JP2000168753A - 自動開袋装置 - Google Patents

自動開袋装置

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JP2000168753A
JP2000168753A JP10361905A JP36190598A JP2000168753A JP 2000168753 A JP2000168753 A JP 2000168753A JP 10361905 A JP10361905 A JP 10361905A JP 36190598 A JP36190598 A JP 36190598A JP 2000168753 A JP2000168753 A JP 2000168753A
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Hirobumi Sako
博文 迫
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Meiji Machine Co Ltd
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MEIJI MACHINE
Meiji Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設置スペ−スを極限まで省スペ−ス化でき、
しかも連続して袋を開袋し排出しても常に残留量を極限
まで低減できる自動開袋装置を提供すること。 【解決手段】 架台13と、袋131を袋登載台29上
の搬入袋停止位置検知用センサ39まで搬送する袋搬入
機構41と、袋を押圧・支持するとともに搬入袋常時支
持機構83と、回転研削切断体93の外周に固着された
多数の研削砥粒97による袋の開袋機構145と、横長
狭小切開口135から原料物質を落流排出するように袋
を袋登載台とともに回動・支持軸15を中心として回動
なさしめたり萎んだ袋を袋登載台とともに回動・支持軸
を中心として回動なさしめて「はたき動作」をなさしめ
る回動・揺動用アクチュエ−タ43と、短振幅振動生起
手段105により萎んだ袋に対し「たたく動作」をなし
残留している原料物質の排出を促す払い落とし機構10
9と、これら機構の動作を制御する制御手段111とか
ら構成された自動開袋装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単純化した機構でも
って、設置スペ−スの省スペ−ス化と、連続して袋を開
袋して原料物質を排出しても、常時、袋内に残留する原
料物質の残留量が従来に比して極めて少なくできる自動
開袋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食料品、化成品、薬品、機能成形品、建
材品等を製造する工場では、目的の製品を製造するた
め、製造ラインの先頭工程若しくは適宜な中間工程にお
いて、粉粒状の原料物質が収容された袋から原料物質を
取り出して、製造ラインにスム−ズに供給する必要があ
る。係る原料物質の供給を、作業者が袋の適所を開袋し
該袋の開口を下方側に向けて、袋を叩いたり揺する等の
排出促進作業をなしつつ取り出して前記した工程に供給
するといった人手に頼る作業では、長時間にわたり作業
者に前記した作業を反復実行させることになり、作業者
に重労働を強いることになる。
【0003】また、袋から原料物質を排出時に粉粒状の
原料物質が作業空間に浮遊拡散するが、作業者が吸引す
ると、塵肺等の呼吸器系の疾病を引き起こすおそれがあ
る。さらに、重量の原料物質が収容された袋について前
記した作業をする場合には、作業者の身体に対する負担
は耐えがたいものとなり、身体に腰痛等の障害が生じる
おそれがある。
【0004】このため、従来から人手によらずに粉粒状
の原料物質が収容された袋を開袋し原料物質を取り出す
開袋装置が種々提案されており、例えば、特開平2−1
39323号公報、特開平8−258820号公報、特
開平9−30520号公報にそれぞれ開示された提案が
ある。
【0005】特開平2−139323号公報が開示する
提案は、長手方向に傾斜し微振動している移送部材上を
袋が移送する途上で、袋の下面をカッタ−によって切断
して開袋し、収容された原料物質を排出する構成の従来
の開袋装置では、収容されている原料物質の種類に応じ
て、袋の形状、性質等が相違し袋の状態が変わってくる
こと、排出に好適な開袋切開位置ではなく機械的に切開
し易い位置で切開することから、原料物質の物理的性状
に影響されて袋からの原料物質の排出が不完全になりが
ちとなる課題に着目した提案である。
【0006】該課題を解決するため、走行する搬入用コ
ンベアにより袋を移送し、移送途上で回転するカッタ−
で袋の両側部の全長を切断した後、中央部分を上下から
挟んで取出用コンベアに受け渡し、ガイドバ−により切
開部の一方が支持され他方が垂れ下がった状態とし、取
出用コンベアに隣接して配設されたかき落とし装置の動
作により、ブラシ状部材により袋の垂れ下がった側を叩
いて、原料物質を袋から排出可能なようにしたものであ
る。
【0007】また、特開平8−258820号公報が開
示する提案は、従来の開袋装置は、各種粉粒体が収容さ
れた袋を装置に供給する機構、該袋を導入する機構、該
袋を開袋して各種粉粒状を外部に排出する機構、各種粉
粒体を外部に排出した空袋を処理する機構といった四つ
の独立した機構を大型のフレ−ムに取り付けた構成とな
っており、該開袋装置を設置すると広大なスペ−スを専
有してしまい、中小の製造ラインの場合には、設置が極
めて困難である課題に主として着目した提案である。
【0008】該課題を解決するため、袋を導入する機
構、袋が起立状態で差込棒の差し込み動作で完全に保持
されてから鋭利な刃先のカッタ−を一側から他側に押し
つけつつ移動させることにより袋の低部一側を切り開し
て開袋する機構、空袋を処理する機構を作業手順に従っ
てフレ−ム内に立体的に配置することにより設置スペ−
スの省スペ−ス化をはかるとともに、フレ−ム内に内蔵
された自動エア洗浄装置から高圧パルスエアを粉粒体等
の原料物質が一部残留している袋に噴射して袋を揺動な
さしめ、袋内に残留した原料物質を排出可能なようにし
たものである。
【0009】さらに、特開平9−30520号公報が開
示する提案は、搬入される袋毎にカッタ−による開口位
置が一定でなく、開袋部の下向きの傾斜度合いが袋内の
原料物質を完全に取り出すのに適合していないことが一
因となっている事実に着目し、原料物質が収容された袋
を、回転するカッタ−に、常に袋が整列状態で供給され
るように誘導して所定の開袋をなす提案である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、特開平2−
139323号公報に開示された提案は、開袋前の袋を
搬入用コンベアに積載して搬入、取り出し用コンベアに
積載しての開袋、袋からの原料物質の排出といった各手
順が進行する毎に、一定方向に袋を水平に搬送する構造
となっており、開袋装置の床面積が大きくなってしま
い、設置するには広大な設置スペ−スが必要となる。
【0011】また、カッタ−は回転しながら刃先を袋と
接触させて袋を回転切断して開袋するので、このような
動作を多数の袋に対して順次実行すると刃先が綻びシャ
−プな回転切断が次第に出来なくなる。すると、袋の回
転切断線が小刻みに波うつようになり開口が歪な形態と
なってしまう。このため、開口周縁部が原料物質のスム
−ズな排出の障害となって、袋内に一部の原料物質が残
留してしまうといった排出をなすについての致命的な問
題がある。
【0012】特開平8−258820号公報に開示され
た提案では、設置スペ−スの省スペ−ス化に成功してい
るものの、袋内に残留している原料物質の残留量を極限
まで少なくする排出を可能とすべく、高圧エアの間欠的
な多量噴射により該袋に対し「たたき作用」を付与する
ため、大部分粉状である原料物質が袋内から追い出され
るものの装置内を浮遊し、袋の搬入口や空袋の排出口な
どの開口部から噴射された空気量と共に機外に拡散して
しまう。このため、係る粉状の原料物質を回収する特別
な回収装置を装備しなければならない構造上の難点があ
る。
【0013】また、本提案の開袋では、図42に示すよ
うに、切開位置が袋aの低部bから離れた下方の一側側
面位置cであって、図43に示すようにね該位置の一定
長さの切断により切り開かれて開口dが生じる一方、袋
内が湾曲状の収容空間eとなっている袋の低部bは、開
口dが生じた側と反対側寄りに反って垂れ下がってしま
う。このため、図43に示すように、排出動作しても、
湾曲状の収容空間eにある粉粒状の原料物質の一部が排
出されずに止まったり、袋の低部bの前記した垂れりに
より、開口dからダイレクトに外方に排出できない原料
物質は、湾曲状の収容空間eを経由して開口d側に稼働
しなければならないが係る移動の途上で一部の粉粒状の
原料物質が、湾曲状の収容空間eの壁部e1に遮られて
移動が阻止され外方に排出されない等、湾曲状の収容空
間eが残留空間Eに変身した如き状態を呈してしまう。
【0014】さらにまた、カッタ−を袋に押しつけつつ
稼働させることにより切断して袋を開袋する構造である
ため、スム−ズな開袋をなすには、刃先が鋭利であるこ
とが必須の要件であることから、前記した回転するカッ
タ−の回転により袋を開袋する構造と同様の問題があ
る。
【0015】特開平9−30520号公報に開示された
提案は、袋が回転するカッタ−による回転切断される前
の段階での提案であって、袋を回転切断する段階での前
記した問題点は同様に内包しているままである。
【0016】本発明は前記した事情に鑑み提案されたも
のであって、開袋装置に必須の機構のみで、設置スペ−
スを極限まで省スペ−ス化でき、しかも、多数の袋を連
続して開袋して排出しても、どの袋内に収容の粉粒状の
原料物質であっても残留量を従来に比し極限まで低減し
た排出が可能な自動開袋装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するた
め、請求項(1)の発明は、開袋される袋を省スペ−ス
に寄与するように装置内を移動なさしめる観点からの解
決手段(以下「第一の解決手段」とする。)と、原料物
質の排出時に残留空間が生じないような袋の切開位置と
切開手段とする観点からの解決手段(以下「第二の解決
手段」とする。)を講じたものである。
【0018】第一の解決手段は、袋の搬入動作と、一側
に回動すると開口が下向きとなる搬入された袋の一側袋
端位置を開袋する動作とを装置内の上位位置にて水平状
態で、水平状態から下方位置中を一側に素早く回動移動
させ開口を下方に向けながら原料物質を開口から遠心力
並びに重力が作用されることを利用した落流排出させる
動作、この後、開口が真下に向いた時点で袋を叩く第一
段の強制排出動作と、袋を下方空間での回動軌跡中で揺
動なさしめる第二段の強制排出動作とを順次なさしめて
袋内の原料物質の残留量を極限まで低減した排出をなさ
しめる動作に至る一連の動作が、その動作の進行に応じ
て、袋が、装置内の限られた空間中を立体的に移動する
ことにより順次実行可能な構成として、極限まで設置ス
ペ−スの省スペ−ス化をはかるものである。
【0019】また、第二の解決手段は、袋の低部の略中
央位置を切開位置、若しくは袋の低部に縫い目がある場
合には該縫い目に対して略対称となる位置それぞれを切
開位置とし開口されても残留空間が生じないようにした
袋の切開位置の観点からと、袋に対する同様の回転切断
をして一定時間連続して使用すると回転刃の刃先が綻び
て切断能力が急速に低下する刃先の切り開き作用を用い
た回転切断によらずに、金属を研削するのと同様にして
回転円板の周辺上に硬度の高い研削砥粒を多数固着した
回転体により回転研削して、多数の袋を連続して開袋し
ても、どの袋に対しても原料物質がスム−ズに排出でき
る切り口の開口が現出するようにした切開手段の観点か
らのものである。さらに、係る残留空間が生じないよう
にして現出された開口からのスム−ズな排出と、前記し
た落流排出、第一段の強制排出、第二段の強制排出の連
係により袋内の原料物質の残留量を極限まで低減した排
出が可能なようにしたものである。
【0020】具体的には、一定間隔にて搬入側と排出側
の正面側位置と裏面側位置それぞれに立設された複数の
支柱と複数の支柱間に架設された複数のフレ−ムとから
なる架台と、正面側のフレ−ムの搬入側寄り位置と裏面
側のフレ−ムの搬入側寄り位置間に軸受部材を介して横
設された回動・支持軸と搬入側寄りがその回動・支持軸
により回動可能に支持されて複数のフレ−ムにより囲ま
れた空間領域に配設された袋登載台と送給面を臨ませて
その袋登載台に一定間隔にて横設された複数の送給用モ
−タロ−ラと搬出側のフレ−ムに設けられ出力側に飛散
防止楯と搬入袋停止位置検知用センサが取付けられたス
トッパ−用アクチュエ−タとからなる袋搬入機構と、正
面側のフレ−ムに突設された支持台上に起伏可能であっ
て出力側が前記した回動・支持軸と連結棹を介して連動
連結なさしめて設けられた回動・揺動用アクチュエ−タ
と、袋登載台を跨がしめてその袋登載台の一側側面と他
側側面間に架設された支持台と出力側を鉛直下方に臨ま
せてその支持台に登載された袋支持用アクチュエ−タと
その袋支持用アクチュエ−タの出力軸と連結され下方側
に一定間隔にて複数の差し込みピンが突設されて水平に
設けられた差し込みピン支持板と出力軸を鉛直下方に臨
ませて前記した差し込みピン支持板又は支持台に登載さ
れた萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タとその萎み袋押
圧・支持用アクチュエ−タの出力軸と連結されて水平に
設けられた袋押圧・支持板からなる搬入袋常時支持機構
と、搬出側のフレ−ムに支持脚を介して配設された回転
研削切断体送用アクチュエ−タと出力軸を鉛直下方とな
してその回転研削切断体送用アクチュエ−タと連動連結
された回転研削切断体動作用モ−タと回転研削切断体動
作用モ−タの出力軸に脱着可能に取付けられた取付・支
持部材とその取付・支持部材に備えられた円周上に研削
砥粒が多数固着された少なくとも一枚の回転研削切断体
からなる回転研削切断ユニットからなる研削切断による
開袋機構と、搬入側の正面側位置に立設された支柱と裏
面側位置に立設された支柱間に袋登載台が最大限回動時
に登載された袋と対面可能となして設けられた短振幅振
動生起手段とその短振幅振動生起手段に内蔵若しくは連
結された間欠動作アクチュエ−タからなる払い落とし機
構と、前記した送給用モ−タロ−ラ、ストッパ用アクチ
ュエ−タ、回動・揺動用アクチュエ−タ、袋支持用アク
チュエ−タ、萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ、回転
研削切断体送用アクチュエ−タ、回転研削切断体動作用
モ−タ、間欠動作アクチュエ−タそれぞれと制御接続さ
れた制御手段とから構成された自動開袋装置としたもの
である。
【0021】請求項(2)の発明が講じた解決手段は、
一定量の原料物質は、原料物質収容時に袋が膨張し、僅
かな衝撃で袋が破損して原料物質が袋外に飛散しないよ
うにするため、当該原料物質を収容するのに必要な内容
積より若干大きめの内容積の袋に収容されているが、内
容積に余裕があるため、作業者による袋の持ち上げか
た、袋登載台に袋の乗せかた或いは乗せる際の衝撃等に
より、袋内で原料物質が揺動等して偏った収容分布状態
となることが多々ある。そして、このような収容状態の
袋が袋登載台上を排出側に搬送されると、切開される袋
の先頭部の形状が千差万別となり、切開しずらい、或い
は不十分にしか切開できない形状のまま研削切断される
おそれがあるので、研削切断の直前段階で、強制的に袋
の先頭部を切開し易い形状に形成するようにしたもので
ある。
【0022】具体的には、請求項(1)記載の発明に係
る自動開袋装置を前提とし、請求項(1)記載の袋搬入
機構に代えて、請求項(1)記載の回動・支持軸と請求
項(1)記載の袋登載台と請求項(1)記載の複数の送
給用モ−タロ−ラと検知部を袋登載台上に臨ませて正面
側のフレ−ムの搬出側寄り位置に設けられた搬入袋停止
位置検知用センサ−と出力軸の両側に案内・支持軸が平
行に付設され搬出側のフレ−ムに設けられた整袋用アク
チュエ−タとその出力軸と案内・支持軸の軸橋に連結さ
れた整袋・飛散防止楯とからなる袋搬入・整袋機構を具
備せしめ、請求項(1)記載の制御手段が、請求項
(1)記載のストッパ−用アクチュエ−タに代えて整袋
用アクチュエ−タと制御接続なさしめて構成された自動
開袋装置としたものである。
【0023】請求項(3)の発明が講じた解決手段は、
研削切断される直前段階の袋が、正確に回転研削切断体
の送方向に対して直角に搬入されるようにして、より一
層確実に、どの袋に対しても一様な切開口が得られるよ
うにし、前期した落流排出、第一段の強制排出、第二段
の強制排出による連係排出動作が、より一層有効となる
ようにしたものである。
【0024】具体的には、請求項(1)又は請求項
(2)記載の発明に係る自動開袋装置を前提とし、請求
項(1)記載の袋搬入機構又は請求項(2)記載の袋搬
入・整袋機構に、請求項(1)記載の袋登載台の両側面
に中心側に移動可能に付設された一対の案内板とその一
対の案内板それぞれの搬入側寄りと搬出側寄りそれぞれ
の外側側面を押圧可能となして設けられた複数の案内板
移動用アクチュエ−タが追加して設けられ、請求項
(1)記載の制御手段が複数の案内板移動用アクチュエ
−タそれぞれとも制御接続された自動開袋装置としたも
のである。
【0025】請求項(4)の発明が講じた解決手段は、
袋を研削切断する回転研削切断体を送るアクチュエ−タ
をロッドレスタイプとし、回転研削切断体が回転しなが
ら送られる側の所要スペ−スを極限まで省スペ−ス化し
て、より一層設置スペ−スの省スペ−ス化を図ったもの
である。
【0026】具体的には、請求項(1)乃至請求項
(3)いずれかに記載の発明に係る自動開袋装置を前提
とし、請求項(1)記載の回転研削切断体送用アクチュ
エ−タを回転研削切断体送用ロッドレスシリンダとした
ものである。
【0027】請求項(5)の発明が講じた解決手段は、
袋内に残留している粉粒状の原料物質の排出を適宜な振
幅で回転軌跡中を反復揺動なさしめる際に作用方向と作
用力可変の遠心力が作用しても袋が袋登載台から抜けな
いようにし、残留した原料物質の完全な排出に支障が生
じないようにしたものである。
【0028】具体的には、請求項(1)乃至請求項
(4)いずれかに記載の発明に係る自動開袋装置を前提
とし、請求項(1)記載の搬入袋常時支持機構に、出力
軸に補助差し込みピンが突設され動作時に補助差し込み
ピンが袋登載台上に出没可能となして請求項(1)記載
の袋登載台の下方位置に設けられた袋支持用補助アクチ
ュエ−タが追加して構成された搬入袋常時支持機構であ
り、請求項(1)記載の制御手段又は請求項(2)記載
の制御手段が袋支持用補助アクチュエ−タとも制御接続
された自動開袋装置としたものである。
【0029】請求項(6)の発明が講じた解決手段は、
原料物質が極限まで排出され萎んだ状態となった袋を装
置外にスム−ズに排出して装置内に残留しないように
し、後続の袋からの原料物質の排出に支障が生じないよ
うにしたものである。
【0030】具体的には、請求項(1)乃至請求項
(5)いずれかに記載の発明に係る自動開袋装置を前提
とし、排出側の正面位置に立設された支柱と裏面側位置
に立設された支柱間であって萎んだ袋の排出のための袋
登載台の戻り回動による袋登載台の接近に対応して萎ん
だ袋を袋登載台から受取可能な位置に設けられた萎み袋
受取台と必要に応じて排出面を臨ませてその萎み受取台
に一定間隔にて横設された複数の搬出用モ−タロ−ラを
設けしめるとともに、請求項(1)乃至請求項(3)い
すれかに記載の制御手段又は請求項(5)記載の制御手
段が排出用モ−タロ−ラとも制御接続された自動開袋装
置としたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】請求項(1)乃至請求項(6)の
発明の構成により、回転研削切断体動作用モ−タの出力
軸に、搬入される袋に縫い目がある場合には複数枚の、
縫い目がない場合には一枚の回転研削切断体が備えられ
た取付・支持部材を取付けて回転研削切断ユニットを準
備する。この後、制御手段の動作命令によりストッパ−
用アクチュエ−タを動作させて飛散防止楯と搬入袋停止
位置検知用センサを袋登載台上に臨ませる。つぎに、粉
粒状の原料物質が収容された袋を袋登載台の搬入側から
押し入れると、送給用モ−タロ−ラの回動により該袋は
袋登載台上を搬出側に搬送される。そして、袋の一側が
袋登載台の所定位置に達したと搬入袋停止位置検知用セ
ンサが検知すると、制御手段の動作停止指令により送給
用モ−タロ−ラの動作が停止して、それ以上の搬出側へ
の搬送が阻止されて静止し、袋の一端部が回転研削切断
体の送方向線上から若干搬出側に突出した状態となる。
【0032】なお、請求項(3)の発明の構成であれ
ば、制御手段の動作指令により複数の案内板移動用アク
チュエ−タを動作させ一対の案内板それぞれの搬入側寄
りと搬出側寄りそれぞれの外側側面を同期して押圧する
と、搬入される袋の幅寸法と若干間隔を開けるように同
期して中心側に移動しようとするので、袋を袋登載台の
搬入側から押し入れる際に、袋が袋登載台上に偏って押
し入れられても、袋は案内板により搬送方向変位を正さ
れつつ送給用モ−タロ−ラにより回転研削切断体の送方
向に対して正しく直角に搬送される。
【0033】ついで、制御手段の一定時間の動作指令に
より、袋支持用アクチュエ−タを動作させると、出力軸
が袋の一側側面に接近移動し、差し込みピンが該一側側
面を突き刺してピンと突き刺し孔の隙間から袋内に空気
が流通可能となるとともに袋押圧・支持板が該一側側面
を押圧・支持する。ついで、制御手段の動作指令によ
り、回転研削切断体送用アクチュエ−タと回転研削切断
体動作用モ−タとを動作させると、少なくとも一枚の回
転研削切断体は回転しながら回転研削切断体送用アクチ
ュエ−タにより搬出側のフレ−ムの一側から他側に送ら
れる。
【0034】尚、請求項(2)の発明の構成であれば、
制御手段の動作指令により、送給用モ−タロ−ラと袋支
持用アクチュエ−タを順次動作させると、搬入袋停止位
置検知用センサの検知部が検知する位置まで袋が袋登載
台上を搬送された後、搬送された袋の一側は、前記した
と同様にして差し込みピンにより突き刺されるとともに
袋押圧・支持板により押圧・支持されることにより、袋
は、固定状態で停止する。しかる後に、制御手段の動作
指令により、整袋用アクチュエ−タを動作させると、案
内・支持軸は出力軸とともに突出動作するため、整袋・
飛散防止楯が袋の搬入側を押圧する。すると、該袋は固
定状態にあることから押圧力として感受し、該搬入側の
形状不定の空の部位が縮められ或いは屈曲されるととも
に収容されている原料物質の一部が搬入側に移動等して
整袋される。
【0035】そして、搬入された袋の一側に縫い目があ
る場合には、複数枚の回転研削切断体が袋の縫い目に対
して略対称となる一側のそれぞれの位置と接触した後、
多数の研削砥粒が該位置を切開位置として若干づつ削り
取って研削切断しながら同方向に送られる。複数枚の回
転研削切断体をこのように送ると、縫い目に対して略対
称となる位置が一定長さ研削切断されて横長狭小切開口
が複数箇所出現し開袋される。また、搬入された袋の一
側に縫い目がなし場合には、一枚の回転研削切断体が袋
の一側の略中央位置と接触した後、該位置を切開位置と
して前期したと同様にして同方向に送られ、袋の一側の
略中央位置が一定長さ研削切断され横長狭小切開口が出
現し開袋される。
【0036】尚、請求項(4)の発明の構成であれば、
回転研削切断体送用ロッドレスシリンダを動作させ回転
研削切断体を略袋の幅長さだけ搬出側のフレ−ムの一側
から他側に送ると、前記した研削切断がなされ横長狭小
切開口が出現し開袋される。
【0037】この後、制御手段による適宜時間の動作命
令により、ストッパ−用アクチュエ−タの動作を停止
し、回動・揺動用アクチュエ−タを一側に動作させる
と、連結棹を介して回動力が回動・支持軸に伝達され、
袋は、袋押圧・支持板による押圧・支持と、差し込みピ
ンによる差し込み・支持がされながら袋登載台ととも
に、該回動・支持軸を中心として一側に回動開始する。
すると、差し込みピンによる穴明けで空気が流通するこ
とから、回動開始による袋の傾斜により、袋内の原料物
質全てが略同時にスム−ズな排出動作を開始し、縫い目
のある袋の場合には縫い目に対して略対称な一対の横長
狭小切開口の全ての縁を、縫い目のない袋の場合には袋
の一側の略中央位置の横長狭小切開口の全ての縁を略同
時に押し開く。このため、横長狭小切開口は、残留空間
が生じないようにして大きく口が開かれた切開口に形状
変化する。
【0038】ついで、さらなる袋登載台の回動により、
大きく口が開かれた切開口は、素早く下方空間に向く度
合いを強める。このため、袋内の原料物質は、遠心力並
びに重力の作用を受け排出量を急激に増しながら落流排
出されるとともに袋は厚みを減じて萎み始める。
【0039】そして、一側に略90度回動すると、落流
排出により大部分の原料物質は袋から排出され、該袋は
厚みを略消失した萎み状態となり、袋押圧・支持板と該
袋の一側側面は離反し該袋は押圧・支持されなくなり、
該袋は、差し込みピンによる差し込み・支持のみにより
支持され短振幅振動生起手段と対面する。つぎに、制御
手段の動作命令により、短振幅振動生起手段を動作させ
ると、該短振幅振動生起手段の頭部は萎んだ袋をたたく
動作をなし、萎んだ袋内に残留している原料物質の排出
を促す第一段の強制排出をなす。このため、僅かの原料
物質のみが内部に残留し、袋は、より一層萎む。
【0040】この後、制御手段の動作指令により、萎み
袋押圧・支持用アクチュエ−タを動作させると、より一
層萎んだ袋を袋押圧・支持板が押圧支持する。ついで、
制御手段の動作指令により、回動・揺動用アクチュエ−
タを一側と他側とに一定周期で交互に反復動作させる
と、萎んだ袋は、回動・支持軸を中心として、袋登載台
とともに回動軌跡中を一定振幅で揺動され所謂人力によ
る「はたき動作」に近似した動作をする。すると、回動
軌跡の接線方向に対して直角な方向であって作用方向が
回動とともに変化し回動方向が転換する際に作用力が大
きく変化する遠心力が、第一段の強制排出でも排出され
ずに袋内に残留している原料物質に作用されて排出が促
される、第二段の強制排出がなされる。このため、袋内
に僅かに残留していた原料物質の大部分が袋から排出さ
れる。
【0041】尚、請求項(5)の発明の構成であれば、
袋を袋登載台とともに一側に回動させる前に、制御手段
の動作指令により、袋支持用アクチュエ−タとともに袋
支持用補助アクチュエ−タも動作させると、袋の一側側
面と他側側面とが差し込みピンが差し込まれて差し込み
・支持される。そして、係る両側面がらの差し込み・支
持であると、萎んだ袋が袋登載台とともに前記した如く
回動や揺動しても、袋登載台から落下しない。
【0042】また、請求項(6)の発明の構成であれ
ば、前記した第二段の強制排出が終了し、制御手段によ
る袋支持用アクチュエ−タ、萎み袋押圧・支持用アクチ
ュエ−タそれぞれに対する動作停止命令、袋支持用補助
アクチュエ−タが備えられている場合には、該袋支持用
補助アクチュエ−タに対する動作停止指令と、回動・揺
動用アクチュエ−タに対する戻り動作指令により、萎ん
だ袋はフリ−状態で袋登載台とともに搬出側の支柱側に
接近する戻り回動をなす。すると、萎んだ袋は、搬出側
の支柱方向に放出され、萎み袋受取台に受け取られて該
萎み袋受取台上を必要に応じて搬出用モ−タロ−ラの回
動とともに搬出され、装置外に排出される。
【0043】
【実施例】請求項(1)の発明の一実施例を、図面を参
照しながら説明する。図1は請求項(1)の発明の一実
施例に係る自動開袋装置を正面からみた場合を示し、図
2は同自動開袋装置を上方からみた場合を示し、図3は
袋搬入機構の構成を図1のA−A線にて切断してみた場
合を示し、図4は回動・支持軸が回動・揺動用アクチュ
エ−タと連動連結されているとともに袋登載台を支持可
能に横設されている構成を図1のB−B線にて切断して
みた場合を示し、図5は外周側両面それぞれに多数の研
削砥粒が層を成すように固着された二枚の回転研削切断
体を備えた回転研削切断ユニットの一例を正面から拡大
してみた場合を示し、図6は外周側両面それぞれに多数
の研削砥粒が固着された回転研削切断体を斜め上方から
拡大してみた場合を示し、図7は外周側の片面のみに多
数の研削砥粒が層を成すように固着された二枚の回転研
削切断体を備えた回転研削切断ユニットの他の例を正面
から拡大してみた場合を示し、図8は制御手段の一例と
該制御手段との制御接続の第一例を模式的に示したもの
である。
【0044】図1及び図2に示すように、3は、下端に
基礎ボルト5が備えられ、少なくとも後述する袋登載台
29が略90度回動しても該袋登載台29が地面7と接
触しない長さの支柱であって、四本の該支柱3が、正面
側位置同士間と裏面側位置同士間とを若干広い間隔で同
間隔に、正面側位置と裏面側位置間を狭い間隔となし
て、搬入側と搬出側の正面側位置と裏面側位置それぞれ
の地面7上に鉛直に立設されている。また、9は、四本
の支柱3の上方側と正面側間と裏面側間それぞれに架設
された長尺フレ−ムであり、11は、四本の支柱3の搬
入側の正面側位置と裏面側位置間と搬出側の正面側位置
と裏面側位置間それぞれに架設された短尺フレ−ムであ
る。そして、前記した四本の支柱3と、一対の長尺フレ
−ム9と、一対の短尺フレ−ム11とから本実施例に係
る架台13が構成されている。尚、14は、排出シュ−
トである。
【0045】図1、図2及び図4に示すように、15
は、正面側に架設された一対の長尺フレ−ム9と裏面側
に架設された他方の長尺フレ−ム9それぞれの搬入側寄
り位置上に設けられた軸受部材17を介して横設された
回動・支持軸である。
【0046】図1乃至図4に示すように、該回動・支持
軸15の一方の回動・支持位置15aにて該回動・支持
軸15が貫通するようにして連結され、搬入側から排出
側に至るまで延設されて一方の支持板19が設けられる
とともに、他方の回動・支持位置15bにて同様にして
連結され同様に延設されて他方の支持板19が設けられ
ている。
【0047】また、21は、正面側の長さが一対の支柱
3の正面側位置での立設間隔より若干短い長さに、側面
側の長さが一対の支柱3の裏面側位置での立設間隔より
若干短い長さの板状の登載板であって、一方の支持板1
9と他方の支持板19により支持され、搬入側から搬入
側方向に中央部が一定長さ切り欠いて送給用モ−タロ−
ラ複数収容空間23が、搬出側端の中央部が所定長さ切
り欠いて送給用モ−タロ−ラ収容空間25がそれぞれ設
けられるとともに搬出側近くの中央位置に叩き穴27が
設けられている。そして、一方の支持板19と、他方の
支持板19と、登載板21とから本実施例に係る袋登載
台29が構成されている。
【0048】図1乃至図4に示すように、31は、後述
する制御手段111を構成するコントロ−ラ113と制
御接続され、該コントロ−ラ113の指令により適宜回
動と回動停止可能な送給用モ−タロ−ラであって、前記
した送給用モ−タロ−ラ複数収容空間23に送給面31
aを互いに間近に対面するようにした一定間隔にて四
本、若干間隔をあけて搬入側端寄りに一本、そして、送
給用モ−タロ−ラ収容空間25に一本といった如くし、
且つ登載板21上に送給面31aが出没するようにして
それぞれ配設されて、前記した袋登載台29に総計6本
の送給用モ−タロ−ラ31が設けられている。
【0049】図1及び図2に示すように、33は、袋登
載台29の搬出側端と間近に対面する位置に設けられス
トッパ−用アクチュエ−タであって、出力軸35の突端
に搬出側に向けて湾曲し登載板21の搬出側と略同長に
形成された飛散防止楯37が、出力軸35の下方寄り位
置に搬入袋停止位置検知用センサ−39が取付けられて
いる。
【0050】図1乃至図3に示すように、前記した回動
・支持軸15と、袋登載台29と、六本の送給用モ−タ
ロ−ラ31と、ストッパ−用アクチュエ−タ33とから
本実施例に係る袋搬入機構41が構成されている。
【0051】図1乃至図4に示すように、43は、一方
の長尺フレ−ム9の中央から若干搬入側に寄った下方位
置に突設された支持台45上に付属の取付部材47を介
して揺動可能となして取付られた回動・揺動用アクチュ
エ−タである。そして、該回動・揺動用アクチュエ−タ
43の出力軸49は、鈍角状に屈曲されて形成された連
結棹51を介して前記回動・支持軸15の軸端と連動連
結されている。
【0052】図1乃至図3に示すように、53は、下方
側が登載板21の一方の外側面21aと、登載板21の
下面21b及び支持板19の外側面19a両者と接する
下方側補強板55の外側面55aとに接触支持されて立
設された一方の縦枠部材57と、同様にして登載板21
の他方側に立設された他方の縦枠部材59と、上方側補
強板61により補強支持されて該一方の縦側枠部材57
と他方の縦側枠部材59間に架設され略中央位置に取付
孔62が穿設された横枠部材63とから構成され、袋登
載台29を跨ぐようにして設けられた支持台である。
【0053】図1乃至図3に示すように、65は、出力
軸67を前記取付穴62から支持台材53の下方空間に
鉛直に臨ませて該横枠部材63上に登載された袋支持用
アクチュエ−タであり、69は、前記出力軸67の軸端
と連結され、前記取付穴62の穿設位置の下方を横枠部
材63に対して直交するようにして水平に設けられ、搬
入側寄り位置に萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ取付
用穴70が穿設された差し込みピン支持板であり、71
は、該差し込みピン支持板69の搬入寄り下方面と搬出
寄り下方面それぞれに突設された差し込みピンの一例で
ある長身差し込みピンである。
【0054】図1及び図2に示すように、73は、前記
萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ取付用穴70を跨ぐ
ようにして差し込みピン支持板69上に設けられた取付
部材75を介して差し込みピン支持板69の搬入側寄り
位置に固定され、出力軸77が萎み袋押圧・支持用アク
チュエ−タ取付穴70を貫通して差し込みピン支持板6
9の下方空間に鉛直に臨ませた萎み袋押圧・支持用アク
チュエ−タである。
【0055】また、79は、前記した差し込みピン支持
板69と平行に対面するようにして差し込みピン支持板
69の下方位置に水平に設けられ萎み袋押圧・支持用ア
クチュエ−タ73の出力軸77と連結され、搬出側寄り
の上方位置に案内棒81が設けられた袋押圧・支持板で
ある。
【0056】図1乃至図3に示すように、前記した支持
台53と、袋支持用アクチュエ−タ65と、差し込みピ
ン支持板69と、一対の長身差し込みピン71と、萎み
袋押圧・支持用アクチュエ−タ73と、袋押圧・支持板
79とから本実施例に係る搬入袋常時支持機構83が構
成されている。
【0057】図1及び図2に示すように、85は、搬出
側の正面側位置と裏面側位置にそれぞれ立設された支柱
3間に架設された短尺フレ−ム11に支持脚87を介し
て配設された回転研削切断体送用アクチユエ−タであ
り、89は、出力軸91を鉛直下方となして該回転研削
切断体送用アクチュエ−タ85と連動連結された回転研
削切断体動作用モ−タである。
【0058】図5及び図6に示すように、93は、薄肉
円形に形成され、中心部に取付穴95が設けられるとと
もに中心から一定距離外周に寄った位置から外周にかけ
ての両面それぞれに鋭利な切刃稜を備えた研削砥粒97
が層を成すように多数固着された回転研削切断体であ
る。そして、図1及び図5に示すように、取付・支持部
材99と、取付・支持部材99の下方側が取付穴95を
貫通して一定間隔をあけて具備せしめた二枚の回転研削
切断体93とから回転研削切断ユニットの一例101が
構成され、取付・支持部材99の上方側が、前記した回
転研削切断体動作用モ−タ85の出力軸91に脱着可能
に装着されている。
【0059】尚、図7に示すように、該回転研削切断ユ
ニット101に代えて、該回転研削切断体93と同様に
形成され、中心から一定距離外周に寄った位置から外周
にかけての片面のみに、前記した研削砥粒97が層を成
すようにして多数固着された回転研削切断体94を、二
枚前記したと同様にして具備せしめて構成された回転研
削切断ユニットの他の例102であってもよい。
【0060】図1、図2、図5乃至図7に示すように、
前記した回転研削切断体送用アクチュエ−タ85と、回
転研削切断体動作用モ−タ89と、回転研削切断ユニッ
トの一例101又は回転研削切断ユニットの他の例10
2とから本実施例に係る研削切断による開袋機構103
が構成されている。
【0061】図1及び図8に示すように、105は、反
復して作用軸頭108が物体を「叩く動作」をなすよう
に構成され、袋登載台29が略90度回動した際に、作
用軸頭108が叩き穴27を通過して登載板21上に出
没可能なように、搬入側の正面側位置に立設された支柱
3と裏面側位置に立設された支柱3間に設けられた短振
幅振動生起手段であり、107は、付設された電磁弁1
27が後述する制御手段111と制御接続され、短振幅
振動生起手段105に短時間間隔での動作力の供給と供
給停止が可能なように該短振幅振動生起手段105内に
内蔵若しくは連結された間欠動作アクチュエ−タ107
であって、これらから本実施例に係る払い落とし機構1
09が構成されている。
【0062】図7に示すように、111は、コントロ−
ラ113とタッチパネル式のスイッチ115とから概略
構成され、図示を省略した制御電源と接続された制御手
段である。そして、コントロ−ラ113側と、前記した
六本の送給用モ−タロ−ラ31、回転研削切断体動作用
モ−タ89とがそれぞれ制御接続されている。
【0063】この一方、スイッチ115側は、付設され
た電磁弁117を介し前記した回動・揺動用アクチュエ
−タ43と、付設された電磁弁119を介しスイッパ−
用アクチュエ−タ33と、付設された電磁弁121を介
し回転研削切断体送用アクチュエ−タ85と、付設され
た電磁弁123を介し袋支持用アクチュエ−タ65と、
付設された電磁弁125を介し萎み袋押圧・支持用アク
チュエ−タ73と、及び付設された電磁弁127を介し
間欠動作アクチュエ−タ107とがそれぞれ制御接続さ
れている。
【0064】図1、図2及び図8に示すように、前記し
た架台13と、袋搬入機構41と、回動・揺動用アクチ
ュエ−タ43と、搬入袋常時支持機構83と、研削切断
による開袋機構103と、払い落とし機構109と、制
御手段111とから本実施例に係る自動開袋装置1が構
成されている。
【0065】つぎに、本実施例の実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。図9は搬入された袋が開袋され
る直前時点に於ける搬入袋常時支持機構の動作状態を正
面から拡大してみた場合を示し、図10は第一段の強制
排出に移行時の搬入袋常時支持機構の動作状態を正面か
ら拡大してみた場合を示し、図11は落流排出の前半時
点に於ける本実施例に係る自動開袋装置を正面からみた
場合を示し、図12は第一段の強制排出に移行時の同自
動開袋装置を正面からみた場合を示し、図13は第二段
の強制排出に移行時の同自動開袋装置を正面からみた場
合を示し、図14は縫い目のある袋に対する研削切断に
よる開袋を該袋の正面側からみた場合を示し、図15は
縫い目のある袋が開袋された後に原料物質の排出動作に
より大きく口が開かれた状態を該袋の側面側から一部断
面して示したものである。
【0066】図1、図2及び図8に示すように、制御手
段111を構成するコントロ−ラ113の電磁弁129
に対する動作指令により、ストッパ−用アクチュエ−タ
33を動作させて出力軸35を上方により一層突出させ
ると、搬入袋停止位置検知用センサ39が登載板21上
に出没するとともに飛散防止楯37が登載板21の搬出
側上方と対面する位置まで上昇する。
【0067】つぎに、原料物質が収容された一側正面に
縫い目129が設けられた縫い目のある袋131を最も
搬入側に位置する送給用モ−タロ−ラ31に乗せた後、
コントロ−ラ113の動作指令により六本の送給用モ−
タロ−ラ31全てを一側に回動させると、該袋131
は、登載板21上を搬出側に搬送される。そして、一定
時間搬送され、該袋131の搬出側が登載板21上の所
定位置に到達すると、搬入袋停止位置検知用センサ39
がこの事実を検知し、コントロ−ラ113に伝達する。
すると、コントロ−ラ113は、送給用モ−タロ−ラ3
1に動作停止をなすため、図9及び図14に示すよう
に、縫い目129が中心位置にある一端部が回転研削切
断体93の送方向線45から若干搬出側に突出した状態
で、該袋131の搬送が停止される。
【0068】ついで、図8及び図9に示すように、コン
トロ−ラ113による、スイッチ115を経由した電磁
弁123に対する動作指令により、袋支持用アクチュエ
−タ65が一定時間だけ一側に動作すると、出力側67
が鉛直下方に所定長さだけより一層突出して差し込みピ
ン支持板69が袋押圧・支持板79とともに同一長さ鉛
直下方に降下する。
【0069】すると、袋押圧・支持板79は、縫い目の
ある袋131の一側側面131aと接触して押圧・支持
する。一方、長身差し込みピン71は、該一側側面13
1aの対面する箇所を突き刺して差し込まれて隙間を生
じさせて該袋131内に空気を流通なさしめるととも
に、該箇所から鉛直下方に奥深く進入し、先端部71a
が袋131の他側側面131b近くまで到達して、該袋
131を差し込み・支持する。
【0070】つぎに、コントロ−ラ113からのスイッ
チ115を介した電磁弁121に対する動作指令により
回転研削切断体送用アクチュエ−タ85を一側に回動開
始なさしめるとともに、コントロ−ラ113による回転
研削切断体動作用モ−タ89に対する動作指令により該
回転研削切断体動作用モ−タ89を一側に回動なさしめ
ると、具備した二枚の回転研削切断体93が回動しなが
ら回転研削切断ユニットの一例101は、回転研削切断
体動作用モ−タ89とともに支持脚87に沿って短尺フ
レ−ム11の搬出端上を正面側から裏面側に送られる。
【0071】係る送りにより、二枚の回転研削切断体9
3それぞれが、図9及び図14に示すように、縫い目の
ある袋131の縫い目129に対し略対称となる一方の
袋壁130Aと他方の袋壁130Bそれぞれと接触す
る。すると、図5及び図6に示すように、回転研削切断
体93の前記した位置に多数固着された多数の研削砥粒
97それぞれの鋭利な切刃稜がなす若干づつの削り取り
作用により、一方の袋壁130Aと他方の袋壁130B
それぞれが研削切断され、これら袋壁を切開開始位置と
して縫い目のある袋131に対する切開が開始される。
【0072】そして、コントロ−ラ113の動作指令に
基づき、二枚の回転研削切断体93が回転研削しながら
図13に示す矢印133方向に送られると、縫い目12
9に対して略対称となる位置それぞれが一定長さ研削切
断されて横長狭小切開口135が出現し開袋される。
【0073】この後、コントロ−ラ113による、スイ
ッチ115を介した、電磁弁117に対する動作指令に
より、回動・揺動用アクチユエ−タ43を一側に動作さ
せると、図11及び図15に示すように、出力軸49が
搬入側への押圧動作をなす。すると、押圧作用方向が上
下に一定距離離れた押圧力として、連結棹51を経由し
て回動・支持軸15に伝達されるため、該回動・支持軸
15は回動開始する。このため、縫い目のある袋131
が登載された袋登載台29は、該回動・支持軸15を中
心として反時計方向に回動する。
【0074】この後、縫い目のある袋131は、袋登載
台29上で長身差し込みピン71により差し込み・支持
されながら傾斜することと、長身差し込みピン71の差
し込みにより該袋131内に空気が流通されていること
から、図11及び図15に示すように、縫い目のある袋
131内の原料物質全てが略同時に排出動作を開始して
前記した横長狭小切開口135に到達し、該横長狭小切
開口135全ての縁を略同時に押開く。このため、原料
物質の落流の障害とならないようにして横長狭小切開口
135は大きく口が開かれた切開口137に形状変化
し、該切開口137からスム−ズに連続して落流排出さ
れる。
【0075】そして、回動・揺動用アクチュエ−タ43
の一側への動作が継続するため、回動・支持軸15を中
心として袋登載台29の反時計方向への回動が更に実行
されることから、前記切開口137は、素早く下方空間
側に傾く度合いを強める。このため、縫い目のある袋1
31内の原料物質は、遠心力並びに重力の作用を受けて
排出量を急増しながら落流排出される。尚、係る落流排
出により、縫い目のある袋131は萎みはじめ、袋押圧
・支持板79と該袋の一側側面131aとは接触しなく
なるが、長身差し込みピン71により差し込み・支持さ
れ続ける。
【0076】そして、回動・揺動用アクチュエ−タ43
が最大限一側への動作をなすと、図10及び図12に示
すように、袋登載台29は回動・支持軸15を中心とし
て略90度反時計方向に回動する。係る回動に伴う落流
排出により、縫い目のある袋131内に収容されていた
原料物質のうちの大部分は排出されるとともに、該袋1
31は原料物質が占めていた内容積が消滅した如く萎ん
だ状態となり、長身差し込みピン71の先端部71aに
より尚も差し込み・支持される。この際、短振幅振動生
起手段105の作用軸頭108が登載板21に設けられ
た叩き穴27を通って該登載板21上に出没する。
【0077】つぎに、図8に示すように、コントロ−ラ
113が、前記したと同様の経路を経て動作停止指令を
なして回動・揺動用アクチュエ−タ43を回動停止なさ
しめる一方、間欠動作アクチュエ−タ107に付設され
た電磁弁127に、コントロ−ラ113からスイッチ1
15を経由して動作指令をなす。すると、袋登載台29
は、反時計方向に略90度回動したままの状態で、間欠
動作アクチュエ−タ107から動作力を間欠的に供給さ
れるため、作用軸頭108は、極めて短い時間間隔且つ
狭い移動ストロ−クにて水平に一方向と他方向の移動を
繰り返す。
【0078】このため、萎んだ縫い目のある袋131
は、長身差し込みピン71により差し込み・支持されな
がら、作用軸頭109により反復叩かれる結果となり、
該縫い目のある袋131内に残留している原料物質に対
して排出が促される第一段の強制排出が実行されて排出
され、該袋131は、より一層萎む。
【0079】ついで、図8に示すように、コントロ−ラ
113からスイッチ115を経由して電磁弁125に動
作指令をなすと、図10及び図12に示すように、萎み
袋押圧・支持用アクチュエ−タ73が一側に動作して出
力軸77が外方により一層突出するので、前記した袋押
圧・支持板79が降下して、より一層萎んだ縫い目のあ
る袋131を押圧・支持する。
【0080】この後、コントロ−ラ113から前記した
と同様の経路を経て、電磁弁117に一定の短い時間間
隔で一側と他側に動作を換えて動作せよとの動作指令を
なすと、図13に示すように、回動・揺動用アクチュエ
−タ43は一定の短い時間間隔にて交互に突出側と引き
込み側への動作をなす。このため、出力軸49は、極め
て短いストロ−クにて引き込み動作と搬出側への押圧動
作を反復なすので、より一層萎んだ縫い目のある袋13
1は、回動・支持軸15を中心として、袋登載台29と
ともに回動軌跡139中を一定間隔で時計方向と反時計
方向とに回動方向を交互に変えつつ揺動され、所謂人力
による「はたき動作」に近似した動作をする。
【0081】すると、回動軌跡139の接線方向に対し
て直角な方向であって、作用方向が回動とともに変化
し、回動方向が時計方向と反時計方向に転換する際に作
用力が大きく変化する遠心力が、第一段の強制排出でも
排出されなかった縫い目のある袋131内に残留してい
る原料物質に作用されて排出が促される、第二段の強制
排出がなされる。このため、該袋131内に残留してい
る原料物質の大部分が該袋131から排出される。
【0082】しかる後に、コントロ−ラ113から前記
したと同様の経路を経て、袋支持用アクチュエ−タ65
と萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ73それぞれに、
引き込み側に動作せよとの動作指令をなすと、差し込み
ピン支持板69と袋押圧・支持板79は共に鉛直下方に
移動するため、萎んだ縫い目のある袋131は脱落す
る。このようにして、一の縫い目のある袋131内に収
容された原料物質の排出が完了する。この後、コントロ
−ラ113の前記したと同様の経路を経て、回動・揺動
用アクチュエ−タ43に対して他側への動作指令をなす
と、出力軸49が引き込み側に動作するため、回動・支
持軸15を中心として袋登載台29は、時計方向に回動
し、当初の配設位置に復帰する。
【0083】そして、本実施例に係る自動開袋装置1に
運ばれてきた他の縫い目のある袋131群についても、
以上説明した各ステップを順次実行すると、図示を省略
した製造ラインに必要に量の原料物質が、歩留りを飛躍
的に高めてスム−ズに供給される。
【0084】つぎに、請求項(1)の発明の他の実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図16
は請求項(1)の発明の他の実施例に係る自動開袋装置
を正面からみた場合を示し、図17は回転研削切断ユニ
ットのその他の例を断面するとともに拡大してみた場合
を示し、図18は縫い目のない袋が開袋開始される直前
時点に於ける搬入袋常時支持機構の動作状態を拡大して
正面からみた場合を示し、図19は縫い目のない袋に対
する研削切断による開袋を正面からみた場合を示し、図
20は縫い目のない袋が開袋された後に原料物質の排出
動作により大きく切開口が開かれた状態を側面から一部
断面してみた場合を示したものである。
【0085】図16乃至図18に示すように、141
は、取付・支持部材143の下方側が前記した取付穴9
5を貫通して一枚の前記した回転研削切断体93を備わ
しめた本実施例に係る回転研削切断ユニットであって、
取付・支持部材143の上方側が、前記した回転研削切
断体動作用モ−タ85の出力軸91に脱着可能に装着さ
れている。
【0086】そして、前記した回転研削切断体送用アク
チュエ−タ85と、回転研削切断体動作用モ−タ89
と、回転研削切断ユニット141とから本実施例に係る
研削切断による開袋機構145が構成されている。
【0087】図16に示すように、その他の構成は前記
した請求項(1)の発明の一実施例に係る自動開袋装置
1と同様であって、前記した架台13と、袋搬入機構4
1と、回動・揺動用アクチュエ−タ43と、搬入袋常時
支持機構83と、研削切断による開袋機構145と、払
い落とし機構109と、制御手段111とから請求項
(1)の発明の他の実施例に係る自動開袋装置147が
構成されている。
【0088】請求項(1)の発明の一実施例に係る自動
開袋装置1の実施の形態において説示したと同様の手順
にて、図16及び図18に示すように、縫い目のない袋
149を、一側正面が回転研削切断ユニット141を構
成する回転研削切断体93の送方向線151から若干搬
出側に突出した状態で搬送が停止される。
【0089】つぎに、前記したと同様にして、縫い目の
ない袋149を押圧・支持するとともに長身差し込みピ
ン71を差し込んで差し込み・支持した後、回転研削切
断体動作用モ−タ89を動作させると、具備した一枚の
回転研削切断体93が回転しながら回転研削切断ユニッ
ト141は、短尺フレ−ム11の搬出側端上を正面側か
ら裏面側に送られる。
【0090】係る送りにより、一枚の回転研削切断体9
3は、縫い目のない袋149の一側正面の略中央の袋壁
150Aと接触する。すると、図18及び図19に示す
ように、回転研削切断体93に多数固着された多数の研
削砥粒97それぞれによる前記した削り取り作用によ
り、該袋壁150Aは研削切断され、該袋壁150Aを
切開開始位置として縫い目のない袋149に対する切開
が開始される。この後、前記したと同様にした一枚の回
転研削切断体93による、図19に示す矢印153方向
に送られながらの研削切断により、縫い目のない袋14
9の一側正面の略中央に横長狭小切開口155が出現し
開袋される。
【0091】ついで、前記したと同様の手順により原料
物質の排出動作を開始すると、縫い目のない袋149内
に収容された略全ての原料物質が横長狭小切開口155
に到達し、該横長狭小切開口155全ての縁を略同時に
押開く。すると、図20に示すように、原料物質の落流
の障害とならないようにして横長狭小切開口155が大
きく口が開かれた開口157に形状変化し、該開口15
7からスム−ズに連続して落流排出される。
【0092】この後、請求項(1)の発明の一実施例の
実施の形態の項で説示したと同様の各ステップを順次経
て、縫い目のない袋149内に収容された原料物質の排
出が完了するのである。
【0093】つぎに、請求項(2)の発明の一実施例
を、図面を参照しながら説明する。図21は請求項
(2)の発明の一実施例に係る自動開袋装置を正面から
みた場合を示し、図22は同自動開袋装置を上方からみ
た場合を示し、図23は軸頭に整袋・飛散防止楯が突設
された整袋用アクチュエ−タの一例を斜め上方側からみ
た場合を示し、図24は制御手段の一例と該制御手段と
の制御接続の第二例を模式的に示したものである。
【0094】図21及び図22に示すように、138
は、正面側に配設された長尺フレ−ム9の搬出側寄りの
側面に取付けられたセンサ−支持台140上に、検知部
142を該センサ−支持台140側から登載板21上に
臨ませて設けられた搬入袋停止位置検知用センサ−であ
る。
【0095】また、図21乃至図23に示すように、1
44は、出力軸146の両側それぞれに軸長が該出力軸
146と同長の案内・支持軸148が平行に付設され、
該出力軸146と該案内・支持軸148とが同調して突
出動作と引き込み動作が可能に構成された整袋用アクチ
ュエ−タであって、連結側面150aが該出力軸146
と該案内・支持軸148それぞれの軸頭と連結せしめた
整袋・飛散防止楯150が設けられている。
【0096】そして、該整袋用アクチュエ−タ144
は、前記した搬出側の正面側位置と裏面側位置それぞれ
に位置して地面7上に立設された支柱3間に架設された
短尺フレ−ム11の略中央部上に設けられた整袋用アク
チュエ−タ支持台152上に、整袋・飛散防止楯150
の整袋側側面150bを前記した登載板21の搬出側上
の空間と対面するようにして設けられている。
【0097】図21及び図22に示すように、前記した
回動・支持軸15と、袋登載台29と、六本の送給用モ
−タロ−ラ31と、搬入袋停止位置検知用センサ−13
8と、整袋用アクチュエ−タ144と、整袋・飛散防止
楯150とから本実施例に係る袋搬入・整袋機構154
が構成されている。
【0098】図24に示すように、前記した制御手段1
11を構成するスイッチ115側が、前記したストッパ
−用アクチュエ−タ33に代えて、付設された電磁弁1
56を介し整袋用アクチュエ−タ144と制御接続され
ている。尚、該制御手段111と制御接続しているその
他の相手側は、前記した請求項(1)の発明の一実施例
の場合と同様である。
【0099】図21及び図22に示すように、前記した
架台13と、袋搬入・整袋機構154と、回動・揺動用
アクチュエ−タ43と、搬入袋常時支持機構83と、研
削切断による開袋機構103と、払い落とし機構109
と、制御手段111とから請求項(2)の発明の一実施
例に係る自動開袋装置158が構成されている。
【0100】つぎに、請求項(2)の発明の一実施例に
係る自動開袋装置158の実施の形態を、図面を参照し
ながら説明する。図25は袋が登載板上の搬入動作が停
止された位置で固定状態となっていることを整袋用アク
チュエ−タが突出側に動作を開始する直前時点に於ける
整袋・飛散防止楯と該袋との位置関係を模式的に示し、
図26は整袋用アクチュエ−タが一側に動作する時点に
於ける整袋・飛散防止楯と袋の搬入側との接近並びに接
触状態を模式的に示し、図27は整袋用アクチュエ−タ
が他側に動作する時点に於ける整袋・飛散防止楯が袋の
搬入側から遠ざかる状態を模式的に示したものである。
【0101】まず、前記したと同様にして、六本の送給
用モ−タロ−ラ31により前記した縫い目のある袋13
1を一定時間だけ登載板21上を搬送すると、該袋13
1は登載板21上の所定の位置に到達し、搬入袋停止位
置検知用センサ−138の検知部142がこの事実を検
知して、コントロ−ラ113に伝達する。すると、図2
4に示すように、コントロ−ラ113は、送給用モ−タ
ロ−ラ31に動作停止指令をなすので、前記した如く縫
い目129の中心位置にある一端部が回転研削切断体9
3の送方向線45から若干搬出側に突出した状態で縫い
目のある袋131の搬送が停止する。
【0102】つぎに、図25に示すように、前記したと
同様にして、袋押圧・支持板79により一側側面131
aが押圧・支持される一方、長身差し込みピン71によ
り差し込み・支持されて、該袋131は、登載板21上
の搬入動作が停止された位置で固定状態となされる。こ
の後、図24に示すように、コントロ−ラ113から電
磁弁156に一の動作指令をなす。
【0103】すると、整袋用アクチユエ−タ144が一
側に動作し、出力軸146が突出動作するため、図26
に示すように、一対の案内・支持軸148は出力軸14
6とともに突出動作するので、連結側面150aがこれ
らと連結されている整袋・飛散防止楯150は水平に搬
入側に突出動作し、整袋・飛散防止楯150の整袋側側
面150bは、前記縫い目129と出会う。
【0104】この後、図26に示すように、更なる整袋
用アクチュエ−タ144の一側への動作により、該整袋
側側面150bが縫い目129と接触して押圧し下方に
折り曲げるとともに、該整袋側側面150bと袋131
の搬出側131cとが接触して、該袋131の搬入側1
31cを強固に押圧する。
【0105】すると、該袋131は、前記した如く登載
板21上で固定状態となされているので、該袋131の
搬入側131cは、係る強固な押圧により搬入側方向に
水平に作用する押圧力を感受することとなる。このた
め、該搬入側131cの形状不定の空の部位が押さえつ
けられて縮み或いは屈曲されるとともに、該搬入側13
1c内に収容されていた一部の原料物質が袋内で搬出側
に押し戻されるようにして移動し、整袋側側面150b
と袋131の搬入側131cとが略全面接触する結果、
該搬入側131bは、横長長方形状に整袋され、前記し
た回転研削切断体93により一定の切開状態で研削切断
し易い形状となる。
【0106】この後、コントロ−ラ113から電磁弁1
56に他の動作指令をなす。すると、図27に示すよう
に、整袋用アクチュエ−タ144は、他側に動作して出
力軸146は引き込み動作するので、一対の案内・支持
軸148は出力軸146とともに同様に引き込み動作す
る。このため、整袋・飛散防止楯150は、水平に搬出
側に後退し、整袋側側面150bは袋131の搬入側1
31bとの接触状態を解消して遠ざかる。
【0107】そして、係る整袋用アクチュエ−タ144
の他側への動作を一定時間なさしめると、整袋・飛散防
止楯150は、前記した回転研削切断体93の送方向線
45から離脱する位置まで後退する。係る位置まで、該
整袋・飛散防止楯150が後退すると、コントロ−ラ1
13から電磁弁156に動作停止指令をなし、整袋用ア
クチュエ−タ144の他側への動作を停止なさしめる。
【0108】この後、請求項(2)の発明の一実施例に
係る自動整袋装置158は、請求項(1)の発明の一実
施例に係る自動開袋装置1と同様にして順次動作して、
縫い目のある袋131から原料物質が排出される。そし
て、多数の縫い目のある袋131それぞれが作業者によ
り袋登載台29上にいかような搬入動作により、搬入側
131cの形状が多様に変化しても、どの縫い目のある
袋131の搬入側131cも、前記した如くして整袋・
飛散防止楯150により整袋されるので、図27に参考
に示すように、回転研削切断体93の刃先は、どの縫い
目のある袋131に対しても、搬入側131cの一定の
位置と接触して切開が開始され、スム−ズに一定の切開
口形状に切開される。このため、前記した以降の動作を
順次実行すると、どの袋131からも収容されていた原
料物質は、より一層スム−ズに縫い目のある袋131か
ら排出される。
【0109】尚、整袋・飛散防止楯150は、前記した
如く袋131の搬入側131cを整袋するのみならず、
袋131の搬入側131cから後退しても、整袋側側面
150bは、該搬入側131cと間近に対面する位置に
あるので、回転研削切断体93により、袋131の搬入
側131cを前記した如く切開する際に袋内で圧迫され
ていた原料物資が開放されて飛び出ても、このような原
料物質の飛散を阻止する作用もなす。
【0110】つぎに、請求項(3)の発明の一実施例と
実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図28は
請求項(3)の発明の一実施例に係る自動開袋装置を正
面からみた場合を示し、図29は同自動開袋装置を上方
からみた場合を示し、図30は袋搬入機構の構成を図2
8のA−A線にて切断してみた場合を示し、図31は回
動・支持軸が回動・揺動用アクチュエ−タと連動連結さ
れているとともに袋登載台を支持可能に横設されている
構成と袋搬入機構の構成を図28のB−B線にて切断し
てみた場合を示し、図32は制御手段の一例と該制御手
段との制御接続の第三例を模式的に示したものである。
【0111】図28乃至図31に示すように、159
は、登載板21上の正面側と裏面側それぞれの搬入側端
から搬出側間近側に下側を若干隙間をあけて垂直に設け
られ搬入側を外方に屈曲なさしめた案内板である。ま
た、図29乃至図32に示すように、161は、付設さ
れた電磁弁163が前記したスイッチ115を経由して
コントロ−ラ113と制御接続された案内板移動用アク
チュエ−タであって、案内板159の搬入側寄り外側位
置159aと搬出側寄り外側位置159bそれぞれを出
力軸164が外側から押圧可能となして支持板165を
介して登載板21上に設けられている。
【0112】図28及び図29に示すように、前記した
回動・支持軸15と、袋登載台29と、六本の送給用モ
−タロ−ラ31と、ストッパ−用アクチュエ−タ33
と、該二枚の案内板159と、四基の該案内板移動用ア
クチュエ−タ161とから本実施例に係る袋搬入機構1
67が構成されている。
【0113】図28及び図29に示すように、その他の
構成は、前記した請求項(1)の発明の一実施例に係る
自動開袋装置1と同一であって、前記した架台13と、
該袋搬入機構167と、前記した回動・揺動用アクチュ
エ−タ43と、搬入袋常時支持機構83と、払い落とし
機構109と、制御手段111とから請求項(3)の発
明の一実施例に係る自動開袋装置169が構成されてい
る。
【0114】つぎに本実施例の実施の形態を説明する。
縫い目のある袋131を最も搬入側に位置する送給用モ
−タロ−ラ31に乗せた後、制御手段111を構成する
コントロ−ラ113からの指令により六本の送給用モ−
タロ−ラ31全てを一側に回動させる。この直後に、該
コントロ−ラ113によるスイッチ115を経由した電
磁弁163に対する動作指令により、四基の案内板移動
用アクチュエ−タ161それぞれを同時に動作させる。
【0115】すると、出力軸164が案内板159の搬
入側寄り外側位置159aと搬出側寄り外側位置159
bを同時に同期して押圧し、一対の案内板159が略縫
い目のある袋131の正面側幅だけの間隔を開けて対面
するので、該袋131が斜め状態で又は正面側若しくは
裏面側に偏って搬入開始されても、一対の案内位置15
9により搬送方向を正されながら送給用モ−タロ−ラ3
1により搬出側に搬送されるので、該袋131の一方側
に偏った側面部位は他方側に押し戻される。
【0116】係る修正搬送により、該袋131全体が一
対の案内板159により案内されながら、縫い目129
を中心とした一端部が回転研削切断体93の送方向線か
ら若干搬出側に突出した状態となるまで搬送される。こ
の後、前記したと同様の各ステップが順次実行され、縫
い目のある袋131内に収容されている原料物質の所定
の排出がなされる。
【0117】尚、本実施例は、請求項(1)の発明の一
実施例に係る自動開袋装置1の構成を前提とした場合に
ついて説明したが、請求項(3)の発明は、これに限定
されず、請求項(1)の発明の他の実施例に係る自動開
袋装置147又は請求項(2)の発明の一実施例に係る
自動開袋装置158の構成を前提とする場合であっても
勿論適用可能である。
【0118】請求項(4)の発明の一実施例と実施の形
態を、図面を参照しながら説明する。図33は制御手段
の一例と該制御手段との制御接続の第四例を模式的に示
したものである。
【0119】図33に示すように、171は、付設され
た電磁弁173が前記したスイッチ115を介してコン
トロ−ラ113と制御接続された回転研削切断体送用ロ
ッドレスシリンダである。そして、請求項(1)の発明
の一実施例に係る自動開袋装置1、同発明の他の実施例
に係る自動開袋装置147、請求項(2)の発明の一実
施例に係る自動開袋装置158又は請求項(3)の発明
の一実施例に係る自動開袋装置169を構成する回転研
削切断体送用アクチュエ−タ85に代えて回転研削切断
体送用ロッドレスシリンダ171としたのが、図示を省
略したが、請求項(4)の発明の一実施例である自動開
袋装置である。
【0120】図8及び図33に示すように、該回転研削
送用ロッドレスシリンダ171に付設された電磁弁17
3に対しコントロ−ラ113から動作指令すると、図2
を参照すれば、研削切断のため回転研削切断ユニット1
01を、例えば縫い目のある袋131の正面側全長に相
当する一定ストロ−クだれ袋登載台29の正面側から裏
面側に送っても、図示を省略したロッドが当該ストロ−
ク相当だけ該回転研削切断体送用ロッドレスシリンダ1
71外に出没しないので、回転研削切断体の送手段とし
て回転研削切断体送用アクチュエ−タ85を用いた場合
より自動開袋装置全体の正面側から裏面側の長さがコン
パクトになる。
【0121】つぎに、請求項(5)の発明の一実施例と
実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図34は
請求項(5)の発明の一実施例に係る自動開袋装置を正
面からみた場合を示し、図35は搬入された袋が開袋さ
れる直前時点に於ける本実施例に係る搬入袋常時支持機
構を正面から拡大してみた場合を示し、図36は第一段
の強制排出に移行時の同搬入袋常時支持機構の動作状態
を正面から拡大してみた場合を示し、図37は袋搬入機
構の構成を図34のA−A線にて切断してみた場合を示
し、図38は制御手段の一例と該制御手段との制御接続
の第5例を模式的に示したものである。
【0122】図34乃至図37に示すように、175
は、正面側の長さと側面側の長さがそれぞれ前記した登
載板21と同長とした板状の登載板であって、前記した
支持板19により同様に支持され、搬入側から搬出側方
向に中央部が所定長さ切り欠いて送給用モ−タロ−ラ複
数収容空間23が、搬出側端の中央部が若干短く切り欠
いて短尺送給用モ−タロ−ラ収容空間177がそれぞれ
設けられ、且つ搬出側近くの中央位置に叩き用穴27
が、該叩き用穴27より若干搬入側寄りであって正面側
寄りと裏面側寄り位置それぞれに補助短身差し込みピン
出没用穴179がそれぞれ設けられている。そして、前
記した一方の支持板19と、他方の支持板19と、該登
載板175から本実施例に係る袋登載台181が構成さ
れている。
【0123】図34及び図37に示すように、183
は、前記した制御手段111を構成するコントロ−ラ1
13と制御接続され、該コントロ−ラ113の動作指令
により適宜回動と回動停止可能な短尺送給用モ−タロ−
ラであって、短尺送給用モ−タロ−ラ収容空間177に
送給面177aが若干登載板175に出没するようにし
て配設され、四本の送給用モ−タロ−ラ31、一本の送
給用モ−タロ−ラ31とが前記した如くして配設され
て、袋登載台181に、五本の前記した送給用モ−タロ
−ラ31と一本の短尺送給用モ−タロ−ラ183が設け
られている。
【0124】図34及び図37に示すように、前記した
回動・支持軸15と、袋登載台181と、五本の送給用
モ−タロ−ラ31と、一本の短尺送給用モ−タロ−ラ1
77と、ストッパ−用アクチュエ−タ33と、二枚の案
内板159と、四基の案内位置移動用アクチュエ−タ1
61とから本実施例に係る袋搬入機構185が構成され
ている。
【0125】図34乃至図37に示すように、187
は、前記した差し込みピン支持板69の搬入寄り下方面
と搬出寄り下方面それぞれに突設された差し込みピンの
一例である短身差し込みピンである。
【0126】図34乃至図37に示すように、189
は、吊り下げ部位190が前記した一方の支持板19と
他方の支持板19に接合されて前記登載板175の下側
に設けられた箱型支持部材である。また、191は、付
設された電磁弁192がスイッチ115を介してコント
ロ−ラ113と制御接続され、前記補助短身差し込みピ
ン出没用穴179の直下に出力軸193が位置するよう
にして箱型支持部材189内に収容・支持された袋支持
用補助アクチュエ−タであって、出力軸193に差し込
みピンの一例である補助短身差し込みピン195が装着
されている。
【0127】図34乃至図37に示すように、前記した
支持台53と、袋支持用アクチュエ−タ65と、差し込
みピン支持板69と、一対の短身差し込みピン187
と、萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ73と、箱型支
持部材189と、一対の袋支持用補助アクチュエ−タ1
91と、一対の補助短身差し込みピン195とから本実
施例に係る搬入袋常時支持機構197が構成されてい
る。
【0128】図34に示すように、前記した回転研削切
断体送用ロッドレスシリンダ171と、回転研削切断体
動作用モ−タ89と、回転研削切断ユニット101とか
ら研削切断による開袋機構198が構成されている。そ
して、前記した架台13と、袋搬入機構185と、回動
・揺動用アクチュエ−タ43と、搬入袋常時支持機構1
97と、研削切断による開袋機構198と、払い落とし
機構109と、制御手段111とから請求項(5)の発
明の一実施例に係る自動開袋装置199が構成されてい
る。
【0129】つぎに本実施例の実施の形態を説明する。
原料物質が収容された縫い目のある袋131を、前記し
たと同様に制御手段111による制御により、案内板1
59による案内の下で、五本の送給用モ−タロ−ラ31
による連係連続した送給動作と一本の短尺送給用モ−タ
ロ−ラ177による送給動作が順次なされると、縫い目
129が中央位置にある一端部が回転研削切断体93の
送方向線45から若干搬出側に突出した状態で該袋13
1の搬送が停止される。
【0130】ついで、図35及び図38に示すように、
袋支持用アクチュエ−タ65を前記したと同様にして一
定時間動作させると、袋押圧・支持板79は差し込みピ
ン支持板69とともに下降し、縫い目のある袋131の
一側側面131aと接触して押圧・支持する。一方、短
身差し込みピン187は、該一側側面131aと対面す
る箇所を突き刺して該箇所から鉛直下方に適宜深さまで
進入する。
【0131】また、袋支持用アクチュエ−タ65の動作
と略同時にコントロ−ラ113からスイッチ115を経
由して電磁弁192に動作指令すると、袋支持用補助ア
クチュエ−タ191が動作して出力軸193が一層突出
する。すると、補助短身差し込みピン195は、鉛直下
方に上昇動して補助差し込みピン出没用穴179を通過
して登載板175上に出没し、縫い目のある袋131の
他側側面131bと対面する箇所を突き刺し該袋131
内に適宜深さまで進入する。
【0132】一対の短身差し込みピン187による縫い
目のある袋131の一側側面131aからの突き刺して
の進入と、一対の補助差し込みピン195による該袋の
他側側面131bからの突き刺しての進入により、該袋
131内に空気が流通するとともに該袋131の両側面
にて差し込み・支持される。
【0133】この後、前記したと同様の各ステップを順
次経由して、縫い目のある袋131内に収容された原料
物質は、歩留り良く排出されるが、縫い目のある袋13
1が登載された袋登載台181が回動・支持軸15を中
心として反時計方向への回動時、落流排出が完了して該
袋131が萎んで袋登載台181が略90度回動時、該
袋131が叩かれる際や「はたき動作」をなすいずれの
ステップにおいても、該袋131の一側側面131aか
ら差し込み・支持する一対の短身差し込みピン187
と、該袋131の他側側面131bから差し込み・支持
する一対の補助短身差し込みピン195なより差し込み
・支持され、該袋131が袋登載台181から脱落する
ことはない。
【0134】尚、本実施例では、請求項(3)の発明の
一実施例に係る自動開袋装置169の構成を前提とする
場合について説明したが、請求項(5)の発明はこれに
限定されず、請求項(1)の発明の一実施例に係る自動
開袋装置1、同発明の他の実施例に係る自動開袋装置1
47、請求項(2)の発明の一実施例に係る自動開袋装
置158、又は図示を省略したが請求項(4)の発明の
一実施例に係る自動開袋装置を前提とする場合であって
も適用可能である。
【0135】また、請求項(2)の発明の一実施例に係
る自動開袋装置158の構成を前提とする場合には、図
示を省略したが、前記した袋搬入機構185に代えて、
前記した回動・支持軸15と、袋登載台181と、五本
の送給用モ−タロ−ラ31と、一本の短尺送給用モ−タ
ロ−ラ177と、搬入袋停止位置検知用センサ−138
と、整袋用アクチュエ−タ144と、整袋・飛散防止楯
150と、二枚の案内板159と、四基の案内位置移動
用アクチュエ−タ161からなる袋搬入・整袋機構が構
成要素となる。
【0136】つぎに請求項(6)の発明の一実施例と実
施の形態を、図面を参照しながら説明する。図39は請
求項(6)の発明の一実施例に係る自動開袋装置を正面
からみた場合を示し、図40は制御手段の一例と該制御
手段との制御接続の第六例を模式的に示し、図41は最
大限萎んだ袋が袋登載台とともに戻り回動する段階に於
ける同自動開袋装置を正面からみた場合を示したもので
ある。
【0137】図39及び図41に示すように、201
は、萎み状態となった縫い目のある袋131が袋登載台
181とともに回動・支持軸15を中心として適宜角度
だけ時計方向に戻り回動した際に、後述するようにし
て、差し込み・支持から開放されてフリ−となった該袋
131が受取可能なように、搬出側の正面側位置と裏面
側位置にそれぞれ立設された一対の支柱3間に一定の傾
斜をつけて設けられた萎み袋受取台である。
【0138】また、203は、前記した制御手段111
を構成するコントロ−ラ113と制御接続され該コント
ロ−ラ113の動作指令により適宜回動と回動停止可能
な搬出用モ−タロ−ラであって、萎み袋受取台201に
搬出面203aを互いに間近に対面するようにして一定
間隔にて三本設けられている。
【0139】図39に示すように、その他の構成は、前
記した請求項(5)の発明の一実施例に係る自動開袋装
置199と同様であって、前記した架台13と、袋搬入
機構185と、回動・揺動用アクチュエ−タ43と、搬
入袋常時支持機構197と、研削切断による開袋機構1
98と、払い落とし機構109と、制御手段111と、
萎み袋受取台201と、三本の搬出用モ−タロ−ラ20
3とから請求項(6)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置205が構成されている。
【0140】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。前記した如くして、縫い目のある袋131の搬
入から原料物質に対する第二段の強制排出に至るステッ
プが完了すると、該袋131は、最大限萎むが、一側側
面131aが一対の短身差し込みピン187により、他
側側面131bが一対の補助短身差し込みピン195に
よりそれぞれ差し込み・支持されているので、袋登載台
181から落下しない。
【0141】つぎに、図39及び図40に示すように、
制御手段111を構成するコントロ−ラ113から、電
磁弁123、125、192それぞれに対する動作停止
命令と、電磁弁117に対する戻り動作指令、及び排出
用モ−タロ−ラ203に対する動作指令をする。
【0142】すると、袋支持用アクチユエ−タ65、袋
支持用補助アクチュエ−タ191それぞれが引き込み側
に動作するため、一対の短身差し込みピン187と一対
の補助短身差し込みピン195は前記した側面からそれ
ぞれ引き抜かれ、最大限萎んだ状態となっている縫い目
のある袋131を差し込み・支持しなくなる。また、萎
み袋押圧・支持用アクチュエ−タ73も引き込み側に動
作するため、袋押圧・支持板79は、萎み袋押圧・支持
用アクチュエ−タ73側に接近移動して、該袋131を
押圧・支持しなくなる。
【0143】係る状況となって、該袋131は、袋登載
台181上で落下が阻止される手段のないフリ−状態と
なるが、これと略同時に、回動・揺動用アクチュエ−タ
43は他側に回動する。すると、図41に示すように、
袋登載台181は、回動・支持軸15を中心として時計
方向に回動して搬出側の正面側位置と裏面側位置にそれ
ぞれ立設された支柱3に接近するとともに、最大限萎ん
だ縫い目のある袋131は、遠心力と重力の作用を受け
袋登載台181から放出されて袋受取台201に受け取
られ、排出用モ−タロ−ラ203上に着地する。
【0144】この後、コントロ−ラ113の動作指令に
より回動している三本の排出用モ−タロ−ラ203の連
係した回動により、最大限萎んだ縫い目のある袋131
は、装置外に排出される。
【0145】尚、本実施例は、前記した請求項(5)の
発明の一実施例に係る自動開袋装置199の構成を前提
とした場合について説明したが、請求項(6)の発明は
これに限定されず、請求項(1)の発明の一実施例に係
る自動開袋装置1、同発明の他の実施例に係る自動開袋
装置147、請求項(2)の発明の一実施例に係る自動
開袋装置169、図示を省略した請求項(4)の発明の
一実施例に係る自動開袋装置の構成を前提とし、これら
各構成それぞれに、袋受取台201、搬出用モ−タロ−
ラ203を設けしめる場合であっても勿論適用可能であ
る。
【0146】また、前記した請求項(1)の発明乃至請
求項(6)の発明の各実施例において説明した、ストッ
パ−用アクチュエ−タ33、回転・揺動用アクチュエ−
タ43、袋支持用アクチュエ−タ65、萎み袋押圧・支
持用アクチュエ−タ73、回転研削切断体送用アクチュ
エ−タ85、間欠動作アクチュエ−タ107、整袋用ア
クチュエ−タ144、案内板移動用アクチュエ−タ16
1、回転研削切断体送用ロッドレスシリンダ171、袋
押圧・支持用補助アクチュエ−タ191それぞれは、空
気圧、油圧或いは電動式であっても勿論適用可能であ
る。
【0147】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明した如く構成さ
れているので、次のような優れた効果を発揮するもので
ある。請求項(1)の発明の構成により、袋の搬入、袋
の開袋及び袋からの原料物質の落流排出、並びに排出促
進動作である第一段の強制排出から第二段の強制排出に
至る各ステップの進行とともに原料物質が収容された袋
が装置内をスム−ズに立体的に移動可能な構成としたこ
とから、自動開袋装置の全体構成並びに設置スペ−スを
極限までコンパクトにすることができる。また、原料物
質が収容されている袋を残留空間が生じないように開袋
できることと、袋内の原料物質に対し第一段の強制排出
と第二段の強制排出といった異なる排出促進作用力を二
段構えで順次実行できるので、袋内の原料物質の残留量
が従来に比し極限まで低減されね所定の製造ラインに供
給される原料物質の歩留りを飛躍的に向上させることが
できる。更に、重量の原料物質が収容された袋の移動
と、袋からの原料物質の排出を作業者に肉体的負担をか
けずに自動的に連続して実行することができるので、作
業者は過大な重労働から開放され、腰痛等の身体上の障
害の発生を皆無とすることができる。
【0148】請求項(2)の発明の構成により、袋を袋
登載台上の適宜な位置まで搬入なさしめ該位置にて固定
状態とした後、整袋用アクチュエ−タの動作に伴う整袋
・飛散防止楯による整袋作用により、袋の搬入側を、常
に切開し易く同一の切開形状に切開可能な形状となさし
め得る構成としたことから、袋の持ち上げかた又は袋を
袋登載台に乗せかたが、作業者により作業毎に相違する
ことを起因として、袋の搬入側の切開前の形状が搬入さ
れてくる袋毎に相違しても、どの袋の搬入側も一定の切
開形状に切開でき、前記した以降の動作が順次実行され
ると、どの袋内に収容されている原料物質もスム−ズに
排出することができる。
【0149】請求項(3)の発明の構成により、原料物
質が収容された袋が案内板に案内されながら、正確に、
回転研削切断体の送方向に対し直角に搬入されるので、
袋の開袋動作がスム−ズに行えるとともに、開袋された
後の切開口形状が確実に一様となり、より一層スム−ズ
に原料物質の排出がなされ、袋内の原料物質の残留量の
低減に寄与することができる。
【0150】請求項(4)の発明の構成により、回転研
削切断体を回転研削切断方向に送る手段として、回転研
削切断体送用ロッドレスシリンダを用いた構成としたこ
とから、ロッドを外方に出没させずに回転研削切断体を
袋の正面側全長相当だけ袋登載台の正面側から裏面側に
送ることができ、自動開袋装置の全体構成を、より一層
コンパクトにすることができる。
【0151】請求項(5)の発明の構成により、搬入さ
れた袋の一側側面と他側側面の両側を同時に差し込み・
支持可能な構成としたことから、搬入された袋に対して
原料物質の排出のための種々の力を作用させつつ搬入さ
れた袋を立体的に装置内を移動させても、袋登載台から
脱落することがない。このため、袋からの原料物質の残
留量を極限まで低減した排出を、より一層確実且つスム
−ズに実行することができる。
【0152】請求項(6)の発明の構成により、残留量
が極限まで低減されるまで原料物質が排出されて最大限
萎んだ袋に対する差し込み・支持と押圧・支持を解除し
てフリ−な状態とした袋を、袋登載台とともに袋受取台
が受取可能な位置まで戻り動作なさしめて該袋を放出
し、袋受取台に受け取らせて装置外に排出、又は排出用
モ−タロ−ラの更なる動作により装置外に排出可能な構
成としたことから、後続して搬入された袋が、装置内を
立体的に移動する際の障害、原料物質の排出に支障が生
ぜず、歩留りを飛躍的に高めて所定の製造ラインに対す
る原料物質の供給をスム−ズに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項(1)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置を示した正面図である。
【図2】同自動開袋装置を示した平面図である。
【図3】袋搬入機構の構成を図1のA−A線にて切断し
て示した断面図である。
【図4】回動・支持軸が回動・揺動用アクチユエ−タと
連動連結されているとともに袋登載台を支持可能に横設
されている構成を図1のB−B線にて切断して示した断
面図である。
【図5】回転研削切断ユニットの一例を示した拡大断面
図である。
【図6】回転研削切断体を示した拡大斜視図である。
【図7】回転研削切断ユニットの他の例を示した拡大断
面図である。
【図8】制御手段の一例と該制御手段との制御接続の第
一例を示した模式図である。
【図9】縫い目のある袋が開袋開始される直前時点に於
ける搬入袋常時支持機構の動作状態を示した拡大正面図
である。
【図10】第一段の強制排出に移行時の搬入袋常時支持
機構の動作状態を示した拡大正面図である。
【図11】落流排出の前半時点に於ける請求項(1)の
発明の一実施例に係る自動開袋装置を示した正面図であ
る。
【図12】第一段の強制排出に移行時の同自動開袋装置
を示した正面図である。
【図13】第二段の強制排出に移行時の同自動開袋装置
を示した正面図である。
【図14】縫い目のある袋に対する研削切断による開袋
を示した正面図である。
【図15】縫い目のある袋が開袋された後に原料物質の
排出動作により大きく切開口が押し開かれた状態を示し
た一部断面側面図である。
【図16】請求項(1)の発明の他の実施例に係る自動
開袋装置を示した正面図である。
【図17】回転研削切断ユニットのその他の例を示した
拡大断面図である。
【図18】縫い目のない袋が開袋開始される直前時点に
於ける搬入袋常時支持機構の動作状態を示した拡大正面
図である。
【図19】縫い目のない袋に対する回転研削切断による
開袋を示した正面図である。
【図20】縫い目のない袋が開袋された後に原料物質の
排出動作により大きく切開口が押し開かれた状態を示し
た一部断面側面図である。
【図21】請求項(2)の発明の一実施例に係る自動開
袋装置を示した正面図である。
【図22】同自動開袋装置を示した平面図である。
【図23】軸頭に整袋・飛散防止楯が突設された整袋用
アクチュエ−タの一例を示した斜視図である。
【図24】制御手段の一例と該制御手段との制御接続の
第二例を示した模式図である。
【図25】袋が登載板上の搬入動作が停止された位置で
固定状態となっていることと整袋用アクチュエ−タが一
側に動作を開始する直前時点に於ける整袋・飛散防止楯
と該袋との位置関係を示した模式図である。
【図26】整袋用アクチュエ−タが一側に動作する時点
に於ける整袋・飛散防止楯と袋の搬入側との接近並びに
接触状態を示した模式図である。
【図27】整袋用アクチュエ−タが他側に動作する時点
に於ける整袋・飛散防止楯が袋から遠ざかる状態を示し
た模式図である。
【図28】請求項(3)の発明の一実施例に係る自動開
袋装置を示した正面図である。
【図29】同実施例に係る自動開袋装置を示した平面図
である。
【図30】袋搬入機構の構成を図28のA−A線にて切
断して示した断面図である。
【図31】回動・支持軸が回動・揺動用アクチュエ−タ
と連動連結されているとともに袋登載台を支持可能に横
設されている構成と袋搬入機構の構成を図28のB−B
線にて切断して示した断面図である。
【図32】制御手段の一例と該制御手段との制御接続の
第三例を示した模式図である。
【図33】制御手段の一例と該制御手段との制御接続の
第四例を示した模式図である。
【図34】請求項(5)の発明の一実施例に係る自動開
袋装置を示した正面図である。
【図35】搬入された袋が開袋される直前時点に於ける
搬入袋常時支持機構の動作状態を示した拡大正面図であ
る。
【図36】第一段の強制排出に移行時の搬入袋常時支持
機構の動作状態を示した拡大正面図である。
【図37】袋搬入機構の構成を図34のA−A線にて切
断して示した断面図である。
【図38】制御手段の一例と該制御手段との制御接続の
第五例を示した模式図である。
【図39】請求項(6)の発明の一実施例に係る自動開
袋装置を示した正面図である。
【図40】制御手段の一例と該制御手段との制御接続の
第六例を示した模式図である。
【図41】最大限萎んだ縫い目のある袋が袋登載台とと
もに戻り回動する段階に於ける請求項(6)の発明の一
実施例に係る自動開袋装置を示した正面図である。
【図42】縫い目のある袋に対する従来の切開手法を示
した正面図である。
【図43】縫い目のある袋が従来の切開手法により切開
された切開口が拡開されて原料物質が排出される状況を
示した説明図である。
【符号の説明】
1 請求項(1)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置 29 袋登載台 31 送給用モ−タロ−ラ 33 ストッパ−用アクチュエ−タ 41 袋搬入機構 43 回動・揺動用アクチュエ−タ 53 支持台 65 袋支持用アクチュエ−タ 71 長身差し込みピン 73 萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ 79 袋押圧・支持板 83 搬入袋常時支持機構 85 回転研削切断体送用アクチュエ−タ 89 回転研削切断体動作用モ−タ 93 回転研削切断体 101 回転研削切断ユニットの一例 102 回転研削切断ユニットの他の例 103 研削切断による開袋機構 105 短振幅振動生起手段 131 縫い目のある袋 138 搬入袋停止位置検知用センサ 141 回転研削切断ユニット 144 整袋用アクチュエ−タ 145 研削切断による開袋機構 147 請求項(1)の発明の他の実施例に係る自動開
袋装置 149 縫い目のない袋 150 整袋・飛散防止楯 154 袋搬入・整袋機構 158 請求項(2)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置 159 案内板 161 案内板移動用アクチュエ−タ 167 袋搬入機構 169 請求項(3)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置 171 回転研削切断体送用ロッドレスシリンダ 181 袋登載台 187 長身差し込みピン 191 袋支持用補助アクチュエ−タ 195 補助短身差し込みピン 197 搬入袋常時支持機構 198 研削切断による開袋機構 199 請求項(5)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置 201 萎み袋受取台 203 搬出用モ−タロ−ラ 205 請求項(6)の発明の一実施例に係る自動開袋
装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定間隔にて搬入側と搬出側の正面側位
    置と裏面側位置それぞれに立設された複数の支柱と、複
    数の支柱間に架設された複数のフレ−ムからなる架台
    と、 正面側のフレ−ムの搬入側寄り位置と裏面側のフレ−ム
    の搬入側寄り位置間に軸受部材を介して横設された回動
    ・支持軸と、搬入側寄りが該回動・支持軸により回動可
    能に支持されて複数のフレ−ムにより囲まれた空間領域
    に配設された袋登載台と、送給面を臨ませて該袋登載台
    に一定間隔にて横設された複数の送給用モ−タロ−ラ
    と、搬出側のフレ−ムに設けられ出力側に飛散防止楯と
    袋搬入停止位置検知用センサが取付けられたストッパ−
    用アクチュエ−タからなる袋搬入機構と、 正面側のフレ−ムに突設された支持台上に起伏可能であ
    って出力側が前記回動・支持軸と連結棹を介して連動連
    結なさしめて設けられた回動・揺動用アクチュエ−タ
    と、 袋登載台を跨がしめて該袋登載台の一側側面と他側側面
    間に架設された支持台と、出力側を鉛直下方に臨ませて
    該支持台に登載された袋支持用アクチュエ−タと、該袋
    支持用アクチュエ−タの出力軸と連結され下方側に一定
    間隔にて複数の差し込みピンが突設されて水平に設けら
    れた差し込みピン支持板と、出力側を鉛直下方に臨ませ
    て前記差し込みピン支持板又は前記支持台に登載された
    萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タと、該萎み袋押圧・
    支持用アクチュエ−タの出力軸と連結されて水平に設け
    られた袋押圧・支持板からなる搬入袋常時支持機構と、 搬出側のフレ−ムに支持脚を介して配設された回転研削
    切断体送用アクチュエ−タと、出力軸を鉛直下方となし
    て該回転研削切断体送用アクチュエ−タと連動連結され
    た回転研削切断体動作用モ−タと、回転研削切断体動作
    用モ−タの出力軸に脱着可能に取付けられた取付・支持
    部材と該取付・支持部材に備えられた円周上に研削砥粒
    が多数固着された少なくとも一枚の回転研削切断体から
    なる回転研削切断ユニットからなる研削切断による開袋
    機構と、 搬入側の正面側位置に立設された支柱と裏面側位置に立
    設された支柱間に袋登載台が最大限回動時に登載された
    袋と対面可能となして設けられた短振幅振動生起手段
    と、該短振幅振動生起手段に内蔵若しくは連結された間
    欠動作アクチュエ−タからなる払い落とし機構と、 前記送給用モ−タロ−ラ、ストッパ−用アクチュエ−
    タ、回転・揺動用アクチュエ−タ、袋支持用アクチュエ
    −タ、萎み袋押圧・支持用アクチュエ−タ、回転研削切
    断体送用アクチュエ−タ、回転研削切断体動作用モ−
    タ、間欠動作アクチュエ−タそれぞれと制御接続された
    制御手段と、 から構成されていることを特徴とする自動開袋装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の袋搬入機構に代えて、 請求項(1)記載の回動・支持軸と、請求項(1)記載
    の袋登載台と、請求項(1)記載の複数の送給用モ−タ
    ロ−ラと、検知部を袋登載台上に臨ませて正面側のフレ
    −ムの搬出側寄り位置に設けられた搬入袋停止位置検知
    用センサと、出力軸の両側に案内・支持軸が平行に付設
    されて搬出側のフレ−ムに設けられた整袋用アクチュエ
    −タと、該出力軸と案内・支持軸の軸頭に連結された整
    袋・飛散防止楯からなる袋搬入・整袋機構とし、 請求項(1)記載の制御手段が、ストッパ−用アクチュ
    エ−タに代えて、整袋用アクチュエ−タと制御接続され
    ていることを特徴とする請求項(1)記載の自動開袋装
    置。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載の袋搬入機構又は請求項
    (2)記載の袋搬入・整袋機構に、請求項(1)記載の
    袋登載台の両側面の中心側に可動可能に付設された一対
    の案内板と、該一対の案内板それぞれの搬入側寄りと搬
    出側寄りそれぞれの外側側面を押圧可能となして設けら
    れた複数の案内板移動用アクチュエ−タが追加して設け
    られ、請求項(1)記載の制御手段が複数の案内板移動
    用アクチュエ−タそれぞれとも制御接続されていること
    を特徴とする請求項(1)又は請求項(2)記載の自動
    開袋装置。
  4. 【請求項4】請求項(1)記載の回転研削切断体送用ア
    クチュエ−タが回転研削切断体送用ロッドレスシリンダ
    であることを特徴とする請求項(1)乃至請求項(3)
    いずれかに記載の自動開袋装置。
  5. 【請求項5】請求項(1)記載の搬入袋常時支持機構
    に、出力軸に補助差し込みピンが突設され動作時に補助
    差し込みピンが袋登載台上に出没可能となして請求項
    (1)記載の袋登載台の下方位置に設けられた袋支持用
    補助アクチュエ−タが追加して構成された搬入袋常時支
    持機構であり、請求項(1)記載の制御手段又は請求項
    (2)記載の制御手段が袋支持用補助アクチュエ−タと
    も制御接続されていることを特徴とする請求項(1)乃
    至請求項(4)いずれかに記載の自動開袋装置。
  6. 【請求項6】搬出側の正面側位置に立設された支柱と裏
    面側位置に立設された支柱間であって、萎んだ袋の搬出
    のための袋登載台の戻り回動による袋登載台の接近に対
    応して、萎んだ袋を袋登載台から受取可能な位置に設け
    られた萎み袋受取台と、必要に応じて搬出面を臨ませて
    該萎み袋受取台に一定間隔にて横設された複数の搬出用
    モ−タロ−ラが設けられるとともに、請求項(1)乃至
    請求項(3)いずれかに記載の制御手段又は請求項
    (5)記載の制御手段が、搬出用モ−タロ−ラとも制御
    接続されていることを特徴とする請求項(1)乃至請求
    項(5)いずれかに記載の自動開袋装置。
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