JP2000170678A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

ロータリ圧縮機

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JP2000170678A
JP2000170678A JP10347009A JP34700998A JP2000170678A JP 2000170678 A JP2000170678 A JP 2000170678A JP 10347009 A JP10347009 A JP 10347009A JP 34700998 A JP34700998 A JP 34700998A JP 2000170678 A JP2000170678 A JP 2000170678A
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Japan
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cylinder
middle plate
refrigerant gas
rotary compressor
opening
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JP10347009A
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Hiromichi Taniwa
弘通 谷和
Takekazu Obitani
武和 帯谷
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各シリンダ室内に冷媒ガスをインジェクショ
ンするためのインジェクション管を1つのみ設け、部品
点数を少なくした2シリンダ型のロータリ圧縮機を提供
する。 【解決手段】 ミドルプレート100の側面に連結され
たインジェクション管70が設けられている。また、イ
ンジェクション管70に連結されたインジェクション通
路71と、上シリンダ室355と下シリンダ室450と
に連通する、インジェクション通路71の先端から分岐
したインジェクションポート72とが設けられている。
それにより、上下シリンダ室355,450に1つのイ
ンジェクション管72で冷媒ガスを供給することが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ室にガス
を注入するインジェクション構造を有するとともに、ミ
ドルプレートを介して2つのシリンダ室を備えたロータ
リ圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、密閉ケーシング内にクランク
軸を有するモータと、クランク軸によって駆動され、冷
媒を圧縮する圧縮要素とを備えた、図14に示すような
ロータリ圧縮機230が、空調用などに用いられてい
る。
【0003】このロータリ圧縮機230の圧縮要素は、
クランク軸120が貫通する円柱状の開口を有するシリ
ンダ150と、シリンダ150の開口を上下から閉塞す
るフロントヘッド130およびリアヘッド140とを備
えている。シリンダ150の開口の内周側壁、フロント
ヘッド130およびリアヘッド140に囲まれた空間
は、冷媒の圧縮が行なわれるシリンダ室を構成する。
【0004】また、クランク軸120には、シリンダ室
の内部で回転するピストン部180がクランク軸120
の軸芯に対して偏心して形成され、このピストン部18
0には、その外周面に接しながらシリンダ150の内壁
に沿って公転する円筒状のローラ190が設けられてい
る。シリンダ室内には、シリンダ150に接続された吸
入管160により冷媒が送り込まれる。さらに、シリン
ダ室150の側面にはインジェクション管170が接続
されており、このインジェクション管170から、シリ
ンダ150およびリアヘッド140に設けられたインジ
ェクション通路171と、リアヘッド140からシリン
ダ室に開口するインジェクションポート172とを通し
て、冷凍サイクル内で気液分離された冷媒ガスがシリン
ダ室へ注入される。
【0005】この圧縮機230においては、上述のよう
に、インジェクション通路171およびインジェクショ
ンポート172を介して冷凍サイクル内の冷媒ガスをシ
リンダ室内に注入することによって、冷凍能力の向上を
図っている。すなわち、この方式は、図13に模式的に
示すように、冷凍サイクルにおいて圧縮された冷媒ガス
を凝縮器210から蒸発器205まで送る配管に設けら
れた、2機の膨張機構を有する気液分離機220内に中
間圧を発生させ、冷媒を液とガスとに分離させた後、分
離された冷媒ガスを圧縮機230のシリンダ室内に注入
することによって冷凍能力を高めるものであり、シリン
ダ室内への冷媒ガスの注入量を調節することにより冷凍
能力を可変にしたものである。
【0006】このような冷凍能力可変方式を採用した図
14に示す1シリンダ型のロータリ圧縮機230におい
ては、冷凍サイクルを正規に循環する冷媒ガスは吸入管
160からシリンダ室内へ流入するが、気液分離器22
0とインジェクション管170との間の弁が開くと、イ
ンジェクション管170からもシリンダ室内へ冷媒ガス
が注入される。このとき、シリンダ室内のローラ190
の端面191がインジェクションポート172を閉塞し
ない位置にあるときのみ、シリンダ室へ冷媒ガスが注入
されるため、ローラ190の端面191がインジェクシ
ョンポート172の開口を周期的に開閉することを利用
して、冷媒ガスの流入のON/OFF制御が行なわれ
る。
【0007】次に、上述した冷凍能力を可変にする方式
を、図15に示すような2シリンダ型のロータリ圧縮機
240に適用した場合の従来の構造について説明する。
従来の2シリンダ型のロータリ圧縮機240は、ロータ
リ圧縮機の圧縮要素として、ミドルプレート200と、
このミドルプレート200を上下から挟むとともに、そ
れぞれ円柱状の開口を有する上下シリンダ155,15
0と、上シリンダ155の開口を上から塞ぐフロントヘ
ッド130と、下シリンダ150の開口を下から塞ぐリ
アヘッド140とを備えている。ミドルプレート200
を介して上下に位置する上下シリンダ155,150の
開口は、それぞれ上下シリンダ室355,450を構成
する。
【0008】また、上下シリンダ室355,450の内
部には、クランク軸120と一体的に回転する上下ピス
トン部185,180が備えられ、この上下ピストン部
185,180の外周には、その周りに回動自在に、上
下シリンダ155,150のそれぞれの内壁に沿って公
転する上下ローラ195,190が設けられている。ま
た、上下シリンダ155,150には、冷凍サイクルを
正規に循環する冷媒ガスを2シリンダ型のロータリ圧縮
機240内に吸入する吸入管165,160がそれぞれ
に接続されている。
【0009】フロントヘッド130およびリアヘッド1
40には、インジェクション管175,170が接続さ
れとともに、このインジェクション管175,170に
連通するように、インジェクション通路176,171
およびインジェクションポート177、172が設けら
れ、これらを介して、冷凍サイクルの途中において気液
分離された冷媒ガスがシリンダ室内へ注入される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造である従来の2シリンダ型のロータリ圧縮機240
は、それぞれの上下シリンダ室350,455に冷媒ガ
スをインジェクションするために、ローラ195,19
0に対して相対的に位置決めされているインジェクショ
ンポート177,172をフロントヘッド130および
リアヘッド140の両方に設ける必要がある。それにと
もなって、インジェクション通路176,171および
インジェクション管175,170も、フロントヘッド
130およびリアヘッド140の両方に設ける必要があ
る。そのため、2シリンダ型のロータリ圧縮機240に
おいては、1シリンダ型のロータリ圧縮機230に対し
て部品点数が2倍になってしまうという問題がある。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、2シリンダ型のロータ
リ圧縮機の上下シリンダ室に冷媒ガスを1つのインジェ
クション管で注入することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のロータリ圧縮機は、密閉ケーシング内に回転駆動軸を
有する電動要素と、回転駆動軸によって駆動され、冷媒
ガスを圧縮する回転圧縮要素とを備えている。また、回
転圧縮要素は、回転駆動軸が貫通する穴を有するととも
に、この回転駆動軸の中心軸に対して垂直に配されたミ
ドルプレートと、このミドルプレートを回転駆動軸の中
心軸方向両側から挟む位置に設けられた、冷媒ガスの圧
縮室を構成する第1および第2シリンダ室とを含んでい
る。さらに、ミドルプレートには、密閉ケーシングの外
部から導入されたインジェクション管が接続されるとと
もに、このインジェクション管に連結し、かつ、第1お
よび第2シリンダ室のそれぞれに連通するように分岐し
た冷媒ガス通路が設けられている。このインジェクショ
ン管および冷媒ガス通路を通して、冷凍サイクル内で気
液分離された冷媒ガスを第1および第2シリンダ室に注
入することが可能となっている。
【0013】このような構造にすることにより、ミドル
プレートに設けられた1つのインジェクション管から分
岐した冷媒ガス通路が、第1シリンダ室と第2シリンダ
室とに連通しているため、第1シリンダ室と第2シリン
ダ室とにそれぞれ別個にインジェクション管および冷媒
ガス通路を設ける場合に比べて、部品点数を少なくする
ことができる。
【0014】また、ミドルプレートが冷媒ガス通路を有
しているため、冷媒ガス通路および第1および第2のシ
リンダに設けられた正規の冷媒ガス吸入管のそれぞれに
位置決め治具を挿入し、位置決め治具を回転駆動軸と略
垂直な方向に移動させることで、ミドルプレートと上下
シリンダとの相対的位置を決めを行うことが容易にな
る。
【0015】請求項2に記載の本発明のロータリ圧縮機
は、回転圧縮要素が、第1および第2シリンダ室の各々
の内壁に沿って、回転駆動軸の回転とともに、互いに位
相がずれた状態で公転する第1および第2のローラをさ
らに含み、冷媒ガス通路の第1シリンダ室への開口およ
び第2シリンダ室への開口の少なくともいずれか一方が
閉塞されている状態を保つように、第1および第2シリ
ンダ室に面する冷媒ガス通路の開口の位置および大きさ
が設定されている。
【0016】このような構造にすることにより、冷媒ガ
ス通路の第1シリンダ室への開口および第2シリンダ室
への開口の少なくともいずれか一方が閉塞されているた
め、第1シリンダ室内のガスと第2シリンダ室内のガス
とが混合することが防止される。そのため、第1シリン
ダ室および第2シリンダ室のそれぞれのガス圧を所定の
値に保持することが可能となる。それにより、所定のガ
ス圧を有する冷媒を送り出すことが可能となるため、イ
ンジェクション管および冷媒ガス通路をミドルプレート
にのみ設けた場合にも、所定の冷凍能力が発揮される。
【0017】請求項3に記載の本発明のロータリ圧縮機
は、第1および第2のローラが、それぞれ第1および第
2シリンダ室内を位相が180度ずれた状態で公転す
る。
【0018】このような構造にすることにより、位相が
180度ずれた状態で第1のローラおよび第2のローラ
が第1および第2シリンダ室内を公転することにより、
第1シリンダ室と第2シリンダ室とに等間隔で交互に冷
媒ガスを供給することができる。それにより、ロータリ
圧縮機は所望の冷凍能力を効率的に発揮することができ
る。
【0019】請求項4に記載の本発明のロータリ圧縮機
は、冷媒ガス通路の第1シリンダ室への開口および第2
シリンダ室への開口を、第1ローラおよび第2ローラが
それぞれ同時に塞ぐような回転駆動軸の回転角が少なく
とも5度以上となるように、冷媒ガス通路の開口の位置
および大きさが設定されている。
【0020】このような構造にすることにより、冷媒ガ
ス通路の第1シリンダ室への開口と第2シリンダ室への
開口とを第1および第2ローラが同時に塞ぐような駆動
軸軸の公転角が少なくとも5度以上であるため、冷媒ガ
ス通路のいずれか一方の開口は確実に閉塞される。その
結果、第1シリンダ室内のガスと第2シリンダ室内のガ
スとが混合することがより確実に防止される。
【0021】請求項5に記載の本発明のロータリ圧縮機
は、回転圧縮要素が、第1および第2シリンダ室を構成
するための、ミドルプレートの両主表面に対してそれぞ
れ固定された第1および第2シリンダを含み、第1のシ
リンダとミドルプレートとのそれぞれ、または、第2の
シリンダとミドルプレートとのそれぞれが、第1のシリ
ンダとミドルプレートと、または、第2のシリンダとミ
ドルプレートとにわたって連続して形成された第1の位
置決め穴または第2の位置決め穴を有し、位置第1の決
め穴のそれぞれ、または、第2の位置決め穴のそれぞれ
に密着しながら嵌合された位置決めピンをさらに備えて
いる。
【0022】このような構造にすることにより、位置決
めピンを用いるため、ミドルプレートは上下どちらか一
方のシリンダに対して位置決めがされ、さらに、回転駆
動軸および回転圧縮要素を介して、もう一方のシリンダ
に位置決めがされている。そのため、ミドルプレートと
第1および第2のシリンダとの相対的な位置を決めを行
うことが容易になる。その結果、第1および第2のロー
ラと、冷媒ガス通路の開口との相対的位置決めが精確に
行える。
【0023】請求項6に記載の本発明のロータリ圧縮機
は、第1のシリンダ、ミドルプレートおよび第2のシリ
ンダのそれぞれが、第1のシリンダ、ミドルプレートお
よび第2のシリンダにわたって連続して形成された複数
のボルト挿入穴と、第1のシリンダ、ミドルプレートお
よび第2のシリンダにわたって形成された、ボルト挿入
穴より小さな径を有する1つの位置決めボルト挿入穴と
を有し、位置決めボルト挿入穴に密着するように嵌合さ
れた位置決めボルトをさらに備えている。
【0024】このような構造にすることにより、位置決
めボルトを用いるため、ミドルプレートと第1および第
2のシリンダとの相対的位置を決めることが容易にでき
る。その結果、第1および第2のローラと、冷媒ガス通
路の開口との相対的位置決めが精確に行える。
【0025】しかしながら、2個以上のボルト挿入穴を
小さくし位置決めボルトと嵌合するようにすれば、ボル
ト挿入穴の形成誤差により、位置決めボルトの挿入がで
きず、ミドルプレートと第1および第2のシリンダとの
固定ができないという不都合な現象が生じる。そこで、
1個のみの位置決めボルト挿入穴を他のボルト挿入穴よ
り小さくすることで、位置決めボルト挿入穴以外の他の
ボルト挿入穴と、このボルト挿入穴に挿入される位置決
めボルトと同一の径を有する他のボルトとは、若干の隙
間を有する。そのため、ボルト挿入穴に形成誤差があっ
た場合にも、ミドルプレートと上下シリンダとの固定が
できないという不都合な現象が生じることが抑制され
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態のロ
ータリ圧縮機を、図1〜図12を用いて説明する。本実
施の形態のロータリ圧縮機300は、図1に示すよう
に、ロータリ圧縮機の圧縮要素として、ミドルプレート
100と、このミドルプレート100を上下から挟むと
ともに、それぞれ円柱状の開口を有する上下シリンダ5
5,50と、上シリンダ55の開口を上から塞ぐフロン
トヘッド30と、下シリンダ50の開口を下から塞ぐリ
アヘッド40とを備えている。ミドルプレート100を
介して上下に位置する上下シリンダ55,50の開口
は、それぞれ上下シリンダ室355,450を構成す
る。
【0027】また、上下シリンダ室355,450の内
部には、回転駆動軸であるクランク軸20と一体的に回
転する上下ピストン部85,80が設けられ、この上下
ピストン部85,80の外周には、その周りに回動自在
に、上下シリンダ55,50のそれぞれの内壁に沿って
公転する上下ローラ95,90が設けられている。ま
た、上下シリンダ55,50には、冷凍サイクルを正規
に循環する冷媒ガスをロータリ圧縮機300内に吸入す
る吸入管65,60がそれぞれに接続されている。ま
た、フロントヘッド30側およびリアヘッド40側から
見た状態は、図2および図3の矢印Bおよび矢印Cに従
って見た部分断面図に示すような状態となる。
【0028】上記ミドルプレート100には、インジェ
クション管70が接続されるとともに、このインジェク
ション管70に連通するように、インジェクション通路
71およびインジェクションポート72が設けられ、こ
れらを介して、冷凍サイクルの途中において気液分離さ
れた冷媒ガスがシリンダ室355,450内へ注入され
る。
【0029】上記のような構造にすることにより、本実
施の形態の2シリンダ型のロータリ圧縮機300は、1
つのインジェクション管70からインジェクション通路
71を経て分岐したインジェクションポート72が上シ
リンダ室355と下シリンダ室450とに連通している
ため、上シリンダ室355と下シリンダ室450とのそ
れぞれにインジェクション管を設ける場合に比べて、部
品点数を少なくすることができる。
【0030】しかしながら、上記構造を有する2シリン
ダ型のロータリ圧縮機300では、圧縮サイクルの上下
ローラ95,90の公転移動状態において、上シリンダ
355と下シリンダ室450とが連通すると、上下シリ
ンダ355,450内のそれぞれ異なる圧力を有する冷
媒ガスが混合してしまう。それにより、冷媒ガスが必要
程度に圧縮されず、冷凍機の能力が低下する恐れ、およ
び、過圧縮の冷媒ガスがインジェクションポート72か
らインジェクション通路71を通りインジェクション管
70へ逆流する恐れが生じる。
【0031】そこで、本実施の形態のロータリ圧縮機3
00では、上記の上ローラ95および下ローラ90は、
上シリンダ室355内および下シリンダ室450内を、
それぞれ位相が180度ずれた状態で公転するように設
けられている。さらに、上ローラ95および下ローラ9
0により、分岐したインジェクションポート72の上シ
リンダ室355および下シリンダ室450への開口の少
なくともいずれか一方が閉塞されるように、インジェク
ションポート72の開口の位置および大きさが設定され
ている。
【0032】このように、インジェクションポート72
の上シリンダ室355への開口および下シリンダ室45
0への開口の少なくともいずれか一方が上ローラ95ま
たは下ローラ90により閉塞されることにより、上シリ
ンダ室355内の冷媒ガスと下シリンダ室450内の冷
媒ガスとが混合することが防止される。そのため、上シ
リンダ室355および下シリンダ室450の冷媒ガスの
それぞれ異なるガス圧は、所定の値に保持される。その
結果、インジェクション管70をミドルプレート100
にのみ設けた本実施の形態の2シリンダ型のロータリ圧
縮機300においても、所定の能力が確保される。
【0033】また、位相が180度ずれた状態で上ロー
ラ95および下ローラ90が公転することにより、冷媒
ガスは、上シリンダ室355と下シリンダ室450とに
等間隔で交互に供給される。それにより、上下シリンダ
室355,450から送り出される冷媒ガスのそれぞれ
は、所定のガス圧に保持されて等間隔で吐出されるた
め、2シリンダ型のロータリ圧縮機300は効率的に機
能を発揮することができる。
【0034】このとき、上記インジェクションポート7
2は、上シリンダ室355内の冷媒ガスと下シリンダ室
450内の冷媒ガスとが混合することが、より確実に防
止されるために、上ローラ95と下ローラ90とが分岐
したインジェクションポート72の上シリンダ室355
への開口と下シリンダ室450への開口とを同時に塞
ぐ、クランク軸120の回転角が、少なくとも5度以上
となるように設けられている。
【0035】次に、本実施の形態のロータリ圧縮機30
0のミドルプレート100および上下シリンダ55,5
0の位置決めの手段について説明する。
【0036】本実施の形態の2シリンダ型のロータリ圧
縮機300は、図4および図5に示すように、ミドルプ
レート100と上シリンダ55と、または、ミドルプレ
ート100と下シリンダ50との相対的な位置を決める
ための、ミドルプレート100に設けられた位置決めピ
ン穴101と上下シリンダ55,50のいずれか一方に
設けられた同径の位置決めピン穴58または位置決めピ
ン穴53と、上シリンダ55とミドルプレート100
と、または、下シリンダ50とミドルプレート100と
を固定した状態において、位置決めピン穴58,101
のそれぞれまたは位置決めピン穴53,101のそれぞ
れに密着しながら嵌合された位置決めピン1とを備えて
いる。
【0037】さらに、本実施の形態のロータリ圧縮機3
00のミドルプレート100と上シリンダ55および下
シリンダ50のそれぞれは、図4および図5に示すよう
に、上シリンダ55、ミドルプレート100および下シ
リンダ50に設けられた複数のボルト穴57,102,
52と、このボルト挿入穴57,100,52より小さ
な径を有する同径の他の1つの位置決めボルト挿入穴5
7a,102a,52aを有している。また、この位置
決めボルト挿入穴57a,102a,52aおよびボル
ト挿入穴57,102,52には、位置決めボルト2a
および位置決めボルト2aと同径のボルト2が嵌合する
ように設けられている。
【0038】上記のような本実施の形態のロータリ圧縮
機300のような2シリンダ型の場合、シリンダ室35
5内のガスと下シリンダ室450内のガスとが混合する
ことをより確実に防止するために、ミドルプレート10
0に対してシリンダ55,50を精確に位置決めし、イ
ンジェクションポート72の上下ローラ95,90に対
する位置を精確に固定する必要がある。そのため、上記
位置決めピン1または位置決めボルト2aを用いてミド
ルプレート100と上下シリンダ55,50との相対的
位置が決められるが、位置決めボルト2aを使用して位
置決めをするときは、2個以上の位置決めボルト挿入穴
が位置決めボルト2aと密着するように設計すると、位
置決めボルト挿入穴の形成誤差により、位置決めボルト
が挿入できず、ミドルプレート100と上下シリンダ5
5,50との固定ができないという不都合な現象が生じ
る。
【0039】そこで、本実施の形態のロータリ圧縮機3
00においては、1個のみの位置決めボルト挿入穴52
a,102a,57aを他のボルト挿入穴52,10
2,57より小さくすることで、ボルト挿入穴の形成誤
差により、ミドルプレート100と上下シリンダ55,
50との固定ができないという不都合な現象が生じるこ
とが抑制される。さらに、図4および図5に示すよう
に、インジェクション管70およびシリンダ吸込横穴5
6,51に位置決め治具3,4を挿入して、クランク軸
20に対して略垂直方向に操作することにより、ミドル
プレート100と上下シリンダ55,50との相対的位
置は、容易に調節される。
【0040】上記のような構造とすることで、インジェ
クションポート72が最適位置に設定されることにより
生じる効果を図6〜図12を用いて説明する。
【0041】図6〜図11は、上下揺動ブッシュ98,
93の回転運動と上下ブレード部97,92の往復運動
とを利用して、上下ピストン部85,80の回転によ
り、上下シリンダ55,50の内周側面に沿うように、
上下ローラ95,90が公転する状態を所定の位置で示
したものである。この場合、上シリンダ55内の上ピス
トン部85と下シリンダ50内の下ピストン部80とは
位相が180度ずれた状態で固定されている。ここで、
上揺動ブッシュ98のある位置を上死点とし、上ピスト
ン部85のクランク軸20に対する偏心方向が上死点に
ある状態を、回転角0度とする。
【0042】図6および図7は、上シリンダ55を基準
として、上死点からのピストン部85のクランク軸20
に対する偏心方向の回転角が60度の場合の上下シリン
ダ55,50のそれぞれの内部を示す断面図である。ま
た、図8および図9は、上シリンダ55を基準として、
上死点からの上ピストン部85のクランク軸20に対す
る偏心方向の回転角が175度の場合の上下シリンダ5
5,50のそれぞれの内部を示す断面図である。また、
図10および図11は、上シリンダ55を基準として、
上死点からの上ピストン部85のクランク軸20に対す
る偏心方向の回転角が240度の場合の上下シリンダ5
5,50のそれぞれ内部を示す断面図である。
【0043】図6および図7に示すような状態では、上
シリンダ55内の上ローラ95の端面96は、インジェ
クションポート72の開口を塞がず、下シリンダ50内
の下ローラ90の端面91は、インジェクションポート
72の開口を塞ぐ。これにより、上シリンダ55内へ
は、インジェクションポート72の開口から冷媒ガスが
供給され、下シリンダ50内へは、インジェクションポ
ート72の開口から冷媒ガスが供給されない。
【0044】また、図8および図9に示すような状態で
は、上シリンダ55内の上ローラ95の端面96は、イ
ンジェクションポート72の開口を塞ぎ、下シリンダ5
0内の下ローラ90の端面91も、インジェクションポ
ート72の開口を塞ぐ。これにより、上シリンダ55内
へは、インジェクションポート72から冷媒ガスが供給
されず、また、下シリンダ50内へも、インジェクショ
ンポート72の開口から冷媒ガスが供給されない。
【0045】また、図10および図11に示すような状
態では、上シリンダ55内の上ローラ95の端面96
は、インジェクションポート72の開口を塞ぎ、下シリ
ンダ50内の下ローラ90の端面91は、インジェクシ
ョンポート72の開口を塞がない。これにより、上シリ
ンダ55内へは、インジェクションポート72の開口か
ら冷媒ガスが供給されず、下シリンダ50内へは、イン
ジェクションポート72の開口から冷媒ガスが供給され
る。
【0046】上記図6〜図11に示すような、一連の上
下ローラ95,90の公転によるインジェクションポー
ト72の開口の開閉と、上下ピストン部85,80のク
ランク軸20に対する偏心方向の回転角との関係が図1
2に示されている。図12のグラフにおける線5は、上
シリンダ室355へのインジェクションポート72の開
口の開閉動作を示し、点線6は、下シリンダ室450へ
のインジェクションポート72の開口の開閉動作を示
す。これにより、回転角160度〜170度および34
0度〜350度の間で上下シリンダ室355,450の
両方へのインジェクションポート72の開口がともに閉
塞状態となることが分かる。
【0047】それにより、上下シリンダ室355,45
0が連通しないように、上下ローラ85,80が公転す
るため、上下シリンダ室355,450のガスが混合す
ることが防止される。それにより、冷媒ガスが必要程度
に圧縮されないために生じる、圧縮機の能力低が抑制さ
れる。また、過圧縮の冷媒ガスがインジェクションポー
ト72からインジェクション通路71を通りインジェク
ション管70へ逆流することが防止される。その結果、
インジェクションポート72をミドルプレート100か
ら分岐させて上下シリンダ室355,450にガスを供
給しても、それぞれのシリンダ室355,450から送
り出される冷媒ガスは所定のガス圧を有するため、本実
施の形態のロータリ圧縮機300は、所望の能力が発揮
される。
【0048】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって、制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明のロータリ圧縮
機によれば、2シリンダ型のロータリ圧縮機において、
上シリンダ室と下シリンダ室とのそれぞれにインジェク
ション管を設ける場合に比べて、部品点数を少なくする
ことができる。
【0050】請求項2に記載の本発明のロータリ圧縮機
によれば、2シリンダ型のロータリ圧縮機において、上
シリンダ室および下シリンダ室のガス圧が所定の値に保
持されるため、インジェクション管をミドルプレートに
のみ設けた場合にも、所望の能力が発揮される。
【0051】請求項3に記載の本発明のロータリ圧縮機
によれば、2シリンダ型のロータリ圧縮機において、上
シリンダ室と下シリンダ室とに等間隔で交互に冷媒ガス
が供給されるため、所望の機能が効率的に発揮される。
【0052】請求項4に記載の本発明のロータリ圧縮機
によれば、上シリンダ室への開口と下シリンダ室への開
口とを同時に塞ぐようなクランク軸の回転角が少なくと
も5度以上であるため、ミドルプレートにのみ設けられ
たインジェクション管から上下シリンダ室に冷媒ガスが
供給される場合いおいても、上シリンダ室内のガスと下
シリンダ室内のガスとが混合することがより確実に防止
される。
【0053】請求項5に記載の本発明のロータリ圧縮機
によれば、位置決めピンを用いるため、冷媒ガス通路の
開口と上下ローラとの相対的位置を容易に決めることが
可能となる。
【0054】請求項6に記載の本発明のロータリ圧縮機
によれば、位置決めボルトを用いるため、冷媒ガス通路
と上下ローラとの相対的位置を容易に決めることができ
る。また、1個のボルト穴のみを他の穴よ小さくするこ
とで、ミドルプレートと上下シリンダとの固定ができな
いという不都合な現象が生じることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の2シリンダ型のロータ
リ圧縮機を示す部分断面図である。
【図2】図1に示した2シリンダ型のロータリ圧縮機
を、図1における矢印Bに従って見た部分断面図であ
る。
【図3】図1に示した2シリンダ型のロータリ圧縮機
を、図1における矢印Cに従って見た部分断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態におけるミドルプレート
の平面図である。
【図5】本発明の一実施の形態における上下シリンダ、
クランク軸が所定の回転角を有する場合の、上下ローラ
および上下ピストン部の位置関係を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態における上シリンダ内の
上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の回転角が
上死点から60度の場合の、上シリンダ内の上ローラが
インジェクションポートの上シリンダ室への開口を開い
た状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態における上シリンダ内の
上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の回転角が
上死点から60度の場合の、下シリンダ内の下ローラが
インジェクションポートの下シリンダ室への開口を閉じ
た状態を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態における上シリンダ内の
上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の回転角が
上死点から175度の場合の、上シリンダ内の上ローラ
がインジェクションポートの上シリンダ室への開口を閉
じた状態を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態における上シリンダ内の
上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の回転角が
上死点から175度の場合の、下シリンダ内の下ローラ
がインジェクションポートの下シリンダ室への開口を閉
じた状態を示す断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態における上シリンダ内
の上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の回転角
が上死点から240度の場合の、上シリンダ内の上ロー
ラがインジェクションポートの上シリンダ室への開口を
閉じた状態を示す断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態における上シリンダ内
の上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の回転角
が上死点から240度の場合の、下シリンダ内の下ロー
ラがインジェクションポートの下シリンダ室への開口を
開いた状態を示す断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態における上シリンダ内
の上ピストン部のクランク軸に対する偏心方向の上死点
からの回転角と、上下シリンダ内の上下ローラによるイ
ンジェクションポートの上下開口のそれぞれの開閉状態
とを示すグラフを表す図である。
【図13】従来の圧縮機に気液分離機で分離されたガス
が送られるサイクルを示した模式図である。
【図14】従来の1シリンダ型のロータリの圧縮機を示
す断面図である。
【図15】従来の2シリンダ型のロータリの圧縮機のそ
れぞれの上下シリンダにインジェクション管が設けられ
ている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 位置決めピン 2 ボルト 2a 位置決めボルト 3,4 位置決め治具 5 線 6 点線 10 回転子 20 クランク軸 30 フロントヘッド 40 リアヘッド 50 下シリンダ 55 上シリンダ 51,56 シリンダ吸入横穴 52,57,102 位置決めボルト挿入穴 53,58,101 位置決めピン穴 60,65 吸入管 70 インジェクション管 71 インジェクション通路 72 インジェクションポート 80 下ピストン部 85 上ピストン部 90 下ローラ 95 上ローラ 91,96 端面 92 下ブレード部 97 上ブレード部 93 下揺動ブッシュ 98 上揺動ブッシュ 100 ミドルプレート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケーシング内に回転駆動軸(20)
    を有する電動要素と、前記回転駆動軸(20)によって
    駆動され、冷媒ガスを圧縮する回転圧縮要素とを備え、 前記回転圧縮要素は、 前記回転駆動軸(20)が貫通する穴を有するととも
    に、該回転駆動軸(20)の中心軸に対して垂直に配さ
    れたミドルプレート(100)と、 該ミドルプレート(100)を前記回転駆動軸(20)
    の中心軸方向両側から挟む位置に設けられた、冷媒ガス
    の圧縮室を構成する第1および第2シリンダ室(35
    5,450)とを含み、 前記ミドルプレート(100)には、前記密閉ケーシン
    グの外部から導入されたインジェクション管(70)が
    接続されるとともに、該インジェクション管(70)に
    連結し、かつ、前記第1および第2シリンダ室(35
    5,450)のそれぞれに連通するように分岐した冷媒
    ガス通路(71,72)が設けられ、 前記インジェクション管(70)および前記冷媒ガス通
    路(71,72)を通して、冷凍サイクル内で気液分離
    された冷媒ガスを前記第1および第2シリンダ室(35
    5,450)に注入することを可能にした、ロータリ圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 前記回転圧縮要素が、前記第1および第
    2シリンダ室(355,450)の各々の内壁に沿っ
    て、前記回転駆動軸(20)の回転とともに、互いに位
    相がずれた状態で公転する第1および第2のローラ(9
    5,90)をさらに含み、 前記冷媒ガス通路(71,72)の前記第1シリンダ室
    (355)への開口および前記第2シリンダ室(45
    0)への開口の少なくともいずれか一方が閉塞されてい
    る状態を保つように、前記第1および第2シリンダ室
    (355,450)に面する前記冷媒ガス通路(71,
    72)の開口の位置および大きさが設定された、請求項
    1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のローラ(95,9
    0)が、それぞれ前記第1および第2シリンダ室(35
    5,450)内を位相が180度ずれた状態で公転す
    る、請求項2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記冷媒ガス通路(71,72)の前記
    第1シリンダ室(355)への開口および前記第2シリ
    ンダ室(450)への開口を、前記第1ローラ(95)
    および前記第2ローラ(90)がそれぞれ同時に塞ぐよ
    うな回転駆動軸(20)の回転角が少なくとも5度以上
    となるように、前記冷媒ガス通路(71,72)の開口
    の位置および大きさが設定された、請求項2または3に
    記載のロータリ圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記回転圧縮要素が、前記第1および第
    2シリンダ室(355,450)を構成するための、前
    記ミドルプレート(100)の両主表面に対してそれぞ
    れ固定された第1および第2シリンダ(55,50)を
    含み、 前記第1のシリンダ(55)と前記ミドルプレート(1
    00)とのそれぞれ、または、前記第2のシリンダ(5
    0)と前記ミドルプレート(100)とのそれぞれが、
    前記第1のシリンダ(55)と前記ミドルプレート(1
    00)と、または、前記第2のシリンダ(50)と前記
    ミドルプレート(100)とにわたって連続して形成さ
    れた第1の位置決め穴(53,101)または第2の位
    置決め穴(58,101)を有し、 前記第1の位置決め穴(53,101)のそれぞれ、ま
    たは、前記第2の位置決め穴(58,101)のそれぞ
    れに密着しながら嵌合された位置決めピン(1)をさら
    に備える、請求項1〜4のいずれかに記載のロータリ圧
    縮機。
  6. 【請求項6】 前記第1のシリンダ(55)、前記ミド
    ルプレート(100)および前記第2のシリンダ(5
    0)のそれぞれが、前記第1のシリンダ(55)、前記
    ミドルプレート(100)および前記第2のシリンダ
    (50)にわたって連続して形成された複数のボルト挿
    入穴(57,102,52)と、 前記第1のシリンダ(55)、前記ミドルプレート(1
    00)および前記第2のシリンダ(50)にわたって形
    成された、前記ボルト挿入穴(57,100,52)よ
    り小さな径を有する1つの位置決めボルト挿入穴(57
    a,102a,52a)とを有し、 前記位置決めボルト挿入穴(52a,102a,57
    a)に密着するように嵌合された位置決めボルト(2)
    をさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載のロー
    タリ圧縮機。
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