JP2000169438A - アリ―ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents
アリ―ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤Info
- Publication number
- JP2000169438A JP2000169438A JP11277849A JP27784999A JP2000169438A JP 2000169438 A JP2000169438 A JP 2000169438A JP 11277849 A JP11277849 A JP 11277849A JP 27784999 A JP27784999 A JP 27784999A JP 2000169438 A JP2000169438 A JP 2000169438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- alkyl
- substituted
- cycloalkyl
- alkoxy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】作物に悪影響を及ぼすことなく、植物病害、特
にイネいもち病に対し高い防除効果を有する新規殺菌剤
を提供する。 【解決手段】一般式[1] (式中、AはXnによって置換されたフェニル基等、X
はC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子等、nは1〜3の
整数、R1は水素原子、C1〜C6アルキル基等、R2及び
R3はC1〜C6アルキル基等、R4は水素原子等、Qはヒ
ドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基等を表す。)にて示
されるアリール酢酸アミド誘導体、及び農園芸用殺菌
剤。
にイネいもち病に対し高い防除効果を有する新規殺菌剤
を提供する。 【解決手段】一般式[1] (式中、AはXnによって置換されたフェニル基等、X
はC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子等、nは1〜3の
整数、R1は水素原子、C1〜C6アルキル基等、R2及び
R3はC1〜C6アルキル基等、R4は水素原子等、Qはヒ
ドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基等を表す。)にて示
されるアリール酢酸アミド誘導体、及び農園芸用殺菌
剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文献未記載の新規
化合物であるアリール酢酸アミド誘導体及びこれを有効
成分として含有する農園芸用殺菌剤に関するものであ
る。
化合物であるアリール酢酸アミド誘導体及びこれを有効
成分として含有する農園芸用殺菌剤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ある種のアリールアルカン酸アミド誘導
体が殺菌活性を有することは既に知られている(特開平
9−48750号、特開平10−45695号公報明細
書)。しかしながら、そこには本発明化合物は開示され
ていない。
体が殺菌活性を有することは既に知られている(特開平
9−48750号、特開平10−45695号公報明細
書)。しかしながら、そこには本発明化合物は開示され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、農園芸用殺菌剤
の多用により薬剤に対する耐性菌が出現し、既存の薬剤
では充分な殺菌活性を示さないことがある。また、環境
問題から低濃度で効率良く有害菌を防除できる新しい殺
菌剤が求められている。
の多用により薬剤に対する耐性菌が出現し、既存の薬剤
では充分な殺菌活性を示さないことがある。また、環境
問題から低濃度で効率良く有害菌を防除できる新しい殺
菌剤が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来知ら
れた殺菌剤に優る殺菌活性を有する薬剤を開発するため
に、種々の新規なアリール酢酸アミド誘導体を合成し、
その生理活性について検討したところ、本発明化合物が
イネいもち病等に対して優れた殺菌活性を有するととも
に、有用作物に対しなんら害を及ぼさないことを見出
し、本発明を完成するに至った。
れた殺菌剤に優る殺菌活性を有する薬剤を開発するため
に、種々の新規なアリール酢酸アミド誘導体を合成し、
その生理活性について検討したところ、本発明化合物が
イネいもち病等に対して優れた殺菌活性を有するととも
に、有用作物に対しなんら害を及ぼさないことを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、(1)一般式[1]
【0006】
【化2】
【0007】[式中、AはXnによって置換されたフェ
ニル基又はXnによって置換されてもよいナフチル基を
表し、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜
C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、C3〜C6シ
クロアルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、ヒドロキシ
基、C1〜C6アルコキシ基、C2〜C6アルケニルオキシ
基、C2〜C6アルキニルオキシ基、C3〜C6シクロアル
キルオキシ基、C1〜C4ハロアルコキシ基、フェノキシ
基(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。)、C1〜C6アルキルチオ
基、C1〜C4ハロアルキルチオ基、フェニルチオ基(該
基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、C
1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子によっ
て置換されてもよい。)、アミノ基、C1〜C6アルキル
アミノ基、C1〜C6ジアルキルアミノ基、シアノ基、フ
ェニル基(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロア
ルキル基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲ
ン原子によって置換されてもよい。)、アラルキル基
(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。) 又はC1〜C6アルコキ
シカルボニル基を表し、nは1〜3の整数を表し、R1
は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアル
キル基、C1〜C4ハロアルキル基、ハロゲン原子、C1
〜C6アルコキシ基、C3〜C6シクロアルコキシ基又は
C1〜C4ハロアルコキシ基を表し、R2はC1〜C6アル
キル基、C3〜C6シクロアルキル基又はC1〜C4ハロア
ルキル基を表し、R3はC1〜C6アルキル基、C2〜C6
アルケニル基、C3〜C6シクロアルキル基(該基はC1
〜C6アルキル基、ハロゲン原子によって置換されても
よい。)又はC1〜C4ハロアルキル基を表し、あるいは
R2とR3は結合している炭素原子と共に5員〜7員環の
シクロアルキル基(該基はC1〜C6アルキル基、ハロゲ
ン原子によって置換されてもよい。)を形成してもよ
く、R4は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シ
クロアルキル基を表し、Qはヒドロキシ基、C1〜C6ア
ルコキシ基又はC3〜C6シクロアルキルオキシ基を表
す。]にて示されるアリール酢酸アミド誘導体及び
(2)これらのアリール酢酸アミド誘導体を有効成分と
して含有する農園芸用殺菌剤である。
ニル基又はXnによって置換されてもよいナフチル基を
表し、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜
C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、C3〜C6シ
クロアルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、ヒドロキシ
基、C1〜C6アルコキシ基、C2〜C6アルケニルオキシ
基、C2〜C6アルキニルオキシ基、C3〜C6シクロアル
キルオキシ基、C1〜C4ハロアルコキシ基、フェノキシ
基(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。)、C1〜C6アルキルチオ
基、C1〜C4ハロアルキルチオ基、フェニルチオ基(該
基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、C
1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子によっ
て置換されてもよい。)、アミノ基、C1〜C6アルキル
アミノ基、C1〜C6ジアルキルアミノ基、シアノ基、フ
ェニル基(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロア
ルキル基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲ
ン原子によって置換されてもよい。)、アラルキル基
(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。) 又はC1〜C6アルコキ
シカルボニル基を表し、nは1〜3の整数を表し、R1
は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアル
キル基、C1〜C4ハロアルキル基、ハロゲン原子、C1
〜C6アルコキシ基、C3〜C6シクロアルコキシ基又は
C1〜C4ハロアルコキシ基を表し、R2はC1〜C6アル
キル基、C3〜C6シクロアルキル基又はC1〜C4ハロア
ルキル基を表し、R3はC1〜C6アルキル基、C2〜C6
アルケニル基、C3〜C6シクロアルキル基(該基はC1
〜C6アルキル基、ハロゲン原子によって置換されても
よい。)又はC1〜C4ハロアルキル基を表し、あるいは
R2とR3は結合している炭素原子と共に5員〜7員環の
シクロアルキル基(該基はC1〜C6アルキル基、ハロゲ
ン原子によって置換されてもよい。)を形成してもよ
く、R4は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シ
クロアルキル基を表し、Qはヒドロキシ基、C1〜C6ア
ルコキシ基又はC3〜C6シクロアルキルオキシ基を表
す。]にて示されるアリール酢酸アミド誘導体及び
(2)これらのアリール酢酸アミド誘導体を有効成分と
して含有する農園芸用殺菌剤である。
【0008】まず、本明細書において用いられる用語に
ついて、以下説明する。なお、本明細書における、例え
ば「C1〜C6」等の表記は、これに続く置換基の炭素数
が、この場合では1乃至6であることを表している。
ついて、以下説明する。なお、本明細書における、例え
ば「C1〜C6」等の表記は、これに続く置換基の炭素数
が、この場合では1乃至6であることを表している。
【0009】C1〜C6アルキル基とは、直鎖又は分岐鎖
状のアルキル基を表し、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−
ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘ
キシル基、イソヘキシル基、3,3−ジメチルブチル基
等を挙げることができる。
状のアルキル基を表し、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−
ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘ
キシル基、イソヘキシル基、3,3−ジメチルブチル基
等を挙げることができる。
【0010】C3〜C6シクロアルキル基とは、例えばシ
クロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
等を挙げることができる。
クロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
等を挙げることができる。
【0011】C1〜C4ハロアルキル基とは、ハロゲン原
子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルキル基
を表し、例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ジ
フルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメ
チル基、ペンタフルオロエチル基等を挙げることができ
る。
子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルキル基
を表し、例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ジ
フルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメ
チル基、ペンタフルオロエチル基等を挙げることができ
る。
【0012】C2〜C6アルケニル基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルケニル基を表し、例えばビニル基、1−プロ
ペニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−ブテニル
基、2−ブテニル基等を挙げることができる。
鎖状のアルケニル基を表し、例えばビニル基、1−プロ
ペニル基、アリル基、イソプロペニル基、1−ブテニル
基、2−ブテニル基等を挙げることができる。
【0013】C2〜C6アルキニル基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルキニル基を表し、例えばエチニル基、1−プ
ロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−
ブチニル基、3−ブチニル基、4−メチル−1−ペンチ
ニル基、3−メチル−1−ペンチニル基等を挙げること
ができる。
鎖状のアルキニル基を表し、例えばエチニル基、1−プ
ロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−
ブチニル基、3−ブチニル基、4−メチル−1−ペンチ
ニル基、3−メチル−1−ペンチニル基等を挙げること
ができる。
【0014】アラルキル基とは、アリール基によって置
換された直鎖又は分岐鎖状のC1〜C3アルキル基を表
し、例えばベンジル基、フェネチル基、1−ナフチルメ
チル基、2−ナフチルメチル基等を挙げることができ
る。
換された直鎖又は分岐鎖状のC1〜C3アルキル基を表
し、例えばベンジル基、フェネチル基、1−ナフチルメ
チル基、2−ナフチルメチル基等を挙げることができ
る。
【0015】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子及びヨウ素原子を示す。
子、臭素原子及びヨウ素原子を示す。
【0016】C1〜C6アルコキシ基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルコキシ基を表し、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブト
キシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、ter
t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、イソペンチル
オキシ基、n−ヘキシルオキシ基等を挙げることができ
る。
鎖状のアルコキシ基を表し、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブト
キシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、ter
t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、イソペンチル
オキシ基、n−ヘキシルオキシ基等を挙げることができ
る。
【0017】C2〜C6アルケニルオキシ基とは、直鎖又
は分岐鎖状のアルケニルオキシ基を表し、例えばアリル
オキシ基、イソプロペニルオキシ基、2−ブテニルオキ
シ基等を挙げることができる。
は分岐鎖状のアルケニルオキシ基を表し、例えばアリル
オキシ基、イソプロペニルオキシ基、2−ブテニルオキ
シ基等を挙げることができる。
【0018】C2〜C6アルキニルオキシ基とは、直鎖又
は分岐鎖状のアルキニルオキシ基を表し、例えば2−プ
ロピニルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニ
ルオキシ基等を挙げることができる。
は分岐鎖状のアルキニルオキシ基を表し、例えば2−プ
ロピニルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニ
ルオキシ基等を挙げることができる。
【0019】C3〜C6シクロアルキルオキシ基とは、例
えばシクロプロピルオキシ基、シクロペンチルオキシ
基、シクロヘキシルオキシ基等を挙げることができる。
えばシクロプロピルオキシ基、シクロペンチルオキシ
基、シクロヘキシルオキシ基等を挙げることができる。
【0020】C1〜C4ハロアルコキシ基とは、ハロゲン
原子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルコキ
シ基を表し、例えばフルオロメトキシ基、ジフルオロメ
トキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエ
トキシ基等を挙げることができる。
原子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルコキ
シ基を表し、例えばフルオロメトキシ基、ジフルオロメ
トキシ基、トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエ
トキシ基等を挙げることができる。
【0021】C1〜C6アルキルチオ基とは、直鎖又は分
岐鎖状のアルキルチオ基を表し、例えばメチルチオ基、
エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ
基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブ
チルチオ基、tert−ブチルチオ基、n−ヘキシルチ
オ基等を挙げることができる。
岐鎖状のアルキルチオ基を表し、例えばメチルチオ基、
エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ
基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブ
チルチオ基、tert−ブチルチオ基、n−ヘキシルチ
オ基等を挙げることができる。
【0022】C1〜C4ハロアルキルチオ基とは、ハロゲ
ン原子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルキ
ルチオ基を表し、例えば、ジフルオロメチルチオ基、ト
リフルオロメチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基
等を挙げることができる。
ン原子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルキ
ルチオ基を表し、例えば、ジフルオロメチルチオ基、ト
リフルオロメチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基
等を挙げることができる。
【0023】C1〜C6アルキルアミノ基とは、直鎖又は
分岐鎖状のアルキルアミノ基を表し、例えばメチルアミ
ノ基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、イソプ
ロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、イソブチルアミ
ノ基、sec−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミ
ノ基、n−ヘキシルアミノ基等を挙げることができる。
分岐鎖状のアルキルアミノ基を表し、例えばメチルアミ
ノ基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、イソプ
ロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、イソブチルアミ
ノ基、sec−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミ
ノ基、n−ヘキシルアミノ基等を挙げることができる。
【0024】C1〜C6ジアルキルアミノ基とは、例えば
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミ
ノ基、ジブチルアミノ基等を挙げることができる。
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミ
ノ基、ジブチルアミノ基等を挙げることができる。
【0025】C1〜C6アルコキシカルボニル基とは、直
鎖又は分岐鎖状のアルコキシカルボニル基を表し、例え
ばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−
プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニ
ル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブト
キシカルボニル基、n−ペンチルオキシカルボニル基、
n−ヘキシルオキシカルボニル基等を挙げることができ
る。
鎖又は分岐鎖状のアルコキシカルボニル基を表し、例え
ばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−
プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニ
ル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブト
キシカルボニル基、n−ペンチルオキシカルボニル基、
n−ヘキシルオキシカルボニル基等を挙げることができ
る。
【0026】一般式[1]で表される本発明化合物の中
には、分子内に1個以上の不斉炭素原子を有しているも
のがあり、そのような化合物には光学異性体が存在す
る。純粋な個々のジアステレオマー、エナンチオマー及
びこれらの混合物も本発明化合物に含まれる。
には、分子内に1個以上の不斉炭素原子を有しているも
のがあり、そのような化合物には光学異性体が存在す
る。純粋な個々のジアステレオマー、エナンチオマー及
びこれらの混合物も本発明化合物に含まれる。
【0027】
【発明の実施の形態】一般式[1]で表される本発明化
合物の好ましい化合物としては、AがXnによって置換
されたフェニル基又は2−ナフチル基で、R1が水素原
子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又はメト
キシ基で、R2がメチル基、エチル基又はn−プロピル
基で、R3がメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、1
−メチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基又はジクロロメチル基で、R4が水素原子、メ
チル基、エチル基、イソプロピル基又はシクロプロピル
基で、Qがヒドロキシ基又はメトキシ基で、Xがフッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エ
チル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブ
チル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、ジフルオロ
メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、フェノキシ基、
メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基、ジ
フルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はフェニル基で、
nが1〜2の整数である化合物を挙げることができる。
合物の好ましい化合物としては、AがXnによって置換
されたフェニル基又は2−ナフチル基で、R1が水素原
子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基又はメト
キシ基で、R2がメチル基、エチル基又はn−プロピル
基で、R3がメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、1
−メチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基又はジクロロメチル基で、R4が水素原子、メ
チル基、エチル基、イソプロピル基又はシクロプロピル
基で、Qがヒドロキシ基又はメトキシ基で、Xがフッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル基、エ
チル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブ
チル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、ジフルオロ
メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、フェノキシ基、
メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基、ジ
フルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はフェニル基で、
nが1〜2の整数である化合物を挙げることができる。
【0028】次に、一般式[1]で表される本発明化合
物の具体例を表1〜表15に示すが、これらに限られる
ものではない。
物の具体例を表1〜表15に示すが、これらに限られる
ものではない。
【0029】表中の記号はそれぞれ以下の意味を示す。
Meとはメチル基を示し、Etとはエチル基を示し、P
rとはn−プロピル基を示し、Pr−iとはイソプロピ
ル基を示し、Buとはn−ブチル基を示し、Bu−iと
はイソブチル基を示し、Bu−sとはsec−ブチル基
を示し、Bu−tとはtert−ブチル基を示し、Pr
−cとはシクロプロピル基を示し、Bu−cとはシクロ
ブチル基を示し、Pen−cとはシクロペンチル基を示
し、Phとはフェニル基を示す。また、例えばPh(2
−Cl)とは2−クロロフェニル基を示す。
Meとはメチル基を示し、Etとはエチル基を示し、P
rとはn−プロピル基を示し、Pr−iとはイソプロピ
ル基を示し、Buとはn−ブチル基を示し、Bu−iと
はイソブチル基を示し、Bu−sとはsec−ブチル基
を示し、Bu−tとはtert−ブチル基を示し、Pr
−cとはシクロプロピル基を示し、Bu−cとはシクロ
ブチル基を示し、Pen−cとはシクロペンチル基を示
し、Phとはフェニル基を示す。また、例えばPh(2
−Cl)とは2−クロロフェニル基を示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】
【表7】
【0037】
【表8】
【0038】
【表9】
【0039】
【表10】
【0040】
【表11】
【0041】
【表12】
【0042】
【表13】
【0043】
【表14】
【0044】
【表15】
【0045】一般式[1]で示される本発明化合物は、
例えば以下に示す製造法に従って製造することができ
る。 <製造法1>
例えば以下に示す製造法に従って製造することができ
る。 <製造法1>
【0046】
【化3】
【0047】(式中、R1、R2、R3、R4及びAは前記
と同じ意味を表し、Lはハロゲン原子を示す。) 本発明化合物[1−A]の中間体である化合物[2]
は、一般式[4]で示されるアリール酢酸ハライド類を
塩基の存在下に、一般式[5]で示されるアミン類又は
その塩と反応させることにより製造することができる。
と同じ意味を表し、Lはハロゲン原子を示す。) 本発明化合物[1−A]の中間体である化合物[2]
は、一般式[4]で示されるアリール酢酸ハライド類を
塩基の存在下に、一般式[5]で示されるアミン類又は
その塩と反応させることにより製造することができる。
【0048】この反応は通常、溶媒中で行われる。使用
できる溶媒としては、反応を阻害しない溶媒であればよ
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、又は、N,N−ジメチルホルムアミド、スルホラン
等の非プロトン性極性溶媒あるいはこれらから選択され
る溶媒を組み合わせた混合溶媒を用いることができる。
できる溶媒としては、反応を阻害しない溶媒であればよ
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、又は、N,N−ジメチルホルムアミド、スルホラン
等の非プロトン性極性溶媒あるいはこれらから選択され
る溶媒を組み合わせた混合溶媒を用いることができる。
【0049】塩基としては、この型の反応に一般的に用
いられるものが使用できる。例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化
カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、又はト
リエチルアミン、トリメチルアミン等の第三級アミン
類、ピリジン、ピコリン等の有機塩基等が挙げられ、好
ましくはアルカリ金属炭酸塩類、第三級アミン類が挙げ
られる。これらの塩基の使用量は、特に制限されるもの
ではないが、一般式[4]で示されるアリール酢酸ハラ
イド類に対して1.0〜2.0当量使用される。
いられるものが使用できる。例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化
カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、又はト
リエチルアミン、トリメチルアミン等の第三級アミン
類、ピリジン、ピコリン等の有機塩基等が挙げられ、好
ましくはアルカリ金属炭酸塩類、第三級アミン類が挙げ
られる。これらの塩基の使用量は、特に制限されるもの
ではないが、一般式[4]で示されるアリール酢酸ハラ
イド類に対して1.0〜2.0当量使用される。
【0050】一般式[4]で示されるアリール酢酸ハラ
イド類と一般式[5]で示されるアミン類は一般的には
等モル量使用されるが、どちらか一方を1〜50モル%
過剰に使用することもある。
イド類と一般式[5]で示されるアミン類は一般的には
等モル量使用されるが、どちらか一方を1〜50モル%
過剰に使用することもある。
【0051】反応温度は、−50℃〜150℃の範囲、
好ましくは0℃〜60℃の範囲において行われる。反応
時間は1〜30時間が好ましい。
好ましくは0℃〜60℃の範囲において行われる。反応
時間は1〜30時間が好ましい。
【0052】一般式[4]で示されるアリール酢酸ハラ
イド類は、一般式[3]で表されるアリール酢酸類を、
例えば、塩化チオニル、五塩化リン、三臭化リン等のハ
ロゲン化剤と反応させることにより製造することができ
る。
イド類は、一般式[3]で表されるアリール酢酸類を、
例えば、塩化チオニル、五塩化リン、三臭化リン等のハ
ロゲン化剤と反応させることにより製造することができ
る。
【0053】
【化4】
【0054】(式中、R1、A及びLは前記と同じ意味
を示す。) 一般式[3]で示される化合物は、公知の方法〔例え
ば、The Journal of Organic
Chemistry、第13巻、第763頁(1948
年);Journal of the America
n Chemical Society、第82巻、第
4602頁(1960年);Organic Synt
heses、第4巻、第403頁(1988年)に記載
の方法〕あるいはそれに準じた方法で製造することがで
きる。
を示す。) 一般式[3]で示される化合物は、公知の方法〔例え
ば、The Journal of Organic
Chemistry、第13巻、第763頁(1948
年);Journal of the America
n Chemical Society、第82巻、第
4602頁(1960年);Organic Synt
heses、第4巻、第403頁(1988年)に記載
の方法〕あるいはそれに準じた方法で製造することがで
きる。
【0055】また、一般式[5]で示される化合物は、
公知の方法〔例えばThe Journal of O
rganic Chemistry、第49巻、第12
08頁(1984年)に記載の方法〕あるいはそれに準
じた方法で製造することができる。
公知の方法〔例えばThe Journal of O
rganic Chemistry、第49巻、第12
08頁(1984年)に記載の方法〕あるいはそれに準
じた方法で製造することができる。
【0056】次に、本発明化合物[1−A]は、一般式
[2]で示されるアリール酢酸アミド誘導体を還元剤と
反応させることにより製造することができる。
[2]で示されるアリール酢酸アミド誘導体を還元剤と
反応させることにより製造することができる。
【0057】この反応は通常、溶媒中で行われる。使用
できる溶媒としては、反応を阻害しない溶媒であればよ
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール類又は、水とアルコール類と
の混合溶媒を用いることができる。
できる溶媒としては、反応を阻害しない溶媒であればよ
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール類又は、水とアルコール類と
の混合溶媒を用いることができる。
【0058】還元剤としては、この型の反応に一般的に
用いられるものが使用できる。例えば、水素化ホウ素リ
チウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウ
ム、トリアルキル水素化ホウ素リチウム、トリアルキル
水素化ホウ素ナトリウム又はシアノ水素化ホウ素ナトリ
ウム等が挙げられ、好ましくは水素化ホウ素ナトリウム
が挙げられる。これらの還元剤の使用量は、特に制限さ
れるものではないが、好ましくは、一般式[2]で示さ
れるアリール酢酸アミド誘導体に対して0.5〜2.0当
量使用される。
用いられるものが使用できる。例えば、水素化ホウ素リ
チウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウ
ム、トリアルキル水素化ホウ素リチウム、トリアルキル
水素化ホウ素ナトリウム又はシアノ水素化ホウ素ナトリ
ウム等が挙げられ、好ましくは水素化ホウ素ナトリウム
が挙げられる。これらの還元剤の使用量は、特に制限さ
れるものではないが、好ましくは、一般式[2]で示さ
れるアリール酢酸アミド誘導体に対して0.5〜2.0当
量使用される。
【0059】反応温度は、−70℃〜150℃の範囲、
好ましくは−20℃〜50℃の範囲において行われる。
反応時間は1〜30時間が好ましい。 <製造法2>
好ましくは−20℃〜50℃の範囲において行われる。
反応時間は1〜30時間が好ましい。 <製造法2>
【0060】
【化5】
【0061】(式中、R1、R2、R3、R4、A及びL
は、前記と同じ意味を表し、R5はC1〜C6アルキル基
又はC3〜C6シクロアルキル基を表す。) 本発明化合物[1−B]は、一般式[1−A]で示され
るアリール酢酸アミド類を塩基の存在下に、一般式
[6]で示されるハロゲン化アルキル類又はハロゲン化
シクロアルキル類と反応させることにより製造すること
ができる。
は、前記と同じ意味を表し、R5はC1〜C6アルキル基
又はC3〜C6シクロアルキル基を表す。) 本発明化合物[1−B]は、一般式[1−A]で示され
るアリール酢酸アミド類を塩基の存在下に、一般式
[6]で示されるハロゲン化アルキル類又はハロゲン化
シクロアルキル類と反応させることにより製造すること
ができる。
【0062】この反応は通常、溶媒中で行われる。使用
できる溶媒としては、反応を阻害しない溶媒であればよ
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、メタノール、エタノール等のアルコール類又は、ジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、
スルホラン等の非プロトン性極性溶媒あるいはこれらか
ら選択される溶媒を組み合わせた混合溶媒を用いること
ができる。
できる溶媒としては、反応を阻害しない溶媒であればよ
く、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘ
キサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、メタノール、エタノール等のアルコール類又は、ジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、
スルホラン等の非プロトン性極性溶媒あるいはこれらか
ら選択される溶媒を組み合わせた混合溶媒を用いること
ができる。
【0063】塩基としては、この型の反応に一般的に用
いられるものが使用できる。例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化
カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸
水素塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアル
カリ金属水素化物、ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート等のアルカリ金属アルコラート類、トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン等の第三級アミン類又はピ
リジン等の有機塩基等が挙げられ、好ましくはアルカリ
金属炭酸塩類、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属ア
ルコラート類が挙げられる。これらの塩基の使用量は、
特に制限されるものではないが、必要な場合には、一般
式[1−A]で示されるアリール酢酸アミド類に対して
1.0〜2.0当量使用される。
いられるものが使用できる。例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化
カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸
水素塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアル
カリ金属水素化物、ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート等のアルカリ金属アルコラート類、トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン等の第三級アミン類又はピ
リジン等の有機塩基等が挙げられ、好ましくはアルカリ
金属炭酸塩類、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属ア
ルコラート類が挙げられる。これらの塩基の使用量は、
特に制限されるものではないが、必要な場合には、一般
式[1−A]で示されるアリール酢酸アミド類に対して
1.0〜2.0当量使用される。
【0064】一般式[1−A]で示されるアリール酢酸
アミド類と一般式[6]で示されるハロゲン化アルキル
類は一般的には等モル使用されるが、どちらか一方を1
〜50モル%過剰に使用することもある。
アミド類と一般式[6]で示されるハロゲン化アルキル
類は一般的には等モル使用されるが、どちらか一方を1
〜50モル%過剰に使用することもある。
【0065】反応温度は、−50℃〜150℃の範囲、
好ましくは0℃〜100℃の範囲において行われる。反
応時間は1〜30時間が好ましい。
好ましくは0℃〜100℃の範囲において行われる。反
応時間は1〜30時間が好ましい。
【0066】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明化合物の製造
法、製剤法並びに用途を具体的に説明する。
法、製剤法並びに用途を具体的に説明する。
【0067】<製造例1> 2−(4−クロロフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−
1−イソプロピル−1−メチルプロピル)プロピオンア
ミド(化合物番号1−6)の製造 a)アセトニトリル20mlに3−アミノ−3,4−ジ
メチル−2−ペンタノン塩酸塩1.3g、炭酸カリウム
2.6gを加えた。この混合物に2−(4−クロロフェ
ニル)プロピオニルクロリド1.7gを氷冷下で滴下し
た。室温で2時間撹拌した後、水にあけ、酢酸エチルで
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
にて酢酸エチルを留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し、融点140〜143℃の2
−(4−クロロフェニル)−N−(1−イソプロピル−
1−メチル−2−オキソプロピル)プロピオンアミド
1.3g(収率56%)を得た。
1−イソプロピル−1−メチルプロピル)プロピオンア
ミド(化合物番号1−6)の製造 a)アセトニトリル20mlに3−アミノ−3,4−ジ
メチル−2−ペンタノン塩酸塩1.3g、炭酸カリウム
2.6gを加えた。この混合物に2−(4−クロロフェ
ニル)プロピオニルクロリド1.7gを氷冷下で滴下し
た。室温で2時間撹拌した後、水にあけ、酢酸エチルで
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
にて酢酸エチルを留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し、融点140〜143℃の2
−(4−クロロフェニル)−N−(1−イソプロピル−
1−メチル−2−オキソプロピル)プロピオンアミド
1.3g(収率56%)を得た。
【0068】b)メタノール100mlに2−(4−ク
ロロフェニル)−N−(1−イソプロピル−1−メチル
−2−オキソプロピル)プロピオンアミド3.0gを溶
解した。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.7gを
氷冷下で加えた。室温で1時間撹拌した後、水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にて酢酸エチルを留去し、融点91〜94
℃の目的物2.6g(収率83%)を得た。
ロロフェニル)−N−(1−イソプロピル−1−メチル
−2−オキソプロピル)プロピオンアミド3.0gを溶
解した。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.7gを
氷冷下で加えた。室温で1時間撹拌した後、水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にて酢酸エチルを留去し、融点91〜94
℃の目的物2.6g(収率83%)を得た。
【0069】<製造例2> N−(2−ヒドロキシ−1−イソプロピル−1−メチル
プロピル)−2−(2−ナフチル)プロピオンアミド
(化合物番号2−1)の製造 a)アセトニトリル50mlに3−アミノ−3,4−ジ
メチル−2−ペンタノン塩酸塩0.9g、トリエチルア
ミン1.1gを加えた。この混合物に2−(2−ナフチ
ル)プロピオニルクロリド1.1gを氷冷下で滴下し
た。室温で1時間撹拌した後、水にあけ、酢酸エチルで
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
にて酢酸エチルを留去した。残渣をヘキサンで洗浄し、
融点135〜138℃のN−(1−イソプロピル−1−
メチル−2−オキソプロピル)−2−(2−ナフチル)
プロピオンアミド1.3g(収率83%)を得た。
プロピル)−2−(2−ナフチル)プロピオンアミド
(化合物番号2−1)の製造 a)アセトニトリル50mlに3−アミノ−3,4−ジ
メチル−2−ペンタノン塩酸塩0.9g、トリエチルア
ミン1.1gを加えた。この混合物に2−(2−ナフチ
ル)プロピオニルクロリド1.1gを氷冷下で滴下し
た。室温で1時間撹拌した後、水にあけ、酢酸エチルで
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
にて酢酸エチルを留去した。残渣をヘキサンで洗浄し、
融点135〜138℃のN−(1−イソプロピル−1−
メチル−2−オキソプロピル)−2−(2−ナフチル)
プロピオンアミド1.3g(収率83%)を得た。
【0070】b)メタノール20mlにN−(1−イソ
プロピル−1−メチル−2−オキソプロピル)−2−
(2−ナフチル)プロピオンアミド1.3gを溶解し
た。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.23gを氷
冷下で加えた。室温で4時間撹拌した後、水にあけ、酢
酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下にて酢酸エチルを留去した。残渣をヘキサン
で洗浄し、融点82〜85℃の目的物1.0g(収率7
6%)を得た。
プロピル−1−メチル−2−オキソプロピル)−2−
(2−ナフチル)プロピオンアミド1.3gを溶解し
た。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.23gを氷
冷下で加えた。室温で4時間撹拌した後、水にあけ、酢
酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下にて酢酸エチルを留去した。残渣をヘキサン
で洗浄し、融点82〜85℃の目的物1.0g(収率7
6%)を得た。
【0071】<製造例3> 2−(4−ブロモフェニル)−N−(2−ヒドロキシ−
1−イソプロピル−1−メチルプロピル)−2−メトキ
シアセトアミド(化合物番号1−20)の製造 a)アセトニトリル100mlに3−アミノ−3,4−
ジメチル−2−ペンタノン塩酸塩3.4g、炭酸カリウ
ム6.0gを加えた。この混合物に2−(4−ブロモフ
ェニル)−2−メトキシアセチルクロリド5.0gを氷
冷下で滴下した。室温で2時間撹拌した後、水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にて酢酸エチルを留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、融点84〜8
7℃の2−(4−ブロモフェニル)−N−(1−イソプ
ロピル−1−メチル−2−オキソプロピル)−2−メト
キシアセトアミド6.3g(収率78%)を得た。
1−イソプロピル−1−メチルプロピル)−2−メトキ
シアセトアミド(化合物番号1−20)の製造 a)アセトニトリル100mlに3−アミノ−3,4−
ジメチル−2−ペンタノン塩酸塩3.4g、炭酸カリウ
ム6.0gを加えた。この混合物に2−(4−ブロモフ
ェニル)−2−メトキシアセチルクロリド5.0gを氷
冷下で滴下した。室温で2時間撹拌した後、水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にて酢酸エチルを留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、融点84〜8
7℃の2−(4−ブロモフェニル)−N−(1−イソプ
ロピル−1−メチル−2−オキソプロピル)−2−メト
キシアセトアミド6.3g(収率78%)を得た。
【0072】b)メタノール20mlに2−(4−ブロ
モフェニル)−N−(1−イソプロピル−1−メチル−
2−オキソプロピル)−2−メトキシアセトアミド0.
8gを溶解した。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム
0.2gを氷冷下で加えた。室温で3時間撹拌した後、
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下にて酢酸エチルを留去し、屈折
率1.5285(20℃)の目的物0.6g(収率74
%)を得た。
モフェニル)−N−(1−イソプロピル−1−メチル−
2−オキソプロピル)−2−メトキシアセトアミド0.
8gを溶解した。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム
0.2gを氷冷下で加えた。室温で3時間撹拌した後、
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下にて酢酸エチルを留去し、屈折
率1.5285(20℃)の目的物0.6g(収率74
%)を得た。
【0073】<製造例4> 2−(4−クロロフェニル)−N−(1−イソプロピル
−2−メトキシ−1−メチルプロピル)プロピオンアミ
ド(化合物番号1−9)の製造 テトラヒドロフラン20mlに2−(4−クロロフェニ
ル)−N−(2−ヒドロキシ−1−イソプロピル−1−
メチルプロピル)プロピオンアミド0.5gを溶解し
た。この溶液に水素化ナトリウム0.7gを氷冷下で徐
々に加えた。室温で1時間撹拌した後、ヨウ化メチル
1.0gを滴下した。24時間撹拌した後、水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にて酢酸エチルを留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、融点69〜7
2℃の目的物0.25g(収率48%)を得た。
−2−メトキシ−1−メチルプロピル)プロピオンアミ
ド(化合物番号1−9)の製造 テトラヒドロフラン20mlに2−(4−クロロフェニ
ル)−N−(2−ヒドロキシ−1−イソプロピル−1−
メチルプロピル)プロピオンアミド0.5gを溶解し
た。この溶液に水素化ナトリウム0.7gを氷冷下で徐
々に加えた。室温で1時間撹拌した後、ヨウ化メチル
1.0gを滴下した。24時間撹拌した後、水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下にて酢酸エチルを留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、融点69〜7
2℃の目的物0.25g(収率48%)を得た。
【0074】<製造例5> 2−(4−クロロフェニル)−N−[1−(1−シクロ
プロピル−1−ヒドロキシメチル)−1,2−ジメチル
プロピル]プロピオンアミド(化合物番号1−11)の
製造 a)トルエン30mlに1−アミノ−1,2−ジメチル
プロピルシクロプロピルケトン塩酸塩3.0g、トリエ
チルアミン3.5gを加えた。この混合物に2−(4−
クロロフェニル)プロピオニルクロリド3.5gを氷冷
下で滴下した。室温で3時間撹拌した後、水にあけ、ト
ルエンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下にてトルエンを留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、融点129〜13
2℃の2−(4−クロロフェニル)−N−(1−シクロ
プロピルカルボニル−1,2−ジメチルプロピル)プロ
ピオンアミド4.0g(収率73%)を得た。
プロピル−1−ヒドロキシメチル)−1,2−ジメチル
プロピル]プロピオンアミド(化合物番号1−11)の
製造 a)トルエン30mlに1−アミノ−1,2−ジメチル
プロピルシクロプロピルケトン塩酸塩3.0g、トリエ
チルアミン3.5gを加えた。この混合物に2−(4−
クロロフェニル)プロピオニルクロリド3.5gを氷冷
下で滴下した。室温で3時間撹拌した後、水にあけ、ト
ルエンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下にてトルエンを留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、融点129〜13
2℃の2−(4−クロロフェニル)−N−(1−シクロ
プロピルカルボニル−1,2−ジメチルプロピル)プロ
ピオンアミド4.0g(収率73%)を得た。
【0075】b)メタノール100mlに2−(4−ク
ロロフェニル)−N−(1−シクロプロピルカルボニル
−1,2−ジメチルプロピル)プロピオンアミド2.0
gを溶解した。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.
3gを氷冷下で加えた。室温で2時間撹拌した後、水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下にて酢酸エチルを留去し、融点15
4〜157℃の目的物1.7g(収率85%)を得た。
ロロフェニル)−N−(1−シクロプロピルカルボニル
−1,2−ジメチルプロピル)プロピオンアミド2.0
gを溶解した。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.
3gを氷冷下で加えた。室温で2時間撹拌した後、水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下にて酢酸エチルを留去し、融点15
4〜157℃の目的物1.7g(収率85%)を得た。
【0076】製造例1〜製造例5に示した方法に準じて
製造した本発明化合物の実施例を上の製造例で示した化
合物とともに表16〜表18に示す。
製造した本発明化合物の実施例を上の製造例で示した化
合物とともに表16〜表18に示す。
【0077】なお、異性体Mとは2個又は4個のジアス
テレオマー混合物を表す。
テレオマー混合物を表す。
【0078】
【表16】
【0079】
【表17】
【0080】
【表18】
【0081】次に本発明化合物の合成中間体を参考例と
して表19〜表21に示す。なお、異性体Mとは2個又は4
個のジアステレオマー混合物を表す。
して表19〜表21に示す。なお、異性体Mとは2個又は4
個のジアステレオマー混合物を表す。
【0082】
【表19】
【0083】
【表20】
【0084】
【表21】
【0085】本発明の農園芸用殺菌剤は、一般式[1]
で示されるアリール酢酸アミド誘導体を有効成分として
含有してなる。本発明化合物を農園芸用殺菌剤として使
用する場合には、その目的に応じて有効成分を適当な剤
型で用いることができる。通常は有効成分を不活性な液
体または固体の担体で希釈し、必要に応じて界面活性
剤、その他をこれに加え、粉剤、水和剤、乳剤、粒剤等
の製剤形態で使用できる。有効成分の配合割合は必要に
応じ適宜選ばれるが、粉剤及び粒剤とする場合は0.1
〜20%(重量)、また、乳剤及び水和剤とする場合は
5〜80%(重量)が適当である。
で示されるアリール酢酸アミド誘導体を有効成分として
含有してなる。本発明化合物を農園芸用殺菌剤として使
用する場合には、その目的に応じて有効成分を適当な剤
型で用いることができる。通常は有効成分を不活性な液
体または固体の担体で希釈し、必要に応じて界面活性
剤、その他をこれに加え、粉剤、水和剤、乳剤、粒剤等
の製剤形態で使用できる。有効成分の配合割合は必要に
応じ適宜選ばれるが、粉剤及び粒剤とする場合は0.1
〜20%(重量)、また、乳剤及び水和剤とする場合は
5〜80%(重量)が適当である。
【0086】好適な担体としては、例えばタルク、ベン
トナイト、クレー、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボ
ン、バーミキュライト、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の
固体担体、イソプロピルアルコール、キシレン、シクロ
ヘキサノン、メチルナフタレン等の液体担体等があげら
れる。界面活性剤及び分散剤としては、例えばジナフチ
ルメタンスルホン酸塩、アルコール硫酸エステル塩、ア
ルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノアルキレート等があげられる。補助剤と
してはカルボキシメチルセルロース等があげられる。
トナイト、クレー、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボ
ン、バーミキュライト、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の
固体担体、イソプロピルアルコール、キシレン、シクロ
ヘキサノン、メチルナフタレン等の液体担体等があげら
れる。界面活性剤及び分散剤としては、例えばジナフチ
ルメタンスルホン酸塩、アルコール硫酸エステル塩、ア
ルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノアルキレート等があげられる。補助剤と
してはカルボキシメチルセルロース等があげられる。
【0087】本発明の農園芸用殺菌剤は、これらの製剤
をそのまま、あるいは希釈して茎葉散布、種子処理、土
壌施用、水面施用または育苗箱施用等により使用するこ
とができる。これらの施用量は、使用される化合物の種
類、対象病害、発生傾向、被害の程度、環境条件、使用
する剤型などによって変動する。例えば粉剤及び粒剤の
ようにそのまま使用する場合には、有効成分で10アー
ル当り0.1g〜5kg、好ましくは1g〜1kgの範
囲から適宜選ぶのがよい。また、乳剤及び水和剤のよう
に液状で使用する場合には、0.1ppm〜10,00
0ppm、好ましくは10〜3,000ppmの範囲か
ら適宜選ぶのがよい。
をそのまま、あるいは希釈して茎葉散布、種子処理、土
壌施用、水面施用または育苗箱施用等により使用するこ
とができる。これらの施用量は、使用される化合物の種
類、対象病害、発生傾向、被害の程度、環境条件、使用
する剤型などによって変動する。例えば粉剤及び粒剤の
ようにそのまま使用する場合には、有効成分で10アー
ル当り0.1g〜5kg、好ましくは1g〜1kgの範
囲から適宜選ぶのがよい。また、乳剤及び水和剤のよう
に液状で使用する場合には、0.1ppm〜10,00
0ppm、好ましくは10〜3,000ppmの範囲か
ら適宜選ぶのがよい。
【0088】本発明による化合物は上記の施用形態によ
り、藻菌類(Oomycetes)、子嚢菌類(Asc
omycetes)、担子菌類(Basidiomyc
etes)、及び不完全菌類(Deuteromyce
tes)に属する菌に起因する植物の病害を防除でき
る。次に、具体的な菌名を非限定例としてあげる。シュ
ウドペロノスポラ(Pseudoperonospor
a)属菌、例えばキュウリべと病菌(Pseudope
ronospora cubensis)、ベンチュリ
ア(Venturia)属菌、例えばリンゴ黒星病菌
(Venturiainaequalis)、エリシフ
ェ(Erysiphe)属菌、例えばコムギうどんこ病
菌(Erysiphe graminis)、ピリキュ
ラリア(Pyricularia)属菌、例えばイネい
もち病菌(Pyriculariaoryzae)、ボ
トリチス(Botrytis)属菌、例えばキュウリ灰
色かび病菌(Botrytis cinerea)、リ
ゾクトニア(Rhizoctonia)属菌、例えばイ
ネ紋枯病菌(Rhizoctonia solan
i)、パクシニア(Puccinia)属菌、例えばコ
ムギ赤さび病菌(Puccinia recondit
a)。
り、藻菌類(Oomycetes)、子嚢菌類(Asc
omycetes)、担子菌類(Basidiomyc
etes)、及び不完全菌類(Deuteromyce
tes)に属する菌に起因する植物の病害を防除でき
る。次に、具体的な菌名を非限定例としてあげる。シュ
ウドペロノスポラ(Pseudoperonospor
a)属菌、例えばキュウリべと病菌(Pseudope
ronospora cubensis)、ベンチュリ
ア(Venturia)属菌、例えばリンゴ黒星病菌
(Venturiainaequalis)、エリシフ
ェ(Erysiphe)属菌、例えばコムギうどんこ病
菌(Erysiphe graminis)、ピリキュ
ラリア(Pyricularia)属菌、例えばイネい
もち病菌(Pyriculariaoryzae)、ボ
トリチス(Botrytis)属菌、例えばキュウリ灰
色かび病菌(Botrytis cinerea)、リ
ゾクトニア(Rhizoctonia)属菌、例えばイ
ネ紋枯病菌(Rhizoctonia solan
i)、パクシニア(Puccinia)属菌、例えばコ
ムギ赤さび病菌(Puccinia recondit
a)。
【0089】さらに、本発明の化合物は必要に応じて殺
虫剤、他の殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料等と
混合してもよい。次に、本発明の農園芸用殺菌剤の代表
的な製剤例をあげて、製剤方法を具体的に説明する。以
下の説明において「%」は重量百分率を示す。
虫剤、他の殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料等と
混合してもよい。次に、本発明の農園芸用殺菌剤の代表
的な製剤例をあげて、製剤方法を具体的に説明する。以
下の説明において「%」は重量百分率を示す。
【0090】製剤例1 粉剤 化合物(1−6)2%、珪藻土5%及びクレ−93%を
均一に混合粉砕して粉剤とした。
均一に混合粉砕して粉剤とした。
【0091】製剤例2 水和剤 化合物(1−13)50%、珪藻土45%、ジナフチル
メタンジスルホン酸ナトリウム2%及びリグニンスルホ
ン酸ナトリウム3%を均一に混合粉砕して水和剤とし
た。
メタンジスルホン酸ナトリウム2%及びリグニンスルホ
ン酸ナトリウム3%を均一に混合粉砕して水和剤とし
た。
【0092】製剤例3 乳剤 化合物(1−20)30%、シクロヘキサノン20%、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11%、
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4%及びメチル
ナフタレン35%を均一に溶解して乳剤とした。 製剤例4 粒剤 化合物(2−1)5%、ラウリルアルコール硫酸エステ
ルのナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム
5%、カルボキシメチルセルロース2%及びクレー86
%を均一に混合粉砕する。この混合物に水20%相当量
を加えて練合し、押出式造粒機を用いて14〜32メッ
シュの粒状に加工したのち、乾燥して粒剤とした。
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11%、
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4%及びメチル
ナフタレン35%を均一に溶解して乳剤とした。 製剤例4 粒剤 化合物(2−1)5%、ラウリルアルコール硫酸エステ
ルのナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム
5%、カルボキシメチルセルロース2%及びクレー86
%を均一に混合粉砕する。この混合物に水20%相当量
を加えて練合し、押出式造粒機を用いて14〜32メッ
シュの粒状に加工したのち、乾燥して粒剤とした。
【0093】次に、本発明の農園芸用殺菌剤の奏する効
果を試験例をあげて具体的に説明する。 試験例1 イネいもち病予防効果試験 直径7cmの素焼鉢各々に、イネ種子(品種:愛知旭)
を15粒ずつ播種し、温室内で育成した。第4葉が完全
に展開したイネ苗に、製剤例2に準じて調製した水和剤
を、有効成分濃度が500ppmになるように水で希釈
し、1鉢当り10ml散布した。風乾後、イネいもち病
菌(Pyricularia oryzae)の分生胞
子懸濁液を噴霧接種し、直ちに25℃の湿室内に24時
間入れた。その後温室内に移し、接種5日後に第4葉の
病斑数を調査した。数1により防除価を求め、表22の
基準により評価した。結果を表23に示した。
果を試験例をあげて具体的に説明する。 試験例1 イネいもち病予防効果試験 直径7cmの素焼鉢各々に、イネ種子(品種:愛知旭)
を15粒ずつ播種し、温室内で育成した。第4葉が完全
に展開したイネ苗に、製剤例2に準じて調製した水和剤
を、有効成分濃度が500ppmになるように水で希釈
し、1鉢当り10ml散布した。風乾後、イネいもち病
菌(Pyricularia oryzae)の分生胞
子懸濁液を噴霧接種し、直ちに25℃の湿室内に24時
間入れた。その後温室内に移し、接種5日後に第4葉の
病斑数を調査した。数1により防除価を求め、表22の
基準により評価した。結果を表23に示した。
【0094】
【数1】
【0095】
【表22】
【0096】
【表23】
【0097】試験例2 イネいもち病水面施用試験 直径9cmの白磁鉢に1.5葉期の水稲(品種:愛知
旭)稚苗を3茎ずつ4カ所に移植し、温室内で育成し
た。2.5葉期に製剤例2に準じて調製した水和剤を有
効成分濃度が10アールあたり300gになるように鉢
に水面施用処理をした。処理10日後に、イネいもち病
菌(Pyricularia oryzae)の分生胞
子懸濁液を噴霧接種し、直ちに25℃の湿室内に24時
間入れた。その後、温室内に移し、接種5日後に接種時
の最高位葉の病斑数を調査した。数1により防除価を求
め、表22の基準により評価した結果を表24に示し
た。
旭)稚苗を3茎ずつ4カ所に移植し、温室内で育成し
た。2.5葉期に製剤例2に準じて調製した水和剤を有
効成分濃度が10アールあたり300gになるように鉢
に水面施用処理をした。処理10日後に、イネいもち病
菌(Pyricularia oryzae)の分生胞
子懸濁液を噴霧接種し、直ちに25℃の湿室内に24時
間入れた。その後、温室内に移し、接種5日後に接種時
の最高位葉の病斑数を調査した。数1により防除価を求
め、表22の基準により評価した結果を表24に示し
た。
【0098】
【表24】
【0099】
【発明の効果】本発明の農園芸用殺菌剤は、イネいもち
病等に対して高い防除効果を有し、しかも、作物に薬害
を生ずることなく、残効性、耐雨性に優れるという特徴
をも併せ持っているため、農園芸用殺菌剤として有用で
ある。
病等に対して高い防除効果を有し、しかも、作物に薬害
を生ずることなく、残効性、耐雨性に優れるという特徴
をも併せ持っているため、農園芸用殺菌剤として有用で
ある。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 淳子 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 松本 克則 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 米倉 範久 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 古瀬 勝美 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地 (72)発明者 熊倉 和夫 静岡県磐田郡豊田町森下1013番地の6 (72)発明者 村松 憲通 静岡県掛川市葛ヶ丘3丁目15番地の11
Claims (5)
- 【請求項1】一般式[1] 【化1】 [式中、AはXnによって置換されたフェニル基又はX
nによって置換されてもよいナフチル基を表し、Xはハ
ロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル
基、C2〜C6アルキニル基、C3〜C6シクロアルキル
基、C1〜C4ハロアルキル基、ヒドロキシ基、C1〜C6
アルコキシ基、C2〜C6アルケニルオキシ基、C2〜C6
アルキニルオキシ基、C3〜C6シクロアルキルオキシ
基、C1〜C4ハロアルコキシ基、フェノキシ基(該基は
C1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、C1〜
C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子によって
置換されてもよい。)、C1〜C6アルキルチオ基、C1
〜C4ハロアルキルチオ基、フェニルチオ基(該基はC1
〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、C1〜C6
アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子によって置換
されてもよい。)、アミノ基、C1〜C6アルキルアミノ
基、C1〜C6ジアルキルアミノ基、シアノ基、フェニル
基(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。)、アラルキル基(該基は
C1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル基、C1〜
C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子によって
置換されてもよい。)又はC1〜C6アルコキシカルボニ
ル基を表し、nは1〜3の整数を表し、R1は水素原
子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基、
C1〜C4ハロアルキル基、ハロゲン原子、C1〜C6アル
コキシ基、C3〜C6シクロアルコキシ基又はC1〜C4ハ
ロアルコキシ基を表し、R2はC1〜C6アルキル基、C3
〜C6シクロアルキル基又はC1〜C4ハロアルキル基を
表し、R3はC1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル
基、C3〜C6シクロアルキル基(該基はC1〜C6アルキ
ル基、ハロゲン原子によって置換されてもよい。)又は
C1〜C4ハロアルキル基を表し、あるいはR2とR3は結
合している炭素原子と共に5員〜7員環のシクロアルキ
ル基(該基はC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子によっ
て置換されてもよい。)を形成してもよく、R 4は水素
原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基
を表し、Qはヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基又は
C3〜C6シクロアルキルオキシ基を表す。]にて示され
るアリール酢酸アミド誘導体。 - 【請求項2】一般式[1]で、[AはXnによって置換
されたフェニル基又はXnによって置換されてもよいナ
フチル基を表し、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル
基、C3〜C6シクロアルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、C3〜C6シクロアルキルオ
キシ基、C1〜C4ハロアルコキシ基、C 1〜C6アルキル
チオ基、C1〜C4ハロアルキルチオ基又はフェニル基
(該基はC 1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。)を表し、nは1〜3の整
数を表し、R1は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜
C6シクロアルキル基、C1〜C 4ハロアルキル基、ハロ
ゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、C3〜C6シクロアル
コキシ基、C1〜C4ハロアルコキシ基を表し、R2はC1
〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基又はC1〜
C4ハロアルキル基を表し、R3はC1〜C6アルキル基、
C2〜C6アルケニル基、C3〜C6シクロアルキル基(該
基はC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子によって置換さ
れてもよい。)又はC1〜C4ハロアルキル基を表し、あ
るいはR2とR3は結合している炭素原子と共に5員〜7
員環のシクロアルキル基(該基はC1〜C6アルキル基、
ハロゲン原子によって置換されてもよい。)を形成して
もよく、R4は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C
6シクロアルキル基を表し、Qはヒドロキシ基、C1〜C
6アルコキシ基又はC3〜C6シクロアルキルオキシ基を
表す。]にて示されるアリール酢酸アミド誘導体。 - 【請求項3】一般式[1]で、[AはXnによって置換
されたフェニル基又はXnによって置換されてもよいナ
フチル基を表し、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル
基、C3〜C6シクロアルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、C3〜C6シクロアルキルオ
キシ基、C1〜C4ハロアルコキシ基、C 1〜C6アルキル
チオ基、C1〜C4ハロアルキルチオ基又はフェニル基
(該基はC 1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロアルキル
基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子
によって置換されてもよい。)を表し、nは1〜3の整
数を表し、R1は水素原子、C1〜C6アルキル基、ハロ
ゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、C3〜C6シクロアル
コキシ基又はC1〜C4ハロアルコキシ基を表し、R2は
C1〜C6アルキル基を表し、R3はC1〜C6アルキル
基、C3〜C6シクロアルキル基(該基はC1〜C6アルキ
ル基、ハロゲン原子によって置換されてもよい。)又は
C1〜C4ハロアルキル基を表し、あるいはR2とR3は結
合している炭素原子と共に5員〜7員環のシクロアルキ
ル基(該基はC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子によっ
て置換されてもよい。)を形成してもよく、R4は水素
原子、C1〜C 6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基
を表し、Qはヒドロキシ基、C1〜C6アルコキシ基又は
C3〜C6シクロアルキルオキシ基を表す。]にて示され
るアリール酢酸アミド誘導体。 - 【請求項4】一般式[1]で、[AはXnによって置換
されたフェニル基又はXnによって置換されてもよいナ
フチル基を表し、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル
基、C1〜C4ハロアルキル基、C1〜C6アルコキシ基、
C1〜C4ハロアルコキシ基、ハロアルキルチオ基又はフ
ェニル基(該基はC1〜C6アルキル基、C1〜C4ハロア
ルキル基、C1〜C6アルコキシ基、シアノ基又はハロゲ
ン原子によって置換されてもよい。)を表し、nは1〜
3の整数を表し、R1は水素原子、C1〜C6アルキル
基、ハロゲン原子又はC1〜C6アルコキシ基を表し、R
2はC1〜C6アルキル基を表し、R3はC1〜C6アルキル
基、C3〜C6シクロアルキル基(該基はC1〜C6アルキ
ル基、ハロゲン原子によって置換されてもよい。)又は
C1〜C4ハロアルキル基を表し、あるいはR2とR3は結
合している炭素原子と共に5員〜7員環のシクロアルキ
ル基(該基はC1〜C6アルキル基、ハロゲン原子によっ
て置換されてもよい。)を形成してもよく、R4は水素
原子、C1〜C 6アルキル基又はC3〜C6シクロアルキル
基を表し、Qはヒドロキシ基、C1〜C 6アルコキシ基又
はC3〜C6シクロアルキルオキシ基を表す。]にて示さ
れるアリール酢酸アミド誘導体。 - 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
4に記載のアリール酢酸アミド誘導体を有効成分として
含有する農園芸用殺菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11277849A JP2000169438A (ja) | 1998-10-02 | 1999-09-30 | アリ―ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-296078 | 1998-10-02 | ||
JP29607898 | 1998-10-02 | ||
JP11277849A JP2000169438A (ja) | 1998-10-02 | 1999-09-30 | アリ―ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000169438A true JP2000169438A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=26552595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11277849A Pending JP2000169438A (ja) | 1998-10-02 | 1999-09-30 | アリ―ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000169438A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006138512A2 (en) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Senomyx, Inc. | Bis-aromatic amides and their uses as sweet flavor modifiers, tastants and taste enhancers |
JP2007145816A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-06-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アミド化合物及びその用途 |
JP2007145817A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-06-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アミド化合物及びその用途 |
US7476399B2 (en) | 2003-08-06 | 2009-01-13 | Senomyx Inc. | Flavors, flavor modifiers, tastants, taste enhancers, umami or sweet tastants, and/or enhancers and use thereof |
US8784782B2 (en) | 2005-02-04 | 2014-07-22 | Senomyx, Inc. | Compounds comprising linked heteroaryl moieties and their use as novel umami flavor modifiers, tastants and taste enhancers for comestible compositions |
US9072313B2 (en) | 2006-04-21 | 2015-07-07 | Senomyx, Inc. | Comestible compositions comprising high potency savory flavorants, and processes for producing them |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP11277849A patent/JP2000169438A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8404455B2 (en) | 2003-08-06 | 2013-03-26 | Senomyx, Inc. | Chimeric T1R taste receptor polypeptides and nucleic acid sequences encoding and cell lines that express said chimeric T1R polypeptides |
US9091686B2 (en) | 2003-08-06 | 2015-07-28 | Senomyx, Inc. | Chimeric T1R taste receptor polypeptides and nucleic acid sequences encoding and cell lines that express said chimeric T1R polypeptides |
US8735081B2 (en) | 2003-08-06 | 2014-05-27 | Senomyx, Inc. | T1R hetero-oligomeric taste receptors, cell lines that express said receptors, and taste compounds |
US10352929B2 (en) | 2003-08-06 | 2019-07-16 | Senomyx, Inc. | T1R hetero-oligomeric taste receptors, cell lines that express said receptors, and taste compounds |
US7476399B2 (en) | 2003-08-06 | 2009-01-13 | Senomyx Inc. | Flavors, flavor modifiers, tastants, taste enhancers, umami or sweet tastants, and/or enhancers and use thereof |
US10060909B2 (en) | 2003-08-06 | 2018-08-28 | Senomyx, Inc. | Flavors, flavor modifiers, tastants, taste enhancers, umami or sweet tastants, and/or enhancers and use thereof |
US7888470B2 (en) | 2003-08-06 | 2011-02-15 | Senomyx, Inc. | Chimeric T1R taste receptor polypeptides and nucleic acid sequences encoding and cell lines that express said chimeric T1R polypeptides |
US8124121B2 (en) | 2003-08-06 | 2012-02-28 | Senomyx, Inc. | Flavors, flavor modifiers, tastants, taste enhancers, umami or sweet tastants, and/or enhancers and use thereof |
US9459250B2 (en) | 2003-08-06 | 2016-10-04 | Senomyx, Inc. | Use of T1R3 venus flytrap region polypeptide to screen for taste modulators |
US11268952B2 (en) | 2003-08-06 | 2022-03-08 | Firmenich Incorporated | Flavors, flavor modifiers, tastants, taste enhancers, umami or sweet tastants, and/or enhancers and use thereof |
US8895050B2 (en) | 2003-08-06 | 2014-11-25 | Senomyx, Inc. | Flavors, flavor modifiers, tastants, taste enhancers, umami or sweet tastants, and/or enhancers and use thereof |
US8784782B2 (en) | 2005-02-04 | 2014-07-22 | Senomyx, Inc. | Compounds comprising linked heteroaryl moieties and their use as novel umami flavor modifiers, tastants and taste enhancers for comestible compositions |
US8968708B2 (en) | 2005-02-04 | 2015-03-03 | Senomyx, Inc. | Compounds comprising linked heteroaryl moieties and their use as novel umami flavor modifiers, tastants and taste enhancers for comestible compositions |
US7842324B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-11-30 | Senomyx, Inc. | Bis-aromatic amides and their uses as sweet flavor modifiers, tastants, and taste enhancers |
WO2006138512A3 (en) * | 2005-06-15 | 2007-04-12 | Senomyx Inc | Bis-aromatic amides and their uses as sweet flavor modifiers, tastants and taste enhancers |
WO2006138512A2 (en) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Senomyx, Inc. | Bis-aromatic amides and their uses as sweet flavor modifiers, tastants and taste enhancers |
JP2007145816A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-06-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アミド化合物及びその用途 |
JP2007145817A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-06-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アミド化合物及びその用途 |
US9072313B2 (en) | 2006-04-21 | 2015-07-07 | Senomyx, Inc. | Comestible compositions comprising high potency savory flavorants, and processes for producing them |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5089581B2 (ja) | 1,2−ベンゾイソチアゾール誘導体及び農園芸用植物病害防除剤 | |
AU683383B2 (en) | Amino acid amide derivative, process for producing the same,agrohorticultural fungicide, and fungicidal method | |
RU2194040C2 (ru) | Производные пиримидинилоксиалканамидов и фунгициды для сельского хозяйства или садоводства | |
JPH05506461A (ja) | 2―キノリノン誘導体 | |
JP2002193710A (ja) | ピリミジン又はトリアジン誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
EP0609459B1 (en) | Triazole derivative, process for producing the same, pest control agent, and pest control method | |
JP2000169438A (ja) | アリ―ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JP2001089453A (ja) | ヘテロアリールオキシ(チオ)アルカン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
PT89845B (pt) | Processo para a preparacao duma composicao pesticida contendo acrilatos substituidos e de produtos intermediarios | |
SK54197A3 (en) | Benzisoxazole derivatives, preparation method thereof, pesticidal compositions containing them and their use for the control of pests | |
JPH11158131A (ja) | アリ−ル酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JPH06220043A (ja) | 置換されたチオフエンカルボキシアミド | |
JPH0948750A (ja) | フェニルアルカン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JP2007091596A (ja) | ベンゾイソチアゾリン誘導体及び農園芸用植物病害防除剤 | |
JPWO2006004062A1 (ja) | 2,6−ジクロロ−4−ピリジルメチルアミン誘導体および農園芸用病害防除剤 | |
JP3397352B2 (ja) | アクリロニトリル誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JP4408983B2 (ja) | オキサゾリン誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JPH01249753A (ja) | 複素環で置換されたアクリル酸エステル | |
JP2000273075A (ja) | アリール酢酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JPH11263776A (ja) | ピリジルオキシ(チオ)アルカン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JP3825093B2 (ja) | ナフチルアルカン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JP2002128748A (ja) | カルボン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
JP2001011054A (ja) | ピリミジニルオキシ(チオ)アルカン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 | |
FR2764290A1 (fr) | Derives d'hydrazide d'acide isonicotinique | |
JPH09301954A (ja) | N−(縮合ヘテロアリールアルキル)アルカン酸アミド誘導体及び農園芸用殺菌剤 |