引き続き連続させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は調和減速歯車とこれ
を用いた安全ベルト装置に係り、特にベルト巻取器に用
いられる減速歯車を簡単な構造で、安価で、軽量なもの
とした調和減速歯車と、この歯車を用いた安全ベルト装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】調和減速歯車は、サイクロイド歯車とも
呼ばれ、回転動作を相当程度まで段階的に減速させるこ
とができるという利点を有している。このために、偏心
体により駆動される外歯部材の外歯リングは、一般にこ
れを取り囲むハウジングに固定された内歯リングと協働
し、たとえば偏心体と反対の回転方向において内歯リン
グ上を転動するようになっている。このために、外歯部
材は、それを取り囲む内歯リングの直径より相当小さな
直径を有し、半径方向の一方向の転動動作が可能になっ
ている。外歯部材がそれを取り囲む内歯リングより少な
い歯数を有していることにより、減速比は外歯部材と内
歯リングの歯数の比によって設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の減速歯車は、
車両の安全ベルト装置のベルト巻取器(たとえば米国特
許第5 518 197号、ヨーロッパ特許公開公報第
0 844 152号を参照)において、安全ベルトが
多く引き出されたり、巻き取られたりするそれぞれの場
合に、引き出しを阻止するかあるいはベルトの引き出し
を再び可能にさせるように引出阻止手段を動作させるた
めに、特に有効とされている。これにより特に子供が座
席に拘束されている場合、子供がベルトで遊んでベルト
の安全保持機機能が損なわれる程度まで、ベルトを引き
出すことを防止することができる。ベルト巻取器は完全
に巻き取られた状態から完全に引き出された状態になる
まで相当数回転するため、前記引出阻止手段と、ベルト
引き出し動作の各終了時にのみ、所定の切替動作がトリ
ガーされる程度まで回転動作を段階的に減少させる巻取
器との間における減速歯車の配置が問題となる。
【0004】また、公知の減速歯車の短所は、2個の構
成部品とも全周にわたって歯が形成されるように求めら
れていることである。歯車や歯状リングはともに、製造
するのに複雑で高価なものとなり、特に車両における安
全ベルト装置において望ましくない重量増加ももたら
す。
【0005】そこで、本発明の目的は、切り替え可能な
引出阻止手段を備え、車両に搭載される安全ベルト装置
のために、特に用いられる当初より知られている種類の
減速歯車であって、相当程度に構造が簡単で、そのため
特に経済的に製造でき、また重量軽減が図れるような装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、外歯部材
が、数本の、好ましくは2本のほぼ直径方向に反対側に
位置する歯を有し、偏心体の回転時の各状態において一
方の歯が内歯リングの歯谷部内へ押し入れられるととも
に、他方の歯が前記内歯リングからはずれ、前記偏心体
の回転方向と反対向きに転動し、前記偏心体の更なる回
転により、前記他方の歯が歯谷部に押し入れられ、前記
一方の歯が歯谷部からはずれるという動作を引き続き連
続させるようにした発明の特徴部分により達成される。
【0007】本発明の思想は、その周縁全体にわたっ
て、直径方向の反対側に位置する外歯が2個の残された
歯として周方向の配置において減じられた外歯リングに
見いだすことができる。また、この本発明において、回
転軸に対してそれぞれの側に1個の歯を設けるのでな
く、複数の、特に2本のまた極端な場合には3本の歯が
形成されたような場合にも、その思想から逸脱するもの
ではない。
【0008】このようにして、直径方向に反対側の位置
にある歯は、内歯と噛み合うのとその噛み合いがはずれ
るのを、好ましくは1本の歯によって各状態において偏
心体を通じて、偏心体の回転方向と反対向きに、歯が各
状態において周方向に変位することにより、交互に生じ
させる。
【0009】したがって、本発明の設計において、従来
の外歯リングのすべての歯を、好ましくは2本を除いて
取り去ってしまい、さらに高度の簡素化された製品とし
たことにより、可能な限りの重量の軽減ももたらす。
【0010】本発明において、2個の歯は直径方向に反
対側に配置することが好ましい。
【0011】1個の歯谷部から次の歯谷部への経路にお
いて生じる、歯谷部に残っている各歯の転動移動を完璧
に制御するために、前記歯に対して少なくともほぼ90
°の角度をなして前記外歯部材上に配置され、前記歯が
次の歯谷部に確実に噛み合うような方法によって、前記
歯の周辺への動きを制限するようにした支持面が手段化
され、歯の次の歯谷部への完全な噛み合いを確実にして
いる。
【0012】前記歯及び前記支持面のアームは、前記歯
を支持する前記アームと支持面を支持するアームとが一
体として、十字形を形成することが好ましく、幹部は各
状態において90°の角度をなして配置されることが好
ましい。
【0013】前記偏心体のための開口は、前記アームす
なわち十字形が、それぞれ、前記偏心体を収容する開口
を、各状態において中央に位置にすることが好ましい。
【0014】前記切替手段のための接点手段は、支持面
が前記歯に対して少なくともほぼ90°の角度をなして
前記外歯部材上に配置され、前記歯が次の歯谷部に確実
に噛み合うような方法によって、前記歯の周辺への動き
を制限するように、わずか2個の歯を有する外歯部材に
好適な方法により取り付けられている。
【0015】本発明の安全ベルト装置において、前記偏
心体は特にスプリング力により巻き上げ方向に付勢され
るベルト巻取器と、引き出し阻止位置から引き出し解放
位置へ、またその逆向きに引出阻止手段を切り替える切
替手段とを備えた安全ベルト装置において、前記ベルト
巻取器は前記調和減速歯車の偏心体に回転不能に連結さ
れ、安全ベルトが少なくとも部分的にまたは完全に最後
まで巻き上げられた際に、前記引出阻止手段が前記ベル
トの引き出しを解放し、かつ安全ベルトが少なくとも部
分的にまたは完全に最後まで引き出された際に、前記引
出阻止手段が前記ベルトの引き出しを阻止するような方
法によって、前記引出阻止手段のための切替装置に対し
て接点手段を介して外歯部材が作用するように、回転不
能にベルト巻取器に連結される一方、前記接点手段はわ
ずか2個の歯を有する外歯部材上に配置されている。
【0016】本発明は、以下の図面を参照した実施の形
態によって説明される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1にあるように、偏心体12
は、偏心体12を矢印方向、すなわち時計回りに回転さ
せる、図1に想定して示された回転軸29上に配置され
ている。
【0018】この偏心体12は、偏心体を補完するよう
に、また外歯部材14の中央位置に形成された開孔内に
同軸的にはめ込まれており、本発明によれば、外歯部材
14は、直径方向に反対側に位置し、半径方向の外縁端
に1個の歯16,17がそれぞれ配置された2本のアー
ム19、20を有している。外歯部材14はアーム1
9、20と90°の角度をなした位置に、さらに2本の
直径方向に反対側に位置し、半径方向の外縁端に支持面
21、22がそれぞれ配置されたアーム23、24を有
する。アーム19、20、23、24は一体的に十字形
状を形成し、アーム19、20、23、24の遷移部
は、図1において符号30で示したように、それぞれ丸
く取り除かれている。
【0019】外歯部材14の周囲には回転軸29と同軸
的に内歯リング15が配置され、その直径は外歯部材1
4の1個の歯16が内歯リング15の歯谷部18に完全
に噛み合ったときに、反対側の歯17が内歯リング15
との噛み合いがはずれるような大きさに設定されてい
る。
【0020】支持面21、22の半径方向の範囲は、支
持面21、22の内歯リング15の歯31上への接触に
より、偏心体12によって引き起こされる外歯部材14
の回転動作が、歯16、17が内歯リング15の複数の
歯谷部18に従ってその都度完全に噛み合っていくこと
によって、安定した状態に置かれるようになっており、
その作用に関する以下の記載からその詳細が明らかにさ
れる。
【0021】偏心体12が図1に示した位置から矢印方
向の時計回りに回転し始めたと仮定する。この位置にお
いて、図1における下側の歯16は、最初に内歯リング
15の下側の歯谷部18に完全に噛み合っている。
【0022】図2にあるように、以下の続く各図におい
ても同様に、図1のもっとも重要な参照符号は繰り返し
示され、偏心体12が45°だけさらに時計回りに回転
すると、それにより外歯部材14は歯谷部18に対して
十分に左側に回動し、以下に図示したように、同様に外
歯部材14の上部の歯17は内歯リング15との噛み合
いがはずれ、さらに左側に位置して、内歯リング15の
上部の歯谷部18’と半径方向に一直線状をなす。この
とき左側の支持面21は、少なくとも内歯リング15の
歯31におおよそ隣接し、外歯部材14の上側の歯17
と歯谷部18’とがほとんど一直線状に並ぶことを保証
する。
【0023】もし、ここで偏心体12が図3にあるよう
に、さらに45°だけ回転すると、下側の歯16は歯谷
部18の外側に持ち上がりはじめ、また上側の歯17は
歯谷部18’内に入り込むように動き始める。この一連
の動作は偏心体12の回転動作の間、継続し、すなわち
図4にあるように、さらにここで90°の回転により上
側の歯17は上側の歯谷部18’に完全に入り込み、下
側の歯16は下側の歯谷部18から完全に離れるという
ことを意味する。このように、下側の歯16は上側の歯
谷部18’に対して反時計回りの回転を起こす。
【0024】図5にあるように、偏心体12はさらに9
0°だけ回転し続け、これにより上側の歯17は上側の
歯谷部18から離れはじめ、また下側の歯16は歯谷部
18に対して反時計方向に位置する更なる歯谷部1
8’’内に入り始める。このとき右側の支持面22は、
歯31上に相対し支持されており、歯谷部18’’内に
歯16が入り込むように完全な案内を実現する。
【0025】図1に関し、偏心体12が完全に回転した
後、外歯部材14の位置は図6にあるように、下側の歯
16が歯谷部18’’と完全に噛み合い、かつ上側の歯
17は上側の歯谷部18’との噛み合いが完全にはずれ
るようになる。
【0026】図1から図6に述べられた動作が、ここで
偏心体12の更に時計方向へ繰り返す、言い換えると外
歯部材14が反時計回りにおおよそ一様に、かつ偏心体
12よりまったく相当遅い速度で回転する。減速比は偏
心体のストローク及び/または歯31、歯谷部18と、
これに対応する内歯リング15の歯数によって設定する
ことができる。
【0027】本発明による構造の基本的な有効性は、も
はや歯車の回転運動によってなされるのでなく、2個の
歯を備えた外歯部材14の複合された押付けと傾き動作
とから成り立っている。
【0028】この構造の特に有効な点は、埃に対する十
分な鈍感さにもある。
【0029】図7は図1にある外歯部材14と同じ回転
位置を示している。とはいえ、それに加えて、図7から
8には、単に示された車両内の安全ベルト装置のベルト
巻取器11に対して回転不能なカップリング32も概略
的に図示されている。安全ベルトは、ベルト巻取器11
に巻き上げられており、符号28を付した破線によって
単に示されている。
【0030】それに加えて、図7から図9は外歯部材1
4に固定され、かつ半径方向アームとして想定される接
点手段25を概略的に示している。この接点手段25
は、車台に固定され、軸33に関して回動するととも
に、引出阻止手段27を動作させる切替装置26と協働
する。この引出阻止手段27は、弾性アーム34と断面
の一部が単に示された歯状リング35とからなり、歯状
リング35に前記アーム34が噛合し、安全ベルトが引
き出されるのでなく、引き込まれるように回転動作が連
結されるように機能する。歯状リング35と巻取器11
との間の作用カップリング36は、図7において一点鎖
線で単に示されている。
【0031】図7にあるように、安全ベルト28がほぼ
完全にベルト巻取器11に巻き上げられた状態を想定す
る。この状態では、接点手段25はアーム34が歯状リ
ング35に噛合しないような位置にあるべきであり、こ
の結果、引出阻止手段27は図7にあるように、ベルト
の引き出しを妨げない。
【0032】もし、ここで安全ベルト28が引き出され
ると、偏心体12は図7に示したように反時計回りに回
転し、下側の歯16と上側の歯17とが交互に内歯リン
グ15に噛合することによって、外歯部材14の大幅に
減速された時計回りの回転動作を生じさせる。安全ベル
ト28がほぼ完全に引き出されると(図8)、接点手段
25が図7に示した側と反対側から切替装置26に接近
し、このとき外歯部材14はほぼ完全な時計回りの回転
が実現している。
【0033】そして図9は、図7に対して完全な360
°回転の後の外歯部材14の回転位置を示している。こ
こで接触手段25は切替装置26に対して反対側から作
用し、さらに図8にある位置から図9にある位置まで外
歯部材14がさらに回転し、最終的にアーム34が歯状
リング35に噛合するように導かれ、これにより引出阻
止手段27は、この時点からそれ以上安全ベルト28が
引き出されないようにする方向において有効になる。
【0034】もし、最終的に安全ベルト28に拘束され
ている乗員が、あるタイミングでバックルをはずしたと
すると、図示されていない巻き取りバネの作用のもとで
巻き上げられる。このとき偏心体12は図1〜図6にお
いて想定したように時計回りに回転する。この外歯部材
14の反時計回りの回転を通じて接点手段25は切替装
置26から解放され、完全な回転の後、最終的に、切り
替え装置26が引出阻止手段27が再び引き出しを解放
するような位置まで移動し、再び図7に示したような位
置に達する。引出阻止手段27の引き出しを阻止する位
置から引き出しを解放する位置までの切り替えは、安全
ベルト28がほぼ完全に巻き取られた際に実現される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、歯車の回転運動によっ
てでなく、2個の歯を備えた簡単な構造の外歯部材によ
り減速が可能になり、その結果、安全ベルトの巻取器に
おいて巻き取り動作の確実な減速が可能になる。製造上
は、安価な製造コストで、軽量化された安全ベルト装置
を製造することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による調和減速歯車の端部位置での状態
を部分的に示した平断面図。
【図2】図1から偏心体を約45°だけ時計回りに回転
した状態を示した平断面図。
【図3】図1から偏心体を90°だけ時計回りに回転し
た状態を示した平断面図。
【図4】図1から偏心体を180°だけ時計回りに回転
した状態を示した平断面図。
【図5】図1から偏心体を270°だけ時計回りに回転
した状態を示した平断面図。
【図6】図1から偏心体を360°だけ時計回りに回転
した状態を示した平断面図。
【図7】図1に示した位置にあるように減速歯車が配置
され、ベルト巻取器に完全に巻き上げられた安全ベルト
が、まさに引き出され始める状態を示した車両内の安全
ベルト装置の模式図。
【図8】図7と同様の図において、外歯部材がほぼ時計
回りの回転を果たした状態を示した模式図。
【図9】図7と同様の図において、外歯部材が図7から
360°だけ回転し、ベルトの引き出しを阻止する方向
に引出阻止手段が作用した状態を示した模式図。
【符号の説明】
11 ベルト巻取器 12 偏心体 13 開口 14 外歯部材 15 内歯リング 16,17 歯 18,18’,18’’ 歯谷部 19,20,23,24 アーム 21,22 支持面 25 接触手段 26 切替装置 27 引出阻止手段 28 安全ベルト 29 回転軸 30 円弧状切り落とし 31 歯 32 カップリング 33 軸 34 アーム 35 歯状リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595101621 タカタ(ヨーロッパ)ビークル セイフテ ィ テクノロジ ゲーエムベーハー TAKATA(Europe)Vehic le Safety Technolog y GmbH ドイツ国 ウーエルエム 89081,サイエ ンス パーク,ヘルムホルツストラッセ 22 (72)発明者 ロバート コペツキー ドイツ連邦共和国ロンジー、アム ノウル 43/1 (72)発明者 トーマス ケンプフル ドイツ連邦共和国ビベルタル、ビューゲル マイスター−ケンプフル−ストラッセ13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外歯部材(14)の補完する開口(13)
    内に噛み合う駆動側の偏心体(12)と、ハウジング側
    に固定され外歯部材(14)の周囲に配置され、前記外
    歯部材(14)が、前記偏心体(12)が回転する際
    に、その歯面上に沿って偏心体(12)の回転方向と反
    対方向に転動する内歯リング(15)とからなる調和減
    速歯車において、 前記外歯部材(14)は、数本の、好ましくは2本のほ
    ぼ直径方向に反対側に位置する歯(16,17)を有
    し、前記偏心体(12)の回転時の各状態において一方
    の歯(16)が内歯リング(15)の歯谷部(18)内
    へ押し入れられるとともに、他方の歯(17)が前記内
    歯リング(15)からはずれ、前記偏心体(12)の回
    転方向と反対向きに転動し、前記偏心体(12)の更な
    る回転により前記他方の歯(17)が歯谷部に押し入れ
    られ、前記一方の歯(16)が歯谷部からはずれるとい
    う動作を引き続き連続させるようにしたことを特徴とす
    る調和減速歯車。
  2. 【請求項2】前記歯(16,17)は、2本の直径方向
    に反対側に位置するアーム(19,20)半径方向の外
    縁端に配置されたことを特徴とする請求項1記載の調和
    減速歯車。
  3. 【請求項3】支持面(21,22)が前記歯(16,1
    7)に対して少なくともほぼ90°の角度をなして前記
    外歯部材(14)上に配置され、前記歯(16,17)
    が次の歯谷部(18,18’)に確実に噛み合うような
    方法によって、前記歯(16,17)の周辺への動きを
    制限するようにしたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の調和減速歯車。
  4. 【請求項4】支持面(21,22)は、2本の直径方向
    に反対側に位置するアーム(23,24)の半径方向の
    外縁端に配置されたことを特徴とする請求項3記載の調
    和減速歯車。
  5. 【請求項5】前記歯(16,17)を支持する前記アー
    ム(19,20)と支持面(21,22)を支持するア
    ーム(23,24)とが一体として十字形状に配置され
    たことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の調和減速歯車。
  6. 【請求項6】前記アーム(19,20;23,24)す
    なわち十字形状(19,20;23,24)が、それぞ
    れ、前記偏心体(12)を収容する開口(13)を備え
    たことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1
    項に記載の調和減速歯車。
  7. 【請求項7】前記開口(13)は、前記歯(16,1
    7)および/または前記支持面(21,22)の少なく
    ともほぼ中央に位置することを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれか1項に記載の調和減速歯車。
  8. 【請求項8】引出阻止手段(27)のONとOFFとを
    選択的に切り替える切替装置(26)上の接触手段(2
    5)を介して前記外歯部材(14)が動作することを特
    徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の
    調和減速歯車。
  9. 【請求項9】特にスプリング力により巻き上げ方向に付
    勢されるベルト巻取器と、引き出し阻止位置から引き出
    し解放位置へ、またその逆向きに引出阻止手段(27)
    を切り替える切替手段(26)とを備えた安全ベルト装
    置において、 前記ベルト巻取器(11)は請求項1乃至請求項8のい
    ずれか1項に記載の調和減速歯車の偏心体(12)に回
    転不能に連結され、安全ベルト(28)が少なくとも部
    分的にまたは完全に最後まで巻き上げられた際に、前記
    引出阻止手段(27)が前記ベルトの引き出しを解放
    し、かつ安全ベルト(28)が少なくとも部分的にまた
    は完全に最後まで引き出された際に、前記引出阻止手段
    (27)が前記ベルトの引き出しを阻止するような方法
    によって、前記引出阻止手段(27)のための切替装置
    (26)に対して接点手段(25)を介して外歯部材
    (14)が動作することを特徴とする安全ベルト装置。
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