JP2000168035A - 複合型印刷装置 - Google Patents

複合型印刷装置

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JP2000168035A
JP2000168035A JP10352469A JP35246998A JP2000168035A JP 2000168035 A JP2000168035 A JP 2000168035A JP 10352469 A JP10352469 A JP 10352469A JP 35246998 A JP35246998 A JP 35246998A JP 2000168035 A JP2000168035 A JP 2000168035A
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press
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JP10352469A
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English (en)
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Toshiya Saeki
俊哉 佐伯
Ko Kumazawa
香 熊沢
Yoji Kamata
庸司 鎌田
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の印刷機をそれぞれ単独に運転するとき
には本来の生産性および操作性を損なうことなく、必要
に応じてそれら複数の印刷機を1台の印刷装置として連
結し、ウェブ走行を渡らせることにより多様な多色印刷
等が可能となるように構成された複合型印刷装置を提供
する。 【解決手段】 ユニット毎に版胴用サーボモータ21m
〜25mを具備しセクショナル駆動される印刷ユニット
列21〜25を有し、それぞれ独立運転が可能な複数の
印刷機A、Bの、一方の印刷機Aの終端側印刷ユニット
25から他方の印刷機Bの始端側印刷ユニット21へウ
ェブ走行が可能となるように、ターンバー機構46,4
8を有し一方の印刷機Aから他方の印刷機Bへウェブ走
行を渡らせるよう設けたウェブ連絡手段40を配設し、
複数の印刷機A,Bを連動させ同期運転制御し、一方の
印刷機Aから他方の印刷機Bへ渡るウェブ走行を行ない
複合された1台の印刷装置としての印刷が可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セクショナル駆動
される印刷ユニットを有し単独運転可能な複数の印刷機
を、必要に応じて連結させて同期運転することにより、
1台の印刷装置として多色印刷等を可能とした複合型印
刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多色印刷機、例えば、10色グラ
ビア印刷機において、実稼働での印刷される色数は全1
0色刷りよりも、3〜5色刷りの方が圧倒的に多く、こ
の場合に、使用されていない印刷ユニットを有効に活用
するため、図5(a)(b)に示すように、巻出装置、
巻取装置を各2台ずつ設置し、印刷ユニット列を途中で
分割して振り分け型の2台の印刷装置として運転するこ
とが行なわれている。
【0003】そこで、従来の振り分け型印刷装置を図5
(a)(b)に基づいて説明する。図5(a)(b)に
おいては、10基の印刷ユニット51〜60が連続的に
配列されて印刷ユニット列を構成し、各印刷ユニットは
伝導軸51g〜60gにより連結され、2台の主駆動モ
ータ62、63を備えて駆動される。印刷ユニット列の
始端側の印刷ユニット51の前側には始端側の巻出装置
71と巻取装置74とが設置され、終端側の印刷ユニッ
ト60の後側には終端側の巻取装置84と巻出装置81
が設置されている。巻出装置71、81および巻取装置
74、84は、それぞれ巻出リール部71r、81rと
インフィード部71f、81f、および巻取リール部7
4r、84rとアウトフィード部74f、84fから成
るものである。このように構成された従来の振り分け型
印刷装置において、巻出装置71から印刷ユニット列の
印刷ユニット51〜60を通り巻取装置84に至るウェ
ブ走行が可能なウェブパスを形成することによって、1
台の印刷装置として全10色刷りまで多色印刷を行なう
ことができる。一方、印刷ユニット列を振り分けて2台
の印刷装置として用いる場合に、例えば、図5(a)
(b)に示したように各3色刷りを行なうには、一側で
は巻出装置71から印刷ユニット51〜53を通った
後、印刷ユニット列の上部等に配置した図示しない複数
の案内ローラ群を介して始端側の巻取装置74まで折り
返されるウェブ走行が可能なウェブパスを形成し、他側
では巻出装置81から同じく図示しない上部の複数の案
内ローラ群を介して印刷ユニット58まで折り返され、
印刷ユニット58〜60を通り終端側の巻取装置84に
至るウェブ走行が可能なウェブパスを形成することによ
り、それぞれを別々に振り分けした印刷装置として運転
することが可能である。この場合、印刷ユニット列の伝
導軸51g〜60gを途中で分断する切換クラッチが必
要であり、主駆動モータ62、63は一側および他側を
駆動するように別々に分けてそれぞれ運転される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の振り分け型印刷装置では、全色刷り1台を2台
に分割して対応する形なので、圧倒的に頻度の多い3〜
5色刷りの運転作業に対して、本来のそれぞれ単独1台
の場合と比べて同等の生産性および操作性を保証するも
のとは言い難い問題点がある。例えば、振り分けにして
折り返されるためにウエブパスが長くなり、特に、上記
の他側の場合のように、巻出装置81から印刷ユニット
(58)まで折り返されるウェブパスが長いことによっ
て、品質、ロス率の低下を引き起こす要因となってい
た。また、従来の振り分け型印刷装置は、印刷ユニット
列が伝導軸を介して一直線に連結されるので、機械全長
が印刷ユニット列方向に極端に長くなり、細長い設置ス
ペースが必要であり、据え付け可能な工場レイアウトに
制限を与えることになり、特に、既設機に対しユニット
追加増設をして多色振り分け型にしたい場合に、長手方
向の建屋スペースを確保するために、建屋を延長しなけ
ればならないということも起こり得る。さらに、振り分
けて2台の印刷装置としたときに、両方の印刷装置をオ
ペレータが多台持ちするような場合におけるオペレータ
の移動距離が長くなるというマイナス面がある。
【0005】そこで、本発明者等は、上記のような振り
分け型印刷装置の問題点を解決するために、セクショナ
ル駆動制御される印刷ユニット列を有した複数の印刷機
は、一直線上に配置させなくても隣接することによっ
て、1台の印刷装置として連結させて同期運転制御が可
能であることを突き止めた。
【0006】したがって、本発明の目的は、複数の印刷
機をそれぞれ単独に運転するときには本来の生産性およ
び操作性を損なうことなく、必要に応じてそれら複数の
印刷機を1台の印刷装置として連結し、ウェブ走行を渡
らせることにより多様な多色印刷等が可能となるように
構成された複合型印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、ユニット毎に版胴駆動用サーボモータを具
備しセクショナル駆動される少なくとも1基以上の印刷
ユニットを有し、それぞれ独立して印刷運転が可能な複
数の印刷機と、前記複数の印刷機の隣接する一方の印刷
機の終端側印刷ユニットから他方の印刷機の始端側印刷
ユニットへウェブ走行が可能となるように配置するとと
もに、ターンバー機構を有し前記隣接する一方の印刷機
から他方の印刷機へウェブ走行を渡らせて案内するよう
に設けられたウェブ連絡手段と、前記複数の印刷機を1
台の印刷装置として連動し同期運転する制御装置とを具
備することにより、前記隣接する一方の印刷機から他方
の印刷機の印刷ユニットへウェブ走行を行ない印刷が可
能と成ることを特徴とした複合型印刷装置とする。
【0008】この場合、前記複数の印刷機は、それぞれ
のウェブ走行が逆方向となるように並列に配置され、前
記一方の印刷機の終端側と他方の印刷機の始端側とが向
かい合せに隣接される2台の独立した印刷機であり、前
記ウェブ連絡手段は、前記ウェブ走行が一方の印刷機の
終端側印刷ユニットから他方の印刷機の始端側印刷ユニ
ットへクロスオーバー形に渡らせ、前記2台の印刷機を
Uターンするように直角に2回曲折するための2組のタ
ーンバー機構を有する構成とする。
【0009】また、前記複数の印刷機は、一方の印刷機
の終端側と他方の印刷機の始端側とが直角に隣接して鍵
形に配置する2台の独立した印刷機であり、前記ウェブ
連絡手段は、前記ウェブ走行を一方の印刷機の終端側印
刷ユニットから他方の印刷機の始端側印刷ユニットへ直
角方向に案内するターンバー機構を有する構成とするこ
とができる。
【0010】また、前記複数の印刷機は、それぞれ直角
に隣接する一方の印刷機の終端側と他方の印刷機の始端
側とをコの字形に配置する3台の独立した印刷機であ
り、ウェブ連絡手段は2箇所に設けられ、それぞれ前記
ウェブ走行を隣接する一方の印刷機の終端側印刷ユニッ
トから他方の印刷機の始端側印刷ユニットへ直角方向に
案内するターンバー機構を有する構成とすることができ
る。
【0011】また、前記複数の印刷機は、それぞれグラ
ビア印刷機であること、あるいは、前記複数の印刷機
は、グラビア印刷機とフレキソ印刷機であること、とす
ることができる。
【0012】また、前記ウェブ連絡手段は、前記一方の
印刷機から他方の印刷機へウェブ走行を案内するターン
バー機構に、ウェブの表裏を反転するターンバー機能を
具備し、一方の印刷機で表刷りをして他方の印刷機で裏
刷りを行なうことが可能とした構成とすることができ
る。
【0013】さらに、前記複数の印刷機は、一方が既設
の印刷機であり、他方が後から増設する印刷機であると
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る複合型印刷装
置の実施の形態について、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明による複合型印刷装置の第
1の実施の形態を示す概略平面図であり、一方の印刷機
Aと他方の印刷機Bは、それぞれ独立して単独運転が可
能な複数の印刷機を構成しており、図1では、説明を簡
単にする便宜上、両印刷機共に同じ5色刷りグラビア印
刷機としている。すなわち、それぞれ印刷機AおよびB
には、5基の印刷ユニット21〜25からなる印刷ユニ
ット列を備えており、始端側印刷ユニット21の前に巻
出リール部31rとインフィード部31fからなる巻出
装置31を、終端側印刷ユニット25の後に巻取リール
部34rとアウトフィード部34fからなる巻取装置3
4を配置して構成されている。各印刷ユニットにはそれ
ぞれ版胴駆動用サーボモータ21m〜25mが接続され
て、セクショナル駆動が行なわれる。
【0016】前記セクショナル駆動の制御装置10は、
図4に示すように、統合制御部として動作するDSP
(デジタル・シグナルプロセッサ)部11と、各種デー
タを記憶するメモリ部12と、各版胴駆動用サーボコン
トローラ(制御回路)13と、テンション検出インタフ
ェース(I/F)14と、テンション制御部15と、入
出力インタフェース(I/F)16を含んで構成され、
この入出力インタフェース(I/F)16には、キーボ
ード等操作部の入力装置17が接続されている。DSP
部11は、操作部の入力装置17から入出力インタフェ
ース16を介して運転指令、速度指令が与えられると、
各版胴駆動用サーボコントローラ13へ、単独の位置指
令(回転角)信号を与え、定速運転時には速度指令に応
じた時間間隔を維持し位置指令信号を連続して発信す
る。各サーボコントローラ13には、各サーボアンプ1
8を介して、前記印刷ユニット列の各版胴駆動用サーボ
モータ21m〜25mが接続されており、各サーボモー
タ21m〜25mには各エンコーダ19が接続され、各
サーボコントローラ13は、指令に対応した駆動信号を
各サーボモータ21m〜25mに出力し各エンコーダ1
9によるフィードバック信号を各サーボコントローラ1
3へ入力するようになっている。そして、これらの制御
回路を巡って固定周期(サーボ系サンプリング周期)の
位置ループ20が構成されることにより、サーボ系を制
御するソフトウエア・サーボ機能を持っている。なお、
テンション制御部15は、各サーボアンプ18への指令
信号発生に同期したDSP部11からの速度信号により
同期駆動される。このテンション制御部15は、エアダ
ンサーによりテンション制御するものであり、前記巻出
リール部31r、インフィード部31f、アウトフィー
ド部34fおよび巻取リール部34rに駆動信号を送
り、巻出リール部31rの駆動モータとインフィード部
31fの駆動モータとの速度差、およびアウトフィード
部34fの駆動モータと巻取リール部34rとの速度差
により走行ウェブのテンション制御を行なう。テンショ
ン検出インタフェース14には、インフィード部31f
からの信号が与えられ、テンション検出インタフェース
14からの信号がDSP部11を介してテンション制御
部15に送られるようになっている。
【0017】したがって、印刷機AおよびBをそれぞれ
単独に運転する際は、巻出装置31から印刷ユニット列
の印刷ユニット21〜25を通り巻取装置34に至るウ
ェブ走行が可能なウェブパスを形成されることによっ
て、それぞれ独立した複数の印刷機として全5色刷りま
でセクショナル駆動制御による運転を行なわれ、本来の
生産性および操作性を何等損なうことなく印刷作業を行
なうことができる。
【0018】しかるに、この第1の実施の形態では、図
1に示すように、印刷機Aと印刷機Bとが、巻出装置3
1から巻取装置34へ至るウェブ走行が互いに逆方向に
なるように並列され、印刷機Aの終端側印刷ユニット2
5から印刷機Bの始端側印刷ユニット21へウェブ走行
が可能となるよう隣接して向かい合わせに配置されると
ともに、印刷機Aの終端側印刷ユニット25の上部から
印刷機Bの始端側印刷ユニット21の上部に架けて、ウ
ェブ走行を横方向に90度曲折するための2組のターン
バー機構46,48を設けて不図示の複数の案内ローラ
群を含むクロスオーバー形式のウェブ連絡装置40が配
置される。
【0019】このような第1の実施の形態において、6
色刷り以上の多色印刷を行なう必要が起きた場合に、印
刷機Aと印刷機Bを連結して1台の印刷装置として使用
することができる。すなわち、印刷機Aの巻出装置31
から印刷機Aの印刷ユニット21〜25を通った後、印
刷機Aの終端側印刷ユニット25からウェブ連絡装置5
0を介して印刷機Bの始端側印刷ユニット21へ渡りU
ターンして、印刷機Bの印刷ユニット21〜25を通っ
て印刷機Bの巻取装置34へ至るウェブ走行を形成する
とともに、印刷機Aと印刷機Bの両方の各印刷ユニット
には、図4における制御装置10のDSP部11から同
じ同期速度信号を与えられセクショナル駆動制御による
運転が行なわれ、単独の印刷機A,Bより多色の印刷が
可能な複合型印刷装置として利用することができる。
【0020】図1に示した第1の実施の形態の例では、
印刷機Aと印刷機Bの操作側を背中合せに配置したこと
によって、従来のような多色印刷ユニット列のために細
長い据付スペースを必要とせずコンパクトにまとめるこ
とができるうえに、印刷機Aと印刷機Bを別々に単独運
転する際にオペレータが多台持ちする場合の移動範囲を
軽減できる。また、図示を省略するが図1の変形例で、
印刷機Aと印刷機Bの駆動側を背中合せに配置すると、
グラビア印刷機などの版胴交換装置が両方で兼用にでき
たり、交換・搬送ロボットを設置するなどの全自動化も
可能となる。
【0021】次に、図2は、第2の実施の形態を示す概
略平面図であり、一方の印刷機Aと他方の印刷機Bは、
それぞれ独立して単独運転が可能な複数の印刷機を構成
しており、説明を簡単にする便宜上、図1の場合と同様
に、両印刷機共に同じ5色刷りグラビア印刷機として、
同じ参照符号を用いている。すなわち、それぞれ印刷機
AおよびBは、5基の印刷ユニット21〜25からなる
印刷ユニット列と、始端側印刷ユニット21の前に巻出
装置31と、終端側印刷ユニット25の後に巻取装置3
4とが配置され、各印刷ユニットにはそれぞれ版胴駆動
用サーボモータ21m〜25mが接続されてセクショナ
ル駆動制御が行なわれるように構成されるものである。
したがって、印刷機AおよびBをそれぞれ単独運転する
際は、同様にそれぞれ独立した複数の印刷機として全5
色刷りまでの印刷を行ない、本来の生産性および操作性
を何等損なうことなく印刷作業を行なうことができる。
【0022】しかるに、この第2の実施の形態では、図
2に示すように、印刷機Aと印刷機Bとが、印刷機Aの
終端側印刷ユニット25から印刷機Bの始端側印刷ユニ
ット21へウェブ走行が可能となるよう鍵形に近接して
配置されるとともに、印刷機Aの終端側印刷ユニット2
5の上部から印刷機Bの始端側印刷ユニット21の上部
に架けて、ウェブ走行を横方向に90度曲折するための
ターンバー機構46を設けて不図示の複数の案内ローラ
群を含むウェブ連絡装置42が配置される。
【0023】このような第2の実施の形態において、6
色刷り以上の多色印刷を行なう必要が起きた場合に、印
刷機Aと印刷機Bを連結して1台の印刷装置として使用
することができる。すなわち、印刷機Aの巻出装置31
から印刷機Aの印刷ユニット21〜25を通った後、印
刷機Aの終端側印刷ユニット25から横方向に90度曲
折されるウェブ連絡装置42を介して印刷機Bの始端側
印刷ユニット21へ渡り、印刷機Bの印刷ユニット21
〜25を通って印刷機Bの巻取装置34へ至るウェブ走
行を形成するとともに、印刷機Aと印刷機Bとの両方の
各印刷ユニットが同じ同期速度信号を与えられセクショ
ナル駆動制御による運転が行なわれ、単独の印刷機A,
Bより多色の印刷が可能な複合型印刷装置として利用す
ることができる。
【0024】図2に示した第2の実施の形態の例では、
印刷機Aの終端側印刷ユニット25から横方向に90度
曲折したウェブ走行ラインに合せて印刷機Bを配置して
いるので、印刷機Aの終端側印刷ユニット25の上部に
設けた1組のターンバー機構46と不図示の複数の案内
ローラ群とでウェブ連絡装置42が成り立っている。こ
の場合、図示を省略するが、印刷機Bの始端側印刷ユニ
ット21の上部に1組のターンバー機構を設け横方向か
ら90度曲折して進入するウェブ走行ラインに合せて印
刷機Aを配置する変形例も可能である。
【0025】さらに、図3は、第3の実施の形態を示す
概略平面図で、図2に示した第2の実施の形態をコの字
形に重ねたもので、一方の印刷機Aと中間の印刷機Bと
他方の印刷機Cは、それぞれ独立して単独運転できる3
台の印刷機を構成しており、説明を簡単にする便宜上、
3台の印刷機共に同じ4色刷りグラビア印刷機とし、図
1の場合と同様に同じ参照符号を用いる。すなわち、そ
れぞれ印刷機A、BおよびCは、4基の印刷ユニット2
1〜24からなる印刷ユニット列と、始端側に巻出装置
31と終端側に巻取装置34とが配置されており、各印
刷ユニットにはそれぞれ版胴駆動用サーボモータ21m
〜24mが接続されセクショナル駆動制御が行なわれる
ように構成されるものである。したがって、印刷機A、
BおよびCをそれぞれ単独運転するときは、巻出装置3
1から印刷ユニット列の印刷ユニット21〜24を通っ
て巻取装置34へウェブ走行が可能なウェブパスを形成
されることによって、それぞれ独立した複数の印刷機と
して全4色刷りまでの印刷を行なうことができ、同様
に、本来の生産性および操作性を何等損なうことなく印
刷作業を行なうことができる。
【0026】しかるに、この第3の実施の形態では、図
3に示すように、単独運転時以上の多色印刷を行なう場
合のために、印刷機Bの始端側印刷ユニット21の上部
と終端側印刷ユニット25の上部にウェブ走行を横方向
に90度曲折するターンバー機構46,48を設け印刷
機Aの終端側から印刷機Bの始端側へ、および印刷機B
の終端側から印刷機Cの始端側へ不図示の案内ローラ群
を含むウェブ連絡装置42,44が配置されることによ
り、印刷機Aの巻出装置31から印刷機Aの印刷ユニッ
ト21〜24を通り、終端側印刷ユニット24から印刷
機Bの始端側印刷ユニット21へ渡り、印刷機Bの印刷
ユニット21〜24を通り、印刷機Bの終端側印刷ユニ
ット24から印刷機Cの始端側印刷ユニット21へ渡
り、印刷機Cの印刷ユニット21〜25を通り印刷機C
の巻取装置34へ至るウェブ走行を形成し、各ユニット
がセクショナル駆動制御により運転が行なわれ、単独の
印刷機A,BおよびCより多色の印刷が可能な複合型印
刷装置として利用することができる。
【0027】また、上記の第1および第2の実施の形態
で説明したように、複数の印刷機をそれぞれグラビア印
刷機で構成することができ、例えば、実稼働において圧
倒的に多い3〜5色刷りに適した単独運転可能な複数の
5色グラビア印刷機を、必要に応じて連結することによ
り10色刷りなど単独機よりも多色のグラビア印刷を行
なうことができるものとなる。
【0028】また、一方をグラビア印刷機、他方をフレ
キソ印刷機で構成することにより、グラビア印刷とフレ
キソ印刷を1ラインで行なうことが可能となり、多様な
印刷製品が得られるうえに、一部分だけ差し替え版を使
用する場合に安価なフレキソ印刷で対応したり、従来の
追い刷り印刷をしなくてもすむようにできるなどの利用
の仕方がある。
【0029】また、上記のような第1および第2の実施
の形態において、ウェブ連絡装置に具備されるターンバ
ー機構が、ウェブの表裏を反転する機能を付加されたも
のとすることにより、一方の印刷機Aで走行ウェブに表
刷りをして他方の印刷機Bで裏刷りがされ、1ラインで
表裏印刷を行なうことが可能となる。重袋への印刷に対
応できる。
【0030】また、上記の第1および第2の実施の形態
の場合に、一方の印刷機Aが先きに設置された既設機で
あって、後から他方の印刷機Bを増設するときに、本発
明のように複合型印刷装置として配置することができ
る。この場合、上記のように、多様な印刷が可能となる
上に、従来のように振り分け型に増設して多色化する際
に直面していた長手方向の建屋スペースを確保する難題
がなく、建屋を延長するため増築しなければならないと
いう心配も要らなくなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る複合
型印刷装置によれば、ユニット毎に版胴駆動用サーボモ
ータを具備しセクショナル駆動される印刷ユニット列を
有し、それぞれ独立運転が可能な複数の印刷機の、隣接
する一方の印刷機の終端側印刷ユニットから他方の印刷
機の始端側印刷ユニットへウェブ走行が可能となるよう
に、ターンバー機構を有して隣接する一方の印刷機から
他方の印刷機へウェブ走行を渡らせるウェブ連絡手段を
配設して、複数の印刷機を連動させ同期運転制御され、
隣接する一方の印刷機から他方の印刷機へ渡ってウェブ
走行を行ない複合された1台の印刷装置としての印刷が
可能と成るために、複数の印刷機をそれぞれ単独に運転
するときには本来の生産性および操作性を損なうことな
く、必要に応じてそれら複数の印刷機を1台の印刷装置
として連結し、ウェブ走行を渡らせることにより多様な
多色印刷等が可能となるよう構成され、従来のように多
色印刷ユニット列のために細長い据付スペースを必要と
せずコンパクトにまとめることができるうえに、それぞ
れの印刷機を別々に単独運転する際にオペレータが多台
持ちする場合の移動範囲を軽減でき、かつ、従来の振り
分け型にして多色化する際に直面していた長手方向の建
屋スペースを確保しなければならない問題がなくなる、
等々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合型印刷装置の第1の実施の形
態を示す概略平面図である。
【図2】本発明による複合型印刷装置の第2の実施の形
態を示す概略平面図である。
【図3】本発明による複合型印刷装置の第2の実施の形
態を示す概略平面図である。
【図4】本発明における印刷機のセクショナル駆動の制
御装置を示す図である。
【図5】従来の振り分け型印刷装置を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
A、B、C 印刷機 21〜25 印刷ユニット 21m〜25m ユニット駆動用モータ 31 巻出装置 31r 巻出リール部 31f インフィーダ部 34 巻取装置 34r 巻取リール部 34f アウトフィーダ部 46,48 ターンバー機構 40,42,44 ウェブ連絡装置 51〜60 印刷ユニット 51g〜60g 伝導軸 62、63 主駆動モータ 71,81 巻出装置 71r,81r 巻出リール部 74,84 巻取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41F 9/00 B41F 9/00 B 9/02 9/02 13/06 13/06 Z 33/00 33/00 D 33/08 33/08 S

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット毎に版胴駆動用サーボモータを
    具備しセクショナル駆動される少なくとも1基以上の印
    刷ユニットを有し、それぞれ独立して印刷運転が可能な
    複数の印刷機と、前記複数の印刷機の隣接する一方の印
    刷機の終端側印刷ユニットから他方の印刷機の始端側印
    刷ユニットへウェブ走行が可能となるように配置すると
    ともに、ターンバー機構を有し前記隣接する一方の印刷
    機から他方の印刷機へウェブ走行を渡らせて案内するよ
    うに設けられたウェブ連絡手段と、前記複数の印刷機を
    1台の印刷装置として連動し同期運転する制御装置とを
    具備することにより、前記隣接する一方の印刷機から他
    方の印刷機の印刷ユニットへウェブ走行を行ない印刷が
    可能と成ることを特徴とする複合型印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の印刷機は、それぞれのウェブ
    走行が逆方向となるように並列に配置され、前記一方の
    印刷機の終端側と他方の印刷機の始端側とが向かい合せ
    に隣接される2台の独立した印刷機であり、前記ウェブ
    連絡手段は、前記ウェブ走行が一方の印刷機の終端側印
    刷ユニットから他方の印刷機の始端側印刷ユニットへク
    ロスオーバー形に渡らせ、前記2台の印刷機をUターン
    するように直角に2回曲折するための2組のターンバー
    機構を有することを特徴とする請求項1記載の複合型印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の印刷機は、一方の印刷機の終
    端側と他方の印刷機の始端側とが直角に隣接して鍵形に
    配置する2台の独立した印刷機であり、前記ウェブ連絡
    手段は、前記ウェブ走行を一方の印刷機の終端側印刷ユ
    ニットから他方の印刷機の始端側印刷ユニットへ直角方
    向に案内するターンバー機構を有することを特徴とする
    請求項1記載の複合型印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の印刷機は、それぞれ直角に隣
    接する一方の印刷機の終端側と他方の印刷機の始端側と
    をコの字形に配置する3台の独立した印刷機であり、ウ
    ェブ連絡手段は2箇所に設けられ、それぞれ前記ウェブ
    走行を隣接する一方の印刷機の終端側印刷ユニットから
    他方の印刷機の始端側印刷ユニットへ直角方向に案内す
    るターンバー機構を有することを特徴とする請求項1記
    載の複合型印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の印刷機は、それぞれグラビア
    印刷機であることを特徴とする請求項1記載の複合型印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の印刷機は、グラビア印刷機と
    フレキソ印刷機であることを特徴とする請求項1記載の
    複合型印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記ウェブ連絡手段は、前記一方の印刷
    機から他方の印刷機へウェブ走行を案内するターンバー
    機構に、ウェブの表裏を反転するターンバー機能を具備
    し、一方の印刷機で表刷りをして他方の印刷機で裏刷り
    を行なうことが可能としたことを特徴とする請求項1記
    載の複合型印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の印刷機は、一方が既設の印刷
    機であり、他方が後から増設する印刷機であることを特
    徴とする請求項1記載の複合型印刷装置。
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