JP2000166759A - 炊飯器用鍋及びその水位線印刷方法 - Google Patents

炊飯器用鍋及びその水位線印刷方法

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JP2000166759A
JP2000166759A JP10342871A JP34287198A JP2000166759A JP 2000166759 A JP2000166759 A JP 2000166759A JP 10342871 A JP10342871 A JP 10342871A JP 34287198 A JP34287198 A JP 34287198A JP 2000166759 A JP2000166759 A JP 2000166759A
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rice cooker
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pot
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JP10342871A
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English (en)
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Takashi Nishida
西田  隆
Hideyuki Ohashi
大橋  秀行
Masato Sano
正人 佐野
Akihiro Shinabe
晃宏 品部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水位を合わせやすい鍋を備えた炊飯器を提供
する。 【解決手段】 炊飯器の鍋内面に処理されるフッソ樹脂
コート面に、鍋全周または略全周に渡る水位線を印刷
し、視認性が高く、水位を調整しやすい鍋とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭及び業務用
に使用される炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの炊飯器の鍋には炊飯時に水
量を調整するための水位線や文字が刻印または、印刷さ
れており、この水位線により米の分量に応じた水量を目
視で確認、調整できるようになっているが、それらは鍋
側面の1カ所、または、対角に2カ所、あるいは十字方
向に4カ所施されている場合が多く、それぞれ鍋底中心
をより中心角25°前後の範囲に白米炊飯用の水位線や
文字、あるいは玄米炊飯用の水位線や文字等が集約され
ていた。炊飯器用の鍋は通常円筒状であるため、側面は
カーブしており、従来の印刷、刻印方法では広範囲に渡
る連続した表示は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の水位線は範囲が小さく、水位を合わせづらい上、気づ
かずに傾いた面に鍋を置いて水位を合わせた場合におい
ては、規定水量よりも多い、あるいは少ない水量を添加
してしまうことになり、調理の結果に悪影響をもたらす
おそれがあった。
【0004】これら状況を鑑み、本発明は、鍋の内側周
囲のフッソ樹脂コート層内に広範囲に連続した水位線や
文字を印刷し、視認性を向上し、正確な水位調整を可能
にすることで、良好な調理結果を得ることを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、炊飯器の鍋を構成する基材金属の表面に
処理されるフッソ樹脂コート層内に水位線や文字を印刷
し、しかも、その水位線が鍋内側側面全周に渡るように
したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、内面にフ
ッソ樹脂コートが処理され、そのフッソ樹脂コートはプ
ライマ層とトップコート層から成るか、もしくは、プラ
イマ層とトップコート層の間にさらに1層以上のコーテ
ィング層を有する構成において、トップコート層より下
層にある層上に水位線や文字を印刷し、しかも、その水
位線が内側側面全周、あるいは略全周に渡るように側面
に広範囲に印刷された水位線を有する炊飯器用鍋であ
り、視認性を向上し、正確な水位調整を可能にすること
により、良好な調理結果を得ることを目的とするもので
ある。
【0007】請求項2記載の発明は、少なくとも水位表
示の近傍には水位線の非表示部を設けた、請求項1記載
の炊飯器用鍋であり、視認性を向上し、正確な水位調整
を可能にすることにより、良好な調理結果を得ることを
目的とするものである。
【0008】請求項3の発明は、各水位を表す水位線の
色が水位線毎に異なるように印刷した、請求項1また
は、請求項2記載の炊飯器用鍋であり、各水位の色を異
なるものとすることで、より視認性を向上することを目
的としたものである。
【0009】請求項4の発明は、水位線刻印部にインク
を流し込んだ金型より、ゴム製のロールに水位線を転写
し、さらに鍋内面のフッソ樹脂コートにその水位線を転
写することを特徴とする、請求項1〜3記載の炊飯器用
鍋の水位線印刷方法であり、この方法により、広範囲な
印刷が可能となる。
【0010】請求項5の発明は、先端よりインクが徐々
ににじみ出るように設計したペン状の印刷ヘッドを複数
備え、これを鍋内面のフッソ樹脂コート表面に押しつけ
つつ、複数の水位線を同時に描くことを特徴とする、請
求項1〜3記載の炊飯器用鍋の水位線印刷方法であり、
この方法により、広範囲な印刷が可能となると同時に各
水位線の色が異なる鍋を容易に作製することが可能であ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を利用した第1の実施例につい
て図1を用いつつ説明する。図1は、厚さ1.5mmの
アルミニウム材をプレス成形して得られる内径150m
mの炊飯器用鍋1であり、外面はアルマイト処理、内面
はフッソ樹脂コート処理されている。このフッソ樹脂コ
ートはアルミニウム材の表面をブラスト処理で粗面化し
た後、フッソ樹脂と接着成分及び顔料を含有するプライ
マを塗装し、さらにその上層にフッソ樹脂からなるトッ
プコートを塗装して得られたものである。水位線2はプ
ライマ塗布、乾燥後、プライマ層上に印刷されているの
で、プライマ層とトップコートの間に位置しており、ま
た、白米炊飯時にその合数に応じて水量を調整するため
の数字や文字3も同様にプライマ層とトップコートの間
に位置しており、これらは鍋側面の対角上に2カ所印刷
されているが、この数字と文字3の表示部以外は全周に
渡って連続した水位線2が印刷されている。また、本実
施例では水位線2は実線としたが、波線や一点鎖線であ
ってもよく、線種には限定はない上、各水位線毎に線種
を変えてもよい。
【0012】次に、この全周に渡って連続した水位線の
第一の印刷方法を述べる。印刷は自動印刷装置によって
行われるが、まず、図2a及びbに示すような水位線と
文字を深さ0.5mmに刻印した金型4に適度な粘度に
調整したカラーインクを流し込み、刻印部5以外の部位
に付着したインクを金属ヘラで掻きとる。その後、金型
4の水位線刻印部5の長さよりやや長い周囲長を有する
シリコーンゴム製のロール6を回転しつつ、金型4に押
し当てながらインクをロール6に転写する。内面にプラ
イマを塗装し、乾燥した鍋を予め用意しておき、図2c
に示すようにロール6と鍋1の位置を調整した後、ロー
ル6を鍋内面のプライマ塗装面7に押し当てて、スリッ
プしないように鍋1とロール6を回転させつつ、インク
をプライマ塗装面7に移行し、鍋半面の印刷を終了す
る。同様の操作を再度行い、鍋1の残り半面に印刷し印
刷工程を終了し、その後トップコートを処理し完成鍋と
する。また、各水位線毎に色を変えたい場合、各色毎に
別個に印刷を行い、複数の色の水位線を印刷することも
可能である。
【0013】以上のごとき印刷方法により、全周に渡り
連続した水位線を備えた鍋を作製できるが、第二の印刷
方法として、従来のタンポ印刷の手法によっても同様に
作製可能である。従来のタンポ印刷は金型上のインクを
シリコーンパッドに移し取り、これを印刷面に押し当て
て印刷する方法である。しかしながら、この手法では、
円筒状の鍋側面に印刷するには40°の範囲が一度に印
刷可能な限界であり、無理にこれ以上の範囲をタンポ印
刷しても、圧力が一定にかからず、印字濃度にムラがで
きる上、印刷部の端は極端に歪んでしまうので、連続し
た水位線を描くには1回につき40°以下の範囲で数回
のタンポ印刷が必要となる。さらに、数回の印刷に分割
されるため、印刷の継ぎ目でムラができる恐れもあり、
外観上好ましくないため注意が必要である。
【0014】以下、第三の印刷方法を図3を用いて説明
する。本印刷方法では、特に各水位線毎に色を変えたい
場合には有効な手法である。インクの供給タンクに適度
な粘度に調整したインクを適量投入し、ポンプにより連
続的にインクを印刷ヘッド8に供給する。先端9よりイ
ンクが徐々ににじみ出るように設計したペン状の印刷ヘ
ッド8を水位線の本数分配列し、これを鍋内面のプライ
マ塗装面に押しつけ、ペン先からインクを徐々に出しつ
つ、鍋1を回転し、必要な部位に水位線を描いていく。
この印刷装置に備え付けられるインクの供給タンクを複
数にし、各供給タンクに異なる色のインクを投入し、各
ヘッドに送られるインクの色を必要に応じて変えること
により、各水位線毎に色を変えることが可能である。こ
の印刷方法の場合、水位線以外の文字や数字は従来のタ
ンポ印刷にて転写しておいてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、作製さ
れた鍋は、内側側面周囲のフッソ樹脂コート層内に広範
囲に連続した水位線を印刷しているため、さらには、そ
の水位線の色を水位線毎に変えることにより、水位線の
視認性を向上し、容易な水位調整を可能にするととも
に、本来、平面で行わなければならない水位調整を仮に
使用者が傾斜面に鍋を置いて行おうとした場合には、連
続した水位線を水が斜めに横切る形となり、容易にそこ
が傾斜面であることを知覚することが可能であるため、
正確な水量調整が可能となり、良好な調理結果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鍋の断面図
【図2】同、鍋の第1の印刷方法を示す模式図
【図3】同、鍋の第3の印刷方法を示す模式図
【符号の説明】
1 鍋 2 水位線 3 水位調整用の数字と文字 4 金型 5 刻印部 6 ロール 7 プライマ塗装面 8 印刷ヘッド 9 印刷ヘッド先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 正人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 品部 晃宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA02 BA42 CA05 CB02 CB16 CB21 CB22 FA04 FB36 FC12 FD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プライマ層とトップコート層、もしく
    は、プライマ層とトップコート層の間にさらに1層以上
    のコーティング層を有したフッソ樹脂コートを鍋の内側
    に備え、前記トップコート層より下層にある層上に水位
    線又は文字をフッソ樹脂コートと異なる色で内側側面略
    全周に渡って印刷してなる炊飯器用鍋。
  2. 【請求項2】 少なくとも水位表示の近傍には水位線の
    非表示部を設けてなる請求項1記載の炊飯器用鍋。
  3. 【請求項3】 各水位を表す水位線の色が水位線毎に異
    なるように印刷してなる請求項1または2記載の炊飯器
    用鍋。
  4. 【請求項4】 水位線刻印部にインクを流し込んだ金型
    より、ゴム製のロールに水位線を転写し、さらに鍋内面
    のフッソ樹脂コートにその水位線を転写してなる請求項
    1〜3のいずれか1項に記載した炊飯器用鍋の水位線印
    刷方法。
  5. 【請求項5】 先端よりインクが徐々ににじみ出るよう
    に設計したペン状の印刷ヘッドを複数備え、これを鍋内
    面のフッソ樹脂コート表面に押しつけつつ、複数の水位
    線を同時に描いてなる請求項1〜3のいずれか1項に記
    載した炊飯器用鍋の水位線印刷方法。
JP10342871A 1998-12-02 1998-12-02 炊飯器用鍋及びその水位線印刷方法 Pending JP2000166759A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259556A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JP2008272263A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 炊飯器用非金属製鍋とそれを用いた電気炊飯器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259556A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
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