JP2000169170A - 湾曲ガラスの搬送用ローラ機構及び同搬送装置 - Google Patents

湾曲ガラスの搬送用ローラ機構及び同搬送装置

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JP2000169170A
JP2000169170A JP10344666A JP34466698A JP2000169170A JP 2000169170 A JP2000169170 A JP 2000169170A JP 10344666 A JP10344666 A JP 10344666A JP 34466698 A JP34466698 A JP 34466698A JP 2000169170 A JP2000169170 A JP 2000169170A
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rod
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curved
glass
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Hideo Yoshizawa
英夫 吉沢
Shunji Kuramoto
俊司 倉本
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 弾性部材からなるロッド33に、複数の
ワーク支持円板34を取付けたローラ24Bと、ロッド
33の端部を回転可能且つ傾斜可能に支える左右の支持
部材25と、ロッド33を軸直角方向に引張る若しくは
押すことでローラ24Bを湾曲させる湾曲支持部材26
とから構成した湾曲ガラスの搬送用ローラ機構21Bで
ある。 【効果】 ローラを軸直角方向に湾曲させて支持する湾
曲支持部材を設け、ワークの幅方向の断面形状に合致さ
せるようにしたので、多種類の湾曲ガラスに対応するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湾曲ガラスの搬送
用ローラ機構及び同搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湾曲ガラスの搬送用ローラとして、例え
ば、特許第2690766号公報「コンベヤロール構
造」、特開平3−150232号公報「ガラス板を曲
げる方法及び装置」、特開平3−174334号公報
「反りガラス板を製造する機械及び方法」、特開平4
−275929号公報「ガラスシートの曲げ方法及び装
置」などが知られている。
【0003】これらの搬送用ローラの中で、発明が解決
しようとする課題を最も多く含む上記について図面を
掲載し、その内容を説明する。図12は従来の搬送用ロ
ーラの側面図であり、上記の第8図を掲載したもので
ある。なお、便宜上番号は振り直してある。搬送ローラ
としてのコンベヤロール100は、所定の形状に曲げた
コア部材101と、このコア部材101に回転自在に取
付けたばね部材102とからなり、このばね部材102
に回転を与えることで、所定の形状に曲げたガラス板1
03を搬送するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コア部材10
1にばね部材102を滑らかに回転させるためには、コ
ア部材101とばね部材102との間に所定のクリアラ
ンスSが必要である。このクリアランスSは、特に、コ
ア部材101を大きく曲げて使用するときに偏心となっ
て現れ、ガラス板103を上下動させる要因になる。す
なわち、ガラス板103にの表面に微小な曲りのうねり
を生じさせ、それによって板ガラス103の表面に反射
像の歪みや、透過光による透過像の歪みを発生させる虞
れがある。また、曲げ形状の異なったガラス板103を
搬送するためには、その板ガラス103曲げ形状に合っ
たコア部材101に取替えなければならず、生産性を阻
害する要因にもなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、ローラの偏心が
少なく湾曲ガラスを確実に搬送することができ、多種類
の湾曲ガラスに対応することができる搬送用ローラ機構
及び同搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、弾性部材からなるロッドに、複数のワー
ク支持円板を取付けたローラと、ロッドの端部を回転可
能且つ傾斜可能に支える左右の支持部材と、ロッドを軸
直角方向に引張る若しくは押すことでローラを湾曲させ
る湾曲支持部材とから湾曲ガラスの搬送用ローラ機構を
構成する。ローラを、弾性部材からなるロッドに複数の
ワーク支持円板を取付けて構成し、軸直角方向の力を加
えることで変形できるようにした。そして、ローラを軸
直角方向に湾曲させて支持する湾曲支持部材を設け、ワ
ークの幅方向の断面形状に合致させるようにする。
【0007】請求項2は、ロッドの一端に駆動源を取付
けたことを特徴とする湾曲ガラスの搬送用ローラ機構で
ある。ロッドの一端に駆動源を取付けることで、例え
ば、複数列の搬送用ローラ機構を配置するときに、搬送
用ローラ機構のレイアウトの多様性を図る。
【0008】請求項3は、上下に配置した搬送用ローラ
機構で湾曲ガラスを挟んで搬送する形式の湾曲ガラスの
搬送装置において、搬送用ローラ機構を、弾性部材から
なるロッドに、複数のワーク支持円板を取付けたローラ
と、ロッドの端部を回転可能且つ傾斜可能に支える左右
の支持部材と、ロッドを軸直角方向に引張る若しくは押
すことでローラを湾曲させる湾曲支持部材とで構成した
ことを特徴とする。湾曲支持部材で引張る若しくは押す
ことで、ローラを軸直角方向に湾曲させる。このローラ
を廻すことで湾曲ガラスを搬送する。すなわち、上下の
ローラで湾曲ガラスを挟みながら搬送することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る湾曲ガラスの搬送装置
を使用した板ガラスの二方向曲げの概念図であり、湾曲
ガラスの成形ラインを示す。なお、二方向曲げとは、曲
げたガラスのすべての部分において、長手方向の曲りと
それに直交する幅方向の曲りがそれぞれある一定の曲り
となるような形状に曲げることを言う。湾曲ガラスの成
形ライン1は、投入ステージ2と、加熱ステージ3と、
成形ステージ4と、冷却・搬送ステージ5とからなる。
【0010】投入ステージ2は、複数のストレートロー
ラ6…(…は複数個を示す。以下同じ)を並べたもので
あり、所定の外形にカットした板ガラスGを投入するス
テージである。加熱ステージ3は、加熱炉7を配置し、
この加熱炉7内に複数のストレートローラ6…を並べた
ものであり、板ガラスGを曲げ加工が可能な温度に加熱
して、加熱した板ガラスGを成形ステージ4に搬送する
ステージである。
【0011】成形ステージ4は、後述するように、上部
・下部成形用ローラ機構11A,11Bを上下に配置し
て成形装置10を構成し、板ガラスGに所定の曲げを加
えるステージである。例えば、上部・下部成形用ローラ
機構11A,11Bの成形用ローラ15A,15Bを下
方に弓状に湾曲させることで、板ガラスGの幅方向の曲
げを可能にしたものである。また、上部・下部成形用機
構11A,11Bを上下に配置して成形装置10を構成
し、この成形装置10を湾曲ガラスG1の長手方向の曲
率に沿わせて複数列配置して、湾曲ガラスG1長手方向
の曲げを可能にしたものである。すなわち、成形ステー
ジ4は、板ガラスGの幅方向及び長手方向の二方向曲げ
が可能なステージである。
【0012】冷却・搬送ステージ5は、後述するよう
に、搬送用ローラ機構としての上部・下部搬送用ローラ
機構21A,21Bを上下に配置して搬送装置20を構
成し、この搬送装置20を湾曲ガラスG1の長手方向の
曲率に沿わせて複数列配置し、これらの搬送装置20…
の間に複数の冷却用エアノズル8…を配置したものであ
る。
【0013】図2は本発明に係る搬送装置に組合せた湾
曲ガラスの成形装置の斜視図である。成形装置10は、
上部成形用ローラ機構11Aと、下部成形用ローラ機構
11Bと、これらの上部・下部成形用ローラ機構11
A,11Bを繋ぐフレーム12とからなる。なお、上部
・下部成形用ローラ機構11A,11Bは同一構成物で
あり、ここでは下部成形用ローラ機構11Bを説明し、
上部成形用ローラ機構11Aの詳細な説明を省略する。
下部成形用ローラ機構11Bは、ベース部材13と、こ
のベース部材13に取付けた左右の支持部材14,14
と、これらの支持部材14,14に回転可能且つ傾斜可
能に渡した成形用ローラ15Bと、このローラ15Bを
支えるバックアップローラ・ユニット16…とからな
る。15Aは上部成形用ローラ機構11Aの成形用ロー
ラである。
【0014】図3は本発明に係る湾曲ガラスの搬送装置
の斜視図である。湾曲ガラスの搬送装置20(以下、
「搬送装置20」と略記する)は、上部搬送用ローラ機
構21A及び下部搬送用ローラ機構21Bと、これらの
上部・下部搬送用ローラ機構21A,21Bを繋ぐフレ
ーム22とからなる。なお、上部・下部搬送用ローラ機
構21A,21Bは同一構成物であり、ここでは下部搬
送用ローラ装置21Bを説明し、上部搬送用ローラ機構
21Aの詳細な説明を省略する。
【0015】下部搬送用ローラ機構21Bは、ベース2
3、ローラとしての下部ローラ24B、左右の支持部材
25及び湾曲支持部材26…で構成したものであり、ベ
ース23に左右の支持部材25,25を取付け、これら
の支持部材25,25に回転可能且つ傾斜可能にローラ
としての下部ローラ24Bを渡し、このローラ24Bを
湾曲させる湾曲支持部材26…をベース23と下部ロー
ラ24Bとの間に取付けたものである。24Aは、上部
搬送用ローラ機構21Aのローラとしての上部ローラで
ある。ベース23は、ベース台27と、このベース台2
7の左右に取付けた支持台28,28と、これらの支持
台28,28に渡したクロスメンバ29とからなる。な
お、クロスメンバ29は、湾曲支持部材26…を支持す
る長孔29a…を備える。
【0016】図4は本発明に係る湾曲ガラスの搬送装置
のローラの斜視図である。下部ローラ24Bは、弾性部
材で構成したロッド33と、このロッド33に取付けた
複数のワーク支持円板としてのディスク34…(1個の
みを示す)を取付けたものである。ロッド33は、弾性
材の芯材33aと、この芯材33aの回りに配置した弾
性材の円周材33b…と、これらの円周材33b…を芯
材33aに一体的に束ねるコイルスプリング33cとか
らなる。すなわち、ロッド33は、芯材33a、複数の
円周材33b…及びコイルスプリング33cからなる弾
性体の集合体である。なお、上部ローラ24A(図3参
照)は、下部ローラ24Bと同一構成物である。
【0017】図5は図3の5−5線断面図であり、下部
ローラ24Bのディスク34の断面図である。ディスク
34は、円板の中心にロッド33に嵌合させる嵌合孔3
4aを形成し、円板の外周にワーク支持面34bを形成
し、円板の両側面に外周部34bよりも小径の円筒部3
4c,34cを形成し、これらの円筒部34c,34c
にそれぞれ複数めねじ部34d…(1個のみを示す)を
形成し、これらのめねじ部34dに止めねじ35…(1
個のみを示す)を取付けたものである。
【0018】図6は図3の6−6線断面図であり、支持
部材25の断面を示す。支持部材25は、支持台28に
取付けるハウジング36と、このハウジング36の球状
内周面36aに嵌合させた回転駒37とからなる。3
8,38(手前の38は不図示)はハウジング36の取
付け部36bを支持台28に取付けるボルトである。回
転駒37は、ハウジング36の球状内周面36aに嵌合
させた球状外周面37aと、ロッド33の端部を回転可
能支持するロッド支持部37bとを形成したものであ
る。すなわち、回転駒37は、ハウジング36に対して
所定の範囲で傾斜可能に嵌合したものであり、ロッド3
3に対して回転可能に嵌合したものである。従って、支
持部材25は、ロッド33の端部を回転可能且つ傾斜可
能に支えることができるものである。
【0019】図7は図3の7−7線断面図であり、湾曲
支持部材26の断面図である。湾曲支持部材26は、ロ
ッドを回転可能に支持するカムフォロア41と、このカ
ムフォロア41に取付けたねじシャフト42と、このね
じシャフト42をクロスメンバ29側に止める調整ナッ
ト43と、ねじシャフト42にクロスメンバ29の長孔
29aを介して嵌合させたハンドル付きナット44とか
らなる。
【0020】カムフォロア41は、ハウジング46と、
このハウジング46の球状内周面46aに嵌合させた回
転駒47とからなる。46bは、ハウジング46に形成
したねじシャフト42を取付けるめねじ部である。回転
駒47は、ハウジング46の球状内周面46aに嵌合さ
せた球状外周面47aと、ロッド33を回転可能支持す
るロッド支持部47bとを形成したものである。ナット
付きハンドル44は、ハンドル部44aと、このハンド
ル部44aに取付けたナット部44bとからなる。48
は、めねじ部46bに捩じ込んだねじシャフト42を止
めるナットである。
【0021】湾曲支持部材26は、ロッド33を所定の
形状に湾曲させる部材であり、調整ナット43を弛める
ことで長孔29aを図面左右に移動可能になり、ロッド
33の所定の湾曲ポイントに合せることができる。ま
た、調整ナット43を弛めた状態でナット付きハンドル
44を締め込むことで、ロッド33を図面下方に引張る
ことができる。ナット付きハンドル44を弛めた状態で
調整ナット43を締め込むことで、ロッド33を図面上
方に押すことができる。すなわち、湾曲支持部材26
は、ロッド33を軸直角方向に引張る若しくは押すこと
で下部ローラ24B(図4参照)を所定の形状に湾曲さ
せ維持するものである。
【0022】以上に述べた搬送装置20の作用を次に説
明する。図8(a)〜(c)は本発明に係る搬送装置の
作用説明図(前半)である。(a)において、上部・下
部搬送用ローラ機構21A,21Bの上部・下部ローラ
24A,24Bを直線状にセットする。(b)におい
て、下部搬送用ローラ機構21Bの湾曲支持部材26…
をそれぞれ調整し、下部ローラ24Bを下方に向って凸
に湾曲させ、弓形形状にアジャストする。(c)におい
て、上部搬送用ローラ機構21Aの湾曲支持部材26…
をそれぞれ調整し、上部ローラ24Aを下方に向って凸
に湾曲させ、下部ローラ24Bの湾曲形状に合致させ
る。すなわち、幅方向の断面形状が弓形形状を呈した湾
曲ガラスG1の搬送が可能になる。
【0023】図9(a),(b)は本発明に係る搬送装
置の作用説明図(後半)である。(a)において、上部
・下部搬送用ローラ機構21A,21Bの湾曲支持部材
26…,26…を調整し、幅方向の断面形状において、
幅方向に曲りの曲率を徐々に変化させた断面形状を呈す
る、いわゆるキャップ形状の湾曲ガラスG1が搬送でき
るようにアジャストする。(b)において、上部・下部
搬送用ローラ機構21A,21Bの湾曲支持部材26
…,26…を調整し、幅方向の断面形状が鍋形形状を呈
した湾曲ガラスG1の搬送が可能なようにアジャストす
る。すなわち、多種多様の幅方向の断面形状を有する湾
曲ガラスG1を搬送することができる。また、図1に示
すように、搬送装置20を湾曲ガラスG1の長手方向に
複数列配置することで、幅方向及び長手方向の2方向に
曲げた湾曲ガラスを挟んで搬送することができる。
【0024】図10は本発明に係る別実施例の搬送用ロ
ーラ機構の斜視図である。なお、先に示した下部搬送用
ローラ機構と同一部品については同一符号を使用して詳
細な説明を省略する。別実施例の搬送用ローラ機構51
は、ベース23と、このベース23に取付けた左右の支
持部材25,25と、これらの支持部材25,25に回
転可能且つ傾斜可能に渡したローラ54と、このローラ
54を湾曲させる湾曲支持部材26…と、ローラ54の
一端にユニバーサルジョイント55を介して取付けた駆
動源としてのギヤモータ56とからなる。なお、ローラ
54は、図4に示す下部ローラ24Bと略同一構成の部
品である。57は、ベース23に取付けたモータステー
である。搬送用ローラ機構51は、ロッド33の一端に
ギヤモータ56を取付けて、例えば、複数列の搬送用ロ
ーラ機構51を配置するときのレイアウトを制約するこ
とがなく、搬送用ローラ機構51のレイアウトを容易に
することができる。
【0025】図11は本発明に係る搬送装置の別実施例
の湾曲支持部材の斜視図である。別実施例の湾曲支持部
材61は、ロッド33を回転可能に支持するカムフォロ
ア62と、カムフォロア62に取付けた左ねじシャフト
63と、クロスメンバ64側に設けたステー部材65
と、このステー部材65に取付けた右ねじシャフト66
と、この右ねじシャフト66と左ねじシャフト63とを
連結するターンバックル67とからなる。68はカムフ
ォロア62のハウジング、69はカムフォロア62の回
転駒、71はステー部材65をクロスメンバ64の長孔
64aに取付けたボルトである。なお、クロスメンバ6
4は、ステー部材65を取付けるために逆T字型断面に
形成したものである。
【0026】尚、実施例では、図4に示すようにロッド
33を、弾性材の芯材33aと、この芯材33aの回り
に配置した弾性材の円周材33b…と、これらの円周材
33b…を芯材33aに一体的に束ねるコイルスプリン
グ33cとから構成したが、上記構成に限るものではな
く、ロッドは弾性部材であれば、単品のロッドであって
もよく、数種類の素材を複合したものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ローラを、弾性部材からなるロッド
に複数のワーク支持円板を取付けて構成したので、例え
ば、ロッドに複数のワーク支持円板を回転自在に取付け
る場合に比べ、ローラの偏心が少ない。従って、湾曲ガ
ラスの表面に反射像の歪みや、透過光による透過像の歪
みを発生させる虞れはない。また、このローラに外力を
加えることでロッドを変形させて湾曲ガラスを支持する
ようにしたので、例えば、太鼓状ローラや鼓状ローラな
どのローラ径を変化させたローラで湾曲ガラスを支持す
るときに起こる周速度差が発生することがない。従っ
て、湾曲ガラスに擦り傷などを発生させる虞れはない。
そして、ローラを軸直角方向に湾曲させて支持する湾曲
支持部材を設け、ワークの幅方向の断面形状に合致させ
るようにしたので、多種類の湾曲ガラスに対して容易に
対応することができる。
【0028】請求項2は、ロッドの一端に駆動源を取付
けることで、例えば、複数列の搬送用ローラ機構を配置
するときのレイアウトの多様性を図ったので、搬送用ロ
ーラ機構のレイアウトを容易にすることができる。
【0029】請求項3は、湾曲支持部材で引張る若しく
は押すことで、ローラを軸直角方向に湾曲させ、このロ
ーラを廻すことで湾曲ガラスを搬送する。すなわち、上
下のローラで湾曲ガラスを挟みながら搬送するようにし
たので、湾曲ガラスを確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る湾曲ガラスの搬送装置を使用した
板ガラスの二方向曲げの概念図
【図2】本発明に係る搬送装置に組合せた湾曲ガラスの
成形装置の斜視図
【図3】本発明に係る湾曲ガラスの搬送装置の斜視図
【図4】本発明に係る湾曲ガラスの搬送装置のローラの
斜視図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】本発明に係る搬送装置の作用説明図(前半)
【図9】本発明に係る搬送装置の作用説明図(後半)
【図10】本発明に係る別実施例の搬送用ローラ機構の
斜視図
【図11】本発明に係る搬送装置の別実施例の湾曲支持
部材の斜視図
【図12】従来の搬送用ローラの側面図
【符号の説明】
20…搬送装置、21A,21B…搬送用ローラ機構
(上部・下部搬送用ローラ機構)、24A,24B…ロ
ーラ(上部・下部ローラ)、25…支持部材、26,6
1…湾曲支持部材、33…ロッド、34…ワーク支持部
材(ディスク)、51…搬送用ローラ機構、54…ロー
ラ、56…駆動源(ギヤモータ)、G1…湾曲ガラス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材からなるロッドに、複数のワー
    ク支持円板を取付けたローラと、 前記ロッドの端部を回転可能且つ傾斜可能に支える左右
    の支持部材と、 前記ロッドを軸直角方向に引張る若しくは押すことでロ
    ーラを湾曲させる湾曲支持部材と、からなる湾曲ガラス
    の搬送用ローラ機構。
  2. 【請求項2】 前記ロッドの一端に駆動源を取付けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の湾曲ガラスの搬送用ロー
    ラ機構。
  3. 【請求項3】 上下に配置した搬送用ローラ機構で湾曲
    ガラスを挟んで搬送する形式の湾曲ガラスの搬送装置に
    おいて、 前記搬送用ローラ機構は、弾性部材からなるロッドに、
    複数のワーク支持円板を取付けたローラと、前記ロッド
    の端部を回転可能且つ傾斜可能に支える左右の支持部材
    と、前記ロッドを軸直角方向に引張る若しくは押すこと
    でローラを湾曲させる湾曲支持部材とからなることを特
    徴とする湾曲ガラスの搬送装置。
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