JP2000166237A - 高周波数トラックアンドホ―ルド全波整流器 - Google Patents
高周波数トラックアンドホ―ルド全波整流器Info
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- JP2000166237A JP2000166237A JP11116674A JP11667499A JP2000166237A JP 2000166237 A JP2000166237 A JP 2000166237A JP 11116674 A JP11116674 A JP 11116674A JP 11667499 A JP11667499 A JP 11667499A JP 2000166237 A JP2000166237 A JP 2000166237A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R19/00—Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
- G01R19/22—Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof using conversion of ac into dc
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 差動アナログ信号の振幅をモニタする改良し
た全波整流器を提供する。 【解決手段】 本発明全波整流器は、差動トラックアン
ドホールド段(T&H)と、第一差動出力増幅器(AM
P)と、差動双安定回路(LATCH−ECL)と、第
二多重化増幅器(Analog−Amp MUX)と、
タイミング回路(タイミングクロック)とを有してい
る。
た全波整流器を提供する。 【解決手段】 本発明全波整流器は、差動トラックアン
ドホールド段(T&H)と、第一差動出力増幅器(AM
P)と、差動双安定回路(LATCH−ECL)と、第
二多重化増幅器(Analog−Amp MUX)と、
タイミング回路(タイミングクロック)とを有してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大略、アナログ信
号を処理する回路に関するものであって、更に詳細に
は、特にアナログ/デジタル変換器においてアナログ信
号振幅をモニタする整流・積分回路に関するものであ
る。
号を処理する回路に関するものであって、更に詳細に
は、特にアナログ/デジタル変換器においてアナログ信
号振幅をモニタする整流・積分回路に関するものであ
る。
【0002】本発明は、特に、典型的にはパソコンのハ
ードディスクドライブ(HDD)におけるディスクから
データを読取るためのサーボループにおいて効果的なも
のであるが、適用分野はそれに限られるべきものではな
い。
ードディスクドライブ(HDD)におけるディスクから
データを読取るためのサーボループにおいて効果的なも
のであるが、適用分野はそれに限られるべきものではな
い。
【0003】
【従来の技術】多くの適用例において、信号の受信を最
適化させるために、ある入力端において受取られた高周
波数信号(10MHz以上)の振幅をモニタすることが
必要である。しばしば、必要な最適化調節を実施するサ
ーボループの装置は、デジタル的に制御され、且つこの
ことは、高周波数入力信号の振幅を表わすアナログ信号
をデジタル値(信号)へ変換することの必要性を暗示し
ている。
適化させるために、ある入力端において受取られた高周
波数信号(10MHz以上)の振幅をモニタすることが
必要である。しばしば、必要な最適化調節を実施するサ
ーボループの装置は、デジタル的に制御され、且つこの
ことは、高周波数入力信号の振幅を表わすアナログ信号
をデジタル値(信号)へ変換することの必要性を暗示し
ている。
【0004】パソコンの大量記憶装置(HDD)の読取
/書込ヘッドを整合させるために使用される数値サーボ
アクチュエータの制御ループに対する信号振幅検知器の
典型的な例を図1に示してある。別個のヘッドから発生
する信号の振幅は夫々のディスクトラック上のヘッドの
整合状態の大きさを表わす。従って、高周波数信号の振
幅を表わすアナログ信号がアナログ・デジタル変換器へ
供給され、その出力は該ヘッドの位置決めモータに命令
を与えるために使用される。
/書込ヘッドを整合させるために使用される数値サーボ
アクチュエータの制御ループに対する信号振幅検知器の
典型的な例を図1に示してある。別個のヘッドから発生
する信号の振幅は夫々のディスクトラック上のヘッドの
整合状態の大きさを表わす。従って、高周波数信号の振
幅を表わすアナログ信号がアナログ・デジタル変換器へ
供給され、その出力は該ヘッドの位置決めモータに命令
を与えるために使用される。
【0005】高周波数信号の振幅は、ピーク検知器を使
用して決定することが可能であり、その基本的な構成を
図2に示してある。通常、それは入力信号の最大レベル
をコンデンサ上に格納するためにオペアンプを使用す
る。然しながら、該信号の周波数は比較的高いので(1
0MHz以上)、スルーレートに関する過酷な性能がオ
ペアンプから要求され、且つこのことは、しばしば、許
容不可能な程度に高い電力消費及び寸法の大きな構成要
素を必要とする。
用して決定することが可能であり、その基本的な構成を
図2に示してある。通常、それは入力信号の最大レベル
をコンデンサ上に格納するためにオペアンプを使用す
る。然しながら、該信号の周波数は比較的高いので(1
0MHz以上)、スルーレートに関する過酷な性能がオ
ペアンプから要求され、且つこのことは、しばしば、許
容不可能な程度に高い電力消費及び寸法の大きな構成要
素を必要とする。
【0006】このアプローチの更なる欠点は、ノイズ除
去が乏しく且つ擾乱が究極的には出力デジタルストリー
ムにおいてエラーを発生させるということである。
去が乏しく且つ擾乱が究極的には出力デジタルストリー
ムにおいてエラーを発生させるということである。
【0007】公知の別のアプローチは、図3に示した方
法に従って、信号を整流し、次いで積分することによっ
て振幅を検知するものである。図2の場合と比較して、
ノイズは積分によって調停されるので、ノイズの除去は
かなり改善される。図3に示したように、古典的な全波
整流器と積分用コンデンサが使用される。入力電圧はオ
ペアンプによって電流へ変換され且つその電流は共通ダ
イオードブリッジによって整流され且つ出力コンデンサ
上で積分される。然しながら、適切な精度を得るために
は、オペアンプの通過帯域及び利得(GBW)の条件が
厳しい。
法に従って、信号を整流し、次いで積分することによっ
て振幅を検知するものである。図2の場合と比較して、
ノイズは積分によって調停されるので、ノイズの除去は
かなり改善される。図3に示したように、古典的な全波
整流器と積分用コンデンサが使用される。入力電圧はオ
ペアンプによって電流へ変換され且つその電流は共通ダ
イオードブリッジによって整流され且つ出力コンデンサ
上で積分される。然しながら、適切な精度を得るために
は、オペアンプの通過帯域及び利得(GBW)の条件が
厳しい。
【0008】Michel S. J. Steyae
rt et al.著「ハードディスクサーボループに
おける振幅検知器用のCMOS整流器・積分器(A C
MOS Rectifier−Integrator
for AmplitudeDetection in
Hard Disk Servo Loops)」、
IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サ
ーキッツ、Vol.30、No.7、1995年7月の
文献は、特に、HDDサーボループにおける振幅検知器
として作用するのに適した高周波数信号用の整流器・積
分器CMOS回路を記載している。この場合において
も、オペアンプは、極めて厳しい通過帯域及び利得条件
を満足せねばならない。一般的に、正弦波入力信号がF
0周波数を有するものと仮定すると、システムは、2*
F0より大きなアナログ通過帯域を必要とする。尚、ア
ステリスクの記号は通常の乗算記号の意味である。
rt et al.著「ハードディスクサーボループに
おける振幅検知器用のCMOS整流器・積分器(A C
MOS Rectifier−Integrator
for AmplitudeDetection in
Hard Disk Servo Loops)」、
IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サ
ーキッツ、Vol.30、No.7、1995年7月の
文献は、特に、HDDサーボループにおける振幅検知器
として作用するのに適した高周波数信号用の整流器・積
分器CMOS回路を記載している。この場合において
も、オペアンプは、極めて厳しい通過帯域及び利得条件
を満足せねばならない。一般的に、正弦波入力信号がF
0周波数を有するものと仮定すると、システムは、2*
F0より大きなアナログ通過帯域を必要とする。尚、ア
ステリスクの記号は通常の乗算記号の意味である。
【0009】ますます高い周波数信号(例えば、HDD
ヘッドから発生する10MHz以上)を取扱うための多
くの適用例における傾向は、特性を調節することを必要
とし、そのことは、通常、より大きな電力消費を暗示
し、且つ高精度を達成するために、シリコン上において
比較的大きな集積化面積を必要とする。
ヘッドから発生する10MHz以上)を取扱うための多
くの適用例における傾向は、特性を調節することを必要
とし、そのことは、通常、より大きな電力消費を暗示
し、且つ高精度を達成するために、シリコン上において
比較的大きな集積化面積を必要とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、改良した全波整流器を提供することを目的
とする。
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、改良した全波整流器を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】高周波数信号に対する振
幅検知器回路の条件を満足することの増大する困難性に
対処するために、本発明によれば、いわゆるトラックア
ンドホールド回路(以下、T&Hと略称する)及びEC
Lラッチとして一般的に知られている公知の双安定回路
を使用するものであり、それらは、マスタークロック信
号からT&H及びECLラッチ用の適宜の制御信号を派
生する専用のタイミング回路によって機能的に制御され
るものであり、且つトラックアンドホールド回路によっ
て出力された信号が入力端に供給される多重化アナログ
増幅器の出力信号の符号に関する情報を有する同一の双
安定回路によって供給される多重化制御信号によって多
重化されるアナログ増幅器を使用するものである。
幅検知器回路の条件を満足することの増大する困難性に
対処するために、本発明によれば、いわゆるトラックア
ンドホールド回路(以下、T&Hと略称する)及びEC
Lラッチとして一般的に知られている公知の双安定回路
を使用するものであり、それらは、マスタークロック信
号からT&H及びECLラッチ用の適宜の制御信号を派
生する専用のタイミング回路によって機能的に制御され
るものであり、且つトラックアンドホールド回路によっ
て出力された信号が入力端に供給される多重化アナログ
増幅器の出力信号の符号に関する情報を有する同一の双
安定回路によって供給される多重化制御信号によって多
重化されるアナログ増幅器を使用するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面及び以下の説明は、差
動アナログ信号用の処理回路の好適実施例に関するもの
である。何故ならば、そのような処理回路は、高調波及
び動的歪みを減少させるという具体的な利点を有するこ
とのみならず、種々のステージ即ち段を結合させた場合
の現象をオフセットするために発生される問題を防止す
るために優先的に使用されるからである。
動アナログ信号用の処理回路の好適実施例に関するもの
である。何故ならば、そのような処理回路は、高調波及
び動的歪みを減少させるという具体的な利点を有するこ
とのみならず、種々のステージ即ち段を結合させた場合
の現象をオフセットするために発生される問題を防止す
るために優先的に使用されるからである。
【0013】以下の説明において使用される用語及び記
号の意味を明らかにするために、図7bはアナログ差動
信号(例えば、正弦波)INDIFF即ち(IN+,IN
−)を図示しており、それは図7aの2つのシングルエ
ンド型信号IN+及びIN−の間の差に対応している。
同様に、図8bはデジタルECL差動信号SDIFF即ち
(S+,S−)を図示しており、それは図8aの2つの
シングルエンド型デジタル信号S+及びS−の間の差に
対応している。
号の意味を明らかにするために、図7bはアナログ差動
信号(例えば、正弦波)INDIFF即ち(IN+,IN
−)を図示しており、それは図7aの2つのシングルエ
ンド型信号IN+及びIN−の間の差に対応している。
同様に、図8bはデジタルECL差動信号SDIFF即ち
(S+,S−)を図示しており、それは図8aの2つの
シングルエンド型デジタル信号S+及びS−の間の差に
対応している。
【0014】両方の例において、シングルエンド型信号
は共通電圧モードVCNを参照するものであるが、対応す
る差動信号はゼロ電圧を基準としており、尚A及び2A
は相対的な信号振幅である。
は共通電圧モードVCNを参照するものであるが、対応す
る差動信号はゼロ電圧を基準としており、尚A及び2A
は相対的な信号振幅である。
【0015】図1の基本的な構成を参照し且つ図2に示
した本発明の回路を構成する異なる機能的ブロックのタ
イミング信号を示した線図を参照すると、本発明システ
ムは2つの基本的な機能的フェーズ、即ちトラック(T
RACK)フェーズとホールド(HOLD)フェーズと
の2つのフェーズを有している。
した本発明の回路を構成する異なる機能的ブロックのタ
イミング信号を示した線図を参照すると、本発明システ
ムは2つの基本的な機能的フェーズ、即ちトラック(T
RACK)フェーズとホールド(HOLD)フェーズと
の2つのフェーズを有している。
【0016】トラックフェーズ 本回路のこの機能的フェーズは、高論理レベル(即ち、
TClk+が高且つTClk−が低)における第一差動
タイミング信号(TClk+及びTClk)によって定
義される。差動アナログ入力信号(IN+,IN−)は
トラッキングされ且つ究極的にトラックアンドホールド
段によって増幅される。
TClk+が高且つTClk−が低)における第一差動
タイミング信号(TClk+及びTClk)によって定
義される。差動アナログ入力信号(IN+,IN−)は
トラッキングされ且つ究極的にトラックアンドホールド
段によって増幅される。
【0017】非線形特性を有するAmp増幅器は、トラ
ックアンドホールド段の差動出力端上に存在する信号を
増幅し双安定段LATCH−ECLへ供給し、該双安定
段は、相対的なタイミング差動信号(DClk+,DC
lk−)が高レベルにある場合に、透明な態様で機能す
る。
ックアンドホールド段の差動出力端上に存在する信号を
増幅し双安定段LATCH−ECLへ供給し、該双安定
段は、相対的なタイミング差動信号(DClk+,DC
lk−)が高レベルにある場合に、透明な態様で機能す
る。
【0018】これらの条件において、双安定回路の出力
端に存在する差動制御信号(S+,S−)は、既に、こ
の動作フェーズにおいて、入力信号の符号に関する情報
を与え、実際に、(S+,S−)は、(At&h*Aa
mp*Alatch*IN+,At&h*Aamp*A
latch*IN−)であり、即ち、 (S+,S−)=(IN+,IN)*At&h*Aam
p*Alatch) である。
端に存在する差動制御信号(S+,S−)は、既に、こ
の動作フェーズにおいて、入力信号の符号に関する情報
を与え、実際に、(S+,S−)は、(At&h*Aa
mp*Alatch*IN+,At&h*Aamp*A
latch*IN−)であり、即ち、 (S+,S−)=(IN+,IN)*At&h*Aam
p*Alatch) である。
【0019】差動アナログ入力信号(IN+,IN−)
が小さ過ぎる場合には、差動制御信号(S+,S−)は
未解決のゾーン内にあり、即ち、差動信号(S+,S
−)は適切な論理高レベル(2A)にも又は適切な論理
低レベル(−2A)にもなく、且つ、従って、多重化差
動増幅器Analog−Amp MUXは以下の如くに
定義することの可能なその機能を実行することは不可能
である。即ち、 ※ 差動制御信号(S+,S−)が高レベルにある場合
には、差動アナログ出力信号(OUT+,OUT−)は
(Ath*AnalogMUX*IN+,Ath*An
alogMUX*IN−)と等価であり、 ※ (S+,S−)が低レベルにある場合には、(OU
T+,OUT−)は(Ath*AnalogMug*I
N+,Ath*AnalogMug*IN−)と等価で
ある。
が小さ過ぎる場合には、差動制御信号(S+,S−)は
未解決のゾーン内にあり、即ち、差動信号(S+,S
−)は適切な論理高レベル(2A)にも又は適切な論理
低レベル(−2A)にもなく、且つ、従って、多重化差
動増幅器Analog−Amp MUXは以下の如くに
定義することの可能なその機能を実行することは不可能
である。即ち、 ※ 差動制御信号(S+,S−)が高レベルにある場合
には、差動アナログ出力信号(OUT+,OUT−)は
(Ath*AnalogMUX*IN+,Ath*An
alogMUX*IN−)と等価であり、 ※ (S+,S−)が低レベルにある場合には、(OU
T+,OUT−)は(Ath*AnalogMug*I
N+,Ath*AnalogMug*IN−)と等価で
ある。
【0020】ホールドフェーズ(格納) この動作フェーズ期間中において、差動タイミング信号
(TClk+,TClk−)は低レベルにある(即ち、
TClk+が低であり且つTClk−が高である)。ト
ラックアンドホールド回路(T&H)はその出力端に存
在する差動信号を格納し、それは、Amp段によって増
幅され、且つ双安定LATCH−ECL回路の入力端に
存在する。
(TClk+,TClk−)は低レベルにある(即ち、
TClk+が低であり且つTClk−が高である)。ト
ラックアンドホールド回路(T&H)はその出力端に存
在する差動信号を格納し、それは、Amp段によって増
幅され、且つ双安定LATCH−ECL回路の入力端に
存在する。
【0021】遅延時間期間(DT)の後に、ラッチは、
それ自身の差動タイミング信号(DClk+,DClk
−)が低レベルに到達することを判別し、従って、回路
LATCH−ECLは強制的に再生機能モードとされ、
従って差動タイミング信号(S+,S−)を固定し、そ
れは差動信号(IN+,IN−)*(At&h*Aam
p*exp(時間期間に対し、尚(DClk+,DCl
k−)は低レベル/K)に対応しており、尚Kは回路の
特定の構成に依存する定数である。
それ自身の差動タイミング信号(DClk+,DClk
−)が低レベルに到達することを判別し、従って、回路
LATCH−ECLは強制的に再生機能モードとされ、
従って差動タイミング信号(S+,S−)を固定し、そ
れは差動信号(IN+,IN−)*(At&h*Aam
p*exp(時間期間に対し、尚(DClk+,DCl
k−)は低レベル/K)に対応しており、尚Kは回路の
特定の構成に依存する定数である。
【0022】このように、差動制御信号を(S+,S
−)は、差動増幅器Analog−Amp MUXの正
しい機能を行うためのECL信号を供給する。基本的
に、本システムは、図3の概略図において破線特性で表
わしたように、小さな入力信号に対し、不連続点周りに
おいて、モジュラス(MODULAS)関数の形状(振
幅)に関する頻発するエラーの影響を受けることなし
に、サンプルした信号に関してモジュラス機能(即ち、
振幅値の抽出)を実行する。
−)は、差動増幅器Analog−Amp MUXの正
しい機能を行うためのECL信号を供給する。基本的
に、本システムは、図3の概略図において破線特性で表
わしたように、小さな入力信号に対し、不連続点周りに
おいて、モジュラス(MODULAS)関数の形状(振
幅)に関する頻発するエラーの影響を受けることなし
に、サンプルした信号に関してモジュラス機能(即ち、
振幅値の抽出)を実行する。
【0023】本発明システムの更なる利点は、増幅器、
即ちAMP及びAnalog−Amp MUXの通過帯
域条件を著しく減少させ、且つトラックアンドホールド
段の通過帯域が単に差動アナログ入力信号(IN+,I
N−)を正しくサンプルするのに充分なものであること
を必要とするに過ぎないものとしていることである。結
果的に得られる効果としては、電力消費が著しく減少さ
れ且つホールドフェーズ期間中に双安定回路LATCH
−ECLによって内在的に保持されている非常に高い利
得のために、実際上理想的な特性のモジュラス機能が実
現される。
即ちAMP及びAnalog−Amp MUXの通過帯
域条件を著しく減少させ、且つトラックアンドホールド
段の通過帯域が単に差動アナログ入力信号(IN+,I
N−)を正しくサンプルするのに充分なものであること
を必要とするに過ぎないものとしていることである。結
果的に得られる効果としては、電力消費が著しく減少さ
れ且つホールドフェーズ期間中に双安定回路LATCH
−ECLによって内在的に保持されている非常に高い利
得のために、実際上理想的な特性のモジュラス機能が実
現される。
【0024】何等制限的意図を有するものではなく単に
例示的なものとして、図4,5,6は、夫々、Anal
og−Amp MUX、LATCH−ECL、T&Hブ
ロックの回路の具体例を示している。図4,5,6の回
路は、当業者にとって自明なものであり、本発明の振幅
検知器を完全に理解するために本発明システムの機能的
回路のこれら具体的な実施例の詳細な説明は余分なもの
と思われ、且つ、本発明システムによって必要とされる
同一の機能を実施する限り異なる回路を使用することも
可能であることから、その詳細な説明は割愛する。
例示的なものとして、図4,5,6は、夫々、Anal
og−Amp MUX、LATCH−ECL、T&Hブ
ロックの回路の具体例を示している。図4,5,6の回
路は、当業者にとって自明なものであり、本発明の振幅
検知器を完全に理解するために本発明システムの機能的
回路のこれら具体的な実施例の詳細な説明は余分なもの
と思われ、且つ、本発明システムによって必要とされる
同一の機能を実施する限り異なる回路を使用することも
可能であることから、その詳細な説明は割愛する。
【0025】図2に示した特性を有する適宜のタイミン
グブロックの実際的な具体例の説明も本発明システムの
完全な理解のためには余分なものである。何故ならば、
マスタークロック信号から派生されるタイミング信号の
発生は任意のデジタルシステムを設計する上で常識的な
ことだからである。
グブロックの実際的な具体例の説明も本発明システムの
完全な理解のためには余分なものである。何故ならば、
マスタークロック信号から派生されるタイミング信号の
発生は任意のデジタルシステムを設計する上で常識的な
ことだからである。
【0026】図1の実際的な適用例に基づいて、マスタ
ー差動クロック信号(Clk+,Clk−)が差動入力
信号の周波数から得られ、一方本発明回路は図1の振幅
検知器ブロックを機能的に置換するものである。
ー差動クロック信号(Clk+,Clk−)が差動入力
信号の周波数から得られ、一方本発明回路は図1の振幅
検知器ブロックを機能的に置換するものである。
【0027】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図1】 本発明の回路の基本的構造を示した概略図。
【図2】 本発明回路の種々の機能的ブロックのタイミ
ング信号の波形を示した波形線図。
ング信号の波形を示した波形線図。
【図3】 従来技術の検知器の特性と本発明の振幅検知
器の特性とを比較した概略図。
器の特性とを比較した概略図。
【図4】 本発明の回路において使用することの可能な
多重化差動増幅器の回路図。
多重化差動増幅器の回路図。
【図5】 本発明の回路において使用することの可能な
ECLラッチの回路図。
ECLラッチの回路図。
【図6】 本発明の回路において使用することの可能な
トラックアンドホールド段の回路図。
トラックアンドホールド段の回路図。
【図7a】 本明細書において使用する用語を説明する
ための概略図。
ための概略図。
【図7b】 本明細書において使用する用語を説明する
ための概略図。
ための概略図。
【図8a】 本明細書において使用する用語を説明する
ための概略図。
ための概略図。
【図8b】 本明細書において使用する用語を説明する
ための概略図。
ための概略図。
T&H トラックアンドホールド段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエーレ オッティニ イタリア国, 27100 パビラ, ビア フォッパ 6 (72)発明者 マルコ デミシェリ イタリア国, 22070 ビナーゴ, ビア ダンテ 18 (72)発明者 ジオコミーノ ボッラティ イタリア国, 29015 カステル サン ジオバッニ, ビア ガルバーニ 4
Claims (3)
- 【請求項1】 差動アナログ信号(IN+,IN−)の
振幅をモニタする全波整流器において、 第一差動論理タイミング信号(TClk+,TClk
−)によって制御され、前記第一差動タイミング信号
(TClk+,TClk−)の高論理状態に対応するト
ラッキングフェーズ期間中に前記差動アナログ入力信号
(IN+,IN−)をトラッキングし、前記入力信号の
レプリカである差動出力信号を発生し、且つ前記第一差
動タイミング信号(TClk+,TClk−)の低論理
状態に対応する引続く格納フェーズ期間中にそれを格納
する差動トラックアンドホールド段(T&H)、 増幅した差動出力信号を発生する前記トラックアンドホ
ールド段(T&H)の出力端へ結合している入力端を具
備する第一差動出力増幅器(AMP)、 第二差動論理タイミング信号(DClk+,DClk
−)によって制御され、前記第一増幅器(AMP)の差
動出力端へ結合されている入力端を具備しており、且つ
第三差動論理制御信号(S+,S−)を発生する差動双
安定回路(LATCH−ECL)、 前記第三差動制御信号(S+,S−)によって制御さ
れ、前記トラックアンドホールド段(T&H)の出力端
へ結合されている入力端を具備しており且つ前記差動入
力信号(IN+,IN−)の振幅の関数の差動アナログ
信号(OUT+,OUT−)を出力する第二多重化増幅
器(Analog−Amp MUX)、 入力端において差動論理同期信号(Clk+,Clk
−)を受取り且つ前記トラックアンドホールド段(T&
H)の前記第一差動タイミング信号(TClk+,TC
lk−)及び前記双安定回路(LATCH−ECL)の
前記第二差動タイミング信号(DClk+,DClk
−)を発生するタイミング回路(タイミングクロッ
ク)、を有することを特徴とする全波整流器。 - 【請求項2】 HDDの読取ヘッドから派生される信号
を増幅する手段と、前記信号から同期周波数を抽出する
手段と、前記増幅した信号の振幅検知器ブロックと、前
記振幅のアナログ/デジタル変換器と、ヘッドの位置決
めアクチュエータの数値制御器とを有するHDDの制御
ループにおいて、前記振幅検知器ブロックが請求項1に
よって定義されるような回路であることを特徴とする制
御ループ。 - 【請求項3】 HDDにおいて、請求項2に従ってディ
スクトラック上の読取/書込ヘッドの制御及び位置決め
を行う手段を有していることを特徴とするHDD。
Applications Claiming Priority (2)
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EP98830246A EP0952455B1 (en) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | High frequency track&hold full wave rectifier |
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Family Applications (1)
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1999
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