JPH0756093Y2 - 筒体の端縁折り曲げ装置 - Google Patents

筒体の端縁折り曲げ装置

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JPH0756093Y2
JPH0756093Y2 JP1581692U JP1581692U JPH0756093Y2 JP H0756093 Y2 JPH0756093 Y2 JP H0756093Y2 JP 1581692 U JP1581692 U JP 1581692U JP 1581692 U JP1581692 U JP 1581692U JP H0756093 Y2 JPH0756093 Y2 JP H0756093Y2
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shaft
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武司 野末
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武司 野末
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】板金で円筒ダクト配設を設計製作
するとき、互いに接続する部分ダクトの両端縁を外方へ
折り曲げ加工して、互いの接合を簡単に行うようにす
る。
【0002】
【従来の技術】板金で円筒ダクトを設計製作するに当た
って特に湾曲部や屈曲部では、複数の部分ダクトを作っ
て互いにこれを接続するようにしている。例えば図5
(側面図)で示すような90度の曲管ダクト1では、例
えば4個の部分ダクト1a,1b1c,1dに分割して
個々に製作し、これらを互いに組み付けて製作してい
る。そしてその組み付け接続に当たっては図6(一部破
断見取図)に示すように両端縁にそれぞれ外方に折り曲
げたフランジ部1e,1eを形成し、このフランジ部を
互いに合わせて溶接したり或は接合剤によって接合し必
要によってはこの接合部を覆うような板金を折り曲げて
接合部1fを形成している。
【0003】ところでこのようなフランジ部1eを形成
するには、一般に曲げ工具を利用して人手によって順次
折り曲げ加工するか、或は台工具とハンマを利用して折
り曲げ加工しているが、フランジ部を平面的でしかも一
様に形成するには長い経験と熟練を必要とし、しかも加
工に長時間を要している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】これらから簡単な装置
で、特別な経験を必要とせず誰でも部分ダクトのフラン
ジ部を容易に形成できるような折り曲げ装置の開発が強
く要望されている。またその装置は各種寸法や形状の円
筒形部分ダクトに適用でき、しかも容易に取り扱い得る
ものが要望される。
【0005】
【課題を解決するための手段】台枠組の上部支持台板の
上に、フランジ付ロールを先端側に取り付けた駆動軸を
傾斜させてフランジ付ロールのみを突出させて配設し、
該支持台板上のフランジ付ロールの傾斜方向側には、駆
動軸に沿って傾動自在に構成した従動軸の先端に取り付
けた賦形ロールのみを突出させて配設し、支持台板上の
フランジ付ロールと賦形ロールとの間に筒体の端縁を配
置し、賦形ロールの従動軸を積極的に傾動させて賦形ロ
ールの下端縁をフランジ付ロールのフランジ上部へ案内
し、筒体の端縁を折り曲げるように構成したものであ
る。
【0006】
【作用】支持台板上で互いに回転し離間しているフラン
ジ付ロールと賦形ロールとの間に筒体の端縁を配置し、
ハンドルを操作することによって賦形ロールの下端縁を
フランジ付ロールの突出フランジの上部側ヘ移動し、筒
体のフランジ部を絞るように回動させながら折り曲げ加
工する。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本考案を詳細に説明する
が、図面は本考案の具体的な実施の一例を示したもの
で、本考案は図示例に限定されず後述する記載の趣旨に
沿って一部の設計を変更したり或は一部の構成を変更し
ても同様に実施することができる。図1は本考案を適用
した折り曲げ装置の側面図、図2は図1の平面図、図3
は図2の切断線III−IIIに沿う矢印方向一部拡大
側断面図、図4は図3の切断線IV−IVに沿う矢印方
向一部断面図、図7は本考案の他の構成を例示しかつ作
動を示す図3の一部断面説明図で(A)図は賦形ロール
を退避させている状態(B)図は折り曲げ加工した状態
を示している。
【0008】これらの図において、本考案折り曲げ装置
2は図1に示すように四隅部の支柱2a,2a,2b,
2b(一方は図示せず)の間に底板4、下側支持板4
a、上側支持板4bをそれぞれ取り付けて台枠組みを形
成し、その頂部に支持台板3を取り付けこの上に成形装
置並びに支え装置を設けている。そして支持台板3とし
ては、図2に示すようにフランジ付ロール7のほぼ中心
に沿ってロール7の回転方向側約半分の面を他の部分よ
り僅かに高く形成した台板3とする。図示例はこの高低
差を支持台板3の上面に当て板3aを多数の沈めビス3
bで止着して構成したものを示したが、支持台板3を予
め段付きの板としてもよく、これらの台板3及び当て板
3aは耐摩耗性に優れたものを利用する。またこれら台
板や板材の取り付け手段はアングル材を利用して螺着し
たものを図示したが、溶接よって固設したり或は適当な
ブラケットを設けて取り付けてもよい。また底板4を除
く上下側支持板4a,4bとしては後述する駆動系装置
を設けるだけの幅寸法のみのものとし、これらを支柱に
掛け渡した梁材に取り付けて構成してもよい。
【0009】一方本装置の主軸となる駆動軸5は、下側
支持板4aに取り付けた軸受け5aと支持台板3の下面
に取り付けた軸受け5bによって、上側支持板4b及び
支持台板3を貫通して支持台板に対して傾斜して遊支さ
れている。尚この傾斜角度はフランジ付ロール7の形状
によって自由に選択できるが、15度〜30度が適当で
ある。そしてこの駆動軸5の下端にはスパー歯車5c
を、支持板4a,4bの中間部にはヘリカル歯車5dを
それぞれ取り付け、支持台板3より突出した先端側にフ
ランジ付ロール7を取り付けている。このフランジ付ロ
ール7は裁頭円錐形のドラム形とし、下部縁に成形用の
フランジ7aを形成している。そして前記駆動軸5の傾
斜度はこのロール7のドラム周面辺が支持台板3とほぼ
直角となるような角度であることが好ましい。またフラ
ンジ7aの上面は図7の(A),(B)図に示すように
支持台板3に最も近づいた部分で支持台板と平行である
ことが好ましい。そして前記スパー歯車5cは底板4上
に取り付けた駆動装置8によって伝動される。尚この駆
動装置8としてはモータ8aを減速装置に取り付け、そ
の出力軸に設けた歯車8bをスパー歯車5cと歯合させ
たものを示したが、他の適当な駆動装置を利用して駆動
軸5を回動させてもよい。
【0010】他方この駆動軸5と平行して傾動軸6を設
け、該軸6はその先端側を支持台板3上に突出させると
共に角形の揺動軸受け10と同じ角形の移動軸受け11
にセットフープを介してそれぞれ遊支され、これらの軸
受け10,11は図3に示すようにそれぞれその両側面
のほぼ中央部軸心に沿って突軸10a,11aを設けて
おり、突軸10aは上側支持板4bに取り付けた軸支え
ブラケット9に、突軸11aは腕枠13にそれぞれ遊装
されている。そしてこの傾動軸6の下端には蹴子型の従
動部材6aを取り付けており、この従動部材6aはその
腕杆部6bに溝を形成している。一方下側支持板4aの
上部、前記軸支えブラケット9の直下にはスタッド6c
を取り付け、このスタッドに前記ヘリカル歯車5cと歯
合する同数のヘリカル歯車6dを遊支する。そしてこの
ヘリカル歯車6dの上面には中心と離して突出子6eを
設け、これを前記腕杆部6bの溝に遊挿させている。よ
って駆動軸5と傾動軸6とは異なる方向に同じように回
転される。
【0011】一方傾動軸6の突出先端には賦形ロール1
2を取り付け、この賦形ロール12としては前記フラン
ジ付ロール7のフランジ7aを除く上部ドラム形部とほ
ぼ同じ形状寸法とし、その取り付けに当たっては図3の
ように固定的であってもよいが、図7の(A)図に破断
して示すように、軸6の先端側に二段の螺糸部を形成し
て支えねじ12a及び締め付けねじ12bをもって賦形
ロール12の取り付け高さ位置を調整できるようにして
もよい。
【0012】他方傾動軸6を支える前記移動軸受け11
の突軸11aを遊支する腕枠13は図4に示すように連
結片13aに軸受け11を抱くコ字形に構成され、連結
片13aには螺軸14が螺合するねじ孔を形成してい
る。そしてこの螺軸14は操作用のハンドル16の心に
固設されており、このハンドル16はそのボス部の一部
が支持台板3の端部に取り付けたアングルブラケット1
5に軸方向へ移動しないように遊支されている。尚1
7,17は腕枠13を案内するための側壁でアングル材
で構成して支持台板3の下面に取り付けている。従って
ハンドル16を操作して腕枠13を図3で右側ヘ移動さ
せると、移動軸受け11は突軸11aで滑動しながら右
方向へ移動され傾動軸6は揺動軸受け10の突軸10a
を支点として傾動する。この傾動によって賦形ロール1
2をフランジ付ロール7側へ案内させることができる。
そして傾動軸6を駆動軸5より遠ざかる方向に傾斜した
状態において、フランジ付ロール7と賦形ロール12と
は図7の(A)図矢印Cで示すように離間しており、こ
の状態において円筒体の部分ダクト1aをその内側にフ
ランジ付ロール7を配置するように支持台板3上に配置
する。
【0013】次いで駆動軸5を回転させると傾動軸6も
回転しその方向は(A)図の矢印方向である。続いて部
分ダクト1aの上側を片手で強く支持台板3側へ押し付
けながら、片手でハンドル16を操作して傾動軸6を
(B)図に矢印Dで示すように傾動させ、賦形ロール1
2を移動させる。この移動によって部分ダクト1aの下
端縁はフランジ付ロールのフランジ7aと賦形ロール1
2の下縁によって絞るように押し曲げられ、両ロール
7,12の回転によって部分ダクト1aも回転しながら
成形される。尚この折り曲げ作業は少しずつ次第に折り
曲げるものであり、部分ダクト1aが4〜10回転する
間に(B)図のように折り曲げ成形されるようハンドル
16を操作することが好ましい。 またこの折り曲げに
当たっては部分ダクト1aを支持台板3に押し付けると
共に折り曲げによる摩擦で支持台板の一部が摩損するの
で、支持台板3としては前記したように強硬度のものと
するか或は台板の一部に鋼板を配置したものが好都合で
ある。また折り曲げられたフランジ1eは支持台板3か
ら浮き上がるようになり、これによって部分ダクト1a
が傾動しようとするため、支持台板3のフランジ付ロー
ル7の突出面部のほぼ中心からロール7の回転方向側は
前記したように僅かに高段としている。従って賦形され
る部分ダクト1aは安定して成形回動し、両ロールの間
に食い込まれるように回転してフランジ部1eが形成で
きる。即ち部分ダクト1aの下端縁は、賦形ロール12
の移動によってその下端部で加圧成形されるとき支持台
板3の低いところと高いところで支持されることにな
り、一時的に部分ダクトの下端縁は支持台板3の高段部
で支持されることになって成形を確実容易にする。
【0014】一方順次折り曲げ加工される部分ダクト1
aは、両ロール7,12の回転に伴って図2で示す矢印
方向に回動すると共に図2において下側方向に変移され
ようとする。よって部分ダクト1aの成形送り出し側に
は、これを支えるような緩衝支持装置18を配設するこ
とが推奨される。そしてこの支持装置18としては支持
台板3上に基板19を枢軸となる軸芯19aで扇動可能
に取り付け、締め付けねじ19bで適当位置に係留でき
るようにし、この軸芯19aの上部側に長く延長させた
レバー20を出し入れできるように取り付ける。そして
該レバー20にはそのダクト当接部に耐摩材20aを装
着すると共にそに軸芯側に座具20bを設けている。他
方基板19の一部には突壁19dを形成し、前記座具2
0bをこの突壁に対応させてその間にコイルばね21を
介装する。尚19cはこのばね21によってレバー20
が図2において反時計方向ヘ旋回するのを規制するスト
ッパー突軸である。そして折り曲げ加工する部分ダクト
1aの径に応じて基板19を適当な位置に係着させる。
【0015】このような支持装置18を設けておけば、
フランジ付ロール7及び賦形ロール12は部分ダクト1
aの軸芯にほぼ直交して配置されることになり、正しい
折り曲げ加工ができる。尚賦形ロール12の下端縁はフ
ランジ付ロール7のフランジ7a上に移動するものであ
り、その上下間隙は部分ダクト1aを形成する金属板の
厚さより僅かに広い寸法とする。そしてこれらの部分が
摩耗したときは傾動軸6を軸方向に移動して調整したり
或は前記したように賦形ロール12の取り付け位置を調
整して正しい間隙を保持するようにするものである。
【考案の効果】本考案筒体の端縁折り曲げ装置はこのよ
うに構成したから、従来のように工具をもって順次端縁
を折り曲げるような手数が全くなくなり、しかも正しい
フランジ形成が熟練を必要としないで短時間で形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した折り曲げ装置の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図2の切断線III−IIIに沿う矢印方向一
部拡大断面図。
【図4】図3の切断線IV−IVに沿う矢印方向一部断
面図。
【図5】曲がりダクトを例示する説明側面図。
【図6】図5の一部を構成する部分ダクトの一部破断見
取図。
【図7】本考案の他の実施例及び作動工程を示す説明図
で図3の一部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の端縁部を外方に折り曲げる装置で
    あって、枠組みの支持台板の上に、フランジ付ロールを
    先端側に取り付けた駆動軸を傾斜させてフランジ付ロー
    ルのみを突出させて配設し、該支持台板上のフランジ付
    ロールの傾斜方向側には、駆動軸に沿って傾動自在に構
    成した従動軸の先端に取り付けた賦形ロールのみを突出
    させて配設し、支持台板上のフランジ付ロールと賦形ロ
    ールとの間に筒体の端縁を配置し、賦形ロールの従動軸
    を積極的に傾動させて賦形ロールの下端縁をフランジ付
    ロールのフランジ上部へ案内し、筒体の端縁を折り曲げ
    るように構成したことを特徴とする筒体の端縁折り曲げ
    装置。
JP1581692U 1992-02-08 1992-02-08 筒体の端縁折り曲げ装置 Expired - Lifetime JPH0756093Y2 (ja)

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JP1581692U JPH0756093Y2 (ja) 1992-02-08 1992-02-08 筒体の端縁折り曲げ装置

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JP1581692U JPH0756093Y2 (ja) 1992-02-08 1992-02-08 筒体の端縁折り曲げ装置

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JPH0623614U JPH0623614U (ja) 1994-03-29
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JP5476009B2 (ja) * 2009-03-16 2014-04-23 富士工業株式会社 筒状型自在継手

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JPH0623614U (ja) 1994-03-29

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